JP2003513914A - 癌の処置のための腫瘍崩壊薬の組み合わせ - Google Patents

癌の処置のための腫瘍崩壊薬の組み合わせ

Info

Publication number
JP2003513914A
JP2003513914A JP2001536135A JP2001536135A JP2003513914A JP 2003513914 A JP2003513914 A JP 2003513914A JP 2001536135 A JP2001536135 A JP 2001536135A JP 2001536135 A JP2001536135 A JP 2001536135A JP 2003513914 A JP2003513914 A JP 2003513914A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ethyl
propoxy
fluorophenyl
hydroxyphenoxy
phenyl
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2001536135A
Other languages
English (en)
Inventor
ジェローム・ハーバート・フライシュ
ジェイソン・スコット・ソーヤー
ビバリー・アン・テイチャー
ダグラス・ウェイド・ベイト
エドワード・シー・アール・スミス
ウィリアム・トーマス・マクミレン
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Eli Lilly and Co
Original Assignee
Eli Lilly and Co
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Eli Lilly and Co filed Critical Eli Lilly and Co
Publication of JP2003513914A publication Critical patent/JP2003513914A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K45/00Medicinal preparations containing active ingredients not provided for in groups A61K31/00 - A61K41/00
    • A61K45/06Mixtures of active ingredients without chemical characterisation, e.g. antiphlogistics and cardiaca
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K31/00Medicinal preparations containing organic active ingredients
    • A61K31/21Esters, e.g. nitroglycerine, selenocyanates
    • A61K31/215Esters, e.g. nitroglycerine, selenocyanates of carboxylic acids
    • A61K31/235Esters, e.g. nitroglycerine, selenocyanates of carboxylic acids having an aromatic ring attached to a carboxyl group
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P35/00Antineoplastic agents
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P43/00Drugs for specific purposes, not provided for in groups A61P1/00-A61P41/00
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02ATECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
    • Y02A50/00TECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE in human health protection, e.g. against extreme weather
    • Y02A50/30Against vector-borne diseases, e.g. mosquito-borne, fly-borne, tick-borne or waterborne diseases whose impact is exacerbated by climate change

