JP2003521649A - 自動調心ブラシシール - Google Patents

自動調心ブラシシール

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JP2003521649A JP2001555726A JP2001555726A JP2003521649A JP 2003521649 A JP2003521649 A JP 2003521649A JP 2001555726 A JP2001555726 A JP 2001555726A JP 2001555726 A JP2001555726 A JP 2001555726A JP 2003521649 A JP2003521649 A JP 2003521649A
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ディンク,オスマン・サイム
ターンキスト,ノーマン・アーノルド
ウォルフ,クリストファー・エドワード
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    • F16J15/16Sealings between relatively-moving surfaces
    • F16J15/32Sealings between relatively-moving surfaces with elastic sealings, e.g. O-rings
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、回転及び静止(固定)コンポーネント間をシールするための自動調心ブラシシールに関する。 【解決手段】 自動調心ブラシシールは回転コンポーネントを取囲む固定コンポーネントに形成された環状の溝に配置されるが、ここで固定及び回転コンポーネントは共通の軸線を持つ。ブラシシールは、回転コンポーネントとシール接触するように突出する複数のブリストルを含む。ブラシシールは、溝内に半径方向の間隙を有し、ブラシシールは溝内で自由に浮動する半径方向の偏倚運動し、固定コンポーネントの軸線に対する回転コンポーネントの回転軸線の偏移にも拘わらず、回転コンポーネントとの同心性を保つことを可能にする。別の形態では、ブラシシールは、複数の弓形セグメントを含み、これら弓形セグメントはセグメントを半径方向に動くように付勢するらせん状スプリングを持ち、ブリストルの先端が回転コンポーネントに対してシールすることを可能にする。さらに別の実施形態では、板ばねが各セグメントを付勢し、そのブリストルの回転コンポーネントとの接触を保つ。さらに別の実施形態では、シールセグメントは、セグメントの両側の高圧及び低圧領域をシールするOリングシールを用いて、半径方向に圧力バランスされる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、蒸気及びガスタービンのような回転機械用のブラシシールに関し、
より具体的には回転及び静止(固定)コンポーネント間をシールするための自動
調心ブラシシールに関する。
【0002】
【従来の技術】
発電や機械駆動分野に用いられる蒸気及びガスタービンのような回転機械は、
一般的に多くのタービン段からなる大型機械である。タービンでは、タービン段
を流れる高温高圧流体は、一連の静止(固定)及び回転コンポーネントを通って
流れなければならず、漏洩を抑制するために固定及び回転コンポーネント間のシ
ールが用いられる。シールはまた、高温ガス通路以外のタービンの他の場所、例
えば回転シャフトと固定コンポーネントとの間の端部パッキングにおいて用いら
れる。タービンの効率は漏洩を防止するシールの能力によって直接左右される。
【0003】 種々のタイプのシールが、ターボ機械類のみならずその他の機械類において回
転及び固定コンポーネント間に用いられてきた。そのようなシールの種類には、
ラビリンス型シール、ブラシシール、ラビリンス/ブラシ組合せシールその他が
含まれる。ブラシシールには、他のタイプのシールと比較して多くの長所と利点
