JP2003514034A - 粒子を製造する方法 - Google Patents

粒子を製造する方法

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Abstract

(57)【要約】 物質、例えば、調味料、 芳香剤、顔料、染料、生物学的に活性な化合物及びプラスチック材料から選ばれる物質の粒子を製造する方法であって、前記物質又は(第2の溶媒と組み合わせた物質を含み得る)調合物を、C−Cフッ化炭化水素化合物、特にテトラフルオロエタンを含む第1の溶媒に接触させること、並びに、得られる混合物を、例えば第1の容器(2)の高圧雰囲気から第2の容器(8)の低圧雰囲気へ混合物をミストとして噴霧し、それによって第1の溶媒から物質の少なくとも一部を分離させて、物質の微細な粒子(20)を生じさせる分離プロセスに付することを含んでなる方法である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 (技術分野) 本発明は、粒子の製造、特に、制御された寸法及び/又は規定された結晶形態
を有する粒子(もっとも、これら粒子に限定されるわけではない)の製造に関す
る。
【0002】 (背景技術) 多くの産業では、それらの固体粒状物原材料が寸法及び形状に関して厳格な規
格に適合することが要求される。ある産業では、寸法及び形状の範囲に関して、
厳密に規定された限度の粒状物又は結晶が要求される。 食品産業では、その製造する食品生成物の全体に調味料成分等をより均等に分
布させるために、原材料を、非常に細かく、狭い分布の篩の目の寸法を有する固
体の粒子状形態の粉体として入手することが有利であり得る。
【0003】 染料及び顔料の形態の色に関する産業では、溶液又は懸濁液状態のそのような
染料及び顔料を、それらの塗料、印刷インキ及び繊維印刷媒体の全体に、りょり
良好でより均等に分布させるため、一様で、厳密に規定された粒子状形態の物質
が必要とされる。 プラスチック産業でも、種々のプラスチック材料、例えばポリスチレン、ポリ
塩化ビニル、ポリアクリルアミド等の非常に小さな粒子状物質が必要とされる。
【0004】 多形(polymorphism)として知られる特性は、結晶性物質が、互いに化学的に
区別ができないのであるが、種々の形態又は構造で存在し得るという特性である
。結晶性の形態又は構造は、物質の特性に影響を及ぼし得る。この事項を考慮し
て、原材料の粒子寸法(篩の目の寸法)を制御することに加えて、ある産業では
、他の形状の近似する寸法の結晶を厳密に排除して、きわめて良好に規定された
形状が要求される。
【0005】 化学産業及び製薬産業では、広い適用の範囲の小さな粒子状物質が特に要求さ
れる。例えば、小さな粒子寸法の原料成分及び中間体物質は、溶解の容易さが向
上していること、化学的反応性が向上していること、及び乾燥の容易さが向上し
ていることに関して、有利である。
【0006】 製薬産業では、特に、制御された寸法の粒子を薬物調合物(drug formulation)
に用いることが著しく要求され得る。制御されたドラッグ(薬物)・デリバリー
・システムを供給するために利用することができるいくつかの方法がある。粒子
状物質の寸法及び結晶形態は、摂取された薬物が、タブレット、粉末又は懸濁液
のいずれの形態であっても、効き目及び効能に影響を及ぼす重要な特性である。
微細な結晶形態(micro-crystalline form)の小さな粒子は、その表面が大きいこ
とによって、それより大きな寸法の粒子に比べてより迅速に吸収され、従ってよ
り早い活性を有する。その反対も成り立つ。従って、薬物が製造される粒子の寸
法を制御することによって、活性物質の放出速度を制御することができる。
【0007】 粒子寸法を制御することは、例えば、捻挫及び筋肉の損傷の治癒を促進及び治
療する手段として用いられる、トウガラシ抽出液(cupsicum extract)等の血管拡
張神経薬及び鎮痛剤等の薬物を皮膚を通して供給する場合等にも重要である。
【0008】 直腸粘膜を通過する活性薬剤の機能に薬効を依存する坐薬は、薬物を投与する
ための有用な手段であることが見出されている。薬剤活性を有する化合物を含む
か又は含浸する「皮膚パッチ」は少なからぬ利点を有するという見方が、近年広
まりつつある。ホルモン補充療法(hormone replacement therapy)パッチ及びニ
コチンパッチは、表皮を通して活性分子を供給するために、有効であり、今日広
く用いられている手段である。
【0009】 例えばある種の感冒薬製剤等のように、持続的な薬物供給が望まれる用途にお
