JP2003519514A - 分散空気フットパッド - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 フットウェア品のソール、インソール、またはヒール部分に使用するために、複数の弾性突起（３０）が上に配置された上面を有するフットパッド（１０）が記載される。突起（３０）の頂面（３２）は足支持面を画定し、ここでは隣接する突起の互いに平行に離間した縁部が、頂面の相補構成を画定する。隣接する突起（３０）の側面（３４）は空隙内に広がり、そこから凹んで、足の下の空気を周期的に放出および吸入する。重い圧縮が加わると、隣接する突起（３０）の頂面（３２）は互いに近付いて、ほぼ連続し、かつほぼ均一な、支えとなる足支持面を提供する。通気、衝撃緩和、および重い荷重を支えるための安定しかつ快適な支持を好適に組み合せることに、選択的に備える構造が記載される。足の重い荷重を支える部分を強化した支持を、選択的に提供することが記載される。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】 本発明は、１９９９年２月２日付提出の、先行する同時係属米国特許出願第０
９／２４３０７４号の一部継続であり、この開示を参照により本明細書中に組み
込むものとする。

【０００２】 （発明の分野） 本発明はフットウェア（履物）に関し、詳細にはソールおよびフットパッド、
特に通気性があり、衝撃を緩和するソールおよびフットパッドに関する。

【０００３】 （背景技術） フットウェアのメーカーは、消費者が期待してきた望ましい機能をできる限り
多く提供しようと努力している。熱、寒さ、および外傷からの保護という古来の
必要性を満たすことに加えて、現代の消費者は、足の疲労や炎症に苦しむことな
く長距離を歩くこと、関節や脊椎への衝撃を最小限にして歩く、走る、ジャンプ
すること、長時間快適に立つこと、および真菌症や不快な足の臭いをなくすこと
を期待している。また、消費者は、フットウェアが、軽量で、耐久性があり、手
頃な値段で、美しく、流行に合ったものであることも期待している。競争の激し
い市場において、これらの期待を開拓し、それに応えることについてのデザイナ
ーの課題には限りがない。良いデザインのソールまたはフットパッドは、この課
題に対処する中心となるものである。

【０００４】 ソールおよびフットパッドの多くのデザイナーは、ソールまたはフットパッド
を柔軟にし、かつ厚みを持たせることにより、身体に掛かる足踏みの衝撃を緩和
する試みを反映させている。このような解決策は、衝撃の吸収には効果的だが、
必ずしも疲労や炎症を避けるように足を支持するものではない。これらのデザイ
ンで使用される、より柔軟な材料、特に発泡樹脂製品は、耐久性が低く、湿気、
汚れ、および臭いを保持しがちである。状況によっては、固いゴムや同様の材料
の厚いソールは重過ぎる。結局、厚いソールやフットパッドは、フットウェアの
スタイルによっては不適切なものとなる。

【０００５】 ソールおよびフットパッドとして提案されている構造には、靴の内部を通気さ
せる試みを反映させているものがある。シンプルなものから風変わりなものまで
、これらの構造は、重複してはいるが複数の異なる手法を取り入れている。１つ
の手法は、種々の相互接続されたポンピング・チャンバ、空気袋、弁、ジェット
、管、オリフィスなどを使用することである。この手法を例示する特許には、米
国特許第３１８００３９号、第３２２５４６３号、第４２１５４９２号、第４４
９９６７２号、第４６５４９８２号、第４７６０６５１号、第４７７６１０９号
、第４８６０４６３号、第５０１０６６１号、第５２２４２７７号、第５２８２
３２４号、第５３４１５８１号、第５６０６８０６号、第５７８７６０９号、第
５８０９６６５号、第５８１５９４９号、第５８１３１４１号、および第５８２
６３４９号がある。示された構造の大部分は、歩行運動を使用して足の周囲の空
気を攪拌または交換している。構造には、足の衝撃を緩和するものとして記載さ
れているものもある。多かれ少なかれ、これらの構造によって、厚さ、複雑さ、
または製品の価格が増加する。また、多かれ少なかれ、これらの構造は、水分や
汚れが蓄積し得る、手の届きにくい空間を提供する。結局、これらの構造では、
破壊や他の故障が生じ易い。

【０００６】 関連する通気の手法、および足の衝撃を緩和するものとして記載されることも
ある手法は、フットパッドまたはインソールの上下層の間に画定された空間に位
置する、圧縮性の支持構造を使用する。この手法を例示する特許には、米国特許
第３７１６９３０号、第４２２３４５５号、第４３６４１８６号、第４５９０６
８９号、第４６７４２０３号、第４９１０８８２号、第５０３５０６８号、第５
６１９８０９号、第５６６９１６１号、第５６７５９１４号、および第５８４５
４１８号がある。多かれ少なかれ、示されている構造は、厚さ、複雑さ、価格、
汚れ、故障に関する前記の欠点のいくつかを被る。

【０００７】 通気の第３の手法は、リブ、ビード、液体セル、ノブ、又はニップルを有する
ソールまたはインソールを使用している。この手法を例示する特許には、米国特
許第４６８５２２４号、第４８３１７４９号、第５１６７９９９号、第５６０７
７４９号、および第５６９４７０５号がある。示された構造の大部分は、歩行運
動を使用して、足とフットパッドとの間、またはリブ、ニップル等の間および周
囲を流れる空気を攪拌または交換している。これらの構造には、足を支持、衝撃
緩和、またはマッサージするものとして記載されているものもある。これらの構
造の中には、衝撃緩和性または支持性が着用者の希望よりも低いものがあるが、
これらの大部分は、他の２つの手法を取るものよりもシンプルかつ軽量で薄い。
これらの、より薄くシンプルな構造の多用性は、この一般的な手法を取る製品の
性能を最適にすることが望ましいと提案している。

