JP2003526055A - 拡張範囲比例弁 - Google Patents

拡張範囲比例弁

Info

Publication number
JP2003526055A
JP2003526055A JP2001560045A JP2001560045A JP2003526055A JP 2003526055 A JP2003526055 A JP 2003526055A JP 2001560045 A JP2001560045 A JP 2001560045A JP 2001560045 A JP2001560045 A JP 2001560045A JP 2003526055 A JP2003526055 A JP 2003526055A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
valve
flow
pilot
main valve
fluid
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001560045A
Other languages
English (en)
Inventor
フリージンガー,ポール・ダブリユ
ホーラー,ピーター・アール
ホールボロー,ピーター・エイ
Original Assignee
アスコ・コントロールズ・エル・ピー
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Priority claimed from US09/506,967 external-priority patent/US6619612B2/en
Application filed by アスコ・コントロールズ・エル・ピー filed Critical アスコ・コントロールズ・エル・ピー
Publication of JP2003526055A publication Critical patent/JP2003526055A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16KVALVES; TAPS; COCKS; ACTUATING-FLOATS; DEVICES FOR VENTING OR AERATING
    • F16K31/00Actuating devices; Operating means; Releasing devices
    • F16K31/12Actuating devices; Operating means; Releasing devices actuated by fluid
    • F16K31/36Actuating devices; Operating means; Releasing devices actuated by fluid in which fluid from the circuit is constantly supplied to the fluid motor
    • F16K31/40Actuating devices; Operating means; Releasing devices actuated by fluid in which fluid from the circuit is constantly supplied to the fluid motor with electrically-actuated member in the discharge of the motor
    • F16K31/402Actuating devices; Operating means; Releasing devices actuated by fluid in which fluid from the circuit is constantly supplied to the fluid motor with electrically-actuated member in the discharge of the motor acting on a diaphragm
    • F16K31/404Actuating devices; Operating means; Releasing devices actuated by fluid in which fluid from the circuit is constantly supplied to the fluid motor with electrically-actuated member in the discharge of the motor acting on a diaphragm the discharge being effected through the diaphragm and being blockable by an electrically-actuated member making contact with the diaphragm
    • GPHYSICS
    • G05CONTROLLING; REGULATING
    • G05DSYSTEMS FOR CONTROLLING OR REGULATING NON-ELECTRIC VARIABLES
    • G05D16/00Control of fluid pressure
    • G05D16/20Control of fluid pressure characterised by the use of electric means
    • G05D16/2093Control of fluid pressure characterised by the use of electric means with combination of electric and non-electric auxiliary power
    • G05D16/2095Control of fluid pressure characterised by the use of electric means with combination of electric and non-electric auxiliary power using membranes within the main valve

