JP2003513726A - 放射線画像方向マーカ - Google Patents
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- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04N—PICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
- H04N5/00—Details of television systems
- H04N5/30—Transforming light or analogous information into electric information
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- G—PHYSICS
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- G01N23/00—Investigating or analysing materials by the use of wave or particle radiation, e.g. X-rays or neutrons, not covered by groups G01N3/00 – G01N17/00, G01N21/00 or G01N22/00
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Abstract
(57)【要約】
複数の行および列に沿って配列された複数のピクセルから構成されるデジタル放射線像(10)用の方向マーカ(16)。ピクセルは各ピクセルのポイントで放射線像の光学的密度を表す密度を有し、密度はデジタル値により表される。マーカは、放射線像の少なくとも一つの行および一つの列に沿って配列された複数のマーカピクセルから構成される。マーカ(16)を構成する各ピクセルは、放射線画像の非対称なマーカピクセルパターンを形成するために選択されたマーカピクセルデジタル値を有しており、オリジナルの放射線像ピクセル値を置換している。
Description
【0001】
本発明はデジタル放射線画像表示に関し、より詳細には、表示されたデジタル
放射線像の適当な方向を特定するための非対象マーカの使用に関する。
放射線像の適当な方向を特定するための非対象マーカの使用に関する。
【0002】
過去十年の間に、微小な検出素子の二次元配列からなる検出器を使用して放射
線により生成された画像を取り込む直接放射線撮像の分野が目覚ましい発展を遂
げている。画像を表す情報は二次元行列に配列された検出素子一つ一つの電荷蓄
積コンデンサに蓄積され、電荷分布として取り込まれることが多い。このような
検出器は一般的に直接放射線検出器と呼ばれ、通常感光性フィルムを増感紙と組
み合わせて使用して入射されたレントゲン放射線の放射線画像を生成する従来の
放射線検出器と呼ばれるものと区別している。
線により生成された画像を取り込む直接放射線撮像の分野が目覚ましい発展を遂
げている。画像を表す情報は二次元行列に配列された検出素子一つ一つの電荷蓄
積コンデンサに蓄積され、電荷分布として取り込まれることが多い。このような
検出器は一般的に直接放射線検出器と呼ばれ、通常感光性フィルムを増感紙と組
み合わせて使用して入射されたレントゲン放射線の放射線画像を生成する従来の
放射線検出器と呼ばれるものと区別している。
【0003】
直接放射線検出器は一般的に、通常はガラス板である絶縁性基板の上に構築さ
れた対応するスイッチングおよびアドレッシング回路を有した検出素子の二次元
配列から構成される。1997年6月7日にLee et al.に発行された
米国特許番号5,319,206号には、レントゲン線放射線に露光させて電荷
を生成して取り込む、検出素子の配列から構成された一般的な直接放射線検出器
が示されている。さらに、Lee et al.に発行された米国特許番号5,
648,660号には、直接放射線撮像パネルに蓄積された電荷を読みとる方法
が開示されている。
れた対応するスイッチングおよびアドレッシング回路を有した検出素子の二次元
配列から構成される。1997年6月7日にLee et al.に発行された
米国特許番号5,319,206号には、レントゲン線放射線に露光させて電荷
を生成して取り込む、検出素子の配列から構成された一般的な直接放射線検出器
が示されている。さらに、Lee et al.に発行された米国特許番号5,
648,660号には、直接放射線撮像パネルに蓄積された電荷を読みとる方法
が開示されている。
【0004】
直接放射線検出器は従来のフィルム方法よりも明らかに有利な点がいくつかあ
る。電子信号フォーマットで放射線像を扱えるため、デジタル信号変換およびデ
ジタル画像に関する信号の保存、検索、送信および処理といったすべての長所が
享受できる。
る。電子信号フォーマットで放射線像を扱えるため、デジタル信号変換およびデ
ジタル画像に関する信号の保存、検索、送信および処理といったすべての長所が
享受できる。
【0005】
しかしながら、このデジタルフォーマットで画像を扱えるということは、場合
によっては問題もある。たとえば、取り込まれたデジタル画像は複数のピクセル
値の形式で保存される。これらの値には、システムの画像処理ルーチンの一部と
して、複数の演算が実行される。その演算は時には、画像を回転させて、例えば
「ポートレート」または「ランドスケープ」フォーマットで表示したり、回転の
他に、画像を表から裏に「フリップする」プロセスである、画像ミラーリングを
含むことができる。
によっては問題もある。たとえば、取り込まれたデジタル画像は複数のピクセル
値の形式で保存される。これらの値には、システムの画像処理ルーチンの一部と
して、複数の演算が実行される。その演算は時には、画像を回転させて、例えば
「ポートレート」または「ランドスケープ」フォーマットで表示したり、回転の
他に、画像を表から裏に「フリップする」プロセスである、画像ミラーリングを
含むことができる。
【0006】
この多様性は長所ともなるが、オリジナルの画像の方向とオリジナルのピクセ
ルの位置を常に特定可能であることが重要となる。これは特に、不良ピクセルに
補正を行う必要のある場合にとても重要である。補正は既定の検出素子の正確な
座標に対応したピクセルについて行われるため、この補正は、オリジナルの画像
取り込み方向に対応したピクセルマップを使用している。補正する画像の方向が
オリジナルでない場合、マッピングされた不良ピクセルは回転された画像ピクセ
ルに対応しなくなる。
ルの位置を常に特定可能であることが重要となる。これは特に、不良ピクセルに
補正を行う必要のある場合にとても重要である。補正は既定の検出素子の正確な
座標に対応したピクセルについて行われるため、この補正は、オリジナルの画像
取り込み方向に対応したピクセルマップを使用している。補正する画像の方向が
オリジナルでない場合、マッピングされた不良ピクセルは回転された画像ピクセ
ルに対応しなくなる。
【0007】
放射線像のオリジナルの方向を知る必要のある第二の理由は、胸部の画像など
の放射線画像を見る際、内蔵器官を所定の位置に設定するため、画像がフリップ
されているか否かを知っていることが不可欠であることである。これは、心臓が
中央左側ではなく中央右側にあるなど、稀にではあるが心臓やその他の器官を通
