JP6084399B2 - 光学式ガスセンサおよびガス濃度監視方法 - Google Patents

光学式ガスセンサおよびガス濃度監視方法 Download PDF

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本発明は、光学式ガスセンサおよびガス濃度監視方法に関し、例えば、火力発電所等のボイラの燃焼に伴って発生する脱硫前の排ガス中のガス濃度を監視することができる光学式ガスセンサおよびガス濃度監視方法に関する。
従来、大気中の公害物質の測定や、プラント施設での可燃性ガスや毒性ガスの発生監視などにガス検出器が広く使用されている。濃度を測定可能なガスセンサとしては、接触型のものと非接触型のものがあるが、メンテナンスの必要性が少ない非接触型のセンサーのニーズが高い。光学的ガス検出方法としては、例えば、ラマン散乱分光法、吸光分析法がある。
ここで、ラマン散乱は、単色光を分子に照射したときに、散乱光の周波数が分子の振動周波数だけ変移する現象であり、この散乱光の周波数変移量は、照射した単色光の周波数に無関係で、物質に固有の量である。そのため、特定波長のレーザー光を測定対象の物質に照射すると、レーザー光が当たった物質から、レーザー光の波長と異なる波長のラマン散乱光が発生する。また、その散乱光の強度は、その物質の密度に比例することが知られている。
ラマン散乱分光法を利用したガスセンサとしては、出願人が提案した、測定対象ガスが導入されるガスセルと、ガスセルにレーザー光を照射するレーザー装置と、ガスセルからのラマン散乱光を反射する反射機構と、反射機構により反射された前方および後方ラマン散乱光を集光するための波長選択フィルターを有する受光機構と、前方および/または後方ラマン散乱光に基づき測定対象ガスの濃度を算出する演算部と、を備えたガスセンサであって、検出対象となる一つのガスの種別に応じた波長選択フィルターを選択可能に構成されたガスセンサがある(特許文献1参照)。
吸光分析法を利用したガスセンサとしては、ガス導入部から光学セルに至るガス導入路へ基準ガスを導入する配管路と試料ガスを導入する配管路を分岐させて形成し、該夫々の配管路を三方向切換弁を介して光学セルへ接続させると共に一方の基準ガスを導入する配管路へはゼロガス生成装置を配設させた紫外線吸収方式のガス濃度測定装置において、前記ゼロガス生成装置と三方向切換弁との間へ該ゼロガス生成装置の状態を監視するセンサーを配設したガス濃度測定装置がある(特許文献2)。
特開2012−37344号公報 特開平10−19770号公報
本発明は、高温環境(例えば、数百度以上)にあるガスの濃度(密度)を測定することができる小型の光学式ガスセンサおよびガス濃度監視方法を提供することを目的とする。
また、SO、NO、NH、HS、Cl等の腐食成分を含むガスの濃度を測定する際に生じる腐食性の問題を解決することができる小型の光学式ガスセンサおよびガス濃度監視方法を提供することを目的とする。
第1の発明は、光源からの光を伝送する照射用耐熱光ファイバと、照射用耐熱光ファイバの端部近傍に配置される照射用耐熱レンズと、計測対象ガスからの散乱光受光装置に伝送する受光用耐熱光ファイバと、受光用耐熱光ファイバの端部近傍に配置される受光用耐熱レンズと、照射用耐熱光ファイバおよび受光用耐熱光ファイバが配設される、耐熱材からなるベース部材とを備え、前記ベース部材が、10cm四方以下の大きさのセラミックス系材料により構成され、前記受光用耐熱レンズが、ボールレンズからなることを特徴とする、腐食性ガス環境下用光学式ガスセンサである。
第2の発明は、第1の発明において、前記受光用耐熱光ファイバを複数備えること、前記照射用耐熱光ファイバおよび前記複数の受光用耐熱光ファイバの光軸が、同じ場所で交わることを特徴とする