いては、時間的に延長された期間で治療上の効果を持続させるために、種々の寸
法の粒子の混合物が用いられる。
【0010】 固体物質をミリングしたり又は粉砕したりすることは、固体物質の粒子寸法を
小さく又は細かくするのに適当な手段であると従来より考えられてきた。微粉化
(マイクロナイゼーション(micronization))によってこの技術は向上し、より小
さな粒子が得られるようになった。
【0011】 残念ながら、固体を粉体にするための機械的な粉砕、ミリング、微細化又は磨
砕はいずれの形態であっても、結晶構造を破壊したり、粉体へ熱エネルギーを導
入して固体物質の温度上昇を避けることができなくしたりする。このことは、最
良の場合であっても、薬剤活性成分に何の影響も及ぼさない。しかしながら、場
合によっては、活性成分を含む調合物の効能を低減させる可能性がある。
【0012】 粉砕表面に液体窒素又は固体二酸化炭素を導入することを含む方法は、総括的
に「凍結粉砕(freeze grinding)」として知られており、熱が生じると即座に
熱を除去することによって、温度上昇を避けたり低減したりするために用いられ
てきている。しかしながら、このような方法であっても、物質の結晶形態を壊す
ことなく実施することは困難である。
【0013】 化合物の溶液から小さな粒子を製造するためのもう1つの手段に「噴霧乾燥」
がある。この方法は、「インスタントコーヒー」として知られている生成物を得
るために、コーヒーリカーの水溶性固体の小さな粒子を製造するための手段とし
て、40年以上もの年月の間広く用いられてきている。
【0014】 この技術によれば、非常に小さな小滴を生成させる目的で、化合物を含有する
熱い(過熱されていることもしばしばある)水溶液は、「アトマイザー」又はオ
リフィスを通して大きなチャンバーの中へ高速で注入される。小滴は、重力の影
響下で降下しながら、チャンバー内にその底部から注入された熱い乾燥空気のら
せん状に上昇するストリームに遭遇する。降下する溶液の小滴と向流方向に熱い
空気がチャンバーの中を上方へ流れると、熱交換が行われ、小滴は乾燥される。
得られる乾燥粉体は、さらに処理するためにチャンバーの底部から回収される。
【0015】 この方法には、ある種の化合物、例えば薬剤活性成分の小さな粒子の一般的な
製造のための大規模な使用が妨げられるという不利な点がある。注入されたリカ
ーへ熱を導入することによって、薬剤活性成分の分解を生じ得る。また、空気に
さらすことによって、成分の酸化を生じ得る。さらに、この方法によって製造す
ることが望まれるすべての成分は、水溶液の形態で調製されることが必要とされ
るが、そうすることはある種の成分にとって不可能でないとしても困難を伴うこ
とがある。さらに、加熱と急速な乾燥を伴なって調合物を噴霧することによって
粒子に静電気を帯びさせることもあるため、発火の危険性が生じたり、粒子が吸
湿性となったりすることもある。
【0016】 近年、噴霧乾燥に類似の技術であるが、溶媒として超臨界二酸化炭素流体を用
いる技術が、多くの産業において詳細に検討されるようになりつつある。 この技術は、非常に高圧(100〜400Barの領域)で、(その31℃の臨
界温度以上の温度にて、)ある種の薬剤及び他の物質、例えば精油、芳香剤及び
調味料を溶解するという、二酸化炭素の興味深い特性によるものである。この方
法を非常に小さい粒子を製造するために適用するには、300〜500Barを超
える圧力に耐えることができるチャンバー内に、溶質(例えば、活性薬剤)を載
置し、チャンバー及び内容物を一般に30〜40℃に加熱して、一般に100〜
400Barの圧力にある二酸化炭素の流れに溶質を接触させる。溶質の一部がこ
の超臨界流体ストリームに「溶解」することが観察される。
【0017】 超臨界溶液ストリームを圧力がより低いレベル又は大気圧程度に維持されてい
る第2のチャンバーへ移すと、二酸化炭素の溶解特性は低下したりなくなったり
して、溶質の非常に微細な粒子の雲状のものがミストとして生じる。このミスト
を回収することによって、非常に微細化された溶質を製造することができる。
【0018】 この方法の1つの大きな問題点はコストである、種々のチャンバー、ポンプ、
ノズル、熱交換器等は、すべて非常に高い圧力に耐えることができ、そのような
圧力下で作動することができるものであることが必要とされるので、資本コスト
は非常に高いものとなる。 さらに、酸性ガスである二酸化炭素は、水の存在下では、溶質のpHを許容で
きない程低いレベルへ低下させる可能性がある。
【0019】 (発明の開示) 本発明の目的は、固体粒子の製造に伴う上記のような問題点を解決することで
ある。 本発明によれば、物質の粒子を製造する方法であって、前記物質又は前記物質