【０００８】 前記の望ましい機能の優れた組合せを提供する、改良されたソールおよびフッ
トパッドが、依然として必要である。特に必要なのは、歩行支持、衝撃吸収、お
よび快適な静止支持を十分に提供する、比較的薄く、シンプルで、かつ容易に製
造することができ、軽量で、耐久性があり、通気性のよいソールまたはフットパ
ッドである。

【０００９】 （発明の概要） 本発明の目的は、一般に、フットウェア品の改良された通気に備えること、特
に、フットパッドの周期的な加重および非加重を使用して、足底の下の空気を攪
拌および交換することである。

【００１０】 本発明の更なる目的は、一般に、通気、衝撃緩和、および快適な静止支持の優
れた組合せを提供すること、特に、着用者が動き回る際の優れた通気と、着用者
が静止している際または重い荷物を運ぶ際の優れた快適性との両方を提供するこ
とである。

【００１１】 本発明の更なる目的は、着用者が動き回る際の優れた通気と、着用者が激しい
活動または突然の移動を行う際の優れた支持とを提供することである。 本発明の更なる目的は、フットウェア品の永久的な交換できない部分である、
シンプルかつ多用性のあるフットパッドにおける、前記の恩恵を提供することで
ある。

【００１２】 これらの目的、および記載され明らかになる他の目的によれば、本発明による
フットパッドの例示的な実施形態は、靴、靴下等を履く人の足の下に配置される
大きさおよび形状を有するパッドを含む。パッドは、複数の突起が上に配置され
た上面を有する。各突起は、頂面と、複数の側面と、前記側面と前記頂面との交
点により画定される複数の縁部とを有する。複数の縁部は、互いに隣接する突起
間で、互いに平行に画定される。突起は、突起の上に加わる下方への圧力をパッ
ドに伝えることができる。突起は第１の状態と第２の状態との間を移行すること
ができる。第１の状態は、前記下方への圧力が所定の移行値を超えない場合に存
在する。第２の状態は、前記下方への圧力が移行値を超える場合に存在する。第
１の状態での前記突起の側面は、前記パッドの上面と共に、両者の間に空隙を画
定する。第２の状態では、突起の縁部は互いに当接して、ほぼ連続し且つほぼ均
一な支持面を形成する。

【００１３】 本発明によるフットパッドの別の例示的な実施形態では、突起間に画定された
空隙の大きさは、前記下方への圧力が最初に加わるときに、および、その圧力が
増加し始めるにつれて、減少する。

【００１４】 本発明によるフットパッドの別の例示的な実施形態では、複数の突起の縁部が
、突起の頂面を多角形として画定する。 本発明によるフットパッドの別の例示的な実施形態では、複数の突起の縁部が
、突起の頂面を正多角形として画定する。

【００１５】 本発明によるフットパッドの別の例示的な実施形態では、複数の突起の縁部が
、突起の頂面を六角形として画定する。 本発明によるフットパッドの別の例示的な実施形態では、第１の複数の突起の
縁部が、突起の頂面をｍ角形として画定し、第１の複数の突起間に点在する第２
の複数の突起の縁部が、突起の頂面をｎ角形として画定し、ｍおよびｎは、第１
および第２の複数の突起のすべての縁部が、互いに隣接する突起に、互いに平行
に配置されるように選択された整数である。

【００１６】 本発明によるフットパッドの別の例示的な実施形態では、複数の突起の縁部の
寸法が均一である。 本発明によるフットパッドの別の例示的な実施形態では、第１および第２の複
数の突起が、第１および第２の移行値を各々有する。

【００１７】 本発明によるフットパッドの別の例示的な実施形態では、第１および第２の複
数の突起が、突起ごとに第１および第２の面積を持つ頂面を各々有する。 本発明によるフットパッドの別の例示的な実施形態では、第１および第２の複
数の突起が、第１および第２の突起高さを各々有する。

【００１８】 本発明によるフットパッドの別の例示的な実施形態では、第１および第２の複
数の突起が、第１および第２の移行値と、第１および第２の突起高さとを各々有
し、第１の移行値が第２の移行値よりも高く、第１の突起高さが第２の突起高さ
よりも高い。

【００１９】 本発明によるフットパッドの別の例示的な実施形態では、第１および第２の複
数の突起が、第１および第２の移行値と、第１の突起高さおよび第２の突起高さ
とを各々有し、第１の移行値が第２の移行値よりも高く、第２の突起高さが第１
の突起高さよりも高い。

【００２０】 本発明によるフットパッドの別の例示的な実施形態では、第１および第２の複
数の突起が、空隙の大きさと突起の大きさとの第１および第２の比率を各々画定
している。各空隙の大きさは、各複数の突起のうち互いに隣接する突起の各高さ
および側面に関して、およびパッドの上面に関して画定され、各突起の大きさは
、突起の各高さ、側面、および頂面に関して、およびパッドの上面に関して画定
される。

【００２１】 本発明によるフットパッドの別の例示的な実施形態では、少なくとも１つの突
起の頂面が、凹部を画定する。 軽いまたは適度な圧力下で、空気が湿気および熱を運び去るように、突起がパ
ッドの上面上方で足を支持することは、本発明の利点である。

【００２２】 通気が最も実行可能であり、通気を着用者が最も重視しそうな活動期間中に、
周期的な加重および非加重によって、着用者の足の周囲の空気の交換を支援する
ことは、本発明の更なる利点である。この利点は、このような時に、着用者の運
動により、足底の血液循環が促進されて、フットパッド上の突起の存在に関連す
る圧力点の重要性が最小となることと組み合わされる。