常の場合の反対側に持つ人がいるために重要である。患者を前方から見ているの
か後方から見ているのかわかるように、放射線技師は表示された画像がミラーリ
ングされたものであるかどうかを特定可能であることが要求される。
の放射線画像を見る際、内蔵器官を所定の位置に設定するため、画像がフリップ
されているか否かを知っていることが不可欠であることである。これは、心臓が
中央左側ではなく中央右側にあるなど、稀にではあるが心臓やその他の器官を通
常の場合の反対側に持つ人がいるために重要である。患者を前方から見ているの
か後方から見ているのかわかるように、放射線技師は表示された画像がミラーリ
ングされたものであるかどうかを特定可能であることが要求される。
【0008】
従来の放射線画像では、フィルムの隅に刻み目を付けたり、フィルムの一方の
側の一つの隅にテープを貼るなどして、フィルムの一方の側を物理的にマーキン
グすることにより区別してきた。しかしながらこれは、フィルムを使用せずに、
複数の連続した画像をメモリに保存する場合には実用的ではない。このため、処
理のどの段階でも画像の方向を容易に識別し、直接放射線検出器により取り込ま
れたオリジナルの画像の方向に対応して表示を行うことを可能にするデジタル放
射線画像用のマーカを開発する必要がある。
側の一つの隅にテープを貼るなどして、フィルムの一方の側を物理的にマーキン
グすることにより区別してきた。しかしながらこれは、フィルムを使用せずに、
複数の連続した画像をメモリに保存する場合には実用的ではない。このため、処
理のどの段階でも画像の方向を容易に識別し、直接放射線検出器により取り込ま
れたオリジナルの画像の方向に対応して表示を行うことを可能にするデジタル放
射線画像用のマーカを開発する必要がある。
【0009】
したがって、本発明の目的は、複数の行および列に沿って配列される、デジタ
ル値により表される密度を有した、複数のピクセルから構成されるデジタル放射
線像用の方向マーカを提供するものである。マーカは、少なくとも一つの行およ
び列に沿って配列された複数のマーカピクセルから構成される。これらのマーカ
ピクセルはそれぞれ、放射線画像に非対称なマーカピクセルパターンを形成する
ために選択されたマーカピクセルデジタル値を有している。
ル値により表される密度を有した、複数のピクセルから構成されるデジタル放射
線像用の方向マーカを提供するものである。マーカは、少なくとも一つの行およ
び列に沿って配列された複数のマーカピクセルから構成される。これらのマーカ
ピクセルはそれぞれ、放射線画像に非対称なマーカピクセルパターンを形成する
ために選択されたマーカピクセルデジタル値を有している。
【0010】
希望する非対称性は、二つの方法のうちの一つ、または好ましくは二つの方法
の組合せにより得ることができる。それは、放射線像を表すデジタル値が特定の
方向、たいていの場合放射線像および対応する画像データのオリジナルの方向、
に検索(または表示)されたときに限って検索する(またはその密度パターンを
見る)ことができる一意で、非対称な値のシーケンスを形成するように、マーカ
ピクセルデジタル値を選択して得ることができる。また、マーカの非対称性は、
放射線像のオリジナルの方向を識別するマーカの読み出しおよび表示で希望する
非対称性が得られるように、特定の選択されたマーカの幾何学的形状を使用して
、あるいは、好ましくは、ピクセルの幾何学的形状と値を組み合わせることによ
り得ることができる。
の組合せにより得ることができる。それは、放射線像を表すデジタル値が特定の
方向、たいていの場合放射線像および対応する画像データのオリジナルの方向、
に検索(または表示)されたときに限って検索する(またはその密度パターンを
見る)ことができる一意で、非対称な値のシーケンスを形成するように、マーカ
ピクセルデジタル値を選択して得ることができる。また、マーカの非対称性は、
放射線像のオリジナルの方向を識別するマーカの読み出しおよび表示で希望する
非対称性が得られるように、特定の選択されたマーカの幾何学的形状を使用して
、あるいは、好ましくは、ピクセルの幾何学的形状と値を組み合わせることによ
り得ることができる。
【0011】
マーカが放射線像の診断部分に侵入することのないように好ましくは、マーカ
はデジタル放射線画像の左上隅に隣接して配置する。さらに好ましくは、マーカ
は、マーカを構成する行および列に共通した行および列のピクセルを有した「L
」の形状であってもよく、行および列の共通したマーカは、放射線像を形成する
複数の行および列のピクセルに共通の第一行および第一列の第一ピクセルである
。
はデジタル放射線画像の左上隅に隣接して配置する。さらに好ましくは、マーカ
は、マーカを構成する行および列に共通した行および列のピクセルを有した「L
」の形状であってもよく、行および列の共通したマーカは、放射線像を形成する
複数の行および列のピクセルに共通の第一行および第一列の第一ピクセルである
。
【0012】
別の観点から考察すると、本発明は、ピクセル密度を表すデジタル値を有した
複数のピクセルにより構成されるデジタル放射線像に重ね合わされた二次元配列
の複数のマーカピクセルから構成される方向マーカである。各マーカピクセルは
、放射線像(マーカを含む)を表すデジタル値が読み出して、検出器による取り
込み時のオリジナルの方向に画像データの処理を行う、または放射線像を表示す
るときに、すべての他のマーカピクセル値と組み合わせて機械により読み出し可
能な識別コードを形成するように選択された値を有している。
複数のピクセルにより構成されるデジタル放射線像に重ね合わされた二次元配列
の複数のマーカピクセルから構成される方向マーカである。各マーカピクセルは
、放射線像(マーカを含む)を表すデジタル値が読み出して、検出器による取り
込み時のオリジナルの方向に画像データの処理を行う、または放射線像を表示す
るときに、すべての他のマーカピクセル値と組み合わせて機械により読み出し可
能な識別コードを形成するように選択された値を有している。
【0013】
本発明はまた、それぞれが複数の行および列に沿って配列されたピクセルに対
応してそれぞれがピクセルの密度を示す、放射線像を表す複数のデジタル値とし
て見ることもできる。選択された複数のデジタル値は、放射線像のデジタル値が
希望する放射線像の方向に読み出されるときに総合して機械により読み出し可能
な識別コードを形成するように選択された値が付加されている。
応してそれぞれがピクセルの密度を示す、放射線像を表す複数のデジタル値とし
て見ることもできる。選択された複数のデジタル値は、放射線像のデジタル値が
希望する放射線像の方向に読み出されるときに総合して機械により読み出し可能
な識別コードを形成するように選択された値が付加されている。
【0014】
本発明はまた、それぞれが画像の密度を表すデジタル値を有した、複数のピク
セルから構成されるデジタル放射線像の適当な方向を識別するプロセスからなる
。このプロセスによると、デジタルマーカは、 a)少なくとも一つの行および少なくとも一つの列に沿って複数のピクセルを選
択して選択されたピクセルの配列を形成するステップと、 b)複数のデジタルピクセル値を選択するステップと、 c)複数の選択されたピクセルのデジタル値を選択されたデジタル値で置換して
マーカピクセルの非対称配列を形成するステップと、により取り込まれたデジタ
ル放射線像に配置される。
