JP2003520304A - テクスチャー化織物 - Google Patents

テクスチャー化織物

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JP2003520304A
JP2003520304A JP2001553433A JP2001553433A JP2003520304A JP 2003520304 A JP2003520304 A JP 2003520304A JP 2001553433 A JP2001553433 A JP 2001553433A JP 2001553433 A JP2001553433 A JP 2001553433A JP 2003520304 A JP2003520304 A JP 2003520304A
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JP2001553433A
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ハツトー,アロンゾ・エイチ・ジユニア
キーナー,フイリツプ・アール
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アメリカン・フアイバー・アンド・フイニツシング・エス・シー・インコーポレイテツド
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    • D03DWOVEN FABRICS; METHODS OF WEAVING; LOOMS
    • D03D9/00Open-work fabrics
    • DTEXTILES; PAPER
    • D03WEAVING
    • D03DWOVEN FABRICS; METHODS OF WEAVING; LOOMS
    • D03D15/00Woven fabrics characterised by the material, structure or properties of the fibres, filaments, yarns, threads or other warp or weft elements used
    • D03D15/50Woven fabrics characterised by the material, structure or properties of the fibres, filaments, yarns, threads or other warp or weft elements used characterised by the properties of the yarns or threads
    • D03D15/567Shapes or effects upon shrinkage

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  • Textile Engineering (AREA)
  • Woven Fabrics (AREA)

Abstract

(57)【要約】 多フィラメントテクスチャー化合成経糸または緯糸の繊維の少なくとも1方が、所定の間隔で仮留めされる多フィラメントテクスチャー化合成経糸および緯糸から形成される粗織布を開示する。これらの粗織布は、限定しないが、粘着テープ、ワックスおよび他の仕上げ剤をしみ込ませた織物、壁装材および積層織物の支持層としてなど種々の用途を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 発明の分野 本発明は、多フィラメントテクスチャー化合成経糸、または緯糸の少なくとも
1方のフィラメントが、所定の間隔で仮留めされる多フィラメントテクスチャー
化合成経糸および緯糸から形成される粗織布、および種々の製品の支持層として
のこのような織布の利用に向けられる。
【0002】 発明の背景 粗織布は、例えばダクト用テープ、競技用テープ、医療用テープ、自動ハーネ
スラップ用テープなどの粘着テープ類;仮留め布、骨用ラップ、弾薬用ラップな
どのワックスおよび他の仕上げ剤をしみ込ませた織物;住宅用並びに工業用壁装
飾に使用される壁装材;および衣服、靴および家具に使用される積層布などの種
々の最終製品の支持層または補強織物として多くの用途を有する。ガーゼ類は、
種々の粘着テープ類の支持層として特に有用である粗織の目の粗いメッシュ織物
の1種である。目の粗いメッシュのニット織物もまた、粘着テープの支持層とし
