JP2003509176A - 潅流カニューレ、方法及びシステム - Google Patents
潅流カニューレ、方法及びシステムInfo
- Publication number
- JP2003509176A JP2003509176A JP2001524671A JP2001524671A JP2003509176A JP 2003509176 A JP2003509176 A JP 2003509176A JP 2001524671 A JP2001524671 A JP 2001524671A JP 2001524671 A JP2001524671 A JP 2001524671A JP 2003509176 A JP2003509176 A JP 2003509176A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- tube
- protrusion
- perfusion
- cannula
- fluid
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
Links
- 230000010412 perfusion Effects 0.000 title claims abstract description 83
- 238000000034 method Methods 0.000 title claims description 13
- 239000012530 fluid Substances 0.000 claims abstract description 56
- 238000007599 discharging Methods 0.000 claims abstract description 19
- 210000004204 blood vessel Anatomy 0.000 claims abstract description 17
- 210000004369 blood Anatomy 0.000 claims description 33
- 239000008280 blood Substances 0.000 claims description 33
- 210000001367 artery Anatomy 0.000 claims description 30
- 210000001105 femoral artery Anatomy 0.000 claims description 27
- 238000005086 pumping Methods 0.000 claims description 8
- 230000017531 blood circulation Effects 0.000 claims description 7
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 claims description 5
- 210000003141 lower extremity Anatomy 0.000 description 6
- 230000006378 damage Effects 0.000 description 2
- 208000027418 Wounds and injury Diseases 0.000 description 1
- 230000000903 blocking effect Effects 0.000 description 1
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 1
- 238000001125 extrusion Methods 0.000 description 1
- 208000014674 injury Diseases 0.000 description 1
- 238000012986 modification Methods 0.000 description 1
- 230000004048 modification Effects 0.000 description 1
- 230000001869 rapid Effects 0.000 description 1
- 238000007789 sealing Methods 0.000 description 1
Classifications
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61M—DEVICES FOR INTRODUCING MEDIA INTO, OR ONTO, THE BODY; DEVICES FOR TRANSDUCING BODY MEDIA OR FOR TAKING MEDIA FROM THE BODY; DEVICES FOR PRODUCING OR ENDING SLEEP OR STUPOR
- A61M25/00—Catheters; Hollow probes
- A61M25/0067—Catheters; Hollow probes characterised by the distal end, e.g. tips
- A61M25/0068—Static characteristics of the catheter tip, e.g. shape, atraumatic tip, curved tip or tip structure
- A61M25/007—Side holes, e.g. their profiles or arrangements; Provisions to keep side holes unblocked
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61M—DEVICES FOR INTRODUCING MEDIA INTO, OR ONTO, THE BODY; DEVICES FOR TRANSDUCING BODY MEDIA OR FOR TAKING MEDIA FROM THE BODY; DEVICES FOR PRODUCING OR ENDING SLEEP OR STUPOR
- A61M25/00—Catheters; Hollow probes
- A61M25/0067—Catheters; Hollow probes characterised by the distal end, e.g. tips
- A61M25/0068—Static characteristics of the catheter tip, e.g. shape, atraumatic tip, curved tip or tip structure
