JP2003514975A - 染料組成物、その製造及び使用 - Google Patents

染料組成物、その製造及び使用

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Abstract

(57)【要約】 水中のxwt%のベンジルアルコール(B)の溶液中のywt%の少なくとも1種のアニオン染料(A)、及びzwt%の少なくとも1種の配合添加剤(F)の溶液であり、ここでxが0.5〜4であり、yが5〜35であり、zが0〜2であり、(B)以外のアルコール並びに水及び(B)以外の溶媒もしくは溶解剤を本質的に含まない濃厚染料組成物(P)はその驚くべき安定性により区別され、染料(A)を用いることができるあらゆる望ましい染色法に用いることができ、繊維材料の染色、又は非繊維材料の着色に用いることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 水溶性アニオン染料を使用するためには、産業においては液体組成物が好まし
い。水溶性の高いアニオン染料においても、染料を高濃度で、完全に溶解した形
態で含み、及び/又は十分に安定であり、特に貯蔵及び輸送安定であり、またス
プレーの間のような塗布の間においても安定である濃厚な水性溶液を製造するこ
とは通常常に可能ではないため、このような水/有機濃厚染料溶液を製造するた
めに有機溶媒及び所望により可溶化剤が用いられてきた。このタイプの水/有機
染料溶液は、この溶液を例えばスプレーや他の同様の方法によって直接用いる場
合に特に好ましい。
【0002】 例えば、GB-A-1545529、EP-A-508443及びJP-A-07-118585より、水/有機溶液
の有機成分として、アルコールもしくはピロリドンもしくはヒドロトロープのカ
テゴリーに属する溶媒を用いてこのタイプの溶液を製造することが知られている
【0003】 GB-A-1545259では、ある種のジアゾ染料の水/有機溶液の製造用にN-メチルピ
ロリドン、ベンジルアルコール及びウレアの混合物を用いており、N-メチルピロ
リドンとウレアの総量はベンジルアルコールの量よりも多く、染料は純粋な生成
物として又は湿プレスケーキとして用いられるが、染料製造からの副生成物のよ
うな塩は液体組成物に不安定な特性を与えることが記載されており(1頁40〜41
行)、従って染料プレスケーキを塩酸中で海水脱塩することが好ましい(例1で
は酸性プレスケーキ中において1%までの塩)。
【0004】 EP-A-508443には、ある種のアニオン染料の水/有機溶液が記載されており、
水/有機相の量が75〜85wt%であり、その50%以下が水であり、有機相は単、二
もしくは三官能性アルコールからなり、さらに有機溶媒、例えばジオキサン、2-
ピロリドン、メチルラクテート、エチルラクテート及びブチルラクテートが存在
してもよい。この文献には、組成物の安定性は水の比率が水/有機相の50%を超
える場合に得られることが記載されている(6頁、46〜47行)。 特開平7−118585号明細書には、同様の成分を含むジェットプリントインクが
記載されている。
【0005】 US-A-4816244には、ある種の天然染料の希釈溶液を製造するためのある種のC 4-8 アルコール(トリヒドロキシペンタン、トリヒドロキシヘキサン及びベンジ
ルアルコールが示されている)及び他のアルコール(グリセロール、エチレング
リコール、プロピレングリコール、エチレングリコールモノメチルエーテル、エ
タノール、プロパノール及びジエチレングリコールが示されている)とのその混
合物が記載されており、すべての実施例は1種もしくは2種の他の脂肪族アルコ
ールとの混合物において三官能性アルコール(トリヒドロキシヘキサン)を用い
ており、染料に比較して過剰のアルコールもしくはアルコール混合物が実施例に
おいて用いられており、さらに0.01〜10.0%の染料濃度においてアルコールを安
定化する有利な特性が得られることが記載されている(カラム2、15〜17行)。
【0006】 EP-A-122224には、モノ及びジもしくはトリ(C2-4アルカノール)アミンの混
合物の存在下において水性アルカリ性媒体中で4-ニトロトルエン-2-スルホン酸
を縮合させ、さらに縮合後にジもしくはトリ(C2-4アルカノール)アミンを添
