JP2003524609A - 子宮頸部及び膣の分泌を促進する方法 - Google Patents

子宮頸部及び膣の分泌を促進する方法

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JP2003524609A JP2000583512A JP2000583512A JP2003524609A JP 2003524609 A JP2003524609 A JP 2003524609A JP 2000583512 A JP2000583512 A JP 2000583512A JP 2000583512 A JP2000583512 A JP 2000583512A JP 2003524609 A JP2003524609 A JP 2003524609A
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    • A61P15/02Drugs for genital or sexual disorders; Contraceptives for disorders of the vagina

Abstract

(57)【要約】 本発明は、P2Y及び/又はP2Yプリン・レセプタ作用物質による治療によって哺乳類における子宮頸部及び膣の分泌を刺激する方法を提供する。閉経、化学療法、及びいろいろな状態に関連する膣乾燥の治療、ならびに膣疼痛の治療、が論じられる。適当なプリン・レセプタ作用物質としては、ヌクレオチド・トリフォスフェート、例えばウリジン5−トリフォスフェート、シチジン5’−トリフォスフェート、及びアデノシン5’−トリフォスフェート;ジヌクレオチド・ポリフォスフェート、例えばP,P−ジ(ウリジン−5’)テトラフォスフェート、;及びそれらの類似体、などがある。これらのプリン・レセプタ作用物質は、子宮頸部及び膣分泌を刺激し、哺乳類における膣乾燥を治療するのに有効である。

Description

【発明の詳細な説明】
発明の背景 女性の生殖管の表面を覆う粘液は、その防衛機能と生殖機能によって重要であ
る。主として子宮頸管内膜上皮によって分泌される粘液ゲルは、子宮内膜への精
子及び病原体の侵入に対する障壁になり、膣上皮の防護カバーになる。膣及び子
宮頸部粘液の水分分泌は萎縮を防止し、性交時の潤滑になり、病原体に対する表
面防衛を助け、子宮への精子の進入を調節したりする(Gipson I.K.
,et al.,Biology of Reproduction,60,5
8−64(1999))。 膣及び子宮膣部の上皮は鱗状の上皮(皮膚と同様)であって線毛細胞を含まな
い。膣の上皮は月経サイクルのある段階で脱落する。下方子宮頸内膜上皮は粘液
を分泌する円柱状上皮細胞から成るが、線毛細胞を含まない。上方子宮頸内膜は
下方子宮頸内膜と同じ細胞を有し、また線毛細胞も含んでいる。子宮頸内膜にお
ける線毛細胞の役割は粘液線毛クリアランスではない。射精のときに、精子は膣
と子宮頸部の分泌液に懸濁し、それが次に線毛の拍動と膣の筋系の収縮によって
活発に混合される。このときに子宮頸部粘液の層が往復運動して精子が粘液の中
に移って行くことができる。子宮頸内膜の線毛細胞の一つの役割は、生命力のな
い又は死んだ精子を追い出すことである;線毛は膣の方へ拍動し生命力のある精
子はその勾配に逆らって泳ぐ。 膣の乾燥は非常によくある問題で多くの女性に身体的及び情緒的な苦悩をもた
らしている(Key,E.,Nurs.Stand.5;24−27(1991
))。それは性交時に最も多く発現し、性交疼痛を引き起こし、場合によって性
交不能につながることがある。従来これは閉経後の女性に関わる状態であると考
えられていたが、閉経前にも閉経前後の時期にも起こりうる。経口避妊剤の使用
も一部の女性に膣の水分の減少を引き起こすことがある(Reginald,W
.,et al.,Br.J.Obstet.Gynaecol.96:114
8−1152(1989))。授乳と無関係な又は授乳の結果としての分娩後の
膣の乾燥は、顕著な愁訴を生ずることがある(Wisniewski,P.,e
t al.,Am.J.Obstet.Gynecol.165:1249−1
254(1991))。白血病などの悪性の疾患で化学療法又は放射線療法を受
けている女性は、しばしば、治療の結果として膣の乾燥を経験する(Cust,
M.,et al.,Br.Med.J.299:1494−1497(198
9))。多くの疾病状態、例えば、全身性硬化症やその他の全身性の自己免疫疾
患(Bhadauria,S.,et al.,Am.J.Obstet.Gy
necol.172:580−587(1995))、エーレルス−ダンロー症
候群(Sorokin,Y.,et al.,J.Rcprod.Med.39
:281−284(1994))、真性糖尿病(Sreebny,L.,et
al.,Diabetes Care 15:900−904(1992))、
及びシェーグレン症候群(Marchesoni,D.,et al.,Eur
.J.Obstet.Gynecol.Reprod.Biol.63::49
−53(1995))などは、顕著な疾患関連症状として膣水分の減少と潤滑の
低下という問題がある。 陰門疼痛は、陰門の粘膜につながる神経の過剰な敏感さと定義される。陰門の
皮膚のこのしつこい灼熱痛と過敏性は同定できる感染によって生じるものではな
い。これは外科的に治癒できない。“陰門疼痛”という言葉でカバーされる疾患
は、また、vulvodynia/vulvar vestibulitis,
外陰炎、外陰灼熱症候群とも呼ばれ、何も同定できる病気や感染がないときには
、しばしば、フィブロミラジア(fibromylagia)、腸過敏症候群、
シェーグレン症候群、慢性炎症、及びページェット病、と結びつけられる。UC
LAの内分泌学者、R.Paul St.Armad,M.D.,は、痛風とフ
ィブロミラジアには何のつながりもないのに、フィブロミラジアを尿酸排泄薬(
痛風の薬)、特にグアニフェネジン、で治療して成功を収めた。Dr.Arma
dは、治療の前後に患者から採取した24時間尿サンプルは、グアニフェネジン
の投与を開始した後、リン酸塩の分泌の顕著な増加と蓚酸塩とカルシウムの中程
度の増加を示すことを見出した。彼の仮説は、細胞内のリン酸塩、そして多分蓚
酸塩、の過剰がフィブロミラジア患者の細胞に蓄積して細胞のミトコンドリアに
おけるエネルギー(ATP)の形成を阻害するということである。Dr.Arm
adの理論におけるATPの役割はエネルギー源としてであり、P2Yレセプ
タの作用物質としてではないということに注意すべきである。 膣水分を増やすための現在の治療は:潤滑クリームやゼリーなどの潤滑剤、局
所エストロジェン・クリーム、及びHRT(ホルモン補充療法)、などである。
潤滑ゼリーは、何も薬理的に作用する因子を含まない水性の調剤であり、短時間
の一時的な緩和をもたらす。女性性器の維持と機能に及ぼすエストロジェンの効
果は良く調べられている。膣の壁の厚さと粘膜のしわ、ならびに膣の潤滑、は両
方共エストロジェンに依存する。エストロジェンは、また、更年期の女性及び外
科的な又は医学的な卵巣摘出を行った女性における骨盤の血流を増加させること
が示されている。エストロジェンの欠乏は、膣粘膜の萎縮と膣の乾燥を生じ、性
交疼痛、性的不調、ならびにいろいろな尿生殖器の愁訴、という症状につながる
。エストロジェン治療は多くの女性で効果的であるが、他の女性では乳ガンなど
