JP2003513223A - バーナ - Google Patents

バーナ

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JP2003513223A JP2001534984A JP2001534984A JP2003513223A JP 2003513223 A JP2003513223 A JP 2003513223A JP 2001534984 A JP2001534984 A JP 2001534984A JP 2001534984 A JP2001534984 A JP 2001534984A JP 2003513223 A JP2003513223 A JP 2003513223A
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Abstract

(57)【要約】 燃焼空気通路(104)を備え、この燃焼空気通路(104)に、複数の渦流発生要素(108)から形成された渦流発生体(109)が、この渦流発生体(109)を通流する燃焼空気(112)が渦流発生体(109)によって少なくとも0.4のマッハ数に上昇するように配置されている。これにより燃焼領域が燃焼空気供給領域から流体音響的に分離される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 本発明は燃焼空気供給通路を備えたバーナに関する。
【0002】 クリスチャン・ファーベル著「ターボマシーンの通流路における音の伝播の計
算」(シェーカ出版社(アーヘン)、1993年発行、第3.4章)には、流体
通路における不連続がこの流体通路を流れる流体における音の伝播に如何に影響
するかが説明されている。投入される音エネルギーのどのような部分がこの不連
続を通過し、どのような部分が反射されるかを計算することのできる漏洩係数、
反射係数及び透過係数を導き出している。
【0003】 ドイツ特許第4430697号明細書は空気供給消音器を開示している。この
消音器は不透過性の壁によって包囲された通流配管からなり、その中をガス状媒
体が亜音速で通流する。その通流配管には空気伝播音の放出を抑制する装置が配
置されている。この装置は、媒体の通流方向に見て、音を放射する騒音源の前に
配置され、空気伝播音の放出を流れ方向に抗して抑制するように作用する。この
装置は通流配管のラバルノズル状の狭隘部を備えている。このラバルノズル状の
狭隘部によりガス状媒体の速度が音速に加速される。それにより空気音に対する
反射バリアが形成される。
【0004】 燃焼系においては燃焼振動が形成されることがある。このような燃焼振動は、
アボット・A・パットナムの論文「工業界における燃焼起動振動」(アメリカン
・エルスヴィア、ニューヨーク、1971年)に記載されている。レイリーの基
準によれば燃焼振動は、燃焼室においてある空気量に対して熱が周期的に供給さ
れる場合、この熱供給が燃焼の周期的なエネルギー発生として燃焼室における空
気の固有振動の位相で行われるときに発生する。従ってこの燃焼振動はこれと逆
相のエネルギー発生によって抑制することができる。このような燃焼振動は大き
な騒音負担、それどころか燃焼装置の構成要素の機械的損傷にも繋がる。前述の
論文ではその第4頁に「供給率での脈動」という章で、燃焼振動は空気或いは燃
料の供給に関連することが述べられている。供給系における脈動を回避するため
に、供給系に大きな圧力損失を作り、これにより反射バリアを形成することが提
案されている。しかし、このような圧力損失は通常受け入れ難いものであること
が指摘されている。
【0005】 D.シュレーダの論文「燃焼振動の回避手段−バーナにおける流体音響的分離
のための指標」(ガス熱インタナショナル、第41巻第1号、1992年1月)
には連結されている配管系から燃焼域を分離するための流体音響的限界値基準が
説明されている。この分離は、特にバーナにおいて供給管に断面変化を設け、場
合によってはこの断面狭隘部に付加的に孔開き板を配置して反射領域を作ること
によって行われる。この手段はもっともバーナに供給される媒体に対する圧力損
失が大きいという欠点がある。
【0006】 本発明の課題は、バーナが連通している燃焼領域をバーナのための燃焼空気の
供給管から流体音響的に分離し、この分離によりせいぜい燃焼空気中には是認で
