JP2003525508A - 伝送コイルを有したトランスポンダー通信ステーションを含む記録及び/又は再生装置 - Google Patents
伝送コイルを有したトランスポンダー通信ステーションを含む記録及び/又は再生装置Info
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Abstract
Description
る。
より知られる。公知の記録及び/又は再生装置は、カセットに収容された記録担
体テープを受け入れるように適合されており、この記録担体は、テープを表示す
る画面上の長手方向に伸張しマルチトラック用磁気ヘッドの助けによりデータを
記録することができる複数の平行な隣接したトラックを備えた磁気テープである
。
けではなく磁気テープカセットに特有の追加データをも簡易な態様で記録できる
ようにするため、好ましくは半導体メモリである固体メモリを収容することが、
一般的なやり方である。これに関連して、例えば欧州特許文献EP0 373 718 B1が
参照される。この特許文献から、固体メモリとの接触結合通信のみがカセットマ
ウント式端子接触を経由して可能であるような構造が知られる。
いて大々的に慣例となってきた。かかるトランスポンダーシステムに対しては、
例えば米国特許第5,345,231A号が参照される。
の本出願人により実行された更なる発展の過程において、かかる記録及び/再生
装置に、カセットに結びつけられるトランスポンダーとの非接触式通信のために
設計されるトランスポンダー通信ステーションを付与する要求が浮上した。これ
らの発展過程において、構造的な概念及び設計が追及され、これにより、適切且
つ誤りのない非接触式通信が保証された。
、記録及び/又は再生装置に設置されたトランスポンダー通信ステーションと、
記録及び/又は再生装置内の動作位置に構造的に簡易な方法により位置する記録
担体に結びつけられるトランスポンダーとの間の信頼性のある通信を保証するこ
とにある。
求項1の冒頭部に定義された記録及び/又は再生装置に追加して提供される。
ポンダー通信ステーションのステーション側伝送コイル(ステーション側のデー
タ伝送用コイル)が、動作位置にある記録担体に結びつけられる記録担体側伝送
コイル(記録担体側のデータ伝送用コイル)から最適な距離に保持されることが
達成され、これは、ステーション側伝送コイルと記録担体側伝送コイルとの間に
いずれにせよ存在する空間以上の空間を必要としない保持手段の効果的な構成に
起因する。
、例えばテーブルのようなホルダーに若しくは砲塔のようなホルダーの結合面に
接着された平らな形状に巻かれたコイル線よりなってもよい。しかし、本発明に
よる記録及び/又は再生装置が、請求項2に定義された特徴的機能を更に有する
とき、非常に効果的であることが証明されている。このように、構造的に非常に
簡易で、信頼性があり、且つ耐磨耗性がある解決手段が得られる。
び/又は再生装置において、請求項3に定義された特徴的機能が更に提供される
とき、非常に効果的であることが証明されている。これにより、非常に安定した
構成がもたらされる。更に、これにより、ステーション側伝送コイルの特に安定
性のある取り付けが保証される。
4に定義された特徴的機能が更に提供されるとき、非常に効果的であることが証
明されている。この場合、請求項5に定義された特徴的機能が更に提供されると
き、効果的であることが更に証明されている。これらの手段は、故障及び欠陥の
あるステーション側伝送コイルの場合にステーション側伝送コイルを容易な態様
で交換することができるという、大きな効果を有する。
ーケースを有した本発明による記録及び/又は再生装置に更に提供されるとき、
非常に効果的であることが証明されている。これにより、本発明による記録及び
/又は再生装置内の保持手段による特に信頼性のある保持が保証されつつ、完全
な保持手段の簡易な交換性が更に達成される。
態様により明らかになり、この例を参照して解明されるだろう。
細に説明されるだろうが、本発明は、これらに限定されるものではない。
タが記録される手段となる記録及び再生装置1を示す。記録及び再生装置1は、
以下単に記憶装置1と称される。
れた、出願番号98 890 322.4、98 890 333.2、98 89
0 335.7、98 890 336.5、98 890 337.3、98 89
0 338.1、98 890 339.9、及び98 890 340.7である
先行の欧州特許出願の主要事項を構成する特徴を含む記録及び再生装置の発展型
である。上記記録及び再生装置は、1998年11月15日より米国のラスベカ