セルから構成されるデジタル放射線像の適当な方向を識別するプロセスからなる
。このプロセスによると、デジタルマーカは、 a)少なくとも一つの行および少なくとも一つの列に沿って複数のピクセルを選
択して選択されたピクセルの配列を形成するステップと、 b)複数のデジタルピクセル値を選択するステップと、 c)複数の選択されたピクセルのデジタル値を選択されたデジタル値で置換して
マーカピクセルの非対称配列を形成するステップと、により取り込まれたデジタ
ル放射線像に配置される。
【0015】
以下の詳細な説明において、同様な構成については、同一の符号を図面に付す
。
。
【0016】
本発明は、放射線画像が複数の保存されたデジタル値により表されるデジタル
放射線システムに適用可能である。一般的にそのようなシステムはデジタル検出
器を採用しており、このデジタル検出器は照射した放射線強度の変化を表す電気
信号を生成することのできる、各種の既知の放射線検出器のいずれかでよい。そ
のような放射線検出器は例えば、1998年6月30日にSayed et a
l.に発行された米国特許番号5,773,832号、1993年10月19日
にNang T.Tranに発行された米国特許番号5,254,480号、ま
たは1994年5月24日にHughes et al.に発行された米国特許
番号5,315,101号に記載されている。さらに、本発明は、従来のフィル
ム放射線画像をデジタル化して生成されたデジタル放射線画像にも同様に適用可
能である。このデジタル化プロセスは、当業者には周知である、フィルム放射線
画像をスキャニングしてデジタル値に変換するステップを含む。
放射線システムに適用可能である。一般的にそのようなシステムはデジタル検出
器を採用しており、このデジタル検出器は照射した放射線強度の変化を表す電気
信号を生成することのできる、各種の既知の放射線検出器のいずれかでよい。そ
のような放射線検出器は例えば、1998年6月30日にSayed et a
l.に発行された米国特許番号5,773,832号、1993年10月19日
にNang T.Tranに発行された米国特許番号5,254,480号、ま
たは1994年5月24日にHughes et al.に発行された米国特許
番号5,315,101号に記載されている。さらに、本発明は、従来のフィル
ム放射線画像をデジタル化して生成されたデジタル放射線画像にも同様に適用可
能である。このデジタル化プロセスは、当業者には周知である、フィルム放射線
画像をスキャニングしてデジタル値に変換するステップを含む。
【0017】
本発明の説明では、理解しやすいように、本発明の用途を考慮して好ましい検
出器を特定の検出器として参照している。これは、Lee et al.により
前述の米国特許番号5,648,660号で開示された種類の直接変換放射線検
出器である。この特許に開示されているように、検出器は、適当な寸法、通常は
14インチ×17インチのパネルを形成する、誘電性の支持基板の上に二次元に
配列された放射線検出素子から構成されている。パネルは、Crowell e
t al.に発行された米国特許番号5,804,832号に開示されているも
ののように、外装に収納されている。検出素子はそれぞれ、電荷蓄積コンデンサ
と、コンデンサに隣接したスイッチングトランジスタと、から構成されている。
導電性の回線が検出素子の間の空間に延設されており、スイッチングトランジス
タのソース電極とゲート電極はそれぞれの行および列に沿って導電性の回線に接
続している。
出器を特定の検出器として参照している。これは、Lee et al.により
前述の米国特許番号5,648,660号で開示された種類の直接変換放射線検
出器である。この特許に開示されているように、検出器は、適当な寸法、通常は
14インチ×17インチのパネルを形成する、誘電性の支持基板の上に二次元に
配列された放射線検出素子から構成されている。パネルは、Crowell e
t al.に発行された米国特許番号5,804,832号に開示されているも
ののように、外装に収納されている。検出素子はそれぞれ、電荷蓄積コンデンサ
と、コンデンサに隣接したスイッチングトランジスタと、から構成されている。
導電性の回線が検出素子の間の空間に延設されており、スイッチングトランジス
タのソース電極とゲート電極はそれぞれの行および列に沿って導電性の回線に接
続している。
【0018】
それぞれの検出素子を介して光伝導性レイヤが配置されており、光伝導性レイ
ヤを介してバイアス電極が配置されている。光伝導性レイヤの一方の側、または
両側に電荷遮断レイヤを配置してもよい。放射線に露光されると、光伝導性レイ
ヤでは電子とホールのペアが自由に動けるようになる。静磁場の下では(印可さ
れた場の極性に応じて)、電子はバイアス電極に移動し、ホールは電荷蓄積コン
デンサに移動する。
ヤを介してバイアス電極が配置されている。光伝導性レイヤの一方の側、または
両側に電荷遮断レイヤを配置してもよい。放射線に露光されると、光伝導性レイ
ヤでは電子とホールのペアが自由に動けるようになる。静磁場の下では(印可さ
れた場の極性に応じて)、電子はバイアス電極に移動し、ホールは電荷蓄積コン
デンサに移動する。
【0019】
露光後、バイアス場は解消し、一つ一つの検出素子に蓄積された電荷が読み出
され、増幅され、デジタル化され、保存される。次にパネルは、Lee et
al.に発行された米国特許番号5,563,421号に開示されているように
、照射放射線に露光して、次回の露光のために再調整する。露光を行った後、次
の露光を行うまでの間、露光を行っていなくても画像読み出しの後に、放射線検
出パネルに、バイアス電圧がゼロの状態とゼロ以外のバイアス電圧をバイアス電
極に印可した状態とのサイクルを継続して繰り返すことが好ましい。これを、上
記のサイクルが中断されて適当なバイアス電圧が検出素子に印可されるレディ状
態と区別して、スタンバイ状態と呼ぶ。
され、増幅され、デジタル化され、保存される。次にパネルは、Lee et
al.に発行された米国特許番号5,563,421号に開示されているように
、照射放射線に露光して、次回の露光のために再調整する。露光を行った後、次
の露光を行うまでの間、露光を行っていなくても画像読み出しの後に、放射線検
出パネルに、バイアス電圧がゼロの状態とゼロ以外のバイアス電圧をバイアス電
極に印可した状態とのサイクルを継続して繰り返すことが好ましい。これを、上
記のサイクルが中断されて適当なバイアス電圧が検出素子に印可されるレディ状
態と区別して、スタンバイ状態と呼ぶ。
【0020】
検出素子から取得された電荷は、アナログの電気信号を生成し、生成された電
気信号は増幅され、デジタル化される。このデジタル信号は、パネルの生デジタ
ルデータ出力を表す。生デジタルデータにまず、ゲインピクセル等価プロセスが
行われ、次に不良ピクセル補正プロセスが行われる。一般的に、ゲイン等価は、
通常ルックアップテーブル(LUT)から取得可能な、予め算出してあるゲイン
係数を各デジタルピクセル値に適用して、不均一な個別の検出素子のゲインの補
正を行う。次に不良ピクセルの補正が行われ、既に識別され、マッピングされた
不良ピクセルを、近接するピクセルから隣接する8つのピクセル値を平均して算
出された値で置換する。
気信号は増幅され、デジタル化される。このデジタル信号は、パネルの生デジタ
ルデータ出力を表す。生デジタルデータにまず、ゲインピクセル等価プロセスが
