JP2003527268A - 温度変動に対し安定した異方性の下層を有するトレッドバンドを具備する高性能タイヤ - Google Patents

温度変動に対し安定した異方性の下層を有するトレッドバンドを具備する高性能タイヤ

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Abstract

(57)【要約】 本発明は、ラジアルカーカス(3)上に、外側に向かって増大する位置に装着された1つ以上のベルト層(7)と、ベルトの周囲に螺旋状に巻回されたナイロンコード(8)を有する補強層と、を有するラジアルカーカス(3)から成る構造を有する高性能タイヤに関する。有利に、タイヤのトレッドバンドは下層(11)と、交互に配設された外層(12)とによって形成され、前記下層は、20℃〜110℃において実質的に不変のままである弾性および/または硬度特性を有し、このようにして、タイヤは、ゴムコンパウンドの大きな温度上昇を引き起こし得る高速時においても優れた性能を保証できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 本発明は、例えば、高馬力の自動車用に設計されたタイヤ、あるいは、より一
般的には、高い運転速度を伴う用途のために意図されたタイヤ、といった高性能
タイヤに関する。
【0002】 「HP」および「UHP」(高性能および超高性能)タイヤとして一般に呼ば
れるこれらのタイヤは、210Km/hや240Km/hを越える最大速度をそ
れぞれ提供するクラス「V」や「Z」に特に属するタイヤであり、これらのタイ
ヤにとって運転性能は疑いなく最も重要な特徴の1つである。
【0003】 この性能は、道路面上の転動時のタイヤの摩擦係数(またはグリップ)と、横
方向応力に対する反応とに関係する。
【0004】 通常、摩擦係数はトレッドのために使用されるコンパウンドの特性に関係し、
一方、横方向応力と遠心力とに対する反応はタイヤ構造に関係する。これらの理
由のために、HPとUHPタイヤが受ける力学系(the force systems)を補償
するように設計された構造が存在する。
【0005】 これらの構造の1つは、いわゆる「0°」層、すなわちタイヤベルトの周囲に
円周方向に螺旋状に巻回された通常熱収縮可能なコード(例えばナイロン製のコ
ード)によって補強されたゴム層の存在を予見させる。
【0006】 タイヤの正中面(または赤道面)に関するコードの巻回角度はかなり小さく、
これが、コードが配置される層が「0°」層と呼ばれる理由である。次に、トレ
ッドバンドはこの層の上に装着される。
【0007】 Bridgestoneの名義であるカナダ特許CA1228282およびS
umitomoの名義である欧州特許EP592218から、一般に「キャップ
とベース」構造として知られるものによって、すなわち円周方向に交互に配設さ
れた2つの層から成る構造によって、トレッドバンドを形成することも知られて
おり、この場合、半径方向最内側の層は「ベース」または下層を形成し、一方、
他方の最外側の層は「キャップ」を形成し、道路上で回転するように意図される
層である。
【0008】 特に、上記文献の最初の特許は、高速におけるタイヤの操縦性能を改良するた
めに、下層と、高いグリップを有する外側キャップであって、その弾性係数と下
層の弾性係数との間に予め規定された比率を有する外側キャップとを組み合わせ
ることを提案している。
【0009】 一方、欧州特許EP592218は、下層のコンパウンドに補強繊維を加え、
タイヤに関して円周方向と横断方向にそれぞれ異なる弾性係数をもたせて異方性
の挙動を得るように、特別な方法で前記補強繊維を配向することを教示している
【0010】 このようにして、カーブ時の優れた安定性、走行中の高水準の快適さならびに
低いころがり抵抗を有するタイヤを得ることが可能である。
【0011】 最後に、1996年公開の欧州特許出願EP691218から、ナイロンコー
ドに代えて、特定の寸法と強度の繊維によって強化されたトレッド下層を設ける
ことによって、0°に配設されたナイロンコードから成る補強層を有するタイヤ