Abstract

(57)【要約】 連続した低、中、高範囲にわたって、質量流量を制御することのできる拡張範囲比例弁10は、ソレノイドの電機子84に取り付けられたパイロット部材68を有し、この電機子84は、主弁部材30内のパイロット開口58に対してディザオン/オフすることができ、この主弁部材30は、主弁開口18を密封して、ソレノイドコイルのパルス幅変調電流のデューティサイクルおよび/または周波数を変化させることにより、低範囲にわたる質量流量を制御する。中間流量および高流量は、それぞれ主弁シート18から比較的短い距離および比較的長い距離だけ主弁部材30を上昇させるのに十分なデューティサイクルおよび/または周波数で、パイロット弁部材68をディザすることにより達成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 発明の背景 本発明は、電気ソレノイドにより操作される比例流量タイプの弁に関する。よ
り詳細には、本発明は、高いターンダウン比を有する弁、すなわち、非常に低い
流量から中間流量を通り非常に高い流量まで流量を制御することのできる弁に関
する。
【0002】 比例流量弁は、混合および測定機能を果たすことに有用性が見出されている。
例えば、ガソリンを正確に混合し特定のオクタン値等の所望の特性を達成するた
め、高温および低温の水を混合して所望の温度を得るため、ガソリン等の液体や
空気および天然ガス等の気体を含む圧縮可能および圧縮不可能な流体を分配する
ために、比例流量弁を使用する。比例流量弁を使用する適用例に応じて、非常に
低い一定の流量並びに非常に高い一定の流量、および前記高い流量と低い流量の
間の中間の一定の流量を維持する必要がある。
【0003】 従来技術の比例弁には、主弁部材を主弁シートに対して上昇および下降して、
弁を開閉するものがある。主弁部材は、膜の中央に取り付けることができる。こ
のような弁は米国特許第5676342号に示される。この弁により、弁を通る
流体流量が、弁を制御するソレノイドアクチュエータのコイルを通る電流量に比
例する。このタイプの構成では、アクチュエータは直線状に動作する、すなわち
、ソレノイド電機子により発生する力が、ソレノイドに印加される電流に直線状
に比例する。従って、ソレノイド電機子は、弁部材を弁シートに向けて常に押圧
する閉鎖ばねに対して直線状に働く。このように、弁部材が弁シートから離れる
距離は、ソレノイドに印加される電流量に比例する。
【0004】 主弁部材の頂部にはパイロット弁シートがあり、これは主弁部材の中央を通る
パイロット開口を囲む。主弁部材上方のソレノイドのプランジャは、パイロット
弁部材を担持し、このパイロット弁部材は、下降して主弁部材内のパイロット弁
開口を密封し、上昇して主弁部材内のパイロット弁開口を開放する。
【0005】 また、ハウジングまたは膜内にもしくは別のチャネルを通って、抽気開口があ
り、これを通って流体が、膜上方のリザーバチャンバと膜下方の吸込チャンバと
の間を流れることができる。この抽気開口はパイロット開口よりも小さい。パイ
ロット開口がプランジャにより密封されると、吸込口からの流体が膜下方の吸込
チャンバに入り、膜内の抽気開口を通過して膜上方のリザーバへ流れる。膜上方
の流体は、膜を主弁シートに向けて下方へ押圧し、それにより主弁シートに囲ま
れた主弁開口を密封する。ソレノイドが作動してプランジャをパイロット開口か
ら上昇させると、膜上方の流体が、より小さい抽気開口を通って流入するときよ
りも速い速度でパイロット開口を通って排出され、これにより、膜上方の圧力を
減少させ、膜下方の吸込口からの流体圧が膜を上方へ押圧するようにして、主弁
部材を主弁シートから上昇させて弁を開放する。
【0006】 前記米国特許第5676342号の弁は、その機能を立派に果たすことがわか
っている。しかし、非常に低い流量を維持するときに、膜が主弁部材を主弁開口
からわずかに上昇させることのできる位置に、プランジャが移動する。このとき
、膜の上方域と下方域との圧力差が非常に大きいので、主弁部材が主弁シートか
ら上昇する際に飛び上がる傾向にあり、非常に低い流量を達成することができな
くなる。この発生は、流れの下端対電流の特性を示す。すなわち、ソレノイドコ
イルに印加された電流を減少させることにより流量が均一に減少する弁では、ソ
レノイドコイル電流が、主弁部材が主弁シート上に押圧されるレベルまで減少す
ると、流れが突然遮断される。
【0007】 逆に、主弁部材が主弁シートに係合し、比例ソレノイド弁のコイル内で誘導さ
れた電流が次第に増加すると、主弁部材が、主弁シートから、弁に対する最低可
能流量が達成される位置まで飛び上がるレベルに到達する。この最低流量は、弁
の構成要素の設計パラメータの入念な選択を通して最適化することができるが、
正確な低流量が必要な場合には十分に改良することができない。
【0008】 弁ソレノイドに全波交流電流を印加して主弁部材を主弁シートから移動させる
ことにより一定の高流量で、および、交流電流を整流して、ソレノイドコイルに
印加されると流体がパイロット開口を通過できるようにするが、主弁部材を主弁
シートから上昇することのできる十分な上昇力を提供することはない、半波交流
信号を得ることにより一定の低流量で、ソレノイド弁を操作することが、当技術
分野で公知である。このような弁は、Johnson他の米国特許第45038
87号の主題である。
【0009】 さらに、弁のソレノイドコイルに周期パルス直流電流の形で電力を印加するこ
とにより、パイロット弁部材を比例弁内のパイロット弁シートから移動する度合
を変化させ、パルス幅変調と呼ばれることもあるように、電流量をパルスの「オ
ン」および「オフ」時間の長さと共に変化させることが、当技術分野で公知であ
る。この目的のパルス幅変調は、LaMarcaの米国特許第5294089号
およびOttoの米国特許第5676342号に開示されている。
【0010】 前記の手法のいずれも、高いターンダウン比を持つ比例ソレノイド弁、すなわ
ち、主弁部材が主弁シートから移動する非常に高いレベルおよび中間レベルから
、主弁部材が取り付けられたままとなって主弁開口を密封し、流量がパイロット
開口を通る通路に限定される低レベルまで、流量を連続して変化させることがで
きる、比例ソレノイド弁を製造する問題の解決を提供していない。
【0011】 発明の概要 本発明によれば、主弁部材を主弁シートから上昇させることなく、比例ソレノ
イド弁のコイルに印加された電流のパルス幅およびまたは周波数を通して、連続
した範囲にわたって低流量が達成される。低流量、例えば0.5標準立法フィー
ト/分(scfm)〜5.0scfmの割合のガス流に対し、ソレノイド電機子
またはプランジャが、デューティサイクルで振動しまたは主弁部材上のパイロッ
ト弁シートにディザオン/オフし、このデューティサイクル中に、パイロット開
口がサイクルの一部で加圧された吸込流体に晒され、パイロット開口がサイクル
の残りの部分で閉鎖されることにより、主弁部材を主弁シート上に維持し、流体
流をパイロット開口を通る通路に限定する。流量が増加するにつれて、ソレノイ
ド電機子のデューティサイクルが調整されて、パイロット開口が流体に晒される
サイクルの割合を増加させ、これにより、パイロット開口を通る流体流量を増加
させる。
【0012】 流体流量が、より低い流量で発生する飛上がりの問題を生じることなく主弁部
材を主弁シートから移動することを制御することのできるレベルに近付くにつれ
て、ソレノイド電流のデューティサイクルがさらに調整されて、パイロット弁を
、パイロット開口を通る流量が主弁開口を通る限定された流れにより補充される
所望の中間流量に対応する距離だけ、主弁部材を主弁シートから上昇させるのに
十分な長さで開いたままとすることができるようになる。中間質量流量での流れ
は、主弁部材が主弁シートから短い距離の位置まで上昇する際に可能になる。パ
イロット開口を通る流れが重要とならない高い流量は、主弁部材が主弁シートか
らさらに離れて上昇する際に達成される。
【0013】 従って、本発明の目的は、従来実現不可能であった範囲にわたって流量を連続
して変化させることのできる、単一の比例流量弁を提供することである。
【0014】 本発明の別の目的は、可変デューティサイクルを有する電流により通電するこ
とのできるソレノイドアクチュエータを持ち、パイロット弁部材を主弁部材上の
パイロットシートに対してディザオン/オフし、主弁部材を主弁シートから上昇
させることなく弁内のパイロット開口を通して低流量の連続範囲を可能にする、
比例流量弁を提供することである。
【0015】 本発明のさらに別の目的は、主弁部材を主弁シートから上昇させる開口での臨
界流量に達することなく、取り付けられた主弁部材内のパイロット開口を通る流
れを変調する装置を提供することである。
【0016】 本発明のさらなる目的は、パルス幅変調ソレノイド電流のデューティサイクル
および/または周波数を調整して、パイロット弁が主弁部材を主弁シートから上
昇させるのに十分な、所望の中間流量または高流量に対応する長さで開いたまま
とすることのできる、前記タイプの弁を提供することである。
【0017】 本発明のさらに別の目的は、パイロット開口のみを通る(主弁は閉鎖している
)低流量の範囲から、パイロット開口および主弁開口の両方を通過する重要な成
分を有する中間流量を通って、主弁開口を主に通って生じる高流量まで移行が生
じる際に、比例ソレノイド弁内の低流量、中間流量、および高流量の間の連続性
を維持することである。
【0018】 本発明の他のおよびさらなる目的は、種々の図において同一の参照符号を使用
して同一の部分を示す、本発明の以下の図面および好適な実施形態の説明から明
らかであろう。
【0019】 好ましい実施形態の説明 図面の図1〜4を参照する。本発明を例示するために選択された比例フロー弁
10は、流体入口ポート14、流体出口ポート16および主オリフィス20を取
り囲む主弁座18を有する弁胴12を含む。出口ポート16は、水平セクション
22と垂直セクション28を接合する直角ベント24を有する中空エルボの中に
存在する。垂直セクション28は主弁座18に達する。
【0020】 主弁ユニット30は、出口ポート16の垂直セクション28の中に滑動可能に
取り付けられて往復軸運動する主弁部材32を含む。主弁部材32は概して円形
の断面を有し、軸方向に延び円周方向に間隔を置いて配置された平行ベーン34
を有する。図面ではそのうち2枚の平行ベーンを見ることができる。主弁部材3
2の外周は、環状の平らな下面を有するダイヤフラム支持ワッシャ36および環
状の平らな上面を有するダイヤフラム保持リング38を受け入れることができる
輪郭を有する。主弁部材32と一緒に運動するダイヤフラム支持ワッシャ36の
環状の下面とダイヤフラム保持リング38の環状の上面の間には、弁10の圧力
部材として働く柔軟な環状ダイヤフラム17の中央領域が挟み込まれている。
【0021】 弁胴12の頂部には、適当な留め具42によってボンネットプレート40が固
定されている。ボンネットプレート40と弁胴12の頂部の盛り上がった円周リ
ッジ44との間には、ダイヤフラム17の外周が配置されている。ダイヤフラム
17の外周はその上面がボンネットプレート40によって、その下面が、弁胴1
2の盛り上がった円周リッジ44およびリッジ44の内側にあってリッジ44と
同心のシール46によって固定されて保持されている。シール46はダイヤフラ
ム17の下面を保護し、ボンネットプレート40、弁胴12およびダイヤフラム
17間の境界面での流体の漏れを防ぐ。
【0022】 主弁部材32の周囲に切られたみぞに捕らえられた環状の保持クリップ48が
、ダイヤフラム17の中央領域に向かって上部ダイヤフラム支持ワッシャ36を
押しつけて、ダイヤフラム保持リング38に対してダイヤフラム17を固定する
。保持リング38の下の環状主弁シール50を受け取るため、ベーン34には切
欠きがつけられている。主弁シール50はエラストマ材料から製作されることが
好ましい。
【0023】 主弁ユニット30は、主弁部材32、上部ダイヤフラム支持ワッシャ36、ダ
イヤフラム保持リング38、ダイヤフラム17、保持クリップ48および主弁シ
ール50を含み、これらは全て一体として主弁座18に接近し、主弁座18から
遠ざかる。このような運動の間、ダイヤフラム17の中間の環状部分54は自由
に撓曲し、伸びることができ、一方、ダイヤフラム17の外周は所定の位置に固
定されて保持される。主弁ユニット30が軸方向に移動すると、主弁部材32の
ベーン34は、主弁座18から続く出口ポート16の円筒形の垂直壁の中に導か
れる。
【0024】 主弁部材32の中には、上端がパイロット弁座58によって取り囲まれ下端が
出口ポート16に向かって開いた円形ボア56の形態のパイロット通路が部材の
中心軸に沿って走っている。パイロット通路56は、パイロット弁シール部材6
8によって選択的に開閉される。
【0025】 ボンネットプレート40に形成されたショルダ62と上部ダイヤフラム支持ワ
ッシャ36の上面との間に主弁ばね60が圧縮されており、これによって主弁ユ
ニット30が押し下げられ主弁座18と係合する。
【0026】 流体入口ポート14は、主弁ユニット30(ダイヤフラム17を含む)の下面
および出口ポート16の垂直セクション28の外面によって境界されている。リ
ザーバ64が、主弁ユニット30の上の何もない容積を占めている。
【0027】 ダイヤフラム17は、比例フロー弁10によって制御される流体に対して不透
過性である。ボンネット40および弁胴12の中のブリード通路66が、リザー
バ64と入口ポート14の間の流体連絡を可能にし、そのため、入口ポート14
からの流体は、主弁ユニット30の上のリザーバ64に入ることができる。ブリ
ード通路66は、パイロット通路56の最小断面よりも小さな断面を有し、その
ため、パイロット通路56が開いているときに流体は、ブリード通路66を通過
するよりも速くパイロット通路56を通過することができる。
【0028】 図1に示すようにパイロット弁が閉じているとき、すなわちパイロット弁シー
ル部材68がパイロット弁座58と係合しているとき、かつ主弁が閉じていると
き、すなわち主弁シール50が主弁座18と係合しているときには、流体は、流
体入口ポート14から流体出口ポート16へ流れることができない。図2に示す
ように、パイロット弁が開いているとき、すなわちパイロット弁シール部材68
がパイロット弁座58と係合していないとき、かつ主弁が閉じているときには、
流体は、流体入口ポート14からブリード穴通路66を通ってリザーバ64に入
り、次いでリザーバ64からパイロット通路56を通って流体出口ポート16ま
で流れることができる。したがってこのような流体流れは低い質量流量に制限さ
れる。実際の流量は、パイロット弁が閉じている時間に対するパイロット弁が開
いている相対的な時間によって決まる。
【0029】 主弁シール50が主弁座18と係合していないとき、流体は、主弁部材32の
ベーン34間の空間を通して流れることができる。ベーン34間の開口の露出面
積は主弁ユニット30が上昇するにつれて大きくなり、それに対応して流体入口
ポート14から流体出口ポート16への流量も増大する。
【0030】 最初に、例えば主弁部材を、主弁開口の直径の25%以下の距離だけ主弁座か
ら移動させると、主弁開口を通した流れは制限され、パイロット開口を通した流