スのコムデックス・フェアーで既に発表されており、結果的に公知になっている
。展示された記録及び再生装置によって示された開示内容及び上記9つの欧州特
許出願に含まれる実質的な部分は、ここで参照により結合される。これにより、
図1に示された記憶装置についての説明の残り部分は、本内容と関連する範囲及
び部分についてのみに限定される。更に、本内容は、1999年11月11日に
共に出願された出願番号99 890 360.3、及び99 890 361.1
である2つの先行の欧州特許出願に対しても参照がなされる。
持するように構成される。カセット2は、リール軸3Aに対し回転して駆動され
ることができ磁気テープ4を巻き上げるように構成され機能する供給リール3を
、収容し、供給リール3と同様にテープは、図1において一点鎖線のみによって
示される。磁気テープ4は、デジタルデータの記録若しくは再生のため、磁気テ
ープ4の長手方向に延在する複数のトラックに沿って走査されることができる。
ーシ5を有する。これ以下、本内容において関連性を有する構成ユニット及び構
成部品のみについて言及される。
)から移動させるために、記憶装置1は、移動可能なカセットホルダー6を有す
る。移動可能なカセットホルダー6は、カセット2がカセットホルダー6に挿入
される挿入位置と、挿入されたカセット2が作動位置にある動作位置との間のL
字形の移動経路に沿って移動可能である。
ために、記憶装置1は、駆動手段7を有する。駆動手段7は、リング状のドライ
ブギアホイール10を駆動可能にするギア機構9とモータ8とを含む。リング状
のドライブギアホイール10により、カセットホルダー6を移動可能にするカム
デバイスは、ギアラックを介して駆動されることができる。
カセット2も、その動作位置にある。既に言及されたように、カセット2は、磁
気テープ4が巻かれる供給リール3を収容する。磁気テープ4の自由端では、磁
気テープ4は、結合ピン11に結合される。カセット2の動作位置において、プ
ルアウト部材13とプルアウトテープ14とを含むプルアウト手段12は、結合
ピン11に結合されることができる。図面の明瞭性のため、プルアウトテープ1
4は、図1において一点鎖線として示される。プルアウトテープ14は、プルア
ウト部材13から巻き上げリール15に通され、巻き上げリール15のハブ部位
16に固定式に接続される。ハブ部位16は、プルアウト部材13を受け入れる
ように構成された凹部17を有する。記憶装置1の図示されない第1モータ手段
により、巻き上げリール15は、矢印18によって指示される回転方向に駆動可
能である。巻き上げリール15の回転駆動によって、プルアウトテープ14及び
結果としてプルアウト部材13が、駆動できるようになり、その結果、プルアウ
ト部材13の結合ピン11への結合後、磁気テープ4は、プルアウトテープ14
によりカセット2から引き出されること(プルアウト)ができ、巻き上げリール
15まで移動されることができ、巻き上げリール15に巻かれることができ、こ
のとき、磁気テープ4への記録若しくは磁気テープ4からの再生が可能である。
は、記憶装置1内に巻き上げリール15を駆動するため設置され巻き上げリール
15をドライブ部材と共同して駆動し駆動手段19の部分を構成する図示されな
い第1モータを、含む。駆動手段19は、第2モータを更に含み、第2モータは
、図1に完全に示されておらず、この第2モータのロータを回転可能にする図示
されない励起コイルを保持するステーター部のみが示されている。第2モータは
、供給リール3に設けられた一致する歯に噛合される冠のような歯を駆動するこ
とができ、供給リール3は、従って、供給リール3に磁気テープ4を巻きつける
ように第2モータにより矢印21の方向に駆動される。従って、供給リール3は
、駆動手段19の部分をも構成する。これより、上記2種の歯が、より詳細に説
明される。
場合、ガイド手段22は、2つのテープガイドローラ23,24を含む。2つの
テープガイドローラ23,24のそれぞれは、シャーシ5に固定結合されたガイ
ドシャフト25,26と、各々のガイドシャフト25若しくは26を基準とした
円筒形のガイド面27,28とを有する。更に、2つのテープガイドローラ23
,24のそれぞれは、各々の円筒形ガイド面27,28の軸方向の2つの端部の
領域に於いて、各々のガイドシャフト25,26に対し横断的に延在する端部フ
ランジ29,30、及び31,32を有する。
33を更に有する。磁気ヘッド33は、正確なトラッキングを保証すべく、マル
チトラック磁気ヘッド33の個々の磁石系を磁気テープ4の走査トラックに対し
一定に整列させた状態に保持するため磁気ヘッド33を磁気テープ4の長手方向