加し、次いで膜を通して濾過により又はアルカリ金属イオンを除去するための酸
性イオン交換樹脂もしくは酸による処理によって脱塩することによる脱塩した黄
色スチルベンアゾ(キシ)染料溶液の製造方法が記載されているが、過剰のアル
カノールアミンは除去されず、この明細書において、存在してもよい助剤、すな
わちホルムアミド、ジメチルホルムアミド、グリコール、ジエチレン及びトリエ
チレングリコール及びそのモノもしくはジアルキルエーテル、さらに分子量が40
0〜4000であるポリエチレングリコールもしくはベンジルアルコール、さらに染
料溶液に対して35wt%以下の濃度のウレアが記載されている。その実施例には、
多量(約20もしくは30%)のウレアを含む染料溶液のみが記載されており、これ
は存在する染料の量よりもかなり多い。またこの文献には、GB-A-1545529と同様
に、脱塩することが必要であり、多量の助剤を含む染料組成物も記載されており
、この助剤はEP-A-122224においてはウレアである。
【0007】 上記の従来技術より、ある種のアニオン染料の安定な水/有機溶液を製造する
ことが何度も試みられ、有機溶媒及び/又は安定剤のある種の組み合わせが必要
であり、ある場合には精製工程も必要であることが明らかであり、GB-A-1545524
では染料(例えばプレスケーキとしての)が塩を含む濃厚溶液に対して好ましく
、EP-A-508443では有機溶媒含有量が50%未満である濃厚溶液に対して好ましく
、US-A-4816244では染料を10%より多く含む溶液に対して好ましい。染料含有量
が高い、特に10wt%以上である水溶性アニオン染料の安定な水/有機溶液を見出
すため、従来解決されなかった問題は有機相の含有率がかなり低いことである。
【0008】 驚くべきことに、とても少量のベンジルアルコールを用い、他のアルコール又
は他の有機溶媒もしくは安定剤を本質的に添加することなく、特に安定性が優れ
(例えばその合成からの副生成物としての塩を含んでいても)、より希釈された
水溶液と同様の流動性を有し、基材の染色もしくは着色のための間接的もしくは
直接使用に適した、以下に記載の水溶性アニオン染料の濃厚水性ベンジルアルコ
ール含有溶液が見出された。
【0009】 本発明は、その溶液、その製造、その使用及びこれによって処理された基材、
特に非繊維親水性基材に関する。
【0010】 本発明の第一の主題は、水中のxwt%のベンジルアルコール(B)の溶液中のyw
t%の少なくとも1種のアニオン染料(A)、及びzwt%の少なくとも1種の配合添
加剤(F)の溶液であり、ここで xが0.5〜4であり、 yが5〜35であり、 zが0〜2であり、 (B)以外のアルコール並びに水及び(B)以外の溶媒もしくは溶解剤を本質的に含ま
ない濃厚染料組成物(P)である。
【0011】 アニオン染料(A)としては、あらゆるアニオン染料が考慮され、特にアルコー
ル性ヒドロキシル基に対して不活性であるものであり、原則として (A1)酸性染料、 (A2)直接染料、 (A3)媒染染料、及び (A4)反応染料(所望により加水分解形態である) である。
【0012】 酸性染料、直接染料、媒染染料及び反応性染料としては、これらの用語におい
て知られている染料が考慮され、例えば「カラーインデックス」において「酸性
染料」、「直接染料」、「媒染染料」及び「反応性染料」と命名されているもの
である。反応性染料の加水分解形態は、構造は反応性染料と一致するが、繊維反
応性置換基(例えば、F、Cl、Brもしくはスルファト基)がアルカリ(例え
ばNaOH)の存在下においてOHに転化されたこと、又は(例えばビニルスル
ホニル基への)水付加によってOH基を含むことが異なるものを意味する。前記
の染料のカテゴリーのうち、酸性染料(A1)が好ましい。染料(A)、特に(A1)は原
則として少なくとも1つのスルホ基を所望により塩形態で含み、所望により他の
酸基(例えばカルボキシル基及び/又はリン酸基)を所望により塩形態で含むも
のである。染料(A)、特に(A1)は所望の従来のカテゴリーのいずれに属していて
もよく、例えばアントラキノン、モノアゾ、ジスアゾ、トリフェニルメタン、キ
ノフタロンもしくはキサンテン類からの染料であってもよい。染料(A)、特に(A1 )は分子サイズが比較的小さいことが好ましく、例えば遊離酸もしくは内部塩の
形態のその分子量は300〜1000、好ましくは340〜800である。これらの染料は有
