JPH09157333A - 熱硬化性樹脂組成物 - Google Patents
熱硬化性樹脂組成物Info
- Publication number
- JPH09157333A JPH09157333A JP7310195A JP31019595A JPH09157333A JP H09157333 A JPH09157333 A JP H09157333A JP 7310195 A JP7310195 A JP 7310195A JP 31019595 A JP31019595 A JP 31019595A JP H09157333 A JPH09157333 A JP H09157333A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- component
- represented
- thermosetting resin
- formula
- resin composition
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C08—ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
- C08F—MACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED BY REACTIONS ONLY INVOLVING CARBON-TO-CARBON UNSATURATED BONDS
- C08F222/00—Copolymers of compounds having one or more unsaturated aliphatic radicals, each having only one carbon-to-carbon double bond, and at least one being terminated by a carboxyl radical and containing at least one other carboxyl radical in the molecule; Salts, anhydrides, esters, amides, imides, or nitriles thereof
- C08F222/36—Amides or imides
- C08F222/40—Imides, e.g. cyclic imides
- C08F222/404—Imides, e.g. cyclic imides substituted imides comprising oxygen other than the carboxy oxygen
-
- H—ELECTRICITY
- H05—ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- H05K—PRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
- H05K1/00—Printed circuits
- H05K1/02—Details
- H05K1/03—Use of materials for the substrate
- H05K1/0313—Organic insulating material
- H05K1/032—Organic insulating material consisting of one material
- H05K1/0346—Organic insulating material consisting of one material containing N
Landscapes
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Health & Medical Sciences (AREA)
- Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
- Medicinal Chemistry (AREA)
- Polymers & Plastics (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Addition Polymer Or Copolymer, Post-Treatments, Or Chemical Modifications (AREA)
- Pyrrole Compounds (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 耐熱性、硬化性、接着性、作業性に優れた熱
