JP2003511692A - 分光測光により、熱生産プラントにおいて煙道ガス内の有毒ガスの濃度を測定するための方法及び装置 - Google Patents

分光測光により、熱生産プラントにおいて煙道ガス内の有毒ガスの濃度を測定するための方法及び装置

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JP2003511692A
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Abstract

(57)【要約】 【解決手段】 本発明は、燃焼スペース(3)と、燃焼スペースの下流に配置され、燃焼中に形成される煙道ガスからの熱伝達によって加熱するため、水、蒸気又は空気等を中に通す配管を備える装置(5)と、を含む熱生産プラントを通る煙道ガス中の有毒ガスの濃度を測定するための方法に関する。配管装置(5)近くの領域では、少なくとも1つの紫外線ビーム(11)が、煙道ガスダクト(4)の片側にある発光器(7’)から、ダクトの反対側に位置する受光器(7”)へと放射され、受光器(7”)は、コンピューターユニット(14)と協働する分光計(13)に接続され、分光計では、光がスペクトル分解される。この分光計(13)は、プラントが操業している間、煙道ガス中のガス状金属及び/又は金属塩化物の濃度を、実質的に継続して現場で検出する目的で、200から310ナノメーターの波長範囲内の光のスペクトル強度分布を記録するために較正される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、燃料燃焼のための第1スペースと、水、空気又は蒸気のような媒体
を流して、燃焼中に形成される煙道ガスからの熱伝達によって加熱するための配
管を備えている、前記燃焼スペースの下流に位置する第2スペース内に配置され
た装置と、プラントから煙道ガスを排出するための前記配管装置の下流に位置す
る煙突とを備えている型式の熱生産プラントにおいて、煙道ガス内の有毒ガスの
濃度を分光測光により測定するための方法及び装置に関する。
【0002】
【従来技術】
いわゆるバイオ燃料、即ち木、又はバイオマスから成る固形燃料を燃焼させて
熱と蒸気を同時に生産することが、最近益々普通に行われるようになってきてい
るが、これは、とりわけ、前記生産が仕事効率に優れ、長い目で見ると持続性が
あり、自国の原料に基づいて行うことができ、環境に及ぼす影響が最小限である
という事実に依るものである。しかしながら、バイオ燃料の燃焼は、石炭のよう
な他の固形燃料の燃焼より、いくつかの点において複雑で扱いにくいプロセスで
あることが分かってきた。複雑さの1つは、バイオ燃料からの灰が、例えば石炭
灰とは別の組成と別の融解性質を有することである。とりわけ、この違いには、
既存の過熱プラントにある配管の腐食並びに配管内への灰の堆積に関連する費用
の問題が含まれている。例えば、100%バイオ燃料で数年間操業してきた、ス
エーデンにある電力と加熱の複合プラントの主要な部分では、深刻な高熱腐食が
観察されている。この問題は、建築廃材や異なるタイプの分別廃棄物のような材
料を燃料に加えた時に、特に強調される。実際には、通常合金度が高く、従って
高価な過熱配管の表面が、丈夫で付着性の強い灰の層又は堆積物で覆われ、同時
にその下の配管の表面が、金属の減損を引き起こす腐食性の溶融物に曝される際
に、腐食が顕在化する。
【0003】 専門家の間では、上記の状況では塩素が主要な腐食加速因子を構成していると
意見が完全に一致している。従来の理論によれば、塩素が、気相の塩化カリウム
(KCl)の形で、或いは、過熱器装置の直ぐ上流部で凝結された塩化カリウム
の非常に小さいエアゾールとして、過熱器配管上の灰堆積物内へと運ばれる。そ
の後、配管表面上の灰堆積物内で硫黄との反応が起こり、硫化カリウムと、非常
に腐食性の高い遊離塩素が形成される。この理論はもっともらしく思われるが、
実際には、とりわけ適切な測定技術が無いために、この理論を立証するだけでな
く、其の問題を解決する手段を講じるにも非常な困難がある。確かにSE850
2946−0には、分光測光をどのように利用して、高温で行われる燃焼過程で
生じるガス状物質に関する、例えば濃度のような、ある種のパラメータを決定す
るかが、一般的専門用語で記述されてはいるが、その技法は、基本的に炎の中で
