JP2003526660A - 高眼圧症および緑内障の治療 - Google Patents

高眼圧症および緑内障の治療

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Abstract

(57)【要約】 プロスタグランジン関連化合物の長期投与による高眼圧症および緑内障の治療法であって、虹彩色素沈着を引き起こさない、あるいは虹彩色素沈着の可能性が低下した方法を提供する。この治療法に有用な組成物、およびこの組成物を製造するためのプロスタグランジン関連化合物の使用もまた提供する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 (発明の背景) 本発明はヒト患者における高眼圧症の長期間治療および予防的制御方法に関す
る。本発明はさらに、該治療および予防法に有用である組成物に関する。さらに
は、本発明は特定の化合物の、該医薬組成物を調製するための使用に関する。よ
り詳細には、本発明はヒト患者の高眼圧もしくは緑内障を、定期的にプロスタグ
ランジン関連化合物を眼へ局所投与することによって、虹彩色素沈着を誘導する
ことなく、あるいは非常に少ない虹彩色素沈着しか誘導することなく、長期にわ
たって制御する事に関する。
【0002】 プロスタグランジン類(以後プロスタグランジンはPGとして示す)はヒトお
よび他の哺乳類の組織または器官に含有され、広範囲の生理学的活性を示す有機
カルボン酸の1群である。天然に存在するPG類(天然PG類)は一般的な構造特
性として、式(A)に示すプロスタン酸骨格を有する。
【化10】
【0003】 一方幾つかの合成類似体は修飾された骨格を持っている。天然PG類は5員環
の構造特性によって、PGA類、PGB類、PGC類、PGD類、PGE類、P
GF類、PGG類、PGH類、PGI類およびPGJ類に分類され、さらに鎖部
分の不飽和の数と位置によって、 (下付1)...13,14−不飽和−15−OH (下付2)...5,6−および13,14−ジ不飽和−15−OH (下付3)...5,6−、13,14−および17,18−トリ不飽和−15
−OH として、分類される。
【0004】 さらに、PGF類は9位の水酸基の配置によってα(水酸基がアルファー配置
である)およびβ(水酸基がベータ配置である)に分類される。
【0005】 また、幾つかの15−ケト(すなわち、水酸基の代わりに15位にオキソ基を
持つ)−プロスタグランジン類および13,14−ジヒドロ−15−ケト−プロ
スタグランジン類は、天然PGの代謝中に酵素の作用によって自然に産生する物
質として知られている。15−ケト−PG化合物は例えば、欧州特許出願公開第
0281239号明細書、同0281480号明細書、同0289349号明細
書、同0453127号明細書および同0690049号明細書に記載されてい
る。これらの文献はいずれも引用形態で本明細書に含まれる。
【0006】 現在米国においてはラタノプロストが眼圧降下および抗緑内障のための局所投
与剤として市販されている。化学的にはラタノプロストは13,14−ジヒドロ
−17−フェニル−18,19,20−トリノールPGFαイソプロピルエーテ
ルである。ラタノプロストの副作用のひとつは、ラタノプロストで約3ヶ月以上
上昇した眼圧の制御を行った患者の約10%以上に虹彩の茶色色素沈着が認めら
れるというものである。ラタノプロストはFPレセプターに対する顕著に特異的
な結合親和性を有する。セレンらは、PGFα−IE、PGE−IEおよび
ラタノプロストがカニクイザルにおいて虹彩色素沈着の増強を誘導すると報告し
ている。(Survey of Ophthalmology, 41, supplement 2, S125-S128 (1997))(
なお、IEはイソプロピルエステルを意味する。)。
【0007】 イソプロピルウノプロストン点眼薬(登録商標レスキュラ)はヨーロッパおよ
び米国以外で市販されている、高眼圧症および緑内障の治療のための局所投与剤
である。イソプロピルウノプロストンはドコサノイドであり、具体的には13,
14−ジヒドロー15−ケト−20−エチル PGFαイソプロピルエステル
である。発明者が知る限りにおいて、登録商標レスキュラは、市販薬として白人
種に対して1日1回以上、6ヶ月以上にわたっての高眼圧または緑内障の治療に
用いられたということが本願の出願1年以上前にあったという事実は無い。イソ
プロピルウノプロストンのサルへの長期投与が虹彩沈着を引き起こさなかったと
の予備研究の結果が公開されている。登録商標レスキュラはFP受容体刺激活性
を実質的に有していない。
【0008】 15−ケト−ラタノプロスト(13,14−ジヒドロ−15−ケト−17−フ
ェノル−18,19,20−トリノール PGFαイソプロピルエステル)は局
所投与のための眼圧降下剤として用いるのに有望な候補である。同化合物の使用
についての短期試験は米国特許第5321128号に開示している。
【0009】 (発明の概要) 本発明は、プロスタグランジン関連化合物を定期的に局所投与することを含む
ヒト患者における高眼圧症および緑内障の長期治療もしくは予防的制御のための
、患者への虹彩色素沈着誘導の無い、あるいはラタノプロストより患者への虹彩
色素沈着誘導の少ない方法を提供する。
【0010】 本発明はまた、プロスタグランジン関連化合物を活性成分として含有する、定
期的に局所投与することによってヒト患者において高眼圧症および緑内障の長期
治療もしくは予防的制御をするのに適した組成物を提供する。
【0011】 本発明はさらに、定期的に局所投与することによってヒト患者において高眼圧
症および緑内障の長期治療もしくは予防的制御をするのに適した医薬組成物の調
製のための、プロスタグランジン関連化合物の使用もまた提供する。
【0012】 本発明において、「プロスタグランジン関連化合物(以下、PG関連化合物とい
う)」の語は、5員環の構造、α鎖・ω鎖上の2重結合の数、ヒドロキシ基およ
びオキソ基、およびその他置換基の存否および鎖上部分の変形にかかわりなく、
プロスタン酸骨格を有する化合物のあらゆる誘導体またはアナログ(置換体を含
む)を包含する。
【0013】 この発明のPG関連化合物の命名に際しては、前記式(A)に示したプロスタ
ン酸の番号を用いる。
【0014】 前記式(A)はC−20の基本骨格のものであるが、本発明のPG関連化合物
では炭素数20のものに限定されない。即ち、基本骨格を構成する炭素の番号は
カルボン酸を1とし5員環に向かって順に2〜7までをα鎖上の炭素に、8〜1
2までを5員環の炭素に、13〜20までをω鎖上に付している。炭素数がα鎖
上で減少する場合、2位から順次番号を抹消し、α鎖上で増加する場合2位にカ
ルボキシル基(1位)に代わる置換基がついたものとして命名する。同様に、炭
素数がω鎖上で減少する場合、20位から炭素の番号を順次減じ、ω鎖上で増加
する場合、20位より後の炭素原子は置換基として命名する。立体配置に関して
は、特に断りのない限り、上記基本骨格の有する立体配置に従うものとする。
【0015】 一般に、PGD、PGE、PGFはそれぞれ、9位および/または11位に水
酸基を有する化合物をいうが、この発明では、9位および/または11位の水酸
基に代えて他の基を有するものも包含する。これらの化合物を命名する場合、9
−デヒドロキシ−9−置換体あるいは11−デヒドロキシ−11−置換体の形で
命名する。なお、水酸基の代わりに水素を有する場合は、単に9あるいは11−
デヒドロキシ化合物と称する。
【0016】 前述のように、この発明ではPG関連化合物の命名はプロスタン酸骨格に基づ
いて行うが、上記化合物がプロスタグランジンと同一の部分構造を有する場合に
は、簡略化のためPGの略名を利用することがある。この場合、α鎖の骨格炭素
数が2個延長されたPG化合物、すなわちα鎖の骨格炭素数が9であるPG化合
物は、2−デカルボキシ−2−(2−カルボキシエチル)−PG化合物と命名す