【００２３】 重い静止荷重の下で、着用者が通気よりも快適かつ滑らかな支持を重視しそう
な時に、隣接する突起の、相補的、かつ互いに平行な離間した縁部を互いに近付
けて、ほぼ連続し、かつほぼ均一な、支えとなる足支持面を提供することは、本
発明の更なる利点である。この利点は、このような時に、着用者の運動がないこ
とにより、運動支援による通気が実行不可能となり、圧力点が、足底での循環が
局所的にないという不快感を生じ易いことと組み合わされる。

【００２４】 重い荷重が加わると、フットパッドの足支持領域内の隣接する突起は、互いに
対向して接触する傾向にあり、すなわち変形に対する耐性が更に強くなる傾向に
あり、従って、着用者が通気よりも支持を重視しそうな時に、より固い足支持面
を提供することは、本発明の更なる利点である。

【００２５】 通常の歩行運動の一部の間に受ける軽く中間的な荷重の下では、本発明は通気
の更なる恩恵と共に衝撃緩和を達成し、一方、歩行およびその他のより激しい運
動の種々の部分で受ける、より重い動荷重の下では、本発明は、より固く、より
安定した支持を着用者の足に提供するために、衝撃緩和の程度および通気の程度
を犠牲にする。

【００２６】 本発明の目的および利点を更に理解するために、添付図面と共に、以下の詳細
な説明を参照すべきである。図中、同一の部分には同一の参照符号を付してある
。

【００２７】 （発明の詳細な説明） 以下、全体として符号１０で示す、本発明によるフットパッドの好適な実施形
態を表す図１を参照して、本発明を説明する。この好適な実施形態のフットパッ
ド１０は、パッド２２を含む。パッド２２は一般に平坦で、フットウェア品を着
用する人の足の下に置かれるように形成される。パッド２２は、ゴム、プラスチ
ック、皮革、布等の耐久性のある可撓性の材料、もしくはこれらの材料の複合物
の、射出成形、貼合せ、またはその他の方法により形成される。例示した材料に
は、熱可塑性ゴムおよびポリ塩化ビニルが含まれる。フットパッド１０の厚さは
広範囲に及ぶものとすることができるが、好適な範囲は約０．１２５〜０．３１
３インチ（０．３１８〜０．７９５ｃｍ）である。パッド２２を組み込んでフッ
トウェア品のソール内部を形成してもよく、または、別個に形成した後に接着剤
または他の固定手段によって取り付けてもよい。

【００２８】 引続き図１では、更に図５、９では、パッド２２が、本体２４、周囲２６、お
よび上面２８を有する。複数の上方に突出する突起３０が、パッド２２の上面２
８上に形成されている。一般に、各突起３０は、頂面３２、複数の側面３４、お
よび側面３４と頂面３２との交点により画定される複数の縁部３６を有する。フ
ットパッド１０の周囲２６等のいくつかの箇所では、１つまたは複数の突起３０
の先端を切るか、または互いに接合してもよい。図１に示すように、および図５
により詳細に示すように、この好適な実施形態の突起３０は六角形であり、隣接
する突起３０の縁部３６が互いに平行に離間して対向する、通常のハニカム・パ
ターンに配置されている。図９に示すように、この好適な実施形態の突起３０は
、パッド本体２４と一体形成され、ほぼ均一の高さとなっている。パッド２２の
上面２８と共に、隣接する突起３０の側面３４は、上方に開く空隙３８を画定す
る。この空隙３８はフットパッド１０のかなりの領域上を格子状に延びている。

【００２９】 フットパッド１０の実質的な領域内において、突起３０の上頂面３２は、フッ
トサポート表面４０を提供する。最も一般的には、このフットサポート表面４０
は、フットパッド１０のほぼ全体にわたって広がる。より具体的には、装着者の
足と耐荷接触しているフットパッド１０の部分を指すので、フットサポート表面
４０の広がりと位置は、当然、足の形状、重量、および位置と、また個人の動き
とによって、最終的には瞬間瞬間に決定される。装着者の足の底面は、このフッ
トサポート表面４０の上に静かに存在するようになるので、突起３０の頂面３２
は、当初、パッド２２の上面２８より上にある足をサポートする。この状況下で
は、空気は、突起３０の間とその回りに画定された空隙３８において、自由に拡
散し、流れ、それにより、湿気と熱を運び去る。利点は、一般に、より優れた足
の快適さと健康が含まれることであり、また、おそらくは、フットウェア製品の
より長い寿命も含まれることである。

【００３０】 フットパッド１０のフットサポート表面内において、各突起３０は、ゴム、ネ
オプレン、シリコンなど、かなりの量の弾性材料を組み込む。したがって、個人
が、フットパッド１０の上に、より重みをかけて立ち始めると、突起３０は、増
大する下方圧力をパッド本体２４に伝達する。そうする際に、弾性的である突起
３０は、変形する。圧力が増大するにつれ、突起３０の頂面３２は、パッド本体
２４に向かって変位し、隣接突起３０の側面３４と縁３６は、互いに向かって横
方向に変位する。したがって、足の底面、パッド２２の上面２８、および隣接突
起３０の間に画定された空隙３８の高さと幅の両方とも、より重い重量が加えら
れるにつれ、減少する。重量が追加されるにつれ、空隙の大きさは減少し、圧力
は増大し、空気は、一般に、フットパッド１０の周囲２６に強制的に向けられる
。個人が、フットパッド１０から重量を取り去ると、反対のことが起こる。一般
に、フットパッド１０の静かな周的な加重および非加重により、交互に、フット
サポート表面４０内から空気を排出し、かつ、その中へ空気を取り入れることに
なり、それにより、足の底面に通気する。

