JP2003510524A - 騒音を低減し空気流を改善した羽根車・筺体組立体 - Google Patents
騒音を低減し空気流を改善した羽根車・筺体組立体Info
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Abstract
Description
空気流を改善した改良型羽根車筺体に関する。
根車室を通り抜ける。対照的に、「清浄空気」真空掃除機は、集塵袋が破片を捕
捉するよう集塵袋を介して空気と破片を吸引するモータを有する。その後は空気
だけが羽根車室を通過する。汚濁空気真空掃除機の塵埃通路は大半の清浄空気シ
ステムに比べ非常に短く、このことは清掃性能にとって長所となっている。汚濁
空気モータの1つの欠点は、概してそれらが清浄空気モータよりも大きいことで
ある。それらはまた、非常に大きなピッチ騒音を有する。騒音全体への最大誘因
ではないが、ピッチ騒音は消費者に非常な不快感を及ぼすものである。
波数で発生する。モータ冷却ファンは通常12枚の羽根を有し、小型であり、そ
れ故に研究対象となる特定のモータの場合と同じくピッチ騒音源とはならない。
動作送風羽根が渦巻き形の構造的不連続部分を通過するときに、ピッチ騒音が発
生する。例えば、図1は既成の設計になる送風羽根を有する渦巻部の断面図であ
る。図1は、また、ピッチ騒音が生じるモータ出口における構造上の不連続部分
を示している。通常、モータ入口には構造上の不連続部分は存在しない。この種
の不連続部分は、羽根の端部を離れる空気流と相互作用して騒音を生ずる。羽根
の端部を離れる空気流は、これらの不連続部分を羽根が通過する周期でもって分
断される。
音源を分離することである。もう一つは、騒音源を減らすことである。騒音源を
分離することは、贅沢な選択である。しかしながら、それは騒音源のメカニズム
を活用する透徹した理解を必要としない。好適な解決策は、騒音源を減らすこと
である。
音源を低減する。これを達成するいくつかの方法としては、a)渦巻部と送風機
の羽根先端の外壁との間の距離を増やすこと、b)ファンの回転速度を低減し、
送風羽根先端を離れる空気速度を低下させること、及びc)渦巻部下側或いは異
なる平面上の排気開口を移動することで構造上の不連続部分を除去し、これによ
り送風羽根を一定断面の渦巻部に閉じ込めるようにすること、が挙げられる。
かの設計において用いられてきたが、その成果は限定されたものであった。
減する。空気速度を減らすことは、モータ速度を維持しつつモータの毎分回転数
を減らすか又は動作ファンの大きさを小さくすることによって達成される。動作
ファンの大きさをただ減らすときは注意が必要であり、何故なら低減された負荷
が原因でモータが増速し、そのことが結果的に以前と同じ速度を招くことがある
からである。この解決策を実行した場合は、そこで広帯域騒音もまた低減される
が、これは減速に伴う乱気流が原因で広帯域騒音が減少するからである。しかし
ながら、送風羽根先端を離れる空気の速度を減らすためにファンの回転速度を減
らすことは実現可能であるとは考えられておらず、何故なら現在の米国の真空掃
除機の傾向は出来得る限り大きなアンペア数が得られるようにすることにあるか
らである。
とにより構造上の不連続性を取り除く第3の選択肢が、最も実行可能な解決策と
なる。
ン先端を取り囲む空間が一様な環状形をなすことである。そこで、ファンを経て
排気される空気に対し空間を設けることになる。
服し前述の要求に応える新規かつ改良された羽根車筺体を開発することが望まし
いと考えられる。
9/407,377号の一部継続出願である。
空気流を改善した改良型筺体を有する羽根車組立体に関する。
のうちの一つが渦巻部を構成している。複数の壁は、第1の壁と、第2の壁と、
第1の壁を第2の壁に接続する側壁と、第1の壁から延出する第3の壁とで構成
することができる。筺体はさらに中心軸を含んでおり、吸気口は中心軸沿いに配
置してある。第3の壁が、吸気口から延出する吸気流路を形成している。軸は、
吸気口を介して筺体内に延出している。軸は、中心軸沿いに組み付けてある。
口から延出している。排気流路は、その長さ沿いに拡径することができる。排気
口部は、円形断面とすることができる。
根車は、ハブと、ハブから延出する少なくとも1枚の羽根を含む。各羽根は、軸
から離間させた末端面を有する。
面は、各羽根の末端面に当接している。羽根車組立体は、第1の平面に平行離間
する第2の平面を含む。第2の平面は、第1の平面に最も近い位置で排気口の壁
に接している。
枚の羽根を支持する背面板を含む。背面板は、第1の平面沿いに配置してある。
いる。
と筺体上面との間の領域は騒音を低減するよう最小化してある。
とができる。
配設にある。
の配設にある。
車の羽根は平面の一方の側に配置した末端部を有し、羽根車筺体の排気口が平面
の他の側に配置され、かくして騒音が低減される。
の領域を最小化し騒音低減した羽根車筺体の配設にある。
この隔壁が筺体の渦巻部と筺体の排気口との間に位置し、羽根車の羽根を排気口
から隔て、かくして騒音を低減する。
事者には明らかとなろう。
るものではない図面を参照する。図1は公知の羽根車筺体とその送風羽根の概略
断面図を示す。この種のファンの設計は、真空掃除機、カーペット抽出機、落葉
ブロワー、ヘアドライヤ、対流オーブン、ストーブ頂部排気孔、HVAC(暖房
・換気・空調)システム、筺体内に組み付けられて空気を移動させるファンを用
いるほぼあらゆる種類のシステムに用いられる。この種のあらゆる公知のシステ
ムは、騒音を生ずる渦巻き形をした構造的な不連続部分を有する。
と、第2の壁14と、第3の壁16と、第1の壁12を第2の壁14に接続する
側壁18から成る筺体10を有する。第1の壁12は、渦巻部24を形成してい
る。
吸気流路を形成し、吸気口25を画成している。筺体10は、さらに、中心軸2
6を備える。吸気口25は、中心軸26沿いに位置する。
7は、そこで回転羽根車28により移動させられ、第1の壁12に形成された不
連続部分30を通り排気口32へ至る。排気口32からは、排気流路33が延び
出ている。
縁36と上縁38と後縁40を有する。吸気空気流27は前縁36を通り、羽根
34の後縁40を後にして羽根34の間を通過する。空気流27は、そこで排気
口32内に押しやられ、排気流路33を介して排気される。羽根車28は、さら
に、一組の羽根34を支持する背面板42を備える。背面板42は、中心軸26
にほぼ垂直な第1の平面44沿いに配置してある。
、第1の平面44に対し平行離間している。第2の平面46は、排気口32の壁
48に接している。第1の平面44は、排気口32内に延び出ていて、羽根の末
端面45が排気口壁48の下側に位置するようになっている。すなわち、羽根末
端面45は、開口する排気口32の平面内にある。このように、羽根34は開口
する排気口32に整列しているため、空気流は羽根の端部から不連続部分30を
通って流れる。空気流は、そこで、一組の羽根34が不連続部分30を通過する
周期でもって不連続部分30により分断され、かくして騒音を発生する。
側、すなわち送風羽根とは異なる平面上に移動させねばならない。得られる空気
流は、ここでは清浄空気モータと同様であり、空気流は送風羽根の端部を流れ去
ってファン下側の容積空間へ流れる。空気は、続いて流路内に集められ排気され
る。
る羽根車組立体Bが図示してある。羽根車組立体Bには、軸50(図3に図示)
と筺体52が備わっている。筺体52は、第1の壁54と第2の壁56と第3の
壁58と側壁60から成る。側壁60は、第1の壁54を第2の壁56に接続し
ている。第3の壁58は、第1の壁54から延び出ている。第1の壁54は、渦
巻部64を形成している。
置する。第3の壁58は、吸気流路を形成し、吸気口66を画成している。軸5
0は、吸気口66を通り筺体52内に延び出ている。軸50は、中心軸65沿い
に組み付けてある。