がある。ブラシシールは、一般的に固定コンポーネントに、例えば回転コンポー
ネントを取囲む固定された半径方向位置に取り付けられる。そのような固定ブラ
シシールは常に同心である機構には非常に満足すべきシールをもたらすものの、
それら固定ブラシシールは、例えばタービンの熱過渡及び安定状態の運転状況時
において、回転及び固定コンポーネント間の大きな相対的軸線ずれ動作に適応し
ない。つまり、ブラシシールはシャフトを取囲むハウジングに対するシャフトの
非常に小さい半径方向偏倚に対してのみ適応する。分析によって過渡的な動きを
正確に予知することは非常に困難な作業である。固定及び回転コンポーネント間
の相対的な動きの測定は、コストが高くかかり時間を費やす。回転及び固定のコ
ンポーネントの中心線が組立て中あるいは運転中に同心でない場合、シールはそ
れ自体では回転コンポーネントの周りに同心性を保つことは不可能である。不正
確に設置された固定ブラシシールの結果は、厳しいものとなる可能性がある。例
えば、シャフトとブラシシール支持プレートが摩擦し、摩擦による熱の結果ロー
タ振動が生じることもありうる。一般に、ブラシシールの性能は低下する。ブラ
シシールのフェンス高さ、つまり回転シャフトと支持プレートの縁との間の距離
を増加させて、摩擦の可能性を低くすることはできるが、そのことはシールの押
圧能力を低下させる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
本発明によると、回転コンポーネントが半径方向の偏倚を生じたとき、ブラシ
シールが回転コンポーネントの軸線との同心性を保つことを可能にする自動調心
ブラシシール組立体が提供される。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明のブラシシールは、数多くの異なった構成とすることができる。その基
本的形状では、ブラシシールはブラシシールブリストルを備える環状の支持プレ
ートを含み、ブラシシールブリストルは回転コンポーネントと接触するように支
持プレートから半径方向にあるいは回転方向に傾斜して延びている。ブラシシー
ルは、固定コンポーネントの溝内に配置され、溝の基底とブラシシールの半径方
向最外端部との間に間隙を設けてある。ブラシシールにかかる半径方向の拘束を
取り除くことによって、シールは半径方向に「浮動」し、大きな不均一なブリス
トル変形を生じることなく、回転シャフトの半径方向偏倚に追随することができ
る。このようにして、シールは、回転コンポーネントの回転軸線と同心性を保つ
ことができる。
【0006】 本発明の他の形態では、自動調心ブラシシールは、セグメント構成で提供され
る。即ち、ブラシシールのブリストルのための支持プレート、または上流及び下
流側支持プレートを含むことができる複数の弓形セグメントは、短いセグメント
、例えば60度または90度の範囲に延びるセグメントが集まって回転コンポー
ネントを取囲む実質的に環状に繋がったリングを構成するようになっている。そ
のように構成されたセグメント及び環状リングは、必要な半径方向の間隙と同時
に、セグメントを半径方向内方に付勢しブラシシールブリストルの回転コンポー
ネントとの接触を保つスプリングを設けて、固定コンポーネントの溝内に配置さ
れる。好ましい形態におけるスプリングは、セグメントの周辺に完全な360度
に延びるガータスプリングとすることができる。代わりに、半径方向内側方向の
付勢力は、複数の板ばねを、各セグメントに対して一枚の板ばねとして、半径方
向の溝の基底とセグメントの外側表面との間に設けることによって与えることが
できる。本発明のさらに別の形態では、ガータ/Oリング組合せシールを固定コ
ンポーネントの溝内の第2の溝に配置することもできる。
【0007】 ガータスプリングとOリングシールとを組み合わせることによって、圧力バラ
ンスがとれたセグメント状ブラシシールを得ることができる。この実施形態では
、Oリングシールの下流側の溝中に低圧流体を入れることによって、ブラシシー