【００３１】 引き続き図１とここで図７も参照すると、個人が、本発明によるフットパッド
１０の上に非常に重みをかけて立つとき、対応する非常に大きな下方圧力をパッ
ド本体２４内に伝達する突起３０は、フットサポート表面４０における隣接突起
３０の側面３４が、互いに接触し、隣接突起３０の間の空隙３８をほぼ排除する
程度まで、変形する。突起３０が拡張する空隙の大きさがほとんどまたはさらに
は存在しないので、突起３０は、さらなる変形に対しては、抵抗的になり、それ
により、より硬いフットサポート表面４０を提供する。さらに、特に図７を参照
すると、隣接突起３０の互いに平行な空間を開けて配置された縁３６は、隣接突
起３０の頂面３２が互いに近接して、ほぼ連続的でほぼ均一な支持的フットサポ
ート表面４０を提供するように、隣接突起３０の頂面３２の相補的な構成を画定
する。

【００３２】 引き続き図１と図７を参照すると、この好ましい実施形態では、隣接突起３０
の間の協働は、フットパッドを使用して、左足と右足に同じ重量をかけて静止し
て立っているほとんどの個人によって作用される事前に決定された重量値に対応
する下方圧力において達成される。例えば、靴が、特定のサイズ（例えば、米国
のメンズ・サイズ９）のフットパッドを必要とする個人の受容可能な高い割合が
、水準面の上に静止して立つとき、各フットパッドに対して６０ｌｂｓを作用す
ることが推定される場合、各そのようなフットパッドのフットサポート表面４０
内の突起３０は、隣接突起３０の頂面３２が、互いに近接し、各足に対する６０
ｌｂｓの重量に対応する下方圧力で負荷をかけられるとき、ほぼ連続的で、ほぼ
均一な支持的フットサポート表面４０を提供するように、寸法と大きさの特性を
有する。パッド２２が上に存在するパッド本体２４またはアンダーソールが、変
則的または高度に変形可能な場合、突起３０の寸法または大きさの特性のいくつ
かをさらに調整することは、事前に決定された重量で望ましい結果を達成するた
めに、適切である可能性がある。本発明の文脈では、この協働が行われる下方圧
力は、遷移値と呼ばれる。所与の瞬間に、当然、フットパッド１０のいくつかの
部分は、遷移値より小さい下方圧力を受ける可能性があり、一方、他の部分は、
遷移値より大きい下方圧力を受けている。

【００３３】 この好ましい実施形態の利点の中には、比較的簡単で、用途の広いフットパッ
ドにおける通気、緩衝緩和、および快適な静止支持の優れた組合わせの送達があ
る。優れたトレードオフは、通気と静止支持の間で達成される。本発明は、足の
底面の周りの空気を交換するのに有用である、周期的な加重と非加重は、個人が
活動しているとき、特に、個人が歩いているときに最も頻繁に行われるという認
識を反映している。これは、また、周期的な加重と非加重により、足の底面の血
流の循環が促進されるときでもある。したがって、フットパッド１０の突起３０
に対応するあらゆる圧点から、不快感がもたらされる可能性はない。逆に、圧点
は、実際には、長期間重い静止負荷に耐えている足に、最終的に不快感を感じさ
せるということを予想することができる。本発明は、重い静止負荷に耐えなけれ
ばならないとき、均一な支持表面上では、より快適に耐えられるという認識を反
映している。通気がより実際的でない重い負荷の下では、本発明は、より快適な
フットサポート表面４０を提供するために、通気を犠牲にする。

【００３４】 本発明は、さらに、多くの個人が、通常の歩行運動の身体に対する衝撃を低減
するフットウェアを理解する一方で、多くの個人が、回転する、すばやく動く、
ジャンプする、かわす、ダンスする、階段を上がる、失われた平衡を取り戻す、
および他のそのような活動に関連する動的負荷を担持するための硬いサポートを
提供するフットウェアを理解するという認識を反映している。そのようなとき、
多くの個人は、固体で、安定したサポートが、緩衝緩和よりはるかに重要である
と見なす。通常の歩行運動のいくつかの部分中に経験された軽度および中程度の
負荷の下では、突起３０が、比較的容易に、拡張し、空隙の大きさ内に収縮し、
かつ、空気が、循環して、排出および取り込まれるので、本発明は、通気の追加
された利点を有する緩衝緩和を達成する。歩行、および他のより激しい運動の様
々な部分で経験されたより重い動的負荷の下では、本発明は、より硬い、より安
定なフットサポート表面４０を提供するために、緩衝緩和の程度を犠牲にする。

【００３５】 図２と３を参照すると、この好ましい実施形態は、靴またはスリッパのソール
部分内にそれぞれ組み込まれて示されている。スリッパは、通常、家または長期
飛行など、比較的座っている期間中に装着される。個人が座っているとき、スリ
ッパは、片足の重量の一部のみをサポートしている可能性がある。さらに、スリ
ッパは、激しい活動にはほとんど装着されず、衝撃を吸収したり、競技運動をサ
ポートすることが要求されるのは、より頻繁でない。したがって、本発明による
フットパッドは、隣接突起３０の頂面３２が、互いに近接し、比較的軽い重量が
加えられているときでも、ほぼ連続的でほぼ均一な支持的フットサポート表面４
０を提供するように、構築することが可能である。したがって、スリッパに使用
するには、遷移値は、作業靴または歩行および運動用の靴に使用するより小さい
ことが好ましい可能性がある。