第3の発明は、第1または2の発明において、前記照射用耐熱光ファイバから照射する光がレーザー光であり、前記受光用耐熱レンズが受光する光がラマン散乱光であることを特徴とする
第4の発明は、第3の発明において、前記照射用耐熱光ファイバおよび前記受光用耐熱光ファイバが、水素遮断性を有することを特徴とする。
第5の発明は、光源からの光を伝送する照射用耐熱光ファイバと、照射用耐熱光ファイバの端部近傍に配置される照射用耐熱レンズと、計測対象ガスを通過した光を受光装置に伝送する受光用耐熱光ファイバと、受光用耐熱光ファイバの端部近傍に配置される受光用耐熱レンズと、照射用耐熱光ファイバからの光を全反射により受光用耐熱光ファイバに導く耐熱プリズムと、照射用耐熱レンズ、受光用耐熱レンズおよび耐熱プリズムが配設される凹部を有し、耐熱材からなるベース部材とを備え、前記ベース部材が、10cm四方以下の大きさのセラミックス系材料により構成され、前記照射用耐熱レンズおよび前記受光用耐熱レンズが、ボールレンズからなること、前記耐熱プリズムが、同一平面上に配設された2n+1個(ただし、nは1以上の自然数)のプリズムからなることを特徴とする、腐食性ガス環境下用光学式ガスセンサである。
第6の発明は、第1ないし5のいずれかの発明において、前記耐熱プリズムが、石英あるいは透明セラミックスにより構成されることを特徴とする。
第7の発明は、第1ないし6のいずれかの発明において、前記照射用耐熱光ファイバおよび前記受光用耐熱光ファイバが、石英系の光ファイバにより構成されることを特徴とする。
の発明は、第1ないしのいずれかの発明において、前記ベース部材が、射出成型および焼結により製作されたセラミックスにより構成されることを特徴とする。
の発明は、第1ないしのいずれかの発明において、前記照射用耐熱レンズおよび前記受光用耐熱レンズが、石英あるいは透明セラミックスにより構成されたボールレンズからなることを特徴とする。
10の発明は、高温・高圧下で可燃ガス、空気および水蒸気が混在する環境に第1ないし9のいずれかの発明に係る光学式ガスセンサを設置し、1種以上のガス密度を連続測定することを特徴とするガス濃度監視方法である。
11の発明は、SO、NO、NH、HSおよび/またはClを含む排ガスの排気管に第1ないし9のいずれかの発明に係る光学式ガスセンサを設置し、SO、NO、NH、HSおよびClからなる群から選択される1種以上のガスの濃度を連続測定することを特徴とするガス濃度監視方法である。
12の発明は、第11の発明において、前記排ガスが、火力発電所のボイラから排出される排ガスであることを特徴とする。
本発明によれば、高温環境にあるガスの濃度を測定することができる小型の光学式ガスセンサおよびガス濃度監視方法を提供することが可能となる。
また、SO、NO、NH、HS、Cl等の腐食成分を含むガスの濃度を測定する際に生じる腐食性の問題を解決することができる小型の光学式ガスセンサおよびガス濃度監視方法を提供することが可能となる。
本発明の第1実施形態に係るガス濃度測定システムの構成図である。 本発明の第1実施形態に係るセンサチップの構成図である。(a)は平面図、(b)は側面図である。 濃度25%水素ガスに対するラマン散乱光信号の時間波形である。 水素ガス濃度とラマン散乱光信号強度(ピーク値)の相関を示すグラフである。 本発明の第2実施形態に係るガス濃度測定システムの構成図である。 本発明の第2実施形態に係るセンサチップの構成図である。(a)は平面図、(b)は側面図である。 本発明の第2実施形態に係るアンモニアガスの濃度別の紫外吸収スペクトルである。 本発明の第2実施形態に係るアンモニアガス濃度と吸収係数の相関を示すグラフである。 本発明の第2実施形態に係る二酸化硫黄ガスの濃度別の紫外吸収スペクトルである。 本発明の第2実施形態に係る二酸化硫黄ガス濃度と吸収係数の相関を示すグラフである。 本発明の第3実施形態に係るセンサチップの構成図である。(a)は平面図、(b)は側面図である 本発明の第2実施形態に係るアンモニアガスの濃度別の紫外吸収スペクトルである。 本発明の第2実施形態に係るアンモニアガス濃度と吸収係数の相関を示すグラフである。 本発明の第2実施形態に係る二酸化硫黄ガスの濃度別の紫外吸収スペクトルである。 本発明の第2実施形態に係る二酸化硫黄ガス濃度と吸収係数の相関を示すグラフである。