利には分子内に1〜4個のスルホ基を含む。酸基、特にスルホ基の数は、有利に
はこの染料、特に塩形態の染料が容易に水溶性となるに十分な数である。(A)、
特に(A1)の水溶性は、例えば室温(=20℃)において10g/l以上、好ましくは20g
/l以上、特に好ましくは40g/l以上である。有利には、(A1)の分子内のスルホ基
あたり平均1〜3個、好ましくは1.5〜2個のベンゼン環が存在する。アゾ染料
のうちでは未縮合のものが好ましく、ジスアゾ染料およびモノアゾ染料のうちで
はモノアゾ染料が好ましい。
【0013】 本発明の染料組成物(P)において、(A)としては1種の染料又は2種以上の染料
(有利には同じカテゴリーのもの)の混合物を用いることができる。
【0014】 アニオン染料(A)において、それぞれのアニオン基、特に酸基は遊離酸の形態
、もしくは好ましくは塩形態、特に好ましくは非発色カチオンの塩の形態、有利
には染料を水溶性にするそのような塩もしくはカチオンの塩の形態であり、この
染料塩は水溶性となる。対イオンとしては、特にカチオン、例えばアルカリ金属
カチオン、アンモニウムカチオン、及びアルカリ土類金属カチオンが考慮される
。アルカリ土類金属カチオンとしては、例えばカルシウム及びマグネシウムが例
示される。アンモニウムカチオンとしては、未置換アンモニウムもしくは低分子
量アミンのアンモニウムイオ、例えばモノ、ジもしくはトリ-(C1-2アルキル)-
及び/又は-(β-ヒドロキシ-C2-3-アルキル)アンモニウム、例えばモノ、ジも
しくはトリイソプロパノールアンモニウム、モノ、ジもしくはtリエタノールア
ンモニウム及びN-メチル-N-エタノールアンモニウムが例示される。アルカリ金
属カチオンとしては、従来からのこのタイプのカチオン、例えばリチウム、ナト
リウム及び/又はカリウムイオンが例示される。イオンとしての水素はヒドロニ
ウムイオンの形態である。前記カチオンのうち、アンモニウムカチオン及び特に
アルカリ金属カチオンが好ましい。
【0015】 アニオン染料(A)は(B)のx%水溶液に溶解される。xwt%の濃度は好ましくは
1〜4wt%である。(B)の水溶液中のywt%のアニオン染料(A)、好ましくは(A1)
の濃度は好ましくは10wt%よりも高く、有利には12〜30wt%、特に15〜28wt%で
ある。
【0016】 染料(A)は所望によりその製造及び/又は配合からの副生成物及び/又は添加
剤を少量含む。例えば外部からの電解質(特にその製造からの希釈剤及び/又は
無機塩)、例えば塩化ナトリウム、硫酸ナトリウム、炭酸ナトリウムもしくは塩
化カリウム、を(A)を基準として30wt%以下、例えば1〜24wt%含む。(A)が含む
無機塩もしくは他の添加剤は好ましくは10wt%未満である。好ましい態様によれ
ば、(A)は精製された染料、特に膜精製された染料(すなわち外部電解質及び他
の副生成物の透析により溶解された形態の実質的に精製され、所望により乾燥さ
れたもの)が用いられる。
【0017】 配合添加剤(F)としては、水溶液の配合に通常用いられるものが考慮され、特
に(F1)抗微生物剤、及び/又は(F2)pH調整用の少なくとも1種の酸、少なくと
も1種の塩基、及び/又は少なくとも1種の緩衝液である。
【0018】 (F1)としては、微生物の有害な作用に対して保護するために一般に用いられて
いる公知のものであり、原則として微生物の生育を抑制するもの、あるいは殺微
生物剤、特に殺カビ剤を用いることが可能である。これは低濃度で、例えば0.01
〜1、特に0.05〜0.5のzで用いられる。
【0019】 (F2)としては、染料組成物のpH調整に一般に用いられている酸、塩基もしく
は緩衝液、例えば無機酸(例えば塩酸、硫酸もしくはリン酸)、例えば1〜6個
の炭素原子を有する低分子量脂肪族カルボン酸(例えば蟻酸、酢酸、乳酸もしく
はクエン酸)、又は塩基(例えばアルカリ金属水酸化物もしくはカーボネート)
、又は脂肪族低分子量アミン、例えば上記酸基の対応する塩を形成するために用
いられるもの(このうち、アンモニアもしくはトリエタノールアミンが好ましい
)を用いることが可能である。
【0020】 濃厚染料組成物(P)のpHは通常所望の値であってよく、有利には5〜11、好
ましくは6〜10、特に好ましくは7〜10である。