【００３６】 通気、衝撃緩和、およびサポートの堅さと均一さの間のトレードオフは、環境
と、装着者の個人的な好みに依存する可能性がある。サポートの均一さをより強
く好むトレードオフは、例えば、隣接突起３０の頂面３２が互いに近接し、ほぼ
連続的でほぼ均一な支持的フットサポート表面４０を提供することを可能にし、
一方、比較的より小さい下方圧力をパッド本体２４内に伝達するのに役立つよう
に、突起３０により柔らかい材料を使用することによって、隣接突起３０間の分
離を狭くすることによって、それらの高さを高くすることによって、または、こ
れらの手段を組み合わせることによって、達成することが可能である。

【００３７】 図１０と１１を参照すると、突起３０の特性を変更する追加の手段は、突起３
０内に流体を組み込むことである。図１０に示したように、パッド本体２４と、
突起３０の頂面３２と側面３４は、気体、流体、または粘性あるいはプラスチッ
クの材料を含むことが可能である内部体積を画定する。そのような構造は、高分
子材料または他の樹脂材料の製品を成型し、ある体積の第２材料を製品内に注入
し、または、その層の間にそれをトラップし、および、完成品内の第２材料を封
止するために通常使用されるいくつかの機械のいずれかの上に作成することが可
能である。図１１は、空気源または流体源に接続された１つまたは複数の空気ま
たは流体充填バルブを有する注入成型装置を表す。この装置は、突起３０に穴を
開け、空気または流体の制御された量を、通常１０と２５ｐｓｉの間の圧力で、
その内部に注入する。バルブは、収縮され、加熱された樹脂は、内部に折りたた
まれ、空気または流体を突起３０内に封止する。

【００３８】 頂面３２と側面３４を形成する突起３０の部分から変位した樹脂の比較的大き
な部分は（空気または流体が注入される際に）、パッド本体２４内に流れ、比較
的薄く比較的柔軟で折りたたみ可能な突起３０の側面３４を去る。したがって、
重量が、突起３０に最終的に加えられたとき、突起３０内にトラップされた材料
は、圧縮され、下方圧力の大部分をパッド本体２４内に伝達する。突起３０の側
面３４は、圧縮された材料を閉じ込めるのに十分強力であるが、圧点を生じるよ
りも、リプル、曲げる、または折りたたむのに十分柔軟である。

【００３９】 図４を参照すると、本発明によるフットパッドの挿入可能で取外し可能な実施
形態が、靴またはブーツから半分を省いて示されている。この実施形態は、フッ
トパッドがスライドする余裕がほとんどないように、フットパッドの周囲２６が
、靴内のソールのすぐ上の空間によく整合しているときに、最適に機能する。こ
の実施形態の１つの利点は、これが交換可能なことであり、これにより、フット
ウェア製品の売主またはユーザが、迅速かつ簡便に、フットウェア製品の通気、
衝撃緩和、およびサポートの特性を変更することが可能になる。

【００４０】 図６、８、および９を参照すると、突起３０が、それぞれ、矩形、三角形、ま
たは混合した形状をしている、本発明によるフットパッドの他の好ましい実施形
態が示されている。隣接突起３０の縁３６は、図６、８、および９に示した例示
的な構成の各々において、互いに平行に向かい合い、間隔を開けた関係であるこ
とが理解される。図９は、１つの形状を超える突起３０の構成を示すが、形状は
、相補的な構成にある。さらに、これらの例示的な構成の各々では、突起３０が
、遷移値に等しいまたはそれより大きい下方圧力を伝達しているとき、隣接突起
３０の頂面３２は、互いに近接し、ほぼ連続的でほぼ均一な支持的フットサポー
ト表面４０を提供することがわかる。

【００４１】 ここで図１３、１４、および１５を参照すると、本発明によるフットパッドの
追加の好ましい実施形態が示されている。図１３は、全体を１２で表したフット
パッド、パッド２２、本体２４、周囲２６、上方パッド表面２８、および、図１
を参照して多くを以前に記述したように、間に空隙３８を画定する、頂面３２、
側面３４、および縁３６を有する突起３０を示す。フットパッド１２のかなりの
部分にわたって、突起３０の頂面３２は、フットサポート表面４２を画定する。
突起３０は、弾性材料のかなりの量を組み込み、頂面３２に加えられた下方圧力
に応答して、変形可能である。図１および７を参照して以前に議論したように、
突起３０は、変形可能であり、その間に画定された空隙の大きさは、活動期間中
に、突起３０の頂面３２に加えられた下方圧力の変化に応答して、変動する。ま
た、図１と７を参照して一般的に議論し、以下でより詳細に議論するように、複
数の隣接突起３０は、比較的重い圧力下にあるとき、ほぼ連続的でほぼ均一な支
持的フットサポート表面４２を提供するように、協働する。図１３によって表し
た好ましい実施形態では、強化サポート領域４４が、ヒール部分４６、ボール部
分４８、および、フットパッド１２のフットサポート表面４２の外縁部分５０の
上に画定される。これらの強化領域４４は、具体的には、作業および競技活動中
に、特に重い負荷を通常支える人間の足の３つの部分の下にあるように配置され
る。