を含んでなる調合物を、C−Cフッ化炭化水素化合物を含んでなる第1の溶
媒に接触させること、並びに、得られる混合物を、第1の溶媒からの物質の少な
くとも一部に分離を生じさせる分離プロセスに付することを含んでなる方法が提
供される。
【0020】 前記C−Cフッ化炭化水素化合物は塩素原子を含まないことが好ましい。
前記C−Cフッ化炭化水素化合物は、1個又はそれ以上の炭素原子、フッ素
原子及び水素原子のみを含んでなることが好ましい。前記フッ化炭化水素化合物
は、C−Cフッ化炭化水素化合物であることが好ましく、C−Cフッ化
炭化水素化合物であることがより好ましい。前記フッ化炭化水素化合物はC
ッ化炭化水素化合物であることが特に好ましい。
【0021】 前記フッ化炭化水素化合物はフッ素原子を、10個まで含むことができ、8個
まで含むことが好ましく、6個まで含むことがより好ましく、4個まで含むこと
が特に好ましい。そのようなフッ化炭化水素化合物はフッ素原子を、少なくとも
2個含むことが好ましく、少なくとも3個含むことがより好ましい。 前記フッ化炭化水素化合物は、脂肪族化合物であることが好ましい。また、前
記フッ化炭化水素化合物は飽和化合物であることが好ましい。
【0022】 前記フッ化炭化水素化合物の沸点は大気圧にて、20℃以下であってよく、1
0℃以下であることが好ましく、0℃以下であることがより好ましく、−10℃
以下であることが特に好ましい。また、沸点は、−90℃以上であってよく、−
70℃以上であることが好ましく、−50℃以上であることがより好ましい。
【0023】 好ましいフッ化炭化水素化合物はテトラフルオロエタンであって、(HFC1
34Aとしても知られている)1、1、1、2−テトラフルオロエタンが特に好
ましい。HFC134Aは大気圧にて−26℃で沸騰し、20℃にて5BarGの蒸
気圧を有する。HFC134Aは、化学的に不活性であって、酸性でもアルカリ
性でもなく、可燃性でも、毒性でも、オゾン破壊性(ozone depleting)でもない
。HFC134Aは、非常に低い粘度(0.22センチポアズ)を有しており、
従って、適度な圧力を適用して、非常に小さなオリフィスを通して、非常に高い
乱流及び剪断にて高速でポンプ送りすることができる。ガス状の溶媒は再圧縮し
て容易に液状に戻すことができ、実質的に完全に回収してリサイクルすることが
できる。
【0024】 ある種の用途には実質的に純粋なHFC134Aが用いられるが、溶解性があ
まり高くないため、溶媒和特性を調節するため、少量の他の共溶媒と混合するこ
ともある。 従って、第1の溶媒は共溶媒を含んでいてよく、その共溶媒は本明細書に記載
する種類のフッ化炭化水素化合物であってもよいし、そうでなくてもよい。その
共溶媒は、前記物質及び/又は前記物質を含んでなる調合物についてのC−C フッ化炭化水素化合物の溶解特性及び/又は沸点に影響を及ぼすように選択す
ることが好ましい。
【0025】 共溶媒は、C2−6炭化水素化合物から選択することもでき、該C2−6炭化
水素化合物は脂肪族化合物であっても、脂環式化合物であってもよい。例えば、
エタン、n−プロパン、i−プロパン、n−ブタン又はi−ブタン等のアルカン
又はシクロアルカンであることが好ましい。
【0026】 共溶媒は、炭化水素エーテル、特に、ジメチルエーテル、メチルエチルエーテ
ル又はジエチルエーテルなどのジアルキルエーテルであってもよい。 共溶媒は、5以上の誘電率を有するような極性を有する炭化水素化合物であっ
てもよい。好適な誘電性炭化水素化合物共溶媒には、例えばメチルアルコール、
エチルアルコール及びイソブチルアルコール等のアルコール並びにアセトン等の
ケトンが含まれる。
【0027】 前記第1の溶媒は、C−Cフッ化炭化水素化合物の主たる部分を有するこ
とが好適である。第1の溶媒の好ましくは少なくとも90重量%がC−C
ッ化炭化水素化合物からなることが好ましく、より好ましくは少なくとも93重
量%であり、特に好ましくは少なくとも97重量%である。残部は、上述したよ
うな1種又はそれ以上の共溶媒であってよい。前記第1の溶媒が共溶媒を含む場
合、第1の溶媒は1〜50重量%、好ましくは2〜30重量%、より好ましくは
2〜20重量%の共溶媒を含むことができる。
【0028】 共溶媒はC1−4フッ化炭化水素化合物と共沸混合物を形成して、第1の溶媒
が複数回の再蒸留に付された場合であっても、第1の溶媒における割合は一定に
保たれることが好ましい。
【0029】 前記物質を含む調合物をこの方法に接触させる場合には、前記調合物は溶液で
あってよい。溶液は真溶液であってもよいし、コロイド溶液であってもよい。コ