ある。排気流路70は、排気口68から延び出ている。必要に応じ、排気流路7
0は、その長さ沿いに拡径することができる。排気流路70は、増えた空気流を
処理するのに拡大することができる。図4,5,6は、流路の異なる断面におい
て、流路長沿いに拡径する排気流路70を示すものである。図7を参照するに、
排気口68は、既成の羽根車筺体内に用いる矩形断面に代えて円形断面とするこ
とができる。
。羽根車72は、筺体52内に位置していて、ハブ73(図4,5,6に図示)
と、ハブ73からフランジ75沿いに延びる少なくとも1枚の羽根74からなる
。好ましくは、複数の羽根を用いるとよい。各羽根74は、軸50から離間させ
た末端面76を有する。
64の断面内に閉じ込めてある。渦巻部64の一様な断面は、羽根の長さ沿いの
不連続部分を取り除くことで騒音低減に役立っている。
えている。第1の平面78は、羽根末端面76に接している。
備えている。第2の平面79は、第1の平面78に最も近い位置で排気口68の
壁80に接している。
4を支持しており、第1の平面78沿いに配置してある。
す。それら間の領域は、騒音をさらに低減するよう好ましくは最小化するのがよ
い。
て吸気する。空気流88は、前縁81を通過し、さらに羽根の後縁84を後にし
て羽根74間を通過する。空気流88は、そこで排気口68を通って放出され、
羽根車72の回転期間中排気流路70内へ流入する。
壁90を備える。隔壁90は、各羽根74の後縁84を排気口68から隔て、渦
巻部64と排気口68の間のどんな不連続部分も取り除くのに役立っている。
100と第2の部分102とを含む2部分構造の筺体を備えている。図3を参照
するに、第1の部分100と第2の部分102とは、それぞれ1以上の整列配置
されたフランジ92を有する。フランジ92は、互いに離間配置してある。フラ
ンジ92は、それぞれ第1の部分100を第2の部分102に組み付けるための
整列孔94を有する。筺体を真空掃除機本体或いは同様の吸気装置に組み付ける
のに、追加の孔96を設けることもできる。
60の一部と吸気口66と排気口68の一部を備える。第2の部分102は、側
壁60の残余の部分と第2の壁56と排気口68の残余の部分とを備える。
にある。同じ空気流を維持するために、羽根車の径及びファンに給気する渦巻部
の効率は増大させねばならない。それ故に、羽根車の径は、既成の設計に比べ約
6%、吸気口で12%、排気領域で約38%増大させてある。
ずモータ単独で放射する騒音と空気の挙動を計測した。旧式モータは約24,0
00rpmで動作し、新型モータは約22,500rpmで動作する。
筺体とに設けた。オクターブ帯中心周波数で比較した旧式モータと新型モータと
渦巻部単独の加重オクターブ帯域及び全音量レベルが、図8に図示してある。2
つの渦巻部設計の平均の音声スペクトルが、図9に示してある。
音の低減を生み出す。全体的な騒音低減は、5.5dBである。2000Hz,
4000Hz,8000Hzのオクターブ帯では、全て低減される。広帯域騒音
低減と基底音の13dB低減が、図9に見られる。低オクターブ帯すなわち50
0Hz以下の騒音だけは、新モータと羽根車筺体設計によって増加する。これら
のオクターブ帯は顕著な騒音減少が見られたオクターブ帯に比べ低く、それ故に
これらの増加は全体的な音量レベルにとって重要ではない。
期待し得ないものであった。広帯域騒音は、一般に乱気流によって生じる。それ
故に、新規な渦巻部設計が空気をより少ない乱気流をもって渦巻部内を流れるよ
うにさせる。乱気流もまたファン効率を低下させるため、この低減を空気挙動に
も反映させねばならない。
空気動力が、図10に図示してある。空気動力だけを図示したのは、それが空気
挙動をうまく要約するものであって、同様の差異が全ての空気挙動パラメータ内
に見られるからである。新規な設計によってもたらされる空気動力は、旧式設計
よりも大きなオリフィスにて発生するピークを有しており、このピーク動力が約
27%ほど増大する。このことは、約6%の回転速度減少を伴って発生する。
結果のごとく見えよう。しかしながら、減少する広帯域騒音と共に増加する空気
電力は、乱気流の顕著な減少が原因で新型渦巻部とファンがより多くの空気を送
ることを示すものである。このように、モータの空気給送効率を低下させる乱気
流は騒音の一因ともなる。それ故に、改善された空気流は騒音低減に結び付ける
ことができ、何故なら騒音発生メカニズムがしばしば性能もまた劣化させること
があるからである。
タと羽根車筺体設計とによって生ずる騒音低減は、モータ単体での7.8dBA
から掃除機全体での1.4dBAへ減少した。ピッチ騒音減少は、モータ及び筺
体単体の10.7dBから真空掃除機の5.7dBまで低減された。計測は回転
ブラシなしで行なわれ、このため騒音低減はモータ及び羽根車筺体の修正の有無
によるユニット内の空気流の変化に起因するものである。真空掃除機内の新型モ
ータと羽根車筺体に伴う騒音低減の減退は、真空掃除機内の空気流路がモータ及
び羽根車筺体単独で得られた騒音低減を打ち消すことを示している。
気流路により生成されるモータ上の背圧によって生ずるというものである。この
背圧は、新規な渦巻部構造にも拘わらず、送風羽根からの乱気流を渦巻部排気装
置と相互作用させるものであった。それ故、真空掃除機の空気給送システムは、
モータ及び筺体単独で得られるのと同じ騒音低減が得られるよう再設計しなけれ
ばならなかった。
るより多量の空気流を可能にするよう設計した。設計ステップは、空気給送シス
テムを通じた揚程損失を低減することに対象を絞り込んだ。ダクト構造や鋭角的
な曲管や集塵袋の構造が、相当の揚程損失を引き起こしていた。これらの変更が
空気給送システムになされ、試作品に実装された。現在のところ、新規な空気給
送システムの空気の挙動試験用に試作機は構成してある。
試作掃除機により床面に給送される空気動力の百分率比較を示す図である。デー
タは、モータ単独で給送される空気動力と比較した全ユニット装備の床面におけ
る空気動力を表わす図である。新型空気給送システムを用いることで、旧式設計
による35%乃至40%と比べ、試作機はモータの空気動力の約80%を床面に
給送できる。効率上のこの顕著な増加は、新型モータ上により低い背圧をもたら
す。ピッチ騒音の低減は、依然として試作機にのしかかっている。
の挙動もまた劣化させることにある。かくして、送風羽根先端の流路からの排気
を無くすことで、騒音減少と増加する空気挙動を同時に得ることが可能である。
上記に考察しかつ図2〜7に図示した改良型羽根車は、排気口を渦巻部及び羽根
車の平面から離隔させた平面へ移動させることで構造上の不連続部分を取り除き
、問題を解決するものである。
羽根車組立体に関する主要な騒音問題は、大音量のピッチ騒音である。これは、
羽根車の羽根110の先端を離れ、羽根車116を閉じ込めた渦巻部114内の
開口112により断続される空気によって発生する。この断続は、羽根110が
不連続部分118の開口端を通過するときに発生し、かくして羽根車116の回
転数に羽根110の数を乗じたピッチ騒音が発生する。
してある。この設計はいかなる不連続部分も取り除き、かくして騒音を低減する
。羽根車組立体Dは、筺体120を含む。筺体120は、第1の壁122と第2
の壁124と側壁126から成る。側壁126は、第1の壁122を第2の壁1
24に接続している。第1の壁122が、渦巻部128を形成している。
0沿いに位置する。排気口134は中心軸130からほぼ垂直に離間する第2の
軸136上に位置している。羽根車138は、この筺体120内に組み付けてあ
る。羽根車138は、少なくとも1枚の羽根140を有している。羽根車138
は、吸気口132を介する吸気により空気流(線142で図示)を生み出す。空
気流142は、羽根140の後縁141を後にして羽根140を通過する。空気
流142は、排気口134を介して放出される。
する隔壁144を含む。隔壁144は、羽根140を排気口134から隔て、渦
