JP2003514738A - 給糸装置 - Google Patents
給糸装置Info
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- JP2003514738A JP2003514738A JP2001539780A JP2001539780A JP2003514738A JP 2003514738 A JP2003514738 A JP 2003514738A JP 2001539780 A JP2001539780 A JP 2001539780A JP 2001539780 A JP2001539780 A JP 2001539780A JP 2003514738 A JP2003514738 A JP 2003514738A
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B65—CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
- B65H—HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL, e.g. SHEETS, WEBS, CABLES
- B65H57/00—Guides for filamentary materials; Supports therefor
- B65H57/22—Guides for filamentary materials; Supports therefor adapted to prevent excessive ballooning of material
-
- D—TEXTILES; PAPER
- D03—WEAVING
- D03D—WOVEN FABRICS; METHODS OF WEAVING; LOOMS
- D03D47/00—Looms in which bulk supply of weft does not pass through shed, e.g. shuttleless looms, gripper shuttle looms, dummy shuttle looms
- D03D47/34—Handling the weft between bulk storage and weft-inserting means
- D03D47/36—Measuring and cutting the weft
- D03D47/361—Drum-type weft feeding devices
- D03D47/362—Drum-type weft feeding devices with yarn retaining devices, e.g. stopping pins
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- D—TEXTILES; PAPER
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- D03D47/00—Looms in which bulk supply of weft does not pass through shed, e.g. shuttleless looms, gripper shuttle looms, dummy shuttle looms
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- D03D47/36—Measuring and cutting the weft
- D03D47/361—Drum-type weft feeding devices
- D03D47/364—Yarn braking means acting on the drum
- D03D47/366—Conical
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B65—CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
- B65H—HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL, e.g. SHEETS, WEBS, CABLES
- B65H2701/00—Handled material; Storage means
- B65H2701/30—Handled filamentary material
- B65H2701/31—Textiles threads or artificial strands of filaments
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Textile Engineering (AREA)
- Looms (AREA)
- Separation Using Semi-Permeable Membranes (AREA)
- Forwarding And Storing Of Filamentary Material (AREA)
- Unwinding Of Filamentary Materials (AREA)
Abstract
(57)【要約】
織機の給糸ユニットの給糸ドラム(2)の前端から巻き解かれた糸を案内するための装置において、該装置は給糸ドラムと同軸に、かつ一列に配置された中空体を含み、該中空体(7)はドラム(2)に近接する入口側がドラムから離間する出口側よりも大きい直径を有し、該装置において該中空体は該入口側に隣接している第1の軸線方向区域と該出口側に隣接している第2の軸線方向区域とを含み、該中空体は該出口側に引出し口(10)を有し、該中空体の中心軸に対して横断して延びる別々の面にそれぞれ設けられる、軸線方向に間隔をあけて内方に向かって突出する1以上のリブ(11)は、引出し口(10)の、あるいは前記第2の区域の内部表面上に、少なくとも存在する。
Description
【0001】
本発明は、織機の給糸ユニットの糸供給ドラムの前端から巻き解かれた糸を案
内するための装置に関し、該装置は給糸ドラムと同軸にかつ一列に配置された中
空体を含み、該中空体はドラムに近接する入口側がドラムから離間する出口側よ
りも大きい直径を有し、該中空体は該入口側に隣接している第1の軸線方向区域
と該出口側に隣接している第2の軸線方向区域とを含み、該中空体は該出口側に