ロイド溶液は、ゾル、エマルジョン、ゲル又は他のコロイド状マトリックスであ
ってよい。
【0030】 前記調合物は、有機溶媒を含有する第2の溶媒を含むことが好適である。物質
は第2の溶媒に可溶性であることが好ましい。 好適な第2の溶媒には、アルコール、特に脂肪族アルコール、例えばメタノー
ル、エタノール、1−プロパノール若しくは2−プロパノール;ケトン、特に脂
肪族ケトン、好ましくはジアルキルケトン、例えばアセトン若しくはメチルイソ
ブチルケトンなど;有機酸、好ましくは酢酸;アミド、例えばN、N'−ジアル
キルアミド若しくはアルキルアミド;カルボン酸誘導体、例えば無水酢酸等の酸
無水物;シアニド誘導体、例えばシアン化水素又はいずれかのアルキルシアニド
;アンモニア;硫黄含有分子;アセテート、好ましくはメチルアセテート、エチ
ルアセテート及びブチルアセテート;エーテル、好ましくはジメチルエーテル及
びジエチルエーテル;アルカン若しくはアルカン誘導体、好ましくはジクロロメ
タン及びジクロロエタン;テトラヒドロフラン;トルエン;ヘキサン;ヘプタン
及び石油エーテル混合物等が含まれる。
【0031】 第2の溶媒は、上記の中の2種又はそれ以上の組合せを種々の割合で含むこと
もできる。第2の溶媒は、第1の溶媒と混和し得ることが好ましい。 分離プロセスは、得られる混合物を、圧力Pの第1の領域から圧力Pの第
2の領域へ送ることを含み得る。その場合にPはPよりも大きい値である。
【0032】 物質又は調合物と第1の溶媒との接触は撹拌されるチャンバー内で行うことが
でき、或いは好ましくは物質を含む調合物については、機械的又は静的インライ
ンミキサー内で行うことができる。好適なインラインミキサーは2つの同心円状
のチューブアレンジメントを有してなり、調合物は一方のチューブを通して供給
され、第1の溶媒は他方のチューブを通して供給される。外側のチューブを通し
て調合物を供給し、内側のチューブを通して第1の溶媒を供給することが好適で
ある。インラインミキサーの出口端部は、調合物と第1の溶媒との接触を効果的
に行うように構成することができる。
【0033】 混合物を第2のチャンバー内へ導入する方法を用いて、得られる粒子状物質の
粒子寸法を制御することができる。 好ましくは、混合物を第2の領域へ、例えばノズル又はアトマイザーによって
噴霧することが好ましい。混合物を微細なノズルを通して噴霧し、第2の領域内
で小さな滴のミストを生成させることもできる。生成する小滴の寸法を利用する
ことによって、特に、生成する粒子状物質の寸法を制御することができる。
【0034】 第2の領域は、圧力Pのチャンバーを含むことが好ましい。この場合に、混
合物をチャンバーの上側半分の部分に導入することが好適である。 得られる混合物を、第1の領域と比べて低い圧力の第2の領域へ噴霧すること
によって、C−Cフッ化炭化水素化合物を蒸発させ、それによってC−C フッ化炭化水素化合物から物質の少なくとも一部を分離させることができる。
【0035】 物質が第2の溶媒を含む調合物の形態である場合、第1の溶媒によって物質か
ら第2の溶媒を分離させることが好適である。C−Cフッ化炭化水素化合物
はその中への第2の溶媒の物質移動を生じさせることが好ましい。従って、C −Cフッ化炭化水素化合物を物質から分離させる場合、同時に、第2の溶媒も
成分から分離される。その結果、物質は溶液から析出し(沈殿を生じ)、固体粒
子が生成する。
【0036】 第1の溶媒の大部分が蒸発することが好ましい。分離プロセスの間に、実質的
にすべての第1の溶媒が物質から分離されることが好ましい。物質が調合物に含
まれる場合、第2の溶媒の大部分、好ましくは第2の溶媒の実質的にすべてが、
分離プロセスの間に物質から分離されることが好適である。 第2の領域又はノズルへ、第1の溶媒の蒸発潜熱と同等の熱を供給することに
よって、第1の溶媒の蒸発を促進することができる。 第2の領域のチャンバーの底部分において、物質の粒子を集めることが好適で
ある。
【0037】 蒸発した第1の溶媒は、第2の領域から第1の出口を通して取り出すことが好
ましい。第2の領域がチャンバーを有する場合、第1の出口はチャンバーの頂部
を向くように設けることが好適である。 物質が第2の溶媒を含む調合物の形態である場合、第2の溶媒は、第1の溶媒
と同じ出口を通して第2の領域から取り出すことが好適である。別法として、第
1の溶媒とは異なる出口部を用いて、第2の領域から第2の溶媒を取り出すこと
もできる。
【0038】 物質は、第1の溶媒に不溶性であるか、又は溶解性の乏しいものであってよい
。第1の溶媒中の物質の溶解性は、20重量/重量%以下であることが好ましく