巻部128と排気口134の間のいかなる不連続部分も取り除くものである。
チ騒音を低くする。このことは、羽根車の羽根140の周囲に、一様なリング形
状をなす空間を配設することで達成される。図13に示すように、渦巻部128
は羽根車138の周囲に一様な環状部を形成する。図14を参照するに、空気は
羽根車138下方の領域150へ放出され、続いて排気口134を介して渦巻部
128から流出する。従来技術の筺体(端部118)について、図12に示した
ような不連続部分は、排気口に存在しない。
型モータ及び渦巻部組立体の音量レベルをオクターブ帯周波数で比較する図であ
る。羽根車の音量は、ASTM(米国材料試験協会)のF1334-97試験手
順に従って計測したものである。全ての計測に、アコパシフィック(ACO P
acific)社製の1/4インチ4012型マイクロフォンを用いた。マイク
ロフォンからの信号は、ロックランド(Rockland)社製2000シリー
ズ低域フィルタにより増幅した。増幅した信号は、パーソナルコンピュータ内に
組み込んだナショナルインストルメンツ(National Instrume
nts)社製AT−A2150C型データ収集カードへ入力した。データ収集は
ラブビュー(Labview)プログラムにより制御され、このプログラムが計
測された音圧スペクトルを出力する。オクターブ帯ならびに全体的な音量レベル
は、音圧スペクトルから算出した。
計測した。計測したパラメータは圧力室内部の圧力であり、この圧力から空気流
の体積速度と空気電力を算出した。計測は、圧力室に対し様々な吸気オリフィス
径をもって行なった。かくして、体積速度と吸引力を吸気オリフィスの関数とし
て出力した。
ット抽出機用の試作羽根車組立体Eの騒音低減解決策の実装図を示す。試作機で
は、カーペット抽出機の回転ブラシモータとポンプとを取り外し、羽根車筺体の
下側部分に余裕をもたせてある。空気流は、より小さな排気領域のお陰で減少し
ている。図16を参照するに、羽根車組立体Bには筺体160が備わっている。
筺体160は、第1の壁162と第2の壁164と側壁166から成る。側壁1
66は、第1の壁162を第2の壁164に接続している。第1の壁162は、
渦巻部168を形成している。
0沿いに位置する。排気口174は、中心軸170からほぼ垂直に離間する第2
の軸176上に位置する。
も1枚の羽根182を有している。羽根車180は、吸気口172を介する吸気
により空気流(線184で図示)を生み出す。空気流184は、羽根182の後
縁186を後にして羽根182を通過する。空気流184は、排気口174を介
して放出される。
隔壁190を含む。隔壁190は、羽根182を排気口174から隔て、渦巻部
168と排気口174の間のいかなる不連続部分も取り除くのに役立っている。
図16に示すように、排気口174は渦巻部168内の羽根車180下方に位置
している。排気領域200は、図14の羽根車組立体の排気領域150と比べ、
羽根車180下方の寸法を減少させてある。これは、試作機内の空間上の制約に
因るものである。従来技術の筺体(端部118)について図12に示したように
、排気口174には不連続部分が存在しない。
正羽根車組立体について音量計測を行なった。平均音量レベルは、図17の周波
数と比較してある。データの最も重要な側面は、約3,000Hzのピッチ騒音
が15dB減少し、かつその高調波が丸で囲った3箇所のプロットに示すように
、広帯域騒音レベル未満に減少したことにある。全体の騒音低減レベルは、修正
装置内での高周波騒音の増加にも拘わらず、3.3dBAならびに36.8ソー
ンだけ低下した。
羽根車・筺体組立体には、筺体210が備わっている。筺体210は、互いに接
続した第1の部分212と第2の部分214から成る。第1の部分212は、第
1の壁220と第2の壁222から成る。第2の部分214は、第1の壁224
と第2の壁226から成る。第1の部分と第2の部分は、第2の壁222,22
6において合体接続してある。羽根車筺体はさらに、回転軸すなわち中心軸23
0を含む。吸気口232は、中心軸230沿いに位置する。排気口240は中心
軸230からほぼ垂直離間する第2の軸上に位置する。
縁253と後縁254と末端面256を有する少なくとも1枚の羽根252から
なる。羽根車250は、吸気口232を介する吸気により空気流を生み出す。空
気流は、羽根の後縁254を後にして羽根252を通過する。空気流は、排気口
240を介して放出される。
いる。図18に示すように、端部262は羽根車の羽根252の末端面256の
下方へ延出している。平面264は、端部262に接している。第2の平面26
6は、第1の平面264に対し平行離間している。第2の平面266は、羽根2
52の末端面256に接している。第2の平面266が流入口240内に延び出
しており、これにより羽根末端面256が排気口240の端部262上方に位置
する。すなわち、排気口240から筺体210内を覗き込んだときに、羽根末端
面を見ることができる。このように、羽根を排気口の開口から見ることができる
ので、空気流は排気口と筺体壁の接合箇所に形成された不連続部分を介して羽根
端部から流れる。空気流はそこで、羽根の不連続部分通過周期でもって分断され
、かくして騒音を発生する。
羽根車・筺体組立体Gがここに図示してある。羽根車組立体には、筺体300が
備わっている。筺体300は、相互接続した第1の部分310と第2の部分32
0とを有している。第1の部分310は、第1の壁322と第2の壁324から
成る。第2の部分320は、第1の壁326と第2の壁328から成る。第1の
部分と第2の部分は、第2の壁324,328にて合体接続してある。羽根車筺
体は、さらに、中心軸330を備える。吸気口340は、中心軸330沿いに位
置する。排気口342は、中心軸330に対しほぼ垂直に離間する第2の軸上に
位置する。
4と後縁354と末端面356を備えた少なくとも1枚の羽根352を有する。
羽根車は、羽根の後縁354を過ぎて羽根352を介して吸気される空気流を生
成する。空気流は、排気口342を介して放出される。
いる。図19に示す如く、端部362は羽根車の羽根352の末端部356から
離間させてある。平面364は、排気流路360の端部362に接している。第
2の平面366は、第1の平面364に対し平行離間している。第2の平面36
6は、羽根352の末端面356に当接している。第2の平面366は、排気口
342の端部362の下方に位置する。羽根の末端部356が排気口342から
離間(すなわち、羽根を排気口から見ることができない)しているため、羽根車
筺体と排気口の間に不連続部分は存在しない。
根車筺体を備えた羽根車・筺体組立体Hが図示してある。羽根車組立体は、筺体
400からなる。筺体400は、第1の壁402と第2の壁404と第3の壁4
06と湾曲側壁408とを有する。湾曲側壁408は、第1の壁402を第2の
壁404に接続している。第3の壁406は、第1の壁402から延び出ている
。第1の壁402は、渦巻部410を形成している。
沿いに位置する。第3の壁406は吸気流路を形成し、吸気口430を画成して
いる。
置する。排気流路444は、排気口440から延び出ている。必要に応じて、排
気流路444はその長さ沿いに拡径することができる。排気流路444は、増え
た空気流を処理するのに拡大することができる。
羽根車450は、少なくとも1枚の羽根452を備える。好ましくは、複数の羽
根を用いるのがよい。各羽根452は、末端面454を有する。
巻部410の断面内に閉じ込めてある。渦巻部410の一様な断面は、羽根の長
さ沿いに不連続部分を取り除くことで騒音低減に役立っている。
中心軸420にほぼ垂直で、第2の軸442に平行である。第2の平面470は
、第1の平面460に対し平行離間している。第2の平面470は、第1の平面
460に最も近い位置で排気口440の壁480に接している。
