JP2003511254A - 機械工具用装置 - Google Patents

機械工具用装置

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JP2003511254A
JP2003511254A JP2001529908A JP2001529908A JP2003511254A JP 2003511254 A JP2003511254 A JP 2003511254A JP 2001529908 A JP2001529908 A JP 2001529908A JP 2001529908 A JP2001529908 A JP 2001529908A JP 2003511254 A JP2003511254 A JP 2003511254A
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リビール，ベルトラン
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セコ ツールズ アクティエボラーグ（プブル）
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Abstract

(57)【要約】 本発明は、機械工具用装置に関する。前記装置はコーン（円錐）の形の基体（base body）を含み、基体は大きな直径の方の端部にフランジ（５）を有し、フランジには直径的に位置した凹み（９）が設けられている。各凹みは底部（８）を有する。凹み（９）の一方の底部（８）には穴（１０）が設けられ、必要なら装置の一部を成す素子（１１）をそこに収容して固定できる。前記素子（１１）が穴（１０）に収容されると、素子（１１）の自由端面は前記一方の凹み（９）の底部（８）からある距離だけ突出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【０００１】発明の属する技術分野 本発明は、添付された特許請求の範囲における請求項１の前段に係わる機械工
具用装置に関する。従来技術 機械工具用のコーン（円錐）の固定具は、例えば米国特許第４，８１８，１６
１号によって、従来から知られている。これらの固定具は、異なる規格例えばＤ
ＩＮ（ドイツ規格協会）規格またはＩＳＯ（国際標準化機構）規格に従って開発
される。例えば、ＤＩＮ規格では、ＤＩＮ２０８０及びＤＩＮ６９８７１が二つ
の異なるコーンに関しているが、これらはコーンの寸法に関しては互いに非常に
類似する。例えば、これらのコーンは同じ円錐角を有する。それにもかかわらず
、これらのコーンは、工具の交換におけるコーンの操作という点では互いに互換
性がない。ＤＩＮ２０８０に従ったコーンでは、直径が大きい方の端面で、フラ
ンジの直径上で対向する凹みが同じ深さを有するが、ＤＩＮ６９８７１では、対
応する凹みは深さが異なっている。ＤＩＮ２０８０に従ったコーンは、実質的に
手動による工具交換を意図したものであり、他方ＤＩＮ６９８７１に従ったコー
ンは、実質的に自動的交換工具を意図したものである。
【０００２】 ＤＩＮ２０８０もＤＩＮ６９８７１も、直径が小さいコーンの端面での凹みの
メネジに関しては、メートルネジ系とインチネジ系とがある。
【０００３】 また、ＩＳＯ２９７に記載されているコーンがあるが、これは実質的にＤＩＮ
２０８０によるコーンに対応する。
【０００４】 また、ＩＳＯ７３８８に記載されているコーンがあるが、これは実質的にＤＩ
Ｎ６９８７１によるコーンに対応する。発明の目的と特徴 本発明の第一の目的は、添付された特許請求の範囲における請求項１の前段に
係わる装置であって、少なくとも二つの異なるＤＩＮ−またはＩＳＯ−規格で使
用できるようにコーン（円錐）形の基体を簡単に変更できるものを提供すること
である。
【０００５】 本発明の別の目的は、コーンの形の基体を、直径が小さい方の端における凹み
のメネジに関してメートル規格またはインチ規格に変更できるようにすることで
ある。
【０００６】 本発明のさらに別の目的は、一体式切削工具を備えたコーンがより多くの機械
装置で使用できるようにすることである。
【０００７】 本発明の少なくとも第一の目的は、添付された特許請求の範囲における独立請
求項１の特性を記載した部分の特徴を備えた装置によって達成される。本発明の
好ましい実施の形態は、従属請求項において定められる。
【０００８】 以下、本発明の実施の形態を添付の図面を参照して説明する。発明の好ましい実施の形態の詳細な説明 図１には、本発明によるコーン（円錐）の基体１が示されている。基体１は、
直径が小さい方の端面に凹み２が設けられ、凹みにはメネジ３が設けられている
。基体１は、直径が大きい方の端面に外側円環フランジ５が設けられ、フランジ
５は外側円環溝７を有する。また。フランジ５は、二つの直径方向に対向する凹
みを有し、図１にはそのうちの一つ９だけが見られる。前記の一つの凹み９には
ネジ切りされた穴１０が設けられている。フランジ５の二つの凹みは同じ深さを
有する。また、本発明による装置は、図１に示されるネジ１１を含み、これはネ
ジ切りされた穴１０に収まるようになっている。
【０００９】 また、本発明による装置は、いくつかのスリーブ１２ａ、１２ｂ、１２ｃ、１
２ｄを有し、それらには全てオネジ１３が設けられ、それが基体１の凹み２のメ
ネジ３に嵌合する。スリーブ１２ａ〜１２ｄは、またメネジ１４ａ、１４ｂ、１
４ｃ、１４ｄを有する。ネジ１４ａと１４ｃは同一のメートルネジであり、ネジ
