JP2003509492A - シクロアルキルビシクロヘプテンジカルボキシミド - Google Patents

シクロアルキルビシクロヘプテンジカルボキシミド

Info

Publication number
JP2003509492A
JP2003509492A JP2001524968A JP2001524968A JP2003509492A JP 2003509492 A JP2003509492 A JP 2003509492A JP 2001524968 A JP2001524968 A JP 2001524968A JP 2001524968 A JP2001524968 A JP 2001524968A JP 2003509492 A JP2003509492 A JP 2003509492A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
alkyl
alkenyl
substituted
independently
compound
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001524968A
Other languages
English (en)
Inventor
ウォーレン,ジャック
Original Assignee
イーグルビュー・テクノロジーズ・インコーポレーテッド
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by イーグルビュー・テクノロジーズ・インコーポレーテッド filed Critical イーグルビュー・テクノロジーズ・インコーポレーテッド
Publication of JP2003509492A publication Critical patent/JP2003509492A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07DHETEROCYCLIC COMPOUNDS
    • C07D209/00Heterocyclic compounds containing five-membered rings, condensed with other rings, with one nitrogen atom as the only ring hetero atom
    • C07D209/56Ring systems containing three or more rings
    • C07D209/58[b]- or [c]-condensed
    • C07D209/724,7-Endo-alkylene-iso-indoles
    • C07D209/764,7-Endo-alkylene-iso-indoles with oxygen atoms in positions 1 and 3
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08GMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED OTHERWISE THAN BY REACTIONS ONLY INVOLVING UNSATURATED CARBON-TO-CARBON BONDS
    • C08G63/00Macromolecular compounds obtained by reactions forming a carboxylic ester link in the main chain of the macromolecule
    • C08G63/02Polyesters derived from hydroxycarboxylic acids or from polycarboxylic acids and polyhydroxy compounds
    • C08G63/12Polyesters derived from hydroxycarboxylic acids or from polycarboxylic acids and polyhydroxy compounds derived from polycarboxylic acids and polyhydroxy compounds
    • C08G63/40Polyesters derived from ester-forming derivatives of polycarboxylic acids or of polyhydroxy compounds, other than from esters thereof
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08GMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED OTHERWISE THAN BY REACTIONS ONLY INVOLVING UNSATURATED CARBON-TO-CARBON BONDS
    • C08G73/00Macromolecular compounds obtained by reactions forming a linkage containing nitrogen with or without oxygen or carbon in the main chain of the macromolecule, not provided for in groups C08G12/00 - C08G71/00
    • C08G73/06Polycondensates having nitrogen-containing heterocyclic rings in the main chain of the macromolecule
    • C08G73/10Polyimides; Polyester-imides; Polyamide-imides; Polyamide acids or similar polyimide precursors
    • C08G73/12Unsaturated polyimide precursors
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08GMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED OTHERWISE THAN BY REACTIONS ONLY INVOLVING UNSATURATED CARBON-TO-CARBON BONDS
    • C08G73/00Macromolecular compounds obtained by reactions forming a linkage containing nitrogen with or without oxygen or carbon in the main chain of the macromolecule, not provided for in groups C08G12/00 - C08G71/00
    • C08G73/06Polycondensates having nitrogen-containing heterocyclic rings in the main chain of the macromolecule
    • C08G73/10Polyimides; Polyester-imides; Polyamide-imides; Polyamide acids or similar polyimide precursors
    • C08G73/16Polyester-imides

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Medicinal Chemistry (AREA)
  • Polymers & Plastics (AREA)
  • Indole Compounds (AREA)
  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
  • Hydrogenated Pyridines (AREA)
  • Polyesters Or Polycarbonates (AREA)
  • Macromolecular Compounds Obtained By Forming Nitrogen-Containing Linkages In General (AREA)
  • Addition Polymer Or Copolymer, Post-Treatments, Or Chemical Modifications (AREA)