支持する背面板488は、第1の平面460沿いに配置してある。
る。それら間の領域は、さらに騒音を減らすため最小化するのが好ましい。
は前縁482を通り、羽根の後縁486を後にして羽根の間を通過する。空気流
は、次に排気口440を介して羽根車450の回転期間中排気流路442へ放出
される。
曲隔壁492を備える。隔壁492は、各羽根452の後縁を排気口440から
隔て、渦巻部410と排気口440の間のどんな不連続部分も取り除くのに役立
っている。
・筺体組立体Iがそこに図示してある。羽根車組立体には、筺体500が備わっ
ている。筺体500は、第1の壁502と第2の壁504と第3の壁506と側
壁508を有している。側壁508は、第1の壁502を第2の壁504に接続
している。第3の壁506は、第1の壁502から延び出ている。第1の壁50
2は、渦巻部510を形成している。
沿いに位置する。第3の壁506は、吸気流路を形成し、吸気口530を画成し
ている。
置している。排気流路550は、排気口540から延び出ている。必要に応じ、
排気流路550はその長さ沿いに拡径することができる。排気流路550は、増
えた空気流を処理するのに拡大することできる。
の羽根562を備える。好ましくは、複数の羽根を用いるのがよい。各羽根56
2は、末端部の面566を有する。
巻部510の断面内に閉じ込めてある。渦巻部510の一様な断面は、羽根の長
さ沿いに不連続部分を取り除くことで、騒音の低減に役立っている。
える。第1の平面570は、羽根の末端面566に接している。
2を備える。第2の平面572は、第1の平面570に最も近い位置で排気口5
40の壁574に接している。
支持する背面板582は、第1の平面570沿いに位置し、末端面566を形成
している。
するのがよい。それら間の領域は、さらに騒音を減らすよう最小化するのが好ま
しい。
は前縁576を通り、羽根の後縁580を後にして羽根の間を通過する。空気流
はそこで排気口540から放出され、羽根車560の回転期間中排気流路550
へ放出される。
る隔壁590を備える。隔壁590は、各羽根562の末端面566を排気口5
40から隔て、渦巻部510と排気口540の間のいかなる不連続部分も取り除
くのに役立っている。
。第7の好適な実施形態は、落葉ブロワー又は落葉吸引機である。さもなくば、
ブロワーは、破片や塵埃を吹き飛ばすのに用いることができる。ブロワー組立体
は、筺体600を備える。筺体600は、第1の壁601と第2の壁602と第
3の壁604と第4の壁606と第5の壁608と第6の壁610とを有する。
第5の壁608は、第4の壁606から延び出ている。第4の壁606は、渦巻
部612を形成している。
沿いに位置する。第4の壁608は、吸気流路を形成し、吸気口630を画成し
ている。
る。排気口640は、円形断面とすることができる。排気口640は、空気が流
れるノズル642に接続してある。
沿いに位置する軸661に組み付けてある。羽根車は、少なくとも1枚の羽根6
62を備える。好ましくは、複数の羽根を用いるのがよい。軸661は、羽根車
をモータ663に接続している。各羽根662は、末端面664を有する。
、渦巻部612の断面内に閉じ込めてある。渦巻部612の一様な断面は、羽根
の長さ沿いに不連続部分を取り除くことで騒音低減に役立っている。第1の平面
666は、中心軸620に対しほぼ垂直である。第1の平面666は、羽根の末
端面664に当接している。第2の平面668は、第1の平面666に対し平行
離間している。第2の平面668は、第1の平面666に最も近い位置で排気口
640の壁670に当接している。これらの平面を互いに離間させることは上記
概説した理由から明らかである。
してある。第8の好適な実施形態は、ヘアドライヤ又はブロワーである。ヘアド
ライヤ組立体には、筺体700が備わっている。筺体700は、第1の壁702
と第2の壁704と第3の壁706と第4の壁708を有している。第4の壁7
08は、第2の壁704から延び出ている。第1の壁702は、渦巻部710を
形成している。
いに位置している。第3の壁706は、吸気口流路を形成し、吸気口730を画
成している。
置する。
る。好ましくは、複数の羽根を用いるとよい。各羽根752は、末端面754を
有する。羽根車750は、中心軸720沿いに配置した軸755上に組み付けて
ある。軸755は、羽根車750をモータ757に接続している。
は、羽根の末端面754に当接している。第2の平面758は、第1の平面75
6に対し平行離間している。第2の平面758は、第1の平面756に最も近い
位置で排気口740の壁760に当接している。2つの平面は、上述した理由か
ら互いに離間させてある。
る。第9の好適な実施形態は、HVAC(加熱・換気・空調)システムである。
HVACシステムは、タービン(図示せず)用の筺体800を備える。タービン
は、羽根車(図示せず)の駆動に用いられる。第2の筺体810は、タービンを
羽根車に連結する軸を収容するのに用いている。第3の筺体820は、互いに固
着されて渦巻部830を形成する第1の壁822と第2の壁824を備える。
2からほぼ垂直離間する第2の軸852上に位置する。
示せず)は、少なくとも1枚の羽根を有する。前述の実施形態の如く、羽根車の
末端部を流出口から離間させ、羽根車の末端部と流出口との間に平面が延びるよ
うにしてある。排気口全体が平面の一方の側に横たわっており、羽根車の末端部
が平面の他の側に横たわっている。
と、ストーブ頂部排気孔に用いるファンが含まれる。これらの実施形態の説明は
、他の考察済み実施形態について上記したものと同様である。
で理解したときに、明らかに発明者以外にも変形ならびに修正が想起されよう。
それらが添付の特許請求範囲又はそれらの均等物の範囲内にある限り、そうした
修正と変形は全て包含することを意図するものである。
細書中で詳説しかつ図面中に例示するが、これらは本発明の一部を形成するもの
である。
オクターブ帯中心周波数対音量レベルの比較図である。
する空気動力の百分率比較図である。
ある。
する平均音量レベルと周波数の比較図である。
空気流を改善した改良型羽根車筺体に関する。
根車室を通り抜ける。対照的に、「清浄空気」真空掃除機は、集塵袋が破片を捕
捉するよう集塵袋を介して空気と破片を吸引するモータを有する。その後は空気
だけが羽根車室を通過する。汚濁空気真空掃除機の塵埃通路は大半の清浄空気シ
ステムに比べ非常に短く、このことは清掃性能にとって長所となっている。汚濁
空気モータの1つの欠点は、概してそれらが清浄空気モータよりも大きいことで
ある。それらはまた、非常に大きなピッチ騒音を有する。騒音全体への最大誘因
ではないが、ピッチ騒音は消費者に非常な不快感を及ぼすものである。
波数で発生する。モータ冷却ファンは通常12枚の羽根を有し、小型であり、そ
れ故に研究対象となる特定のモータの場合と同じくピッチ騒音源とはならない。
動作送風羽根が渦巻き形の構造的不連続部分を通過するときに、ピッチ騒音が発
生する。例えば、図1は既成の設計になる送風羽根を有する渦巻部の断面図であ
る。図1は、また、ピッチ騒音が生じるモータ出口における構造上の不連続部分
を示している。通常、モータ入口には構造上の不連続部分は存在しない。この種
の不連続部分は、羽根の端部を離れる空気流と相互作用して騒音を生ずる。羽根
の端部を離れる空気流は、これらの不連続部分を羽根が通過する周期でもって分
断される。
源を分離することである。もう一つは、騒音源を減らすことである。騒音源を分
離することは、贅沢な選択である。しかしながら、それは、騒音源のメカニズム
を活用する透徹した理解を必要としない。好適な解決策は、騒音源を減らすこと
である。
音源を低減する。これを達成するいくつかの方法としては、a)渦巻部と送風機
の羽根先端の外壁との間の距離を増やすこと、b)ファンの回転速度を低減し、
送風羽根先端を離れる空気速度を低下させること、及びc)渦巻部下側或いは異
