JP2003521590A - ウェブ状材料をドライフォーミングするためのスクリーンパイプ - Google Patents

ウェブ状材料をドライフォーミングするためのスクリーンパイプ

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JP2003521590A
JP2003521590A JP2000621128A JP2000621128A JP2003521590A JP 2003521590 A JP2003521590 A JP 2003521590A JP 2000621128 A JP2000621128 A JP 2000621128A JP 2000621128 A JP2000621128 A JP 2000621128A JP 2003521590 A JP2003521590 A JP 2003521590A
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screen
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screen pipe
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JP2000621128A
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パーヴォ・ヒヴァリネン
ヘイッキ・ニーラネン
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ビーケイアイ・ホールディング・コーポレーション
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    • D21PAPER-MAKING; PRODUCTION OF CELLULOSE
    • D21DTREATMENT OF THE MATERIALS BEFORE PASSING TO THE PAPER-MAKING MACHINE
    • D21D5/00Purification of the pulp suspension by mechanical means; Apparatus therefor
    • D21D5/02Straining or screening the pulp
    • D21D5/06Rotary screen-drums
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B27WORKING OR PRESERVING WOOD OR SIMILAR MATERIAL; NAILING OR STAPLING MACHINES IN GENERAL
    • B27NMANUFACTURE BY DRY PROCESSES OF ARTICLES, WITH OR WITHOUT ORGANIC BINDING AGENTS, MADE FROM PARTICLES OR FIBRES CONSISTING OF WOOD OR OTHER LIGNOCELLULOSIC OR LIKE ORGANIC MATERIAL
    • B27N3/00Manufacture of substantially flat articles, e.g. boards, from particles or fibres
    • B27N3/08Moulding or pressing
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Abstract

(57)【要約】 本発明は、パイプの下方で移動するように配置されたワイヤ上で、ジャケット2を介して送入される繊維材料を分配するために、ウェブ材料をドライフォーミングする際に使用されるスクリーンパイプに関するものである。スクリーンパイプ内に提供された繊維材料がパイプ内に配置されかつスパイク形成ローラーにより移動し、これにより繊維材料の移動がスクリーンパイプのジャケット2に対して半径方向成分及び接線方向成分を有している。ジャケットがその内側表面上にてパイプの軸線方向へと形成された各溝8を備えている。端部8aが繊維流れの接線方向成分に対して下流に位置している。上流端部8bが繊維流れの接線方向成分に対して下流に位置決めされている。溝の底部が穴又はスロット9を備え、穴又はスロットを介して繊維が排出される。本発明において、下流端部8aが上流端部8bよりも繊維材料流れの接線方向成分に対してより急な鋭角である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ウェブ材料を形成するために移動表面上に迅速に繊維材料を分配す