の医学的理由によって不適切であるとされる。例えば、局所エストロジェン・ク
リームは定期的に用いられる場合、全身の循環に吸収される可能性がある。これ
は子宮頸内膜の刺激を生じ、子宮頸内膜過形成及び癌につながる可能性がある(
Whitehead,M.,et al.,N.Eng.J.Med.305:
1599−1605(1981))。HRTは膣の萎縮、したがって、膣の乾燥
という症状を緩和するのには効果的であるが、禁忌及び望ましくない危険と副作
用がいくつかある。胆嚢疾患の病歴(N.Eng.J.Med.,290:15
−19(1974))又は本人又は家族の生殖器癌又は乳癌の病歴(Harla
p,S.,Am.J.Obstet.Gynecol.166:1986−19
92(1992))は、エストロジェン治療にとって禁忌である。その他の禁忌
は:卒中の病歴、心臓血管疾患、深静脈血栓症、表在血栓性静脈炎、肝臓疾患、
ヘビースモーキング、高血圧、糖尿病、子宮出血又は大きなフィブロイド、高脂
血症、及び病的肥満、である(Lichtman,R.,J.Nurse Mi
dwifery 36:30−48(1991))。HRTの一つの大きな不利
益は、毎月の消退出血が再開されることであり、閉経後の女性の多くはそれを受
容しない。一部の女性は、HRTを受けているときでも、ある程度の膣乾燥を経
験する(Key,E.,Nurs.Stand.5:24−27(1991))
。 ウリジン5’トリフォスフェート(UTP)及びジヌクレオチド・ポリフォス
フェート、例えばジウリジン・テトラフォスフェート、はヒト気道上皮の表面に
見出されるP2Yプリン・レセプタの強力な作用物質である。UTPはin
vitroで杯細胞が分泌する粘液の速さと総量を増加させることが示されてい
る(Lethem,M.,et al.,Am.J.Respir.Cell
Mol.Biol.9:315−322(1993))。UTPはまた、in
vitroの気道上皮細胞からの塩化物の分泌を、したがって、水の分泌を増加
させることが示されている(Mason,S.,et al.,Br.J.Ph
armacol.103:1649−1656(1991))。 ジウリジン・テトラフォスフェートは、いろいろな疾患、例えば慢性閉塞性肺
疾患、の治療に有益な性質を有することが示されている。例えば、嚢胞性線維症
、慢性気管支炎、喘息、気管支拡張症、手術後粘液うっ滞、肺炎、一次線毛ジス
キネシア、などヒトを含めた哺乳類など治療を必要とする被検体の肺からの粘液
分泌のクリアランス(M.J.Stutts,III,et al.,米国特許
第5,635,160号;PCT国際公開WO 96/40059)、及び固定
患者における肺炎の予防と治療(K.M.Jacobus and H.J.L
eighton,米国特許第5,763,447号)を容易にするということが
示されている。その他の治療的な利用としては、嚢胞性線維症、慢性気管支炎、
喘息、気管支拡張症、手術後アレテクタシス(aletectasis)、カル
タゲナー症候群(PCT国際公開WO 96/40059)、静脈洞炎(PCT
国際公開WO 98/03177)、中耳炎(PCT国際公開WO 97/29
756)、ドライアイ、網膜剥離、鼻涙管閉塞、の治療、膣の乾燥による女性の
不妊と過敏症の、粘液分泌の増加及び上皮表面の水分補給による治療、及び運動
選手の能力の強化、などがある。 膣の乾燥に関する現在の治療が効果的でなく、危険があるということで、医学
研究者たちは別の治療法を開発しようと努力してきた。UTPとジヌクレオチド
・ポリフォスフェート、例えばジウリジン・テトラフォスフェート、に、気道の
上皮分泌による水分補給を増加させ、粘液の放出を刺激する能力があることが実
証されているので、本願出願者は、UTPとジヌクレオチド・ポリフォスフェー
トが膣及び子宮頸部上皮における水分分泌と粘液産生を刺激できるかどうかを研
究しようと考えた。 発明の要約 子宮頸部及び膣の分泌を増やす治療を必要としている被検体においてその分泌
を刺激する方法が開示される。本発明の方法は、膣の乾燥の治療及び/又は陰門
疼痛の治療など、のために(それだけに限定されないが)、子宮頸部及び膣の分
泌を増やすために利用できる。膣の乾燥は、閉経、出産、授乳、化学療法又は放
射線療法、真性糖尿病、シェーグレン症候群、エーレルス−ダンロス症候群、全
身性硬化症及びその他の全身性自己免疫疾患、子宮摘出、尿生殖器外科手術、心
身症、不安、性的精神障害、及び薬理的な薬に関連した副作用、などに(それだ
けに限定されないが)関連して起こる。本発明の方法は、P2Y及び/又はP
2Yプリン・レセプタ作用物質;ウリジン5’トリフォスフェート(UTP)
、シチジン5’トリフォスフェート(CTP)、アデノシン5’トリフォスフェ
ート(ATP)、P,Pジ(ウリジン5’)テトラフォスフェート、又はそ
れらの類似体、を膣及び子宮頸部の分泌を刺激するのに効果的な量で投与するこ
とを含む。 本発明の別の態様は、ウリジン5’トリフォスフェート、シチジン5’トリフ
ォスフェート、アデノシン5’トリフォスフェート、P,Pジ(ウリジン5
’)テトラフォスフェート、又はそれらの類似体、を上記のような治療方法を実
行するための医薬の製造に使用することである。 本発明は、また、ウリジン5’トリフォスフェート、シチジン5’トリフォス
フェート、アデノシン5’トリフォスフェート、P,Pジ(ウリジン5’)
テトラフォスフェート、又はそれらの類似体、を製薬キャリアと共に含む製薬組
成物も開示する。 [発明の詳細な説明] 本願出願者はヌクレオチド5’トリフォスフェート及びジヌクレオチド・ポリ
フォスフェートが、子宮頸部及び膣上皮試料で見出されるプリン・レセプタの強
力な作用物質であることを見出した。本発明の方法は、膣乾燥に対して現在最も
普通に用いられている治療方法の改善であり、本発明の化合物は患者自身の粘液
の産生と分泌を刺激し、かつ粘膜の水分補給レベルを高め、それは膣及び子宮頸
部粘膜の自然の防護及び潤滑性を維持するのに役立つ。本発明の方法は、また、
ホルモン補充療法(HRT)又はエストロジェン補充療法(ERT)に対して排
他的に、又はそれに対して付加的に、用いることができる。 本発明は、子宮頸部及び膣の分泌を刺激する必要があるヒトを含む哺乳類にお
いて、化学式I、II、III、又はIVの化合物又は薬理的に受容できるその
エステル又は塩を、前記分泌を増加させるのに効果的な量投与することによって
その分泌を刺激する。 UTP及びその類似体は一般的に化学式Iによって記述される: 化学式I
【化9】 ここで: X、X、及びXは各々独立にO又はSである;好ましくはX、及びX
はOである; RはO、イミド、メチレン、ハロメチレン(例えば、ジクロロOメチレン又
はジフルオロメチレン)である;好ましくは、Rは酸素又はジフルオロメチレ
ンである; RはH又はBrである;好ましくは、RはHである;化学式Iの特に好ま
しい化合物は、ウリジン5’トリフォスフェート(UTP)及びウリジン5’−
O−(3−チオトリフォスフェート)(UTPγS)である。 ジヌクレオチド・ポリフォスフェートは一般化学式IIによって記述される: 化学式II
【化10】 ここで: Xは酸素、メチレン、ジハロロメチレン、イミドである; n=0,1,又は2 m=0,1,又は2 n+m=0,1,2,3,又は4、そして B及びB’は各々独立にプリン残基又はピリミジン残基であり、それぞれ、9
−又は1−位置で結合している; Z=OH又はN; Z’=OH又はN; Y=H又はOH; Y’=H又はOH; ただし、ZがNであるとき、YはHである又はZ’がNであるとき、Y’