Abstract

(57)【要約】 本発明は、化学式(I)の化合物を提供する。 【化1】 (式中、R1及びR2は独立して水素、(C1-C7)アルキル、(C2-C7)アルケニル、又は(C2-C7)アルキニルであり;X1及びX2は独立して存在しても存在しなくてもよく、存在する場合には、独立して(C1-C7)アルキレン又は(C2-C7)アルケニレンであり;Y1及びY2は独立して(C4-C8)シクロアルキレン又は(C4-C8)シクロアルケニレンであって、これらは(C1-C7)アルキル、(C2-C7)アルケニル、又はカルボキシルから選ばれた4個までの同一又は異なる基で置換されないか又は置換され;Zは(C1-C 12)アルキレン、(C2-C12)アルケニレン、D-E-F、但し、DとFは独立して(C1-C12)アルキレン又は(C2-C12)アルケニレンであり、Eは(C4-C8)シクロアルキレン又は(C4-C8)シクロアルケニレンであって、これらは(C1-C7)アルキル又は(C2-C7)アルケニルから選ばれた4個までの同一又は異なる基で置換されないか又は置換され;又はG-H-I、但し、GとIは独立して(C1-C12)アルキレン又は(C2-C12)アルケニレンであり、HはN-(C1-C7)アルキル、N-(C2-C7)アルケニル、N-(C4-C8)シクロアルキル又はN-(C4-C8)シクロアルケニルであり、これらは(C1-C7)アルキル又は(C 2-C7)アルケニルから選ばれた4個までの同一又は異なる基で置換されないか又は置換され;又はN-(C1-C7)アルキル(C4-C8)シクロアルキルであり、これは(C1-C7)アルキル又は(C2-C7)アルケニルから選ばれた4個までの同一又は異なる基で置換されないか又は置換される。)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 発明の分野 本発明はシクロアルキルビシクロヘプテンジカルボキシミド(cycloalkyl bicy
cloheptene dicarboximides)に関する。これらの化合物は耐熱性ポリイミド重合
体のような重合体を調製するのに有用である。
【0002】 発明の背景 シクロアルキルビシクロヘプテンジカルボキシミド及びこれらの化合物の重合
体は公知である。Asrarの米国特許No.5,049,632を参照。前記Asrar
の特許は高耐熱性、低誘電率、及び低吸湿性を有する重合体を記述する。その1
欄の5〜9行を参照。
【0003】 Futaesaku等の米国特許No.5,502,207はフェニレン基を含む結合
基を有するアルケニル‐置換ビスナジミド(bisnadimides)を記述する。その要約
書を参照。これらの化合物は接着剤及び塗料のような重合体を調製するために使
用される。その1欄の9〜25行を参照。
【0004】 Rennerの米国特許No.4,742,166及びクロサワ等の米国特許No.
4,022,954はシクロアルキルビシクロヘプテンジカルボキシミドを記述
する。しかしながら、これらの特許はいずれも2個のビシクロヘプテンジカルボ
キシミド基及び2個以上のシクロアルキル基を有するシクロアルキルビシクロヘ
プテンジカルボキシミドを記述していない。
【0005】 発明の概要 本発明は下記の化学式Iの化合物を提供する。
【0006】
【化4】
【0007】 式中、R1及びR2は独立して水素、(C1〜C7)アルキル、(C2〜C7)アル
ケニル、又は(C2〜C7)アルキニルであり、 X1及びX2は独立して存在しても存在しなくてもよく、存在する場合には、独
立して(C1〜C7)アルキレン又は(C2〜C7)アルケニレンであり、 Y1及びY2は独立して(C4〜C8)シクロアルキレン又は(C4〜C8)シクロ
アルケニレンであって、これらは(C1〜C7)アルキル、(C2〜C7)アルケニ
ル、又はカルボキシルから選ばれた4個までの同一又は異なる基で置換されない
か又は置換され、そして Zは(C1〜C12)アルキレン、(C2〜C12)アルケニレン、D‐E‐F、但
し、DとFは独立して(C1〜C12)アルキレン又は(C2〜C12)アルケニレン
であり、Eは(C4〜C8)シクロアルキレン又は(C4〜C8)シクロアルケニレ
ンであって、これらは(C1〜C7)アルキル又は(C2〜C7)アルケニルから選
ばれた4個までの同一又は異なる基で置換されないか又は置換され、又はG‐H
‐I、但し、GとIは独立して(C1〜C12)アルキレン又は(C2〜C12)アル
ケニレンであり、HはN(C1〜C7)アルキル、N(C2〜C7)アルケニル、N
(C4〜C8)シクロアルキル又はN(C4〜C8)シクロアルケニルであり、これ
らは(C1〜C7)アルキル又は(C2〜C7)アルケニルから選ばれた4個までの
同一又は異なる基で置換されないか又は置換され、又はN(C1〜C7)アルキル
(C4〜C8)シクロアルキルであり、これは(C1〜C7)アルキル又は(C2
7)アルケニルから選ばれた4個までの同一又は異なる基で置換されないか又
は置換される。
【0008】 また本発明はこれらの化合物を製造する方法、これらの化合物の構成要素を含
む重合体、及びこれらの化合物を重合又は共重合することにより調製された重合
体を提供する。
【0009】 上述の一般的な記述及び以下の詳細な記述は共に典型的で説明的なものであり
、クレイムされる本発明の更なる説明を意図することを理解すべきである。 好ましい態様の記述 本発明は上述の化学式Iの化合物を提供する。化学式Iの化合物の別の態様で
は、Y1及びY2は同一であり、Y1及びY2はメチルで単独置換されたシクロヘキ
シレンであり、Y1及びY2はシクロヘキシレンであり、Y1及びY2はシクロヘキ
セニレンである。他の態様では、Zは‐CH2‐であるか、又はZは(C1〜C12 )アルキレン又は(C2〜C12)アルケニレンである。その他の態様では、X1
びX2は存在しないで、Y1及びY2はメチルで単独置換されたシクロヘキシレン
であり、またZは‐CH2‐である。化学式Iの化合物の好ましい態様では、化
合物はN,N´‐3,3´‐ジメチル‐ジシクロヘキシルメタン‐4,4´‐ビ
ス‐(ビシクロ[2.2.1]ヘプト‐5‐エン‐2,3‐ジカルボキシミド)
である。その他の好ましい態様では、化学式Iの化合物はN,N´‐3,3´‐
ジカルボキシル‐ジシクロヘキシルメタン‐ビス‐(ビシクロ[2.2.1]ヘ
プト‐5‐エン‐2,3‐ジカルボキシミド)である。
【0010】 また本発明は化学式Iの化合物を重合又は共重合することにより製造される重
合体を提供する。本発明は更に化学式Iの化合物の構成単位を含む重合体を提供
する。別の態様では、重合体はポリイミド、ポリエステル、又はポリイミドエス
テルである。好ましい態様では、重合体はN,N´‐3,3´‐ジメチル‐ジシ
クロヘキシルメタン‐ビス‐(ビシクロ[2.2.1]ヘプト‐5‐エン‐2,
3‐ジカルボキシミド)から製造される。その他の好ましい態様では、重合体は
N,N´‐3,3´‐ジカルボキシル‐ジシクロヘキシルメタン‐ビス‐(ビシ
クロ[2.2.1]ヘプト‐5‐エン‐2,3‐ジカルボキシミド)から製造さ
れる。製造される特定のポリイミドは下記の構造を有してもよい。
【0011】
【化5】
【0012】 製造される特定のポリエステルは下記の構造を有してもよい。