の特性と実質的に等価である特性を有するタイヤを製造することが知られている
【0012】 これらの繊維は、ポリアミド(特に「アラミド」と省略して呼ばれる芳香族ポ
リアミド)、ポリエステルまたはポリオレフィンのような材料から成り、これら
の材料は、タイヤ製造においてはそれらの使用についての関連技術は既知である
【0013】 例えば、アラミド繊維に関して、タイヤセクターにおけるそれらの用途の詳細
な説明が、参考として本出願に組み込まれている米国特許US4871004に
なされている。
【0014】 上述の繊維の使用を正当化する理由の1つは、それらの繊維が、重さの低減と
ともに優れた構造的抵抗の達成を一般的に可能にするという事実にある。
【0015】 しかし、当該の繊維を使用する場合、考慮しなければならないある技術的な観
点がある。
【0016】 実際に、タイヤの製造時に使用される従来の種類の材料の代わりに、あるいは
それらと組み合わせた繊維の使用は、今日なお完全には知られていない領域であ
り、したがって、タイヤの必要な特徴を得るために繊維の使用を最適化できるこ
とが重要である。
【0017】 現在知られているHPおよびUHPタイヤは、それらの高速および長時間の運
転時間にわたる性能の観点から、完全には満足されない。本発明は、異なる使用
状態において実質的に不変のままである構造上および運転上の特徴を有する高性
能タイヤを提供することによって、この問題を解決することを提案する。
【0018】 本発明は、代わりとしての下層、あるいは組み合わされた状態の下層のコンパ
ウンドの高モジュラスおよび/または硬度の特性が、上に示した高速においても
保証されなければならず、特に高速における長期使用による温度上昇によって悪
化してはならないということ、および、この目的が上述の繊維を用いて達成し得
るという本出願人の認識を出発点とする。
【0019】 特に本出願人は、0°のコードを有する補強層に、「キャップとベース」構造
を有するトレッドバンドが付与され、その下層が23℃〜100℃において実質
的に安定している硬度および/または弾性値を有するタイヤを用いて問題を解決
し得ることを発見した。
【0020】 これらの特徴のため、実際に、タイヤは、トレッドの温度の大きな上昇を引き
起こし得る高い運転速度においても均一な性能を保証する。
【0021】 本発明のより特定の態様の1つによれば、本発明は、23℃〜100℃におけ
るトレッド下層の硬度が、IRHD(国際ゴム硬度)スケールの5単位を越えて
変化せず、好ましくはこの変化は3単位、さらに良ければ1IRHD単位を越え
ないタイヤに関する。
【0022】 本発明の他のより特定の態様によれば、タイヤトレッドバンドは、70℃〜1
00℃において10%を越えて変化せず、好ましくは変化が5%未満である動的
モジュラス(E’)を有する下層を有する。
【0023】 本発明の好適な実施形態によれば、トレッド下層はまた、走行方向の(すなわ
ち円周方向の)剛性と走行方向に垂直方向の剛性との間に高い比率(4よりも大
きい)を有し、これは、トレッドバンド下層が異方性の挙動を有することを意味
する。
【0024】 上に示したトレッド下層の特性は、硬化樹脂と組み合わせて、好ましくは3〜
10phr、さらにより好ましくは6〜9phr(100重量部のゴムに対する
重量部)の範囲の繊維量によって補強されたコンパウンドを使用して得ることが
可能であり、前記硬化樹脂はレソルシノールおよびメチレンドナーをベースとす
ることが好ましい。
【0025】 これらの樹脂は、2成分の形態あるいは予め圧縮した形態であることが可能で
あり、一方、好ましいメチレンドナーはヘキサメトキシメチルメラミン(HMM
M)またはヘキサメチレンテトラミン(HMT)を含む。ただし、本出願人は、
他のメチレンドナーと他の種類の硬化樹脂が使用可能であることを確認した。
【0026】 本発明の上記およびさらなる特徴は、添付の図面を参考にして以下に提供され
る、本発明の好ましいが非限定的な実施形態の詳細な説明からさらに明らかにな
るであろう。
【0027】 図面において、参照番号1は本発明によるタイヤを示している。
【0028】 このタイヤは、少なくとも1つのプライ3が設けられたカーカスを具備し、そ
