JP2003520221A - Uv誘導免疫抑制の治療 - Google Patents

Uv誘導免疫抑制の治療

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Abstract

(57)【要約】 本発明は、皮膚損傷(ダメージ)および/またはUV誘導免疫抑制を治療または妨げる方法、特に、UV誘導免疫抑制、皮膚紅斑および皮膚コラーゲン損傷を治療または予防する方法に関する。特に、本発明は、カルノシン、カルノシンに関連する化合物、アシルカルノシンおよびアシルカルノシンに関連する化合物からなる群から選択された少なくとも一つの化合物を、患者に適用することを含む、太陽放射線により引き起こされる紅斑または炎症カスケード効果を妨げる方法を提供する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、皮膚損傷(ダメージ)および/またはUV誘導免疫抑制を治療また
は妨げる方法に関する。特に、本発明は、UV誘導免疫抑制、皮膚紅斑および皮
膚コラーゲン損傷の治療または予防に関する。
【0002】
【従来の技術】
太陽放射線に皮膚を曝すことにより、その構造に一時的および永久的な多数の
変化が誘導される。太陽放射線中の活性因子は、そのスペクトルの紫外領域であ
る。前記変化とは、皮膚細胞のDNA、これらの細胞のタンパクおよび脂質、ま
たは細胞間のエラスチンまたはコラーゲンのようなマトリックス成分に対する損
傷から誘導される。次いで、これらの細胞的傷害が、炎症性の組織反応、および
細胞の変異から、表皮および真皮のマトリックスにおけるタンパク架橋結合、皮
膚の樹状細胞の応答性の損失に関与する免疫能力の損失、組織浮腫および皮膚の
弾性の損失、高い頻度の皮膚ガン、色素性老人斑、表皮のメラノサイトによる色
素生成の刺激、または皮膚の表面の荒れにわたる、種々の二次的な結果を誘導す
る。一般的に、太陽放射線に皮膚を曝すことにより、皮膚の外観と生理機能の損
失との両方から判断される早発性老化が加速する。
【0003】 これらの望ましくない結果は、太陽放射線が透過しない物質の衣類またはフィ
ルムで皮膚を覆うといった方法で皮膚を遮蔽し、損傷性放射線がそのターゲット
に到達することを妨げることによって、変更することができる。
【0004】 紅斑、基底細胞癌腫、および皮膚の免疫抑制の誘導に対する太陽放射線のスペ
クトルのUV−B部(290nmから320nm)の役割が確かめられているが
、皮膚病因および皮膚老化におけるUV−A(320nmから400nm)の重
要性はあまり明確でない。より長い波長のUV−A放射線は、UV−Bよりも、
皮膚に対してはるかに下層に浸透するという事実が、それを皮膚損傷性因子とし
て潜在的に重要なファクターとしている。
【0005】 UV−Bサンスクリーン剤の長期試験の最近のデータは、あるタイプの日光誘
導皮膚ガン、扁平上皮癌の生成に対して有効な保護を示したが、基底細胞癌また
はメラノーマに対しては示さなかった。この大規模な試験から推論できることの
一つは、太陽放射線のある別の成分が後者の悪性腫瘍の原因であるということで
ある。恐らく、この成分がUV−Aである。
【0006】 また、UV−A放射線は、結合組織の弾性およびコラーゲン様繊維に損傷を与
えうる。さらに、これは、多数の光毒性および光アレルギー反応を引き起こす。
またUV−B放射線の損傷作用は、UV−A放射線により強められ得る。
【0007】 また、UV−B放射線は、局部的に、UV照射された皮膚内、および全身的に
、離れた部位の両方で、ヒトおよび実験動物において種々の免疫反応を害しうる
(1)。マウスをUV−B放射線に曝すことにより、UV誘導皮膚ガンの拒絶、
並びに、未照射部位に発生した遅延型および接触過敏性(DHS、CHS)反応
の誘導が妨げられる;これらの形態の免疫抑制は、抗原特異的サプレッサーTリ
ンパ球の誘導に関係する(2)。UV−B放射線がその全身的免疫抑制効果を如
何に発揮するかということは、これらの免疫反応を支配する制御経路を理解し、
ヒトの健康に対するUV−B放射線の潜在的効果を評価するために、重大な関心