【0013】
【化6】
【0014】 また本発明は化学式Iの化合物を製造する方法をも提供し、この方法において
【0015】
【化7】
【0016】 は、 H2N‐X1‐Y1‐Z‐Y2‐X2‐NH2 (ここで、R1及びR2は独立して水素、(C1〜C7)アルキル、(C2〜C7)ア
ルケニル、又は(C2〜C7)アルキニルであり、 X1及びX2は存在しても存在しなくてもよく、存在する場合には、独立して(
1〜C7)アルキレン又は(C2〜C7)アルケニレンであり、 Y1及びY2は独立して(C4〜C8)シクロアルキレン又は(C4〜C8)シクロ
アルケニレンであって、これらは(C1〜C7)アルキル、(C2〜C7)アルケニ
ル、又はカルボキシルから選ばれた4個までの同一又は異なる基で置換されない
か又は置換され、そして Zは(C1〜C12)アルキレン、(C2〜C12)アルケニレン、D‐E‐F、但
し、DとFは独立して(C1〜C12)アルキレン又は(C2〜C12)アルケニレン
であり、Eは(C4〜C8)シクロアルキレン又は(C4〜C8)シクロアルケニレ
ンであって、これらは(C1〜C7)アルキル又は(C2〜C7)アルケニルから選
ばれた4個までの同一又は異なる基で置換されないか又は置換され、又はG‐H
‐I、但し、GとIは独立して(C1〜C12)アルキレン又は(C2〜C12)アル
ケニレンであり、HはN(C1〜C7)アルキル、N(C2〜C7)アルケニル、N
(C4〜C8)シクロアルキル又はN(C4〜C8)シクロアルケニルであり、これ
らは(C1〜C7)アルキル又は(C2〜C7)アルケニルから選ばれた4個までの
同一又は異なる基で置換されないか又は置換され、又はN(C1〜C7)アルキル
(C4〜C8)シクロアルキルであり、これは(C1〜C7)アルキル又は(C2
7)アルケニルから選ばれた4個までの同一又は異なる基で置換されないか又
は置換される) と反応する。
【0017】 また本発明は下記の化学式IIの化合物
【0018】
【化8】
【0019】 を提供し、この化合物において、R1及びR2は独立して水素、(C1〜C7)アル
キル、(C2〜C7)アルケニル、又は(C2〜C7)アルキニルであり、 X1及びX2は独立して存在しても存在しなくてもよく、存在する場合には、独
立して(C1〜C7)アルキレン又は(C2〜C7)アルケニレンであり、 Y1及びY2は独立して(C4〜C8)シクロアルキレン又は(C4〜C8)シクロ
アルケニレンであって、これらは(C1〜C7)アルキル、(C2〜C7)アルケニ
ル、又はカルボキシルから選ばれた4個までの同一又は異なる基で置換されない
か又は置換され、そして Zは(C1〜C12)アルキレン、(C2〜C12)アルケニレン、D‐E‐F、但
し、DとFは独立して(C1〜C12)アルキレン又は(C2〜C12)アルケニレン
であり、Eは(C4〜C8)シクロアルキレン又は(C4〜C8)シクロアルケニレ
ンであって、これらは(C1〜C7)アルキル又は(C2〜C7)アルケニルから選
ばれた4個までの同一又は異なる基で置換されないか又は置換され、又はG‐H
‐I、但し、GとIは独立して(C1〜C12)アルキレン又は(C2〜C12)アル
ケニレンであり、HはN(C1〜C7)アルキル、N(C2〜C7)アルケニル、N
(C4〜C8)シクロアルキル又はN(C4〜C8)シクロアルケニルであり、これ
らは(C1〜C7)アルキル又は(C2〜C7)アルケニルから選ばれた4個までの
同一又は異なる基で置換されないか又は置換され、又はN(C1〜C7)アルキル
(C4〜C8)シクロアルキルであり、これは(C1〜C7)アルキル又は(C2
7)アルケニルから選ばれた4個までの同一又は異なる基で置換されないか又
は置換される。この好ましい構造は化学式Iのそれに類似する。
【0020】 また本発明は化学式I又はIIの化合物と少なくとも1つの二重結合を有する
補足的な不飽和単量体との混合物を含む重合性組成物を提供する。 更に本発明は下記の化学式IIIの化合物 H2N‐X1‐Y1‐Z‐Y2‐X2‐NH2 (III) を提供し、この化合物において、R1及びR2は独立して水素、(C1〜C7)アル
キル、(C2〜C7)アルケニル、又は(C2〜C7)アルキニルであり、 X1及びX2は独立して存在しても存在しなくてもよく、存在する場合には、独
立して(C1〜C7)アルキレン又は(C2〜C7)アルケニレンであり、 Y1及びY2は独立して(C4〜C8)シクロアルキレン又は(C4〜C8)シクロ
アルケニレンであって、これらは(C1〜C7)アルキル、(C2〜C7)アルケニ
ル、又はカルボキシルから選ばれた4個までの同一又は異なる基で置換されない
か又は置換され、そして Zは(C1〜C12)アルキレン、(C2〜C12)アルケニレン、D‐E‐F、但
し、DとFは独立して(C1〜C12)アルキレン又は(C2〜C12)アルケニレン
であり、Eは(C4〜C8)シクロアルキレン又は(C4〜C8)シクロアルケニレ
ンであって、これらは(C1〜C7)アルキル又は(C2〜C7)アルケニルから選
ばれた4個までの同一又は異なる基で置換されないか又は置換され、又はG‐H
‐I、但し、GとIは独立して(C1〜C12)アルキレン又は(C2〜C12)アル
ケニレンであり、HはN(C1〜C7)アルキル、N(C2〜C7)アルケニル、N
(C4〜C8)シクロアルキル又はN(C4〜C8)シクロアルケニルであり、これ
らは(C1〜C7)アルキル又は(C2〜C7)アルケニルから選ばれた4個までの
同一又は異なる基で置換されないか又は置換され、又はN(C1〜C7)アルキル
(C4〜C8)シクロアルキルであり、これは(C1〜C7)アルキル又は(C2
7)アルケニルから選ばれた4個までの同一又は異なる基で置換されないか又
は置換され、 但し、Y1及びY2はシクロヘキシレンではない。この好ましい構造は化学式I
のそれに類似する。
【0021】 本発明の化合物及び重合体を製造するための詳細は当業者に知られている。As
rarの米国特許No.5,049,632、Futaesaku等の米国特許No.5,5
02,207、Rennerの米国特許No.4,742,166及びクロサワ等の米
国特許No.4,022,954を参考用としてここに記載する。
【0022】 上述の重合体に加えて、本発明の化合物はポリエステル樹脂用の改質剤、PV
Cプラスチック用の高衝撃性添加剤、紡績繊維用の染料部位受容体、インク又は
塗料用の可塑剤、及び薬剤又は金属触媒用の中間体として使用できる。
【0023】 本発明の重合体はエンド形、エキソ形、又はエンド及びエキソ形の混合物で使
用できる。重合が真空で実施される場合、純粋なエンド形が得られる。重合が大
気圧下で約180℃を超えて実施される場合、純粋なエキソ形が得られる。
【0024】 本発明のイミドは公知の方法で、例えば、無水物を高温でジアミンと反応させ
、反応で生じた水を蒸発させることにより、調製できる。ジアミンは好ましくは
化学量論比で使用される。反応は溶媒なしで、又は水の共沸除去に使用できる不
活性溶媒の存在下で実施できる。反応温度は好ましくは100℃〜250℃であ
る。化学式Iのイミドは好ましくはその溶融液中において4,500Pa以下の
圧力、及び130℃〜220℃の温度、より好ましくは180℃〜220℃の温