る。同様にα鎖の骨格炭素数が11であるPG化合物は、2−デカルボキシ−2
−(4−カルボキシブチル)−PG化合物と命名する。また、ω鎖の骨格炭素数
が10であるPG化合物は、20−エチル−PG化合物と命名する。なお、命名
はこれをIUPAC命名法に基づいて行うことも可能である。
【0017】 本発明において使用されるPG関連化合物はあらゆるPGの誘導体またはアナ
ログであり得、13−14位に1つの2重結合を有し、15位にヒドロキシ基を
有するPG化合物、5−6位にもうひとつの二重結合を有するPG化合物、
17−18位にさらなる二重結合を有する15−ケト−PG化合物、15位の
ヒドロキシ基の代わりにオキソ基を有する15−ケト−PG化合物、15位のヒ
ドロキシ基の代わりに水素を有する15−デヒドロキシPG化合物、あるいはこ
れらの化合物それぞれの13−14位の2重結合が単結合となった13,14−
ジヒドロ−PG化合物類、もしくはこれらの化合物それぞれの13−14位の2
重結合が三重結合となった13,14−ジデヒドロ−PG化合物類などが例示さ
れる。さらに、置換化合物および誘導体の例としては、上記化合物のα鎖の末端
カルボキシル基がそのエステル、エーテル、アミド、医薬上許容される塩である
化合物、α−またはω−鎖の炭素原子数が減少もしくは増加した化合物、α−ま
たはω鎖上に側鎖を有する化合物(例えば1〜3の炭素原子数の側鎖)、5員環
上にヒドロキシ、ハロゲン、低級アルキル、ヒドロキシ(低級)アルキルおよび
オキソのごとき置換基もしくは二重結合を有する化合物、α鎖上にハロゲン、オ
キソ、アリールおよび複素環のごとき置換基を有する化合物、ω鎖上にハロゲン
、オキソ、ヒドロキシ、低級アルコキシ、低級アルカノイルオキシ、シクロ(低
級)アルキル、シクロ(低級)アルキルオキシ、アリール、アリールオキシ、複
素環基および複素環オキシ基のごとき置換基を有する化合物および、低級アルコ
キシ、低級アルカノイルオキシ、シクロ(低級)アルキル、シクロ(低級)アル
キルオキシ、アリール、アリールオキシ、複素環基および複素環オキシ基のごと
き置換基を、天然のプロスタン酸より短縮された、天然のプロスタン酸と同じも
しくはこれより長いω鎖上に有する化合物が例示される。
【0018】 好ましい態様において、ヒト患者は白人種である。 好ましい態様において、定期的投与は少なくとも1日1回、少なくとも6ヶ月
間続けるものとする。 本発明の他の好ましい態様において、投与される化合物はドコサノイドである
。 本発明のさらに他の好ましい態様において、投与される化合物はイソプロピル
ウノプロストンである。 本発明のさらに他の好ましい態様において、投与される化合物は15−ケト−
ラタノプロストである。 本発明の他の好ましい態様において、投与される化合物は、15−ケト−17
−フェニルー18,19,20−トリノール−PGFα N−エチルアミドまた
は13,14−ジヒドロ−15−ケト−17−フェニル−18,19,20−トリ
ノールPGFα N−エチルアミドである。
【0019】 (発明の詳細な説明) 本発明はヒト患者における高眼圧および緑内障の長期間にわたる治療および制
御に関する。ラタノプロストである13,14−ジヒドロ−17−フェニル−1
8,19,20−トリノールPGFαイソプロピルエステルはかかる治療に用い
られているが、白人種患者に対してかなりの比率で(10%以上)虹彩へ茶色の
色素沈着を引き起こす。現時点ではどの患者に虹彩色素沈着が生じるかをある程
度の確実性をもって予測することは不可能であると考えられていることから、色
を意識する人々にとって、特に女性にとっては深刻な副作用である。虹彩色素沈
着は通常、3ヶ月以上の持続治療、即ち毎日の定期的な投与、において発生する
。この虹彩色素沈着はラタノプロストのプロスタグランジンFPまたはEPレセ
プターに対する高い特異的な結合親和性の結果であると考えられている(Journal
of Japan Glaucoma Society, 5, 136 (1995))。
【0020】 この度、実質的にプロスタグランジンFPレセプターを刺激せず、もしくは、
プロスタグランジンFPレセプターに対する特異的親和性がラタノプロストの1
/10未満であり、一方で局所投与用眼圧降下剤として有用である本発明のプロ
スタグランジン関連化合物が、虹彩への暗色色素沈着を誘導することなく長期間
にわたってヒトに安全に投与可能であることが見出された。これらの化合物とし
て特に挙げられるものは、15位の炭素原子がオキソ置換基を有する化合物(1
5−ケト化合物)、もしくは15位の炭素原子がヒドロキシ置換基を有し、15
位より後のオメガ鎖が少なくとも6炭素原子を有する直鎖基もしくは少なくとも
3炭素原子を有する直鎖の末端に環が結合した基を有する化合物である。上記で
述べたとおり、本発明の化合物は眼圧降下作用のための局所投与に安全に用いる
ことができ、ラタノプロストに見られるような虹彩への茶色色素沈着を誘導する
ことはない。
【0021】 本発明のプロスタグランジン関連化合物として好ましい態様の一つは以下の式
(I)の化合物である。
【化11】 [式中、W、WおよびWは炭素原子あるいは酸素原子、 L、MおよびNは、水素、ヒドロキシ、ハロゲン原子、低級アルキル、低級アル
コキシ、ヒドロキシ(低級)アルキルまたはオキソ (ただし、LおよびMの基のうちの少なくとも1つは、水素以外の基であり、5
員環は少なくとも1つの二重結合を有していてもよい); Aは、−CHOH、−COCHOH、−COOHまたはそれらの官能性誘
導体; Bは、単結合、−CH−、−CH−CH−、−CH=CH−、−C≡C
−、−CH−CH−CH−、−CH=CH−CH−、−CH−CH=
CH−、−C≡C−CH−または−CH−C≡C−; Rは、非置換またはハロゲン、アルキル、ヒドロキシ、オキソ、アリールま
たは複素環で置換された、二価の飽和または不飽和の低〜中級の脂肪族炭化水素
残基; Raは、非置換またはハロゲン、オキソ、ヒドロキシ、低級アルキル、低級ア
ルコキシ、低級アルカノイルオキシ、シクロ(低級)アルキル、シクロ(低級)
アルキルオキシ、アリール、アリールオキシ、複素環または複素環オキシで置換
された、飽和または不飽和の低〜中級脂肪族炭化水素残基;シクロ(低級)アル
キル;シクロ(低級)アルキルオキシ;アリール;アリールオキシ;複素環;複
素環オキシ]。
【0022】 上記化合物のうち、特に好ましい化合物としては、式(II)
【化12】 [式中、L、M、R1、AおよびBは、上記と同意義; XおよびXは、水素、低級アルキルまたはハロゲン; Rは、単結合または低級アルキレン;および Rは、低級アルキル、低級アルコキシ、シクロ(低級)アルキル、シクロ(
低級)アルキルオキシ、アリール、アリールオキシ、複素環または複素環オキシ
]で表される化合物である。
【0023】 本発明の別の好ましい態様においては、本発明のプロスタグランジン関連化合
物は以下の式(III):
【化13】 [式中、W1、W2、およびW3は炭素または酸素原子; L、MおよびNは、水素、ヒドロキシ、ハロゲン、低級アルキル、低級アルコ
キシ、ヒドロキシ(低級)アルキルまたはオキソ(ただし、LおよびMの基のう
ちの少なくとも1つは、水素以外の基であり、5員環は少なくとも1つの二重結
合を有していてもよい); Aは、−CHOH、−COCHOH、−COOHまたはそれらの官能性誘
導体; Bは、単結合、−CH−、−CH−CH−、−CH=CH−、−C≡C
−、−CH−CH−CH−、−CH=CH−CH−、−CH−CH=
CH−、−C≡C−CH−または−CH−C≡C−; Rは、非置換またはハロゲン、アルキル、ヒドロキシ、オキソ、アリールま
たは複素環で置換された、二価の飽和または不飽和の低〜中級の脂肪族炭化水素
残基; Zは
【化14】 (式中、RおよびRは水素、ヒドロキシ、ハロゲン、低級アルキル、低級