に対し垂直方向に移動可能にするアクチュエータ手段34に、搭載される。磁気
ヘッド33は、2つのテープガイドローラ23,24の間の領域に配置される。
アクチュエータ手段34と共同して、磁気ヘッド33は、磁気テープ4の高さの
変化に追従することができる。
ポンダー通信ステーション35を含む。トランスポンダー通信ステーション35
は、書込み/読取り回路36と、平らな形態のステーション側伝送コイル37と
を有する。ステーション側伝送コイル37は、ベースプレート38上に収容され
た印刷回路によって構成される。かかる場合、ステーション側伝送コイル37は
、全体で3つのコイル円39,40,41を有しており、内側のコイル円41の
内側の端部42は、図示されていない伝導リンクを介して接続リード線44の一
端43に接続されている。外側のコイル円39は、第2の接続リード線45に直
接通される。2つの接続リード線44,45は、ベースプレート38のL字形エ
クステンション46に収容される。接続リード線44,45は、プラグコネクタ
ープラグ47に通じる。コネクタープラグ47は、図示されないソケットコネク
ターに接続され、そこより、2つの接続リード線48,49が、書込み/読取り
回路36に通じる。
伝送コイル50と非接触通信するために機能しており、記録担体側伝送コイル5
0は、図1に示されていないが図7及び図8に一点鎖線により示されている。記
録担体側伝送コイル50は、カセット2のハウジング内に組み込まれ、集積回路
デバイスに接続されており、集積回路デバイスは記録担体側伝送コイル50と合
同で、カセット2若しくは磁気テープ4に特有なデータを記録する役割をするト
ランスポンダーを構成する。
ように、ステーション側伝送コイル37は平らな形態である。ステーション側伝
送コイル37は、記録担体側伝送コイル50に対面する図3で見える側の第1の
面と、記録担体側伝送コイル50から離れた図3で見えない側の第2の面とを有
する。
る。特別で且つ効果的な保持手段51の特徴は、保持手段51がステーション側
伝送コイル37の第2の面から主に離れる方向に延在することであり、このこと
は、ステーション側伝送コイル37との関連で、図7及び図8より明らかなよう
に、保持手段51が、実質的にカセット2から離れた側のみに設置され、結果的
に、カセット2とステーション側伝送コイル37との間にいずれにせよ存在する
小さな空間に更なる空間を一切必要としないことを、意味する。このように、ス
テーション側伝送コイル37と記録担体側伝送コイル50との間の距離が著しく
小さい状態に維持されることが、達成され、これは、2つの伝送コイル37,5
0間の適切且つ誤りのない電磁誘導性の通信の観点から非常に好ましいものであ
る。
1の部分を構成する保持プレート52に結合されるステーション側伝送コイル3
7から離れた側の面を有する。ベースプレート38と保持プレート52との結合
は、接着結合によりなされる。保持プレート52は、グラスファイバーで強化さ
れた合成樹脂プレートであり、ベースプレート38を補強する役割をする。
に有しており、このブロックは、図4及び図5に分離して示される。保持ブロッ
ク53は、シャーシ5から離れた端部に、平らな結合面54を有する。保持ブロ
ック53は、平らな結合面54からシャーシ5まで伸張する中央通路55を更に
有する。図2、図7及び図8より明らかなように、保持プレート52は、保持ブ
ロック51の平らな結合面54上に位置する。
式のステーション側伝送コイル37の内部に第1の通路56を有する。第1の通
路56は、一定断面を有し、円形の角を備えた略長方形である。保持プレート5
2は、ベースプレート38の第1の通路56に対し略同心である第2の通路57
を有する。第2の通路57の断面寸法は、第1の断面寸法よりも小さく、この結
果、保持プレート52は、ベースプレート38により覆われることがない非拘束
外周部位58を有することになる。
ホルダーケース59は、底壁60と、底壁60に結合された4つの側壁61,6
2,63,64とを、4つの側壁61,62,63,64から水平方向外側に突
出し4つの側壁61,62,63,64に結合した外周壁65に加えて有する。
ホルダーケース59は、ベースプレート38の面から、第1の通路56及び第2
の通路57の位置でベースプレート38と保持プレート52とを通過する。従っ
て、ホルダーケース59の外周壁65は、保持プレート52の非拘束外周部位5
8に係合される。ホルダーケース59の2つの側壁63,64の外面は、ラッチ
用突起68,69をそれぞれ有した2つのリブ66,67を備える。この2つの
ラッチ用突起68,69は、保持ブロック53の中央通路55の領域に形成され