の端部3aはそれぞれのコア4(一般にビードワイヤとして知られる)に結合さ
れ、コアの各々は、タイヤの内周縁に沿って画定されたビード5に組み込まれる
。ビードのコアまたはビードワイヤ4は、例えば金属ワイヤまたはコードを用い
て、当業者に既知の任意の方法で構成することが可能である。
【0029】 ビード5は、タイヤ1が装着される図面に図示しないリムのエッジに支持され
るように意図される。
【0030】 カーカスの周囲に、円周方向に付与される1つ以上のベルト層7があり、これ
らは、ゴムシート内に埋設され、また層内に互いに平行に配設されて、隣接層の
ベルト層に関して交差している金属製のストランドまたはコードの網(meshwork
)によって従来形成される。
【0031】 ベルト7の上方に0°層があり、この層内で、例えばナイロン製のコード8が
タイヤと共軸に螺旋状に巻回される。コード8の巻回角度は、通常、タイヤの正
中面m−mに関して小さく、また関連技術で一般に実行されているように(いわ
ゆる「ストリップ」または他の解決策を用いて)、前記コードもゴム層に組み込
まれる。
【0032】 タイヤ1はまた、0°層の回りの周辺に装着されたトレッドバンド10を有し
、より詳しくは、このトレッドバンドは下層11と外層12とによって形成され
た「キャップとベース」型であり、前記外層の上に、複数の割れ目(seams)と
ブロックとを画定する凹部と溝13を具備するトレッドパターンが、従来の方法
で形成される。
【0033】 図から理解できるように、トレッド10の下層11は、この例では均一な厚さ
を有し、好ましくは、この厚さは1mmよりも大きく、さらにより好ましくは1
.5〜2mmである。
【0034】 ただし、下層11の厚さはいずれにしろ均一でなくてもよく、例えば、その外
縁の近傍において(図1と図2に示した断面を参考にして)および/または中央
ゾーンにおいて、より大きいことが可能であることを指摘したい。
【0035】 トレッドバンドの外層12は、外層が擦り切れた場合、下層と道路との接触を
許さないように、溝13の厚さ(通常自動車タイヤで7〜8mm)と少なくとも
等しく、好ましくはそれよりも大きい厚さを有しなければならない。
【0036】 好ましくは天然ゴムをベースとする、下層11を形成するコンパウンドは、本
例ではDu Pont de Nemour社製のKevlar(登録商標)か
ら製造されたアラミド繊維によって補強されることが好ましく、本実施例では、
これらの繊維は、約10μmに等しい直径Dと約200mの長さLとを有する主
幹部を有する構造を備え、この主幹部から小さな分枝または微細繊維が延在する
【0037】 このようにして、繊維は20単位のオーダのアスペクト比L/Dを有する。
【0038】 特に、上述の繊維(「Kevlar(登録商標)パルプ」として一般に知られ
る)が天然ゴムの中に分散され、これによって、23%のKevlarと77%
の天然ゴムとから成る組成を有する、商標名Kevlartex(登録商標)の
下にDu Pont社から販売されている「マスタバッチ」を生みだす状態で、
材料が使用されている。
【0039】 繊維のみでなく、マスタバッチを使用することが好ましいが、この理由は、そ
れによって、繊維と、下層11を製造するために使用されるエラストマーコンパ
ウンドとのより効率的な混合および配分が可能になるからである。
【0040】 下層のコンパウンドの組成を表1に詳細に示したが、種々の成分について一般
の商標名と簡単な化学的定義が示されている。
【0041】 すなわち、例えば数字付きの略語E−SBRを用いて、従来の国際標準(通常
ASTMまたはISO)による合成エマルジョン重合ゴム(「スチレンブタジエ
ンゴム」)の型を表すか、あるいは数字付きの文字Nから成る略語によってAS
TM規格書のカーボンブラックの型を示している。
【0042】 表1に示した数値は、全体のコンパウンドに関するゴムの割合を示し(phr
)、本例では、使用されたコンパウンドは39phrのKevlartex(登
録商標)を含み、したがって、このマスタバッチの組成を考慮すると、基本的に
