JP2003531375A - サンプルpHに関連した検体の検出装置 - Google Patents

サンプルpHに関連した検体の検出装置

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JP2003531375A JP2001576453A JP2001576453A JP2003531375A JP 2003531375 A JP2003531375 A JP 2003531375A JP 2001576453 A JP2001576453 A JP 2001576453A JP 2001576453 A JP2001576453 A JP 2001576453A JP 2003531375 A JP2003531375 A JP 2003531375A
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    • Y10S436/901Drugs of abuse, e.g. narcotics, amphetamine

Abstract

(57)【要約】 1つのサンプルから、pH10及び検体8を同時に測定するための手段を備えた装置7。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】発明の背景 1.発明の分野 本発明は、化学分析テスト、及び、特に、検体を含むサンプル溶液のpHを測
定しながら検体の存在又は量も検出する装置、に関するものである。
【0002】 2.背景 溶液中の特定の分子又は物質(「検体」)の存在又は量は、イムノアッセイ又
は非イムノアッセイのような幾つかの公知の方法によって決定できる。アッセイ
の性質に依存して、活性試薬が、検体と反応する試薬群から選択される。そのよ
うな反応試薬としては、抗原又は抗体のような、検体と反応する物質、検体の酵
素又は酵素基質、又は検体の結合試薬がある。
【0003】 体液中に含まれている検体の存在又は量を知ることは、とりわけ有用である。
なかでも、検体テストの結果は、被験者又は被験動物における、病状を診断した
り薬物又は毒物の濃度を測定したりするのに、使用できる。検体テスト結果は、
治療薬の適正レベルを監視したり他の目的にも、使用できる。
【0004】 ある状況では、検体の存在又は量は、溶液のpHに依存する。pHは、種々の
異なる方法によって測定できるが、それらの方法は、有機化合物の色変化による
方法を含んでいる。そのような化合物には、メチルレッド、メチルオレンジ、ブ
ロムフェノールブルーなどがある。コカインやメタンフェタミンのような、ある
薬物の存在を、唾液からアッセイする場合に、pHは、テストを行う人が唾液中
のコカインやメタンフェタミンと薬物の血中レベルとを相互に関連づけるのを、
助けることができる。参照:Malamud, D., Saliva as a Diagnostic Fluid, Br.
Med. J. 305: 207-208 (1990); Mandel, I. D., The Diagnostic Uses of Sali
va, J. Oral Pathol. Med., 19: 119-125 (1990); Mandel, I. D., "Salivary D
iagnosis: Promises, Promises," in Malamud, D. and Tabak, L. (Eds.) Saliv
a as a Diagnostic Fluid, Vol. 694: Annals of the New York Academy of Sci
ences, New York: The New York Academy of Sciences (1993), pp. 1-8; Kopec
ky, E. et al., Correlation of Morphine Sulfate in Blood Plasma and Saliv
a in Pediatric Patients, Ther. Drug Monitoring, 19 no. 5: 530-534 (1997)
; Leonard, J., et al., Correlation of Buccal Mucosal Transudate Collecte
d with a Buccal Swab and Urine Levels of Cocaine, J. Addictive Beh., 13
no. 1: 27-31 (1994); Mendelson, J., et al., Bioavailability of Sublingua
l Buprenorphine, J. Clin. Pharm., 37:31-37 (1997)。そのような唾液濃度と
血中レベルとの相関性は、解毒のような状況、医療監視状況、又は、法的強制状
況において、重要である。
【0005】 現在、特定の薬物の血中レベルは、通常、静脈穿刺やフィンガースティックの
ような侵食的方法で決定されている。そのような侵食的方法の不利な点は、訓練
された医療職員、滅菌、不快性、長時間、出血血管による血液接触の予防、他の
取扱者、及び、適切なサンプルを得るための頻繁で多様な試み、を必要とするこ
とである。従って、他の体液を用いることができてそれと血中レベルとを相互に
関連づけることができる装置は、従来の装置よりも、有意義な進歩を呈する。
【0006】発明の概要 本発明は、検体の存在又は量が溶液のpHに関連している場合に、溶液中のp
Hと検体とを同時に測定するための装置を含んでいる。そのような溶液は、唾液
