JP2003520126A - ゲル触媒およびこれを接触脱水素工程で用いる方法 - Google Patents

ゲル触媒およびこれを接触脱水素工程で用いる方法

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Abstract

(57)【要約】 固体状材料の細孔の中に実質的に含まれているゲル組成物の脱水素および脱水素環化工程における触媒としてか或は触媒支持体としての使用が開示される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 (発明の分野) 本発明は、触媒または触媒支持体として有用なゲルを含んで成る新規な組成物
に関する。また、前記組成物の製造方法そして前記組成物をC2-10炭化水素の脱
水素に用いる方法も開示する。
【0002】 (発明の背景) パラフィンを脱水素してオレフィンとすることは、オレフィンが高オクタンガ
ソリン、弾性重合体、洗剤、プラスチック、イオン交換樹脂および薬剤の製造で
必要とされていることから商業的に重要である。重要な炭化水素脱水素環化反応
にはジイソブチレンおよびイソオクタンをp−キシレンに転化させる反応が含ま
れる。
【0003】 パラフィン系炭化水素を飽和度が低い炭化水素に転化させる方法は公知である
。例えば、米国特許第4,513,162号、米国特許第5,378,350号
およびヨーロッパ特許出願EP 947,247(公開された)を参照のこと。
それにも拘らず、脱水素工程で現在利用できる触媒よりも有効な触媒である新規
な組成物を開発する必要性が継続して存在する。
【0004】 (発明の要約) 本発明は、(i)細孔を有する固体状材料と(ii)ゲルを含んで成る組成物
を開示し、ここで、前記ゲルは前記固体状材料の細孔の中に実質的に含まれてい
て少なくとも1種の触媒活性元素を含んで成りかつ場合により前記触媒活性元素
がCr以外の時には前記元素に加えてクロムも含んで成る。
【0005】 本発明の別の開示は、細孔を有する固体状材料とゲルを含んで成っていて前記
ゲルが前記固体状材料の細孔の中に実質的に含まれていて少なくとも1種の触媒
活性元素を含んで成りかつ場合により前記触媒活性元素がCr以外の時には前記
元素に加えてCrも含んで成る組成物を製造する方法であり、この方法は、細孔
を有する固体状材料の存在下でプロトン性溶液と非水性溶液の接触を任意の順で
最初に添加した溶液が湿り開始状態(incipient wetness)に
あることでゲルの生成が実質的に前記固体状材料の細孔の中で起こるような条件
下で起こさせることを含んで成り、ここで、前記非水性溶液はゲル生成前駆体(
ge−formin precursor)を含んで成り、そして前記プロトン
性溶液または前記非水性溶液のいずれか一方は、周期律表の1族から16族およ
びランタニドから成る群から選択される無機元素を含有する少なくとも1種の可
溶化合物を含んで成る。
【0006】 本発明のさらなる開示は、この直ぐ上に記述した方法で生成させた組成物であ
る。
【0007】 本発明は、また、改良されたゲル組成物も開示し、ここで、前記改良は、前記
ゲルが固体状材料の細孔の中に実質的に含まれていることを含んで成る。
【0008】 本発明の更に別の開示は、この開示した組成物を用いる方法であり、この方法
は、脱水素または脱水素環化工程で前記組成物と炭化水素供給材料(この炭化水
素はC2からC10である)を反応槽内で接触させることを含んで成る。
【0009】 (発明の詳細な記述) 前記細孔を有する固体状材料は、アルミナ、シリカ、チタニア、ジルコニア、
炭素、モレキュラーシーブ(例えばゼオライト)、多孔質鉱物(例えばベントナ
イト)、微細孔性(microporous)、中孔性(mesoporous
)および巨視孔性(macroporous)材料、モンモリロナイト、アルミ
ノシリケート粘土(例えばベントナイト)、二成分系(binary)、三成分
系(ternary)、四成分系(quaternary)およびそれより高い