【0021】 「(B)以外のアルコール並びに水及び(B)以外の溶媒もしくは溶解剤を本質的に
含まない」とは、(B)以外のアルコール並びに水及び(B)以外の溶媒もしくは溶解
剤が存在しないか又は少量、例えば染料不純物として存在してよいかもしくは(B
)を基準としてその比率が低く、好ましくは(B)の10wt%を超えず、より好ましく
は(B)の2wt%であることを意味する。
【0022】 本発明の染料組成物(P)は、成分を混合することにより、特に少なくとも1種
の染料(A)を(B)の水溶液と及び所望により(F)と混合することにより、又は(B)を
(A)の対応する濃厚溶液及び/又は懸濁液と混合し、所望により(F)を混合するこ
とによる簡単な方法で製造される。反応性染料(A4)を用いる場合、所望により繊
維反応性置換基をアルカリ性条件下、たとえばアルカリ金属水酸化物もしくは炭
酸塩により同時に加水分解してもよい。
【0023】 第一の態様において、染料(A)は市販の形態である乾燥染料の形態で、又は好
ましくは湿ったもしくは乾燥したフィルターケーキとして、又は透析した溶液と
して(これは所望により乾燥してもよい)用いられる。第二の態様において、(A
)の水溶液は、例えばそれぞれの粗染料溶液の膜濾過より得られるものであって
よく、ここで染料は高温、例えば30〜80℃、好ましくは40〜60℃においていまだ
溶解しており、又は室温においては一部沈殿していてもよく、例えば少なくとも
一部は懸濁液の形態であってもよく、次いで(B)を添加することによって再溶解
される。(A4)中の繊維反応性置換基の加水分解は同時に行ってよく、好ましくは
例えばpH10〜12における透析の前に行われる。(F)の添加はいずれの時点で行
ってもよく(F1)の添加は、有利には(A)が溶解した際に、有利には透析後に行わ
れ、(F2)の添加は透析の前もしくは後、及び/又は(B)の添加の前もしくは後に
おこなってよい。
【0024】 本発明の組成物(P)、特に上記のようにして製造されたもの、はその驚くべき
安定性によって区別され、例えばこれはとても貯蔵安定でありかつ輸送安定であ
り、取扱いが容易である。これはまた、例えばノズルを通してスプレーする間の
ような強力な動的応力下での適用の間に生ずるような条件においてもとても安定
である。これは染料(A)を繊維材料(例えば織物材料)の染色に、特に非繊維基
材の着色に用いることができるあらゆる所望の染色法及び着色法に用いることが
デイ、染料(A)は(P)の形態で染料液、インクもしくはペーストの残りの成分と直
接混合し、基材によっては直接適用することができる。
【0025】 非繊維基材とは、アルミニウムもしくはアルミニウム合金、易流動性相量、又
はポリマー含有組成物もしくはコーティング上に人工的に形成された酸化物層の
ような繊維を含まないあらゆる基材、特に親水性基材を意味する。特に好ましい
基材はプラスチック組成物(S)、特に親水性のものである。
【0026】 プラスチック組成物(S)のコーティングについて、例えば洗剤もしくは化粧品
のような着色組成物に用いられているような水溶性プラスチックもしくはポリマ
ー(S')を用いることが可能である。原則として、エチレン系不飽和C3-8モノカ
ルボン酸及び所望によりC4-8ジカルボン酸、ポリアルキレングリコール(原則
としてポリエチレングリコール)又はポリエーテルウレタンのポリマー及びコポ
リマーが例示される。これらのポリマーの平均分子量Mwは様々であってよく、
ポリカルボン酸については例えば5000〜5,000,000、有利には50,000〜200,000、
ポリアルキレングリコール、特にポリエチレングリコールについては400〜6000
、好ましくは600〜4000、ポリエーテルウレタンについては10,000〜108、特に10 5 〜107である。
【0027】 洗剤において用いられる得に好ましいポリマー及びコポリマー(S')は、ポリカ
ルボン酸、特に(メタ)アクリル酸及び所望によりマレイン酸の(コ)ポリマー
である。不飽和ジカルボン酸に対する不飽和モノカルボン酸のモル比は、有利に
は5/5〜9/1、好ましくは6/4〜8/2である。不飽和ジカルボン酸は有
利には無水物として用いられる。ポリカルボン酸は有利にはそのアルカリ金属塩
、例えばリチウム、ナトリウムもしくはカリウム塩の形態で用いられ、ナトリウ
ム塩が好ましい。
