JP2003511522A - Hipeをインラインで製造する装置および方法 - Google Patents

Hipeをインラインで製造する装置および方法

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Abstract

(57)【要約】 高内相エマルジョンを製造する方法について記載されている。この方法は、スタティックミキサーを一回通過することで高内相エマルジョン(HIPE)を形成するものである。変形実施形態において、HIPEをさらに処理して、分散相液滴のサイズをさらに修正し、追加の材料をHIPEに組み込んだり、エマルジョン温度を変えたりすること等ができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【技術分野】
本出願は、高内相エマルジョン(HIPE)の製造方法に関する。本出願は、
特に、スタティックミキサーを用いてかかるエマルジョンを製造する連続的方法
に関する。
【0002】
【背景技術】
エマルジョンとは、一つの液体相が、実質的に非混和性の別の連続液体相に分
散したものである。分散相:連続相の比率の大きい油中水型(または水中油型)
エマルジョンは、高内相エマルジョン(以降、「HIPE」と呼ぶ)として業界
に知られている。分散相:連続相の比率が比較的大きいと、連続(外)相は、実
質的に内、分散相の液滴状構造を分離およびコートする薄膜になる。商業上、特
定の関心が持たれている一実施形態において、油中水型HIPEの連続油相は1
種類以上の重合可能なモノマーを含んでいる。油相は重合されると、分散、内相
液滴のサイズ分布により定義されるセルサイズ分布を有するセル状構造(例えば
、泡)を形成することができる。セルサイズ分布は、泡の特性に大きく影響する
ため、その目的で作成されるHIPEの内分散相の液滴サイズを精密に制御する
ことができるという利点がある。
【0003】 重合可能な油相を含む油中水型HIPEは業界で知られている。例えば、19
76年10月26日発行の米国特許第3,988,508号明細書(Lissa
nt)、1992年9月22日発行の米国特許第5,149,720号明細書(
DesMaraisら)、1993年11月9日発行の米国特許第5,260,
345号明細書(DesMaraisら)、1993年2月23日発行の米国特
許第5,189,070号明細書(Brownscombeら)、1998年1
0月27日発行の米国特許第5,827,909号明細書(DesMarais
)および1999年5月4日発行の米国特許第5,900,437号明細書(M
ichellら)を参照のこと。
【0004】 HIPEの製造については、業界では、内相を連続相全体に分散させるのに必
要な剪断を与えるために回転エレメントを用いるミキサーが一般的に用いられて
いる。例えば、1993年10月5日発行の米国特許第5,250,576号明
細書(DesMaraisら)および上述した米国特許第5,827,909号
明細書を参照のこと。かかるミキサーは、望ましいセルサイズ分布の泡に重合可
能なHIPEを提供することができるが、かかるHIPEの製造方法において改
善が必要とされている。例えば、実験室または試験設備規模から完全生産規模ま
で、回転エレメントを有するミキサーを予測してその規模に合わせるのは難しい
ことは周知である。すなわち、生産能力を増大させるために単にミキサーのサイ
ズを大きくしても(たとえ、混合エレメント先端速度のようないくつかのプロセ
スパラメータを合わせたとしても)、小規模の混合装置で設計されたプロセスを
用いた場合と同じ特性を有するHIPEには必ずしもならない。このように、大
量生産でHIPEを製造できるようHIPEを製造するプロセスの規模を容易に
上げられるようにする必要がある。
【0005】 業界に知られた回転エレメントよりも規模の調整を予測しやすい剪断を与える
一つの手段は、インラインミキサーまたはスタティックミキサーを用いることで
ある。かかるミキサーにおいては、固定エレメントを通過する流体フローがエレ
メントの配置によって分割されたり再結合されて混合がなされる。
【0006】 スタティックミキサーを用いてHIPEを形成することは業界に知られている
。例えば、1989年7月4日公開の米国特許第4,844,620号明細書(
Lissantら)には、内および外相をスタティックミキサーを含む再循環ル
ープへ導入することによりHIPEを形成するシステムが記載されている。再循
環ループを通るフローの僅かの部分が生成物として回収される。かかるシステム
はHIPEを良好に製造できるが、生成物ストリーム中の少なくとも一部の材料
はスタティックミキサーをわずか一回通過するに過ぎないため、内相サイズ分布
が広すぎるHIPEが製造されてしまうことが予測される。かかる一回通過の材
料は剪断が少ないため、必然的にこの材料は、より大きなサイズの粒子に分散さ
れる。さらに、HIPEが、油相が重合可能である油中水型HIPEである場合
には、かかる重合は、再循環ループ(開始剤が存在)で開始されるか、または生
成物ストリームに開始剤を注入することを必要とする。いずれの場合も追加のプ
ロセスは複雑であることが明白である。
【0007】 このように、比較的サイズ分布の狭いHIPEを製造可能な一回通過プロセス
がさらに必要とされている。かかる一回通過のプロセスは、制御され、予測可能
で狭いセルサイズ分布のHIPE誘導泡を製造することのできるHIPEを製造
できることもさらに望まれている。また、かかる重合反応を促進するために比較
的高温で操作されるプロセスと適合性のある一回通過システムも必要とされてい
る。
【0008】
【発明の開示】
a)第1の相を供する工程と、 b)前記第1の相と実質的に非混和性の第2の相を、前記第1の相対前記第2
の相の比率が約2:1〜約250:1となるように供する工程と、 c)前記第1および第2の相を混合して、予備混合されたプロセスストリーム
を提供する工程と、 d)少なくとも1つのスタティックミキサーセグメントを用いて、一回の通過
で前記予備混合プロセスストリームを処理して、前記第2の相に前記第1の相を
乳化させるのに十分な剪断を与えて、平均粒子サイズを有する内相サイズ分布を
有する高内相エマルジョンを生成する工程と を含む、2種類以上の非混和性流体を混合して高内相エマルジョン(HIPE)
を形成する方法。
【0009】 好ましい相組成物、スタティックミキサーの設定等についても記載してある。
本発明の方法は、後に重合してHIPE誘導泡を提供するHIPEを生成するの
に特に有用である。
【0010】
【発明の具体的説明】
I.HIPEの油相および水相成分 A.概論 本発明のシステムおよびプロセスは、HIPEの業界に一般的に知られている
ような内相:連続外相の比率が比較的大きいエマルジョンを調製するのに特に有
用である。好ましい実施形態において、油中水型HIPEが調製される。これら
のHIPEは比較的広い範囲の内対外(すなわち、分散対連続)相比率を有する
ように処方することができる。
【0011】 油中水型HIPEに関して、選択された特別の油中水型比率は、存在する特定
の油および水相成分、HIPEの特定の使用法、およびHIPEに望まれる特定
の特性をはじめとする数多くの因子に応じて異なる。一般に、HIPEにおける
油対水相の比率は少なくとも約2:1、一般的には約2:1〜約250:1、よ
り一般的には約4:1〜約250:1、さらにより一般的には約12:1〜約2
00:1、最も一般的には約12:1〜約150:1である。
【0012】 後に重合されてポリマー泡(以降、「HIPE誘導泡」と称す)を提供する本
発明によるHIPEについては、多くのその他のパラメータの中でも、HIPE
を形成するのに用いられる相対量の水および油相が、得られるHIPE泡の構造
的、機械的および性能特性を判断するのに重要である。特に、HIPE中の水対
油相比は、泡の密度、セルサイズおよび毛管現象、および泡を形成するストラッ
トの寸法に影響する可能性がある。これらの泡を作成するのに用いられる本発明
によるHIPEの油中水型相の比率は通常、約12:1〜約250:1、好まし
くは約12:1〜約200:1、最も好ましくは約12:1〜約150:1であ
る。
【0013】 B.油相 1.油 HIPEの油相は様々な油材料を含むことができる。選択された特定の油性材
料は、HIPEの特定の使用法に応じて異なることが多い。「油性」とは、(1
)あまり水に溶けない(または不溶)、(2)表面張力が低い、そして、(3)