等級(order)の酸化物、例えばFe23、NiO、CaOおよびCeO2
(二成分系酸化物)、FeNbO4、NiWO4およびSr2TiO4(三成分系酸
化物)そしてCa2MgSi27(四成分系酸化物)など、炭化物、窒化物、燐
酸塩および硫化物から成る群から選択される。このような材料を前記ゲル用の支
持体として用いる。
【0010】 より高い等級の酸化物は、四成分系を超える酸化物[これは元素(酸素を包含
)を4種類を超える数で含有する]である。より高い等級の酸化物のいくつかの
例には、ガノマライト(Pb9Ca5MnSi933)、鉛とカルシウムとマグネ
シウムのケイ酸塩、ナトリウムとカルシウムとニッケルの砒酸塩(NaCa2
2As312)、そしてバリウムと銅とユーロピウムとランタンとトリウムの酸
化物(Ba1.33La0.67Eu1.5Th0.5Cu38.89)が含まれる。
【0011】 触媒活性元素はC−H活性化触媒化学で使用可能な元素であり、これを周期律
表の1族(Li、Na、K、Rb、Cs)、2族(Be、Mg、Ca、Srおよ
びBa)、3族(Y、La)およびランタニド(Ce、Pr、Nd、Sm、Eu
、Gd、Tb、Dy、Ho、Er、Tm、YbおよびLu)の酸化物、還元され
た金属、そしてある場合には燐酸塩として存在させることができる。その例には
エタンとエチレンを生成させるメタンカップリング反応が含まれる。他の酸化化
学ではまた1族、2族、3族およびランタニドを周期律表の5、6、7、8、9
、10族の他の酸化物と組み合わせて用いることも可能である。アルカンの酸化
およびオレフィンの酸化が2つの例である。アルカンおよびオレフィンの酸化反
応では5族(V、Nb、Ta)、6族(Cr、Mo、W)、7族(MnおよびR
e)そして9族(Fe、Ru、Os)を用いることができる。2つの例は、無水
マレイン酸を生成させるブタンの酸化およびアクロレインを生成させるプロピレ
ンの酸化である。アルカンおよびオレフィンの酸化反応、CO減少およびPd、
Ptによる水添化学、例えばエチレンからエタンへの水添などでは10族の元素
(Ni、Pd、Pt)および11族の元素(Cu、AgおよびAu)を用いるこ
とができる。エポキシ化反応、例えばエチレンからエチレンオキサイドを生成さ
せるエポキシ化などではAgおよびその酸化物を用いることができる。プロピレ
ンからアクリロニトリルを生成させるアンモ酸化などの如き酸化反応化学では1
5族の元素、特にP、As、Sb、Biを、特にこれらを6族の元素(Cr、M
oおよびW)と組み合わせを用いていろいろな酸化物の組み合わせを生成させる
ことができる。脱硫化水素(dehydrosulfurization)化学
(これは石油溜分に由来する硫黄含有流れを処理する時に用いられる)では16
族の元素(S、SeおよびTe)およびその酸化物を用いることができる。
【0012】 前記ゲルの調製は、無機元素前駆体を含んで成る少なくとも1種の可溶化合物
を用い、ここでは、少なくとも1種の元素を周期律表の1族(即ち、Li、Na
、K、RbおよびCs)、2族(即ち、Be、Mg、Ca、SrおよびBa)、
3族(即ち、YおよびLa)、4族(即ち、Ti、ZrおよびHf)、5族(即
ち、V、NbおよびTa)、6族(即ち、Cr、MoおよびW)、7族(即ち、
MnおよびRe)、8族(即ち、Fe、RuおよびOs)、9族(即ち、Co、
RhおよびIr)、10族(Ni、PdおよびPt)、11族(Cu、Agおよ
びAu)、12族(即ち、ZnおよびCd)、13族(即ち、B、AlおよびI
n)、14族(即ち、Si、Ge、SnおよびPb)、15族(即ち、P、As
、SbおよびBi)、16族(即ち、S、SeおよびTe)およびランタニド(
即ち、Ce、Pr、Nd、Sm、Eu、Gd、Tb、Dy、Ho、Er、Tm、
YbおよびLu)から成る群から選択する。
【0013】 本発明では、1種以上の無機アルコキサイドまたはその塩を前記ゲルを生成さ
せる時の出発材料、即ち前駆体として用いる。このようなゲル生成前駆体は無機
元素を含有する少なくとも1種の可溶化合物を含んで成り、ここでは、前記元素