【0028】 これらのポリマー(S')は、アルカリ金属塩の形態において水溶性である(すな
わち少なくとも適用条件において水溶液もしくはコロイドを形成する)。
【0029】 対応する染料含有ポリマー組成物(Sp)の製造のため、ポリマー(S)は有利には
、例えば5〜80wt%、好ましくは15〜50wt%の濃度の濃厚な水溶液の形態で(P)
と混合され、所望によりそれぞれの用途に適しておりそれぞれの産業分野におい
て一般的である他の添加剤と混合される。こうして製造された混合物は直接用い
ることができ、又は所望により乾燥し、粉砕して、例えば粉末もしくは粒状物質
にしてもよい。他の好ましい方法によれば、事前に形成したポリマー粒子(S')を
(P)とスプレーしてもよい。
【0030】 本発明の主題は組成物(P)、特に易流動性着色粒状材料(例えば上記のポリマ
ー中の)としての洗剤中の青、赤及び/又は緑色のものの使用であり、これは着
色粒子として非染料含有洗剤粒状材料と混合され、又はすべての洗剤成分と混合
され、これは液体洗剤又は粒状洗剤のいずれの形態であってもよい。
【0031】 洗剤添加剤として適しておりかつポリマーとしてポリカルボン酸を含む着色ポ
リマー粒状材料の好適な組成物は、有利には10〜70wt%、好ましくは20〜40wt%
のポリカルボン酸をナトリウム塩として含み、(染料の分のwwt%を差し引いた
)100wt%までの残余の混合塩、好ましくはグラウバー塩を含み、さらにwwt%
の染料(A)を含むものである。この染料は混入もしくはスプレーされ、明確な色
、好ましくは青、赤、紫もしくは緑色を与え、原則として0.005〜0.5wt%、好ま
しくは0.01〜0.2wt%である。
【0032】 染料は洗剤中に最小の比率で存在する。洗剤の残りの成分に対する着色粒子の
質量比は、例えば0.01/99.99〜2/98、好ましくは0.05/99.95〜1/99である
。本発明により用いられる組成物(P)は洗剤に存在してもよい蛍光増白剤に悪影
響を与えず、かつアニオン洗剤蛍光増白剤との相溶性が高い。この洗剤を、洗剤
組成物によって形成されるアルカリ性条件において繊維製品の洗浄に用いる場合
、染料はほとんど基材に取り込まれず、これは同じ洗浄操作において又はその後
の洗浄操作において洗浄除去されることを意味する。
【0033】 本発明の他の主題は、(P)により着色された水溶性ポリマー組成物により表さ
れ、特に易流動性粒状材料(Sp)である。
【0034】 組成物(P)は、一般的な添加剤(例えば増粘剤もしくはキャリヤ物質)を用い
てプリントペーストもしくはインク、特にジェットプリントインクの製造に、又
は従来の染色方法を用いる方法陽極酸化アルミニウムの染色もしくは繊維基材、
例えば親水性基材、特にセルロース含有基材(例えばコットン、ビスコース、紙
及び不織布)、天然ポリアミド(ウール、シルク及び皮革)及び合成繊維(ポリ
アミド及びポリウレタン)並びにこれらの繊維の混合物の染色に用いることがで
きる。
【0035】 以下の例において、部は質量部であり、パーセントは質量パーセントであり、
温度は摂氏である。例中のフィルターケーキ中の「残留塩」又は「塩含有量」は
染料合成からの副生成物としての無機塩(ほとんど塩化ナトリウム、臭化ナトリ
ウム及び/又は硫酸ナトリウムである)である。
【0036】 例1 100部の水中の3部のベンジルアルコールの溶液を室温(=20℃)においてセ
ットし、10%残留塩を含むナトリウム塩としての下式
【化1】 の染料の洗浄し乾燥したフィルターケーキを20部入れ、この混合物を透明な溶液
が形成するまで攪拌した。青色の貯蔵安定な溶液が得られた。pH=7.5〜8.5。
【0037】 洗浄し乾燥したフィルターケーキの代わりに、硫酸ナトリウム含有率が20%で
ある対応する量の市販入手可能な製品を用いることも可能である。 所望により、pH>12の1,2-ベンズイソチアゾリン-3-オンをベースとする水
性殺微生物剤を0.4部混合してもよい。得られる生成物のpHは8.5〜9.5である
【0038】 例2 水含有率が60%、塩含有率が4%であるナトリウム塩としての式(I)の染料の
洗浄した湿ったフィルターケーキ100部を室温において140部の水で希釈した。得
られた混合物に6部のベンジルアルコールを攪拌し、この混合物をさらに透明な
溶液が形成するまで室温でさらに攪拌した。青色の貯蔵安定な溶液が得られた。