て使用できる。しかし、コストが問題になる場合は、織布がニットよりも低コス
トで作製できるので好ましい。
【0003】 強度、コストおよび使用時の引裂き性はすべて、粘着テープ用支持層または補
強織物を選択する際に考慮される性質であり、このようなテープの支持層または
補強織物の構成に用いられる繊維は、これら全ての性質に影響を与える。
【0004】 ガーゼ類は、綿紡糸または綿/合成混紡糸から作製されるのが慣例的だが、ガ
ーゼ織物の製造の際に多フィラメント合成糸を使用することは、このような合成
糸により提供される強度とコスト節減が紡績糸より優れているため、大変望まし
いものとなる。粘着テープ用のガーゼ支持層の場合、合成糸を使用すれば、番手
が小さく、しかもなお十分な強度と引裂き性を有するガーゼを提供することにな
ろう。しかし、合成糸の生来の滑らかさのため、特にガーゼ織物の低番手構成に
おいては織物歪みを防ぐことが困難であった。
【0005】 ダクト用テープ支持層として用いられるガーゼの場合、従来の紡績糸による織
物構成および番手は、十分な特性を提供する際の下限に達していながらも、さら
にコストを削減する機会を残していた。従来の下限ダクトテープ用織布は、18
×8の構造を有し、経糸および緯糸の双方において綿紡糸またはポリエステル/
綿混紡糸を用い、一般に番手は、綿番手の30/1から40/1の範囲内にある
。40/1よりも少ない紡績糸番手は、強度が低すぎ、かつ/またはダクト用テ
ープ製品系に使用するには高価すぎることとなる。18×8以下の織物構成では
、織物強度の低さのため、テープ作製工程を通じてうまく働かないことが多い。
さらに、該テープは、外観が悪く、また引裂き特性も悪い。
【0006】 合成繊維を含むガーゼ織物は当業界で知られている。例えば、米国特許第4,
303,724号は、多数のループ、カールおよびコイルの導入により嵩高さと
ロフトを増した連続フィラメント糸である緯糸方向にテクスチャー化または仮撚
り糸から織られたガーゼ支持層を取り入れたダクト用テープを開示した。テクス
チャー化糸は、むしろ従来の紡績糸のような働きを示す。ビニール製品を作製す
る際に使用するテクスチャー化糸をやはり取り入れているガーゼ支持層が、米国
特許第4,935,293号および第5,043,208号に開示されている。
粘着テープ支持層は米国特許第4,654,254号に開示されており、該支持
層は綿経糸とテクスチャー化ポリエステル緯糸のガーゼ織物である。テクスチャ
ー化糸は、ここではテクスチャー糸と呼ばれることがある。
【0007】 米国特許第4,304,813号は、経糸ニット、緯糸が挿入された全合成連
続フィラメント糸織物、好ましくはポリエステル、を感圧性接着剤の支持層とし
て開示した。滑らかな合成繊維を使用する際、ニット構造が、たとえより大きな
安定性を与えたとしても、織り構造の方がニットよりも安価なので非常に望まし
いものとなる。
【0008】 米国特許第4,439,482号は、撚り無しの多フィラメント糸、すなわち
分子鎖に特殊残基を有するポリエステル繊維のフラットヤーンが経糸として用い
られている粘着テープの基布を開示した。
【0009】 米国特許第5,047,285号は、好ましくは連続フィラメントの経糸が、
非硬化膠着糊付けされたテープ用基布として使用される100%ポリエステル織
物を開示した。関連した米国特許第5,279,891号は、膠着樹脂糊付けで
処理して特定の付加容量としたリボン化経糸を含んで成る織りテープ支持織物を
開示した。
【0010】 米国特許第4,874,019号および第4,925,726号は、親水特性
を有するテクスチャー化連続多フィラメント糸から形成される壁装材支持層を開
示している。
【0011】 より低コストかつより大きな効率を達成するために、糊付けのような予備的手
順を含まない合成糸を含んで成るガーゼ織物が求められている。
【0012】 発明の概要 経糸と緯糸の両方向に多フィラメントテクスチャー化合成糸を含んで成る粗織
布を製造する際、歪み問題に遭遇するが、これらの問題は、所定の間隔で仮留め
されている経糸、緯糸または双方の多フィラメントテクスチャー化合成糸を用い
ることにより、糊付けなどの予備的手順に頼ることなく克服できることが、予想
外にも見出された。すなわち、これらの織物に用いられる経糸、緯糸または双方
が、テクスチャー化工程を達成しただけでなく、1メートル当たり約90個から
約100個の仮留めまでレベルを変えてフィラメントのもつれを供するために仮
留めされた。仮留めは、多フィラメントテクスチャー化合成糸におけるフィラメ