はアルミニウム、ケイ素、チタン、ジルコニウム、ニオブ、タンタル、バナジウ
ム、モリブデンおよびクロムから成る群から選択される。アルコキサイドが好適
な化合物であり、金属のアルコキサイドが最も好適である。
【0014】 本発明で用いる無機金属アルコキサイドには、アルコキサイド基中の炭素原子
の数が1から20、好適には炭素原子の数が1から5の如何なるアルコキサイド
も含まれ得、これらは好適には液状の反応媒体に可溶である。その例には、これ
らに限定するものでないが、タンタルのn−ブトキサド、チタンのイソプロポキ
サイド、アルミニウムのイソプロポキサイドおよびジルコニウムのイソプロポキ
サイドが含まれる。これらのアルコキサイドが好適である。
【0015】 無機材料が有する細孔はある範囲の大きさを有する。ある種の無機材料の細孔
の寸法は比較的小さい。本発明が開示するゲル生成前駆体は、用いる固体状材料
が有する細孔の構造の中にぴったり入り込む前駆体である。商業的に入手可能な
アルコキサイドを用いることができる。しかしながら、無機アルコキサイドを他
のルートで生成させることも可能である。
【0016】 無機アルコキサイドの調製はいろいろな方法で実施可能である。1つの調製方
法は、ゼロ価の金属とアルコールを触媒の存在下で直接反応させることを包含す
る。金属のハロゲン化物とアルコールの反応でいろいろなアルコキサイドを生成
させることができる。また、アルコキサイドとアルコールを配位子交換反応で反
応させることによりアルコキシ誘導体を合成することも可能である。また、金属
のジアルキルアミドとアルコールを直接反応させることでもアルコキサイド誘導
体が生成する。アルコキサイドを生成させる追加的方法がD.C.Bradle
y他の「Metal Alkoxides」、Academic Press(
1978)に開示されている。
【0017】 本発明の組成物の中に生成させるゲルは、1種以上の非水性アルコキサイド(
または塩)溶液と個別のプロトン性溶媒、例えば水などの溶液を調製することに
よりなされる。前記アルコキサイドの溶液1つまたは2つ以上に助触媒(pro
moters)及び他の試薬を添加することができる。前記アルコキサイド溶液
と前記プロトン性溶媒を混合するとアルコキサイドが加水分解と架橋を起こし、
ゲルが生成する。
【0018】 本方法で用いる溶媒は、一般に、使用する無機アルコキサイド1種または2種
以上そして合成時に添加する追加的金属試薬および助触媒にとって溶媒でなけれ
ばならない。高度に分散した材料を生成させようとする場合には成分全部がこれ
らの個々の媒体(水性および非水性)に溶解するのが好適である。このような様
式で可溶試薬を用いると、活性金属および助触媒試薬(promoter re
agents)の混合および分散がほぼ原子の状態で起こる可能性があり、実際
、これは、それらが個々の溶液の中で示す分散性に反映している。このようにし
て本方法で生成させた前駆体ゲルは高度に分散している活性金属と助触媒を含有
する。高度に分散している結果、触媒金属の粒子の大きさがナノメートルの範囲
になる。これらの粒子は前記固体状材料の細孔の中に実質的に包含されている、
即ち実質的に局在している。
【0019】 この使用する溶媒の濃度の値は典型的にアルコキサイドの含有量に関係してい
る。エタノールと全アルコキサイドを26.5:1のモル比で用いることもでき
るが、このエタノール:全アルコキサイドのモル比は約5:1から53:1、ま
たはそれよりも高くすることもできる。アルコールを大過剰量で用いると一般に
ゲル化が直ちに起こることはなく、溶媒をいくらか蒸発させる必要があるであろ
う。溶媒の濃度が低ければ低いほど細孔容積と表面積が小さい重いゲルが生成す
るであろうと考えている。
【0020】 本発明の方法では、前記アルコキサイド溶液と他の試薬と水と追加的水溶液を
細孔を有する固体の存在下で接触させる。前記固体状材料が有する多孔性によっ
て与えられる表面積が原因で加水分解と縮合が実質的に前記固体の細孔の中で起
こってゲルが生成する。
【0021】 前記反応で用いる水の量は、前記混合物中の無機アルコキサイドが加水分解を