pH=7.5〜8.5。
【0039】 例3 水含有率が60%、塩含有率が4%であるナトリウム塩としての式(I)の染料の
洗浄した湿ったフィルターケーキ100部を80℃において140部の水で希釈し、染料
が溶解するまで攪拌した。得られた溶液に6部のベンジルアルコールを攪拌し、
染料溶液を冷却した。青色の貯蔵安定な溶液が得られた。
【0040】 例4 水含有率が60%、塩含有率が4%であるナトリウム塩としての式(I)の染料の
洗浄した湿ったフィルターケーキ100部を60℃において140部の水と6部のベンジ
ルアルコールの混合物で希釈し、透明な溶液が形成するまで攪拌し、次いで染料
溶液を冷却した。青色の貯蔵安定な溶液が得られた。
【0041】 例1(a)、1(b)、2(a)、2(b)、3(a)、3(b)、4(a)及び4(b) 式(I)の青色酸性染料と同様にして、下式の黄色酸性染料(いずれもナトリウ
ム塩として)を例1〜4において用いた。黄色の貯蔵安定な溶液が得られた。
【化2】
【0042】 例1(c)、1(d)、2(c)、2(d)、3(c)、3(d)、4(c)及び4(d) 式(I)の青色酸性染料と同様にして、下式の橙色酸性染料(いずれもナトリウ
ム塩として)を例1〜4において用いた。橙色の貯蔵安定な溶液が得られた。
【化3】
【0043】 例1(e)、1(f)、2(e)、2(f)、3(e)、3(f)、4(e)及び4(f) 式(I)の青色酸性染料と同様にして、下式の赤色酸性染料(いずれもナトリウ
ム塩として)を例1〜4において用いた。赤色の貯蔵安定な溶液が得られた。
【化4】
【0044】 例1(g)、1(h)、1(i)、1(l)、2(g)、2(h)、2(i)、2(l)、3(g)、3(h)、3(i)、3(l)
、4(g)、4(h)、4(i)及び4(l) 式(I)の青色酸性染料と同様にして、下式の青色酸性染料(いずれもナトリウ
ム塩として)を例1〜4において用いた。青色の貯蔵安定な溶液が得られた。
【化5】
【0045】 例5 100部の水中の4部のベンジルアルコールの溶液を室温においてセットし、ナ
トリウム塩としての式(1)の染料の洗浄し乾燥したフィルターケーキ10部及び式(
2)の染料の洗浄し乾燥したフィルターケーキ15部を入れ、この混合物を透明な溶
液が形成するまで攪拌した。緑色の貯蔵安定な溶液が得られた。pH=7.5〜8.5
。 所望により、pH>12の1,2-ベンズイソチアゾリン-3-オンをベースとする水
性殺微生物剤を0.4部混合してもよい。得られる生成物のpHは8.5〜9.5である
【0046】 水含有率が60%、塩含有率が4%であるナトリウム塩としての式(1)の染料の
洗浄し湿ったフィルターケーキ50部及び水含有率が60%、塩含有率が4%である
ナトリウム塩としての式(2)の染料の洗浄し湿ったフィルターケーキ75部を室温
において125部の水で希釈した。得られた混合物に8部のベンジルアルコールを
攪拌し、この混合物を室温において透明な溶液が形成するまで攪拌した。緑色の
貯蔵安定な溶液が得られた。
【0047】 例7 水含有率が60%、塩含有率が4%であるナトリウム塩としての式(1)の染料の
洗浄し湿ったフィルターケーキ50部及び水含有率が60%、塩含有率が4%である
ナトリウム塩としての式(2)の染料の洗浄し湿ったフィルターケーキ75部を80℃
において125部の水で希釈し、染料が溶解するまで攪拌した。得られた溶液に8
部のベンジルアルコールを攪拌し、この染料溶液を冷却した。緑色の貯蔵安定な
溶液が得られた。
【0048】 例8 水含有率が60%、塩含有率が4%であるナトリウム塩としての式(1)の染料の
洗浄し湿ったフィルターケーキ50部及び水含有率が60%、塩含有率が4%である
ナトリウム塩としての式(2)の染料の洗浄し湿ったフィルターケーキ75部を60℃
において125部の水と8部のベンジルアルコールの混合物で希釈し、透明な溶液
が形成するまで攪拌し、次いでこの染料溶液を冷却した。緑色の貯蔵安定な溶液
が得られた。
【0049】 例5(a)、5(b)、5(c)、5(d)、6(a)、6(b)、6(c)、6(d)、7(a)、7(b)、7(c)、7(d)
、8(a)、8(b)、8(c)及び8(d) 式(1)の青色酸性染料と同様にして、式(8)、(9)、(10)もしくは(11)の青色酸
性染料を例5〜8において用い、緑色の貯蔵安定な溶液が得られた。