引出し口を有する装置に関する。
内するための装置に関し、該装置は給糸ドラムと同軸にかつ一列に配置された中
空体を含み、該中空体はドラムに近接する入口側がドラムから離間する出口側よ
りも大きい直径を有し、該中空体は該入口側に隣接している第1の軸線方向区域
と該出口側に隣接している第2の軸線方向区域とを含み、該中空体は該出口側に
引出し口を有する装置に関する。
【0002】
上述の種類の装置は、一般に周知であり、簡潔のために、それらはまたアンチ
バルーン装置と呼ばれる。この種類の装置は織機とともに使用され、その横糸は
ボビンから給糸装置を経由して該織機の横糸部に供給される。該給糸装置におい
て、特定量の糸が給糸ドラムに巻かれ、それは別々の巻き付けで行ってもよく、
または行わなくてもよい。前記供給ドラムから糸はドラムの前端を越えて織機の
横糸部に向かって走り、これによって糸は、たとえばエアジェットインジェクタ
によって高速度で運ばれる。
バルーン装置と呼ばれる。この種類の装置は織機とともに使用され、その横糸は
ボビンから給糸装置を経由して該織機の横糸部に供給される。該給糸装置におい
て、特定量の糸が給糸ドラムに巻かれ、それは別々の巻き付けで行ってもよく、
または行わなくてもよい。前記供給ドラムから糸はドラムの前端を越えて織機の
横糸部に向かって走り、これによって糸は、たとえばエアジェットインジェクタ
によって高速度で運ばれる。
【0003】
それによって生じる問題は、該ドラムから高速度で巻き解かれると、糸がいわ
ゆるバルーンを形成する傾向があるということであり、これはあらゆる種類の問
題の原因となる。まず第1に、いったんバルーンが非常に大きくなると、バルー
ンが該装置の他の部分にぶつかる傾向にあるので、空間的問題がある。2つ目の
問題は、該バルーンが、そこにおいて生じる遠心力の結果として、横糸における
張力の増加をもたらし、結局は織物製品の品質および該織機の供給能力に悪影響
を及ぼす。
ゆるバルーンを形成する傾向があるということであり、これはあらゆる種類の問
題の原因となる。まず第1に、いったんバルーンが非常に大きくなると、バルー
ンが該装置の他の部分にぶつかる傾向にあるので、空間的問題がある。2つ目の
問題は、該バルーンが、そこにおいて生じる遠心力の結果として、横糸における
張力の増加をもたらし、結局は織物製品の品質および該織機の供給能力に悪影響
を及ぼす。
【0004】
少なくともある程度これらの問題を克服するために、このタイプの装置の多く
の実施形態がすでに提案されてきている。このタイプの装置の多数の実施形態は
、たとえば欧州特許公報第0 737 161号において開示されている。前記
公報から、たとえば、滑らかな内部表面を有する先端が切られた円錐の形態をと
った中空体として問題の装置を設計していることが知られている。これによって
、該内部表面は、継ぎ目のない先端が切られた円錐、または異なる頂角を有する
2つの円錐面の結合から構成されうる。滑らかな内部表面を有するこのような中
空体の欠点は、糸が前記の滑らかな内部表面との接触のために多くの摩擦に直面
するという事実であり、これは糸の張力を高くする。他の先行技術の実施形態に
おいて、先端が切られた円錐は、内部表面上に設けられたスタッドおよびリブの
形態をとった多数の内方に向かって突出する妨害ブレーキ手段を含む。前記スタ
ッドおよびリブは確かに糸および円錐の内部表面が相互に接触する度合いを低減
し、糸の張力をより低くするが、これらの装置によって達成された効果はいまだ
不十分である。
の実施形態がすでに提案されてきている。このタイプの装置の多数の実施形態は
、たとえば欧州特許公報第0 737 161号において開示されている。前記
公報から、たとえば、滑らかな内部表面を有する先端が切られた円錐の形態をと
った中空体として問題の装置を設計していることが知られている。これによって
、該内部表面は、継ぎ目のない先端が切られた円錐、または異なる頂角を有する
2つの円錐面の結合から構成されうる。滑らかな内部表面を有するこのような中
空体の欠点は、糸が前記の滑らかな内部表面との接触のために多くの摩擦に直面
するという事実であり、これは糸の張力を高くする。他の先行技術の実施形態に
おいて、先端が切られた円錐は、内部表面上に設けられたスタッドおよびリブの
形態をとった多数の内方に向かって突出する妨害ブレーキ手段を含む。前記スタ
ッドおよびリブは確かに糸および円錐の内部表面が相互に接触する度合いを低減
し、糸の張力をより低くするが、これらの装置によって達成された効果はいまだ
不十分である。
【0005】
本発明の目的は、改良された動作を提示する上述の種類の装置を提供すること
であり、この目的のために、該中空体の中心軸に対して横断して延びる別々の面
にそれぞれ設けられる、軸線方向に間隔をあけて内方に向かって突出する1以上
のリブが、引出し口の内部表面上に存在することを特徴とする。他の実施形態に
おいて、内方に向かって突出し、かつ該中空体の中心軸に対して横断して延びる
別々の面にそれぞれ設けられる、軸線方向に間隔をあけた1以上のリブはまた、
該中空体の前記第2の区域の内部表面上にも存在する。
であり、この目的のために、該中空体の中心軸に対して横断して延びる別々の面
にそれぞれ設けられる、軸線方向に間隔をあけて内方に向かって突出する1以上
のリブが、引出し口の内部表面上に存在することを特徴とする。他の実施形態に
おいて、内方に向かって突出し、かつ該中空体の中心軸に対して横断して延びる
別々の面にそれぞれ設けられる、軸線方向に間隔をあけた1以上のリブはまた、
該中空体の前記第2の区域の内部表面上にも存在する。
【0006】
意外にも、該中空体の中心軸に対して横断して延びる面に設けられる前記リブ
は、該装置を通る横糸の張力がさらに低減され、その上バルーンの形成がさらに
妨げられるという意味で、該装置の動作に良い効果を有することが明らかになっ
た。
は、該装置を通る横糸の張力がさらに低減され、その上バルーンの形成がさらに
妨げられるという意味で、該装置の動作に良い効果を有することが明らかになっ
た。
【0007】
織機において、時計回りにまたは反時計回りに回転する巻きアームによって糸
を供給ドラムに巻き付けることができる。このことは供給ドラムの巻き糸が供給
ドラムの中心軸の方向とは反対方向に斜めに延びる面に設けることができること
を意味する。このことはまた、巻き解かれた巻き糸が該中空体の中心軸の方向と
は反対方向に斜めに延びる面に設けることができることを意味する。