はHである。 フラノース糖は、好ましくはβ−形態である。 フラノース糖は、最も好ましくはβ−D−形態である。 化学式IIの好ましい化合物は化学式IIaの化合物である: 化学式IIa
【化11】 ここで: X=O; n+m=1又は2; Z、Z’、Y、及びY’=OH; B及びB’は化学式IIc及びIIdで定められる;又は X=O; n+m=3又は4; Z、Z’、Y、及びY’=OH; B=ウラシル; B’は化学式IIc及びIIdで定められる;又は X=O; n+m=1又は2; Z、Y、及びZ’=OH; Y’=H; B=ウラシル B’は化学式IIc及びIIdで定められる;又は X=O; n+m=0,1,又は2; Z及びY=OH; Z’=N Y’=H; B=ウラシル B’=チミン;又は X=O; n+m=0,1,又は2; Z及びZ’=N Y及びY’=H; B及びB’=チミン;又は X=CH、CF、又はNH; n及びm=1; Z、Z’、Y、及びY’=OH; B及びB’は化学式IIc及びIIdで定められる。 化学式IIの化合物の別の好ましいグループは化学式IIbの化合物又は薬理
的にじゅようできるその塩である: 化学式IIb
【化12】 ここで: Xは酸素、メチレン、ジフルオロメチレン、又はイミドである; n=0又は1; m=0又は1; n+m=0,1,又は2;そして B及びB’は各々独立に、化学式IIcのようなプリン残基、又は化学式IId
のようなピリミジン残基で、それぞれ、9−又は1−位置で結合している。B及
びB’がリボシル部分にN−1位置で付いたウラシルである場合、Xが酸素であ
るとき、m+nの全体は3又は4に等しくても良い。リボシル部分は、図示され
ているように、D−形態であるが、L−、又はD−及びL−であっても良い。D
−形態が好ましい。 化学式IIc
【化13】 ここで Rは、水素、C1−8アルキル、フェニル、又はフェニルオキシ、である;
この中で前記C1−8アルキル、フェニル、又はフェニルオキシの少なくとも一
つの水素は任意的に、ハロゲン、ヒドロキシ、C1−4アルコキシ、C1−4
ルキル、C6−10アリール、カルボキシ、シアノ、ニトロ、スルホンアミド、
スルフォネート、フォスフェート、スルホン酸、アミノ、C1−4アルキルアミ
ノ、ジ−C1−4アルキルアミノから成る群から選択される部分で置換され、こ
こで前記アルキル基は任意的に複素環、ω−A(C1−6アルキル)CONH(
1−6アルキル)−、及びω−A(C1−6アルキル)NHCO(C1−6
ルキル)−を形成するように結合される、ここでAはアミノ、メルカプト、ヒド
ロキシ、又はカルボキシルである; RはOであるか、又は不在である; R及びR一緒になって5成員のイミダゾール縮合環を形成し、任意的にエ
テノ部分の4−又は5−位置において、C1−4アルキル、フェニル、又はフェ
ニルオキシで置換され、そこで前記C1−4アルキル、フェニル、又はフェニル
オキシの少なくとも一つの水素は任意的に、ハロゲン、ヒドロキシ、C1−4
ルコキシ、C1−4アルキル、C6−10アリール、C7−12アリールアルキ
ル、カルボキシ、シアノ、ニトロ、スルホンアミド、スルフォネート、フォスフ
ェート、スルホン酸、アミノ、C1−4アルキルアミノ、ジ−C1−4アルキル
アミノから成る群から選択される部分で置換され、ここで前記ジアルキル基は任
意的に複素環を形成するように結合される; そして Rは,水素、アミノ、C1−8アルキル、フェニル、又はフェニルオキシ、
である;この中で前記アミノ、C1−8アルキル、フェニル、又はフェニルオキ
シの少なくとも一つの水素は任意的に、ハロゲン、ヒドロキシ、C1−4アルキ
ル、C6−10アリール、C7−12アリールアルキル、C1−4アルコキシ、
7−12アリールアルコキシ、C1−4アルキルチオ、フェニルチオ、C7−
12アリールアルキルチオ、カルボキシ、シアノ、ニトロ、スルホンアミド、ス
ルフォネート、フォスフェート、スルホン酸、アミノ、C1−4アルキルアミノ
、フェニルアミノ、C7−12アリールアルキアミノ、ジ−C1−4アルキルア
ミノから成る群から選択される部分で置換され、ここで前記ジアルキル基は任意
的に複素環、ω−A(C1−6アルキル)CONH(C1−6アルキル)B−、
及びω−A(C1−6アルキル)NHCO(C1−6アルキル)B−を形成する
ように結合され、A及びBは独立にアミノ、メルカプト、ヒドロキシ、又はカル
ボキシルである。 アデニン(化学式IIc)の置換誘導体は、アデニン1−酸化物、1,N6−
(4−又は5−置換エテノ)アデニン;6−置換アデニン;又は8−置換アミノ
アデニン、[6−アミノヘキシル]カルバモイルメチル−アデニン;及びω−ア
シル化アミノ(ヒドロキシ、チオル及びカルボキシ)アルキル(C2−10)−
アデニン、を含み、ここでアシル基はアセチル、トリフルオロアセチル、ベンゾ
イル、置換ベンゾイル、等から選ばれる、又はカルボキシル部分はそのエステル
又はアミド誘導体、例えば、エチル又はメチル・エステル又はそのメチル、エチ
ル、又はそのベンズアミド誘導体、として存在する。 化学式IId
【化14】 ここで: Rは、水素、ヒドロキシ、メルカプト、アミノ、シアノ、C7−12アリー
ルアルコキシ、C1−6アルキルチオ、C1−6アルコキシ、C1−6アルキル
アミノ、又はジC1−4アルキルアミノ、であり、ここでアルキル基な任意的に
複素環を形成するように結合する; Rは、水素、アセチル、ベンゾイル、C1−6アルキル、フェニルオキシ、
1−5アルカノイル、アロイル、又はスルホネートである; Rは、ヒドロキシ、メルカプト、C1−4アルコキシ、C7−12アリール
アルコキシ、C1−6アルキルチオ、アミノ、C1−5ジ置換アミノ、トリアゾ
リル、C1−6アルキルアミノ、又はジ−C1−4アルキルアミノ、であり、こ
こで前記ジアルキル基は任意的に複素環を形成するように結合、又はNに結合
して置換環を形成する;又は RとRは一緒になって、ピリミジン環の位置3及び4の間で5成員のイミ
ダゾール縮合環を形成し、3,N−エテノシトシン誘導体を形成する、ここで
前記エテノ部分は任意的に4−又は5−位置において、C1−4アルキル;フェ
ニル、又はフェニルオキシで置換される;ここで前記C1−4アルキル;フェニ
ル、又はフェニルオキシの少なくとも一つの水素は任意的に、ハロゲン、ヒドロ
キシ、C1−4アルコキシ、C1−4アルキル、C6−10アリール、C7−1
アリールアルキル、カルボキシ、シアノ、ニトロ、スルフォンアミド、スルフ
ォネート、フォスフェート、スルホン酸、アミノ、C1−4アルキルアミノ及び
ジ−C1−4アルキルアミノから成る群から選択される部分で置換される;ここ
で前記ジアルキル基は任意的に複素環を形成するように結合する。 Rは、水素、ヒドロキシ、シアノ、ニトロ、又はC2−8アルケニルである
;ここで前記アルケニル部分は任意的に酸素を通して結合して環を形成し、前記
酸素に隣接する炭素についている前記アルケニル部分の水素は任意的に、C1−
アルキル、フェニル、以下で述べるように最適に置換されたもの;置換された
2−8アルキニル、ハロゲン、置換されたC1−4アルキル、CF、C2−
アルケニル、C2−3アルキニル、アリールアミノ、ブロモビニル、エチル
プロペノエート、又はプロペン酸で置換される;又は RとRは、一緒になって、RにおけるN又はOで結合する5−又は6−
成員の飽和又は不飽和環を形成し、この環は任意的にそれ自体が官能基を含む置
換基を含む、ただし、Rがアミノ又は置換されたアミノであるときは、R