のある疑問である。このTリンパ球介在性免疫反応が、多くの感染疾患に対する
保護に重要であることから、CHS反応は特に重要である。
【0008】 現在の実験的な証拠は、DHSおよびCHS反応のUV誘導全身的抑制の可能
性のあるメディエーターとしての、UV照射されたケラチノサイトから誘導され
る可溶性物質に関する(3−5)。しかしながら、免疫反応の抑制経路の活性化
を導く事象のカスケードの引き金を引く原因である最初の光生物学的反応につい
ては、論争中である。
【0009】 ジペプチドであるカルノシン(βアラニル-L-ヒスチジン)は、無毒性であり
味がなく、実験動物が食事において高レベルを寛容できることが知られている。
例えば、食事中に5%のカルノシンを与えたマウスは、影響を受けないように見
え、これらの動物の種々の組織におけるその後のカルノシン分布が調べられた。
外因性のカルノシンレベルは、肝臓、脾臓および腎臓で最も高く、脳、筋肉およ
び血清で低レベルであった。カルノシンを与えなかった正常なマウスでは、筋肉
で高い内因性のカルノシンレベルであったことに注意すべきである。またマウス
を、水を飲む際に3%のカルノシンで処理したが、外観上の影響はなかった。ヒ
トを含む多くの種の哺乳動物にわたるいくつかの研究は、骨格筋のカルノシンレ
ベルが、種の寿命と関連していることを示唆している。
【0010】 カルノシンは、タンパクの非酵素的グリケーション(glycation)の予防;抗酸
化特性;ヒトの繊維芽細胞の老化プロセスの遅延化;遷移金属イオンのキレート
化;虚血に対する血管系の保護;および有効な緩衝剤としての作用を含む範囲の
活性を有することが知られている。また、糖尿病の動物における白内障発症の予
防に有益であることも知られている。カルノシンは、電離放射線の影響からバク
テリオファージを保護することが示され、ヒドロキシラジカルを効率的に除去す
るように見えるが、別のラジカルを除く点においてはあまり効率的でない。
【0011】 先の研究(6)において、照射前に、0.1%から1.0% w/vのカルノ
シンを含むローションを無毛マウスの皮膚に局所的に適用(一日当たり100μ
lのローション)することにより、模擬的な太陽放射線の免疫抑制効果を保護す
ることが証明された。このローションを、毎日模擬的な太陽放射線に曝す前に、
背側の皮膚に適用した。これらの実験では、ローションの適用を12日間毎日続
けた(2,4-ジニトロフルオロベンゼン(DNFB)に対する接触過敏の誘導の
ための全体の時間)。
【0012】 本願明細書中に含まれる刊行物、作用、物質、装置、物品などのあらゆる議論
は、単に、本発明の内容を提示するためのものである。これらのいずれかまたは
全てが、先行技術の一部を形成する、あるいは本願の優先日以前のオーストラリ
アにおける本発明に関連する技術分野の一般的な技術常識である、と考えるべき
ではない。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】
本発明者らは、カルノシンおよびアシルカルノシンが、驚くべきことに、太陽
放射線に皮膚を曝すことにより誘導される紅斑および付随する浮腫をブロックす
ることに有効であることを見出した。放射線暴露の前後のいずれかに活性剤を適
用することが有効である。
【0014】
【課題を解決するための手段】
従って、本発明の第一の態様では、患者における太陽放射線により引き起こさ
れる紅斑または炎症カスケード効果を妨げる方法であって、カルノシン、カルノ
シンに関連する化合物、アシルカルノシンおよびアシルカルノシンに関連する化
合物からなる群から選択された少なくとも一つの化合物を、患者に適用すること
を含む方法を提供する。
【0015】 当業者であれば理解できるように、太陽放射線により引き起こされる炎症カス
ケード効果とは、皮膚の赤み、組織浮腫、および皮膚の水疱のような影響を含む
【0016】 第一の態様の好ましい実施態様では、患者が太陽放射線に曝された後に、化合
物を適用する。
【0017】 また本発明者らは、驚くべきことにアシルカルノシンがカルノシンよりも太陽