39phrは、30phrの天然ゴム(NR)と9phrのアラミド繊維とに分
割されることを意味することを指摘したい。
【0043】
【表1】
【0044】 ここで、Crystext(登録商標)OT33はFLEXIS社によって、
Cyrez(登録商標)963はCYTEC社によって、またレノグランレソル
シノール(登録商標)80はRHEINCHEMIEによって販売されているこ
とをここに明示する。
【0045】 表から分かるように、本発明のこの実施例では、2成分の形態のレソルシノー
ルおよびメチレンドナーをベースとする硬化樹脂(特にHMMM)が使用された
【0046】 好ましいメチレンドナー(methylene donors)は、HMMMに加えてヘキサメ
チレンテトラミン(HMT)を含むが、他のドナーも使用することができ、また
硬化樹脂は予め圧縮した形態もあり得る。
【0047】 上述の樹脂に代えて、例えば、エポキシド−ポリオール、エポキシド−ジアミ
ン、エポキシド−ジカルボン酸をベースとする硬化樹脂、あるいはアルコールと
二酸とを反応させることによって得られる樹脂(アルキド樹脂)のような他の硬
化樹脂が使用可能である。
【0048】 これらの樹脂は、予め圧縮した形態または2成分の形態で使用し得る。
【0049】 一般的な態様から、下層のコンパウンドで利用される硬化樹脂の量は、獲得す
べき機械的性質(モジュラス、硬度等)に応じて最適化し得ると述べることがで
きる。
【0050】 したがって、本発明では、レソルシノールおよびメチレンドナーをベースとす
る樹脂が使用されるならば、0.5phrよりも大きな量の予め圧縮した樹脂を
使用することが好ましい。しかし、2成分系の場合、0.5phrよりも大きな
レソルシノールと、それとの比率が0.5〜3のメチレンドナー(HMMM型)
とを有することが好ましい。
【0051】 本発明によるコンパウンドによって得られる下層11は、外層12と共に同時
押出し得るか、あるいは個別に形成し、次に前記外層と共に組み立てることが可
能であるが、同時押出成形は、限定された厚さの下層を得るために、また必要な
らば、それらのプロフィルを賦形する(shaping)ために好ましい。
【0052】 上記の表のコンパウンドに、硬度および弾性を含むその特性のある値を決定す
るために一連の機械試験が行われた。これらの試験の結果は以下の表2に示され
ている。
【0053】 硬度については、標準ASTM1415に従って試験が実施され、また弾性試
験は、12mmの直径と25mmの高さを有する円筒状試験片で動的モジュラス
E’を測定することによって行われた。
【0054】 特に、これらの試験片は25mm(すなわち試験片それ自体の高さ)よりも僅
かに広いストリップを巻くことによって形成され、これらのストリップは、その
内部の繊維の配向方向に切断された1mmの厚さのストリップをカレンダリング
することによって得られた。続いて前記ストリップを巻き上げることで、前記繊
維は試験片を形成する円筒に関して周方向に配置される。
【0055】 カレンダリングの操作およびコンパウンドの押出は、それらが行われるそれぞ
れの方向に沿って、コンパウンドに組み込まれた繊維を配向する効果を生みだす
ことが指摘される。
【0056】 次に、試験片は、151℃で30分の持続時間加硫され、そして、10%の初
期予備変形および0.033に等しい実際の動的変形を付与しながら、100H
zの周波数(正弦波状)によって実行される動的試験にさらされた。この後者の
変数は予備変形された試験片の長さに関する変形を表す。
【0057】 試験中に別の変数が考慮され、それらの結果は表2に示される。かかる表は、
カレンダリング方向(M1)およびカレンダリング方向に対して直交方向(M2
)の10%の伸び変形における負荷を含む。
【0058】 このような負荷値は、標準ASTM412に従って、ダンベル型の従来の試験
片に引張りを受けさせることによって得られ、それらは、相互に垂直方向におけ
る、下層の強度の評価を提供する。表に示した比率M1/M2は、配向された繊
維の存在による下層の異方性の指数を構成する。
【0059】 最後に、本発明のこの実施例の特徴をより完全に理解するために、表2はまた