水素である;そして Rは、水素、アミノ、又はジ−C1−4アルキルアミノ、C1−4アルコキ
シ、C7−12アリールアルコキシ、C1−4アルキルチオ、C7−12アリー
ルアルキルチオ、カルボキシアミドメチル、カルボキシメチル、メトキシ、メチ
ルチオ、フェノキシ、又はフェニルチオである。 上記化学式IIc及びIIdの一般的構造において、2−から6−位置までに
おける点線は、これらの位置における単結合又は二重結合の存在を示すことを意
図している;二重又は単結合の相対位置は、R、R、及びRがケト・エノ
ール互変異が可能かどうかによって決まる。 上記化学式IIc及びIIdの一般的構造において、アシル基はアルカノイル
又はアロイル基を有利に含む。アルキル基は、1乃至8個の炭素原子を有利に含
み、特に1乃至4個の炭素原子が任意的に以下で述べるように一つ以上の適当な
置換基で置換されている。アリールオキシなどのグループのアリール部分を含む
アリール基は、好ましくはフェニル基であり、任意的に、以下で述べるように、
一つ以上の適当な置換基で置換されている。上記のアルケニル及びアルキニル基
は、2乃至8個の炭素原子を、特に2乃至6個の炭素原子、例えばエテニル又は
エチニル、を有利に含み、任意的に以下で述べるように一つ以上の適当な置換基
で置換されている。上記のアルキル、アルケニル、アルキニル、及びアリール基
の適当な置換基は、ハロゲン、ヒドロキシ、C1−4アルコキシ、C1−4アル
キル、C6−12アリール、C6−12アリールアルコキシ、カルボキシ、シア
ノ、ニトロ、スルホンアミド、スルフォネート、フォスフェート、スルホン酸、
アミノ及び置換されたアミノ(ここでアミノはC1−4アルキルによって単一又
は二重に置換され、二重に置換される場合、任意的にアルキル基は複素環を形成
するように結合する)から有利に選ばれる。 化学式IIc及びIIdについての上の記述をさらに説明するために、記述を
以下のように単純化することができる: RはOであるか、又は不在である;又は RとRは一緒になって、任意的に置換された5−成員のイミダゾール縮合
環を形成することができる;又は 6−HNRグループのR又は8−HNRグループのRは以下のものか
ら成る群から選ばれる: (a)水素、 (b)アリールアルキル(C1−6)グループで、アリール部分は任意的に
置換される、 (c)アルキル、 (d)[6−(A)−ヘキシル]カルバモイルメチル、ここでAは、NH
、OH、SH、及びCOH、から独立に選ばれる、 (e)ω−アミノ アルキル(C2−10) (f)ω−ヒドロキシ アルキル(C2−10) (g)ω−チオール アルキル(C2−10) (h)ω−カルボキシ アルキル(C2−10) (i)(e)、(f)、(g)、又は(h)のω−アシル化誘導体、ここで
アシル基は、アセチル、トリフルオロアセチル、ベンゾイル、又は置換されたベ
ンゾイル アルキル(C2−10)である、及び (j)上の(f)におけるようなω−カルボキシ アルキル(C2−10
で、カルボキシル部分がエステル又はアミドであるもの。 CTP及びその類似体は一般化学式IIIによって記述される: 化学式III
【化15】 ここで: R、X、X、及びXは化学式Iで定義された通りである; R及びRはHであり、他方Rは不在、N−3とC−4(シトシン)の間
に二重結合がある、又は R、R、及びRを一緒にしたものは−CH=CH−であり、N−3から
N−4への環を形成し、N−4とC−4の間の二重結合があり(3,N−エテ
ノシトシン)、任意的にエテノ・環の4−又は5−位置で置換されている。 ATPとその類似体は一般化学式IVによって記述される: 化学式IV
【化16】 ここで: R、X、X、及びXは化学式Iで定義された通りである; R及びRはHであり、他方Rはなく、N−1とC−6(アデニン)の間
に二重結合がある、又は R及びRはHであり、他方RはO、N−1とC−6(アデニン1−酸化
物)の間に二重結合がある、又は R、R、及びRを一緒にしたものは−CH=CH−であり、N−6から
N−1への環を形成し、N−6とC−6の間に二重結合がある(1,N6−エテ
ノアデニン)。 簡単のために、本明細書における化学式I、II、III、及びIVは、天然
に生ずるD−形態の活性化合物を図示しているが、特にそうでないと断らない限
り、本発明はL−形態の化合物、及びD−形態とL−形態の化合物の混合物も包
含する。天然に生ずるD−形態の方が好ましい。 本発明の化合物は、薬理的に受容できる塩の形、例えば、それだけに限定され
ないが、ナトリウムやカリウムなどのアルカリ金属塩;マンガン、マグネシウム
、又はカルシウムなどのアルカリ土類金属塩;又は、アンモニウム又はテトラア
ルキル・アンモニウム塩、すなわち、NX (ここでXはC1−4)、で存
在することがある。薬理的に受容できる塩とは、親化合物の望ましい生物活性を
保持し、望ましくない毒性作用を及ぼさない塩である。本発明の化合物は、また
、プロドラッグの形で、普通その化合物の複素環及びフラノシル・ヒドロキシル
にエステル又はアミド部分を含む形で存在することもある。 本発明の別の態様は、閉経、出産、授乳、化学療法又は放射線療法、真性糖尿
病、シェーグレン症候群、エーレルスーダンロー症候群、全身性硬化症、その他
の全身性自己免疫疾患、子宮摘出、子宮生殖器手術、心身症、不安、性的精神障
害、及び薬理的な薬関連副作用、など、それだけに限定されない原因から生じた
哺乳類の膣乾燥を治療する方法である。 また、本発明の方法は、性交を容易にするために健康な女性における膣の水分
と潤滑を高めるために利用することができる。さらに、本発明の方法は、Via
graRやその他の勃起不全の治療のための薬で治療を受けている性的なパート
ナーに合わせたいと願っている女性にとって特に有益であると考えられる。 さらに、本発明は、一般化学式I、例えば、ウリジン5’−トリフォスフェー
ト(UTP)とその類似体;一般化学式II、例えば、P,Pジ(ウリジン
−5’)テトラフォスフェート(U)とその類似体、一般化学式III、
例えば、シチジン5’−トリフォスフェート(CTP)とその類似体;及び一般
化学式IV、例えば、アデノシン5’−トリフォスフェート(ATP)とその類
似体、から成る群から選択されるP2Y及び/又はP2Yプリン・レセプタ
作用物質を含む服用形態を備えた製薬組成物を提供する。 本明細書で開示される化合物は、患者の子宮頸部及び/又は膣粘膜に適当など
んな手段によっても投与できるが、好ましくは活性化合物を含む溶液、ゲル、懸
濁物、クリーム、フォーム、ペッサリー、又は錠剤によって投与される。あるい
はまた、活性化合物は膣リング(Stumpf,P.,Obstet.Gyne
col.75.9S(1990))又は子宮内避妊器具(Andersson,
K.,et al.,Obstet.Gynecol.79.963(1992
))からの連続放出によって投与することもできる。 局所投与する溶液、ゲル、ゼリー、軟膏、クリーム、フォーム、ペッサリー、
又は錠剤は、活性化合物を、婦人科局所投与システムの分野の当業者が従来の規
準を用いて選択できるような生理的に共用できる賦形剤の中に含んでいる。 膣への投与のために調製される溶液は通常、灌注と呼ばれる。これは一回用の
無菌溶液を意図して調製される無菌注射に典型的な仕方で調製される無菌溶液で
ある。 活性物質の輸送特性によってゲル(水溶ベース)及びクリーム(水除去ベース
)を生成できる。ゲル形成には、ゲル化剤(例えば、ポリエチレン・グレーコル