、尿、全血、血漿、粘液、又は液状の他の物質の混合物を含むが、これらに限定
されない。装置は、pH測定部、アッセイ部、及びpHを判定できるよう色分け
されたpH比較部からなる、1つのユニットである。装置の単純性と、pH相関
性の適切な測定を迅速且つ正確に行う能力は、従来の装置よりも、有意義な改良
点である。
【0007】好ましい実施形態の詳細な説明 図1及び図2に示すように、pHと検体との組合せの測定装置7又は9は、1
つの保持構造体6内に包含されている。装置7又は9は、好ましくは、廃棄後に
おける毒性物質や潜在的な感染体液による事後汚染を防止する、無毒で使い捨て
できる材料、からできている。
【0008】 本発明の一実施形態では、サンプル溶液中の検体の存在又は量を測定するため
のアッセイ部8又は20と、同溶液のpHを測定するための部10とがある。更
に、保持構造体中に含まれた、色分けされたpH比較チャート12がある。アッ
セイ部8又は20及びpH部10の両方は、同じ保持構造体6内に収納されてい
る。アッセイ部8又は20は、検体のテストを行うための少なくとも1つの活性
試薬を含んでいる。アッセイの性質に依存して、活性試薬は、検体と反応する試
薬群から選択される。そのような反応試薬としては、抗原又は抗体のような、検
体の反応薬品、検体の酵素又は酵素基質、及び検体の結合剤がある。
【0009】 例えば、流動イムノアッセイは、膜上に固定された結合試薬を有する多孔膜か
らなっている。吸収材料が、膜の一面に配置されている。検体を含むサンプルが
膜に塗布されると、サンプルは毛細管運動によって膜を流通する。その時、検体
は結合試薬に結合する。
【0010】 流動イムノアッセイは、更に、結合された検体を検出するためのラベルを備え
た、検体の他の結合試薬である、トレーサー、を塗布する工程を備えている。膜
及びトレーサーの結合試薬は、抗原、抗体、Aタンパク質、Gタンパク質、受容
タンパク質などからなる群から選択される。ラベルは、酵素、放射性同位体、及
び特別な色粒子を含む検出可能な物質の群から選択できる。適した膜としては、
ガラス繊維、ポリビニリデンジフルオリド、ポリカーボネート、ニトロセルロー
ス、ナイロンなどがある。米国特許第5,155,022号を参照。
【0011】 検体のアッセイ用の試薬は、種々の方法によってアッセイ部に配置できるが、
それらの方法は、埋め込み、吸収、試薬と支持材料との間の共有結合形成という
、当業者によく知られたものである。米国特許第5,602,040号、同第5
,559,041号、同第4,943,522号、同第5,591,645号を
、参照。
【0012】 器具でテスト領域の信号の強さを測定することにより、サンプル中の検体の量
的な又は半量的なアッセイを行うことができる。トレーサーのラベルの特性に依
存して、トレーサーの信号を読むことができる測定器具は、目的に応じて選択さ
れる。そのような器具としては、放射性同位体でラベルされたトレーサー用のガ
ンマカウンタ、蛍光体でラベルされたトレーサー用の蛍光リーダー、及び特別な
粒子でラベルされたトレーサーを含むアッセイにおいて色付けされたアッセイ領
域の反射を読む分光光度計がある。アッセイの検量線/用量応答曲線は、検体濃
度を計算するのに使用できる。
【0013】 特別な粒子でラベルされたトレーサーを使用するアッセイのために、結果とし
て生じるカラーテスト領域は、視覚的に読むことができ、カラーチャートに対し
て比較された検体の半量的決定を与える。異なる純度のカラー領域が、カラーチ
ャートに印刷されている。テスト領域のカラー純度は、チャートのカラー領域に
適合しており、それはサンプル中の検体量の値に相当している。
【0014】 pH部10は、異なるpHの溶液中でいろいろな色変化を示す有機化合物の利
用を含んでいる。そのような化合物としては、メチルレッド、メチルオレンジ、
ブロムフェノールブルーなどがある。これらの試薬は、溶液又は乾燥粉末として
、pHテストユニット中に配置できる。乾燥試薬は、市販されているpHストリ
ップのように、多孔マトリックス中に埋め込むことができる。
【0015】 pHテスト部10及びアッセイ部8又は20は、同じ保持構造体6内に位置し
ている。pHテスト部10及びアッセイ部8又は20は、pHテスト及びアッセ
イ分析の両方を相対的に同時に行うことができるよう、保持構造体内に配置され
ている。保持構造体6用の材料は、プラスチック、金属、セルロース、その他の
当業者が良く知っている類似材料のような、固体材料の群から、選択できる。
【0016】 本発明7の一つの好ましい実施形態において、サンプル溶液は、検体を検出す
るための試薬を備えたアッセイ部8中の膜上に配置される。また、サンプルは、
pH10を測定するための試薬を備えたパッド上にも、配置される。pHチャー
ト12は、3つの異なるインジケータ領域14,16,18を有している。イン
ジケータ領域の各々の色は、一つのpH値を表している。サンプル溶液のpHは
、pHパッド10にて観察された色を、pHチャート12の色に合わせることに
より、測定される。
【0017】 本発明9の他の好ましい実施形態において、装置のアッセイ部は、側方流動イ
ムノアッセイストリップ20である。側方流動アッセイ部は、サンプル添加ゾー
ン22、トレーサーゾーン23、テストゾーン24、及び試薬受取ゾーン26と
いう、4つのゾーンを有する、吸水性のアッセイストリップからなっている。移
動できるトレーサーは、トレーサーゾーン23に支持されている。結合剤は、テ
ストゾーン24に固定されている。