Abstract

(57)【要約】 本発明は、ロイコトリエン(LTB)阻害剤および抗癌剤の治療学的な組み合わせに関する。本発明は、ロイコトリエン(LTB)阻害剤および抗癌剤を組み合わせて用いる癌の処置法にも関する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 本発明は、抗癌剤を用いる癌の処置法に関する。より具体的には、抗癌剤の効
力を増大させるロイコトリエン(LTB)拮抗薬と組み合わせて抗癌剤を使用
することに関する。
【0002】 (背景技術) ロイコトリエンB4(LTB)は炎症誘発性の脂質であり、このものは乾せ
ん、関節炎、慢性肺疾患、急性呼吸窮迫症候群、発作、喘息、炎症性の骨疾患、
並びに多核形白血球および他の炎症誘発性細胞の湿潤および活性化を特徴とする
他の炎症性状態の病因に関係する。したがって、活性化された多核形白血球は、
組織を分解する酵素および炎症を引き起こす反応性化学品を遊離する。米国特許
第5,462,954号は、乾せん、関節炎、慢性肺疾患、急性呼吸窮迫症候群
、卒中、喘息、炎症性骨疾患、並びに多核形白血球および他の炎症誘発性細胞の
湿潤および活性化を特徴とする他の炎症性状態について開示している。米国特許
第5,910,505号は、あるフェニルフェノールが扁平上皮癌の処置のため
の薬剤として有効であることが開示されている。米国特許第5,543,428
号は、腫瘍細胞における多剤耐性を逆転する性質を有する、あるフェニルフェノ
ールロイコトリエンB(LTB)拮抗薬の群を開示する。ロイコトリエン拮
抗薬を使用することにより、ビンブラスチン、ビンクリスチン、ビンデシン、ナ
ベルビン、ダウノルビシン、ドキソルビシン、ミトロキサントロン、エトポシド
、テニポシド、マイトマイシンC、アクチノマイシン−D、タキソール、トポテ
カン、ミトラマイシン、コルチシン、プロミシン、ポドフィロトキシン、エメチ
ン、グラミシジン−Dおよびバリノマイシンに、腫瘍細胞に耐性である薬物耐性
を逆転させるであろう。
【0003】 (発明の概要) 本発明は、多剤耐性でない癌を処置するのに有用な組成物および方法を提供す
る。本発明の組成物は、抗癌剤を式A、式Iおよび式IIのロイコトリエン(L
TB)拮抗薬と組み合わせて含む。驚くべきことに、我々はある抗癌剤とロイ
コトリエン(LTB)拮抗薬との組み合わせが、多剤耐性でない癌を処置する
のに非常に有効であることを見出した。
【0004】 (詳細な説明) I.定義: 用語「酸性基」とは、式(I)の「Z」置換基および式IIの「Z2」置換基
として結合する場合に、水素結合することができるプロトン供与性基として機能
する有機基を意味する。例示的な酸性基は、カルボキシルである。
【0005】 用語「活性成分」とは、以下で定義するある抗癌剤、並びに式Aで一般的に示
されるロイコトリンB拮抗化合物、および式A、式Iおよび式IIで一般的に
示されるかまたは開示した具体的なジフェニル化合物の表で示されるジフェニル
ロイコトリエンB拮抗化合物の両方を意味し、そしてまた抗癌剤と、式A、式
Iもしくは式IIの化合物または該化合物の塩、溶媒和物もしくはプロドラッグ
によって示されるロイコトリエンB拮抗薬との組み合わせをも意味する。
【0006】 用語「アルケニル」とは、一般式CH2で示される一価の基を意味し、例
えばエテニル、n−プロペニル、イソプロペニル、n−ブテニル、イソブテニル
、2−ブテニルおよび3−ブテニルを挙げられる。
【0007】 特に指示しなければ、用語「アルキル」とはそのものであるかまたは別の置換
基の一部として、直鎖または分枝の一価の炭化水素基を意味し、例えばメチル、
エチル、n−プロピル、イソプロピル、n−ブチル、tert−ブチル、sec
−ブチル、n−ペンチルおよびn−ヘキシルを挙げられる。
【0008】 用語「アルカアリール」とは、アルキル基または置換アリール基で置換された
アリール基を意味し、例えば
【化58】 を挙げられる。用語「C〜C20アルカアリール」において、下付きの数値は
該基における炭素原子の総数を意味する。
【0009】 用語「C〜C20アラルキル」とは、アリール基または置換アリール基で置
換されたアルキル基を意味し、例えば
【化59】 を挙げられる。用語「C〜C20アラルキル」において、下付きの数値は該基
における炭素原子の総数を意味する。
【0010】 用語「炭素環式基」とは、炭素および水素のみを含有する、5、6、7または
8員の飽和、不飽和または芳香族性の環を意味し、例えばベンゼン、シクロヘキ
セン、シクロヘキサン、シクロペンタンを挙げられる。
【0011】 用語「シクロアルキル」とは、炭素環式で非芳香族性の一価の基を意味し、例
えばシクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル、シクロ
ヘプチルおよびシクロオクチルを挙げられる。
【0012】 用語「ハロ」とは、フルオロ、クロロ、ブロモまたはヨードを意味する。用語
「ヘテロ環式基」とは、ヘテロ原子を1〜4個含有する、飽和、不飽和または芳
香族性の5員の置換または無置換の環を意味する。
【0013】 用語「哺乳動物」および「哺乳類」とは、ヒトを含む。
【0014】 用語「N−スルホンアミジル」とは、基:
【化60】 [式中、 R12はC〜C10アルキル、アリール、C〜Cアルキル置換のアリー
ル、C〜C20アルカアリールまたはC〜C20アラルキルである] を意味する。
【0015】 用語「置換アルキル」とは、ハロ、C〜Cアルキル、アリール、ベンジル
、C〜Cアルケニル、C〜Cアルキニル、C〜Cシクロアルキル、
〜Cアルコキシ、C〜Cハロアルキル(例えば、−CF)から選ば
れる1つ以上の基で更に置換されたアルキル基を意味する。
【0016】 用語「置換アリール」とは、ハロ、C〜Cアルキル、アリール、ベンジル
、C〜Cアルケニル、C〜Cアルキニル、C〜Cシクロアルキル、
〜Cアルコキシ、C〜Cハロアルキル(例えば、−CF)から選ば
れる1つ以上の基で更に置換されたアリール基を意味する。
【0017】 用語「テトラゾリル」とは、式:
【化61】 のいずれかによって示される酸性基を意味する。
【0018】 用語「治療学的に有効な間隔」とは、(a)抗癌剤または(b)LTB拮抗
薬のいずれかの一方を哺乳動物に投与する開始時間、および、(a)または(b
)の場合の癌を処置する際に抗癌上有益な効果の限界での終始時間の期間を意味
する。典型的には、該抗癌剤およびロイコトリエン(LTB)拮抗薬を互いに
24時間以内(4時間以内が好ましく、1時間以内が最も好ましい)に投与する
【0019】 本発明の実施の際に使用する、用語「治療学的に有効な組み合わせ」とは、(
a)抗癌剤および(b)LTB拮抗薬を同時にまたは別々に投与することを意
味する。
【0020】 本発明の組成物を用いて処置することができる癌の種類としては、例えば乳癌
、膀胱癌、結腸直腸癌、食道癌、胃癌、生殖細胞癌(例えば、精巣癌)、婦人科
癌、ホジキンリンパ腫、非ホジキンリンパ腫、悪性黒色腫、多発性骨髄腫、神経
性癌腫、脳癌、非小細胞肺腫、膵癌、前立腺癌、ユーイング肉腫、骨肉腫、軟部
組織肉腫、小児科悪性腫瘍などを含む。
【0021】 使用することができる抗癌剤としては、以下のものを含む。 アルキル化剤:ブスルファン(Busulfan)、カルボプラチン、カルムスチン(
Carmustine)、シスプラチン、シクロホスファミド、ダカーバジン(Dacarbazin
e)、イホスファミド(Ifosfamide)、ロムスチン(Lomustine)、ストレプトゾ
シン、オキサリプラチン(Oxaliplatin)、テモゾロミド(Temozolomide)。 抗生物質:ブレオマイシン、ダクチノマイシン(Dactinomycin)、ダウノルビ
シン(Daunorubicin)、ドキソルビシン(Doxorubicin)、イダルビシン(Idaru
bicin)、マイトマイシン(Mitomycin)−C、プリカマイシン(Plicamycin)、
クリプトフィシン(Cryptophycin)。代謝拮抗剤 :シタラビン(Cytarabine)、フロクスウリジン(Floxuridine)、
フルダラビン(Fludarabine)、5−フルオロウラシル、オキシ尿素(Hydroxyure
a)、6−メルカプトプリン、メトトレキセート、チオグアニン、カペシタビン
(Capecitabine)。生物製剤 :アルデスロイキン(Aldesleukin)、インターフェロンα−2A、イ
ンターロイキン−2、インターロイキン−12(組換え型)、インターフェロン
α−2B(組換え型)、インターフェロンα−n3、インターフェロンγ−1B
、ヘルセプチン(Herceptin)インターロイキン−2、インターロイキン−12
ホルモン剤 :アミノグルテチミド(Aminoglutethimide)、アナストロゾール(A
nastrozole)、フルタミド(Flutamide)、ゴセレリン(Goserelin)、ロイプロ
リド(Leuprolide)、メゲステロール(Megestrol)、ミトタン(Mitotane)、
タモキシフェン。ナイトロジェンマスタード誘導体 :クロラムブチル(Chlorambucil)、エストラ
ムスチン(Estramustine)、メクロレタミン(Mechlorethamine)、メルファラ
ン(Melphalan)、チオテパ(Thiotepa)。植物性アルカロイド :ドセタキセル(Docetaxel)、エトポシド、イリノテカン
HCl、パクリタクセル、テニポシド(Teniposide)、トポテカン(Topotecan
)、ビンブラスチン(Vinblastine)、ビンクリスチン(Vincristine)、ビノレ
ルビン(Vinorelbine)。その他 :アルトレタミン(Altretamine)、アミフォスチン(Amifostine)アス
パラギナーゼ−大腸菌、BCG生ワクチン(Live)(膀胱内)、クラドリビン(
Cradribine)、ロイコホリン(Leucovorin)、レバミソール(Levamisole)、ミ
トキサントロン(Mitoxantrone)、ペガスパルガーゼ(Pegaspargase)、ペント
スタチン(Pentostatin)およびプロカルバジン(Procarbazine)など。
【0022】 抗癌剤を単独でまたは1つ以上の抗癌剤と組み合わせで使用することができる
。組み合わせて使用する場合には、該抗癌剤を同時に、連続的にまたはより複雑
な投与レジメ(これは、例えば該剤を交互に投与することができる)で投与する
ことができる。それらの組み合わせおよび投与レジメは、当該分野の当業者によ
ってよく知られている。該抗癌剤は、通常の賦形剤、希釈剤または担体と一緒に
製剤化して圧縮して錠剤とするか、便利な経口投与のためのエリキシル剤もしく
は液剤に製剤化するか、または筋肉内静脈内経路によって投与することができる
。該化合物は経皮的に投与することができ、持続的な軽減の投与レジメなどとし
て製剤化することができる。
【0023】 本発明の組成物は、上記の治療学的なロイコトリエン(LTB)拮抗薬およ
び治療学的に有効な量の抗癌剤との組み合わせである。該組成物を通常の賦形剤
、希釈剤または担体と一緒に製剤化して圧縮して錠剤とするか、便利な経口投与
のためのエリキシル剤もしくは液剤に製剤化するか、または筋肉内静脈内投与に
よって投与することができる。該化合物を、経皮的に投与したり、持続的な軽減
の投与形態などとして製剤化することができる。
【0024】 別の実施態様において、本発明は非多剤耐性である癌性の病気を患っている患
者を処置する方法に関するものであって、該方法は治療学的に有効な量のロイコ
トリエン(LTB4)拮抗薬および治療学的に有効な量の抗癌剤を別々に投与す
ることを含む。別々に投与する場合には、ロイコトリエン(LTB)拮抗薬お
よび抗癌剤を異なるスケジュールで投与することができる。2つの投与間の時間
が治療学的に有効な期間内にある限り、一方を他方の前に投与することができる
。治療学的に有効な期間とは、(a)ロイコロリエン(LTB)拮抗薬または
(b)抗癌剤のどちらか一方をヒトに投与し始め、(a)および(b)の組み合
わせによる癌の処置において有利な効果の限界で終了する時間の期間である。
【0025】 ロイコトリエン(LTB)拮抗薬および抗癌剤の投与法は変えることができ
る。従って、一方の剤を経口投与して、他方を静脈内投与することができる。該
産物の一方を連続注入として投与することができ、他方をディスクリートな形態
で与えることが可能である。抗癌剤をその実行を最適化することが知られる方法
で与えることが特に重要である。
【0026】 本発明に有用なロイコトリエン(LTB)拮抗薬は、式Aで示す化合物また
はその医薬的に許容し得る塩基付加塩を含む。
【化62】 [式中、 R1’は、C〜Cアルキル、C〜Cアルケニル、C〜Cアルキニ
ル、C〜Cアルコキシ、(C〜Cアルキル)チオ、ハロまたはR置換
フェニルである。 各R’およびR’は各々独立して、水素、ハロ、ヒドロキシ、C〜C アルキル、C〜Cアルコキシ、(C〜Cアルキル)−(O)S−、ト
リフルオロメチルまたはジ(C〜Cアルキル)アミノである。 X’は−O−、−S−、−C(=O)もしくは−CH−であり、Y’は−O
−もしくは−CH−であるか、または X’およびY’が一緒になった場合には、−X’−Y’−は、−CH=CH−
もしくは−C≡C−である。 Z’は、直鎖または分枝のC〜C10アルキリデニルである。 A’は、結合、−O−、−S−、−CH=CH−または−CR−である
。ここで、RおよびRは各々独立して、水素、C〜Cアルキルもしくは
置換フェニルであるか、またはそれらが結合した炭素原子と一緒になってC 〜Cシクロアルキル環を形成する R’はRであるか、または以下の式:
【化63】 (式中、 各Rは独立して、−COOH、5−テトラゾリル、−CON(Rまた
は−CONHSO10である。 各Rは、水素、C〜Cアルキル、C〜Cアルケニル、C〜C
ルキニル、ベンジル、メトキシ、−W−R−、−T−G−R、(C〜C アルキル)−T−(C〜Cアルキリデニル)−O−またはヒドロキシである
。 Rは、水素またはハロである。 各Rは独立して、水素、フェニルまたはC〜Cアルキルであるか、また
は窒素原子と一緒になってモルホリノ、ピペリジノ、ピペラジノもしくはピロリ
ジノ基を形成する。 R10は、C〜Cアルキルまたはフェニルである。 R11は、R、−W−R−または−T−G−Rである。 各Gは、炭素数が1〜8個である直鎖または分枝のニ価の炭化水素基である。 各Tは、結合、−CH−、−O−、−NH−、−NHCO−、−C(=O)
−または(O)S−である。 Kは、−C(=O)−または−CH(OH)−である。 各qは独立して0、1または2である。 pは0または1である。 tは0または1である。そして、 pが0である場合には、Wは結合ではない) の1つである。 但し、Xが−O−または−S−である場合には、Yは−O−ではない。そして
、 Aが−O−または−S−である場合には、RはRではない]
【0027】 より好ましい式Aの化合物は、R’が式:
【化64】
【化65】 から選ばれる化合物である。
【0028】 より一層好ましい化合物は、R’が式:
【化66】 である化合物である。
【0029】 好ましい化合物またはその医薬的に許容し得る酸もしくは塩誘導体は、化合物
が以下の化合物からなる(A)〜(KKKK)群から選ばれるものである。 A)2−メチル−2−(1H−テトラゾール−5−イル)−7−(2−エチル
−4−(4−フルオロフェニル)−5−ヒドロキシフェノキシ)ヘプタン; B)2−メチル−2−(1H−テトラゾール−5−イル)−7−(2−エチル
−4−(3−フルオロフェニル)−5−ヒドロキシフェノキシ)ヘプタン; C)3−(2−(3−(3−エチル−4−(4−フルオロフェニル)−5−ヒ
ドロキシフェノキシ)プロポキシ)−6−(4−ジメチルアミノカルボニルブチ
ルオキシ)フェニル)プロピオン酸; D)3−(2−(3−(2−エチル−4−(4−フルオロフェニル)−5−ヒ
ドロキシフェノキシ)プロポキシ)フェニル)プロピオン酸; E)3−(2−(3−(2−エチル−4−(4−フルオロフェニル)−5−ヒ
ドロキシフェノキシ)プロポキシ)−6―(4−カルボキシブチルオキシ)フェ
ニル)プロピオン酸; F)3−(2−(3−(2−エチル−4−(4−フルオロフェニル)−5−ヒ
ドロキシフェノキシ)プロポキシ)−6−メトキシフェニル)プロピオン酸; G)3−(2−(3−(2−エチル−4−(4−フルオロフェニル)−5−ヒ
ドロキシフェノキシ)プロポキシ)−6−(4−(1H−テトラゾール−5−イ
ル)ブチルオキシ)フェニル)プロピオン酸; H)3−(2−(4−(2−エチル−4−(4−フルオロフェニル)−5−ヒ
ドロキシフェノキシ)−(1−ブテニル))フェニル)プロピオン酸メチル; I)3−(2−(4−(2−エチル−4−(4−フルオロフェニル)−5−ヒ
ドロキシフェノキシ)−(1−ブテニル))フェニル)プロピオン酸; J)3−(2−(4−(2−エチル−4−(4−フルオロフェニル)−5−(
ヒドロキシフェノキシ)ブチル)フェニル)プロピオン酸; K)3−(2−(4−(2−エチル−4−(4−フルオロフェニル)−5−ヒ
ドロキシフェノキシ)ブチル)−6−メトキシフェニル)プロピオン酸; L)3−(2−(3−(2−エチル−4−(4−フルオロフェニル)−5−ヒ
ドロキシフェノキシ)プロポキシ)−6−ヒドロキシフェニル)プロピオン酸メ
チル; M)3−(2−(3−(2−エチル−4−(4−フルオロフェニル)−5−ヒ
ドロキシフェノキシ)プロポキシ)−6−ヒドロキシフェニル)プロピオン酸; N)3−(2−(3−(2−エチル−4−(4−フルオロフェニル)−5−ヒ
ドロキシフェノキシ)プロポキシ)−6−(4−ブチルオキシ)フェニル)プロ
ピオン酸; O)3−(2−(3−(2−エチル−4−(4−フルオロフェニル)−5−ヒ
ドロキシフェノキシ)プロポキシ)−6−(4−メチルチオブチルオキシ)フェ
ニル)プロピオン酸; P)3−(2−(3−(2,4−ジー(4−フルオロフェニル)−5−ヒドロ
キシフェノキシ)プロポキシ)−6−(4−カルボキシブトキシ)フェニル)プ
ロピオン酸; Q)6−メチル−6−(1H−テトラゾール−5−イル)−11−(2−エチ
ル−4−(4−フルオロフェニル)−5−ヒドロキシフェノキシ)ウンデカン; R)N,N−ジメチル−3−(2−(3−(2−エチル−4−(4−フルオロ
フェニル)−5−ヒドロキシフェノキシ)プロポキシ)フェニル)プロピオンア
ミド; S)N−メタンスルホニル−3−(2−(3−(2−エチル−4−(4−フル
オロフェニル)−5−ヒドロキシフェノキシ)プロポキシ)フェニル)プロピオ
ンアミド; T)N−フェニルスルホニル−3−(2−(3−(2−エチル−4−(4−フ
ルオロフェニル)−5−ヒドロキシフェノキシ)プロポキシ)フェニル)プロピ
オンアミド; U)3−(2−(3−(2−ブチル−4−(4−フルオロフェニル)−5−ヒ
ドロキシフェノキシ)プロポキシ)フェニル)プロピオン酸; V)3−(2−(4−(2−エチル−4−(4−フルオロフェニル)−5−ヒ
ドロキシフェノキシ)ブチルオキシ)フェニル)プロピオン酸エチル; W)3−(2−(4−(2−エチル−4−(4−フルオロフェニル)−5−ヒ
ドロキシフェノキシ)ブチルオキシ)フェニル)プロピオン酸; X)3−(2−(3−(2−エチル−4−(4−フルオロフェニル)−5−ヒ
ドロキシフェノキシ)プロポキシ)−6−(4−メトキシカルボニル)フェノキ
シ)フェニル)プロピオン酸メチル; Y)3−(2−(3−(2−エチル−4−(4−フルオロフェニル)−5−ヒ
ドロキシフェノキシ)プロポキシ)−6−(4−カルボキシフェノキシ)フェニ
ル)プロピオン酸; Z)3−(2−(3−(2−エチル−4−(4−フルオロフェニル)−5−ヒ
ドロキシフェノキシ)プロポキシ)−4−(4−カルボキシフェノキシ)フェニ
ル)プロピオン酸; AA)3,3−ジメチル−3−(2−(3−(2−エチル−4−(4−フルオ
ロフェニル)−5−ヒドロキシフェノキシ)プロポキシ)フェニル)プロピオン
酸; BB)2−メチル−2−(1H−テトラゾール−5−イル)−3−(2−(3
−(2−エチル−4−(4−フルオロフェニル)−5−ヒドロキシフェノキシ)
プロポキシ)フェニル)プロパン; CC)2−メチル−2−(1H−テトラゾール−5−イル)−3−ヒドロキシ
−3−(2−(3−(2−エチル−4−(4−フルオロフェニル)−5−ヒドロ
キシフェノキシ)プロポキシ)フェニル)プロパン; DD)3−(2−(3−(2−ブロモ−4−(4−フルオロフェニル)−5−
ヒドロキシフェノキシ)プロポキシ)フェニル)プロピオン酸; EE)3−(2−(3−(2−エチルチオ−4−(4−フルオロフェニル)−
5−ヒドロキシフェノキシ)プロポキシ)フェニル)プロピオン酸; FF)3−(2−ヒドロキシ−3−(4−メトキシカルボニルブチル)−6−
(3−(2−エチル−4−(4−フルオロフェニル)−5−ヒドロキシフェノキ
シ)プロポキシ)フェニル)プロピオン酸メチル; GG)5−(3−(2−エチル−4−(4−フルオロフェニル)−5−ヒドロ
キシフェノキシ)プロポキシ)−8−(4−カルボキシブチル)ジヒドロクマリ
ン; HH)2−フェニル−4−エチル−5−[6−(2H−テトラゾール−5−イ
ル)−6−メチルフヘプチルオキシ]フェノール・ナトリウム塩; II)2−(4−メチルフェニル)−4−エチル−5−[6−メチル−6−(
2H−テトラゾール−5−イル)ヘプチルオキシ]フェノール・ニナトリウム塩
; JJ)2−(3−メチルフェニル)−4−エチル−5−[6−メチル−6−(
2H−テトラゾール−5−イル)ヘプチルオキシ]フェノール・ナトリウム塩; KK)2−(2−メチルフェニル)−4−エチル−5−[6−メチル−6−(
2H−テトラゾール−5−イル)ヘプチルオキシ]フェノール・ニナトリウム塩
; LL)2−(4−メトキシフェニル)−4−エチル−5−[6−メチル−6−
(2H−テトラゾール−5−イル)ヘプチルオキシ]フェノール・ナトリウム塩
; MM)2−(3−メトキシフェニル)−4−エチル−5−[6−メチル−6−
(2H−テトラゾールー5−イル)ヘプチルオキシ]フェノール・ナトリウム塩
; NN)2−(4−トリフルオロメチルフェニル)−4−エチル−5−[6−メ
チル−6−(2H−テトラゾール−5−イル)ヘプチルオキシ]フェノール・ニ
ナトリウム塩; OO)2−(3−ジメチルアミノフェニル)−4−エチル−5−[6−メチル
−6−(2H−テトラゾール−5−イル)ヘプチルオキシ]フェノール・ニナト
リウム塩; PP)3−(5−(6−(4−フェニル−5−ヒドロキシ−2−エチルフェノ
キシ)プロポキシ)−2−カルボキシメチル−1,2,3,4−テトラヒドロナ
フタレン−1(2H)−オン)プロピオン酸; QQ)3−(5−(6−(4−(4−フルオロフェニル)−5−ヒドロキシ−
2−エチルフェノキシ)プロポキシ)−2−カルボキシメチル−1,2,3,4
−テトラヒドロナフタレン−1(2H)−オン)プロパン酸; RR)3−(4−(5−(4−(4−フルオロフェニル)−5−ヒドロキシ−
2−エチルフェノキシ)プロポキシ)−2−カルボキシメチル−2,3−ジヒド
ロインデン−1(2H)−オン)プロパン酸; SS)3,3−ジメチル−5−(3−(2−カルボキシエチル)−4−(3−
(4−フルオロフェニル)−5−ヒドロキシ−2−エチルフェノキシ)プロポキ
シ)フェニル)−5−オキソペンタン酸; TT)7−[3−[(5−エチル−2−ヒドロキシ[1,1’−ビフェニル]
−4−イル)オキシ]プロポキシ]−3,4−ジヒドロ−8−プロピル−2H−
1−ベンゾピラン−2−カルボン酸; UU)8−プロピル−7−[3−[4−(4−フルオロフェニル)−2−エチ
ル−5−ヒドロキシフェノキシ]プロポキシ]−3,4−ジヒドロ−2H−1−
ベンゾピラン−2−カルボン酸; VV)2−[3−[3−[(5−エチル−2−ヒドロキシー[1,1’−ビフ
ェニル]−4−イル)オキシ]プロポキシ]−2−プロピルフェノキシ]プロパ
ン酸; WW)2−[4−クロロフェニル)−4−エチル−5−[6−メチル−6−(
2H−テトラゾール−5−イル)ヘプチルオキシ]フェノール・モノナトリウム
塩; XX)2−(3,5−ジクロロフェニル)−4−エチル−5−[6−メチル−
6−(2H−テトラゾール−5−イル)ヘプチルオキシ]フェノール・モノナト
リウム塩; YY)3−[2−[3−[(5−エチル−2−ヒドロキシ[1.1’−ビフェ
ニル)−4−イル)オキシ]プロポキシ]−1−ジベンゾフラン]プロパン酸・
ニナトリウム塩; ZZ)7−カルボキシ−9−オキソ−3−[3−(2−エチル−5−ヒドロキ
シ−4−フェニルフェノキシ)プロポキシ]−9H−キサンテン−4−プロパン
酸・ニナトリウム塩・一水和物; AAA)2−[2−プロピル−3−[3−(2−エチル−5−ヒドロキシ−4
−フェニルフェノキシ)プロポキシ]フェノキシ]安息香酸ナトリウム塩・ヘミ
水和物; BBB)3−[3−(2−エチル−5−ヒドロキシ−4−フェニルフェノキシ
)プロポキシ][1,1’−ビフェニル)]−4−プロパン酸・ニナトリウム塩
・一水和物; CCC)5−エチル−4−[3−[2−プロピル−3−[2−(2H−テトラ
ゾール−5−イル)フェノキシ]フェノキシ]プロポキシ][1,1’−ビフェ
ニル]−2−オール・ニナトリウム塩・セスキ水和物; DDD)3−[4−[3−[3−(2−エチル−5−ヒドロキシ−4−フェニ
ルフェノキシ)プロポキシ]−9−オキソ−9H−キサンテン]]プロパン酸・
ナトリウム塩・ヘミ水和物; EEE)2−フルオロ−6−[2−プロピル−3−[3−(2−エチル−5−
ヒドロキシ−4−フェニルフェノキシ)プロポキシ]フェノキシ]安息香酸・ニ
ナトリウム塩; FFF)2−[2−プロピル−3−[3−[2−エチル−4−(4−フルオロ
フェニル)−5−ヒドロキシフェノキシ]プロポキシ]フェノキシ]安息香酸・
ナトリウム塩; GGG)3−[4−[7−カルボキシ−9−オキソ−3−[3−〔2−エチル
−4−(4−フルオロフェニル)−5−ヒドロキシフェノキシ]プロポキシ]−
9H−キサンテン]]プロパン酸・ニナトリウム塩・三水和物; HHH)3−[4−[9−オキソ−3−[3−[2−エチル−4−(4−フル
オロフェニル)−5−ヒドロキシフェノキシ]プロポキシ]−9H−キサンテン
]]プロパン酸; III)3−[2−[1−[2−エチル−4−(4−フルオロフェニル)−5
−ヒドロキシフェノキシ]プロポキシ]−4−(5−オキソ−5−モルホリノペ
ンタンアミド)フェニル]プロパン酸; JJJ)2−フルオロ−6−[2−プロピル−3−[3−[2−エチル−5−
ヒドロキシ−4−(4−フルオロフェニル)フェノキシ]プロポキシ]フェノキ
シ]安息香酸・ニナトリウム塩・水和物; KKK)4−フルオロ−2−[2−プロピル−3−[3−[2−エチル−5−
ヒドロキシ−4−(4−フルオロフェニル)フェノキシ]プロポキシ]フェノキ
シ]安息香酸; LLL)2−[2−プロピル−3−[5−[2−エチル−5−ヒドロキシ−4
−(4−フルオロフェニル)フェノキシ]ペントキシ]フェノキシ]安息香酸; MMM)2−[2−プロピル−3−[4−[2−エチル−5−ヒドロキシ−4
−(4−フルオロフェニル)フェノキシ)ブトキシ]フェノキシ]安息香酸・セ
スキ水和物; NNN)2−[2−(2−メチルプロピル)−3−[3−[2−エチル−5−
ヒドロキシ−4−(4−フルオロフェニル)フェノキシ]プロポキシ]フェノキ
シ]安息香酸; OOO)2−[2−ブチル−3−[3−[2−エチル−5−ヒドロキシ−4−
(4−フルオロフェニル)フェノキシ]プロポキシ]フェノキシ]安息香酸・水
和物; PPP)2−[2−(フェニルメチル)−3−[3−[2−エチル−5−ヒド
ロキシ−4−(4−フルオロフェニル)フェノキシ]プロポキシ]フェノキシ]
安息香酸; QQQ)2−[2−プロピル−3−[3−[2−エチル−5−ヒドロキシ−4
−(4−フルオロフェニル)フェノキシ]プロポキシ]フェノキシ]フェニル酢
酸; RRR)2−[2−プロピル−3−[3−[2−エチル−5−ヒドロキシ−4
−(4−フルオロフェニル)フェノキシ]プロポキシ]ベンゾイル]安息香酸; SSS)2−[[2−プロピル−3−[3−[2−エチル−5−ヒドロキシ−
4−(4−フルオロフェニル)フェノキシ]プロポキシ]フェニル]メチル]安
息香酸; TTT)2−[2−プロピル−3−[3−[2−エチル−4−(4−フルオロ
フェニル)−5−ヒドロキシフェノキシ]プロポキシ]チオフェノキシ]安息香
酸; UUU)2−[2−プロピル−3−[3−〔2−エチル−4−(4−フルオロ
フェニル)−5−ヒドロキシフェノキシ]プロポキシ]フェニルスルフィニル]
安息香酸; VVV)2−[2−プロピル−3−[3−[2−エチル−4−(4−フルオロ
フェニル)−5−ヒドロキシフェノキシ]プロポキシ]フェニルスルホニル]安
息香酸・水和物; WWW)5−[3−[2−(1−カルボキシ)エチル]−4−[3−[2−エ
チル−4−(4−フルオロフェニル)−5−ヒドロキシフェノキシ]プロポキシ
]フェニル]−4−ペンチン酸・ニナトリウム塩・0.4水和物; XXX)1−フェニル−1−(1H−テトラゾール−5−イル)−6−(2−
エチル−4−(4−フルオロフェニル)−5−ヒドロキシフェノキシ)ヘキサン
; YYY)1−(4−カルボキシメトキシ)フェニル)−1−(1H−テトラゾ
ール−5−イル)−6−(2−エチル−4−(4−フルオロフェニル)−5−ヒ
ドロキシフェノキシ)ヘキサン; ZZZ)1−(4−ジメチルアミノカルボニルメトキシ)フェニル)−1−(
1H−テトラゾール−5−イル)−6−(2−エチル−4−(4−フルオロフェ
ニル)−5−ヒドロキシフェノキシ)ヘキサン; AAAA)3−(2−(3−(2−エチル−4−(4−フルオロフェニル)−
5−ヒドロキシフェノキシ)プロポキシ)フェニル]−E−プロペン酸; BBBB)3−(2−(3−(2−エチル−4−(4−フルオロメチル)−5
−ヒドロキシフェノキシ)プロポキシ)フェニル)−2−メチル−E−プロペン
酸; CCCC)5−(2−(2−(3−(2−エチル−4−(4−フルオロフェニ
ル)−5−ヒドロキシフェノキシ)プロポキシ)フェニル)エチル)−1H−テ
トラゾール; DDDD)3−(2−(3−(2−エチル−4−(4−フルオロフェニル)−
5−ヒドロキシフェノキシ)プロポキシ)−4−(4−カルボキシブチルオキシ
)フェニル)プロピオン酸; EEEE)5−[3−[4−(4−フルオロフェニル)−2−エチル−5−ヒ
ドロキシフェノキシ]プロポキシ]−3,4−ジヒドロ−2H−1−ベンゾフラ
ン−2−オン; FFFF)3−(3−{3−[2−エチル−4−(4−フルオロフェニル)−
5−ヒドロキシフェニルオキシ]プロポキシ}フェニル)プロパン酸; GGGG)3−(3−{3−[2−エチル−4−(4−フルオロフェニル)−
5−ヒドロキシフェニルオキシ]プロポキシ}−4−プロピルフェニル)プロパ
ン酸・ナトリウム塩; HHHH)3−(4−{3−[2−エチル−4−(4−フルオロフェニル)−
5−ヒドロキシフェニルオキシ]プロポキシ}−3−プロピルフェニル)プロパ
ン酸; IIII)3−(3−{3−[2−エチル−4−(4−フルオロフェニル)−
5−ヒドロキシフェニルオキシ]プロポキシ}−2−プロピルフェニル)プロパ
ン酸; JJJJ)3−{3−[3−(2−エチルー5−ヒドロキシフェニルオキシ)
プロポキシ]−2−プロピルフェニル}プロパン酸・ニナトリウム塩;および KKKK)2−[3−[3−[2−エチル−5−ヒドロキシ−4−(4−フル
オロフェニル)フェノキシ]プロポキシ]ベンゾイル]安息香酸・ニナトリウム
塩・ヘミ水和物。
【0030】 これらのロイコトリエン(LTB)拮抗薬は当該分野でよく知られており、
具体的なロイコトリエンB拮抗薬および患者へ投与することが可能なロイコト
リエン拮抗薬の化合物または製剤の製造法を開示する、米国特許第5,462,
954号(これは、本明細書の一部を構成する)に十分に記載されている。好ま
しい化合物は、2−[2−プロピル−3−[3−[2−エチル−5−ヒドロキシ
−4−(4−フルオロフェニル)フェノキシ]プロポキシ]フェノキシ]安息香
酸(このものは、2−[3−[3−(5−エチル−4’−フルオロ−2−ヒドロ
キシビフェニル(biphen)−4−イルオキシ)プロポキシ]−2−プロピルフェ
ノキシ]安息香酸とも呼ばれ得る)(これは、米国特許第5,462,954号
において実施例66として記載されており、化合物A(式B)としても示されて
もいる)である。
【化67】
【0031】 本発明のの組成物およびその方法の実施において、必須の助剤として使用する
2番目のクラスのLTB拮抗薬は、同時一部継続出願、標題は「Heterocycle
Substituted Diphenyl Leukotoriene Antagonists」(Jason Scott Sawyerによ
る97頁、これはEli LillyのB-13240号として確認される)(1999年11月11日出願
)、および仮特許出願番号60/164,786号において開示されている。標
題「Heterocycle substituted diphenyl leukotriene antagonists」を、以下で
もより詳細に記載する。
【0032】 II.異なるLTB拮抗薬: 異なるLTB拮抗薬を以下に記載するが、これは式(I)の新規なヘテロ環
置換のジフェニル化合物、またはその医薬的に許容し得る塩、溶媒和物もしくは
プロドラッグ誘導体である。
【化68】 [式中、 Xは、 (i)硫黄、窒素もしくは酸素から独立して選ばれる1〜4個のヘテロ原子を
含有する5員の置換もしくは無置換のヘテロ環式基、または (ii)炭素環式基が該5員ヘテロ環式基(i)の隣接する炭素原子の2個と
縮合した縮合ニ環式基 からなる群から選ばれる。 Yは、結合または1〜9個の原子を含有するニ価の連結基である。 YおよびYは、−CH−、−O−または−S−から独立して選ばれるニ
価の連結基である。 Zは、酸性基である。 R1は、C〜C10アルキル、アリール、C〜C10シクロアルキル、C 〜C10アルケニル、C〜C10アルキニル、C〜C20アラルキル、C 〜C20アルカアリール、C〜C10ハロアルキル、C〜C20アリール
オキシまたはC〜C10アルコキシである。 R2は、水素、ハロゲン、C〜C10ハロアルキル、C〜C10アルコキ
シ、C〜C10アルキル、C〜Cシクロアルキル、酸性基または−(CH 1〜7(酸性基)である。 R3は、水素、ハロゲン、C〜C10アルキル、アリール、C〜C10
ロアルキル、C〜C10アルコキシ、C〜C10アリールオキシまたはC 〜Cシクロアルキルである。 R4は、C〜Cアルキル、C〜Cシクロアルキル、−(CH1〜 −(シクロアルキル)、C〜Cアルケニル、C〜Cアルキニル、ベン
ジルまたはアリールである。そして、 nは、0、1、2、3、4、5または6である]
【0033】 III.好ましいLTB拮抗薬は、以下のものを含む。 III A.好ましいX置換基: 「置換ヘテロ環式基」とは、水素、ハロ、C〜C10アルキル、C〜C ハロアルキル、C〜C10アルコキシまたはC〜C20アリールオキシか
ら独立して選ばれる、1〜3個の基で置換されることが好ましい。
【0034】 X置換基の好ましい群1(記号「PG1−X」) 本発明の好ましいLTB化合物は、Xが以下の構造式によって示される置換
基からなる群から選ばれるヘテロ環式基である化合物を含む。
【化69】
【化70】 [式中、 R10は、水素またはC〜Cアルキルから選ばれる基である。そして、 R11は、水素、ハロ、C〜C10アルキル、C〜C10ハロアルキル、
〜C10アルコキシ、アリールまたはC〜C20アリールオキシである] 好ましいR10基は、水素、メチルまたはフェニルである。その上、上記の構
造式によって例示されるヘテロ環式基は、その環構造内の適当な炭素原子または
窒素原子から始まるいずれかの一価の結合によって、ジフェニルロイコトリエン
拮抗薬と結合することができる。
【0035】 例えば、ピロール基はいずれかの炭素原子または窒素原子で始まる単結合によ
ってジフェニル分子と結合することができ、該結合は式:
【化71】 で示すヘテロ環の3個の結合よりも少ない。
【0036】 置換基Xの好ましい形態は、炭素環式基が5員のヘテロ環式基の2個の隣接す
る炭素原子と縮合した縮合ニ環式基であり、例えば
【化72】 である。
【0037】 III B.X置換基の好ましい群2(記号、「PG2−X」): 式:
【化73】 のヘテロ環式基が、X置換基として最も好ましい。
【0038】 III C.除外されるX置換基: 式(I)のヘテロ環式基は、3−ブロモ−1,2,4−チアジアゾールを含ま
ないが、その理由はこの基を含有するLTB拮抗薬活性は本発明の態様におい
て非常に低いと考えられるからである。
【0039】 III D.好ましいY置換基: Yが結合であるか、または炭素、水素、硫黄、窒素および酸素から独立して
選ばれる1〜9個の原子を含有するニ価の結合基である。
【0040】 Y置換基の好ましい群1(記号、「PG1−Y」) 本発明の好ましいLTB化合物は、Yが式:
【化74】 [式中、 R13は、水素、メチルまたはエチルである] によって示される置換基からなる群から選ばれるニ価の結合基である化合物を含
む。
【0041】 上記のニ価の基は、それらの順または逆の位置で使用することができる。例え
ば、基:
【化75】 は、式(I)の示したフラグメントにおいて、 式:
【化76】 のいずれかとして位置することができる。
【0042】 III E.Y置換基の好ましい群2(記号、「PG2―Y」) 最も好ましいニ価のY置換基は、基:
【化77】 である。
【0043】 III F.Y置換基の好ましい群1(記号、「PG1―Y」)およびY 置換基の好ましい群1(記号、「PG1−Y」) YおよびY置換基は、−S−および−O−から選ばれることが好ましい。
【0044】 III G.Y置換基の好ましい群2(記号、「PG2−Y」)およびY 置換基の好ましい群2(記号、「PG2−Y」) YおよびYの両方は、基:
【化78】 であることが最も好ましい。
【0045】 III H.Z置換基の好ましい群1(記号、「PG1−Z」) Zは、上で定義する通り、酸性基である。基:
【化79】
【化80】 [式中、 R12は、C〜C10アルキル、アリール、C〜C20アルカアリールま
たはC〜C20アラルキルである] か選ばれる酸性基であることが好ましい。好ましいR12基は、式:
【化81】 によって示される。
【0046】 III I.Z置換基の好ましい群2(記号、「PG2−Z」) 酸性基;−5−テトラゾリル、N−アシルスルホンアミド、−SOHおよび
カルボキシルが非常に好ましい。
【0047】 III J.Z置換基の好ましい群3(記号、「PG3−Z」) カルボキシルは、最も好ましいZ置換基である。
【0048】 III K.n下付き変数の好ましい群1(記号、「PG1−n」) ニ価の結合基−(CH−について最も好ましい整数値は、n=1、n=
2およびn=3である。
【0049】 III L.n下付き変数の好ましい群2(記号、「PG2−n」) ニ価の結合基−(CH−について最も好ましい整数値は、n=1である
【0050】 III M.R1置換基の好ましい群(記号、「PG1−R1」) 好ましいR1基は、メチル、エチル、n―プロピル、イソプロピル、n−ブチ
ル、sec−ブチルおよび2−プロペニルであるが、n−プロピルが最も好まし
い。
【0051】 III N.R2置換基の好ましい群1(記号、「PG1−R2」)およびR3
置換基の好ましい群1(記号、「PG1−R3」) 好ましいR2およびR3基は、R2およびR3が独立して水素、メチル、エチ
ル、メトキシ、エトキシ、ハロまたは−CFから選ばれる基であるが、R2お
よびR3の両方が水素であることが最も好ましい。
【0052】 III O.R4置換基の好ましい群1(記号、「PG1−R4」) 好ましいR4置換基は、エチル、プロピルおよびイソプロピルである。
【0053】 III P.式(I)の化合物における置換基の組み合わせ: 式(I)の置換基は、「Z」、「X」、「n」、「R1」、「R2」、「R3
」、「R4」、「Y1」、「Y2」および「Y3」と定義される。その上、上の
項目において記載する式(I)において定義した置換基の各々は、「好ましい」
および「最も好ましい」サブ群であり、それらは本発明のLTB拮抗薬の定義
において使用する様々な置換基を定義する。これらの好ましいサブ群は、上記の
「PG1−R4」などの名称によって定義される。好ましい群の組み合わせ、ま
たは好ましい群と式(I)で示す変数の一般的な定義との組合わせを使用するこ
とは有利な場合が多い。置換基の適当な組み合わせを、以下の3つの表(すなわ
ち、R表、Y表およびXZn表)に示す。
【0054】 以下のR表は、式(I)における変数R1、R2、R3およびR4の一般的で
好ましい群の組み合わせを選択するのに使用する。
【表12】
【0055】 従って、例えば、置換基の組み合わせ「R14」は式(I)の置換基の組み合
わせの選択を記載するものであり、ここでR1は変数「PG1−R1」(すなわ
ち、メチル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、n−ブチル、sec−ブチ
ルおよび2−プロペニルである)の好ましい群から選ばれ、R2置換基は変数「
PG1−R2」(すなわち、水素、メチル、エチル、メトキシ、エトキシ、ハロ
または−CFである)の好ましい群から選ばれ;変数R3は一般式式(I)に