以下、例示に基づき本発明を説明する。
《第1実施形態》
第1実施形態はラマン散乱型ガス濃度測定システムに関する。
第1実施形態のガス濃度測定システムでは、複数種類のガスからなる混合ガスにレーザー光を照射し、複数の狭帯域フィルターを用いて各分子スペクトルのピークを検出することができる。混合ガスにおいて、各ガスのラマンスペクトルがピークを備え、かつ、スペクトル線の重なりが無い場合には、各フィルターにより各ガスの濃度を測定することができる。表1に示すH、N、O、COなどのガスにおいては、レーザービームなどの光線の波長からラマンシフトした波長にピークが観測されることが知られているが、以下では水素ガスを測定する場合の構成例を説明する。
(構成)
図1は、本発明の第1実施形態に係るガス濃度測定システムの構成図である。第1実施形態のガス濃度測定システムは、レーザー光源装置1と、受光装置2と、照射用光ファイバ3と、受光用光ファイバ4と、センサチップ10と、を主要な構成要素とする。
レーザー光源装置1は、例えば、波長355nmのレーザー光を発振するYAGレーザー等の光源である。レーザー光源装置1は、図示しないコンピュータと接続されており、コンピュータからの発振指示を受けてレーザー光をパルス状に発振する。レーザー光源装置1から発振されたレーザー光は、照射用光ファイバ3を介してセンサチップ10へ伝送される。
本実施形態に係る受光装置2は、光学フィルター21および光検出器22を備える2台の受光装置からなり、測定対象ガスからのラマン散乱光を、センサチップ10および受光用光ファイバ4を介して受光する。本実施形態とは異なり、受光装置2の数を1台としてもよく、これに伴い、受光用光ファイバ4を1本とし、或いは、複数本の受光用光ファイバ4からのラマン散乱光を1つの受光装置2に導入して大きな電気信号を得るようにしてもよい。同様に受光装置2の数を3台以上としてもよい。
光学フィルター21は、水素ガスのラマン散乱光スペクトル波長である416.5nm付近に透過波長中心を持つ光学バンドパスフィルターである。光学フィルター21は、測定対象ガスの種類や照射するレーザー光の波長に応じて異なる透過波長のものに交換することができる。
光検出器22は、受光した光の強度に比例して電気信号を発生する機器であり、例えば、光電子増倍管、アバランシェホトダイオード、ホトトランジスタ、CCDにより構成される。
受光装置2は、図示しないコンピュータと接続されており、このコンピュータには専用の分析ソフトが導入されている。コンピュータは、光検出器22の検出信号から、センサチップ10付近に存在するガスの種類や濃度を算出することができ、算出結果を表示装置にリアルタイム表示させることができる。
照射用光ファイバ3および受光用光ファイバ4は、耐熱性に優れた光ファイバであり、例えば、石英系の光ファイバを用いる。例えば、火力発電所煙道排ガス(360℃)に適用できる耐熱性を実現するためには、15分間で380℃に達する火災温度曲線で加熱されても耐える性能を備えることが好ましい。水素存在環境下で用いる場合には、照射用光ファイバ3および受光用光ファイバ4に、水素遮断性を有するものを用いることが好ましい。
センサチップ10は、光ファイバに接続された完全防爆型のガス検出部を構成し、例えば配管の内部などに設置されるプローブとして機能する。センサチップ10は、レーザー光源装置1および受光装置2と光ファイバにより接続されているので、光ファイバの長さを調節することにより、センサチップ10のみを遠隔地に設置することが可能である。