触ると特徴的な滑らかな感触を有している、という要件に当てはまる、室温で固
体または液体、好ましくは液体である材料のことである。さらに、HIPEを食
品、薬品または化粧品分野に用いるような場合には、油性材料は化粧および薬事
上許容されるものでなければならない。本発明によるHIPEを作成するのに好
適な油性材料として予測される材料としては、例えば、鉱油、石油、イソパラフ
ィン、スクアラン;植物油、動物性油、魚油(海洋)、例えば、桐油、オイチシ
カ油、ひまし油、亜麻仁油、ケシ油、大豆油、綿実油、コーン油、魚油、クルミ
油、松の実油、オリーブ油、ヤシ油、パーム油、キャノーラ油、菜種油、ヒマワ
リ種子油、サフラワー油、ゴマ種油、落花生油等のような直鎖、分岐および/ま
たは環状パラフィン;エチルヘキシルパルミテート、C16〜C18の脂肪族ア
ルコールジ−イソオクタノエート、ジブチルフタレート、ジエチルマレエート、
トリクレジルホスフェート、アクリレートまたはメタクリレートエステル等のよ
うな脂肪酸またはアルコールのエステル;松脂、ロジンスピリッツ、パイン油お
よびアセトン油の留出物を含む樹脂油および木留出物;ガソリン、ナフサ、ガス
燃料、潤滑および重油のような様々な石油ベースの製品;ベンゼン、トルエン、
キシレン、ソルベントナフサクレオソート油およびアントラセン油およびエーテ
ル油を始めとする石炭留出物;およびシリコーン油が挙げられる。好ましくは、
油性材料は非極性である。好適な油相としてはまた、本発明の方法を用いてHI
PEに形成した後、ポリマー泡に重合可能な1種類以上のモノマーを含むモノマ
ー組成物である。
【0014】 本発明の任意の一実施形態において、油相は、 (a)約−20℃〜約90℃のTg値を有するコポリマーを形成可能なモノマ
ー成分約80重量%〜約98重量%、ただし、該モノマー成分が、 (i)約35℃以下のTgを有するホモポリマーを形成可能な実質的に水不
溶性の単官能性モノマー約10重量%〜約70重量%、 (ii)スチレンと同程度の靭性を与えることの可能な実質的に水不溶性の
単官能性コモノマー約10重量%〜約70重量%、 (iii)ジビニルベンゼンおよびその類似体からなる群より選択される第
1の実質的に水不溶性の多官能性架橋剤約2%〜約50%、および (iv)ジオールのジアクリレートおよびその類似体からなる群より選択さ
れる第2の実質的に水不溶性の多官能性架橋剤約0%〜約15%とを含んでなる
、および、 (b)油相に可溶で、安定した油中水型エマルジョンを形成するのに好適な乳
化成分約2重量%〜約20重量%とを含んでなる。
【0015】 ポリマー泡を形成するのに重合される好ましいHIPEについては、この油相
はモノマー成分を含む。このモノマー成分は、一実施形態において、ガラス転移
温度(Tg)が約35℃以下、一般的には約−10℃〜約30℃のコポリマーを
形成するように処方される。動的機械的分析(DMA)によりTgを求める方法
は、ここに参考文献として組み込まれる1997年7月22日発行の米国特許第
5,650,222号明細書(Thomas A.DesMaraisら)の試
験方法のセクションに記載されている。このモノマー成分は、(a)アタクチッ
クアモルファスポリマーのTgが約25℃以下である少なくとも1種類の単官能
性モノマーと、(b)任意で単官能性コモノマーと、(c)少なくとも1種類の
多官能性架橋剤とを含む。特定の種類および量の単官能性モノマーおよびコモノ
マーおよび多官能性架橋剤の選択は、吸収剤(例えば、水性流体、絶縁材料、か
かる特性が最終構造に利点を与えるようなその他の用途について)として用いる
のに好適な材料を与える構造的、機械的および流体取扱い特性の望ましい組み合
わせを有するHIPE泡を実現するには重要となり得る。
【0016】 かかるHIPE泡について、モノマー成分は、得られるポリマー泡構造にゴム
状の特性を与える1種類以上のモノマーを含む。かかるモノマーは、Tgが約2
5℃以下の高分子量(10,000を超える)のアタクチックアモルファスポリ
マーを生成することができる。この種のモノマーとしては、例えば、(C〜C 14 )アルキルアクリレート、例えば、ブチルアクリレート、ヘキシルアクリレ
ート、オクチルアクリレート、2−エチルヘキシルアクリレート、ノニルアクリ
レート、デシルアクリレート、ドデシル(ラウリル)アクリレート、イソデシル
アクリレート、テトラデシルアクリレート、アリールアクリレート、アルカリー
ルアクリレート、例えば、ベンジルアクリレート、ノニルフェニルアクリレート
、(C〜C16)アルキルメタクリレート、例えば、ヘキシルアクリレート、
オクチルメタクリレート、ノニルメタクリレート、デシルメタクリレート、イソ
デシルメタクリレート、ドデシル(ラウリル)メタクリレート、テトラデシルメ
タクリレート、(C〜C12)アルキルスチレン、例えば、p−n−オクチル
スチレン、アクリルアミド、例えば、N−オクタデシルアクリルアミド、ポリエ
ン、例えば、2−メチル−1,3−ブタジエン(イソプレン)、ブタジエン、1
,3−ペンタジエン(ピペリレン)、1,3−ヘキサジエン、1,3−ヘプタジ
エン、1,3−オクタジエン、1,3−ノナジエン、1,3−デカジエン、1,
3−ウンデカジエン、1,3−ドデカジエン、2−メチル−1,3−ヘキサジエ
ン、6−メチル−1,3−ヘプタジエン、7−メチル−1,3−オクタジエン、
1,3,7−オクタトリエン、1,3,9−デカトリエン、1,3,6−オクタ
トリエン、2,3−ジメチル−1,3−ブタジエン、2−メチル−3−エチル−
1,3−ブタジエン、2−メチル−3−プロピル−1,3−ブタジエン、2−ア
ミル−1,3−ブタジエン、2−メチル−1,3−ペンタジエン、2,3−ジメ
チル−1,3−ペンタジエン、2−メチル−3−エチル−1,3−ペンタジエン
、2−メチル−3−プロピル−1,3−ペンタジエン、2,6−ジエチル−1,
3,7−オクタトリエン、2,7−ジメチル−1,3,7−オクタトリエン、2
,6−ジメチル−1,3,6−オクタトリエン、2,7−ジメチル−1,3,6
−オクタトリエン、7−メチル−3−メチレン−1,6−オクタジエン(ミルセ
ン)、2,6−ジメチル−1,5,7−オクタトリエン(オシメン)、1−メチ
ル−2−ビニル−4,6−ヘプタ−ジエニル−3,8−ノナジエノエート、5−
メチル−1,3,6−ヘプタトリエン、2−エチルブタジエンといったモノマー
およびこれらのモノマーの混合物が挙げられる。これらのモノマーの中でも、イ
ソデシルアクリレート、n−ドデシルアクリレートおよび2−エチルヘキシルア
クリレートが最も好ましい。モノマーは、通常、30重量%〜約85重量%、よ
り好ましくは約50重量%〜約70重量%のモノマー成分を含んでいる。
【0017】 かかるHIPE泡について、モノマー成分はまた一般的には得られるポリマー
泡構造のTg特性、そのモジュラス(強度)およびその靭性を修正するために含
められる1種類以上のコモノマーも含む。これらの単官能性コモノマーの種類に
は、スチレンベースのコモノマー(例えば、スチレンやエチルスチレン)または
関連するホモポリマーが靭性を示すものとして周知であるメチルメタクリレート
のようなその他のモノマーの種類が含まれる。これらのコモノマーのうち、スチ
レン、エチルスチレンおよびこれらの混合物は、得られるポリマー泡構造に靭性
を与えるのに特に好ましい。これらのコモノマーは、モノマー成分の約40%ま
でであり、通常は約5重量%〜約40重量%、好ましくは約10重量%〜約35
重量%、最も好ましくは約15重量%〜約30重量%のモノマー成分を含む。本
発明の一実施形態において、これらのコモノマーはスチレンと同程度の靭性を与
えることができる。
【0018】 かかるHIPE泡について、このモノマー成分はまた1種類以上の多官能性架
橋剤も含む。これらの架橋剤を入れると、可撓性および弾性が失なわれる結果、
得られるポリマー泡のTgおよびその強度が増大する傾向にある。好適な架橋剤
としては、ゴム状ジエンモノマーを架橋するのに用いることのできるものであれ
ばいずれでもよく、例えば、ジビニルベンゼン、ジビニルトルエン、ジビニルキ
シレン、ジビニルナフタレン、ジビニルアルキルベンゼン、ジビニルフェナント
レン、トリビニルベンゼン、ジビニルジフェニル、ジビニルジフェニルメタン、
ジビニルベンジル、ジビニルフェニルエーテル、ジビニルジフェニルスルフィド
、ジビニルフラン、ジビニルスルホン、ジビニルスルフィド、ジビニルジメチル
シラン、1,1’−ジビニルフェロセン、2−ビニルブタジエン、マレエート、