放射線の免疫抑制効果をブロックすることにおいて、より効果的であることも見
出した。カルノシンと違って、アシル誘導体は、太陽放射線に曝した後に適用し
た場合でも、免疫抑制を妨げるのに有効であった。
【0018】 本発明者らによって得られた結果は、アシルカルノシンが、(a)老化を遅延
させ、かつ/または老化細胞を若返らせること;(b)太陽放射線の免疫抑制効
果をブロックすること;および(c)UV放射線により誘導されたコラーゲン分
子間の架橋を低減すること、において驚くほど有効であるということを示してい
る。アシルカルノシンは、これらの効果を、親化合物(カルノシン)が有効でな
いような低濃度で発揮する。
【0019】 従って、本発明の第二の態様では、患者における免疫反応のUV誘導抑制を処
理または妨げる方法であって、治療的または予防的に有効な量の少なくとも一つ
のアシルカルノシンまたはアシルカルノシンに関連する化合物を、患者に適用す
ることを含む方法を提供する。
【0020】 本発明の第三の態様では、患者におけるT細胞介在性免疫反応のUV誘導抑制
を処理または妨げる方法であって、治療的または予防的に有効な量の少なくとも
一つのアシルカルノシンまたはアシルカルノシンに関連する化合物を、患者に適
用することを含む方法を提供する。
【0021】 本発明の第四の態様では、患者におけるUV放射線の日焼け効果を妨げる方法
であって、少なくとも一つのアシルカルノシンまたはアシルカルノシンに関連す
る化合物を、患者に適用することを含む方法を提供する。
【0022】 本発明の第五の態様では、皮膚のコラーゲン分子の架橋および/または皮膚細
胞DNAに対する損傷を低減する方法であって、少なくとも一つのアシルカルノ
シンまたはアシルカルノシンに関連する化合物を、皮膚に適用することを含む方
法を提供する。
【0023】 第五の態様では、皮膚細胞は、in vitroまたはin vivo環境であってもよい。 第五の態様の好ましい態様では、架橋がUV放射線により誘導される。
【0024】 本発明で用いることができるカルノシンに関連する化合物の例は、アンセリン
(anserine)、オフィジン(ophidine)、ホモカルノシン(homocarnosine)、ホモア
ンセリン(homoanserine)、D-カルノシンおよびカルシニン(carcinine)を含む。 本発明で用いることができるアシルカルノシンの例は、N-アセチルカルノシ
ン、N-ブチル-カルノシン、プロピオニル-カルノシンおよびヘキシル-カルノシ
ンを含む。 本発明で用いることができるアシルカルノシンに関連する化合物の例は、アシ
ルカルノシンのエステルを含む。 好ましい実施態様では、本発明の方法は、サンスクリーン剤を患者に局所的に
適用することをさらに含む。
【0025】 本発明のさらに好ましい実施態様では、カルノシン、アシルカルノシン、また
は関連する化合物は、一以上の他の酸化防止剤、例えばビタミンE、リポ酸、シ
ステインおよびシステイン誘導体、例えばN-アセチルシステイン、葉酸、フィ
チン酸、クエン酸、乳酸、酸化亜鉛、ユビキノンなど、あるいは皮膚に対するU
V損傷から保護することが知られている他の薬剤、例えばウロカニン酸またはそ
の誘導体もしくは類似体と組み合わせて適用することができる。
【0026】 本発明では、カルノシン、アシルカルノシンまたは関連する化合物の適用は、
当業者に周知のあらゆる種々の方法および輸送システムを用いて実施することが
できる。適用は、例えば、静脈内、経口、移植片経由(via implant)、経粘膜(tr
ansmucosally)、経皮、局所、筋肉内、皮下または体外的に行うことができる。
さらに、本発明の薬学的組成物は、典型的に、一以上の決まって用いられる薬学
的に許容できるキャリアーを含む。かかるキャリアーは、当業者に周知である。
多数の決まって用いられるキャリアーを用いる、以下の輸送システムは、本発明
の組成物を適用することを想定した多くの実施態様を代表するに過ぎない。
【0027】 経皮的輸送システムは、パッチ、ゲル、テープおよびクリームを含み、賦形剤
、例えば、溶解補助剤、浸透強化剤(例えば、脂肪酸、脂肪酸エステル、脂肪ア