行われ、次に不良ピクセル補正プロセスが行われる。一般的に、ゲイン等価は、
通常ルックアップテーブル(LUT)から取得可能な、予め算出してあるゲイン
係数を各デジタルピクセル値に適用して、不均一な個別の検出素子のゲインの補
正を行う。次に不良ピクセルの補正が行われ、既に識別され、マッピングされた
不良ピクセルを、近接するピクセルから隣接する8つのピクセル値を平均して算
出された値で置換する。
【0021】
図1には、画像12を含む一般的な放射線像10が示されている。例えば、画
像12は前肺の像を表してもよい。図1の放射線像10には、もともとの取り込
み時の放射線像のオリジナルの方向から始まり、左から右へ第一、第二、第三と
90°ずつ回転させた、複数の方向が示されている。二段目の放射線像には、ミ
ラーリングした後、270°まで90°ずつ回転させた同じオリジナルの放射線
像を示されている。
像12は前肺の像を表してもよい。図1の放射線像10には、もともとの取り込
み時の放射線像のオリジナルの方向から始まり、左から右へ第一、第二、第三と
90°ずつ回転させた、複数の方向が示されている。二段目の放射線像には、ミ
ラーリングした後、270°まで90°ずつ回転させた同じオリジナルの放射線
像を示されている。
【0022】
また、図1に示された放射線像はオリジナルの放射線像の右下隅の近くに示さ
れた第一マーカ14と、オリジナルの放射線像の左上隅の近くに示された第二マ
ーカ16と、二種類の識別マーカを含んでいる。
れた第一マーカ14と、オリジナルの放射線像の左上隅の近くに示された第二マ
ーカ16と、二種類の識別マーカを含んでいる。
【0023】
図1を、最初に二種類のマーカがないものとして考察する。マーカがない場合
、表示された放射線画像がオリジナルなのか、あるいはミラー画像なのかを正確
に区別することはほぼ不可能になる。したがって、放射線画像を見る医者は、自
分が見ている画像がレントゲン装置の方向に向いている患者を写したものなのか
、それとも反対の方向に向いている患者を写したものなのか、識別することがで
きなくなり、その結果、例えば、該当するポイントが右肺にあるのか左肺にある
のかを、識別できなくなる。
、表示された放射線画像がオリジナルなのか、あるいはミラー画像なのかを正確
に区別することはほぼ不可能になる。したがって、放射線画像を見る医者は、自
分が見ている画像がレントゲン装置の方向に向いている患者を写したものなのか
、それとも反対の方向に向いている患者を写したものなのか、識別することがで
きなくなり、その結果、例えば、該当するポイントが右肺にあるのか左肺にある
のかを、識別できなくなる。
【0024】
さらに使用中、デジタル放射線検出器は、オリジナルの不良ピクセルマッピン
グ演算の一部ではない不良ピクセルを現像する傾向があるため、オペレータは、
検出器用のオリジナルのピクセルマップに含まれていない、従って補正されてい
ない不良ピクセルが現像されたかどうか知るために、しばしば空のフィールドの
露光を表示する。このプロセスのため、正確に実際の不良ピクセルの位置を決定
することは不可欠である。画像が回転されると、不良ピクセルはオペレータが見
るオリジナルの座標には現れなくなる。
グ演算の一部ではない不良ピクセルを現像する傾向があるため、オペレータは、
検出器用のオリジナルのピクセルマップに含まれていない、従って補正されてい
ない不良ピクセルが現像されたかどうか知るために、しばしば空のフィールドの
露光を表示する。このプロセスのため、正確に実際の不良ピクセルの位置を決定
することは不可欠である。画像が回転されると、不良ピクセルはオペレータが見
るオリジナルの座標には現れなくなる。
【0025】
単に対称なマーカ14などのマーカを配置するだけでは問題は解決されない。
図1に示された、オリジナルの画像、および270°回転されたミラーリングさ
れた画像のマーカの位置を観察してみると、どちらのマーカも画像の右下隅に同
一のフォーマットで表示されており、適当な画像の方向を不明瞭にしている。
図1に示された、オリジナルの画像、および270°回転されたミラーリングさ
れた画像のマーカの位置を観察してみると、どちらのマーカも画像の右下隅に同
一のフォーマットで表示されており、適当な画像の方向を不明瞭にしている。
【0026】
一方で、マーカ16として識別されるマーカは、そのような不明瞭を回避して
いる。図2はマーカ16と同様のマーカの拡大図である。見てわかるように、マ
ーカ16は非対称マーカであり、複数のデジタル値として表される、ピクセル化
されラスタ化された画像が、左から右、および上から下に読み出されるときに限
り、特定の数字のシーケンスを表すように配置された、複数の異なった値のピク
セルからマーカは構成されている。ここで各デジタル値は対応するピクセルの密
度を示している。
いる。図2はマーカ16と同様のマーカの拡大図である。見てわかるように、マ
ーカ16は非対称マーカであり、複数のデジタル値として表される、ピクセル化
されラスタ化された画像が、左から右、および上から下に読み出されるときに限
り、特定の数字のシーケンスを表すように配置された、複数の異なった値のピク
セルからマーカは構成されている。ここで各デジタル値は対応するピクセルの密
度を示している。
【0027】
図1に示された例では、マーカ16は5つのピクセルから構成されている。ピ
クセルの1つの行に沿って3つのピクセルが、ピクセルの1つの列に沿って3つ
のピクセルが並んでいる。1つのピクセルはピクセルの1つの行とピクセルの1
つの列に共通している。本発明のマーカは、特定のデジタル値を有した選択され
た複数のピクセルから構成されている。デジタル値はマーカの設計段階で決定さ
れている。マーカが画像データに挿入される際に、オリジナルの画像のピクセル
値はこれらの異なったピクセル値により置換される。
クセルの1つの行に沿って3つのピクセルが、ピクセルの1つの列に沿って3つ
のピクセルが並んでいる。1つのピクセルはピクセルの1つの行とピクセルの1
つの列に共通している。本発明のマーカは、特定のデジタル値を有した選択され
た複数のピクセルから構成されている。デジタル値はマーカの設計段階で決定さ
れている。マーカが画像データに挿入される際に、オリジナルの画像のピクセル
値はこれらの異なったピクセル値により置換される。
【0028】
図1では、値の異なるデジタル値が、おのおのがマーカピクセルのデジタル値
に対応する密度を表す、別々の塗りつぶしパターンとして示されている。マーカ
が画像データに配置されると、画像データに、データに適用可能なミラーリング
または回転が行われる。図1に示されるように、画像を270°回転させると、
マーカはオリジナルの画像と同様のデジタル値のシーケンスを生成するように読
み出される状態にはならず、さらにこの違いは視覚的にも認められる。
に対応する密度を表す、別々の塗りつぶしパターンとして示されている。マーカ
が画像データに配置されると、画像データに、データに適用可能なミラーリング
または回転が行われる。図1に示されるように、画像を270°回転させると、
マーカはオリジナルの画像と同様のデジタル値のシーケンスを生成するように読
み出される状態にはならず、さらにこの違いは視覚的にも認められる。
【0029】
画像をミラーリングし、続けて270°回転させると、マーカはオリジナルの
画像と同じ位置に配置される。しかしながら、図1に示されるように、左から右