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61M—DEVICES FOR INTRODUCING MEDIA INTO, OR ONTO, THE BODY; DEVICES FOR TRANSDUCING BODY MEDIA OR FOR TAKING MEDIA FROM THE BODY; DEVICES FOR PRODUCING OR ENDING SLEEP OR STUPOR
- A61M25/00—Catheters; Hollow probes
- A61M25/0043—Catheters; Hollow probes characterised by structural features
- A61M2025/006—Catheters; Hollow probes characterised by structural features having a special surface topography or special surface properties, e.g. roughened or knurled surface
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61M—DEVICES FOR INTRODUCING MEDIA INTO, OR ONTO, THE BODY; DEVICES FOR TRANSDUCING BODY MEDIA OR FOR TAKING MEDIA FROM THE BODY; DEVICES FOR PRODUCING OR ENDING SLEEP OR STUPOR
- A61M25/00—Catheters; Hollow probes
- A61M25/0021—Catheters; Hollow probes characterised by the form of the tubing
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61M—DEVICES FOR INTRODUCING MEDIA INTO, OR ONTO, THE BODY; DEVICES FOR TRANSDUCING BODY MEDIA OR FOR TAKING MEDIA FROM THE BODY; DEVICES FOR PRODUCING OR ENDING SLEEP OR STUPOR
- A61M25/00—Catheters; Hollow probes
- A61M25/0021—Catheters; Hollow probes characterised by the form of the tubing
- A61M25/0041—Catheters; Hollow probes characterised by the form of the tubing pre-formed, e.g. specially adapted to fit with the anatomy of body channels
Landscapes
- Health & Medical Sciences (AREA)
- Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
- Biophysics (AREA)
- Pulmonology (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Anesthesiology (AREA)
- Biomedical Technology (AREA)
- Heart & Thoracic Surgery (AREA)
- Hematology (AREA)
- Animal Behavior & Ethology (AREA)
- General Health & Medical Sciences (AREA)
- Public Health (AREA)
- Veterinary Medicine (AREA)
- External Artificial Organs (AREA)
- Infusion, Injection, And Reservoir Apparatuses (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】
【解決手段】 本発明は、患者を処置するための潅流カニューレ(10)に関する。カニューレ(10)は、患者の血管の中へ挿入可能で、流体の流れが可能な中空チューブ(12)を具えている。チューブは先端部(16)を有する。チューブは、先端部の近傍に配置され、流体をチューブから放出するための主孔(18)と、該チューブの壁に設けられ、流体をチューブから放出するための少なくとも1つの第1潅流孔(201)を有する。カニューレは、チューブの外表面から突出し、チューブの外径を実質的に拡張する拡張部を具えている。
Description
【0001】
本発明は、下肢及び全身(body)に流体を供給する潅流カニューレに関する。よ
り具体的には、本発明は、下肢及び全身に血液を供給する潅流カニューレであっ
て、突出部(ridges)を利用して溝(channels)を形成し、血液がカニューレから流
出して下肢へ到達できる潅流カニューレに関する。
り具体的には、本発明は、下肢及び全身に血液を供給する潅流カニューレであっ
て、突出部(ridges)を利用して溝(channels)を形成し、血液がカニューレから流
出して下肢へ到達できる潅流カニューレに関する。
【0002】
ポンプを用いて患者の心臓の働きを補助するには、酸素化血液をポンプから患
者へ導入する必要がある。これは、ポンプに連結されたカニューレを大腿動脈へ
挿入することによって行われる。患者の体内の一方向への血液導入に供されるだ
けのカニューレは、患者の脚などの下肢を損なう虞れがある。その理由は、酸素
化血液が脚まで殆んど到達しないか或いは全く到達しないからである。ポンプを
長時間使用する場合、この危険性は非常に大きなものとなる。米国特許第5,3
30,433号は、この問題の解決の図ることを目的としており、該特許はその
引用を以て本願に組み入れるものとする。しかしながら、それには、方向転換用
の側孔が動脈に適切に配置されているかどうかを示すフラッシュチャンバーが必
要である。
者へ導入する必要がある。これは、ポンプに連結されたカニューレを大腿動脈へ