、10重量/重量%以下であることがより好ましく、5重量/重量%以下である
ことが特に好ましく、2重量/重量%以下であることが最も好ましい。第1の溶
媒中での物質の溶解性は、1%までであることが好ましく、0.5%までである
ことがより好ましく、0.3%までであることが特に好ましく、0.1%までで
あることが最も好ましい。
【0039】 物質の第2の溶媒及び/又は第1の溶媒に対する溶解性が乏しい場合には、第
2の領域中へ噴霧される混合物の各小滴は、限られた量の物質のみを含むことに
なる。従って、各小滴から析出した物質の粒子は、小さい寸法のものとなる。
【0040】 分離した物質をさらに第1の溶媒を供給して洗浄し、続いて乾燥することによ
って、物質を、非常に狭い粒子寸法の範囲を有し、特定の形態で独立した構造、
型及び形状を有する結晶の粉体として供給することができる。 本明細書に記載したプロセスは、多様な種々の物質の粒子を製造するための広
範な用途を有している。物質は、調味料(flavours)、 芳香剤(fragrances)、プ
ラスチック(plastics)、顔料(pigments)、染料(dyes)及び生物学的に活性な化合
物、例えば薬剤、合成薬剤及び半合成薬剤並びに殺菌剤(pesticide)から選ばれ
る活性成分であることが好ましい。
【0041】 方法は、結晶性物質及びその洗液の両方から、第1の溶媒のフッ化炭化水素化
合物及び/又は共溶媒のすべてを再利用するために回収及びリサイクルする、簡
単で、効率的で十分な除去をも促進する。さらに、最初は物質を溶解するために
用いられた第2の溶媒を、結晶を回収した洗液及び最初の上澄み又は濾液から回
収して、その後に再利用することもできる。物質の分離は、多段階又は1段階の
接触及び分離で行うこともできる。いずれか又は全ての工程において、物理パラ
メーター、例えば温度、剪断力、第1の溶媒の量、溶質/溶媒の相対的濃度、溶
媒混合物の相対的組成、並びに第1の溶媒に対する第2の溶媒の比等を変化させ
る技術を適宜用いることもできる。
【0042】 本発明の方法によれば、2ミクロン程度の粒子を製造することができる。尤も
、以下のパラメーター、例えば: 1.調合物中の物質の濃度; 2.第1の溶媒の組成; 3.第1の溶媒に対する物質又は調合物の比; 4.第1の溶媒の蒸発速度; 5.温度; 6.第1の領域と第2の領域の間の圧力差; 7.液体の流れ速度(流量);並びに 8.ノズル又はアトマイザー及びチャンバー形状の構成 を変更し又は制御することによって、本発明の方法によって製造し得る粒子の寸
法に、いずれかの所望する寸法の粒子を製造するように影響を及ぼすことができ
る。
【0043】 結晶の種類、寸法及び均一性は、以下のパラメーター: 1.温度; 4.撹拌の方法及び効率; 5.調合物中の物質の濃度; 6.共溶媒の種類及び濃度; 7.流れの速さ(流量); 8.流れの比 を制御することによって影響される。
【0044】 本発明によって、制御された晶癖(crystal habit)を有する粒子を製造するこ
とができる。本発明によれば、小さな粒子を製造する方法も提供される。 本発明は、上述したような方法において製造される物質の粒子に適用すること
もできる。そのような粒子には、残存する第1の溶媒がごく少量含まれることが
ある。従って、本発明は、本明細書に記載するように、ごく少量の第1の溶媒を
含む物質の粒子にさらに適用することもできる。
【0045】 以下、図面を参照して、本発明について説明するが、本発明はこれらの態様に
限定されるものではない。 図1は、第1の容器2を示しており、第1の容器2はその上側端部に入口部4
を有し、その出願端部に出口部6を有している。出口部6には濾過グリッド(図
示せず)が配されることが好適である。容器2には、モーターで駆動される攪拌
装置(図示せず)又はその他の好適な攪拌手段が設けられていてもよい。
【0046】 第1の容器2の出口部は第2の容器8の入口部9に接続されており、入口部9
にはノズル10が設けられている。 コンプレッサー16は、その入口側が第2の容器8の出口部18に接続されて
取り付けられている。出口部18は、第2の容器8の頂部領域に設けられている
。コンプレッサー16の出口側は、第1の容器2の入口部4に接続されている。
【0047】 装置の全体はパイプ、圧力及び温度ゲージ、フロー及び圧力制御バルブ並びに
コンデンサ(凝縮器)のネットワークによって連絡されており、装置の各部分に
おける圧力及び温度、流れの最適な臨界的パラメーターを選択し及び維持するこ
とが容易に行えるものとなっている。 図1の装置は、小さな粒子の物質を製造するために用いることができる。その
ためには、物質を容器2の中へ導入し、HFCと混合し、スラリーまたは溶液を