おいて定義する範囲を有し;そして、R4に適当な置換基は変数の好ましい群(
エチル、プロピルおよびイソプロピル)を有する、好ましい基:「PG1−R4
」から選ばれる。
【0056】 以下のY表は、以下の通り、式(I)における変数Y1、Y2およびY3の広
く且つ好ましい群を選択するのに使用する。
【表13】
【0057】 以下のXZn−表は、式(I)の置換基である変数X、Zおよびnの広範囲で
且つ好ましい群を選択するのに使用する。
【表14】
【0058】 表の使用法: R表で示すR置換基の別々な16個の組み合わせのいずれかを、Y表で示すY
置換基の別々な27個の組み合わせのいずれかと組み合わせて使用することがで
き、このものをXZn表で示すXZn置換基の24個の組み合わせのいずれかと
一緒に使用することができる。例えば、置換基の組み合わせの選択である「R0
7、Y21、XZn03」は、本発明の実施において有用な式(I)の部分集合
としての置換基群の選択であると定義する。
【0059】 III Q.別の好ましいLTB拮抗薬は、式(II)によって示される。
【化82】 [式中、 X2は、式:
【化83】 から選ばれるヘテロ環式基である。 R21は、エチル、2−プロペン−1−イル、3−プロペン−1−イル、n−
プロピル、イソプロピル、n−ブチル、sec−ブチルまたはtert−ブチル
である。 R22は、水素、n−ブチル、sec−ブチル、フルオロ、クロロ、−CF またはtert−ブチルである。 Z2は、カルボキシル、テトラゾリル、N−スルホンアミジルである]
【0060】 本発明の好ましい化合物: III R.LTB拮抗薬として好ましい具体的な化合物は、以下の構造式に
よって示される化合物、並びにそれらの全ての酸、塩、溶媒和物およびプロドラ
ッグ誘導体である。
【化84】
【化85】
【化86】
【化87】
【化88】
【化89】
【化90】
【化91】
【0061】 III S.非常に好ましいLTB拮抗薬は、下式によって示される化合物、
並びにそれらの全ての酸、塩、溶媒和物およびプロドラッグ誘導体である。
【化92】
【化93】
【0062】 式(A)、(I)および(II)によって示される本発明の上記のジフェニル
LTB拮抗薬の塩、並びに本明細書における項目(IIIR)および(III
S)における構造式によって示される具体的な化合物は、本発明の別の態様であ
る。本発明の化合物は酸性基を有し、これらの部位で、酸形態である親化合物よ
りも水溶性であり、および/または生理学的に適当な様々な塩を形成することが
できる。代表的な医薬的に許容し得る塩としては、例えばアルカリおよびアルカ
リ土類(例えば、リチウム、ナトリウム、カリウム、カルシウム、マグネシウム
、アルミニウムなど)の塩を含むが、これらに限定しない。ナトリウム塩が特に
好ましい。塩は、該酸形態を溶液中で塩基を用いて処理するか、または該酸をイ
オン交換樹脂にさらすことによって、遊離の酸から容易に製造される。例えば、
式(I)のZ基の(酸性基)は−COHを選択することができ、該塩は適当な
塩基(例えば、NaOH、KOH)と反応させることによって生成することがで
き、対応するナトリウム塩またはカリウム塩を得る。
【0063】 医薬的に許容し得る塩の定義に、本発明のLTB拮抗化合物と塩を形成する
のに十分な塩基性を有する窒素性の塩基から誘導される、本発明の化合物の比較
的に無毒な無機および有機塩基の付加塩(例えば、アンモニウム塩、4級アンモ
ニウム塩およびアミンカチオン)を含む(例えば、S. M. Bergeらによる「Pharm
aceutical Salts」, J. Phar. Sci., 66: 1-19 (1977)を参照)。本発明のある
化合物は1つ以上のキラル中心を有することができ、したがって光学的に活性な
形態で存在することができる。それら立体異性体の全て、並びにそれらの混合物
は本発明に含まれることを意図する。特定の立体異性体を望む場合に、それを当
該分野でよく知られた方法、例えば不斉中心を含んだりもしくはすでに分割され
た出発物質を用いる立体特異的な反応を用いるか、または立体異性体の混合物を
与える方法と続く公知の方法による分割法によって製造することができる。例え
ば、ラセミ混合物をある他の化合物の単一のエナンチオマーと反応させることが
できる。このことにより、ラセミ体をジアステレオマー混合物に変える。次いで
、ジアステレオマーは異なる融点、異なる沸点および異なる溶解度を有するので
、それらを通常の方法(例えば、結晶化)によって分離することができる。
【0064】 プロドラッグは、上記の式(A)、(I)および(II)の化合物の誘導体で
あり、それらは化学的にまたは代謝的に切断可能な基を有し、加水分解によるか
または生理学的な条件下で、インビボで医薬的に活性である本発明の化合物とな
る。本発明の化合物の誘導体は、それらの酸誘導体形態および塩基誘導体形態の
両方活性を有するが、該酸誘導体形態は哺乳動物の生体における溶解度、組織適
合性または遅い放出などの利点を与えることが多い(Bungard, HによるDesign o
f Prodrugs, pp. 7-9, 21-24, Elsevier, Amsterdam 1985を参照)。プロドラッ
グは、当該分野の当業者にとってよく知られている酸誘導体(例えば、親酸化合
物と適当なアルコールとの反応によって製造されるエステル、または親酸化合物
と適当なアミンとの反応によって製造されるアミド)を含む。本発明の化合物に
ペンデントしている酸性基から誘導される簡単な脂肪族または芳香族エステルは
、好ましいプロドラッグである。ある場合には、二重エステルタイプのプロドラ
ッグ(例えば、(アシルオキシ)アルキルエステルまたは((アルコキシカルボ
ニル)オキシ)アルキルエステル))を製造することが望まれる。プロドラッグ
として特に好ましいエステルは、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、n
−ブチル、イソブチル、tert−ブチル、モルホリノエチルおよびN,N−ジ
エチルグリコールアミドのエステルである。
【0065】 カルボン酸のエステルは、本発明の化合物の好ましいプロドラッグである(す
なわち、式A、式I、式IIの化合物、並びに本明細書における項目IIIRお
よびIIISに記載の具体的な化合物)。
【0066】 メチルエステルプロドラッグは、式(I)の化合物の酸形態を媒質(例えば、
メタノール)中で酸または塩基のエステル化触媒(例えば、NaOH、HSO )と反応させることによって製造することができる。エチルエステルプロドラ
ッグを、メタノールの代わりにエタノールを用いて同様な方法で製造する。
【0067】 N,N−ジエチルグリコールアミドエステルプロドラッグは、式(I)の化合
物のナトリウム塩を2−クロロ−N,N−ジエチルアセトアミド(これは、Aldr
ich Chemical社(Milwaukee, Wisconsin USA);製品番号25,099-6から入手するこ
とができる)と反応させることによって製造することができる。
【0068】 モルホリニルエチルエステルプロドラッグは、式(I)の化合物のナトリウム
塩(これは、例えばジメチルホルムアミドなどの媒質中で)を4−(2−クロロ
エチル)モルホリン・塩酸塩(これは、Aldrich Chemical社(Milwaukee, Wisco
nsin USA);製品番号C4, 220-3から入手することができる)と反応させることに
よって製造することができる。
【0069】 好ましいLTB拮抗薬は、式A、式(I)もしくは式(II)の化合物、ま
たは構造式で上記する項目IIIRおよびIIISの具体的な化合物を含み、そ
れらの酸、塩およびプロドラッグ誘導体はそれぞれ、カルボン酸、ナトリウム塩
およびエステルプロドラッグから選ばれる。
【0070】 IV.本発明の化合物の製造法 式(I)によって示されるLTB拮抗化合物の製造に利用することができる
一般的な反応式(具体例は示さない)を以下に記載する。多数の文献およびケミ
カルアブストラクト登録番号(例えば、RN 152609-60-4)を、本発明の製造法を
実施するのに使用する試薬を製造するための更なる助けとして供する。
【0071】 本発明の化合物を製造するための反応式 以下の反応式は、実施例(1)、4−置換オキサゾールLTB受容体拮抗薬
の製造法を例示する。
【化94】
【化95】 公知のクロリド(26)を臭化ベンジルを用いてアルキル化して、クロリド(
28)を得ることができる。公知のエステル(30)について適当な塩基触媒に
よる反応を行なうことにより、アセトフェノン(32)を得る。ビス(トリフル
オロアセトキシ)ヨードベンゼンを用いた酸化反応により、α−ヒドロキシケト
ン(34)を得て、このものを無水トリフルオロ酢酸を用いて環化させて、4−
置換オキサゾール(36)を得る。三フッ化ホウ素エーテラートおよびエタンチ
オールを用いて脱ベンジル化することにより、オキサゾール(38)を得て、そ
のものを加水分解し、プロトン化して実施例(1)を得る。
【0072】 反応式2 以下の反応式は、実施例(2)、5(4)置換−イミダゾールLTB受容体
拮抗薬の製造法を例示する。
【化96】 アセトフェノン(32)のトリメチルシリルエノールエーテルを生成させ、N
−クロロスクシンイミド、続いてフッ化テトラ−n−ブチルアンモニウムによっ
て処理して、クロロケトン(40)を得る。(40)を2−ベンジル−2−チオ
プソイドウレアを用いて処理することにより、イミダゾール(42)を得て、そ
のものを三フッ化ホウ素エーテラートおよびエタンチールを用いて処理してイミ
ダゾール(44)を得る。加水分解反応およびプロトン化により、塩酸塩の実施
例(2)を得る。
【0073】 反応式3 以下の反応式は、実施例(3)、4−置換チアゾールLTB受容体拮抗薬の
製造法を例示する。
【化97】 クロロケトン(40)をチオホルムアミドおよび炭酸マグネシウムを用いて処
理してチアゾール(46)を得て、そのものを三フッ化ホウ素エーテラートおよ
びエタンチオールを用いて脱ベンジル化することにより、チアゾール(48)を
得る。加水分解反応およびプロトン化により、実施例(3)を得る。
【0074】 反応式4 以下の反応式は、実施例(4)、5(3)−置換ピラゾールLTB受容体拮
抗薬の製造法を例示する。
【化98】 アセトフェノン(32)を、N,N−ジメチルホルムアミドジメチルアセター
ルを用いて処理することにより、エノン(50)を得て、そのものを加水分解し
、プロトン化し、次いでヒドラジン水和物と一緒に加熱してピラゾール(52)
を得る。得られたピラゾールを、三フッ化ホウ素エーテラートおよびエタンチオ
ールを用いて脱ベンジル化することにより、実施例(4)を得る。
【0075】 反応式5 以下の反応式は、実施例(5)、5−置換イソオキサゾールLTB受容体拮
抗薬の製造法を例示する。
【化99】 エノン(50)を、ヒドロキシルアミンを用いて処理することにより、イソオ
キサゾール(54)を得て、そのものを三フッ化ホウ素エーテラートおよびエタ
ンチオールを用いて脱ベンジル化して、イソオキサゾール(56)を得る。加水
分解反応およびプロトン化により、実施例(5)を得る。
【0076】 反応式6 以下の反応式は、実施例(6)、5(4)−置換1,2,3−トリアゾールL
TB受容体拮抗薬の製造法を例示する。
【化100】 公知のフェノール(30)を、公知のクロリド(58)を用いてアルキル化し
て、アリールブロミド(60)を得る。(60)をトリ−n−ブチルエチニルス
ズおよびパラジウム触媒を用いて処理することにより、アルキン(62)を得る
。(62)をトリメチルシリルアジドと一緒に加熱することにより、トリアゾー
ル(64)を得て、そのものを三フッ化ホウ素エーテラートおよびエタンチオー
ルを用いて脱ベンジル化してトリアゾール(66)を得る。加水分解反応および
プロトン化により、実施例(6)を得る。
【0077】 反応式7 以下の反応式は、実施例(7)、1−置換ピロールLTB受容体拮抗薬の製
造法を例示する。
【化101】 1−アリール置換ピロールの生成に関する文献は、M. MureおよびJ. P. Klinman
による、J. Am. Chem. Soc., 1995, 117 (34), 8698; Y. LeeらによるJ. Am. Ch
em. Soc., 1996, 118 (30), 7241を参照。 4−エチルベンゼン−1,3−ジオール(68)を、ニトロソジスルホン酸カ
リウム、続いて3−ピロリン、臭化ベンジルおよび塩基を用いて処理してピロー
ル(70)を得る。1−ブロモ−3−クロロプロパンを用いてアルキル化するこ
とにより、クロリド(72)を得て、そのものをフェノール(30)をアルキル
化するのに使用してピロール(74)を得る。三フッ化ホウ素エーテラートおよ
びエタンチオールを用いて脱ベンジル化することにより、実施例(7)を得る。
【0078】 反応式8 以下の反応式は、実施例(8)、5−置換−1,2,4−チアジアゾールLT
受容体拮抗薬の製造法を例示する。
【化102】 臭化物(60)に、4,4,5,5−テトラメチル[1,3,2]ジオキサボ
ロランをパラジウム触媒によって付加反応させることにより、ボロン酸エステル
(76)を得る。(76)に、3−ブロモ−5−クロロ−1,2,4−チアジア
ゾールをパラジウム触媒によって付加反応させることにより、エステル(78)
を得る。三フッ化ホウ素エーテラートおよびエタンチオールを用いて脱ベンジル
化し、続いて加水分解反応およびプロトン化することにより、実施例(8)を得
る。
【0079】 反応式9 以下の反応式は、実施例(9)、2−置換チオフェンLTB受容体拮抗薬の
製造法を例示する。
【化103】 2−ブロモチフェンに、ボロン酸エステル(76)をパラジウム触媒によって
付加反応し、続いて三フッ化ホウ素エーテラートおよびエタンチオールを用いて
脱ベンジル化することにより、チオフェン(80)を得る。加水分解反応および
塩形成反応を行なうことより、実施例(9)を得る。
【0080】 反応式10 以下の反応式は、実施例(10)、4−置換ピラゾールLTB受容体拮抗薬
の製造法を例示する。
【化104】 1−メチル−4−ヨードピラゾールに、ボロン酸エステル(76)をパラジウ
ム触媒による付加反応を行なうことにより、ピラゾール(82)を得る。三フッ
化ホウ素エーテラートおよびエタンチオールを用いて脱ベンジル化し、続いて加
水分解反応およびプロトン化することにより、実施例(10)を得る。
【0081】 反応式11 以下の反応式は、実施例(11)、2−置換チアゾールLTB受容体拮抗薬
の製造法を例示する。
【化105】 2−ブロモチアゾールに、ボロン酸エステル(76)をパラジウム触媒による
付加反応を行なうことにより、チアゾール(84)を得る。三フッ化ホウ素エー
テラートおよびエタンチオールを用いて脱ベンジル化を行なうことにより、チア
ゾール(86)を得る。加水分解反応およびプロトン化を行なうことにより、実
施例(11)を得る。
【0082】 反応式12 以下の反応式は、実施例(12)、4−置換イソオキサゾールLTB受容体
拮抗薬の製造法を例示する。
【化106】 3,5−ジメチル−4−ヨードイソオキサゾールに、ボロン酸エステル(76
)をパラジウム触媒による付加反応を行なうことにより、オキサゾール(88)
を得る。ヨウ化トリメチルシリルを用いて脱ベンジル化して、続いて加水分解反
応および塩生成反応を行なうことにより、実施例(12)を得る。
【0083】 反応式13 以下の反応式は、実施例(13)、2−置換フランLTB受容体拮抗薬の製
造法を例示する。
【化107】 三臭化ホウ素を用いて臭化物(60)を脱ベンジル化することにより、フェノ
ール(90)を得て、そのものをtert−ブチルジメチルシリルクロリドおよ
びイミダゾールを用いて処理することにより、シリルエーテル(92)を得る。
フラン−2−ボロン酸に、(92)をパラジウム触媒による付加反応を行なうこ
とにより、フラン(94)を得る。加水分解反応および塩生成反応を行なうこと
により、実施例(13)を得る。
【0084】 反応式14 以下の反応式は、実施例(14)、3−置換フランLTB受容体拮抗薬の製
造法を例示する。
【化108】 フラン−3−ボロン酸に、(92)をパラジウム触媒によって付加反応を行な
うことにより、フラン(96)を得る。加水分解反応および塩生成反応を行なう
ことにより、実施例(14)を得る。
【0085】 反応式15 以下の反応式は、実施例(15)、3−置換テトラヒドロフランLTB受容
体拮抗薬の製造法を例示する。
【化109】 フラン−3−ボロン酸に、臭化物(60)をパラジウム触媒によって付加反応
を行なうことにより、フラン(98)を得る。パラジウム触媒上で水素添加反応
を行なうことにより、テトラヒドロフラン(100)を得る。加水分解反応およ
び塩生成反応を行なうことにより、実施例(15)を得る。
【0086】 反応式16 以下の反応式は、実施例(16)、2−置換ピロリジンLTB受容体拮抗薬
の製造法を例示する。
【化110】 N−boc−ピロール−2−ボロン酸に、臭化物(60)をパラジウム触媒に
よって付加反応を行なうことにより、ピロール(102)を得る。パラジウム触
媒上で水素添加反応を行なうことにより、ピロリジン(104)を得る。加水分
解反応および塩生成反応を行なうことにより、ピロリジン(106)を得る。塩
酸を用いて処理することにより、塩酸塩の実施例(16)を得る。
【0087】 反応式17 以下の反応式は、実施例(17)、3−置換チオフェンLTB受容体拮抗薬
の製造法を例示する。
【化111】 チオフェン−3−ボロンに、臭化物(58)をパラジウム触媒によって付加反
応を行なうことにより、チオフェン(108)を得る。塩基触媒によって、(1
08)を用いて公知のフェノール(110)をアルキル化することにより、チオ
フェン(112)を得る。三臭化ホウ素を用いて脱ベンジル化することにより、
チオフェン(114)を得る。加水分解反応およびプロトン化により、実施例(
17)を得る。
【0088】 反応式18 以下の反応式は、実施例(18)、5−置換1,2,3,4−チアトリアゾー
ルLTB受容体拮抗薬の製造法を例示する。
【化112】 ジチオ酸の生成に関する文献は、N.C. GonnellaらによるSyn. Commun., 1979,
17を参照。 ジチオ酸からの5−置換−1,2,3,4−チアトリアゾールの生成に関する
文献は、S. I. IkedaらによるSynthesis, 1990, 415を参照。 フェノール(30)を、1−ブロモ−3−クロロプロパンを用いてアルキル化
してクロリド(116)を得て、そのものを順に公知のアルデヒド(118)お
よび塩基を用いて処理して、続いて臭化ベンジルおよび塩基を用いて処理してア
ルデヒド(120)を得る。1,2−エタンジチオールを用いて処理することに
よって、アルデヒド(120)からチオアセタールを製造する。次いで、得られ
たチオアセタールを塩基を用いて処理して、チオ酸を得る。ピペリジンを用いて
処理することにより、ピペリジニウム塩(122)を製造する。上記のIked
aの教示(これは、本明細書の一部を構成する)によって、(122)を2−ク
ロロピリジニウムメチルヨード、続いてアジドイオンを用いて処理することによ
り、1,2,3,4−チアトリアゾール(124)を得る。三フッ化ホウ素エー
テラートおよびエタンチオールを用いて脱ベンジル化し、加水分解し、そしてプ
ロトン化することにより、実施例(18)の生成物を得る。
【0089】 反応式19 以下の反応式は、実施例(19)、4−置換−1,2,3−チアジアゾールL
TB受容体拮抗薬の製造法を例示する。
【化113】 1,2,3−チアジアゾールの生成に関する文献は、E. W. ThomasらによるJ. M
ed. Chem., 1985, 28, 442を参照。 アセトフェノン(32)を、カルバジン酸エチルを用いて処理することにより
、ヒドラゾン(128)を得る。Thomasらによる(上記、このものは本明細書の
一部を構成する)の方法によって、塩化チオニルを使用することにより、1,2
,3−チアジアゾール中間体(130)を得て、そのものを三フッ化ホウ素エー
テラートおよびエタンチオールを用いて脱ベンジル化して、次いで加水分解し、
プロトン化して、実施例(19)の生成物を得る。
【0090】 反応式20 以下の反応式は、実施例(20)、3−置換1,2,5−チアジアゾールLT
受容体拮抗薬の製造法を例示する。
【化114】 1,2,5−チアジアゾールの生成に関する文献は、E. W. ThomasらによるJ.
Med. Chem., 1985, 28, 442を参照。 アルキン(62)を、Thomasらによる方法(上記、これは本明細書の一部を構
成する)の方法によってトリチアジルトリクロリドを用いて処理して、チアジア
ゾール(132)を得る。三フッ化ホウ素エーテラートおよびエタンチオールを
用いて脱ベンジル化し、続いて加水分解してプロトン化することにより、実施例
(20)の生成物を得る。
【0091】 反応式21 以下の反応式は、実施例(21)、2−置換−1,3,4−チアジアゾールL
TB受容体拮抗薬の製造法を例示する。
【化115】 2−ブロモ−1,3,4−チアジアゾールに、ボロン酸エステル(76)をパ
ラジウム触媒によって付加反応を行なうことにより、エステル(34)を得る。
三フッ化ホウ素エーテラートおよびエタンチオールを用いて脱ベンジル化し、続
いて加水分解およびプロトン化を行なうことにより、実施例(21)の生成物を
得る。
【0092】 反応式22 以下の反応は、実施例(22)、5−置換イソチアゾールLTB受容体拮抗
薬の製造法を例示する。
【化116】 3−メチルイソチアゾール−5−ボロン酸に、臭化物(58)をパラジウム触
媒によって付加反応させることにより、イソチアゾール(136)を得る。フェ
ノール(30)を(136)を用いて塩基触媒によってアルキル化することによ
り、イソチアゾール(138)を得る。三フッ化ホウ素エーテラートおよびエタ
ンチオールを用いて脱ベンジル化し、続いて加水分解およびプロトン化すること
により、実施例(22)の生成物を得る。
【0093】 反応式23 以下の反応式は、実施例(23)、2−置換オキサゾールLTB受容体拮抗
薬の製造法を例示する。
【化117】 2−ブロモオキサゾールにボロン酸エステル(76)をパラジウム触媒によっ
て付加反応させることにより、オキサゾール(140)を得る。三フッ化ホウ素
エーテラートおよびエタンチオールを用いて脱ベンジル化し、続いて加水分解お
よびプロトン化を行なうことにより、実施例(23)の生成物を得る。
【0094】 反応式24 以下の反応式は、実施例(24)、3−置換チオファンLTB受容体拮抗薬
の製造法を例示する。
【化118】 テトラヒドロチオフェンの生成に関する文献は、D. N. KursanovらによるTetr
ahedron, 1975, 31, 311を参照。 チオフェン(114)を、Kursanovらによる方法(上記、これは本明細書の一
部を構成する)によって、トリエチルシランおよびトリフルオロ酢酸の存在下で
還元して、チオファン(142)を得ることができる。加水分解反応およびプロ
トン化を行なうことにより、実施例(24)の生成物を得る。
【0095】 V.製造実施例1〜17 実施例1 2−{3−[3−(2−エチル−5−ヒドロキシ−4−オキサゾール−4−イ
ルフェノキシ)プロポキシ]−2−プロピルフェノキシ}安息香酸の製造
【化119】 A.1−[2−ベンジルオキシ−4−(3−クロロプロポキシ)−5−エチルフ
ェニル]エタノンの製造 1−[2−ヒドロキシ-4−(3−クロロプロポキシ)−5−エチルフェニル
]エタノン(26.1g、102mmol)、炭酸セシウム(33.4g、10
3mmol)および臭化ベンジル(12.2mL、103mmol)のN,N−
ジメチルホルムアミド(300mL)混合物を室温で5時間撹拌した。該混合物
を酢酸エチルを用いて希釈し、4回水洗を行なった。有機相を乾燥(硫酸ナトリ
ウムを使用)し、ろ過して真空下で濃縮した。得られた油状物を酢酸エチルおよ
びヘキサンを用いてトリチュレートして、18時間放置し、次いで0℃で3時間
冷却した。得られた沈殿物を真空ろ過によって集めて、白色結晶の標題化合物(
24.3g、69%)を得た。
【数1】 TOF MS ES 精密質量分析(C2024ClOとして計算)(
p+1):m/z=347.1414。実測値:347.1402;IR (C
HCl、cm−1)1659、1602、1266。 元素分析(C2023ClOとして計算)計算値:C 69.26、H
6.68。実測値:C 69.30、H 6.52。
【0096】
【化120】 B.2−{3−[3−(4−アセチル-5−ベンジルオキシ−2−エチルフェノ
キシ)プロポキシ]−2−プロピルフェノキシ}安息香酸メチルエステルの製造 1−[2−ベンジルオキシ−4−(3−クロロプロポキシ)−5−エチルフェ
ニル]エタノン(7.27g、21.0mmol)およびヨウ化ナトリウム(3
.14g、23.1mmol)の2−ブタノン(100mL)混合物を18時間
加熱還流した。該混合物を室温まで冷却し、ろ過して真空下で濃縮した。該残渣
をN,N−ジメチルホルムアミド(100mL)に溶解し、2−(3−ヒドロキ
シ−2−プロピルフェノキシ)安息香酸メチルエステル(6.0g、21mmo
l)および炭酸カリウム(3.2g、23mmol)を用いて室温で1.5時間
処理した。該混合物を酢酸エチルを用いて希釈し、4回水洗し、飽和塩化ナトリ
ウム溶液を用いて1回洗浄した。該有機相を乾燥(硫酸ナトリウムを使用)し、
ろ過して真空下で濃縮した。残渣についてシリカゲルクロマトグラフィー精製(
10%酢酸エチル/90%ヘキサンを使用)を行なうことにより、無色油状物の
標題化合物(9.2g、72%)を得た。
【数2】 元素分析(C3740として計算)計算値:C 74.48、H 6.
78。実測値:C 74.39、H 6.77。
【0097】
【化121】 C.2−(3−{3−[5−ベンジルオキシ−2−エチル−4−(2−ヒドロキ
シアセチル)フェノキシ]プロポキシ}−2−プロピルフェノキシ)安息香酸メ
チルエステルの製造 2−{3−[3−(4−アセチル−5−ベンジルオキシ−2−エチルフェノキ
シ)プロポキシ]−2−プロピルフェノキシ}安息香酸メチルエステル(5.3
1g、8,89mmol)および水(10mL)のアセトニトリル(50mL)
混合物を、トリフルオロ酢酸(1.4mL、18mmol)および[ビス(トリ
フルオロアセトキシ)ヨード]ベンゼン(7.65g、17.8mmol)を用
いて処理した。得られた混合物を4時間加熱還流し、次いで真空下で濃縮した。
得られた残渣をジクロロメタンに溶解し、1回水洗した。該水相を新しいジクロ
ロメタンで2回抽出した。該有機相を合わせて飽和炭酸水素ナトリウム溶液を用
いて3回洗浄し、飽和塩化ナトリウム溶液を用いて1回洗浄し、乾燥(硫酸ナト
リウムを使用)し、ろ過して真空下で濃縮した。残渣についてシリカゲルクロマ
トグラフィー精製(20%酢酸エチル/80%ヘキサンを使用)を行なうことに
より、褐色油状物の標題化合物(1.68g、31%)を得た。
【数3】 TOF MS ES 精密質量分析(C3741として計算)(p+
1):m/z=613.2801。実測値:613.2833。
【0098】
【化122】 D.2−{3−[3−(5−ベンジルオキシ−2−エチル−4−オキサゾール−
4−イルフェノキシ)プロポキシ]−2−プロピルフェノキシ}安息香酸メチル
エステルの製造 −78℃まで冷却した、2−(3−{3−[5−ベンジルオキシ−2−エチル
−4−(2−ヒドロキシアセチル)フェノキシ]プロポキシ}−2−プロピルフ
ェノキシ)安息香酸メチルエステル(1.39g、2.27mmol)のジクロ
ロメタン(20mL)溶液に、無水トリフルオロ酢酸(0.57mL、3.4m
mol)および2,6−ルチジン(0.40mL、3.4mmol)を加えた。
得られた混合物を1時間撹拌し、次いでエーテルおよび水に注いだ。有機相を分
離し、飽和塩化ナトリウム溶液を用いて1回洗浄し、乾燥(硫酸ナトリウムを使
用)し、ろ過して真空下で濃縮した。残渣をホルムアミド/N,N−ジメチルホ
ルムアミド(2:1、9mL)混合物に溶解し、封管中、120℃で4時間加熱
した。該混合物を室温まで冷却し、酢酸エチルを用いて希釈した。該混合物を4
回水洗し、飽和塩化ナトリウム溶液を用いて1回洗浄した。残渣についてシリカ
ゲクロマトグフィー精製(10%酢酸エチル/90%ヘキサンを使用)を行なう
ことにより、無色油状物の標題化合物(89mg、6%)を得た。
【数4】
【0099】
【化123】 E.2−{3−[3−(2−エチル−5−ヒドロキシ−4−オキサゾール−4−
イルフェノキシ)プロポキシ]−2−プロピルフェノキシ}安息香酸メチルエス
テルの製造 2−{3−[3−(5−ベンジルオキシ−2−エチル−4−オキサゾール−4
−イルフェノキシ]プロポキシ]−2−プロピルフェノキシ}安息香酸メチルエ
ステル(89mg、0.14mmol)のエタンチオール(2mL)溶液に、三
フッ化ホウ素エーテラート(0.27mL、2.2mmol)を用いて室温で4
時間処理した。溶液をエーテルに注ぎ、飽和塩化ナトリウム溶液を用いて1回洗
浄し、乾燥(硫酸ナトリウムを使用)し、ろ過して真空下で濃縮した。残渣につ
いて、シリカゲルクロマトグラフィー精製(15%酢酸エチル/85%ヘキサン
を使用)を行なうことにより、淡褐色油状物(34mg、45%)を得た。
【数5】
【0100】
【化124】 F.2−{3−[3−(2−エチル−5−ヒドロキシ−4−オキサゾール−4−
イルフェノキシ)プロポキシ]−2−プロピルフェノキシ}安息香酸の製造 2−{3−[3−(2−エチル−5−ヒドロキシ−4−オキサゾール−4−イ
ルフェノキシ)プロポキシ]−2−プロピルフェノキシ}安息香酸メチルエステ
ル(89mg、0.14mmol)のメタノール(2mL)溶液に、1M水酸化
リチウム溶液(0,28mL)を加え、得られた混合物を60℃で3.5時間加
温した。該混合物を室温まで冷却し、真空下で濃縮した。得られた水性残渣を水
を用いて希釈し、pHを〜4にまで調節した。該混合物をジクロロメタンを用い
て3回抽出した。該有機抽出液を合わせて乾燥(硫酸ナトリウムを使用)し、ろ
過して真空下で濃縮して、黄色固体の標題化合物(27mg、92%)を得た。
【数6】 TOF MS ES 精密質量分析(C3032NOとして計算)(p
+1):m/z=518.2179。実測値:518.2206;IR (CH
Cl、cm−1)2961、1696、1460、1222。 元素分析(C3031NOとして計算)計算値:C 69.62、H 6
.04、N 2.71。実測値:C 68.71、H 5.82、N 2.65
【0101】 実施例2 2−(3−{3−[2−エチル−5−ヒドロキシ−4−(3H−イミダゾール−
4−イル)フェノキシ]プロポキシ}−2−プロピルフェノキシ)安息香酸・塩
酸塩の製造
【化125】 A.2−(3−{3−[5−ベンジルオキシ−4−(2−クロロアセチル)−2
−エチルフェノキシ]プロポキシ}−2−プロピルフェノキシ)安息香酸メチル
エステルの製造 −78℃まで冷却した、2−{3−[3−(4−アセチル−5−ベンジルオキ
シ−2−エチルフェノキシ)プロポキシ]−2−プロピルフェノキシ}安息香酸
メチルエステル(3.04g、5.09mmol)のテトラヒソロフラン(50
mL)溶液に、1Mリチウムヘキサメチルジシラジドのテトラヒドロフラン溶液
(11.2mL、11.2mmol)を数回に分けて加えた。20分間撹拌後、
トリメチルシリルクロリド(2.6mL、20mmol)を加え、該混合物を0
℃まで昇温させ、30分間撹拌した。該混合物を真空下で蒸発させて、残渣をヘ
キサンに溶解した。得られた溶液をろ過して真空下で濃縮した。残渣をテトラヒ
ドロフラン(50mL)に溶解し、0℃まで冷却し、N−クロロスクシンイミド
(750mg、5.6mmol)を用いて処理した。該混合物を室温まで昇温さ
せ、30分間撹拌し、次いで2時間加熱還流した。該混合物を室温まで冷却し、
水(4mL)および1N フッ化テトラ−n−ブチルアンモニウムのテトラヒド
ロフラン(6mL)溶液を用いて処理した。15分間撹拌後、該混合物をエーテ
ルに希釈し、1回水洗し、飽和塩化ナトリウム溶液を用いて1回洗浄し、乾燥(
硫酸ナトリウムを使用)し、ろ過して真空下で濃縮した。残渣についてシリカゲ
ルクロマトグラフィー精製(10%酢酸エチル/90%ヘキサンを使用)を行な
うことにより、白色固体の標題化合物(1.94g、60%)を得た。
【数7】 TOF MS ES 精密質量分析(C3740ClOとして計算)(
p+1):m/z=631.2463。実測値:631.2470;IR (C
HCl、cm−1)2964、1720、1603、1461。 元素分析(C3739ClOとして計算)計算値:C 70.41、H
6.23。実測値:C 70.04、H 5.97。
【0102】
【化126】 B.2−(3−{3−[5−ベンジルオキシ−4−(2−ベンジルスルファニル
−3H−イミダゾール−4−イル)−2−エチルフェノキシ]プロポキシ}−2
−プロピルフェノキシ)安息香酸メチルエステルの製造 2−(3−{3−[5−ベンジルオキシ−4−(2−クロロアセチル)−2−
エチルフェノキシ]プロポキシ}−2−プロピルフェノキシ)安息香酸メチルエ
ステル(800mg、1.27mmol)、2−ベンジル−2−チオプソイドウ
レア・塩酸塩(313mg、1.52mmol)、ヨウ化ナトリウム(77mg
、0.51mmol)および炭酸カリウム(700mg、5.06mmol)の
N,N−ジメチルホルムアミド(20mL)混合物を、80℃で6時間処理した
。該混合物を冷却し、ジエチルエーテルを用いて希釈して、1回水洗した。有機
相を乾燥(硫酸ナトリウムを使用)し、ろ過して真空下で濃縮した。残渣につい
てシリカゲルクロマトグラフィー精製(30%酢酸エチル/70%ヘキサンを使
用)を行なうことにより、黄色アモルファス固体の標題化合物(376mg、4
0%)を得た。
【数8】 TOF MS ES 精密質量分析(C4547Sとして計算)
(p+1):m/z=743.3155。実測値:743.3142;IR (
CHCl、cm−1)2963、1720、1602、1453。 元素分析(C4546Sとして計算)計算値:C 72.25、H
6.24、N 3.77。実測値:C 72.69、H 6.17、N 3.
56。
【0103】
【化127】 C.2−(3−{3−[4−(2−ベンジルスルファニル−3H−イミダゾール
−4−イル)−2−エチル−5−ヒドロキシフェノキシ]プロポキシ}−2−プ
ロピルフェノキシ)安息香酸メチルエステルの製造 2−(3−{3−[5−ベンジルオキシ−4−(2−ベンジルスルファニル−
3H−イミダゾール−4−イル)−2−エチルフェノキシ]プロポキシ}−2−
プロピルフェノキシ)安息香酸メチルエステル(360mg、0.49mmol
)のエタンチオール(7mL)溶液を、三フッ化ホウ素エーテラートを用いて室
温で3.5時間処理した。該混合物をジエチルエーテルおよび水を用いて希釈し
た。有機相を分離し、飽和炭酸水素ナトリウム溶液を用いて洗浄し、乾燥(硫酸
ナトリウムを使用)し、ろ過して真空下で濃縮した。残渣についてシリカゲルク
ロマトグラフィー精製(20%酢酸エチル/80%ヘキサンを使用)を行なうこ
とにより、橙色油状物の標題化合物(154mg、48%)を得た。
【数9】 TOF MS ES 精密質量分析(C3841Sとして計算)
(p+1):m/z=653.2685。実測値:653.2669。 元素分析(C3840Sとして計算)計算値:C 69.92、H
6.18、N 4.29。実測値:C 69.44、H 6.25、N 3.
99。
【0104】
【化128】 D.2−(3−{3−[2−エチル−5−ヒドロキシ−4−(3H−イミダゾー
ル−4−イル)フェノキシ]プロポキシ}−2−プロピルフェノキシ)安息香酸
・塩酸塩の製造 2−(3−{3−[4−(2−ベンジルスルファニル−3H−イミダゾール−
4−イル)−2−エチル−5−ヒドロキシフェノキシ]プロポキシ}−2−プロ
ピルフェノキシ)安息香酸メチルエステル(154mg、0.235mmol)
のメタノール(3mL)溶液を、1N水酸化リチウム溶液を用いて60℃で3.
5時間処理した。該混合物を室温まで冷却して真空下で濃縮した。該溶液を水を
用いて希釈し、pHを4にまで調節した。該水溶液をジクロロメタンを用いて3
回抽出した。該有機抽出液を合わせて乾燥(硫酸ナトリウムを使用)し、ろ過し
て真空下で濃縮した。残渣をエタノール(3mL)に溶解し、0.2N水酸化ナ
トリウム溶液(1mL)およびラネーニッケル(75mg)を用いて75℃で4
時間処理した。該混合物を室温まで冷却し、セライト(登録商標)を通してろ過
し、該ろ液を真空下で濃縮した。残渣を水を用いて希釈し、1N塩酸を用いてp
Hを2にまで調節した。得られた沈殿物を真空ろ過によって集めて、標題化合物
(27mg、21%)を得た。 TOF MS ES 精密質量分析(C3033として計算)(p+1):m/z=517.2339。実測値:
517.2340。
【0105】 実施例3 2−{3−[3−(2−エチル−5−ヒドロキシ−4−チアゾール−4−イルフ
ェノキシ)プロポキシ]−2−プロピルフェノキシ}安息香酸の製造
【化129】 A.2−{3−[3−(5−ベンジルオキシ−2−エチル−4−チアゾール−4
−イルフェノキシ)プロポキシ]−2−プロピルフェノキシ}安息香酸メチルス
エテルの製造 2−(3−{3−[5−ベンジルオキシ−4−(2−クロロアセチル)−2−
エチルフェノキシ]プロポキシ}−2−プロピルフェノキシ)安息香酸メチルエ
ステル(500mg、0.792mmol)、チオホルムアミド(20mL、8
.0mmol)および炭酸マグネシウムのジオキサン(10mL)混合物を、2
時間加熱還流した。該混合物を室温まで冷却し、ジエチルエーテルおよび0.2
M水酸化ナトリウム溶液を用いて希釈した。有機相を分離し、飽和塩化ナトリウ
ム溶液を用いて洗浄し、乾燥(硫酸ナトリウムを使用)し、ろ過して真空下で濃
縮した。残渣についてシリカゲルクロマトグラフィー精製(10%酢酸エチル/
90%ヘキサンを使用)を行なうことにより、無色油状物の標題化合物(254
mg、50%)を得た。
【数10】 TOF MS ES 精密質量分析(C3840NOSとして計算)(
p+1):m/z=638.2576。実測値:638.2579;IR (C
HCl、cm−1)2964、1719、1563、1461。
【0106】
【化130】 B.2−{3−[3−(2−エチル−5−ヒドロキシ−4−チアゾール−4−イ
ルフェノキシ)プロポキシ]−2−プロピルフェノキシ}安息香酸メチルエステ
ルの製造 2−{3−[3−(5−ベンジルオキシ−2−エチル−4−チアゾール−4−
イルフェノキシ)プロポキシ}−2−プロピルフェノキシ)安息香酸メチルエス
テル(243mg、0.366mmol)のエタンチオール(7mL)溶液を、
三フッ化ホウ素エーテラートを用いて室温で4時間処理した。該混合物をジエチ
ルエーテルを用いて希釈し、1回水洗し、飽和炭酸水素ナトリウム溶液を用いて
1回洗浄し、乾燥(硫酸ナトリウムを使用)し、ろ過して真空下で濃縮した。残
渣についてシリカゲルクロマトグラフィー精製(15%酢酸エチル/85%ヘキ
サンを使用)を行なうことにより、無色油状物の標題化合物(131mg、65
%)を得た。
【数11】 TOF MS ES 精密質量分析(C3134NOSとして計算)(
p+1):m/z=548.2107。実測値:548.2085。
【0107】
【化131】 C.2−{3−[3−(2−エチル−5−ヒドロキシ−4−チアゾール−4−イ
ルフェノキシ)プロポキシ]−2−プロピルフェノキシ}安息香酸の製造 2−{3−[3−(2−エチル−5−ヒドロキシ−4−チアゾール−4−イル
フェノキシ)プロポキシ]−2−プロピルフェノキシ}安息香酸メチルエステル
(130mg、0.236mmol)のメタノール(4mL)溶液を1M水酸化
リチウム溶液を用いて60℃で3時間処理した。該混合物を室温まで冷却し、真
空下で濃縮し、水を用いて希釈した。該溶液についてpHを〜4に調節し、ジク
ロロメタンを用いて3回抽出した。該有機相を合わせて乾燥(硫酸ナトリウムを
使用〕し、ろ過して真空下で濃縮した。該残渣を最少量のジクロロメタンに溶解
し、ヘキサンを加えて溶液を濁らせた。該混合物を真空下でゆっくりと濃縮して
、標題化合物(96mg、76%)を得た。
【数12】 TOF MS ES 精密質量分析(C3032NOSとして計算)(
p+1):m/z=534.1950。実測値:534.1957;IR (C
HCl、cm−1)2965、1738、1454。 元素分析(C3031NOSとして計算)計算値:C 67.52、H
5.86、N 2.62。実測値:C 67.19、H 5.72、N 2.5
3。
【0108】 実施例4 2−(3−{3−[2−エチル−5−ヒドロキシ−4−(2H−ピラゾール−3
−イル)フェノキシ]プロポキシ}−2−プロピルフェノキシ)安息香酸の製造
【化132】 A.2−(3−{3−[5−ベンジルオキシ−4−(3−ジメチルアミノアクリ
ロイル)−2−エチルフェノキシ]プロポキシ}−2−プロピルフェノキシ)安
息香酸メチルエステルの製造 2−(3−{3−[4−アセチル−5−ベンジルオキシ−2−エチルフェノキ
シ]プロポキシ}−2−プロピルフェノキシ)安息香酸メチルエステル(3.0