きる付加損失しか生じないようにしたバーナを提供することにある。
【0007】 本発明によれば、この課題は、燃焼空気通路を備え、この燃焼空気通路に、複
数の渦流発生要素から形成された渦流発生体が、この渦流発生体を通る燃焼空気
の平均通流速度が渦流発生体によって少なくとも0.4のマッハ数、特に少なく
とも0.6のマッハ数に上昇可能なように配置されているバーナによって解決さ
れる。
【0008】 ここで、平均通流速度とは燃焼空気通路のある通路断面にわたって求められた
速度である。
【0009】 渦流発生体は、バーナにおいて、燃焼域に流入する燃焼空気に渦流を与えて燃
焼火炎を安定化するためにしばしば使用されている。この渦流発生体により燃焼
空気を少なくとも0.4のマッハ数に同時に加速することにより渦流発生体にわ
たって音響波に対する反射バリアが形成される。これにより燃焼振動が燃焼空気
の供給系へ伝播するのが弱められるか或いは抑制される。渦流発生体による反射
バリアの形成により、燃焼空気における圧力損失は小さく維持される。音響的分
離はそれ故バーナが組み込まれている燃焼装置の効率に対してせいぜい僅かにし
かマイナスに作用しない。
【0010】 好ましくは、燃焼空気通路に、燃焼空気中に渦流を発生させる渦流翼からなる
渦流翼環が配置されている。さらに渦流発生体はこの渦流翼環によって形成され
るのがよい。即ち、音響的に分離するために付加的な渦流発生体を設ける代わり
に、元々存在している渦流翼環が音響的に分離する渦流発生体として形成される
。渦流発生要素を渦流翼として形成することにより、燃焼空気中の圧力損失を小
さくするために、容易に変換可能な手段が生ずる。燃焼空気を渦流翼環に流入す
る際に効果的な通流断面減少によって加速し、これに続いて、即ち、流れ方向に
細くなる翼断面形状により再び通流断面を拡大し、これによって燃焼空気におけ
る圧力回復を行わせる。渦流発生体を渦流翼環として形成することにより、燃焼
を安定化する渦流を発生するために元々必要とされる手段が提供されると共に、
良好に効率に作用する燃焼空気中の圧力回復も可能になるという利点がある。
【0011】 渦流翼環はこの渦流翼環の円周方向に沿って交互に連続する第一の渦流翼と第
二の渦流翼とを備え、第二の渦流翼が燃焼空気の流れ方向とは逆方向に第一の渦
流翼に対してずれて配置されるのがよい。好ましくは、その場合、第一の渦流翼
は第一の最大翼断面厚さを持ち、第二の渦流翼は第二の最大翼断面厚さを持ち、
第一の最大翼断面厚さが第二の最大翼断面厚さより大きい。第一の渦流翼は第一
の断面弦長さを持ち、第二の渦流翼は第二の断面弦長さを持っている。好ましく
は、その場合、第一の断面弦長さは第二の断面弦長さより小さい。渦流発生体は
それ故ある意味では流れ方向に沿ってずれて互いに噛み合っている2つの部分渦
流翼環から形成されている。その場合、一方の部分渦流翼環の渦流翼は他方の部
分渦流翼環の渦流翼より長くかつ薄いのがよく、即ち、流れ方向に他方の部分渦
流翼環の前に配置されている方の部分渦流翼環の渦流翼が長くかつ薄いのがよい
。このような構成により渦流翼環の両機能を最適とすることができ、即ち、渦流
発生の機能も、また音響的分離も部分渦流翼環を適切な寸法に設計しかつ相互に
適合させることにより充分な程度に満たすことができる。その上、この構造は渦
流翼環をバーナに、後からでも所望の音響的分離が可能なように追加設置するこ
とも簡単にする。このために簡単に既存の渦流翼環にさらに別の渦流翼環が装着
されねばならない。これはそれぞれ2つの既存の渦流翼の間に付加的な渦流翼を
配置することによって行われる。この付加的な渦流翼の寸法を適切に設計するこ
とにより、燃焼空気の速度を0.4以上、好ましくは0.6以上、さらに好まし
くは0,8以上のマッハ数に加速することができる。同時に、付加的な渦流翼の
側面形状は、燃焼空気において圧力回復が行われるように構成される。これは好
ましくは通流断面を漸次拡大することによって行われる。特にこの断面の漸増は
渦流翼に沿って流れの停滞が生じないように構成されねばならない。
【0012】 燃焼空気通路は環状に形成されるのがよい。
【0013】 燃焼空気通路に、燃焼前に燃焼空気と強力に混合される燃料が送り込まれるの
がよい。さらに、この燃料は少なくとも数個の渦流発生要素から送り込まれるの
がよい。燃料をその燃焼前に燃焼空気と強力に混合することにより(予混合バー