硬化性樹脂組成物を提供する。 【解決手段】 ビスマレイミド化合物(成分(a))、
マレアミック酸エステルモノマレイミド化合物(成分
(b))、ビスマレアミック酸エステル化合物(成分
(C))から構成される熱硬化性樹脂組成物。
硬化性樹脂組成物を提供する。 【解決手段】 ビスマレイミド化合物(成分(a))、
マレアミック酸エステルモノマレイミド化合物(成分
(b))、ビスマレアミック酸エステル化合物(成分
(C))から構成される熱硬化性樹脂組成物。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、耐熱性および硬化
性、接着性、作業性に優れた熱硬化性樹脂組成物に関す
るものである。
性、接着性、作業性に優れた熱硬化性樹脂組成物に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来、高耐熱性熱硬化性樹脂としては、
ビスマレイミド樹脂、アミン変性マレイミド樹脂、アリ
ル変性マレイミド樹脂等が一般によく知られている。し
かしこれらの樹脂は硬化性、接着性、作業性等の面で十
分ではないという欠点を有している。一方、エポキシ樹
脂やフェノール樹脂は硬化性、接着性、作業性に優れて
いるが、耐熱性の点で十分ではない。
ビスマレイミド樹脂、アミン変性マレイミド樹脂、アリ
ル変性マレイミド樹脂等が一般によく知られている。し
かしこれらの樹脂は硬化性、接着性、作業性等の面で十
分ではないという欠点を有している。一方、エポキシ樹
脂やフェノール樹脂は硬化性、接着性、作業性に優れて
いるが、耐熱性の点で十分ではない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的とすると
ころは、耐熱性、硬化性、接着性、作業性に優れた熱硬
化性樹脂組成物を提供することにある。
ころは、耐熱性、硬化性、接着性、作業性に優れた熱硬
化性樹脂組成物を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、一般式(1)
で表されるビスマレイミド化合物(成分(a))、一般
式(2)で表されるマレアミック酸エステルモノマレイ
ミド化合物(成分(b))、一般式(3)で表されるビ
スマレアミック酸エステル化合物(成分(c))から構
成される熱硬化性樹脂組成物であり、また、各成分(成
分(a)〜(c))の全体に対する重量比が、成分
(a)が99〜50重量%、成分(b)および成分
(c)の合計が1〜50重量%の範囲にあることを特徴
とする熱硬化性樹脂組成物である。
で表されるビスマレイミド化合物(成分(a))、一般
式(2)で表されるマレアミック酸エステルモノマレイ
ミド化合物(成分(b))、一般式(3)で表されるビ
スマレアミック酸エステル化合物(成分(c))から構
成される熱硬化性樹脂組成物であり、また、各成分(成
分(a)〜(c))の全体に対する重量比が、成分
(a)が99〜50重量%、成分(b)および成分
(c)の合計が1〜50重量%の範囲にあることを特徴
とする熱硬化性樹脂組成物である。
【化1】 (式中、R1は少なくとも1個以上の炭素原子を含む2
価の有機基を示す。)
価の有機基を示す。)
【化2】 (式中、R2は少なくとも1個以上の炭素原子を含む2
価の有機基を示し、R3は少なくとも1個以上の炭素原
子を含む1価の有機基を示す。)
価の有機基を示し、R3は少なくとも1個以上の炭素原
子を含む1価の有機基を示す。)
【化3】 (式中、R4は少なくとも1個以上の炭素原子を含む2
価の有機基を示し、R5〜R6は少なくとも1個以上の炭
素原子を含む1価の有機基を示す。) 一般式(1)で表される成分(a)が全体の50重量%
に満たないと、樹脂の硬化性および耐熱性が低下し好ま
しくない。また、一般式(2)および一般式(3)で表
される成分(b)および成分(c)の合計が全体の1重
量%未満になると、樹脂組成物の軟化温度が高くなり、
また一般有機溶剤への溶解性が低下するため作業性の低
下の面で好ましくない。本発明の樹脂組成物において、
一般式(1)〜(3)で表される成分(a)〜(c)各
成分の全体に対する重量比は、成分(a)が65〜85
重量%、成分(b)および成分(c)の合計が35〜1
5重量%の範囲にあることが好ましい。一般式(1)〜
(3)で表される成分(a)〜(c)各成分が上記の範
囲にあることにより、耐熱性、硬化性、接着性、作業性
に優れた樹脂組成物を得ることができる。