ント分離抵抗性の改善を提供して、織り性能、構造安定性および織布の品質をよ
り良好とする。所定の間隔で多フィラメントテクスチャー化合成糸のフィラメン
トを仮留めすることによって、目立つほどの歪みのない低番手ガーゼ織物構造に
おいて優れた粗織布を製造するための十分な安定性を提供する。さらに、このよ
うな合成糸の利用により、強度の劣化を最小限にしつつより低構造を利用する能
力により、コスト節減となる。
【0013】 発明の説明 本発明は、多フィラメントテクスチャー化合成経糸および緯糸を含んで成る粗
織布を提供し、多フィラメントテクスチャー化合成糸のフィラメントが、経糸方
向および緯糸方向の一方または双方において所定の間隔で仮留めされている。1
方の糸のみが仮留めされる実施形態においては、緯糸が仮留めされることが好ま
しい。
【0014】 好ましい実施形態においては、経糸および緯糸の双方が、所定の間隔で仮留め
された多フィラメントテクスチャー化合成糸を含んで成る。
【0015】 本発明の粗織布に使用される仮留めされた多フィラメントテクスチャー化合成
糸は、糊付けしない経糸として使用するのに十分な安定性を有することが、予想
外にも判明した。仮留め品質は、特定の織り工程中、本質的に損傷されないまま
であれば十分である。このような仮留めされた多フィラメントテクスチャー化合
成糸の安定性は、1測定単位当たりの仮留め数により影響される。織り工程にお
いて、1測定単位当たりの仮留め数に関連すると考えられる、織機停止、糸破損
、織物の品質に伴う問題などがある場合、1測定単位当たりの仮留め数を調整で
きる。
【0016】 本発明の好ましい実施形態において、多フィラメントテクスチャー化合成経糸
または合成緯糸は、望ましい性質と最終用途に依って、1メートル当たり約10
個から約90〜約100個の間の間隔で仮留めされる。1メートル当たりの仮留
め数が多くなるほど、安定性が大きくなる。1メートル当たりの仮留め数は、経
糸と緯糸とで同一でも、または異なっていてもよい。1つの好ましい実施形態に
おいて、1メートル当たりの仮留め数は約50から約100である。特に好まし
い実施形態において、緯糸は1メートル当たり約80個から約100個の仮留め
を有する。
【0017】 1メートル当たりの仮留め数が多くなるほど、織物外観は、仮留めにより影響
され易くなる。しかしながら、外観に及ぼす仮留めの影響は、限定しないが、大
抵の積層または被覆織物を含む多くの製品にとって許容できる。
【0018】 仮留めは、加熱または圧搾空気の使用により本発明に使用される多フィラメン
トテクスチャー化合成糸において形成されることが好ましい。特に好ましい実施
形態において、仮留めは、圧搾空気の使用により多フィラメント糸に形成される
。理論的な束縛は意図しないが、空気がフィラメントの局所的もつれにより仮留
めを形成すると考えられる。もつれまたは撚り合わせにより多フィラメント糸に
形成された仮留めは、当業界でよく知られている。米国特許第5,184,38
1号の第1欄;米国特許第4,529,655号の第3欄45〜46行、および
第4欄66〜67行;および米国特許第4,069,564号の第1欄41〜5
2行を参照されたい。
【0019】 所定の間隔で仮留めされていない、およびされている双方の多フィラメントテ
クスチャー化合成糸は、Unifi社、BASF社およびMilliken社な
どの製造元から商品として入手できる標準品目である。
【0020】 多フィラメントテクスチャー化合成糸の複数末端を、ビーム操作においてビー
ム上に直接巻き付けることができ、1ビーム当たりの末端数は、糸クリールの収
容力にのみ限定される。織機上の特定の織物巾に必要な全末端数に達するために
は、複数のビームが使用できる。この収容力は、織りに使用される通例のスラッ
シング工程の削除を可能にし、その結果コスト節減および効率的となる。多フィ
ラメントテクスチャー化合成糸は、アメリカのDuPont社およびNanYa
Plastics社などの製造元から入手できる部分配向糸(POY)から作
製することが好ましい。
【0021】 1つの好ましい実施形態において、本発明の粗織布は、経糸または緯糸のいず
れかが、所定の間隔で仮留めされている多フィラメントテクスチャー化合成経糸
と緯糸とを含んで成る。
【0022】 他の好ましい実施形態において、経糸および緯糸の双方が、所定の間隔で仮留
めされる。これらを組み合わせることにより、紡績糸から作製されたガーゼ織物
に対して経済的および機能的利点が提供される。
【0023】 本発明は、経糸および緯糸の双方が、所定の間隔で仮留めされている多フィラ