起こすように計算した量である。前記アルコキサイド種の加水分解に必要な比率
よりも低い比率にするとその結果部分的に加水分解された材料が生成し、大部分
のケースで、はるかに遅い速度でゲル点に到達するであろう(これは熟成手順お
よび大気の水分の存在にも依存する)。水とアルコキサイドのモル比は一般に約
0.1:1から10:1が使用される。
【0022】 反応条件およびゲル生成前駆体(即ち反応、加水分解そして架橋を起こしてゲ
ルを生成し得る前駆体)の選択により、前記固体状材料の細孔の内部で加水分解
と縮合反応が迅速に起こり易くなる。このような加水分解および縮合反応の方が
前記固体状材料の細孔の外側でいくらか起こる反応よりも迅速に起こる必要があ
る。
【0023】 添加する水全体(水溶液に存在する水を包含)と添加する触媒活性元素(例え
ばTi、Zr、TaおよびAl)全体のモル比は、用いる特定の無機アルコキサ
イドに応じて変化する。タンタル(アルコキサイド)5の場合には5:1に近い
比率を用いることができる。また、ジルコニウム(アルコキサイド)4およびチ
タン(アルコキサイド)4の場合には4:1の比率を用いることができる。前記
無機アルコキサイド媒体に酸性もしくは塩基性の試薬を添加すると、加水分解お
よび縮合反応の速度に影響を与えることができかつ前記可溶無機元素を含んで成
るアルコキサイド前駆体から導かれるオキシヒドロキサイドマトリックス(ox
yhydroxide matrices)の微細構造に影響を与えることがで
きる。一般に1から12の範囲内のpHを用いることができ、1から6の範囲の
pHが好適である。
【0024】 1番目の添加段階を湿り開始条件下で行う。添加の順序は重要でない、即ち前
記プロトン性溶媒または非水性溶媒のいずれを最初に添加することもできる。2
番目の添加段階も場合により湿り開始条件下で行うことかできる。
【0025】 ゲルの生成が前記固体状材料の孔の中で起こった後、このゲル組成物に熟成を
いくらか受けさせることによりゲル化過程を完了させる必要があり得る。そのよ
うな熟成の時間は1分から数日間の範囲であり得る。前記固体状材料の細孔の中
において、ゲルを一般に室温下空気中で少なくとも数時間熟成する。
【0026】 そのようなゲル組成物からの溶媒の除去は、いくつかの方法で達成可能である
。真空乾燥または空気中の加熱を用いて除去を行うと結果としてキセロゲル(x
erogel)が生成する。前記材料のエーロゲル(aerogel)であるゲ
ルは、典型的に、それを加圧装置、例えばオートクレーブなどに仕込むことによ
り生成し得る。このようなゲル組成物をオートクレーブに入れて前記ゲル組成物
をある流体にこの流体の臨界温度および圧力より高い温度および圧力下で接触さ
せてもよい[超臨界流体を前記ゲル材料の中にその溶媒がもはや前記超臨界流体
によって抽出されなくなるまで流すことで]。エーロゲル材料を生成させる目的
でそのような抽出を行う場合には、いろいろな流体をこれらの臨界温度および圧
力下で用いることができる。例えば、フルオロクロロカーボン[これの代表例は
Freon(商標)フルオロクロロメタン(例えばFreon(商標)11(C
Cl3F)、12(CCl22)または114(CClF2CClF2))である
]、アンモニアおよび二酸化炭素などの全部が本方法で用いるに適する。そのよ
うな抽出用流体は典型的に大気条件下で気体である。乾燥中に液体/固体接触面
の所に生じる毛細管力が原因で起こる細孔の崩壊が回避される。
【0027】 前記固体状材料の細孔の中に生成するゲルは、これらがキセロゲルであるか或
はエーロゲルであるかに拘らず、酸化物またはオキシヒドロキサイドマトリック
スの中に分散している前駆体塩として記述可能である。ヒドロキシル含有量の理
論的最大値は中心金属原子の原子価に対応する。従って、Ta2(O2-x(OH) x5は、xが2の時に理論的ヒドロキシル最大値を有する。最終的なキセロゲル
の化学量論はまたH2O:アルコキサイドのモル比の影響も受け、この場合、も