を供給ドラムに巻き付けることができる。このことは供給ドラムの巻き糸が供給
ドラムの中心軸の方向とは反対方向に斜めに延びる面に設けることができること
を意味する。このことはまた、巻き解かれた巻き糸が該中空体の中心軸の方向と
は反対方向に斜めに延びる面に設けることができることを意味する。
【0008】
上述のリブがそれぞれ該中空体の中心軸に対して特定の角度で延びる面に設け
られるとき、このような装置は、時計回り方向に供給ドラムに巻かれた糸または
反時計回り方向に供給ドラムに巻かれた糸のどちらかのみに使用される。この結
果、異なる種類の解糸装置が供給ドラムの糸のそれぞれの巻き方向について必要
とされるだろう。この問題を克服するために、本発明による該装置の他の実施形
態は、上述のリブのそれぞれが該中空体の中心軸に少なくとも実質的に垂直に延
びる面に設けられることを特徴とする。該リブがこのような該中空体の中心軸に
対して垂直に延びる面に設けられるとき、このようなリブは巻き解かれる糸に対
して影響を及ぼし、該影響は給糸ドラムの糸のそれぞれの巻き方向について同様
である。したがって、これは、巻く方向が変更されているとき、解く方向が変更
される必要がないことを意味する。
られるとき、このような装置は、時計回り方向に供給ドラムに巻かれた糸または
反時計回り方向に供給ドラムに巻かれた糸のどちらかのみに使用される。この結
果、異なる種類の解糸装置が供給ドラムの糸のそれぞれの巻き方向について必要
とされるだろう。この問題を克服するために、本発明による該装置の他の実施形
態は、上述のリブのそれぞれが該中空体の中心軸に少なくとも実質的に垂直に延
びる面に設けられることを特徴とする。該リブがこのような該中空体の中心軸に
対して垂直に延びる面に設けられるとき、このようなリブは巻き解かれる糸に対
して影響を及ぼし、該影響は給糸ドラムの糸のそれぞれの巻き方向について同様
である。したがって、これは、巻く方向が変更されているとき、解く方向が変更
される必要がないことを意味する。
【0009】
該リブは、多数の円の弧がそれぞれの面に形成されるように、それらの関連す
る面において妨害する形状を有するが、本発明に従えば、該リブにそれらの関連
する面において該中空体の内周にわたる連続的な閉じた環状のリングを形成させ
ることが有利であることが明らかになった。
る面において妨害する形状を有するが、本発明に従えば、該リブにそれらの関連
する面において該中空体の内周にわたる連続的な閉じた環状のリングを形成させ
ることが有利であることが明らかになった。
【0010】
本発明による該装置の他の実施形態において、前記第1および前記第2の区域
はそれぞれ円錐台の表面から構成され、第1の区域の出口側は第2の区域の入口
側に隣接している。したがって、第1の区域の円錐面の頂角は第2の区域のそれ
よりも大きくてもよい。
はそれぞれ円錐台の表面から構成され、第1の区域の出口側は第2の区域の入口
側に隣接している。したがって、第1の区域の円錐面の頂角は第2の区域のそれ
よりも大きくてもよい。
【0011】
本発明に従えば、該中空体は前記第1の軸線方向区域において滑らかな内部表
面を有するが、該中空体の第1の区域の内部表面上に、糸の妨害ブレーキ手段と
して機能する内方に向かって突出する凹凸を形成することもできる。これによっ
て、前記凹凸は円錐面の母線に実質的に沿って広がる波形またはリブから構成さ
れ得る。
面を有するが、該中空体の第1の区域の内部表面上に、糸の妨害ブレーキ手段と
して機能する内方に向かって突出する凹凸を形成することもできる。これによっ
て、前記凹凸は円錐面の母線に実質的に沿って広がる波形またはリブから構成さ
れ得る。
【0012】
本発明は、図面を参照してより詳細に説明され、本発明による該装置のいくつ
かの実施形態が例示として示される。
かの実施形態が例示として示される。
【0013】
図1において、1は巻きドラム2を担持するフレームを示す。糸4はボビン3
から巻き糸ドラム2上に巻きアーム5によって巻かれ、該ドラムから糸が織機の
エアジェットインジェクタ(図示せず)によって巻き解かれる。フレーム1はさ
らに停止要素6を担持し、該要素は巻きドラム2から糸4を解くことを停止する
時に動作する。解糸装置7が巻きドラム2と軸方向に一列に並んで配置され、該
解糸装置7は円錐台の形状であり、滑らかな内部表面と概略的に示された引出し
口10を有する。巻きアーム5は巻き8の供給物を巻きドラム2に巻く。その後
、糸4はドラム8の前端を越えて織機に導かれる。これによってバルーン9が糸
に形成され、該バルーンは糸の張力に上述の悪影響を及ぼし、解糸装置7によっ
て可能な限り低減される必要がある。図1に示されるように、滑らかな内部表面
を有する解糸装置7によって最適の結果を達成することはできない。この点の改
良を達成するために、図2に概略的に示される解糸装置7は、糸を案内するため
に良い特性を有する耐摩耗性材料からなる引出し口10が設けられ、その内部表
面上には中心軸に垂直に延びる別々の面にそれぞれ設けられる、突出するリブ1
1が設けられる。このようなリブが糸の張力とバルーン9の大きさとに良い影響
を及ぼすことが明らかになった。更なる改良は、図3において概略的に示される
ように、3つのリブ30を備えた、該出口側に隣接する該中空体の第2の区域2
8を形成することによって達成されることができ、該リブは内方に向かって突出
しており、該装置の中心軸31に対して実質的に垂直に延びる面にそれぞれ設け
られる。該実施形態は3つのリブ30を含むように示されているが、リブの数は
動作の条件によって変動しうることが明らかであろう。図面において、該リブは
円錐面に軸線方向に間隔をあけて配置されるように示されているが、該リブを共
に近づけて波形のパターンを形成して相互に隣接するように配置することも可能
である。さらに、該リブは相互に異なる高さを有していてもよい。意外にも、こ
のようなリブ30は糸の張力およびバルーン9の大きさにさらなる良い影響を及
ぼすことが明らかになった。図2による該装置は1つの円錐台の表面から構成さ
れているが、図4に概略的に示されるように、区域28および区域29は異なる
頂角を有する円錐台の表面から構成されてもよいことが明らかであろう。
から巻き糸ドラム2上に巻きアーム5によって巻かれ、該ドラムから糸が織機の
エアジェットインジェクタ(図示せず)によって巻き解かれる。フレーム1はさ
らに停止要素6を担持し、該要素は巻きドラム2から糸4を解くことを停止する