挿入することによって行われる。患者の体内の一方向への血液導入に供されるだ
けのカニューレは、患者の脚などの下肢を損なう虞れがある。その理由は、酸素
化血液が脚まで殆んど到達しないか或いは全く到達しないからである。ポンプを
長時間使用する場合、この危険性は非常に大きなものとなる。米国特許第5,3
30,433号は、この問題の解決の図ることを目的としており、該特許はその
引用を以て本願に組み入れるものとする。しかしながら、それには、方向転換用
の側孔が動脈に適切に配置されているかどうかを示すフラッシュチャンバーが必
要である。
【0003】
本発明は、血液のポンプ作用を行なう心臓の働きを補助するのにポンプを使用
し、血液を患者の下肢だけでなく全身へ供給するものである。また、本発明は、
カニューレの潅流孔が、本質的には、血管の中で自動位置調節を行なうものであ
るから、米国特許第5,330,433号に記載されたカニューレよりも使用が容
易である。
し、血液を患者の下肢だけでなく全身へ供給するものである。また、本発明は、
カニューレの潅流孔が、本質的には、血管の中で自動位置調節を行なうものであ
るから、米国特許第5,330,433号に記載されたカニューレよりも使用が容
易である。
【0004】
本発明は、患者を処置するための潅流カニューレに関する。カニューレは、患
者の血管(vessel)へ挿入可能で、流体の流れが可能な中空チューブを具えている
。チューブは先端部を有する。チューブは、先端部の近傍に設けられ、流体をチ
ューブから放出するための主孔と、該チューブの壁に設けられ、流体をチューブ
から放出するための少なくとも1つの第1潅流孔を有する。カニューレは、チュ
ーブの外表面から突出し、チューブの外径を実質的に拡張する拡張部(widener)
を具えている。チューブの内径は、滑らかで連続しており、断面は全体を通じて
円形である。拡張部は、先端部とは間隔を有しており、第1潅流孔の近傍に位置
し、該第1潅流孔と共に作用する関係にあり、チューブが血管壁(vesel wall)の
中にあるとき、流体は、血管壁によって妨げられることなく第1潅流孔から流出
することができる。
者の血管(vessel)へ挿入可能で、流体の流れが可能な中空チューブを具えている
。チューブは先端部を有する。チューブは、先端部の近傍に設けられ、流体をチ
ューブから放出するための主孔と、該チューブの壁に設けられ、流体をチューブ
から放出するための少なくとも1つの第1潅流孔を有する。カニューレは、チュ
ーブの外表面から突出し、チューブの外径を実質的に拡張する拡張部(widener)
を具えている。チューブの内径は、滑らかで連続しており、断面は全体を通じて
円形である。拡張部は、先端部とは間隔を有しており、第1潅流孔の近傍に位置
し、該第1潅流孔と共に作用する関係にあり、チューブが血管壁(vesel wall)の
中にあるとき、流体は、血管壁によって妨げられることなく第1潅流孔から流出
することができる。
【0005】
本発明は、患者を処置するための潅流カニューレに関する。カニューレは、患
者の血管へ挿入可能で、流体の流れが可能な中空チューブを具えている。チュー
ブは先端部を有する。チューブは、先端部の近傍に設けられ、流体をチューブか
ら放出するための主孔と、該チューブの壁に設けられ、流体をチューブから放出
するための少なくとも1つの第1潅流孔を有する。カニューレは、チューブの外
表面に設けられ、チューブの外径を実質的に拡張する第1突出部を具えている。
第1突出部は、先端部とは間隔を有しており、第1潅流孔の近傍にあって該第1
潅流孔と共に作用する関係にあり、チューブが血管壁の中にあるとき、流体は、
血管壁によって妨げられることなく第1潅流孔から流出することができる。
者の血管へ挿入可能で、流体の流れが可能な中空チューブを具えている。チュー
ブは先端部を有する。チューブは、先端部の近傍に設けられ、流体をチューブか
ら放出するための主孔と、該チューブの壁に設けられ、流体をチューブから放出
するための少なくとも1つの第1潅流孔を有する。カニューレは、チューブの外
表面に設けられ、チューブの外径を実質的に拡張する第1突出部を具えている。
第1突出部は、先端部とは間隔を有しており、第1潅流孔の近傍にあって該第1
潅流孔と共に作用する関係にあり、チューブが血管壁の中にあるとき、流体は、
血管壁によって妨げられることなく第1潅流孔から流出することができる。
【0006】
本発明は、患者を処置するためのシステムに関する。該システムは、患者の血
管へ挿入可能で、流体の流れが可能な中空チューブを有する潅流カニューレを具
えている。チューブは先端部を有する。チューブは、先端部の近傍に設けられ、
流体をチューブから放出するための主孔と、該チューブの壁に設けられ、流体を
チューブから放出するための複数の潅流孔を有する。チューブは、該チューブの
外表面に設けられ、チューブの外径を実質的に拡張する複数の突出部を具えてい
る。突出部は、先端部とは間隔を有しており、複数の潅流孔の近傍にあって該潅
流孔と共に作用する関係にあり、チューブが血管壁の中にあるとき、流体は、血
管壁によって妨げられることなく複数の潅流孔から流出することができる。シス
テムは、流体をカニューレに供給するためのポンプ機構を具えている。ポンプ機
構はカニューレに連結される。
管へ挿入可能で、流体の流れが可能な中空チューブを有する潅流カニューレを具
えている。チューブは先端部を有する。チューブは、先端部の近傍に設けられ、
流体をチューブから放出するための主孔と、該チューブの壁に設けられ、流体を
チューブから放出するための複数の潅流孔を有する。チューブは、該チューブの
外表面に設けられ、チューブの外径を実質的に拡張する複数の突出部を具えてい
る。突出部は、先端部とは間隔を有しており、複数の潅流孔の近傍にあって該潅
流孔と共に作用する関係にあり、チューブが血管壁の中にあるとき、流体は、血
管壁によって妨げられることなく複数の潅流孔から流出することができる。シス
テムは、流体をカニューレに供給するためのポンプ機構を具えている。ポンプ機
構はカニューレに連結される。
【0007】
本発明は、患者を処置する方法に関する。該方法は、チューブを、患者の皮膚
を通じて患者の大腿動脈の中へ挿入する工程を含んでおり、ここで、チューブの
外側に形成された突出部が大腿動脈の内壁に接触することにより、チューブの外
面、突出部及び大腿動脈の内面との間に溝が形成され、大腿動脈の内面が、チュ
ーブの先端部とチューブの突出部との間にてチューブの外面に接触する。次に、
血液をチューブを通じてポンプ作用によって供給する工程があり、ここで、血液
は、チューブの先端部近傍のチューブの主孔を出て大腿動脈の第1の方向へ流れ