ジ−、トリ−、テトラ−、ペンタ−またはこれ以上の(メソ)アクリレートおよ
びジ−、トリ−、テトラ−、ペンタ−またはこれ以上の(メソ)アクリルアミド
、具体的にはエチレングリコールジメタクリレート、ネオペンチルグリコールジ
メタクリレート、1,3−ブタンジオールジメタクリレート、1,4−ブタンジ
オールジメタクリレート、1,6−ヘキサンジオールジメタクリレート、2−ブ
タンジオールジメタクリレート、ジエチレングリコールジメタクリレート、ヒド
ロキノンジメタクリレート、カテコールジメタクリレート、レゾルシノールジメ
タクリレート、トリエチレングリコールジメタクリレート、ポリエチレングリコ
ールジメタクリレート;トリメチロールプロパントリメタクリレート、ペンタエ
リスリトールテトラメタクリレート、1,3−ブタンジオールジアクリレート、
1,4−ブタンジオールジアクリレート、1,6−ヘキサンジオールジアクリレ
ート、ジエチレングリコールジアクリレート、ヒドロキノンジアクリレート、カ
テコールジアクリレート、レゾルシノールジアクリレート、トリエチレングリコ
ールジアクリレート、ポリエチレングリコールジアクリレート;ペンタエリスリ
トールテトラアクリレート、2−ブタンジールジアクリレート、テトラメチレン
ジアクリレート、トリメチロールプロパントリアクリレート、ペンタエリスリト
ールテトラアクリレート、N−メチロールアクリルアミド、1,2−エチレンビ
スアクリルアミド、1,4−ブタンビスアクリルアミドおよびこれらの混合物で
ある。
【0019】 好ましい多官能性架橋剤としては、ジビニルベンゼン、エチレングリコールジ
メチルアクリレート、ジエチレングリコールジメタクリレート、1,6−ヘキサ
ンジオールジメタクリレート、2−ブタンジオールジメタクリレート、エチレン
グリコールジアクリレート、ジエチレングリコールジアクリレート、1,6−ヘ
キサンジオールジアクリレート、2−ブタンジオールジアクリレート、トリメチ
ロールプロパントリアクリレートおよびトリメタクリレートおよびこれらの混合
物が挙げられる。ジビニルベンゼンは、一般に、約55:45の比でエチルスチ
レンとの混合物として入手可能である。これらの比率は、一方または他方の成分
で油相を濃縮するために修正することができる。エチルスチレン成分で混合物を
濃縮し、同時にモノマーブレンドにスチレンを入れなくて済むため有利である。
ジビニルベンゼン対エチルスチレンの好ましい比率は約30:70〜55:45
、最も好ましくは約35:65〜約45:55である。高レベルのエチルスチレ
ンを含めると、得られるコポリマーのTgをスチレンと同程度まで増大させるこ
となく、必要な靭性が与えられる。架橋剤は、モノマー成分(100%基準)の
約3重量%〜約40重量%、より好ましくは約4重量%〜約40重量%、最も好
ましくは約5重量%〜約40重量%の量でHIPEの油相に含めることができる
【0020】 これらの好ましいHIPEの油相の大部分はこれらのモノマー、コモノマーお
よび架橋剤を含む。これらのモノマー、コモノマーおよび架橋剤は、それらが主
に油相に可溶だが水相には不溶となるよう実質的に水不溶性であるのが必須であ
る。かかる実質的に水不溶性のモノマーを用いると適性な特性および安定性を持
つHIPEが確実に実現される。
【0021】 当然、用いるモノマー、コモノマーおよび架橋剤は、得られるポリマー泡が好
適には無毒で適切に化学安定性であるような種類のものであるのが極めて好まし
い。好ましくは、これらのモノマー、コモノマーおよび架橋剤は、後重合泡処理
および/または使用中、非常に低い残渣濃度で存在しても毒性をほとんど示さな
い、または全く示してはいけない。
【0022】 2.乳化成分 油相の他の代表的な成分は好適なHIPEエマルジョンの形成を可能とする乳
化剤である。本発明に用いるのに好適な乳化剤としては、低および中間−内相エ
マルジョンに用いるのに適用可能な多数の通常の乳化剤であればいずれであって
もよい。用いる特定の乳化剤は、油相に存在する特定の油状材料およびHIPE
の特定の使用法をはじめとする数多くの因子に応じて異なる。通常、これらの乳
化剤は非イオン性材料で、広い範囲のHLB値を有する。代表的な乳化剤として
は、ソルビタンエステル、例えば、ソルビタンラウレート(例えば、SPAN(
登録商標)20)、ソルビタンパルミテート(例えば、SPAN(登録商標)4
0)、ソルビタンステアレート(例えば、SPAN(登録商標)60およびSP
AN(登録商標)65)、ソルビタンモノオレエート(例えば、SPAN(登録
商標)80)、ソルビタントリオレエート(例えば、SPAN(登録商標)85
)、ソルビタンセスキオレエート(例えば、EMSORB(登録商標)2502
)およびソルビタンイソステアレート(例えば、CRILL(登録商標)6);
ポリグリセロールエステルおよびエーテル(例えば、TRIODAN(登録商標
)20);ポリオキシエチレン脂肪酸、エステルおよびエーテル、例えば、ポリ
オキシエチレン(2)オレイルエーテル、ポリエトキシル化オレイルアルコール
(例えば、BRIJ(登録商標)92およびSIMUSOL(登録商標)92)
等;モノ−、ジ−、およびトリリン酸エステル、例えば、オレイン酸のモノ−、
ジ−、およびトリリン酸エステル(例えば、HOSTAPHATKO3OON)
、ポリオキシエチレンソルビトールエステル、例えば、ポリオキシエチレンソル
ビトールヘキサステアレート(例えば、ATLAS(登録商標)G−1050)
、エチレングリコール脂肪酸エステル、グリセロールモノ−イソステアレート(
例えば、IMWITOR78OK)、グリセロールおよび脂肪族アルコールのエ
ーテル(例えば、CREMOPHOR WO/A)、ポリアルコールのエステル
、合成第1級アルコールエチレンオキシド濃縮物(例えば、SYNPERONI
C A2)、脂肪酸のモノおよびジグリセリド(例えば、ATMOS(登録商標
)300)等が挙げられる。
【0023】 その他の好ましい乳化剤としては、モノオレイン酸、モノミリスチン酸、モノ
パルミチン酸およびモノイソステアリン酸から誘導されたジグリセロールエステ
ルが挙げられる。好ましい補助乳化剤は、ジ獣脂ジメチルアンモニウム硫酸メチ
ルである。これらの乳化剤の混合物も、それぞれ精製したものとして、特に、最
小レベルのイソソルビドおよびポリオール不純物を含むソルビタンエステルもま
た特に有用である。
【0024】 ポリマー泡を作成するのに重合される好ましいHIPEについて、乳化剤はH
IPEを安定化させる以外のその他の機能も果たす。これらには、得られるポリ
マー泡を親水性化する能力が挙げられる。得られるポリマー泡は、一般に、洗浄
および脱水されて水およびその他残渣成分の大半が除去される。この残渣乳化剤
は、十分に親水性であれば、疎水性の泡を十分に湿潤させて水性流体を吸収可能
とさせる。
【0025】 ポリマー泡を作成するのに重合される好ましいHIPEについて、好適な乳化
剤としては、分岐C16〜C24脂肪酸、鎖状不飽和C16〜C22脂肪酸およ
び鎖状飽和C12〜C14脂肪酸のソルビタンモノエステル、例えば、ソルビタ
ンモノオレエート、ソルビタンモノミリステートおよびヤシ脂肪酸から誘導され
るソルビタンモノエステル;分岐C16〜C24脂肪酸、鎖状不飽和C16〜C 22 脂肪酸または鎖状飽和C12〜C14脂肪酸のジグリセロールモノエステル
、例えば、ジグリセロールモノオレエート(例えば、C18:1脂肪酸のジグリ
セロールモノエステル)、ジグリセロールモノミリステート、ジグリセロールモ
ノイソステアレートおよびヤシ脂肪酸のジグリセロールモノエステル;分岐C 〜C24アルコール(例えば、ゲルベアルコール)、鎖状不飽和C16〜C アルコールおよび鎖状飽和C12〜C14アルコール(例えば、ヤシ脂肪アル
コール)のジグリセロールモノ脂肪族エーテル、およびこれらの乳化剤の混合物
が挙げられる。好適なポリグリセロールエステル乳化剤の組成および調製につい
て記載している1995年2月7日発行の米国特許第5,287,207号明細
書(Dyerら)(ここに参考文献として組み込まれる)および好適なポリグリ
セロールエーテル乳化剤の組成および調製について記載している1996年5月
19日発行の米国特許第5,500,451号明細書(Stephen A.G
oldmanら)(ここに参考文献として組み込まれる)を参照のこと。好まし
い乳化剤としては、ソルビタンモノラウレート(例えば、SPAN(登録商標)
20、好ましくは約40%を超える、より好ましくは約50%を超える、最も好