7g、5.04mmol)およびジメチルホルムアミドジメチルアセタール(0
.9mL、7mmol)のN,N−ジメチルホルムアミド(3mL)混合物を、
110〜120℃で35時間加熱した。該混合物を室温まで冷却し、酢酸エチル
および1N塩酸の混合物を用いて希釈した。該有機相を分離し、2回水洗し、飽
和塩化ナトリウム溶液を用いて1回洗浄し、乾燥(硫酸ナトリウムを使用〕し、
ろ過して真空下で濃縮した。残渣についてシリカゲルクロマトグラフィー精製(
30%酢酸エチル/70%ヘキサン〜酢酸エチルを使用)を行なうことにより、
黄色油状物の標題化合物(2.1g、63%)を得た。 TOF MS ES 精密質量分析(C4046NOとして計算)(p
+1):m/z=652.3274。実測値:652.3270;IR (CH
Cl、cm−1)2965、1720、1605。 元素分析(C4045NOとして計算)計算値:C 73.21、H 6
.96、N 2.15。実測値:C 73.72、H 6.95、N 2.18
【0109】
【化133】 B.2−(3−{3−[5−ベンジルオキシ−2−エチル−4−(2H−ピラゾ
ール−3−イル)フェノキシ]プロポキシ}−2−プロピルフェノキシ)安息香
酸の製造 2−(3−{3−[5−ベンジルオキシ−4−(3−ジメチルアミノアクリロ
イル)−2−エチルフェノキシ]プロポキシ}−2−プロピルフェノキシ)安息
香酸メチルエステル(550mg、0.843mmol)のメタノール(30m
L)溶液を、1M水酸化リチウム溶液を用いて60℃で3時間処理した。該混合
物を室温まで冷却し、酢酸エチルおよび0.5M塩酸を用いて希釈した。該有機
相を分離し、飽和塩化ナトリウム溶液を用いて洗浄し、乾燥(硫酸ナトリウムを
使用)し、ろ過して真空下で濃縮した。残渣をメタノール(15mL)に溶解し
、水(4mL)およびヒドラジンモノ水和物(0.50mL、7.7mmol)
を用いて還流下で3時間処理した。該混合物を酢酸エチルおよび1N塩酸を用い
て希釈した。有機相を分離し、飽和塩化ナトリウム溶液を用いて洗浄し、乾燥(
硫酸ナトリウムを使用)して真空下で濃縮した。残渣についてシリカゲルクロマ
トグラフィー精製(30%酢酸エチル/69%ヘキサン/1%酢酸を使用)を行
なうことにより、酢酸塩の標題化合物(350mg、65%)を得た。この物質
の一部を炭酸水素ナトリウムを用いて遊離塩基として、分析用試料を得た。
【数13】 TOF MS ES 精密質量分析(C3739として計算)(
p+1):m/z=607.2808。実測値:607.2831;IR (C
HCl、cm−1)2965、1739、1604、1454。 元素分析(C3738として計算)計算値:C 73.25、H
6.31、N 4.62。実測値:C 73.31、H 6.30、N 4.6
2。
【0110】
【化134】 C.2−(3−{3−[2−エチル−5−ヒドロキシ−4−(2H−ピラゾール
−3−イル)フェノキシ)プロポキシ}−2−プロピルフェノキシ)安息香酸の
製造 2−(3−{3−[5−ベンジルオキシ−2−エチル−4−(2H−ピラゾー
ル−3−イル)フェノキシ]プロポキシ}−2−プロピルフェノキシ)安息香酸
(300mg、0.490mmol)のエタンチオール(2.5mL)溶液を、
三フッ化ホウ素エーテラート(2mL)を用いて室温で3時間処理し、その後更
に三フッ化ホウ素エーテラート(1mL)を加え、更に1時間撹拌した。該混合
物をジエチルエーテルおよび水を用いて希釈した。有機相を分離し、水洗し、乾
燥(硫酸ナトリウムを使用)し、ろ過して真空下で濃縮した。残渣についてシリ
カゲルクロマトグラフィー精製(15%酢酸エチル/85%ヘキサン〜60%酢
酸エチル/40%ヘキサンを使用)を行なうことにより、白色固体の標題化合物
(60mg、24%)を得た。
【数14】 TOF MS ES 精密質量分析(C3033として計算)(
p+1):m/z=517.2339。実測値:517.2334;IR (C
HCl、cm−1)2965、1738、1454。 元素分析(C3032として計算)計算値:C 69.75、H
6.24、N 5.42。実測値:C 69.73、H 6.33、N 5.2
5。
【0111】 実施例5 2−[3−[3−(2−エチル−5−ヒドロキシ−4−イソオキサゾール−5−
イルフェノキシ)プロポキシ]−2−プロピルフェノキシ}安息香酸の製造
【化135】 A.2−{3−[3−(5−ベンジルオキシ−2−エチル−4−イソオキサゾー
ル−5−イルフェノキシ)プロポキシ]−2−プロピルフェノキシ}安息香酸メ
チルエステルの製造 2−(3−{3−[5−ベンジルオキシ−4−(3−ジメチルアミノアクリロ
イル)−2−エチルフェノキシ]プロポキシ}−2−プロピルフェノキシ)安息
香酸メチルエステル(280mg、0、43mmol)、ヒドロキシルアミン・
塩酸塩(75mg、1.1mmol)および水(1mL)のメタノール(4mL
)混合物を、2時間加熱還流した。該混合物を室温まで冷却し、ジエチルエーテ
ルおよび水を用いて希釈した。有機相を分離し、飽和塩化ナトリウム溶液を用い
て洗浄し、乾燥(硫酸ナトリウムを使用)し、ろ過して、真空下で濃縮した。残
渣についてシリカゲルクロマトグラフィー精製(10%酢酸エチル/90%ヘキ
サンを使用)を行なうことにより、白色固体の標題化合物(202mg、76%
)を得た。
【数15】 TOF MS ES 精密質量分析(C3840NOとして計算)(p
+1):m/z=622.2805。実測値:622.2817;IR (CH
Cl、cm−1)2964、1720、1461。 元素分析(C3839NOとして計算)計算値:C 73.41、H 6
.32、N 2.25。実測値:C 73.20、H 6.34、N 2.27
【0112】
【化136】 B.2−{3−[3−(2−エチル−5−ヒドロキシ−4−イソオキサゾール−
5−イルフェノキシ)プロポキシ]−2−プロピルフェノキシ}安息香酸メチル
エステルの製造 2−{3−[3−(5−ベンジルオキシ−2−エチル−4−イソオキサゾール
−5−イルフェノキシ)プロポキシ]−2−プロピルフェノキシ}安息香酸メチ
ルエステル(180mg、0.289mmol)のエタンチオール(5mL)溶
液を、三フッ化ホウ素エーテラート(1.5mL)を用いて室温で2時間処理し
、その後、更に三フッ化ホウ素エーテラート(0.5mL)を加え、更に1時間
撹拌した。該混合物をジエチルエーテルおよび水を用いて希釈した。有機相を分
離し、飽和炭酸水素ナトリウム溶液を用いて1回洗浄し、飽和塩化ナトリウム溶
液を用いて1回洗浄し、乾燥(硫酸ナトリウムを使用)し、ろ過して真空下で濃
縮した。残渣についてシリカゲルクロマトグラフィー精製(15%酢酸エチル/
85%ヘキサンを使用)を行なうことにより、無色油状物の標題化合物(94m
g、61%)を得た。
【数16】 TOF MS ES 精密質量分析(C3134NOとして計算)(p
+1):m/z=532.2335。実測値:532.2335;IR (CH
Cl、cm−1)2964、1715、1601、1461。 元素分析(C3133NOとして計算)計算値:C 70.04、H 6
.26、N 2.63。実測値:C 70.13、H 6.35、N 2.63
【0113】
【化137】 C.2−{3−[3−(2−エチル−5−ヒドロキシ−4−イソオキサゾール−
5−イルフェノキシ)プロポキシ]−2−プロピルフェノキシ}安息香酸の製造 2−{3−[3−(2−エtル−5−ヒドロキシ−4−イソオキサゾール−5
−イルフェノキシ)プロポキシ]−2−プロピルフェノキシ}安息香酸メチルス
テル(94mg、0.18mmol)のメタノール(3mL)溶液に、1N水酸
化リチウム溶液(1mL)を加え、得られた混合物を60℃で3時間加温した。
該混合物を室温まで冷却し、真空下で濃縮した。水性残渣を水を用いて希釈し、
pHを〜4にまで調節した。該混合物をジクロロメタンを用いて3回抽出した。
該有機抽出液を合わせて乾燥(硫酸ナトリウムを使用)し、ろ過し、真空下で濃
縮して、オフホワイト色アモルファス固体の標題化合物(12mg、13%)を
得た。
【数17】 TOF MS ES 精密質量分析(C3032NOとして計算)(p
+1):m/z=518.2179。実測値:518.2175。 元素分析(C3031NOとして計算)計算値:C 69.62、H 6
.04、N 2.71。実測値:C 69.57、H 6.15、N 2.74
【0114】 実施例6 2−(3−{3−[2−エチル−5−ヒドロキシ−4−(3H−[1,2,3]
トリアゾール−4−イル)フェノキシ]プロポキシ}−2−プロピルフェノキシ
)安息香酸の製造
【化138】 A.2−{3−[3−(5−ベンジルオキシ−4−ブロモ−2−エチルフェノキ
シ)プロポキシ]−2−プロピルフェノキシ}安息香酸メチルエステルの製造 5−ベンジルオキシ−4−ブロモ−1−(3−クロロプロポキシ)−2−エチ
ルベンゼン(1.19g、3.11mmol)、2−(3−ヒドロキシ−2−プ
ロピルフェノキシ)安息香酸メチルエステル(0.89g、3.1mmol)、
炭酸カリウム(1.29g、9.34mmol)およびヨウ化カリウム(0.5
2g、3.1mmol)およびメチルスルホキシド(2mL)の2−ブタノン(
20mL)混合物を、48時間加熱還流した。該混合物を室温まで冷却し、ジエ
チルエーテルを用いて希釈し、1回水洗した。有機相を乾燥(硫酸ナトリウムを
使用)し、ろ過して真空下で濃縮した。残渣についてシリカゲルクロマトグラフ
ィー精製(6%酢酸エチル/94%ヘキサンを使用)を行なうことにより、無色
油状物の標題化合物(1.34g、68%)を得た。
【数18】
【0115】
【化139】 B.2−{3−[3−(5−ベンジルオキシ−2−エチル−4−エチニルフェノ
キシ)プロポキシ]−2−プロピルフェノキシ}安息香酸メチルエステルの製造 2−{3−[3−(5−ベンジルオキシ−4−ブロモ−2−エチニルフェノキ
シ)プロポキシ]−2−プロピルフェノキシ}安息香酸メチルエステル(1.5
0g、2.37mmol)、トリ−n−ブチルエチニルスズ(0.82mL、2
.8mmol)およびテトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)
(1.0g、0.95mmol)のN,N−ジメチルホルムアミド(25mL)
混合物をアルゴンをパージし、封管中、120℃で24時間加熱した。該混合物
を室温まで冷却し、ろ過した。該ろ液を酢酸エチルを用いて希釈し、4回水洗し
、飽和塩化ナトリウム溶液を用いて1回洗浄し、乾燥(硫酸ナトリウムを使用)
し、ろ過して真空下で濃縮した。残渣についてシリカゲルクロアマトグラフィー
精製(10%酢酸エチル/90%へキサンを使用)を行なうことにより、褐色油
状物の標題化合物(532mg、39%)を得た。
【数19】 TOF MS ES 精密質量分析(C3739として計算)(p+
1):m/z=579.2747。実測値:579.2739。
【0116】
【化140】 C.2−(3−{3−[5−ベンジルオキシ−2−エチル−4−(3H−[1,
2,3]トリアゾール−4−イル)フェノキシ]プロポキシ}−2−プロピルフ
ェノキシ)安息香酸メチルエステルの製造 2−{3−[3−(5−ベンジルオキシ−2−エチル−4−エチニルオキシフ
ェノキシ)プロポキシ]−2−プロピルフェノキシ}安息香酸メチルエステル(
517mg、0.893mmol)およびトリメチルシリルアジド(3.0mL
、18mmol)混合物を封管中のトルエン(20mL)中、130℃で120
時間処理した。該混合物を室温まで冷却して真空下で濃縮した。残渣についてシ
リカゲルクロマトグラフィー精製(10%酢酸エチル/90%ヘキサン〜50%
酢酸エチル/50%へキサンを使用)を行なうことにより、褐色固体の標題化合
物(347mg、回収された出発物質を基準として88%)を得た。
【数20】 TOF MS ES 精密質量分析(C3740として計算)(
p+1):m/z=622.2917。実測値:622.2946;IR (C
HCl、cm−1)3400、1721,1602、1453。 元素分析(C3739として計算)計算値:C 71.48、H
6.32、N 6.76。実測値:C 70.28、H 6.07、N 6.5
4。
【0117】
【化141】 D.2−(3−{3−[2−エチル−5−ヒドロキシ−4−(3H−[1,2,
3]トリアゾール−4−イル)フェノキシ]−2−プロピルフェノキシ)安息香
酸メチルエステルの製造 2−(3−{3−[5−ベンジルオキシ−2−エチル−4−(3H−[1,2
,3]トリアゾール−4−イル)フェノキシ]プロポキシ}−2−プロピルフェ
ノキシ)安息香酸メチルエステル(330mg、0.531mmol)のエタン
チオール(9mL)溶液を三フッ化ホウ素エーテラート(2.0mL、16mm
ol)を用いて室温で1時間処理し、次いで更に三フッ化ホウ素エーテラート(
1.0mL)を用いて1時間処理した。該混合物をジエチルエーテルおよび水を
用いて希釈した。有機相を飽和炭酸水素ナトリウム溶液を用いて1回洗浄し、飽
和塩化ナトリウム溶液を用いて1回洗浄し、乾燥(硫酸ナトリウムを使用)し、
ろ過して真空下で濃縮した。残渣についてシリカゲルクロマトグラフィー精製(
30%酢酸エチル/70%ヘキサン〜50%酢酸エチル/50%ヘキサンを使用
)を行なうことにより、褐色固体の標題化合物(180mg、63%)を得た。
【数21】 TOF MS ES 精密質量分析(C3034として計算)(
p+1):m/z=532.2447。実測値:532.2466;IR (C
HCl、cm−1)2964、1718、1453。 元素分析(C3033として計算)計算値:C 67.78、H
6.26、N 7.90。実測値:C 66.80、H 6.02、N 7.5
3。
【0118】
【化142】 E.2−(3−{3−[2−エチル−5−ヒドロキシ−4−(3H−[1,2,
3]トリアゾール−4−イル)フェノキシ]プロポキシ}−2−プロピルフェノ
キシ)安息香酸の製造 2−(3−{3−[2−エチル−5−ヒドロキシ−4−(3H−[1,2,3
]トリアゾール−4−イル)フェノキシ]プロポキシ}−2−プロピルフェノキ
シ)安息香酸メチルエステル(160mg、0.30mmol)のメタノール(
5mL)溶液を、1N水酸化リチウム溶液(1.5mL)を用いて60℃で3.
5時間処理した。該混合物を室温まで冷却し、水を用いて希釈し、pHを〜4に
まで調節した。得られた混合物をジクロロメタンを用いて3回抽出した。該有機
抽出液を合わせて乾燥(硫酸ナトリウムを使用)し、ろ過して真空下で濃縮して
、黄褐色固体の標題化合物(134mg、86%)を得た。
【数22】 TOF MS ES 精密質量分析(C2932として計算)(
p+1):m/z=518.2291。実測値:518.2302;IR (C
HCl、cm−1)2965、1738、1454。 元素分析(C2931として計算)計算値:C 67.30、H
6.04、N 8.12。実測値:C 67.15、H 5.98、N 7.9
3。
【0119】 実施例7 2−{3−[3−(2−エチル−6−ヒドロキシ−4−ピロール−1−イルフェ
ノキシ)プロポキシ]−2−プロピルフェノキシ}安息香酸メチルエステルの製
【化143】 A.5−ベンジルオキシ−2−エチル−4−ピロール−1−イルフェノールの製
造 ニトロソジスルホン酸カリウム(40.0g、149mmol)およびリン酸
水素カリウム(10g)の水(1.2L)混合物に、室温で4−エチルベンゼン
−1,3−ジオール(10.0g、2.37mmol)およびリン酸水素カリウ
ム(10.5g)の水(150mL)溶液を加えた。該混合物を15分間撹拌し
、pHを〜3にまで調節した。溶液をジエチルエーテルを用いて3回抽出した。
該有機相を乾燥(硫酸ナトリウムを使用)し、ろ過して真空下で濃縮した。残渣
をアセトニトリル(70mL)に溶解し、室温で65%の3−ピロリン(70m
L)を用いて処理した。得られた混合物を1時間撹拌し、真空下で濃縮し、酢酸
エチルおよびヘキサンに溶解し、シリカゲルの短いカラムを通してろ過した。得
られた溶液を真空下で濃縮した。残渣をN,N−ジメチルホルムアミド(10m
L)に溶解し、臭化ベンジル(0.85mL、7.1mmol)および炭酸カリ
ウム(960mg、6.9mmol)を用いて室温で15時間処理した。該混合
物を酢酸エチルを用いて希釈し、4回水洗し、飽和塩化ナトリウム溶液を用いて
1回洗浄し、乾燥(硫酸ナトリウムを使用)し、ろ過して真空下で濃縮した。残
渣についてシリカゲルクロマトグラフィー精製(酢酸エチル/ヘキサン勾配を使
用)を行なうことにより、標題化合物(316mg、2%)を得た。 TOF MS ES 精密質量分析(C1920NOとして計算)(p
+1):m/z=294.1494。実測値:294.1471。
【0120】 B.1−[2−ベンジルオキシ−4−(3−クロロプロポキシ)−5−エチルフ
ェニル]−1−H−ピロールの製造
【化144】 5−ベンジルオキシ−2−エチル−4−ピロール−1−イルフェノール(31
6mg、1.08mmol)、炭酸カリウム(223mg、1.62mol)お
よび1−ブロモ−3−クロロプロパン(0.16mL、1.6mmol)のN,
N−ジメチルホルムアミド(5mL)混合物を、室温で18時間撹拌した。該混
合物を酢酸エチルおよび水を用いて希釈し、4回水洗し、飽和塩化ナトリウム溶
液を用いて1回洗浄し、乾燥(硫酸ナトリウムを使用)し、ろ過して真空下で濃
縮した。残渣についてシリカゲルクロマトグラフィー精製(5%酢酸エチル/9
5%ヘキサンを使用)を行なうことにより、無色油状物の標題化合物(314m
g、79%)を得た。 TOF MS ES 精密質量分析(C2225NClOとして計算)
(p+1):m/z=370.1574。実測値:370.1548。
【0121】
【化145】 C.2−{3−[3−(5−ベンジルオキシ−2−エチル−4−ピロール−1−
イルフェノキシ)プロポキシ]−2−プロピルフェノキシ}安息香酸メチルエス
テルの製造 1−[2−ベンジルオキシ−4−(3−クロロプロポキシ)−5−エチルフェ
ニル]−1H−ピロール(310mg、0.85mmol)およびヨウ化ナトリ
ウム(140mg、0.94mmol)の2−ブタノン(5mL)混合物を6時
間加熱還流した。該混合物を室温まで冷却し、ろ過して真空下で濃縮した。残渣
をN,N−ジメチルホルムアミド(7mL)に溶解し、2−(3−ヒドロキシ−
2−プロピルフェノキシ)安息香酸メチルエステル(242mg、0.85mm
ol)および炭酸カリウム(129g、93mmol)を用いて室温で15時間
処理した。該混合物を酢酸エチルおよび水を用いて希釈し、4回水洗し、飽和塩
化ナトリウム溶液を用いて1回洗浄し、乾燥(硫酸ナトリウムを使用)し、ろ過
して真空下で濃縮した。残渣についてシリカゲルクロマトグラフィー精製(5%
酢酸エチル/95%ヘキサンを使用)を行なうことにより、無色油状物の標題化
合物(196mg、37%)を得た。
【数23】 TOF MS ES 精密質量分析(C3942NOとして計算)(p
+1):m/z=620.3012。実測値:620.3021。
【0122】
【化146】 D.2−{3−[3−(2−エチル−5−ヒドロキシ−4−ピロール−1−イル
フェノキシ)プロポキシ]−2−プロピルフェノキシ}安息香酸メチルエステル
の製造 2−{3−[3−(5−ベンジルオキシ−2−エチル−4−ピロール−1−イ
ルフェノキシ)プロポキシ]−2−プロピルフェノキシ}安息香酸メチルエステ
ル(195mg、0.315mmol)のエタンチオール(5mL)溶液を、三
フッ化ホウ素エーテラート(1.3mL、9.5mmol)を用いて室温で2.
5時間処理した。該混合物をジエチルエーテルおよび水を用いて希釈した。有機
相を飽和炭酸水素ナトリウム溶液を用いて洗浄し、乾燥(硫酸ナトリウムを使用
)し、ろ過して真空下で濃縮した。残渣についてシリカゲルクロマトグラフィー
精製(10%酢酸エチル/90%ヘキサンを使用)を行なうことにより、無色油
状物の標題化合物(39mg、23%)を得た。
【数24】 TOF MS ES 精密質量分析(C3236NOとして計算)(p
+1):m/z=530.2543。実測値:530.2516。
【0123】 実施例8 2−(3−{3−[4−(3−ブロモ−[1,2,4]チアジアゾール−5−イ
ル)−2−エチル−5−ヒドロキシフェノキシ]プロポキシ}−2−プロピルフ
ェノキシ)安息香酸の製造
【化147】 A.2−(3−{3−[5−ベンジルオキシ−2−エチル−4−(4,4,5,
5−テトラメチル−[1.3.2]ジオキサボロラン−2−イル)フェノキシ]
プロポキシ}−2−プロピルフェノキシ)安息香酸メチルエステルの製造 2−{3−[3−(5−ベンジルオキシ−4−ブロモ−2−エチルフェノキシ
)プロポキシ]−2−プロピルフェノキシ}安息香酸メチルエステル(8.30
g、13.1mmol)、トリエチルアミン(5.2mL、39mmol)およ
びPdCl(dppf)(320mg、0.39mmol)の脱酸素したトル
エン(80mL)混合物を、1Mの4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,
2]ジオキソボロランのテトラヒドロフラン(20mL、20mmol)溶液を
用いて処理し、6時間加熱還流した。該混合物をシリカゲルの短いパッドを通し
てろ過し、該ろ液を真空下で濃縮した。残渣について、シリカゲルクロマトグラ
フィー精製(35%酢酸エチル/65%ヘキサンを使用)を行なうことにより、
暗色油状物を得て、そのものを更にシリカゲルクロマトグラフィー精製(30%
酢酸エチル/70%ヘキサンを使用)を行なうことにより、標題化合物(7.7
0g、84%)を得た。
【数25】 TOF MS ES 精密質量分析(C4153NBOとして計算)(
p+NH ):m/z=698.3864。実測値:698.3889;IR
(CHCl、cm−1)2964、1720、1604、1453。 元素分析(C4149BOとして計算)計算値:C 72.35、H 7
.26。実測値:C 72.30、H 7.12。
【0124】
【化148】 B.2−(3−{3−[5−ベンジルオキシ−4−(3−ブロモ−[1,2,4
]チアジアゾール−5−イル)−2−エチルフェノキシ]プロポキシ}−2−プ
ロピルフェノキシ)安息香酸メチルエステルの製造 2−(3−{3−[5−ベンジルオキシ−2−エチル−4−(4,4,5,5
−テトラメチル−[1,3,2]−ジオキソボロラン−2−イル)フェノキシ]
プロポキシ}−2−プロピルフェノキシ)安息香酸メチルエステル(310mg
、0.46mmol),3−ブロモ−5−クロロ−1,2,4−チアジアゾール
(120mg、0.60mmol)、炭酸セシウム(300mg、0.92mo
l)およびPdCl(dppf)(20mg、0.024mmol)の脱酸素
したトルエン(10mL)混合物を、100℃で15時間加熱した。該混合物を
35%酢酸エチル/65%ヘキサンの溶液を用いて希釈し、シリカゲルの短いカ
ラムを通してろ過した。該ろ液を真空下で濃縮した。残渣について、シリカゲル
クロマトグラフィー精製(ヘキサン〜30%酢酸エチル/70%ヘキサンを使用
)を行なうことにより、標題化合物(232mg、70%)を得た。
【数26】
【0125】
【化149】 C.2−(3−{3−[4−(3−ブロモ−[1,2,4]チアジアゾール−5
−イル)−2−エチル−5−ヒドロキシフェノキシ]プロポキシ}−2−プロピ
ルフェノキシ)安息香酸の製造 2−(3−{3−[5−ベンジルオキシ−4−(3−ブロモ−[1,2,4]
−チアジアゾール−5−イル)−2−エチルフェノキシ]プロポキシ}−2−プ
ロピルフェノキシ)安息香酸メチルエステル(230mg、0.31mmol)
のエタンチオール(4mL)溶液を、三フッ化ホウ素エーテラート(0.32m
L、2.5mmol)を用いて室温で6時間処理した。その後、更に三フッ化ホ
ウ素エーテラートを加えて、撹拌を7時間続けた。該反応混合物を水を用いて希
釈し、真空下で濃縮してジエチルエーテルを用いて抽出した。該残渣をメタノー
ル(5mL)に溶解し、1N水酸化リチウム溶液(2mL)を用いて65℃で1
時間処理した。該混合物を真空下で濃縮し、残渣を水を用いて希釈し、1N塩酸
を用いてpHを〜3にまで調節した。得られた沈殿物を真空ろ過によって集めて
、希釈した塩基の水溶液に溶解した。逆相クロマトグラフィー精製(1:1アセ
トニトリル/水を使用)を行なうことにより、黄色固体の標題化合物(43mg
、23%)を得た。
【数27】 元素分析(C2929BrNSとして計算)計算値:C 56.77
、H 4.76、N 4.56。実測値:C 56.63、H 4.72、N
3.98。
【0126】 実施例9 2−{3−[3−(2−エチル−5−ヒドロキシー4−チオフェン−2−イルフ
ェノキシ)プロポキシ]―2−プロピルフェノキシ}安息香酸・ナトリウム塩の
製造 A.2−{3−[3−(2−エチル−5−ヒドロキシ−4−チオフェン−2−イ
ルフェノキシ)プロポキシ]−2−プロピルフェノキシ}安息香酸メチルエステ
ルの製造 2−(3−{3−[5−ベンジルオキシ−2−チル−4−(4,4,5,5−
テトラメチル−[1,3,2]ジオキソボロラン−2−イル)フェノキシ]プロ
ポキシ}−2−プロピルフェノキシ)安息香酸メチルエステル(300mg、0
.44mmol)、2−ブロモチオフェン(110mg、0.66mmol)、
炭酸セシウム(300mg、2.17mmol)およびPdCl(dppf)
(20mg、0.024mmol)の脱酸素したトルエン(10mL)混合物を
、105℃で66時間加熱した。該混合物を室温でまで冷却し、真空下で濃縮し
た。残渣をジクロロメタンに溶解し、シリカゲルの短いカラムを通してろ過した
。該ろ液を真空下で濃縮した。残渣について、シリカゲルクロマトグラフィー精
製(30%酢酸エチル/70%ヘキサンを使用)を行なうことにより、油状物を
得て、そのものをエタンチオール(4mL)に溶解し、三フッ化ホウ素エーテラ
ート(0.44mL、3.4mmol)を用いて室温で3時間処理した。該混合
物を水を用いて希釈し、ジエチルエーテルを用いて抽出した。有機相を乾燥(硫
酸ナトリウムを使用)し、ろ過して真空下で濃縮した。残渣について、シリカゲ
ルクロマトグラフィー精製(30%酢酸エチル/70%ヘキサンを使用)を行な
うことにより、黄色フィルムの標題化合物(120mg、50%)を得た。
【数28】
【0127】 B.2−{3−[3−(2−エチル−5−ヒドロキシ−4−チオフェン−2−イ
ルフェノキシ)プロポキシ]−2−プロピルフェノキシ}安息香酸・ナトリウム
塩の製造
【化150】 2−{3−[3−(2−エチル−5−ヒドロキシ−4−チオフェン−2−イル
フェノキシ)プロポキシ]−2−プロピルフェノキシ}安息香酸メチルエステル
(120mg、0.22mmol)のメタノール(3mL)溶液を、1N水酸化
リチウム溶液(0.5mL)を用いて室温で1時間処理し、次いで更に1N水酸
化リチウム溶液(0.75mL)を用いて18時間処理した。該混合物を50℃
で加熱し、次いで真空下で濃縮した。残渣を希塩酸を用いて酸性とし、ジエチル
エーテルを用いて抽出した。有機相を1回水洗し、真空下で濃縮した。残渣を1
N水酸化ナトリウム溶液(0.22mL)、ジエチルエーテルおよびトルエンを
用いて希釈した。該混合物を真空下で濃縮し、ジクロロメタンに溶解し、真空下
で濃縮して緑色フィルムの標題化合物(120mg、98%)を得た。
【数29】
【0128】 実施例10 2−(3−{3−[2−エチル−5−ヒドロキシ−4−(1−メチル−1H−ピ
ラゾール−4−イル)フェノキシ]プロポキシ}−2−プロピルフェノキシ)安
息香酸の製造
【化151】 A.4−ヨード−1−メチルピラゾール(公知の化合物:RN39806−90
−1)の製造 4−ヨードーピラゾール(1.3g、6.8mmol)のジオキサン(10m
L)溶液に、ヨードメタン(0.42mL、6.8mmol)を加え、得られた
混合物を室温で96時間撹拌した。該混合物を真空下で濃縮し、残渣をジクロロ
メタンと一緒に混合し、ろ過した。該ろ液を真空下で濃縮して、無色油状物の標
題化合物(1.35g、95%)を得た。1H NMR (CDCl3) δ7.47 (s, 1H), 7.
38 (s, 1H), 3.90 (s, 3H)。
【0129】 B.2−(3−{3−[5−ベンジルオキシ−2−エチル−4−(1−メチル−
1H−ピラゾール−4−イル)フェノキシ]プロポキシ}−2−プロピフェノキ
シ)安息香酸メチルエステルの製造 2−(3−{3−[5−ベンジルオキシ−2−エチル−4−(4,4,5,5
−テトラメチル−[1,3,2]ジオキソボロラン−2−イル)フェノキシ]−
プロポキシ}−2−プロピルフェノキシ)安息香酸メチルエステル(1.00g
、1.47mmol)、4−ヨード−1−メチルピラゾール(450mg、2.
16mmol)、炭酸セシウム(1.20g、3.62mmol)およびPdC
(dppf)(72mg、0.088mmol)の脱酸素したトルエン(3
5mL)混合物を、100℃で24時間加熱した。更に4−ヨード−1−メチル
ピラゾール(〜30mg)およびPdCl(dppf)(〜30mg)を加え
、100℃で40時間加熱を続けた。該混合物を室温まで冷却し、真空下で濃縮
し、ジクロロメタンを用いて希釈し、シリカゲルの短いプラグを通してろ過した
。該ろ液を真空下で濃縮した。残渣について、シリカゲルクロマトグラフィー精
製(35%酢酸エチル/65%ヘキサン〜65%酢酸エチル/35%ヘキサンを
使用)を行なうことにより、標題化合物(710mg、76%)を得た。
【数30】
【0130】
【化152】 C.2−(3−{3−[2−エチル−5−ヒドロキシ−4−(1−メチル−1H
−ピラゾール−4−イル)フェノキシ]プロポキシ}−2−プロピルフェノキシ
)安息香酸の製造 2−(3−{3−[5−ベンジルオキシ−2−エチル−4−(1−メチル−1
H−ピラゾール−4−イル)フェノキシ]プロポキシ}−2−プロピルフェノキ
シ)安息香酸メチルエステル(710mg、1.12mmol)のエタンチオー
ル(5mL)溶液を、三フッ化ホウ素エーテラート(1.42mL、11.2m
mol)を用いて室温で20時間処理した。該反応混合物を水を用いて希釈し、
真空下で濃縮し、ジエチルエーテルを用いて抽出した。有機相を乾燥(硫酸マグ
ネシウムを使用)し、ろ過して真空下で濃縮した。残渣をヘキサンを用いて2回
トリチュレートして、残渣をメタノール(5mL)に溶解した。この溶液を1N
水酸化リチウム溶液(5mL)を用いて〜95℃で2時間処理した。該混合物を
真空下で濃縮し、残渣を水を用いて希釈し、ジエチルエーテルを用いて2回洗浄
し、該水相を1N塩酸を用いて酸性とした。得られた溶液をジエチルエーテルを
用いて抽出した。該有機相を乾燥(硫酸マグネシウムを使用)し、ろ過して真空
下で濃縮した。残渣について、シリカゲルクロマトグラフィー精製(10%メタ
ノール/90%ジクロロメタンを使用)することにより、黄褐色発泡体の標題化
合物(338mg、57%)を得た。
【数31】 元素分析(C3134として計算)計算値:C 70.17、H
6.46、N 5.28。実測値:C 69.27、H 6.08、N 4.6
3。
【0131】 実施例11 2−{3−[3−(2−エチル−5−ヒドロキシ−4−チアゾール−2−イルフ
ェノキシ)プロポキシ]−2−プロピルフェノキシ}安息香酸の製造
【化153】 A.2−{3−[3−(5−ベンジルオキシー2−エチル−4−チアゾール−2
−イルフェノキシ)プロポキシ]−2−プロピルフェノキシ}安息香酸メチルエ
ステルの製造 2−(3−{3−(5−ベンジルオキシ−2−エチル−4−(4,4,5,5
−テトラメチル−[1.3.2]−ジオキサボロラン−2−イル)フェノキシ]
プロポキシ}−2−プロピルフェノキシ)安息香酸メチルエステル(960mg
、1.41mmol)、2−ブロモチアゾール(0,25mL、2.8mmol
)、炭酸セシウム(1.15g、3.52mmol)およびPdCl(dpp
f)(35mg、0.040mmol)の脱酸素したトルエン(35mL)混合
物を、60℃で16時間、次いで100℃で7時間加熱した。更に2−ブロモチ
アゾール(0.13mL)およびPdCl(dppf)(〜30mg)を加え
、100℃で72時間加熱した。該混合物を室温まで冷却し、真空下で濃縮し、
ジクロロメタンを用いて希釈し、シリカゲルの短いプラグを通してろ過した。該
ろ液を真空下で濃縮した。残渣について、シリカゲルクロマトグラフィー精製(
ヘキサン〜35%酢酸エチル/65%ヘキサンを使用)を行なうことにより、標
題化合物(282mg、31%)を得た。
【数32】
【0132】
【化154】 B.2−{3−[3−(2−エチル−5−ヒドロキシ−4−チアゾール−2−イ
ルフェノキシ)プロポキシ]−2−プロピルフェノキシ}安息香酸メチルエステ
ルの製造 2−{3−[3−(5−ベンジルオキシ−2−エチル−4−チアゾール−2−
イルフェノキシ)プロポキシ]−2−プロピルフェノキシ}安息香酸メチルエス
テル(282mg、0.442mmol)のエタンチオール(3mL)溶液を、
三フッ化ホウ素エーテラート(0.56mL、4.4mmol)を用いて室温で
3時間処理した。該反応混合物を水を用いて希釈し、真空下で濃縮し、ジエチル
エーテルを用いて抽出した。該有機相を乾燥(硫酸マグネシウムを使用)し、ろ
過して真空下で濃縮した。シリカゲルクロマトグラフィー精製(酢酸エチル/ヘ
キサンを使用)を行なうことにより、標題化合物(107mg、44%)を得た
【数33】
【0133】
【化155】 C.2−{3−[3−(2−エチル−5−ヒドロキシ−4−チアゾール−2−イ
ルフェノキシ)プロポキシ]−2−プロピルフェノキシ}安息香酸の製造 2−{3−[3−(2−エチル−5−ヒドロキシ−4−チアゾール−2−イル
フェノキシ)プロポキシ]−2−プロピルフェノキシ}安息香酸メチルエステル
(107mg、0.196mmol)をメタノール/ジオキサン(1:1、3m
L)溶液に溶解し、1N水酸化リチウム溶液(1mL)を用いて60℃で2時間
処理した。該混合物を真空下で濃縮し、残渣を水を用いて希釈し、ジエチルエー
テルを用いて2回洗浄し、該水相を1N塩酸を用いて酸性とした。得られた溶液
をジクロロメタンを用いて2回抽出し、該有機抽出液を合わせて乾燥(硫酸マグ
ネシウムを使用)し,ろ過して真空下で濃縮した。残渣をトリチュレート(ヘキ
サンを使用)を行なうことにより、黄褐色粉末の標題化合物(72mg、69%
)を得た。
【数34】 元素分析(C3031NOSとして計算)計算値:C 67.52、H
5.86、N 2.62。実測値:C 67.44、H 5.95、N 2.5
5。
【0134】 実施例12 2−(3−{3−[4−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−2
−エチル−5−ヒドロキシフェノキシ]プロポキシ}−2−プロピルフェノキシ
)安息香酸・ナトリウム塩の製造
【化156】 2−(3−{3−[5−ベンジルオキシ−2−エチル−4−(4,4,5,5−
テトラメチル−[1,3,2]−ジオキサボロラン−2−イル)フェノキシ]プ
ロポキシ}−2−プロピルフェノキシ)安息香酸メチルエステル(305mg、
0.448mmol)、3,5−ジメチル−4−ヨードイソオキサゾール(11
0mg、0.493mmol)、炭酸セシウム(293mg、0.899mmo
l)およびPdCl(dppf)(15mg、0.018mmol)の脱酸素
したトルエン(10mL)混合物を、95℃で10時間加熱した。更に、3,5
−ジメチル−4−ヨードイソオキサゾール(110mg),炭酸セシウム(26
0mg)およびPdCl(dppf)(〜15mg)を加え、110℃で20
時間加熱を続けた。該混合物を室温まで冷却し、真空下で濃縮し、ジクロロメタ
ンを用いて希釈し、20%酢酸エチル/80%ヘキサンを使用してシリカゲルの
短いプラグを通してろ過した。該ろ液を真空下で濃縮した。得られた無色油状物
をジクロロメタン(4mL)に溶解し、0℃まで冷却し、ヨードトリメチルシラ
ン(0.40mL、2.7mmol)を用いて処理した。得られた混合物を室温
まで昇温させ、18時間撹拌した。更に、ヨードトリメチルシラン(0.70m
L)を加え、撹拌を72時間続けた。該混合物を希チオ硫酸ナトリウム溶液に注
いだ。有機相を分離し、水洗し、乾燥(硫酸ナトリウムを使用)し、ろ過して真
空下で濃縮した。得られた発泡体を、テトラヒドロフラン/1N塩酸(1:1、
5mL)混合物に溶解し、室温で18時間撹拌した。該混合物を真空下で濃縮し
、1N水酸化ナトリウムのエーテル溶液(1当量)を用いて処理した。得られた
混合物を真空下で濃縮して、オフホワイト色固体の標題化合物(59mg、23
%)を得た。
【数35】 TOF MS ES 精密質量分析(C3236NOとして計算)(p
+1):m/z=546.2492。実測値:546.2514;IR (HB
r、cm−1)3400、1605、1460。
【0135】 実施例13 2−{3−[3−(2−エチル−4−フラン−2−イル−5−ヒドロキシフェノ
キシ)プロポキシ]−2−プロピルフェノキシ}安息香酸・ナトリウム塩の製造
【化157】 A.2−{3−[3−(4−ブロモ−2−エチル−5−ヒドロキシフェノキシ)
プロポキシ]−2−プロピルフェノキシ}安息香酸メチルエステルの製造 2−{3−[3−(5−ベンジルオキシ−4−ブロモ−2−エチルフェノキシ
)プロポキシ]−2−プロピルフェノキシ}安息香酸メチルエステル(2.50
g、3.95mmol)のジクロロメタン(40mL)溶液を−70℃まで冷却
し、三臭化ホウ素(0.25mL、2.6mmol)を用いて処理した。25分
後に、該混合物を冷水に注ぎ、得られた混合物をジクロロメタンを用いて抽出し
た。該有機抽出液を合わせて1回水洗し、飽和塩化ナトリウム溶液を用いて1回
洗浄し、乾燥(硫酸ナトリウムを使用)し、ろ過し、真空下で濃縮して淡黄色油
状物の標題化合物(1.1g、52%)を得た。
【数36】
【0136】
【化158】 B.2−(3−{3−[4−ブロモ−5−(tert−ブチルジメチルシラニル
オキシ)−2−エチルフェノキシ]プロポキシ}−2−プロピルフェノキシ)安
息香酸メチルエステルの製造 2−(3−{3−[4−ブロモ−2−エチル−5−ヒドロキシフェノキシ)プ
ロポキシ]−2−プロピルフェノキシ}安息香酸メチルエステル(1.00g、
1.84mmol)のジクロロメタン(20mL)溶液を、イミダゾール(0.
19g、2.8mmol)およびtert−ブチルジメチルシリルクロリド(0
.388g、2.57mmol)を用いて室温で2時間処理した。該混合物を水
に注ぎ、有機相を分離し、1回水洗し、飽和塩化ナトリウム溶液を用いて1回洗
浄し、真空下で濃縮して無色油状物の標題化合物(1.1g、91%)を得た。
【数37】
【0137】
【化159】 C.2−{3−[3−(2−エチル−4−フラン−2−イル−5−ヒドロキシフ
ェノキシ)プロポキシ]−2−プロピルフェノキシ}安息香酸メチルエステルの
製造 2−(3−{3−[4−ブロモ−5−(tert−ブチルジメチルシラニルオ
キシ)−2−エチルフェノキシ]プロポキシ}−2−プロピルフェノキシ)安息
香酸メチルエステル(1.05g、1.60mmol)、フラン−2−ボロン酸
(0.358g、3.20mmol)、テトラキス(トリフェニルホスフィン)
パラジウム(0)(0.185g、0.160mmol)および2M炭酸ナトリ
ウム水溶液(8mL)のテトラヒドロフラン(20mL)混合物を18時間加熱
還流した。該混合物を室温まで冷却し、水を用いて希釈し、酢酸エチルを用いて
抽出した。有機相を分離し、1回水洗し、飽和塩化ナトリウム溶液を用いて1回
洗浄し、乾燥(硫酸ナトリウムを使用)し、ろ過して真空下で濃縮した。残渣に
ついてシリカゲルクロマトグラフィー精製(10%酢酸エチル/90%ヘキサン
を使用)を行なうことにより、無色油状物の標題化合物(0.8g、94%)を
得た。
【数38】 元素分析(C3234として計算)計算値:C 72.43、H 6.
46。実測値:C 72.21、H 6.15。
【0138】
【化160】 D.2−{3−[3−(2−エチル−4−フラン−2−イル−5−ヒドロキシフ
ェノキシ)プロポキシ]−2−プロピルフェノキシ}安息香酸・ナトリウム塩の
製造 2−{3−[3−(2−エチル−4−フラン−2−イル−5−ヒドロキシフェ
ノキシ)プロポキシ]−2−プロピルフェノキシ}安息香酸メチルエステル(2
50mg、0.47mmol)をテトラヒドロフラン(4mL)に溶解し、1N
水酸化リチウム溶液(2mL)を用いて50℃で16時間処理した。該混合物を
真空下で濃縮し、残渣を水を用いて希釈し、酢酸エチルを用いて2回抽出した。
該有機抽出液を合わせて、1回水洗し、飽和塩化ナトリウム溶液を用いて1回洗
浄し、乾燥(硫酸ナトリウムを使用)し、ろ過して真空下で濃縮した。残渣を酢
酸エチルに溶解し、1N塩酸と一緒に振りまぜた。有機相を乾燥(硫酸ナトリウ
ムを使用)し、ろ過して真空下で濃縮した。残渣をジエチルエーテルに溶解し、
1N水酸化ナトリウム水溶液(0.32mL)を用いて処理した。該混合物を真
空下で濃縮し、ジエチルエーテル、クロロホルムおよびジエチルエーテルと一緒
に共沸させ、乾燥してクリーム色固体の標題化合物(168mg、66%)を得
た。
【数39】 TOF MS ES 精密質量分析(C3133として計算)(p+