センサチップ10は、図2に示すように、照射孔12および受光孔13a,13bが設けられたベース部材11と、照射用レンズ7と、受光用レンズ8とから構成される。
ベース部材11は、例えば数mm〜数十mm四方の寸法を有する板状部材であり、センサチップ10の本体を構成する。試作品では、ベース材11を、12×15×4.5mmの主材11aおよび12×15×2mmの天板11bから構成した。
ベース部材11は、(例えば、400℃以上、好ましくは700℃以上の耐熱性を有する)SUSやセラミックスなどの耐熱材により構成される。好ましくは、次に述べる2つの理由から、ベース部材11をセラミックス系材料により構成する。
第1に、熱膨張性が小さいことが挙げられる。高温状態に伴う膨張率が極めて小さいため、光軸のズレが抑えられるという利点がある。例えば、熱膨張係数を比較すると、ステンレス(SUS304)に対する熱膨張係数は、アルミナは約1/2.5であり、窒化珪素は約1/7である。
第2に、化学的安定性が高いことが挙げられる。酸、アルカリに対する耐食性が高く、腐食性ガス環境下においても長期連続稼働ができる。例えば、酸溶液/アルカリ溶液に浸した場合の1日当たりの腐食量を比較すると、ステンレス(SUS304)に対するアルミナの腐食量は約1/100である。
セラミックス系材料としては、アルミナ、窒化珪素、フォルステライト、ステアタイト、マグネシア、結晶化ガラスが例示される。セラミックスからなるベース部材11は、例えば、マシナブルセラミックスを用いた精密切削加工、または、金型を用いた射出成型および焼結により形成することができるが、精度と量産の観点からは後者の方法が優れている。
セラミックスは割れの問題があるので、他の部品との接合には(例えば、400℃以上、好ましくは700℃以上の耐熱性を有する)耐熱接着材(例えば、シリカ、マイカ、アルミナなどを主成分とするセラミックス接着剤)、耐熱セラミックスネジ(例えば、アルミナ、ジルコニア、窒化ケイ素などを主成分とするネジ)を用いることが好ましい。
試作品では、コーニング社(Corning Incorporated)製マコール(主成分シリカ、アルミナ、酸化マグネシウム)を用いてベース材11を構成し、各部品を耐熱温度が1200〜2400℃である朝日化学工業社製スミセラム(主成分シリカ、アルミナ)により接合した。
ベース部材11には、照射用光ファイバ3の先端に設けられたフェルール5を固定するための凹部と、受光用光ファイバ4a,4bの先端に設けられたフェルール6a,6bを固定するための凹部とが設けられている。これらの凹部は、溝である場合もあれば穴である場合もある。フェルール5およびフェルール6a,6bは、上記の凹部に嵌合されることで光軸が所定の角度をもって交わるように配置され、耐熱接着材により固定される。例えば、光ファイバ3の光軸(L1)と光ファイバ4の光軸とのなす角が、5°〜30°となるように配置する。
なお、受光用光ファイバ4の本数は2本に限定されず、3本以上としてもよい。複数の受光用ファイバを用いる構成においては、1本の光ファイバ毎に特定のガス種のラマン散乱波長を選択するフィルターと受光素子を取り付けて複数のガス種のラマン散乱光を同時に測定するようにしてもよい。
ベース部材11の一端面には、照射孔12および受光孔13a,13bが設けられている。
照射用レンズ7は照射孔12またはその端部に配置され、受光用レンズ8a,42bは受光孔13a,13bまたはその端部に配置される。照射用レンズ7の照射孔12と反対側の近傍には照射用光ファイバ3の端部が配置され、受光用レンズ8aの受光孔13aと反対側の近傍には受光用光ファイバ4aの端部が配置され、受光用レンズ8bの受光孔13bと反対側の近傍には受光用光ファイバ4bの端部が配置される。