ましくは約70%を超えるソルビタンモノラウレート)、ソルビタンモノオレエ
ート(例えば、SPAN(登録商標)、好ましくは約40%、より好ましくは約
50%、最も好ましくは約70%を超えるソルビタンモノオレエート)、ジグリ
セロールモノオレエート(例えば、約40%を超える、より好ましくは約50%
を超える、最も好ましくは約70%を超えるジグリセロールモノオレエート)、
ジグリセロールモノイソステアレート(例えば、好ましくは約40%を超える、
より好ましくは約50%を超える、最も好ましくは約70%を超えるジグリセロ
ールモノイソステアレート)、ジグリセロールモノミリステート(好ましくは約
40%を超える、より好ましくは約50%を超える、最も好ましくは約70%を
超えるソルビタンモノミリステート)、ジグリセロールのココイル(例えば、ラ
ウリルおよびミリストイル)エーテル、およびこれらの混合物が挙げられる。
【0026】 特に好ましい乳化剤は、200年1月24日出願の米国特許出願第09/49
0,654号明細書(Hirdら)「酸化安定乳化剤を用いた泡材料および高内
相エマルジョン」に記載されている。かかる乳化剤は、ヒドロカルビル置換クエ
ン酸または無水物またはその反応性等価物を、ポリオール(またはポリオールの
ブレンド)、ポリアミン(またはポリアミンのブレンド)、アルカノールアミン
(またはアルカノールアミンのブレンド)または2種類以上のポリオール、ポリ
アミンおよびアルカノールアミンのブレンドのいずれかと反応させることにより
作成された組成物を含む。実質的に炭素−炭素不飽和がないことで実質的に酸化
安定性となる。
【0027】 これらの主たる乳化剤に加えて、補助乳化剤を任意で油相に含めることができ
る。これらの補助乳化剤は、油相において主たる乳化剤と少なくとも共相容性で
ある。好適な補助乳化剤は両性イオンタイプ、例えば、ホスファチジルコリンお
よびホスファチジルコリン含有組成物、具体的にはレクチンや、ラウリルベタイ
ンといった脂肪族ベタイン;陽イオンタイプ、例えば、長鎖C12〜C22ジ脂
肪族、短鎖C〜Cジ脂肪族第四級アンモニウム塩、具体的にはジ獣脂ジメチ
ル塩化アンモニウム、ビストリデシルジメチル塩化アンモニウムおよびジ獣脂ジ
メチルメチル硫酸アンモニウム、長鎖C12〜C22ジアルコイル(アルケノイ
ル)−2−ヒドロキシエチル、短鎖C〜Cジ脂肪族第四級アンモニウム塩、
具体的にはジ獣脂−2−ヒドロキシエチルジメチル塩化アンモニウム、長鎖C 〜C22ジ脂肪族イミダゾリニウム第四級アンモニウム塩、具体的にはメチル
−1−獣脂アミドエチル−2−獣脂イミダゾリニウム硫酸メチルおよびメチル−
1−オレイルアミドエチル−2−オレイルイミダゾリニウム硫酸メチル、短鎖C 〜Cジ脂肪族、長鎖C12〜C22モノ脂肪族ベンジル第四級アンモニウム
塩、具体的にはジメチルステアリルベンジル塩化アンモニウムおよびジメチル獣
脂ベンジル塩化アンモニウム、長鎖C12〜C22ジアルコイル(アルケノイル
)−2−アミノエチル、短鎖C〜Cモノ脂肪族、短鎖C〜Cモノヒドロ
キシ脂肪族第四級アンモニウム塩、例えば、ジ獣脂−2−アミノエチルメチル2
−ヒドロキシプロピルメチル硫酸アンモニウムおよびジオレイル−2−アミノエ
チルメチル2−ヒドロキシエチルメチル硫酸アンモニウム;陰イオンタイプ、例
えば、スルホクエン酸ナトリウムのジ脂肪族エステル、具体的にはスルホクエン
酸ナトリウムのジオクチルエステルおよびスルホクエン酸ナトリウムのビストリ
デシルエステル、ドデシルベンゼンスルホン酸のアミン酸;およびこれら副乳化
剤の混合物とすることができる。好ましい副乳化剤はジ獣脂ジメチルメチル硫酸
アンモニウムおよびジ獣脂ジメチルメチル塩化アンモニウムである。これらの任
意の副乳化剤を乳化剤成分に含めるときは、主対副の乳化剤の重量比は約50:
1〜約1:4、好ましくは約30:1〜約2:1である。
【0028】 3.油相組成物 本発明の方法によりHIPEを形成するのに用いる油相は、異なる比率の油性
材料と乳化剤を含むことができる。選ばれる特定の比率は、含める油状材料、用
いる乳化剤およびHIPEの使用法をはじめとする数多くの因子に応じて異なる
。通常、油相は、約50重量%〜約98重量%の油状材料および約2重量%〜約
50重量%の乳化剤を含むことができる。一般に、油相は、約70重量%〜約9
7重量%の油状材料と、約3重量%〜約30重量%の乳化剤、より一般的には約
85重量%〜約97重量%の油状材料と約3重量%〜約15重量%の乳化剤を含
む。
【0029】 ポリマー泡を作成するのに用いる好ましいHIPEについて、油相は通常約6
5重量%〜約98重量%のモノマー成分と約2重量%〜約35重量%の乳化剤成
分を含む。好ましくは、油相は約80重量%〜約97重量%のモノマー成分と約
3重量%〜約20重量%の乳化剤成分を含む。より好ましくは、油相は約90重
量%〜約97重量%のモノマー成分と約3重量%〜約10重量%の乳化剤成分を
含む。
【0030】 モノマーおよび乳化剤成分に加えて、これらの好ましいHIPEの油相はその
他の任意の成分も含むことができる。かかる任意の成分の一つに、当業者に周知
の一般的なタイプの油溶性の重合開始剤がある。例えば、ここに参考文献として
組み込まれる1994年3月1日発行の米国特許第5,290,820号明細書
(Bassら)に記載されている。その他の使用できる任意の成分は、モノマー
および乳化剤成分用の実質的に水に不溶の溶剤である。かかる溶剤を用いること
は好ましくないが、用いる場合には、通常、油相の約10重量%以下とする。
【0031】 好ましい任意の成分は、ビス−1,2,2,5,5−ペンタメチルピペリジニ
ル)セバケート(Tinuvin765)のようなヒンダードアミン光安定化剤
(HALS)や、Irganox1076およびt−ブチルヒドロキシキノンの
ようなヒンダードフェノール安定化剤(HPS)のような酸化防止剤である。他
の好ましい任意の成分はジオクチルアゼラート、ジオクチルセバケートまたはジ
オクチルアジペートのような可塑剤である。その他の任意の成分としては、フィ
ラー、着色剤、蛍光剤、乳白剤、連鎖移動剤等が挙げられる。
【0032】 C.水相成分 HIPEの内水相は、通常、1種類以上の溶解成分を含有する水溶液である。
水相の溶解成分の一つは、水溶性電解質である。溶解電解質は、油相中の成分が
水相中にも溶解する傾向を最小にする。ポリマー泡を作成するのに用いる好まし
いHIPEについて、重合中水相液滴により形成される油/水界面でセルウィン
ドウをポリマー材料が充填する程度を最小にするものと考えられる。このように
、電解質の存在および水相の得られるイオン強度によって、得られる好ましいH
IPE泡が連続気泡となるかどうか、またその程度が決まると考えられている。
【0033】 イオン強度を水相に与えることのできる電解質を用いることができる。好まし
い電解質は、水溶性ハロゲン化物、例えば、塩化物、アルカリ金属およびアルカ
リ土類金属の硝酸塩および硫酸塩のような一価、二価または三価の無機塩である
。塩化ナトリウム、塩化カルシウム、硫酸ナトリウムおよび硫酸マグネシウムが
例示される。ポリマー泡を作成するのに用いられるHIPEについて、塩化カル
シウムが、本発明による方法において用いるのに好適であることが分かった。通
常、電解質は、約0.2重量%〜約30重量%の水相の濃度で、HIPEの水相
に用いられる。より好ましくは、電解質は約1重量%〜約20重量%の水相を含
む。
【0034】 ポリマーを泡を作成するのに用いるHIPEについて、通常、HIPEには重
合開始剤が入れられる。かかる開始剤成分はHIPEの水相に加えることができ
、通常の水溶性遊離基開始剤であればいずれであってもよい。過硫酸ナトリウム
、カリウムおよびアンモニウム、過酸化水素、過酢酸ナトリウム、過炭酸ナトリ
ウム等のような過酸素化合物が挙げられる。通常の酸化還元開始剤系もまた用い
ることができる。かかる系は、前述の過酸素化合物を、重亜硫酸ナトリウム、L
−アスコルビン酸または第一鉄塩のような還元剤と結合させることにより形成さ
れる。開始剤は、油相における重合可能なモノマーの総モルに基づいて約20モ
ルパーセントまでで存在させることができる。好ましくは、開始剤は、油相の重
合可能なモノマーの総モルに基づいて、約0.001〜10モルパーセントの量
で存在させる。
【0035】 D.用いるのに好適なその他の成分 これまでに記載した以外のその他の成分を用いて、本発明のシステムおよび方
法を用いてHIPEを作成することができるものと考えられる。例えば、2種類