測定することに焦点が当てられており、この文書は、前文で述べた型式のプラン
ト内で、実際にその技法をどのように測定に使うかに関しては何の示唆も含んで
はいない。
【0004】 ごく一般的に、熱生産プラントでは、上記腐食問題の他に、ガス状の金属塩化
物又は元素の形態をした金属の存在によって別の類似の問題も生じる。プラント
には、例えば空気を循環させて加熱するための配管のセット又はパッケージを備
えた過熱器装置だけではなく、他の装置(実際には、そのような装置は、通常、
空気予熱器、いわゆるエコノマイザから構成される)も含まれている。ガス状の
亜鉛及び鉛の形態をした重金属のような金属は、煙道ガスによって運ばれその装
置にぶつかると、配管の表面に堆積し、必ずしも腐食性とは限らないが、煙道ガ
スから配管内を循環する媒体への熱伝達を悪化させる堆積物を形成する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、既知の測定技法に伴う欠点を克服し、そして意図的に、燃焼プラン
ト内の燃焼スペースの下流にある、熱伝達のための配管を含む装置、例えば過熱
器装置、エコノマイザ又は空気予熱器内で生じる腐食と堆積の問題を取り除き、
或いはそれに立ち向かうことを目的とする。従って、本発明の第1の目的は、様
々な外的条件下での実際の操業において、前記装置内に含まれている配管の深刻
な腐食を引き起こし、或いはその上に有毒な堆積物を生じる燃焼プロセスの煙道
ガス内の正にそのガス状物質の存在と濃度とを具体的に突き止める働きをするプ
ロセスと装置とを作り出すことである。もう1つの目的は、配管装置を通過する
煙道ガス内の腐食性又は有毒なガスの生成そのものを抑制できるプロセスを提供
することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明によれば、少なくとも第1の目的は、請求項1及び5の特徴を表す節に
述べる特性により達成される。 また、本発明の好適な実施形態を、従属請求項
で定義している。
【0007】
【発明の実施の形態】
図1に、例えば発電のための、蒸気を発生させることを主目的とする工業用蒸
気ボイラーから構成された蒸気発生燃焼プラントを示すが、このプラントは、蒸
気ばかりでなく熱も作り出すタイプの、電力と加熱の複合プラントとすることも
できる。プラントは、主要な構成要素としてボイラー1と煙突2を備えている。
ボイラー1内には、補給された燃料を燃やす、燃焼室の形態をした第1スペース
3が含まれている。実際には、ボイラーは、従来の流動床技術(専門家の間では
BFB=沸騰流動床と呼ばれている)を使って稼働させることができる。大きな
プラントでは、ボイラーの高さは10から40mの範囲にある。燃焼室3の下流
にある、煙道ガスダクトの役をするもう1つのスペース4には、1つ又は数個の
過熱器装置が設けられている。図1の例では、3個の過熱器装置5が示されてい
る。これらの装置は、それぞれ配管のセット又は配管のループを備えており、こ
の配管内には、燃焼中に作り出されスペース4を通る煙道ガスからの熱伝達によ
って過熱するために蒸気が通されている。スペース3とスペース4の間には、セ
パレーターに含まれる斜めの壁6が延びており、その目的は、煙道ガスから落ち
てくる固体粒子を集め、それらを燃焼室へ戻すことである。煙道ガスは、過熱器
装置5を通過した後、1つ又は数個のいわゆるエコノマイザ5’内で冷却され、
更に、空気予熱器5”を通って、最後に煙突2を経由して(通常、図示していな
いが、先ず1つ又は数個のフィルターを通した後)排出される。
【0008】 図1において、参照番号7は、本発明による装置に含まれている発光受光装置
を示す。図1を見ればはっきりと分かるように、この装置7は、煙道ガスの流れ
と最初に接触する過熱器装置5のすぐ近くに配置されている。
【0009】 図2には、煙道ガスダクト4の境界を定める2つの向かい合う壁8の一方に取
り付けられている発光ユニット7’と、その反対側の壁に配置されている受光ユ
ニット7”とを備えている装置7の様子を示している。発光ユニット7’の中の
放射源としては、紫外線光を約200nmから3μmの範囲の広い波長スペクト
ルで発光する能力を有するキセノンバルブ9が好都合に使用されている。代わり
に、同じ目的で重水素バルブを使うこともできる。バルブからの光は、例えばレ