るために使用される装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】
繊維性シートをウェブとして形成するためには複数の技術がある。湿式積層(
wet-laying)はシートに混ぜられる繊維を含む懸濁液がふるい(sieve)を介し
てフィルターされるプロセスである。水が通過する際に、懸濁液内の繊維がふる
いに積層し、これによりシートが作られる。このプロセスは、紙といった薄い無
吸収性シートの製造には最も有効である。別のよく知られたプロセスはドライフ
ォーミング(dry-forming)である。このプロセスは、空気中で(繊維性シート
を形成するための)繊維の懸濁液を含む。よって、これらの繊維は、負圧が作用
して繊維をスクリーン上に吸引しかつ所定位置に繊維を保持するワイヤスクリー
ン上に積層される。この技術は、特に、吸収性製品の製造に有効である。
【0003】 従来技術で知られているドライフォーミング技術は複数ある。しかしながら、
繊維性ウェブをドライフォーミングすることに関する通常の問題は、繊維をウェ
ブに分配することが難しいことである。この問題は、ドライフォーミングされた
繊維性ウェブ(繊維が連続的に急速移動コンベヤベルト上に積層される)を工業
的に製造する際に見られる。本発明は、この問題点を解消するための装置を具体
化する。
【0004】 本発明は、ジャケットを介してスクリーンパイプ内に送入された繊維材料をパ
イプの下方で移動するように形成されたワイヤスクリーン上に分配するように、
ウェブ材料をドライフォーミングする際に使用されるスクリーンパイプに関する
ものである。スクリーンパイプ内に供給された繊維材料は、例えば、ジャケット
内に配置されたスパイク形成ローラー(spiked roll)により回転するように作
られている。これにより、繊維材料の動きは、スクリーンパイプのジャケットに
対して半径方向成分及び接線方向成分の双方を有している。ジャケットは、その
内側表面上に、パイプに沿って軸線方向に延在する形状とされた溝を有している
。繊維流れの接線方向成分に関して形成された溝の各端部は、接線方向成分に対
して異なる角度で位置決めされている。前記形成された溝の底部は、穴又はスロ
ットを有しており、この穴又はスロットを介して繊維がスクリーンパイプから排
出される。
【0005】 上述したようなスクリーンパイプを使用可能である分配ユニット(distributi
on unit)が、例えば、フィンランド国特許第 66,948 号明細書により知られて
いる。この特許は、シート状材料をドライフォーミングする際に通常使用される
分配ユニットの基本構造を記載している。分配ユニット(概してフォーマーと称
される)は、(上述したように)ワイヤ上にて互いに反対向きの繊維流れをワイ
ヤの交差方向に提供するように、好ましくは対にして配置された各スクリーンパ
イプを備えている。このようにパイプを位置決めする主たる理由は、実際には、
ワイヤ上で一方向にのみ生じる繊維流れをワイヤ上にて交差方向に均等に配置す
ること(よって、一様な交差方向のウェブ形状を提供すること)が、事実上不可
能であることである。各パイプ内で各繊維を反対方向に流すように、各スクリー
ンパイプを対にして配置する場合に、ウェブの交差方向外形を非常に一様にする
ことが可能である。ウェブを一様品質にするために、交差方向のウェブ厚さの変
動を最小にすべきである。目標とする厚さからの許容可能な偏差は通常±5%で
ある。
【0006】 各スクリーンパイプを対にして使用するにも拘わらず、フィンランド国特許第
66,948 号明細書において記載された分配ユニットにより一様な交差方向断面を
提供することが難しいことが判明している。しかしながら、分配ユニットの基本
構造は有用でありかつ非常に長い繊維による高速な繊維排出速度を提供している
【0007】 内側表面上の軸線方向に形成された溝を含むスクリーンパイプが例えばPCT
出願国際公開第 87/04474 号により知られている。ここで、繊維流れの接線方向
成分の下流に位置決めされた溝の端部と、接線方向成分の上流に位置決めされた
溝の端部とが、接線方向成分に対してそれぞれ異なる角度にある。前記刊行物に
開示されたスクリーンパイプでは、パイプの軸線方向内側に配置されたローター