1):m/z=517.2226。実測値:517.2230;IR (KBr
、cm−1)3400、2961、1599、1460。
【0139】 実施例14 2−(3−{3−[2−エチル−5−ヒドロキシ−4−フラン−3−イル]フェ
ノキシ]プロポキシ}−2−プロピルフェノキシ)安息香酸の製造
【化161】 A.2−{3−[3−(2−エチル−4−フラン−3−イル−5−ヒドロキシフ
ェノキシ)プロポキシ]−2−プロピルフェノキシ}安息香酸メチルエステルの
製造 2−(3−{3−[4−ブロモ−5−(tert−ブチルジメチルシラニルオ
キシ)−2−エチルフェノキシ]プロポキシ}−2−プロピルフェノキシ)安息
香酸メチルエステル(2.10g、3.19mmol)、フラン−3−ボロン酸
(0.722g、6.45mmol)。テトラキス(トリフェニルホスフィン)
パラジウム(0)(0.37g、0.32mmol)および2M炭酸ナトリウム
水溶液(16mL)のテトラヒドロフラン(30mL)混合物を、48時間加熱
還流した。該混合物を室温まで冷却し、水を用いて希釈して酢酸エチルを用いて
抽出した。該有機相を分離し、1回水洗し、飽和塩化ナトリウム溶液を用いて1
回洗浄し、乾燥(硫酸ナトリウムを使用)し、ろ過して真空下で濃縮した。残渣
についてシリカゲルクロマトグラフィー精製(15%酢酸エチル/85%ヘキサ
ンを使用)を行なうことにより、黄色油状物の標題化合物(0.29g、17%
)を得た。 TOF MS ES 精密質量分析(C3235として計算)(p+
1):m/z=531.2383。実測値:531.2396。
【0140】
【化162】 B.2−{3−[3−(2−エチル−4−フラン−3−イル−5−ヒドロキシフ
ェノキシ)プロポキシ]−2−プロピルフェノキシ}安息香酸・ナトリウム塩の
製造 2−{3−[3−(2−エチル−4−フラン−3−イル−5−ヒドロキシフェ
ノキシ)プロポキシ]−2−プロピルフェノキシ}安息香酸メチルエステル(1
70mg、0.32mmol)を、テトラヒドロフラン(4mL)およびメタノ
ール(1mL)に溶解し、1N水酸化リチウム溶液(4mL)を用いて50℃で
2時間処理した。該混合物を真空下で濃縮し、残渣を塩酸を用いて酸性とし、得
られた混合物を酢酸エチルを用いて2回抽出した。該有機抽出液を合わせて1回
水洗し、飽和塩化ナトリウム溶液を用いて1回洗浄し、乾燥(硫酸ナトリウムを
使用)し、ろ過して真空下で濃縮した。残渣について、シリカゲルクロマトグラ
フィー精製(2%メタノール/98%クロロホルムを使用)を行なうことにより
、物質(45mg)を得て、そのものを再び、シリカゲルクロマトグラフィー精
製(1%メタノール/99%クロロホルムを使用)を行なうことにより、油状物
の標題化合物(25mg、15%)を得た。 TOF MS ES 精密質量分析(C3133として計算)(p+
1):m/z=517.226。実測値:517.2230。
【0141】 実施例15 2−(3−{3−[2−エチル−5−ヒドロキシ−4−(テトラヒドロフラン−
3−イル)フェノキシ]プロポキシ}−2−プロピルフェノキシ)安息香酸・ナ
トリウム塩ヘミ水和物の製造
【化163】 A.2−{3−[3−(5−ベンジルオキシ−2−エチル−4−フラン−3−イ
ルフェノキシ)プロポキシ]−2−プロピルフェノキシ}安息香酸メチルエステ
ルの製造 2−{3−[3−(5−ベンジルオキシ−4−ブロモ−2−エチルフェノキシ
)プロポキシ]−2−プロピルフェノキシ}安息香酸メチルエステル(3.00
g、4.73mmol)、フラン−3−ボロン酸(1.06g、9.47mmo
l)、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(0.54g、
0.47mmol)および2M炭酸ナトリウム水溶液(20mL)のテトラヒド
ロフラン(40mL)混合物を、100℃で48時間加熱した。該混合物を室温
まで冷却し、水を用いて希釈して酢酸エチルを用いて抽出した。該有機相を分離
し、1回水洗し、飽和塩化ナトリウム溶液を用いて1回洗浄し、乾燥(硫酸ナト
リウムを使用)し、ろ過して真空下で濃縮した。残渣について、シリカゲルクロ
マトグラフィー精製(10%酢酸エチル/90%ヘキサンを使用)を行なうこと
により、黄色油状物の標題化合物(1.9g、65%)を得た。
【数40】
【0142】
【化164】 B.2−(3−{3−[2−エチル−5−ヒドロキシ−4−(テトラヒドロフラ
ンー3−イル)フェノキシ]プロポキシ}−2−プロピルフェノキシ)安息香酸
メチルエステルの製造 2−{3−[3−(5−ベンジルオキシ−2−エチル−4−フラン−3−イル
フェノキシ)プロポキシ]−2−プロピルフェノキシ}安息香酸メチルエステル
(1.8g、2.9mmol)の酢酸エチル(40mL)溶液を、10%パラジ
ウム−炭素(0.39g)を用いて処理し、45℃で72時間水素添加(48p
si)を行なった。該混合物を室温まで冷却し、セライト(登録商標)を通して
ろ過し、該ろ液を真空下で濃縮して無色油状物の標題化合物(1.2g、77%
)を得た。
【数41】 元素分析(C3238として計算)計算値:C 71.89、H 7.
16。実測値:C 71.41、H 7.06。
【0143】
【化165】 C.2−(3−{3−[2−エチル−5−ヒドロキシ−4−(テトラヒドロフラ
ン−3−イル)フェノキシ]プロポキシ}−2−プロピルフェノキシ)安息香酸
・ナトリウム塩ヘミ水和物の製造 2−(3−{3−[2−エチル−5−ヒドロキシ−4−(テトラヒドロフラン
−3−イル)フェノキシ]プロポキシ)−2−プロピルフェノキシ}安息香酸メ
チルエステル(0.92g、1.7mmol)のテトラヒドロフラン(10mL
)およびメタノール(5mL)溶液を、1M水酸化リチウム水溶液(10mL)
を用いて55℃で2時間処理した。該混合物を室温まで冷却し、更に18時間撹
拌した。該混合物を真空下で濃縮し、残留水性混合物をジエチルエーテルを用い
て1回洗浄した。該水相を濃塩酸を用いて酸性とし、得られた溶液を酢酸エチル
を用いて抽出した。該酢酸エチル相を1回水洗し、飽和塩化ナトリウム溶液を用
いて1回洗浄し、乾燥(硫酸ナトリウムを使用)し、ろ過して真空下で濃縮した
。得られた無色油状物をジエチルエーテルに溶解し、1N水酸化ナトリウム水溶
液(1.72mL)を用いて処理した。得られたニ相混合物をクロロホルムを用
いて希釈して真空下で濃縮した。ジエチルエーテルを加え、該混合物を真空下で
濃縮した。得られた白色発泡体を室温で真空下、60℃で乾燥して、標題化合物
(0.78g、84%)を得た。
【数42】 元素分析(C3135NaO・0.5HOとして計算)計算値:C 6
7.50、H 6.58。実測値:C 67.76、H 6.68。
【0144】 実施例16 2−{3−[3−(2−エチル−5−ヒドロキシ−4−ピロリジン−2−イルフ
ェノキシ)プロポキシ]−2−プロピルフェノキシ}安息香酸・塩酸塩水和物の
製造
【化166】 A.2−(2−ベンジルオキシ−5−エチル−4−{3−[3−(2−メトキシ
カルボニルフェノキシ)−2−プロピルフェノキシ]プロポキシ}フェニル)ピ
ロール−1−カルボン酸tert−ブチルエステルの製造 2−{3−[3−(5−ベンジルオキシ−4−ブロモ−2−エチルフェノキシ
)プロポキシ]−2−プロピルフェノキシ}安息香酸メチルエステル(3.00
g、4.73mmol)、N−boc−ピロール−2−ボロン酸(1.99g、
9.43mmol)、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)
(0.54g、0.47mmol)および2M炭酸ナトリウム水溶液(25mL
)のテトラヒドロフラン(60mL)混合物を、40時間加熱還流した。該混合
物を室温まで冷却し、水を用いて希釈し、酢酸エチルを用いて抽出した。有機相
を分離し、1回水洗し、飽和塩化ナトリウム溶液を用いて1回洗浄し、乾燥(硫
酸ナトリウムを使用)し、ろ過して真空下で濃縮した。残渣ニついてシリカゲル
クロマトグラフィー精製(10%酢酸エチル/90%ヘキサンを使用)を行なう
ことにより、固体の標題化合物(2.6g、76%)を得た。
【数43】 TOF MS ES 精密質量分析(C4453として計算)(
p+NH ):m/z=737.3802。実測値:737.3804;IR
(CHCl、cm−1)2964、1730、1461。 元素分析(C4449NOとして計算)計算値:C 73.41、H 6
.86、N 1.94。実測値:C 73.76、H 6.76、N 2.04
【0145】
【化167】 B.2−(5−エチル−2−ヒドロキシ−4−{3−[3−(2−メトキシカル
ボニルフェノキシ)−2−プロピルフェノキシ]プロポキシ}フェニル)ピロリ
ジン−1−カルボン酸tert−ブチルエステルの製造 2−(2−ベンジルオキシ−5−エチル−4−{3−[3−(2−メトキシカ
ルボニルフェノキシ)−2−プロピルフェノキシ)−2−プロピルフェノキシ]
プロポキシ}フェニル)ピロール−1−カルボン酸tert−ブチルエステル(
0.98g、1.4mmol)の酢酸エチル(40mL)溶液を、10%パラジ
ウム/炭素(0.98g)を用いて処理し、45℃で25分間、室温で20時間
および45℃で19時間水素添加(45psi)を行なった。該混合物を室温ま
で冷却し、セライト(登録商標)ろ過し、ろ液を真空下で濃縮して無色油状物の
標題化合物(0.76g、88%)を得た。
【数44】
【0146】
【化168】 C.2−(4−{3−[3−(2−カルボキシフェノキシ)−2−プロピルフェ
ノキシ]プロポキシ}−5−エチル−2−ヒドロキシフェニル)ピロリジン−1
−カルボン酸tert−ブチルエステル・リチウム塩水和物の製造 2−(5−エチル−2−ヒドロキシ−4−{3−[3−(2−メトキシカエル
ボニルフェノキシ)−2−プロピルフェノキシ]プロポキシ}フェニル)ピロリ
ジン−1−カルボン酸tert−ブチルエステル(0.114g、0.18mm
ol)のメタノール/テトラヒドロフラン(1:1、4mL)混合物溶液を、1
M水酸化リチウム溶液(4mL)を用いて室温で18時間処理した。該混合物を
真空下で濃縮し、残渣を水に溶解した。得られた混合物を酢酸エチルを用いて抽
出した。該有機抽出液を乾燥(硫酸ナトリウムを使用)し、ろ過して真空下で濃
縮した。残渣をジエチルエーテルを用いて希釈し、真空下で濃縮し、乾燥して標
題化合物(90mg、78%)を得た。 MS ES m/z = 620 (p+1 - Li); IR (KBr, cm−1); 2964, 1672, 1603, 14
16。元素分析(C3644NO・HOとして計算)計算値:C 67.1
7、H 7.20、N 2.18。実測値:C 66.72、H 6.99、N 2、27。
【0147】
【化169】 D.2−{3−[3−(2−エチル−5−ヒドロキシ−4−ピロリジン−2−イ
ルフェノキシ)プロポキシ]−2−プロピルフェノキシ}安息香酸・塩酸塩水和
物の製造 2−(4−{3−[3−(2−カルボキシフェノキシ)−2−プロピルフェノ
キシ]プロポキシ}−5−エチル−2−ヒドロキシフェニル)ピロリジン−1−
カルボン酸tert−ブチルエステル・リチウム塩水和物(0.100g、0.
16mmol)の無水ジエチルエーテル(5mL)溶液に、HClガスをバブル
した。得られた混合物を1時間撹拌した。該混合物を真空下で濃縮した。残渣に
ついてクロマトグラフィー精製(SCXカチオン交換樹脂を使用、1:1テトラ
ヒドロフラン/メタノール〜希アンモニア/メタノールを使用)を行なうことに
より、黄褐色固体の残渣を得た。この物質をエーテルに溶解し、HClガスを用
いて処理した。この混合物を真空下で濃縮して標題化合物(48mg、52%)
を得た。
【数45】 TOF MS ES 精密質量分析(C3138NOとして計算)(p
+1):m/z=520.2699。実測値:520.2672。
【0148】 実施例17 2−{3−[3−(2−エチル−5−ヒドロキシ−4−チオフェン−3−イルフ
ェノキシ)プロポキシ]−2−プロピルフェノキシ}安息香酸・水和物の製造
【化170】 A.3−[2−ベンジルオキシ−4−(3−クロロプロポキシ)−5−エチルフ
ェニル]チオフェンの製造 4−(ベンジルオキシ)−5−ブロモ−2−(3−クロロプロポキシ)エチル
ベンゼン(1.90g、5.30mmol)、3−チオフェンボロン酸(2.0
0g、15.9mmol)、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム
(0)(312mg、0.270mmol)、2M炭酸ナトリウム水溶液(4m
L)およびn−プロパノール(4mL)のトルエン(16mL)混合物を4時間
還流した。該混合物を室温まで冷却し、ジエチルエーテルを用いて希釈し、1回
水洗し、飽和塩化ナトリウム溶液を用いて1回洗浄した。有機相を乾燥(硫酸マ
グネシウムを使用)し、ろ過して真空下で濃縮した。残渣についてシリカゲルク
ロマトグラフィー精製(5%酢酸エチル/95%ヘキサンを使用)を行なうこと
により、白色固体の標題化合物(1.54g、80%)を得た。
【数46】 元素分析(C2223ClSとして計算)計算値:C 68.29、H
5.99。実測値:C 68.53、H 6.00。
【0149】
【化171】 B.2−[2−プロピル−3−[3−[5−(ベンジルオキシ)−2−エチル−
4−(チオフェン−3−イル)フェノキシ]プロポキシ]フェノキシ]ベンゾニ
トリルの製造 4−(ベンジルオキシ)−2−(3−クロロプロポキシ)−5−(チオフェン
−3−イル)エチルベンゼン(1.25g。3.23mmol)、3−(2−シ
アノフェノキシ)−2−プロピルフェノール(0.82g、3.2mmol)、
ヨウ化カリウム(0.21g、1.3mmol)、炭酸カリウム(1.12g、
8.08mmol)およびメチルスルホキシド(2mL)の2−ブタノン(10
mL)混合物を、60時間還流した。該混合物を室温まで冷却し、ジエチルエー
テルを用いて希釈して水洗した。有機相を乾燥(硫酸マグネシウムを使用)し、
ろ過して真空下で濃縮した。残渣について、シリカゲルクロマトグラフィー精製
(5%酢酸エチル/95%ヘキサンを使用)を行なうことにより、無色油状物の
標題化合物(1.31g、67%)を得た。
【数47】 元素分析(C3837NOSとして計算)計算値:C 75.59、H
6.18、N 2.32。実測値:C 74.65、H 6.21、N 2.5
7。
【0150】 C.2−[2−プロピル−3−[3−[2−エチル−5−ヒドロキシ−4−(チ
オフェン−3−イル)フェノキシ]プロポキシ]フェノキシ]ベンゾニトリルの
製造
【化172】 −78℃まで冷却した、2−[2−プロピル−3−[3−[5−(ベンジルオ
キシ)−2−エチル−4−(チオフェン−3−イル)フェノキシ]プロポキシ]
フェノキシ]ベンゾニトリル(900mg、1.49mmol)のジクロロメタ
ン(25mL)溶液に、1M三臭化ホウ素のジクロロメタン溶液(2.99mL
、2.99mmol)を2分間かけて加えた。得られた暗紫色溶液を30分間撹
拌し、室温まで昇温させた。該混合物を水を用いて希釈して振りまぜた。有機相
を分離し、乾燥(硫酸マグネシウムを使用)し、ろ過して真空下で濃縮した。残
渣についてシリカゲルクロマトグラフィー精製(25%酢酸エチル/75%ヘキ
サンを使用)を行なうことにより、無色油状物の標題化合物(400mg、52
%)を得た。
【数48】
【0151】 D.2−[2−プロピル−3−[3−[2−エチル−5−ヒドロキシ−4−(チ
オフェン−3−イル)フェノキシ]プロポキシ]フェノキシ]安息香酸・水和物
の製造
【化173】 2−[2−プロピル−3−[3−[2−エチル−5−ヒドロキシ−4−(チオ
フェン−3−イル)フェノキシ]プロポキシ]フェノキシ]ベンゾニトリル(4
00mg、0.780mmol)のメタノール/水(2:1.6mL)溶液を、
12.5M水酸化ナトリウム水溶液(4.0mL)を用いて還流下で36時間処
理した。該混合物を室温まで冷却し、水を用いて希釈し、ジエチルエーテルを用
いて1回抽出した。該水相を濃塩酸を用いて酸性として、ジクロロメタンを用い
て2回抽出した。該ジクロロメタン相を合わせて乾燥(硫酸マグネシウムを使用
)し、ろ過し、真空下で濃縮して黄褐色固体を得た。
【数49】 元素分析(C3132S・HOとして計算)計算値:C 67.62
、H 6.22。実測値:C 67.34、H 5.87。
【0152】 1実施態様において、本発明の組成物は、上記の治療学的に有効な量のロイコ
トリエン(LTB)拮抗薬および治療学的に有効な量の抗癌剤との組み合わせ
である。該組成物は、通常の賦形剤、希釈剤または担体と一緒に製剤化して圧縮
して錠剤とするか、便利な経口投与のためのエリキシル剤もしくは液剤に製剤化
するか、または筋肉内静脈内経路によって投与することができる。該化合物を経
皮的に投与したり、また持続的な軽減の投与形態などとして製剤化することがで
きるであろう。
【0153】 別の実施態様において、抗癌剤をロイコトリエン(LTB)拮抗薬と独立し
て製剤化し、別々に投与する。抗癌剤は通常の賦形剤、希釈剤または担体と一緒
に製剤化し、静脈内注入によって投与することができる。一方で、抗癌剤は製剤
化して経口投与に適当な液体とすることができる。抗癌剤は、圧縮して錠剤とし
て、経口投与することもできる。抗癌剤およびロイコトリエンを別々に投与する
場合には、抗がん剤をロイコリエン(LTB)拮抗薬の前、その間またはその
後に投与することができる。抗癌剤をロイコトリエン(LTB)拮抗薬と別々
に投与する場合には、それらを治療学的に有効な期間内に投与しなければいけな
い。
【0154】 本発明に記載するヒト患者を処置する方法としては、ロイコトリエン(LTB )拮抗薬および抗癌剤とを組み合わせて投与すること、並びにロイコトリエン
(LTB)拮抗薬および抗癌剤とを別々に投与することを含む。別々に投与す
る場合には、ロイコトリエン(LTB)拮抗薬を、経口および直腸経路、局所
経路、並びに非経口経路(例えば、注射によったり、および連続的なまたは不連
続的な動脈内注入による)製剤に製剤化する。該製剤は、例えば錠剤、トローチ
剤、舌下錠剤、サッシェ、カシェ剤、エリキシル剤、ゲル剤、懸濁剤、エアロゾ
ル剤、軟膏(これは、適当な基剤中に1〜10重量%の活性化合物を含有する)
、軟および硬カプセル剤、坐剤、生理学的に許容し得る媒体の注射可能な液剤お
よび懸濁剤、並びに注射可能な液剤を製造するための担体物質に吸収させた減菌
させたパッケージ散剤の形態である。この目的に有利なこととして、組成物を用
量形態で製造することができ、該製剤は吸入投与のために約5〜500mgを含
有し、更に経口または経腸投与のために約25〜500mgを含有する。 この目的に有利なこととして、組成物は単位用量形態で与えることができ、該
各用量単位は式または式IIの化合物の約25〜500mg(非経口または吸入
投与の場合には約5〜50mg、経口または直腸投与の場合には約25〜500
mg)を含有することが好ましい。1日当たり、約0.5〜300mg/kg(
約0.5〜20mg/kgが好ましい)の活性成分の用量を投与することができ
るが、このことは当然にすべての関連する状況(例えば、処置する病気、投与す
る化合物の選択、および投与経路の選択を含む)に照らして、医師によって決定
されることは容易に理解されるであろう。従って、上記の好ましい用量範囲は本
発明の範囲を限定することを意図するものではない。
【0155】 ロイコトリエン(LTB)拮抗薬の別投与に有用な製剤は、通常、担体と混
合するか、または希釈剤によって希釈するか、または経口投与用の担体中に担体
中に封入してカプセル剤、サシェ剤、カシェ剤、紙剤もしくは他の容器の形態を
とり得るか、または使い捨て容器(例えば、アンプル)によって封入された式I
および式IIの化合物のから選ばれる少なくとも1つの化合物からなる。担体ま
たは希釈剤は、ビヒクル、賦形剤または活性な治療学的な物質のための媒質とし
て機能する、固体、半固体または他の容器の形態をとり得る。本発明の医薬組成
物において使用することができる希釈剤または担体としては、例えばラクトース
、デキストロース、スクロース、ソルビトール、マンニトール、プロピレングリ
コール、流動パラフィン、白色ワセリン、カオリン、フュームした二酸化ケイ素
、微結晶性セルロース、ケイ酸カルシウム、シリカ、ポリビニルプロリドン、セ
トステアリルアルコール、デンプン、化工(modified)デンプン、アカシアガム
、リン酸カルシウム、ココアバター、エトキシル化エステル、カカオ油、ピーナ
ッツ油、アルギン酸、トラガカントガム、ゼラチン、シロップ、メチルセルロー
ス、ポリオキシエチレンソルビタンモノラウリル酸、乳酸エチル、ヒドロキシ安
息香酸メチルおよびプロピル、三オレイン酸ソルビタン、ソルビタンセスキオレ
イン酸およびオレイルアルコール、並びにプロペラント(例えば、トリクロロモ
ノフルオロメタン)、ジクロロジフルオロメタンおよびジクロロモノフルオロメ
タン)を挙げられる。錠剤の場合には、滑沢剤を含有して、錠剤機のうす中、お
よび杵上に粉末状の成分が粘着し、結合することを防ぐことができる。それらの
目的のために、例えばステアリン酸アルミニウム、マグネシウムもしくはカルシ
ウム、タルクまたは鉱油を使用することができる。
【0156】 本発明の好ましい医薬形態は、カプセル剤、錠剤、坐剤、注射可能な液剤、ク
リーム剤および軟膏である。吸入投与のための製剤(例えば、エアロゾル剤)お
よび経口投与のための製剤が特に好ましい。
【0157】 本発明の医薬組成物 本発明の医薬組成物は、必須成分として (a)LTB拮抗薬、および (b)抗癌剤 を含む。
【0158】 本発明の医薬組成物を注射可能な形態で製剤する場合には、それは成分として
、 (a)LTB拮抗薬。 (b)抗癌剤、および (c)注射可能な液体担体 を含む組成物である。
【0159】 医薬的に許容し得る担体とは、医学分野においてよく知られている担体であり
、例えば減菌した水、サリンを含有する減菌した水、並びに糖類および/または
サリンを含有する減菌した水である。
【0160】 a.本発明の組成物における成分の比率および量 必須成分である(a)LTB拮抗薬および(b)抗癌化合物は、製剤の用量
が処置する患者に対して各成分の医薬的に有効な量を与える割合で製剤中に存在
する。典型的に、LTB拮抗薬の重量比は抗癌剤に対して、1:100〜10
0:1であり、10:1〜1:10であることが好ましく、1:4〜4:1であ
ることが最も好ましい。
【0161】 以下の製剤例は、上記のロイコトリエン(LTB)拮抗薬のいずれかを活性
化合物として使用することができる。該例は単なる例示であって、本発明の範囲
を限定することを意図するものではない。
【0162】製剤例1 硬カプセル剤を、以下の成分を用いて製造する。
【表15】
【0163】 上記の成分を混合し、460mg量の硬カプセル剤に充填する。
【0164】製剤例2 錠剤を、以下の成分を用いて製造する。
【表16】
【0165】 これらの成分を混合し、圧縮して各重量が665mの錠剤を得る。
【0166】製剤例3 以下の成分を含有するエアロゾル液剤を製造する。
【表17】
【0167】 活性化合物をエタノールに溶解し、該溶液を-30℃まで冷却したプロペラン
ト11に加え、充填装置に移す。次いで、必要な量を容器に移し、更に冷却充填
法または加圧充填法によって、予め混合したプロペラント12および114と混
合する。次いで、バルブユニットを該容器に備える。
【0168】製剤例4 活性成分の60mgを含有する各錠剤を、以下の通り製造する。
【表18】
【0169】 活性成分、デンプンおよびセルロースを、45番メッシュ(355μm)のU
.S.ふるいを通してふるいにかけ、十分に混合する。ポリビニルピロリドンの
溶液を得られた粉末と混合し、次いでこのものを14番メッシュ(14mm)U
.S.ふるいを通してふるいにかける。その結果得られた顆粒を50〜60℃で
乾燥し、18番メッシュ(1.00μm)のU.S.ふるいを通してふるいにか
ける。予め60番メッシュ(250μm)のU.S.ふるいを通してふるいにか
けたカルボキシメチルデンプンナトリウム、ステアリン酸マグネシウムおよびタ
ルクを該顆粒に加え、混合後、そのものを打錠機で圧縮して各150重量の錠剤
を得る。
【0170】製剤例5 薬物80mgを含有する各カプセル剤を、以下の通り製造する。
【表19】
【0171】 活性成分、セルロース、デンプンおよびステアリン酸マグネシウムを混合し、
45番メッシュ(355μm)のU.S.ふるいを通してろ過し、200mg量
の硬カプセルに充填する。
【0172】製剤例6 活性成分を225mg含有する各坐剤は、以下の通り製造する。
【表20】
【0173】 活性成分を60番メッシュ(250μm)のU.S.ふるいを通してふるいに
かけ、予め必要最低限度の熱で融解した脂肪酸グリセリド中で懸濁する。次いで
、該混合物を名目上2g用量の坐剤型に注ぎ、冷却する。
【0174】製剤例7 5mL用量当たり、50mgの薬物を含有する各坐剤を以下の通り製造する。
【表21】
【0175】 該薬物を45番メッシュ(355μm)のU.S.ふるいを通してふるいにか
け、カルボキシメチルデルロースナトリウム、糖類および一部の水と混合して懸
濁液を得る。パラベン、芳香剤および着色剤を溶解し、少量の水で希釈し、撹拌
しながら加えた。次いで、十分な量の水を加えて、必要量を得る。
【0176】 ロイコトリエン(LTB)拮抗薬は、抗癌剤を投与する前、その間またはそ
の後に通常投与する。ロイコトリエン(LTB)拮抗薬を抗癌剤を投与する前
またはその後に投与する場合には、それらを治療学的に有効な期間内に投与すべ
きである。
【0177】 アッセイ例1 本発明の腫瘍細胞崩壊剤を評価するのに使用するヌードマウス異種移植試験は
よく知られており、教科書「Bevery A Teicher編による、Anticancer Drug Deve
lopment Guide」, Humana Press, Totowa, New Jersey, 1997, 75-124頁(ISBN
0-89603-461-5)(これは、本明細書の一部を構成する)において一般的に記載
されている。該異種移植試験を下記の通り、より具体的に記載する。
【0178】 雄性または雌性ヌードマウス(Charles River製、これは腫瘍の性別に応じて
選択する)を、身体全体のγ照射(450ラド)を用いて処理した。24時間後
、短時間のドナーの腫瘍(5×10細胞)から調製したヒトDU−145前立
腺癌、ヒトH460およびCalu−6非小細胞肺腫、ヒトHCT116および
ヒトHT29結腸癌、並びにヒトMX−1乳癌(ヒトDU−145前立腺癌、ヒ
トNCイーH460およびCalu−6非小細胞肺腫、並びにヒトHCT116
およびHT29結腸癌は、アメリカンタイプカルチャーコレクション(Manassa,
VA)から入手可能であり;ヒトMX−1乳癌は国立がんセンター(Betheda、MD
)から入手可能である)を、マウスの後肢に皮下移植した。該マウスを、腫瘍細
胞の移植の4日後から、、2−[2−プロピル−3−[3−[2−エチル−5−
ヒドロキシ−4−(4−フルオロフェニル)フェノキシ]プロポキシ]フェノキ
シ]安息香酸(式IV)を用いて用量を毎日30、100、200または300
mg/kgで経口投与した。抗癌剤(例えば、イリノテカン、パクリタキセル、
5−フルオロウラシル、カルボプラチン、ミトキサントロン、オキサリプラチン
またはインドメタシン)を、それぞれ用量が30、30、24,50、1.6、
5および5mg/kgで腹膜内または静脈内(パクリタキセルの場合)投与した
【0179】 腫瘍の応答は、腫瘍の大きさによって追跡し、これは60〜90日の期間にわ
たって1週間に2回行なった。体重は、一般的な毒性の測定の通りに測定した。
マウスを非処置のコントロール群および多数回処置した群に分け、各群は5匹の
マウスとした。
【0180】 該データは、実験期間中にわたって、該コントロール群および各処置群につい
ての平均腫瘍の大きさを測定することによって分析した。該腫瘍の増殖の遅延は
、該処置群と該コントロール腫瘍についての該大きさが1000mmに達する
日数の差異として計算した。
【0181】 表1 マウスの異種移植試験の結果 オキシプラチンを用いた場合の結腸腫瘍(1)の増殖の遅延
【表22】 (1)は、ヒトHT29結腸癌である。 式IVは、LTB拮抗薬物である、2−[2−プロピル−3−[3−[3−
エチル−5−ヒドロキシ−4−(4−フルオロフェニル)フェノキシ]プロポキ
シ]フェノキシ]プロポキシ]フェノキシ]安息香酸である。 OXALは、オキシプラチン、すなわち(SR−4−2)−[(1S,2R)
−1,2−シクロヘキサンジアミン−κN,κN’]−[エタンジオエート(2
−)−κO1、κO2]白金(C14Pt;ケミカルアブストラク
トレジストリー番号は61825−94−3である)である。 用量は、マウスの体重のキログラム当たりのミリグラムである。 TGDは、平均的な腫瘍増殖の遅延日数(単位は、日)である。 semは、平均値の標準誤差である。
【0182】 表2 マウスの異種移植試験の結果 インドメタシンを用いた場合の結腸腫瘍(2)の増殖の遅延
【表23】 (2)は、ヒトH29結腸癌である。 INDOは、インドメタシン、すなわち1−(4−クロロベンゾイル)−5−
メトキシ−2−メチル−1H−インドール−3−酢酸(C1916ClNO ;分子量は357.81であり;ケミカルアブストラクトレジストリー番号は5
3−86−1である)である。
【0183】 表3 マウスの異種移植試験の結果 5−フルオロウラシルを用いた場合の、結腸腫瘍(3)の増殖の遅延
【表24】 (3)は、ヒトHT116結腸癌である。 5−FUは、5−フルオロウラシル、すなわち5−フルオロ−2.4−(1H
、3H)−ピリミジンジオン;2,4−ジオキソ−5−フルオロピリミジン(C FN;分子量は130.08であり;ケミカルアブストラクトレジ
ストリー番号は51−21−8である)である。
【0184】 表4 マウスの異種移植試験の結果 イリノテカンを用いた場合の結腸腫瘍(4)の増殖の遅延
【表25】 (4)は、ヒトHCT16結腸癌である。 IRINは、イリノテカン、すなわち[1,4’−ビペリジン]−1’−カル
ボン酸;(4S)−4,11−ジエチル−3,4,12,14−テトラヒドロ−
4−ヒドロキシ−3,14−ジオキソ−1H−ピラノ[3’,4’:6,7]イ
ンドリンジノ[1,2−b]キノリン−9−イルエステル(C3338 ;ケミカルアブストラクトレジストリー番号は97682−44−5である)
である。
【0185】 表5 マウスの異種移植試験の結果 パクリタキセルを用いた場合の、非小細胞肺腫(5)の増殖の遅延
【表26】 (5)は、ヒトHT460非小細胞肺腫である。 PACLは、パクリタキセル、すなわち(αR,βS)−β−(ベンゾイルア
ミノ)−α−ヒドロキシベンゼンプロパン酸(2aR,4S,4aS,6R,9
S,11S,12S,12aR,12bS)−6,12b−ビス(アセチルオキ
シ)−12−(ベンゾイルオキシ)−2a,3,4,4a,5,6,9,10,
11,12,12a,12b−ドデカンヒドロ−4,11−ジヒドロキシ−4a
,8,13,13−テトラメチル−5−オキソ−7,11−メタノ−1H−シク
ロデカ[3,4]ベンゾ[1,2−b]オキセタ(Oxet)−9−イルエステル(
4751NO14;ケミカルアブストラクトレジストリー番号は33069
−62−4である)である。
【0186】 表6 マウスの異種移植試験の結果 カルボプラチンを用いた場合の、小細胞肺腫瘍(6)の増殖の遅延
【表27】 (5)は、ヒトHT460非小細胞肺腫である。 (6)は、ヒトH460小細胞肺腫である。 CARBは、カルボプラチン、すなわち(SP−4−2)ジアミン[1,1−
シクロブタンジカルボキシレート(2−)−0,0’]白金;1.1−シクロブ
タンジカルボン酸白金錯体(C12Pt;分子量は371.25で
あり;ケミカルアブスラクトレジストリー番号は41575−94−4である)
である。
【0187】 表7 マウスの異種移植試験の結果 パクリタキセルを用いた場合の、小細胞肺腫(7)の増殖の遅延
【表28】 (7)は、ヒトCalu−6非小細胞肺腫である。 PACLは、パクリタキセル、すなわち(αR,βS)−β−(ベンゾイルア
ミノ)−α−ヒドロキシベンゼンプロパン酸(2aR,4S,4aS,6R,9
S,11S,12S,12aR,12bS)−6,12b−ビス(アセチルオキ
シ)−12−(ベンゾイルオキシ)−2a,3,4,4a,5,6,9,10,
11,12,12a,12b−ドデカンヒドロ−4,11−ジヒドロキシ−4a
,8,13,13−テトラメチル−5−オキソ−7,11−メタノ(methano)
−1H−シクロデカ[3,4]ベンゾ[1,2−b]オキセタ(Oxet)−9−イ
ルエステル(C4751NO14;ケミカルアブストラクトレジストリー番号
は33069−62−4である)である。
【0188】 表8 マウスの異種移植試験の結果 カルボプラチンを用いた場合の、小細胞肺腫(8)の増殖の遅延
【表29】 (8)は、ヒトCalu非小細胞肺腫である。 CARBは、カルボプラチン、すなわち(SP−4−2)ジアミン[1,1−
シクロブタンジカルボキシレート(2−)−0,0’]白金;1.1−シクロブ
タンジカルボン酸白金錯体(C12Pt;分子量は371.25で
あり;ケミカルアブスラクトレジストリー番号は41575−94−4である)
である。
【0189】 表9 マウスの異種移植試験の結果 パクリタキセルを用いた場合の、乳腫瘍(9)を増殖の遅延
【表30】 (9)は、ヒトMX−1乳癌である。 PACLは、パクリタキセル、すなわち(αR,βS)−β−(ベンゾイルア
ミノ)−α−ヒドロキシベンゼンプロパン酸(2aR,4S,4aS,6R,9
S,11S,12S,12aR,12bS)−6,12b−ビス(アセチルオキ
シ)−12−(ベンゾイルオキシ)−2a,3,4,4a,5,6,9,10,
11,12,12a,12b−ドデカンヒドロ−4,11−ジヒドロキシ−4a
,8,13,13−テトラメチル−5−オキソ−7,11−メタノ−1H−シク
ロデカ[3,4]ベンゾ[1,2−b]オキセタ−9−イルエステル(C47 51 NO14;ケミカルアブストラクトレジストリー番号は33069−62−
4である)である。
【0190】 表10 マウスの異種移植試験 カルボプラチンを用いた場合の、乳腫瘍(10)の増殖の遅延
【表31】 (10)は、ヒトMX−1乳癌である。 CARBは、カルボプラチン、すなわち(SP−4−2)ジアミン[1,1−
シクロブタンジカルボキシレート(2−)−0,0’]白金;1.1−シクロブ
タンジカルボン酸白金錯体;C12Pt;分子量は371.25で
あり;ケミカルアブスラクトレジストリー番号は41575−94−4である)
である。
【0191】 表11 マウスの異種移植試験の結果 ミトキサントロンを用いた場合の、前立腺腫瘍(11)の増殖の遅延
【表32】 (11)は、ヒトDU−145前立腺癌である。 MITOは、ミトキサントロン、すなわち1,4−ジヒドロキシ−5,8−ビ
ス[[2−[(2−ヒドロキシエチル)アミノ]エチル]アミノ]−9.10−
アントラセンジオン;1,4−ジヒドロキシ−5,8−ビス[[2−[(2−ヒ
ドロキシエチル)アミノ]エチル]アミノ]−9,10−アントラキノン;C 28として計算;分子量は44、089であり;ケミカルアブスト
ラクトレジストリー番号は65271−80−9である)である。
【0192】 表12 マウスの異種移植試験の結果 オキシプラチンを用いた場合の、前立腺腫瘍(12)の増殖の遅延
【表33】 (12)は、ヒトDU−145前立腺癌である。 OXALは、オキシプラチン、すなわち(SP−4−2)−[(1R,2R)
−1,2、−シクロヘキサンジアミン−κN,κN’][エタンジオエート(2
−)−κO1,κO2]白金;C14Pt;ケミカルアブストラク
トレジストリー番号は61825−94−3である)である。
【0193】 表13 マウスの異種移植試験の結果 パクリタキセルを用いた場合の、前立腺腫瘍(13)の増殖の遅延
【表34】 (13)は、ヒトDU−145前立腺癌である。 PACLは、パクリタキセル、すなわち(αR,βS)−β−(ベンゾイルア
ミノ)−α−ヒドロキシベンゼンプロパン酸(2aR,4S,4aS,6R,9
S,11S,12S,12aR,12bS)−6,12b−ビス(アセチルオキ
シ)−12−(ベンゾイルオキシ)−2a,3,4,4a,5,6,9,10,
11,12,12a,12b−ドデカンヒドロ−4,11−ジヒドロキシ−4a
,8,13,13−テトラメチル−5−オキソ−7,11−メタノ−1H−シク
ロデカ[3,4]ベンゾ[1,2−b]オキセタ−9−イルエステル(C47 51 NO14;ケミカルアブストラクトレジストリー番号は33069−62−
4である)である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) A61K 31/341 A61K 31/341 4C062 31/343 31/343 4C069 31/352 31/352 4C084 31/353 31/353 4C086 31/381 31/381 4C206 31/40 31/40 31/41 31/41 31/415 31/415 31/4164 31/4164 31/4192 31/4192 31/42 31/42 31/421 31/421 31/425 31/425 31/426 31/426 31/5375 31/5375 A61P 35/00 A61P 35/00 43/00 121 43/00 121 // C07D 207/08 C07D 207/08 207/325 207/325 231/12 231/12 B 233/64 101 233/64 101 249/06 249/06 261/08 261/08 263/32 263/32 275/02 275/02 277/24 277/24 285/00 285/00 285/08 285/08 295/16 295/16 Z 307/12 307/12 307/42 307/42 307/83 307/83 311/20 311/20 311/82 311/82 333/16 333/16 (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE,TR),OA(BF ,BJ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW, ML,MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,G M,KE,LS,MW,MZ,SD,SL,SZ,TZ ,UG,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ, MD,RU,TJ,TM),AE,AG,AL,AM, AT,AU,AZ,BA,BB,BG,BR,BY,B Z,CA,CH,CN,CR,CU,CZ,DE,DK ,DM,DZ,EE,ES,FI,GB,GD,GE, GH,GM,HR,HU,ID,IL,IN,IS,J P,KE,KG,KP,KR,KZ,LC,LK,LR ,LS,LT,LU,LV,MA,MD,MG,MK, MN,MW,MX,MZ,NO,NZ,PL,PT,R O,RU,SD,SE,SG,SI,SK,SL,TJ ,TM,TR,TT,TZ,UA,UG,US,UZ, VN,YU,ZA,ZW (72)発明者 ジェイソン・スコット・ソーヤー アメリカ合衆国46220インディアナ州イン ディアナポリス、ノース・ウィンスロッ プ・アベニュー5718番 (72)発明者 ビバリー・アン・テイチャー アメリカ合衆国46033インディアナ州カー メル、ワーチェスター・ドライブ1357番 (72)発明者 ダグラス・ウェイド・ベイト アメリカ合衆国46041インディアナ州フラ ンクフォート、サウス・カウンティ・ロー ド・600・ウエスト3468番 (72)発明者 エドワード・シー・アール・スミス アメリカ合衆国46038インディアナ州フィ ッシャーズ、パークウェイ・ドライブ9969 番 (72)発明者 ウィリアム・トーマス・マクミレン アメリカ合衆国46038インディアナ州フィ ッシャーズ、タイドウォーター・ドライブ 11665番 Fターム(参考) 4C023 BA07 4C033 AA05 AA17 AA20 AC07 AD17 AD20 4C036 AD01 AD04 AD08 AD17 AD27 AD30 4C037 CA08 HA08 QA04 SA02 SA10 4C056 AA01 AB01 AC01 AC02 AD01 AE03 BA08 FA08 4C062 EE36 HH01 4C069 AA05 AC05 BB08 BB16 4C084 AA20 MA02 NA05 ZB112 ZB261 ZB262 ZC122 ZC751 4C086 AA01 AA02 BA03 BA05 BA06 BA08 BB02 BC05 BC07 BC36 BC38 BC60 BC62 BC67 BC69 BC73 BC78 BC82 BC85 MA02 MA04 NA05 ZB11 ZB26 ZC12 ZC75 4C206 AA01 AA02 DA17 DA18 DA21 DB20 DB28 GA07 MA02 MA04 MA13 MA14 NA05 ZB11 ZB26 ZC12 ZC75