ンズを通して平行光線とされ、その後、ビーム11としてダクト4内の煙道ガス
を通過して受光ユニット7”に入り、そこで、光ファイバー12に集束される。
この光ファイバーは、その光を、全体を13と表示されている分光計へ搬送し、
そこで、光の強度が光の波長の関数として分析される。コンピューター14は、
分光計と協働する。分光計には入射光の異なる波長を分離するための光波長分離
ユニット15が含まれているので、異なる波長帯域の強度を、非波長選択検知器
15’で測ることができる。実際には、光波長分離ユニットは、モノクロメータ
ー又は分光器を備えている。モノクロメーターは、狭い波長帯域の入射光だけを
通過させ、波長分離要素として、例えば、回折格子、プリズム又は光学帯域通過
フィルターを利用する。分光器は、所与の波長範囲内の連続する波長の帯域を、
感知器の取り付けられている、その焦点面に投影する。分光器内の波長分離要素
としては、回折格子、プリズム、又はいわゆるマイケルソン干渉計を使うことが
できる。
【0010】 分光器には、通常、例えば光ダイオードアレイ(PDA)のようなマルチチャ
ネル検知器か、又は、検知器の上を連続的に移動し、分光器の焦点面と一致する
ように取り付けられている薄いスロットと組み合わせて、例えば光電子増倍管の
ような拡張型の単チャンネル検知器が使用される。実践的な観点から、このスロ
ットは、プラッツ&パーナー1983(プラットU&パーナーP.の「光及びレ
ーザー遠隔感知」編者キリンジャー、DK、及びムーラディアン、A.の「スプ
リンジャーセール」光学サイエンス、39、97、1983)に説明されている
実施形態に従って回転する円盤上に放射状に配置される。光ダイオードアレイは
、アレイ表面上の光の強度分布を同時に計測し、その後、一定の露出時間の後、
このスペクトルが電子的に読み取られる、光ダイオード(cf.カメラ)の列か
ら構成されている。モノクロメーターと組み合わせて、単チャネル光検知器、例
えば光ダイオードが通常使われる。
【0011】 図2による実施形態では、分光器が光ダイオードアレイとの組み合わせで使わ
れており、これは好適な実施形態である。本発明は、モノクロメーター技法を使
って実現することもできるが、その場合、異なる波長に対して調整され、調べる
ガスの構成要素、例えば、アルカリ金属塩化物に特化した測定システムを形成し
、光の広帯域減衰によって影響を受けることのない、少なくとも2つのモノクロ
メーターが必要となる。
【0012】 光検知器からの信号は、特に目的に合うよう調整され積分スペクトルの数値を
求める特別に作られたPC測定カードと、PCウインドウズ用のソフトウエアに
よって読み取られる。
【0013】 コンピューターのソフトウエア内の記録された測定スペクトルの評価は、19
83年のプラッツ&パーナーによる上記記事内で示唆された原則に従って行われ
る。この記事に提示されたアルゴリズムに従えば、測定されたスペクトルを、異
なるガス成分に関係するスペクトルと多変量解析で相関付けることにより、スペ
クトル情報から、調査対象のガスの構成要素に対する定量的データが計算される
。この計算は、コンピューター内で連続して行う(計算時間<2s)ことができ
、測定データを例えばスクリーン16上にオンライン表示することができ、コン
ピューターユニット内のD/Aカード上の類似の出力信号を更新することもでき
る。
【0014】 専門家の間では、上記測定技法は、DOAS技法(示差光学吸収分光学)と名
付けられている。この技法は、先に述べたSE8502946−0でも一般的用
語で説明されている。
【0015】 本発明は、DOAS技法が、ガス状金属及び/又は金属塩化物、特に煙道ガス
内のアルカリ金属塩化物(塩化ナトリウムと同様に塩化カルシウムも)の濃度の
測定に、特に活用できるという識見に基づいている。より具体的には、これは、
波長が200〜310nmの範囲内にある光のスペクトル強度分布を記録するた
めにスペクトロメーター13を較正することによって実現される。この目的のた
め、図3に示す型式の較正装置が使用される。この装置は、オーブン17を備え
ており、オーブンには、二つの水晶の窓19が付いたガスキュベット18を置く
ことができ、キュベットには、ソース20から供給導管21を経由してガスを入
れ、排気導管22を経由して排気することができるようになっている。発光ユニ