アルコキシまたはヒドロキシ(低級)アルキルであり、RおよびRは同時に
ヒドロキシ、低級アルコキシおよび/またはヒドロキシ(低級)アルキルとなる
ことはない); Ra'は、非置換またはハロゲン、オキソ、ヒドロキシ、低級アルキル、低級
アルコキシ、低級アルカノイルオキシ、シクロ(低級)アルキル、シクロ(低級
)アルキルオキシ、アリール、アリールオキシ、複素環または複素環オキシで置
換された、飽和または不飽和のC5〜C10脂肪族炭化水素残基;シクロ(低級
)アルキル;シクロ(低級)アルキルオキシ;アリール;アリールオキシ;複素
環;複素環オキシ] で表わされる化合物である。
【0024】 本発明において用いられる化合物はプロスタグランジンA、B、C、D、E、
FまたはJタイプであってよく、これにはサブタイプ1、2および3が含まれる
。これらの全て及びその眼科用処方は米国特許第5001153号に説明されて
いる(該特許の含有する内容はすべて引用によってここに導入する)。本発明に
用い得る化合物は米国特許第5001135号および米国特許第5312128
号に開示されている。
【0025】 上記式中、R、RaおよびRa'の定義における「不飽和」の語は、主鎖お
よび/または側鎖の炭素原子間の結合として、少なくとも1つまたはそれ以上の
2重結合および/または3重結合を孤立、分離または連続して含むことを意味す
る。通常の命名法に従って、連続する2つの位置間の不飽和は若い方の位置番号
を表示することにより示し、連続しない2つの位置間の不飽和は両方の位置番号
を表示して示す。
【0026】 「低〜中級脂肪族炭化水素」の語は、炭素数1〜14の直鎖または分枝鎖(た
だし、側鎖は炭素数1〜3のものが好ましい)を有する炭化水素を意味し、好ま
しくはRの場合炭素数1〜10、特に1〜8の炭化水素であり、Raの場合炭
素数1〜10、特に1〜8の炭化水素である
【0027】 「ハロゲン」の語は、フッ素、塩素、臭素およびヨウ素を包含する。特に好ま
しくはフッ素原子である。 「低級」の語は、特にことわりのない限り炭素原子数1〜6を有する基を包含
するものである。
【0028】 「低級アルキル」の語は、炭素原子数1〜6の直鎖または分枝鎖の飽和炭化水
素基、例えばメチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、イソブチル、
t−ブチル、ペンチルおよびヘキシルを含む。
【0029】 「低級アルコキシ」の語は、低級アルキルが上述と同意義である低級アルキル
−O−を意味する。
【0030】 「ヒドロキシ(低級)アルキル」の語は、少なくとも1つのヒドロキシ基で置
換された上記のようなアルキルを意味し、例えばヒドロキシメチル、1−ヒドロ
キシエチル、2−ヒドロキシエチルおよび1−メチル−1−ヒドロキシエチルで
ある。
【0031】 「低級アルカノイルオキシ」の語は、式RCO−O−(ここで、RCO−は上
記のような低級アルキルが酸化されて生じるアシル、例えばアセチル)で示され
る基を意味する。
【0032】 「シクロ(低級)アルキル」の語は、炭素原子3個以上を含む上記のような低
級アルキル基が閉環して生ずる基であり、例えばシクロプロピル、シクロブチル
、シクロペンチル、シクロヘキシルを含む。
【0033】 「シクロ(低級)アルキルオキシ」の語は、低級シクロアルキルが上述と同意
義である低級シクロアルキル−O−を意味する。
【0034】 「アリール」の語は、置換されていてもよい芳香性炭化水素環基を包含し、好
ましくは単環性の、例えばフェニル、ナフチル、トリル、キシリルが例示される
。置換基としては、ハロゲン、低級アルコキシ、ハロゲン置換低級アルキル(こ
こで、ハロゲン原子および低級アルキルは前記の意味)が含まれる。
【0035】 「アリールオキシ」の語は、式ArO−(ここで、Arは上記のようなアリー
ル)で示される基を意味する。
【0036】 「複素環」としては、置換されていてもよい炭素原子および炭素原子以外に窒
素原子、酸素原子および硫黄原子から選ばれる1種または2種のヘテロ原子を1
〜4個、好ましくは1〜3個含む、5〜14員、好ましくは5〜10員の、単環
式〜3環式、好ましくは単環式の複素環基が例示される。複素環基としては、フ
リル基、チエニル基、ピロリル基、オキサゾリル基、イソオキサゾリル基、チア
ゾリル基、イソチアゾリル基、イミダゾリル基、ピラゾリル基、フラザニル基、
ピラニル基、ピリジル基、ピリダジニル基、ピリミジル基、ピラジニル基、2−
ピロリル基、ピロリジニル基、2−イミダゾリニル基、イミダゾリジニル基、2
−ピラゾリニル基、ピラゾリジニル基、ピペリジノ基、ピペラジニル基、モルホ
リノ基、インドリル基、ベンゾチエニル基、キノリル基、イソキノリル基、プリ
ニル基、キナゾリニル基、カルバゾリル基、アクリジニル基、フェナントリジニ
ル基、ベンズイミダゾリル基、ベンゾイミダゾリニル基、ベンゾチアゾリル基、
フェノチアジニル基などが例示される。置換基としてはハロゲン、ハロゲン置換
低級アルキル基(ここで、ハロゲン原子および低級アルキル基は前記の意味)が
例示される。
【0037】 「複素環オキシ」の語は、式HcO−(ここでHcは上記のような複素環基)
で示される基を意味する。
【0038】 Aの「官能性誘導体」の語は、塩(好ましくは、医薬上許容し得る塩)、エー
テル、エステルおよびアミド類を含む。
【0039】 適当な「医薬上許容し得る塩」としては、慣用される非毒性塩を含み、無機塩
基との塩、例えばアルカリ金属塩(ナトリウム塩、カリウム塩等)、アルカリ土
類金属塩(カルシウム塩、マグネシウム塩等)、アンモニウム塩;または有機塩
基との塩、例えばアミン塩(例えばメチルアミン塩、ジメチルアミン塩、シクロ
ヘキシルアミン塩、ベンジルアミン塩、ピペリジン塩、エチレンジアミン塩、エ
タノールアミン塩、ジエタノールアミン塩、トリエタノールアミン塩、トリス(
ヒドロキシメチルアミノ)エタン塩、モノメチル−モノエタノールアミン塩、プ
ロカイン塩、カフェイン塩等)、塩基性アミノ酸塩(例えばアルギニン塩、リジ
ン塩等)、テトラアルキルアンモニウム塩等が挙げられる。これらの塩類は、例
えば対応する酸および塩基から常套の反応によってまたは塩交換によって製造し
得る。
【0040】 エーテルの例としてはアルキルエーテル、例えば、メチルエーテル、エチルエ
ーテル、プロピルエーテル、イソプロピルエーテル、ブチルエーテル、イソブチ
ルエーテル、t−ブチルエーテル、ペンチルエーテル、1−シクロプロピルエチ
ルエーテル等の低級アルキルエーテル、オクチルエーテル、ジエチルヘキシルエ
ーテル、ラウリルエーテル、セチルエーテル等の中級または高級アルキルエーテ
ル、オレイルエーテル、リノレニルエーテル等の不飽和エーテル、ビニルエーテ
ル、アリルエーテル等の低級アルケニルエーテル、エチニルエーテル、プロピニ
ルエーテル等の低級アルキニルエーテル、ヒドロキシエチルエーテル、ヒドロキ
シイソプロピルエーテルのようなヒドロキシ(低級)アルキルエーテル、メトキ
シメチルエーテル、1−メトキシエチルエーテル等の低級アルコキシ(低級)ア
ルキルエーテル、および例えばフェニルエーテル、トシルエーテル、t−ブチル
フェニルエーテル、サリチルエーテル、3,4−ジメトキシフェニルエーテル、
ベンズアミドフェニルエーテル等の所望により置換されたアリールエーテル、ベ
ンジルエーテル、トリチルエーテル、ベンズヒドリルエーテル等のアリール(低
級)アルキルエーテルが挙げられる。
【0041】 エステルとしては、メチルエステル、エチルエステル、プロピルエステル、イ
ソプロピルエステル、ブチルエステル、イソブチルエステル、t−ブチルエステ
ル、ペンチルエステル、1−シクロプロピルエチルエステル等の低級アルキルエ
ステル、ビニルエステル、アリルエステル等の低級アルケニルエステル、エチニ
ルエステル、プロピニルエステル等の低級アルキニルエステル、ヒドロキシエチ
ルエステルのようなヒドロキシ(低級)アルキルエステル、メトキシメチルエス