、ゼラチン、トラガカント、及びセルロース誘導体)及び保存剤(抗菌物質)を
用いることができる。必要に応じて、安定化剤、酸化防止ざい、及びバッファが
加えられる。例えば、本発明における適当なゲルの処方は、活性化合物、グリセ
リン、セルロース誘導体(例えば、ヒドロキシエチル・セルロース)、保存剤(
例えば、メチルパラベン)、及び水、などである。クリームの調合には、エマル
ジョン・ベースを生成できる。ペトロラタムとステアリール・アルコールをオイ
ル・フェーズで用いることができる。ペトロラタムは調合物の水保持能力を高め
、ステアリール・アルコールは乳化剤となる。エマルジョンの水性フェーズでは
、エマルジョン・システムの水溶性成分、保存剤、安定化剤、酸化防止剤、バッ
ファ及び乳化剤が含まれる。最終製品の水のロスを小さくするために、グリセリ
ン、プロピレン・グリコール又はポリエチレン・グリコールを用いることもでき
る。 軟膏は、半固体の調製物であって活性成分を油脂、ワックス、又は合成物質の
ベースに組み込んだものである。 適当なクリームの例としては、油中水及び水中油エマルジョンがあるが、それ
だけに限定されない。油中水クリームは、セチルアルコールやセトステアリール
アルコールなどの脂肪アルコールの性質及び乳化ワックスに類似した性質を持つ
(それだけに限定されないが)適当な乳化剤を用いて調合できる。水中油クリー
ムは、セトマクロゴル乳化ワックスなどの乳化剤を用いて調合できる。適当な性
質としては、エマルジョンの粘度及び広範囲のpHにわたる物理的及び化学的な
安定性を調節できるという性質が含まれる。水溶性及び水と混合できるクリーム
・ベースは、保存剤を含み、受容できる生理的pHを維持するためのバッファを
含むことがある。 フォーム調製物は、加圧エアロゾル・カニスターから、適当な散布器によって
、不活性噴射剤を用いて送出するように調合される。フォーム・ベースの調合に
適当な賦形剤としては、プロピレングリコール、乳化ワックス、セチルアルコー
ル、及びグリセリルステアレートなどがあるが、それだけに限定されない。保存
剤としては、メチルパラベンやプロピルパラベンなどが利用できる。 ペッサリーは膣に挿入するのに適した形の固体単位投与量形態であって、体温
で融解する、又は粘膜の分泌液と接触したときに溶解するベースから構成される
。適当なベースとしては、例えば、テオブローマオイル、合成脂肪ベース(例え
ば、Witepsol)、ポリエチレングリコール(マクロゴル)、及びグリセ
ロール座薬ベース、などがあるが、それだけに限定されない。 膣錠剤は、活性成分が固体投薬形態ベース、例えば、それだけに限定されない
が、ラクトース、微結晶セルロース、コーンスターチ、マグネシウム・ステアレ
ート、二酸化シリコン、及びヒドロキシプロピルメチルセルロースなど、に含ま
れる構成になっている。 上述の局所投与の方法の他に、本発明の化合物を全身的に投与するいろいろな
方法がある。そのような手段の一つは、この活性化合物を含む吸い込むことがで
きるエアロゾル浮遊物を用いて、それを被験者が吸入するというものである。活
性化合物は、肺を介して血流に吸収され、薬理的に効果がある量で子宮頸部及び
/又は膣の組織に接触する。吸入できる粒子は液体又は固体であり、吸入される
と口及び咽頭を通過するように粒径は十分小さくなっている;一般に、粒径が1
乃至10ミクロンという範囲、さらに好ましくは1−5ミクロンという範囲、の
粒子が吸入可能と考えられている。 活性化合物を被験者の子宮頸部及び膣組織に全身的に投与するもう一つの手段
は、液体調合物の点鼻液という形の液体/液体懸濁物、又は吸引できる粒子の鼻
内噴霧を被験者が吸い込むという形、で投与するものである。鼻内噴霧又は点鼻
液を製造するための活性化合物の液体製薬組成物は、活性化合物を適当な賦形剤
、例えば、無菌のパイロジェンを含まない水又は無菌の塩水と、当業者には公知
の方法によって組み合わせることによって調製される。 この活性化合物を全身てきに投与するその他の手段は、経口投与を用いるもの
であり、化学式I、II、III、又はIVの化合物を含む製薬組成物が、錠剤
、ロゼンジ、水性又は油性の懸濁物、分散する粉末又は顆粒、エマルジョン、ハ
ード又はソフト・カプセル、シロップ、エリキシル又は経皮的な送給デバイス、
という形をとる。経口投与を意図した組成物は、製薬組成物の製造に関して当業
者に公知のどんな方法によって調製することもでき、そのような組成物は、製薬
的にエレガントで味の良い調合にするために、甘味剤、芳香剤、着色剤、及び保
存剤から成る群から選択される一つ以上の物質を含むことができる。錠剤は、活
性成分を、錠剤の製造に適した無毒の製薬的に受容される賦形剤と混合した形で
含む。これらの賦形剤は、例えば、炭酸カルシウム、炭酸ナトリウム、ラクトー
ス、リン酸カルシウム、又はリン酸ナトリウム、などの不活性希釈剤;例えば、
コーンスターチやアルギニン酸、などの造粒剤や崩壊剤;例えば、スターチ、ゼ
ラチン、又はアラビアゴム、などの結合剤;例えば、ステアリン酸マグネシウム
、ステアリン酸、又はタルク、などの潤滑剤、である。錠剤は、コーティングさ
れていなくても、胃腸における崩壊と吸収を遅らせて作用を長時間にわたって維
持するために公知の方法でコーティングされていても良い。例えば、グリセリル
モノステアレート又はグリセリルジステアレート、などの時間遅延物質を用いる
ことができる。経口用の調合物は、また、活性成分を不活性な固体希釈物質、例
えば、炭酸カルシウム、リン酸カルシウム、又はカオリン、などと混合したハー
ド・ゼラチン・カプセル、又は活性成分を水又はオイル媒質、例えば、ピーナツ
・オイル、液体パラフィン、又はオリーブ油、と混合したソフト・ゼラチン・カ
プセル、として投与することもできる。 この活性化合物を被験者の頸部及び膣組織に全身的に投与する別の手段として
は、活性化合物の座薬という形で、治療的に有効な量の活性化合物が全身的な吸
収と循環を介して頸部及び膣の組織に到達するようにするやり方がある。 上記の投与手段は、外科処置の間又は後で、例えば手術施設内及び手術後の施
設で用いることもできる。 製薬組成物に含まれるこの活性化合物の量は、被験者の子宮頸部及び/又は膣
粘膜において約10−7乃至約10−1Moles/liter,さらに好まし
くは約10−6乃至約10−1Moles/liter、という活性化合物の濃
度を達成するのに十分な量である。 投与される化合物の特定調合物の溶解度により、子宮頸部及び/又は膣の粘液
産生及び/又は水分分泌を促進するための一日の投与量を一回又は数回の単位量
投与に分けることができる。UTP(例えば)の一日の全投与量は、被験者の年
齢及び状態によって1乃至1000ミリグラムにわたり、1日4回までに分けて
、又は急性の悪化に対処するために必要に応じて投与できる。 化学式I、II、III、又はIVのいくつかの化合物は、当業者には周知の
方法によって、公知の手順に従って製造することができる(Zamecnik,
P.C.,et al.,Proc.Natl.Acad.Sci.USA 8
9:2370−2373(1992);Ng,K.,et al.,Nucle
ic Acids Res.15:3572−3580(1977);Jaco
bus,K.M.,et al.,米国特許第5,789,391号;及びPe
ndergast,W.,et al.,米国特許第5,837,861号;及
び国際特許出願WO98/34942)。いくつかは商業的に、例えば、Sig
ma Chemical Company,PO Box 14508,St.
