JP2003513198A - 内燃機関用の燃料噴射弁 - Google Patents

内燃機関用の燃料噴射弁

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JP2003513198A
JP2003513198A JP2001533312A JP2001533312A JP2003513198A JP 2003513198 A JP2003513198 A JP 2003513198A JP 2001533312 A JP2001533312 A JP 2001533312A JP 2001533312 A JP2001533312 A JP 2001533312A JP 2003513198 A JP2003513198 A JP 2003513198A
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フェラーロ ジョヴァンニ
エーゲラー ハンルイェルク
ヴェンゲルト アンドレアス
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Abstract

(57)【要約】 本発明は、弁基体(1)に形成された1つの孔内に、少なくとも1つの閉鎖ばね(20,21)のばね力に抗して軸方向に可動のプランジャピストン形の弁部材(4)を配置した形式の燃料噴射弁に関する。燃焼室から離反した方の弁部材(4)の側で弁保持体(6)が、緊締ナット(8)によって弁基体(1)に緊着されており、かつ前記弁保持体(6)内には、閉鎖ばね(20,21)を収容する細長いばね室(16,17)が形成されている。該ばね室(16,17)の周壁に沿って、該ばね室(16,17)の縦方向に延びる複数の溝(32)が形成されており、該溝は一端から、ばね室(16,17)の特定の半径方向平面まで延在している。前記溝(32)の溝底面(34)はこうして、支持円板(25)の当接面として役立ち、該当接面は、対応した成形部をもって前記溝(32)内に係合しかつばね室(16,17)の縦軸線に対して垂直に位置している。前記閉鎖ばね(20,21)は一端では、前記弁部材(4)に結合可能なばね受け皿(28,29)に支持され、かつ他端では支持円板(25)に支持され、該支持円板は、簡便に形成可能な溝(32)によって所望の位置に確実に保持される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 背景技術 本発明は、請求項1に発明の上位概念として規定したように、弁基体が緊締ナ
ットによって弁保持体に対して緊着されており、該弁保持体に形成された1つの
孔内に、少なくとも1つの閉鎖ばねのばね力に抗して軸方向に可動であって噴射
オリフィスを制御する1本のプランジャピストン形の弁部材が配置されており、
前記閉鎖ばねが、前記弁保持体内に形成されたばね室内に配置されており、前記
閉鎖ばねの第1端部が、前記弁部材に結合可能なばね受け皿に支持されかつ前記
閉鎖ばねの第2端部が、少なくとも間接的に前記弁保持体に支持されており、し
かも前記ばね室 が1本の縦軸線を中心として少なくともほぼ円筒形に形成され
ている形式の、内燃機関用の燃料噴射弁に関する。
【0002】 ドイツ連邦共和国特許第4101235号明細書に基づいて公知になっている
前記形式の燃料噴射弁は、緊締ナットによって弁保持体と結合された弁基体を有
している。該弁基体内には、2つの閉鎖ばねのばね力に抗して軸方向に可動に1
つの弁部材を内設した孔が形成されている。燃焼室寄り端部で前記弁部材は、閉
弁位置において、弁基体の壁内に設けられた少なくとも1つの噴射オリフィスを
閉鎖し、かつその開弁ストローク運動時には前記噴射オリフィスを、弁体内に形
成された流入通路と接続し、これによって燃料が燃焼室内へ噴射される。弁部材
は燃焼室から離反した方の側でばね突き棒をもって、閉鎖ばねを収容するばね室
内にまで侵入しており、該ばね室は弁保持体内に形成されている。弁部材から離
反した方のばね室区分内に配置された第1の閉鎖ばねの弁部材寄りの端部は、ば
ね受け皿を介して、弁部材のばね突き棒に支持されており、前記の第1閉鎖ばね
の他端部は、弁部材から離反した方のばね室端部に支持されている。前記弁部材