又はスパイク形成ローラーにより繊維材料が移動するようになる。(ローター又
はローラーが最初に動きを駆動する)繊維が溝の上流端部よりもジャケットの接
線に対して緩やかな鈍角に形成された溝の端部を横断する方向に、ローター又は
ローラーが回転する。この方法はマイクロタービュランス(microturbulence)
を生成し、これは、スクリーンパイプ内に形成された各穴又は各スロットを介し
て流れる繊維の流れを向上する。
【0008】 前述した装置にまつわる主たる問題は、スクリーンパイプを介して繊維を供給
可能とする能力である。所望のワイヤ速度(よって、ウェブ形成速度)が高速に
なればなるほど、要求される分配ユニットの能力も高くなる。本発明は、繊維分
配の不均一さと繊維供給能力の低さといった欠点を解消する。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明は、スクリーンパイプから繊維材料を排出するためのスクリーンパイプ
に関するもので、前記スクリーンパイプは、その作動の通常モードの間、所与の
単一方向に回転する筒状スクリーンジャケットを有している。前記スクリーンパ
イプは、その内側表面上において、以下の各要素:(a)ジャケット(前記ジャ
ケットを介して繊維材料が装置から流出する)を完全に貫通する1つ又は2つ以
上のスロットと;(b)スクリーンジャケットの回転方向に対してスロットのす
ぐ下流のところに位置決めされた溝であって、その端部が隣接するスロットに対
向しかつスクリーンジャケットの接線と100°から160°の間の角度を形成
する溝と;(c)前記スクリーンジャケットの回転方向に対してスロットのすぐ
上流のところに位置決めされた第2溝であって、その端部はスロットに対向しか
つスクリーンジャケットの接線と70°から110°の間の角度を形成する第2
溝と;を有している。このスクリーンパイプは、さらに、供給パイプと、回転可
能ブラシローラーと、ブレードホイールとを備えてもよい。各溝の端部を実質的
に直線状にし又は湾曲させてもよい。ウェブ材料をドライフォーミングするため
に複数の対を対向配置させて本発明の各スクリーンパイプを使用してもよい。さ
らに、スクリーンジャケットは回転しないように、スクリーンパイプを作動させ
てもよい。
【0010】
【発明の実施の形態】
「繊維材料」との記載は、実質的に個別に取り扱われる繊維を称している。好
適な繊維は、天然繊維及び合成繊維を含み、最も好ましくはセルロース繊維を含
む。
【0011】 「スロット」は、スクリーンパイプのスクリーンジャケットにおける穴又はあ
らゆる伝達する部位(convenyance)である。前記スロットを介して繊維材料が
放出される。
【0012】 「ワイヤ」は、メッシュ構造を称している。前記メッシュ構造の上に、かつて
スクリーンパイプから放出された繊維材料が堆積する。ワイヤ上に繊維材料が堆
積することを助けるように、ワイヤがそのワイヤ全体に位置する負圧を有しても
よい。
【0013】 本発明は、以下の図面の記載を参照することによってよりよく理解されよう。
また、前記図面は本発明を例示する目的で示したものであって、本発明がこれに
制限されてはならない。
【0014】 図1は、本発明によるスクリーンパイプ1を備える例示的分配ユニットの基本
構造を示している。図1は、ワイヤ(図示していない)を横断する方向に延在す
るように配置された2つのスクリーンパイプ1を示している。図1には、各スク
リーンパイプ1が、各パイプ内の繊維材料3の流れ方向Aが反対となるように対
をなして配置されている。これは、各スクリーンパイプの対向する各端部に配置
された各供給パイプ7を介して繊維材料流れ3を各パイプ内に送入することによ
り達成される。各供給パイプは、空気流動状態にある繊維材料の実質的に軸線方
向への流れを各スクリーンパイプ内に方向付けている。矢印Bにより示した方向
に各軸線を中心として回転するように、各スクリーンジャケット2を配置しても
よい。あるいは、前記スクリーンジャケット内の繊維材料が矢印Cで示す方向に
回動する間は、静止状態を維持するように各スクリーンジャケット2を配置して
もよい。好適な実施形態において、スクリーンジャケット2は矢印Bで示す方向
に回転され、かつ繊維材料は矢印Cで示す方向に回動される。
【0015】 各スクリーンパイプは、フィンランド国特許第 66,948 号明細書に開示された
ように、通常方法により各パイプの内側に配置された各ブラシローラー4を有し