価の有機基を示し、R5〜R6は少なくとも1個以上の炭
素原子を含む1価の有機基を示す。) 一般式(1)で表される成分(a)が全体の50重量%
に満たないと、樹脂の硬化性および耐熱性が低下し好ま
しくない。また、一般式(2)および一般式(3)で表
される成分(b)および成分(c)の合計が全体の1重
量%未満になると、樹脂組成物の軟化温度が高くなり、
また一般有機溶剤への溶解性が低下するため作業性の低
下の面で好ましくない。本発明の樹脂組成物において、
一般式(1)〜(3)で表される成分(a)〜(c)各
成分の全体に対する重量比は、成分(a)が65〜85
重量%、成分(b)および成分(c)の合計が35〜1
5重量%の範囲にあることが好ましい。一般式(1)〜
(3)で表される成分(a)〜(c)各成分が上記の範
囲にあることにより、耐熱性、硬化性、接着性、作業性
に優れた樹脂組成物を得ることができる。
【0005】
【発明の実施の形態】本発明の樹脂組成物を得るには、
一般式(4)で表されるジアミン化合物と無水マレイン
酸をアセトン、N,N’−ジメチルホルムアミド等の極
性有機溶媒中で付加反応させ、一般式(5)で表される
ビスマレアミック酸化合物とし、次いで例えば、オルソ
酢酸メチルエステル類、ジアルキル硫酸類等のエステル
化剤の存在下で50〜110℃でアミック酸をエステル
化することにより一般式(1)〜(3)で表される成分
(a)〜(c)の混合物を得ることができる。
一般式(4)で表されるジアミン化合物と無水マレイン
酸をアセトン、N,N’−ジメチルホルムアミド等の極
性有機溶媒中で付加反応させ、一般式(5)で表される
ビスマレアミック酸化合物とし、次いで例えば、オルソ
酢酸メチルエステル類、ジアルキル硫酸類等のエステル
化剤の存在下で50〜110℃でアミック酸をエステル
化することにより一般式(1)〜(3)で表される成分
(a)〜(c)の混合物を得ることができる。
【化4】 (式中、R7は少なくとも1個以上の炭素原子を含む2
価の有機基を示す。)
価の有機基を示す。)
【化5】 (式中、R8は少なくとも1個以上の炭素原子を含む2
価の有機基を示す。) この混合物をさらに1,4−ジオキサン、N,N’−ジ
メチルホルムアミド、N−メチル−2−ピロリドン等の
極性有機溶媒中で、例えばトリエチルアミンのような塩
基性触媒の存在下、またはトルエン、キシレン、クロル
ベンゼン等の有機溶媒中で、例えばP−トルエンスルホ
ン酸のような酸性触媒の存在下で80〜140℃で加熱
し、アミック酸エステル部を脱アルコール環化しマレイ
ミド化を進めることにより、目的の組成比の成分(a)
〜(c)から構成される樹脂組成物を得ることができ
る。
価の有機基を示す。) この混合物をさらに1,4−ジオキサン、N,N’−ジ
メチルホルムアミド、N−メチル−2−ピロリドン等の
極性有機溶媒中で、例えばトリエチルアミンのような塩
基性触媒の存在下、またはトルエン、キシレン、クロル
ベンゼン等の有機溶媒中で、例えばP−トルエンスルホ
ン酸のような酸性触媒の存在下で80〜140℃で加熱
し、アミック酸エステル部を脱アルコール環化しマレイ
ミド化を進めることにより、目的の組成比の成分(a)
〜(c)から構成される樹脂組成物を得ることができ
る。
【0006】本発明の樹脂組成物の原料として用いる一
般式(4)で表されるジアミン化合物の例としては、例
えばパラフェニレンジアミン、メタフェニレンジアミ
ン、メタトルイレンジアミン、2,4−ジアミノトルエ
ン、4,4’−ジアミノジフェニルメタン、4,4’−
ジアミノジフェニルエーテル、4,4’−ジアミノジフ
ェニルスルホン、4,4’−ジアミノビフェニル、3,
3’−ジアミノジフェニルスルホン、4,4’−ジアミ
ノ(3,3’−ジメチル)ビフェニル、4,4’−ジア
ミノ(3,3’−ジエチルジフェニル)メタン、4,
4’−ジアミノジフェニルプロパン、2,2−ビス[4
−(4−アミノフェノキシ)フェニル]プロパン、2,
2−ビス[3−t−ブチル−(4−アミノフェノキシ)
フェニル]プロパン、2,2−ビス[3−s−ブチル−
(4−アミノフェノキシ)フェニル]プロパン、1,1
−ビス[4−(4−アミノフェノキシ)フェニル]デカ
ン、1,1−ビス[2−メチル−4−(4−アミノフェ
ノキシ)−5−t−ブチルフェニル]−2−メチルプロ
パン、4,4−シクロヘキシリデン−ビス[1−(4−
アミノフェノキシ)−2−(1,1−ジメチルエチル)
ベンゼン]、4,4−メチレン−ビス[1−(4−アミ
ノフェノキシ)−2,6−ビス(1,1−ジメチルエチ