、すでに述べた欧州特許EP592218(Sumitomo Rubber
Industries)および特許CA1228282(Bridgeston
e)に対応するコンパウンドのサンプルについて実施された比較試験の結果をそ
れぞれ示している。
【0060】
【表2】
【0061】 表2から、本発明によるコンパウンドは、例2と3のコンパウンドよりもはる
かに温度に関して安定している(熱安定性がある)ことが容易に理解できる。
【0062】 特に、硬度は23℃〜100℃において非常に安定し(測定範囲の限界内の9
0IRHD〜89IRHDの範囲)、より一般的には、硬度の変化は、上述の温
度範囲において5IRHDを越えてはならない。
【0063】 本発明によれば、下層の硬度は、絶対値に関してトレッドバンドの外層の硬度
よりも大きいことが好ましく、より詳しくは、この硬度は、100℃において好
ましくは80IRHDよりも大きくなければならず、さらにより好ましくは、1
00℃において85IRHDよりも大きくなければならない。
【0064】 硬度と同様に、本発明の場合の弾性率E’も、70℃〜100℃において大き
な変化を蒙らず、これに対し、このことは例2と3のコンパウンドには当てはま
らない。
【0065】 好ましくは、弾性率E’の変化は10%よりも大きくなく、さらにより好まし
くは、上述の温度範囲で5%である。
【0066】 本発明によれば、下層の弾性率E’の絶対値は、好ましくはトレッドバンドの
外層のそれよりも大きく、より詳しくは、このモジュラスは100℃において好
ましくは15MPaよりも大きく、さらにより好ましくは、前記温度において2
0MPaよりも大きくなければならない。
【0067】 本出願人は、上述の硬度および/または弾性率E’に関する値によって、既知
のすべてのタイヤの実質的な質的向上が、トレッドバンドの外層の特性と無関係
に得られることを認識した。
【0068】 最後に、表2から、本発明の実施例に関する比率M1/M2が9よりも大きく
、より一般的には、この比率が3よりも大きくなければならないことを指摘し得
る。
【0069】 説明をより完全にするために、次に、上述の特許の説明に基づき得られた例2
と3に関する下層コンパウンドの組成について報告する。
【0070】
【表3】
【0071】 性能の観点から、本発明に従って製造されたタイヤは、HPとUHP型の他の
タイヤと比較して驚くほど非常に優れた結果を達成し、これらの結果は、タイヤ
の特定の挙動のパラメータに関して−2a+2の範囲の値のスケールによる評価
を示している、次の表4に要約される。
【0072】 これらのパラメータは、カーブ時の挙動(オーバステアリングとアンダステア
リング)、グリップ、横安定性、車線変更に対する応答および性能不変性に関し
、この性能不変性の指数は、高速における、したがって温度上昇による性能レベ
ルを不変に保つタイヤの機能を指す。
【0073】 試験は、ポルシェCarrera996の後車軸に装着されたサイズ255/
40R17のタイヤを使用して実施された。
【0074】
【表4】
【0075】 理解できるように、表4は、本発明によって達成された結果に関して上述した
ことを確証し、タイヤは、実際に、考慮されたすべてのパラメータについて優れ
た結果を達成し、すべてのカテゴリの最高等級を獲得し、また唯一グリップを例
外に、実施例3のタイヤよりも著しく優れている。
【0076】 実際に、このような例外が、得られた結果をさらに確証することを強調しなけ
ればならない。
【0077】 実際に、知られているように、タイヤのグリップは、下層のコンパウンドに関
係せず、トレッドの「キャップ」のコンパウンドに特に関係し、この場合、同一
のコンパウンドが本発明によるタイヤの外層、および例3によるタイヤの外層の
ために使用されているので、グリップに関するデータそれ自体は、予想し得るデ
ータと一致する。
【0078】 したがって、これによって、考慮された他のパラメータに関し本発明によるタ
イヤによって達成される優れた性能が、下層11と、下層を構成するコンパウン
ドとに帰されることが確証される。
【0079】 最後に、本発明に基づく下層を構成するコンパウンドを特徴づける他の有利な