に読み出される時のピクセル密度シーケンスは、左から右に読み出される時のオ
リジナルのピクセル密度シーケンスとは異なる。マーカをあらゆる可能な位置で
観察すると、適当な密度値シーケンスでマーカを読み出せる(または表示できる
)画像方向は一つしかないことがわかる。
画像と同じ位置に配置される。しかしながら、図1に示されるように、左から右
に読み出される時のピクセル密度シーケンスは、左から右に読み出される時のオ
リジナルのピクセル密度シーケンスとは異なる。マーカをあらゆる可能な位置で
観察すると、適当な密度値シーケンスでマーカを読み出せる(または表示できる
)画像方向は一つしかないことがわかる。
【0030】
このため、回転またはミラーリングの後に画像の方向は常に正しく識別される
ので、データに行った回転演算またはミラーリング演算のトラックを記録する必
要はなくなる。
ので、データに行った回転演算またはミラーリング演算のトラックを記録する必
要はなくなる。
【0031】
図2に画像データの好ましいマーカとその位置を示す。マーカは放射線像の行
および列のピクセルの密度を表す、デジタルデータの行および列、好ましくは、
それぞれが他のどのマーカピクセル値とも異なるデジタル値を有した、行R1(
第一画像ピクセル行)および列C1(第一画像ピクセル列)に沿って配列された
9つのピクセルから構成される。図には、4096のデジタル値(0〜4095
)を有した典型的な12ビットシステムのデジタル値が示されている。極端な範
囲を使用して値を選択すると、選択された値が正規の画像の値から外れる可能性
がとても高くなる。
および列のピクセルの密度を表す、デジタルデータの行および列、好ましくは、
それぞれが他のどのマーカピクセル値とも異なるデジタル値を有した、行R1(
第一画像ピクセル行)および列C1(第一画像ピクセル列)に沿って配列された
9つのピクセルから構成される。図には、4096のデジタル値(0〜4095
)を有した典型的な12ビットシステムのデジタル値が示されている。極端な範
囲を使用して値を選択すると、選択された値が正規の画像の値から外れる可能性
がとても高くなる。
【0032】
当該技術分野の画像処理では、パネルの生デジタルデータ出力を14ビットか
ら12ビットに圧縮することはしばしば行われている。これを実行する一つの方
法は、生デジタルデータの線形対数変換である。この場合、マーカに選択された
線形値は変換前にマーカをデータに挿入した時に一意であるだけでなく、変換後
も一意でなければならない。対数変換されて12ビットに変換される際に起こる
ことは、14ビットの桁の端の値が12ビットの桁の値ではほとんど削られるこ
とである。例えば、14ビットのドメインで以下の値、16381、16382
、16383、を3つのマーカ値となる3つの一意の値として選択すると、変換
後はこれらの値はみな同じ対数値、4095となる。このため、12ビットのド
メインに変換されても値が一意となるように十分に間隔を置いて14ビットの線
形値を選択することが重要である。
ら12ビットに圧縮することはしばしば行われている。これを実行する一つの方
法は、生デジタルデータの線形対数変換である。この場合、マーカに選択された
線形値は変換前にマーカをデータに挿入した時に一意であるだけでなく、変換後
も一意でなければならない。対数変換されて12ビットに変換される際に起こる
ことは、14ビットの桁の端の値が12ビットの桁の値ではほとんど削られるこ
とである。例えば、14ビットのドメインで以下の値、16381、16382
、16383、を3つのマーカ値となる3つの一意の値として選択すると、変換
後はこれらの値はみな同じ対数値、4095となる。このため、12ビットのド
メインに変換されても値が一意となるように十分に間隔を置いて14ビットの線
形値を選択することが重要である。
【0033】
図3から図5は、代替のマーカの実施例と配置を示している。図4に示される
ように、マーカピクセル22は、隣接したピクセルである必要はない。図5に示
されるように、マーカ20は、ピクセル配列の最上部左隅に配置される必要はな
い。さらに、選択された値は、異なるデジタル値が好ましいが、マーカのピクセ
ルごとに必ずしもすべてが異なる必要はない。重要なことは、マーカの形状およ
びマーカのピクセル値の組合せが上述のように、非対称マーカを生成することで
ある。
ように、マーカピクセル22は、隣接したピクセルである必要はない。図5に示
されるように、マーカ20は、ピクセル配列の最上部左隅に配置される必要はな
い。さらに、選択された値は、異なるデジタル値が好ましいが、マーカのピクセ
ルごとに必ずしもすべてが異なる必要はない。重要なことは、マーカの形状およ
びマーカのピクセル値の組合せが上述のように、非対称マーカを生成することで
ある。
【0034】
複数の画像データピクセルをマーカ用に選択された値で置換することにより、
マーカを画像データに配置することが考えられているが、選択されたマーカのピ
クセル値を、マーカが配置される場所の基礎となる画像ピクセル値に追加するこ
とにより、マーカを生成することもできる。この方法は、画像の方向付けがコン
ピュータの読み出しおよびマーカピクセルの識別とともに自動的になされること
を中心に考慮している場合には、特に望ましいものではないが、視覚的な識別を
考慮している場合には、重ね合わされた画像の密度が隣接するピクセルの密度よ
りも大きくなり、視覚的に識別しやすくなるために好ましいこともある。
マーカを画像データに配置することが考えられているが、選択されたマーカのピ
クセル値を、マーカが配置される場所の基礎となる画像ピクセル値に追加するこ
とにより、マーカを生成することもできる。この方法は、画像の方向付けがコン
ピュータの読み出しおよびマーカピクセルの識別とともに自動的になされること
を中心に考慮している場合には、特に望ましいものではないが、視覚的な識別を
考慮している場合には、重ね合わされた画像の密度が隣接するピクセルの密度よ
りも大きくなり、視覚的に識別しやすくなるために好ましいこともある。
【0035】
図6および図7はそれぞれ、典型的な放射線露光の設定および本発明のマーカ
を使用した放射線像を取り込み、印を付けるステップを含むプロセスステップを
示している。
を使用した放射線像を取り込み、印を付けるステップを含むプロセスステップを
示している。
【0036】
図6に示されるように、患者30は、デジタル放射線検出器32の正面、放射
線源36から発せられたレントゲン放射線ビーム34の経路に位置する。デジタ
ル検出器は、一般的に検出器の機能を制御し、患者の放射線露光により検出器に
取り込まれるデータを回収する関連するメモリを有した、少なくとも一つのプロ
グラムされたコンピュータを含むコントローラ38を介して制御される。
線源36から発せられたレントゲン放射線ビーム34の経路に位置する。デジタ
ル検出器は、一般的に検出器の機能を制御し、患者の放射線露光により検出器に
取り込まれるデータを回収する関連するメモリを有した、少なくとも一つのプロ
グラムされたコンピュータを含むコントローラ38を介して制御される。
【0037】
本明細書で前述したタイプの検出器を使用した好ましい実施例では、一般的に
コントローラは、実際に患者に露光することを含む、いくつかのサイクルをデジ
タル検出器に反復させる。検出器の蓄積コンデンサに保存されたアナログ信号は