テル、1−メトキシエチルエステル等の低級アルコキシ(低級)アルキルエステ
ルのような脂肪族エステルおよび例えばフェニルエステル、トリルエステル、t
−ブチルフェニルエステル、サリチルエステル、3,4−ジメトキシフェニルエ
ステル、ベンズアミドフェニルエステル等の所望により置換されたアリールエス
テル、ベンジルエステル、トリチルエステル、ベンズヒドリルエステル等のアリ
ール(低級)アルキルエステルが挙げられる。
【0042】 Aのアミドは、式−CONR’R”(式中、R’およびR”はそれぞれ水素、
低級アルキル、アリール、アルキル−またはアリール−スルホニル、低級アルケ
ニルおよび低級アルキニル)で示される基であり、例えばメチルアミド、エチル
アミド、ジメチルアミド、ジエチルアミド等の低級アルキルアミド、アニリド、
トルイジド等のアリールアミド、メチルスルホニルアミド、エチルスルホニルア
ミド、トリルスルホニルアミド等のアルキルもしくはアリールスルホニルアミド
等が挙げられる。
【0043】 好ましいLおよびMの例はヒドロキシおよびオキソであり、特に好ましくはL
およびMがヒドロキシであっていわゆるPGFタイプと称される5員環構造を有
するものである。
【0044】 好ましいAの例は、−COOH、−CHOH、その医薬上許容し得る塩、エ
ステル、エーテルまたはアミドである。
【0045】 好ましいXおよびXは少なくとも一方がハロゲンであり、好ましくは両方
がハロゲンである。特に好ましくはフッ素であり、いわゆる16,16−ジフル
オロタイプと称される構造を有するものである。
【0046】 好ましいRは置換基を有さない、飽和または不飽和2価低〜中級脂肪族炭化
水素残基である。これは好ましくは炭素数1〜10であり、特に好ましくは炭素
数2〜8の炭化水素である。
【0047】 Rの具体例としては、例えば、次のものが挙げられる。 −CH−CH−、 −CH−CH−CH−CH−、 −CH−CH=CH−CH−、 −CH−C≡C−CH−、 −CH−CH−CH−CH−CH−、 −CH−CH=CH−CH−CH−、 −CH−C≡C−CH−CH−、 −CH−CH−CH−CH−CH−CH−、 −CH−CH=CH−CH−CH−CH−、 −CH−CH−CH−CH−CH=CH−、 −CH−C≡C−CH−CH−CH−、 −CH−CH−CH−CH−CH(CH)−CH− −CH−CH−CH−CH−CH−CH−CH−CH−、 −CH−CH=CH−CH−CH−CH−CH−CH−、 −CH−CH−CH−CH−CH−CH−CH=CH−、 −CH−C≡C−CH−CH−CH−CH−CH−、 −CH−CH−CH−CH−CH−CH−CH(CH)−CH −。
【0048】 好ましいRは単結合、もしくは2価の飽和または不飽和の低級〜中級脂肪族
炭化水素残基であり、特に炭素数1〜10、より好ましくは1〜8のさらに好ま
しくは炭素数1〜6のアルキレンである。 好ましいRは水素、アリールまたはアリールオキシである。 好ましいRaは15位の炭素原子の後に続く炭素数1〜10の、より好ましく
は炭素数1から8の、特に好ましくは炭素数7の炭化水素基である。
【0049】 好ましいRa’は15位の炭素の後に続く少なくとも6炭素数の直鎖基または
少なくとも炭素数3の基とオメガ鎖の末端に環状基、より好ましくはフェニル基
が結合した基である。 好ましいR’およびR”は水素原子またはC1−6アルキル、C2−6アルケ
ニルおよびC3−6アルキニルである。
【0050】 本発明の化合物において環、αおよび/またはω鎖の配置は、天然のPG類の
配置と同様かまたは異なっていてもよい。しかしながら、この発明は、天然の配
置を有する化合物および非天然の化合物の配置を有する化合物の混合物も包含す
る。
【0051】 本発明で用いる15−ケト−PG化合物の例えば13位と14位の間が単結合
のものである場合、該化合物の11位のヒドロキシと15位のオキソ間のへミア
セタール形成により、ケト−ヘミアセタール平衡を生ずる場合がある。 このような互変異性体が存在する場合、両異性体の存在比率は他の部分の樺造ま
たは置換基の種類により変動し、場合によっては一方の異性体が圧倒的に存在す
ることもあるが、この発明においてはこれら両者を含むものとし、このような異
性体の存在の有無にかかわりなくケト型の構造式または命名法によって化合物を
表わすことがあるが、これは便宜上のものであってヘミアセタール型の化合物を
排除しようとするものではない。
【0052】 この発明においては、個々の互変異性体、その混合物または光学異性体、その
混合物、ラセミ体、その他の立体異性体等の異性体も、同じ目的に使用すること
が可能である。
【0053】 本発明の方法においては、上記化合物を1日に1回もしくは2回、6ヶ月間以
上、上昇した眼圧もしくは緑内障を治療するのに必要な期間までの間、すでに冒
された眼へ必要に応じて局所投与すること、および上記化合物を6ヶ月間以上、
予防レベルを保つために眼へ局所投与することを、虹彩色素沈着、特にラタノプ
ロストの長期使用によって生じるごとき茶色の色素沈着を誘導することなく行う
【0054】 本発明の医薬組成物には点眼剤および眼軟膏が含まれる。点眼剤は有効成分を
無菌の水溶液、例えば生理食塩水、緩衝液等に溶解させることによって調製し得
る。用時溶解用点眼液のための粉末組成物であってもよい。眼軟膏は活性成分を
軟膏基剤と混合して調製される。
【0055】 本発明の医薬組成物は通常約0.20%(w/v)未満の活性化合物濃度である。好
ましい組成物は約0.00005〜0.18%(w/v)の濃度範囲のものである。
【0056】 本発明の医薬組成物には本発明の目的に影響を及ぼさない限り、いかなる他の
薬理活性成分を配合してもよい。
【0057】 実施例1 ほとんどが白人種である813名のヒトを被験者として、1年間の試験を行っ
た。0.15%レスキュラ(登録商標)1滴を各治療眼に1日2回投与した。試験の
最初の約6ヶ月経過時には、虹彩への茶色色素沈着が増加したとの報告は無かっ
た。
【0058】 実施例2 インビトロ機能性レセプター試験 FPレセプター活性 FPレセプター機能試験をネコ眼由来虹彩括約筋を用いて実施した。眼は眼球
摘出後直接かまたは氷冷生理食塩水中に一晩保存した後のものを用いた。虹彩括
約筋を調製し、半分に切り、37度に設定し、酸素を吹き込んだインドメタシン
(2.8×10-6M)、アトロピン(10-7M)およびプロプラノール(10-7M)を添
加した改変クレブス溶液中へ設置した。150mgを静止張力としてかけ、被検化
合物を累積的に添加した場合の収縮性の力をアイソメトリックに測定した。手動
または自動組織バスシステム(Buxco, STC 400)を用いて試験した。各組織片の最
大応答を100%とした。2から4の別個の組織片における応答の平均を計算した。
【0059】EPレセプター活性 ウシ眼由来の虹彩括約筋を用いてEPレセプターの試験をした。摘出してす
ぐのウシ眼球を屠殺場より氷上に保持して運んだ。試験はネコの虹彩括約筋を用
いた場合とほぼ同様にして行ったが、ウシ虹彩括約筋はEPおよびTPレセプ
ターの両方を発現していることから、TP−レセプターアゴニスト(GR32 1
91B)を濃度が0.1μMとなるよう組織浴へ添加した。
【0060】EPレセプター活性 モルモット回腸の切片をEPレセプターに対する効果を調べるために用いた
。雄性モルモットを頭部強打によって屠殺し、頸動脈から脱血させた。盲腸から
約10cmのところの回腸より輪状リング(2〜3ミリ幅)を得た。この標本に
対して静止張力を1gかけ、GrasS88スティミュレーターを用いて2本の平
行白金電極間に矩形パルス(周波数7.5Hz、パルス時間0.1m秒、トレーン
時間4秒)を送って刺激した。電極間の電圧はおよそ20Vであり、各トレーン間
の間隔は100秒とした。各刺激波に対するピーク収縮力を測定した。被検化合
物を累積的に添加し、筋肉の痙攣に対する抑制効果を評価した。3つの連続した