てもよい。各ブラシローラーの目的は、各スクリーンパイプ1のジャケット表面
2を洗浄することと、各ジャケット2における各開口部又は各スロットを介して
通る繊維の貫通を向上させることである。回転しているときには、注入された繊
維材料をスクリーンジャケット2内で能動的に回動するように各ブラシローラー
4を作用させてもよい。各ブラシローラーの構造は、通常のものであり、例えば
、前述したフィンランド国特許により知られている。
【0016】 図1の分配ユニットにおいて、スクリーンパイプ1の内側の繊維が入力される
端部とは反対の端部にブレードホイール(blade wheel)5を配置してもよい。
ブレードホイールの目的は、スクリーンパイプ1内の繊維流れ3の速度を落とす
ことである。ブレードホイールを備えるスクリーンパイプの特に端部において、
繊維の流れを遅くすることにより、前述したようにスクリーンの長手方向に沿っ
て排出されるよりも均一に各ジャケットを介して繊維を排出させることを可能と
する。この肯定的な効果が、ブレードホイールを備えるスクリーンパイプの端部
で最も見ることができる。図面に例示した実施形態に記載したように、各スクリ
ーンパイプを対をなして配置する場合に、各パイプ内で繊維材料が反対方向に流
れるように、一方のスクリーンパイプに取り付けられたブレードホイールが流れ
を減速し、かつ形成するウェブ材料の一方のマージン上も繊維材料を積層可能に
する。これは、以前のウェブの全幅に沿う外形よりも、ウェブの横断方向外形を
均一にしている。
【0017】 図2は、本発明によるスクリーンパイプの例示実施形態に取り付けられたジャ
ケットの断面を示している。スクリーンパイプが回転する方向は矢印Bで示し、
かつジャケット2内に取り付けられたスパイク形成ローラー4が回転する方向は
矢印Cで示している。図示するように、各矢印は互いに反対方向となっている。
しかしながら、本発明によるスクリーンパイプの本質的特徴点は、ジャケットに
形成された溝がジャケット内で移動状態にある繊維流れと対向する方向にある。
本発明が意図したように作動するために、繊維材料が溝とより急な鋭角で対向す
る前に、まず、繊維材料がより緩やかな鈍角で溝と対向しなければならない。こ
のことが起きるためには、スクリーンジャケット内の繊維材料の回動速度が、ス
クリーンジャケットが回転する方向へのスクリーンジャケットの回転速度よりも
遅くなければならない。これは、スクリーンジャケットと繊維材料とをそれぞれ
反対方向に能動的に回転させることにより実現される。これは、本発明の最も好
適な実施形態である。しかしながら、本出願は、スクリーンジャケットだけを能
動的に回転させる実施形態も考慮している。この場合には、スクリーンジャケッ
ト内の繊維材料がスクリーンジャケットの内側表面との摩擦力によりいくらか回
動する。しかしながら、この実施形態では、スクリーンジャケットは、繊維材料
よりも高速で回転する。これにより、繊維材料がより急な鋭角で溝と対向する前
に、繊維材料がより緩やかな鈍角で溝と対向するようになる。さらに、スクリー
ンジャケットと繊維材料の双方を同一方向に能動的に回転させてもよい。この実
施形態では、スクリーンジャケットを繊維材料の速度よりも高速で回転させねば
ならない。さらに、本発明は、スクリーンジャケットが回転しないが、スクリー
ンジャケット内の乾燥した繊維材料は回動する実施形態についても考慮している
。これらの実施形態では、より急な鋭角で溝と対向する前に、前記繊維材料がよ
り緩やかな鈍角で溝と対向するような方向に、繊維材料が回動しなければならな
い。繊維材料が所定方向に能動的に(すなわち、例えば、繊維材料とスクリーン
ジャケットの内側壁との間のみの摩擦力による手段以外によって)回動される実
施形態において、本発明の本質的要素を無力化することなく、この回転を生じさ
せることができる構成要素が適している。好適な実施形態は、繊維材料を能動的
に回動させるためのブラシローラー4の使用を含んでいる。
【0018】 本発明では、繊維材料の回動方向Cに対して下流に位置決めされた溝の端部8
aは、溝の上流端部8bよりもジャケットの接線に対する角度がより急になるよ
うにスクリーンパイプのジャケット2内に形成された各軸線方向溝8が、非対称
となっている。図2に示すように、ジャケットの接線に対する形成された溝の下
流端部8aの角度が、おそらく最も好適には約90°、又はより一般的には70
°から110°であり、ジャケット接線に対する形成された溝の上流端部8bの
角度は、おそらく最も好適には約130°、又はより一般的には100°から1