Claims (42)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 治療学的に有効な量のロイコトリエン(LTB)拮抗薬お
    よび1つ以上の抗癌剤を含む物質の組成物。
  2. 【請求項2】 式(I)で示される化合物、またはその医薬的に許容し得る
    塩、溶媒和物もしくはプロドラッグ誘導体であるロイコトリエン(LTB)拮
    抗薬を、治療学的に有効な量の抗癌剤またはその医薬的に許容し得る塩、溶媒和
    物もしくはプロドラッグ誘導体と組み合わせて含む組成物。 【化1】 [式中、 Xは、 (i)硫黄、窒素もしくは酸素から独立して選ばれる1〜4個のヘテロ原子を
    含有する5員の置換もしくは無置換のヘテロ環式基、または (ii)炭素環式基が該5員ヘテロ環式基(i)の隣接する炭素原子の2個と
    縮合した縮合ニ環式基 からなる群から選ばれる。 Yは、結合または1〜9個の原子を含有するニ価の連結基である。 YおよびYは、−CH−、−O−または−S−から独立して選ばれるニ
    価の連結基である。 Zは、酸性基である。 R1は、C〜C10アルキル、アリール、C〜Cシクロアルキル、C 〜C10アルケニル、C〜C10アルキニル、C〜C20アラルキル、C 〜C20アルカアリール、C〜C10ハロアルキル、C〜C20アリールオ
    キシまたはC〜C10アルコキシである。 R2は、水素、ハロゲン、C〜C10ハロアルキル、C〜C10アルコキ
    シ、C〜C10アルキル、C〜Cシクロアルキル、酸性基または−(CH 1〜7(酸性基)である。 R3は、水素、ハロゲン、C〜C10アルキル、アリール、C〜C10
    ロアルキル、C〜C10アルコキシ、C〜C20アリールオキシまたはC 〜Cシクロアルキルである。 R4は、C〜Cアルキル、C〜Cシクロアルキル、−(CH1〜 −(C〜Cシクロアルキル)、C〜Cアルケニル、C〜Cアルキ
    ニル、ベンジルまたはアリールである。そして、 nは、0、1、2、3、4、5または6である]
  3. 【請求項3】 Xが以下の式によって示される置換基からなる群から選ばれ
    るヘテロ環式基である、請求項2に記載の組成物。 【化2】 【化3】 [式中、 R10は、水素またはC〜Cアルキルから選ばれる基である。そして、 R11は、水素、ハロ、C〜C10アルキル、C〜C10ハロアルキル、
    〜C10アルコキシ、アリールまたはC〜C20アリールオキシから選ば
    れる基である]
  4. 【請求項4】 式(I)の置換基であるR1、R2、R3およびR4基が、
    変数コードR01〜R16: 【表1】 から選ばれ、 式(I)の置換基であるY、YおよびY基は、変数コードY01〜Y2
    7: 【表2】 【表3】 から選ばれ、そして 式(I)の置換基であるXおよびZ基、並びにn変数は、変数コードXZn0
    1〜XZn24: 【表4】 【表5】 から選ばれる、請求項2に記載の組成物。
  5. 【請求項5】 ロイコトリエンB4拮抗薬は、式(II)によって示される
    化合物、またはその塩、溶媒和物もしくはプロドラッグである、請求項2に記載
    の組成物。 【化4】 [式中、 X2は、 【化5】 から選ばれるヘテロ環式基である。 R21は、エチル、2−プロペン−1−イル、3−プロペン−1−イル、n−
    プロピル、イソプロピル、n−ブチル、sec−ブチルまたはtert−ブチル
    である。 R22は、水素、n−ブチル、sec−ブチル、フルオロ、クロロ、−CF またはtert−ブチルである。 Z2は、カルボキシル、テトラゾリルまたはN−スルホンアミジルから選ばれ
    る酸性基である]
  6. 【請求項6】 ロイコトリエン拮抗薬は、以下の式で示される化合物、また
    はその酸、塩、溶媒和物もしくはプロドラッグ誘導体である、請求項5に記載の
    組成物。 【化6】 【化7】 【化8】 【化9】 【化10】 【化11】
  7. 【請求項7】 ロイコトリエン拮抗薬は、以下の式によって示される化合物
    、またはその酸、塩、溶媒和物もしくはプロドラッグ誘導体である、請求項5に
    記載の組成物。 【化12】 【化13】
  8. 【請求項8】 ロイコトリエン(LTB)拮抗薬は、以下の構造式(式A
    )の化合物、またはその医薬的に許容し得る塩基付加塩によって示される、請求
    項1に記載の組成物。 【化14】 [式中、 R’は、C〜Cアルキル、C〜Cアルケニル、C〜Cアルキニ
    ル、C〜Cアルコキシ、(C〜Cアルキル)チオ、ハロまたはR−置
    換フェニルである。 各R’またはR’は各々独立して、水素、ハロ、ヒドロキシ、C〜C アルキル、C〜Cアルコキシ、(C〜Cアルキル)−(O)S−、ト
    リフルオロメチルまたはジ(C〜Cアルキル)アミノである。 X’は−O−、−S−、−C(=O)もしくは−CH−であり、Y’は−O
    −もしくは−CH−であるか、または X’およびY’が一緒になった場合には、−X’−Y’−は、−CH=CH−
    または−C≡C−である。 Z’は、直鎖または分枝のC〜C10アルキリデニルである。 A’は結合、−O−、−S−、−CH=CH−または−CR−である。
    ここで、RおよびRは各々独立して水素、C〜CアルキルもしくはR 置換フェニルであるか、またはそれらが結合した炭素原子と一緒になってC
    シクロアルキル環を形成する。 R’はRであるか、または以下の式: 【化15】 (式中、 各Rは、独立して−COOH、5−テトラゾリル、−CON(Rまた
    は−CONHSO10である。 各Rは、水素、C〜Cアルキル、C〜Cアルケニル、C〜C
    ルキニル、ベンジル、メトキシ、−W−R−、−T−G−R、(C〜C アルキル)−T−(C〜Cアルキリデニル)−O−またはヒドロキシである
    。 Rは、水素またはハロである。 各Rは独立して、水素、フェニルもしくはC〜Cアルキルであるか、ま
    たは窒素原子と一緒になってモルホリノ、ピペリジノ、ピペラジノもしくはピロ
    リジノ基を形成する。 R10は、C〜Cアルキルまたはフェニルである。 R11は、R、−W−R−または−T−G−Rである。 各Wは、結合または炭素数が1〜8個である直鎖もしくは分枝のニ価の炭化水
    素基である。 各Gは、炭素数が1〜8個である直鎖または分枝のニ価の炭化水素基である。 各Tは、結合、−CH−、−O−、−NH−、−NHCO−、−C(=O)
    −または(O)S−である。 Kは、−C(=O)−または−CH(OH)−である。 各qは独立して0、1または2である。 pは0または1である。 tは0または1である。そして、 pが0である場合には、Wは結合ではない) の1つである。 但し、Xが−O−または−S−である場合には、Yは−O−ではない。そして
    、 Aが−O−または−S−である場合には、RはRではない]
  9. 【請求項9】 R’が式: 【化16】 から選ばれる、請求項8に記載の組成物。
  10. 【請求項10】 R’が式: 【化17】 である、請求項9に記載の組成物。
  11. 【請求項11】 化合物が、以下の化合物からなる群(A)〜群(KKKK
    )から選ばれる、請求項10に記載の組成物。 A)2−メチル−2−(1H−テトラゾール−5−イル)−7−(2−エチル
    −4−(4−フルオロフェニル)−5−ヒドロキシフェノキシ)ヘプタン; B)2−メチル−2−(1H−テトラゾール−5−イル)−7−(2−エチル
    −4−(3−フルオロフェニル)−5−ヒドロキシフェノキシ)ヘプタン; C)3−(2−(3−(3−エチル−4−(4−フルオロフェニル)−5−ヒ
    ドロキシフェノキシ)プロポキシ)−6−(4−ジメチルアミノカルボニルブチ
    ルオキシ)フェニル)プロピオン酸; D)3−(2−(3−(2−エチル−4−(4−フルオロフェニル)−5−ヒ
    ドロキシフェノキシ)プロポキシ)フェニル)プロピオン酸; E)3−(2−(3−(2−エチル−4−(4−フルオロフェニル)−5−ヒ
    ドロキシフェノキシ)プロポキシ)−6―(4−カルボキシブチルオキシ)フェ
    ニル)プロピオン酸; F)3−(2−(3−(2−エチル−4−(4−フルオロフェニル)−5−ヒ
    ドロキシフェノキシ)プロポキシ)−6−メトキシフェニル)プロピオン酸; G)3−(2−(3−(2−エチル−4−(4−フルオロフェニル)−5−ヒ
    ドロキシフェノキシ)プロポキシ)−6−(4−(1H−テトラゾール−5−イ
    ル)ブチルオキシ)フェニル)プロピオン酸; H)3−(2−(4−(2−エチル−4−(4−フルオロフェニル)−5−ヒ
    ドロキシフェノキシ)−(1−ブテニル))フェニル)プロピオン酸メチル; I)3−(2−(4−(2−エチル−4−(4−フルオロフェニル)−5−ヒ
    ドロキシフェノキシ)−(1−ブテニル))フェニル)プロピオン酸; J)3−(2−(4−(2−エチル−4−(4−フルオロフェニル)−5−(
    ヒドロキシフェノキシ)ブチル)フェニル)プロピオン酸; K)3−(2−(4−(2−エチル−4−(4−フルオロフェニル)−5−ヒ
    ドロキシフェノキシ)ブチル)−6−メトキシフェニル)プロピオン酸; L)3−(2−(3−(2−エチル−4−(4−フルオロフェニル)−5−ヒ
    ドロキシフェノキシ)プロポキシ)−6−ヒドロキシフェニル)プロピオン酸メ
    チル; M)3−(2−(3−(2−エチル−4−(4−フルオロフェニル)−5−ヒ
    ドロキシフェノキシ)プロポキシ)−6−ヒドロキシフェニル)プロピオン酸; N)3−(2−(3−(2−エチル−4−(4−フルオロフェニル)−5−ヒ
    ドロキシフェノキシ)プロポキシ)−6−(4−ブチルオキシ)フェニル)プロ
    ピオン酸; O)3−(2−(3−(2−エチル−4−(4−フルオロフェニル)−5−ヒ
    ドロキシフェノキシ)プロポキシ)−6−(4−メチルチオブチルオキシ)フェ
    ニル)プロピオン酸; P)3−(2−(3−(2,4−ジー(4−フルオロフェニル)−5−ヒドロ
    キシフェノキシ)プロポキシ)−6−(4−カルボキシブトキシ)フェニル)プ
    ロピオン酸; Q)6−メチル−6−(1H−テトラゾール−5−イル)−11−(2−エチ
    ル−4−(4−フルオロフェニル)−5−ヒドロキシフェノキシ)ウンデカン; R)N,N−ジメチル−3−(2−(3−(2−エチル−4−(4−フルオロ
    フェニル)−5−ヒドロキシフェノキシ)プロポキシ)フェニル)プロピオンア
    ミド; S)N−メタンスルホニル−3−(2−(3−(2−エチル−4−(4−フル
    オロフェニル)−5−ヒドロキシフェノキシ)プロポキシ)フェニル)プロピオ
    ンアミド; T)N−フェニルスルホニル−3−(2−(3−(2−エチル−4−(4−フ
    ルオロフェニル)−5−ヒドロキシフェノキシ)プロポキシ)フェニル)プロピ
    オンアミド; U)3−(2−(3−(2−ブチル−4−(4−フルオロフェニル)−5−ヒ
    ドロキシフェノキシ)プロポキシ)フェニル)プロピオン酸; V)3−(2−(4−(2−エチル−4−(4−フルオロフェニル)−5−ヒ
    ドロキシフェノキシ)ブチルオキシ)フェニル)プロピオン酸エチル; W)3−(2−(4−(2−エチル−4−(4−フルオロフェニル)−5−ヒ
    ドロキシフェノキシ)ブチルオキシ)フェニル)プロピオン酸; X)3−(2−(3−(2−エチル−4−(4−フルオロフェニル)−5−ヒ
    ドロキシフェノキシ)プロポキシ)−6−(4−メトキシカルボニル)フェノキ
    シ)フェニル)プロピオン酸メチル; Y)3−(2−(3−(2−エチル−4−(4−フルオロフェニル)−5−ヒ
    ドロキシフェノキシ)プロポキシ)−6−(4−カルボキシフェノキシ)フェニ
    ル)プロピオン酸; Z)3−(2−(3−(2−エチル−4−(4−フルオロフェニル)−5−ヒ
    ドロキシフェノキシ)プロポキシ)−4−(4−カルボキシフェノキシ)フェニ
    ル)プロピオン酸; AA)3,3−ジメチル−3−(2−(3−(2−エチル−4−(4−フルオ
    ロフェニル)−5−ヒドロキシフェノキシ)プロポキシ)フェニル)プロピオン
    酸; BB)2−メチル−2−(1H−テトラゾール−5−イル)−3−(2−(3
    −(2−エチル−4−(4−フルオロフェニル)−5−ヒドロキシフェノキシ)
    プロポキシ)フェニル)プロパン; CC)2−メチル−2−(1H−テトラゾール−5−イル)−3−ヒドロキシ
    −3−(2−(3−(2−エチル−4−(4−フルオロフェニル)−5−ヒドロ
    キシフェノキシ)プロポキシ)フェニル)プロパン; DD)3−(2−(3−(2−ブロモ−4−(4−フルオロフェニル)−5−
    ヒドロキシフェノキシ)プロポキシ)フェニル)プロピオン酸; EE)3−(2−(3−(2−エチルチオ−4−(4−フルオロフェニル)−
    5−ヒドロキシフェノキシ)プロポキシ)フェニル)プロピオン酸; FF)3−(2−ヒドロキシ−3−(4−メトキシカルボニルブチル)−6−
    (3−(2−エチル−4−(4−フルオロフェニル)−5−ヒドロキシフェノキ
    シ)プロポキシ)フェニル)プロピオン酸メチル; GG)5−(3−(2−エチル−4−(4−フルオロフェニル)−5−ヒドロ
    キシフェノキシ)プロポキシ)−8−(4−カルボキシブチル)ジヒドロクマリ
    ン; HH)2−フェニル−4−エチル−5−[6−(2H−テトラゾール−5−イ
    ル)−6−メチルフヘプチルオキシ]フェノール・ナトリウム塩; II)2−(4−メチルフェニル)−4−エチル−5−[6−メチル−6−(
    2H−テトラゾール−5−イル)ヘプチルオキシ]フェノール・ニナトリウム塩
    ; JJ)2−(3−メチルフェニル)−4−エチル−5−[6−メチル−6−(
    2H−テトラゾール−5−イル)ヘプチルオキシ]フェノール・ナトリウム塩; KK)2−(2−メチルフェニル)−4−エチル−5−[6−メチル−6−(
    2H−テトラゾール−5−イル)ヘプチルオキシ]フェノール・ニナトリウム塩
    ; LL)2−(4−メトキシフェニル)−4−エチル−5−[6−メチル−6−
    (2H−テトラゾール−5−イル)ヘプチルオキシ]フェノール・ナトリウム塩
    ; MM)2−(3−メトキシフェニル)−4−エチル−5−[6−メチル−6−
    (2H−テトラゾールー5−イル)ヘプチルオキシ]フェノール・ナトリウム塩
    ; NN)2−(4−トリフルオロメチルフェニル)−4−エチル−5−[6−メ
    チル−6−(2H−テトラゾール−5−イル)ヘプチルオキシ]フェノール・ニ
    ナトリウム塩; OO)2−(3−ジメチルアミノフェニル)−4−エチル−5−[6−メチル
    −6−(2H−テトラゾール−5−イル)ヘプチルオキシ]フェノール・ニナト
    リウム塩; PP)3−(5−(6−(4−フェニル−5−ヒドロキシ−2−エチルフェノ
    キシ)プロポキシ)−2−カルボキシメチル−1,2,3,4−テトラヒドロナ
    フタレン−1(2H)−オン)プロピオン酸; QQ)3−(5−(6−(4−(4−フルオロフェニル)−5−ヒドロキシ−
    2−エチルフェノキシ)プロポキシ)−2−カルボキシメチル−1,2,3,4
    −テトラヒドロナフタレン−1(2H)−オン)プロパン酸; RR)3−(4−(5−(4−(4−フルオロフェニル)−5−ヒドロキシ−
    2−エチルフェノキシ)プロポキシ)−2−カルボキシメチル−2,3−ジヒド
    ロインデン−1(2H)−オン)プロパン酸; SS)3,3−ジメチル−5−(3−(2−カルボキシエチル)−4−(3−
    (4−フルオロフェニル)−5−ヒドロキシ−2−エチルフェノキシ)プロポキ
    シ)フェニル)−5−オキソペンタン酸; TT)7−[3−[(5−エチル−2−ヒドロキシ[1,1’−ビフェニル]
    −4−イル)オキシ]プロポキシ]−3,4−ジヒドロ−8−プロピル−2H−
    1−ベンゾピラン−2−カルボン酸; UU)8−プロピル−7−[3−[4−(4−フルオロフェニル)−2−エチ
    ル−5−ヒドロキシフェノキシ]プロポキシ]−3,4−ジヒドロ−2H−1−
    ベンゾピラン−2−カルボン酸; VV)2−[3−[3−[(5−エチル−2−ヒドロキシー[1,1’−ビフ
    ェニル]−4−イル)オキシ]プロポキシ]−2−プロピルフェノキシ]プロパ
    ン酸; WW)2−[4−クロロフェニル)−4−エチル−5−[6−メチル−6−(
    2H−テトラゾール−5−イル)ヘプチルオキシ]フェノール・モノナトリウム
    塩; XX)2−(3,5−ジクロロフェニル)−4−エチル−5−[6−メチル−
    6−(2H−テトラゾール−5−イル)ヘプチルオキシ]フェノール・モノナト
    リウム塩; YY)3−[2−[3−[(5−エチル−2−ヒドロキシ[1.1’−ビフェ
    ニル)−4−イル)オキシ]プロポキシ]−1−ジベンゾフラン]プロパン酸・
    ニナトリウム塩; ZZ)7−カルボキシ−9−オキソ−3−[3−(2−エチル−5−ヒドロキ
    シ−4−フェニルフェノキシ)プロポキシ]−9H−キサンテン−4−プロパン
    酸・ニナトリウム塩・一水和物; AAA)2−[2−プロピル−3−[3−(2−エチル−5−ヒドロキシ−4
    −フェニルフェノキシ)プロポキシ]フェノキシ]安息香酸ナトリウム塩・ヘミ
    水和物; BBB)3−[3−(2−エチル−5−ヒドロキシ−4−フェニルフェノキシ
    )プロポキシ][1,1’−ビフェニル)]−4−プロパン酸・ニナトリウム塩
    ・一水和物; CCC)5−エチル−4−[3−[2−プロピル−3−[2−(2H−テトラ
    ゾール−5−イル)フェノキシ]フェノキシ]プロポキシ][1,1’−ビフェ
    ニル]−2−オール・ニナトリウム塩・セスキ水和物; DDD)3−[4−[3−[3−(2−エチル−5−ヒドロキシ−4−フェニ
    ルフェノキシ)プロポキシ]−9−オキソ−9H−キサンテン]]プロパン酸・
    ナトリウム塩・ヘミ水和物; EEE)2−フルオロ−6−[2−プロピル−3−[3−(2−エチル−5−
    ヒドロキシ−4−フェニルフェノキシ)プロポキシ]フェノキシ]安息香酸・ニ
    ナトリウム塩; FFF)2−[2−プロピル−3−[3−[2−エチル−4−(4−フルオロ
    フェニル)−5−ヒドロキシフェノキシ]プロポキシ]フェノキシ]安息香酸・
    ナトリウム塩; GGG)3−[4−[7−カルボキシ−9−オキソ−3−[3−〔2−エチル
    −4−(4−フルオロフェニル)−5−ヒドロキシフェノキシ]プロポキシ]−
    9H−キサンテン]]プロパン酸・ニナトリウム塩・三水和物; HHH)3−[4−[9−オキソ−3−[3−[2−エチル−4−(4−フル
    オロフェニル)−5−ヒドロキシフェノキシ]プロポキシ]−9H−キサンテン
    ]]プロパン酸; III)3−[2−[1−[2−エチル−4−(4−フルオロフェニル)−5
    −ヒドロキシフェノキシ]プロポキシ]−4−(5−オキソ−5−モルホリノペ
    ンタンアミド)フェニル]プロパン酸; JJJ)2−フルオロ−6−[2−プロピル−3−[3−[2−エチル−5−
    ヒドロキシ−4−(4−フルオロフェニル)フェノキシ]プロポキシ]フェノキ
    シ]安息香酸・ニナトリウム塩・水和物; KKK)4−フルオロ−2−[2−プロピル−3−[3−[2−エチル−5−
    ヒドロキシ−4−(4−フルオロフェニル)フェノキシ]プロポキシ]フェノキ
    シ]安息香酸; LLL)2−[2−プロピル−3−[5−[2−エチル−5−ヒドロキシ−4
    −(4−フルオロフェニル)フェノキシ]ペントキシ]フェノキシ]安息香酸; MMM)2−[2−プロピル−3−[4−[2−エチル−5−ヒドロキシ−4
    −(4−フルオロフェニル)フェノキシ)ブトキシ]フェノキシ]安息香酸・セ
    スキ水和物; NNN)2−[2−(2−メチルプロピル)−3−[3−[2−エチル−5−
    ヒドロキシ−4−(4−フルオロフェニル)フェノキシ]プロポキシ]フェノキ
    シ]安息香酸; OOO)2−[2−ブチル−3−[3−[2−エチル−5−ヒドロキシ−4−
    (4−フルオロフェニル)フェノキシ]プロポキシ]フェノキシ]安息香酸・水
    和物; PPP)2−[2−(フェニルメチル)−3−[3−[2−エチル−5−ヒド
    ロキシ−4−(4−フルオロフェニル)フェノキシ]プロポキシ]フェノキシ]
    安息香酸; QQQ)2−[2−プロピル−3−[3−[2−エチル−5−ヒドロキシ−4
    −(4−フルオロフェニル)フェノキシ]プロポキシ]フェノキシ]フェニル酢
    酸; RRR)2−[2−プロピル−3−[3−[2−エチル−5−ヒドロキシ−4
    −(4−フルオロフェニル)フェノキシ]プロポキシ]ベンゾイル]安息香酸; SSS)2−[[2−プロピル−3−[3−[2−エチル−5−ヒドロキシ−
    4−(4−フルオロフェニル)フェノキシ]プロポキシ]フェニル]メチル]安
    息香酸; TTT)2−[2−プロピル−3−[3−[2−エチル−4−(4−フルオロ
    フェニル)−5−ヒドロキシフェノキシ]プロポキシ]チオフェノキシ]安息香
    酸; UUU)2−[2−プロピル−3−[3−〔2−エチル−4−(4−フルオロ
    フェニル)−5−ヒドロキシフェノキシ]プロポキシ]フェニルスルフィニル]
    安息香酸; VVV)2−[2−プロピル−3−[3−[2−エチル−4−(4−フルオロ
    フェニル)−5−ヒドロキシフェノキシ]プロポキシ]フェニルスルホニル]安
    息香酸・水和物; WWW)5−[3−[2−(1−カルボキシ)エチル]−4−[3−[2−エ
    チル−4−(4−フルオロフェニル)−5−ヒドロキシフェノキシ]プロポキシ
    ]フェニル]−4−ペンチン酸・ニナトリウム塩・0.4水和物; XXX)1−フェニル−1−(1H−テトラゾール−5−イル)−6−(2−
    エチル−4−(4−フルオロフェニル)−5−ヒドロキシフェノキシ)ヘキサン
    ; YYY)1−(4−カルボキシメトキシ)フェニル)−1−(1H−テトラゾ
    ール−5−イル)−6−(2−エチル−4−(4−フルオロフェニル)−5−ヒ
    ドロキシフェノキシ)ヘキサン; ZZZ)1−(4−ジメチルアミノカルボニルメトキシ)フェニル)−1−(
    1H−テトラゾール−5−イル)−6−(2−エチル−4−(4−フルオロフェ
    ニル)−5−ヒドロキシフェノキシ)ヘキサン; AAAA)3−(2−(3−(2−エチル−4−(4−フルオロフェニル)−
    5−ヒドロキシフェノキシ)プロポキシ)フェニル]−E−プロペン酸; BBBB)3−(2−(3−(2−エチル−4−(4−フルオロメチル)−5
    −ヒドロキシフェノキシ)プロポキシ)フェニル)−2−メチル−E−プロペン
    酸; CCCC)5−(2−(2−(3−(2−エチル−4−(4−フルオロフェニ
    ル)−5−ヒドロキシフェノキシ)プロポキシ)フェニル)エチル)−1H−テ
    トラゾール; DDDD)3−(2−(3−(2−エチル−4−(4−フルオロフェニル)−
    5−ヒドロキシフェノキシ)プロポキシ)−4−(4−カルボキシブチルオキシ
    )フェニル)プロピオン酸; EEEE)5−[3−[4−(4−フルオロフェニル)−2−エチル−5−ヒ
    ドロキシフェノキシ]プロポキシ]−3,4−ジヒドロ−2H−1−ベンゾフラ
    ン−2−オン; FFFF)3−(3−{3−[2−エチル−4−(4−フルオロフェニル)−
    5−ヒドロキシフェニルオキシ]プロポキシ}フェニル)プロパン酸; GGGG)3−(3−{3−[2−エチル−4−(4−フルオロフェニル)−
    5−ヒドロキシフェニルオキシ]プロポキシ}−4−プロピルフェニル)プロパ
    ン酸・ナトリウム塩; HHHH)3−(4−{3−[2−エチル−4−(4−フルオロフェニル)−
    5−ヒドロキシフェニルオキシ]プロポキシ}−3−プロピルフェニル)プロパ
    ン酸; IIII)3−(3−{3−[2−エチル−4−(4−フルオロフェニル)−
    5−ヒドロキシフェニルオキシ]プロポキシ}−2−プロピルフェニル)プロパ
    ン酸; JJJJ)3−{3−[3−(2−エチルー5−ヒドロキシフェニルオキシ)
    プロポキシ]−2−プロピルフェニル}プロパン酸・ニナトリウム塩;および KKKK)2−[3−[3−[2−エチル−5−ヒドロキシ−4−(4−フル
    オロフェニル)フェノキシ]プロポキシ]ベンゾイル]安息香酸・ニナトリウム
    塩・ヘミ水和物。
  12. 【請求項12】 ロイコトリエン(LTB)拮抗薬は、以下の構造式(式
    B): 【化18】 の化合物、すなわち2−[2−プロピル−3−[3−[2−エチル−5−ヒドロ
    キシ−4−(4−フルオロフェニル)フェノキシ]プロポキシ]フェニル安息香
    酸、またはその医薬的に許容し得る塩である、請求項8に記載の組成物。
  13. 【請求項13】 抗癌剤は、ブスルファン、カルボプラチン、カルムスチン
    、シスプラチン、シクロホスファミド、ダカーバジン、イホスファミド、ロムス
    チン、ストレプトゾシン、オキサリプラチン、テモゾロミド、ブレオマイシン、
    ダクチノマイシン、ダウノルビシン、ドキソルビシン、イダルビシン、マイトマ
    イシン−C,プリカマイシン、クリプトフィシン、シタラビン、フロクスウリジ
    ン、フルダラビン、5−フルオロウラシル、オキシ尿素、6−メルカプトプリン
    、メトトレキセート、チオグアニン、カペシタビン、アルデスロイキン、インタ
    ーフェロンα−2A、インターロイキン−2、インターロイキン−12(組換え
    型)、インターフェロンα−2B(組換え型)、インターフェロンα−n3、イ
    ンターフェロンγ−1B、ヘルセプチンインターロイキン−2、インターロイキ
    ン−12、アミノグルテチミド、アナストロゾール、フルタミド、ゴセレリン、
    ロイプロリド、メゲステロール、ミトタン、タモキシフェン、クロラムブチル、
    エストラムスチン、メクロレタミン、メルファラン、チオテパ、ドセタキセル、
    エトポシド、イリノテカンHCl、パクリタクセル、テニポシド、トポテカン、
    ビンブラスチン、ビンクリスチン、ビノレルビン、アルトレタミン、アミフォス
    チンアスパラギナーゼ−大腸菌、BCG生ワクチン(膀胱内)、クラドリビン、
    ロイコホリン、レバミソール、ミトキサントロン、ペガスパルガーゼ、ペントス
    タチンおよびプロカルバジンからなる群から選ばれる、請求項1に記載の組成物
  14. 【請求項14】 抗癌剤は、ブスルファン、カルボプラチン、カルムスチン
    、シスプラチン、シクロホスファミド、ダカーバジン、イホスファミド、ロムス
    チン、ストレプトゾシン、オキサリプラチン、テモゾロミド、ブレオマイシン、
    ダクチノマイシン、ダウノルビシン、ドキソルビシン、イダルビシン、マイトマ
    イシン−C,プリカマイシン、クリプトフィシン、シタラビン、フロクスウリジ
    ン、フルダラビン、5−フルオロウラシル、オキシ尿素、6−メルカプトプリン
    、メトトレキセート、チオグアニン、カペシタビン、アルデスロイキン、インタ
    ーフェロンα−2A、インターロイキン−2、インターロイキン−12(組換え
    型)、インターフェロンα−2B(組換え型)、インターフェロンα−n3、イ
    ンターフェロンγ−1B、ヘルセプチンインターロイキン−2、インターロイキ
    ン−12、アミノグルテチミド、アナストロゾール、フルタミド、ゴセレリン、
    ロイプロリド、メゲステロール、ミトタン、タモキシフェン、クロラムブチル、
    エストラムスチン、メクロレタミン、メルファラン、チオテパ、ドセタキセル、
    エトポシド、イリノテカンHCl、パクリタクセル、テニポシド、トポテカン、
    ビンブラスチン、ビンクリスチン、ビノレルビン、アルトレタミン、アミフォス
    チンアスパラギナーゼ−大腸菌、BCG生ワクチン(膀胱内)、クラドリビン、
    ロイコホリン、レバミソール、ミトキサントロン、ペガスパルガーゼ、ペントス
    タチンおよびプロカルバジンからなる群から選ばれる、請求項13に記載の組成
    物。
  15. 【請求項15】 治療学的に有効な量のロイコトリエン(LTB)拮抗薬
    および1つ以上の抗癌剤を含む、哺乳動物における癌を処置するための薬物の製
    造における使用。
  16. 【請求項16】 式(I)で示される化合物、またはその医薬的に許容し得
    る塩、溶媒和物もしくはプロドラッグ誘導体であるロイコトリエン(LTB
    拮抗薬と、治療学的に有効な量の1つ以上の抗癌剤とを組み合わせた、請求項1
    5に記載の使用。 【化19】 [式中、 Xは、 (i)硫黄、窒素もしくは酸素から独立して選ばれる1〜4個のヘテロ原子を
    含有する5員の置換もしくは無置換のヘテロ環式基、または (ii)炭素環式基が該5員ヘテロ環式基(i)の隣接する炭素原子の2個と
    縮合した縮合ニ環式基 からなる群から選ばれる。 Yは、結合または1〜9個の原子を含有するニ価の連結基である。 YおよびYは、−CH−、−O−または−S−から独立して選ばれるニ
    価の連結基である。 Zは、酸性基である。 R1は、C〜C10アルキル、アリール、C〜Cシクロアルキル、C 〜C10アルケニル、C〜C10アルキニル、C〜C20アラルキル、C 〜C20アルカアリール、C〜C10ハロアルキル、C〜C20アリールオ
    キシまたはC〜C10アルコキシである。 R2は、水素、ハロゲン、C〜C10ハロアルキル、C〜C10アルコキ
    シ、C〜C10アルキル、C〜Cシクロアルキル、酸性基または−(CH 1〜7(酸性基)である。 R3は、水素、ハロゲン、C〜C10アルキル、アリール、C〜C10
    ロアルキル、C〜C10アルコキシ、C〜C20アリールオキシまたはC 〜Cシクロアルキルである。 R4は、C〜Cアルキル、C〜Cシクロアルキル、−(CH1〜 −(C〜Cシクロアルキル)、C〜Cアルケニル、C〜Cアルキ
    ニル、ベンジルまたはアリールである。そして、 nは、0、1、2、3、4、5または6である]
  17. 【請求項17】 Xが以下の式によって示される置換基からなる群から選ば
    れるヘテロ環式基である、請求項16に記載の使用。 【化20】 【化21】 [式中、 R10は水素またはC〜Cアルキルから選ばれ、R11は水素、ハロ、C 〜C10アルキル、C〜C10ハロアルキル、C〜C10アルコキシ、ア
    リールまたはC〜C20アリールオキシから選ばれる基である]
  18. 【請求項18】 式(I)の置換基であるR1、R2、R3およびR4基は
    、変数コードR01〜R16: 【表6】 から選ばれ、 式(I)の置換基であるY1、Y2およびY3基は、変数コードY01〜Y2
    7: 【表7】 から選ばれ、そして 式(I)の置換基であるXおよびZ基、並びにn変数は、変数コードXZn0
    1〜XZn24: 【表8】 から選ばれる、請求項16に記載の使用。
  19. 【請求項19】 ロイコトリエンB4拮抗薬は、式(II)に示される化合
    物、またはその塩、溶媒和物もしくはプロドラッグである、請求項16に記載の
    使用。 【化22】 [式中、 X2は、基: 【化23】 から選ばれるヘテロ環式基である。 R21は、エチル、2−プロペン−1−イル、3−プロペン−1−イル、n−
    プロピル、イソプロピル、n―ブチル、sec−ブチルまたはtert−ブチル
    である。 R22は、水素、n−ブチル、sec−ブチル、フルオロ、クロロ、−CF またはtert−ブチルである。 Z2は、カルボキシル、テトラゾリルまたはN−スルホンアミジルから選ばれ
    る酸性基である]
  20. 【請求項20】 ロイコトリエン拮抗薬は、以下の式によって示される化合
    物、またはその酸、塩、溶媒和物もしくはプロドラッグ誘導体から選ばれる化合
    物である、請求項19に記載の使用。 【化24】 【化25】 【化26】 【化27】 【化28】 【化29】
  21. 【請求項21】 ロイコトリエン拮抗薬は、以下の式によって示される化合
    物、またはその酸、塩、溶媒和物もしくはプロドラッグ誘導体から選ばれる、請
    求項20に記載の使用。 【化30】 【化31】
  22. 【請求項22】 治療学的に有効な量の以下の構造式(式A)の化合物また
    はその医薬的に許容し得る塩基付加塩で示されるロイコトリエン(LTB)拮
    抗薬を、治療学的に有効な量の1つ以上の抗がん剤と一緒に含む、哺乳動物にお
    ける癌の処置のための薬物の製造における使用。 【化32】 [式中、 R’は、C〜Cアルキル、C〜Cアルケニル、C〜Cアルキニ
    ル、C〜Cアルコキシ、(C〜Cアルキル)チオ、ハロまたはR置換
    フェニルである。 各R’およびR’は各々独立して、水素、ハロ、ヒドロキシ、C〜C アルキル、C〜Cアルコキシ、(C〜Cアルキル)−(O)S−、ト
    リフルオロメチルまたはジ(C〜Cアルキル)アミノである。 X’は−O−、−S−、−C(=O)もしくは−CH−であり、Y’は−O
    −もしくは−CH−であるか、または X’およびY’が一緒になった場合には、−X’−Y’−は、−CH=CH−
    もしくは−C≡C−である。 Z’は、直鎖または分枝のC〜C10アルキリデニルである。 A’は、結合、−O−、−S−、−CH=CH−または−CR−である
    。ここで、RおよびRは各々独立して、水素、C〜Cアルキルもしくは
    置換フェニルであるか、またはそれらが結合した炭素原子と一緒になってC 〜Cシクロアルキル環を形成する。 R’はRであるか、または以下の式: 【化33】 【化34】 (式中、 各Rは独立して、−COOH、5−テトラゾリル、−CON(Rまた
    は−CONSO10である。 各Rは、水素、C〜Cアルキル、C〜Cアルケニル、C〜C
    ルキニル、ベンジル、メトキシ、−W−R、−T−G−R、(C〜C
    ルキル)−T−(C〜Cアルキリデニル)−O−またはヒドロキシである。 Rは、水素またはハロである。 各Rは独立して、水素、フェニルもしくはC〜Cアルキルであるか、ま
    たは窒素原子と一緒になってモルホリノ、ピペリジノ、ピペラジノもしくはピロ
    リジノ基を形成する。 R10は、C〜Cアルキルまたはフェニルである。 R11は、R、−W−Rまたは−T−G−Rである。 各Wは、結合または炭素数が1〜8個である直鎖もしくは分枝のニ価の炭化水
    素基である。 各Gは、炭素数が1〜8個である直鎖または分枝のニ価の炭化水素基である。 各Tは、結合、−CH−、−O−、−NH−、−NHCO−,−C(=O)
    −または(O)S−である。 Kは、−C(=O)−または−CH(OH)−である。 各qは独立して、0、1または2である。 pは0または1である。 tは0または1である。そして、 pは0である場合には、Wが結合ではない) の1つである。 但し、Xが−O−または−S−である場合には、YはーO−ではない。そして
    、 Aが−O−または−S−である場合には、RはRではない]
  23. 【請求項23】 R’が、式: 【化35】 から選ばれる,請求項22に記載の使用。
  24. 【請求項24】 R’が、式: 【化36】 である、請求項23に記載の使用。
  25. 【請求項25】 化合物が、以下の化合物からなる群(A)〜群(KKKK
    )から選ばれる、請求項24に記載の使用。 A)2−メチル−2−(1H−テトラゾール−5−イル)−7−(2−エチル
    −4−(4−フルオロフェニル)−5−ヒドロキシフェノキシ)ヘプタン; B)2−メチル−2−(1H−テトラゾール−5−イル)−7−(2−エチル
    −4−(3−フルオロフェニル)−5−ヒドロキシフェノキシ)ヘプタン; C)3−(2−(3−(2−エチル−4−(4−フルオロフェニル)−5−ヒ
    ドロキシフェノキシ)プロポキシ)−6−(4−ジメチルアミノカルボニルブチ
    ルオキシ)フェニル)プロピオン酸; D)3−(2−(3−(2−エチル−4−(4−フルオロフェニル)−5−ヒ
    ドロキシフェノキシ)プロポキシ)フェニル)プロピオン酸; E)3−(2−(3−(2−エチル−4−(4−フルオロフェニル)−5−ヒ
    ドロキシフェノキシ)プロポキシ)−6−(4−カルボキシブチルオキシ)フェ
    ニル)プロピオン酸; F)3−(2−(3−(2−エチル−4−(4−フルオロフェニル)−5−ヒ
    ドロキシフェノキシ)プロポキシ)−6−メトキシフェニル)プロピオン酸; G)3−(2−(3−(2−エチル−4−(4−フルオロフェニル)−5−ヒ
    ドロキシフェノキシ)プロポキシ)−6−(4−(1H−テトラゾール−5−イ
    ル)ブチルオキシ)フェニル)プロピオン酸; H)3−(2−(4−(2−エチル−4−(4−フルオロフェニル)−5−ヒ
    ドロキシフェノキシ)−(1−ブテニル))フェニル)プロピオン酸メチル; I)3−(2−(4−(2−エチル−4−(4−フルオロフェニル)−5−ヒ
    ドロキシフェノキシ)−(1−ブテニル))フェニル)プロピオン酸; J)3−(2−(4−(2−エチル−4−(4−フルオロフェニル)−5−(
    ヒドロキシフェノキシ)ブチル)フェニル)プロピオン酸; K)3−(2−(4−(2−エチル−4−(4−フルオロフェニル)−5−ヒ
    ドロキシフェノキシ)ブチル)−6−メトキシフェニル)プロピオン酸; L)3−(2−(3−(2−エチル−4−(4−フルオロフェニル)−5−ヒ
    ドロキシフェノキシ)プロポキシ)−6−ヒドロキシフェニル)プロピオン酸メ
    チル; M)3−(2−(3−(2−エチル−4−(4−フルオロフェニル)−5−ヒ
    ドロキシフェノキシ)プロポキシ)−6−ヒドロキシフェニル)プロピオン酸; N)3−(2−(3−(2−エチル−4−(4−フルオロフェニル)−5−ヒ
    ドロキシフェノキシ)プロポキシ)−6−(4−ブチルオキシ)フェニル)プロ
    ピオン酸; O)3−(2−(3−(2−エチル−4−(4−フルオロフェニル)−5−ヒ
    ドロキシフェノキシ)プロポキシ)−6−(4−メチルチオブチルオキシ)フェ
    ニル)プロピオン酸; P)3−(2−(3−(2,4−ジー(4−フルオロフェニル)−5−ヒドロ
    キシフェノキシ)プロポキシ)−6−(4−カルボキシブトキシ)フェニル)プ
    ロピオン酸; Q)6−メチル−6−(1H−テトラゾール−5−イル)−11−(2−エチ
    ル−4−(4−フルオロフェニル)−5−ヒドロキシフェノキシ)ウンデカン; R)N,N−ジメチル−3−(2−(3−(2−エチル−4−(4−フルオロ
    フェニル)−5−ヒドロキシフェノキシ)プロポキシ)フェニル)プロピオンア
    ミド; S)N−メタンスルホニル−3−(2−(3−(2−エチル−4−(4−フル
    オロフェニル)−5−ヒドロキシフェノキシ)プロポキシ)フェニル)プロピオ
    ンアミド; T)N−フェニルスルホニル−3−(2−(3−(2−エチル−4−(4−フ
    ルオロフェニル)−5−ヒドロキシフェノキシ)プロポキシ)フェニル)プロピ
    オンアミド; U)3−(2−(3−(2−ブチル−4−(4−フルオロフェニル)−5−ヒ
    ドロキシフェノキシ)プロポキシ)フェニル)プロピオン酸; V)3−(2−(4−(2−エチル−4−(4−フルオロメチル)−5−ヒド
    ロキシフェノキシ)ブチルオキシ)フェニル)プロピオン酸エチル; W)3−(2−(4−(2−エチル−4−(4−フルオロフェニル)−5−ヒ
    ドロキシフェノキシ)ブチルオキシ)フェニル)プロピオン酸; X)3−(2−(3−(2−エチル−4−(4−フルオロフェニル)−5−ヒ
    ドロキシフェノキシ)プロポキシ)−6−(4−メトキシカルボニル)フェノキ
    シ)フェニル)プロピオン酸メチル; Y)3−(2−(3−(2−エチル−4−(4−フルオロフェニル)−5−ヒ
    ドロキシフェノキシ)プロポキシ)−6−(4−カルボキシフェノキシ)フェニ
    ル)プロピオン酸; Z)3−(2−(3−(2−エチル−4−(4−フルオロフェニル)−5−ヒ
    ドロキシフェノキシ)プロポキシ)−4−(4−カルボキシフェノキシ)フェニ
    ル)プロピオン酸; AA)3,3−ジメチル−3−(2−(3−(2−エチル−4−(4−フルオ
    ロフェニル)−5−ヒドロキシフェノキシ)プロポキシ)フェニル)プロピオン
    酸; BB)2−メチル−2−(1H−テトラゾール−5−イル)−3−(2−(3
    −(2−エチル−4−(4−フルオロフェニル)−5−ヒドロキシフェノキシ)
    プロポキシ)フェニル)プロパン; CC)2−メチル−2−(1H−テトラゾール−5−イル)−3−ヒドロキシ
    −3−(2−(3−(2−エチル−4−(4−フルオロフェニル)−5−ヒドロ
    キシフェノキシ)プロポキシ)フェニル)プロパン; DD)3−(2−(3−(2−ブロモ−4−(4−フルオロフェニル)−5−
    ヒドロキシフェノキシ)プロポキシ)フェニル)プロピオン酸; EE)3−(2−(3−(2−エチルチオ−4−(4−フルオロフェニル)−
    5−ヒドロキシフェノキシ)プロポキシ)フェニル)プロピオン酸; FF)3−(2−ヒドロキシ−3−(4−メトキシカルボニルブチル)−6−
    (3−(2−エチル−4−(4−フルオロフェニル)−5−ヒドロキシフェノキ
    シ)プロポキシ)フェニル)プロピオン酸メチル; GG)5−(3−(2−エチル−4−(4−フルオロフェニル)−5−ヒドロ
    キシフェノキシ)プロポキシ)−8−(4−カルボキシブチル)ジヒドロクマリ
    ン; HH)2−フェニル−4−エチル−5−[6−(2H−テトラゾール−5−イ
    ル)−6−メチルヘプチルオキシ]フェノール・ナトリウム塩; II)2−(4−メチルフェニル)−4−エチル−5−[6−メチル−6−(
    2H−テトラゾール−5−イル)ヘプチルオキシ]フェノール・ニナトリウム塩
    ; JJ)2−(3−メチルフェニル)−4−エチル−5−[6−メチル−6−(
    2H−テトラゾール−5−イル)ヘプチルオキシ]フェノール・ナトリウム塩; KK)2−(2−メチルフェニル)−4−エチル−5−[6−メチル−6−(
    2H−テトラゾール−5−イル)ヘプチルオキシ]フェノール・ニナトリウム塩
    ; LL)2−(4−メトキシフェニル)−4−エチル−5−[6−メチル−6−
    (2H−テトラゾール−5−イル)ヘプチルオキシ]フェノール・ナトリウム塩
    ; MM)2−(3−メトキシフェニル)−4−エチル−5−[6−メチル−6−
    (2H−テトラゾールー5−イル)ヘプチルオキシ]フェノール・ナトリウム塩