Louis,MO 63178,から入手できる。米国特許第5,789,39
1号及び国際特許出願WO98/34942の合成方法は参照によって本明細書
に取り入れられる。 実施例 実施例1:In Vitro短絡(Isc)測定 化合物UTPは、粘膜において約10−7乃至約10−1Moles/lit
erという濃度を達成するに十分なUTPを組織培養に投与することによるin
vitroの評価で子宮頸部及び膣組織標本では強力なP2Y及び/又はP
2Yプリン・レセプタである(Rojanasakul,Y.,et al.
,Pharm.Res.9:1029−1034(1992);Bechgaa
rd,E.,et al.,Int.J.Pharm.106:237−242
(1994);Gipson,I.,et al.,Biol.Reprod.
56:999−1011,(1997))。具体的には、卵巣摘出された雌の白
色アルビノNew Zealandウサギが屠殺されて膣組織が取り出される。
組織は支持リングに取り付け、Ussingチャンバに固定する。Iscが組織
の上皮側からしょう膜側へ流れる電流として測定される。この電流のほぼ半分は
膜を通る塩化物の移動に対応しており、したがって、これは対応する流体移動の
正確な尺度である。 実施例2:非アイソトープin situハイブリダイゼーションによるサルの
子宮頸内膜及び膣の上皮組織におけるP2Yヌクレオチド・レセプタ遺伝子形
質発現の細胞定位 組織。実験組織はTulane Regional Primate Res
earch Center(Covington,LA)から入手した。この研
究に含められた組織は膣と子宮頸部であった。組織は3.25才のIndian
Rhesus Macaqueサルから、死亡直後に取り出され、O.C.T
.包埋剤に瞬間凍結された。凍結された組織はドライアイス上で一晩輸送されて
凍結薄切りの前−80℃で貯蔵された。組織は5μmの切片にカットされ、ヘマ
トキシリン−エオシン(H&E)染色,アルシアン青/過ヨウ素酸シッフ(AB
/PAS)染色,及びin situハイブリダイゼーション(ISH)のため
に、顕微鏡スライドに取り付けられた。 組織切片標本の評価。H&E染色された組織切片標本を作製して実験組織の質
と方位を評価した。H&Eスライドの検査から全ての組織がISHに適すること
が示された。 リボプローブ合成。ヒトのP2Y−R cDNAからのヌクレオチド253
−651を含むPCR生成物が調製された。隣接プラスミド配列を除き、上流側
T3プロモーター又は下流側T7プロモーターを組み込むように設計されたPC
Rプライマーによって、P2Y−R 272−627が再増幅された。得られ
たPCR生成物を用いて、in vitro転写(IVT)によってジゴキシゲ
ニン標識されたリボプローブを合成した。メーカーに従ってMEGAscrip
t IVTキット(Ambion)を用いてジゴキシゲニン−11−UTP(B
oehringer−Mannheim)の存在下でT7及びT3 RNAポリ
メラーゼを用いてアンチセンス及びセンス・リボプローブが合成された。IVT
の後、鋳型DNAをDNAse−1によって分解し、解放されたジゴキシゲニン
を限外濾過によって除去した。リボプローブの完全性は変性ポリアクリルアミド
・ゲルを通しての電気泳動によって評価された。見かけの分子サイズは100−
1000塩基対RNA ladder (Ambion)の電気泳動移動度との
比較によって推定された。プローブの収率及びラベリングはブロット免疫化学に
よって評価された。リボプローブは5μlアリクオットに分けられ、ISHに使
用するまで−80℃で貯蔵された。 In Situハイブリダイゼーション。凍結された組織を5μm切片標本に
切断し、Super Frost Plusスライド(Fisher Scie
ntific)に取り付け、pH7.4のPBS中で4%パラフォルムアルデヒ
ドで15分間固定した。標本は、プローブが存在しない状態で予備ハイブリダイ
ゼーションされ、次に一晩、400ng/mLのアンチセンス又はセンス・プロ
ーブを含むハイブリダイゼーション・バッファ中で培養された。ハイブリダイゼ
ーションの後、スライドは非特異的染色を減らすために、一連のポスト・ハイブ
リダイゼーション洗浄が行われた。ハイブリダイゼーションは、アルカリ・フォ
スファターゼ結合抗ジゴキシゲニンFab及びニトロブルー・テトラゾリウム・
クロライド・ブロモクロロインドリル・フォスフェート(Boehringer
−Mannheim)をメーカーに従って用いて免疫組織化学的に視覚化された
。組織切片はヌクレアファースト赤によって対比染色された。センスP2Y
Rプローブで染色された子宮頸部及び膣組織がネガティブ対照に含められた。 結果。子宮頸内膜及び膣の上皮組織はどちらも、アンチセンス・プローブを用
いてポジティブ染色を示すが、センス対照プローブを用いるとネガティブ染色を
示す。この結果は、子宮頸内膜上皮細胞(杯細胞も含む)及び膣管のライニング
である層化鱗状上皮細胞がP2Yレセプタへのメッセージを含んでいることを
はっきりと示している。 この結果は、本発明の理論的根拠−膣及び子宮頸部の上皮に見られるP2Y
レセプタの活性化が哺乳類における膣及び子宮頸部の分泌を刺激するということ
−を裏付ける。 実施例3.卵巣摘出されたウサギにおける膣粘膜の健康に対するP2Y作用物
質の影響。 この実験の目的は、エストロジェン遮断及びエストロジェン補充という条件の
下で、雌動物モデルにおける臨床的及び病理的な指標で評価される膣粘膜の健康
に対するU及びdCPUの影響を調べることである。評価 毎日の評価。粘膜の健康は、毎日同じ時刻、投薬の1時間後にHubbard et al. (Lab.Anim.Sci.47:36−39(1997)
);Bachmanet al., (Clin.Pract.Sexual.