ルコールおよびアミノ酸)、親水性ポリマー(例えば、ポリカルボフィル(polyc
arbophil)およびポリビニルピロリドン)、並びに付着剤および粘着付与剤(例
えば、ポリイソブチレン、シリコーンベース接着剤、アクリラートおよびポリブ
テン)を含むことができる。
【0028】 経粘膜的輸送システムは、パッチ、錠剤、坐剤、ペッサリー、ゲルおよびクリ
ームを含み、賦形剤、例えば溶解補助剤および増強剤(例えば、プロピレングリ
コール、胆汁酸炎およびアミノ酸)および他のビヒクル(例えば、ポリエチレン
グリコール、脂肪酸エステルおよび誘導体、および親水性ポリマー、例えばヒド
ロキシプロピルメチルセルロースおよびヒアルロン酸)を含むことができる。
【0029】 注射できる薬剤輸送システムは、溶液、懸濁液、ゲル、ミクロスフェアおよび
重合注射可能物を含み、賦形剤、例えば可溶性変更剤(例えば、エタノール、プ
ロピレングリコールおよびスクロース)、およびポリマー(例えば、ポリカプリ
ラクトン(polycaprylactone)およびPLGA's)を含むことができる。移植で
きるシステムは、ロッドおよびディスクを含み、PLGAおよびポリカプリラク
トンのような賦形剤を含むことができる。
【0030】 経口輸送システムは、錠剤とカプセルを含む。これらは、賦形剤、例えば結合
剤(例えば、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、ポリビニルピロリドン、他
のセルロース系物質およびデンプン)、希釈剤(例えば、ラクトースおよび他の
糖、デンプン、リン酸二カルシウム、およびセルロース系物質)、崩壊剤(例え
ば、デンプンポリマーおよびセルロース系物質)、および潤滑剤(例えば、ステ
アラートおよびタルク)を含むことができる。
【0031】 再構成できる輸送システムの溶液、懸濁液および粉末は、ビヒクル、例えば懸
濁剤(例えば、ガム、ザンサン(zanthan)、セルロース誘導体および糖)、湿潤
剤(例えば、ソルビトール)、溶解補助剤(例えば、エタノール、水、PEGお
よびプロピレングリコール)、界面活性剤(例えば、ラウリル硫酸ナトリウム、
Span、Tween、およびセチルピリジン)、防腐剤および酸化防止剤(例えば、パ
ラベン、ビタミンEおよびC、およびアスコルビン酸)、固化防止剤、被覆剤、
およびキレート剤(例えば、EDTA)を含む。
【0032】 局所的輸送システムは、例えば、ゲルおよび溶液を含み、賦形剤、例えば溶解
補助剤、浸透強化剤(例えば、脂肪酸、脂肪酸エステル、脂肪アルコールおよび
アミノ酸)、および親水性ポリマー(例えば、ポリカルボフィルおよびポリビニ
ルピロリドン)を含むことができる。好ましい実施態様では、薬学的に許容でき
るキャリアーは、リポソームまたは生分解性ポリマーである。本発明で用いるこ
とができるリポソームの例は、(1)セルフェクチン(CellFectin)、カチオン性
脂質N,NI,NII,NIII-テトラメチル-N,NI,NII,NIII-テトラパルミチルス
ペルミンとジオレオイルホスファチジル-エタノールアミン(DOPE)の1:
1.5(M/M)リポソーム製剤(GIBCO BRL);(2)シトフェクチン(Cytofe
ctin) GSV、カチオン性脂質とDOPEの2:1(M/M)リポソーム製剤(Gle
n Research);(3)DOTAP(N-[1-(2,3-ジオレオイルオキシ)-N,N,N-ト
リメチル-アンモニウムメチルスルファート)(Boehringer Manheim);および
(4)リポフェクタミン(Lipofectamine)、ポリカチオン性脂質DOSPAと中
性脂質DOPEの3:1(M/M)リポソーム製剤(GIBCO BRL)を含む。
【0033】 サンスクリーン剤の形態の化粧および皮膚科学的製剤が特に好ましい。これら
は、好ましくはさらに、少なくとも一つのUV-Aフィルターおよび/または少
なくとも一つのさらなるUV-Bフィルターおよび/または少なくとも一つの無
機顔料を含む。
【0034】 皮膚をUV線から保護するための本発明に係る化粧および皮膚科学製剤は、例