時に動作する。解糸装置7が巻きドラム2と軸方向に一列に並んで配置され、該
解糸装置7は円錐台の形状であり、滑らかな内部表面と概略的に示された引出し
口10を有する。巻きアーム5は巻き8の供給物を巻きドラム2に巻く。その後
、糸4はドラム8の前端を越えて織機に導かれる。これによってバルーン9が糸
に形成され、該バルーンは糸の張力に上述の悪影響を及ぼし、解糸装置7によっ
て可能な限り低減される必要がある。図1に示されるように、滑らかな内部表面
を有する解糸装置7によって最適の結果を達成することはできない。この点の改
良を達成するために、図2に概略的に示される解糸装置7は、糸を案内するため
に良い特性を有する耐摩耗性材料からなる引出し口10が設けられ、その内部表
面上には中心軸に垂直に延びる別々の面にそれぞれ設けられる、突出するリブ1
1が設けられる。このようなリブが糸の張力とバルーン9の大きさとに良い影響
を及ぼすことが明らかになった。更なる改良は、図3において概略的に示される
ように、3つのリブ30を備えた、該出口側に隣接する該中空体の第2の区域2
8を形成することによって達成されることができ、該リブは内方に向かって突出
しており、該装置の中心軸31に対して実質的に垂直に延びる面にそれぞれ設け
られる。該実施形態は3つのリブ30を含むように示されているが、リブの数は
動作の条件によって変動しうることが明らかであろう。図面において、該リブは
円錐面に軸線方向に間隔をあけて配置されるように示されているが、該リブを共
に近づけて波形のパターンを形成して相互に隣接するように配置することも可能
である。さらに、該リブは相互に異なる高さを有していてもよい。意外にも、こ
のようなリブ30は糸の張力およびバルーン9の大きさにさらなる良い影響を及
ぼすことが明らかになった。図2による該装置は1つの円錐台の表面から構成さ
れているが、図4に概略的に示されるように、区域28および区域29は異なる
頂角を有する円錐台の表面から構成されてもよいことが明らかであろう。
【0014】
図2および図3による該装置において、区域28は滑らかな内部表面を有する
中空円錐台の表面の形態をとる。該装置の更なる改良は、たとえば図4に示され
るように、第1の区域28の内部表面上のリブ32からなる、突出する妨害ブレ
ーキ手段によって達成され得ることが明らかになった。それによって上述のリブ
32は円錐台の表面の母線にほぼ沿って延び、それらは図5において示されるよ
うに、中空円錐の内部表面にわたって別々に分配され、これによって該リブは一
定のまたは変動する間隔をあけてもよい。
中空円錐台の表面の形態をとる。該装置の更なる改良は、たとえば図4に示され
るように、第1の区域28の内部表面上のリブ32からなる、突出する妨害ブレ
ーキ手段によって達成され得ることが明らかになった。それによって上述のリブ
32は円錐台の表面の母線にほぼ沿って延び、それらは図5において示されるよ
うに、中空円錐の内部表面にわたって別々に分配され、これによって該リブは一
定のまたは変動する間隔をあけてもよい。
【0015】
しかしながら、図7において示されるように、内部表面にわたって、直接に他
のリブと隣接する1つの波形を有する波形のパターンで該リブ32を配置するこ
とも可能である。波形のパターンで配置される代わりに、該リブ32はまた、わ
ずかに丸い先端を有するジグザグパターンで配置されてもよい。なお明瞭化のた
めに、図3、4、および5に示される該装置の引入れ口10は示されていない。
のリブと隣接する1つの波形を有する波形のパターンで該リブ32を配置するこ
とも可能である。波形のパターンで配置される代わりに、該リブ32はまた、わ
ずかに丸い先端を有するジグザグパターンで配置されてもよい。なお明瞭化のた
めに、図3、4、および5に示される該装置の引入れ口10は示されていない。
【図1】
給糸装置の一定の比率に応じて示されてはいない概略図である。
【図2】
本発明による該装置の実施形態の一定の比率に応じて示されてはいない概略断
面図である。
面図である。
【図3】
本発明による該装置の実施形態の一定の比率に応じて示されてはいない概略断
面図である。
面図である。
【図4】
本発明による該装置の他の実施形態の一定の比率に応じて示されてはいない概
略断面図である。
略断面図である。
【図5】
図4に示される該装置の実施可能な形態の断面図である。
【図6】
図4に示される該装置の実施可能な形態の断面図である。
【手続補正書】特許協力条約第34条補正の翻訳文提出書
【提出日】平成13年9月6日(2001.9.6)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【発明の名称】 給糸装置
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】
【0001】
本発明は、織機の給糸ユニットの糸供給ドラムの前端から巻き解かれた糸を案
内するための装置に関し、該装置は給糸ドラムと同軸にかつ一列に配置された中
空体を含み、該中空体はドラムに近接する入口側がドラムから離間する出口側よ
りも大きい直径を有し、該中空体は該入口側に隣接している第1の軸線方向区域
と該出口側に隣接している第2の軸線方向区域とを含み、該中空体は該出口側に
引出し口装置を有する装置に関する。
内するための装置に関し、該装置は給糸ドラムと同軸にかつ一列に配置された中
空体を含み、該中空体はドラムに近接する入口側がドラムから離間する出口側よ
りも大きい直径を有し、該中空体は該入口側に隣接している第1の軸線方向区域
と該出口側に隣接している第2の軸線方向区域とを含み、該中空体は該出口側に
引出し口装置を有する装置に関する。
【0002】
上述の種類の装置は、一般に周知であり、簡潔のために、それらはまたアンチ
バルーン装置と呼ばれる。この種類の装置は織機とともに使用され、その横糸は
ボビンから給糸装置を経由して該織機の横糸部に供給される。該給糸装置におい
て、特定量の糸が給糸ドラムに巻かれ、別の巻き付けにおいて行っても、または
行わなくてもよい。前記供給ドラムから糸はドラムの前端を越えて織機の横糸部
に向かって走り、これによって糸は、たとえばエアジェットインジェクタによっ
て高速度で運ばれる。
バルーン装置と呼ばれる。この種類の装置は織機とともに使用され、その横糸は
ボビンから給糸装置を経由して該織機の横糸部に供給される。該給糸装置におい
て、特定量の糸が給糸ドラムに巻かれ、別の巻き付けにおいて行っても、または