ナ)、窒素酸化物の放出を削減することができる。これは良好に混合することに
よる火炎温度の均等化によって行われる。窒素酸化物は火炎温度と共に指数関数
的に上昇するからである。さらに燃料と燃焼空気との付加的な混合により渦流発
生体による音響的分離の利点が生ずる。燃焼空気を著しく加速し、それに続く圧
力回復の領域を設けることにより、燃焼空気における付加的な渦流が燃焼空気と
燃料との混合をさらに改善するからである。場合によっては、渦流発生体は、乱
流の増加によって混合が改善されることを考慮して、圧力回復の一部を断念する
ように設計することもできる。
【0014】 好ましくは、このバーナは、燃焼空気通路からの燃料と燃焼空気との混合体の
燃焼を安定化する付加的なパイロットバーナを含む。このパイロットバーナが拡
散バーナとして動作する場合、即ち、パイロットバーナの燃料と燃焼空気とが燃
焼の場所でようやく混合される場合、このバーナは予混合燃焼並びに拡散燃焼が
行われるハイブリッドバーナとも呼ばれる。
【0015】 好ましくは、このバーナはガスタービン用バーナとして形成される。正にガス
タービンの大きな出力変換に際して、非常に大きな振幅と場合によっては起り得
る非常な損傷作用とを持つ燃焼振動が生ずることがある。燃焼空気供給系に対し
て流体音響的な分離はこの場合特に重要である。このことは特に定置形ガスター
ビンにおいて言える。
【0016】 本発明を図面によって例示的に詳しく説明する。図面において同一符号は同一
の意味を有する。
【0017】 図1はガスタービン301を縦断面で示す。タービン中心軸線302に沿って
圧縮機303、燃焼室305及びタービン307が順次配置されている。燃焼室
305はバーナ100に連通し、このバーナは環状の燃焼空気通路104と、こ
の燃焼空気通路104によって囲まれているパイロットバーナ106とを備えて
いる。パイロットバーナ106は拡散バーナとして形成され、燃料114と圧縮
空気112とが燃焼領域311において混合されて燃焼する。燃焼空気通路10
4には燃焼領域311の上流側で燃料114が圧縮器303からの燃焼空気11
2と混合される。それ故、燃焼空気112は同様に燃焼室305内の燃焼領域3
11において燃焼する前に、先ず燃料114と密に混合する。このいわゆる予混
合燃焼はパイロットバーナ106の拡散燃焼によって安定化される。燃焼室30
5において燃焼する際高温ガス315が発生し、このガスはタービン307に導
かれる。タービン307の詳しく示されていない翼を通して高温ガス315のエ
ネルギーは図示されていないタービン軸の回転エネルギーに変換される。
【0018】 燃焼火炎313の変動により燃焼室305内に音響波が広がり、この音響波が
燃焼室壁によって反射され、燃焼領域311の場所において再び火炎313の変
動をもたらすことがある。この相互作用により変動の特定の周波数において安定
した燃焼室振動が燃焼室305に形成され、これが大きな騒音発生或いはそれど
ころかガスタービン301の構造部品の損傷をもたらすことがある。この燃焼振
動はまた燃焼空気通路104を通って伝播する。それ故、燃焼空気通路104に
よって燃焼室305に付加的な量が結合され、これによって燃焼室振動の形成が
付加的に促進される。その上、燃焼室305の上流側の構造部品が場合によって
は損傷を与える振動にさらされる。従って、燃焼空気通路104を流体音響的に
燃焼室305から分離することが望ましい。このために、燃焼室305からの音
響波に対して反射バリアが構成されねばならない。単なる断面減少或いは孔開き
板の使用等は勿論ガスタービン301の効率を大きく損なうので、その場合経済
的な運転が最早不可能である。燃焼室305と燃焼空気通路104とをバーナ1
00により音響的に分離するための、簡単でかつ圧力損失の点で受け入れ可能な
構成を図2に示す。
【0019】 図2はバーナ中心軸線98に沿って延びているバーナ100を一部破断した斜
視図で示す。内壁101と外壁102とによって環状の燃焼空気通路104が形
成されている。この通路は、中央に配置されかつ詳細には示されていないパイロ
ットバーナ106を包囲している。燃焼空気通路104には渦流翼環として形成
された渦流発生体109が配置されている。これは渦流翼として構成された渦流
発生要素108から形成されている。この渦流翼108はその位置を外壁102