ル)ベンゼン]、4,4−メチレン−ビス[1−(4−
アミノフェノキシ)−2,6−ジ−s−ブチルベンゼ
ン]、4,4−シクロヘキシリデン−ビス[1−(4−
アミノフェノキシ)−2−シクロヘキシルベンゼン]、
4,4−メチレン−ビス[1−(4−アミノフェノキ
シ)−2−ノニルベンゼン]、4,4−(1,1−メチ
ルエチリデン)−ビス[1−(4−アミノフェノキシ)
−2,6−ビス(1,1−ジメチルエチル)ベンゼ
ン]、4,4−(1,1−メチルヘプチリデン)−ビス
[1−(4−アミノフェノキシ)ベンゼン]、4,4−
シクロヘキシリデン−ビス[1−(4−アミノフェノキ
シ)−3−メチルベンゼン]、2,2−ビス[4−(4
−アミノフェノキシ)フェニル]ヘキサフルオロプロパ
ン、2,2−ビス[3−メチル−4−(4−アミノフェ
ノキシ)フェニル]プロパン、2,2−ビス[3−メチ
ル−4−(4−アミノフェノキシ)フェニル]ヘキサフ
ルオロプロパン、2,2−ビス[3,5−ジメチル−4
−(4−アミノフェノキシ)フェニル]プロパン、2,
2−ビス[3,5−ジメチル−4−(4−アミノフェノ
キシ)ヘキサフルオロフェニル]プロパン、2,2−ビ
ス[3−エチル−4−(4−アミノフェノキシ)フェニ
ル]プロパン、2,2−ビス[3−エチル−4−(4−
アミノフェノキシ)フェニル]ヘキサフルオロプロパ
ン、2,2−ビス[3−メチル−4−(4−アミノフェ
ノキシ)フェニル]メタン、2,2−ビス[3,5−ジ
メチル−4−(4−アミノフェノキシ)フェニル]メタ
ン、1,8−ビス[4−(4−アミノフェノキシ)フェ
ニル]メンタン、1,8−ビス[3−エチル−4−(4
−アミノフェノキシ)フェニル]メンタン、1,8−ビ
ス[3,5−ジメチル−4−(4−アミノフェノキシ)
フェニル]メンタン等を挙げることができる。これらを
単独あるいは併用して使用することができる。
般式(4)で表されるジアミン化合物の例としては、例
えばパラフェニレンジアミン、メタフェニレンジアミ
ン、メタトルイレンジアミン、2,4−ジアミノトルエ
ン、4,4’−ジアミノジフェニルメタン、4,4’−
ジアミノジフェニルエーテル、4,4’−ジアミノジフ
ェニルスルホン、4,4’−ジアミノビフェニル、3,
3’−ジアミノジフェニルスルホン、4,4’−ジアミ
ノ(3,3’−ジメチル)ビフェニル、4,4’−ジア
ミノ(3,3’−ジエチルジフェニル)メタン、4,
4’−ジアミノジフェニルプロパン、2,2−ビス[4
−(4−アミノフェノキシ)フェニル]プロパン、2,
2−ビス[3−t−ブチル−(4−アミノフェノキシ)
フェニル]プロパン、2,2−ビス[3−s−ブチル−
(4−アミノフェノキシ)フェニル]プロパン、1,1
−ビス[4−(4−アミノフェノキシ)フェニル]デカ
ン、1,1−ビス[2−メチル−4−(4−アミノフェ
ノキシ)−5−t−ブチルフェニル]−2−メチルプロ
パン、4,4−シクロヘキシリデン−ビス[1−(4−
アミノフェノキシ)−2−(1,1−ジメチルエチル)
ベンゼン]、4,4−メチレン−ビス[1−(4−アミ
ノフェノキシ)−2,6−ビス(1,1−ジメチルエチ
ル)ベンゼン]、4,4−メチレン−ビス[1−(4−
アミノフェノキシ)−2,6−ジ−s−ブチルベンゼ
ン]、4,4−シクロヘキシリデン−ビス[1−(4−
アミノフェノキシ)−2−シクロヘキシルベンゼン]、
4,4−メチレン−ビス[1−(4−アミノフェノキ
シ)−2−ノニルベンゼン]、4,4−(1,1−メチ
ルエチリデン)−ビス[1−(4−アミノフェノキシ)
−2,6−ビス(1,1−ジメチルエチル)ベンゼ
ン]、4,4−(1,1−メチルヘプチリデン)−ビス
[1−(4−アミノフェノキシ)ベンゼン]、4,4−
シクロヘキシリデン−ビス[1−(4−アミノフェノキ
シ)−3−メチルベンゼン]、2,2−ビス[4−(4
−アミノフェノキシ)フェニル]ヘキサフルオロプロパ
ン、2,2−ビス[3−メチル−4−(4−アミノフェ
ノキシ)フェニル]プロパン、2,2−ビス[3−メチ
ル−4−(4−アミノフェノキシ)フェニル]ヘキサフ
ルオロプロパン、2,2−ビス[3,5−ジメチル−4
−(4−アミノフェノキシ)フェニル]プロパン、2,
2−ビス[3,5−ジメチル−4−(4−アミノフェノ
キシ)ヘキサフルオロフェニル]プロパン、2,2−ビ
ス[3−エチル−4−(4−アミノフェノキシ)フェニ
ル]プロパン、2,2−ビス[3−エチル−4−(4−
アミノフェノキシ)フェニル]ヘキサフルオロプロパ
ン、2,2−ビス[3−メチル−4−(4−アミノフェ
ノキシ)フェニル]メタン、2,2−ビス[3,5−ジ