寄りのばね室区分内に配置された第2の閉鎖ばねは、弁部材寄りの側では、弁部
材によってシフト可能なばね受け皿に支持され、かつ他端部では、ばね室内に固
定的に位置決めされた支持円板に支持されている。この固定的な位置決めは、前
記支持円板に対してばね室の壁をかしめることによって行われるが、この場合不
利なことには支持円板が肉厚であるため、かなりの構造空間を必要とする。それ
ばかりでなく支持円板は、破壊せずに組み外すことはできない。
【0003】 発明の効果 従来技術に対比して、請求項1の特徴部に記載したように、ばね室の周壁に沿
って、該ばね室の縦方向に延びる複数の溝が形成されており、各溝がそれぞれ1
つの溝底面で終わっており、しかも複数の該溝底面が、前記ばね室の軸線に対し
て少なくともほぼ1つの共通の半径方向平面内に配置されており、かつ前記溝内
に係合する支持円板が、前記溝の溝底面に当接し、かつ前記支持円板に、前記閉
鎖ばねの第2端部が支持されているようにした本発明の燃料噴射弁の構成手段に
よって得られる顕著な利点は、支持円板が、溝領域で該溝内へ侵入することによ
って支持円板円周の一部分で支持されているにすぎず、これによって弁保持体に
おける所要スペースが削減されることである。燃料噴射弁の組立時に支持円板の
一方の側には自由に接近できることによって、支持円板を容易に導入することが
可能になる。
【0004】 有利な構成では、ばね室は中心孔として形成されており、かつ複数の溝は、前
記中心孔を中心として配置された直径の比較的小さな、簡便かつ低廉に形成可能
な盲孔によって形成される。複数の盲孔は、中心孔の穿孔前に形成され、かつ該
盲孔の面が前記中心孔の面にオーバーラップするように配置されている。中心孔
を形成した後には、該中心孔の周壁に沿って、三日月形横断面を有する複数の溝
が生じる。弁保持体の幾何学的形状に応じて前記複数の盲孔は、前記中心孔の全
周にわたって均等又は不均等に分配することができる。これによって、ばね室を
包囲する周壁を通して導かれねばならない燃料流入導管が、盲孔間に充分なスペ
ースを得ることが保証されている。従って著しくスマートな弁保持体が実現され
る。
【0005】 別の有利な構成では支持円板はその周縁に沿って斜め面取り周縁を有しており
、従って支持円板は、複数の盲孔によって形成された複数の溝の溝底面に係合式
に当接し、しかもその場合盲孔の底面に後加工を施す必要は全くない。盲孔の底
面は、慣用の作孔工具を使用して円錐形に形成されている。ばね室を形成する中
心孔を作孔すると、三日月形の底面は、従って斜め面取り部を有している。支持
円板が、底面にほぼ等しい角度の斜め面取り周縁を有している場合には、支持円
板は底面に係合式に当接し、その場合、盲孔の底面に後加工を施す必要は全くな
い。
【0006】 本発明のその他の利点及び有利な実施形態は、図面の詳細な説明及び従属請求
項の記載に基づいて容易に推考することができる。
【0007】 実施例の説明 次に図面に基づいて本発明の実施例を詳説する。
【0008】 図1には、本発明による燃料噴射弁の第1実施例が図示されている。弁基体1
は、中間円板3を介在して弁保持体6に緊締されている。前記弁基体1内には、
1つの孔2が形成されており、該孔内では、軸方向に可動のプランジャピストン
状の弁部材4が、その全長の一部分にわたって案内されている。弁部材4はその
燃焼室寄り端部で少なくとも1つの噴射オリフィス5を制御し、開弁ストローク
運動時に該噴射オリフィス5を、弁基体1内及び弁保持体6内に形成された流入
通路10に連通させる。その連通時に該流入通路10は、図示を省いた高圧流入
導管を介して、燃料高圧ポンプに接続されている。弁保持体6内には1つの細長
いばね室16,17が配置されており、該ばね室は、ほぼその中間高さレベルに
配置された1つの支持円板25によって、燃焼室から離反した方の第1ばね室1
6と、燃焼室寄りの第2ばね室17とに分割され、しかも第1ばね室16は流出
通路11を介して、図示を省いた流出導管に接続されている。ばね室16,17
は、中間円板3内に形成された開口18によって孔2と接続されており、かつ第
1ばね室16と第2ばね室17は、支持円板25内に形成された1つの通過ポー