、血液は、チューブの壁の潅流孔を出て、突出部と突出部の間の溝の中で流れ、
血液は、溝に沿って、大腿動脈の内面がチューブの外面と接触する位置まで流れ
、動脈の中の第1方向とは反対側の第2の方向に向けて、溝に沿って戻される。
を通じて患者の大腿動脈の中へ挿入する工程を含んでおり、ここで、チューブの
外側に形成された突出部が大腿動脈の内壁に接触することにより、チューブの外
面、突出部及び大腿動脈の内面との間に溝が形成され、大腿動脈の内面が、チュ
ーブの先端部とチューブの突出部との間にてチューブの外面に接触する。次に、
血液をチューブを通じてポンプ作用によって供給する工程があり、ここで、血液
は、チューブの先端部近傍のチューブの主孔を出て大腿動脈の第1の方向へ流れ
、血液は、チューブの壁の潅流孔を出て、突出部と突出部の間の溝の中で流れ、
血液は、溝に沿って、大腿動脈の内面がチューブの外面と接触する位置まで流れ
、動脈の中の第1方向とは反対側の第2の方向に向けて、溝に沿って戻される。
【0008】
本発明は、患者を処置する方法に関する。該方法は、患者の大腿動脈へチュー
ブを挿入する工程を含んでいる。次に、チューブの外面を、動脈の内面と所定位
置で接触させる工程がある。次に、流体をチューブの中へ強制的に送り込む工程
があり、流体は動脈の中を流れ、第1の方向に向けてチューブの端部の主孔を出
て、そして、チューブの潅流孔を出て、チューブの外面、チューブの外面に形成
された突出部及び動脈の内面とで形成された溝の中へ入る。次に、溝に沿って流
体を前記位置まで送り込む工程がある。次に、流体を、該位置から、動脈の中の
第1の方向とは反対側の第2の方向に方向転換させる工程がある。
ブを挿入する工程を含んでいる。次に、チューブの外面を、動脈の内面と所定位
置で接触させる工程がある。次に、流体をチューブの中へ強制的に送り込む工程
があり、流体は動脈の中を流れ、第1の方向に向けてチューブの端部の主孔を出
て、そして、チューブの潅流孔を出て、チューブの外面、チューブの外面に形成
された突出部及び動脈の内面とで形成された溝の中へ入る。次に、溝に沿って流
体を前記位置まで送り込む工程がある。次に、流体を、該位置から、動脈の中の
第1の方向とは反対側の第2の方向に方向転換させる工程がある。
【0009】
添付の図面には、本発明の望ましい実施例及び本発明を実施する望ましい方法
を示している。
を示している。
【0010】
幾つかの図において、類似又は同一の部分について同じ符号を付している。図
1を参照すると、患者を処置するための潅流カニューレ(10)が示されている。潅
流カニューレ(10)は、患者の動脈(14)の如き血管の中へ挿入することができ、ま
た、流体の流れが可能な中空チューブ(12)を具えている。チューブ(12)は先端部
(16)を有する。チューブ(12)は、先端部(16)の近傍に設けられ、流体をチューブ
(12)から放出するための主孔(18)と、該チューブの壁(22)に設けられ、流体をチ
ューブ(12)から放出するための少なくとも1つの第1潅流孔(201)を有する。カ
ニューレ(10)は、チューブ(12)の外表面から突出し、チューブ(12)の外径を実質
的に拡張する拡張部(24)を具えている。チューブ(12)の内径は、滑らかで連続し
ており、断面は全体を通じて円形である。拡張部(24)は、先端部(16)とは間隔を
有しており、第1潅流孔(201)の近傍にて、該第1潅流孔(201)と共に作用する関
係にあり、チューブ(12)が血管壁の中にあるとき、流体は、血管の内壁によって
妨げられることなく第1潅流孔(201)から流出することができる。拡張部(24)と
チューブ(12)は、連続する1つの部材であるのが望ましい。
1を参照すると、患者を処置するための潅流カニューレ(10)が示されている。潅
流カニューレ(10)は、患者の動脈(14)の如き血管の中へ挿入することができ、ま
た、流体の流れが可能な中空チューブ(12)を具えている。チューブ(12)は先端部
(16)を有する。チューブ(12)は、先端部(16)の近傍に設けられ、流体をチューブ
(12)から放出するための主孔(18)と、該チューブの壁(22)に設けられ、流体をチ
ューブ(12)から放出するための少なくとも1つの第1潅流孔(201)を有する。カ
ニューレ(10)は、チューブ(12)の外表面から突出し、チューブ(12)の外径を実質
的に拡張する拡張部(24)を具えている。チューブ(12)の内径は、滑らかで連続し
ており、断面は全体を通じて円形である。拡張部(24)は、先端部(16)とは間隔を
有しており、第1潅流孔(201)の近傍にて、該第1潅流孔(201)と共に作用する関
係にあり、チューブ(12)が血管壁の中にあるとき、流体は、血管の内壁によって
妨げられることなく第1潅流孔(201)から流出することができる。拡張部(24)と
チューブ(12)は、連続する1つの部材であるのが望ましい。
【0011】
本発明は、患者を処置するための潅流カニューレ(10)に関する。カニューレ(1
0)は、患者の血管へ挿入可能で、流体の流れが可能な中空チューブ(12)を具えて
いる。チューブ(12)は先端部(16)を有する。チューブ(12)は、先端部(16)の近傍
に設けられ、流体をチューブ(12)から放出するための主孔(18)と、該チューブの
壁(22)に設けられ、流体をチューブ(12)から放出するための少なくとも1つの第
1潅流孔(201)を有する。カニューレ(10)は、チューブ(12)の外面に設けられ、
チューブ(12)の外径を実質的に拡張する少なくとも1つの第1突出部(261)を具
えている。第1突出部(261)は、先端部(16)とは間隔を有しており、第1潅流孔(
201)の近傍にて、該第1潅流孔と共に作用する関係にあり、チューブ(12)が血管
の中にあるとき、流体は、血管壁によって妨げられることなく第1潅流孔(201)
から流出することができる。
0)は、患者の血管へ挿入可能で、流体の流れが可能な中空チューブ(12)を具えて
いる。チューブ(12)は先端部(16)を有する。チューブ(12)は、先端部(16)の近傍
に設けられ、流体をチューブ(12)から放出するための主孔(18)と、該チューブの
壁(22)に設けられ、流体をチューブ(12)から放出するための少なくとも1つの第
1潅流孔(201)を有する。カニューレ(10)は、チューブ(12)の外面に設けられ、
チューブ(12)の外径を実質的に拡張する少なくとも1つの第1突出部(261)を具
えている。第1突出部(261)は、先端部(16)とは間隔を有しており、第1潅流孔(