メチル−4−(4−アミノフェノキシ)フェニル]メタ
ン、1,8−ビス[4−(4−アミノフェノキシ)フェ
ニル]メンタン、1,8−ビス[3−エチル−4−(4
−アミノフェノキシ)フェニル]メンタン、1,8−ビ
ス[3,5−ジメチル−4−(4−アミノフェノキシ)
フェニル]メンタン等を挙げることができる。これらを
単独あるいは併用して使用することができる。
【0007】本発明の熱硬化性樹脂組成物の硬化触媒と
しては、ベンゾイルパーオキサイド、ジ−t−ブチルパ
ーオキサイド、ジクミルパーオキサイド、アゾビスイソ
ブチロニトリル等のラジカル重合触媒、トリブチルアミ
ン、1,8−ジアザビシクロ(5,4,0)−7−ウン
デセン等のアミン類、2−メチルイミダゾール、2−フ
ェニルイミダゾール、2−フェニル−4−メチルイミダ
ゾール等のイミダゾール類、トリブチルホスフィン、ト
リフェニルホスフィン、テトラフェニルホスホニウムテ
トラフェニルボレート等のホスフィン類等が好ましく使
用でき、単独で使用しても併用して使用しても構わな
い。
しては、ベンゾイルパーオキサイド、ジ−t−ブチルパ
ーオキサイド、ジクミルパーオキサイド、アゾビスイソ
ブチロニトリル等のラジカル重合触媒、トリブチルアミ
ン、1,8−ジアザビシクロ(5,4,0)−7−ウン
デセン等のアミン類、2−メチルイミダゾール、2−フ
ェニルイミダゾール、2−フェニル−4−メチルイミダ
ゾール等のイミダゾール類、トリブチルホスフィン、ト
リフェニルホスフィン、テトラフェニルホスホニウムテ
トラフェニルボレート等のホスフィン類等が好ましく使
用でき、単独で使用しても併用して使用しても構わな
い。
【0008】本発明の熱硬化性樹脂組成物は、エポキシ
樹脂、フェノール樹脂、シアネート樹脂等と併用しても
構わない。
樹脂、フェノール樹脂、シアネート樹脂等と併用しても
構わない。
【0009】
【実施例】以下、前記載の方法による本発明の耐熱性樹
脂組成物の合成例を具体的に示す。
脂組成物の合成例を具体的に示す。
【0010】(合成例1)フラスコ中無水マレイン酸2
3.5g(0.24mol)をアセトン150gに溶解
し、内温を25〜30℃に保ちながら撹拌し、4,4’
−ジアミノジフェニルメタン19.8gをアセトン10
0gに溶解した溶液を1時間かけて滴下した。滴下終了
後室温でさらに4時間撹拌し、析出した黄色結晶を濾別
し、500mlのアセトンで洗浄後100℃で3時間真
空乾燥し、ビスマレアミック酸の黄色結晶38.1g
(収率96%)を得た。
3.5g(0.24mol)をアセトン150gに溶解
し、内温を25〜30℃に保ちながら撹拌し、4,4’
−ジアミノジフェニルメタン19.8gをアセトン10
0gに溶解した溶液を1時間かけて滴下した。滴下終了
後室温でさらに4時間撹拌し、析出した黄色結晶を濾別
し、500mlのアセトンで洗浄後100℃で3時間真
空乾燥し、ビスマレアミック酸の黄色結晶38.1g
(収率96%)を得た。
【0011】次に、合成した上記ビスマレアミック酸3
8.1g(0.096mol)とオルソ酢酸トリメチル1
95gを還流冷却管を備えたフラスコ中に仕込み、撹拌
下90℃4時間反応を続けた。反応終了後、60℃ 2
0〜30mmHgでエステル化剤を減圧留去しながら濃
縮し、100gのN,N−ジメチルホルムアミド(DM
F)を添加し、DMF溶液を分液ロート中で1500m
lのn−ヘキサンで洗浄した。洗浄したDMF溶液を1
000mlの水中に撹拌下滴下し、析出した粉末を50
0mlの水で2回洗浄した後60℃で4時間真空乾燥
し、黄色粉末35.9gを得た。
8.1g(0.096mol)とオルソ酢酸トリメチル1
95gを還流冷却管を備えたフラスコ中に仕込み、撹拌
下90℃4時間反応を続けた。反応終了後、60℃ 2
0〜30mmHgでエステル化剤を減圧留去しながら濃
縮し、100gのN,N−ジメチルホルムアミド(DM
F)を添加し、DMF溶液を分液ロート中で1500m
lのn−ヘキサンで洗浄した。洗浄したDMF溶液を1
000mlの水中に撹拌下滴下し、析出した粉末を50
0mlの水で2回洗浄した後60℃で4時間真空乾燥
し、黄色粉末35.9gを得た。
【0012】この黄色粉末35.9gと1,4−ジオキ
サン100gおよびトリエチルアミン0.25gを還流
冷却器を備えたフラスコ中に仕込み90℃で1時間反応
し、反応液を1000mlの水中に撹拌下滴下した。析
出した黄色粉末を500mlの水で2回洗浄し、60℃
で4時間、100℃で2時間真空乾燥し、軟化点98〜
104℃の樹脂33.5gを得た。