ルの内径及び外径にかかる圧力をバランスさせる。ここにあげた全ての実施形態
において、スプリングによって与えられる付勢力は、スプリングのばね定数がブ
リストルパックのばね定数と比較して低くなるようにしなければならないことが
分かるであろう。スプリングは、シールセグメントをシャフトと接触状態に保つ
だけではなく、固定及び回転コンポーネント間に相対的軸線ずれ動作があるとき
に、設計フェンス高さを保つことを可能にする。
【0008】 本発明の好ましい形態では、軸線の周りを回転可能なコンポーネントと、軸線
の周りの回転に対して静止しており、回転コンポーネントに向かって開口する円
周方向に延びる溝を持つ固定コンポーネントと、溝内に配置され、複数のブリス
トルとブリストルのための支持体とを有し、ブリストルが支持体に固定され、支
持体を超えて突出し回転コンポーネントとシール接触するブラシシールと、を含
み、ブラシシール及び溝は、それらの間に半径方向の間隙を有し、固定コンポー
ネントの軸線に対する回転コンポーネントの回転軸線の偏移にも拘わらず、ブラ
シシールが半径方向に動き、実質的な同心性と回転コンポーネントとのシール接
触を保つことを可能にする、回転機械が提供される。
【0009】 従って、本発明の主目的は、ターボ機械類において回転及び固定ポーネント間
のシールを行うための新規で改良された自動調心ブラシシール組立体を提供する
ことである。
【0010】
【発明の実施の形態】
さて、図面、特に図1には、本発明による回転及び固定コンポーネント間の自
動調心ブラシシールを示す。特に、全般を10で示すブラシシールは、例えばシ
ャフト12のような回転コンポーネントと、例えばその回転軸線をAで示すシャ
フト12を取囲むハウジング14のような固定コンポーネントとの間に配置され
る。ハウジング14中に設けられる開口は、円形で軸線Aと共通の軸線上にある
ことが分かる。
【0011】 ブラシシール10は、複数のブリストル16を含み、ブリストル16はほぼ半
径方向に延びることができるが、好ましくは例えば図3及び図5の実施形態に示
すように、半径方向からシャフト12の回転方向にある角度ずらして位置させる
ことができる。ブリストルは、1対のプレート18及び20の間にそれぞれ挟持
又は配置される。プレート18及び20と共にブリストル16は、回転シャフト
12の周りに完全な360度の円環を形成する。ブリストル16は、一般的に直
径0.002〜0.006インチに引き抜き加工された合金ワイヤで形成される
が、高圧の環境下ではさらに大きい直径のワイヤを用いてもよい。しかしながら
、ブリストルは、ポリマーあるいはセラミック材料で形成されることもできるが
、例えばInconelX750またはHaynes−25で形成された金属ブ
リストルが好ましいことを理解されたい。図1を詳細に検討すると、支持プレー
ト20は、高圧側からの荷重により、もしあるとしたら図で矢印Bで示した、ま
た図の左から右へのシール洩れの方向のブリストル16の変形を防止することが
分かる。従って、ブリストル16の末端は下流側の環状支持プレート20の内径
の縁を越えて突出し、回転コンポーネント12、例えば回転シャフトの表面と接
触しシールを構成する。ブリストル16は、例えばブラシシールの最外端直径に
沿って溶接ビード22を施すなど、プレート18及び20の間に溶接されること
が好ましい。ブリストルは、回転コンポーネントの半径方向の最大偏向に対応す
る半径方向距離hだけ、支持プレート20の半径方向内側端部から突出している
。従って、距離hは、その最大偏向に対応する最小値でなければならず、特定の
機械及びシール位置についてのその軸線Aに対する回転コンポーネントの予期さ
れる相対的な半径方向の偏向あるいは偏移に左右される。このように、距離hは
支持プレート20の最小フェンス高さであり、その内径の縁はシャフトまでの距
離hを越えなければならない。
【0012】 図1に示すように、ブラシシール10は、固定コンポーネント14の内側表面
中に形成された溝24内に配置される。溝24の基底26は、ブラシシールの外