ト36(図6及び図7参照)によって互いに連通されている。弁部材4は、燃焼
室から離反した方の端部に、該弁部材よりも減径されたばね突き棒13を有し、
該ばね突き棒は、中間円板3、第2ばね室17及び支持円板25を貫通して第1
ばね室16内にまで達しており、しかも該ばね突き棒13は支持円板25の通過
ポート36内で案内されている。ばね突き棒13の、燃焼室から離反した方の端
部には、第1ばね受け皿28が配置されており、この第1ばね受け皿と、燃焼室
から離反した方の第1ばね室16の端部との間に、第1閉鎖ばね20が配置され
ており、この第1閉鎖ばねは、その予荷重によって第1ばね受け皿28を、ひい
てはばね突き棒13を介して弁部材14をも燃焼室の方に向かって負荷している
【0009】 中間円板3内では、ばね突き棒13を包囲するストッパスリーブ7が案内され
ており、該ストッパスリーブは、第2ばね室17内にまで侵入しており、かつ、
弁部材4から離反した方の端部で、第2ばね受け皿29に当接している。支持円
板25と第2ばね受け皿29との間には、殊に圧縮コイルばねとして形成された
第2閉鎖ばね21が予荷重をかけて配置されており、該第2閉鎖ばねはストッパ
スリーブ7を弁基体1に押圧している。該ストッパスリーブ7は中間円板3の開
口18内で、第2閉鎖ばね21の閉鎖力に抗して軸方向に可動である。ストッパ
スリーブ7にはストッパ面14が形成されており、開弁ストローク運動時に弁部
材4は最大ストロークの一部分で前記ストッパ面14に当接する。中間円板3内
にはストッパ肩23が形成されており、該ストッパ肩は、開口18を減径するこ
とによってばね室16,17寄りに形成され、かつ該ストッパ肩に前記ストッパ
スリーブ7は、第2閉鎖ばね21のばね力に抗して運動する際に当接する。
【0010】 第2ばね室17の周壁に沿って、第2ばね室17の縦軸線に対して平行に形成
された複数の溝32が配置されており、該溝は、弁保持体6の燃焼室寄り端部か
ら、第1ばね室16への第2ばね室17の移行点まで延在し、該溝の端部には、
溝底面34が形成されている。複数の溝32は相互に等しい長さを有しているの
で、すべての溝底面34は、ばね室16,17の同一高さレベルで、ばね室16
,17の縦軸線に対して共通の半径方向平面内に配置されており、これによって
、溝底面34に当接する支持円板25は、ばね室16,17の縦軸線に対して垂
直に方位づけられている。
【0011】 弁部材4の開弁ストローク運動の場合、ストローク運動は開始時には第1閉鎖
ばね20のばね力に抗して行われるにすぎない。最大ストロークの一部分に相当
する所定のストロークを経た後に、ばね突き棒13への弁部材4の移行点によっ
て形成されたリング肩が、ストッパスリーブ7のストッパ面14に当接する。開
弁ストローク運動の継続は、ストッパスリーブ7も連動され、ひいては第2閉鎖
ばね21のばね力も克服される場合にだけ可能である。この開弁ストローク運動
が続行される場合ストッパスリーブ7が、中間円板3内に形成されたストッパ肩
23に当接し、これによって開弁ストローク運動が終了することになる。支持円
板25は、全開弁ストローク運動のあいだ動かされない。それというのは第2閉
鎖ばね21のばね力が支持円板25を溝32の溝底面34に常時圧着するからで
ある。
【0012】 図2には、本発明による燃料噴射弁の第2実施例が図示されている。プランジ
ャピストン状の弁部材4が孔2内を軸方向にシフト可能に配置されており、該孔
2は弁基体1内に形成されている。弁基体1は緊締ナット8によって弁保持体6
に緊着されており、かつ燃焼室から離反した方の弁保持体端部では、弁接続体5
0が緊締ナット52によって弁保持体6に固着されている。弁部材4は、燃焼室
から離反した方の孔2の区分内で案内され、かつ燃焼室寄りで、同じく孔2内で
案内される閉鎖ヘッド40へ移行している。該閉鎖ヘッド40の直径は弁部材4
よりも大であるので、閉鎖ヘッド40には受圧肩41が形成されている。案内さ
れる区分間の弁部材4の部分は圧力室42によって包囲されており、該圧力室に
は、弁保持体6内及び弁基体1内に形成された流入通路10と、図示を省いた高
圧流入導管とを介して高圧燃料を充填することが可能である。前記閉鎖ヘッド4