なる平面上の排気開口を移動することで構造上の不連続部分を除去し、これによ
り送風羽根を一定断面の渦巻部に閉じ込めるようにすること、が挙げられる。
かの設計において用いられてきたが、その成果は限定されたものであった。
減する。空気速度を減らすことは、モータ速度を維持しつつモータの毎分回転数
を減らすか又は動作ファンの大きさを小さくすることによって達成される。動作
ファンの大きさをただ減らすときは注意が必要であり、何故なら低減された負荷
が原因でモータが増速し、そのことが結果的に以前と同じ速度を招くことがある
からである。この解決策を実行した場合は、そこで広帯域騒音もまた低減される
が、これは減速に伴う乱気流が原因で広帯域騒音が減少するからである。しかし
ながら、送風羽根先端を離れる空気の速度を減らすためにファンの回転速度を減
らすことは実現可能であるとは考えられておらず、何故なら現在の米国の真空掃
除機の傾向は出来得る限り大きなアンペア数が得られるようにすることにあるか
らである。
とにより構造上の不連続性を取り除く第3の選択肢が、最も実行可能な解決策と
なる。
ン先端を取り囲む空間が一様な環状形をなすことである。そこで、ファンを経て
排気される空気に対し空間を設けることになる。
服し前述の要求に応える新規かつ改良された羽根車筺体を開発することが望まし
いと考えられる。
9/407,377号の一部継続出願である。
空気流を改善した改良型筺体を有する羽根車組立体に関する。
のうちの一つが渦巻部を構成している。複数の壁は、第1の壁と、第2の壁と、
第1の壁を第2の壁に接続する側壁と、第1の壁から延出する第3の壁とで構成
することができる。筺体はさらに中心軸を含んでおり、吸気口は中心軸沿いに配
置してある。第3の壁が、吸気口から延出する吸気流路を形成している。軸は、
吸気口を介して筺体内に延出している。軸は、中心軸沿いに組み付けてある。
口から延出している。排気流路は、その長さ沿いに拡径することができる。排気
口部は、円形断面とすることができる。
根車は、ハブと、ハブから延出する少なくとも1枚の羽根を含む。各羽根は、軸
から離間させた末端面を有する。
面は、各羽根の末端面に当接している。羽根車組立体は、第1の平面に平行離間
する第2の平面を含む。第2の平面は、第1の平面に最も近い位置で排気口の壁
に接している。
枚の羽根を支持する背面板を含む。背面板は、第1の平面沿いに配置してある。
いる。
と筺体上面との間の領域は騒音を低減するよう最小化してある。
とができる。
配設にある。
の配設にある。
車の羽根は平面の一方の側に配置した末端部を有し、羽根車筺体の排気口が平面
の他の側に配置され、かくして騒音が低減される。
の領域を最小化し騒音低減した羽根車筺体の配設にある。
この隔壁が筺体の渦巻部と筺体の排気口との間に位置し、羽根車の羽根を排気口
から隔て、かくして騒音を低減する。
事者には明らかとなろう。
るものではない図面を参照する。図1は公知の羽根車筺体とその送風羽根の概略
断面図を示す。この種のファンの設計は、真空掃除機、カーペット抽出機、落葉
ブロワー、ヘアドライヤ、対流オーブン、ストーブ頂部排気孔、HVAC(暖房
・換気・空調)システム、筺体内に組み付けられて空気を移動させるファンを用
いるほぼあらゆる種類のシステムに用いられる。この種のあらゆる公知のシステ
ムは、騒音を生ずる渦巻き形をした構造的な不連続部分を有する。
と、第2の壁14と、第3の壁16と、第1の壁12を第2の壁14に接続する
側壁18から成る筺体10を有する。第1の壁12は、渦巻部24を形成してい
る。
吸気流路を形成し、吸気口25を画成している。筺体10は、さらに、中心軸2
6を備える。吸気口25は、中心軸26沿いに位置する。
7は、そこで回転羽根車28により移動させられ、第1の壁12に形成された不
連続部分30を通り排気口32へ至る。排気口32からは、排気流路33が延び
出ている。
縁36と上縁38と後縁40を有する。吸気空気流27は前縁36を通り、羽根
34の後縁40を後にして羽根34の間を通過する。空気流27は、そこで排気
口32内に押しやられ、排気流路33を介して排気される。羽根車28は、さら
に、一組の羽根34を支持する背面板42を備える。背面板42は、中心軸26
にほぼ垂直な第1の平面44沿いに配置してある。
、第1の平面44に対し平行離間している。第2の平面46は、排気口32の壁
48に接している。第1の平面44は、排気口32内に延び出ていて、羽根の末
端面45が排気口壁48の下側に位置するようになっている。すなわち、羽根末
端面45は、開口する排気口32の平面内にある。このように、羽根34は開口
する排気口32に整列しているため、空気流は羽根の端部から不連続部分30を
通って流れる。空気流は、そこで、一組の羽根34が不連続部分30を通過する
周期でもって不連続部分30により分断され、かくして騒音を発生する。
側、すなわち送風羽根とは異なる平面上に移動させねばならない。得られる空気
流は、ここでは清浄空気モータと同様であり、空気流は送風羽根の端部を流れ去
ってファン下側の容積空間へ流れる。空気は、続いて流路内に集められ排気され
る。
る羽根車組立体Bが図示してある。羽根車組立体Bには、軸50(図3に図示)
と筺体52が備わっている。筺体52は、第1の壁54と第2の壁56と第3の
壁58と側壁60から成る。側壁60は、第1の壁54を第2の壁56に接続し
ている。第3の壁58は、第1の壁54から延び出ている。第1の壁54は、渦
巻部64を形成している。
置する。第3の壁58は、吸気流路を形成し、吸気口66を画成している。軸5
0は、吸気口66を通り筺体52内に延び出ている。軸50は、中心軸65沿い
に組み付けてある。
ある。排気流路70は、排気口68から延び出ている。必要に応じ、排気流路7
0は、その長さ沿いに拡径することができる。排気流路70は、増えた空気流を
処理するのに拡大することができる。図4,5,6は、流路の異なる断面におい
て、流路長沿いに拡径する排気流路70を示すものである。図7を参照するに、
排気口68は、既成の羽根車筺体内に用いる矩形断面に代えて円形断面とするこ
とができる。
。羽根車72は、筺体52内に位置していて、ハブ73(図4,5,6に図示)
と、ハブ73からフランジ75沿いに延びる少なくとも1枚の羽根74からなる
。好ましくは、複数の羽根を用いるとよい。各羽根74は、軸50から離間させ
た末端面76を有する。
64の断面内に閉じ込めてある。渦巻部64の一様な断面は、羽根の長さ沿いの
不連続部分を取り除くことで騒音低減に役立っている。
えている。第1の平面78は、羽根末端面76に接している。
備えている。第2の平面79は、第1の平面78に最も近い位置で排気口68の
壁80に接している。
4を支持しており、第1の平面78沿いに配置してある。
す。それら間の領域は、騒音をさらに低減するよう好ましくは最小化するのがよ
い。
て吸気する。空気流88は、前縁81を通過し、さらに羽根の後縁84を後にし
て羽根74間を通過する。空気流88は、そこで排気口68を通って放出され、
羽根車72の回転期間中排気流路70内へ流入する。
壁90を備える。隔壁90は、各羽根74の後縁84を排気口68から隔て、渦
巻部64と排気口68の間のどんな不連続部分も取り除くのに役立っている。
100と第2の部分102とを含む2部分構造の筺体を備えている。図3を参照
するに、第1の部分100と第2の部分102とは、それぞれ1以上の整列配置
されたフランジ92を有する。フランジ92は、互いに離間配置してある。フラ
ンジ92は、それぞれ第1の部分100を第2の部分102に組み付けるための
整列孔94を有する。筺体を真空掃除機本体或いは同様の吸気装置に組み付ける
のに、追加の孔96を設けることもできる。
60の一部と吸気口66と排気口68の一部を備える。第2の部分102は、側
壁60の残余の部分と第2の壁56と排気口68の残余の部分とを備える。