【００４２】 図１３で一般的にわかるように、これらの強化サポート領域４４内の個々の突
起３０は、フットパッド１２のバランスをカバーする個々の突起３０よりも、各
々大きな領域をカバーする。それにもかかわらず、この実施形態では、上記で図
１に示した実施形態のように、これらの強化サポート領域４４の各々のかなりの
部分にわたって、隣接突起３０の縁３６は、互いに平行に、間隔を空けた関係で
、互いに向かい合い、かつ、縁３６と側面３４の一般に相補的な構成を画定する
。これらの強化サポート領域４４の各々のかなりの部分にわたって、突起３０が
、これらの特定の突起３０に対する遷移値と同じかまたはそれより大きい下方圧
力を伝達しているとき、隣接突起３０の頂面３２は、互いに近接し、ほぼ連続的
でほぼ均一な支持的フットサポート表面を提供する。

【００４３】 図１３に示した実施形態では、隣接突起３０の空間を開けて配置された縁３６
は、突起３０自体の形状は変更可能であり、かつ、フットパッド１２のバランス
上での突起３０と比較して、一般に領域がより大きい場合でも、ほぼ均一な幅の
空隙３８を画定する。したがって、強化サポート領域４４内では、突起３０は、
強化サポート領域４４の外部の場合より、領域全体のより大きな部分をカバーす
る。したがって、フットパッド１２のバランス上の突起３０と比較して、強化サ
ポート領域４４の突起３０は、拡張するより小さい空隙の大きさを有する。これ
らの突起３０は、どんな下方圧力がそれらに加えられても、それに応答して横方
向に拡張するのはより容易でない傾向があり、したがって、フットパッド１２の
バランス上に提供されたよりも堅いフットサポート表面が提供されることを、さ
らに理解されたい。フットパッド１２が、非常に競技的なかわしまたはダッシュ
の運動に対して堅いサポートを提供することを意図する場合、これらの強化サポ
ート領域４４の１つの所与の部分にわたって突起３０に関連付けられた遷移値は
、フットパッド１２のバランス上の突起３０に対する遷移値と比較して、比較的
大きいことが好ましいことがある。

【００４４】 図１３に示した本発明の実施形態によるフットパッドを含んでいるフットウェ
ア製品の装着者は、足のそれらの領域下で、強化サポートを享受し、重量、ター
ン、ジャンプ、ダッシュ、クライミングなどを支えるために、最も有利にそのサ
ポートを使用することができる。さらに、通気および衝撃緩和は、強化サポート
領域４４に重く加重されていない期間中に、サポートの均一性と比較して、ある
程度好まれる。したがって、本発明のこの実施形態は、通気、衝撃緩和、および
、サポートの堅さと均一性の間の有利なトレードオフを達成し、さらに、そのト
レードオフを足の特定の部分に適合させる。

【００４５】 引き続き図１３を参照し、ここで、さらに、図１４と１５を参照すると、さら
に他の好ましい実施形態が記述されている。この場合、強化サポート領域４４の
突起３０は、フットパッド１２のバランス上の突起３０より高い。図１４と１５
は、図１３によって一般的に示した、フットパッド１２のボール部分４８とヒー
ル部分４６のそれぞれの断面図を表す。個人の足の底面は、フットパッド１２の
上に静かに存在するようになるので、強化サポート領域４４における突起３０の
頂面３２は、当初、パッド２２の上面２８より上の足をサポートし、加えられた
重量が非常に軽いとき、フットパッド１２のバランスのある部分にわたって、突
起３０の頂面３２とほとんど接触しないレベルで、足の底面をサポートする。そ
の結果、強化サポート領域４４の間にあるフットパッド１２のそれらの部分の通
気は、促進される。この実施形態では、強化サポート領域４４における突起３０
の高さは、設計構想の全体とユーザの好みに基づいて、最終的に決定され、通常
０．２から０．５インチの範囲にわたる。強化サポート領域４４とフットパッド
１２の任意の隣接領域との間の突起の高さの遷移は、隣接突起３０とその縁３６
の間の高さの大きな不連続性を回避するために、漸進的である。

【００４６】 個人が、フットパッド１２の上により重みをかけて立ち始めると、弾性的な突
起３０は、変形する。通気と衝撃緩和はフットパッド１２の静かで周期的な加重
と非加重に応答して、突起３０の側面３４が拡張し、空隙３８内に収縮する際に
、共に享受される。強化サポート領域４４における突起３０に対する下方圧力が
、それらの突起３０に対する遷移値と等しいかまたはそれより大きいように、は
るかにより重い重量が加えられたとき、隣接突起３０の頂面３２は、互いに近接
し、ほぼ連続的で、ほぼ均一な支持的フットサポート表面を提供する。しかし、
フットパッド１２のバランス上の突起３０より高い当初の高さを有するので、強
化サポート領域４４の突起３０は、その頂面３２が、所与の下方圧力に応答して
、より大きな距離にわたって、下方に変位するとき、より大きな衝撃緩和を提供
する。したがって、図１４および１５によって表された実施形態は、人間の足の
３つの耐荷部分に対する強化されたサポートおよび衝撃緩和と、全体的な強化さ
れたフット通気を提供する。

【００４７】 ここで、図１６と１７を参照すると、本発明によるフットパッドのさらに他の
例示的な実施形態が記述されている。この場合、空洞５２は、少なくとも１つの
突起３０の頂面３２に画定される。図示したような空洞５２は、下方圧力に応答
して、突起３０をより容易に変形可能にレンダリングする手段として形成するこ
とが可能である。図１７に示した好ましい実施形態では、空洞５２は、円筒であ
り、突起３０が高くなるにつれ、深くなり、それにより、所与の空洞の直径に対
して、最大の追加の空隙の大きさが提供される。実際、いくつかのそのような空
洞５２は、突起３０に追加することが可能である。重い重量下で、突起３０の頂
面３２によって提供されたサポートの均一性を保持または強化することに注目し
て、空洞５２の直径を制限することが可能であるか、または、その形状を楕円ま
たは類似の形状に変形することが可能である。