レンズ7および8a,8bは、いずれも凸レンズの作用を奏する(例えば、400℃以上、好ましくは700℃以上の耐熱性を有する)耐熱レンズであり、耐熱接着材によりベース部材11にそれぞれ固定されている。レンズ7および8a,8bは、例えば、石英、透明セラミックスにより構成される。熱膨張性の観点からは、ベース部材11、レンズ7および8a,8bの全てをセラミックスで製作することが好ましい。なお、試作品では、レンズ7および8a,8bにφ2.5mmの石英製ボールレンズを用いた。
以上に説明したセンサチップ10をガスセルに配置し、ガスセル内に濃度25%の水素ガスを導入してガス濃度を測定したところ、第1実施形態のガス濃度測定システムによりガスの濃度を精度良く測定できることが確認された。図3に濃度25%水素ガスに対するラマン散乱光信号の時間波形を、図4に水素ガス濃度とラマン散乱光信号強度(ピーク値)の相関のグラフを示す。
以上に説明した第1実施形態のガス濃度測定システムによれば、高温環境(例えば、300℃以上または500℃以上)にあるガスの濃度を測定することができる。具体的には、例えば、約360℃の高温環境にある火力発電所の排ガス分析に用いることが可能である。本発明のセンサチップは1000℃以上の耐熱性を確保することも可能である。
また、ベース部材をセラッミックスにより構成した場合には、硫黄(S)成分を含むガスの濃度を測定する際に生じる腐食性の問題を解決することができる光学式ガスセンサを提供することが可能である。具体的には、脱硫前のSOを多く含む火力発電所の排ガス分析に好適である。
さらに、第1実施形態のガス濃度測定システムは、高放射線環境での利用にも適している。
《第2実施形態》
第2実施形態は吸光型ガス濃度測定システムに関する。
(構成)
図5は、本発明の第2実施形態に係るガス濃度測定システムの構成図である。第2実施形態のガス濃度測定システムは、紫外光源装置51と、受光装置52と、照射用光ファイバ53と、受光用光ファイバ54と、センサチップ60と、を主要な構成要素とする。
紫外光源装置51は、キセノンランプ、重水素ランプなどの紫外線を照射する光源を備えている。紫外光源装置51は、図示しないコンピュータと接続されており、コンピュータからの照射指示を受けて所定のタイミングで紫外線を照射する。紫外光源装置51から照射された紫外光は、照射用光ファイバ53を介してセンサチップ60へ伝送される。
受光装置52は、図示しない分光器と、図示しない光検出器を備える。受光装置52は、センサチップ60が受光した紫外光を、受光用光ファイバ54を介して受信する。受光装置52は、分光器で紫外光中の特定の範囲(例えば、200〜350nmの範囲)の波長を分光し、それを光検出器で検出する。
受光装置52は、図示しないコンピュータと接続されており、このコンピュータには専用の分析ソフトが導入されている。コンピュータは、受光装置52の検出信号から、センサチップ60付近に存在するガスの種類や濃度を算出することができ、算出結果を表示装置にリアルタイム表示させることができる。紫外線吸収分析でのガス中の濃度の検出は、例えば、既知濃度の紫外線吸収スペクトルを取得し、吸光度を濃度毎にプロットした検量線を作成した後で、未知濃度の吸光度と対比することで、ガスの濃度を求める。
照射用光ファイバ53および受光用光ファイバ54は、(例えば、400℃以上、好ましくは700℃以上の耐熱性を有する)耐熱性に優れた光ファイバであり、例えば、石英系の光ファイバを用いる。水素存在環境下で用いる場合には、照射用光ファイバ53および受光用光ファイバ54に、水素遮断性を有するものを用いることが好ましい。
センサチップ60は、光ファイバに接続された完全防爆型のガス検出部を構成し、例えば配管の内部などに設置されるプローブとして機能する。センサチップ60のみを遠隔地に設置することが可能である点は、第1実施形態と同様である。