量がこの弁全体の流量、すなわち主弁開口の質量流量とパイロット弁開口の質量
流量の和のかなりの部分を占める。主弁部材を、主弁開口の直径の25%以下の
距離だけ主弁座から移動させる上に述べた条件の下での弁の質量流量は、流れが
パイロット開口に限定されているときに弁が制限される低流量よりも大きい中間
の流量で起こる。
【0031】 主弁部材を、主弁開口の直径の25%よりも大きな距離だけ主弁座から移動さ
せると、高質量流量が達成される。高流量の流れは主として主弁開口を通して起
こり、パイロット開口を通した流量はごくわずかとなる。
【0032】 弁のパイロット開口だけを通した低流量を達成するため、すなわち弁が図2に
示した状態にある間に低流量を達成するためには、パイロット開口を通した流体
の流れを高速に切り換える周波数およびデューティサイクルを有する電流によっ
てパイロット弁部材をパイロット弁座に対してディザして、リザーバ64内の十
分な圧力を保ち、ダイヤフラムの下の入口圧力が主弁部材を主弁座から持ち上げ
ることを防ぐ。
【0033】 パイロット開口を通した流量は単一の大きさに限定される必要はない。パルス
幅変調ソレノイド電流の周波数および/またはデューティサイクルを変化させる
ことによって、パイロット弁部材によってパイロット開口が閉鎖される時間に対
するパイロット弁開口がリザーバ64の中の流体に露出される相対時間を変更し
て、パイロット開口を通した流量を連続的に増大させまたは低減させることがで
き、一方で、ダイヤフラムが主弁座から持ち上がるほどにリザーバ64内の圧力
が低下することを防ぐことができる。
【0034】 ソレノイド電流の周波数およびパルス幅に応じ、弁は、図1に示したオフ状態
と図2に示したオン状態の間を交互に移動して、主弁を開くことなく、すなわち
主弁部材を主弁座から持ち上げることなく低流量を可能にする。
【0035】 ボンネットプレート40の上にはソレノイドアクチュエータ70がある。ソレ
ノイドアクチュエータ70は、電気的および磁気的に非伝導性の材料から作られ
たスプール74に巻かれた電気伝導性ワイヤから成るコイル72を含む。ソレノ
イドコイル72に電流を供給する電流源に接続するために適当な端子が提供され
る。ソレノイドコイル72の周囲には磁気材料から成るハウジング76がある。
【0036】 スプール74の上部には固定のアーマチュアまたはプラグナット78が位置し
ている。コアチューブ80が、プラグナット78からスプール74の残りの部分
を通して下方へ延びている。コアチューブ80の下部の周囲にはカラー82があ
り、ボンネットプレート40の上部に固定されている。コアチューブ80とカラ
ー82の間の固定およびカラー82とボンネットプレート40の間の固定は、プ
レスばめ、溶接、クリンピング、ねじ留め、または頑丈な流体密接続を形成する
当業者に周知の他の従来の方法によって実施することができる。
【0037】 コアチューブ80の中には、磁気材料の可動アーマチュア84が軸方向に滑動
可能に配置されている。可動アーマチュア84の下端近くには円周フランジ86
が取り付けられている。円周フランジ86とカラー82の下面の間には、可動ア
ーマチュア84を取り囲んでパイロット弁ばね88が圧縮されており、可動アー
マチュア84を下方へ押しやり、可動アーマチュア84をプラグナット78から
遠ざけている。可動アーマチュア84の上面とプラグナット78の下面は対応し
た輪郭を有し、そのため、可動アーマチュア84がプラグナット78の方へ移動
すると2つの面は嵌合する。可動アーマチュア84はその下端に、弾性材料から
形成されたパイロット弁シール部材68を担持している。
【0038】 ソレノイドコイル72の電流を遮断し(図1)、比例フロー弁10の流体入口
ポート14を加圧流体源、例えばガソリンポンプに接続すると、流体は、ブリー
ドチャネル66を通って主弁ユニット30の上のリザーバ64に入る。流体に対
して露出した主弁ユニット30の頂部の面積は、流体に対して露出した主弁ユニ
ット30の下部の面積よりも大きい。したがってばね60の力と合わさった主弁
ユニット30の頂部の流体の力が、主弁座18に対して主弁シール50を保持し
て比例フロー弁10を閉じる。最初にソレノイドコイル72に通電すると(図2
)、可動アーマチュア84はプラグナット3に引きつけられ、したがってばね8
8の力に抗して上向きに移動し始める。上昇するにつれて、可動アーマチュア8
4はパイロット弁シール部材68をパイロット弁座58から遠ざけ、それによっ
て入口流体が、通路56を通って低い出口圧力に維持された出口ポート16に流
れるようになる。パイロット通路56を通した有効流量は、ブリードチャネル6
6を通した有効流量よりも大きいので、主弁ユニット30およびダイヤフラム1
7よりも情報の圧力は低下し始める。図示した本発明の好ましい実施形態のパイ
ロット開口の直径はブリード開口の直径よりも大きいが、フローチャネルが、乱
流によって、ブリードチャネルを通した流量がパイロット開口を通した流量に対
して遅延するようなものであるときには、たとえパイロット開口の直径のほうが
小さい場合でも、パイロット開口を通した有効流量をブリード開口を通した流量
よりも大きくすることができる。
【0039】 ソレノイド電流の周波数およびパルス幅が、パイロット弁シール部材68をパ
イロット弁座58から十分に長い時間持ち上げるのに十分である場合、主弁ユニ
ット30にかかる流体入口圧力の上向きの力が、主弁ユニット30にかかる流体
圧力の下向きの力を上回り始め、主弁ユニット30は上昇し始め(図3)、主弁
ユニット30は主弁座18から離れる。主弁シール50は主弁座18からはずれ
、主弁部材32のベーン34間の空間を通した流体入口ポート14と流体出口ポ
ート16の間の連絡が可能となり、これによって始めて、入口ポート14から出
口ポート16へ中間流体流れが可能となる。
【0040】 パイロット弁座58がパイロット弁シール部材68と係合するまで、すなわち
パイロット弁が閉じるまで、主弁ユニット30は上昇し続ける。その結果、高圧
流体はリザーバ64から逃げることができない。リザーバ64に入った流体が蓄
積するにつれ、弁ユニット30にかかる下向きの力は増大し、この増大は、ばね
60の下向きの力と合わせた力が、主弁ユニット30の下面に対する入口流体の
上向きの力を再び上回るまで続く。その結果、主弁ユニット30は下方へ移動す
る。しかし、主弁ユニット30が下方へ移動し始めるとすぐにパイロット弁68
が開き、主弁ユニット30の上の高圧流体が再び、通路56を通して流体出口ポ
ート16に逃げることができるようになる。すぐに平衡位置(図4)が確立され
る。平衡位置では、主弁ユニット30が絶えず非常に短い距離を振動してパイロ
ット弁68が繰り返し開閉される。
【0041】 振動するときのユニットとしての主弁ユニット30の位置は、可動アーマチュ
ア84の位置、したがってパイロット弁シール部材68の位置によって決定され
る。この位置はさらに、主弁部材32と主弁座18の間の間隔を決定し、したが
って主弁開口を通した流量を決定する。
【0042】 中間質量流量が得られるのか、または高質量流量が得られるのかは、主弁座か
ら主弁部材が持ち上げられる程度によって決まり、これは、可動アーマチュア8
4の位置に従って設定され、可動アーマチュア84の位置は、ソレノイドコイル
72に適用されるパルス幅変調電流のデューティサイクルおよび/または周波数
の関数である。ソレノイド起動の比例フロー制御弁に対する好ましい電流制御方
法はパルス幅変調(PWM)である。
【0043】 従来技術の比例電磁弁で使用されているパルス幅変調を使用して、コイル中の
電流を直線的に変化させるために周波数固定、デューティサイクル可変の方形波
をソレノイドのコイルに適用し、それによってソレノイドによって弁起動機構に
加えられる力を変化させ、したがって弁を通した流れを変化させる。方形波信号
の使用には、ソレノイド電流の制御に線形増幅器を使用するよりも優れた2つの
明瞭な利点がある。第1に、スイッチング型のコントローラは、線形増幅器より
もはるかに高い効率を有する。第2に、方形波の固定のスイッチング周波数を適
当に選択することによって、ソレノイド電流の変動を小さくすることができる。
ソレノイド電流の変動は、持ち上げられたソレノイドアーマチュアの機械的ディ
ザに変換され、これは、弁の静摩擦および機械的ヒステリシスの効果を低減する
。パルス幅変調および/または周波数変調を介して機械的ディザを慎重に制御す
ることによって、主弁を開くことなくある流量範囲にわたって、パイロット開口
を通した所望の質量流量の選択が可能である。本明細書ではこれを低質量流量と
呼ぶ。
【0044】 パルス幅変調されたソレノイド電流のデューティサイクルを増大させて、パイ
ロット開口を通る流れの大きさを主弁部材の上のタンク内の圧力を解除するだけ
大きくすることで、主弁が主弁座を上げることができるようにすることによって
、中間の流量および高い流量が達成される。
【0045】 パルス幅変調電圧のデューティサイクルが50%である場合は、ソレノイドコ
イル72を流れる電流は最大の50%になる。その結果、可動電機子84は、主
弁が閉じている場合の位置(図1)と、弁が完全に開いている場合、すなわち弁
の上面がプラグナット78の下面と係合する場合の位置(図4)との間の最大ス
トロークの半分だけ上昇する。その結果、主弁ユニット30は最大上昇量のちょ
うど50%だけ上昇することができ、従って、主弁ユニット30は最大間隔の約
1/2だけ主弁座18から離間する。このように、流体入り口14と流体出口1
6との間で最大流量の約1/2が弁を流れることができる。
【0046】 電圧が時間の75%でオンであり、25%でオフである場合、すなわちデュー
ティサイクルが75%である場合は、可動電機子84は最大ストロークの3/4
だけ上昇し、その結果、流体入り口14と流体出口16との間で最大流量の約3
/4が弁を流れることができる。従って、主弁を通る大量の流量はソレノイドコ
イル72に供給される電流の量に比例することが分かる。
【0047】 ソレノイド電機子の最大ストローク、および主弁開口の直径に応じて中間的な
質量流量、および高い質量流量を達成可能である。例えば、パルス幅変調電圧の
デューティサイクルが25%である場合は、ソレノイドコイル72を流れる電流
は最大の25%になる。その結果、可動電機子84は最大ストロークの1/4だ
け上昇する。その結果、主弁ユニット30は最大上昇量のちょうど25%だけ上
昇でき、また主弁ユニット30は最大間隔の約1/4だけ主弁座18から離間す
る。主弁開口の直径が可動電機子84の最大ストロークの25%以上である場合
は、流量は中間的な範囲になる。
【0048】 高い流量で動作される場合、すなわち流体の流れが主として主弁座を横切る場
合、本発明の弁は米国特許明細書第5,294,089号の弁と同様に動作する
。この弁は、小さいパイロットオリフィスの制御によって、それ自体はずっと大
きいオリフィスを通る流れを制御するダイアフラムをソレノイドが有効に位置付
けできるようにする流体補助式の設計である。この種類の弁の制御範囲にわたる
ターンダウン率は標準的には約10ないし1である。前述の先行技術の弁の場合
と同様に、電機子の位置の制御は、連続直流の振幅を単に変化させる場合と比較
して、パルス直流電源がソレノイドコイル72に印加されると最も精密なものに
なる。
【0049】 先行技術の弁は中間的な流量範囲と高い流量範囲だけでしか動作できない。こ
のような弁で電流をパルス式にすると、主弁部材を主弁座から変位させる場合と
比較して極めて小さい振幅で可動電機子84にディザが加わる。従って、羽根3
4の間の開口の露出領域によって決定され、かつ主弁ユニット30が上昇すると
増大する流量にディザが及ぼす影響は些細なものである。
【0050】 本発明の弁の場合、低い流量はパイロット開口を通してのみ発生する。連続的
な範囲にわたって低い流量を達成するため、弁を流れる流量を決定するためにパ
ルス幅、およびディザされたパイロット弁の密封部材の周波数が変更される。厳
密に制御されたパルスの作用時間の範囲にわたってパイロットソレノイドをパル
ス化することで、主弁部材を主弁座から持ち上げることによってダイアフラムに
より主弁が開かれずに、弁内のパイロットフローの開口を流れる流量を精密に制
御できることが判明している。パルス幅と、ソレノイドコイルに印加される波形
の周波数を同時に変更することによって、従来は中間的な流量範囲と高い流量破
棄で行われてきたような、電流と流量との直線的な対応関係の厳密な近似が低い
流量範囲で得られるようになる。その上、中間的な流量範囲から高い流量範囲へ
の移行に際して可能であるように、低い流量範囲から中間的な流量範囲への移行
を電流対流れ特性の急激な不連続性なく明瞭にすることができる。
【0051】 低い流量の場合、パルスのオン時間は、ソレノイドがパイロット弁部材をパイ
ロット座から持ち上げることができるが、ダイアグラムによって主弁部材が主弁
座から持ち上げられるに程度までパイロット弁部材がパイロット開口を露出させ
ることはできないような範囲内になければならない。更に、ソレノイドコイルに
印加される電流の周波数は、パイロットソレノイドの電機子がパルスモードで動
作しつづける範囲に限定されなければならない。
【0052】 3つの機械的なパラメータを平衡させることによって、連続的な低い流量範囲
を達成することができ、その各々はソレノイドコイル電流の周波数とパルス波デ
ューティサイクルを制御することによって選択できる。これらの機械的なパラメ
ータとはハセイロットオリフィスの面積、有効ブリードチャソルの面積、および
ダイアフラム抑制ばね定数、およびばね力である。
【0053】 パイロットオリフィスの面積は広範囲の低い流量を達成する際の主要の制御要
因である。パイロット開口の断面積が増大すると、利用できる低い流量の範囲、
または低い流量範囲の電流対流量特性のターンダウン率も増大する。
【0054】 比例ソレノイド弁のブリードチャネルはダイアフラムの上と下の圧力と力を平
衡させる。ブリードチャネルの断面積は標準的には主弁部材を貫くパイロット開
口の断面積よりも小さい。パイロット弁部材をパイロット弁座から持ち上げるこ
とでパイロット開口が露出されると、ダイアフラムにかかる圧力が不均衡になっ
て、弁の主部材が主弁座から引き離される。逆に、パイロット開口の密封によっ
てダイアフラムの両側にかかる圧力が平衡され、それによって例えばばねのよう
な機械的な力に応動してこれを閉鎖させることができる。ブリード面積が小さす
ぎる場合はブリードチャネルのサイズはある程度重要になり、タンク内の圧力は
パルスサイクルの開始段階中に急激に低下して、ダイアフラムが主弁部材を永続
的に持ち上げるようになり、ひいては低い流量範囲でのハイエンドが制限される
。ブリード面積が大きすぎる場合は、パイロット弁部材をパイロット座へと、ま
たパイロット座からディザすることで得られる流れ範囲を拡張させる可能性があ
る一方で、主弁部材を移行のための主弁座から高い流量範囲へと、すなわち主弁
座を横切って変位させるために必要なダイアフラムの両側への圧力の必要な不均
衡さに支障を及ぼすであろう。
【0055】 ダイアフラムの上面に適宜のばね定数とばね力とを有するばねを配することに
よって、主弁部材を閉鎖位置に保持することが、すなわち主弁の開口を密封する
ことが可能であり、それによって、高いデューティサイクルと周波数での動作が