【0018】 サンプル添加ゾーン22へ塗布されるアッセイサンプルは、毛細管作用によっ
て、受取ゾーン26にて吸収されるまでゾーン23及びゾーン24を通って流れ
る。サンプル中の検体の存在又は量は、テストゾーン24にて、結合されたトレ
ーサーの存在又は量を測定することによって、決定される。
【0019】 側方流動アッセイには3つの形態があり、それは、サンドイッチアッセイと、
2つの競合アッセイの形態と、である。
【0020】 一つの好ましい実施形態において、側方流動イムノアッセイは、ゾーン23に
トレーサーを備え、ゾーン24に、検体と結合できる固定された結合剤を備えた
、サンドイッチイムノアッセイである。サンプルが検体を含んでいると、検体は
、トレーサーゾーン23にてトレーサーと結合し、それから、テストゾーン24
の結合剤が、検体−トレーサー複合体を捕らえる。検体の検出可能な量は、テス
トゾーン24にてトレーサー信号の検出可能な量を生成することができる検体の
量である。サンプルが検体を含んでいない場合には、トレーサーはテストゾーン
24を通って流れ、検出可能な量のトレーサーはテストゾーン24にて結合しな
い。
【0021】 他の好ましい実施形態において、側方流動イムノアッセイは、ラベルされた検
体である又は検体の類似物であるトレーサーと、検体及びトレーサーの両方に対
する結合剤である結合剤と、を備えた、競合イムノアッセイである。検体とトレ
ーサーは、テストゾーン24にて結合部位を争う。テストゾーン24にて結合さ
れたトレーサーの量は、サンプル溶液中の検体の量に反比例する。
【0022】 他の好ましい実施形態において、側方流動イムノアッセイは、検体に対するラ
ベルされた結合試薬であるトレーサーと、テストゾーン24にて、トレーサーに
も結合する、検体の類似物である、結合剤と、を備えた、競合イムノアッセイで
ある。サンプル中の検体は、テストゾーン24にて、トレーサーの結合部位を、
結合剤と争う。テストゾーン24にて結合されたトレーサーの量は、サンプル溶
液中の検体の量に反比例する。
【0023】 側方流動イムノアッセイ中の結合試薬は、抗体、抗原、Aタンパク質、Gタン
パク質、受容タンパク質などからなる群から、選択される。ラベルは、酵素、放
射性同位体、特別な色粒子のような、検出可能な化合物の群から、選択できる。
適した吸水性材料は、ガラス繊維、ポリビニリデンジフルオリド、ポリカーボネ
ート、ニトロセルロース、ナイロンなどである。
【0024】 検体のアッセイ用の試薬は、種々の方法によってテストゾーンに配置できるが
、それらの方法は、埋め込み、吸収、試薬と支持材料との間の共有結合形成とい
う、当業者によく知られたものである。
【0025】 本発明の他の好ましい実施形態においては、疎水性デバイダが、pHテスト部
10の薬剤とアッセイ部8又は20の薬剤とを分けている。この実施形態のアッ
セイプロトコルは、pHテスト部10及びアッセイ部8又は20の両方に別々に
サンプル溶液を塗布する工程を備えている。本発明の他の好ましい実施形態にお
いては、pHテスト部10の試薬とアッセイ部8又は20の試薬との間に、疎水
性バリアが無いので、装置の一つのゾーンに塗布された溶液は、pHテスト部及
びアッセイ部の両方に、同時に又は連続して、流れる。
【0026】 本発明70の他の好ましい実施形態において、保持構造体72は、pH部82
、サンプル塗布部84、及びアッセイ測定部75を含んでいる。アッセイ測定部
は、テスト部76とコントロール部74とに分けられている。カラーチャート7
8は、テスト部76に見える色の純度を検体の既知量と比較するよう設けられて
いる。pHチャート80は、pH部82に表れている色をチャート80と比較す
るよう設けられている。
【0027】 検出された検体の結果は、サンプル溶液の測定されたpHを含む式を用いて、
検量できる。例えば、唾液中のある薬物の存在又は量は、唾液のpHに依存する
。唾液テストは、薬物の非タンパク質結合血漿部分を唾液中で容易に測定できる
ので、有用である。唾液サンプルがアッセイされて薬物の血中濃度が評価される
時、唾液薬物濃度は、唾液サンプルのpH値を含む式により、血中薬物濃度に変
換できる。Schram, W., et al. Drugs of Abuse in Saliva: A Review, J. Anal
. Toxicol. 16(1): 1-9 (1992); Wamyn, N., et al., Analysis of Drugs of Ab
use in Saliva, Forensic Science Review 11(1): 1-17 (1999)。
【0028】 コカインのような大部分の薬物は、主として、非結合・非イオン化成分の受動
拡散によって、薬物の濃度勾配に沿って、血漿から唾液に入る(イオン化形態も
、唾液/血漿バリアを越えて拡散するが、非常に遅い)。それ故、平衡にて、非
イオン化薬物の濃度は、膜の両面で同じとなる。従って、水素イオン濃度は、唾
液への薬物分泌に影響する最も関連した要因である。
【0029】 弱い電解質のイオン化の程度は、そのpKaと溶液のpHとによって決まる。
次式は、ヘンダーソン−ハッセルバルヒ式に由来する(Mucklow, J. C., The use
of Saliva in Therapeutic Drug Monitoring (review), The Drug Monit., 4,
229, 1982; Paxton, J. W., Measurement of Drugs in Saliva, Methods Find.