えばこの種の製剤に通常用いられているような種々の形態とすることができる。
かくして、例えば、溶液、油中水型(W/O)または水中油型(O/W)のエマ
ルション、多重エマルション、例えば水中油中水(W/O/W)型エマルション
、ゲル、固形スティックまたはエアゾールとすることができる。
【0035】 本発明に係る化粧および皮膚科学的製剤は、係る製剤に通常用いられているよ
うな化粧的補助剤、例えば、防腐剤、抗菌剤、香料、起泡抑制物質、染料、着色
作用を有する顔料、増粘剤、界面活性剤、乳化剤、軟化加湿および/または湿潤
物質、脂肪、油、ロウまたは他の化粧または皮膚科学的製剤の通常の構成成分、
例えばアルコール、ポリオール、ポリマー、起泡安定剤、電解質、有機溶媒また
はシリコーン誘導体を含むことができる。
【0036】 化粧または皮膚科学製剤が溶液またはローションである場合は、使用すること
ができる溶媒は、 水または水溶液; 油、例えばカプリン酸またはカプリル酸のトリグリセリド、しかし好ましくは
ヒマシ油; 脂肪、ロウ、および他の天然に生じるまたは合成による脂肪物質、好ましくは
脂肪酸と、低いC数のアルコール、例えば、イソプロパノール、プロピレングリ
コールまたはグリセロールとのエステル、あるいは、脂肪アルコールと低いC数
のアルカン酸または脂肪酸とのエステル; 低いC数のアルコール、ジオールまたはポリオールおよびこれらのエーテル、
好ましくはエタノール、イソプロパノール、プロピレングリコール、グリセロー
ル、エチレングリコール、エチレングリコールモノエチルまたはモノブチルまた
はモノブチルエーテル、ジエチレングリコールモノメチルまたはモノエチルエー
テルおよび類似物質、 である。
【0037】 上記溶媒の混合物が、特に用いられる。水は、アルコール性溶媒のさらなる構
成成分とすることができる。
【0038】 例えば、サンスクリーンクリームまたはサンスクリーンミルクの形態の、本発
明に係るエマルションが好ましく、かつ、例えば、脂肪、油、ロウおよび他の脂
肪物質、並びに、水および係るタイプの製剤に通常用いられるような乳化剤を含
む。
【0039】 本明細書を通じて、用語“含む”またはその変形は、記載した成分、全体、ま
たはステップ、もしくは成分、全体、またはステップの群を包含することを意味
すると解されるが、あらゆる他の成分、全体、またはステップ、もしくは成分、
全体、またはステップの群を排除するものではないと解される。 本発明を、以下の非限定的な実施例および図面を参照してより完全に記載する
【0040】
【発明の実施の形態および実施例】
実験の説明 1.方法 1.1 太陽模擬放射線(SSUV)を、濾光蛍光管源から発生させ、3日間、一
日当たり1MEDの割合で適用した。 1.2 紅斑を、紅斑の大部分の浮腫成分を含む、背中部皮厚として測定した。 1.3 6匹の群の腹部の皮膚に、100μlのエタノール中の0.2%w/vオ
キサゾロンを適用することにより、接触過敏を誘導した。1週間後に、両方の耳
介の表面に5μlの新たなオキサゾロン/エタノールを適用して、これらのマウ
スをチャレンジし、耳の膨張反応を24時間後に測定した。 1.4 UV(太陽)放射線によるコラーゲン架橋を、WO90/06102に記載されてい
るようにして実施した。
【0041】 2.結果 2.1 紅斑 化粧クリーム中に0.1%および1.00%含まれるカルノシンを、0.1%
のアセチルカルノシンを含むクリームおよびカルノシンもアシルカルノシンも含
まないコントロールのクリームと比較した。これらのクリームを、連続する3日
間だけ、1MEDの模擬的太陽UV放射線を照射した直後に毎日適用した(マウ
ス当たり100μl)。
【0042】 日焼け(紅斑)反応を、紅斑のピーク(最初のUV暴露から48時間後)にお
ける浮腫成分から測定した。カルノシンおよびアセチルカルノシンクリームによ
る顕著な低減が認められた。1%のカルノシンが最も有効であった(表1参照)
【0043】 表1 48時間後の背中部皮厚としての紅斑/浮腫 処理 部皮厚の増加%* ベース+SSUV 30.2 0.1% カルノシン+SSUV 6.0 1% カルノシン+SSUV 1.7 0.1% アセチルカルノシン+SSUV 11.3 *部皮厚のパーセント増加は、皮膚の紅斑/浮腫を測定する公知の標準的な方