可能になり、ひいては低い流量範囲を最大限にすることができることが判明して
いる。
【0056】 ソレノイドのデューティサイクルと周波数、パイロット開口面積、ブリードチ
ャネルの面積、およびダイアフラムのばね定数およびばね力を平衡させることに
よって、単一の比例ソレノイド弁によって高いターンダウン率、すなわち広範囲
の流量を達成できる。
【0057】 実施例1 直径が0.78インチの円形のパイロット開口と、直径が0.073インチの
ブリードチャネルと、ばね力が1.5IbSのダイアフラム抑制ばねとを有する
比例ソレノイド弁では、ソレノイドコイル電流のパルス幅デューティサイクルと
周波数を8%と20Hzから50%と25Hzにそれぞれ変更することによって
、0.5−5.0scfmの低い流量範囲が得られた。弁のサイズと設計に応じ
て、適宜のデューティサイクルと組み合わせれば、実質的な範囲にわたって低い
流量を得る上で40Hzまたはそれ以上に高い周波数が有効でありえる。
【0058】 ここで図5を参照すると、方形波ジェネレータ101はパルス直流信号の形式
の電流を比例弁ソレノイド70のコイル72へと印加する。デューティサイクル
、すなわち方形波信号の単一サイクルでのオン時間とオフ時間との比率は、当業
者には構造が公知であるパルス幅モジュレータ103によって制御される。ジェ
ネレータ101によって生成されるパルス直流信号の毎秒サイクル数を設定する
ために周波数設定回路105も備えられる。周波数設定回路の構造も当業者には
公知である。
【0059】 ジェネレータ101によってソレノイドコイルに印加される直流パルスの周波
数とデューティサイトルとを同時に調整するためにパルス幅モジュレータ回路1
03と周波数調整回路105とに接続されたディジタルマイクロコントローラ1
07に信号を送信するためにトランスデューサに、例えばガソリンポンプのハン
ドルにある制御レバーのような手動制御装置を機械的に連結することができる。
主弁部材が主弁座から持ち上がって離れることを防止しつつ、比例弁のパイロッ
ト開口を通してのみ流れることが可能であるように、ソレノイド電機子がディザ
される時間での低い流量が可能であるようにするため、狭いパルスが印加される
ように、すなわちパルス波形が低いデューティサイクルを有するように、マイク
ロコントローラ107と、パルス幅モジュレータ回路103と、周波数設定回路
105とを設計し、および/またはプログラムしてもよい。更に、ソレノイドコ
イル電流のデューティサコイクルと周波数を調整して、主弁部材の持ち上がりを
依然として防止しつつ、パイロット開口を通る流量を高めるようにしてもよい。
ソレノイドコイル電流のデューティサイクルを、主弁部材が主弁座から持ち上が
って離れることが発生する比率以上に拡張することによって、流量は更に増大す
る。
【0060】 本発明の拡張範囲比例弁を採用することによって、著しく低い流量から著しく
高い流量の範囲に対して流量とポンプハンドル位置との間に実質的な線形関係が
達成されることになり、これによって100〜1以上までもの流量倍率に対して
線形的な流量調節が可能になることが明らかとなった。
【0061】 本発明の拡張範囲比例弁の設計の際には、ソレノイドオペレータに印加される
PWM(パルス幅変調)制御電圧に対する弁の反応を試験することによって弁の
動作を実験することが好ましい。この電圧の波形はソレノイドの電機子の位置を
変化させる。次に、このソレノイドの電気子が動作すると弁を通る質量流量の割
合が変動する。
【0062】 電気子の動作は、電気子のフリーボディーダイアグラムおよび重力、伸縮バネ
の力および磁石の引力等の電気子に作用する関連するすべての力から導いた標準
的な二次差よって説明することができる。
【0063】 Mdx/dr+Bdx/dt+Kx=F−F x=最初の位置からの電気子の移動量(m) F=電気子の磁力(N) t=時間(秒) M=電気子の質量(kg) B=電気子の摩擦力(N/m/秒) K=電気子のバネのバネ定数(N/m) F=起動時に超えなければならない電気子の最初の力(N) PWMの励起電圧によって駆動さるソレノイドコイルのの電気回路の動力学は
は以下の関係によって説明される。
【0064】 PWM信号の“ON”期間中 E=N dN/dt+IR PWM信号の“OFF”期間中 NdNdt+IR=0 上式中、 M=ソレノイドコイルの巻数に関連する総流量(Wb=ウェーバー) I=ソレノイドのコイル電流(アンペア) R=ソレノイドコイルの抵抗(Ω) E=PWM信号の“ON”期間中のソレノイドコイルの電圧(V) N=ソレノイドコイルの巻数 ソレノイドのコイル電流および電気子の磁気吸引力(ニュートン)は、ソレノ
イドコイルの巻数と関係する総流量の関数および最初の位置からの電気子の移動
量の関数の両方である。すなわち、 I=f(M,x)およびF=f(M,x)である。
【0065】 上記の関係は両方とも非線形関数であり、ソレノイドオペレータの形状および
弁構成要素の製造材料に左右される。上記等式の解は市販のSPICEプログラ
ムなどの回路ソルバソフトウェアを使用することによってデジタルコンピュータ
で弁の機械的および電気的要素をモデリングすることによって得ることができる
。このようなモデルでは、電気ドライバ回路は電気要素によって作られ、機械要
素は電気的類似物を対応させることによって作られる。
【0066】 逆のemf(電磁力)(NdN/dt)、磁心位置、電流およびソレノイド力
の電磁結合は、ソレノイドのパラメータの表データを受け取る要素を使用するこ
とによってモデリングされる。この表データは磁心位置およびコイル励磁の種々
の値について得られた解を用いて、動作条件の範囲に対するソレノイドの磁気的
有限要素分析から引き出すことができる。デジタルコンピュータでこの分析を実
行ことのできる市販のソフトウェアソルバの一例には、Pittsburgh
PAのAnsoftのEM質量総量がある。このソルバは磁気的有限要素分析プ
ログラムにSPICEプログラムの一バージョンを統合している。そのようなソ
ルバでこのプログアムをモデリングすることによって、移動量x、すなわち最初
の位置からの電気子の移動量を得ることができる。
【0067】 質量流量が低い範囲にある場合、弁を通る質量総量の総量はパイロット流量の
みに等しい。すなわち、主弁部材は弁座に乗ったままであり、これによって主弁
の開口を通る流れが妨げられる。ソルバによって決定されるような置換量xを用
いることによって、主弁部材のパイロット開口を通る気体または液体の質量総量
を以下の関係から算出することができる。 弁を通過する流動体が気体の場合は、 Mパイロット(気体)=(KPBxDl2)/(Tl/2)となる
【0068】 上式中、 (=気体定数 M=単位時間当たりの質量総量 Ro=ランキン度 x=最初の位置からの電気子の移動量(インチ) K=定数(Rol/2)/単位温度=[((−l)/2(/(P/P (−l/(−l)] −(l/() P=入口圧力(ポンド/平方インチ) P=主弁座の下流圧力 C=流量係数 D=パイロットシール面の直径 Nl2=所定の値の全体的温度および圧力における単位面積当たりの実際の流
量と音響の流れとの比 [(P/P2/(−(P/P((+l)/(/(((−l)/2
(2/(=1))((+1)/((−l))]l/2 T=入口温度(Ro) 弁を通過する流動体が液体の場合は、 Mパイロット(液体)=CxD(2gp(P1−P2))l/2 上式中、 g=重力定数(386in−1bm/1bf−秒) p=密度(1bm/in) この弁を通る総質量総量は主弁座からの主弁座の移動量、すなわちダイアフラ
ムのストロークX>0までのパイロット質量総量に等しい。
【0069】 主弁座から主弁部材をいつ上昇させるかを決定して、弁を通る質量総量を増大
させる弁開口を通る質量総量を増大させる主弁開口を開かせるために、弁で生じ
る圧力、温および体積の変動間の関係は以下のように考えられる。
【0070】 理想的な気体の等式はM=PV/RYTであることが知られている。この式中
、 P=ダイアフラムチャンバの圧力 V=ダイアフラムチャンバの体積 R=完全気体定数 M=ダイアフラムチャンバの気体の質量 この理想的な気体の等式から以下の式を導く。
【0071】 m/M=p/P+v/V+t/T=0 上式中 v=体積Vの変化 p=温度Pの変化 t=温度Tの変化 である。
【0072】 ポリトローププロセスを仮定すれば、体積変動に対する圧力変動の関係は次式
から算出される。
【0073】 P=nPA/V 上式中、 A=ダイアフラムの面積 X=ダイア負ラムの動き n=1(一定温度)〜((一定のエントロピー) ( =比熱比 である。
【0074】 Xについて解くとダイアフラムの移動量が得られる。
【0075】 X=pV/nPA ソレノイドコイルのパルス幅変調電流の負荷サイクルおよび/または電流の周
波数を変動させてパイロット弁部材をパイロット弁座の上方およびパイロット弁
座から離れる方向にディザすることによって、連続的な低い範囲を超える質量流
量が達成される。質量流量の割合が主弁部材の差圧が主弁座から最初に上昇され
る大きさまで増大すると、主弁部材のパイロット開口を通る質量流量は、主弁開
口に近接している主弁部材によって部分的に阻止される主弁開口を通る制限され
た質量流量によって補われる。主弁座から主弁部材が主弁開口の直径の25%以
下に等しい距離だけ動かされると、中間範囲を超える質量総量が達成される。一
旦、主弁開口から主弁部材が主弁開口の直径の25%を超える距離だけ上がると
、高い範囲を超える質量総量が達成される。
【0076】 一旦、主弁開口が開放されると、流量の中間範囲を通る質量総量は次式のよう
に算出することができる。
【0077】 M総量=拡張範囲比例弁を通る質量流量 M総量@xd<25 D2=Mダイアフラム+Mパイロット 上式中、 D=主弁開口の直径 Mダイアフラム=主弁開口を通る質量流量 Mパイロット=パイロット開口を通る質量流量 主弁部材の移動量が増大し、かつ主弁部材が主弁開口に近接した状態ではいら
れなくなるにつれて、主弁部材のパイロット開口を通る質量総量の割合は主弁開
口を通る質量総量の割合に対して微小になるので無視することができる。したが
って、流量の高い範囲を通る質量総量は次式のように算出することができる。
【0078】 M総量@xd<.25 D2=Mダイアフラム ダイアフラム(気体)=(KPl2)/(Tl/2) Mダイアフラム(液体)=Al(2gp(P−P))l/2 上式中、 A=XCdDB=主弁開口の有効面積 である。
【0079】 主弁部材が主弁座から主弁開口のの直径の25%未満だけ移動したとき、主弁
開口の有効面積は主弁開口の面積に等しくなり、主弁部材が主弁開口を通る質量
総量に影響を及ぼさないように十分に移動したときに、この面積で同様の条件下
で等しい圧力低下が起こる。
【0080】 実施例2 天然ガス(使用されるメタンの気体定数)の流れを制御する本発明の好適な実
施形態に従って構成された拡張範囲比例弁においては、以下のパラメータ値が適
用される。
【0081】 K=気体定数(Rol/2)/単位温度=[((比熱比、(−l)/2()
((P1P2)((−l)/(−l)]−(1/()=23.14 P=入口圧力(in)=79.7ポンド/平方インチ C=放出係数(入口の制限による損失を考慮する) D=パイロットシール面の面積=.56” Nl2=所定の値の全体的温度における単位面積当たりの実際の流量と音響の
流れとの比 圧力=P=.95P=75.72ポンド/平方インチ したがって、Nl2=.4507[(P/P2/y−(P/P y+l)/y /(y−l)/2(2/(y+l))(y+l)/(y−l))] l/2 T=入口圧力(ランキン度Ro)=527 C=メインオリフィス=.328”−(.1652〜.326) M=電気子の質量(kg)=.0277 B=電気子の圧力(N/m/秒) K=電気子のバネのバネ定数(N/m)=2185 F=起動時に超えなければならない電気子の最初の力(N)=1.338 R=ソレノイドコイルの抵抗=6.5Ω N=ソレノイドコイルの巻数=850 上式は本発明の好適な一実施形態の説明であり、本発明の精神および範囲から
逸脱することなく変更および変形を行ってよいことを理解すべきである。例えば
、本発明をパイロット作動式の比例電磁弁の設計に応用することも可能であり、
ここでは柔軟性のあるダイアフラムの代わりに堅いピストン上の圧力を用いて主
弁部材が上昇される。
【0082】 図6〜8は本明細書に示した特定の教示に従って製造された流体フローシステ
ムの模範的一実施形態の特定の特徴を示している。
【0083】 まず図6を参照すると液体制御システム60が示されており、このシステムは
コントローラ61、2つの所定周波数の1つでパルス幅変調信号を生成する電力
回路62、電力回路62からのパルス幅変調信号をそのアクチュエータで受け取
り、それに応じて入口流動体供給ライン63から出口流動体ライン64への気体
または液体の流れを制御する弁70を備えている。
【0084】 制御装置61は、その入力部において弁64を流れる所要流量の流体流に対応
する流体流指令信号を受信する。この指令信号は、例えば時間当たり流体重量ポ
ンド、またはkg/秒などの他の単位で表す所要の流体流量を表す、アナログま
たはデジタルの指令信号の形をとることができる。制御装置61は指令信号を受
信し、これに応答して、電力回路62に供給される固定周波数とパーセントデュ
ティサイクルに対応する出力制御信号を発生させる。電力回路62は、固定周波
数パルス幅変調信号を発生することによってこれらの信号に応答し、この固定周
波数パルス幅変調信号は、指令形制御装置61に対応する活動デュティサイクル
を有する。図1〜4に関連して先に論述した弁に類似の弁70は、パルス幅変調
信号に応答して、管路63から管路64への流体の流れを調整する。
【0085】 制御装置61は、適切なデジタルまたはアナログ回路構成を使用して作ること
ができ、独立しているかまたはさらに大きなシステムの一部であるマイクロプロ
セッサをベースとするデジタル制御装置の形をとることができる。一般に、制御
装置61は、入力流指令信号の「マッピング」を所要の固定周波数およびデュテ
ィサイクルに供給するために構成される。図7は、低周波数モード制御のための
制御装置61によって実施される例示的マッピング曲線を示す。特定すれば、こ
れは、例示的な弁に関するさまざまな流量とデュティサイクルを示すマッピング
曲線を図示している。図示された「マップ」では、図示されたパラメータに対応
するPWM信号の周波数は変数ではなく、31Hzなどの比較的低い周波数に固
定されている。低周波数は、制御装置61によって制御されるべき弁70の物理
的特性に対応して選択され、こうして、この周波数において、およびあるデュテ
ィサイクル以下においてPWM信号に応答して、弁70を通る流れの大部分は、
先に論述した低流モードにしたがって弁のパイロットオリフィスを通過する。図
7に示すマッピングは、参照用テーブル、曲線当てはめ、または他の適切な手段
を通じて制御装置61において実現することができる。
【0086】 曲線を調べてみると、図7の曲線から、曲線の傾斜が比較的一定で比較的緩い
ので曲線は比較的「平坦」であることが明らかである。言い換えれば、デュティ
サイクルにおける変化のパーセントとしての流体流量は、図示されたデュティサ