0内には1つの噴射通路44が形成されており、該噴射通路の噴射オリフィス4
5が弁基体1の閉鎖位置で閉鎖ヘッドの周面に配置されており、閉鎖ヘッド40
が弁基体1の端面46に当接すると、前記噴射通路44は弁基体1によって閉鎖
され、かつ、弁部材4が燃焼室の方に向かって外向きに開弁ストローク運動を行
う場合に前記噴射通路44を介して圧力室42は燃焼室に接続される。
【0013】 弁保持体6内にばね室16が形成され、該ばね室内にはばね突き棒13が配置
され、該ばね突き棒は燃焼室寄りで弁部材4と結合され、かつ燃焼室から離反し
た方の端部にはばね受け皿28が配置されている。前記ばね室16の周壁に沿っ
て、互いに等しい長さの複数の溝32が形成されており、該溝は、燃焼室から離
反した方の弁保持体6の端部から、ばね室16の特定の高さまで達している。溝
32によって形成された溝底面34に支持円板25が当接し、該支持円板は、ば
ね突き棒13を案内するために1つの通過ポート36を有している。支持円板2
5とばね受け皿28との間には、殊に圧縮コイルばねとして形成された閉鎖ばね
20が予荷重をかけて配置されている。該閉鎖ばね20のばね力によって、ばね
受け皿28は燃焼室から離反する方向に負荷され、従って又、ばね突き棒13を
介して弁部材4は閉鎖ヘッド40によって弁基体1の端面46に圧着される。
【0014】 ばね突き棒13には、燃焼室から離反した方の支持円板25の側にリング段部
48が形成されており、該リング段部の外径は支持円板25の通過ポート36の
直径よりも大である。弁部材4の外向き開弁ストローク運動の場合、このリング
段部48は支持円板25に当接し、これによって弁部材4の開弁ストロークを最
大ストロークに制限する。
【0015】 支持円板25は、弁接続体50を弁保持体6に組付ける前にばね室16内へ挿
入される。該支持円板25は、最大開弁ストロークの制限体としても働くので、
支持円板25の肉厚を相応に選ぶことによって、所期の最大開弁ストロークを設
定することが可能である。
【0016】 図2に図示した燃料噴射弁の機能態様は次の通りである。すなわち:流入通路
10内へ導入される燃料によって圧力室内の圧力は、閉鎖ヘッド40に形成され
た受圧肩41に生じる燃料圧が閉鎖ばね20のばね力よりも大になるまで昇圧す
る。弁部材4は燃焼室の方に向かって運動し、これによって、閉鎖ヘッド40に
配置された噴射オリフィス45が孔2の外へ出る。こうして圧力室42は燃焼室
に接続され、かつ燃料が燃焼室内へ噴射される。弁部材4の開弁ストローク運動
は、リング段部48が支持円板25に当接するまで継続される。閉鎖ヘッド40
の受圧肩に対して生じる燃料圧が閉鎖ばね20のばね力よりも小さくなるまで、
圧力室42内の圧力が降下することによって閉弁運動は開始され、これによって
弁部材4は、閉鎖ばね20によって孔2内へ戻り運動し、遂には閉鎖ヘッド40
は弁基体1の端面46に当接するに至る。噴射オリフィス45は弁基体1によっ
て再び閉塞され、かつ燃焼室への燃料噴射はストップする。支持円板25は、全
噴射サイクル中、閉鎖ばねのばね力によって溝32の溝底面34に圧着されるの
で支持円板25が運動することはない。
【0017】 図3には、図1もしくは図2のIII−III断面線に沿った燃料噴射弁のば
ね室16,17の横断面図が図示されている。但し図3では閉鎖ばね20,21
は省かれている。溝はこの場合、3つの盲孔32′によって形成され、該盲孔の
直径は、後に作孔されてばね室16,17を生成する孔の直径よりも小である。
盲孔32′の横断面は、ばね室16,17を形成する孔に部分的にオーバーラッ
プするので、溝32の三日月状の横断面が生じる。図3に示したように3つの溝
32を適当な盲孔32′によって形成する代わりに、盲孔32′を3つよりも多
く又は2つだけ形成して、該盲孔の底面34に支持円板25を支持するようにす
ることも可能である。これらの盲孔は規則的な間隔で、或いは、燃料噴射弁の構
造型式が必要とする限り、ばね室16,17の円周をめぐって不規則的に分配し
て配置することもできる。図3には流入通路10の位置が図示されており、該流
入通路は、2つの溝32の中間域に配置されており、従って高圧で燃料を通すた