メントテクスチャー化ポリエステル糸から作製された粗織布により例示される。
しかし、仮留めは、経糸または緯糸の1方のみ、好ましい実施形態においては緯
糸のみに供することができ、所定の間隔で仮留めできるいずれの多フィラメント
テクスチャー化合成糸も、本発明の実施において有用であると期待できる。フィ
ラメントを、所定の間隔で空気仮留めされている多フィラメントテクスチャー化
ポリエステル糸は、本発明のガーゼ織物に使用される好ましい糸である。
【0024】 使用される多フィラメントテクスチャー化合成糸のデニールは、意図された最
終用途に依存するが、一般には約30から約300デニールの間にあり、また1
撚り糸当たり約30本から約70本のフィラメントを有する。例えば、150デ
ニールの34本のフィラメント、48本のフィラメント、100本のフィラメン
ト、200本のフィラメントである。1糸当たりフィラメント数は、織物の手触
りなど(滑らか〜より滑らか)の織物特性、および場合によっては引裂き性に影
響を与える可能性がある。
【0025】 多フィラメントテクスチャー化合成糸のデニールは、経糸の引張強度をより良
好にするために、約100デニールから約150デニールのような番手に増加す
ることができ、また、場合によっては引裂き強度を有意に増加することなくそれ
以上にすることができる。適切な織物デザインにより、所望の引裂き特性が達成
できる。40デニールから150デニールの多フィラメントテクスチャー化合成
糸は、一貫した滑らかと言える引裂きを生じた。150デニールから300デニ
ールでの引裂きは、むらがあり、一貫性のないまたは引裂き性の無いと言った方
がより適切であろう。引裂き強度が要因でない場合、デニールは300以上に増
加できる。
【0026】 粘着テープの支持層として使用される粗織布の場合、非仮留めおよび仮留め双
方の多フィラメントテクスチャー化合成経糸または緯糸は、約30デニールから
約300デニールの間、またはより好ましくは約70デニールから約150デニ
ールの間である。1つの好ましい実施形態において、緯糸は約150デニールで
ある。
【0027】 好ましい実施形態において、本発明の粗織布は、1インチ当たりの経糸数が約
14本から約63本の間、より好ましくは約44本までの構造であり、1インチ
当たりの緯糸数は、約6本から約54本までの間であり、より好ましくは約30
本までが有用である。1インチ当たり約45本から約63本の経糸、および1イ
ンチ当たり約31本から約54本の緯糸を有する織物は、技術的に言うと粗織布
ではないが、粘着テープおよび他の積層品の支持層としての有用性があるため、
それらは本明細書で用いられる用語の「粗織」に含まれることとなる。
【0028】 1インチ当たり約14本から約50本の範囲の経糸数および1インチ当たり約
6本から約45本の緯糸数を有する本発明の粗織布は、例えば、ダクト用テープ
にとって特に有用である。
【0029】 本発明の粗織布の糸、1測定単位当たりの仮留め数およびデニールと番手は、
具体的な最終製品にとって所望の性質を提供するために選ばれる。
【0030】 スポーツまたは医療用テープの支持層として特に好適である本発明の粗織布に
おいて、1インチ当たりの経糸数は、約63本までであり、1インチ当たりの緯
糸数は、約54本までである。上記のように、これらの織物は、技術的には粗織
布ではない。しかし、粘着テープおよび他の積層品の支持層としての有用性があ
るため、それらは本明細書で用いられる用語の「粗織」に含まれることとなる。
【0031】 本発明はまた、粘着テープ、特にダクト用テープを提供し、それらは柔軟な裏
張り、支持層または補強織物、並びに前記裏張り材料および前記補強織物に付着
する粘着相を含んで成り、該補強織物は、本発明による粗織布を含んで成る。本
発明の粗織布は、ダクト用テープの支持層として特に有用である。
【0032】 本発明の粗織布は、ダクト用テープにとって特に優れた支持層である。という
のは、それらの使用により、優れた引張強度、厚み並びに外観と同様に、望まし
い引裂き性を有するダクト用テープを提供するからである。
【0033】 引張強度:主に家庭用の小売りマーケットで販売されるテープ類は、ACダク
トラップとして適用するための工業用マーケットで販売されるテープほどの引張
強度を必要としない。機械方向引張強度は、一般に10ポンド/インチから45
ポンド/インチの範囲である。クロス方向引張強度は、一般に4ポンド/インチ
から30ポンド/インチの範囲である。構成、糸の種類および糸の大きさを変え
ることにより強度が達成される。