態様も指摘することが重要であり、それはその優れた加工性である。
【0080】 実験中に、コンパウンドのゴムに関して過度の量の繊維(すなわち本発明が提
案した範囲を超える)は、前記コンパウンドの加工性に悪影響を及ぼして、下層
を有するトレッドの引き続く生産に問題を引き起こす可能性があることが確認さ
れた。
【0081】 一方で、本発明のために使用された補強繊維の量を調整して、これらの負の結
果をなくすことができたのであり、これによって、工業生産の観点から本発明を
非常に有利にする。
【0082】 上述した本発明の好ましい非排他的な実施形態に関して本発明の別形態を予想
し得ることが明らかである。
【0083】 第1に、使用された補強繊維は、上述のKevlar(登録商標)と異なり得
ることを指摘しなければならない。例えば、名称Twaron(登録商標)で公
知のAkzo Nobel社によって販売されているアラミド繊維のような、他
のアラミド繊維を実際に使用し得る。また一般的に、本出願人は、他のポリアミ
ド、あるいはポリエステル、ポリオレフィン、ポリビニルアルコール、ナイロン
、ガラス等をベースとする繊維の使用が可能であることを確認した。
【0084】 タイヤの構造に関して、公知技術において行われているように、0°補強層と
トレッド下層との間に通常の薄い接合シートを挿入し得る。
【0085】 しかし、これらの変更は、他の変更と共に、特許請求の範囲内に含まれる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明によるタイヤの断面図である。
【図2】 図1のタイヤトレッドの詳細な断面図である。
【手続補正書】特許協力条約第34条補正の翻訳文提出書
【提出日】平成13年9月18日(2001.9.18)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0010
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0010】 このようにして、カーブ時の優れた安定性、走行中の高水準の快適さならびに
低いころがり抵抗を有するタイヤを得ることが可能である。 また、欧州特許出願EP904958は、キャップおよびベース構造を有する タイヤトレッドバンドを開示し、この例のゴムは、少なくとも2つのポリマから 成る海島(sea-island)交差部を有する短繊維によって補強されている。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C08L 101/00 C08L 101/00 (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,MZ,SD,SL,SZ,TZ,UG ,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD, RU,TJ,TM),AE,AL,AM,AT,AU, AZ,BA,BB,BG,BR,BY,CA,CH,C N,CR,CU,CZ,DE,DK,DM,DZ,EE ,ES,FI,GB,GD,GE,GH,GM,HR, HU,ID,IL,IN,IS,JP,KE,KG,K P,KR,KZ,LC,LK,LR,LS,LT,LU ,LV,MA,MD,MG,MK,MN,MW,MX, MZ,NO,NZ,PL,PT,RO,RU,SD,S E,SG,SI,SK,SL,TJ,TM,TR,TT ,TZ,UA,UG,US,UZ,VN,YU,ZA, ZW (72)発明者 ブルナッチ,アントニオ イタリア国,エル−2351 ルクセンブル グ, リュ デ プリメヴェレス,4 Fターム(参考) 4J002 AA02X AC00W AC01W BB003 BE023 CC03X CD00X CF003 CL063 DA016 DL006 FA043 FA046 FD013 FD016 GN01

Claims (30)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも1つのカーカスプライ(3)が設けられたカーカ