センサチップ60は、図6に示すように、光路空間62が設けられたベース部材61と、照射用レンズ57と、受光用レンズ58と、プリズム59とから構成される。
ベース部材61は、例えば数mm〜数十mm四方の寸法を有する板状部材であり、センサチップ60の本体を構成する。試作品の寸法は、18×39×11mmである。ベース部材61は、(例えば、400℃以上、好ましくは700℃以上の耐熱性を有する)SUSやセラミックスなどの耐熱材により構成される。膨張性や腐食性の観点からはセラミックス系材料により構成することが好ましく、また、精度の観点からは金型を用いた射出成型および焼結により形成することが好ましい点も、第1実施形態と同様である。
ベース部材61には、照射用光ファイバ53の先端に設けられたフェルール55を固定するための凹部と、受光用光ファイバ54の先端に設けられたフェルール56を固定するための凹部とが設けられている。これらの凹部は、溝である場合もあれば穴である場合もある。フェルール55およびフェルール56は、それぞれの光軸のなす角が、平行になるように配置する。
照射用光ファイバ53の端部には照射用レンズ57が配置され、受光用光ファイバ54の端部には受光用レンズ58が配置される。レンズ57および58は、いずれも凸レンズの作用を奏する(例えば、400℃以上、好ましくは700℃以上の耐熱性を有する)耐熱レンズであり、耐熱接着材によりベース部材61にそれぞれ固定されている。レンズ57および58は、例えば、石英、透明セラミックスにより構成される。試作品では、レンズ57,58に、φ5mmの石英製ボールレンズを用いた。
ベース部材61には、外気と連通する凹部である光路空間62が設けられている。光路空間62の一方の内側面にはレンズ57,58が配置され、他方の内側面にはプリズム59が配置される。ベース部材61には、プリズム59を配置するための略三角形の切り欠き部が設けられている。ここで、ベース部材61の切り欠き部の面とプリズム59の反射面の裏面とが、面の全てにわたって当接することは必要ではない。全反射とは、屈曲率が大きい媒質から屈折率が小さい媒質へ光が入射するとき、その境界面を光が透過せず全て反射する現象をいうが、空隙があっても全反射は実現される。レンズ57,58とプリズム59の間隔を広げることで、吸光の光路長を長くすることもできる。
プリズム59は、(例えば、400℃以上、好ましくは700℃以上の耐熱性を有する)耐熱性に優れた石英、透明セラミックスなどの材により構成したものを用いる。反射体として金属蒸着ミラーを用いた場合の耐熱温度は200℃程度であるが、反射体として石英プリズムを用いたセンサチップは1000℃以上の耐熱性を確保することも可能である。プリズム59は、耐熱接着材によりベース部材61にそれぞれ固定される。熱膨張性の観点からは、ベース部材61、レンズ57,58およびプリズム59の全てをセラミックスで製作することが好ましい。なお、試作品では、プリズム59a〜59cに、5.0mm×5.0mmの石英製45度全反射プリズムを用いた。
以上に説明したセンサチップ60をガスセルに配置し、ガスセル内にアンモニアガスあるいは二酸化硫黄ガスを導入してガス濃度を測定したところ、数ppmオーダーでガスの濃度を測定できることが確認された。図7にアンモニアガスの濃度別の紫外吸収スペクトルを、図8にアンモニアガス濃度と吸収係数の相関を示すグラフを示す。また、図9に二酸化硫黄ガスの濃度別の紫外吸収スペクトルを、図10に二酸化硫黄ガス濃度と吸収係数の相関を示すグラフを示す。
以上に説明した第2実施形態のガス濃度測定システムによれば、第1実施形態と同様に、高温環境(例えば、約360℃)および高放射線環境にあるガスの濃度を測定することができる。
また、ベース部材をセラッミックスにより構成した場合には、第1実施形態と同様に、硫黄(S)成分を含むガスの濃度を測定する際に生じる腐食性の問題を解決することができる光学式ガスセンサを提供することが可能である。