行わなくてもよい。前記供給ドラムから糸はドラムの前端を越えて織機の横糸部
に向かって走り、これによって糸は、たとえばエアジェットインジェクタによっ
て高速度で運ばれる。
【0003】
それによって生じる問題は、該ドラムから高速度で巻き解かれると、糸がいわ
ゆるバルーンを形成する傾向があるということであり、これはあらゆる種類の問
題の原因となる。まず第1に、いったんバルーンが非常に大きくなると、バルー
ンが該装置の他の部分にぶつかる傾向にあるので、空間的問題がある。2つ目の
問題は、該バルーンが、そこにおいて生じる遠心力の結果として、横糸における
張力の増加をもたらし、結局は織物製品の品質および該織機の供給能力に悪影響
を及ぼす。
ゆるバルーンを形成する傾向があるということであり、これはあらゆる種類の問
題の原因となる。まず第1に、いったんバルーンが非常に大きくなると、バルー
ンが該装置の他の部分にぶつかる傾向にあるので、空間的問題がある。2つ目の
問題は、該バルーンが、そこにおいて生じる遠心力の結果として、横糸における
張力の増加をもたらし、結局は織物製品の品質および該織機の供給能力に悪影響
を及ぼす。
【0004】
少なくともある程度これらの問題を克服するために、このタイプの装置の多く
の実施形態がすでに提案されてきている。このタイプの装置の多数の実施形態は
、たとえば国際公開特許公報95/18059号(欧州特許公報第0 737
161号)において開示されている。前記公報から、たとえば、滑らかな内部表
面を有する先端が切られた円錐の形態をとった中空体として問題の装置を設計し
ていることが知られている。これによって、該内部表面は、継ぎ目のない先端が
切られた円錐、または異なる頂角を有する2つの円錐面の結合から構成されうる
。滑らかな内部表面を有するこのような中空体の欠点は、糸が前記の滑らかな内
部表面との接触のために多くの摩擦に直面するという事実であり、これは糸の張
力を高くする。他の先行技術の実施形態において、先端が切られた円錐は、内部
表面上に設けられたスタッドおよびリブの形態をとった多数の内方に向かって突
出する妨害ブレーキ手段を含む。前記スタッドおよびリブは確かに糸および円錐
の内部表面が相互に接触する度合いを低減し、糸の張力をより低くするが、これ
らの装置によって達成された効果はいまだ不十分である。
の実施形態がすでに提案されてきている。このタイプの装置の多数の実施形態は
、たとえば国際公開特許公報95/18059号(欧州特許公報第0 737
161号)において開示されている。前記公報から、たとえば、滑らかな内部表
面を有する先端が切られた円錐の形態をとった中空体として問題の装置を設計し
ていることが知られている。これによって、該内部表面は、継ぎ目のない先端が
切られた円錐、または異なる頂角を有する2つの円錐面の結合から構成されうる
。滑らかな内部表面を有するこのような中空体の欠点は、糸が前記の滑らかな内
部表面との接触のために多くの摩擦に直面するという事実であり、これは糸の張
力を高くする。他の先行技術の実施形態において、先端が切られた円錐は、内部
表面上に設けられたスタッドおよびリブの形態をとった多数の内方に向かって突
出する妨害ブレーキ手段を含む。前記スタッドおよびリブは確かに糸および円錐
の内部表面が相互に接触する度合いを低減し、糸の張力をより低くするが、これ
らの装置によって達成された効果はいまだ不十分である。
【0005】
本発明の目的は、改良された動作を提示する上述の種類の装置を提供すること
であり、この目的のために、該中空体の中心軸に対して横断して延びる別々の面
にそれぞれ設けられる、軸線方向に間隔をあけて内方に向かって突出する1以上
のリブが、引出し口装置の内部表面上に存在することを特徴とする。他の実施形
態において、内方に向かって突出し、かつ該中空体の中心軸に対して横断して延
びる別々の面にそれぞれ設けられる、軸線方向に間隔をあけた1以上のリブはま
た、該中空体の前記第2の区域の内部表面上にも存在する。
であり、この目的のために、該中空体の中心軸に対して横断して延びる別々の面
にそれぞれ設けられる、軸線方向に間隔をあけて内方に向かって突出する1以上
のリブが、引出し口装置の内部表面上に存在することを特徴とする。他の実施形
態において、内方に向かって突出し、かつ該中空体の中心軸に対して横断して延
びる別々の面にそれぞれ設けられる、軸線方向に間隔をあけた1以上のリブはま
た、該中空体の前記第2の区域の内部表面上にも存在する。
【0006】
意外にも、該中空体の中心軸に対して横断して延びる面に設けられる前記リブ
は、該装置を通る横糸の張力がさらに低減され、その上バルーンの形成がさらに
妨げられるという意味で、該装置の動作に良い効果を有することが明らかになっ
た。
は、該装置を通る横糸の張力がさらに低減され、その上バルーンの形成がさらに
妨げられるという意味で、該装置の動作に良い効果を有することが明らかになっ
た。
【0007】
織機において、時計回りにまたは反時計回りに回転する巻きアームによって糸
を供給ドラムに巻き付けることができる。このことは供給ドラムの巻き糸が供給
ドラムの中心軸の方向とは反対方向に斜めに延びる面に設けることができること
を意味する。このことはまた、巻き解かれた巻き糸が該中空体の中心軸の方向と
は反対方向に斜めに延びる面に設けることができることを意味する。
を供給ドラムに巻き付けることができる。このことは供給ドラムの巻き糸が供給
ドラムの中心軸の方向とは反対方向に斜めに延びる面に設けることができること
を意味する。このことはまた、巻き解かれた巻き糸が該中空体の中心軸の方向と
は反対方向に斜めに延びる面に設けることができることを意味する。
【0008】
上述のリブがそれぞれ該中空体の中心軸に対して特定の角度で延びる面に設け
られるとき、このような装置は、時計回り方向に供給ドラムに巻かれた糸または
反時計回り方向に供給ドラムに巻かれた糸のどちらかのみに使用される。この結
果、異なる種類の解糸装置が供給ドラムの糸のそれぞれの巻き方向について必要
とされるだろう。この問題を克服するために、本発明による該装置の他の実施形
態は、上述のリブのそれぞれが該中空体の中心軸に少なくとも実質的に垂直に延
びる面に設けられることを特徴とする。該リブがこのような該中空体の中心軸に
対して垂直に延びる面に設けられるとき、このようなリブは巻き解かれる糸に対
して影響を及ぼし、該影響は給糸ドラムの糸のそれぞれの巻き方向について同様
である。したがって、これは、巻く方向が変更されているとき、解く方向が変更