    スと、該カーカス上に円周方向に付与される、補強コードから構成される2つ以
    上の層(7)が存在するベルトであって、かかる補強コードは、層内で互いに平
    行であり、隣接層の補強コードに関して交差している、ベルトと、該ベルトに付
    与された円周方向に配向される補強コードから構成される半径方向外層(8)と
    、下層(11)と外層(12)とを備えるトレッドバンド(10)と、を具備す
    る高性能タイヤにおいて、前記下層(11)が、23℃〜100℃の温度範囲で
    実質的に変化しないままである硬度を有することを特徴とするタイヤ。
  2. 【請求項2】 前記下層(11)の硬度が、23℃〜100℃の温度範囲で
    5IRHDよりも大きく変化しない、請求項1に記載のタイヤ。
  3. 【請求項3】 前記下層(11)の硬度が、23℃〜100℃の温度範囲で
    1IRHDよりも大きく変化しない、請求項2に記載のタイヤ。
  4. 【請求項4】 前記下層(11)の硬度が、100℃において80IRHD
    よりも大きい、請求項1に記載のタイヤ。
  5. 【請求項5】 前記下層(11)の硬度が、100℃において85IRHD
    よりも大きい、請求項4に記載のタイヤ。
  6. 【請求項6】 少なくとも1つのカーカスプライ(3)が設けられたカーカ
    スと、カーカス上に円周方向に付与される、補強コードから構成される2つ以上
    の層(7)が存在するベルトであって、かかる補強コードは、層内で互いに平行
    であり、隣接層の補強コードに関して交差している、ベルトと、該ベルトに付与
    された円周方向に配向される補強コードから構成される半径方向外層(8)と、
    下層(11)と外層(12)とを備えるトレッドバンド(10)と、を具備する
    高性能タイヤにおいて、前記下層(11)が、70℃〜100℃の温度範囲で実
    質的に変化しない弾性率(E’)を有することを特徴とするタイヤ。
  7. 【請求項7】 前記下層(11)の弾性率(E’)が、70℃〜100℃の
    温度範囲で10%よりも大きく変化しない、請求項6に記載のタイヤ。
  8. 【請求項8】 前記下層(11)の弾性率が、70℃〜100℃の温度範囲
    で5%よりも大きく変化しない、請求項7に記載のタイヤ。
  9. 【請求項9】 前記下層(11)の弾性率(E’)が、100℃において1
    5Mpaよりも大きい、請求項6に記載のタイヤ。
  10. 【請求項10】 前記下層(11)の弾性率(E’)が、100℃において
    20Mpaよりも大きい、請求項9に記載のタイヤ。
  11. 【請求項11】 少なくとも1つのカーカスプライ(3)が設けられたカー
    カスと、カーカス上に円周方向に付与される、補強コードから構成される2つ以
    上の層(7)が存在するベルトであって、かかる補強コードは、層内で互いに平
    行であり、隣接層の補強コードに関して交差している、ベルトと、該ベルトに付
    与された円周方向に配向される補強コードから構成される半径方向外層(8)と
    、下層(11)と外層(12)とを備えるトレッドバンド(10)と、を具備す
    る高性能タイヤにおいて、前記下層(11)が、補強繊維と硬化樹脂とを含むエ
    ラストマーコンパウンドから製造されることを特徴とするタイヤ。
  12. 【請求項12】 前記下層(11)が、円周方向の10%の伸び負荷と横断
    方向の10%の伸び負荷との間に3よりも大きな比率を有する、請求項11に記
    載のタイヤ。
  13. 【請求項13】 前記硬化樹脂が、レソルシノールメチレンドナー、エポキ
    シドジカルボン酸、エポキシドジアミン、エポキシドポリオール、アルコール二
    酸の群のうち、1つ以上の中から選択された成分をベースとする、請求項11に
    記載のタイヤ。
  14. 【請求項14】 前記メチレンドナーがヘキサメトキシメチレンメラミン(
    HMMM)またはヘキサメチレンテトラミン(HMT)である、請求項13に記
    載のタイヤ。
  15. 【請求項15】 前記下層(11)が、0.5phrよりも多い量の予め圧