調製する。その後、混合物を出口部6を通して容器2から排出させて、混合物を
濾過する。混合物はノズル10を通過することによって、第2の容器8のチャン
バー12の中に、微細な小滴のミストの形態で噴霧される。小滴のミストは、符
号14で示している。
【0048】 第2の容器8内の圧力が減圧してある結果、HFCは各小滴から蒸発して、微
細な粒子が残り、微細な粒子は符号20で示されるように、収集用の容器8の底
部に降下する。 蒸発したHFCは出口部18を通して第2の容器8から取り出され、リサイク
ルのために圧縮される。
【0049】 プロセスは半連続的方式で実施することもできるし、或いは、もう1組の容器
を採用して完全な連続方式で実施することもできる。 場合によって、容器8の壁部を通して又はノズル10を通して熱を伝達させる
ことによって、第2の容器8に熱を供給することもできる。それに代えて、マイ
クロ波エネルギーを導入することによって、又は少量の過熱されたガス状ストリ
ームをチャンバー内に直接再注入することによって、チャンバー12を加熱する
ことができる。好適な熱いガス状ストリームは、コンプレッサーの出口から容易
に適用することができる。 容器2及び8の両者にジャケットを設けて、温度制御手段とすることもできる
【0050】 図2は、コンプレッサー106及びインラインミキサー108を通して、第2
の容器104に接続される第1の容器102を示している。 図2の装置の操作において、HFCを計量して第1の容器102へ供給する。
HFCをコンプレッサー106によって蒸発させて、連続的にリサイクルする。
この点に関して、液化HFCはインラインミキサー108のノズル100を通し
て容器104の中へ送られ、容器104の出口部112を通って容器102の中
へ戻されて、連続サイクルが構成される。
【0051】 小さな粒子として製造されるべき物質を有機溶媒の溶液中に含む調合物は、ポ
ンプ114を通して、インラインミキサー108へ供給される。HFC及び調合
物は、ノズル100を通して排出される直前に、インラインミキサー108の中
で接触する。HFCは、有機溶媒に対して高い親和性を有することが見出されて
いる。従って、調合物の有機溶媒のHFCの中への物質移動は、2つの物質の接
触させると迅速に行われる。
【0052】 混合物が、ノズル100を通して容器104のチャンバー116の中へ噴霧さ
れると、符号118で示すように、微細な小滴のミストが形成される。チャンバ
ー116の減圧された雰囲気の中へ導入されると、HFC及び有機溶媒は蒸発し
、物質は溶液の状態から脱して析出する(沈殿を生じる)。 物質の粒子はフィルタ120上に集まり、HFC/有機溶媒はこれを通過する
【0053】 HFCは上述したようにリサイクルされ、有機溶媒は容器102内に集められ
る。 このランの終わりに、HFCリサイクルを所定の時間で維持し、調合物のキャ
リヤーたる有機溶媒の微量の混入を除去することによって、集めた固体粒子を洗
浄することもできる。 以下に記載する実施例1及び2は、それぞれ図1及び2の態様に基づいて装置
及びプロセスを使用したものである。
【0054】 実施例1 撹拌機を備え、底部出口にガラスろ過器(glass sinter)が取り付けられてい
る第1の容器の中に、フェニル酢酸(10g)を導入した。 第1の容器の下側出口部を閉じたまま、第1の容器に1,1,1,2−テトラ
フルオロエタン(2kg)を導入した。このようにして得たスラリーを攪拌して
、テトラフルオロエタン中にフェニル酢酸を溶解させた。
【0055】 ガス・コンプレッサーの入口部を第2の(蒸発)容器に取り付け、出口部を冷
却熱交換器を介してテトラフルオロエタン貯蔵容器に取り付けた。ガス・コンプ
レッサーを作動させた。 テトラフルオロエタン中フェニル酢酸混合物を、流れ制限デバイス、例えば、
小さなアパーチャのノズルを通して第1の容器から第2の容器へ流れさせた。第
1の容器及び第2の容器のそれぞれの温度及び溶液の流れを、第1の容器の圧力
が約6BarGに維持され、第2の容器の圧力が約0.75BarGに維持されるように
制御した。
【0056】 小さなアパーチャのノズルによって、フェニル酢酸とテトラフルオロエタンの
混合物を第2の容器の中へ、微細なミストの形態で噴霧させた。圧力の高い側の
第1の領域から圧力の低い側の第2の領域へ混合物を送ると、液体のテトラフル
オロエタンが蒸発して、フェニル酢酸の小さな粒子が回収用の第2の容器の床部
分に降下した。
【0057】 実施例2 容量5リットルの第1のステンレス鋼を容器を、ガスコンプレッサーを介して
液体/液体混合フローセルに接続した。容量5リットルの第2のステンレス鋼容