【0034】 引裂き:一般にテープは、経糸に沿って引裂かれるが、時には、緯糸に沿って
引裂かれる。引裂きの滑らかさと容易さは、個々の経糸の引裂き特性および各経
糸の互いの近接度とより密接に関連する。理想的な引裂き特性は、ジッパーの滑
らかな動きと同様である。
【0035】 厚み:織物の外形が薄ければ薄いほど、織物糸によって占められる空間が大き
ければ大きいほど、織物の空間と表面を覆うのに必要な粘着剤が少なくなる。し
かし、織物を通しての粘着剤の浸透および、例えばビニールフィルムの付着を可
能にするだけの、十分な糸と糸の間の空間であることが望ましい。
【0036】 外観:織物表面が滑らかなほど、また経糸と緯糸とが互いにより直角であるほ
ど、テープの外観はより良くなる。
【0037】 粘着剤に帰することのできるダクト用テープの主な性質は、巻き戻しの容易さ
に影響を与える粘着活性である。
【0038】 ダクト支持層を形成するために、本発明の粗織布の性質は、正しい割合で適切
な糸を用いて設計することができる。
【0039】 18本から44本の経糸数のダクト用テープ織物に用いられる伝統的な織物の
経糸数は、前記テクスチャー化糸を有する本発明の織物において容易に達成し得
る。テクスチャー化糸は、40Dから70Dのようなより細かい番手において、
より高い収率で生産し得るため、経糸数のより多い織物を、より安価に生産する
ことが可能である。より多くの経糸数では、織り歪みをより受けにくく、該ダク
ト用テープは、比較的より滑らかでより引裂き易い特性を有することとなる。7
0デニールのテクスチャー化ポリエステル糸は、75.93/lの綿番手糸と重
さが等しく、35/1ポリ/綿紡績糸と同様の強度を有する。
【0040】 仮留め多フィラメントテクスチャー化合成経緯糸を含む小売りマーケットと工
業マーケット用のダクト用テープは、下記のとおりに作製された織物から作製す
ることができる。
【0041】 1メートル当たり約80個から90個の仮留めを有する多フィラメントテクス
チャー化した100%ポリエステル糸は、本発明のダクト用テープ支持層の作製
に使用するための1つの好ましい緯糸である。この緯糸は織機上での働きが最も
良く、織り歪みが少なくなる。
【0042】 織り工程: 本発明の粗織布は、従来の方法とそれを形成するシステムにより作製される。
このような方法とシステムにおいて、例えば織物が、静止バーから緯糸の歪みや
置換、振動の減少などを防止または最小化するために極めて自由に回転する回転
ロールまで通過する全表面を改造することによるなど、当業界で知られた方法に
より歪みを最小化するように形成し、織物のストレスの最小化するために注意が
払われる。本発明の織物を織る際に、織機ビームシャフトを改造して、トリコッ
トビームを受け入れ、それによってスラッシング工程を除くようにすることが非
常に好ましい。トリコットビームは、織機後部で用いられる。この結果コストが
節減される。
【0043】 テープ作製工程: コーティング工程と積層化工程とは、技術および適用において異なっているこ
とが知られているが、ダクト用テープの場合、一般にカレンダのある方式を用い
て、選ばれた厚さのビニールフィルムを、本発明の織物支持層に粘着剤を用いて
付着させる。
【0044】 コーティング法の主なタイプには、カレンダかけのみならず、コーティング範
囲、積層機、ナイフコーティング機およびローラコーティング機が含まれる。
【0045】 ダクト用テープにとって好ましい技術は、適切な速度が可能なカレンダである
【0046】 実施例 下表Iに示されるとおり、本発明に従い22本から56本の経糸数の粗織布の
製造に、Unifi社の1メートル当たり約56個から約93個の空気仮留めを
有する70、100および150デニール/34フィラメントの100%多フィ
ラメントテクスチャー化ポリエステル単経糸と、1メートルにつき約50個から
約90個の空気仮留めを有する150〜300D/34フィラメントの100%
テクスチャー化ポリエステル緯糸を用いた。これらの織物は、従来のエアジェッ
トルーム上で織られ、従来のオフルームテイクアップへと巻き取られた。オフル
ームテイクアップにより、しばしば縫い目無しで30,000から50,000
ヤードとなるほどに、織物の縫合の必要性が除かれる。
【0047】
【表1】
【0048】 上記のとおり作製されたガーゼ織物は、外観、引裂き性、強度などの優れた特
性を有する、小売りマーケットおよび工業マーケットに好適なダクト用テープを
作製するために使用された。このダクト用テープはカレンダ上で作製された。該