法である。
【0044】 ヒトのボランティアの背中の皮膚を用いた試験でも、量的に同様の結果が得ら
れた。
【0045】 2.2 接触過敏 オキサゾロンに対する接触過敏を1週間後に誘導した。この反応の著しい抑制
(60.5%)が、ベース(クリームビヒクル)を介して照射したマウスに観察
され、カルノシンクリーム(それぞれ51.6%および55.9%)でも有意な
保護は認められなかった。しかしながら、0.1%のアセチルカルノシンは、U
V照射による接触過敏の抑制を全体的に妨げた(図1参照)。
【0046】 2.3 コラーゲン架橋 1−2μMの濃度のアセチルカルノシンは、in vitroでのヒトおよびマウス繊
維芽細胞中およびマウスの皮膚中のコラーゲンのUV(太陽)照射によるコラー
ゲンの架橋を完全に阻害した。
【0047】 2.4 カルノシンによるヒトの皮膚に対する急性太陽損傷の回復 75、74、11および9歳の4人の男性を研究に用いた。75歳と74歳は
色白(ケルト族系)であったが、オリーブ色の肌ではない少年達は日焼けしてい
た。
【0048】 ケース1−カルノシンクリームによる照射後の処理 天気−快晴、時期−12月(夏中盤)、場所−シドニー 二人の少年は、シドニーでヨットクルージングで週末を過ごした。サンスクリ
ーン剤は用いず、スイムパンツのみを着用した。暴露から2.5日後には、彼ら
の皮膚は非常に赤く、触ると痛みを生じた。3日目の夜の就寝前に3時間おきに
1%のカルノシンを含む(水中油型)エマルションを2回適用して処理した。翌
朝、紅斑と皮膚の痛みが消え、皮膚は正常に見えた。その後の皮膚の小斑もなか
った。
【0049】 ケース2−カルノシンクリームによる照射前または後の処理 天気−快晴、時期−5月初旬、場所−シドニー 74歳の男性は、午前10時から午後4:30までヨットでセーリングした。
皮膚を、1%のカルノシンを含む水中油型エマルションだけで保護した。帰宅す
ると非常に僅かな紅斑が見られた。カルノシンクリームのさらなる処理を、就寝
前に適用した。翌朝、皮膚はすっかり正常な外観であった。この被験者は、太陽
放射線への暴露に対して非常に敏感な皮膚を有しており、特別な予防をせずに、
ウォーターセーリングすると、必ず、ひどい日焼けをしていた。
【0050】 ケース3−カルノシンクリームによる照射後処理 天気−快晴、時期−12月20日、場所−シドニー 75歳の男性は、午前10:30から午後5:00までシドニーの港周辺に停
泊しているモータークルーザーのデッキに座っていた。この被験者は、水に反射
した直接太陽放射線に曝されると日焼けする、太陽に対して敏感な皮膚を有して
いた。次の日に、カルノシン(1%)ローションを、影響を受けた顔と腕の領域
に二回適用した。夕方までに、紅斑は完全に消え、他の影響もなかった。
【0051】 概要:いずれの場合も、カルノシンエマルションは、太陽放射線により生じた紅
斑の全ての徴候を低減または予防するのに有効であった。
【0052】 ここに示された結果は、カルノシンとそのアシル誘導体が、UV照射への暴露
の前および/または後のいずれに適用されても、UV誘導紅斑の処理に対して、
驚くほどに効果的であることを示している。これらの結果は、カルノシンとその
アシル誘導体が、サンスクリーン剤として有益であること、およびUV放射線へ
の暴露により引き起こされた損傷を治療するための治療的組成物において有益で
あることを示唆している。カルノシンとそのアシル誘導体が、UV−AまたはU
V−B波のバンドの電磁放射線を吸収しないことは興味深い。従って、他の公知
のサンスクリーン剤と違って、これらの化合物を吸収した細胞および組織におい
て、酸化ラジカルの生成を増強するといった欠点を有しない。
【0053】 当業者であれば、広く記載された本発明の精神または範囲から離れることなく
、特定の実施態様に記載された本発明に対して、多数の変更および/または修正
が可能であることを理解できるであろう。それゆえ、本発明の実施態様は、あら
ゆる点で、例示的であって、限定的でないと考えられる。 「参考文献」