    縮された形態のレソルシノールおよびメチレンドナーをベースとする硬化樹脂を
    含む、請求項11に記載のタイヤ。
  16. 【請求項16】 前記下層(11)のコンパウンドが、0.5phrよりも
    多いレソルシノールの量と、0.5〜3phrのレソルシノールの比率に対応す
    るメチレンドナーの量とを有する、2成分の形態のレソルシノールおよびメチレ
    ンドナーをベースとする硬化樹脂を含む、請求項11に記載のタイヤ。
  17. 【請求項17】 前記補強繊維が、ポリアミド、ポリエステル、ポリオレフ
    ィン、炭素繊維、ガラス繊維およびポリビニルアルコールから選択される、請求
    項11に記載のタイヤ。
  18. 【請求項18】 前記補強繊維がアラミド繊維である、請求項17に記載の
    タイヤ。
  19. 【請求項19】 前記下層(11)のコンパウンドが、3〜10phrの範
    囲のアラミド繊維の量を含む、請求項18に記載のタイヤ。
  20. 【請求項20】 前記下層(11)のコンパウンドが、6〜9phrの範囲
    のアラミド繊維の量を含む、請求項19に記載のタイヤ。
  21. 【請求項21】 前記下層(11)が、1mmよりも大きな厚さを有する、
    請求項11に記載のタイヤ。
  22. 【請求項22】 前記下層(11)が、1.5〜2mmの範囲の厚さを有す
    る、請求項21に記載のタイヤ。
  23. 【請求項23】 前記下層(11)の厚さが変化する、請求項11に記載の
    タイヤ。
  24. 【請求項24】 少なくとも1つのカーカスプライ(3)が設けられたカー
    カスと、カーカス上に円周方向に付与される、補強コードから構成される2つ以
    上の層(7)が存在するベルトであって、かかる補強コードは、層内で互いに平
    行であり、隣接層の補強コードに関して交差している、ベルトと、該ベルトに付
    与された円周方向に配向される補強コードから構成される半径方向外層(8)と
    、下層(11)と外層(12)とを備えるトレッドバンド(10)と、を具備す
    る高性能タイヤにおいて、前記下層(11)が、70℃〜100℃において実質
    的に変化しないままである硬度および弾性率(E’)を有することを特徴とする
    タイヤ。
  25. 【請求項25】 少なくとも1つのカーカスプライ(3)が設けられたカー
    カスと、カーカス上に円周方向に付与される、補強コードから構成される2つ以
    上の層(7)が存在するベルトであって、かかる補強コードは、層内で互いに平
    行であり、隣接層の補強コードに関して交差している、ベルトと、該ベルトに付
    与された円周方向に配向される補強コードから構成される半径方向外層(8)と
    が存在する高性能タイヤの高速における挙動を改良するための方法であって、 外層(12)と下層(11)とが設けられたトレッドバンドを半径方向外層(
    8)の周辺に装着するステップを含む方法において、 前記下層(11)のために熱安定性のコンパウンドを使用することを特徴とす
    る方法。
  26. 【請求項26】 前記コンパウンドの熱安定性が、補強繊維と硬化樹脂とを
    使用することによって達成される、請求項25に記載の方法。
  27. 【請求項27】 前記熱安定性のコンパウンドが、70℃〜100℃の温度
    範囲で実質的に変化しないままである弾性率(E’)を有する、請求項25に記
    載の方法。
  28. 【請求項28】 前記熱安定性のコンパウンドが、23℃〜100℃の温度
    範囲で実質的に変化しないままである硬度を有する、請求項25に記載の方法。
  29. 【請求項29】 前記トレッドバンド(10)が、外層(12)と下層(1
    1)との同時押出成形によって獲得される、請求項25に記載の方法。
  30. 【請求項30】 前記下層(11)がカレンダリングによって獲得される、
    請求項25に記載の方法。
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