イクル範囲については大きくはない。これは、弁70に供給されるPWM信号の
ために異なるより高い固定周波数が使用される、代わりのモードへの円滑な移行
ができるようになるという点で有益である。
【0087】 図1〜4の弁について先に論述したことから明らかなように、弁に加えられる
低周波数PWM信号のデュティサイクルが増加するにつれて、パイロットオリフ
ィスを通る多くの流体流があり、また潜在的に主弁を通る流れもあるという点に
到達することになる。この点では、流体流の正確な制御は困難になる。その理由
は、比較的低い周波数においては、さらに上向きの調節は弁40を通る流量の容
易で正確な調節を可能にしないからである。それなりに、この点に到達すると、
制御装置61は「高周波」制御モードを実施することになり、この場合、電力回
路62に供給される固定周波数指令は、図7に関連して論述した低周波制御モー
ドのために使用される比較的低い周波数から、比較的高い周波数に変化する。論
述する特定の例では、高い周波数は160Hzである。
【0088】 「低周波」および「高周波」制御モードに割り当てられた特定の値は、大部分
は弁70の機械的構造と弁において使用されるソレノイドアクチュエータの電気
的特性に依存することに注目すべきである。特定すれば、低周波数を、この周波
数範囲における弁70へのPWM信号の印加がパイロット弁部材の上下移動を可
能にして、各PWMパルス間でパイロットオリフィスを開閉するように、選択す
べきである。さらに、高周波数を、予期されるデュティサイクルにおける、この
周波数範囲にあるPWM信号の印加が結果的に、大きなディザ動作なしにパイロ
ット弁部材の比較的安定した位置決めとなるように、選択すべきである。
【0089】 図8は、高周波モード制御のために制御装置61によって実施することができ
る例示的なマッピング曲線を示す。図からわかるように、図示された曲線は0%
のデュティサイクルで始まっておらず、約40%のデュティサイクルで始まって
いる。この理由は、制御装置61によって実施される制御計画の下では、制御装
置は一般的に、弁70を通るいくらかの流れが低周波モードでの弁の制御を通じ
て確立された後に、高周波制御モードを実施する。図示された曲線は3つの基本
区画65、66、67を有することが、図8の曲線を見れば注目される。区画6
5は、曲線の低い流れ端部を示し、注目されるように、比較的低くて平坦な傾斜
を有する。区画66はさらに高い傾斜を有し、区画68は非常に急な傾斜を有す
ることが。一般に区画67は、PWM活動デュティサイクルが100%または1
00%近くにあり、弁70を通る流体流が最大値に達している点を表す。区画6
6は、弁70の正規の「高周波」動作条件に対応すべきほぼ一定の傾斜の区画を
表す。
【0090】 図8の区画65は、区画66とはかなり異なっており、その傾斜は著しく緩く
て、曲線は活動デュティサイクルの妥当な範囲にわたって本質的に平坦である。
図8を図7の「低周波」曲線と比較すると、(1)平らな区画は低周波曲線の傾
斜と同じ曲線を本質的に有し、(2)高周波曲線のこの範囲にわたる流量とデュ
ティサイクルとの値は、低周波曲線のこの範囲にわたる流量とデュティサイクル
と本質的に重なっていることに注目することができる。この重なりは、弁70を
通る流体流が増加するときの低周波制御モードから高周波制御モードへの円滑な
移行を可能にする。
【0091】 確認された範囲における高周波曲線と低周波曲線が重なるので、制御装置61
は、下記のように低周波曲線から高周波曲線への移行を実施する。すなわち、 先ず、弁70を通る流れをゼロから送り出されて、制御装置61は、活動デュ
ティサイクルが上で確認した重なり領域に対応する点に到達する点に達するまで
、図7に示したものなどの低周波マッピングを使用して、低周波モードで動作す
る。この点で、流体指令信号のさらなる増加に応答して、制御装置61は高周波
モードに移り、それから図8に示すように高周波マッピングを実行する。低周波
および高周波PWM信号に応答する弁70の動作特性は上で確認した重なり領域
を準備するので、低周波制御から高周波制御へのこの移行が起こり、PWMデュ
ティサイクルにおける大きな変化または弁を通る流れの大きな変化は全くない。
こうして、重なり範囲内で低周波制御から高周波制御への移行を実施することに
よって、制御装置61は広い流量範囲にわたって円滑な流体流の制御を可能にす
る。
【0092】 低周波モード制御から高周波モード制御への移行が発生する特定のデュティサ
イクル/流量は、この移行が上述の重なり領域内において起こるかぎり重大では
ない。さらに、先の論述は、流体流が増加するときの、低周波モード制御から高
周波モード制御への移行に関したものであるが、弁70を通る流体流の制御され
た減少が望まれる場合には、高周波モード制御から。低周波モード制御への移行
も起こり得る。流体の増加および流体の減少の両方を円滑に制御することが望ま
れる場合には、制御装置61を、ヒステリシスの形を提供するように、重なり領
域内の低高および高低移行に関してさまざまな点で移行するために構成して、流
体指令がこの領域における1点の周りでわずかに変化している場合に、繰り返し
移行を防止することができる。
【0093】 低または高定周波数であるかどうかを識別する制御装置61の出力と、任意の
活動デューティサイクルは、デジタルまたはアナログ信号の形態を取ってもよい
。これらは電力回路62に設けられたものであり、在来の構成であってもよい。
電力回路62は制御信号を定周波数信号に変換し、弁70に適用し、弁を介して
流動を制御する。このように、システム60は流体の流れの広範囲におよぶ流量
の効果的な制御を可能にする。
【0094】 上記の論議が示すように、図6の電力回路60の効果的な操作は、流量と、低
周波数でPWM信号を受信する際と高周波PWM信号を受信する際の弁に固有な
活動PWMデューティサイクルとの間に、重複する領域があるという弁70の特
性によって可能となる。この重複領域の存在と、その領域の範囲は、弁70の設
計および構成によって、大幅に規定される。図9は上記において確認された重複
領域および図6に図示したような流体制御に適した他の特性を提供する弁70を
詳細に示したものである。
【0095】 図9の弁70は、図1〜4との関連において図示し説明した多くの要素や構成
要素を含むが、そのような構成要素の配置や構成は先に説明した弁とは幾つかの
点で異なる。一般に、弁70の操作は、図1〜4の弁との関連において先に説明
したものと同様である。
【0096】 弁70は、弁体72を含み、弁体は弁と共に使用される流体に適した金属また
は他の材料で形成してもよい。吸気ポートは二つの部分を有し、第一の部分は第
一の直径を有し、第二の部分は第一の直径よりも小さい第二の直径を有する。図
9には示さないが、吸気ポートはVCRフィテイングのような連結装置またはチ
ューブに取り付け、弁がながれ線に接続しうるようにしてもよい。
【0097】 弁体72は、吸気ポートの方向へ垂直方向に延びる流出チューブ73を規定す
る。小さな円筒状リザーバ74へ流動させる流出チューブ73は弁体72によっ
ても規定される。図示した弁において、流出チューブは吸気ポートの部分14b
から延びている。円筒状リザーバは流出チューブよりも大きな直径を有する。図
示した例では、弁体72はO−リングまたは図7の要素で表され他の適切な封止
部材を受けとめるための陥凹領域をも規定する。弁体72は主として合金の金属
材料で形成されるが、封止部材76ならびに以下に説明する他の封止部材は、主
として圧縮性のエラストマ系材料で形成される。
【0098】 弁体72は更に流出チューブ73の方向へ平行にではあるが吸気ポートの方向
へ垂直な方向に延びる主リザーバ77を規定する。主リザーバ77は二つの部分
、即ち、一般的に円筒形であって第一の直径を有する第一の部分77と、第一の
部分から延びて第一の部分よりも小さな直径を有する第二の部分77b、とを有
する。主リザーバは吸気ポート14と流体交信があるため吸気ポートへ流出する
流体はリザーバ77へ流れる。リザーバ77の先端部近くに、該弁体は封止部材
(不標識)を受け入れる陥凹部79を規定する。
【0099】 主リザーバ77は弁体72によっても規定される排気ポート16と流体交信が
ある。排気ポートは吸気ポート14の方向へ平行にではあるが主リザーバ77の
方向へ垂直な方向に延びている。吸込口14と共に、排出口を外部追従、取付金
具、またはカップリング(図示せず)に結合して、流体ラインへの取付けを容易
にしてもよい。
【0100】 抽気管73が、主リザーバの部分とは反対側の弁本体72の吸込口内に延びて
いることに注目してもよい。これはリザーバ77において発生する潜在的にかな
りの乱流を有する領域に対向して比較的安定した流量領域(即ち、吸気ポート)
の流体を流出チューブ73に受け入れさせることができると考えるからである。
【0101】 周知のように、図9の模範的な弁において、弁体72は単一材料で容易に加工
され、形成されるような弁である。具体的には、ブロック72で規定されるチュ
ーブ、ポートおよびリザーバは全て互いに平行か、垂直であり、その部品は高価
で時間のかかる製造工程を踏まずに容易に製造することができる。
【0102】 図9の弁において、弁座チューブ80は主リザーバ77内に位置づけられてい
る。弁座チューブは弁体72を形成するのに使用された材料と同じか、または異
なる金属材料で形成されている。弁座チューブ80は主リザーバの下部76bの
内径よりも多少大きな内径と、延長する長さ、実質的には主リザーバ77の長さ
と、を有する。弁座チューブ80は主リザーバの下部77b内に位置づけされて
おり、便座チューブと主リザーバの下部77bとの間に圧入によって入れ子状に
定着している。図示した実施例では、シール81は弁封止チューブ80を主リザ
ーバの下部77b内に位置づけるのに役立つ。周知のように、弁体72と弁座チ
ューブ80は、弁座チューブが主弁体72に手軽に挿入しうるように、それぞれ
組みたてられるように構成されている。
【0103】 バルブ台座チューブ80内の位置にあるのは、保持部材間にはさまれた、流れ
形成エレメント82、上部保持部材83a、下部保持部材83b、および可撓性
ダイアフラム84を含む可動構造体である。ダイアフラムは、主容器77を横切
って伸びる位置にある。シール部材85は、下部保持部材83bの下側の位置に
ある。上部保持部材83aが、主容器77の反対側のダイアフラム側でダイアフ
ラム84に接触する。
【0104】 流れ形成エレメント82は、可撓性ダイアフラム84が撓んで動くとき、流れ
形成エレメント82がダイアフラムとともに動くように、上部保持部材83aお
よび下部保持部材83b、ならびにダイアフラム84に、固定的に取り付けた一
体構造体である。バルブ形成部材は、流れ形成エレメント82の長さだけ伸びる
長い円筒排出通路87中に供給する、パイロットチューブ86を画定する可撓性
ダイアフラム84の上方に伸びる第1の部分を画定する。図中に示されるように
、流れ形成エレメント82は、バルブ台座チューブ80のかなりの部分に沿って
伸び、いくつかの実施形態では、バルブ台座チューブ80の内径の2.5倍以上
の長さだけ伸びる。
【0105】 流れ形成エレメント82は、バルブ台座チューブの内径にほぼ等しいが、幾分
小さい外径を有する第2の部分を画定する。バルブ台座チューブ80の上部部分
のより詳細な図とともに、流れ形成エレメントのこの部分のより詳細な図を、図
10に示す。
【0106】 図10は、図9からの流れ形成エレメント82およびバルブ台座チューブ80
の拡大図を示す。図10を参照すると、バルブ台座チューブ80の上部部分が、
バルブ台座を画定する、幾分持ち上がった部分80aを画定するのを見ることが
できる。可撓性ダイアフラムが、正常で、変形されない状態にあるとき、流れ形
成エレメント82を含む可動構造体に関連したシール部材85が、バルブ台座8
0aに載り、したがってバルブ台座上の流体の流れを遮断する。
【0107】 図10が示すように、流体形成エレメント82は、可撓性ダイアフラム84の
下方に伸びる第2の部分を含む。第2の部分は3つの部品を有し、第1の部品8
2aは、バルブ台座チューブ80の壁と実質的に平行な方向に伸びる直線部分を
有する。流れ形成エレメントの第2の部品82bは、比較的一定な傾斜で内側に
テーパがある部分を含み、それは、図示した例では、バルブ台座チューブ80の
壁に対して11度の傾斜にある。バルブ形成エレメントの第3の部品82cは、
排出通路87の延長部、および、通路82cから伸びる羽根から構成される。図
中には、このような羽根を、2枚だけ例示してある。バルブ70の流体の流動特
性を強化するほか、この羽根は流れ形成エレメント82を、したがって、エレメ
ント82に取り付けてある可撓性ダイアフラム84を安定化する。
【0108】 流体形成エレメント82の独特の形状は、図9および図10のバルブを、図6
に関連して記述されたもののような流体制御システムに利用できるようにしてい
る流動特性をもたらすのに重要である。具体的には、主容器77における流体圧
力が可撓性ダイアフラム84が上方に撓む点まで上昇すると、流れ形成エレメン
ト82が、バルブ台座80aを持上げ始め、したがって流体が、バルブ台座80
a上、および、流れ形成エレメント82の第2の部分と、バルブ台座チューブ8
0の内壁との関係によって画定された通路全体にわたって、流れることができる
。具体的には、流れ形成エレメントとして流体形成エレメントが、バルブ台座8
0aから最初に持ち上がると、バルブ台座チューブ80中に、バルブ台座80a
上を流れることができる流体量の変化は、流体形成エレメント82の上方運動に
対応し、比較的小さいであろう。これは、このような流体が通らなければならな
い通路が、流れ形成エレメント82の直線部分82aにより画定され、この位置
における流体形成エレメントの上方運動が、それとわかるほどこの通路の直径を
増加させないためである。この、流れ形成エレメント82の直線部分82aが存
在することは、図7の直線の、比較的平坦な、低傾斜の領域65をもたらすこと
を助長する。したがって、流体形成エレメント82のこの部分の独特な形状は、
「高周波」流動特性をもたらすことを助長し、この特性が、バルブ70を、図6
に例示するシステムにおける使用に、特に適したものにしている。
【0109】 ダイアフラム84の撓みに応答して弁成形素子82が上方に移動すると、流量
形成素子のテーパのついた区画82bが、弁シート80aを越えて弁シート用チ
ューブ80へと流体が流れる通路を規定し始める瞬間に達する。この瞬間で、上
方への動きの変化の百分率としての流体流の変化率は素子82の直線区画82a
で通路が規定されたときに存在するそれを超えて有意に増大するであろう。した
がって、流量成形素子82の動きのこの領域の間で、弁70は図8の中間区画6
6で反映される特性を示すであろう。流量成形素子82の連続的な上方への動き
は、流体が弁シート80aを越えて優位な制限を受けることなく直接的にチュー
ブ80へと流れるように、流量成形素子82の区画82aおよび82bが上方に
向いて弁シート用チューブ80から出る結果につながる。図10に描かれている
この瞬間で、弁は図8の曲線の高い方の流量支配域にあるであろう。
【0110】 弁成形素子82の詳細な例示を供給するのに加えて、図10はまた可撓性のダ
イアフラム84が上側と下側の保持部材83aと83bとの間に位置決めされる