器の出口部分に、シート状ガラスろ過器の形態の濾過エレメントが取り付けた。
この容器の入口部を液体/液体混合フローセルに接続した。
【0058】 第1の容器の中へハイドロフルオロカーボン134A(2kg)を導入した。
コンプレッサーを作動させ、HFCを連続的にリサイクルさせた。HFCのリサ
イクル流量は300g/分に維持した。 ラウリン酸(50g)をアセトン(1リットル)に溶解させた溶液を第3の容
器内で調製した。ギヤポンプを用いて、30ml/分の流量にてラウリン酸溶液
を混合セルの中へ導入した。
【0059】 HFCは、混合セルを出る際にラウリン酸溶液に接触させた。混合物を混合セ
ルによって第2の容器の中へ噴霧した。ラウリン酸溶液を接触させる際に、物質
移動によってアセトンをHFCへ移動させた。(第1の容器よりも低い圧力であ
る)第2の容器へ入る際、HFCとアセトンとの混合物は蒸発してラウリン酸の
小さな粒子を生じさせ、その粒子を第2の容器の収集用の底部に降下させた。 実験の間中、温度、圧力及び流量等の臨界パラメーターを一定に保持した。
【0060】 第2の容器の中へラウリン酸溶液のバッチ全体を計量して入れた後、HFCフ
ローを5分間続けた。続いて、HFCを貯蔵シリンダーへそらせて回収した。ア
セトンは別に回収した。その後、装置を開いて、第2の容器の底部に、均一な寸
法の乾燥した微細な粒子として集まっていたラウリン酸を回収した。
【0061】 この明細書を読む者は、この出願に関連しており、この出願よりも前又は同時
に出願されている書類及び文献であって、この出願の明細書と共に公開されてい
るすべての書類及び文献について注意を払う必要がある。それらのすべての書類
及び文献の内容は、参照することによって本願明細書に含まれる。
【0062】 (請求の範囲、要約及び図面を含めて)本願明細書に開示されている特徴のす
べて、及び/又は本明細書に開示されているいずれかの方法若しくはプロセスの
工程のすべては、少なくともそのような特徴及び/又は工程の中で相互に排他的
である組合せを除いて、種々の形態で組み合わせることができる。
【0063】 (請求の範囲、要約及び図面を含めて)この明細書に開示されているそれぞれ
の特徴は、特に示さない限り、同じ、同等又は同様の目的を果たす代替し得る特
徴によって置き換えることができる。従って、特に示さない限り、開示されてい
るそれぞれの特徴は、一連の包括的な同等の又は同様の特徴についての一例であ
る。
【0064】 この発明は、上述した態様の説明に限定されるものではない。この発明は、(
請求の範囲、要約及び図面を含めて)この明細書に開示した特徴の新規ないずれ
か1つ又は新規ないずれかの組合せを含むものであり、この明細書に開示した方
法若しくはプロセスのいずれかの工程についての新規ないずれか1つ又は新規な
いずれかの組合せをも含むものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1は、本発明を実施するのに好適な装置の第1の態様を示す摸
式図である。
【図2】 図2は、本発明を実施するのに好適な装置の第2の態様を示す摸
式図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE,TR),OA(BF ,BJ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW, ML,MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,G M,KE,LS,MW,MZ,SD,SL,SZ,TZ ,UG,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ, MD,RU,TJ,TM),AE,AG,AL,AM, AT,AU,AZ,BA,BB,BG,BR,BY,B Z,CA,CH,CN,CR,CU,CZ,DE,DK ,DM,DZ,EE,ES,FI,GB,GD,GE, GH,GM,HR,HU,ID,IL,IN,IS,J P,KE,KG,KP,KR,KZ,LC,LK,LR ,LS,LT,LU,LV,MA,MD,MG,MK, MN,MW,MX,MZ,NO,NZ,PL,PT,R O,RU,SD,SE,SG,SI,SK,SL,TJ ,TM,TR,TT,TZ,UA,UG,US,UZ, VN,YU,ZA,ZW Fターム(参考) 4B047 LE06 LP09 4C076 AA32 DD35 FF34 GG12 4H006 AA02 AD18 BB11 BB12 BB15 BB42 BC52 BD82 4J037 CA18 CA19 CB01 CB04 CB07 CB08 CB09 CB17 CB21 CB28 CC03 DD11 DD23 EE02 EE21 EE28 EE33 EE47