１４ｂと１４ｄは同一の英国規格（ウィット規格）インチネジである。スリーブ
１２ａと１２ｂは対になっていて、どちらかが基体１の端面に設けられている場
合、これはＤＩＮ６９８７１に従った設計になる。スリーブ１２ａはメートルメ
ネジ１４ａを有し、スリーブ１２ｂは英国規格メネジ１４ｂを有する。これに対
応する仕方で、スリーブ１２ｃと１２ｄは対になっていて、基体１にスリーブ１
２ｃと１２ｄのどちらかが設けられている場合、これはＤＩＮ２０８０に従った
設計になる。スリーブ１２ｃはメートルメネジ１４ｃを有し、スリーブ１２ｄは
英国規格メネジ１４ｄを有する。
【００１０】 図２には、ＤＩＮ２０８０によるコーンの端面図が示され、図３には、ＤＩＮ
６９８７１によるコーンの端面図が示されている。図２に示されているように、
フランジ５’の二つの凹み９’は、ＤＩＮ２０８０によるコーンにおいては同じ
深さを有し、これは上述したように好ましくは手動の工具交換を意図するもので
ある。図３に明らかなように、フランジ５”の凹み９”Ａと９”ＢはＤＩＮ６９
８７１によるコーンにおいて異なる深さ、それぞれｄ１とｄ２、を有し、これは
上述したように好ましくは自動交換工具を意図するものである。
【００１１】 図４には、基体１の凹み９の詳細が示されている。凹み９にはメネジ溝がつい
た穴１０がその底部８に設けられており、図４ではネジ１１がこの穴１０に設け
られている。ネジ１１は案内チップを保持することができる。図４に明らかなよ
うに、穴１０にはショルダー１５が設けられ、ネジ１１の頭部１６がショルダー
に当接する。凹み９の底部８とショルダー１５の間の距離に対して頭部１６の軸
方向の長さを調整することによって、ネジ１１の自由端面が凹み９の底部８から
適当な距離だけ突出するようにして溝９の深さの減少を実現することができる。
したがって、図４に示されているような仕方でネジ１１を取り付けることによっ
て、ＤＩＮ２０８０コーンからＤＩＮ６９８７１コーンへの移行が行われる、す
なわち、一方の凹み９’の作用深さがｄ１からｄ２に減少する。これにより、ス
ピンドル内でのコーンの簡略作業(fool-proof operation)が、ＤＩＮ６９８７１
によるコーンを使用するように達成される。本発明の考えられる変更 上述した本発明の実施の形態では、ネジ１１は基体１にネジ結合によって固定
される。本発明の範囲内で、ネジ１１を基体に固定する別の仕方が可能である。
非限定的な代替方法の例として差し込み（bayonet）結合によってこの固定を行
う仕方をあげることができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】 図１は、円錐形の基体の概略全体図、ならびに前記基体に基づいて実現できる
いくつかの可能なＤＩＮ−コーンの変形を示す。
【図２】 図２は、ＤＩＮ２０８０によるコーンの、直径が小さい方の端面から見た端面
図である。
【図３】 図３は、ＤＩＮ６９８７１によるコーンの、直径が小さい方の端面から見た端
面図である。
【図４】 図４は、コーン形の基体のフランジにおける凹みの詳細図であり、凹みにはネ
ジが入っている。
【手続補正書】特許協力条約第３４条補正の翻訳文提出書
【提出日】平成１３年９月２８日（２００１．９．２８）
【手続補正１】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】 コーンの形の基体（１）を備え、大きな直径の方の端部領域
    にフランジ（５）を有し、前記フランジには直径方向に位置する凹み（９）が設
    けられ、それぞれの前記凹みが底部（８）を有する機械工具用装置であって、 凹み（９）の一方の底部（８）に穴（１０）が設けられて前記装置の一部を成
    す素子（１１）が必要に応じ前記穴に収容されて固定されることができ、前記素
    子（１１）が穴（１０）に収容されると、前記素子（１１）の自由端面が前記一
    方の凹み（９）の底部（８）から所定距離だけ突出することを特徴とする機械工
    具用装置。
  2. 【請求項２】 前記素子（１１）が、前記穴（１０）のメネジと共同して働
    くネジでありことを特徴とする請求項１に記載の機械工具用装置。
  3. 【請求項３】 前記穴（１０）にショルダー（１５）が設けられ、前記素子
    （１１）に頭部（１６）が設けられ、前記頭部が前記ショルダー（１５）と共同
    して働くようになっていることを特徴とする請求項１または２に記載の機械工具
    用装置。
  4. 【請求項４】 前記基体（１）は、小さな直径の方の端部に凹み（２）が設
    けられていることを特徴とする請求項１〜３のいずれか１項に記載の機械工具用
    装置。
  5. 【請求項５】 前記凹み（２）が、メネジ（３）を備え、且つオネジが設け
    られた前記装置の一部を成すスリーブ（１２ａ−１２ｄ）が、前記凹み（２）に
    収容されることを特徴とする請求項４に記載の機械工具用装置。
  6. 【請求項６】 前記スリーブ（１２ａ、１２ｃ）が、メートルメネジ（１４
    ａ、１４ｃ）を備えることを特徴とする請求項５に記載の機械工具用装置。
  7. 【請求項７】 前記スリーブ（１２ｂ、１２ｄ）が、英国規格メネジ（１４
    ｂ、１４ｄ）を備えることを特徴とする請求項５に記載の機械工具用装置。
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