方式、および素子83aと83bの構成をも例示する。例示した実施例で、下側
の保持部材83bは概して円形の部材であって流体成形素子82とダイアフラム
84の両方に装着される。しかしながら上側の保持部材83aはもっと複雑な構
造である。特に、上側の保持部材83aは環状のくぼんだ領域90を規定する2
つの立ち上がり区画を含む。さらに、上側保持部材83aを含む可動性の部材は
第1のバイアス用バネ92と上側保持部材83aとの間の関係によって不本意な
方式で上方に動くのを防止される。特に、上側保持部材83aはバイアス用バネ
92の一方の端部を受け入れるサイズになった環状の出っ張り構造93を規定す
る。バイアス用バネの他方の端部は上側弁本体100の一部に向かって位置決め
され、これは以下にさらに詳細に検討する。バイアス用バネ92は下方向のバイ
アス力を供給し、それが上側保持部材83aおよび、その結果その部材に固定様
式で取り付けられるすべての部品(例えば、ダイアフラム84および流体成形素
子82)をバイアスしようとする。
【0111】 図10から気付くように、バイアス用バネ92は形状が円錐形であり、バネの
一方の端部92aが上側保持部材83aによって受けられるバネの他方の端部9
2bよりも大きな直径を有するという特殊な特徴を有する。バネ92のこの特徴
は上側保持部材に「角度のついた」力が加わる結果につながり、上側保持部材に
加わるその力は、(1)上側保持部材とそれに固定様式で取り付けられるすべて
の部品を弁シート80aに向けて下方向にバイアスする「下方向」部分と、(2
)上側保持部材とそれに取り付けられるすべての部品を横方向の動き(例えば図
10で右または左)から保持しようとする「横方向」または「横向き」成分との
両方を有するであろう。バネ92のこの二重バイアス特性はさらに弁70の特殊
な流量特性に貢献する。
【0112】 弁70は図1から4との関連で述べた弁と同じ総合的方式で動作するであろう
から、弁の流量特性は多くの点でパイロットチューブ86を通って流れる流体の
性能によって決まるであろう。パイロットチューブ86を通って流れる流体の性
能は、大部分で、パイロットシール素子がパイロットチューブ86から持ち上げ
られるときにパイロットチューブからパイロットシール素子120へと上に延び
るように視覚化できる想定上の円筒の容積によって決まるであろう。この想定上
の円筒の容積はパイロットシール素子120とパイロットチューブ86の流体流
方向の実効断面積とを隔てる距離を含めたいくつかのパラメータによって決まる
であろう。パイロットチューブ86の実効断面積は、今度は逆に、パイロットチ
ューブの配列によって決まり、上側保持部材83aを含む可動性構造の何らかの
ロック、横方向運動、またはその他の運動がこの実効断面積に影響を与えるであ
ろう。したがって正確で信頼性があって再現性のある流体流のためには、パイロ
ットチューブの実効断面積の変動能力を下げることが重要である。低流量で弁7
0を動作させようとするときにこれは特に厳密になる。特殊な二重バイアス用バ
ネ92の利用は、こうして、弁70の能力を促進して低流量における制御可能な
流体流を供給する。
【0113】 上側保持部材83aのさらなる特徴は、可撓性ダイアフラム84の実効面積を
制御するために上側保持部材の外径が弁シート用チューブ80の内径に関して特
殊なサイズにされていることである。可撓性ダイアフラムの実効面積はダイアフ
ラムを支えている畝になった素子の直径によって規定される。例えば、図10の
ダイアフラム84の実効面積は上側保持部材83aの外径とくぼみ79にあって
ダイアフラム84の外側部分をクランプするO−リングシール部材の直径との間
のほぼ中間であろう。上側保持部材83aの内径を制御することによって、可撓
性ダイアフラム84の実効面積を低下させ、それによって弁70のさらに実効的
な制御をすることが可能である。弁70の一実施形態では、上側保持部材83a
の最大外径は弁シール用チューブ80の外径と等しいかまたはそれ未満となるよ
うなサイズにされる。上側保持部材83aの外径と弁シール用チューブ80との
間のこの関係は特に有利な流量制御を提供すると思われる。
【0114】 図810にもやはり反映されているように、パイロットシール部材(ときには
シール用ディスクと称される)120は、図1から4でソレノイドの励起に応答
して動く素子に対応する可動性制御素子(ときにはソレノイドコアと称される)
125内部に配置される。この素子は、バネ92との関連で上述したのと同様の
方式で動作する二重バイアス用バネ130によってパイロットチューブ86に向
けて下方向にバイアスされる。パイロットシール部材120の不本意な横方向ま
たはその他の動きもまたパイロットチューブ86を経由して流量に影響を与える
ので、この素子に関する二重バイアス用バネの使用もまた弁70の性能を向上さ
せ、低流量レベルで正確、制御可能な流量を提供する。
【0115】 弁70のさらなる特徴は可動性制御素子125(またはソレノイドコア)の独
特な構成で図10に図示した。特に、素子125のパイロットシール部材120
に隣接する領域で材料が除去されるように可動性制御素子が加工されていること
に気付くことができる。この加工はこの部材がパイロットシール部材と結合する
場所の近くで部材が狭くなる結果につながる。制御素子125のこの加工は制御
素子の質量を下げ、それによって制御素子125とそのバイアス用バネ130で
形成される機械システムの固有周波数が高くなる。システムの固有周波数の上昇
は、(1)固定周波数PWMに使用される周波数、および(2)流体が弁を通っ
て流れるときに生じるであろう振動周波数から上述の機械システムの固有周波数
を切り離す傾向にある。周波数のこの分離は弁の不本意な振動を低減し、流体流
量の増進された制御という結果につながるであろう。制御素子125(またはソ
レノイドコア)のこの加工は、ソレノイドコアが本質的に一様な円筒状部材とし
て保持される従来の弁構成から有意に逸脱していると考えられる。弁70の一構
成によると、本来のソレノイドコアの重量の28%もの多くが制御素子125か
ら除去される。
【0116】 図10に戻ると、上述した素子に加えて弁70は主弁本体72と同じ材料で作
製してもよい上側弁本体100を含む。上側弁本体は、上側本体100が主弁本
体72の上に配置されると流体が入り口14からブリードチューブ73とリザー
バ74を経由して通路130に流入できるようにリザーバ74と流体連絡する角
度のついた通路を規定する材料の単一片で作製されてもよい。流路130は上部
タンク135と流体連通している。タンク135はその上方位置に開口部を有す
る。バルブが取り付けられた時に、上部保持部材83aがこのタンク135中に
位置され、パイロット(案内)管86がこのタンク中に開放される。上述のよう
に、パイロット管86(またはパイロットオリフィス)とブリード管(または有
効ブリードエリア)の断面部分と、ダイヤフラム84パイロットにバイアスをか
けるスプリング92のばね定数との関係は、如何なる所与の周波数と負荷サイク
ルパルスについての流量制御の使用可能な範囲を達成する上で非常に重要なもの
であろう。
【0117】 パイロットオリフィスの寸法決定は、低周波数モード(例えば31Hz)およ
び高周波数モード(例えば160Hz)のフロー対PWM負荷サイクル曲線の関
係が適切な重複部分を含んでおり、明瞭な転移点を可能とすることを確認する上
で重要である。もしパイロットオリフィスが大きすぎると、高周波数モードで得
られる最低流量が影響を受け、そして低周波数モードにおける制御可能最大流量
を越える恐れがある。もしパイロットオリフィスが小さすぎると、低周波数モー
ド曲線の上限が制限され、重複しない高/低周波数モード曲線を再度招来するこ
とになる。
【0118】 ここで論じられているバルブのブリードパス(流路)は、ダイヤフラムの上下
の圧力と力の均衡を得るために用いられる。このブリードパスは通常パイロット
流量パス(流路)より小さい。パイロット流量パスを開放すると、ダイヤフラム
にかかる圧力・力の不均衡を生じさせ、バルブの主要部分を開放させることとな
る。これとは逆に、パイロット流量パスを閉じると、ダイヤフラムにかかる圧力
・力を均衡させ、ダイヤフラムを機械的な手段によって閉じることを可能にする
。他の変量との関連におけるこのブリードエリアの寸法決定は、もしこのブリー
ドエリアが小さすぎると、低周波数PWMパルスの作動部分中において、圧力が
パイロット流量パスを通じて、ブリード流量パスによって補充されるよりも早く
放出されてしまう、と言う意味で重要な意義がある。これによって、ダイヤフラ
ムが持ち上げられ、バルブの主要部分が早まって開放する恐れがあり、かくして
低流量範囲の可能性を制限することになる。低周波数モードにおいて得られる流
量を最大にしている際に、ブリードエリアの寸法が大きすぎると、ダイヤフラム
が平衡を破ることが出来ず、バルブの主要部分が開いてより大きな流量を招くこ
とが出来なくなる。ブリードエライが大きすぎると、これに加えて、弁座とパイ
ロットシーリング部材の分離を大きくして、バルブが不安定になる恐れがあるこ
とが分かっている。
【0119】 ダイヤフラムバイアススリングに関しては、もしこのスプリングが弱すぎると
、ダイヤフラムが低周波数モードにおいて早まって開いてしまう恐れがあり、制
御可能な流量範囲を制限する。もしスプリングが強すぎると、高周波数曲線の上
点が限定され、ターンダウン比を低下させる。
【0120】 低周波または高周波モードにおけるバルブの良好な作動を決定する、単一の変
量は、負荷サイクル、周波数、パイロットエリア、ブリードエリア、またはダイ
ヤフラムスプリングであれ、存在しないことに留意すべきである。それはむしろ
全ての変量のバランスである。
【0121】 読者が察知出来るように、上部ボデイ100はその優雅なデザインの故に、容
易に作り上げられ、主バルブボデイ72に取り付けることが出来る。かくして、
主バルブボデイ72、バルブ弁座チューブ80および上部ボデイ100の構造に
よって、バルブ70を比較的容易に、優れたコスト効率を以て、「ボトム」アッ
プ方式で構築することが可能である。
【0122】 上述の可動制御要素125を含む作動機構と、通電信号に応えて可動制御要素
125を動かすソレノイドを形成する磁気材料およびその他の材料が、タンク1
35の上部開口に取り付けてある。バルブ70のこの部分の構造と作動は第1−
4図のバルブについて以前に説明したものと同じであり、ここではこれ以上の説
明は行わない。
【0123】 バルブ70の一般的作動は第1−4図のバルブについて上に述べたところと同
じである。かくして、バルブが低流量を与えている時には、低周波数PWM制御
信号を提示する制御器に呼応して作動しているものである。流体のフローは、流
体の吸込口14中への、そしてブリード管75を通じてタンク135中への流れ
込みの結果として、そしてPWM期間中の可動制御要素125の上方への動きの
結果として、パイロット管86を通じて、流路87を通じて、そして出口16か
らの流れとして起こるものである。PWM制御のアクティブ(能動)負荷サイク
ルはこの低周波数モードにおいて増大するので、PWM期間中においてはより多
くの流体がバルブ70を通じて流れ、そしてダイアフラムが僅かに上方に曲げら
れ、流体がバルブ弁座80aを越えてバルブ弁座管80中に流れ、そして出口1
6から流れる時点が来ると思われる。低周波数モードの作動における流体の流れ
の遙かに大部分はブリード及びパイロット管を通じて流れるものであるが、上記
のことはバルブ弁座80aを越えての流体の流れの中には本書での教示とは一致
しないものがあり得ることを示すために述べたものである。
【0124】 バルブ70を制御する制御器が高周波数モードの制御に切り替わる時点が来る
と、可動制御要素125は、バルブ70が完全に開放される時点まで、制御され
た態様で上方に動く。
【0125】 本発明は望ましい実施例に関して述べてきたが、本発明および望ましい実施例
の変形および変更は、ここに述べられた発明の概念から遊離すること無しに、行
うことが可能である。従って、ここに述べる発明は明示的に記述されたものに限
定せず、ここに付されたクレームおよび同クレームの均等物の範囲に入る全ての
良好な変形と変更も含むものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の好適な実施形態による比例流量弁の横断面図であり、ソレノイドアク
チュエータが通電されておらず、弁が閉鎖された状態の図である。
【図2】 図1と同様であるが、低範囲の質量流量を可能にしている弁を示す図である。
【図3】 図1と同様であるが、中間範囲の質量流量を可能にしている弁を示す図である
【図4】 図1と同様であるが、高範囲の質量流量を可能にしている弁を示す図である。
【図5】 図1〜4の制御構造ソレノイドを示す概略ブロック図である。
【図6】 本発明の流体制御システムの概略ブロック図である。
【図7】 本発明による低周波数モード制御のマッピング曲線を説明する図である。
【図8】 本発明による高周波数モード制御のマッピング曲線を説明する図である。
【図9】 所望の重なり特性を提供する、本発明の比例流量弁の横断面図である。
【図10】 図9と同様であるが、流れ形成要素をより詳細に示す図である。
【手続補正書】
【提出日】平成14年10月22日(2002.10.22)
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】全図
【補正方法】変更
【補正の内容】
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE,TR),OA(BF ,BJ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW, ML,MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,G M,KE,LS,MW,MZ,SD,SL,SZ,TZ ,UG,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ, MD,RU,TJ,TM),AE,AG,AL,AM, AT,AU,AZ,BA,BB,BG,BR,BY,B Z,CA,CH,CN,CR,CU,CZ,DE,DK ,DM,DZ,EE,ES,FI,GB,GD,GE, GH,GM,HR,HU,ID,IL,IN,IS,J P,KE,KG,KP,KR,KZ,LC,LK,LR ,LS,LT,LU,LV,MA,MD,MG,MK, MN,MW,MX,MZ,NO,NZ,PL,PT,R O,RU,SD,SE,SG,SI,SK,SL,TJ ,TM,TR,TT,TZ,UA,UG,UZ,VN, YU,ZA,ZW (72)発明者 ホールボロー,ピーター・エイ アメリカ合衆国、ニユー・ジヤージー・ 07830、クリフオン、フイルハウアー・ア ベニユー・149 Fターム(参考) 3H106 DA05 DA23 DA35 DB02 DB12 DB23 DB32 DC02 DC14 DC17 DD03 EE04 EE07 FA04 FB12 GA15 GA19 GA23 HH02 KK01 5H307 AA20 BB02 BB04 BB08 DD20 EE02 EE07 EE12 EE19 GG11 HH02 HH14 JJ10 KK08