ット7’と受光ユニット7”とは、それぞれオーブンの両側に配置されているの
で、ビーム11は、キュベットを通過し、厳密に言えばその窓19を通って通過
することができる。オーブンは、ある温度、後にスペース4内でガス測定が行わ
れることになる温度に調整されているのが好ましい。例えば、塩化カルシウム又
は塩化ナトリウムのような、煙道ガスダクト4内で測定しようとするガス成分を
含んでいる所与の組成のガスが、ガスソース20から、ガスの流れを一定に保つ
制御バルブ23を経由し、更にガスキュベット18を通して加えられる。塩化カ
ルシウム又は塩化ナトリウムを測定する場合、それぞれの化合物の塩がスプーン
24内に置かれ、キュベットへの吸入導管21内に導入される。オーブンの温度
を調整することによって、塩の上方に異なる蒸気圧が得られ、所定の分圧を有す
るアルカリ金属塩化物の蒸気が測定キュベットを通って流れる。問題のガス成分
(及び測定に利用される波長範囲内で光吸収を行う他の可能性のあるガス成分)
のガス濃度が安定した時、煙道ガスダクト4内での正規の測定時と同じ原則に従
って、構成要素の吸収スペクトルが測定され、記憶される。ここにおいて、後に
煙道ガスダクト内の未知のガス濃度を測る時に行われる自動スペクトル評価用の
基礎として使用される、基準スペクトルが得られる。
【0016】 KClとNaClのスペクトル構造は、大変広い帯域(230−280nm)
を持っており、単純で、安価な分光計を使用して測定を行うことのできるような
波長にある。更に正確には、光学台に内蔵されているダイオードアレイ(半導体
センサー)を、先に述べたように利用した最新式の安価なミニ分光計を使用でき
るので、都合が良い。
【0017】 煙霧内のガス状アルカリ金属塩化物の濃度を、現場で、しかもプラントの操業
中に連続して検出できるだけでも価値のあることだが、記録されたデータを活用
して燃料燃焼の過程を制御することは、特に興味深い。図4は、この可能性を実
現したプラントを概略的に示している。この代替実施形態には、電力と加熱の複
合プラントが示されており、プラントのボイラ−1が、燃焼スペース3と、数台
の過熱器装置5が取り付けられた煙道ガスダクト4(この例では、紙面の都合上
プラントの煙突は省いている)との間に据え付けられたサイクロンセパレーター
25と協働している。実際には、この型式のボイラーは、CFB(循環流動床)
と呼ばれている。またこのプラントには、少なくとも1つのエコノマイザ5’と
、空気予熱器5”も含まれている。図1から3に示すガス測定装置と同様に、図
4に示す装置は、発光ユニット7’と受光ユニット7”を備えており、受光ユニ
ット7”は、光ファイバー12を経由して分光計13、及びそれと協働するコン
ピューター14に接続されている。コンピューターからの出力信号は、ケーブル
26を経由して、27で示す中央制御ユニットへ送られ、そこで、燃焼方針を決
める各種パラメーターが制御される。
【0018】 ボイラーの燃焼区画スペース3には燃料供給スタック28が連結されており、
燃料供給スタック28には、コンベヤーベルト29の形で概略的に示している適
切な燃料供給装置によって燃料が供給される。コンベヤーベルトの上方には数個
の容器30、31、32があり、何れも、例えば、送りねじの形をした燃料送出
手段33が備えられている。前の2つの容器30、31には、例えば、それぞれ
バイオ燃料と可燃性廃棄物というように、2つの異なるタイプの燃料が入ってい
る。3番目の容器32には、必要な時に燃焼室への燃料又は燃料混合物に供給で
きるように、塩素還元材が貯蔵されている。このように、容器32内の物質は、
第1の目的が煙道ガス内のアルカリ金属塩化物の量を減らすことである添加物を
構成している。カオリナイトのような鉱物を使うこともできるが、実際には、こ
の物質は、硫黄又は硫黄含有物質から成っている。3つの送出装置の運転は、中
央制御ユニット27に接続されている個別の制御装置34によって個々に制御さ
れている。これらの制御装置によって、供給装置33は、コンベヤーベルト29
上に問題の物質の送出を始めるか又は終えるために、一方では作動させ、或いは
作動停止させ、他方では送出装置の運転速度を制御して、単位時間毎にコンベヤ
ー上に送り出す各材料の量を制御することができる。
【0019】 いわゆるエアレジスタも、燃焼の過程をかなり決定付けるものであるが、この