度で調製される。
【0025】 また本発明のイミドは少なくとも1つの二重結合を有する他の不飽和モノマー
と共重合できる。典型的なモノマーは(C1〜C18)アルキルエステル及び(C2 〜C6)ヒドロキシアルキルエステルのようなアクリル及びメタクリル誘導体を
含む。また本発明のビスカルボキシミドは、N,N´‐エチレン‐ビスマレイミ
ド、N,N´‐ヘキサメチレン‐ビスマレイミド、N,N´‐m‐フェニレン‐
ビスマレイミド、N,N´‐フェニレン‐ビスマレイミド、N,N´‐4,4´
‐ジフェニルメタン‐ビスマレイミド、N,N´‐4,4´‐3,3´‐ジクロ
ロジフェニルメタン‐ビスマレイミド、N,N´‐4,4´‐ジフェニルエーテ
ル‐ビスマレイミド、N,N´‐4,4´‐ジフェニルスルホン‐ビスマレイミ
ド、N,N´‐m‐キシリレン‐ビスマレイミド、N,N´‐p‐キシリレン‐
ビスマレイミド、N,N´‐4,4´‐2,2‐ジフェニルプロパン‐ビスマレ
イミド、リン酸4,4´‐ジ‐アミノトリフェニルのN,N´‐ビスマレイミド
、亜リン酸4,4´‐ジ‐アミノトリフェニルのN,N´‐ビスマレイミド、チ
オリン酸4,4´‐ジ‐アミノトリフェニルのN,N´‐ビスマレイミド、リン
酸トリス(4‐アミノフェニル)のN,N´,N´´‐トリスマレイミド、亜リ
ン酸トリス(4‐アミノフェニル)のN,N´,N´´‐トリスマレイミド、亜
リン酸トリス(4‐アミノフェニル)のN,N´,N´´‐トリマレイミド、及
びチオリン酸トリス(4‐アミノフェニル)のN,N´,N´´‐トリスマレイ
ミドから成る群から選ばれるマレイミドのような他のイミドと共重合できる。
【0026】 本発明の化合物は直接に重合できるか、又はトルエン、キシレン、メチルエチ
ルケトン、アルキル基において1〜4個の炭素原子を有するエチレングリコール
モノアルキル又はジアルキルエーテル、又は塗料工業で一般的な類似の溶媒のよ
うな有機溶媒に最初に溶解できる。このような溶液は含浸剤又は塗膜剤として使
用できる。
【0027】 典型的には、本発明の重合体は好ましくは化学式Iのイミドを100〜300
℃、好ましくは175〜275℃、より好ましくは200〜250℃の温度で、
6〜24時間加熱することにより得られる。特に好ましい重合体は化学式Iのイ
ミドを200〜250℃の温度で、6〜12時間加熱することにより得られるも
のである。充填剤、顔料、染料、及び他の添加物のような不活性で安定した物質
も、もちろん、これらが重合されて架橋構造を形成する前に化学式Iのイミドに
添加できる。
【0028】 化学式Iのビスイミド及びこれらを含有する物質の組成物の硬化又は加工は不
活性有機溶媒中で実施できるが、しかし好ましくはその溶融液から、そして望ま
しくは、硬化触媒の存在下で実施できる。好ましい不活性有機溶媒の例はジメチ
ルホルムアミド、ジメチルアセトアミド、N‐メチルピロリドン、トルエン、キ
シレン、塩化メチレン、テトラヒドロフラン、メチルエチルケトン、及びアルキ
ル基中に1〜4個の炭素原子を有するエチレングリコールモノアルキル又はジア
ルキルエーテルである。使用目的に応じて、適切な硬化触媒の例は、過酸化ジte
rt‐ブチル、過酸化ジクミル又は過安息香酸t‐ブチルのような有機過酸化物、
又は塩基性触媒、特に第一、第二、及び第三アミン、例えば、ジエチルアミン、
トリブチルアミン、トリエチルアミン、ベンジルアミン、N,N,N´,N´‐
テトラメチル‐4,4´‐ジアミノジフェニルメタン、N,N,‐ジイソブチル
アミノアセトニトリル又はN,N,‐ジブチルアミノアセトニトリル、及びキノ
リン、N‐メチルピロリジン及びイミダゾールのような複素環式塩基である。使
用可能な触媒の濃度は、化学式Iのイミド及び他の不飽和イミド又はこの混合物
中に存在できる追加の不飽和モノマーの合計重量に対して、望ましくは0.1〜
15.0重量%、好ましくは0.25〜5.0重量%、そして特に好ましくは0
.5〜2.0重量%である。
【0029】 また本発明は本発明の組成物をこれが光重合するまで化学放射線に曝すことを
含む重合体の製造方法を提供する。この放射線は紫外線のみであるか、又はスペ
クトルの紫外線領域と可視領域の両方の波長を有する放射線であってもよい。2
00〜600nm、特に200〜400nmの波長を有する放射線が好ましい。
前記波長領域内の放射線を放射する適当な放射線源を商業的に入手可能な装置か
ら選定することは光重合の分野の専門家にとって日常の事柄である。適切な放射
線源は中圧水銀アーク灯及びメタルハライドランプを含む。適切な照射時間は同
様に光重合技術に精通した者により容易に決定できる。
【0030】 光開始剤は本発明のイミドの光化学重合における触媒として使用できる。適当
な光開始剤の例としては、トリクロロメチル‐4´‐t‐ブチルフェニルケトン
のようなα‐ハロゲン‐置換アセトフェノン;2‐ヒドロキシ‐2‐メチル‐1
‐フェニルプロパン‐1‐オン、1‐ヒドロキシシクロヘキシルフェニルケトン
、ベンゾイン及びそのアルキルエーテル(例えば、そのn‐ブチルエーテル)、
α‐メチルベンゾイン又はα,α‐ジアルコキシ‐α‐ベンゾイル酢酸のアルキ
ルエステルのようなα‐ヒドロキシ‐α‐アルキル‐置換アセトフェノン;ベン
ゾフェノン自体及び4,4´‐ビス‐(ジメチルアミノ)‐ベンゾフェノンのよ
うなベンゾフェノン;ベンジル‐(O‐エトキシカルボニル)α‐モノオキシム
及び1‐フェニルプロパン‐1,2‐ジオン‐2‐(O‐エトキシカルボニル)
オキシム、ベンジルケタール、例えば、そのジメチルケタール、置換チオキサン
トン、例えば、2‐クロロチオキサントン、アントラキノン、フェニルグリオキ
シル酸のエステル、2‐ベンゾイル‐2‐フェニル‐1,3‐ジオキソラン及び
4‐ベンゾイル‐4‐フェニル‐1,3‐ジオキソランのようなベンジル又は1
‐フェニルプロパン‐1,2‐ジオンのオキシムのO‐アルコキシカルボニル誘
導体;及び光レドックス系であって、フェノチアジン染料(例えば、メチレンブ
ルー)又はキノキサリン(例えば、2‐(m‐又はp‐メトキシフェニル)‐キ
ノキサリン‐6´‐又は7´‐スルホン酸の金属塩)と、ベンゼンスルフィン酸
又は他のスルフィン酸又はその塩、例えば、そのナトリウム塩、又はアルシン、
ホスフィン、又はチオ尿素のような電子ドナーとの混合物から成る光レドックス
系が挙げられる。α‐アミノアセトフェノン誘導体、例えば、2‐メチル‐1‐
[4‐(メチルチオ)‐フェニル]‐2‐モルホリノプロパン‐1‐オンも適切
な光開始剤である。好ましい光開始剤はベンジルジメチルケタール、1‐ヒドロ
キシシクロヘキシルフェニルケトン及び2‐メチル‐1‐[4‐(メチルチオ)
‐フェニル]‐2‐モルホリノプロパン‐1‐オンである。一般に、本発明のイ
ミドと、不飽和基を含有する他の化合物であって、望ましくは、混合物で存在す
る前記他の化合物との合計重量に対して、約0.15〜10重量%、好ましくは
約2.5〜5重量%の光開始剤が添加される。
【0031】 前記光重合された組成物は加熱により更に硬化できる。硬化した高分子物質は
本発明の組成物をこれが硬化するまで光重合して調製した高分子物質を加熱する
ことにより製造できる。熱硬化を行う温度及び加熱時間は前記組成物の用途に応