8:12−17(1992))に従って、膣のpH、膣の潤滑、及び膣のスミア
を測定して評価される。ベースラインの膣pH測定値はディジタルpHメータ(
Sandhill Scientific)を用いて記録される。膣の潤滑は、
事前計量した特別に設計されたタンポンを用いて評価され、膣のスミアは固定、
染色、及び病理学者の検査によって評価される。 定期評価。膣の潤滑の客観的な度合いは、予め計量されたタンポンを挿入して
時間による重量の変化を記録して決定される。細胞検査(空胞形成、基底細胞、
パラ基底細胞、表面細胞)のための膣スミアは0(ベースライン)、4,9,及
び14日目に同じ時刻、投薬の1時間後に行われる。ベースライン膣スミア、外
部性器の肉眼検査、が行われる。膣スミアは固定され、パパニコラウ染色で染色
される。それらは数値的に等級化され、空胞形成、及び基底細胞、パラ基底細胞
、表面細胞のパーセンテージが病理学者によって評価される。 印象細胞学。次に各グループの動物はペントバルビトール(8ml IV)を
用いて屠殺される。杯細胞密度を評価する子宮頸内膜の印象細胞検査は、屠殺後
に初めて行われる。膣の全体(上方及び下方部分)ならびに頸部が取り出され、
たてに開かれる。印象細胞検査のために膣及び頸部の検体が膣の壁及び子宮頸内
膜表面からポリビニリデン・ジフルオライドの帯によって集められ、PAS染色
によって粘液が評価される。膣検体は中性バッファを加えた10%ホルマリンで
固定され、パラフィンに埋め込まれ、5μmにカットされ、ヘモトキシリンとエ
オシンによって染色される。膣萎縮指標(Hubbard,1997,Bach
man,1992)を用いて、膣検体の主観的等級付けが盲検的に行われる。デ
ータは適当な統計的方法によって集められ分析されて、有意性が調べられる。実験プロトコル エストロジェン補充療法を行った場合と行わなかった場合の卵巣摘出された動
物における膣の杯細胞密度に対するP,P−ジ(ウリジン5’)−テトラフ
ォスフェート(U)と{P−[5’−(2’−(デオキシシチジン)]
−P−(5’−(ウリジン)}−テトラフォスフェート(dCPU)の影響
を評価するために、次の実験プロトコルが実行される。 動物の卵巣摘出とエストロジェン補充療法。New Zealand白色雌ウ
サギ(4kg)が各6匹づつの6グループに分けられる。(表1を見よ)。グル
ープ1は、何も手を触れず未処置(外科処置なし、プラシーボなし、投薬なし)
のままである;これはベースライン情報を得るための基準として用いられる。残
りのグループは(グループ2−6)、麻酔の下で両側で、(Hansen,et
al.,Am.J.Obstet.Gynecol.175:1272−12
80(1996);Zandberg et al.,Arterioscle
r.Thromb.Vasc.Biol.18:1844−1854(1998
))に記述されているように、卵巣が摘出される。卵巣摘出から2週間後、グル
ープ2は治療を受けず、グループ3はプラシーボを受け、グループ4はP,P
−ジ(ウリジン5’)−テトラフォスフェート(U)を受け、グループ
5は{P−[5’−(2’−(デオキシシチジン)]−P−(5’−(ウリ
ジン)}−テトラフォスフェート(dCPU)を受ける。グループ6は、エス
トラジオール(200μg/日、14日)を送給するAzatポンプを埋め込ま
れる。グループ6は、さらに、3つのサブグループに分けられる。グループ6A
は、プラシーボを受ける;グループ6Bは、Uを受け、グループ6Cは、
dCPUを受ける。各動物の血中のエストロジェン濃度は放射免疫分析によっ
て;卵巣摘出前、卵巣摘出の14日後、及びエストロジェン補充療法の14日後
に、測定される。
【表1】 本発明、及びそれを製造し使用する仕方とプロセスは、今や十分に、明瞭に、
簡潔に、かつ正確な用語で記述され、それに関わりがある当業者ならば、それを
製造し使用することが可能になっている。上述したことは、本発明の好ましい実
施形態を記述しており、特許請求の範囲に述べられる本発明の精神又は範囲から
逸脱することなく変更を加えることができることは言うまでもない。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) A61P 15/02 A61P 15/02 // C07H 19/10 C07H 19/10 19/20 19/20 19/207 19/207 (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,SD,SL,SZ,TZ,UG,ZW ),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD,RU, TJ,TM),AE,AL,AM,AT,AU,AZ, BA,BB,BG,BR,BY,CA,CH,CN,C U,CZ,DE,DK,EE,ES,FI,GB,GD ,GE,GH,GM,HR,HU,ID,IL,IN, IS,JP,KE,KG,KP,KR,KZ,LC,L K,LR,LS,LT,LU,LV,MD,MG,MK ,MN,MW,MX,NO,NZ,PL,PT,RO, RU,SD,SE,SG,SI,SK,SL,TJ,T M,TR,TT,UA,UG,US,UZ,VN,YU ,ZA,ZW (72)発明者 シェイバー,サミー アール. アメリカ合衆国,ノースカロライナ 27703,ダーハム,エンペラー ブールバ ード 4222,スイート 470 (72)発明者 ドラッツ,デイビット ジェイ. アメリカ合衆国,ノースカロライナ 27703,ダーハム,エンペラー ブールバ ード 4222,スイート 470 (72)発明者 リッジアウト,ジャネット エル. アメリカ合衆国,ノースカロライナ 27703,ダーハム,エンペラー ブールバ ード 4222,スイート 470 Fターム(参考) 4C057 LL10 LL12 LL17 LL18 LL22 LL23 LL29 LL45 LL46 4C086 AA01 AA02 EA17 EA18 MA01 MA04 NA14 ZA81 ZB21 ZC42

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 子宮頸部及び膣の分泌を必要とする哺乳類において、化学式I
    、II、III、又はIVの化合物を、分泌を刺激するのに効果的な量投与する
    ことによってその分泌を刺激する方法: 化学式I 【化1】 ここで: X、X、及びXは各々独立にO又はSである; RはO、イミド、メチレン、又はハロメチレンである; RはH又はBrである;好ましくは、RはHである;又は 化学式II 【化2】 ここで: Xは酸素、メチレン、ジフルオロメチレン、イミドである; n=0,1,又は2 m=0,1,又は2 n+m=0,1,2,3,又は4、そして B及びB’は各々独立に、それぞれ、9−又は1−位置で結合しているプリン
    残基又はピリミジン残基である; Z=OH又はN; Z’=OH又はN; Y=H又はOH; Y’=H又はOH; ただし、ZがNであるとき、YはHである、又はZ’がNであるとき、Y
    ’はHである;又は 化学式III 【化3】 ここで: R、X、X、及びXは化学式Iで定義されているようなものである; R及びRはHであり、Rは不在、かつN−3とC−4(シトシン)の間
    に二重結合がある、又は R、R、及びRを一緒にしたものは−CH=CH−であり、N−3から
    N−4への環を形成し、N−4とC−4の間の二重結合があり(3,N−エテ
    ノシトシン)、任意的にエテノ・環の4−又は5−位置で置換されている;又は 化学式IV 【化4】 ここで: R、X、X、及びXは化学式Iで定義されている通りである; R及びRはHであり、Rは不在、かつN−1とC−6の間に二重結合が
    ある、又は R及びRはHであり、RはOであり、かつN−1とC−6の間に二重結
    合がある、又は R、R、及びRを一緒にしたものは−CH=CH−であり、N−6から
    N−1への環を形成し、N−6とC−6の間に二重結合がある; 又は、製薬的に受容されるそれらのエステル又は塩。