《第3実施形態》
第3実施形態は吸光型ガス濃度測定システムに関する。第3実施形態は、ガスセンサチップ70以外の構成は第2実施形態と同じであるので、以下ではガスセンサチップ70以外の要素については説明を割愛する。
ガスセンサチップ70は、図11に示すように、光路空間72が設けられたベース部材71と、照射用レンズ57と、受光用レンズ58と、プリズム59a〜59cとから構成される。
ベース部材71は、第2実施形態のベース部材61より僅かに大きい(例えば、10cm四方以下)板状部材であり、耐熱性に優れた石英、透明セラミックスなどの材により構成される。試作品の寸法は、22×38×9mmである。膨張性や腐食性の観点からはセラミックス系材料により構成することが好ましく、また、精度の観点からは金型を用いた射出成型および焼結により形成することが好ましい点も、第1および第2実施形態と同様である。
ベース部材71に設けられた凹部にフェルール55,56が固定される点は、第2実施形態と同様である。また、光ファイバ53,54の端部にはレンズ57,58が配置される点も第2実施形態と同様である。試作品では、レンズ57,58にφ5mmの石英製ボールレンズを用いた。
ベース部材71には、外気と連通する凹部である光路空間72が設けられている。本実施形態では、3つのプリズムにより6回の反射を行うことで、光路L3を長くとすることを可能としている。そのため、本実施形態は、第2実施形態と比べより高精度にガス濃度を計測することが可能である。なお、プリズムの数は3個に限定されず、5個以上(すなわち、2n+1個)としてもよい。
ベース部材71には、プリズム59a〜59cを配置するための略三角形の切り欠き部が3つ設けられている。レンズ57,58と対向する光路空間72の内側面に2つの切り欠き部が設けられ、レンズ57,58側の光路空間72の内側面に1つの切り欠き部が設けられている。
プリズム59a〜59cは、第2実施形態と同様であり、耐熱接着材によりベース部材71にそれぞれ固定される。試作品では、プリズム59a〜59cに5.0mm×5.0mmの石英製45度全反射プリズムを用いた。
以上に説明したセンサチップ70をガスセルに配置し、ガスセル内にアンモニアガスを導入してガス濃度を測定したところ、数ppmオーダーでガスの濃度を測定できることが確認された。図12にアンモニアガスの濃度別の紫外吸収スペクトルを、図13にアンモニアガス濃度と吸収係数の相関を示すグラフを示す。また、図14に二酸化硫黄ガスの濃度別の紫外吸収スペクトルを、図15に二酸化硫黄ガス濃度と吸収係数の相関を示すグラフを示す。
以上、本開示にて幾つかの実施形態を例示として詳細に説明したが、本発明の新規な教示および有利な効果を実質的に逸脱しない改変例も本発明の範囲に含まれる。
本発明は、高温環境にあるガスの濃度を測定する用途に好適である。また、ベース部材にセラミックスを用いた構成においては、金属に腐食が生じる成分を含むガスの濃度を測定する用途に特に好適である。金属に対しセラミックスの適用が優位となる環境としては、例えば、次の用途が挙げられる。
(1)発電所排ガス
高温、蒸気充満、SO・NO・NH等腐食性ガス雰囲気
(2)自動車排ガス
高温、蒸気充満、SO・NO等腐食性ガス雰囲気
(3)化学工場、上水処理場、製紙工場
塩素(Cl)含有雰囲気
(4)石油精製、アンモニア製造工場、製鉄所排ガス、火山・温泉地帯、下水処理場
硫化水素(HS)含有雰囲気
(5)化学肥料工場
アンモニア(NH)含有雰囲気
(6)水・海水等腐食性を有する液体中
1 レーザー装置
2 受光装置
3 照射用光ファイバ
4 受光用光ファイバ
5,6 フェルール
7,8 レンズ
10 センサチップ
11 ベース材
12 照射孔
13 受光孔
21 光学フィルタ
22 光検出器
23 筐体
51 紫外光源装置
52 受光装置
53 照射用光ファイバ
54 受光用光ファイバ