Claims (22)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 物質の粒子を製造する方法であって、前記物質又は前記物質
    を含んでなる調合物を、C−Cフッ化炭化水素化合物を含んでなる第1の溶
    媒に接触させること、並びに、得られる混合物を、第1の溶媒からの物質の少な
    くとも一部に分離を生じさせる分離プロセスに付することを含んでなる方法。
  2. 【請求項2】 前記C−Cフッ化炭化水素化合物は塩素原子を含まない
    ことを特徴とする請求項1記載の方法。
  3. 【請求項3】 前記C−Cフッ化炭化水素化合物は、1個又はそれ以上
    の炭素原子、フッ素原子及び水素原子のみを含んでなることを特徴とする請求項
    1又は2記載の方法。
  4. 【請求項4】 前記フッ化炭化水素化合物は、C−Cフッ化炭化水素化
    合物であることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の方法。
  5. 【請求項5】 前記フッ化炭化水素化合物は、大気圧にて、−90℃以上で
    20℃以下の沸点を有することを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の方
    法。
  6. 【請求項6】 前記フッ化炭化水素化合物はテトラフルオロエタンであるこ
    とを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の方法。
  7. 【請求項7】 前記フッ化炭化水素化合物は、1,1,1,2−テトラフル
    オロエタンであることを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の方法。
  8. 【請求項8】 前記第1の溶媒は共溶媒を含むことを特徴とする請求項1〜
    7のいずれかに記載の方法。
  9. 【請求項9】 共溶媒は、C2−6炭化水素、炭化水素エーテル及び極性を
    有する炭化水素から選ばれることを特徴とする請求項8記載の方法。
  10. 【請求項10】 共溶媒はC1−4フッ化炭化水素化合物と共沸混合物を形
    成することを特徴とする請求項8又は9記載の方法。
  11. 【請求項11】 前記物質を含む調合物は、前記第1の物質を含む溶液であ
    ることを特徴とする請求項1〜10のいずれかに記載の方法。
  12. 【請求項12】 前記調合物は、有機溶媒である第2の溶媒を含むことを特
    徴とする請求項11記載の方法。
  13. 【請求項13】 分離プロセスは、得られる混合物の小滴の調合物を生じさ
    せる工程を含んでなることを特徴とする請求項8又は9記載の方法。
  14. 【請求項14】 分離プロセスは、得られた混合物を圧力Pの第1の領域
    から圧力Pの第2の領域へ送ることを含んでおり、その場合にPの値P
    値よりも高いことを特徴とする請求項1〜13のいずれかに記載の方法。
  15. 【請求項15】 分離プロセスは、第2の領域において得られる混合物の小
    滴を生じさせる工程を含んでなることを特徴とする請求項14記載の方法。
  16. 【請求項16】 混合物を第2の領域へ噴霧することを特徴とする請求項1
    4又は15記載の方法。
  17. 【請求項17】 第1の溶媒の蒸発を促進するために、第2の領域へ混合物
    を噴霧するために用いられるノズル又は第2の領域へ熱を適用することを特徴と
    する請求項14〜16のいずれかに記載の方法。
  18. 【請求項18】 前記物質は第1の溶媒に溶解しないか、わずかに溶解し得
    ることを特徴とする請求項1〜17のいずれかに記載の方法。
  19. 【請求項19】 前記物質は、調味料、芳香剤、プラスチック、顔料、染料
    及び生物学的に活性な化合物から選ばれることを特徴とする請求項1〜18のい
    ずれかに記載の方法。
  20. 【請求項20】 前記物質は、薬剤、合成薬剤及び半合成薬剤及び殺菌剤か
    ら選ばれる活性成分であることを特徴とする請求項1〜19のいずれかに記載の
    方法。
  21. 【請求項21】 請求項1〜20のいずれかに記載の方法において調製され
    る物質の粒子。
  22. 【請求項22】 少量のC1−4フッ化炭化水素化合物を含む物質の粒子。
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