  2. 【請求項2】 化学式IIの化合物が化学式IIaの化合物であることを特徴
    とする請求項1に記載の方法: 化学式IIa 【化5】 ここで: X=O; n+m=1又は2; Z、Z’、Y、及びY’=OH; B及びB’は化学式IIc及びIIdで定められる;又は X=O; n+m=3又は4; Z、Z’、Y、及びY’=OH; B=ウラシル; B’は化学式IIc及びIIdで定められる;又は X=O; n+m=1又は2; Z、Y、及びZ’=OH; Y’=H; B=ウラシル B’は化学式IIc及びIIdで定められる;又は X=O; n+m=0,1,又は2; Z及びY=OH; Z’=N Y’=H; B=ウラシル B’=チミン;又は X=O; n+m=0,1,又は2; Z及びZ’=N Y及びY’=H; B及びB’=チミン;又は X=CH、CF、又はNH; n及びm=1; Z、Z’、Y、及びY’=OH; B及びB’は化学式IIc及びIIdで定められる; 化学式IIc 【化6】 は、水素、C1−8アルキル、フェニル、又はフェニルオキシ、である;
    ここで前記C1−8アルキル、フェニル、又はフェニルオキシの少なくとも一つ
    の水素は任意的に、ハロゲン、ヒドロキシ、C1−4アルコキシ、C1−4アル
    キル、C6−10アリール、カルボキシ、シアノ、ニトロ、スルホンアミド、ス
    ルフォネート、フォスフェート、スルホン酸、アミノ、C1−4アルキルアミノ
    、ジ−C1−4アルキルアミノから成る群から選択される部分で置換され、ここ
    で前記アルキル基は任意的に複素環、ω−A(C1−6アルキル)CONH(C
    1−6アルキル)−、及びω−A(C1−6アルキル)NHCO(C1−6アル
    キル)−を形成するように結合される、ここでAはアミノ、メルカプト、ヒドロ
    キシ、又はカルボキシルである; RはOであるか、又は不在である; R及びR一緒になって5成員のイミダゾール縮合環を形成し、任意的にエ
    テノ部分の4−又は5−位置において、C1−4アルキル、フェニル、又はフェ
    ニルオキシで置換され、ここで前記C1−4アルキル、フェニル、又はフェニル
    オキシの少なくとも一つの水素は任意的に、ハロゲン、ヒドロキシ、C1−4
    ルコキシ、C1−4アルキル、C6−10アリール、C7−12アリールアルキ
    ル、カルボキシ、シアノ、ニトロ、スルホンアミド、スルフォネート、フォスフ
    ェート、スルホン酸、アミノ、C1−4アルキルアミノ、及びジ−C1−4アル
    キルアミノから成る群から選択される部分で置換され、ここで前記ジアルキル基
    は任意的に複素環を形成するように結合される; そして Rは,水素、アミノ、C1−8アルキル、フェニル、又はフェニルオキシ、
    である;ここで前記アミノ、C1−8アルキル、フェニル、又はフェニルオキシ
    の少なくとも一つの水素は任意的に、ハロゲン、ヒドロキシ、C1−4アルキル
    、C6−10アリール、C7−12アリールアルキル、C1−4アルコキシ、C
    7−12アリールアルキルオキシ、C1−4アルキルチオ、フェニルチオ、C
    −12アリールアルキルチオ、カルボキシ、シアノ、ニトロ、スルホンアミド、
    スルフォネート、フォスフェート、スルホン酸、アミノ、C1−4アルキルアミ
    ノ、フェニルアミノ、C7−12アリールアルキルアミノ、ジ−C1−4アルキ
    ルアミノから成る群から選択される部分で置換され、ここで前記ジアルキル基は
    任意的に複素環、ω−A(C1−6アルキル)CONH(C1−6アルキル)B
    −、及びω−A(C1−6アルキル)NHCO(C1−6アルキル)B−を形成
    するように結合され、A及びBは独立にアミノ、メルカプト、ヒドロキシ、又は
    カルボキシルである: 化学式IId 【化7】 ここで: Rは、水素、ヒドロキシ、メルカプト、アミノ、シアノ、アラールコキシ、
    1−6アルキルチオ、C1−6アルコキシ、C1−6アルキルアミノ又はジア
    ルキルアミノ、であり、ここで前記ジアルキルアミノのアルキル基は任意的に複
    素環を形成するように結合する; Rは、水素、アシル、C1−6アルキル、アロイル、C1−5アルカノイル
    、ベンゾイル、又はスルホネートである; Rは、ヒドロキシ、メルカプト、アルコキシ、アラルーコキシ、C1−6
    ルキルチオ、C1−5ジ置換アミノ、トリアゾリル、アルキルアミノ、又はジア
    ルキルアミノ、であり、ここで前記ジアルキルアミノのアルキル基は任意的に複
    素環を形成するように結合、又はNに結合して任意的に置換される環を形成す
    る;又は RとRは一緒に、RにおいてN又はOによって結合する5−又は6−成
    員の飽和又は不飽和環を形成し、前記環は任意的に置換される; Rは以下から成る群から選択される: (a)水素、 (b)ヒドロキシ、 (c)シアノ、 (d)ニトロ、 (e)アルケニル、ここでアルケニル部分は任意的に酸素を通して結合して
    環を形成し、前記酸素に隣接する炭素において任意的にアルキル又はアリール基
    で置換される、 (f)置換されたアルキニル、 (g)ハロゲン、 (h)アルキル、 (i)置換されたアルキル (j)CF、 (k)C2−6アルキル、 (l)C2−3アルケニル、 (m)置換されたエテニル、 (n)C2−3アルキニル、及び (o)置換されたアルキニル; Rは、以下から成る群から選択される: (a)水素、 (b)アルコキシ、 (c)アリールアルコキシ、 (d)アルキルチオ、 (e)アリールアルキルチオ、 (f)カルボキシアミドメチル、 (g)カルボキシメチル、 (h)メトキシ、 (i)メチルチオ、 (j)フェノキシ、 (k)フェニルチオ、 (l)アミノ、 (m)アルキルアミン、及び (n)ジアルキルアミノ。
  3. 【請求項3】 化学式IIの化合物が化学式IIbの化合物であることを特徴
    とする請求項1に記載の方法: 化学式IIb 【化8】 ここで: Xは酸素、メチレン、ジフルオロメチレン、又はイミドである; n=0又は1; m=0又は1; n+m=0,1,又は2;そして B及びB’は各々独立に、それぞれ、請求項2に記載される化学式IIcにお
    けるプリン残基、又は請求項2に記載される化学式IIdにおけるピリミジン残
    基で、9−又は1−位置によって結合し;B及びB’がリボシル部分にN−1位
    置で付いたウラシルである場合、Xが酸素であるとき、m+nの合計は3又は4
    に等しい。
  4. 【請求項4】 化学式IのRがHであることを特徴とする請求項1に記載の
    方法。
  5. 【請求項5】 化学式IIのフラノース糖がβ−D−形態であることを特徴と
    する請求項1に記載の方法。
  6. 【請求項6】 膣乾燥のある哺乳類を、請求項1−5に記載されているような
    化学式I、II、III、又はIVの化合物を膣乾燥の治療に効果的な量投与す
    ることによって治療する方法。
  7. 【請求項7】 請求項1−5に記載されているような化学式I、II、III
    、又はIVの化合物を製薬的に受容されるそのキャリアと合わせて液体又はゲル
    懸濁物の形で含む製薬組成物。
  8. 【請求項8】 該哺乳類に投与される化学式I、II、III、又はIVの化
    合物の量が子宮頸部及び/又は膣粘膜において約10−7モル/リットル乃至約
    10−1モル/リットルという濃度を達成するのに十分であることを特徴とする
    請求項6に記載の方法。
  9. 【請求項9】 該哺乳類に投与される化学式I、II、III、又はIVの化
    合物の量が1乃至1000ミリグラムという日投薬量を達成するのに十分である
    ことを特徴とする請求項6に記載の方法。
  10. 【請求項10】 陰門疼痛のある哺乳類を、請求項1−5に記載されているよ
    うな化学式I、II、III、又はIVの化合物を陰門疼痛を治療するのに効果
    的な量投与することによって治療する方法。
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