ピークが同じ高さとなった部分を応答値として採用した。
【0061】EPレセプタ−活性 EPレセプターに対する作用をモルモット輸精管を用いて調べた。約10mm
の組織片を組織浴へセットし、モルモット輪状回腸を用いる場合とほぼ同様の方
法にて試験を行った。
【0062】血小板を用いたTPおよびIP/DP活性試験 被検化合物の血小板凝集に対する活性試験をモルモット血液からの試料を用い
て行った。血液をクエン酸ナトリウム(最終濃度10mM)を投入したヴェノジェ
クト(Venoject)管中へ採取し、200Gにて10分間遠心分離して多
血小板血漿(platelet rich plasma; PRP)を得た。PRPを取り、残りをさ
らに2000Gにて15分間の遠心分離にかけ、上清を少血小板血漿(platelet
poor plasma; PPP)として用いた。血小板凝集はクロノログ凝集計を用い、PP
Pをブランクとして用いて測定した。500μlのPRPを2分間37℃にてイ
ンキュベートし、5μlの被検溶液を添加した。光透過性の最大変化値を記録し
た。
【0063】 モルモット血小板凝集をTPレセプターに対する作用の測定に用いた。各被検
溶液の光透過性最大変化値を、安定TxA2アナログU46619(3μl)を同じ
バッチのPRPへ添加した際に得られる最大凝集に対するパーセンテージとして
計算した。
【0064】 IPおよびDPレセプターに対する活性は、化合物のモルモットPRPのAD
P誘導性凝集に対する抑制作用により測定した。被検物質(5μl)を500μ
lのPRPへ添加し、37℃で2分間インキュベートした。ADP(最終濃度1
0μM)を添加し、ADP添加により誘導された光透過性の最大変化値を、同一バッ
チで処理したPRPについて被検薬物の存在下、非存在下でパーセント評価し、比
較した。 濃度−効果曲線をデータを対数シグモイド関数を用いて処理して得た。
【0065】
【表1】
【0066】 表1の結果は、ラタノプロスト酸がFPレセプター作用を50%刺激するため
には1.0×10-8Mの濃度しか必要でないのに比べて他のプロスタグランジンレセプ
ターを刺激するためには顕著に高い濃度が必要であることを示す。これは、ラタ
ノプロストがFPレセプターに対する選択的アゴニストであり、臨床用量にて眼
に投与された場合にはその生理活性を主にこのレセプターを活性化することによ
り発揮していることを意味する。15−ケトラタノプロスト酸の場合、FPレセ
プターへ同じ刺激を与えるためにはこれよりかなり高い濃度である2.6x10-7Mが
必要となる。従って、表1に示したレセプタープロファイルから、FPレセプタ
ーに対する活性については15−ケト−ラタノプロスト酸はラタノプロスト酸と
比べて少なくとも10倍弱く、そして事実上、他のプロスタグランジンレセプタ
ー(EP、EPおよびEP)に対する活性を有していないことが示された
【0067】実施例3 ウノプロストンのプロスタグランジンレセプターに対する親和性プロファイル この実施例はイソプロピルウノプロストンもしくはその代謝物(イソプロピル
エステルの加水分解により得られる酸)がいずれかのプロスタグランジンレセプ
ターに対する親和性を有するかどうかを調べるために行ったものである。 リガンド結合アッセイおよびシグナル伝達試験 リガンド結合試験においては、標識したイソプロピルウノプロストンおよびそ
の代謝物の、ウシ黄体膜のプロスタグランジンレセプター部位に対する特異的結
合性を測定した。この組織は多量のFPレセプターを含むほとんどのPGレセプタ
ーを発現する。シグナル伝達試験においては、蛍光造影技術を用いてヒト毛様体
筋の一次培養物内における細胞内カルシウムの代謝を、およびウサギ虹彩毛様体
におけるサイクリックAMP生成を測定した。
【0068】方法 1)リガンド結合アッセイ方法 本方法は既報文献に詳細に述べられている。簡潔に述べると、8〜16nMの H−PGFαまたはH−イソプロピルウノプロストンもしくはその代謝物
を1000倍過剰量の非標識PGFα、イソプロピルウノプロストンもしくは
その代謝物の存在または非存在下で、ウシ黄体膜と共にインキュベートした。遊
離の結合していないリガンドをミリポア製濾過装置を用いて迅速に分離した。フ
ィルターに捉えられた膜結合放射活性を計測した。結合データの評価のためには
、以下の用語を定義することが必要である: 全結合は非標識リガンド不存在下での結合量として定義される。 特異的結合は非標識リガンドにより置換された結合として定義される。 非特異的結合は非標識リガンドにより置換されなかった結合として定義される
【0069】2)シグナル伝達法 細胞内カルシウム移動 コンフルエントとなったヒト毛様体筋細胞をFura 2−AM細胞と共に蒔
いた。ペトリ皿中の細胞を顕微鏡用台を設置した、ジャケット付きチャンバーへ
置いた。ジャケットへサーモスタットにより制御された水を巡回させてチャンバ
ーの温度を37℃に保った。次いで細胞を励起波長334nmおよび380nm
、放射波長510nmにて観察した。細胞には被検化合物を含むあるいは含まな
いHEPESバッファーを灌流した。可視化された細胞内カルシウムをAttofluo
r RatioVisionソフトウエアプログラムおよびZeiss蛍光顕微鏡を用いて写真に撮
影した。 結果1)結合試験 H-イソプロピルウノプロストンもしくはその代謝物の特異的結合を最適化
するために、最初は結合を時間、膜および放射性リガンド濃度の関数として、非
標識ウノプロストンもしくはPGFαの存在、非存在下で測定した。ウシ黄体
膜では5分時点で全結合が21.0fmol/mgタンパク質となり、60分までイ
ンキュベートしてもこれ以上増加しなかった。 表2および3はH-イソプロピルウノプロストンの全結合が膜および放射性
リガンドの増加と共に増加したが、いずれの結合も非標識イソプロピルウノプロ
ストンもしくはPGFαでは置きかえられなかったことを示し、これは特異的
結合のないことを示唆する。
【0070】
【表2】
【0071】 非標識イソプロピルウノプロストンもしくはPGFαは上記結合を全く置換
しなかった。
【0072】
【表3】
【0073】 表4に示すように、濃度の高い非標識イソプロピルウノプロストンがH-イ
ソプロピルウノプロストンの結合を全く置き換えなかったことから、イソプロピ
ルウノプロストンに対する特異的結合部位は無い。これに対して、H-PGF
αはその結合部位へ特異的に結合した。17−フェニルトリノールPGE
EP)、ブタプロスト(EP)、スルプロストン(EP)、イロプロスト(I
P)、U46619(TP)およびBW245c(DP)はH-イソプロピルウノ
プロストンをその結合部位から置きかえることがなかったことは、イソプロピル
ウノプロストンはDP、EP、EP、EP、IPおよびTPのいずれのレ
セプターとも結合しないことを示唆する。代謝物もイソプロピルウノプロストン
と同様の結合プロファイルを示した、即ち、いずれのPGレセプターとも結合し
ない。
【表4】
【0074】2)セカンドメッセンジャー試験:カルシウム代謝 イソプロピルウノプロストンまたはその代謝物の濃度10〜1000nMでは
、ヒト毛様体筋細胞内カルシウムを動態化させることはなかった。細胞内カルシ
ウム動態化パスウエイにリンクしているFPレセプターのアゴニストであるフル
プロステノールはカルシウムを動態化した。イソプロピルウノプロストンが細胞
内カルシウムを動態化しなかったことは、これらの化合物がEPまたはFPま
たはTPレセプタ−に対する親和性を有していないことを示唆する。これらのレ
セプターは、ホスフォリパーゼCパスウエイにリンクしており、このパスウエイ
の刺激は細胞内カルシウムの動態化につながるものである。
【0075】結果 試験の結果はイソプロピルウノプロストンまたはその代謝物はPGレセプター
部位に結合しないことを示す。 上記実施例2および3に加え、Gothら, Japanese Journal Ophthalmol, 36: 2