    ; NN)2−(4−トリフルオロメチルフェニル)−4−エチル−5−[6−メ
    チル−6−(2H−テトラゾール−5−イル)ヘプチルオキシ]フェノール・ニ
    ナトリウム塩; OO)2−(3−ジメチルアミノフェニル)−4−エチル−5−[6−メチル
    −6−(2H−テトラゾール−5−イル)ヘプチルオキシ]フェノール・ニナト
    リウム塩; PP)3−(5−(6−(4−フェニル−5−ヒドロキシ−2−エチルフェノ
    キシ)プロポキシ)−2−カルボキシメチル−1,2,3,4−テトラヒドロナ
    フタレン−1(2H)−オン)プロパン酸; QQ)3−(5−(6−(4−(4−フルオロフェニル)−5−ヒドロキシ−
    2−エチルフェノキシ)プロポキシ)−2−カルボキシメチル−1,2,3,4
    −テトラヒドロナフタレン−1(2H)−オン)プロパン酸; RR)3−(4−(5−(4−(4−フルオロフェニル)−5−ヒドロキシ−
    2−エチルフェノキシ)プロポキシ)−2−カルボキシメチル−2,3−ジヒド
    ロインデン−1(2H)−オン)プロパン酸; SS)3,3−ジメチル−5−(3−(2−カルボキシエチル)−4−(3−
    (4−フルオロフェニル)−5−ヒドロキシ−2−エチルフェノキシ)プロポキ
    シ)フェニル)−5−オキソペンタン酸; TT)7−[3−[(5−エチル−2−ヒドロキシ−[1,1’−ビフェニル
    ]−4−イル)オキシ]プロポキシ]−3,4−ジヒドロ−8−プロピル−2H
    −1−ベンゾピラン−2−カルボン酸; UU)8−プロピル−7−[3−[4−(4−フルオロフェニル)−2−エチ
    ル−5−ヒドロキシフェノキシ]プロポキシ]−3,4−ジヒドロ−2H−1−
    ベンゾピラン−2−カルボン酸; VV)2−[3−[3−[(5−エチル−2−ヒドロキシー[1,1’−ビフ
    ェニル]−4−イル)オキシ]プロポキシ]−2−プロピルフェノキシ]プロパ
    ン酸; WW)2−[4−クロロフェニル)−4−エチル−5−[6−メチル−6−(
    2H−テトラゾール−5−イル)ヘプチルオキシ]フェノール・モノナトリウム
    塩; XX)2−(3,5−ジクロロフェニル)−4−エチル−5−[6−メチル−
    6−(2H−テトラゾール−5−イル)ヘプチルオキシ]フェノール・モノナト
    リウム塩; YY)3−[2−[3−[(5−エチル−2−ヒドロキシー[1.1’−ビフ
    ェニル)−4−イル)オキシ]プロポキシ]−1−ジベンゾフラン]プロパン酸
    ・ニナトリウム塩; ZZ)7−カルボキシ−9−オキソ−3−[3−(2−エチル−5−ヒドロキ
    シ−4−フェニルフェノキシ)プロポキシ]−9H−キサンテン−4−プロパン
    酸・ニナトリウム塩・一水和物; AAA)2−[2−プロピル−3−[3−(2−エチル−5−ヒドロキシ−4
    −フェニルフェノキシ)プロポキシ]フェノキシ]安息香酸ナトリウム塩・ヘミ
    水和物; BBB)3−[3−(2−エチル−5−ヒドロキシ−4−フェニルフェノキシ
    )プロポキシ][1,1’−ビフェニル)]−4−プロパン酸・ニナトリウム塩
    ・一水和物; CCC)5−エチル−4−[3−[2−プロピル−3−[2−(2H−テトラ
    ゾール−5−イル)フェノキシ]フェノキシ]プロポキシ][1,1’−ビフェ
    ニル]−2−オール・ニナトリウム塩・セスキ水和物; DDD)3−[4−[3−(2−エチル−5−ヒドロキシ−4−フェニルフェ
    ノキシ)プロポキシ]−9−オキソ−9H−キサンテン]]プロパン酸・ナトリ
    ウム塩・ヘミ水和物; EEE)2−フルオロ−6−[2−プロピル−3−[3−(2−エチル−5−
    ヒドロキシ−4−フェニルフェノキシ)プロポキシ]フェノキシ]安息香酸・ニ
    ナトリウム塩; FFF)2−[2−プロピル−3−[3−[2−エチル−4−(4−フルオロ
    フェニル)−5−ヒドロキシフェノキシ]プロポキシ]フェノキシ]安息香酸・
    ナトリウム塩; GGG)3−[4−[7−カルボキシ−9−オキソ−3−[3−〔2−エチル
    −4−(4−フルオロフェニル)−5−ヒドロキシフェノキシ]プロポキシ]−
    9H−キサンテン]]プロパン酸・ニナトリウム塩・三水和物; HHH)3−[4−[9−オキソ−3−[3−[2−エチル−4−(4−フル
    オロフェニル)−5−ヒドロキシフェノキシ]プロポキシ]−9H−キサンテン
    ]]プロパン酸; III)3−[2−[1−[2−エチル−4−(4−フルオロフェニル)−5
    −ヒドロキシフェノキシ]プロポキシ]−4−(5−オキソ−5−モルホリノペ
    ンタンアミド)フェニル]プロパン酸; JJJ)2−フルオロ−6−[2−プロピル−3−[3−[2−エチル−5−
    ヒドロキシ−4−(4−フルオロフェニル)フェノキシ]プロポキシ]フェノキ
    シ]安息香酸・ニナトリウム塩・水和物; KKK)4−フルオロ−2−[2−[2−プロピル−3−[3−[2−エチル
    −5−ヒドロキシ−4−(4−フルオロフェニル)フェノキシ]プロポキシ]フ
    ェノキシ]安息香酸; LLL)2−[2−プロピル−3−[5−[2−エチル−5−ヒドロキシ−4
    −(4−フルオロフェニル)フェノキシ]ペントキシ]フェノキシ]安息香酸; MMM)2−[2−プロピル−3−[4−[2−エチル−5−ヒドロキシ−4
    −(4−フルオロフェニル)フェノキシ]ブトキシ]フェノキシ]安息香酸・セ
    スキ水和物; NNN)2−[2−(2−メチルプロピル)−3−[3−[2−エチル−5−
    ヒドロキシ−4−(4−フルオロフェニル)フェノキシ]プロポキシ]フェノキ
    シ]安息香酸; OOO)2−[2−ブチル−3−[3−[2−エチル−5−ヒドロキシ−4−
    (4−フルオロフェニル)フェノキシ]プロポキシ]フェノキシ]安息香酸・水
    和物; PPP)2−[2−(フェニルメチル)−3−[3−[2−エチル−5−ヒド
    ロキシ−4−(4−フルオロフェニル)フェノキシ]プロポキシ]フェノキシ]
    安息香酸; QQQ)2−[2−プロピル−3−[3−[2−エチル−5−ヒドロキシ−4
    −(4−フルオロフェニル)フェノキシ]プロポキシ]フェノキシ]フェニル酢
    酸; RRR)2−[2−プロピル−3−[3−[2−エチル−5−ヒドロキシ−4
    −(4−フルオロフェニル)フェノキシ]プロポキシ]ベンゾイル]安息香酸; SSS)2−[[2−プロピル−3−[3−[2−エチル−5−ヒドロキシ−
    4−(4−フルオロフェニル)フェノキシ]プロポキシ]フェニル]メチル]安
    息香酸; TTT)2−[2−プロピル−3−[3−[2−エチル−4−(4−フルオロ
    フェニル)−5−ヒドロキシフェノキシ]プロポキシ]チオフェノキシ]安息香
    酸; UUU)2−[2−プロピル−3−[3−〔2−エチル−4−(4−フルオロ
    フェニル)−5−ヒドロキシフェノキシ]プロポキシ]フェニルスルフィニル]
    安息香酸; VVV)2−[2−プロピル−3−[3−[2−エチル−4−(4−フルオロ
    フェニル)−5−ヒドロキシフェノキシ]プロポキシ]フェニルスルホニル]安
    息香酸・水和物; WWW)5−[3−[2−(1−カルボキシ)エチル]−4−[3−[2−エ
    チル−4−(4−フルオロフェニル)−5−ヒドロキシフェノキシ]プロポキシ
    ]フェニル]−4−ペンチン酸・ニナトリウム塩・0.4水和物; XXX)1−フェニル−1−(1H−テトラゾール−5−イル)−6−(2−
    エチル−4−(4−フルオロフェニル)−5−ヒドロキシフェノキシ)ヘキサン
    ; YYY)1−(4−カルボキシメトキシ)フェニル)−1−(1H−テトラゾ
    ール−5−イル)−6−(2−エチル−4−(4−フルオロフェニル)−5−ヒ
    ドロキシフェノキシ)ヘキサン; ZZZ)1−(4−ジメチルアミノカルボニルメトキシ)フェニル)−1−(
    1H−テトラゾール−5−イル)−6−(2−エチル−4−(4−フルオロフェ
    ニル)−5−ヒドロキシフェノキシ)ヘキサン; AAAA)3−(2−(3−(2−エチル−4−(4−フルオロフェニル)−
    5−ヒドロキシフェノキシ)プロポキシ)フェニル]−E−プロペン酸; BBBB)3−(2−(3−(2−エチル−4−(4−フルオロメチル)−5
    −ヒドロキシフェノキシ)プロポキシ)フェニル)−2−メチル−E−プロペン
    酸; CCCC)5−(2−(2−(3−(2−エチル−4−(4−フルオロフェニ
    ル)−5−ヒドロキシフェノキシ)プロポキシ)フェニル)エチル)−1H−テ
    トラゾール; DDDD)3−(2−(3−(2−エチル−4−(4−フルオロフェニル)−
    5−ヒドロキシフェノキシ)プロポキシ)−4−(4−カルボキシブチルオキシ
    )フェニル)プロピオン酸; EEEE)5−[3−[4−(4−フルオロフェニル)−2−エチル−5−ヒ
    ドロキシフェノキシ]プロポキシ]−3,4−ジヒドロ−2H−1−ベンゾピラ
    ン−2−オン; FFFF)3−(3−{3−[2−エチル−4−(4−フルオロフェニル)−
    5−ヒドロキシフェニルオキシ]プロポキシ}フェニル)プロパン酸; GGGG)3−(3−{3−[2−エチル−4−(4−フルオロフェニル)−
    5−ヒドロキシフェニルオキシ]プロポキシ}−4−プロピルフェニル)プロパ
    ン酸・ナトリウム塩; HHHH)3−(4−{3−[2−エチル−4−(4−フルオロフェニル)−
    5−ヒドロキシフェニルオキシ]プロポキシ}−3−プロピルフェニル)プロパ
    ン酸; IIII)3−(3−{3−[2−エチル−4−(4−フルオロフェニル)−
    5−ヒドロキシフェニルオキシ]プロポキシ}−2−プロピルフェニル)プロパ
    ン酸; JJJJ)3−{3−[3−(2−エチルー5−ヒドロキシフェニルオキシ)
    プロポキシ]−2−プロピルフェニル}プロパン酸・ニナトリウム塩;および KKKK)2−[3−[3−[2−エチル−5−ヒドロキシ−4−(4−フル
    オロフェニル)フェノキシ]プロポキシ]ベンゾイル]安息香酸・ニナトリウム
    塩・ヘミ水和物。
  26. 【請求項26】 ロイコトリエン(LTB)拮抗薬が、構造式(式B): 【化37】 で示される化合物、すなわち2−[2−プロピル−3−[3−[2−エチル−5
    −ヒドロキシ−4−(4−フルオロフェニル)フェノキシ]プロポキシ]フェノ
    キシ]安息香酸、またはその医薬的に許容し得る塩である、請求項22に記載の
    使用。
  27. 【請求項27】 抗癌剤は、ブスルファン、カルボプラチン、カルムスチン
    、シスプラチン、シクロホスファミド、ダカーバジン、イホスファミド、ロムス
    チン、ストレプトゾシン、オキサリプラチン、テモゾロミド、ブレオマイシン、
    ダクチノマイシン、ダウノルビシン、ドキソルビシン、イダルビシン、マイトマ
    イシン−C,プリカマイシン、クリプトフィシン、シタラビン、フロクスウリジ
    ン、フルダラビン、5−フルオロウラシル、オキシ尿素、6−メルカプトプリン
    、メトトレキセート、チオグアニン、カペシタビン、アルデスロイキン、インタ
    ーフェロンα−2A、インターロイキン−2、インターロイキン−12(組換え
    型)、インターフェロンα−2B(組換え型)、インターフェロンα−n3、イ
    ンターフェロンγ−1B、ヘルセプチンインターロイキン−2、インターロイキ
    ン−12、アミノグルテチミド、アナストロゾール、フルタミド、ゴセレリン、
    ロイプロリド、メゲステロール、ミトタン、タモキシフェン、クロラムブチル、
    エストラムスチン、メクロレタミン、メルファラン、チオテパ、ドセタキセル、
    エトポシド、イリノテカンHCl、パクリタクセル、テニポシド、トポテカン、
    ビンブラスチン、ビンクリスチン、ビノレルビン、アルトレタミン、アミフォス
    チンアスパラギナーゼ−大腸菌、BCG生ワクチン(膀胱内)、クラドリビン、
    ロイコホリン、レバミソール、ミトキサントロン、ペガスパルガーゼ、ペントス
    タチンおよびプロカルバジンからなる群から選ばれる、請求項15に記載の使用
  28. 【請求項28】 抗癌剤は、ブスルファン、カルボプラチン、カルムスチン
    、シスプラチン、シクロホスファミド、ダカーバジン、イホスファミド、ロムス
    チン、ストレプトゾシン、オキサリプラチン、テモゾロミド、ブレオマイシン、
    ダクチノマイシン、ダウノルビシン、ドキソルビシン、イダルビシン、マイトマ
    イシン−C,プリカマイシン、クリプトフィシン、シタラビン、フロクスウリジ
    ン、フルダラビン、5−フルオロウラシル、オキシ尿素、6−メルカプトプリン
    、メトトレキセート、チオグアニン、カペシタビン、アルデスロイキン、インタ
    ーフェロンα−2A、インターロイキン−2、インターロイキン−12(組換え
    型)、インターフェロンα−2B(組換え型)、インターフェロンα−n3、イ
    ンターフェロンγ−1B、ヘルセプチンインターロイキン−2、インターロイキ
    ン−12、アミノグルテチミド、アナストロゾール、フルタミド、ゴセレリン、
    ロイプロリド、メゲステロール、ミトタン、タモキシフェン、クロラムブチル、
    エストラムスチン、メクロレタミン、メルファラン、チオテパ、ドセタキセル、
    エトポシド、イリノテカンHCl、パクリタクセル、テニポシド、トポテカン、
    ビンブラスチン、ビンクリスチン、ビノレルビン、アルトレタミン、アミフォス
    チンアスパラギナーゼ−大腸菌、BCG生ワクチン(膀胱内)、クラドリビン、
    ロイコホリン、レバミソール、ミトキサントロン、ペガスパルガーゼ、ペントス
    タチンおよびプロカルバジンからなる群から選ばれる、請求項26に記載の使用
  29. 【請求項29】 治療学的に有効な量のロイコトリエン(LTB)拮抗薬
    および1つ以上の抗癌剤を含む組成物をヒトの患者に投与することによる、該患
    者の癌の処置法。
  30. 【請求項30】 式(I)で示される化合物、またはその医薬的に許容し得
    る塩、溶媒和物もしくはプロドラッグ誘導体であるロイコトリエン(LTB
    拮抗薬と、治療学的に有効な量の1つ以上の抗癌剤とを組み合わせた、請求項2
    9に記載の方法。 【化38】 [式中、 Xは、 (i)硫黄、窒素もしくは酸素から独立して選ばれる1〜4個のヘテロ原子を
    含有する5員の置換もしくは無置換のヘテロ環式基、または (ii)炭素環式基が該5員ヘテロ環式基(i)の隣接する炭素原子の2個と
    縮合した縮合ニ環式基 からなる群から選ばれる。 Yは、結合または1〜9個の原子を含有するニ価の連結基である。 YおよびYは、−CH−、−O−または−S−から独立して選ばれるニ
    価の連結基である。 Zは、酸性基である。 R1は、C〜C10アルキル、アリール、C〜Cシクロアルキル、C 〜C10アルケニル、C〜C10アルキニル、C〜C20アラルキル、C 〜C20アルカアリール、C〜C10ハロアルキル、C〜C20アリールオ
    キシまたはC〜C10アルコキシである。 R2は、水素、ハロゲン、C〜C10ハロアルキル、C〜C10アルコキ
    シ、C〜C10アルキル、C〜Cシクロアルキル、酸性基または−(CH 1〜7(酸性基)である。 R3は、水素、ハロゲン、C〜C10アルキル、アリール、C〜C10
    ロアルキル、C〜C10アルコキシ、C〜C20アリールオキシまたはC 〜Cシクロアルキルである。 R4は、C〜Cアルキル、C〜Cシクロアルキル、−(CH1〜 −(C〜Cシクロアルキル)、C〜Cアルケニル、C〜Cアルキ
    ニル、ベンジルまたはアリールである。そして、 nは、0、1、2、3、4、5または6である]
  31. 【請求項31】 Xが、以下の式によって示される置換基からなる群から選
    ばれるヘテロ環式基である、請求項30に記載の方法。 【化39】 【化40】 【化41】 [式中、 R10は、水素またはC〜Cアルキルから選ばれる基である。そして、 R11は、水素、ハロ、C〜C10アルキル、C〜C10ハロアルキル、
    〜C10アルコキシ、アリールまたはC〜C20アリールオキシから選ば
    れる基である]
  32. 【請求項32】 式(I)の置換基であるR1、R2、R3およびR4基は
    、変数コードR01〜R16: 【表9】 から選ばれ、 式(I)の置換基であるY1、Y2およびY3基は、変数コードY01〜Y2
    7: 【表10】 から選ばれ、そして 式(I)の置換基であるXおよびZ基、並びにn変数は、変数コードXZn0
    1〜XZn24: 【表11】 から選ばれる、請求項31に記載の方法。
  33. 【請求項33】 ロイコトリエンB4拮抗薬が、式(II)によって示され
    る化合物、またはその塩、溶媒和物もしくはプロドラッグである、請求項30に
    記載の方法。 【化42】 [式中、 X2は、式: 【化43】 から選ばれるヘテロ環式基である。 R21は、エチル、2−プロペン−1−イル、3−プロペン−1−イル、n―
    プロピル、イソプロピル、n−ブチル、sec−ブチルまたはtert−ブチル
    である。 R22は、水素、n−ブチル、sec−ブチル、フルオロ、クロロ、−CF またはtert−ブチルである。 Z2は、カルボキシル、テトラゾリルまたはN−スルホンアミジルから選ばれ
    る酸性基である]
  34. 【請求項34】 ロイコトリエン拮抗薬は、以下の式によって示される化合
    物、またはその酸、塩、溶媒和物もしくはプロドラッグ誘導体から選ばれる化合
    物である、請求項33に記載の方法。 【化44】 【化45】 【化46】 【化47】 【化48】 【化49】
  35. 【請求項35】 ロイコトリエン拮抗薬は、以下の式によって示される化合
    物、またはその酸、塩、溶媒和物もしくはプロドラッグ誘導体である、請求項3
    4に記載の方法。 【化50】 【化51】
  36. 【請求項36】 ロイコトリエン(LTB)拮抗薬は、構造式(式A)の
    化合物、またはその医薬的に許容し得る塩基付加塩によって示される、請求項2
    9に記載の方法。 【化52】 [式中、 R’は、C〜Cアルキル、C〜Cアルケニル、C〜Cアルキニ
    ル、C〜Cアルコキシ、(C〜Cアルキル)チオ、ハロまたはR−置
    換フェニルである。 各R’またはR’は各々独立して、水素、ハロ、ヒドロキシ、C〜C アルキル、C〜Cアルコキシ、(C〜Cアルキル)−(O)S−、ト
    リフルオロメチルまたはジ(C〜Cアルキル)アミノである。 X’は−O−、−S−、−C(=O)もしくは−CH−であり、Y’は−O
    −もしくは−CH−であるか、または X’およびY’が一緒になった場合には、−X’−Y’−は、−CH=CH−
    もしくは−C≡C−である。 Z’は、直鎖または分枝のC〜C10アルキリデニルである。 A’は、結合、−O−、−S−、−CH=CH−または−CR−である
    。ここで、RおよびRは各々独立して、水素、C〜Cアルキルもしくは
    置換フェニルであるか、またはそれらが結合した炭素原子と一緒になってC 〜Cシクロアルキル環を形成する。 R’はRであるか、または以下の式: 【化53】 【化54】 (式中、 各Rは独立して、−COOH、5−テトラゾリル、−CON(Rまた
    は−CONHSO10である。 各Rは、水素、C〜Cアルキル、C〜Cアルケニル、C〜C
    ルキニル、ベンジル、メトキシ、−W−R−、−T−G−R、(C〜C アルキル)−T−(C〜Cアルキリデニル)−O−またはヒドロキシである
    。 Rは、水素またはハロである。 各Rは独立して、水素、フェニルもしくはC〜Cアルキルであるか、ま
    たは窒素原子と一緒になってモルホリノ、ピペリジノ、ピペラジノもしくはピロ
    リジノ基を形成する。 R10は、C〜Cアルキルまたはフェニルである。 R11は、R、−W−R−または−T−G−Rである。 各Wは、結合または炭素数が1〜8個である直鎖もしくは分枝のニ価の炭化水
    素基である。 各Gは、炭素数が1〜8個である直鎖または分枝のニ価の炭化水素基である。 各Tは、結合、−CH−、−O−、−NH−、−NHCO−、−C(=O)
    −または(O)S−である。 Kは、−C(=O)−または−CH(OH)−である。 各qは独立して0、1または2である。 pは0または1である。 tは0または1である。そして、 pが0である場合には、Wは結合ではない) の1つである。 但し、Xが−O−または−S−である場合には、Yは−O−ではない。 Aが−O−または−S−である場合には、RはRではない]
  37. 【請求項37】 R’は、式: 【化55】 から選ばれる、請求項36に記載の方法。
  38. 【請求項38】 R4’は式: 【化56】 である、請求項37に記載の組成物。
  39. 【請求項39】 化合物は、以下の化合物からなる群(A)〜(KKKK)
    から選ばれる、請求項36に記載の方法。 A)2−メチル−2−(1H−テトラゾール−5−イル)−7−(2−エチル
    −4−(4−フルオロフェニル)−5−ヒドロキシフェノキシ)ヘプタン; B)2−メチル−2−(1H−テトラゾール−5−イル)−7−(2−エチル
    −4−(3−フルオロフェニル)−5−ヒドロキシフェノキシ)ヘプタン; C)3−(2−(3−(3−エチル−4−(4−フルオロフェニル)−5−ヒ
    ドロキシフェノキシ)プロポキシ)−6−(4−ジメチルアミノカルボニルブチ
    ルオキシ)フェニル)プロピオン酸; D)3−(2−(3−(2−エチル−4−(4−フルオロフェニル)−5−ヒ
    ドロキシフェノキシ)プロポキシ)フェニル)プロピオン酸; E)3−(2−(3−(2−エチル−4−(4−フルオロフェニル)−5−ヒ
    ドロキシフェノキシ)プロポキシ)−6―(4−カルボキシブチルオキシ)フェ
    ニル)プロピオン酸; F)3−(2−(3−(2−エチル−4−(4−フルオロフェニル)−5−ヒ
    ドロキシフェノキシ)プロポキシ)−6−メトキシフェニル)プロピオン酸; G)3−(2−(3−(2−エチル−4−(4−フルオロフェニル)−5−ヒ
    ドロキシフェノキシ)プロポキシ)−6−(4−(1H−テトラゾール−5−イ
    ル)ブチルオキシ)フェニル)プロピオン酸; H)3−(2−(4−(2−エチル−4−(4−フルオロフェニル)−5−ヒ
    ドロキシフェノキシ)−(1−ブテニル))フェニル)プロピオン酸メチル; I)3−(2−(4−(2−エチル−4−(4−フルオロフェニル)−5−ヒ
    ドロキシフェノキシ)−(1−ブテニル))フェニル)プロピオン酸; J)3−(2−(4−(2−エチル−4−(4−フルオロフェニル)−5−(
    ヒドロキシフェノキシ)ブチル)フェニル)プロピオン酸; K)3−(2−(4−(2−エチル−4−(4−フルオロフェニル)−5−ヒ
    ドロキシフェノキシ)ブチル)−6−メトキシフェニル)プロピオン酸; L)3−(2−(3−(2−エチル−4−(4−フルオロフェニル)−5−ヒ
    ドロキシフェノキシ)プロポキシ)−6−ヒドロキシフェニル)プロピオン酸メ
    チル; M)3−(2−(3−(2−エチル−4−(4−フルオロフェニル)−5−ヒ
    ドロキシフェノキシ)プロポキシ)−6−ヒドロキシフェニル)プロピオン酸; N)3−(2−(3−(2−エチル−4−(4−フルオロフェニル)−5−ヒ
    ドロキシフェノキシ)プロポキシ)−6−(4−ブチルオキシ)フェニル)プロ
    ピオン酸; O)3−(2−(3−(2−エチル−4−(4−フルオロフェニル)−5−ヒ
    ドロキシフェノキシ)プロポキシ)−6−(4−メチルチオブチルオキシ)フェ
    ニル)プロピオン酸; P)3−(2−(3−(2,4−ジー(4−フルオロフェニル)−5−ヒドロ
    キシフェノキシ)プロポキシ)−6−(4−カルボキシブトキシ)フェニル)プ
    ロピオン酸; Q)6−メチル−6−(1H−テトラゾール−5−イル)−11−(2−エチ
    ル−4−(4−フルオロフェニル)−5−ヒドロキシフェノキシ)ウンデカン; R)N,N−ジメチル−3−(2−(3−(2−エチル−4−(4−フルオロ
    フェニル)−5−ヒドロキシフェノキシ)プロポキシ)フェニル)プロピオンア
    ミド; S)N−メタンスルホニル−3−(2−(3−(2−エチル−4−(4−フル
    オロフェニル)−5−ヒドロキシフェノキシ)プロポキシ)フェニル)プロピオ
    ンアミド; T)N−フェニルスルホニル−3−(2−(3−(2−エチル−4−(4−フ
    ルオロフェニル)−5−ヒドロキシフェノキシ)プロポキシ)フェニル)プロピ
    オンアミド; U)3−(2−(3−(2−ブチル−4−(4−フルオロフェニル)−5−ヒ
    ドロキシフェノキシ)プロポキシ)フェニル)プロピオン酸; V)3−(2−(4−(2−エチル−4−(4−フルオロフェニル)−5−ヒ
    ドロキシフェノキシ)ブチルオキシ)フェニル)プロピオン酸エチル; W)3−(2−(4−(2−エチル−4−(4−フルオロフェニル)−5−ヒ
    ドロキシフェノキシ)ブチルオキシ)フェニル)プロピオン酸; X)3−(2−(3−(2−エチル−4−(4−フルオロフェニル)−5−ヒ
    ドロキシフェノキシ)プロポキシ)−6−(4−メトキシカルボニル)フェノキ
    シ)フェニル)プロピオン酸メチル; Y)3−(2−(3−(2−エチル−4−(4−フルオロフェニル)−5−ヒ
    ドロキシフェノキシ)プロポキシ)−6−(4−カルボキシフェノキシ)フェニ
    ル)プロピオン酸; Z)3−(2−(3−(2−エチル−4−(4−フルオロフェニル)−5−ヒ
    ドロキシフェノキシ)プロポキシ)−4−(4−カルボキシフェノキシ)フェニ
    ル)プロピオン酸; AA)3,3−ジメチル−3−(2−(3−(2−エチル−4−(4−フルオ
    ロフェニル)−5−ヒドロキシフェノキシ)プロポキシ)フェニル)プロピオン
    酸; BB)2−メチル−2−(1H−テトラゾール−5−イル)−3−(2−(3
    −(2−エチル−4−(4−フルオロフェニル)−5−ヒドロキシフェノキシ)
    プロポキシ)フェニル)プロパン; CC)2−メチル−2−(1H−テトラゾール−5−イル)−3−ヒドロキシ
    −3−(2−(3−(2−エチル−4−(4−フルオロフェニル)−5−ヒドロ
    キシフェノキシ)プロポキシ)フェニル)プロパン; DD)3−(2−(3−(2−ブロモ−4−(4−フルオロフェニル)−5−
    ヒドロキシフェノキシ)プロポキシ)フェニル)プロピオン酸; EE)3−(2−(3−(2−エチルチオ−4−(4−フルオロフェニル)−
    5−ヒドロキシフェノキシ)プロポキシ)フェニル)プロピオン酸; FF)3−(2−ヒドロキシ−3−(4−メトキシカルボニルブチル)−6−
    (3−(2−エチル−4−(4−フルオロフェニル)−5−ヒドロキシフェノキ
    シ)プロポキシ)フェニル)プロピオン酸メチル; GG)5−(3−(2−エチル−4−(4−フルオロフェニル)−5−ヒドロ
    キシフェノキシ)プロポキシ)−8−(4−カルボキシブチル)ジヒドロクマリ
    ン; HH)2−フェニル−4−エチル−5−[6−(2H−テトラゾール−5−イ
    ル)−6−メチルフヘプチルオキシ]フェノール・ナトリウム塩; II)2−(4−メチルフェニル)−4−エチル−5−[6−メチル−6−(
    2H−テトラゾール−5−イル)ヘプチルオキシ]フェノール・ニナトリウム塩
    ; JJ)2−(3−メチルフェニル)−4−エチル−5−[6−メチル−6−(
    2H−テトラゾール−5−イル)ヘプチルオキシ]フェノール・ナトリウム塩; KK)2−(2−メチルフェニル)−4−エチル−5−[6−メチル−6−(
    2H−テトラゾール−5−イル)ヘプチルオキシ]フェノール・ニナトリウム塩
    ; LL)2−(4−メトキシフェニル)−4−エチル−5−[6−メチル−6−
    (2H−テトラゾール−5−イル)ヘプチルオキシ]フェノール・ナトリウム塩
    ; MM)2−(3−メトキシフェニル)−4−エチル−5−[6−メチル−6−
    (2H−テトラゾールー5−イル)ヘプチルオキシ]フェノール・ナトリウム塩
    ; NN)2−(4−トリフルオロメチルフェニル)−4−エチル−5−[6−メ
    チル−6−(2H−テトラゾール−5−イル)ヘプチルオキシ]フェノール・ニ
    ナトリウム塩; OO)2−(3−ジメチルアミノフェニル)−4−エチル−5−[6−メチル
    −6−(2H−テトラゾール−5−イル)ヘプチルオキシ]フェノール・ニナト
    リウム塩; PP)3−(5−(6−(4−フェニル−5−ヒドロキシ−2−エチルフェノ
    キシ)プロポキシ)−2−カルボキシメチル−1,2,3,4−テトラヒドロナ
    フタレン−1(2H)−オン)プロピオン酸; QQ)3−(5−(6−(4−(4−フルオロフェニル)−5−ヒドロキシ−
    2−エチルフェノキシ)プロポキシ)−2−カルボキシメチル−1,2,3,4
    −テトラヒドロナフタレン−1(2H)−オン)プロパン酸; RR)3−(4−(5−(4−(4−フルオロフェニル)−5−ヒドロキシ−
    2−エチルフェノキシ)プロポキシ)−2−カルボキシメチル−2,3−ジヒド
    ロインデン−1(2H)−オン)プロパン酸; SS)3,3−ジメチル−5−(3−(2−カルボキシエチル)−4−(3−
    (4−フルオロフェニル)−5−ヒドロキシ−2−エチルフェノキシ)プロポキ
    シ)フェニル)−5−オキソペンタン酸; TT)7−[3−[(5−エチル−2−ヒドロキシ[1,1’−ビフェニル]
    −4−イル)オキシ]プロポキシ]−3,4−ジヒドロ−8−プロピル−2H−
    1−ベンゾピラン−2−カルボン酸; UU)8−プロピル−7−[3−[4−(4−フルオロフェニル)−2−エチ
    ル−5−ヒドロキシフェノキシ]プロポキシ]−3,4−ジヒドロ−2H−1−
    ベンゾピラン−2−カルボン酸; VV)2−[3−[3−[(5−エチル−2−ヒドロキシー[1,1’−ビフ
    ェニル]−4−イル)オキシ]プロポキシ]−2−プロピルフェノキシ]プロパ
    ン酸; WW)2−[4−クロロフェニル)−4−エチル−5−[6−メチル−6−(
    2H−テトラゾール−5−イル)ヘプチルオキシ]フェノール・モノナトリウム
    塩; XX)2−(3,5−ジクロロフェニル)−4−エチル−5−[6−メチル−
    6−(2H−テトラゾール−5−イル)ヘプチルオキシ]フェノール・モノナト
    リウム塩; YY)3−[2−[3−[(5−エチル−2−ヒドロキシ[1.1’−ビフェ
    ニル)−4−イル)オキシ]プロポキシ]−1−ジベンゾフラン]プロパン酸・
    ニナトリウム塩; ZZ)7−カルボキシ−9−オキソ−3−[3−(2−エチル−5−ヒドロキ
    シ−4−フェニルフェノキシ)プロポキシ]−9H−キサンテン−4−プロパン
    酸・ニナトリウム塩・一水和物; AAA)2−[2−プロピル−3−[3−(2−エチル−5−ヒドロキシ−4
    −フェニルフェノキシ)プロポキシ]フェノキシ]安息香酸ナトリウム塩・ヘミ
    水和物; BBB)3−[3−(2−エチル−5−ヒドロキシ−4−フェニルフェノキシ
    )プロポキシ][1,1’−ビフェニル)]−4−プロパン酸・ニナトリウム塩
    ・一水和物; CCC)5−エチル−4−[3−[2−プロピル−3−[2−(2H−テトラ
    ゾール−5−イル)フェノキシ]フェノキシ]プロポキシ][1,1’−ビフェ
    ニル]−2−オール・ニナトリウム塩・セスキ水和物; DDD)3−[4−[3−[3−(2−エチル−5−ヒドロキシ−4−フェニ
    ルフェノキシ)プロポキシ]−9−オキソ−9H−キサンテン]]プロパン酸・
    ナトリウム塩・ヘミ水和物; EEE)2−フルオロ−6−[2−プロピル−3−[3−(2−エチル−5−
    ヒドロキシ−4−フェニルフェノキシ)プロポキシ]フェノキシ]安息香酸・ニ
    ナトリウム塩; FFF)2−[2−プロピル−3−[3−[2−エチル−4−(4−フルオロ
    フェニル)−5−ヒドロキシフェノキシ]プロポキシ]フェノキシ]安息香酸・
    ナトリウム塩; GGG)3−[4−[7−カルボキシ−9−オキソ−3−[3−〔2−エチル
    −4−(4−フルオロフェニル)−5−ヒドロキシフェノキシ]プロポキシ]−
    9H−キサンテン]]プロパン酸・ニナトリウム塩・三水和物; HHH)3−[4−[9−オキソ−3−[3−[2−エチル−4−(4−フル
    オロフェニル)−5−ヒドロキシフェノキシ]プロポキシ]−9H−キサンテン
    ]]プロパン酸; III)3−[2−[1−[2−エチル−4−(4−フルオロフェニル)−5
    −ヒドロキシフェノキシ]プロポキシ]−4−(5−オキソ−5−モルホリノペ
    ンタンアミド)フェニル]プロパン酸; JJJ)2−フルオロ−6−[2−プロピル−3−[3−[2−エチル−5−
    ヒドロキシ−4−(4−フルオロフェニル)フェノキシ]プロポキシ]フェノキ
    シ]安息香酸・ニナトリウム塩・水和物; KKK)4−フルオロ−2−[2−プロピル−3−[3−[2−エチル−5−
    ヒドロキシ−4−(4−フルオロフェニル)フェノキシ]プロポキシ]フェノキ
    シ]安息香酸; LLL)2−[2−プロピル−3−[5−[2−エチル−5−ヒドロキシ−4
    −(4−フルオロフェニル)フェノキシ]ペントキシ]フェノキシ]安息香酸; MMM)2−[2−プロピル−3−[4−[2−エチル−5−ヒドロキシ−4
    −(4−フルオロフェニル)フェノキシ)ブトキシ]フェノキシ]安息香酸・セ
    スキ水和物; NNN)2−[2−(2−メチルプロピル)−3−[3−[2−エチル−5−
    ヒドロキシ−4−(4−フルオロフェニル)フェノキシ]プロポキシ]フェノキ
    シ]安息香酸; OOO)2−[2−ブチル−3−[3−[2−エチル−5−ヒドロキシ−4−
    (4−フルオロフェニル)フェノキシ]プロポキシ]フェノキシ]安息香酸・水
    和物; PPP)2−[2−(フェニルメチル)−3−[3−[2−エチル−5−ヒド
    ロキシ−4−(4−フルオロフェニル)フェノキシ]プロポキシ]フェノキシ]
    安息香酸; QQQ)2−[2−プロピル−3−[3−[2−エチル−5−ヒドロキシ−4
    −(4−フルオロフェニル)フェノキシ]プロポキシ]フェノキシ]フェニル酢
    酸; RRR)2−[2−プロピル−3−[3−[2−エチル−5−ヒドロキシ−4
    −(4−フルオロフェニル)フェノキシ]プロポキシ]ベンゾイル]安息香酸; SSS)2−[[2−プロピル−3−[3−[2−エチル−5−ヒドロキシ−
    4−(4−フルオロフェニル)フェノキシ]プロポキシ]フェニル]メチル]安
    息香酸; TTT)2−[2−プロピル−3−[3−[2−エチル−4−(4−フルオロ
    フェニル)−5−ヒドロキシフェノキシ]プロポキシ]チオフェノキシ]安息香
    酸; UUU)2−[2−プロピル−3−[3−〔2−エチル−4−(4−フルオロ
    フェニル)−5−ヒドロキシフェノキシ]プロポキシ]フェニルスルフィニル]
    安息香酸; VVV)2−[2−プロピル−3−[3−[2−エチル−4−(4−フルオロ
    フェニル)−5−ヒドロキシフェノキシ]プロポキシ]フェニルスルホニル]安
    息香酸・水和物; WWW)5−[3−[2−(1−カルボキシ)エチル]−4−[3−[2−エ
    チル−4−(4−フルオロフェニル)−5−ヒドロキシフェノキシ]プロポキシ
    ]フェニル]−4−ペンチン酸・ニナトリウム塩・0.4水和物; XXX)1−フェニル−1−(1H−テトラゾール−5−イル)−6−(2−
    エチル−4−(4−フルオロフェニル)−5−ヒドロキシフェノキシ)ヘキサン
    ; YYY)1−(4−カルボキシメトキシ)フェニル)−1−(1H−テトラゾ
    ール−5−イル)−6−(2−エチル−4−(4−フルオロフェニル)−5−ヒ
    ドロキシフェノキシ)ヘキサン; ZZZ)1−(4−ジメチルアミノカルボニルメトキシ)フェニル)−1−(
    1H−テトラゾール−5−イル)−6−(2−エチル−4−(4−フルオロフェ
    ニル)−5−ヒドロキシフェノキシ)ヘキサン; AAAA)3−(2−(3−(2−エチル−4−(4−フルオロフェニル)−
    5−ヒドロキシフェノキシ)プロポキシ)フェニル]−E−プロペン酸; BBBB)3−(2−(3−(2−エチル−4−(4−フルオロメチル)−5
    −ヒドロキシフェノキシ)プロポキシ)フェニル)−2−メチル−E−プロペン
    酸; CCCC)5−(2−(2−(3−(2−エチル−4−(4−フルオロフェニ
    ル)−5−ヒドロキシフェノキシ)プロポキシ)フェニル)エチル)−1H−テ
    トラゾール; DDDD)3−(2−(3−(2−エチル−4−(4−フルオロフェニル)−
    5−ヒドロキシフェノキシ)プロポキシ)−4−(4−カルボキシブチルオキシ
    )フェニル)プロピオン酸; EEEE)5−[3−[4−(4−フルオロフェニル)−2−エチル−5−ヒ
    ドロキシフェノキシ]プロポキシ]−3,4−ジヒドロ−2H−1−ベンゾフラ
    ン−2−オン; FFFF)3−(3−{3−[2−エチル−4−(4−フルオロフェニル)−
    5−ヒドロキシフェニルオキシ]プロポキシ}フェニル)プロパン酸; GGGG)3−(3−{3−[2−エチル−4−(4−フルオロフェニル)−
    5−ヒドロキシフェニルオキシ]プロポキシ}−4−プロピルフェニル)プロパ
    ン酸・ナトリウム塩; HHHH)3−(4−{3−[2−エチル−4−(4−フルオロフェニル)−
    5−ヒドロキシフェニルオキシ]プロポキシ}−3−プロピルフェニル)プロパ
    ン酸; IIII)3−(3−{3−[2−エチル−4−(4−フルオロフェニル)−
    5−ヒドロキシフェニルオキシ]プロポキシ}−2−プロピルフェニル)プロパ
    ン酸; JJJJ)3−{3−[3−(2−エチルー5−ヒドロキシフェニルオキシ)
    プロポキシ]−2−プロピルフェニル}プロパン酸・ニナトリウム塩;および KKKK)2−[3−[3−[2−エチル−5−ヒドロキシ−4−(4−フル
    オロフェニル)フェノキシ]プロポキシ]ベンゾイル]安息香酸・ニナトリウム
    塩・ヘミ水和物。
  40. 【請求項40】 ロイコトリエン(LTB)拮抗薬は、構造式(式B): 【化57】 で示される化合物、すなわち2−[2−プロピル−3−[3−[2−エチル−5
    −ヒドロキシ−4−(4−フルオロフェニル)フェノキシ]プロポキシ]フェノ
    キシ安息香酸、またはその医薬的に許容し得る塩である、請求項36に記載の方
    法。
  41. 【請求項41】 抗癌剤は、ブスルファン、カルボプラチン、カルムスチン
    、シスプラチン、シクロホスファミド、ダカーバジン、イホスファミド、ロムス
    チン、ストレプトゾシン、オキサリプラチン、テモゾロミド、ブレオマイシン、
    ダクチノマイシン、ダウノルビシン、ドキソルビシン、イダルビシン、マイトマ
    イシン−C,プリカマイシン、クリプトフィシン、シタラビン、フロクスウリジ
    ン、フルダラビン、5−フルオロウラシル、オキシ尿素、6−メルカプトプリン
    、メトトレキセート、チオグアニン、カペシタビン、アルデスロイキン、インタ
    ーフェロンα−2A、インターロイキン−2、インターロイキン−12(組換え
    型)、インターフェロンα−2B(組換え型)、インターフェロンα−n3、イ
    ンターフェロンγ−1B、ヘルセプチンインターロイキン−2、インターロイキ
    ン−12、アミノグルテチミド、アナストロゾール、フルタミド、ゴセレリン、
    ロイプロリド、メゲステロール、ミトタン、タモキシフェン、クロラムブチル、
    エストラムスチン、メクロレタミン、メルファラン、チオテパ、ドセタキセル、
    エトポシド、イリノテカンHCl、パクリタクセル、テニポシド、トポテカン、
    ビンブラスチン、ビンクリスチン、ビノレルビン、アルトレタミン、アミフォス
    チンアスパラギナーゼ−大腸菌、BCG生ワクチン(膀胱内)、クラドリビン、
    ロイコホリン、レバミソール、ミトキサントロン、ペガスパルガーゼ、ペントス
    タチンおよびプロカルバジンからなる群から選ばれる、請求項36に記載の方法
  42. 【請求項42】 抗癌剤は、ブスルファン、カルボプラチン、カルムスチン
    、シスプラチン、シクロホスファミド、ダカーバジン、イホスファミド、ロムス
    チン、ストレプトゾシン、オキサリプラチン、テモゾロミド、ブレオマイシン、
    ダクチノマイシン、ダウノルビシン、ドキソルビシン、イダルビシン、マイトマ
    イシン−C,プリカマイシン、クリプトフィシン、シタラビン、フロクスウリジ
    ン、フルダラビン、5−フルオロウラシル、オキシ尿素、6−メルカプトプリン
    、メトトレキセート、チオグアニン、カペシタビン、アルデスロイキン、インタ
    ーフェロンα−2A、インターロイキン−2、インターロイキン−12(組換え
    型)、インターフェロンα−2B(組換え型)、インターフェロンα−n3、イ
    ンターフェロンγ−1B、ヘルセプチンインターロイキン−2、インターロイキ
    ン−12、アミノグルテチミド、アナストロゾール、フルタミド、ゴセレリン、
    ロイプロリド、メゲステロール、ミトタン、タモキシフェン、クロラムブチル、
    エストラムスチン、メクロレタミン、メルファラン、チオテパ、ドセタキセル、
    エトポシド、イリノテカンHCl、パクリタクセル、テニポシド、トポテカン、
    ビンブラスチン、ビンクリスチン、ビノレルビン、アルトレタミン、アミフォス
    チンアスパラギナーゼ−大腸菌、BCG生ワクチン(膀胱内)、クラドリビン、
    ロイコホリン、レバミソール、ミトキサントロン、ペガスパルガーゼ、ペントス
    タチンおよびプロカルバジンからなる群から選ばれる、請求項40に記載の使用
JP2001536135A 1999-11-11 2000-11-09 癌の処置のための腫瘍崩壊薬の組み合わせ Withdrawn JP2003513914A (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US16471399P 1999-11-11 1999-11-11
US60/164,713 1999-11-11
PCT/US2000/030944 WO2001034135A2 (en) 1999-11-11 2000-11-09 Oncolytic combinations for the treatment of cancer