される必要がないことを意味する。
られるとき、このような装置は、時計回り方向に供給ドラムに巻かれた糸または
反時計回り方向に供給ドラムに巻かれた糸のどちらかのみに使用される。この結
果、異なる種類の解糸装置が供給ドラムの糸のそれぞれの巻き方向について必要
とされるだろう。この問題を克服するために、本発明による該装置の他の実施形
態は、上述のリブのそれぞれが該中空体の中心軸に少なくとも実質的に垂直に延
びる面に設けられることを特徴とする。該リブがこのような該中空体の中心軸に
対して垂直に延びる面に設けられるとき、このようなリブは巻き解かれる糸に対
して影響を及ぼし、該影響は給糸ドラムの糸のそれぞれの巻き方向について同様
である。したがって、これは、巻く方向が変更されているとき、解く方向が変更
される必要がないことを意味する。
【0009】
該リブは、多数の円の弧がそれぞれの面に形成されるように、それらの関連す
る面において妨害する形状を有するが、本発明に従えば、該リブにそれらの関連
する面において該中空体の内周にわたる連続的な閉じた環状のリングを形成させ
ることが有利であることが明らかになった。
る面において妨害する形状を有するが、本発明に従えば、該リブにそれらの関連
する面において該中空体の内周にわたる連続的な閉じた環状のリングを形成させ
ることが有利であることが明らかになった。
【0010】
本発明による該装置の他の実施形態において、前記第1および前記第2の区域
はそれぞれ円錐台の表面から構成され、第1の区域の出口側は第2の区域の入口
側に隣接している。したがって、第1の区域の円錐面の頂角は第2の区域のそれ
よりも小さくてもよい。
はそれぞれ円錐台の表面から構成され、第1の区域の出口側は第2の区域の入口
側に隣接している。したがって、第1の区域の円錐面の頂角は第2の区域のそれ
よりも小さくてもよい。
【0011】
本発明に従えば、該中空体は前記第1の軸線方向区域において滑らかな内部表
面を有するが、該中空体の第1の区域の内部表面上に、糸の妨害ブレーキ手段と
して機能する内方に向かって突出する凹凸を形成することもできる。これによっ
て、前記凹凸は円錐面の母線に実質的に沿って広がる波形またはリブから構成さ
れ得る。
面を有するが、該中空体の第1の区域の内部表面上に、糸の妨害ブレーキ手段と
して機能する内方に向かって突出する凹凸を形成することもできる。これによっ
て、前記凹凸は円錐面の母線に実質的に沿って広がる波形またはリブから構成さ
れ得る。
【0012】
本発明は、図面を参照してより詳細に説明され、本発明による該装置のいくつ
かの実施形態が例示として示される。
かの実施形態が例示として示される。
【0013】
図1において、1は巻きドラム2を担持するフレームを示す。糸4はボビン3
から巻き糸ドラム2上に巻きアーム5によって巻かれ、該ドラムから糸が織機の
エアジェットインジェクタ(図示せず)によって巻き解かれる。フレーム1はさ
らに停止要素6を担持し、該要素は巻きドラム2から糸4を解くことを停止する
時に動作する。解糸装置7が巻きドラム2と軸方向に一列に並んで配置され、該
解糸装置7は円錐台の形状であり、滑らかな内部表面と概略的に示された引出し
口10を有する。巻きアーム5は巻き8の供給物を巻きドラム2に巻く。その後
、糸4はドラム8の前端を越えて織機に導かれる。これによってバルーン9が糸
に形成され、該バルーンは糸の張力に上述の悪影響を及ぼし、解糸装置7によっ
て可能な限り低減される必要がある。図1に示されるように、滑らかな内部表面
を有する解糸装置7によって最適の結果を達成することはできない。この点の改
良を達成するために、図2に概略的に示される解糸装置7は、糸を案内するため
に良い特性を有する耐摩耗性材料からなる引出し口10が設けられ、その内部表
面上には中心軸に垂直に延びる別々の面にそれぞれ設けられる、突出するリブ1
1が設けられる。このようなリブが糸の張力とバルーン9の大きさとに良い影響
を及ぼすことが明らかになった。更なる改良は、図3において概略的に示される
ように、3つのリブ30を備えた、該出口側に隣接する該中空体の第2の区域2
8を形成することによって達成されることができ、該リブは内方に向かって突出
しており、該装置の中心軸31に対して実質的に垂直に延びる面にそれぞれ設け
られる。該実施形態は3つのリブ30を含むように示されているが、リブの数は
動作の条件によって変動しうることが明らかであろう。図面において、該リブは
円錐面に軸線方向に間隔をあけて配置されるように示されているが、該リブを共
に近づけて波形のパターンを形成して相互に隣接するように配置することも可能
である。さらに、該リブは相互に異なる高さを有していてもよい。意外にも、こ
のようなリブ30は糸の張力およびバルーン9の大きさにさらなる良い影響を及
ぼすことが明らかになった。図2による該装置は1つの円錐台の表面から構成さ
れているが、図4に概略的に示されるように、区域28および区域29は異なる
頂角を有する円錐台の表面から構成されてもよいことが明らかであろう。
から巻き糸ドラム2上に巻きアーム5によって巻かれ、該ドラムから糸が織機の
エアジェットインジェクタ(図示せず)によって巻き解かれる。フレーム1はさ
らに停止要素6を担持し、該要素は巻きドラム2から糸4を解くことを停止する
時に動作する。解糸装置7が巻きドラム2と軸方向に一列に並んで配置され、該
解糸装置7は円錐台の形状であり、滑らかな内部表面と概略的に示された引出し
口10を有する。巻きアーム5は巻き8の供給物を巻きドラム2に巻く。その後
、糸4はドラム8の前端を越えて織機に導かれる。これによってバルーン9が糸
に形成され、該バルーンは糸の張力に上述の悪影響を及ぼし、解糸装置7によっ
て可能な限り低減される必要がある。図1に示されるように、滑らかな内部表面
を有する解糸装置7によって最適の結果を達成することはできない。この点の改
良を達成するために、図2に概略的に示される解糸装置7は、糸を案内するため
に良い特性を有する耐摩耗性材料からなる引出し口10が設けられ、その内部表
面上には中心軸に垂直に延びる別々の面にそれぞれ設けられる、突出するリブ1
1が設けられる。このようなリブが糸の張力とバルーン9の大きさとに良い影響
を及ぼすことが明らかになった。更なる改良は、図3において概略的に示される
ように、3つのリブ30を備えた、該出口側に隣接する該中空体の第2の区域2
8を形成することによって達成されることができ、該リブは内方に向かって突出