の調整ねじ110によって調整可能である。渦流発生体109は、その円周方向
Uに沿って交互に連続する異なる形の渦流翼108によって形成されている。そ
れぞれ1つの第一の渦流翼108Bにそれぞれ1つの第二の渦流翼108Aが続
いている。第一の渦流翼108Bは第二の渦流翼108Aに対してずれて配置さ
れており、短くかつ厚く形成されている。これについてはさらに以下において図
3を参照して詳しく説明する。数個の、好ましくは全ての渦流翼108からこの
渦流翼108の内部を延びる、この図には示されていない燃料通路により、燃料
114が開口、特に翼入口縁の回りにある開口を介して燃焼空気通路104に送
り込まれる。燃焼空気112は燃焼空気通路104を通して流れている。この燃
焼空気は強力に燃料114と混合する。渦流翼108の寸法を設計することによ
り、燃焼空気112は0.4以上のマッハ数に加速される。これにより音響波に
対する反射バリアが形成される。これにより、バーナ100が連通している燃焼
室305と、渦流発生体109の上流側にある燃焼空気通路104の部分との音
響的分離が行われる。燃焼空気112の加速は燃焼空気112に対する通流断面
を狭めることにより行なわれる。この狭窄に続いて、渦流翼108の輪郭形状に
よる通流断面の拡大が、燃焼空気112に対する流れの停滞ができるだけないよ
うに行われている。従って、燃焼空気112において大きな圧力回復が確保され
、せいぜい僅かな効率損失しか生じない。
【0020】 図3は、渦流翼108の3つを、即ち2つの第二の渦流翼108Aとその間に
ある第一の渦流翼108Bとを断面で示す。第一の渦流翼108Bは翼先端20
0Bと、翼後端202Bと、中線204Bと、最大断面厚さ206Bと、調整グ
リップ208Bとを備えている。同様に各第二の渦流翼108Aもそれぞれ翼先
端200Aと、翼後端202Aと、中線204Aと、最大断面厚さ206Aと、
調整グリップ208Aとを持っている。燃焼空気112は流れ方向210に沿っ
て第一の渦流翼108Bと第二の渦流翼108Aの1つとの間を流れる。この流
れ方向210に沿って第一の渦流翼108Bは第二の渦流翼108Aに対して後
方にずれて配置されているので、それぞれの翼先端200B,200Aにおける
正接間には距離L1が生ずる。渦流翼108の間を通流する燃焼空気112に対
する通流断面F1は、第一の渦流翼108Bと第二の渦流翼108Aとの間に最
小距離L4で示されている最大狭隘部まで縮小する。この最大狭隘部の後、通流
断面F2は流れの停滞、従って渦流形成による圧力損失がないように緩やかに拡
大する。これにより燃焼空気112において大きな圧力回復が確保される。翼後
端202B,202A間において燃焼空気112は2つの翼108間を流出する
。翼後端202B,202Aは距離L3で互いに離間している。第一の渦流翼1
08Bは、第二の渦流翼108Aの最大断面厚さ206A及び断面弦204Aに
比較して大きい最大断面厚さ206B及び短い断面弦204Bを持っている。渦
流翼環109においてこのように交互に繰り返す翼構成により、燃焼を安定化す
るための充分に大きな渦流の設定も、また燃焼空気112の加速による望ましい
音響的分離及びそれに続く圧力回復も得ることができる。
【0021】 第二の渦流翼108Aはその前方範囲に、即ち、中線204Aに沿って翼先端
200Aから最初の四分の一のところに燃料通路212を備え、これを通して渦
流翼108Aの内部に案内された燃料114が燃焼空気112に流出可能である
。これにより、渦流発生体109の範囲で燃焼空気112と燃料114との特に
良好な混合が行われる。その上、音響的に分離する狭隘部は燃料供給の下流側に
あるので、燃焼の場所は混合形成の場所から分離されている。これにより、通常
しばしば原因と見られている、変動を起こす燃料供給が燃焼とは音響的に分離さ
れる。この燃焼振動の原因を音響的に分離することにより燃焼振動を特に効果的
に抑制することができる。渦流翼108及びその距離に関して、好ましくは、以
下の値が設定される。 L1=翼先端200B,200Aにおける正接線間の距離=1〜5cm L2=翼先端200B,200A間の距離=2〜8cm L3=翼後端202B,202Aの距離=1〜5cm L4=第二の渦流翼108Aから第一の渦流翼108Bの最小距離=0.3〜3