レジスタは、従来の方法で当該タイプの燃焼プラントへ組み込まれている。実際
には、このようなエアレジスタは、幾つかの連続したボイラーへの吸気口を備え
ている。しかしながら、この例では、一次エアを燃焼室の底部へ入れる第1吸気
口35と、燃料投入口28の下流に設置されている、2次エア用の第2吸気口3
6の2つしか示されていない。中央ファン37は、導管38、39を経由して、
厳密には、導管38、39内のフライ40、41を経由して、吸気口35、36
へと空気を供給する。フライ40、41の機能は個別の制御手段42、43によ
って制御されるが、この制御手段42、43は、中央制御ユニット27によって
制御されている。煙道ガス内のアルカリ金属塩化物の存在及び濃度それぞれに関
する当該測定データ次第で、ボイラー内部への空気の供給が調整され、より厳密
に言えば、過熱器装置の領域内のアルカリ金属塩化物の量を可能な限り減らすた
めに調整される。ここで、エアレジスタの調整とアルカリ金属塩化物の含有量と
の間の関係は、プラント毎に、ボイラーの設計と燃焼原理次第で変わることを指
摘しておかねばならない。 (本発明の作用効果) もともと本発明は、金属塩化物は高温で紫外線を用いたスペクトル分析が可能
であるという知見に基づいている。上記測定装置の発光及び受光ユニットを、腐
食を受けやすく、煙道ガスの温度が600〜1400°Cの範囲にある過熱器装
置のすぐ近くに配置することにより、現場で、具体的には塩化物の存在が重大事
であるその場所で、即ち塩化物が過熱器配管の表面に当たり、硫黄と反応してア
ルカリ金属硫化物と遊離塩素を形成する直前に、アルカリ金属塩化物の存在と濃
度を把握することができる。このことは、ガスサンプルが抽出分析のために取り
出され、又は、測定が、煙道ガスの温度が低くなる過熱器装置の下流で行われ、
従って非常に反応し易い塩素が凝結し及び/又は他の化合物と反応するだけの時
間があり、従って、適正な方法でそれらを測定することが不可能である限りにお
いて、非常に重要である。従って、もし塩化物が凝結してしまっていれば、測定
の妥当性は全く無くなる。塩化物の含有量を、早い段階に、即ち、塩化物が過熱
器装置に向かう途中で反応する燃焼室内で測定するのは適切ではないことも、強
調しておかなければならない。更に、プラントの煙道ガス内のアルカリ金属塩化
物濃度の調査を実質的に継続して行うことも、非常に重要である。周期的な測定
の機会の間に休止時間がとれる限りにおいて、個々の測定を断続的に行うことが
できるのも事実である。しかしながら、例えば10〜60秒の範囲内で、これら
の休止時間を短くすることにより、腐食誘発性塩化物の存在と濃度について実質
的に連続した調査が確立される。その上、本発明の好適な実施形態に従って燃焼
過程を制御するために、煙道ガス内の塩化物濃度に関係する、連続して得られた
測定データを活用することにより、過熱器配管への腐食攻撃に対抗するための実
際の作業の間に効果的な手段が得られる。燃焼過程と、ガス内で発達するアルカ
リ金属塩化物の量とを決定する様々なパラメータは、種々の方法で制御すること
ができる。1つの効果的方法は、図4と関連して先に説明したように、例えば、
硫黄又は硫黄含有物質の形態をした塩素還元添加物を加えることである。適度な
、或いは効果的な量の硫黄を燃料に加えることにより、反応は、燃焼過程の間に
硫黄とアルカリ金属塩化物との間で行われてしまうようになり、それによりなか
んずく塩化水素が形成され、かの遊離塩素を含むものが過熱器装置の領域で生じ
ることはなくなる。少なくとも、塩素の量は、この領域では最小限にまで少なく
なる。別の方法は、燃料混合物の組成を変えることであり、例えば、アルカリ金
属塩化物の含有量を高める元となる燃料構成要素を減らすことである。過熱器配
管領域内の反応性塩化物の量を最小限にするために、これらの方法と組み合わせ
てエアレジスターを調整することもできる。 (本発明の実施可能な変形例) 所与の波長範囲(200から310ナノメーター)内にある二酸化硫黄(SO 2 )の存在と濃度を測定するために、更に具体的には、硫黄添加物又は硫黄含有
燃料それぞれの過剰投与を避けるか又は阻止するために、或いは、煙道ガスダク
ト内のSO2含有量を、規定の限度を越える値にまで増加させるかもしれない他
の操作方法をとることを阻止するために、本発明による装置を使用することもで