径を超える直径を持ち、ブラシシールと溝の基底との間に半径方向の間隙を形成
している。この構成の結果、ブラシシールの半径方向の動きにおける全ての拘束
が取り去られ、ブラシシール10は溝24内で「浮動」していることが分かる。
その結果として、熱過渡および安定状態の運転時における軸線Aの半径方向の偏
倚にも拘わらず、ブラシシール10は回転コンポーネント12の回転軸線Aと同
心に保たれる。つまり、シャフト12の実際の回転は、設計された回転軸線から
半径方向に偏移する可能性があり、その場合にはブラシシール10は、溝24内
での半径方向の動きによって、シャフト12の軸線Aに自動整列あるいは自動調
心される。結果として、たとえ組立てや運転中のシャフトの半径方向偏倚にも拘
わらず、ブラシシール及びシャフトの軸線は共通の軸線を持つ。
【0013】 次ぎに図2及び図3において、ここでは同一の参照番号を後に「a」と言う接
尾字を付けて同様の部品に適用するが、ブラシシール10aは複数の弓形セグメ
ント、例えばセグメント30の形態をしている。セグメント30は、いかなる数
のセグメント、例えば4個から8個あるいは10個までのセグメントが含むこと
ができるが、弓形の長さが互いに等しいことが好ましい。セグメント30はまた
、半径方向に延びる端面、あるいは、図示するように傾斜したブリストルと同じ
方向に軸線Aの半径から傾斜した端面を持つことができる。端面間に適当な間隔
を置くことによって、セグメント30は互いに独立して半径方向内方及び外方へ
動くことができることが分かるであろう。
【0014】 セグメントのブリストルの末端が回転シャフト12aの表面と一定したシール
接触を保つために、セグメントは半径方向内側方向に付勢される。半径方向内側
方向の付勢力を得るために、円周方向に延びるガータスプリング32がブラシシ
ール10aの外径の周りに設けられる。ガータスプリング32は、セグメントを
半径方向内方に付勢するが、ロータ12aが半径方向に偏倚運動したときブラシ
シールセグメントが半径方向外方に移動するのを許すために、ブリスクパックの
ばね定数と比較して低い付勢力を有する。セグメント状ブラシシール10aは、
それ以外では固定コンポーネント14aの溝24a内で自由に浮動している。
【0015】 次ぎに図4及び図5において、ここでは同一の参照番号を後に「b」と言う接
尾字を付けて前の実施形態と同様の部品に適用するが、前の実施形態のそれと類
似のブラシシールセグメント30bを示す。しかしながら、この形態では半径方
向内側方向の付勢力は、板ばね32'によって各セグメントに与えられる。板ば
ねは溝24bの基底26bとの間で作用するが、追加の板ばねを設けることはで
きるが、各セグメント30bに対して1つの板ばね32’があることが好ましい
。ばねをセグメントに固定して組立てを容易にするために、板ばね32’の一端
がブラシシールの外径にあるスロットに折り込まれ、一方反対側の端部は自由に
しておくのが好ましい。その結果、各セグメント30bは、他のセグメントの内
側方向への付勢とは独立して、半径方向内側方向に付勢される。このようにして
、設計軸線Aからずれたシャフトの半径方向の偏倚にも拘わらず、ブリストル1
6bの末端はシャフト12bの外側表面とシール接触を保つ。
【0016】 次ぎに図6には、高圧分野に使用する本発明の形態を示す。ガータスプリング
は、溝内でOリングシール及びシールと組合わされて、ブラシシールの両側に高
圧及び低圧領域を設け、ブラシシールの内径及び外径にかかる圧力をバランスさ
せる。溝24cは、シールの高圧側即ち上流側にダブテール40を含み、同時に
ガータスプリング/Oリング組合せシールを受入れるために半径方向外方に形成
された別の溝42を含む。溝42とブラシシールセグメント、特にブリストルと
は共通の直径平面内に位置する。ガータスプリング及びOリング44組合せシー
ルは、溝42の中及び溝42の両側の間をシールし、2つのチャンバ46及び4
8を形成する。プレート18cと固定フック50との間のスペースは、高圧流体
がチャンバ46に入るのを許し、それによってブラシシールの上流側のI.D.