ダクト用テープはジッパー様の引裂き性を有している。
【0049】 本明細書に記載された種々の実施形態によって十分に例示されるように、本発
明の教示に従うことにより、一般の当業者は、本発明に従う開示された粗織布と
テープ類を、当業界の通常の技術を利用することにより、具体的な適用と状況の
要求に合わせるために変更することができる。したがって、本明細書に記載され
ている実施例および実施形態は例示目的のみであって、それに照らして当業者に
示唆されるであろう種々の修飾または変更は本出願の意図と範囲および承認され
る請求項の範囲に含まれる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 キーナー,フイリツプ・アール アメリカ合衆国、サウス・カロライナ・ 29026、チヤピン、オクスン・ブリツジ・ ウエイ・317 Fターム(参考) 4L048 AA21 AA34 AB08 AB21 BA06 BB01 CA15 DA09

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 多フィラメントテクスチャー化合成経糸または緯糸の少なく
    とも1方のフィラメントが所定の間隔で仮留めされる、多フィラメントテクスチ
    ャー化合成経糸および緯糸を含んで成る粗織布。
  2. 【請求項2】 仮留め多フィラメントテクスチャー化合成経糸が1メートル
    当たり約10個から約100個の間の間隔で仮留めされる請求項1に記載の粗織
    布。
  3. 【請求項3】 仮留め多フィラメントテクスチャー化合成経糸が1メートル
    当たり約50個から約100個の間の間隔で仮留めされる請求項2に記載の粗織
    布。
  4. 【請求項4】 仮留め多フィラメントテクスチャー化合成緯糸が1メートル
    当たり約10個から約40個の間の間隔で仮留めされる請求項1に記載の粗織布
  5. 【請求項5】 仮留め多フィラメントテクスチャー化合成緯糸が1メートル
    当たり約0個から約100個の間の間隔で仮留めされる請求項4に記載の粗織布
  6. 【請求項6】 仮留め多フィラメントテクスチャー化合成緯糸が1メートル
    当たり約50個から約100個の間の所定の間隔で仮留めされる請求項5に記載
    の粗織布。
  7. 【請求項7】 多フィラメントテクスチャー化合成糸がポリエステルを含ん
    で成る請求項1に記載の粗織布。
  8. 【請求項8】 多フィラメントテクスチャー化合成経糸が約30デニールか
    ら約300デニールの間である請求項1に記載の粗織布。
  9. 【請求項9】 多フィラメントテクスチャー化合成経糸が約70デニールか
    ら約100デニールの間である請求項8に記載の粗織布。
  10. 【請求項10】 フィラメント数が約30本から約70本の間である請求項
    8に記載の粗織布。
  11. 【請求項11】 多フィラメントテクスチャー化合成緯糸が約40デニール
    から約300デニールの間である請求項1に記載の粗織布。
  12. 【請求項12】 多フィラメントテクスチャー化合成緯糸が約70デニール
    から約100デニールの間である請求項11に記載の粗織布。
  13. 【請求項13】 フィラメント数が約30本から約70本の間である請求項
    11に記載の粗織布。
  14. 【請求項14】 1インチ当たりの経糸数が約14本から約50本の間にあ
    り、並びに1インチ当たりの緯糸数が、約6本から約45本の間にある請求項1
    に記載の粗織布。
  15. 【請求項15】 1インチ当たりの経糸数が約20本から約26本の間にあ
    り、並びに1インチ当たりの緯糸数が、約7本から約10本の間にある請求項1
    4に記載の粗織布。
  16. 【請求項16】 柔軟な裏張り、補強織物、および粘着性被着剤を含んで成
    るテープであって、該補強織物が請求項1から16のいずれか一項に記載の粗織
    布を含んで成るテープ。
JP2001553433A 2000-01-21 2001-01-18 テクスチャー化織物 Withdrawn JP2003520304A (ja)

Applications Claiming Priority (3)

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US48929000A 2000-01-21 2000-01-21
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