きる。本発明は、塩化カルシウムや塩化ナトリウムのみならず、例えば、同様に
200から310ナノメーターの波長範囲内の特徴的な光吸収力を有する塩化亜
鉛や塩化鉛のような重金属塩化物等、他のガス状金属塩化物の濃度を測定するた
めに使用できることも、述べておかねばならない。本発明の範囲内で、元素形態
のガス状金属、例えば亜鉛元素などの濃度を測定することもできる。亜鉛や鉛の
異なる存在形態は、廃棄物関連の燃料の燃焼において特に頻繁に存在することが
予想できる。塩化亜鉛と塩化鉛は、比較的融点の低い、例えば300°Cの灰堆
積物を熱伝達配管装置上に形成し、これは堆積物の成長につれ腐食を促進する。
特にこれらは、エコノマイザの一部を成す配管上に堆積物を形成する。このタイ
プの配管を含む装置の近くに、本発明による測定装置を取り付けることにより、
これらの物質の濃度を適切な方法で測定することができ、その後、測定結果を利
用して、例えば、燃料の組成を変えるなどして、有毒物質の量を減らすための方
策を取ることができる。
【0020】 これに関し、当該分野の専門家たちが、煙霧内のダイオキシンの存在の可能性
はアルカリ金属塩化物の量次第で決まるという理論を証明していることも触れて
おく。従って、本発明の範囲内で、上記測定装置を活用して間接的に、即ちアル
カリ金属塩化物の濃度を確定することにより、環境にとって危険なダイオキシン
の存在と濃度を測ることができる。
【0021】 本発明は、熱生産プラントが過熱器装置を備えているか否かとは関係無く応用
できることも言っておかねばならない。即ち、本発明は、上に概説したように、
専らエコノマイザ又は空気予熱器と結び付けた測定に活用可能である。
【0022】 本発明は、図面では、2つの従来型の動力と加熱の複合プラント、つまり、そ
れぞれBFB及びCFBという型式の流動床ボイラーを持つプラントに結び付け
て示しているが、例えば、火格子燃焼技術又は微紛燃料を燃やすためのバーナー
を活用するような、他の型式の燃焼プラントにも応用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明を適用可能な、熱及び動力の複合プラントの一般的な構造を示す概略図
である。
【図2】 本発明による装置内に含まれている、分光計と協働する、光を送受するための
装置を示す拡大平面詳細図である。
【図3】 前記分光計、及び前記分光計を較正するための備品の概略図である。
【図4】 熱及び動力の複合プラントの別の実施形態と、それに接続される本発明による
装置を縮尺して示した概略図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) F23G 5/50 ZAB F23G 5/50 ZABG 3K070 F23J 7/00 F23J 7/00 15/00 G01N 21/33 G01N 21/33 F23J 15/00 Z (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,MZ,SD,SL,SZ,TZ,UG ,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD, RU,TJ,TM),AE,AG,AL,AM,AT, AU,AZ,BA,BB,BG,BR,BY,BZ,C A,CH,CN,CR,CU,CZ,DE,DK,DM ,DZ,EE,ES,FI,GB,GD,GE,GH, GM,HR,HU,ID,IL,IN,IS,JP,K E,KG,KP,KR,KZ,LC,LK,LR,LS ,LT,LU,LV,MA,MD,MG,MK,MN, MW,MX,MZ,NO,NZ,PL,PT,RO,R U,SD,SE,SG,SI,SK,SL,TJ,TM ,TR,TT,TZ,UA,UG,US,UZ,VN, YU,ZA,ZW Fターム(参考) 2G059 AA01 BB01 CC02 DD12 EE01 EE10 EE12 GG10 HH03 HH06 JJ02 JJ05 JJ13 JJ17 KK01 KK04 MM01 MM02 MM14 PP04 3K046 AA06 AA17 AB03 AC06 AD02 BA01 BA04 CA08 EA03 FA06 3K061 UA04 UA18 UA22 3K062 AA11 AB01 AC17 BA02 BB01 CA05 CB03 DA21 DB01 DB02 DB05 3K065 AA11 AB01 AC17 BA01 BA07 BA10 JA05 JA14 JA18 3K070 DA29 DA32 DA49 DA50 DA60 DA77 DA83