【図面の簡単な説明】
【図1】 オキサゾロンに対する接触過敏に対するカルノシンおよびアセチ
ルカルノシンの効果を示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE,TR),OA(BF ,BJ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW, ML,MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,G M,KE,LS,MW,MZ,SD,SL,SZ,TZ ,UG,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ, MD,RU,TJ,TM),AE,AG,AL,AM, AT,AU,AZ,BA,BB,BG,BR,BY,B Z,CA,CH,CN,CR,CU,CZ,DE,DK ,DM,DZ,EE,ES,FI,GB,GD,GE, GH,GM,HR,HU,ID,IL,IN,IS,J P,KE,KG,KP,KR,KZ,LC,LK,LR ,LS,LT,LU,LV,MA,MD,MG,MK, MN,MW,MX,MZ,NO,NZ,PL,PT,R O,RU,SD,SE,SG,SI,SK,SL,TJ ,TM,TR,TT,TZ,UA,UG,US,UZ, VN,YU,ZA,ZW

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 患者における太陽放射線により引き起こされる紅斑または炎
    症カスケード効果を妨げる方法であって、カルノシン、カルノシンに関連する化
    合物、アシルカルノシンおよびアシルカルノシンに関連する化合物からなる群か
    ら選択された少なくとも一つの化合物を、患者に適用することを含む方法。
  2. 【請求項2】 化合物を、患者が太陽放射線に曝された後に適用する、請求
    項1記載の方法。
  3. 【請求項3】 カルノシンに関連する化合物が、アンセリン、オフィジン、
    ホモカルノシン、ホモアンセリン、D-カルノシンおよびカルシニンからなる群
    から選択される、請求項1または2に記載の方法。
  4. 【請求項4】 患者における免疫反応のUV誘導抑制を処理または妨げる方
    法であって、治療的または予防的に有効な量の少なくとも一つのアシルカルノシ
    ンまたはアシルカルノシンに関連する化合物を、患者に適用することを含む方法
  5. 【請求項5】 患者におけるT細胞介在性免疫反応のUV誘導抑制を処理ま
    たは妨げる方法であって、治療的または予防的に有効な量の少なくとも一つのア
    シルカルノシンまたはアシルカルノシンに関連する化合物を、患者に適用するこ
    とを含む方法。
  6. 【請求項6】 患者におけるUV放射線の日焼け効果を妨げる方法であって
    、少なくとも一つのアシルカルノシンまたはアシルカルノシンに関連する化合物
    を、患者に適用することを含む方法。
  7. 【請求項7】 皮膚のコラーゲン分子の架橋および/または皮膚細胞DNA
    に対する損傷を低減する方法であって、少なくとも一つのアシルカルノシンまた
    はアシルカルノシンに関連する化合物を、皮膚に適用することを含む方法。
  8. 【請求項8】 架橋がUV放射線により誘導される、請求項7記載の方法。
  9. 【請求項9】 アシルカルノシンが、N-アセチルカルノシン、N-ブチル-
    カルノシン、プロピオニル-カルノシンおよびヘキシル-カルノシンからなる群か
    ら選択される、請求項4ないし8のいずれか一項に記載の方法。
  10. 【請求項10】 アシルカルノシンに関連する化合物がアシルカルノシンの
    エステルである、請求項4ないし8のいずれか一項に記載の方法。
  11. 【請求項11】 サンスクリーン剤を患者に局所的に適用することをさらに
    含む、請求項1ないし10のいずれか一項に記載の方法。
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