Exp. Clin. Pharmacol., 1, 11, 1979); Tenovuo, J. ed., Human Saliva: Clin
ical Chemistry and Microbiology, CRC Press, Boca Raton, 2: 177-201 (1989
); Jusko, et al., Pharmacokinetic Principles of Drug Distribution in Sal
iva, Ann. N.Y. Acad. Sci., 694: 36-47 (1993)。 10(pH−pKa)=[D’]/[HD] ここで、D’は薬物のイオン化形態であり、HDは薬物の非イオン化形態であ
る。
【0030】 特定の薬物では、pKaが決まっている。従って、溶液のpHが、薬物のイオ
ン化の程度を決める。従って、唾液中の薬物濃度と血漿中の薬物濃度との予測比
は、次式から、唾液及び血漿のpHと、薬物のpKaとを知ることによって、計
算できる。 弱酸:S/P=[1+10(pHs−pKa)]/[1+10(pHp−pK a) ] 弱塩基:S/P=[1+10(pKa−pHs)]/[1+10(pKa−p Hp) ] ここで、S/Pは唾液薬物濃度/血漿薬物濃度、pHsは唾液pH、pHpは
血漿pH、pKaは薬物のpKaである。
【0031】 健康な人間の血漿のpHは比較的安定しているので、唾液のpHが、[A] /[A]比に影響する最も重要な要因である。多くの場合、予測される血漿薬
物レベルを計算するために血漿のpHをテストする必要はない。
【0032】 唾液薬物濃度レベルは血漿レベルに関連づけることができるが、唾液アッセイ
結果も、それら自身の範囲内で役立つことができる。例えば、人がコカインの影
響下にあるか否かを決めるカットオフレベルは、唾液サンプルのpHに関連して
設定できる。
【0033】 唾液テストは、侵食的血液テストよりも幾つかの利点を有している。唾液テス
トは、無痛であり、全ての関係者にとって事実上危険が無く、簡単且つ迅速であ
り、より経済的である。唾液pHテストと共に唾液テストを行うことは、唾液テ
スト結果及び唾液pHに基づいて検体の血中レベルの正確な予測を可能とするの
で、唾液テストのみを行うよりは有益である。本発明でクレームしている唾液及
びpHのテスト装置は、アッセイ部及びpHテスト部の両方を含んだ1つの保持
構造体である。そのような両テストを含んだ1つのユニットは、唾液についての
検体のテストとpHのテストとが別々であるものよりも、幾つかの利点を有して
いる。第一に、1つの装置は、2つのテストが別々であるものよりも、使うのが
便利である。更に、溶存二酸化炭素の放出によってpHが上昇する前に、pHを
直ぐにテストできる。
【0034】 本発明の一つの好ましい実施形態は、1つのキットを備えている。そのキット
は、保持構造体、pH部、pHチャート、アッセイ部、及び、唾液サンプルの測
定pH及び検体濃度から検体の血中濃度を決定するための指示手段、からなる装
置を含んでいる。
【0035】 本発明の他の好ましい実施形態は、幾つかの異なる薬物のpH及び検体を、1
つのユニット内で同じサンプル溶液からテストできるようになっている。例えば
、コカイン、マリファナ、及び/又は他の薬物の、存在又は量が、図3に示すよ
うな1つのユニットにおいて、1つの唾液からテストできる。そのような多種類
薬物テストユニット31では、サンプルは塗布ゾーン30に塗布される。塗布ゾ
ーン30は、2つの別々のアッセイストリップ33,35及びpH部10に、流
体連絡している。サンプルは、毛細管作用によって各ストリップ32,34のト
レーサーゾーンを通って流れ、2つの別々のアッセイゾーン36,38へ続いて
おり、そこでは、トレーサーが、アッセイサンプル中の検体の存在又は量に依存
して結合される。それから、サンプルの非結合部分は、受取ゾーン40,42へ
流入する。他の実施形態にあるように、pH比較部12が存在している。両アッ
セイストリップ33,35、塗布ゾーン30、pH部10、及びpH比較チャー
ト12という要素の全ては、同じ保持構造体11内に含まれている。この実施形
態は、2以上の薬物のテストに役立てるために多くのアッセイストリップを加え
ることができるよう変えることができる。
【0036】 図4は1つのアッセイストリップ44を用いる多種類薬物テストに使用される
他の実施形態48を示す。サンプルは、塗布ゾーン43に塗布されてから、トレ
ーサーゾーン50へ流れる。それから、検体は、薬物がアッセイ領域で結合され
ることに依存して、アッセイゾーン52かアッセイゾーン54のどちらかに結合
する。そして、サンプルの非結合部分は、受取ゾーン56へ流入する。pH部1
0は、アッセイストリップ44と流体連絡している。アッセイストリップ44、
pH部10、及びpH比較チャート12という全要素は、同じ保持構造体46内
に含まれている。この実施形態は、2以上の薬物のテストに役立てるためにスト
リップに多くのアッセイ領域を加えることができるよう変えることができる。