36-245 (1994)はウノプロストン(遊離酸型)およびPhXA34(これもまた
遊離酸型)のアゴニスト活性および親和性を調べている。PhXA34は15R
および15S化合物エピマーの混合物であり、ラタノプロストおよびその15−
Sエピマーを含有している。PhXA34はPGFαの1/2のアゴニスト活
性を、PGFαレセプターに対して示した。これはネコ虹彩括約筋収縮作用に
より測定される活性である。一方、ウノプロストンのアゴニスト活性はPGF αのたった1/1600であった。PGFαレセプターを有するウシ黄体を用
いた結合抑制試験により、PhXA34は強く[H]PGFα結合を阻害す
ることが示され、一方、ウノプロストンによる結合抑制活性はPGFαに対し
てほとんど無いに等しい(PGFαの<<1/280)。
【0076】 「ラタノプロストより色素沈着誘導が少ない」の記載は、同じ治療期間である
少なくとも6ヶ月間、臨床上許可された用量の1日1または2回投与によって、
本発明の化合物は同じ治療をされた患者の虹彩と比べて虹彩色素沈着の誘導程度
が低く、また患者人数中における虹彩色素沈着が誘導された人数が少ない。 本発明に用い得る化合物は、本明細書実施例2で測定されるFPレセプター刺
激作用についてラタノプロストより少なくとも5倍低い作用しか有していない。
好ましくは、本発明に用い得る化合物はFPレセプター刺激作用についてラタノ
プロストより少なくとも10倍弱い作用を有するものである。最も好ましくは、
本発明に用い得る化合物は、EP、EP、EP、TPおよびIP/DPレ
セプターのいずれに対しても刺激活性を有していないものである。 本発明のバリエーションは当業者には自明であろう。
【0077】産業上の利用可能性 本発明の方法、組成物および使用は高眼圧症および緑内障の長期治療を虹彩色
素沈着を引き起こすことなく、もしくは最小程度の虹彩色素沈着しか誘導しない
で行うのに有用である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE,TR),OA(BF ,BJ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW, ML,MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,G M,KE,LS,MW,MZ,SD,SL,SZ,TZ ,UG,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ, MD,RU,TJ,TM),AE,AG,AL,AM, AT,AU,AZ,BA,BB,BG,BR,BY,B Z,CA,CH,CN,CO,CR,CU,CZ,DE ,DK,DM,DZ,EE,ES,FI,GB,GD, GE,GH,GM,HR,HU,ID,IL,IN,I S,JP,KE,KG,KR,KZ,LC,LK,LR ,LS,LT,LU,LV,MA,MD,MG,MK, MN,MW,MX,MZ,NO,NZ,PL,PT,R O,RU,SD,SE,SG,SI,SK,SL,TJ ,TM,TR,TT,TZ,UA,UG,UZ,VN, YU,ZA,ZW

Claims (60)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 治療有効量のプロスタグランジン関連化合物を眼局所投与す
    ることによるヒト患者における高眼圧症および緑内障の長期治療もしくは予防的
    制御方法であって、該プロスタグランジン関連化合物の長期間の眼局所投与によ
    り治療された眼における虹彩色素沈着誘導可能性が除かれた、あるいは弱められ
    た点が改善されている方法。
  2. 【請求項2】 治療有効量のプロスタグランジン関連化合物を眼局所投与す
    ることによるヒト患者における高眼圧症および緑内障の長期治療もしくは予防的
    制御方法であって、該プロスタグランジン関連化合物の長期間の眼局所投与によ
    り治療された眼における虹彩色素沈着誘導可能性が除かれた、あるいは弱められ
    た点が改善されており、該プロスタグランジン関連化合物が式(I) 【化1】 [式中、W、WおよびWは炭素原子あるいは酸素原子、 L、MおよびNは、水素、ヒドロキシ、ハロゲン原子、低級アルキル、低級アル
    コキシ、ヒドロキシ(低級)アルキルまたはオキソ (ただし、LおよびMの基のうちの少なくとも1つは、水素以外の基であり、5
    員環は少なくとも1つの二重結合を有していてもよい); Aは、−CHOH、−COCHOH、−COOHまたはそれらの官能性誘
    導体; Bは、単結合、−CH−、−CH−CH−、−CH=CH−、−C≡C
    −、−CH−CH−CH−、−CH=CH−CH−、−CH−CH=
    CH−、−C≡C−CH−または−CH−C≡C−; Rは、非置換またはハロゲン、アルキル、ヒドロキシ、オキソ、アリールま
    たは複素環で置換された、二価の飽和または不飽和の低〜中級の脂肪族炭化水素
    残基; Raは、非置換またはハロゲン、オキソ、ヒドロキシ、低級アルキル、低級ア
    ルコキシ、低級アルカノイルオキシ、シクロ(低級)アルキル、シクロ(低級)
    アルキルオキシ、アリール、アリールオキシ、複素環または複素環オキシで置換
    された、飽和または不飽和の低〜中級脂肪族炭化水素残基;シクロ(低級)アル
    キル;シクロ(低級)アルキルオキシ;アリール;アリールオキシ;複素環;複
    素環オキシ] で示される化合物である方法。
  3. 【請求項3】 Aの官能性誘導体が、塩、エーテル、エステルおよびアミド
    である、請求項2記載の方法。
  4. 【請求項4】 Aが式−CONR’R”(式中、R’およびR”はそれぞれ
    水素、低級アルキル、アリール、アルキル−またはアリール−スルホニル、低級
    アルケニルおよび低級アルキニル)で示される、請求項3記載の方法。
  5. 【請求項5】 使用される化合物が13,14−ジヒドロー15−ケト−2
    0−エチルPGFαイソプロピルエステルである請求項2または3記載の方法
  6. 【請求項6】 使用される化合物が15−ケトラタノプロストである、請求
    項2または3記載の方法。
  7. 【請求項7】 使用される化合物を1日1回以上、6ヶ月以上投与する、請
    求項5または6記載の方法。
  8. 【請求項8】 使用される化合物を1日2回、6ヶ月以上投与する、請求項
    7記載の方法。
  9. 【請求項9】 ヒト患者が白人種である、請求項1記載の方法。
  10. 【請求項10】 用いる化合物が15−ケト置換基を有し、オメガ鎖にフェ
    ニル環を有するものである、請求項1記載の方法。
  11. 【請求項11】 治療有効量のプロスタグランジン関連化合物を眼局所投与
    することによるヒト患者における高眼圧症および緑内障の長期治療もしくは予防
    的制御方法であって、該プロスタグランジン関連化合物の長期間の眼局所投与に
    より治療された眼における虹彩色素沈着誘導可能性が除かれた、あるいは弱めら
    れた点が改善されており、該プロスタグランジン関連化合物が式(III): 【化2】 [式中、W、W、およびWは炭素または酸素原子; L、MおよびNは、水素、ヒドロキシ、ハロゲン、低級アルキル、低級アルコ
    キシ、ヒドロキシ(低級)アルキルまたはオキソ(ただし、LおよびMの基のう
    ちの少なくとも1つは、水素以外の基であり、5員環は少なくとも1つの二重結
    合を有していてもよい); Aは、−CHOH、−COCHOH、−COOHまたはそれらの官能性誘
    導体; Bは、単結合、−CH−、−CH−CH−、−CH=CH−、−C≡C
    −、−CH−CH−CH−、−CH=CH−CH−、−CH−CH=