(内径)及びO.D.(外径)の間の圧力をバランスさせる。通路45はブラシ
シールの下流側の低圧領域とシールの下流側の溝24cのチャンバ48との間を
連通している。
【0017】 この構造の結果、上流側プレート18cの直径にかかる高圧は、溝42内、即
ち支持プレート18cの外径上のチャンバ46内の高圧でバランスされる。下流
側プレート20cの内径及び外径にかかる低圧もまた、互いにバランスされる。
このようにして、半径方向内側方向の正味の付勢力は、図2の実施形態と同様に
、ガータスプリングによってのみセグメントにかけられる。
【0018】 図1に示す全360度ブラシシールあるいは図2から図6までに示すセグメン
ト状ブラシシールを含む本発明の全ての実施形態において、ブラシシールは回転
防止構造を備えている。例えば、図7に示すように、半径方向に延びるスロット
70が、ブラシシールの支持プレートの一つの軸方向面に沿って形成される。軸
方向に延びるピン72は、固定コンポーネントから半径方向スロット70中に延
びてブラシシールの円周方向の動きを防止するが、シールが回転コンポーネント
の偏倚に追随できるように半径方向の動きは可能にしている。360度シールに
おいては、ピンは1つのみ必要であるが、セグメント状シールにおいては、セグ
メント1つにつき1つのピンが必要である。
【0019】 図8は別の回転防止構造を示している。この実施形態においては、半径方向開
口スロット74が、ブラシシールの支持プレートの一つのフランジ76中に形成
される。固定コンポーネントに取り付けられた半径方向に延びるピン78は、ス
ロット74中に延びて、ブラシシールセグメントの半径方向の動きは可能にしな
がら固定コンポーネントに対してブラシシールの円周方向の動きを防止している
。このように、回転防止構造の両方の形態において、ピンは、固定コンポーネン
トに対するブラシシールの実質的な円周方向の動きを防止するストッパを構成し
ている。
【0020】 本発明を現在最も実用的かつ好ましい実施形態と考えられるものについて説明
してきたが、本発明は開示された実施形態に限定されるものではなく、逆に、添
付の特許請求の範囲の技術思想及び技術的範囲に含まれる種々の変形形態および
等価の構成を含むことを意図していることを理解されたい。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明による回転及び固定コンポーネント間の自動調心ブラシシ
ールを示す部分断面図。
【図2】 本発明の別の実施形態を示す図1と同様の図。
【図3】 図2におけるおおよそ線3−3による部分断面図。
【図4】 本発明の第3の実施形態のブラシシールセグメントを示す図1と
同様の図。
【図5】 図4の実施形態のブラシシールセグメント及びセグメントを付勢
するための板ばねを示す、回転及び固定コンポーネントを通る部分断面図。
【図6】 本発明のさらに別の実施形態を示す図1と同様の図。
【図7】 ブラシシールの支持プレートと係合する軸方向ピンを示す図1と
同様の図。
【図8】 支持プレートのフランジ内の半径方向ピンを示す図4と同様の図
【符号の説明】
10 ブラシシール 12 回転シャフト 14 固定ハウジング 16 ブリストル 18、20 支持プレート 22 溶接ビード 24 溝 26 基底 A 軸線
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ウッドマンシー,ドナルド・アーネスト アメリカ合衆国、12309、ニューヨーク州、 スケネクタデイ、ディーン・ストリート、 1470番 (72)発明者 ディンク,オスマン・サイム アメリカ合衆国、12180、ニューヨーク州、 トロイ、ニロイ・ドライブ、107番 (72)発明者 ターンキスト,ノーマン・アーノルド アメリカ合衆国、12160、ニューヨーク州、 スローンスビル、コルビン・ヒル・ロー ド、146エー番 (72)発明者 ウォルフ,クリストファー・エドワード アメリカ合衆国、12309、ニューヨーク州、 ニスカユナ、マイロン・ストリート、1455 番 Fターム(参考) 3G002 HA07 HA12 3J043 AA16 BA06 BA09 CA20 CB20 DA03 DA05 【要約の続き】 接触を保つ。さらに別の実施形態では、シールセグメン トは、セグメントの両側の高圧及び低圧領域をシールす るOリングシールを用いて、半径方向に圧力バランスさ れる。