しH2O:Taが5未満の時には未熟成ゲル中に残存−OR基が存在するであろ
う。しかしながら、重合および脱水を継続した時にそれらが大気の水分と反応す
ると相当する−OHおよび−O基に転化するであろう。架橋および重合を継続す
るとH2Oの除去を伴って−OHの縮合が起こる、即ちゲルが生成するが、これ
もまた熟成の影響を受ける(熟成を不活性な条件下で行ったとしても)。
【0028】 本発明のゲル組成物は触媒としてか或は改良された触媒支持体として有用であ
る。前記細孔を有する固体状材料が前記ゲルに機械的一体性を与え、一般に、前
記ゲルが示す触媒作用特性を抑制しない。このような機械的一体性によって前記
ゲル組成物の取り扱いおよび移送がより容易になる、と言うのは、前記固体状材
料を用いないと前記ゲル組成物はふわふわしていて粉末様であり、梱包が容易で
ないからである。逆に、本明細書に開示するゲル組成物では、廃棄物の量が減少
し、従って、より費用効果的である。
【0029】 本発明の組成物の1つの特別な使用は、C2からC10炭化水素の脱水素におい
てである。本明細書に開示する脱水素工程において本発明で使用可能な炭化水素
供給材料には、C2からC10の炭化水素のいかなるものも含まれ、エタン、プロ
パン、イソブタンおよびイソオクタン(2,2,4−トリメチルペンタン)が好
適である。本発明で開示する固体状材料の細孔の中に含有されるゲル組成物はこ
とにより、前記ゲル組成物を反応槽内で炭化水素供給材料に接触させる脱水素方
法で触媒として使用可能である。この接触段階はいろいろな種類の反応槽内で実
施可能であり、そのような反応槽には、固定床、可動床、流動床、沸騰床および
噴流床(entrained bed)が含まれる。本発明の反応生成物である
飽和度が低い炭化水素の分離は通常の手段、例えば蒸留、膜分離および吸収など
で実施可能である。
【0030】 気体である供給材料の1時間当たりの気体空間速度(GHSV)は、一般に、
約100から約3000ccの炭化水素供給材料/ゲル組成物(cc)/時、好
適には約500から約1000ccの炭化水素供給材料/ゲル組成物(cc)/
時の範囲である。操作圧力は一般に約7kPaから約700kPa、好適には約
7kPaから約400kPaの範囲である。脱水素反応の温度は一般に約300
℃から約650℃、好適には約450℃から600℃の範囲である。
【0031】 本発明のゲル含有組成物は再生処理を定期的に行ってコークスを除去すること
ができる。この再生処理は通常の炭素除去技術で行い、例えば酸素含有気体、好
ましくは空気と共に加熱することなどで行う。
【0032】 本発明の組成物はまた触媒支持体としても有用である。例えば、以下に示す実
施例1に記述するようにして製造したイータ−アルミナに担持させたクロム/ア
ルミニウムゲルに白金の水溶性化合物を含浸させることができる。そのような一
例はH2PtCl4の含浸であろう。次に、その含浸させた支持体を乾燥し、5%
水素/窒素流れ中で400℃に4時間加熱した後、冷却する。次に、そのように
して還元した支持型触媒を1−ヘキセンが入っている溶媒中に懸濁させる。次に
、この懸濁液を約3000kPaの水素雰囲気下で撹拌しながら約100℃で約
2時間加熱する。この反応混合物からヘキサンを分離することもできる。
【0033】 この上に開示した有用性に加えて、本発明の組成物はまた酸化反応用触媒支持
体(例えば支持型コバルト)およびヒドロホルミル化反応用触媒支持体(例えば
支持型ロジウム)として用いることも可能である。
【0034】 本発明製造方法は、触媒の迅速合成の組み合わせ方法を用いて実施可能である
。このような方法では、ロボット工具(robotic tools)、例えば
細孔を有する固体に液体を搬送する装置などを用いて、本発明で記述するように
ゲル組成物を実質的に前記固体の細孔の中に生成させることなどで、そのような
触媒を製造することができる。
【0035】 (実施例) 触媒仕込み量を全実施例において2mLにした。触媒試験の一般手順 触媒試験をidが6.4mmの固定床連続流石英反応槽内で実施した。触媒仕