じて変化できる。一般に、光重合された組成物は70〜300℃の温度で、通常
10分〜6時間加熱される。積層品の製造に使用される場合、例えば、光重合さ
れた組成物は通常180〜300℃、好ましくは200〜270℃で、通常1〜
4時間加熱される。画像形成に使用される場合、光重合された組成物は、所望に
より、通常80〜120℃の温度で、一般に5分〜1時間加熱することにより熱
硬化できる。また本発明は本発明の組成物をこれが硬化するまで加熱することを
含む硬化した高分子物質の製造方法を提供する。このような直接加熱硬化法にお
いて、組成物は通常70〜300℃、好ましくは180〜300℃、より好まし
くは200〜270℃で加熱される。この温度範囲の下端の温度で最初に熱硬化
を実施し、次いで前記範囲内のもう少し高い温度で引き続いて加熱することが有
利である。最大の物理的強度を有する硬化物質が要求される場合、熱硬化は24
時間まで持続して実施されてもよい。硬化時間は開始剤を組成物中に含有させる
ことにより減少できる。
【0032】 本発明のビスイミドは種々の方法で単独重合又は共重合できる。200℃を超
えて加熱されることにより、前記二環式系はレトロディールス‐アルダー反応を
生じて、シクロペンタジェン及びマレイミドオリゴマーを生成する。このシクロ
ペンタジェンとマレイミドオリゴマーは次に遊離基共重合を通じて共重合する。
【0033】 本発明に従うビスイミド及びこれを含有する物質の組成物は粘性な液状樹脂の
ための低溶融固体樹脂を構成し、また反応性が高く、そして良好な曲げ強さと衝
撃強さのような硬化生成物の良好な機械的特性により特徴付けられる。このよう
にして得られた生成物はガラス転移温度が高く、また耐熱性が非常に良好であり
、更に壊れ難い。また本発明に従うビスイミド及びこれを含有する物質の組成物
は、特に低揮発性の溶媒を添加することなく溶融物から容易に適用でき、例えば
、ガラス繊維、炭素繊維、又は商品名KEVLARとして知られるポリ‐(1,4‐フ
ェニレンテレフタルアミド)から構成される繊維織物のようなアラミド繊維織物
に含浸できる。
【0034】 本発明に従うイミドのその他の好ましい適用分野は複合材料用のマトリックス
樹脂としての用途である。従って、本発明は化学式Iのイミドをプレプレグの製
造に使用すること、及びプレプレグの製造方法に関し、この方法は繊維材料に化
学式Iのイミド又は化学式Iのイミドを含有する混合物を含浸させ、次いで含浸
された材料を化学放射線に曝し、その結果、前記イミド又はイミド含有混合物は
光重合により凝固して、本質的に不粘着であるが、熱により架橋可能な状態を維
持する。本発明に従うビスイミド及びこれを含有する物質の組成物は種々の分野
に使用でき、例えば、積層用樹脂として、電気用樹脂として、高温接着剤として
、又は塗料又は成形品の製造用として使用できる。これらは特にプレプレグ及び
耐熱性複合材料の製造に適している。
【0035】 実施例1 N,N´‐3,3´‐ジメチル‐ジシクロヘキシルメタン‐ビス‐(ビシクロ [2.2.1]ヘプト‐5‐エン‐2,3‐ジカルボキシミド)の調製 窒素で置換された500ミリリットルのフラスコに150グラム(約1.74
モル)のビシクロ[2.2.1]ヘプト‐5‐エン‐2,3‐ジカルボン酸無水
物及び200ミリリットルのキシレンを入れる。この混合物に50グラム(約0
.38モル)の3,3´‐ジメチル‐4,4´‐ジアミノジシクロヘキシルメタ
ンをキシレンで還流しながら添加して30分間加熱及び撹拌する。反応を4時間
継続し、反応で生じた水を水分離器により分離除去する。少量の固形残留物を濾
過により分離し、また溶媒のキシレンを蒸留により除去する。フラスコの内容物
を1トルの減圧下で1.5時間、撹拌しながら200℃で加熱処理して、109
グラム(0.37モル)のN,N´‐3,3´‐ジメチル‐ジシクロヘキシルメ
タン‐ビス‐(ビシクロ[2.2.1]ヘプト‐5‐エン‐2,3‐ジカルボキ
シミド)を得る。これは前記アミンに基いて97%の収率である。
【0036】 実施例2 実施例1で調製されたビスイミドを真空中において200℃で脱気し、そして
200℃に予熱された120×120×4mm寸法の成形型に注入する。この成
形品を200℃で3時間、220℃で3時間、及び250℃で6時間硬化させる
。冷却後、このシートを試験片に切断する。得られた試験片の物理的特性は優れ
ている。
【0037】 実施例3 100重量部のN,N´‐3,3´‐ジメチル‐ジシクロヘキシルメタン‐ビ
ス‐(ビシクロ[2.2.1]ヘプト‐5‐エン‐2,3‐ジカルボキシミド)
を150℃で溶解し、そして4‐t‐ブチル‐1,2‐ジヒドロキシ‐ベンゼン
(0.05部)を添加し、次いで20部の1,4‐ブタンジオールジメタクリレ
ートを添加して、樹脂製シロップを生成させ、この粘度を25℃、40℃、又は
80℃で測定する。このシロップを表面がシリコーン剥離剤で処理された150
×150×4mm寸法のスチール成形型に注入する。この型を脱気し、次いで2
00℃で2時間、225℃で2時間、及び250℃で12時間加熱することによ
り硬化を実施して、優れた品質の硬質板を得る。得られた硬質板をのこぎりで切
断して、物理的特性を測定するための試験片を得る。
【0038】 上述の説明は本発明の態様を記述するために提供されたものであって、本発明
の範囲を限定するものではない。種々の修正と変更が本発明の精神又は範囲を逸
脱することなく行うことができることは当業者にとって明らかであろう。従って
、本発明の修正及び変更が添付の特許請求の範囲及びそれらの均等物内にある限
り、本発明は上記修正及び変更を包含するものである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,MZ,SD,SL,SZ,TZ,UG ,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD, RU,TJ,TM),AE,AG,AL,AM,AT, AU,AZ,BA,BB,BG,BR,BY,BZ,C A,CH,CN,CR,CU,CZ,DE,DK,DM ,DZ,EE,ES,FI,GB,GD,GE,GH, GM,HR,HU,ID,IL,IN,IS,JP,K E,KG,KP,KR,KZ,LC,LK,LR,LS ,LT,LU,LV,MA,MD,MG,MK,MN, MW,MX,MZ,NO,NZ,PL,PT,RO,R U,SD,SE,SG,SI,SK,SL,TJ,TM ,TR,TT,TZ,UA,UG,UZ,VN,YU, ZA,ZW Fターム(参考) 4C204 CB04 DB30 EB03 FB06 GB01 4H006 AA01 AB84 4J029 AA01 AB01 AC01 AD07 AE11 AE13 BA03 CD07 CH01 DA15 JB141 JB151 JB221 JC031 JC051 JC141 JC221 JC321 JC361 JF031 4J043 PA02 PA04 PA08 QC27 RA21 RA35 UA082 UA342 UA352 XA08 XA13 ZA12 ZB01 ZB03 4J100 AM55P AR21P AR33P CA01 DA25 JA01 JA03