しており、該装置の中心軸31に対して実質的に垂直に延びる面にそれぞれ設け
られる。該実施形態は3つのリブ30を含むように示されているが、リブの数は
動作の条件によって変動しうることが明らかであろう。図面において、該リブは
円錐面に軸線方向に間隔をあけて配置されるように示されているが、該リブを共
に近づけて波形のパターンを形成して相互に隣接するように配置することも可能
である。さらに、該リブは相互に異なる高さを有していてもよい。意外にも、こ
のようなリブ30は糸の張力およびバルーン9の大きさにさらなる良い影響を及
ぼすことが明らかになった。図2による該装置は1つの円錐台の表面から構成さ
れているが、図4に概略的に示されるように、区域28および区域29は異なる
頂角を有する円錐台の表面から構成されてもよいことが明らかであろう。
【0014】
図1において、1は巻きドラム2を担持するフレームを示す。糸4はボビン3
から巻き糸ドラム2上に巻きアーム5によって巻かれ、該ドラムから糸が織機の
エアジェットインジェクタ(図示せず)によって巻き解かれる。フレーム1はさ
らに停止要素6を担持し、該要素は巻きドラム2から糸4を解くことを停止する
時に動作する。解糸装置7が巻きドラム2と軸方向に一列に並んで配置され、該
解糸装置7は円錐台の形状であり、滑らかな内部表面と概略的に示された引出し
口装置10を有する。巻きアーム5は巻き8の供給物を巻きドラム2に巻く。そ
の後、糸4はドラム8の前端を越えて織機に導かれる。これによってバルーン9
が糸に形成され、該バルーンは糸の張力に上述の悪影響を及ぼし、解糸装置7に
よって可能な限り低減される必要がある。図1に示されるように、滑らかな内部
表面を有する解糸装置7によって最適の結果を達成することはできない。この点
の改良を達成するために、図2に概略的に示される解糸装置7は、糸を案内する
ために良い特性を有する耐摩耗性材料からなる引出し口10が設けられ、その内
部表面上には中心軸に垂直に延びる別々の面にそれぞれ設けられる、突出するリ
ブ11が設けられる。このようなリブが糸の張力とバルーン9の大きさとに良い
影響を及ぼすことが明らかになった。更なる改良は、図3において概略的に示さ
れるように、3つのリブ30を備えた、該出口側に隣接する該中空体の第2の区
域29を形成することによって達成されることができ、該リブは内方に向かって
突出しており、該装置の中心軸31に対して実質的に垂直に延びる面にそれぞれ
設けられる。該実施形態は3つのリブ30を含むように示されているが、リブの
数は動作の条件によって変動しうることが明らかであろう。図面において、該リ
ブは円錐面に軸線方向に間隔をあけて配置されるように示されているが、該リブ
を共に近づけて波形のパターンを形成して相互に隣接するように配置することも
可能である。さらに、該リブは相互に異なる高さを有していてもよい。意外にも
、このようなリブ30は糸の張力およびバルーン9の大きさにさらなる良い影響
を及ぼすことが明らかになった。図2による該装置は1つの円錐台の表面から構
成されているが、図4に概略的に示されるように、区域28および区域29は異
なる頂角を有する円錐台の表面から構成されてもよいことが明らかであろう。
から巻き糸ドラム2上に巻きアーム5によって巻かれ、該ドラムから糸が織機の
エアジェットインジェクタ(図示せず)によって巻き解かれる。フレーム1はさ
らに停止要素6を担持し、該要素は巻きドラム2から糸4を解くことを停止する
時に動作する。解糸装置7が巻きドラム2と軸方向に一列に並んで配置され、該
解糸装置7は円錐台の形状であり、滑らかな内部表面と概略的に示された引出し
口装置10を有する。巻きアーム5は巻き8の供給物を巻きドラム2に巻く。そ
の後、糸4はドラム8の前端を越えて織機に導かれる。これによってバルーン9
が糸に形成され、該バルーンは糸の張力に上述の悪影響を及ぼし、解糸装置7に
よって可能な限り低減される必要がある。図1に示されるように、滑らかな内部
表面を有する解糸装置7によって最適の結果を達成することはできない。この点
の改良を達成するために、図2に概略的に示される解糸装置7は、糸を案内する
ために良い特性を有する耐摩耗性材料からなる引出し口10が設けられ、その内
部表面上には中心軸に垂直に延びる別々の面にそれぞれ設けられる、突出するリ
ブ11が設けられる。このようなリブが糸の張力とバルーン9の大きさとに良い
影響を及ぼすことが明らかになった。更なる改良は、図3において概略的に示さ
れるように、3つのリブ30を備えた、該出口側に隣接する該中空体の第2の区
域29を形成することによって達成されることができ、該リブは内方に向かって
突出しており、該装置の中心軸31に対して実質的に垂直に延びる面にそれぞれ
設けられる。該実施形態は3つのリブ30を含むように示されているが、リブの
数は動作の条件によって変動しうることが明らかであろう。図面において、該リ
ブは円錐面に軸線方向に間隔をあけて配置されるように示されているが、該リブ
を共に近づけて波形のパターンを形成して相互に隣接するように配置することも
可能である。さらに、該リブは相互に異なる高さを有していてもよい。意外にも
、このようなリブ30は糸の張力およびバルーン9の大きさにさらなる良い影響
を及ぼすことが明らかになった。図2による該装置は1つの円錐台の表面から構
成されているが、図4に概略的に示されるように、区域28および区域29は異
なる頂角を有する円錐台の表面から構成されてもよいことが明らかであろう。
【0015】
図2および図3による該装置において、区域28は滑らかな内部表面を有する
中空円錐台の表面の形態をとる。該装置の更なる改良は、たとえば図5に示され
るように、第1の区域28の内部表面上のリブ32からなる、突出する妨害ブレ
ーキ手段によって達成され得ることが明らかになった。それによって上述のリブ
32は円錐台の表面の母線にほぼ沿って延び、それらは図5において示されるよ
うに、中空円錐の内部表面にわたって別々に分配され、これによって該リブは一
定のまたは変動する間隔をあけてもよい。
中空円錐台の表面の形態をとる。該装置の更なる改良は、たとえば図5に示され
るように、第1の区域28の内部表面上のリブ32からなる、突出する妨害ブレ
ーキ手段によって達成され得ることが明らかになった。それによって上述のリブ
32は円錐台の表面の母線にほぼ沿って延び、それらは図5において示されるよ
うに、中空円錐の内部表面にわたって別々に分配され、これによって該リブは一