取り出されてデジタル信号に変換される。この信号にはノイズ情報を除去する初
期信号処理が行われる。こうして生成されたデジタル信号が生画像デジタル信号
である。
コントローラは、実際に患者に露光することを含む、いくつかのサイクルをデジ
タル検出器に反復させる。検出器の蓄積コンデンサに保存されたアナログ信号は
取り出されてデジタル信号に変換される。この信号にはノイズ情報を除去する初
期信号処理が行われる。こうして生成されたデジタル信号が生画像デジタル信号
である。
【0038】
図に示されるように、露光に続いて信号を表す信号が、検出器の行40および
列42に沿って個別のピクセルの順番が保たれるようにメモリ44に保存される
。これをオリジナルの方向と呼ぶ。
列42に沿って個別のピクセルの順番が保たれるようにメモリ44に保存される
。これをオリジナルの方向と呼ぶ。
【0039】
一般的に、画像データを処理する際、データは保存メモリから、第一行および
第一列(R1C1)の第一ピクセルを先頭に読み出しが開始され、第一行に沿っ
て第一行の最後の列の最後のピクセル(R1Cn)に進み、次に第二行に続き、
(画像に見られるように)左から右、および上から下へと最後の行の最後の列ま
で継続される。データを、例えば90°回転させると、R1C1のオリジナルの
ピクセル値はR1Cnの位置に配置され、RnC1に位置していたオリジナルの
ピクセルがピクセルR1C1になる、というように移動する。ミラーリングの場
合も同様に、ピクセルR1CnがピクセルR1C1になる、というように移動す
る。このため、本明細書では、オリジナルの画像(またはデータ)の方向とは、
左から右、上から下に読み出される時に、R1C1の位置に現れた画像がパネル
のR1C1ピクセルとして取り込まれるように保存または表示されたデータをい
う。
第一列(R1C1)の第一ピクセルを先頭に読み出しが開始され、第一行に沿っ
て第一行の最後の列の最後のピクセル(R1Cn)に進み、次に第二行に続き、
(画像に見られるように)左から右、および上から下へと最後の行の最後の列ま
で継続される。データを、例えば90°回転させると、R1C1のオリジナルの
ピクセル値はR1Cnの位置に配置され、RnC1に位置していたオリジナルの
ピクセルがピクセルR1C1になる、というように移動する。ミラーリングの場
合も同様に、ピクセルR1CnがピクセルR1C1になる、というように移動す
る。このため、本明細書では、オリジナルの画像(またはデータ)の方向とは、
左から右、上から下に読み出される時に、R1C1の位置に現れた画像がパネル
のR1C1ピクセルとして取り込まれるように保存または表示されたデータをい
う。
【0040】
図7に示されるように、次にオリジナルの生データに不良ピクセル補正および
ゲイン補正が行われる。ゲイン補正に続いて、オプションで画像の周囲を囲む行
および列に沿ったいくつかのピクセル値を既定値に設定して、画像境界線を追加
することもできる。よくあるように、複数の小型検出器を配列して大型にしたデ
ジタル検出器である場合、大型検出器を形成しているパネル間の継ぎ目の近傍に
発生する画像の損失または歪みを補正するステップを追加して実行する。
ゲイン補正が行われる。ゲイン補正に続いて、オプションで画像の周囲を囲む行
および列に沿ったいくつかのピクセル値を既定値に設定して、画像境界線を追加
することもできる。よくあるように、複数の小型検出器を配列して大型にしたデ
ジタル検出器である場合、大型検出器を形成しているパネル間の継ぎ目の近傍に
発生する画像の損失または歪みを補正するステップを追加して実行する。
【0041】
本発明に従った方向マーカはこの継ぎ目補正ステップの前後に追加することが
好ましい。方向マーカはまた、画像データの線補正(本願譲受人に譲渡された同
時係属出願番号09/255,772に記載されている線を形成する一連の不良
ピクセルの補正プロセス)、および16ビットから12ビットに値を変換するた
めに実行するオリジナルの画像データ値の対数変換の後に追加することもできる
。
好ましい。方向マーカはまた、画像データの線補正(本願譲受人に譲渡された同
時係属出願番号09/255,772に記載されている線を形成する一連の不良
ピクセルの補正プロセス)、および16ビットから12ビットに値を変換するた
めに実行するオリジナルの画像データ値の対数変換の後に追加することもできる
。
【0042】
上述のすべての演算は、画像データがデジタル検出器により取り込まれた後、
画像のミラーリングまたは回転が行われる前に直ちにオリジナルの画像データに
実行される。こうして生成されたデータは、本発明に従ったマーカを含む取り込
まれた画像データとなる。この後、画像に回転が行われると、マーカもまた、画
像の一部として一緒に回転するようになる。
画像のミラーリングまたは回転が行われる前に直ちにオリジナルの画像データに
実行される。こうして生成されたデータは、本発明に従ったマーカを含む取り込
まれた画像データとなる。この後、画像に回転が行われると、マーカもまた、画
像の一部として一緒に回転するようになる。
【0043】
実際に使用する場合、放射線像をトリミングすることが望ましいこともしばし
ばある。画像を取得して表示するプロセスの間で、そのようなトリミングが少な
くとも2カ所で発生することがある。画像は、生画像データである間に、検出器
から取り込まれた状態でトリミングすることもできるし、あるいは、処理されて
、取り込まれた画像データと呼ばれるものになった後でトリミングすることもで
きる。最初のケースでは、マーカは画像をトリミングした後で画像に配置される
ため、マーカを配置することに何の問題もない。二番目のケースでは、特にマー
カが放射線像の境界線の近くまたは境界線上に配置されている場合など、トリミ
ングプロセスで、放射線像の不要な情報とともにマーカが削除される可能性があ
る。
ばある。画像を取得して表示するプロセスの間で、そのようなトリミングが少な
くとも2カ所で発生することがある。画像は、生画像データである間に、検出器
から取り込まれた状態でトリミングすることもできるし、あるいは、処理されて
、取り込まれた画像データと呼ばれるものになった後でトリミングすることもで
きる。最初のケースでは、マーカは画像をトリミングした後で画像に配置される
ため、マーカを配置することに何の問題もない。二番目のケースでは、特にマー
カが放射線像の境界線の近くまたは境界線上に配置されている場合など、トリミ
ングプロセスで、放射線像の不要な情報とともにマーカが削除される可能性があ
る。
【0044】
したがって、トリミングがいつ放射線像の一部に行われたとしても、マーカを
トリミングされた放射線像の対応する部分に移動することも本発明の範囲内であ
る。例えば、取り込まれた画像データ内に削除するピクセルが識別されると、こ
れらのピクセルについて、マーカピクセルが存在するかテストする。トリミング
したピクセル内にマーカピクセルが識別されると、マーカピクセルで画像ピクセ
ルを置換することにより、マーカ全体は新しい画像フレームの同等の位置に再配
置される。例えば、図5に示されるマーカは、R3C4、R3C5、R3C6、
R3C7、R3C8、R4C4、R5C4、R6C4、およびR7C4で識別さ
れるピクセルを占有している。画像が点線に沿ってトリミングされると、列C1
からC3、および行R1からR3が削除される。ピクセルR3C4、R3C5、
R3C6、R3C7、R3C8は、マーカに属したトリミングされたピクセルと