の流体を分散ガスと液体から構成することができる。非常に小さな均一なセルサ
イズにより与えられる安定性によって、比較的広い表面を、連続外相の比較的少
量の活性成分と均一に接触させることができる。
【0036】 他の例において、分散液体は、連続(外)相の重合および分散(内)相の蒸発
に際して、様々な特性を有するポリマー泡を形成するのに重合セルをコートする
(またはこの中に含ませる)可溶性(または不溶性)である活性成分を含むこと
ができる。フィルタ用の活性炭素微粒子、生物反応性構造用の微生物、酵素、光
構造用のRF励起光活性剤、陽極および陰極バッテリーおよび燃料電池構造用の
粉末金属、強磁性粉末、押印泡用の接着剤、染料およびインク分散泡用の染料お
よびインク、植物キャリアおよび人工芝用の植物栄養剤、エディブル泡食品用の
フレーバー、飲料製造フィルタ用の飲料フレーバー(例えば、紅茶、コーヒー等
)、芳香用アロマおよびエッセンシャルオイル、赤外線減衰剤、詰め物用デンプ
ンといったゲル化粉末および軽量構造泡用コンクリートが例示される。
【0037】 II.HIPEを製造するシステムおよびそのシステムを用いる方法 HIPEを製造するための本発明の方法は、2つ以上のストリームにおいて成
分を加圧する手段と、各ストリームを共通のストリームに注入する手段と、共通
のストリームを受け取って、仕上がりのHIPEを出す少なくとも1台のスタテ
ィックミキサーとからなる。
【0038】 成分相(すなわち、個々のストリーム)の粘度はエマルジョンよりもかなり低
くしなければならない。2つ以上のストリームを混合すると、HIPEが形成さ
れ、分散相の液滴サイズが減少しより均一になるにつれて、HIPEの粘度はさ
らに液滴サイズを減じるのに必要な剪断力と共に増大する。しかしながら、剪断
力をかけすぎると、連続相が破壊されて、不連続相液滴が再結合してしまう。さ
らに、均一な粘度だけでなく、混合される成分の分布を均一にするために、混合
プロセス中、個々の相の分布を均一に保たなければならない。
【0039】 上述した通り、HIPEを製造するのに業界では回転エレメントを用いる動的
ミキサーを用いていた。それらの性質により、ブレード、ピン、パドル等のよう
な回転エレメントはまさに均一な接線速度を有していない。従って、軸方向に流
れる流体が、軸に対して角度のある面(断面に90度である面)で回転エレメン
トに当たると、回転の中心よりもエレメントの放射端に剪断がよりかかる。外径
には最良とされるよりも多く剪断がかかり、回転の中心付近には最良とされるよ
りも少ない剪断がかかるため、剪断のこの差は、均一なHIPEの作成にとって
問題である。さらに、剪断の差は、回転エレメントのサイズによって、異なる影
響があり、規模を大きくするのが難しくなる。
【0040】 これとは対照的に、粘性のある層状の流体に置かれる本発明により用いられる
スタティックエレメントは、速度断面により許容される範囲まで長さに沿って比
較的均一な剪断を与える。スタティックミキサーにおいて、フローと同じ方向の
ベクトル成分である固定エレメントに沿って流体は管内を流れる。従って、流体
および混合エレメントの相対速度は、フローの断面を横切るように比較的一定と
することができる。かかる相対速度は比較的一定であるため、スタティックエレ
メントを用いたインラインミキサーは、製造ニーズに従ってサイズを予測するこ
とができる。本明細書において、「スタティックミキサー」または「インライン
ミキサー」とは、フローを細分して再結合することにより流管を流れる材料を混
合またはブレンドする1つ以上のセグメントのアセンブリのことである。「セグ
メント」とは、流管に挿入される「エレメント」のアセンブリのことである。「
エレメント」とは、流管を流れて少なくとも2つのストリームに材料を分割する
セグメントの一部のことであり、2つのフローは下流のセグメントのその他のエ
レメントにより与えられる別個のストリームと結合されてストリームは混合され
る。
【0041】 好適なスタティックミキサーとしては、SulzerケミテックUSA(テキ
サス州、ディアパーク)より入手可能な粘性混合用のSulzerケミテックS
MXミキサーが挙げられる。同様の装置が、ここに参考文献として組み込まれる
1997年4月15日発行の米国特許第5,620,252号明細書(Maur
er)に記載されている。この種のミキサーにおいて、平混合エレメントバーが
、管軸に対して一定の角度で流管に配置されている。複数の方向に管内を流れる
材料を分割するために、エレメントのセグメントが均一な管内で軸の周囲を回転
する、エレメントの均一なセグメントにエレメントは構成される。かかる設計は
、断面を横切るばかりでなく、ミキサーの軸にあまり沿わずに、均一な流量を与
えることが分かった。かかる均一な流量を流管の断面を横切って与えるその他の
スタティックミキサー設計もまた本発明に好適である。
【0042】 本発明において、HIPEを作成するためのスタティックミキサーは、フロー
を横切るようにして比較的一定の力を維持しつつ、ミキサーの軸に沿って異なる
速度および剪断力を与えるように、エレメントサイズ、エレメント配向または管
断面、またはこれらのパラメータの全てに関して、適合していなければならない
。本発明に好適となるように、スタティックミキサーは少なくとも1つのセグメ
ントを有している。本発明の他の実施形態において、スタティックミキサーは、
互いに相対する角度で回転する少なくとも2つのセグメントを有している。好ま
しい回転角は90°である。管直径と略等しいセグメント長さを有するスタティ
ックミキサーは望ましい混合特性を与えることも分かった。また、特定のHIP
E特性を得るのに適宜、セグメントの数およびその関係を変えることができる。
20個を超えるセグメント、一般的には30個を超えるセグメントを有するミキ
サーが特に有用である。ミキサーの一例を挙げると、約36〜48個のセグメン
トを有しており、各セグメントは、管直径と等しい直径およびセグメントの直ぐ
上流および下流に対して90°の回転方向を有している。
【0043】 実質的に非混和性のストリームの初期の予備混合は、スタティックミキサーに
入れる前に行うのが望ましい。これは、両ストリームの部分が流管の断面に並置
されるのを補助する。ここで、成分はそれぞれ比較的粘性の低い(ストリーム組
成により定義される固有粘度)別個のストリームに分かれる。最初、ストリーム
は極めて混合エレメントに近い剪断力のみ受ける。ストリームが結合される点と
、第1のミキサーセグメントへの入口の間で短い乱流混合を起こすことにより、
ストリームがより容易に細分され、互いに混合されるよう流管の断面に両ストリ
ームが初期分散される。
【0044】 図1に本発明の好ましい実施形態を示す。水相は(適宜)水相供給タンク5で
混合される。同様に、油相は(適宜)油相供給タンク10で混合される。かかる
供給タンクは、製造ニーズに望ましいサイズとすることができ、個々の相の組成
と相容性のある材料から形成される。(例えば、油相供給タンク10は、経時で
タンクの機械的な完全性が失われないよう、油相により可塑化の可能性のある材
料から構築してはならない)。
【0045】 水相は水相供給ポンプ15により加圧され、油相は油相供給ポンプ20により
加圧される。望ましくは、任意だが、流量計25(水相)および30(油相)を
用いて、ポンプ15および20によりシステムに分配される各相の量を制御する
。流量制御が望ましいため、背圧からは比較的独立した分配特性を有する容積式
ポンプ(順送りキャビティ、ギア、ローブ等)が特に好適である。
【0046】 任意で、熱交換器35(水相)および40(油相)を設けて所望の処理温度ま
で両相を加熱してもよい。
【0047】 あるいは、スタティックミキサーの公知の熱交換能力を用いて、混合しながら
両相を加熱してもよい(後述)。例えば、スタティックミキサー55および60
のいずれか、または両方にかかるタンクに対する熱交換能力を与えることができ
る。例えば、油相が重合可能なモノマーを含む場合には、かかる熱交換能力を用
いて好適な重合温度までプロセスストリームを加熱することができる。かかる温
度は好適には少なくとも約45℃、一般に少なくとも約55℃、より一般的には
少なくとも約65℃である。本発明の方法に従って製造されたHIPEからのH
IPE誘導泡の連続製造については、実施可能な最低レベルまで反応時間を減じ
るのが望ましい。認識されているように、温度を上げると反応速度が速くなり、
反応時間が短くなる。例えば、約95℃の重合温度が分単位の反応時間を与える