サン100gおよびトリエチルアミン0.25gを還流
冷却器を備えたフラスコ中に仕込み90℃で1時間反応
し、反応液を1000mlの水中に撹拌下滴下した。析
出した黄色粉末を500mlの水で2回洗浄し、60℃
で4時間、100℃で2時間真空乾燥し、軟化点98〜
104℃の樹脂33.5gを得た。
【0013】(合成例2)フラスコ中無水マレイン酸2
3.5g(0.24mol)をアセトン150gに溶解
し、内温を25〜30℃に保ちながら撹拌し、2,2−
ビス[4−(4−アミノフェノキシ)フェニル]プロパ
ン41.1gをアセトン100gに溶解した溶液を1時
間かけて滴下した。 滴下終了後室温でさらに4時間撹
拌し、析出した黄色結晶を濾別し、500mlのアセト
ンで洗浄後100℃で3時間真空乾燥し、ビスマレアミ
ック酸の黄色結晶57.7g(収率95%)を得た。
3.5g(0.24mol)をアセトン150gに溶解
し、内温を25〜30℃に保ちながら撹拌し、2,2−
ビス[4−(4−アミノフェノキシ)フェニル]プロパ
ン41.1gをアセトン100gに溶解した溶液を1時
間かけて滴下した。 滴下終了後室温でさらに4時間撹
拌し、析出した黄色結晶を濾別し、500mlのアセト
ンで洗浄後100℃で3時間真空乾燥し、ビスマレアミ
ック酸の黄色結晶57.7g(収率95%)を得た。
【0014】次に、合成した上記ビスマレアミック酸5
7.7g(0.095mol)とオルソ酢酸トリメチル1
95gを還流冷却管を備えたフラスコ中に仕込み、撹拌
下90℃4時間反応を続けた。反応終了後、60℃ 2
0〜30mmHgでエステル化剤を減圧留去しながら濃
縮し、100gのN,N−ジメチルホルムアミド(DM
F)を添加し、DMF溶液を分液ロート中で1500m
lのn−ヘキサンで洗浄した。洗浄したDMF溶液を1
000mlの水中に撹拌下滴下し、析出した粉末を50
0mlの水で2回洗浄した後60℃で4時間真空乾燥
し、黄色粉末54.9gを得た。
7.7g(0.095mol)とオルソ酢酸トリメチル1
95gを還流冷却管を備えたフラスコ中に仕込み、撹拌
下90℃4時間反応を続けた。反応終了後、60℃ 2
0〜30mmHgでエステル化剤を減圧留去しながら濃
縮し、100gのN,N−ジメチルホルムアミド(DM
F)を添加し、DMF溶液を分液ロート中で1500m
lのn−ヘキサンで洗浄した。洗浄したDMF溶液を1
000mlの水中に撹拌下滴下し、析出した粉末を50
0mlの水で2回洗浄した後60℃で4時間真空乾燥
し、黄色粉末54.9gを得た。
【0015】この黄色粉末54.9gと1,4−ジオキ
サン100gおよびトリエチルアミン0.25gを還流
冷却器を備えたフラスコ中に仕込み90℃で1時間反応
し、反応液を1000mlの水中に撹拌下滴下した。析
出した黄色粉末を500mlの水で2回洗浄し、60℃
で4時間、100℃で2時間真空乾燥し、軟化点92〜
98℃の樹脂52.1gを得た。
サン100gおよびトリエチルアミン0.25gを還流
冷却器を備えたフラスコ中に仕込み90℃で1時間反応
し、反応液を1000mlの水中に撹拌下滴下した。析
出した黄色粉末を500mlの水で2回洗浄し、60℃
で4時間、100℃で2時間真空乾燥し、軟化点92〜
98℃の樹脂52.1gを得た。
【0016】合成例1〜2で合成した樹脂を高速液体ク
ロマトグラフィー(HLC)及びNMRを用いて分析
し、一般式(1)、(2)、(3)で表される化合物の
含有比を計算した。結果を表1に示す。 HLC:東ソー(株)HLC−8020 カラム:東ソー(株)TSK−Gel G/00H8 移動層:N,N−ジメチルホルムアミド 流 量:1.0ml/min 検出器:示差屈折計 NMR:日本分光(株)GSX−400 1H−NMR
スペクトロメーター 周波数:400MHz 溶 媒:重水素化クロロホルム
ロマトグラフィー(HLC)及びNMRを用いて分析
し、一般式(1)、(2)、(3)で表される化合物の
含有比を計算した。結果を表1に示す。 HLC:東ソー(株)HLC−8020 カラム:東ソー(株)TSK−Gel G/00H8 移動層:N,N−ジメチルホルムアミド 流 量:1.0ml/min 検出器:示差屈折計 NMR:日本分光(株)GSX−400 1H−NMR
スペクトロメーター 周波数:400MHz 溶 媒:重水素化クロロホルム
【0017】
【表1】
【0018】(実施例1〜3)表2の配合表に従って配
合し、加熱ロールにより混練して、熱硬化性樹脂成形材
料を得た。この成形材料の175℃での硬化挙動をキュ