にある。同じ空気流を維持するために、羽根車の径及びファンに給気する渦巻部
の効率は増大させねばならない。それ故に、羽根車の径は、既成の設計に比べ約
6%、吸気口で12%、排気領域で約38%増大させてある。
ずモータ単独で放射する騒音と空気の挙動を計測した。旧式モータは約24,0
00rpmで動作し、新型モータは約22,500rpmで動作する。
筺体とに設けた。オクターブ帯中心周波数で比較した旧式モータと新型モータと
渦巻部単独の加重オクターブ帯域及び全音量レベルが、図8に図示してある。2
つの渦巻部設計の平均の音声スペクトルが、図9に示してある。
音の低減を生み出す。全体的な騒音低減は、5.5dBである。2000Hz,
4000Hz,8000Hzのオクターブ帯では、全て低減される。広帯域騒音
低減と基底音の13dB低減が、図9に見られる。低オクターブ帯すなわち50
0Hz以下の騒音だけは、新モータと羽根車筺体設計によって増加する。これら
のオクターブ帯は顕著な騒音減少が見られたオクターブ帯に比べ低く、それ故に
これらの増加は全体的な音量レベルにとって重要ではない。
期待し得ないものであった。広帯域騒音は、一般に乱気流によって生じる。それ
故に、新規な渦巻部設計が空気をより少ない乱気流をもって渦巻部内を流れるよ
うにさせる。乱気流もまたファン効率を低下させるため、この低減を空気挙動に
も反映させねばならない。
空気動力が、図10に図示してある。空気動力だけを図示したのは、それが空気
挙動をうまく要約するものであって、同様の差異が全ての空気挙動パラメータ内
に見られるからである。新規な設計によってもたらされる空気動力は、旧式設計
よりも大きなオリフィスにて発生するピークを有しており、このピーク動力が約
27%ほど増大する。このことは、約6%の回転速度減少を伴って発生する。
結果のごとく見えよう。しかしながら、減少する広帯域騒音と共に増加する空気
電力は、乱気流の顕著な減少が原因で新型渦巻部とファンがより多くの空気を送
ることを示すものである。このように、モータの空気給送効率を低下させる乱気
流は騒音の一因ともなる。それ故に、改善された空気流は騒音低減に結び付ける
ことができ、何故なら騒音発生メカニズムがしばしば性能もまた劣化させること
があるからである。
タと羽根車筺体設計とによって生ずる騒音低減は、モータ単体での7.8dBA
から掃除機全体での1.4dBAへ減少した。ピッチ騒音減少は、モータ及び筺
体単体の10.7dBから真空掃除機の5.7dBまで低減された。計測は回転
ブラシなしで行なわれ、このため騒音低減はモータ及び羽根車筺体の修正の有無
によるユニット内の空気流の変化に起因するものである。真空掃除機内の新型モ
ータと羽根車筺体に伴う騒音低減の減退は、真空掃除機内の空気流路がモータ及
び羽根車筺体単独で得られた騒音低減を打ち消すことを示している。
気流路により生成されるモータ上の背圧によって生ずるというものである。この
背圧は、新規な渦巻部構造にも拘わらず、送風羽根からの乱気流を渦巻部排気装
置と相互作用させるものであった。それ故、真空掃除機の空気給送システムは、
モータ及び筺体単独で得られるのと同じ騒音低減が得られるよう再設計しなけれ
ばならなかった。
るより多量の空気流を可能にするよう設計した。設計ステップは、空気給送シス
テムを通じた揚程損失を低減することに対象を絞り込んだ。ダクト構造や鋭角的
な曲管や集塵袋の構造が、相当の揚程損失を引き起こしていた。これらの変更が
空気給送システムになされ、試作品に実装された。現在のところ、新規な空気給
送システムの空気の挙動試験用に試作機は構成してある。
試作掃除機により床面に給送される空気動力の百分率比較を示す図である。デー
タは、モータ単独で給送される空気動力と比較した全ユニット装備の床面におけ
る空気動力を表わす図である。新型空気給送システムを用いることで、旧式設計
による35%乃至40%と比べ、試作機はモータの空気動力の約80%を床面に
給送できる。効率上のこの顕著な増加は、新型モータ上により低い背圧をもたら
す。ピッチ騒音の低減は、依然として試作機にのしかかっている。
の挙動もまた劣化させることにある。かくして、送風羽根先端の流路からの排気
を無くすことで、騒音減少と増加する空気挙動を同時に得ることが可能である。
上記に考察しかつ図2〜7に図示した改良型羽根車は、排気口を渦巻部及び羽根
車の平面から離隔させた平面へ移動させることで構造上の不連続部分を取り除き
、問題を解決するものである。
羽根車組立体に関する主要な騒音問題は、大音量のピッチ騒音である。これは、
羽根車の羽根110の先端を離れ、羽根車116を閉じ込めた渦巻部114内の
開口112により断続される空気によって発生する。この断続は、羽根110が
不連続部分118の開口端を通過するときに発生し、かくして羽根車116の回
転数に羽根110の数を乗じたピッチ騒音が発生する。
してある。この設計はいかなる不連続部分も取り除き、かくして騒音を低減する
。羽根車組立体Dは、筺体120を含む。筺体120は、第1の壁122と第2
の壁124と側壁126から成る。側壁126は、第1の壁122を第2の壁1
24に接続している。第1の壁122が、渦巻部128を形成している。
0沿いに位置する。排気口134は中心軸130からほぼ垂直に離間する第2の
軸136上に位置している。羽根車138は、この筺体120内に組み付けてあ
る。羽根車138は、少なくとも1枚の羽根140を有している。羽根車138
は、吸気口132を介する吸気により空気流(線142で図示)を生み出す。空
気流142は、羽根140の後縁141を後にして羽根140を通過する。空気
流142は、排気口134を介して放出される。
する隔壁144を含む。隔壁144は、羽根140を排気口134から隔て、渦
巻部128と排気口134の間のいかなる不連続部分も取り除くものである。
チ騒音を低くする。このことは、羽根車の羽根140の周囲に、一様なリング形
状をなす空間を配設することで達成される。図13に示すように、渦巻部128
は羽根車138の周囲に一様な環状部を形成する。図14を参照するに、空気は
羽根車138下方の領域150へ放出され、続いて排気口134を介して渦巻部
128から流出する。従来技術の筺体(端部118)について、図12に示した
ような不連続部分は、排気口に存在しない。
型モータ及び渦巻部組立体の音量レベルをオクターブ帯周波数で比較する図であ
る。羽根車の音量は、ASTM(米国材料試験協会)のF1334-97試験手
順に従って計測したものである。全ての計測に、アコパシフィック(ACO P
acific)社製の1/4インチ4012型マイクロフォンを用いた。マイク
ロフォンからの信号は、ロックランド(Rockland)社製2000シリー
ズ低域フィルタにより増幅した。増幅した信号は、パーソナルコンピュータ内に
組み込んだナショナルインストルメンツ(National Instrume
nts)社製AT−A2150C型データ収集カードへ入力した。データ収集は
ラブビュー(Labview)プログラムにより制御され、このプログラムが計
測された音圧スペクトルを出力する。オクターブ帯ならびに全体的な音量レベル
は、音圧スペクトルから算出した。
計測した。計測したパラメータは圧力室内部の圧力であり、この圧力から空気流
の体積速度と空気電力を算出した。計測は、圧力室に対し様々な吸気オリフィス
径をもって行なった。かくして、体積速度と吸引力を吸気オリフィスの関数とし
て出力した。
ット抽出機用の試作羽根車組立体Eの騒音低減解決策の実装図を示す。試作機で
は、カーペット抽出機の回転ブラシモータとポンプとを取り外し、羽根車筺体の
下側部分に余裕をもたせてある。空気流は、より小さな排気領域のお陰で減少し
ている。図16を参照するに、羽根車組立体Bには筺体160が備わっている。
筺体160は、第1の壁162と第2の壁164と側壁166から成る。側壁1
66は、第1の壁162を第2の壁164に接続している。第1の壁162は、