ことが分かった。100℃より高い重合温度だと、一般に、加圧反応ゾーン(1
65℃の重合温度で水性分散相を有するHIPEについては、蒸気圧または水圧
は約7atmである)が必要であり、回転エレメントを有するミキサー(得られ
る圧力がベアリングとなる)が排除されることから本発明のインラインプロセス
は特に望ましい。重合反応を開始する前に所望のサイズ分布を有するHIPEを
形成するのが望ましいことも認識されており、スタティックミキサー55および
60の下流に第3のスタティックミキサー(図示せず)を用いて、かかる熱交換
能力を与えるのが望ましい。
【0048】 水および油相は混合点45で接触する。かかる混合点45は、プロセス配管に
おいて単なる「T」や「Y」ジョイントとすることもできるし、フローを所定の
関係(例えば、環状流)に位置付けるフローの一つにおいてインジェクタのよう
なやや複雑なものにすることもできる。水対油の比率が低い(約4:1〜約10
:1)HIPEについては、油相を水相と接触させる、またはこの逆をすること
ができる。水対油の比率が高い(約10:1〜約150:1)HIPEについて
は、水相が油相と接触すると、相対質量流量により予備混合が不十分になるため
、油相を水相と接触させなければならない。かかる不十分な予備混合は、適正な
弛緩時間が与えられるよう剪断速度が十分に低ければ、十分な長さのスタティッ
クミキサー55(すなわち、こうしたスタティックミキサーはHIPEを形成す
る前にフローを効率的に予備混合する)であれば回避することができる(後述)
。さらに、油相を水相に環状の関係で注入すると、「T」ジョイントのようなよ
り単純なプロセス配管で必要とされるよりも少ないセグメントでスタティックミ
キサーを用いてHIPEを製造することができることも分かった。インジェクタ
直径対管直径の比率が約1:10であると好適であることが分かった。予備混合
されたストリームを、HIPEへの形成が行われるスタティックミキサー55に
入れる前に、スタティックミキサー55の直径に略等しい乱流混合領域50を設
けて、両相を予備混合するのが望ましい。
【0049】 スタティックミキサー55は、水相と油相を含む予備混合ストリームを、水相
液滴を連続油相全体に微視的に分散するためにストリームを分割および再結合す
ることによりHIPEに変換する。かかるスタティックミキサーにより10秒 という低い剪断速度でHIPEを良好に製造することができる。
【0050】 スタティックミキサー55が水平位置のとき、本発明の方法によりHIPEが
製造されるが、スタティックミキサー55を流れるフローに垂直成分を持たせる
よう、水平に対して角度のある位置が望ましいことが分かった。予備混合ストリ
ームのフローの軸は、スタティックミキサー55を通過するとき垂直位置である
のが好ましい。かかる垂直位置は、水相と油相の間に起こり得る密度差を補うた
めに望ましい。認識されているように、かかる垂直位置によって、予備混合スト
リームのフローが、より密度の高い相の沈降を防ぐ補助となり、予備混合ストリ
ームがスタティックミキサー55に入るときに、より均一な相分散を維持する助
けとなる。一方、ストリーム粘度は低く(上述)、相沈降に抗して乳化はまだな
されない。垂直位置によってまた、例えば、重合可能なモノマーを含むHIPE
の重合反応を妨げる可能性のある混入ガスを分離することができる。
【0051】 予備混合ストリームは、HIPEへの処理がなされるスタティックミキサー5
5に一回通されることもさらに認識されている。本明細書において、連続外相(
油相)全体に不連続内相(水相)の必要な分散を行うために、実質的にストリー
ムの全ての部分をスタティックミキサーに戻して再循環させる必要なく、かかる
部分がHIPEへと処理されるとき、ストリームは「一回通過」で処理されると
言う。すなわち、各ストリーム部分は、スタティックミキサー55の入口端を通
過して、そこで処理され、HIPEとして出口端を一回通過する。理論に拘束さ
れるものではないが、上述のフロー分割/再結合混合は、十分な伸張剪断をスタ
ティックミキサー55において与えることにより、分散相を「引き伸ばし」て、
連続相全体に分散される液滴へと最終的に分離するものと考えられている。当業
者に理解されているように、かかるプロセスにより形成された新しい界面領域は
また、少なくとも各液滴周囲の連続相の薄膜を維持すべく連続相のフローを必要
とする。連続相は新しい界面領域を形成するのに液滴周囲で流れる時間がないた
め、剪断速度が速すぎると、かかる連続相が流れて、形成された液滴を破壊する
ための「弛緩時間」は不十分であると考えられる。
【0052】 速度が遅すぎると、材料がエレメントに蓄積されて、スタティックミキサーの
空き領域が減少し、最終的に適性な混合および安定したHIPE形成が妨げられ
ることになるということも認識されている。すなわち、エレメントをファウルさ
れないままにするためにエレメントを通るのに必要な最小速度である。かかる最
小の速度は、HIPE形成に用いる特定の装置により異なり、エレメントを通過
する速度が1秒当たり略0.24メートルであると、エレメントは実質的に自己
清浄される。本明細書で言うファウリングを防ぐために必要な最小速度を、上述
したHIPE安定化のための最大速度を組み合わせるとは、特定のストリームを
乳化するのに用いられる特定の静的ミキサー装置が最大と最小速度の両方を備え
ているということである。
【0053】 本発明の方法の他の実施形態において、スタティックミキサー55により製造
されたHIPEをさらに処理するために追加のスタティックミキサー60を備え
ているのが望ましい。例えば、所望の分散相サイズ分布を得るために追加の剪断
が必要な場合、適用される剪断速度の増大した連続した1台以上のミキサーを設
けて、スタティックミキサー55を一回通過することにより製造されたHIPE
をさらに処理することができる。かかる複数のスタティックミキサープロセスは
、分散相の液滴を分離すべく連続相の薄膜を維持するために、連続相が界面に流
れるのに十分な緩和時間がある、という点で利点を与えるものである。理論に拘
束されるものではないが、連続相は短い距離を流れる必要があるだけで(すなわ
ち、流れる距離が短いため緩和時間が短い)、HIPEが形成される際、連続相
は既に分散相の液滴を囲むことから、緩和時間があるものと考えられる。緩和時
間が短いことで、剪断速度が速くなり(後述するように)平均サイズ分布の狭い
分散相が得られる。
【0054】 かかる追加のスタティックミキサーは、スタティックミキサー55を一回通過
することにより製造された比較的粗いHIPEにおいて分散相液滴のサイズを減
じるためにさらに処理するのに特に望ましいことが分かった。少なくとも約50
0秒−1の剪断速度がかかる分散液には好ましいことが分かった。一方、剪断速
度は温度の関数として一般に変化するため、剪断速度は与えられた温度での化学
的性質に特異であることが認識されている。認識されているように、セルサイズ
が減じるにつれて、良好な分散をさせるには追加の剪断が必要である。例えば、
平均セルサイズが24ミクロンだと、約100秒−1必要であり、平均セルサイ
ズが12ミクロンだと約3000秒−1必要である。適用される剪断と得られる
セルサイズの関係は、次の実験式に従うことが分かった。 セルサイズ=8.08+14,518.5×(剪断速度)−1
【0055】 本発明の他の実施形態において(図示せず)、再循環ループを設けて、スタテ
ィックミキサー55により製造されるHIPEの一部をスタティックミキサー6
0により再循環させる。かかる再循環は、スタティックミキサー60により与え
られる剪断の量を調整する手段として有用である。認識されているように、スタ
ティックミキサー60を通る流速(すなわち剪断速度)は、再循環ループ(特別
なミキサー構成を与える)を通る速度により実質的に制御される。すなわち、ス
タティックミキサー60を通る流速は、水供給ポンプ15および油相供給ポンプ
20よりも再循環ポンプ(図1には図示せず)により決まる。一方、仕上がりの
HIPEフローは、水供給ポンプ15および油相供給ポンプ20により再循環ル
ープに分配される水相および油相の量により決まる。
【0056】 本発明の他の実施形態において、HIPE成分は、プロセスストリームへブレ
ンドして、多段階でエマルジョンに組み込むことができる。本発明のこの態様の
特に有用な用途としては、重合開始剤を、油相が重合可能なモノマーを含む既に
形成された油中水型HIPEに組み込むものである。例えば、スタティックミキ