めに必要な壁圧を有しており、特別のスペースを留保する必要はない。
【0018】 図4には、図1を拡大して溝32の領域が図示されており、図5a及び図5b
には、図4を拡大して溝底面34の領域が図示されている。慣用の作孔工具を用
いた場合、これによって作孔された穴は、円錐形の溝底面34を有している。溝
を盲孔によって形成し、かつばね室16,17を中央孔によって形成する場合、
溝の溝底面34は斜めに面取りされており、かつ図5aに示したように三日月状
の横断面を有している。これに代えて、ばね室16,17の縦軸線に対して垂直
に位置した溝底面34が所望される場合には、該溝底面に、それ相応の後加工を
施すか、或いはフライス工具を使用する必要がある。図5bには、このような後
加工を施した溝32の溝底面34が図示されている。
【0019】 図6には、支持円板25の支持面に対して垂直に形成された周縁を備えた本発
明の支持円板25が図示されている。支持円板25の形状は、半径R1を有する
3つの円面を1つの中点を中心として夫々120゜ずらして配置し、かつ、角隅
に丸く面取りを施したほぼ三角形状の面と凹面状に湾曲した側面とを生ぜしめる
ような移行部によって前記3つの円面を互いに結合することによって成形される
。支持円板25の中心には、ばね突き棒13用の案内として働く通過ポート36
が形成されている。このように形成された支持円板25は、実質的に3つの円面
から成る形状によって、盲孔によって形成される溝32内へぴったり嵌合し、こ
の場合前記盲孔の半径は、前記円面の半径R1に等しいか、それとも該半径R1
よりもやや大きい。組立時に支持円板25は溝32の溝底面34に当接し、かつ
該溝32内への嵌合によって捩れ不能に確保されている。
【0020】 図7には、本発明による支持円板25の別の実施例が図示されている。支持円
板の横断面の形状は、図6に示した支持円板の横断面に等しいが、本実施例の支
持円板25は、斜め面取り角度βを有する斜め面取り周縁38を備え、前記斜め
面取り角度βは、溝32を製作するために使用されるドリルのポイント(尖端)
角度αに等しい。この斜め面取り周縁38と、溝32に該斜め面取り周縁の直径
が適合された形状とによって、支持円板25は溝32の溝底面34に、図5aに
図示したように形状嵌合式に接触する。支持円板25の周縁の斜め面取りは、組
立エラーを排除するために両面に施しておくことができる。
【0021】 このように構成することによって、支持円板25と溝32の溝底面34との間
に大きな支承面が得られ、これによって燃料噴射弁の耐用寿命が高められる。溝
32は全体的に見て、燃料噴射弁のコンパクトでスマートな構造形態を可能にす
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 内向きに開弁する弁部材を備えた燃料噴射弁の第1実施例の縦断面図である。
【図2】 外向きに開弁する弁部材を備えた燃料噴射弁の第2実施例の縦断面図である。
【図3】 図1又は図2のIII−III断面線に沿った燃料噴射弁の横断面図である。
【図4】 閉鎖ばねとばね突き棒とを省いて図1のばね室域を拡大して示した縦断面図で
ある。
【図5a】 溝の溝底面の1実施例を拡大して示した断面図である。
【図5b】 溝の溝底面の別の実施例を拡大して示した断面図である。
【図6】 支持円板の支持面に対して垂直な周縁を有する支持円板の1実施例を示す図で
ある。
【図7】 斜め面取り周縁を有する支持円板の1実施例を示す図である。
【符号の説明】
1 弁基体、 2 孔、 3 中間円板、 4 弁部材、 5 噴射オリフィ
ス、 6 弁保持体、 7 ストッパスリーブ、 8 緊締ナット、 10 流
入通路、 13 ばね突き棒、 14 ストッパ面、 16 第1ばね室、 1
7 第2ばね室、 18 開口、 20 第1閉鎖ばね、 21 第2閉鎖ばね
、 23 ストッパ肩、 25 支持円板、 28 第1ばね受け皿、 29
第2ばね受け皿、 32 溝、 32′ 盲孔、 34 溝底面、 36 通過
ポート、 38 斜め面取り周縁、 40 閉鎖ヘッド、 41 受圧肩、 4
2 圧力室、 44 噴射通路、 45 噴射オリフィス、 46 端面、 4