【0050】 例5(e)、5(f)、5(g)、5(h)、5(i)、6(e)、6(f)、6(g)、6(h)、6(i)、7(e)、7(f)
、7(g)、7(h)、7(i)、8(e)、8(f)、8(g)、8(h)及び8(i) 式(2)の黄色酸性染料と同様にして、式(3)の黄色酸性染料を例5〜8(d)にお
いて用い、緑色の貯蔵安定な溶液が得られた。
【0051】 例5(k)、5(l)、5(m)、5(n)、6(k)、6(l)、6(m)、6(n)、7(k)、7(l)、7(m)、7(n)
、8(k)、8(l)、8(m)及び8(n) 式(1)の青色酸性染料と同様にして、式(6)もしくは(7)の赤色酸性染料を例5
〜8において用い、橙色の貯蔵安定な溶液が得られ、又は式(3)もしくは(4)の橙
色酸性染料を用い、橙黄色の貯蔵安定な染料溶液が得られた。
【0052】 例9 固体含有率が20%である、水溶液中でジアゾ化スルファニル酸とβ−ナフトー
ルとのカップリングより得られる、ナトリウム塩としての式(4)の橙色賛成染料
の溶液100部を、60℃において2.4部のベンジルアルコールと混合し、得られた透
明な溶液を室温に冷却した。橙色の貯蔵安定な染料溶液が得られた。pH=7.5
〜8.5。
【0053】 例10、11及び12 この方法は例9と同様であるが、式(4)の橙色酸性染料のカップリング溶液の
代わりに式(5)の橙色酸性染料、式(3)の黄色酸性染料又は式(6)の赤色酸性染料
のカップリング溶液をナトリウム塩として用いた。橙色、黄色又は赤色の貯蔵安
定な染料溶液が得られた。
【0054】 適用例A 100部あたり18〜22部の硫酸及び1.2〜7.5部の硫酸アルミニウムを含む水溶液
中において18〜20℃の温度、15〜16ボルトの電圧及び1.5A/dm2の電流密度におい
て直流により、脱脂し脱酸化したアルミニウム片を40〜50分間、陽極酸化した。
厚さ約20〜24μmの酸化物層が形成された。水で洗浄後、陽極酸化されたアルミ
ニウムシートを、酢酸及び酢酸ナトリウムでpHを5.5に調整した、1000部の脱
イオン水中の2.5部の例1の染料溶液からなる溶液中で60℃において15分間染色
した。水で洗浄後、染色されたアルミニウムシートを脱イオン水中で98〜100℃
において40〜50分間シールした。光堅牢性に優れた青色染色が得られた。
【0055】 適用例B この方法は適用例Aと同様であるが、同じ条件において1000部の水中の3部の
酢酸ニッケルの溶液中で後処理を行うことが異なる。光堅牢性に優れた青色染色
が得られた。
【0056】 適用例C 例1からの染料溶液50部を450部の水に溶解し、置換度が1.5である100部のメ
チルセロソルブ及び400部の水からなる高粘性溶液に攪拌した。こうして得られ
たプリントインクをスクリーン印刷により、1.2A/dm2の電流密度及び53℃におい
て1000部の水中の100部の無水クロムの溶液中で30分間、Al/Mg/Siのア
ルミニウム合金を陽極酸化することにより得られた乾燥した酸化アルミニウムシ
ートに塗布した。プリントされたシートを沸騰水中に10分間浸漬し、冷水でよく
洗浄した。弱灰色の背景上の青色パターンが得られた。 適用例A、B及びCにおいて、例1の染料溶液と同様にして例2〜12の染料
溶液を用い、それぞれの色の染色が得られた。
【0057】 適用例D 平均分子量Mw=70,000の、モル比が7/3であるアクリル酸とメタクリル酸
のコポリマー(ナトリウム塩)の40%溶液100部を120部のグラウバー塩及び0.15
部の例1で製造した染料溶液と混合し、得られた組成物を押出圧縮機/グラニュ
レーターにおいて押出し、粉砕した(0.3〜2mmの粒度)。得られた粒状物質は
青色であり、洗剤粒子用の青色粒子として用いることができる。例えば、EMPA A
rticle No.602による組成物を含む洗剤(リンを含まない洗剤、IEC Reference D
etergent Type A)がこの目的に適している。同じ粒度の洗剤99.5部を0.5部の青
色粒子と混合した。
【0058】 適用例E 平均分子量Mw=70,000の、モル比が7/3であるアクリル酸とメタクリル酸
のコポリマー(ナトリウム塩)の40%溶液100部を120部のグラウバー塩と混合し
、得られた組成物を押出圧縮機/グラニュレーターにおいて押出し、粉砕した(