    CH−、−C≡C−CH−または−CH−C≡C−; Rは、非置換またはハロゲン、アルキル、ヒドロキシ、オキソ、アリールま
    たは複素環で置換された、二価の飽和または不飽和の低〜中級の脂肪族炭化水素
    残基; Zは 【化3】 (式中、RおよびRは水素、ヒドロキシ、ハロゲン、低級アルキル、低級
    アルコキシまたはヒドロキシ(低級)アルキルであり、RおよびRは同時に
    ヒドロキシ、低級アルコキシおよび/またはヒドロキシ(低級)アルキルとなる
    ことはない); Ra′は、非置換またはハロゲン、オキソ、ヒドロキシ、低級アルキル、低級
    アルコキシ、低級アルカノイルオキシ、シクロ(低級)アルキル、シクロ(低級
    )アルキルオキシ、アリール、アリールオキシ、複素環または複素環オキシで置
    換された、飽和または不飽和のC5〜C10脂肪族炭化水素残基;シクロ(低級
    )アルキル;シクロ(低級)アルキルオキシ;アリール;アリールオキシ;複素
    環;複素環オキシ] で示される化合物である方法。
  12. 【請求項12】 Aの官能性誘導体が、塩、エーテル、エステルまたはアミ
    ドである、請求項11記載の方法
  13. 【請求項13】 Aが式−CONR’R”(式中、R’およびR”はそれぞ
    れ水素、低級アルキル、アリール、アルキル−またはアリール−スルホニル、低
    級アルケニルおよび低級アルキニル)で示される、請求項12記載の方法。
  14. 【請求項14】 使用される化合物が15位の炭素原子の後に、炭素数6個
    以上の直鎖基を有する、請求項11記載の方法。
  15. 【請求項15】 使用される化合物が、ドコサノイドである請求項14記載
    の方法。
  16. 【請求項16】 使用される化合物が15位の炭素原子の後に炭素数3以上
    の直鎖基を有し、オメガ鎖末端に環状基を有している、請求項11記載の方法。
  17. 【請求項17】 環状基がフェニル環である、請求項16記載の方法。
  18. 【請求項18】 使用される化合物を1日1回以上、6ヶ月以上投与する、
    請求項15記載の方法。
  19. 【請求項19】 使用される化合物を、1日2回、6ヶ月以上投与する、請
    求項18記載の方法。
  20. 【請求項20】 ヒト患者が白人種である、請求項2または11記載の方法
  21. 【請求項21】 プロスタグランジン関連化合物を活性成分として含有し、
    ヒト患者に対し長期間、眼局所に投与される、高眼圧症および緑内障の長期治療
    もしくは予防的制御に適した医薬組成物。
  22. 【請求項22】 プロスタグランジン関連化合物を活性成分として含有し、
    ヒト患者に対し長期間、眼局所に投与される、高眼圧症および緑内障の長期治療
    もしくは予防的制御に適した医薬組成物であって、該プロスタグランジン関連化
    合物が式(I) 【化4】 [式中、W、WおよびWは炭素原子あるいは酸素原子、 L、MおよびNは、水素、ヒドロキシ、ハロゲン原子、低級アルキル、低級アル
    コキシ、ヒドロキシ(低級)アルキルまたはオキソ (ただし、LおよびMの基のうちの少なくとも1つは、水素以外の基であり、5
    員環は少なくとも1つの二重結合を有していてもよい); Aは、−CHOH、−COCHOH、−COOHまたはそれらの官能性誘
    導体; Bは、単結合、−CH−、−CH−CH−、−CH=CH−、−C≡C
    −、−CH−CH−CH−、−CH=CH−CH−、−CH−CH=
    CH−、−C≡C−CH−または−CH−C≡C−; Rは、非置換またはハロゲン、アルキル、ヒドロキシ、オキソ、アリールま
    たは複素環で置換された、二価の飽和または不飽和の低〜中級の脂肪族炭化水素
    残基; Raは、非置換またはハロゲン、オキソ、ヒドロキシ、低級アルキル、低級ア
    ルコキシ、低級アルカノイルオキシ、シクロ(低級)アルキル、シクロ(低級)
    アルキルオキシ、アリール、アリールオキシ、複素環または複素環オキシで置換
    された、飽和または不飽和の低〜中級脂肪族炭化水素残基;シクロ(低級)アル
    キル;シクロ(低級)アルキルオキシ;アリール;アリールオキシ;複素環;複
    素環オキシ] で示される化合物である組成物。
  23. 【請求項23】 Aの官能性誘導体が、塩、エーテル、エステルおよびアミ
    ドである、請求項22記載の組成物。
  24. 【請求項24】 Aが式−CONR’R”(式中、R’およびR”はそれぞ
    れ水素、低級アルキル、アリール、アルキル−またはアリール−スルホニル、低
    級アルケニルおよび低級アルキニル)で示される、請求項23記載の組成物。
  25. 【請求項25】 プロスタグランジン関連化合物が13,14−ジヒドロー
    15−ケト−20−エチルPGFαイソプロピルエステルである請求項22ま
    たは23記載の組成物。
  26. 【請求項26】 プロスタグランジン関連化合物が15−ケトラタノプロス
    トである、請求項22または23記載の組成物。
  27. 【請求項27】 1日1回以上、6ヶ月以上投与するのに適している、請求
    項25または26記載の組成物。
  28. 【請求項28】 1日2回、6ヶ月以上投与するのに適している、請求項2
    7記載の組成物。
  29. 【請求項29】 ヒト患者が白人種である、請求項28記載の方法。
  30. 【請求項30】 プロスタグランジン関連化合物が15−ケト置換基を有し
    、オメガ鎖にフェニル環を有するものである、請求項21記載の組成物。
  31. 【請求項31】 プロスタグランジン関連化合物を活性成分として含有し、
    ヒト患者に対し長期間、眼局所に投与される、高眼圧症および緑内障の長期治療
    もしくは予防的制御に適した医薬組成物であって、プロスタグランジン関連化合
    物が式(III): 【化5】 [式中、W、W、およびWは炭素または酸素原子; L、MおよびNは、水素、ヒドロキシ、ハロゲン、低級アルキル、低級アルコキ
    シ、ヒドロキシ(低級)アルキルまたはオキソ(ただし、LおよびMの基のうち
    の少なくとも1つは、水素以外の基であり、5員環は少なくとも1つの二重結合
    を有していてもよい); Aは、−CHOH、−COCHOH、−COOHまたはそれらの官能性誘
    導体; Bは、単結合、−CH−、−CH−CH−、−CH=CH−、−C≡C
    −、−CH−CH−CH−、−CH=CH−CH−、−CH−CH=
    CH−、−C≡C−CH−または−CH−C≡C−; Rは、非置換またはハロゲン、アルキル、ヒドロキシ、オキソ、アリールま
    たは複素環で置換された、二価の飽和または不飽和の低〜中級の脂肪族炭化水素
    残基; Zは 【化6】 (式中、RおよびRは水素、ヒドロキシ、ハロゲン、低級アルキル、低級
    アルコキシまたはヒドロキシ(低級)アルキルであり、RおよびRは同時に
    ヒドロキシ、低級アルコキシおよび/またはヒドロキシ(低級)アルキルとなる
    ことはない); Ra′は、非置換またはハロゲン、オキソ、ヒドロキシ、低級アルキル、低級
    アルコキシ、低級アルカノイルオキシ、シクロ(低級)アルキル、シクロ(低級
    )アルキルオキシ、アリール、アリールオキシ、複素環または複素環オキシで置
    換された、飽和または不飽和のC5〜C10脂肪族炭化水素残基;シクロ(低級
    )アルキル;シクロ(低級)アルキルオキシ;アリール;アリールオキシ;複素
    環;複素環オキシ] で示される化合物である組成物。
  32. 【請求項32】 Aの官能性誘導体が、塩、エーテル、エステルまたはアミ
    ドである、請求項31記載の組成物。
  33. 【請求項33】 Aが式−CONR’R”(式中、R’およびR”はそれぞ
    れ水素、低級アルキル、アリール、アルキル−またはアリール−スルホニル、低