【0037】 多種類薬物テストが可能な本発明の他の実施形態は、図5に示すような流通ア
ッセイ装置である。サンプル溶液は、アッセイ部62上に置かれ、2つのアッセ
イゾーン64,66へ流れる。ゾーン64は1つの薬物との結合ゾーンであり、
ゾーン66はもう1つの薬物との結合ゾーンである。必要ならば、他の薬物との
追加の結合ゾーンを加えることもできる。検体の他の結合試薬であるラベルされ
たトレーサーは、アッセイゾーン64又は66に塗布され、結合された検体を検
出可能とする。この実施形態では、別のサンプルがpH部10に塗布される。p
H比較チャートを具備した装置の全要素は、1つの保持構造体60内に含まれて
いる。
【0038】実施例1 1999年11月14日に登録されたタツム(Tatum)他による米国出願番号
09/183,295に記載された装置のような、唾液採集装置を用いて、コカ
イン及び/又は他の薬物を検出するために、唾液を人から採集する。それから、
唾液を、採集装置から、1つのアッセイストリップ20のサンプル添加ゾーン2
2へ移す。溶液は、pH部10及びトレーサーゾーン23へ移動し、それから、
アッセイ膜テストゾーン24へ移動する。サンプルのpH値は、塗布後、略30
秒して読むことができ、薬物テスト結果は、サンプル塗布後、略5分して、アッ
セイテストゾーン24で読むことができる。
【0039】実施例2 次は、キットの好ましい実施形態に具備される指示手段の一例である。装置、
又はキットのカセットを、図6に示す。 このテストキットは、唾液サンプル中のコカインのテスト及び血漿中の対応す
る濃度を得るのに使用できる。血液から唾液へのコカイン分泌は唾液のpHに強
く依存するので、その値は、測定された唾液コカイン濃度から血漿コカイン濃度
を計算する要因となる。血漿コカイン濃度からの半量的結果は、アッセイの端部
で得られる。
【0040】 アッセイ原理 このテストキットに具備された各急速経口流体テストカセット70は、側方流
動アッセイストリップ、カラー純度チャート78、pHテスト部82、及びpH
チャート80から成っている。側方流動アッセイストリップは、カラー染料でラ
ベルされたコカイン抗体と、コカイン−ウシ血清抗体(「BSA」)接合体で被
覆されたニトロセルロース膜と、から成っている。唾液サンプルがカセットのサ
ンプル部に塗布されると、唾液サンプルは、毛細管動作によって、染料抗体ゾー
ンとコカイン−BSA膜ゾーンとに移動する。テストされたサンプルがネガティ
ブであるならば、染料抗体は、膜コカイン−BSA接合体と結合して、膜上に赤
色帯を形成する。
【0041】 テストされたサンプルがコカインを含んでいるならば、サンプル中のコカイン
は染料抗体と結合し、それ故、染料抗体と膜コカイン−BSAとの間の結合が妨
げられる。結合されていない染料抗体は、膜から離れて吸収パッドへ移動する。
結果として、膜上に現れた色帯の純度は、唾液サンプル中のコカインの濃度に反
比例する。唾液サンプル中のコカイン濃度の半量的結果は、色帯をカラー純度チ
ャートと比較することによって、得られる。
【0042】 コントロール部74も、アッセイ膜75上に具備されている。染料抗体接合体
の結合試薬は、コントロール部74(C領域)で被覆されており、その結合試薬
は、アッセイサンプル中のコカインの存在に拘わらず、染料抗体接合体と結合す
る。
【0043】 カセットのpH部82は、側方流動アッセイストリップのサンプル塗布ゾーン
84と流体連絡している。サンプル部84に塗布された唾液サンプルの一部は、
pH部82へ流れる。pH部82は、メチルレッドとブロムフェノールブルーを
含んでおり、それは、サンプル溶液のpHに従って色を変える。唾液サンプルの
pHは、pH部82の色をpHチャート80上の色と比較することによって、決
められる。
【0044】 コカインの血漿濃度は、唾液サンプルのpHをコカインの唾液濃度と相互に関
連づけることによって、計算される。コカインの唾液/血漿の比(S/P比)の
一覧表には、それらに対応する唾液pH値が用意されている。
【0045】 用意された材料 1.包装された、急速経口流体テスト−コカインカセット 2.サンプルカップ 3.ドロッパ 4.指示手段
【0046】 このキットに、必要とされ且つ用意されていない材料 1.タイマー又は時計 2.鉛筆又はマーカー
【0047】 アッセイ方法 サンプルの採集と取扱い 1.少なくとも1mlの新鮮な唾液を刺激することなくサンプルカップ86中
へ採集する。 2.サンプルを直ぐにテストしないならば、−15度より低い温度でサンプル
を凍らせる。
【0048】 アッセイ方法 1.カセットテスト装置のアルミホイル袋85を開け、装置を平坦面上に置く
。 2.ドロッパ87を用いて、唾液をサンプルカップ86から取り除く。 3.カセット装置の「s」窓上にドロッパを直立して保持することによって、
「s」窓に唾液サンプルを4滴塗布する。 4.30秒後のpHテスト結果と5分後のコカインテスト結果とを読む(結果
解釈を参照)。