60°である。好適な実施形態において、各溝と各スロットは、スクリーンジャ
ケットの長手方向軸線に沿う直線状配列により延在している。各スロットの個々
の直線状配列に隣接する溝は、互いに連続しておりかつ各スロットの直線状配列
と平行に延在している。この実施形態では、各スロットの個々の直線状配列に隣
接する溝が、スクリーンジャケットの内側壁から隆起する単一の隆起部を形成し
ている。この配置は、各スロットの配列に隣接する各溝が不連続でありかつ斑点
状の外観を呈する実施形態と対照をなしている;この実施形態も本発明の範囲内
にある。
【0019】 図3を参照すると、本発明の各溝は、少なくとも各スロットの溝に関する限り
、スクリーンパイプの長手方向軸線に沿って延在している。好適な実施形態にお
いて、各溝は長手軸線の全体長さに渡って延在しておらず、またスロットも同様
に延在していない。しかしながら、各スロットと各溝が軸線の全体長さに渡って
延在する実施形態は、本発明の範囲内である。
【0020】 非対称外形の目的は、強力なマイクロタービュランス、よって良好な形成(す
なわち、面積の関数としての繊維の一様な分配)、さらにドライ形成での良好な
能力を提供することである。強力なマイクロタービュランスを発生する溝外形は
、細かなふるいとして知られる現象の形成を防止し、これにより、幾分長い繊維
であっても、高効率的にジャケットを介して移動することが可能である。前記装
置は、合成繊維束(synthetic staple fibers)に特に有用であり、化学パルプ
繊維にも適している。
【0021】 穴又はスロット9(該穴又はスロットを介して繊維がスクリーンパイプ1から
排出される)が、形成された溝8の底部に位置決めされている。図2の実施形態
及び好適な実施形態において、穴又はスロットは3〜4.5mm×30mmの大
きさ、又は1.5〜2mm×30mmの大きさを有している。これらのスロット
は、それぞれ他の溝の底部において同様の断面箇所で示されている。ジャケット
の全体面積に対する各穴又は各スロットの総面積は種々に変更されてもよく、通
常数ダースパーセント(例えば、約25%)である。ジャケット2の厚さは、例
えば、3mmから5mmの間というように変更可能である。スクリーンジャケッ
トは、好適な実施形態において、ステンレススチールにより構成されている。し
かしながら、別の実施形態は、他の金属からなるスクリーンジャケットを含んで
いる。スクリーンパイプの通常作用である応力に耐えるだけの十分な強度を有す
る他の非金属材料も、本発明の可能な実施形態である;これらの材料は複合プラ
スチック又は繊維ガラスを含んでもよい。
【0022】 図2において、形成された溝の各端部8a,8bが実質的に直線状であるよう
に示されているが、図4に示すように湾曲させることも可能である。このような
場合には、ジャケットの接線に対する各端部の角度が、前述した溝の端部に最も
近い溝の底部に位置した穴又はスロット9の端部と穴又はスロットと対向する形
成された溝の端部とを結ぶ線分により決定されよう。従って、特許請求の範囲に
定められた保護の範囲及び本発明の基本的思想(ここで、溝の下流端部が溝の下
流端部よりも急勾配となっている)から逸脱することなく、本発明によるスクリ
ーンパイプ内の溝の外形の形状を変更することが可能である。
【0023】 スクリーンパイプのスクリーンジャケットの筒形状は、ジャケットの通常の形
状を指している。本発明は、ジャケットに対する小さな又は表面的な変更につい
て考慮している(これは、完全な筒形状ではないジャケットを作成する効果を有
している)。
【0024】 通常作動中に、各スクリーンパイプのスクリーンジャケットは単一方向にのみ
回転する。回転方向は、常に、スロットの回転経路の接線に対してより急な鋭角
を備える溝がスロットとより緩やかな鈍角を備える溝の上流にあるといった向き
である。
【0025】 本発明は、スクリーンパイプが時計回り方向に回転するように形成されたスク
リーンジャケットを備えること、及びスクリーンパイプが反時計回り方向に回転
するように形成されたスクリーンジャケットを備えることを考慮している。
【図面の簡単な説明】
【図1】 分配ユニットの一部としてのスクリーンパイプの基本構造を示す
図である。
【図2】 スクリーンパイプのジャケットの部分断面図である。
【図3】 ジャケットの内側表面の一実施形態の部分断面図である。
【図4】 ジャケットの別の実施形態の部分断面図である。
【符号の説明】