サー60が開始剤溶液をHIPE全体に分散させることができるよう加硫酸カリ
ウムのような水溶性開始剤の水溶液を含むプロセスストリームを、スタティック
ミキサー55とスタティックミキサー60(図1には図示せず)の間のプロセス
ストリームに注入する。
【0057】 混合エレメントに対して管内で局所的に流速を変えるために、管直径を変えて
もよいことは認識されている。軸に沿ったかかる断面の可変性を用いて、剪断を
増大したり(小さな断面)、剪断を減少したり(広い断面)、ミキサーの長さに
沿って剪断速度を循環させる(断面の増減を繰り返す)ことができる。例えば、
上述したように、異なる断面を持つ複数のスタティックミキサーにすることに加
えて(3台以上のスタティックミキサーを含むシステムも本発明の範囲内と考え
られる)、管の断面寸法が管の長さの関数として変わるような管を設けることに
よってもかかる変化を行うことができる。
【0058】 各セグメントが、フロー軸に対して所定の角度で配置されたバー状のエレメン
トを含む、1つ以上のセグメントを有するSulzerケミテック製の上述した
スタティックミキサーが好適であることが分かった。その他の好適なミキサーと
しては、チャールズロス・アンド・ソン社(型番ISG)、Komaxシステム
ズ社(Komaxモーションレスミキサー)、Koch−Giltsch社(メ
ルトブレンダー、型番SMXまたは型番SMV)より入手可能なものが挙げられ
る。
【0059】 市販のスタティックミキサーの有する、固定配置されたエレメント、セグメン
ト等の数は限られているが、市販の組み合わせを変更して、さらに望ましい特性
を得ることもできるものと考えられる。例えば、エレメントのサイズおよび管軸
に対する角度は、混合管の軸に沿って角度およびエレメント間間隔またはその両
方を増大(または減少)させることにより剪断を増大(または減少)させるため
に、管の軸に沿ってセグメントまたはエレメントまたはその両方により変えるこ
とができる。さらに、本発明によれば、任意で、スタティックミキシングエレメ
ントの上流にあるインジェクティングミキサーにより混合されていない(粘度の
低い)相を急速に粗混合することができる。
【0060】 一実施形態において、本発明のスタティックミキサーは、混合管の軸に沿って
剪断を増大させるために、エレメントの総数、角度を増大し、幅を減少させる(
例えば、バーの総数を増やすことにより)セグメントを有する管を形成すること
により与えられる。他の実施形態において、剪断を連続的に増大させるために、
管に沿った軸に対して角度を広くして配置された、バーの幅および長さを減少さ
せて、個々のエレメントバーの総数を増大することにより、エレメント総数(お
よび角度)およびサイズを決めてもよい。スタティックミキサーのさらに他の実
施形態において、個々の管セグメントにおける個々のエレメントバーセグメント
を端部同士で接続して、各セグメントが他方に対して回転し、他方に対して各セ
グメントを調整できるよう長さに沿って剪断の調整可能なスタティックミキサー
を提供し、一方の管セグメントから他方の管セグメントへの転移において、回転
配向剪断を調整可能とする。各セグメントの端部は、Oリングシールでねじ取付
部品によりさらに接続されて、各セグメントにおけるエレメントバー間の軸方向
分離および回転配向を調整することができる。かかる構成によって、使用中、粘
度、液滴サイズまたは流速をセンシングする制御システムにより調整が可能とな
る。
【0061】 上述したように、異なる程度の剪断を与えられるセグメントの配置によって、
より単純なスタティックミキサーにおいて動的ミキサーの利点のいくつかが得ら
れるものと考えられる。例えば、剪断速度を調整して、製造される均一な液滴サ
イズまたは液滴サイズの均一性を長い間(および長さ)にわたって変えることが
できる。同様に、必要であれば、局所(内)再循環フローを、メインストリーム
にフローカウンタを与える湾曲した混合エレメントを用いることによりミキサー
に入るよう設計することもできる。
【0062】 本発明の方法により、必ずしもHIPEそのものの成分でない任意の成分も添
加することができる(HIPEはこれらの成分の有無に関わらず形成可能である
)。かかる成分としては、粉末、顔料、フィラー、ファイバー等といった固体材
料等、および仕様書外またはスクラップ(例えば、さらなる処理からのトリム)
のHIPE誘導泡粒子が挙げられる。かかる任意の添加により、仕様書外のHI
PEを再生して、生産作業の経済性を改善することもできる。(仕様書外の材料
の一部を再生することは、再生した材料を含む製品が最終製品仕様に適合する限
りはよく行われていることが知られている。)特定のプロセス要件によって、か
かる任意の添加は、スタティックミキサー55への入口、スタティックミキサー
60への入口または1台以上の追加のスタティックミキサー(図示せず)への入
口で行われる。
【0063】 セグメントスタティックミキサーのさらに他の実施形態において、スタティッ
クミキサーの「プラグ流れ」挙動のお陰で(かかるミキサーからポンプで汲み上
げられる端末排出物や分離された流体がない)、HIPEをさらに処理する場合
にプロセスコンポーネントとして用いることができる。異なる処方および/また
は開始/停止手順の中でも清浄で素早い転換が必要とされ、処方の変化のために
混合特性に変化が必要とされる場合の、かかる更なる処理としては、射出成形、
鋳造、押出しおよび同様の応用がある。
【0064】 得られるHIPEを規則正しい構造とするために、複数のスタティックミキサ
ーを平行(環状構成も含む)に配置してもよいものと認識されている。例えば、
異なる液滴サイズを有する第1のHIPEを与えるために異なる量の剪断を与え
るように設計された2台のスタティックミキサーは、比較的小さな連続気泡構造
を有する第2のHIPEと所定の関係で連続的に形成された、比較的大きな連続
気泡構造を有するHIPEを提供することができる。かかるHIPEを重合して
、流体を捕捉して分散し(大きな連続気泡構造により)、流体を蓄える(小さな
連続気泡構造から構成される)ために、セルサイズにおいて同様の関係を有する
HIPE誘導泡を提供することができる。かかる不均質の泡構造の例については
、1998年10月6日発行の米国特許第5,817,704号明細書(Shi
veleyら)に記載されている。
【0065】 III.規模の拡大 第1段階、すなわち、粗エマルジョン処方段階を予測し規模を拡大するために
、Es/Qの比は一定に保つのが好ましい。すなわち、 A*Es/Q=K 式中、Aはミキサーの形状寸法に応じて0〜1で可変の定数である。例えば、上
述のSMXミキサーについては、Aは約1である。 Es(単位はm)は「活性」ミキサー表面積である。すなわち、経時で比較
的一定の物理および化学特性を有するフローに直接晒したエレメント表面である
。例えば、約20mm(3/4”)を超える直径のミキサーについては、Esは
、湿潤/分散能を阻害する異物のないフロー方向に対向するエレメント表面積で
ある。これより小さなミキサーについてはEsはまた混合エレメントの上部表面
および管壁も含む。この活性表面はオンライン顕微鏡検査をはじめとする様々な
手段を用いて評価することができる。 Qは容積測定流量である(単位はm/s)。
【0066】 表1に、粗HIPEを良好に生成した異なるSMXミキサーについての活性表
面(Es)、直径および容積測定流量を挙げてある。この表からわかる通り、E
s/Q比は、1.05*10+2±15%の実験誤差範囲内で、実質的に一定で
ある。
【表1】
【0067】 上述した通り、スタティックミキサー60のような第2のスタティックミキサ
ーを用いて、HIPEの内相サイズ分布に「磨きをかける」ことができる。かか
る第2の段階について、混合剪断速度と得られる平均分散相液滴直径の間には相
関性がある。かかる関係について、第2のスタティックミキサーの滞留時間が略
0.5秒でなければならないことが分かった。かかる関係は下記の実施例2で示
してある。実施例2のデータから求められた関係についての実験式は 平均液滴直径=A*B*(1/剪断速度) であり、式中、AおよびBは実験的に求められた定数で、A=7.546、B=
14,680である。剪断速度の単位は秒の逆数である。平均液滴直径の単位は
ミクロンである。
【0068】 IV.実施例 実施例1 予備作成した水(加熱)および油(室温)相を圧力をかけて別個にスタティッ
クミキサー注入点までポンプで汲み上げる。スタティックミキサーの直径の1/