【0049】 アッセイ確認 1.pHパッドが30秒で濡れ、5分の終わりに「C」窓に色帯が存在するな
らば、テストは成立する。 2.もし、30秒の終わりにpHパッドが濡れていない、又は、5分の終わり
に「C」窓に色帯が存在していないならば、アッセイは不成立である。その場合
には、サンプルを新しいカセットで再テストすべきである。
【0050】 結果解釈 1.pH a)カセットへのサンプル塗布後30秒で、pH部の色をpHチャートと比
較する。 b)唾液サンプルのpH値を書き留める。 2.唾液サンプル中のコカイン濃度 a)塗布後5分で、「T」窓の色帯をカラー純度チャートと比較する。 b)「T」窓の色帯と純度が最も近いカラー領域に基づいて、コカイン濃度
を書き留める。 c)生じた色帯の純度がカラー純度チャートの2つのカラー領域の間にある
ならば、2つのカラー領域による2つの濃度値を平均することによってコカイン
濃度を評価する。 d)生じた色帯の純度がカラー純度チャートの最も純度の高いカラー領域よ
り高いならば、唾液サンプル中のコカイン濃度は、2ng/mlより低く、即ち
、結果はネガティブである。 e)「T」窓に色帯が存在しないならば、唾液サンプル中のコカイン濃度は
20ng/mlより高い。
【0051】 血漿コカイン濃度の計算 コカイン濃度のテスト結果がネガティブでないならば、血漿コカイン濃度の評
価を進める。 1.表1から、唾液サンプルのpHと関連するS/P比を調べる。
【0052】
【表1】
【0053】 計算 血漿コカイン濃度ng/ml=唾液コカイン濃度 ng/ml÷S/P比
【0054】 このアッセイで用いた抗体は、コカインと比べて、ベンゾイルエクゴニンに対
する5%以下の交差反応性を有している。テトラヒドロカンナビノール、フェン
シクリジン、メタンフェタミン、モルヒネ、コデイン、又はエタノールに対する
有意義な交差反応性は見出されなかった。
【0055】 注意 1.試験管内診断のみに使用するためのものである。 2.使用した装置は生物災害として処置せよ。 3.テスト結果は参考のみのためのものである。ポジティブ結果は、GC/M
S又は他の確認方法で、確認する必要がある。
【0056】 参考 1.W. Schram, et al, "Drugs of abuse in Saliva: A Review," J. Anal. T
oxicol. 16(1):1-9, 1992 2.N Wamyn, et al, "Analysis od Drugs of Abuse in Saliva" Forensic Sc
ience Review, 11(1):1-17, 1999
【0057】 本発明の他の実施形態は、ここに開示された本発明の明細書及び実施を考慮す
れば、当業者にとって明白である。明細書及び実施例は典型例としてのみ考慮さ
れ、本発明の真の範囲及び精神は特許請求の範囲に示されるとおりである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 検体を検出するための試薬を含んだ膜を用いる、本発明の一実施
形態を、図示している。
【図2】 検体を検出するための側方流動イムノアッセイを利用する、本発
明の別の実施形態を、図示している。
【図3】 標本のpHと、1つのサンプル溶液中の2つの検体の存在又は量
とを、1つのユニット中の2つの別々のアッセイストリップにて決定できる、本
発明の一実施形態を、図示している。
【図4】 2つの異なる薬物のpH及び検体を同じアッセイストリップにて
テストできる、本発明の他の実施形態を、図示している。
【図5】 2つの異なる薬物のpH及び検体を流動アッセイ装置にてテスト
できる、本発明の他の実施形態を、図示している。
【図6】 唾液中の薬物の量を半量的に決定するのを助けるようにカラーチ
ャートを含んだ装置の好ましい実施形態を、図示している。
【図7】 キット内で保持構造体を囲んでいる包体を、図示している。
【図8】 キット中に具備できるサンプルカップを、図示している。
【図9】 キットのテスト装置上に唾液を滴下するのに使用できるドロッパ
を、図示している。
【手続補正書】特許協力条約第34条補正の翻訳文提出書
【提出日】平成14年6月24日(2002.6.24)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE,TR),OA(BF ,BJ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW, ML,MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,G M,KE,LS,MW,MZ,SD,SL,SZ,TZ ,UG,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ, MD,RU,TJ,TM),AE,AG,AL,AM, AT,AU,AZ,BA,BB,BG,BR,BY,B Z,CA,CH,CN,CO,CR,CU,CZ,DE ,DK,DM,DZ,EE,ES,FI,GB,GD, GE,GH,GM,HR,HU,ID,IL,IN,I S,JP,KE,KG,KP,KR,KZ,LC,LK ,LR,LS,LT,LU,LV,MA,MD,MG, MK,MN,MW,MX,MZ,NO,NZ,PL,P T,RO,RU,SD,SE,SG,SI,SK,SL ,TJ,TM,TR,TT,TZ,UA,UG,US, UZ,VN,YU,ZA,ZW Fターム(参考) 2G045 AA37 CB07 DA72 DB03 2G054 AA06 AB07 CA03 CE01