込み量は、−12/+20メッシュ(−1.68/+0.84mm)の粒子が2
.0mLであった。この反応槽の管を窒素流下の管炉内で温度が安定になるまで
550℃に加熱した。触媒床の内部に位置させた熱電対を用いて温度を測定した
。所望温度を達成した時点で、50%イソブタン/50%窒素から成る供給材料
(実施例1から4)または50%プロパン/50%窒素から成る供給材料(実施
例5から6)を前記触媒床の上に通した。接触時間は全実施例において3.2秒
である。サンプリングバルブおよびHP 5890クロマトグラム(TCD)/
HP 5971質量選択的検出器を用いて生成物流れ全体をオンラインで分析し
た。
【0036】 以下に示す実施例で調製したゲル組成物を脱水素工程で用いた。その結果を表
にして以下の表1(イソブタンの脱水素)および表2(プロパンの脱水素)に示
す。用語解説3はCH3CH2CH3である。 C3=はCH2=CHCH3である。 iC4は(CH32CHCH3である。 iC4=は(CH32C=CH2である。 Conv.は転化率である。 Sel.は選択率である。
【0037】 実施例1 (Cr0.2Al0.80.0383(イータ−Al230.96169 イータアルミナの細孔の中に含まれているクロムの水酸化物酢酸塩/アルミニ
ウムのイソプロポキサイドのゾルゲルを下記の如く生成させた:イータアルミナ
[8.0g、N2BET表面積=401.9m2/g、細孔容積=0.32747
4cc/g]を用いた。(Cr3(OH)2)(ac)7を0.1M(クロムに関
して)含有する水溶液を、前記クロム塩(4.022g)を溶液の体積が200
mLになるに充分な量の市販水酸化アンモニウム溶液(水中28−30%のNH 4 OH)に溶解して調製した。1番目のゾルゲル調製では、支持体である前記イ
ータアルミナを撹拌しながらこれに最初に前記クロム溶液(5mL)を滴下して
加えた。この水溶液の滴下を行った後、その湿っている支持体にイソプロパノー
ル中0.05Mのアルミニウムイソプロポキサイド(20mL)をゆっくりと加
えた。この調製では溶媒を過剰量で用いた(しかしながら、アルミニウムのイソ
プロポキサイドは前記支持体の細孔の内側に沈着してそこに接合するであろう)
。この固体に2番目の含浸を行う前に空気中で乾燥させた。
【0038】 2番目のサイクルでは、前記支持体に追加的クロム溶液(2.5mL)を加え
かつ追加のアルミニウムイソプロポキサイド溶液(20mL)を加えた。3番目
のサイクルでは、前記クロム溶液を2.7mL用いかつ前記アルミニウムイソプ
ロポキサイド溶液を20mL用いた。4番目のサイクルでは、2.2mLの前記
クロム溶液の添加を0.3mLのNH4OH溶液と共に行った後、前記アルミニ
ウムイソプロポキサイド溶液を20mL添加した。最後のサイクルは2.5mL
の水酸化アンモニウム溶液(のみ)を添加した後に前記アルミニウムイソプロポ
キサイドを20mL添加した。最終材料を真空下120℃で5時間乾燥させた。
この材料をペレット状にし、粒状にし、−10、+20メッシュ(−2.0、+
0.84mm)のスクリーンを用いてふるい分けした後、これに反応槽による評
価を行った。実施例1に示した高解像度透過電子顕微鏡測定により、クロム−ア
ルミナのゲルが本質的にイータ−アルミナ固体状材料(支持体)の細孔の中に存
在することが分かった。
【0039】 実施例2 Cr0.0182Al0.0285(TiO20.9533 酸化チタン(8g)に実施例1に記述した0.1M(クロムに関して)のクロ
ム水酸化物酢酸塩溶液の一部(7.7mL)を添加した後、0.05Mのアルミ
ニウムイソプロポキサイド溶液(実施例1に記述した)を20mLを添加して、
前記アルコキサイドを支持体の中に入り込ませた。2番目のサイクルでは、前記
クロム溶液とアルミニウム溶液をそれぞれ6.7mLおよび20mL用いた。3
番目のサイクルでは、前記クロム溶液とアルミニウム溶液をそれぞれ4.75m
Lおよび20mL用いた。最終材料を真空下120℃で5時間乾燥させた。この
材料をペレット状にし、粒状にし、−10、+20メッシュ(−2.0、+0.