【００４８】 図１８を参照すると、本発明によるフットパッドの例示的な実施形態は、フッ
トウェア製品のソールまたはインソールのためのヒール・セクションを備える。
ヒール・セクションは、全体を１４で示し、パッド２２、本体２４、周囲２６、
上方パッド表面２８、および、間に空隙３８を画定し、図１３および１５を参照
して、以前に議論した構造と協働を有する頂面３２、側面３４、および縁３６を
有する突起３０を含む。図１〜４を参照して、以前に議論したように、ヒール・
セクションは、フットウェア製品のソール部分と一体的に形成することが可能で
あるか、または分離して形成することが可能であり、かつ、ソール部分の上に取
り付けるかまたは配置することが可能である。本発明によるヒール・セクション
のさらに他の実施形態は、図１を参照して記述したタイプのフットパッドのヒー
ル部分のみを形成することによって提供することが可能であり、ヒール・セクシ
ョンは、図１８によって示したのと同じ方式で、フットウェア製品のヒール部分
に対応する形状に切断または成型される。

【００４９】 本発明によるフットパッドの望ましいいくつかの実施形態について、以上で詳
細に記述してきたが、上記の記述は、単なる例示であり、本発明を制限するもの
ではないことを理解されたい。テクスチャ頂面３２は、突起３０の上に提供する
ことが可能である。テクスチャしたまたはしないカバーリングは、フットパッド
上に提供することが可能である。フットパッドは、フットウェア製品のソール全
体をカバーする必要はなく、ソールのより小さい領域に取り付け、または組み込
むために提供することが可能である。具体的には、突起３０は、等角または正多
角形の形状に排他的に制限する必要はなく、多角形の形状である必要もない。隣
接突起３０間の本質的な協働が保持される限り、湾曲した形状を提供することが
可能である。さらに、本発明内で実施可能な程度まで、強化サポート領域４４は
、突起３０の比較可能な領域、高さ、または分離を参照して、突起３０の大部分
の特性を参照して、または、これらの変数の任意の組合わせを参照して、画定す
ることが可能である。上記で議論した実施形態と、記述されていない実質的に無
限の実施形態は、本発明の範囲と精神内に容易にあることができる。したがって
、本発明は、以下で述べる請求項によってのみ制限される。

【図面の簡単な説明】

【図１】 本発明によるフットパッドの好適な実施形態の平面図である。

【図２】 靴に取り付けて示す、本発明によるフットパッドの側部立面断面図である。

【図３】 靴に取り付けて示す、本発明によるフットパッドの側部立面断面図である。

【図４】 靴に挿入して示す、本発明によるフットパッドの側部立面断面図である。

【図５】 複数の六角形の突起を示す、本発明によるフットパッドの部分平面図である。

【図６】 複数の正方形の突起を示す、本発明によるフットパッドの部分平面図である。

【図７】 隣接する突起の縁部同士を近付けた、複数の六角形の突起を示す、本発明によ
るフットパッドの部分平面図である。

【図８】 複数の三角形の突起を示す、本発明によるフットパッドの部分平面図である
。

【図９】 正方形の突起の周りに配置された４つの八角形の突起を示す、本発明によるフ
ットパッドの部分平面図である。

【図１０】 固い突起を示す、本発明によるフットパッドの部分立面図である。

【図１１】 ライナが１つの突起上に配置された、複数の流体含有突起を示す、本発明によ
るフットパッドの部分立面図である。

【図１２】 流体含有突起を形成および密封する装置のブロック図である。

【図１３】 複数の強化された支持領域を示す、本発明によるフットパッドの平面図である
。

【図１４】 図１３の線１４−１４に沿って取ったフットパッドの横断面図である。

【図１５】 図１３の線１５−１５に沿って取ったフットパッドの横断面図である。

【図１６】 頂面に穴が形成された突起を示す、本発明によるフットパッドの部分平面図で
ある。

【図１７】 頂面に穴が形成された突起を示す、本発明によるフットパッドの部分立面図で
ある。

【図１８】 ヒール部分として構成された、本発明によるフットパッドの平面図である。

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 ＥＰ(ＡＴ，ＢＥ，ＣＨ，ＣＹ， ＤＥ，ＤＫ，ＥＳ，ＦＩ，ＦＲ，ＧＢ，ＧＲ，ＩＥ，Ｉ Ｔ，ＬＵ，ＭＣ，ＮＬ，ＰＴ，ＳＥ)，ＯＡ(ＢＦ，ＢＪ ，ＣＦ，ＣＧ，ＣＩ，ＣＭ，ＧＡ，ＧＮ，ＧＷ，ＭＬ， ＭＲ，ＮＥ，ＳＮ，ＴＤ，ＴＧ)，ＡＰ(ＧＨ，ＧＭ，Ｋ Ｅ，ＬＳ，ＭＷ，ＳＤ，ＳＬ，ＳＺ，ＴＺ，ＵＧ，ＺＷ )，ＥＡ(ＡＭ，ＡＺ，ＢＹ，ＫＧ，ＫＺ，ＭＤ，ＲＵ， ＴＪ，ＴＭ)，ＡＥ，ＡＬ，ＡＭ，ＡＴ，ＡＵ，ＡＺ， ＢＡ，ＢＢ，ＢＧ，ＢＲ，ＢＹ，ＣＡ，ＣＨ，ＣＮ，Ｃ Ｒ，ＣＵ，ＣＺ，ＤＥ，ＤＫ，ＤＭ，ＥＥ，ＥＳ，ＦＩ ，ＧＢ，ＧＤ，ＧＥ，ＧＨ，ＧＭ，ＨＲ，ＨＵ，ＩＤ， ＩＬ，ＩＮ，ＩＳ，ＪＰ，ＫＥ，ＫＧ，ＫＰ，ＫＲ，Ｋ Ｚ，ＬＣ，ＬＫ，ＬＲ，ＬＳ，ＬＴ，ＬＵ，ＬＶ，ＭＡ ，ＭＤ，ＭＧ，ＭＫ，ＭＮ，ＭＷ，ＭＸ，ＮＯ，ＮＺ， ＰＬ，ＰＴ，ＲＯ，ＲＵ，ＳＤ，ＳＥ，ＳＧ，ＳＩ，Ｓ Ｋ，ＳＬ，ＴＪ，ＴＭ，ＴＲ，ＴＴ，ＴＺ，ＵＡ，ＵＧ ，ＵＳ，ＵＺ，ＶＮ，ＹＵ，ＺＡ，ＺＷ