して識別される。
トリミングされた放射線像の対応する部分に移動することも本発明の範囲内であ
る。例えば、取り込まれた画像データ内に削除するピクセルが識別されると、こ
れらのピクセルについて、マーカピクセルが存在するかテストする。トリミング
したピクセル内にマーカピクセルが識別されると、マーカピクセルで画像ピクセ
ルを置換することにより、マーカ全体は新しい画像フレームの同等の位置に再配
置される。例えば、図5に示されるマーカは、R3C4、R3C5、R3C6、
R3C7、R3C8、R4C4、R5C4、R6C4、およびR7C4で識別さ
れるピクセルを占有している。画像が点線に沿ってトリミングされると、列C1
からC3、および行R1からR3が削除される。ピクセルR3C4、R3C5、
R3C6、R3C7、R3C8は、マーカに属したトリミングされたピクセルと
して識別される。
【0045】
マーカピクセルの全シーケンスを検査して、この例では、トリミングしたエリ
アに侵出しているマーカピクセルがあるかどうかを判定して、マーカピクセルの
識別を行うことができる。侵出しているマーカピクセルが判定されると、トリミ
ングにより生成された新しい画像の位置に対応してマーカは完全に移動される。
図5に示された例では、ピクセルR4C4はトリミングされた画像ではピクセル
R’1C’1となる。したがって、マーカ値4070のオリジナルのマーカピク
セルR3C4は移動してオリジナル画像のR6C7のピクセル値を置換し、残り
のマーカピクセルもR6C8、R6C9、...R7C7、R8C7などの古い
画像ピクセル値を置換する。
アに侵出しているマーカピクセルがあるかどうかを判定して、マーカピクセルの
識別を行うことができる。侵出しているマーカピクセルが判定されると、トリミ
ングにより生成された新しい画像の位置に対応してマーカは完全に移動される。
図5に示された例では、ピクセルR4C4はトリミングされた画像ではピクセル
R’1C’1となる。したがって、マーカ値4070のオリジナルのマーカピク
セルR3C4は移動してオリジナル画像のR6C7のピクセル値を置換し、残り
のマーカピクセルもR6C8、R6C9、...R7C7、R8C7などの古い
画像ピクセル値を置換する。
【0046】
この例の場合、新しい、トリミングされた画像の中に古いマーカピクセルがい
くつか残る場合がある。この例では、オリジナルピクセルR4C4、R5C4、
R6C4、およびR7C4が新しい画像でも新しいR’1C’1、R’2C’1
、R’3C’1、およびR’4C’1の位置に残る。これらのマーカピクセル値
はそのまま残すこともでき、あるいは近接する画像ピクセル値の近傍から推定し
た画像ピクセル値で置換することもできる。
くつか残る場合がある。この例では、オリジナルピクセルR4C4、R5C4、
R6C4、およびR7C4が新しい画像でも新しいR’1C’1、R’2C’1
、R’3C’1、およびR’4C’1の位置に残る。これらのマーカピクセル値
はそのまま残すこともでき、あるいは近接する画像ピクセル値の近傍から推定し
た画像ピクセル値で置換することもできる。
【0047】
本発明を、使用する検出素子に対応した個別の初期画像処理シーケンスと個別
の実施例の検出器を参照して説明した。しかしながらこれは、本発明を説明する
ためのものであり、使用する画像補正および個別の放射線検出システムに限定す
ることを意図したものではない。さらに本発明を、上記のように定義されたオリ
ジナルのイメージ方向を参照して説明した。しかしながら、本発明は、任意の希
望する方向に対しても同様に適用可能であり、希望する方向は、定義されたオリ
ジナルの方向である必要はない。例えば、方向を識別せずに画像を受け取り、上
述のようにマーカを適用して画像を受け取った際の方向を保持することもできる
。あるいは、特定の画像の方向を保つことを希望する場合は、マーカを適用して
希望する方向を保持することができる。
の実施例の検出器を参照して説明した。しかしながらこれは、本発明を説明する
ためのものであり、使用する画像補正および個別の放射線検出システムに限定す
ることを意図したものではない。さらに本発明を、上記のように定義されたオリ
ジナルのイメージ方向を参照して説明した。しかしながら、本発明は、任意の希
望する方向に対しても同様に適用可能であり、希望する方向は、定義されたオリ
ジナルの方向である必要はない。例えば、方向を識別せずに画像を受け取り、上
述のようにマーカを適用して画像を受け取った際の方向を保持することもできる
。あるいは、特定の画像の方向を保つことを希望する場合は、マーカを適用して
希望する方向を保持することができる。
【0048】
本発明に従った上述のマーカの生成は、コンピュータ、一般的には、検出器か
ら取得された生データを処理するために使用されるコンピュータをプログラムす
るソフトウェアにより実施することが好ましい。そのようなプログラムは、上述
のプログラムを実施するために必要な方法ステップを実行する機械により実行可
能な命令のプログラムを有形に組み入れる、機械により読み出し可能なプログラ
ム保存装置に組み入れることができる。そのようなプログラム保存装置は、フロ
ッピー(登録商標)ディスク、CD ROM、磁気テープ媒体、内部コンピュー
タメモリ、またはコンピュータにより読み出し可能な情報を保存する機能を有し
たその他の媒体、装置であってよい。プログラムは自立型プログラムであっても
よく、あるいはコンピュータにより実行可能な大きなプログラムの一部であって
もよい。
ら取得された生データを処理するために使用されるコンピュータをプログラムす
るソフトウェアにより実施することが好ましい。そのようなプログラムは、上述
のプログラムを実施するために必要な方法ステップを実行する機械により実行可
能な命令のプログラムを有形に組み入れる、機械により読み出し可能なプログラ
ム保存装置に組み入れることができる。そのようなプログラム保存装置は、フロ
ッピー(登録商標)ディスク、CD ROM、磁気テープ媒体、内部コンピュー
タメモリ、またはコンピュータにより読み出し可能な情報を保存する機能を有し
たその他の媒体、装置であってよい。プログラムは自立型プログラムであっても
よく、あるいはコンピュータにより実行可能な大きなプログラムの一部であって
もよい。
【0049】
そのようなプログラムは、放射線画像を表すデータを識別するために必要なス
テップを含み、放射線像から値の群と意図された場所を検索し、放射線像の生デ
ータ値を検索されたマーカ値で置換するために必要なルーチンおよびサブルーチ
ンを含む。値の群はプログラムの一部であってもよく、あるいは独立したメモリ
に保存されていて、プログラムによってアクセスされるものであってもよい。あ
るいは、そのプログラムは、選択された値を生データ値に加えることができても
よい。他の実施例では、そのプログラムは、トリミングされた行および列を識別
して、マーカ値をトリミングされた放射線像のオリジナルのトリミングされた行
および列に対応した新しい行および列に再配置するルーチンおよびサブルーチン
を含む。この種類のプログラミングは、複雑ではなく、実施する技術は当該分野
では周知である。
テップを含み、放射線像から値の群と意図された場所を検索し、放射線像の生デ
ータ値を検索されたマーカ値で置換するために必要なルーチンおよびサブルーチ
ンを含む。値の群はプログラムの一部であってもよく、あるいは独立したメモリ