定のまたは変動する間隔をあけてもよい。
【0016】
しかしながら、図7において示されるように、内部表面にわたって、直接に他
のリブと隣接する1つの波形を有する波形のパターンで該リブ32を配置するこ
とも可能である。波形のパターンで配置される代わりに、該リブ32はまた、わ
ずかに丸い先端を有するジグザグパターンで配置されてもよい。なお明瞭化のた
めに、図3、4、および5に示される該装置の引出し口装置10は示されていな
い。
のリブと隣接する1つの波形を有する波形のパターンで該リブ32を配置するこ
とも可能である。波形のパターンで配置される代わりに、該リブ32はまた、わ
ずかに丸い先端を有するジグザグパターンで配置されてもよい。なお明瞭化のた
めに、図3、4、および5に示される該装置の引出し口装置10は示されていな
い。
【図面の簡単な説明】
【図1】
給糸装置の一定の比率に応じて示されてはいない概略図である。
【図2】
本発明による該装置の実施形態の一定の比率に応じて示されてはいない概略断
面図である。
面図である。
【図3】
本発明による該装置の実施形態の一定の比率に応じて示されてはいない概略断
面図である。
面図である。
【図4】
本発明による該装置の他の実施形態の一定の比率に応じて示されてはいない概
略断面図である。
略断面図である。
【図5】
図4に示される該装置の実施可能な形態の断面図である。
【図6】
図4に示される該装置の実施可能な形態の断面図である。
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY,
DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I
T,LU,MC,NL,PT,SE,TR),OA(BF
,BJ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,
ML,MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,G
M,KE,LS,MW,MZ,SD,SL,SZ,TZ
,UG,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ,
MD,RU,TJ,TM),AE,AG,AL,AM,
AT,AU,AZ,BA,BB,BG,BR,BY,B
Z,CA,CH,CN,CR,CU,CZ,DE,DK
,DM,DZ,EE,ES,FI,GB,GD,GE,
GH,GM,HR,HU,ID,IL,IN,IS,J
P,KE,KG,KP,KR,KZ,LC,LK,LR
,LS,LT,LU,LV,MA,MD,MG,MK,
MN,MW,MX,MZ,NO,NZ,PL,PT,R
O,RU,SD,SE,SG,SI,SK,SL,TJ
,TM,TR,TT,TZ,UA,UG,US,UZ,
VN,YU,ZA,ZW
【要約の続き】
Claims (9)
- 【請求項1】 織機の給糸ユニットの給糸ドラムの前端から巻き解かれた糸を
案内するための装置であって、給糸ドラムと同軸にかつ一列に配置された中空体
を含み、該中空体はドラムに近接する入口側がドラムから離間する出口側よりも
大きい直径を有し、該中空体は該入口側に隣接している第1の軸線方向区域と該
出口側に隣接している第2の軸線方向区域とを含み、該中空体は該出口側に引出
し口を有する装置において、該中空体の中心軸に対して横断して延びる別々の面
にそれぞれ設けられる、軸線方向に間隔をあけて内方に向かって突出する1以上
のリブが、該引出し口の内部表面上に少なくとも存在することを特徴とする装置
。 - 【請求項2】 内方に向かって突出しており、かつ該中空体の中心軸に対して
横断して延びる別々の面にそれぞれ設けられる、軸線方向に間隔をあけた1以上
のリブが該中空体の前記第2の区域の内部表面上に存在することを特徴とする請
求項1に記載の装置。 - 【請求項3】 前記リブのそれぞれが少なくとも該中空体の中心軸に対して実
質的に垂直に延びる面に設けられることを特徴とする請求項1または2に記載の
装置。 - 【請求項4】 該リブのそれぞれがそれらの関連した面において、該中空体の
内周にわたって連続的な閉じた環状のリングを形成することを特徴とする請求項
1、2または3に記載の装置。 - 【請求項5】 前記第1および前記第2の区域が円錐台の表面から構成されて
おり、前記第1の区域の該出口側が第2の区域の該入口側に隣接していることを
特徴とする請求項1、2、3または4に記載の装置。 - 【請求項6】 第1の区域の円錐面の頂角が第2の区域のそれよりも大きいこ
とを特徴とする請求項5に記載の装置。 - 【請求項7】 前記第1の軸方向の区域における該中空体が滑らかな内部表面
を有することを特徴とする先行する請求項の1つ以上に記載の装置。 - 【請求項8】 内方に向かって突出する凹凸が該中空体の前記第1の区域に存
在し、該凹凸が糸の妨害ブレーキ手段として機能することを特徴とする請求項1
〜6の1つ以上に記載の装置。 - 【請求項9】 前記凹凸が円錐面の母線に実質的に沿って延びる波形またはリ
ブから構成されることを特徴とする請求項8に記載の装置。
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PCT/NL2000/000854 WO2001038216A1 (en) | 1999-11-25 | 2000-11-22 | Yarn supply device |
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- 1999-11-25 NL NL1013672A patent/NL1013672C1/nl not_active IP Right Cessation
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- 2000-11-22 DE DE60010116T patent/DE60010116T2/de not_active Expired - Fee Related
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CN1399611A (zh) | 2003-02-26 |
WO2001038216A1 (en) | 2001-05-31 |
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