1 スクリーンパイプ 2 ジャケット 3 繊維材料 4 ローラー 8 溝 8a 下流端部 8b 上流端部 9 スロット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,MZ,SD,SL,SZ,TZ,UG ,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD, RU,TJ,TM),AE,AL,AM,AT,AU, AZ,BA,BB,BG,BR,BY,CA,CH,C N,CR,CU,CZ,DE,DK,DM,EE,ES ,FI,GB,GD,GE,HR,HU,ID,IL, IN,IS,JP,KE,KG,KP,KR,KZ,L C,LK,LR,LS,LT,LU,LV,MD,MG ,MK,MN,MW,MX,MZ,NO,NZ,PL, PT,RO,RU,SD,SE,SG,SI,SK,S L,TJ,TM,TR,TT,TZ,UA,UG,US ,UZ,VN,YU,ZA,ZW Fターム(参考) 2B260 BA01 BA07 BA19 EA01 EC18 4L047 AA05 AA08 AA13 AA19 AB02 BD01 EA22

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 長手軸線を中心として回転可能な筒状スクリーンジャケット
    を備え、かつ 前記ジャケットの壁部が: (a)ジャケットを完全に貫通して形成されかつ繊維材料を通す1つ又は2つ
    以上のスロットと; (b)前記スクリーンジャケットの回転方向に対して前記スロットの下流付近
    に位置決めされた第1溝であって、その端部が前記スクリーンジャケットの接線
    に対して100°から160°の間の角度を形成している第1溝と; (c)前記スクリーンジャケットの回転方向に対して前記スロットの上流付近
    に位置決めされた第2溝であって、その端部が前記スクリーンジャケットの接線
    に対して70°から110°の間の角度を形成している第2溝と; を備えることを特徴とする繊維材料を分配するためのスクリーンパイプ。
  2. 【請求項2】 (a)繊維材料を前記スクリーンパイプ内に注入させる供給
    パイプと; (b)前記スクリーンパイプ内のシリンダに取り付けられた回転可能ブラシロ
    ーラーと; (c)前記スクリーンパイプ内のシリンダに取り付けられたブレードホイール
    と; を含む群から選択された1つ又は2つ以上の構成要素をさらに備えることを特徴
    とする請求項1記載のスクリーンパイプ。
  3. 【請求項3】 形成された溝の各端部が実質的に直線状であることを特徴と
    する請求項1記載のスクリーンパイプ。
  4. 【請求項4】 形成された溝の各端部が湾曲しており、溝の端部とその溝の
    端部に最も近い溝の底部に位置する穴又はスロットの端部とを結んだ線分により
    、ジャケットの接線に対する溝の各端部の角度が決定されることを特徴とする請
    求項1記載のスクリーンパイプ。
  5. 【請求項5】 請求項1のスクリーンパイプを2つ備えるウェブ材料をドラ
    イフォーミングするための装置であって、前記各スクリーンパイプが互いに18
    0°の角度に配置されていることを特徴とする。
  6. 【請求項6】 作動中に前記スクリーンジャケットが回転しないことを特徴
    とする請求項1記載のスクリーンパイプの作動方法。
  7. 【請求項7】 (a)ジャケットを完全に貫通して形成されかつ繊維材料を
    通す1つ又は2つ以上のスロットと; (b)前記繊維材料の回動方向に対して前記スロットの上流付近に位置決めさ
    れた第1溝であって、その端部が前記スロットに対向しかつ前記スクリーンジャ
    ケットの接線に対して100°から160°の間の角度を形成している第1溝と
    ; (c)前記繊維材料の回動方向に対して前記スロットの下流付近に位置決めさ
    れた第2溝であって、その端部が前記スロットに対向しかつ前記スクリーンジャ
    ケットの接線に対して70°から110°の間の角度を形成している第2溝と; (d)前記スクリーンジャケットの軸線を中心として繊維材料を回動させるこ
    とが可能な手段と; を含む筒状スクリーンジャケットを備えることを特徴とするスクリーンパイプか
    ら繊維材料を分配するためのスクリーンパイプ。
  8. 【請求項8】 (a)繊維材料を前記スクリーンパイプ内に注入する供給パ
    イプと; (b)前記スクリーンパイプ内のシリンダに取り付けられた回転可能ブラシロ