Claims (25)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記式(I)の化合物。 【化1】 (式中、R1及びR2は独立して水素、(C1〜C7)アルキル、(C2〜C7)アル
    ケニル、又は(C2〜C7)アルキニルであり、 X1及びX2は独立して存在しても存在しなくてもよく、存在する場合には、独
    立して(C1〜C7)アルキレン又は(C2〜C7)アルケニレンであり、 Y1及びY2は独立して(C4〜C8)シクロアルキレン又は(C4〜C8)シクロ
    アルケニレンであって、これらは(C1〜C7)アルキル、(C2〜C7)アルケニ
    ル、又はカルボキシルから選ばれた4個までの同一又は異なる基で置換されない
    か又は置換され、そして Zは(C1〜C12)アルキレン、(C2〜C12)アルケニレン、D‐E‐F、但
    し、DとFは独立して(C1〜C12)アルキレン又は(C2〜C12)アルケニレン
    であり、Eは(C4〜C8)シクロアルキレン又は(C4〜C8)シクロアルケニレ
    ンであって、これらは(C1〜C7)アルキル又は(C2〜C7)アルケニルから選
    ばれた4個までの同一又は異なる基で置換されないか又は置換され、又はG‐H
    ‐I、但し、GとIは独立して(C1〜C12)アルキレン又は(C2〜C12)アル
    ケニレンであり、HはN(C1〜C7)アルキル、N(C2〜C7)アルケニル、N
    (C4〜C8)シクロアルキル又はN(C4〜C8)シクロアルケニルであり、これ
    らは(C1〜C7)アルキル又は(C2〜C7)アルケニルから選ばれた4個までの
    同一又は異なる基で置換されないか又は置換され、又はN(C1〜C7)アルキル
    (C4〜C8)シクロアルキルであり、これは(C1〜C7)アルキル又は(C2
    7)アルケニルから選ばれた4個までの同一又は異なる基で置換されないか又
    は置換される。)
  2. 【請求項2】 Y1及びY2は同一である請求項1記載の化合物。
  3. 【請求項3】 Y1及びY2はメチルで単独置換されたシクロヘキシレンであ
    る請求項1記載の化合物。
  4. 【請求項4】 Y1及びY2はシクロヘキシレンである請求項1記載の化合物
  5. 【請求項5】 Y1及びY2はシクロヘキセニレンである請求項1記載の化合
    物。
  6. 【請求項6】 Zは‐CH2‐である請求項1記載の化合物。
  7. 【請求項7】 Zは(C1〜C12)アルキレン又は(C2〜C12)アルケニレ
    ンである請求項1記載の化合物。
  8. 【請求項8】 X1及びX2は存在しないで、Y1及びY2はメチルで単独置換
    されたシクロヘキシレンであり、またZは‐CH2‐である請求項1記載の化合
    物。
  9. 【請求項9】 前記化合物はN,N´‐3,3´‐ジメチル‐ジシクロヘキ
    シルメタン‐ビス‐(ビシクロ[2.2.1]ヘプト‐5‐エン‐2,3‐ジカ
    ルボキシミド)である請求項1記載の化合物。
  10. 【請求項10】 前記化合物はN,N´‐3,3´‐ジカルボキシル‐ジシ
    クロヘキシルメタン‐ビス‐(ビシクロ[2.2.1]ヘプト‐5‐エン‐2,
    3‐ジカルボキシミド)である請求項1記載の化合物。
  11. 【請求項11】 請求項1の化合物を重合又は共重合することにより製造さ
    れる重合体。
  12. 【請求項12】 前記重合体はポリイミド、ポリエステル、又はポリイミド
    エステルである請求項11記載の重合体。
  13. 【請求項13】 請求項1の化合物において、X1及びX2は存在しないで、
    1及びY2はメチルで単独置換されたシクロヘキシレンであり、またZは‐CH 2 ‐である請求項11記載の重合体。
  14. 【請求項14】 請求項1の化合物はN,N´‐3,3´‐ジメチル‐ジシ
    クロヘキシルメタン‐ビス‐(ビシクロ[2.2.1]ヘプト‐5‐エン‐2,
    3‐ジカルボキシミド)である請求項11記載の重合体。
  15. 【請求項15】 請求項1の化合物はN,N´‐3,3´‐ジカルボキシ‐
    ジシクロヘキシルメタン‐ビス‐(ビシクロ[2.2.1]ヘプト‐5‐エン‐
    2,3‐ジカルボキシミド)である請求項11記載の重合体。
  16. 【請求項16】 請求項1の化合物の構成単位を含む重合体。
  17. 【請求項17】 前記重合体はポリイミド、ポリエステル、又はポリイミド
    エステルである請求項16記載の重合体。
  18. 【請求項18】 請求項1の化合物において、X1及びX2は存在しないで、
    1及びY2はメチルで単独置換されたシクロヘキシレンであり、またZは‐CH 2 ‐である請求項16記載の重合体。
  19. 【請求項19】 請求項1の化合物はN,N´‐3,3´‐ジメチル‐ジシ
    クロヘキシルメタン‐ビス‐(ビシクロ[2.2.1]ヘプト‐5‐エン‐2,
    3‐ジカルボキシミド)である請求項16記載の重合体。
  20. 【請求項20】 請求項1の化合物はN,N´‐3,3´‐ジカルボキシル
    ‐ジシクロヘキシルメタン‐ビス‐(ビシクロ[2.2.1]ヘプト‐5‐エン
    ‐2,3‐ジカルボキシミド)である請求項16記載の重合体。
  21. 【請求項21】 請求項1の化合物を製造する方法であって、下記式 【化2】 を有する化合物を、下記式 H2N‐X1‐Y1‐Z‐Y2‐X2‐NH2 (ここで、R1及びR2は独立して水素、(C1〜C7)アルキル、(C2〜C7)ア
    ルケニル、又は(C2〜C7)アルキニルであり、 X1及びX2は存在しても存在しなくてもよく、存在する場合には、独立して(
    1〜C7)アルキレン又は(C2〜C7)アルケニレンであり、 Y1及びY2は独立して(C4〜C8)シクロアルキレン又は(C4〜C8)シクロ
    アルケニレンであって、これらは(C1〜C7)アルキル、(C2〜C7)アルケニ
    ル、又はカルボキシルから選ばれた4個までの同一又は異なる基で置換されない
    か又は置換され、そして Zは(C1〜C12)アルキレン、(C2〜C12)アルケニレン、D‐E‐F、但