渦巻部168を形成している。
0沿いに位置する。排気口174は、中心軸170からほぼ垂直に離間する第2
の軸176上に位置する。
も1枚の羽根182を有している。羽根車180は、吸気口172を介する吸気
により空気流(線184で図示)を生み出す。空気流184は、羽根182の後
縁186を後にして羽根182を通過する。空気流184は、排気口174を介
して放出される。
隔壁190を含む。隔壁190は、羽根182を排気口174から隔て、渦巻部
168と排気口174の間のいかなる不連続部分も取り除くのに役立っている。
図16に示すように、排気口174は渦巻部168内の羽根車180下方に位置
している。排気領域200は、図14の羽根車組立体の排気領域150と比べ、
羽根車180下方の寸法を減少させてある。これは、試作機内の空間上の制約に
因るものである。従来技術の筺体(端部118)について図12に示したように
、排気口174には不連続部分が存在しない。
正羽根車組立体について音量計測を行なった。平均音量レベルは、図17の周波
数と比較してある。データの最も重要な側面は、約3,000Hzのピッチ騒音
が15dB減少し、かつその高調波が丸で囲った3箇所のプロットに示すように
、広帯域騒音レベル未満に減少したことにある。全体の騒音低減レベルは、修正
装置内での高周波騒音の増加にも拘わらず、3.3dBAならびに36.8ソー
ンだけ低下した。
羽根車・筺体組立体には、筺体210が備わっている。筺体210は、互いに接
続した第1の部分212と第2の部分214から成る。第1の部分212は、第
1の壁220と第2の壁222から成る。第2の部分214は、第1の壁224
と第2の壁226から成る。第1の部分と第2の部分は、第2の壁222,22
6において合体接続してある。羽根車筺体はさらに、回転軸すなわち中心軸23
0を含む。吸気口232は、中心軸230沿いに位置する。排気口240は中心
軸230からほぼ垂直離間する第2の軸上に位置する。
縁253と後縁254と末端面256を有する少なくとも1枚の羽根252から
なる。羽根車250は、吸気口232を介する吸気により空気流を生み出す。空
気流は、羽根の後縁254を後にして羽根252を通過する。空気流は、排気口
240を介して放出される。
いる。図18に示すように、端部262は羽根車の羽根252の末端面256の
下方へ延出している。平面264は、端部262に接している。第2の平面26
6は、第1の平面264に対し平行離間している。第2の平面266は、羽根2
52の末端面256に接している。第2の平面266が流入口240内に延び出
しており、これにより羽根末端面256が排気口240の端部262上方に位置
する。すなわち、排気口240から筺体210内を覗き込んだときに、羽根末端
面を見ることができる。このように、羽根を排気口の開口から見ることができる
ので、空気流は排気口と筺体壁の接合箇所に形成された不連続部分を介して羽根
端部から流れる。空気流はそこで、羽根の不連続部分通過周期でもって分断され
、かくして騒音を発生する。
羽根車・筺体組立体Gがここに図示してある。羽根車組立体には、筺体300が
備わっている。筺体300は、相互接続した第1の部分310と第2の部分32
0とを有している。第1の部分310は、第1の壁322と第2の壁324から
成る。第2の部分320は、第1の壁326と第2の壁328から成る。第1の
部分と第2の部分は、第2の壁324,328にて合体接続してある。羽根車筺
体は、さらに、中心軸330を備える。吸気口340は、中心軸330沿いに位
置する。排気口342は、中心軸330に対しほぼ垂直に離間する第2の軸上に
位置する。
4と後縁354と末端面356を備えた少なくとも1枚の羽根352を有する。
羽根車は、羽根の後縁354を過ぎて羽根352を介して吸気される空気流を生
成する。空気流は、排気口342を介して放出される。
いる。図19に示す如く、端部362は羽根車の羽根352の末端部356から
離間させてある。平面364は、排気流路360の端部362に当接している。
第2の平面366は、第1の平面364に対し平行離間している。第2の平面3
66は、羽根352の末端面356に当接している。第2の平面366は、排気 経路360 の端部362の下方に位置する。羽根の末端部356が排気経路36 0 から離間平面366の反対側にある(すなわち、羽根を排気経路から見ること
ができない)しているため、羽根車筺体と排気経路の間に不連続部分は存在しな
い。
根車筺体を備えた羽根車・筺体組立体Hが図示してある。羽根車組立体は、筺体
400からなる。筺体400は、第1の壁402と第2の壁404と第3の壁4
06と湾曲側壁408とを有する。湾曲側壁408は、第1の壁402を第2の
壁404に接続している。第3の壁406は、第1の壁402から延び出ている
。第1の壁402は、渦巻部410を形成している。
沿いに位置する。第3の壁406は吸気流路を形成し、吸気口430を画成して
いる。
置する。排気流路444は、排気口440から延び出ている。必要に応じて、排
気流路444はその長さ沿いに拡径することができる。排気流路444は、増え
た空気流を処理するのに拡大することができる。
羽根車450は、少なくとも1枚の羽根452を備える。好ましくは、複数の羽
根を用いるのがよい。各羽根452は、末端面454を有する。
巻部410の断面内に閉じ込めてある。渦巻部410の一様な断面は、羽根の長
さ沿いに不連続部分を取り除くことで騒音低減に役立っている。
中心軸420にほぼ垂直で、第2の軸442に平行である。第2の平面470は
、第1の平面460に対し平行離間している。第2の平面470は、第1の平面
460に最も近い位置で排気口440の壁480に接している。
支持する背面板488は、第1の平面460沿いに配置してある。
る。それら間の領域は、さらに騒音を減らすため最小化するのが好ましい。
は前縁482を通り、羽根の後縁486を後にして羽根の間を通過する。空気流
は、次に排気口440を介して羽根車450の回転期間中排気流路442へ放出
される。
曲隔壁492を備える。隔壁492は、各羽根452の後縁を排気口440から
隔て、渦巻部410と排気口440の間のどんな不連続部分も取り除くのに役立
っている。
・筺体組立体Iがそこに図示してある。羽根車組立体には、筺体500が備わっ
ている。筺体500は、第1の壁502と第2の壁504と第3の壁506と側
壁508を有している。側壁508は、第1の壁502を第2の壁504に接続
している。第3の壁506は、第1の壁502から延び出ている。第1の壁50
2は、渦巻部510を形成している。
沿いに位置する。第3の壁506は、吸気流路を形成し、吸気口530を画成し
ている。
置している。排気流路550は、排気口540から延び出ている。必要に応じ、
排気流路550はその長さ沿いに拡径することができる。排気流路550は、増
えた空気流を処理するのに拡大することできる。
の羽根562を備える。好ましくは、複数の羽根を用いるのがよい。各羽根56
2は、末端部の面566を有する。
巻部510の断面内に閉じ込めてある。渦巻部510の一様な断面は、羽根の長
さ沿いに不連続部分を取り除くことで、騒音の低減に役立っている。
える。第1の平面570は、羽根の末端面566に接している。
2を備える。第2の平面572は、第1の平面570に最も近い位置で排気口5
40の壁574に接している。
支持する背面板582は、第1の平面570沿いに位置し、末端面566を形成
している。
するのがよい。それら間の領域は、さらに騒音を減らすよう最小化するのが好ま
しい。
は前縁576を通り、羽根の後縁580を後にして羽根の間を通過する。空気流
はそこで排気口540から放出され、羽根車560の回転期間中排気流路550
へ放出される。
。第7の好適な実施形態は、落葉ブロワー又は落葉吸引機である。さもなくば、