Claims (14)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 靴、靴下等を履く人の足の下に配置されるための大きさおよ
   び形状を有し、上面を有するパッドと、 前記上面に配置された複数の突起であって、それぞれが、頂面と、複数の側面
   と、前記側面と前記頂面との交点により画定される複数の縁部とを有する突起と
   、 を備えるフットパッドにして、 互いに隣接する前記突起間において複数の前記縁部が互いに平行に画定されて
   おり、 前記突起は、突起の前記頂面に加わる下方への圧力を前記パッドに伝達可能と
   されており、 前記突起は、第１の状態と第２の状態との間を移行することができ、前記第１
   の状態は、前記下方への圧力が所定の移行値を超えない場合に存在し、前記第２
   の状態は、前記下方への圧力が前記移行値を超える場合に存在し、 前記第１の状態での前記突起の前記側面は、前記パッドの前記上面と共に、両
   者の間に空隙を画定し、 前記第２の状態での前記突起の前記縁部は、当接して、ほぼ連続し且つほぼ均
   一な支持面を形成するようになされている、 フットパッド。
2. 【請求項２】 前記空隙の大きさは、前記下方への圧力が増加するにつれて
   減少するようになされている、請求項１に記載のフットパッド。
3. 【請求項３】 複数の前記突起の前記縁部が、前記突起の頂面を多角形に画
   定している、請求項１に記載のフットパッド。
4. 【請求項４】 複数の前記突起の前記縁部が、前記突起の頂面を正多角形に
   画定している、請求項３に記載のフットパッド。
5. 【請求項５】 複数の前記突起の前記縁部が、前記突起の頂面を六角形とし
   て画定する、請求項３に記載のフットパッド。
6. 【請求項６】 第１の複数の前記突起の、前記縁部が、前記突起の前記頂面
   をｍ角形に画定し、前記第１の複数の突起間に点在する第２の複数の前記突起の
   、前記縁部が、前記突起の頂面をｎ角形に画定するようになされており、ｍおよ
   びｎは、前記第１および第２の複数の突起のすべての前記縁部が、互いに隣接す
   る突起間で互いに平行に配置されるように選択された整数である、請求項３に記
   載のフットパッド。
7. 【請求項７】 前記複数の突起の前記縁部の寸法が均一である、請求項１に
   記載のフットパッド。
8. 【請求項８】 第１および第２の複数の前記突起が含まれ、該第１および第
   ２の複数の突起が、それぞれ第１および第２の移行値を有する、請求項１に記載
   のフットパッド。
9. 【請求項９】 第１および第２の複数の前記突起が含まれ、該第１および第
   ２の複数の突起が、それぞれ突起ごとの第１および第２の面積を持つ頂面を有す
   る、請求項１に記載のフットパッド。
10. 【請求項１０】 第１および第２の複数の前記突起が含まれ、該第１および
    第２の複数の突起が、それぞれ第１および第２の突起高さを有する、請求項１に
    記載のフットパッド。
11. 【請求項１１】 第１および第２の複数の前記突起が含まれ、該第１および
    第２の複数の突起が、それぞれ、第１および第２の移行値と、第１および第２の
    突起高さとを有するようになされており、前記第１の移行値が前記第２の移行値
    よりも高く、前記第１の突起高さが前記第２の突起高さよりも高い、請求項１に
    記載のフットパッド。
12. 【請求項１２】 第１および第２の複数の前記突起が含まれ、該第１および
    第２の複数の突起が、それぞれ、第１および第２の移行値と、第１および第２の
    突起高さとを有するようになされており、前記第１の移行値が前記第２の移行値
    よりも高く、前記第２の突起高さが前記第１の突起高さよりも高い、請求項１に
    記載のフットパッド。
13. 【請求項１３】 第１および第２の複数の前記突起が含まれ、該第１および
    第２の複数の突起が、それぞれ、空隙の大きさと突起の大きさとの第１および第
    ２の比率を画定しており、 前記各空隙の大きさは、前記第１および第２の複数の突起のそれぞれの間で互
    いに隣接する突起のそれぞれの高さおよび側面に関して、ならびに、前記パッド
    の前記上面に関して、画定されており、前記突起のそれぞれの大きさは、前記突
    起のそれぞれの高さ、側面および頂面に関して、ならびに、前記パッドの前記上
    面に関して、画定されている、請求項１に記載のフットパッド。
14. 【請求項１４】 少なくとも１つの前記突起の頂面が、凹面を画定している
    、請求項１に記載のフットパッド。