cm 第一の渦流翼108Bの最大断面厚さ206B=2〜6cm 第一の渦流翼108Bの中線204Bの長さ=5〜17cm 第二の渦流翼108Aの最大断面厚さ206A=0.5〜4cm 第二の渦流翼208Bの断面弦204Aの中線長さ=8〜20cm
【図面の簡単な説明】
【図1】 ガスタービンの概略縦断面。
【図2】 本発明によるバーナの一部破断斜視図。
【図3】 本発明によるバーナ渦流翼環の渦流翼の配置を示す断面図。
【符号の説明】
98 バーナ中心軸線 100 バーナ 101 バーナ内壁 102 バーナ外壁 104 燃焼空気通路 106 パイロットバーナ 108 渦流発生要素(渦流翼) 109 渦流発生体(渦流翼環) 112 燃焼空気 114 燃料 200A,B 翼先端 202A,B 翼後端 204A,B 翼断面の弦(中線) 206A,B 翼の最大断面厚さ 208 調整グリップ 212 燃料通路 301 ガスタービン 302 タービン中心軸線 303 圧縮機 305 燃焼室 307 タービン 311 燃焼領域 313 火炎 315 高温ガス

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】燃焼空気通路(104)を備え、この燃焼空気通路(104)
    に、複数の渦流発生要素(108)から形成された渦流発生体(109)が、こ
    の渦流発生体(109)を通流する燃焼空気(112)の平均通流速度が渦流発
    生体(109)によって少なくとも0.4のマッハ数に上昇可能であるように配
    置されているバーナ。
  2. 【請求項2】燃焼空気通路(104)に、燃焼空気(112)中に燃焼を安
    定させる渦流を発生させる渦流翼(108)からなる渦流翼環(109)が配置
    されている請求項1記載のバーナ。
  3. 【請求項3】渦流発生体(109)が渦流翼環(109)により形成され、
    渦流発生要素(108)が渦流翼(108)によって形成されている請求項2記
    載のバーナ。
  4. 【請求項4】渦流翼環(109)がこの渦流翼環(109)の周囲方向(U
    )に沿って交互に連続する第一の渦流翼(108B)と第二の渦流翼(108A
    )とにより形成され、第二の渦流翼(108A)が燃焼空気(112)の流れ方
    向(210)とは逆方向に第一の渦流翼(108B)に対してずれて配置されて
    いる請求項3記載のバーナ。
  5. 【請求項5】第一の渦流翼(108B)が第一の最大断面厚さ(206B)
    を持ち、第二の渦流翼(108A)が第二の最大断面厚さ(206A)を持ち、
    第一の最大断面厚さ(206B)は第二の最大断面厚さ(206A)より大きい
    請求項4記載のバーナ。
  6. 【請求項6】第一の渦流翼(108B)が第一の断面弦長さ(204B)を
    持ち、第二の渦流翼(108A)が第二の断面弦長さ(204A)を持ち、第一
    の断面弦長さ(204B)は第二の断面弦長さ(204A)より小さい請求項4
    又は5記載のバーナ。
  7. 【請求項7】通流速度の上昇が燃焼空気(112)に対する自由通流断面(
    F1)の狭窄によって、それに続く燃焼空気(112)における圧力回復が、燃
    焼空気(112)が渦流発生要素(108)間の流れの停滞なしに殆ど自由に流
    れるように漸次拡大する自由通流断面(F2)によって行われる請求項1乃至6
    の1つに記載のバーナ。
  8. 【請求項8】燃焼空気通路(104)が環状に形成されている請求項1乃至
    7の1つに記載のバーナ。
  9. 【請求項9】燃焼空気通路(104)に、燃焼前に燃焼空気(112)と強
    力に混合する燃料(114)が送り込まれる請求項1乃至8の1つに記載のバー
    ナ。
  10. 【請求項10】燃料(114)が少なくとも数個の渦流発生要素(108)
    から送り込まれる請求項1乃至9の1つに記載のバーナ。
  11. 【請求項11】燃焼空気通路(104)からの燃料と燃焼空気との混合体の
    燃焼を安定化する付加的なパイロットバーナ(106)を含む請求項1乃至10
    の1つに記載のバーナ。
  12. 【請求項12】ガスタービン用バーナ(100)として形成されている請求
    項1乃至11の1つに記載のバーナ。
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