ブロワーは、破片や塵埃を吹き飛ばすのに用いることができる。ブロワー組立体
は、筺体600を備える。筺体600は、第1の壁601と第2の壁602と第
3の壁604と第4の壁606と第5の壁608と第6の壁610とを有する。
第5の壁608は、第4の壁606から延び出ている。第4の壁606は、渦巻
部612を形成している。
沿いに位置する。第4の壁608は、吸気流路を形成し、吸気口630を画成し
ている。
る。排気口640は、円形断面とすることができる。排気口640は、空気が流
れるノズル642に接続してある。
沿いに位置する軸661に組み付けてある。羽根車は、少なくとも1枚の羽根6
62を備える。好ましくは、複数の羽根を用いるのがよい。軸661は、羽根車
をモータ663に接続している。各羽根662は、末端面664を有する。
、渦巻部612の断面内に閉じ込めてある。渦巻部612の一様な断面は、羽根
の長さ沿いに不連続部分を取り除くことで騒音低減に役立っている。第1の平面
666は、中心軸620に対しほぼ垂直である。第1の平面666は、羽根の末
端面664に当接している。第2の平面668は、第1の平面666に対し平行
離間している。第2の平面668は、第1の平面666に最も近い位置で排気口
640の壁670に当接している。これらの平面を互いに離間させることは上記
概説した理由から明らかである。ノズルまたは排気642は、末端面664から 平面666の反対側に配置される断面を有している。
してある。第8の好適な実施形態は、ヘアドライヤ又はブロワーである。ヘアド
ライヤ組立体には、筺体700が備わっている。筺体700は、第1の壁702
と第2の壁704と第3の壁706と第4の壁708を有している。第4の壁7
08は、第2の壁704から延び出ている。第1の壁702は、渦巻部710を
形成している。
いに位置している。第3の壁706は、吸気口流路を形成し、吸気口730を画
成している。
置する。
る。好ましくは、複数の羽根を用いるとよい。各羽根752は、末端面754を
有する。羽根車750は、中心軸720沿いに配置した軸755上に組み付けて
ある。軸755は、羽根車750をモータ757に接続している。
は、羽根の末端面754に当接している。第2の平面758は、第1の平面75
6に対し平行離間している。第2の平面758は、第1の平面756に最も近い
位置で排気口740の壁760に当接している。2つの平面は、上述した理由か
ら互いに離間させてある。
る。第9の好適な実施形態は、HVAC(加熱・換気・空調)システムである。
HVACシステムは、タービン(図示せず)用の筺体800を備える。タービン
は、羽根車(図示せず)の駆動に用いられる。第2の筺体810は、タービンを
羽根車に連結する軸を収容するのに用いている。第3の筺体820は、互いに固
着されて渦巻部830を形成する第1の壁822と第2の壁824を備える。
2からほぼ垂直離間する第2の軸852上に位置する。
示せず)は、少なくとも1枚の羽根を有する。前述の実施形態の如く、羽根車の
末端部を流出口から離間させ、羽根車の末端部と流出口との間に平面が延びるよ
うにしてある。排気口全体が平面の一方の側に横たわっており、羽根車の末端部
が平面の他の側に横たわっている。
と、ストーブ頂部排気孔に用いるファンが含まれる。これらの実施形態の説明は
、他の考察済み実施形態について上記したものと同様である。
で理解したときに、明らかに発明者以外にも変形ならびに修正が想起されよう。
それらが添付の特許請求範囲又はそれらの均等物の範囲内にある限り、そうした
修正と変形は全て包含することを意図するものである。
Claims (15)
- 【請求項1】 騒音を低減し空気流を改善した羽根車・筺体組立体であって、 軸と、 筺体と、 回転軸回りに回転するよう前記筺体内に組み付けた羽根車と、 を備え、 前記筐体は、 複数の壁で、そのうちの少なくとも一つが渦巻部を備える前記複数の壁と、 前記軸が沿って延びる中心軸と、 前記中心軸沿いに配置した吸気口と、 前記中心軸から離間させこれにほぼ垂直に配向した排気口と、 前記排気口から延び出る排気流路と を含み、 前記羽根車は、 ハブと、 前記ハブから延び出る少なくとも1枚の羽根と、 前記少なくとも1枚の羽根を支持する背面板と、 を備え、前記吸気口を介する吸気により空気流を生み出すとともに、回転中
に前記排気口に空気を放出し、 前記筐体は、さらに、前記渦巻部と前記排気口の間に配置した隔壁を備え、該
隔壁が前記少なくとも1枚の羽根を前記排気口から隔て、騒音を低減するととも
に空気流を改善する、 ことを特徴とする羽根車・筺体組立体。 - 【請求項2】 請求項1記載の羽根車・筺体組立体であって、 前記複数の壁が、第1の壁と、第2の壁と、前記第1の壁を前記第2の壁に接
続する側壁と、前記第1の壁から延び出る第3の壁で前記吸気口から延出する吸
気流路を形成する前記第3の壁と、を含む、 ことを特徴とする羽根車・筺体組立体。 - 【請求項3】 請求項1記載の羽根車・筺体組立体であって、 前記少なくとも1枚の羽根が前縁と上縁と後縁を備える、 ことを特徴とする羽根車・筺体組立体。
- 【請求項4】 請求項1記載の羽根車・筺体組立体であって、 前記渦巻部が一様な断面を有しており、該少なくとも1枚の羽根を前記渦巻部
の前記断面内に閉じ込めてある、 ことを特徴とする羽根車・筺体組立体。 - 【請求項5】 請求項1記載の羽根車・筺体組立体であって、 前記排気流路がその長さ沿いに拡径する、 ことを特徴とする羽根車・筺体組立体。
- 【請求項6】 請求項1記載の羽根車・筺体組立体であって、 前記排気口は円形断面を成す、 ことを特徴とする羽根車・筺体組立体。
- 【請求項7】 請求項1記載の羽根車・筺体組立体であって、 前記羽根車の上面は前記筺体の上面に対し概ね平行であり、羽根車の上面と前
記筺体の上面の間の領域は、騒音を低減すべく最小化してある、 ことを特徴とする羽根車・筺体組立体。 - 【請求項8】 組立体であって、 一定体積を囲繞する複数の壁で、そのうちの少なくとも一つが渦巻部を画成す
る前記複数の壁を含む筺体と、 前記筺体を貫通して形成され前記体積内に開口する吸気口と、 前記筺体を貫通して形成され前記体積内に開口する排気口と、 回転軸回りに回転するよう前記筺体内に組み付けた羽根車で、末端面と平面と
を含み、回転時に前記排気口と該羽根車が前記平面の両側に配置される前記羽根
車と、を備える、 ことを特徴とする組立体。 - 【請求項9】 請求項8記載の組立体であって、 前記複数の壁が、第1の壁と、第2の壁と、前記第1の壁を前記第2の壁に接
続する側壁と、前記第1の壁から延出する第3の壁とを備え、該第3の壁が前記
吸気口から延び出る吸気流路を形成している、 ことを特徴とする組立体。 - 【請求項10】 請求項8記載の組み合わせであって、 前記排気口から延び出る排気流路をさらに備え、前記排気流路がその長さ沿い
に拡径する、 ことを特徴とする組立体。 - 【請求項11】 請求項8記載の組立体であって、 前記排気口が円形断面を有する、 ことを特徴とする組立体。
- 【請求項12】 請求項8記載の組立体であって、 前記羽根車がハブと、該ハブから延出する羽根とを備え、該羽根が前縁と上縁
と後縁を含む、 ことを特徴とする組立体。 - 【請求項13】 請求項8記載の組立体であって、 前記回転軸が前記筺体の中心軸である、 ことを特徴とする組立体。
- 【請求項14】 請求項13記載の組立体であって、 前記中心軸沿いに組み付けた軸をさらに備え、該軸が前記筺体内に延出してお
り、前記羽根車は該軸上に組み付けてある、 ことを特徴とする組立体。 - 【請求項15】 請求項8記載の組立体であって、 前記渦巻部と前記排気口との間に配置した隔壁をさらに備え、該隔壁が前記少
なくとも1枚の羽根を前記排気口から隔てている、 ことを特徴とする組立体。
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