    ーラーと; (c)前記スクリーンパイプ内のシリンダに取り付けられたブレードホイール
    と; を含む群から選択された1つ又は2つ以上の構成要素をさらに備えることを特徴
    とする請求項7記載のスクリーンパイプ。
  9. 【請求項9】 形成された溝の各端部が実質的に直線状であることを特徴と
    する請求項7記載のスクリーンパイプ。
  10. 【請求項10】 形成された溝の各端部が湾曲しており、ジャケットの接線
    に対する溝の各端部の角度は前記溝の端部とその溝の端部に最も近い溝の底部に
    位置している穴又はスロットの端部とを結んだ線分により決定されることを特徴
    とする請求項7記載のスクリーンパイプ。
  11. 【請求項11】 請求項7のスクリーンパイプを2つ備えるウェブ材料をド
    ライフォーミングするための装置であって、前記各スクリーンパイプが互いに1
    80°の角度に配置されていることを特徴とする装置。
  12. 【請求項12】 スクリーンパイプの下方で移動するように配置されたワイ
    ヤ上で、前記スクリーンパイプのジャケット(2)を介して前記スクリーンパイ
    プ(1)内に送入される繊維材料(3)を分配するために、ウェブ材料をドライ
    フォーミングする際に使用されるスクリーンパイプであって、前記スクリーンパ
    イプ(1)内に供給された繊維材料が、例えば、前記パイプ内に配置されたスパ
    イク形成ローラー(4)により移動し、これにより、前記繊維材料の移動が、前
    記スクリーンパイプの前記ジャケット(2)に対して半径方向成分及び接線方向
    成分の双方を有し、かつ前記ジャケットがその内側表面上にて前記パイプの軸線
    方向へと形成された各溝(8)を備え、かつ前記形成された溝の端部(8a)が
    繊維流れの接線方向成分に対して下流に位置し、かつ前記溝の上流端部(8b)
    が前記接線方向成分に対して異なる角度に位置決めされており、かつ前記形成さ
    れた溝の底部が穴又はスロット(9)を備え、該穴又はスロットを介して前記繊
    維が排出されるスクリーンパイプにおいて、 前記形成された溝の下流端部(8a)が、上流端部(8b)よりも前記繊維材
    料流れの接線方向成分に対してより急な鋭角であることを特徴とするスクリーン
    パイプ。
  13. 【請求項13】 前記ジャケットの接線に対する前記形成された溝の下流端
    部(8a)の角度が、およそ70°から110°の間であり、好ましくは約90
    °であり、かつ前記ジャケットの接線に対する形成された溝の上流端部(8b)
    の角度が、約100°から160°であり、好ましくは約130°であることを
    特徴とする請求項12記載のスクリーンパイプ。
  14. 【請求項14】 前記形成された溝の各端部が実質的に直線状であることを
    特徴とする請求項12記載のスクリーンパイプ。
  15. 【請求項15】 前記形成された溝の各端部が湾曲しており、かつ前記ジャ
    ケットの接線に対する溝の各端部の角度は前記溝の端部とその溝の端部に最も近
    い溝の底部に位置している穴又はスロット(9)の端部とを結んだ線分により決
    定されることを特徴とする請求項12記載のスクリーンパイプ。
  16. 【請求項16】 長手軸線を中心として回転可能な筒状スクリーンジャケッ
    トを備え、かつ 前記ジャケットの壁部が: (a)前記スクリーンジャケットの長手軸線に沿って延在しかつジャケットを
    完全に貫通するように形成されかつ前記繊維材料を通す直線配列の2つ又は3つ
    以上のスロットと; (b)直線配列の前記各スロットと平行に延在し、かつ前記スクリーンジャケ
    ットの回転方向に対して直線配列の前記各スロットの下流付近に位置決めされた
    第1溝であって、その端部が前記スクリーンジャケットの接線に対して100°
    から160°の間の角度を形成する第1溝と; (c)直線配列の前記各スロットと平行に延在し、かつ前記スクリーンジャケ
    ットの回転方向に対して直線配列の前記各スロットの上流付近に位置決めされた
    第2溝であって、その端部が前記スクリーンジャケットの接線に対して70°か
    ら110°の間の角度を形成する第2溝と; を備えることを特徴とする繊維材料を分配するためのスクリーンパイプ。
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