に保存されていて、プログラムによってアクセスされるものであってもよい。あ
るいは、そのプログラムは、選択された値を生データ値に加えることができても
よい。他の実施例では、そのプログラムは、トリミングされた行および列を識別
して、マーカ値をトリミングされた放射線像のオリジナルのトリミングされた行
および列に対応した新しい行および列に再配置するルーチンおよびサブルーチン
を含む。この種類のプログラミングは、複雑ではなく、実施する技術は当該分野
では周知である。
【0050】
当業者は、本発明の実施により他の類似したシステムが恩恵を受けうることを
認めることができるが、そのような応用は添付の特許請求の範囲に記載された本
発明の範囲内に包含されるものである。
認めることができるが、そのような応用は添付の特許請求の範囲に記載された本
発明の範囲内に包含されるものである。
【図1】
360°回転および左から右への変換(ミラー画像表示またはミラーリング)
を行うデジタル放射線像を表す概略図。
を行うデジタル放射線像を表す概略図。
【図2】
本発明に従った好ましいマーカの形状と配置を示す図。
【図3】
本発明に従った代替のマーカの設計と配置を示す図。
【図4】
本発明に従った代替のマーカの設計と配置を示す図。
【図5】
本発明に従った代替のマーカの設計と配置を示す図。
【図6】
本明細書で使用する用語、適当な画像の方向を説明するために有用な、デジタ
ル放射線検出器を使用して放射線像を露光するための一般的な設定。
ル放射線検出器を使用して放射線像を露光するための一般的な設定。
【図7】
本発明に従った放射線像およびマーカ追加を表す放射線データを検索して表示
するための典型的なプロセスステップシーケンス。
するための典型的なプロセスステップシーケンス。
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フロントページの続き
(72)発明者 リウ チャンデ
アメリカ合衆国 デラウェア州 19707
ホッケシン ウエストウッド ブールヴァ
ード 21
Fターム(参考) 2G088 EE01 JJ09 MM10
4C093 AA16 CA22 CA36 DA03 EB13
EB17 EE30 FC17 FC18 FD01
FD02 FD11 FF12 FF37
Claims (13)
- 【請求項1】 複数の行および列に沿って配列され、デジタル値により表される密度を有した
、複数のピクセルから構成されるデジタル放射線像用の方向マーカにおいて、 前記マーカは、少なくとも一つの行および列に沿って配列された複数のマーカ
ピクセルから構成され、 各前記マーカピクセルは、前記放射線画像に非対称なマーカピクセルパターン
を形成するために選択されたマーカピクセルデジタル値を有することを特徴とす
る方向マーカ。 - 【請求項2】 前記マーカピクセル値は放射線画像ピクセル値に置換されることを特徴とする
請求項1に記載の方向マーカ。 - 【請求項3】 各前記マーカピクセル値は一意のマーカピクセル値であること特徴とする請求
項1に記載の方向マーカ。 - 【請求項4】 前記マーカピクセルは行および列に沿って配列され、前記行と前記列に共通し
たピクセルマーカを含むことを特徴とする請求項1に記載の方向マーカ。 - 【請求項5】 前記配列されたマーカピクセルは連続していることを特徴とする請求項4に記
載の方向マーカ。 - 【請求項6】 前記マーカは、前記デジタル放射線画像の左上隅に隣接して配置され、 前記行および列の両方に共通の前記マーカは、前記複数の行および列のピクセ
ルの第一行と第一列の第一ピクセルであることを特徴とする請求項4に記載の方
向マーカ。 - 【請求項7】 行および列に沿って配列され、それぞれが画像の密度を表すデジタル値を有し
た、複数のピクセルから構成されるデジタル放射線像の適当な方向を識別するプ
ロセスにおいて、 前記プロセスは、 a)前記放射線像が前記適当な方向にあるときに、少なくとも一つの行および少
なくとも一つの列に沿って配列された複数のピクセルを選択して前記放射線像内
に選択されたピクセルの配列を形成するステップと、 b)複数の選択されたデジタルピクセル値を選択するステップと、 c)前記複数の選択されたピクセルのデジタル値を前記選択されたデジタル値で
置換してマーカピクセルの非対称配列を形成するステップと、によりマーカを前
記画像に配置するプロセスを含むことを特徴とするデジタル放射線像の適当な方
向を識別するプロセス。 - 【請求項8】 前記ステップ(c)において、選択されたデジタル値が前記複数の選択された
ピクセルのデジタル値に加算されることを特徴とする請求項7に記載のプロセス
。 - 【請求項9】 d)放射線像を形成する複数の行および列から削除する複数の行および列を選択
して、前記放射線像をトリミングするステップと、 e)前記削除する複数の行および列からマーカピクセルを識別するステップと、
識別された場合には、 f)すべてのマーカピクセルを前記トリミングされた放射線像の行および列に再
配置するステップをさらに含み、 前記トリミングされた放射線像の前記マーカピクセルが前記トリミングされた
放射線像の端部に対して、前記マーカピクセルがトリミングする前の前記放射線
像の同じ端部に対して配置されていたのと同じ位置に配置されることを特徴とす
る請求項7に記載のプロセス。 - 【請求項10】 それぞれが一つのピクセルに対応し、前記ピクセルの密度を表す、放射線像を
表す複数のデジタル値において、 選択された数の前記デジタル値が、前記放射線像のデジタル値が希望する放射
線像の方向を表すシーケンスで読み出される場合、お互いに組み合わされて、機
械により読み出し可能な識別コードを形成するように選択された値であることを
特徴とする複数のデジタル値。 - 【請求項11】 前記希望する方向はオリジナルの方向であることを特徴とする請求項10に記
載の複数のデジタル値。 - 【請求項12】 a)放射線像が第一方向にあるときに、 前記放射線像を構成する行および列に沿って配列された複数のピクセルから少な
くとも一つの行および少なくとも一つの列に沿って複数のピクセルを選択して前
記放射線像内に選択されたピクセルの配列を形成するステップと、 b)複数の選択されたデジタルピクセル値を検索するステップと、 c)前記複数の選択されたピクセルのデジタル値を前記選択されたデジタル値で
置換してマーカピクセルの非対称配列を形成するステップと、から構成される方
法ステップを実行する、機械により実行可能な命令のプログラムを有形に組み入
れた、機械により読み出し可能なプログラム保存装置。 - 【請求項13】 前記方法ステップがさらに、 d)放射線像を形成する複数の行および列から削除する複数の行および列を選択
して、前記放射線像をトリミングするステップと、 e)前記削除する行および列からマーカピクセルを識別するステップと、識別さ
れた場合には、 f)すべてのマーカピクセルを前記トリミングされた放射線像の行および列に再
配置するステップをさらに含み、 前記トリミングされた放射線像の前記マーカピクセルが前記トリミングされた
放射線像の端部に対して、前記マーカピクセルがトリミングする前の前記放射線
像の同じ端部に対して配置されていたのと同じ位置に配置されることを特徴とす
る請求項12に記載のプログラム保存装置。
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