8 リング段部、 50 弁接続体、 52 緊締ナット、 α 錐面の尖端角
度、 β 斜め面取り角度
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 アンドレアス ヴェンゲルト ドイツ連邦共和国 オッペンヴァイラー− ライヒェンベルク オーベレ オルツシュ トラーセ 28 Fターム(参考) 3G066 AA07 AB02 AB03 BA53 BA67 CC14 CC51 CD04 【要約の続き】 に形成可能な溝(32)によって所望の位置に確実に保 持される。

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内燃機関用の燃料噴射弁であって、弁基体(1)が設けられ
    ており、該弁基体(1)が緊締ナット(8)によって弁保持体(6)に対して緊
    着されており、該弁保持体(6)に形成された1つの孔(2)内に、少なくとも
    1つの閉鎖ばね(20,21)のばね力に抗して軸方向に可動であって噴射オリ
    フィス(5,45)を制御する1本のプランジャピストン形の弁部材(4)が配
    置されており、前記閉鎖ばね(20,21)が、前記弁保持体(6)内に形成さ
    れたばね室(16,17)内に配置されており、前記閉鎖ばねの第1端部が、前
    記弁部材(4)に結合可能なばね受け皿(28,29)に支持されかつ前記閉鎖
    ばねの第2端部が、少なくとも間接的に前記弁保持体(6)に支持されており、
    しかも前記ばね室(16,17)が1本の縦軸線を中心として少なくともほぼ円
    筒形に形成されている形式のものにおいて、 ばね室(16,17)の周壁に沿って、該ばね室(16,17)の縦方向に延
    びる複数の溝(32)が形成されており、各溝がそれぞれ1つの溝底面(34)
    で終わっており、しかも複数の該溝底面(34)が、前記ばね室(16,17)
    の軸線に対して少なくともほぼ1つの共通の半径方向平面内に配置されており、
    かつ前記溝(32)内に係合する支持円板(25)が、前記溝(32)の溝底面
    (34)に当接し、かつ前記支持円板(25)に、前記閉鎖ばね(20,21)
    の第2端部が支持されていることを特徴とする、内燃機関用の燃料噴射弁。
  2. 【請求項2】 溝(32)が、ばね室(16,17)の一端を起点として該
    ばね室(16,17)の周壁に沿って延在している、請求項1記載の燃料噴射弁
  3. 【請求項3】 溝(32)が、ばね室(16,17)の周壁の全周にわたっ
    て均等分配されている、請求項1又は2記載の燃料噴射弁。
  4. 【請求項4】 溝(32)が、ばね室(16,17)の周壁の全周にわたっ
    て不均等分配されている、請求項1又は2記載の燃料噴射弁。
  5. 【請求項5】 溝(32)が、弁保持体(6)を導通して弁基体(1)内へ
    開口する流入通路(10)の両側に配置されている、請求項3又は4記載の燃料
    噴射弁。
  6. 【請求項6】 溝(32)が三日月状横断面を有している、請求項1記載の
    燃料噴射弁。
  7. 【請求項7】 支持円板(25)の周縁には、各溝(32)のために、対応
    する溝(32)と同一の横断面形状を有する成形部が形成されている、請求項1
    記載の燃料噴射弁。
  8. 【請求項8】 溝(32)の溝底面(34)が錐面の一部分を形成しており
    、しかも該錐面を形成する円錐体の尖端が、支持円板(25)に対して尖端角度
    (α)を有している、請求項1記載の燃料噴射弁。
  9. 【請求項9】 支持円板(25)がその周縁に沿って斜め面取り周縁(38
    )を有し、しかも斜め面取り角度(β)が少なくともほぼ溝底面(34)の尖端
    角度(α)に等しい、請求項8記載の燃料噴射弁。
  10. 【請求項10】 支持円板(25)が、弁部材(4)に結合可能なばね突き
    棒(13)を導通させる通過ポート(36)を有している、請求項1記載の燃料
    噴射弁。
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