201)の近傍にて、該第1潅流孔と共に作用する関係にあり、チューブ(12)が血管
の中にあるとき、流体は、血管壁によって妨げられることなく第1潅流孔(201)
から流出することができる。
【0012】
第1突出部(261)とチューブ(12)は、連続する1つの部材であるのが望ましい
。チューブ(12)は、第1突出部(261)の近傍に、突出部の屈曲部(34)を有するの
が望ましい。チューブ(12)は、突出部の屈曲部(34)及び先端部(16)から離れた基
端側に屈曲部(36)を有することが望ましい。或いはまた、チューブ(12)は屈曲部
なしの実質的に直線状であってもよい。
。チューブ(12)は、第1突出部(261)の近傍に、突出部の屈曲部(34)を有するの
が望ましい。チューブ(12)は、突出部の屈曲部(34)及び先端部(16)から離れた基
端側に屈曲部(36)を有することが望ましい。或いはまた、チューブ(12)は屈曲部
なしの実質的に直線状であってもよい。
【0013】
カニューレ(10)は、図2に示されるように、第2突出部(262)と第3突出部(26
3)を含むのが望ましい。第1突出部(261)、第2突出部(262)及び第3突出部(263
)は、チューブ(12)の外周面に互いに等間隔で配置されるのが望ましい。カニュ
ーレ(10)は、チューブの壁(22)の中で第1突出部(261)及び第2突出部(262)の間
に設けられた第2潅流孔(202)と、チューブの壁(22)の中で第2突出部(262)及び
第3突出部(263)の間に設けられた第3潅流孔(203)とを含むことが望ましい。
3)を含むのが望ましい。第1突出部(261)、第2突出部(262)及び第3突出部(263
)は、チューブ(12)の外周面に互いに等間隔で配置されるのが望ましい。カニュ
ーレ(10)は、チューブの壁(22)の中で第1突出部(261)及び第2突出部(262)の間
に設けられた第2潅流孔(202)と、チューブの壁(22)の中で第2突出部(262)及び
第3突出部(263)の間に設けられた第3潅流孔(203)とを含むことが望ましい。
【0014】
カニューレ(10)は、図2に示されるように、第4突出部(264)を含むのが望ま
しい。第1突出部(261)、第2突出部(262)、第3突出部(263)及び第4突出部(26
4)はチューブの外周面に互いに等間隔で配置されるのが望ましい。カニューレ(1
0)は、チューブの壁(22)の中で、第3突出部(263)及び第4突出部(264)の間に設
けられた第4潅流孔(204)を含むことが望ましい。
しい。第1突出部(261)、第2突出部(262)、第3突出部(263)及び第4突出部(26
4)はチューブの外周面に互いに等間隔で配置されるのが望ましい。カニューレ(1
0)は、チューブの壁(22)の中で、第3突出部(263)及び第4突出部(264)の間に設
けられた第4潅流孔(204)を含むことが望ましい。
【0015】
チューブ(12)は長手方向に軸線(40)を有しており、第1突出部(261)、第2突
出部(262)、第3突出部(263)及び第4突出部(264)は互いに平行で、チューブ(12
)の長手方向の軸線(40)と平行であることが望ましい。第2突出部(262)、第3突
出部(263)及び第4突出部(264)は、主孔(18)とは間隔を有している。第1突出部
(261)は、先端部(16)から少なくとも1センチメートルのところにあるのが望ま
しい。第1突出部(261)の長さは約3センチメートルであるのが望ましい。他の
突出部(26)及び潅流孔も同様な寸法を有している。
出部(262)、第3突出部(263)及び第4突出部(264)は互いに平行で、チューブ(12
)の長手方向の軸線(40)と平行であることが望ましい。第2突出部(262)、第3突
出部(263)及び第4突出部(264)は、主孔(18)とは間隔を有している。第1突出部
(261)は、先端部(16)から少なくとも1センチメートルのところにあるのが望ま
しい。第1突出部(261)の長さは約3センチメートルであるのが望ましい。他の
突出部(26)及び潅流孔も同様な寸法を有している。
【0016】
本発明は、患者を処置するためのシステム(28)に関する。該システム(28)は、
患者の血管へ挿入可能で、流体の流れが可能な中空チューブ(12)を有する潅流カ
ニューレ(10)を具えている。チューブ(12)は先端部(16)を有する。チューブ(12)
は、先端部(16)の近傍に設けられ、流体をチューブ(12)から放出するための主孔
(18)と、該チューブ(12)の壁に設けられ、流体をチューブ(12)から放出するため
の複数の潅流孔(20)を有する。チューブ(12)は、該チューブ(12)の外面に設けら
れ、チューブ(12)の外径を実質的に拡張する複数の突出部(26)を具えている。突
出部(26)は、先端部(16)とは間隔を有しており、突出部(26)間に設けられた複数
の潅流孔(20)の近傍にて、該潅流孔と共に作用する関係にあり、チューブ(12)が
血管壁の中にあるとき、流体は、血管壁によって妨げられることなく複数の潅流
孔(20)から流出することができる。システム(28)は、流体をカニューレ(10)に供
給するためのポンプ機構(30)を具えている。ポンプ機構(30)はカニューレ(10)に
連結される。
患者の血管へ挿入可能で、流体の流れが可能な中空チューブ(12)を有する潅流カ
ニューレ(10)を具えている。チューブ(12)は先端部(16)を有する。チューブ(12)
は、先端部(16)の近傍に設けられ、流体をチューブ(12)から放出するための主孔
(18)と、該チューブ(12)の壁に設けられ、流体をチューブ(12)から放出するため
の複数の潅流孔(20)を有する。チューブ(12)は、該チューブ(12)の外面に設けら
れ、チューブ(12)の外径を実質的に拡張する複数の突出部(26)を具えている。突
出部(26)は、先端部(16)とは間隔を有しており、突出部(26)間に設けられた複数
の潅流孔(20)の近傍にて、該潅流孔と共に作用する関係にあり、チューブ(12)が
血管壁の中にあるとき、流体は、血管壁によって妨げられることなく複数の潅流
孔(20)から流出することができる。システム(28)は、流体をカニューレ(10)に供
給するためのポンプ機構(30)を具えている。ポンプ機構(30)はカニューレ(10)に
連結される。
【0017】
本発明は、患者を処置する方法に関する。該方法は、チューブ(12)を、患者の
皮膚を通して患者の大腿動脈(14)の中へ挿入する工程を含んでおり、ここで、チ
ューブ(12)の外側に形成された突出部(26)が大腿動脈(14)の内壁に接触すること