0.3〜2mmの粒度)。得られた粒状物質に0.05部の例1で製造した染料溶液を均
一にスプレーした。こうして着色された粒状物質は青色であり、洗剤粒子用の青
色粒子として用いることができる。例えば、EMPA Article No.602による組成物
を含む洗剤(リンを含まない洗剤、IEC Reference Detergent Type A)がこの目
的に適している。同じ粒度の洗剤99.5部を0.5部の青色粒子と混合した。
【0059】 例1の染料溶液に代えて、例2〜4又は1(e)〜8(i)の染料溶液を同様に用いて
、青色、赤色もしくは緑色粒子を製造し、又は青色の混合物(例1〜4、1(g)〜
4(l))を用いて紫色の粒子を製造した。
【0060】 適用例F 例1の染料溶液10部を75部の脱イオン水及び15部のジエチレングリコールと60
℃において混合した。室温まで冷却後、青色プリントインクが得られ、これは紙
もしくは繊維材料へのインクジェットプリントインクとして安定性が高かった。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C09B 11/28 C09B 11/28 C 25/00 25/00 Z 29/16 29/16 29/50 29/50 C09D 11/00 C09D 11/00 D06P 1/90 D06P 1/90 A 5/00 5/00 D (72)発明者 シェーフベルガー,ゲオルグ スイス国,ツェーハー−4055 バーゼル, ハゲンタラーシュトラーセ 7 Fターム(参考) 4H056 AA01 AB03 AC02 AD21C AD24B AD28B BA02 BB05 BB12 BD01 BF21 BF26F FA01 4H057 BA02 CA29 CB13 CC02 DA02 DA45 GA03 4J002 BG011 CH021 CK041 FD096 GT00 4J039 BC07 BC39 BC60 BE02 BE03 BE04 BE12 BE19 BE30 CA03 GA24

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水中のxwt%のベンジルアルコール(B)の溶液中のywt%の
    少なくとも1種のアニオン染料(A)、及びzwt%の少なくとも1種の配合添加剤(
    F)の溶液であり、ここで xが0.5〜4であり、 yが5〜35であり、 zが0〜2であり、 (B)以外のアルコール並びに水及び(B)以外の溶媒もしくは溶解剤を本質的に含ま
    ない濃厚染料組成物(P)。
  2. 【請求項2】 (F)が (F1)抗微生物剤、及び/又は (F2)pHを調整するための、少なくとも1種の酸、少なくとも1種の塩基及び/
    又は少なくとも1種の緩衝液 である、請求項1記載の濃厚染料組成物(P)。
  3. 【請求項3】 pHが5〜11である、請求項1又は2記載の濃厚染料組成物
    (P)。
  4. 【請求項4】 少なくとも1種の染料(A)を(B)の水溶液及び所望により(F)
    と混合することにより、又は(B)を(A)の濃厚な溶液及び/又は懸濁液と混合し、
    そして所望により(F)と混合することにより製造される、請求項1〜3のいずれ
    か1項に記載の濃厚染料組成物(P)。
  5. 【請求項5】 基材を染色もしくは着色するための、請求項1〜4のいずれ
    か1項に記載の組成物(P)の使用。
  6. 【請求項6】 親水性、非繊維基材を着色するための、請求項5記載の使用
  7. 【請求項7】 着色プラスチック組成物(Sp)(このプラスチックは水溶性ポ
    リマー(S)である)の製造のための、請求項6記載の使用。
  8. 【請求項8】 プリントペーストもしくはインクを製造するための、または
    易流動性材料を着色するための、請求項6又は7記載の使用。
  9. 【請求項9】 請求項1〜4のいずれか1項に記載の染料組成物(P)である
    基材の染色剤もしくは着色剤。
  10. 【請求項10】 プラスチックが水溶性ポリマー(S)であり、請求項1〜4
    のいずれか1項に記載の少なくとも1種の染料組成物(P)によって着色された着
    色プラスチック組成物(Sp)。
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