    し、DとFは独立して(C1〜C12)アルキレン又は(C2〜C12)アルケニレン
    であり、Eは(C4〜C8)シクロアルキレン又は(C4〜C8)シクロアルケニレ
    ンであって、これらは(C1〜C7)アルキル又は(C2〜C7)アルケニルから選
    ばれた4個までの同一又は異なる基で置換されないか又は置換され、又はG‐H
    ‐I、但し、GとIは独立して(C1〜C12)アルキレン又は(C2〜C12)アル
    ケニレンであり、HはN(C1〜C7)アルキル、N(C2〜C7)アルケニル、N
    (C4〜C8)シクロアルキル又はN(C4〜C8)シクロアルケニルであり、これ
    らは(C1〜C7)アルキル又は(C2〜C7)アルケニルから選ばれた4個までの
    同一又は異なる基で置換されないか又は置換され、又はN(C1〜C7)アルキル
    (C4〜C8)シクロアルキルであり、これは(C1〜C7)アルキル又は(C2
    7)アルケニルから選ばれた4個までの同一又は異なる基で置換されないか又
    は置換される) と反応させる方法。
  22. 【請求項22】 請求項1の化合物において、X1及びX2は存在しないで、
    1及びY2はメチルで単独置換されたシクロヘキシレンであり、またZは‐CH 2 ‐である請求項21記載の方法。
  23. 【請求項23】 請求項1の化合物はN,N´‐3,3´‐ジメチル‐ジシ
    クロヘキシルメタン‐ビス‐(ビシクロ[2.2.1]ヘプト‐5‐エン‐2,
    3‐ジカルボキシミド)である請求項21記載の方法。
  24. 【請求項24】 下記式(II)の化合物。 【化3】 (式中、R1及びR2は独立して水素、(C1〜C7)アルキル、(C2〜C7)アル
    ケニル、又は(C2〜C7)アルキニルであり、 X1及びX2は独立して存在しても存在しなくてもよく、存在する場合には、独
    立して(C1〜C7)アルキレン又は(C2〜C7)アルケニレンであり、 Y1及びY2は独立して(C4〜C8)シクロアルキレン又は(C4〜C8)シクロ
    アルケニレンであって、これらは(C1〜C7)アルキル、(C2〜C7)アルケニ
    ル、又はカルボキシルから選ばれた4個までの同一又は異なる基で置換されない
    か又は置換され、そして Zは(C1〜C12)アルキレン、(C2〜C12)アルケニレン、D‐E‐F、但
    し、DとFは独立して(C1〜C12)アルキレン又は(C2〜C12)アルケニレン
    であり、Eは(C4〜C8)シクロアルキレン又は(C4〜C8)シクロアルケニレ
    ンであって、これらは(C1〜C7)アルキル又は(C2〜C7)アルケニルから選
    ばれた4個までの同一又は異なる基で置換されないか又は置換され、又はG‐H
    ‐I、但し、GとIは独立して(C1〜C12)アルキレン又は(C2〜C12)アル
    ケニレンであり、HはN(C1〜C7)アルキル、N(C2〜C7)アルケニル、N
    (C4〜C8)シクロアルキル又はN(C4〜C8)シクロアルケニルであり、これ
    らは(C1〜C7)アルキル又は(C2〜C7)アルケニルから選ばれた4個までの
    同一又は異なる基で置換されないか又は置換され、又はN(C1〜C7)アルキル
    (C4〜C8)シクロアルキルであり、これは(C1〜C7)アルキル又は(C2
    7)アルケニルから選ばれた4個までの同一又は異なる基で置換されないか又
    は置換される。)
  25. 【請求項25】 下記式(III)の化合物 H2N‐X1‐Y1‐Z‐Y2‐X2‐NH2 (III) (式中、R1及びR2は独立して水素、(C1〜C7)アルキル、(C2〜C7)アル
    ケニル、又は(C2〜C7)アルキニルであり、 X1及びX2は独立して存在しても存在しなくてもよく、存在する場合には、独
    立して(C1〜C7)アルキレン又は(C2〜C7)アルケニレンであり、 Y1及びY2は独立して(C4〜C8)シクロアルキレン又は(C4〜C8)シクロ
    アルケニレンであって、これらは(C1〜C7)アルキル、(C2〜C7)アルケニ
    ル、又はカルボキシルから選ばれた4個までの同一又は異なる基で置換されない
    か又は置換され、そして Zは(C1〜C12)アルキレン、(C2〜C12)アルケニレン、D‐E‐F、但
    し、DとFは独立して(C1〜C12)アルキレン又は(C2〜C12)アルケニレン
    であり、Eは(C4〜C8)シクロアルキレン又は(C4〜C8)シクロアルケニレ
    ンであって、これらは(C1〜C7)アルキル又は(C2〜C7)アルケニルから選
    ばれた4個までの同一又は異なる基で置換されないか又は置換され、又はG‐H
    ‐I、但し、GとIは独立して(C1〜C12)アルキレン又は(C2〜C12)アル
    ケニレンであり、HはN(C1〜C7)アルキル、N(C2〜C7)アルケニル、N
    (C4〜C8)シクロアルキル又はN(C4〜C8)シクロアルケニルであり、これ
    らは(C1〜C7)アルキル又は(C2〜C7)アルケニルから選ばれた4個までの
    同一又は異なる基で置換されないか又は置換され、又はN(C1〜C7)アルキル
    (C4〜C8)シクロアルキルであり、これは(C1〜C7)アルキル又は(C2
    7)アルケニルから選ばれた4個までの同一又は異なる基で置換されないか又
    は置換され、 但し、Y1及びY2はシクロヘキシレンではない。)
JP2001524968A 1999-09-21 2000-08-24 シクロアルキルビシクロヘプテンジカルボキシミド Pending JP2003509492A (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US40057699A 1999-09-21 1999-09-21
US09/400,576 1999-09-21
PCT/US2000/023526 WO2001021588A2 (en) 1999-09-21 2000-08-24 Cycloalkyl bicycloheptene dicarboximides