84mm)のスクリーンを用いてふるい分けした後、これに反応槽による評価を
行った。
【0040】 実施例3 5.261重量%(CrO1.5)、1.193重量%(AlO1.5)、93.54 6重量%ベントナイト粘土 ベントナイト粘土(8g)を支持体として用いた。実施例1で得た0.1M(
クロムに関して)のクロム水酸化物酢酸塩溶液の一部(2.5mL)を用いた後
、実施例1で得たアルミニウムイソプロポキサイド溶液を20mL用いた。追加
的サイクルを1サイクル用いて触媒を最終充填量に持って行った。最終材料を真
空下120℃で5時間乾燥させた。この材料をペレット状にし、粒状にし、−1
0、+20メッシュ(−2.0、+0.84mm)のスクリーンを用いてふるい
分けした後、これに反応槽による評価を行った。
【0041】 実施例4 Cr0.003432Al0.0137266/C0.9828414 カーボンブラック(6.88g)に実施例1で得た0.1M(クロムに関して
)のクロム水酸化物酢酸塩溶液の一部(5mL)を添加した後、前記アルミニウ
ムイソプロポキサイド溶液を40mL添加した。2番目のサイクルでは、前記ク
ロム溶液を5mLと前記水酸化アルミニウム溶液を40mLを用いた。3番目の
サイクルでは、5mLと40mLを用いそして4番目のサイクルでは4mLと4
0mLを用いた。最終材料を真空下120℃で5時間乾燥させた。この材料をペ
レット状にし、粒状にし、−10、+20メッシュ(−2.0、+0.84mm
)のスクリーンを用いてふるい分けした後、これに反応槽による評価を行った。
【0042】 実施例5 Cr0.0182Al0.0285(TiO20.9533 この実施例の調製を実施例2に記述した如く行った。
【0043】 実施例6 5.261重量%(CrO1.5)、1.193重量%(AlO1.5)、93.54 6重量%ベントナイト粘土 この実施例の調製を実施例3に記述した如く行った。
【0044】 実施例7 Cr0.003432Al0.0137266/C0.9828414 2PtCl4を1g含有する10mLの水に実施例4で得たサンプルを10グ
ラム入れて懸濁させた。このサンプルを5%水素/窒素流中で400℃に4時間
加熱した後、冷却した。このようにして還元した触媒(0.100g)を1−ヘ
キセンを0.200g含有する1mLのヘキサンに入れて懸濁させた後、500
psigのH2と共に100℃に2時間加熱した。生成物のGC分析により、ヘ
キサンの選択率は95%を超えることが分かった。
【0045】
【表1】
【0046】
【表2】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C07C 5/333 C07C 11/02 11/02 C07B 61/00 300 // C07B 61/00 300 B01J 23/64 103Z (72)発明者 マンザー,レオ・イー アメリカ合衆国デラウエア州19803ウイル ミントン・バーンリーロード714 Fターム(参考) 4G048 AA03 AB02 AC08 AE05 4G069 AA03 AA08 BA01A BA01B BA02A BA04A BA04B BA05A BA07A BA08A BA08B BA10A BA10B BA12A BA16A BA16B BA38 BB02A BB02B BB04A BB04B BB06A BC01A BC08A BC15A BC16C BC20A BC21C BC30A BC33A BC34A BC38A BC44A BC49A BC57A BC58A BC58B BC58C BC61A BC65A BC69A BC75A BD03A BD05A BD08A BD09A BD10A BE06C BE08C CB07 CB20 CB63 EA02Y EB18Y EC03Y EC06Y FA01 FA02 FB08 FB16 FB18 FB57 FC02 4H006 AA02 AC12 BA05 BA14 BA26 BA55 BA56 BC18 BC34 4H039 CA21 CA22 CA29 CC10

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (i)細孔を有する固体状材料、および (ii)ゲル を含んで成る組成物であって、前記ゲルは前記固体状材料の細孔の中に実質的に
    含まれており、そして少なくとも1種の触媒活性元素を含んで成りかつ場合によ
    り前記触媒活性元素がクロム以外の時には前記元素に加えてクロムをも含んで成
    る組成物。
  2. 【請求項2】 前記細孔を有する固体状材料がアルミナ、シリカ、チタニア
    、ジルコニア、炭素、モレキュラーシーブ、多孔質鉱物、微細孔性、中孔性およ