ラストメーター で測定した。また、この成形材料を1
75℃/3分の条件でトランスファー成形し、200℃
/8時間ポストキュアし試験片を得た。上記により得ら
れた試験片の曲げ強度(JIS K6911)を測定
し、またガラス転移温度(Tg)を熱機械的試験(TM
A)にて測定した。実施例1〜3の材料はTgが高く、
硬化性、接着性、作業性も良好であった。
合し、加熱ロールにより混練して、熱硬化性樹脂成形材
料を得た。この成形材料の175℃での硬化挙動をキュ
ラストメーター で測定した。また、この成形材料を1
75℃/3分の条件でトランスファー成形し、200℃
/8時間ポストキュアし試験片を得た。上記により得ら
れた試験片の曲げ強度(JIS K6911)を測定
し、またガラス転移温度(Tg)を熱機械的試験(TM
A)にて測定した。実施例1〜3の材料はTgが高く、
硬化性、接着性、作業性も良好であった。
【0019】
【表2】
【0020】(比較例1〜4)表2の配合表に従って配
合し、実施例1〜3と同様に成形材料を得て評価を行っ
た。比較例1はロール作業性が悪く、硬化物が極めて脆
いために試験片を得ることができなかった。比較例2は
ロール作業性が悪く、硬化性、接着強度が十分でなかっ
た。 比較例3〜4は耐熱性が十分でなかった。
合し、実施例1〜3と同様に成形材料を得て評価を行っ
た。比較例1はロール作業性が悪く、硬化物が極めて脆
いために試験片を得ることができなかった。比較例2は
ロール作業性が悪く、硬化性、接着強度が十分でなかっ
た。 比較例3〜4は耐熱性が十分でなかった。
【0021】
【発明の効果】本発明による熱硬化性樹脂組成物は耐熱
性、硬化性、接着性、作業性に優れているので、例えば
プリント配線材料、封止樹脂、耐熱性接着剤、先端複合
材料等に有利に用いることができる。
性、硬化性、接着性、作業性に優れているので、例えば
プリント配線材料、封止樹脂、耐熱性接着剤、先端複合
材料等に有利に用いることができる。
Claims (2)
- 【請求項1】 一般式(1)で表されるビスマレイミド
化合物(成分(a))、一般式(2)で表されるマレア
ミック酸エステルモノマレイミド化合物(成分
(b))、一般式(3)で表されるビスマレアミック酸
エステル化合物(成分(c))から構成される熱硬化性
樹脂組成物。 【化1】 (式中、R1は少なくとも1個以上の炭素原子を含む2
価の有機基を示す。) 【化2】 (式中、R2は少なくとも1個以上の炭素原子を含む2
価の有機基を示し、R3は少なくとも1個以上の炭素原
子を含む1価の有機基を示す。) 【化3】 (式中、R4は少なくとも1個以上の炭素原子を含む2
価の有機基を示し、R5〜R6は少なくとも1個以上の炭
素原子を含む1価の有機基を示す。) - 【請求項2】 請求項1記載の熱硬化性樹脂組成物を構
成する各成分(成分(a)〜(c))の全体に対する重
量比が、成分(a)が99〜50重量%、成分(b)お
よび成分(c)の合計が1〜50重量%の範囲にあるこ
とを特徴とする熱硬化性樹脂組成物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7310195A JPH09157333A (ja) | 1995-10-03 | 1995-11-29 | 熱硬化性樹脂組成物 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7-256346 | 1995-10-03 | ||
JP25634695 | 1995-10-03 | ||
JP7310195A JPH09157333A (ja) | 1995-10-03 | 1995-11-29 | 熱硬化性樹脂組成物 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09157333A true JPH09157333A (ja) | 1997-06-17 |
Family
ID=26542688
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7310195A Pending JPH09157333A (ja) | 1995-10-03 | 1995-11-29 | 熱硬化性樹脂組成物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09157333A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP2615122A4 (en) * | 2010-09-07 | 2015-02-25 | Sumitomo Bakelite Co | RESIN COMPOSITION AND SEMICONDUCTOR EQUIPMENT PRODUCED BY THE RESIN COMPOSITION |