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003509492A true JP2003509492A (ja) 2003-03-11

Family

ID=23584153

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001524968A Pending JP2003509492A (ja) 1999-09-21 2000-08-24 シクロアルキルビシクロヘプテンジカルボキシミド

Country Status (4)

Country Link
JP (1) JP2003509492A (ja)
AU (1) AU7079500A (ja)
CA (1) CA2347837A1 (ja)
WO (1) WO2001021588A2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010150505A (ja) * 2008-12-23 2010-07-08 Samsung Electronics Co Ltd 熱硬化性オリゴマーまたはポリマー、これを含む熱硬化性樹脂組成物およびこれを用いたプリント配線板

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8784583B2 (en) 2004-01-23 2014-07-22 Ra Brands, L.L.C. Priming mixtures for small arms

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3991040A (en) * 1972-09-07 1976-11-09 Teijin Limited Aromatic imidodicarboxylic acid diallyl esters, prepolymers thereof, cured resins thereof, and processes for producing these
US4229550A (en) * 1978-12-11 1980-10-21 Trw Inc. Flexibilized vinyl polybutadiene maleimide resins
US4604437A (en) * 1984-01-31 1986-08-05 Ciba-Geigy Corporation Polymer from substituted, unsaturated, bicyclic imide

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010150505A (ja) * 2008-12-23 2010-07-08 Samsung Electronics Co Ltd 熱硬化性オリゴマーまたはポリマー、これを含む熱硬化性樹脂組成物およびこれを用いたプリント配線板

Also Published As

Publication number Publication date
WO2001021588A2 (en) 2001-03-29
AU7079500A (en) 2001-04-24
CA2347837A1 (en) 2001-03-29
WO2001021588A3 (en) 2001-10-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4667003A (en) Crosslinked polymers prepared from allyl or methallyl-bicyclo[2,2,1]hept-5-ene-2,3-dicarboxylic acid imides and bisimides
JPS60156669A (ja) ビスマレイミド
JPH0611757B2 (ja) 置換不飽和二環式イミド、およびその製法
JPH0635437B2 (ja) 二環式イミド及びその製法
US4110188A (en) Crosslinkable mixtures of bis-imidyl derivatives
EP0292434B1 (de) Ungesättigte Bisimide und deren Polymeren
EP0233435B1 (fr) Polymères à groupements imides et procédé de préparation
GB2296715A (en) Allyloxyimides
US4766179A (en) Bismaleimide compositions
JP2003509492A (ja) シクロアルキルビシクロヘプテンジカルボキシミド
EP0135964B1 (en) Compositions containing maleimide-amide compounds as well as the preparation and application thereof
Dao et al. Preparation and characterization of some novel bismaleimide monomers and polymers based on diaminobisimides
FR2612195A1 (fr) Polymeres thermostables a base de maleimides dont eventuellement un bismaleimide siloxane et de diamines siloxanes et leurs procedes de preparation
JPH059236A (ja) ビスマレインイミドの共反応物としてのテトラアリルエステル
FR2589868A1 (fr) Polymeres a groupements imides et procede de preparation
JPH04227912A (ja) 新規硬化性組成物
JP2527984B2 (ja) アリル−ビシクロ〔2.2.1〕ヘプテ−5−エン−2,3−ジカルボン酸の(ポリ)オキサアルキレン−α,ω−ビスイミド化合物、その製法及び該化合物を含有する硬化性混合物
FR2608612A1 (fr) Polymeres a groupement imides a partir de bis-imides et d'alkenyloxyanilines
US5502207A (en) Alkenyl-substituted bisnadimides, process for manufacturing the same, process for curing the same, and adhesives and coating materials utilizing the same
FR2462458A1 (fr) Composition de resine thermodurcissable a base de maleimides
JP2729565B2 (ja) 新規アルケニル置換ナジイミド、その製法並びにその硬化方法
JPS6069113A (ja) ポリイミド成形用組成物
JPH09157333A (ja) 熱硬化性樹脂組成物
JPH02227429A (ja) 架橋性ポリアミド、ポリアミド―アミド酸、ポリアミド酸並びに対応するポリアミド―イミドまたはポリイミドに環化された誘導体
JPH0272153A (ja) ポリフェノール化合物およびこれから得られたデュロマー樹脂