Claims (57)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 溶液中のpHの測定と検体の検出を同時に行う、装置であっ
    て、 保持構造体と、 保持構造体内のpH測定部と、 保持構造体内のアッセイ測定部と、を備えていることを特徴とする装置。
  2. 【請求項2】 検体の検出が質的又は量的のいずれかである、請求項1記載
    の装置。
  3. 【請求項3】 更に、保持構造体内にpHチャートを備えている、請求項1
    記載の装置。
  4. 【請求項4】 更に、保持構造体内に、アッセイ結果を測定するためのカラ
    ー純度チャートを備えている、請求項1記載の装置。
  5. 【請求項5】 検体がコカインである、請求項1記載の装置。
  6. 【請求項6】 検体がメタンフェタミンである、請求項1記載の装置。
  7. 【請求項7】 溶液が唾液である、請求項1記載の装置。
  8. 【請求項8】 保持構造体が、サンプル溶液又はその中の検体と相互作用し
    ない材料でできている、請求項1記載の装置。
  9. 【請求項9】 保持構造体が使い捨てできるものである、請求項8記載の装
    置。
  10. 【請求項10】 保持構造体が無毒性材料でできている、請求項9記載の装
    置。
  11. 【請求項11】 保持構造体が、毒性物質又は感染可能な体液を廃棄した後
    の汚染を防止するようになっている、請求項10記載の装置。
  12. 【請求項12】 保持構造体が、プラスチック、金属、及びセルロースから
    なる群から選択される材料でできている、請求項1記載の装置。
  13. 【請求項13】 保持構造体が、プラスチック、金属、及びセルロースから
    なる群から選択される材料でできている、請求項8記載の装置。
  14. 【請求項14】 保持構造体が、プラスチック、金属、及びセルロースから
    なる群から選択される材料でできている、請求項9記載の装置。
  15. 【請求項15】 保持構造体が、プラスチック、金属、及びセルロースから
    なる群から選択される材料でできている、請求項10記載の装置。
  16. 【請求項16】 保持構造体が、プラスチック、金属、及びセルロースから
    なる群から選択される材料でできている、請求項11記載の装置。
  17. 【請求項17】 pH測定部が、サンプル溶液のpHに基づいて色が変わる
    有機化合物でできている、請求項1記載の装置。
  18. 【請求項18】 pH測定部が、メチルレッド、メチルオレンジ、及びブロ
    ムフェノールブルーからなる群から選択され、サンプル溶液のpHに基づいて色
    が変わる、有機化合物でできている、請求項1記載の装置。
  19. 【請求項19】 pH測定部とアッセイ測定部との間に疎水性バリアが存在
    している、請求項1記載の装置。
  20. 【請求項20】 pH測定部とアッセイ測定部との間に疎水性バリアが存在
    しておらず、一方の部に塗布されたサンプル溶液が他方の部へ流れるようになっ
    ている、請求項1記載の装置。
  21. 【請求項21】 アッセイ測定部が、4つのゾーンに分けられた側方流動イ
    ムノアッセイストリップからなっている、請求項1記載の装置。
  22. 【請求項22】 4つのゾーンが、サンプル添加ゾーン、トレーサーゾーン
    、テストゾーン、及び受取ゾーンからなっている、請求項21記載の装置。
  23. 【請求項23】 唾液中のpHの測定と検体の検出を同時に行う、装置であ
    って、 保持構造体と、 保持構造体内のpH測定部と、 保持構造体内のアッセイ測定部と、を備えていることを特徴とする装置。
  24. 【請求項24】 検体の検出が質的又は量的のいずれかである、請求項23
    記載の装置。
  25. 【請求項25】 更に、保持構造体内にpHチャートを備えている、請求項
    23記載の装置。
  26. 【請求項26】 更に、保持構造体内に、アッセイ結果を測定するためのカ
    ラー純度チャートを備えている、請求項23記載の装置。
  27. 【請求項27】 検体がコカインである、請求項23記載の装置。
  28. 【請求項28】 検体がメタンフェタミンである、請求項23記載の装置。
  29. 【請求項29】 唾液中のpHの測定とコカインの検出を同時に行う、装置