    級アルケニルおよび低級アルキニル)で示される、請求項32記載の組成物。
  34. 【請求項34】 プロスタグランジン関連化合物が15位の炭素原子の後に
    、炭素数6個以上の直鎖基を有する、請求項31記載の組成物。
  35. 【請求項35】 プロスタグランジン関連化合物が、ドコサノイドである請
    求項34記載の組成物。
  36. 【請求項36】 プロスタグランジン関連化合物が、15位の炭素原子の後
    に炭素数3以上の直鎖基を有し、オメガ鎖末端に環状基を有している、請求項3
    1記載の組成物。
  37. 【請求項37】 環状基がフェニル環である、請求項36記載の組成物。
  38. 【請求項38】 1日1回以上、6ヶ月以上投与するのに適したものである
    、請求項35記載の組成物。
  39. 【請求項39】 1日2回、6ヶ月以上投与するのに適したものである、請
    求項38記載の組成物。
  40. 【請求項40】 ヒト患者が白人種である、請求項22または31記載の組
    成物。
  41. 【請求項41】 ヒト患者に対し長期間、眼局所に投与される、高眼圧症お
    よび緑内障の長期治療もしくは予防的制御に適した医薬組成物を製造するための
    、プロスタグランジン関連化合物の使用。
  42. 【請求項42】 ヒト患者に対し長期間、眼局所に投与される、高眼圧症お
    よび緑内障の長期治療もしくは予防的制御に適した医薬組成物を製造するための
    、プロスタグランジン関連化合物の使用であって、該プロスタグランジン関連化
    合物が式(I) 【化7】 [式中、W、WおよびWは炭素原子あるいは酸素原子、 L、MおよびNは、水素、ヒドロキシ、ハロゲン原子、低級アルキル、低級アル
    コキシ、ヒドロキシ(低級)アルキルまたはオキソ (ただし、LおよびMの基のうちの少なくとも1つは、水素以外の基であり、5
    員環は少なくとも1つの二重結合を有していてもよい); Aは、−CHOH、−COCHOH、−COOHまたはそれらの官能性誘
    導体; Bは、単結合、−CH−、−CH−CH−、−CH=CH−、−C≡C
    −、−CH−CH−CH−、−CH=CH−CH−、−CH−CH=
    CH−、−C≡C−CH−または−CH−C≡C−; Rは、非置換またはハロゲン、アルキル、ヒドロキシ、オキソ、アリールま
    たは複素環で置換された、二価の飽和または不飽和の低〜中級の脂肪族炭化水素
    残基; Raは、非置換またはハロゲン、オキソ、ヒドロキシ、低級アルキル、低級ア
    ルコキシ、低級アルカノイルオキシ、シクロ(低級)アルキル、シクロ(低級)
    アルキルオキシ、アリール、アリールオキシ、複素環または複素環オキシで置換
    された、飽和または不飽和の低〜中級脂肪族炭化水素残基;シクロ(低級)アル
    キル;シクロ(低級)アルキルオキシ;アリール;アリールオキシ;複素環;複
    素環オキシ] で示される化合物である使用。
  43. 【請求項43】 Aの官能性誘導体が、塩、エーテル、エステルおよびアミ
    ドである、請求項42記載の使用。
  44. 【請求項44】 Aが式−CONR’R”(式中、R’およびR”はそれぞ
    れ水素、低級アルキル、アリール、アルキル−またはアリール−スルホニル、低
    級アルケニルおよび低級アルキニル)で示される、請求項43記載の使用。
  45. 【請求項45】 プロスタグランジン関連化合物が13,14−ジヒドロー
    15−ケト−20−エチルPGFαイソプロピルエステルである請求項42ま
    たは43記載の使用。
  46. 【請求項46】 プロスタグランジン関連化合物が15−ケトラタノプロス
    トである、請求項42または43記載の使用。
  47. 【請求項47】 組成物が1日1回以上、6ヶ月以上投与するのに適したも
    のである、請求項45または46記載の使用。
  48. 【請求項48】 組成物が1日2回、6ヶ月以上投与するのに適したもので
    ある、請求項47記載の使用。
  49. 【請求項49】 ヒト患者が白人種である、請求項48記載の方法。
  50. 【請求項50】 プロスタグランジン関連化合物が15−ケト置換基を有し
    、オメガ鎖にフェニル環を有するものである、請求項41記載の使用。
  51. 【請求項51】ヒト患者に対し長期間、眼局所に投与される、高眼圧症およ
    び緑内障の長期治療もしくは予防的制御に適した医薬組成物を製造するための、
    プロスタグランジン関連化合物の使用であって、プロスタグランジン関連化合物
    が式(III): 【化8】 [式中、W、W、およびWは炭素または酸素原子; L、MおよびNは、水素、ヒドロキシ、ハロゲン、低級アルキル、低級アルコキ
    シ、ヒドロキシ(低級)アルキルまたはオキソ(ただし、LおよびMの基のうち
    の少なくとも1つは、水素以外の基であり、5員環は少なくとも1つの二重結合
    を有していてもよい); Aは、−CHOH、−COCHOH、−COOHまたはそれらの官能性誘
    導体; Bは、単結合、−CH−、−CH−CH−、−CH=CH−、−C≡C
    −、−CH−CH−CH−、−CH=CH−CH−、−CH−CH=
    CH−、−C≡C−CH−または−CH−C≡C−; Rは、非置換またはハロゲン、アルキル、ヒドロキシ、オキソ、アリールま
    たは複素環で置換された、二価の飽和または不飽和の低〜中級の脂肪族炭化水素
    残基; Zは 【化9】 (式中、RおよびRは水素、ヒドロキシ、ハロゲン、低級アルキル、低級
    アルコキシまたはヒドロキシ(低級)アルキルであり、RおよびRは同時に
    ヒドロキシ、低級アルコキシおよび/またはヒドロキシ(低級)アルキルとなる
    ことはない); Ra′は、非置換またはハロゲン、オキソ、ヒドロキシ、低級アルキル、低級
    アルコキシ、低級アルカノイルオキシ、シクロ(低級)アルキル、シクロ(低級
    )アルキルオキシ、アリール、アリールオキシ、複素環または複素環オキシで置
    換された、飽和または不飽和のC5〜C10脂肪族炭化水素残基;シクロ(低級
    )アルキル;シクロ(低級)アルキルオキシ;アリール;アリールオキシ;複素
    環;複素環オキシ] で示される化合物である、使用。
  52. 【請求項52】 Aの官能性誘導体が、塩、エーテル、エステルまたはアミ
    ドである、請求項51記載の使用。
  53. 【請求項53】 Aが式−CONR’R”(式中、R’およびR”はそれぞ
    れ水素、低級アルキル、アリール、アルキル−またはアリール−スルホニル、低
    級アルケニルおよび低級アルキニル)で示される、請求項52記載の使用。
  54. 【請求項54】 プロスタグランジン関連化合物が15位の炭素原子の後に
    、炭素数6個以上の直鎖基を有する、請求項51記載の使用。
  55. 【請求項55】 プロスタグランジン関連化合物が、ドコサノイドである請
    求項54記載の使用。
  56. 【請求項56】 プロスタグランジン関連化合物が、15位の炭素原子の後
    に炭素数3以上の直鎖基を有し、オメガ鎖末端に環状基有している、請求項51
    記載の使用。
  57. 【請求項57】 環状基がフェニル環である、請求項56記載の使用。
  58. 【請求項58】 組成物が1日1回以上、6ヶ月以上投与するのに適したも
    のである、請求項55記載の使用。
  59. 【請求項59】 組成物が1日2回、6ヶ月以上投与するのに適したもので
    ある、請求項58記載の使用。
  60. 【請求項60】 ヒト患者が白人種である、請求項42または51記載の使
    用。
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