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 軸線の周りを回転可能なコンポーネントと、前記軸線の周り
    の回転に対して静止しており、前記回転コンポーネントに向かって開口する円周
    方向に延びる溝を持つ固定コンポーネントと、 前記溝内に配置され、複数のブリストルと該ブリストルのための支持体とを有
    し、前記ブリストルが前記支持体に固定され、前記支持体を超えて突出し前記回
    転コンポーネントとシール接触するブラシシールと、を含み、 前記ブラシシール及び前記溝は、それらの間に半径方向の間隙を有し、前記固
    定コンポーネントの軸線に対する前記回転コンポーネントの回転軸線の偏移にも
    拘わらず、前記ブラシシールが半径方向に動き、実質的な同心性と前記回転コン
    ポーネントとのシール接触を保つことを可能にする、 ことを特徴とする回転機械。
  2. 【請求項2】 前記溝及び前記ブラシシールは、それらの間の実質的な半径
    方向の拘束を受けることなく、互いに協働し、前記ブラシシールが前記溝内で自
    由に浮動する半径方向の偏倚運動及び前記回転コンポーネントとの同心性を可能
    にすることを特徴とする、請求項1に記載の機械。
  3. 【請求項3】 前記回転コンポーネントは、一部が前記溝内に配置された複
    数の弓形の円周方向に延びるセグメントと、各セグメントを半径方向内側方向に
    動かすように付勢し、前記セグメントにより担持された前記ブリストルを前記回
    転コンポーネントと接触状態に保つスプリングとを含む前記固定ブラシシールの
    半径方向内方に位置することを特徴とする、請求項1に記載の機械。
  4. 【請求項4】 前記スプリングは、前記溝内で各セグメントと接触状態で延
    び、前記セグメントを半径方向内方に付勢する、円周方向に延びるらせん状コイ
    ルばねを含むことを特徴とする、請求項3に記載の機械。
  5. 【請求項5】 前記回転コンポーネントは前記固定コンポーネントの半径方
    向内方に位置し、前記ブラシシールは、一部が前記溝内に配置された複数の弓形
    の円周方向に延びるセグメントと、前記固定コンポーネントと前記セグメントと
    の間に配置されて、前記セグメントをそれぞれ半径方向内側方向に動かすように
    付勢し、前記セグメントにより担持された前記ブリストルを前記回転コンポーネ
    ントと接触状態に保つスプリングとを含むことを特徴とする、請求項1に記載の
    機械。
  6. 【請求項6】 前記ブラシシールは、一部が前記溝内に配置された複数の弓
    形の円周方向に延びるセグメントと、前記セグメントと前記溝の基底との間に延
    びる各セグメントのためのスプリングとを含むことを特徴とする、請求項1に記
    載の機械。
  7. 【請求項7】 前記スプリングの各々が板ばねを含むことを特徴とする、請
    求項6に記載の機械。
  8. 【請求項8】 前記回転コンポーネントは前記固定コンポーネントの半径方
    向内方に位置し、前記ブラシシールは、一部が前記溝内に配置された複数の弓形
    の円周方向に延びるセグメントと、各セグメントを半径方向内側方向に動かすよ
    うに付勢し、前記セグメントにより担持された前記ブリストルを前記回転コンポ
    ーネントと接触状態に保つスプリングとを含み、前記ブラシシールは、前記ブラ
    シシールのそれぞれ上流及び下流側の高圧及び低圧領域の間のシールを構成し、
    前記ブラシシールと前記溝との間のシールは前記溝を2つのチャンバに分割し、
    前記ブラシシールの下流低圧側と連通する前記固定コンポーネントの通路が、前
    記下流側からの低圧流体を前記チャンバの一つと連通し、前記ブラシシールの内
    径及び外径に沿う圧力をバランスさせることを特徴とする、請求項1に記載の機
    械。
  9. 【請求項9】 前記固定コンポーネントにより担持され、前記ブラシシール
    と係合する回転防止ストッパを含み、前記ブラシシールの半径方向の動きを可能
    にしながら、前記ブラシシールの円周方向の動きを防止することを特徴とする、
    請求項1に記載の機械。
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