JP2003528826A5 - - Google Patents

Description

【特許請求の範囲】
【請求項１】式Ｉ：Ｘ−（Ｙ’）_ｂ−（Ｐｘ）_２−Ｇ’−Ａ−（Ｇ’）_ａ−Ｒ_７
［式中、全てのアミノ酸残基は独立にＤ型であり、
ＸはＨまたはＡｃを表し；
Ｇ’はグリシン残基またはＳａｒを表し；
Ａはアラニンを表し；
Ｐｘは式ＩＩのアミノ酸残基を表し；
【化１】

｛式中、ｎは３、４、または５を有する整数であり、Ｒは任意の置換基を表し｝
Ｙ’はハロゲンまたはヒドロキシでフェニル環において任意に置換されたチロシンまたはフェニルアラニンを表し；
ａ及びｂは独立に０または１であり；
Ｒ_７はＯＨ、ＮＨ_２、ＮＨＮＨ_２、Ａｓｎ−ＮＨ_２、またはＧｌｎ−ＮＨ_２を表す］
を有する化合物及びその製薬学的に許容可能な塩。
【請求項２】Ｐｘが３Ｈｙｐ、４Ｈｙｐ、またはＰｒｏのアミノ酸残基を表す、請求項１に記載の化合物。
【請求項３】Ａｃ−Ｄ−Ｔｙｒ−Ｄ−Ｐｒｏ−Ｄ−Ｈｙｐ−Ｇｌｙ−Ｄ−Ａｌａ−Ｇｌｙ−ＯＨ；
Ａｃ−Ｄ−Ｔｙｒ−Ｄ−Ｐｒｏ−Ｄ−４Ｈｙｐ−Ｇｌｙ−Ｄ−Ａｌａ−Ｇｌｙ−ＮＨ_２（化合物２）
からなる群から選択された、請求項１または２に記載の化合物およびその製薬学的に許容可能な塩。
【請求項４】請求項１から３のいずれか一項に記載の化合物、及び製薬学的に許容可能な担体または希釈液を含む製薬組成物。
【請求項５】注射調製物である、請求項４に記載の組成物。
【請求項６】不整脈の治療用医薬の調製のための、請求項１から３のいずれか一項に記載の化合物の使用。
【請求項７】前記不整脈が心房細動、心室細動、または房室ブロックである、請求項６に記載の使用。
【請求項８】前記不整脈が徐脈不整脈である、請求項６に記載の使用。
【請求項９】前記不整脈が頻拍不整脈である、請求項７に記載の使用。
【請求項１０】前記頻拍不整脈が心室頻拍である、請求項９に記載の使用。
【請求項１１】収縮減少の治療用医薬の調製のための、請求項１から３のいずれか一項に記載の化合物の使用。
【請求項１２】Ｔ波交代を有する患者の治療用医薬の調製のための、請求項１から３のいずれか一項に記載の化合物の使用。