55,56 フェルール
57,58 レンズ
59 プリズム
60 センサチップ
61 ベース材
62 光路空間
71 ベース材
72 光路空間

Claims (12)

  1. 光源からの光を伝送する照射用耐熱光ファイバと、
    照射用耐熱光ファイバの端部近傍に配置される照射用耐熱レンズと、
    計測対象ガスからの散乱光受光装置に伝送する受光用耐熱光ファイバと、
    受光用耐熱光ファイバの端部近傍に配置される受光用耐熱レンズと、
    照射用耐熱光ファイバおよび受光用耐熱光ファイバが配設される、耐熱材からなるベース部材とを備え
    前記ベース部材が、10cm四方以下の大きさのセラミックス系材料により構成され、
    前記受光用耐熱レンズが、ボールレンズからなることを特徴とする、腐食性ガス環境下用光学式ガスセンサ。
  2. 前記受光用耐熱光ファイバを複数備えること、
    前記照射用耐熱光ファイバおよび前記複数の受光用耐熱光ファイバの光軸が、同じ場所で交わることを特徴とする請求項1の光学式ガスセンサ。
  3. 前記照射用耐熱光ファイバから照射する光がレーザー光であり、前記受光用耐熱レンズが受光する光がラマン散乱光であることを特徴とする請求項1または2の光学式ガスセンサ。
  4. 前記照射用耐熱光ファイバおよび前記受光用耐熱光ファイバが、水素遮断性を有することを特徴とする請求項の光学式ガスセンサ。
  5. 光源からの光を伝送する照射用耐熱光ファイバと、
    照射用耐熱光ファイバの端部近傍に配置される照射用耐熱レンズと、
    計測対象ガスを通過した光を受光装置に伝送する受光用耐熱光ファイバと、
    受光用耐熱光ファイバの端部近傍に配置される受光用耐熱レンズと、
    照射用耐熱光ファイバからの光を全反射により受光用耐熱光ファイバに導く耐熱プリズムと、
    照射用耐熱レンズ、受光用耐熱レンズおよび耐熱プリズムが配設される凹部を有し、耐熱材からなるベース部材とを備え、
    前記ベース部材が、10cm四方以下の大きさのセラミックス系材料により構成され、
    前記照射用耐熱レンズおよび前記受光用耐熱レンズが、ボールレンズからなること、
    前記耐熱プリズムが、同一平面上に配設された2n+1個(ただし、nは1以上の自然数)のプリズムからなることを特徴とする、腐食性ガス環境下用光学式ガスセンサ。
  6. 前記耐熱プリズムが、石英あるいは透明セラミックスにより構成されることを特徴とする請求項5の光学式ガスセンサ。
  7. 前記照射用耐熱光ファイバおよび前記受光用耐熱光ファイバが、石英系の光ファイバにより構成されることを特徴とする請求項1ないし6のいずれかの光学式ガスセンサ。
  8. 前記ベース部材が、射出成型および焼結により製作されたセラミックスにより構成されることを特徴とする請求項1ないし7のいずれかの光学式ガスセンサ。
  9. 前記照射用耐熱レンズおよび前記受光用耐熱レンズが、石英あるいは透明セラミックスにより構成されたボールレンズからなることを特徴とする請求項1ないし8のいずれかの光学式ガスセンサ。
  10. 高温・高圧下で可燃ガス、空気および水蒸気が混在する環境に請求項1ないし9のいずれかの光学式ガスセンサを設置し、1種以上のガス密度を連続測定することを特徴とするガス濃度監視方法。
  11. SO、NO、NH、HSおよび/またはClを含む排ガスの排気管に請求項1ないし9のいずれかの光学式ガスセンサを設置し、SO、NO、NH、HSおよびClからなる群から選択される1種以上のガスの濃度を連続測定することを特徴とするガス濃度監視方法。
  12. 前記排ガスが、火力発電所のボイラから排出される排ガスであることを特徴とする請求項10のガス濃度監視方法。
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