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 吸込口、排出口、および主リザーバを画定する主弁本体と、 主リザーバ内に配置された可動要素であって、主リザーバ全体に配置された膜
    と、可動要素を通るパイロット通路を画定する部材とを含む可動要素と、 パイロット密封部材と、 パイロット密封部材に結合されたソレノイドコアを有するソレノイドアクチュ
    エータを備えた可動制御要素であって、ソレノイドコアが、パイロット密封部材
    に結合される位置近くに狭窄部を有する可動制御要素と、 を備える、流量弁。
  2. 【請求項2】 ソレノイドコアが、材料を除去することにより加工されて減
    少部分を提供する円筒形コアを備える、請求項1に記載の流量弁。
  3. 【請求項3】 加工により除去された材料の質量が、加工されていないソレ
    ノイドコアの質量の少なくとも28%を占める、請求項1に記載の流量弁。
  4. 【請求項4】 流体流コマンドを受け、所望のパルス幅変調周波数および所
    望のデューティサイクルを示す信号を応答して発生するコントローラと、 所望のパルス幅変調周波数およびデューティサイクルを示す信号を受け、所望
    のデューティサイクルに対応する有効デューティサイクルを有する固定周波数パ
    ルス幅変調信号を発生するコントローラに結合された電力回路と、 電力回路からの固定周波数パルス幅変調信号を受けて、弁を通過する流体流を
    制御するソレノイドアクチュエータを含む流量弁であって、弁が、弁シートと、
    弁シート内に配置された流れ形成要素とを備え、流れ形成要素が、第1の固定パ
    ルス幅変調周波数と第1のデューティサイクルで弁を通る流体流が第2の大きさ
    のパルス幅変調周波数と第1のデューティサイクルで弁を通る流体流にほぼ等し
    くなるように構成される、流量弁と、 を備える、流体流システム。
  5. 【請求項5】 吸込口、排出口、および主リザーバを画定する主弁本体と、 主リザーバ内に配置された、外径を有する弁密封管と、 弁密封管内に配置された可動要素であって、主リザーバ全体に配置された膜と
    、主リザーバの反対側で膜に接触する上部保持部材とを含み、上部保持部材の外
    径が弁密封管の外径よりも小さいかまたは等しい、可動要素と、 を備える、流量弁。
JP2001560045A 2000-02-18 2001-01-17 拡張範囲比例弁 Pending JP2003526055A (ja)