    であって、 保持構造体と、 保持構造体内のpH測定部と、 保持構造体内のアッセイ測定部と、を備えていることを特徴とする装置。
  30. 【請求項30】 コカインの検出が質的又は量的のいずれかである、請求項
    29記載の装置。
  31. 【請求項31】 更に、保持構造体内にpHチャートを備えている、請求項
    29記載の装置。
  32. 【請求項32】 更に、保持構造体内に、アッセイ結果を測定するためのカ
    ラー純度チャートを備えている、請求項29記載の装置。
  33. 【請求項33】 唾液中のpHの測定とメタンフェタミンの検出を同時に行
    う、装置であって、 保持構造体と、 保持構造体内のpH測定部と、 保持構造体内のアッセイ測定部と、を備えていることを特徴とする装置。
  34. 【請求項34】 メタンフェタミンの検出が質的又は量的のいずれかである
    、請求項33記載の装置。
  35. 【請求項35】 更に、保持構造体内にpHチャートを備えている、請求項
    33記載の装置。
  36. 【請求項36】 更に、保持構造体内に、アッセイ結果を測定するためのカ
    ラー純度チャートを備えている、請求項33記載の装置。
  37. 【請求項37】 非血液サンプルを用いて検体の血中濃度を決定するための
    キットであって、 保持構造体と、 保持構造体内のpH測定部と、 保持構造体内のアッセイ測定部と、 pHチャートと、 アッセイ結果を測定するためのカラー純度チャートと、 サンプル溶液の測定pH及び検体濃度から、検体の血中濃度を決定するための
    、指示手段と、を備えていることを特徴とするキット。
  38. 【請求項38】 非血液サンプルが唾液である、請求項37記載のキット。
  39. 【請求項39】 検体がコカインである、請求項37記載のキット。
  40. 【請求項40】 検体がメタンフェタミンである、請求項37記載のキット
  41. 【請求項41】 更に、サンプルを中に溜めるサンプルカップを備えている
    、請求項37記載のキット。
  42. 【請求項42】 更に、ドロッパを備えている、請求項37記載のキット。
  43. 【請求項43】 更に、保持構造体を囲んで包体を備えている、請求項37
    記載のキット。
  44. 【請求項44】 唾液サンプルを用いて検体の血中濃度を決定するためのキ
    ットであって、 保持構造体と、 保持構造体内のpH測定部と、 保持構造体内のアッセイ測定部と、 pHチャートと、 アッセイ結果を測定するためのカラー純度チャートと、 サンプル溶液の測定pH及び検体濃度から、検体の血中濃度を決定するための
    、指示手段と、を備えていることを特徴とするキット。
  45. 【請求項45】 検体がメタンフェタミンである、請求項44記載のキット
  46. 【請求項46】 検体がコカインである、請求項44記載のキット。
  47. 【請求項47】 更に、サンプルを中に溜めるサンプルカップを備えている
    、請求項44記載のキット。
  48. 【請求項48】 更に、ドロッパを備えている、請求項44記載のキット。
  49. 【請求項49】 更に、保持構造体を囲んで包体を備えている、請求項44
    記載のキット。
  50. 【請求項50】 唾液サンプルを用いてメタンフェタミンの血中濃度を決定
    するためのキットであって、 保持構造体と、 保持構造体内のpH測定部と、 保持構造体内のアッセイ測定部と、 pHチャートと、 アッセイ結果を測定するためのカラー純度チャートと、 サンプル溶液の測定pH及びメタンフェタミン濃度から、メタンフェタミンの
    血中濃度を決定するための、指示手段と、を備えていることを特徴とするキット
  51. 【請求項51】 更に、サンプルを中に溜めるサンプルカップを備えている
    、請求項50記載のキット。
  52. 【請求項52】 更に、ドロッパを備えている、請求項50記載のキット。
  53. 【請求項53】 更に、保持構造体を囲んで包体を備えている、請求項50
    記載のキット。
  54. 【請求項54】 唾液サンプルを用いてコカインの血中濃度を決定するため
    のキットであって、 保持構造体と、 保持構造体内のpH測定部と、 保持構造体内のアッセイ測定部と、 pHチャートと、 アッセイ結果を測定するためのカラー純度チャートと、 サンプル溶液の測定pH及びコカイン濃度から、コカインの血中濃度を決定す
    るための、指示手段と、を備えていることを特徴とするキット。
  55. 【請求項55】 更に、サンプルを中に溜めるサンプルカップを備えている
    、請求項54記載のキット。
  56. 【請求項56】 更に、ドロッパを備えている、請求項54記載のキット。
  57. 【請求項57】 更に、保持構造体を囲んで包体を備えている、請求項54
    記載のキット。
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