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 燃料を燃焼させるための第1スペース(3)と、前記燃焼ス
    ペースの下流に位置する第2スペース(4)内に配置されていて、中に水、空気
    又は水蒸気のような媒体を通して燃焼中に形成される煙道ガスからの熱伝達によ
    って加熱するための配管を備えている装置(5)と、プラントから前記煙道ガス
    を排出するために前記配管装置(5)の下流に設置されている煙突(2)と、を
    備えている型式の熱生産プラントを通る煙道ガス中の有毒ガスの濃度を分光測光
    により測定するための方法において、前記配管装置(5)近くの領域内で、少な
    くとも1本の紫外線のビーム(11)が、前記第2スペース(4)の片側にある
    発光器(7’)から前記第2スペース(4)の反対側に位置する受光器(7”)
    へと送られ、前記受光器は、コンピューターユニット(14)と協働している分
    光計(13)に接続されており、前記分光計では、光がスペクトル分解されるこ
    と、及び、前記分光計(13)が、プラントが操業している間、煙道ガス中のガ
    ス状の金属及び/又は金属塩化物の濃度を実質的に継続して現場で検出する目的
    で、200から310ナノメーターの波長範囲内の光のスペクトル強度分布を記
    録するために較正されること、を特徴とする方法。
  2. 【請求項2】 煙道ガス内の金属及び/又は金属塩化物の濃度に関して記録
    されたデータが、燃料燃焼の過程を制御するために利用され、より具体的には、
    該データが、前記コンピューターユニット(14)から、燃料を送り込み及び又
    は空気を各エアレジスターに供給するためにプラント内に備えられている1つ又
    は数台の装置に接続される制御ユニット(27)への出力信号に利用されること
    を特徴とする請求項1に記載の方法。
  3. 【請求項3】 必要な場合には、前記制御ユニット(27)が供給装置(3
    3)を制御して、金属塩化物還元材を燃焼スペース内に供給させることを特徴と
    する請求項2に記載の方法。
  4. 【請求項4】 前記配管装置の領域のアルカリ金属塩化物の量を減らすため
    に、硫黄含有物が燃料内に供給されることを特徴とする請求項3に記載の方法。
  5. 【請求項5】 燃料を燃焼させるための第1スペース(3)と、前記燃焼ス
    ペースの下流に位置する第2スペース(4)内に配置されていて、中に水、空気
    又は水蒸気のような媒体を通して燃焼中に形成される煙道ガスからの熱伝達によ
    って加熱するための配管を備えている装置(5)と、プラントから前記煙道ガス
    を排出するために前記配管装置(5)の下流に設置されている煙突(2)と、を
    備えている形式の熱生産プラントを通る煙道ガス中の有毒ガスの濃度を分光測光
    により測定するための装置において、発光器(7’)が、前記配管装置(5)近
    くの領域内の前記第2スペース(4)の片側に、少なくとも1本の紫外線のビー
    ム(11)を、前記第2スペース(4)の反対側に位置する受光器(7”)へ送
    るために設けられており、前記受光器は、コンピューターユニット(14)と協
    働している分光計(13)に接続されており、前記分光計では、受光した光がス
    ペクトル分解され、前記分光計(13)は、プラントが操業している間、煙道ガ
    ス中のガス状の金属及び/又は金属塩化物の濃度を実質的に継続して現場で検出
    する目的で、200から310ナノメーターの波長範囲内の光のスペクトル強度
    分布を記録するために較正されることを特徴とする、測定装置。
  6. 【請求項6】 前記分光計(13)は、ダイオードアレイベースの小型の分
    光計で構成されていることを特徴とする請求項5に記載の装置
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