WO2023248675A1 (ja) * | 2022-06-21 | 2023-12-28 | 三菱瓦斯化学株式会社 | 化合物、組成物、硬化物、および、化合物の製造方法 |
-
1995
- 1995-11-29 JP JP7310195A patent/JPH09157333A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP2615122A4 (en) * | 2010-09-07 | 2015-02-25 | Sumitomo Bakelite Co | RESIN COMPOSITION AND SEMICONDUCTOR EQUIPMENT PRODUCED BY THE RESIN COMPOSITION |
WO2023248675A1 (ja) * | 2022-06-21 | 2023-12-28 | 三菱瓦斯化学株式会社 | 化合物、組成物、硬化物、および、化合物の製造方法 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US4691025A (en) | Bismaleimides and prepreg resins therefrom | |
JP6559369B2 (ja) | ビスフェノールmジフタロニトリルエーテル樹脂、ビスフェノールpジフタロニトリルエーテル樹脂、その製造方法、樹脂ブレンド、及び2成分システム | |
US9217061B2 (en) | Phosphorus-containing compounds and their preparation process and use | |
JP3840347B2 (ja) | 新規なポリヒドロキシウレタンの製造方法 | |
JPS6323913A (ja) | オレフインエ−テル変成剤を含有するビスマレイミド処方剤 | |
EP0099268B1 (en) | Process for producing polymaleimide | |
JP2008120697A (ja) | 無水アダマンチルコハク酸 | |
JP2006193691A (ja) | 感光性ポリアミド酸及びこれを含有する感光性組成物 | |
JP2633908B2 (ja) | ポリマレイミド化合物およびその製造方法 | |
WO1987003871A1 (en) | Aromatic bismaleimido compounds and process for their preparation | |
JPH09157333A (ja) | 熱硬化性樹脂組成物 | |
US4761460A (en) | Polymaleimide compound and composition containing the same | |
TWI513703B (zh) | 新穎磷系化合物、磷系可交聯聚醯亞胺與其製造方法 | |
JPH04227912A (ja) | 新規硬化性組成物 | |
CA2109347A1 (en) | Unsaturated imide compounds containing alicyclic structure, process for producing the same and intermediate therefor | |
JP2006169317A (ja) | 樹脂組成物及びその硬化物 | |
JPH04175341A (ja) | 熱硬化性樹脂組成物 | |
JPH06322072A (ja) | 熱硬化性樹脂組成物 | |
JPH0912542A (ja) | 熱硬化性樹脂組成物 | |
EP0387381A1 (en) | Process for producing unsaturated dicarboxylic acid imide compound | |
JPH0696638B2 (ja) | 耐熱性材料の製造方法 | |
JP3006099B2 (ja) | エポキシ樹脂組成物及びプリプレグ | |
JP2958104B2 (ja) | 熱硬化型オリゴマー及びその製造方法 | |
JPH06279374A (ja) | 新規な第1級アミンとその製造方法 | |
JPS6069113A (ja) | ポリイミド成形用組成物 |