により、チューブ(12)の外面、突出部(26)及び大腿動脈(14)の内面との間に溝(3
2)が形成され、大腿動脈(14)の内面が、チューブ(12)の先端部(16)とチューブ(1
2)の突出部(26)との間でチューブ(12)の外面に接触する。次に、血液をチューブ
(12)を通じてポンプ作用によって供給する工程があり、ここで、血液は、チュー
ブ(12)の先端部(16)近傍のチューブ(12)の主孔(18)を出て大腿動脈(14)の第1の
方向へ流れ、血液は、チューブ(12)の壁の潅流孔(20)を出て、突出部(26)間の溝
(32)の中で流れ、血液は、溝(32)に沿って、大腿動脈(14)の内面がチューブ(12)
の外面と接触する位置(38)まで流れ、大腿動脈(14)の中の第1方向とは反対側の
第2の方向に向けて、溝(32)に沿って戻される。
皮膚を通して患者の大腿動脈(14)の中へ挿入する工程を含んでおり、ここで、チ
ューブ(12)の外側に形成された突出部(26)が大腿動脈(14)の内壁に接触すること
により、チューブ(12)の外面、突出部(26)及び大腿動脈(14)の内面との間に溝(3
2)が形成され、大腿動脈(14)の内面が、チューブ(12)の先端部(16)とチューブ(1
2)の突出部(26)との間でチューブ(12)の外面に接触する。次に、血液をチューブ
(12)を通じてポンプ作用によって供給する工程があり、ここで、血液は、チュー
ブ(12)の先端部(16)近傍のチューブ(12)の主孔(18)を出て大腿動脈(14)の第1の
方向へ流れ、血液は、チューブ(12)の壁の潅流孔(20)を出て、突出部(26)間の溝
(32)の中で流れ、血液は、溝(32)に沿って、大腿動脈(14)の内面がチューブ(12)
の外面と接触する位置(38)まで流れ、大腿動脈(14)の中の第1方向とは反対側の
第2の方向に向けて、溝(32)に沿って戻される。
【0018】
本発明は、患者を処置する方法に関する。該方法は、患者の大腿動脈(14)の中
へチューブ(12)を挿入する工程を含んでいる。次に、チューブ(12)の外面を、(3
8)の位置で動脈(14)の内面と接触させる工程がある。次に、流体をチューブ(12)
の中へ強制的に送り込む工程があり、流体は動脈(14)の中を流れ、第1の方向に
向けてチューブ(12)の端部の主孔(18)から出て、そして、チューブ(12)の潅流孔
(20)から出て、チューブ(12)の外面、チューブ(12)の外面に形成された突出部(2
6)及び動脈(14)の内面とで形成された溝(32)の中へ入る。次に、溝(32)に沿って
流体を位置(38)まで送り込む工程がある。次に、流体を、位置(38)から、血管の
中で第1の方向とは反対側の第2の方向に方向転換させる工程がある。
へチューブ(12)を挿入する工程を含んでいる。次に、チューブ(12)の外面を、(3
8)の位置で動脈(14)の内面と接触させる工程がある。次に、流体をチューブ(12)
の中へ強制的に送り込む工程があり、流体は動脈(14)の中を流れ、第1の方向に
向けてチューブ(12)の端部の主孔(18)から出て、そして、チューブ(12)の潅流孔
(20)から出て、チューブ(12)の外面、チューブ(12)の外面に形成された突出部(2
6)及び動脈(14)の内面とで形成された溝(32)の中へ入る。次に、溝(32)に沿って
流体を位置(38)まで送り込む工程がある。次に、流体を、位置(38)から、血管の
中で第1の方向とは反対側の第2の方向に方向転換させる工程がある。
【0019】
望ましい実施例の操作において、ポンプ機構(30)に連結されたカニューレ(10)
は、当該分野で広く知られているように、カニューレ(10)のチューブ(12)の先端
部(16)が大腿動脈の中にに配置されるように、患者の大腿動脈の中へ挿入される
。チューブ(12)は、突出部の屈曲部(34)を有しており、チューブ(12)は動脈(14)
と平行に延びて、次に患者の皮膚の表面の方へ屈曲し、次に基端側屈曲部(36)で
再び屈曲する。このように、チューブ(12)は患者の皮膚と略平行に延びることが
できるので、ポンプ機構(30)との連結部での接触又は衝突は最少のものとなる。
は、当該分野で広く知られているように、カニューレ(10)のチューブ(12)の先端
部(16)が大腿動脈の中にに配置されるように、患者の大腿動脈の中へ挿入される
。チューブ(12)は、突出部の屈曲部(34)を有しており、チューブ(12)は動脈(14)
と平行に延びて、次に患者の皮膚の表面の方へ屈曲し、次に基端側屈曲部(36)で
再び屈曲する。このように、チューブ(12)は患者の皮膚と略平行に延びることが
できるので、ポンプ機構(30)との連結部での接触又は衝突は最少のものとなる。
【0020】
チューブ(12)はその先端部(16)に主孔(18)を有しており、ポンプ機構(30)から
送り出された血液はその孔(18)を通じて、チューブ(12)を出て、患者の全身に送
られる。チューブ(12)の先端部(16)から離れたところに、第1突出部(261)、第
2突出部(262)、第3突出部(263)及び第4突出部(264)があり、これらはチュー
ブ(12)の外周面上で互いに等しい間隔をあけて配備されている。第1突出部(261
)、第2突出部(262)、第3突出部(263)及び第4突出部(264)は互いに平行であり
、また、チューブ(12)の長手方向の軸線(40)と平行である。プラスチック製のチ
ューブ(12)を押出成形によって作製するとき、突出部(26)とチューブ(12)は、連
続する1つの部材となるように一体成形される。チューブ(12)の内面は滑らかで
連続しており、内径は略一定である。
送り出された血液はその孔(18)を通じて、チューブ(12)を出て、患者の全身に送
られる。チューブ(12)の先端部(16)から離れたところに、第1突出部(261)、第
2突出部(262)、第3突出部(263)及び第4突出部(264)があり、これらはチュー
ブ(12)の外周面上で互いに等しい間隔をあけて配備されている。第1突出部(261
)、第2突出部(262)、第3突出部(263)及び第4突出部(264)は互いに平行であり
、また、チューブ(12)の長手方向の軸線(40)と平行である。プラスチック製のチ
ューブ(12)を押出成形によって作製するとき、突出部(26)とチューブ(12)は、連
続する1つの部材となるように一体成形される。チューブ(12)の内面は滑らかで
連続しており、内径は略一定である。
【0021】
チューブ(12)の先端部(16)が動脈(14)の中に適切に配置されると、チューブ(1
2)の外面から拡がる突出部(26)は、動脈(14)の内壁と接触して、動脈(14)の内面