Applications Claiming Priority (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US09/506,967 2000-02-18
US09/506,967 US6619612B2 (en) 1999-02-19 2000-02-18 Extended range proportional valve
US12067300P 2000-02-19 2000-02-19
US60/120,673 2000-02-19
PCT/US2001/001493 WO2001061226A1 (en) 2000-02-18 2001-01-17 Extended range proportional valve

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003526055A true JP2003526055A (ja) 2003-09-02

Family

ID=26818631

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001560045A Pending JP2003526055A (ja) 2000-02-18 2001-01-17 拡張範囲比例弁

Country Status (5)

Country Link
EP (1) EP1266164A4 (ja)
JP (1) JP2003526055A (ja)
CN (1) CN1188619C (ja)
AU (1) AU2001229548A1 (ja)
WO (1) WO2001061226A1 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101463329B1 (ko) * 2013-02-22 2014-11-18 이종천 솔레노이드 밸브
JP2017508119A (ja) * 2014-02-28 2017-03-23 エム ケー エス インストルメンツ インコーポレーテッドMks Instruments,Incorporated パイロット弁構造およびマスフローコントローラ
KR102137404B1 (ko) * 2019-05-21 2020-07-24 (주)솔텍 고압 비례제어기능을 구비한 솔레노이드 밸브

Families Citing this family (29)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005064214A1 (ja) * 2003-12-25 2005-07-14 Asahi Organic Chemicals Industry Co., Ltd. 定流量弁
US8220774B2 (en) 2009-04-30 2012-07-17 Automatic Switch Company Proportional pilot acting valve
IT1395777B1 (it) * 2009-09-09 2012-10-19 Elbi Int Spa Gruppo elettrovalvolare per il controllo del flusso di un fluido, particolarmente per macchine lavatrici
US9557059B2 (en) 2011-12-15 2017-01-31 Honeywell International Inc Gas valve with communication link
US9846440B2 (en) 2011-12-15 2017-12-19 Honeywell International Inc. Valve controller configured to estimate fuel comsumption
US9074770B2 (en) 2011-12-15 2015-07-07 Honeywell International Inc. Gas valve with electronic valve proving system
US8839815B2 (en) 2011-12-15 2014-09-23 Honeywell International Inc. Gas valve with electronic cycle counter
US9835265B2 (en) 2011-12-15 2017-12-05 Honeywell International Inc. Valve with actuator diagnostics
US8905063B2 (en) 2011-12-15 2014-12-09 Honeywell International Inc. Gas valve with fuel rate monitor
US8947242B2 (en) 2011-12-15 2015-02-03 Honeywell International Inc. Gas valve with valve leakage test
US9995486B2 (en) 2011-12-15 2018-06-12 Honeywell International Inc. Gas valve with high/low gas pressure detection
US8899264B2 (en) 2011-12-15 2014-12-02 Honeywell International Inc. Gas valve with electronic proof of closure system
US9851103B2 (en) 2011-12-15 2017-12-26 Honeywell International Inc. Gas valve with overpressure diagnostics
US9234661B2 (en) 2012-09-15 2016-01-12 Honeywell International Inc. Burner control system
US10422531B2 (en) 2012-09-15 2019-09-24 Honeywell International Inc. System and approach for controlling a combustion chamber
CN104214355A (zh) * 2013-05-31 2014-12-17 北京谊安医疗系统股份有限公司 比例阀
EP2868970B1 (en) 2013-10-29 2020-04-22 Honeywell Technologies Sarl Regulating device
CN103644337A (zh) * 2013-11-30 2014-03-19 湖北三江航天红峰控制有限公司 一种天然气电磁阀
US10024439B2 (en) 2013-12-16 2018-07-17 Honeywell International Inc. Valve over-travel mechanism
DE102014010193A1 (de) * 2014-07-10 2016-01-14 Gea Tuchenhagen Gmbh Hubventil mit Membran
US9841122B2 (en) 2014-09-09 2017-12-12 Honeywell International Inc. Gas valve with electronic valve proving system
US9645584B2 (en) 2014-09-17 2017-05-09 Honeywell International Inc. Gas valve with electronic health monitoring
WO2016130871A1 (en) * 2015-02-12 2016-08-18 Eaton Corporation Solenoid with amplified stroke
US10503181B2 (en) 2016-01-13 2019-12-10 Honeywell International Inc. Pressure regulator
JP6698251B2 (ja) * 2016-05-19 2020-05-27 Smc株式会社 電磁弁
US10564062B2 (en) 2016-10-19 2020-02-18 Honeywell International Inc. Human-machine interface for gas valve
US11073281B2 (en) 2017-12-29 2021-07-27 Honeywell International Inc. Closed-loop programming and control of a combustion appliance
US10697815B2 (en) 2018-06-09 2020-06-30 Honeywell International Inc. System and methods for mitigating condensation in a sensor module
CN112569876A (zh) * 2020-11-24 2021-03-30 东北大学 一种防止多元颗粒偏析的脉冲式超临界水流化装置

Citations (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3943975A (en) * 1974-11-06 1976-03-16 Emerson Electric Co. Solenoid operated pilot controlled valve
JPS5765273U (ja) * 1980-10-07 1982-04-19
JPS59147177A (ja) * 1983-02-07 1984-08-23 イ−トン コ−ポレ−シヨン パイロツト作用型圧力作動弁
JPS61154540U (ja) * 1985-03-15 1986-09-25
JPS63118484U (ja) * 1987-01-26 1988-07-30
JPH0462979U (ja) * 1990-10-05 1992-05-28
JPH04258582A (ja) * 1991-02-07 1992-09-14 Mitsubishi Electric Corp 流量制御弁
US5169117A (en) * 1992-02-27 1992-12-08 Huang Chi King Low power type, motor-controlled magnetic valve
US5676342A (en) * 1996-06-17 1997-10-14 Automatic Switch Company Proportional flow valve with diaphragm pressure member
US5716038A (en) * 1992-08-13 1998-02-10 Aztec Developments Limited Proportional flow control valve
US5758863A (en) * 1994-12-02 1998-06-02 Ranco Incorporated Of Delaware Valve controlled by fluid
WO1999031421A1 (en) * 1997-12-15 1999-06-24 Automatic Switch Company Wide flow range proportional flow valve
JP2000018419A (ja) * 1998-07-06 2000-01-18 Techno Excel Co Ltd 電磁比例制御弁及び電磁比例制御弁装置

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3872878A (en) * 1973-12-17 1975-03-25 Controls Co Of America Anti-contaminant diaphragm valve
US4248270A (en) * 1980-01-11 1981-02-03 The Singer Company Reduced noise water valve provided with flow control
US5035119A (en) * 1984-08-08 1991-07-30 Alsenz Richard H Apparatus for monitoring solenoid expansion valve flow rates
US4779489A (en) * 1986-06-27 1988-10-25 Borg-Warner Automotive, Inc. Control system for controlling transmission fluid pressure
WO1990001651A1 (en) * 1988-08-15 1990-02-22 Kabushiki Kaisha Kambayashi Seisakusho Solenoid valve
GB8822239D0 (en) * 1988-09-21 1988-10-26 Caradon Mira Ltd Flow control device
US5404301A (en) * 1993-06-07 1995-04-04 Eaton Corporation Method and apparatus of vehicle transmission control by assured minimum pulse width

Patent Citations (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3943975A (en) * 1974-11-06 1976-03-16 Emerson Electric Co. Solenoid operated pilot controlled valve
JPS5765273U (ja) * 1980-10-07 1982-04-19
JPS59147177A (ja) * 1983-02-07 1984-08-23 イ−トン コ−ポレ−シヨン パイロツト作用型圧力作動弁
JPS61154540U (ja) * 1985-03-15 1986-09-25
JPS63118484U (ja) * 1987-01-26 1988-07-30
JPH0462979U (ja) * 1990-10-05 1992-05-28
JPH04258582A (ja) * 1991-02-07 1992-09-14 Mitsubishi Electric Corp 流量制御弁
US5169117A (en) * 1992-02-27 1992-12-08 Huang Chi King Low power type, motor-controlled magnetic valve
US5716038A (en) * 1992-08-13 1998-02-10 Aztec Developments Limited Proportional flow control valve
US5758863A (en) * 1994-12-02 1998-06-02 Ranco Incorporated Of Delaware Valve controlled by fluid
US5676342A (en) * 1996-06-17 1997-10-14 Automatic Switch Company Proportional flow valve with diaphragm pressure member
WO1999031421A1 (en) * 1997-12-15 1999-06-24 Automatic Switch Company Wide flow range proportional flow valve
JP2000018419A (ja) * 1998-07-06 2000-01-18 Techno Excel Co Ltd 電磁比例制御弁及び電磁比例制御弁装置

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101463329B1 (ko) * 2013-02-22 2014-11-18 이종천 솔레노이드 밸브
JP2017508119A (ja) * 2014-02-28 2017-03-23 エム ケー エス インストルメンツ インコーポレーテッドMks Instruments,Incorporated パイロット弁構造およびマスフローコントローラ
KR102137404B1 (ko) * 2019-05-21 2020-07-24 (주)솔텍 고압 비례제어기능을 구비한 솔레노이드 밸브

Also Published As

Publication number Publication date
EP1266164A4 (en) 2003-05-07
CN1188619C (zh) 2005-02-09
WO2001061226A1 (en) 2001-08-23
EP1266164A1 (en) 2002-12-18
AU2001229548A1 (en) 2001-08-27
CN1425114A (zh) 2003-06-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2003526055A (ja) 拡張範囲比例弁
US6619612B2 (en) Extended range proportional valve
JP3188992B2 (ja) 比例流量弁
JP3044563B2 (ja) 比例流量弁
US5020771A (en) Proportional control valve
KR940010028B1 (ko) 연료의 개방 방법 및 장치
US5676342A (en) Proportional flow valve with diaphragm pressure member
EP0055518B1 (en) Solenoid valve
JPS63163516A (ja) サーボ圧力調節器付きガス制御装置
JPH02292586A (ja) 電気機械式弁装置
US4783044A (en) Hung diaphragm solenoid valve
CN1916462A (zh) 减压阀
EP0379759B1 (en) Proportional control valve
US4880205A (en) Hung diaphragm solenoid valve
JP2674732B2 (ja) ガス用の流量制御装置
US20020027213A1 (en) Extended range proportional valve method
JP2561306Y2 (ja) 定流量弁付圧力比例制御弁
JPH0138993B2 (ja)
JPH0384285A (ja) 閉止機能付き流量調製弁
KR100335855B1 (ko) 비례제어 가스밸브장치
JPH0410403Y2 (ja)
JP2533568Y2 (ja) 電磁流体混合制御弁
JPH09229229A (ja) 電磁弁
JPH0647653U (ja) 流体制御弁
JPH06137455A (ja) 流量比例制御弁

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20050510

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20050804

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20050818

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20051109

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060117

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20060411

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20060421

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20060919

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070116

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20061219

A911 Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20070306

A912 Re-examination (zenchi) completed and case transferred to appeal board

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A912

Effective date: 20070713

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20080807

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20080812