10に等しい直径で、第1のスタティック混合エレメントから約1以下のミキサ
ー直径長さ離れた、オリフィス(水はその周囲を環状に流れる)を通して管の中
央で油が注入されるようにインジェクタを構成する。注入された液体は、連なっ
たスタティックミキサーセグメントを通過(一回以上)する。ミキサー軸は上方
のフローとは垂直に位置している。
【0069】 水対油の比率が増大し、流量が増えると表2に示すような圧力降下およびセル
サイズとなる。
【表2】
【0070】 重合後、一定の油相:水相比で生成されたセルサイズで異なる総流量およびミ
キサー構成(記載した数のセグメント、直径および各セグメントのエレメント)
で得られた異なるセルサイズを表3に示す。
【表3】
【0071】 表4は、再循環の動的ピンミキサーにより得られたセルサイズおよびセルサイ
ズ分布を、本発明のシステムおよび方法から得られた結果と比較するものである
【表4】
【0072】 異なる直径(減少)で連結した、直径を減らした2台のミキサーセグメントの
影響を表5および6に示す。
【表5】 HIPEは上記の流量で形成され、単一の一定の直径のミキサーではHIPE
は生成されなかったことが分かる。上述したように、十分な長さを有する単一の
スタティックミキサーもまたHIPEを作成することができる。しかしながら、
2台のミキサー構成だとより効率よく(全体のミキサー長さが短く、圧力硬化が
減じる、等)HIPEが提供されると考えられる。
【0073】 第1のミキサーで形成された粗HIPEについて、第2のミキサーでの剪断速
度が粒子サイズに与える影響を表6に示す。
【表6】 液滴サイズは、光学顕微鏡および/または走査電子顕微鏡を用いて、HIPE
の組成に好適な業界に公知の技術を用いて測定される。
【0074】 本明細書で言及された全ての特許、特許出願(発行された特許および対応の公
開された外国特許出願)および文献の開示内容はここに参考文献として組み込ま
れる。しかしながら、ここに参考文献として組み込まれる書類のいずれもが本発
明を教示または開示するものではない。
【0075】 本発明の様々な実施形態および/または個々の特徴について例証および記載し
てきたが、本発明の技術思想および範囲から逸脱することなく様々なその他の変
更および修正を行えることは当業者には明白である。当業者にはまた、前述の開
示内容により教示される実施形態および特徴は全て組み合わせが可能であり、本
発明の好ましい実施となり得る。従って、添付の請求項においては、本発明の範
囲内のかかる全ての変更および修正がカバーされるものとする。
【0076】 特に断りのない限り、全てのパーセンテージ、比率および割合は重量基準であ
り、温度は全て摂氏(℃)である。特に断りのない限り、測定は全てSI単位で
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 スタティックミキサーを用いて高内相エマルジョンを製造する方法の概略図。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,MZ,SD,SL,SZ,TZ,UG ,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD, RU,TJ,TM),AE,AG,AL,AM,AT, AU,AZ,BA,BB,BG,BR,BY,BZ,C A,CH,CN,CR,CU,CZ,DE,DK,DM ,DZ,EE,ES,FI,GB,GD,GE,GH, GM,HR,HU,ID,IL,IN,IS,JP,K E,KG,KP,KR,KZ,LC,LK,LR,LS ,LT,LU,LV,MA,MD,MG,MK,MN, MW,MX,MZ,NO,NZ,PL,PT,RO,R U,SD,SE,SG,SI,SK,SL,TJ,TM ,TR,TT,TZ,UA,UG,UZ,VN,YU, ZA,ZW (72)発明者 ビンセンツォ、カタルファーモ アメリカ合衆国オハイオ州、シンシナチ、 クーグラー、ミル、ロード、5785 (72)発明者 トーマス、マイケル、シベリー アメリカ合衆国オハイオ州、モスコー、ア イルトン‐トゥリーズ、ロード、2181 (72)発明者 ジーナ、リン、ブルーム アメリカ合衆国オハイオ州、シンシナチ、 ウォルデン、グレン、2327、アパートメン ト、エイ (72)発明者 ポール、マーティン、リピック アメリカ合衆国オハイオ州、ウェスト、チ ェスター、ウォーバッシュ、ウェイ、9547 (72)発明者 トーマス、アレン、デスマレイス アメリカ合衆国オハイオ州、シンシナチ、 スカル、ロード、10204 Fターム(参考) 4J011 HB06 HB12 HB18 LA04 LA08 LB04 LB05

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 高内相エマルジョンを連続した一回通過で製造する方法であって、 a)第1の相を供する工程と、 b)前記第1の相と実質的に非混和性の第2の相を、前記第1の相対前記第2
    の相の比率が2:1〜250:1となるように供する工程と、 c)少なくとも1つのセグメントを有する第1のスタティックミキサーを用い
    て、一回の通過で前記第1および第2の相を処理して、前記第2の相に前記第1
    の相を乳化させるのに十分な剪断を与えて、平均粒子サイズを有する内相サイズ
    分布を有する高内相エマルジョン(HIPE)を生成する工程と を含んでなる方法。
  2. 【請求項2】 前記の方法が、前記第1および第2の相を混合して、予備混合されたプロセス
    ストリームを供する工程をさらに含んでなり、前記予備混合プロセスストリーム
    が前記第1のスタティックミキサーによりHIPEへと処理される、請求項1に
    記載の方法。
  3. 【請求項3】 前記第1の相が水相を含んでなり、前記第2の相が油相を含んでなる、請求項
    1に記載の方法。
  4. 【請求項4】 前記油相が重合可能なモノマーを含んでなる請求項3に記載の方法。
  5. 【請求項5】 前記油相が、 (a)−20℃〜90℃のTg値を有するコポリマーを形成可能なモノマー成
    分80重量%〜98重量%、ただし、該モノマー成分が、 (i)35℃以下のTgを有するホモポリマーを形成可能な実質的に水不溶
    性の単官能性モノマー10重量%〜70重量%、 (ii)スチレンと同程度の靭性を与えることの可能な実質的に水不溶性の
    単官能性コモノマー10重量%〜70重量%、 (iii)ジビニルベンゼンおよびその類似体からなる群より選択される第
    1の実質的に水不溶性の多官能性架橋剤2%〜50%、および (iv)ジオールのジアクリレートおよびその類似体からなる群より選択さ
    れる第2の実質的に水不溶性の多官能性架橋剤0%〜15%とを含んでなる、お
    よび、 (b)油相に可溶で、安定した油中水型エマルジョンを形成するのに好適な乳
    化成分2重量%〜20重量%を含んでなる、請求項3に記載の方法。
  6. 【請求項6】 前記方法が、入口と出口を有する第2のスタティックミキサーを供する工程を
    さらに含んでなり、前記第2のスタティックミキサーがさらに前記HIPEを処
    理して、平均粒子サイズが前記HIPEの前記平均粒子サイズより小さい第2の
    内相サイズ分布を有する処理済HIPEを供する、請求項1に記載の方法。
  7. 【請求項7】 前記スタティックミキサーが、入口端部と、出口端部と、下流が前記入口端部
    から離れるような前記入口端部から前記出口端部へのフロー方向とを有し、前記
    スタティックミキサーが2個以上のセグメントを有し、前記セグメントの各々が
    その下流に近接配置された前記セグメントに対して回転角度で配向されてなる、
    請求項1に記載の方法。
  8. 【請求項8】 前記回転角度が90度である、請求項7に記載の方法。
  9. 【請求項9】 前記スタティックミキサーが実質的に水平面に対して垂直となるように前記配
    向の角度が90度である、請求項1に記載の方法。
  10. 【請求項10】 前記処理済HIPEの一部が前記第2のスタティックミキサーの前記出口から
    再循環されて、前記入口へと導入され、前記処理済HIPEが、前記第1のスタ
    ティックミキサーにより製造される前記HIPEと共に処理される請求項6に記
    載の方法。
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