を、チューブ(12)の外面から離れた状態にうまく保持する。チューブ(12)の外面
、突出部(26)、及び突出部(26)を押しつける動脈(14)の内壁とによって形成され
る空間は、溝(32)を形成する。第1突出部(261)と第2突出部(262)の間のチュー
ブ壁(22)には第1潅流孔(201)があり、第2突出部(262)と第3突出部(263)の間
のチューブ壁(22)には第2潅流孔(202)があり、第3突出部(263)と第4突出部(2
64)の間のチューブ壁(22)には第3潅流孔(203)があり、第4突出部(264)と第1
突出部(261)の間のチューブ壁(22)には第4潅流孔(204)がある。ポンプ機構(30)
から送り出された血液は、突出部(26)と突出部(26)の間にあるこれら潅流孔(20)
を通じて、チューブ(12)から流出し、夫々の孔が流体接続する夫々の溝の中へ流
れ込む。突出部(26)は、動脈(14)の内壁を、チューブ(12)の外面から離れた状態
に保持し、チューブの壁(22)にある潅流孔(20)から離れた状態に保持するので、
動脈(14)の内壁は潅流孔(20)からの血液の流れを妨げることはない。
2)の外面から拡がる突出部(26)は、動脈(14)の内壁と接触して、動脈(14)の内面
を、チューブ(12)の外面から離れた状態にうまく保持する。チューブ(12)の外面
、突出部(26)、及び突出部(26)を押しつける動脈(14)の内壁とによって形成され
る空間は、溝(32)を形成する。第1突出部(261)と第2突出部(262)の間のチュー
ブ壁(22)には第1潅流孔(201)があり、第2突出部(262)と第3突出部(263)の間
のチューブ壁(22)には第2潅流孔(202)があり、第3突出部(263)と第4突出部(2
64)の間のチューブ壁(22)には第3潅流孔(203)があり、第4突出部(264)と第1
突出部(261)の間のチューブ壁(22)には第4潅流孔(204)がある。ポンプ機構(30)
から送り出された血液は、突出部(26)と突出部(26)の間にあるこれら潅流孔(20)
を通じて、チューブ(12)から流出し、夫々の孔が流体接続する夫々の溝の中へ流
れ込む。突出部(26)は、動脈(14)の内壁を、チューブ(12)の外面から離れた状態
に保持し、チューブの壁(22)にある潅流孔(20)から離れた状態に保持するので、
動脈(14)の内壁は潅流孔(20)からの血液の流れを妨げることはない。
【0022】
先端部(16)と突出部(26)の間にあるのは、チューブ(12)の外面だけであり、動
脈(14)の内壁をチューブ(12)の外面から離れた状態で保持すべきものは何もない
。突出部(26)が終端する位置では、動脈(14)の内壁がチューブ(12)の外面に接触
するか又はチューブ(12)を押圧するのが理想的である。これによって、潅流孔(2
0)を出て溝(32)に入った血液をストップさせ、動脈(14)がチューブ(12)と接触す
る位置(38)を越えて移動しないようにするか、又はチューブを押圧する動脈の抵
抗によて血液の流れを緩やかなものにする。潅流孔(20)から流出する血液の圧力
は、チューブ(12)に接触する動脈によって停止される血液の圧力、又はチューブ
を押圧する動脈によって緩やかな流れとなる血液の圧力よりも大きいから、血液
の流れは、位置(38)から離れる方向に変換され、血液が位置(38)に達するまで流
れてきた夫々の溝(32)に沿って戻され、突出部の屈曲部(34)を通り、脚などの下
肢に向かって進む。この理由は、潅流孔(20)から出た血液の圧力は、位置(38)を
通過して押し進むほどに十分に大きなものでなく、チューブ(12)に当たって閉じ
ようとする動脈の抵抗を克服するものであり、血液が潅流孔から流出しないよう
に血液の流れを停止させる圧力、又は血液が潅流孔へ戻されないようにするため
の圧力ほど十分大きなものではないからである。従って、血液が進むべき場所は
、大腿動脈(14)を経由して患者の下肢へ向かう1箇所だけである。このように、
主孔(18)を通ってチューブ(12)から出た血液は、全身に向かう第1の方向に進む
のに対し、潅流孔(20)を出た血液は、封止部(38)により、第1の方向とは反対方
向で、患者の脚に向かう第2の方向に効果的に方向転換される。カニューレ(10)
から動脈(14)へは2つの方向の血液の流れがあるから、患者の必要な部位のすべ
てに対して血液が供給される。従って、ポンプ機構(30)がカニューレ(10)を通じ
て患者の心臓の補助を行なっている際、患者の脚に障害をもたらす危険性は殆ん
どない。
脈(14)の内壁をチューブ(12)の外面から離れた状態で保持すべきものは何もない
。突出部(26)が終端する位置では、動脈(14)の内壁がチューブ(12)の外面に接触
するか又はチューブ(12)を押圧するのが理想的である。これによって、潅流孔(2
0)を出て溝(32)に入った血液をストップさせ、動脈(14)がチューブ(12)と接触す
る位置(38)を越えて移動しないようにするか、又はチューブを押圧する動脈の抵
抗によて血液の流れを緩やかなものにする。潅流孔(20)から流出する血液の圧力
は、チューブ(12)に接触する動脈によって停止される血液の圧力、又はチューブ
を押圧する動脈によって緩やかな流れとなる血液の圧力よりも大きいから、血液
の流れは、位置(38)から離れる方向に変換され、血液が位置(38)に達するまで流
れてきた夫々の溝(32)に沿って戻され、突出部の屈曲部(34)を通り、脚などの下
肢に向かって進む。この理由は、潅流孔(20)から出た血液の圧力は、位置(38)を
通過して押し進むほどに十分に大きなものでなく、チューブ(12)に当たって閉じ
ようとする動脈の抵抗を克服するものであり、血液が潅流孔から流出しないよう
に血液の流れを停止させる圧力、又は血液が潅流孔へ戻されないようにするため
の圧力ほど十分大きなものではないからである。従って、血液が進むべき場所は
、大腿動脈(14)を経由して患者の下肢へ向かう1箇所だけである。このように、
主孔(18)を通ってチューブ(12)から出た血液は、全身に向かう第1の方向に進む
のに対し、潅流孔(20)を出た血液は、封止部(38)により、第1の方向とは反対方
向で、患者の脚に向かう第2の方向に効果的に方向転換される。カニューレ(10)
から動脈(14)へは2つの方向の血液の流れがあるから、患者の必要な部位のすべ
てに対して血液が供給される。従って、ポンプ機構(30)がカニューレ(10)を通じ
て患者の心臓の補助を行なっている際、患者の脚に障害をもたらす危険性は殆ん
どない。
【0023】
カニューレからの総流量は2−5L/分であり、3−4L/分が望ましい。潅