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003513914A true JP2003513914A (ja) 2003-04-15

Family

ID=22595757

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001536135A Withdrawn JP2003513914A (ja) 1999-11-11 2000-11-09 癌の処置のための腫瘍崩壊薬の組み合わせ

Country Status (5)

Country Link
EP (1) EP1231939A2 (ja)
JP (1) JP2003513914A (ja)
AU (1) AU2041801A (ja)
CA (1) CA2390789A1 (ja)
WO (1) WO2001034135A2 (ja)

Families Citing this family (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
AU1916601A (en) * 1999-11-11 2001-06-06 Eli Lilly And Company Oncolytic combinations for the treatment of cancer
WO2001034197A2 (en) * 1999-11-11 2001-05-17 Eli Lilly And Company Oncolytic combinations for the treatment of cancer
JP2001247459A (ja) 2000-03-03 2001-09-11 Oakland Uniservices Ltd 癌の組み合わせ療法
KR20030019372A (ko) * 2000-05-09 2003-03-06 크레이톤 유니버시티 암세포의 증식 억제 및 세포사멸 유도 방법
AU2001282717A1 (en) 2000-07-28 2002-02-13 Cancer Research Technology Limited Cancer treatment by combination therapy
GB0121285D0 (en) 2001-09-03 2001-10-24 Cancer Res Ventures Ltd Anti-cancer combinations
GB2386836B (en) 2002-03-22 2006-07-26 Cancer Res Ventures Ltd Anti-cancer combinations
GB2394658A (en) 2002-11-01 2004-05-05 Cancer Rec Tech Ltd Oral anti-cancer composition
US8044236B2 (en) 2006-10-12 2011-10-25 Institute Of Medicinal Molecular Design, Inc. Carboxilic acid derivatives
US8633245B2 (en) 2008-04-11 2014-01-21 Institute Of Medicinal Molecular Design, Inc. PAI-1 inhibitor
JP2015509917A (ja) 2012-01-10 2015-04-02 イーライ リリー アンド カンパニー ロイコトリエンb4アンタゴニスト化合物

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
ES8602818A1 (es) * 1983-10-31 1985-12-01 Merck Frosst Canada Inc Una composicion farmaceutica
US4704400A (en) * 1986-06-24 1987-11-03 Merck & Co., Inc. Medicarpin derivatives and analogs
ES2062943B1 (es) * 1993-03-23 1995-11-16 Uriach & Cia Sa J Nuevos derivados de la (2-metil-3-piridil) cianometilpiperazinas.
US6034256A (en) * 1997-04-21 2000-03-07 G.D. Searle & Co. Substituted benzopyran derivatives for the treatment of inflammation

Also Published As

Publication number Publication date
CA2390789A1 (en) 2001-05-17
WO2001034135A3 (en) 2002-03-21
EP1231939A2 (en) 2002-08-21
AU2041801A (en) 2001-06-06
WO2001034135A2 (en) 2001-05-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
AU2014219283B2 (en) Benzothiophene derivatives and compositions thereof as selective estrogen receptor degraders
JP6663459B2 (ja) ベンゾオキサゼピン化合物の作製方法
SK6492002A3 (en) Oncolytic combinations for the treatment of cancer
JP6031122B2 (ja) 抗微生物療法のための三環式ホウ素化合物
TW200426143A (en) Inhibitors of hepatitis C virus RNA-dependent RNA polymerase, and compositions and treatments using the same
TW201306842A (zh) 使用pi3k/mtor吡啶並嘧啶酮抑制劑及苯達莫司汀及/或利妥昔單抗治療惡性血液疾病之組合療法
JP2003513914A (ja) 癌の処置のための腫瘍崩壊薬の組み合わせ
CN105007914A (zh) 双重sglt1/sglt2抑制剂
JP4601038B2 (ja) インドリルマレイミド類
WO2002000646A1 (en) Fatty acid synthase inhibitors
US20060160773A1 (en) Combretastatin derivatives with cytotoxic action
WO2001034198A2 (en) Oncolytic combinations for the treatment of cancer
US11111230B2 (en) Indoleamine 2,3-dioxygenase inhibitors and use of same in medicine
WO2001034197A2 (en) Oncolytic combinations for the treatment of cancer
JP2022538363A (ja) エストロゲン関連受容体アルファ(ERRα)モジュレーター
US9079876B2 (en) Imidazole derivatives and preparation method and use thereof
CA3201608A1 (en) Boron containing pyrazole compounds, compositions comprising them, methods and uses thereof
WO2002013864A1 (fr) Preparation medicinale de prevention et traitement du cancer
Ma et al. New β-carboline derivatives containing imidazolium as potential VEGFR2 inhibitors: synthesis, X-ray structure, antiproliferative evaluations, and molecular modeling
US3903083A (en) 3,3A-Dihydro-2H,9H-isoxazolo(3,2-b)(1,3)benzoxazin-9-ones
JP2021517170A (ja) リン酸塩誘導体およびその用途
JP2003503343A (ja) 治療剤
MXPA02004646A (es) Antagonistas de leucotrieno de difenilo substituido con heterociclo.

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20080205