た溝のような凹部72,73にあるラッチ用ショルダー部70,71の裏側に係
合される。
伝送コイル37を位置決めし且つ固定するため、以下に述べる手段が設けられる
。保持ブロック53は、平らな結合面から遠い方の端部面の領域に2つの位置決
め部位74,75を有しており、第1の位置決め部位74は、円形の断面であり
、第2の位置決め部位75は、楕円形の断面である。2つの位置決め部位74,
75は、シャーシ5の位置決め穴76,77にそれぞれ嵌合される。シャーシ5
に保持手段51を搭載し固定するため、ホルダーケース59の底壁60の領域で
一端により及びシャーシ5の領域で他の一端により機能する固定用螺子78が付
与される。
定されるものでない。例えば、保持手段は、代替的に、カセットの側壁に隣接す
るステーション側伝送コイルを保持するため、プレート形のシャーシから垂直方
向に伸張する搭載プレートに固定されてよい。更に、前述した記録及び/又は再
生装置の場合よりも実質的に厚みのあるベースプレートであって、印刷回路によ
り形成されたステーション側伝送コイル用のベースプレートを使用した構成が、
追加の保持プレートを不要にすることを可能としつつ、選択されてよい。本発明
は、ディスク状の記録担体に直接配置されて上記コイルに電気的に接続されるト
ランスポンダーIC、光学的に走査されるディスク状の記録担体、及び記録担体
側伝送コイルと協動するように適合された記録及び/又は再生装置にも適用され
てよい。
側伝送コイルを有したトランスポンダー通信ステーションを含む記録及び/再生
装置を示す平面図である。
る。
通信ステーションを示す図である。
を示す、図3のラインVII−VIIにより切断された断面図である。
図3のラインVIII−VIIIにより切断された断面図である。
Claims (6)
- 【請求項1】 記録担体を受け入れように、且つ、上記記録担体を動作位
置に保持するように構成された記録及び/又は再生装置であって、 上記記録担体に結びつけられる記録担体側伝送コイルと非接触式に通信するた
めのステーション側伝送コイルを有するトランスポンダー通信ステーションを含
み、 上記ステーション側伝送コイルは、平らな形態であり、上記記録担体側伝送コ
イルに対面する第1の面、及び上記記録担体側伝送コイルから遠い方の第2の面
を有し、 保持手段は、上記ステーション側伝送コイルを保持するため設置され、保持手
段は、主に上記ステーション側伝送コイルの第2の面から離れる方向に延在する
ことを特徴とする、記録及び/又は再生装置。 - 【請求項2】 上記ステーション側伝送コイルは、ベースプレートに設けら
れた印刷回路から構成されたことを特徴とする、請求項1記載の記録及び/又は
再生装置。 - 【請求項3】 上記ベースプレートは、上記ステーション側伝送コイルから
遠い方の面で、保持プレートに結合され 上記保持プレートは、上記保持手段の一部を構成することを特徴とする、請求
項2記載の記録及び/又は再生装置。 - 【請求項4】 印刷回路形態のステーション側伝送コイルの内部に、ベース
プレートは、所与の断面寸法の第1の通路を有し、 上記保持プレートは、上記第1の通路と略同心であり、上記第1の通路の上記
断面寸法より小さい断面寸法を有することにより、上記ベースプレートに覆われ
ない、拘束されない外周部位を有し、 上記保持手段は、底壁と、上記底壁に結合される少なくとも1つの側壁と、上
記少なくとも1つの側壁に結合され上記少なくとも1つの側壁から水平方向に突
設された外周壁とを有したホルダーケースを含み、 上記ホルダーケースは、上記ベースプレートの上記面から、上記第1の通路と
上記第2の通路で上記ベースプレートと上記保持プレートとを挿通し、 上記ホルダーケースの上記外周壁は、上記保持プレートの上記拘束されない外
周部位と係合することを特徴とする、請求項3記載の記録及び/又は再生装置。 - 【請求項5】 上記保持手段は、シャーシに搭載され上記シャーシから遠い
方の一端に平らな結合面を有し上記平らな結合面から始まる中央通路を有する保
持ブロックを含み、 上記保持プレートは、上記平らな結合面上に位置し、上記ホルダーケースは、
上記中央通路に収容されたことを特徴とする、請求項4記載の記録及び/又は再
生装置。 - 【請求項6】 一端により上記ホルダーケースの底壁の領域に、他の一端に
より上記シャーシの領域に、作用する固定用螺子が、上記シャーシに上記保持手
段を固定するために供給されていることを特徴とする、請求項5記載の記録及び
/又は再生装置。
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