    び巨視孔性材料、モンモリロナイト、アルミノシリケート粘土、そして二成分系
    、三成分系、四成分系およびそれより高い等級の酸化物、炭化物、窒化物、燐酸
    塩および硫化物から成る群から選択される請求項1記載の組成物。
  3. 【請求項3】 前記触媒活性元素がクロムでありそして前記細孔を有する固
    体状材料がアルミナである請求項1記載の組成物。
  4. 【請求項4】 前記触媒活性金属が白金および金から成る群から選択される
    請求項2記載の組成物。
  5. 【請求項5】 細孔を有する固体状材料と前記ゲルが前記固体状材料の細孔
    の中に実質的に含まれているゲルを含んで成っていて、かつ少なくとも1種の触
    媒活性元素を含んで成り、かつ場合により前記触媒活性元素がクロム以外の時に
    は前記元素に加えてクロムも含んで成る組成物を製造する方法であって、 前記細孔を有する固体状材料の存在下、プロトン性溶液と非水性溶液を任意の
    順序で、最初に添加した溶液が湿り開始状態にあることでゲルの生成が実質的に
    前記固体状材料の細孔中で起こるような条件下で接触させることを含んで成るが
    、前記非水性溶液がゲル生成前駆体を含んで成りそして前記プロトン性溶液また
    は前記非水性溶液のいずれか一方がLi、Na、K、Rb、Cs、Be、Mg、
    Ca、Sr、Ba、Y、La、Ti、Zr、Hf、V、Nb、Ta、Cr、Mo
    、W、Mn、Re、Fe、Ru、Os、Co、Rh、Ir、Ni、Pd、Pt、
    Cu、Ag、Au、Zn、Cd、B、Al、In、Si、Ge、Sn、Pb、P
    、As、Sb、Bi、S、Se、Te、Ce、Pr、Nd、Sm、Eu、Gd、
    Tb、Dy、Ho、Er、Tm、YbおよびLuそして周期律表のランタニドか
    ら成る群から選択される無機元素を含有する少なくとも1種の可溶化合物を含ん
    で成る方法。
  6. 【請求項6】 前記細孔を有する固体状材料がアルミナ、シリカ、チタニア
    、ジルコニア、炭素、モレキュラーシーブ、多孔質鉱物、モンモリロナイト粘土
    、アルミノシリケート粘土、炭化物、窒化物、燐酸塩および硫化物から成る群か
    ら選択される触媒支持体でありそして前記ゲル生成前駆体がアルミニウム、ケイ
    素、チタン、ジルコニウム、ニオブ、タンタル、バナジウム、モリブデンおよび
    クロムから成る群から選択される無機元素を含有する少なくとも1種の可溶化合
    物を含んで成る請求項5記載の方法。
  7. 【請求項7】 前記触媒支持体がアルミナでありそして前記ゲル生成前駆体
    がクロム塩である請求項6記載の方法。
  8. 【請求項8】 請求項5、6または7のいずれか1項記載の方法により製造
    された組成物。
  9. 【請求項9】 改良されたゲル組成物であって、前記改良が、前記ゲルがア
    ルミナ、シリカ、チタニア、ジルコニア、炭素、モレキュラーシーブ、多孔質鉱
    物、モンモリロナイト粘土、アルミノシリケート粘土、炭化物、窒化物、燐酸塩
    および硫化物から成る群から選択される固体状材料の細孔の中に実質的に含まれ
    ていることを含んで成る改良されたゲル組成物。
  10. 【請求項10】 請求項1記載の組成物または請求項9記載の改良されたゲ
    ル組成物を用いる方法であって、脱水素工程反応槽内で前記組成物を、C2から
    10の炭化水素供給材料と接触させることを含んで成る方法。
  11. 【請求項11】 前記炭化水素がエタン、プロパンおよびイソブタンから成
    る群から選択される請求項10記載の方法。
  12. 【請求項12】 前記供給材料の気体が示す1時間当たりの気体空間速度が
    1時間当たりの炭化水素供給材料がゲル組成物1cc当たり約100ccから1
    時間当たりの炭化水素供給材料がゲル組成物1cc当たり約3000ccの速度
    である請求項11記載の方法。
  13. 【請求項13】 前記気体状の供給材料が示す1時間当たりの気体空間速度
    が1時間当たりの炭化水素供給材料がゲル組成物1cc当たり約500ccから
    1時間当たりの炭化水素供給材料がゲル組成物1cc当たり約1000ccの速
    度である請求項12記載の方法。
  14. 【請求項14】 前記組成物に定期的に再生処理を行ってコークスを除去す
    るが、前記再生処理が前記組成物を酸素含有気体と共に加熱することを含んで成
    る請求項11記載の方法。
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