流孔(20)から脚までの流量は100cc/分−500cc/分間であり、200
cc/分−400cc/分が望ましい。
流孔(20)から脚までの流量は100cc/分−500cc/分間であり、200
cc/分−400cc/分が望ましい。
【0024】
図4a乃至図4cに示される他の実施例において、カニューレには、リードリ
ブ(203)から枝分かれした2つのリブ(201)を具えるウィッシュボーン型リブが配
備される。カニューレの枝分かれしたリブ(201)の間には、2つの潅流孔が設け
られる。枝分かれしたリブは、血管の内面が潅流孔を塞がないようにするので、
血液は潅流孔から流出することができない。
ブ(203)から枝分かれした2つのリブ(201)を具えるウィッシュボーン型リブが配
備される。カニューレの枝分かれしたリブ(201)の間には、2つの潅流孔が設け
られる。枝分かれしたリブは、血管の内面が潅流孔を塞がないようにするので、
血液は潅流孔から流出することができない。
【0025】
例示目的で示した実施例において本発明を詳細に説明したが、それは単に説明
のためだけのものであり、当該分野の専門家であれば、特許請求に規定された範
囲以外についても、発明の精神及び範囲から逸脱することなく変形を成し得るこ
とは理解されるべきである。
のためだけのものであり、当該分野の専門家であれば、特許請求に規定された範
囲以外についても、発明の精神及び範囲から逸脱することなく変形を成し得るこ
とは理解されるべきである。
【図1】
本発明のシステムの概略図である。
【図2】
図2aは図2dの2a部分の断面図であり、図2bは図2dの2b部分の断面
図であり、図2cは図2dの2c部分の断面図であり、図2dは3個のリブを有
するカニューレの概略図である。
図であり、図2cは図2dの2c部分の断面図であり、図2dは3個のリブを有
するカニューレの概略図である。
【図3】
図3aは図3dの3a部分の断面図であり、図3bは図3dの3b部分の断面
図であり、図3cは図3dの3c部分の断面図であり、図3dは4個のリブを有
するカニューレの概略図である。
図であり、図3cは図3dの3c部分の断面図であり、図3dは4個のリブを有
するカニューレの概略図である。
【図4】
図4aは図4cの4a部分の断面図であり、図4bは図4cの4b部分の断面
図であり、図4cは分岐リブを有するカニューレの概略図である。
図であり、図4cは分岐リブを有するカニューレの概略図である。
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(72)発明者 デイビス,リチャード
アメリカ合衆国 49546 ミシガン,グラ
ンド ラピッズ,ヒドゥン ヒルズ ロー
ド 3282
Fターム(参考) 4C066 AA01 BB02 CC01 FF01 FF02
KK16
4C167 AA21 AA23 BB02 BB08 CC08
DD10
Claims (16)
- 【請求項1】 患者を処置するための潅流カニューレであって、 患者の血管の中へ挿入可能で、流体の流れが可能な中空チューブであって、先
端部を有しており、該先端部の近傍に設けられ、流体をチューブから放出するた
めの主孔と、該チューブの壁に設けられ、流体をチューブから放出するための少
なくとも1つの第1潅流孔とを有する中空チューブと、 チューブの外表面から突出し、チューブの外径を実質的に拡張する拡張部と、
を具えており、 チューブの内径は、滑らかで連続しており、断面は全体を通じて円形であり、
拡張部は、先端部とは間隔を有し、第1潅流孔の近傍にて、該第1潅流孔と共に
作用する関係にあり、チューブが血管壁の中にあるとき、流体は、血管壁によっ
て妨げられることなく第1潅流孔から流出できるようにした潅流カニューレ。 - 【請求項2】 拡張部とチューブは1つの連続する部材である請求項1に記
載のカニューレ。 - 【請求項3】 患者を処置するための潅流カニューレであって、 患者の血管へ挿入可能で、流体の流れが可能な中空チューブであって、先端部
を有しており、該先端部の近傍に設けられ、流体をチューブから放出するための
主孔と、該チューブの壁に設けられ、流体をチューブから放出するための少なく
とも1つの第1潅流孔を有する中空チューブと、 チューブの外表面に形成され、チューブの外径を実質的に拡張する第1突出部
であって、先端部とは間隔を有しており、第1潅流孔の近傍にて、該第1潅流孔
と共に作用する関係にあり、チューブが血管壁の中にあるとき、流体は、血管壁
によって妨げられることなく第1潅流孔から流出することができる第1突出部と
、を具えている潅流カニューレ。 - 【請求項4】 第1突出部とチューブは1つの連続する部材である請求項3
に記載のカニューレ。 - 【請求項5】 チューブは第1突出部の近傍に剛性の屈曲部を有している請
求項4に記載のカニューレ。 - 【請求項6】 チューブは、基端側に屈曲部を有しており、該屈曲部は、突
出部の屈曲部及び先端部から離れている請求項5に記載のカニューレ。 - 【請求項7】 第2突出部及び第3突出部を含んでおり、第1突出部、第2
突出部及び第3突出部はチューブの外周面に、互いに等間隔で配備されている請
求項6に記載のカニューレ。 - 【請求項8】 チューブ壁の第1突出部及び第2突出部の間に設けられた第
2潅流孔と、第2突出部及び第3突出部の間に設けられた第3潅流孔とを含んで
いる請求項7に記載のカニューレ。 - 【請求項9】 第4突出部を含んでおり、第1突出部、第2突出部、第3突
出部及び第4突出部はチューブの外周面に、互いに等間隔で配備されている請求
項8に記載のカニューレ。 - 【請求項10】 チューブ壁の第3突出部及び第4突出部の間に設けられた
第4潅流孔を含んでいる請求項9に記載のカニューレ。 - 【請求項11】 チューブは長手方向に軸線を有しており、第1突出部、第
2突出部、第3突出部及び第4突出部は、互いに平行で、かつチューブの長手方
向の軸線と平行であり、第2突出部、第3突出部及び第4突出部は、主孔と間隔
を有している請求項10に記載のカニューレ。 - 【請求項12】 第1突出部は先端部から少なくとも1cm離れた位置にあ
る請求項11に記載のカニューレ。 - 【請求項13】 第1突出部は長さが約3cmである請求項12に記載のカ
ニューレ。 - 【請求項14】 患者を処置するためのシステムであって、 患者の血管へ挿入可能で、流体の流れが可能な中空チューブを有する潅流カニ
ューレであって、前記チューブは、先端部と、該先端部の近傍に設けられ、流体
をチューブから放出するための主孔と、該チューブの壁に設けられ、流体をチュ
ーブから放出するための複数の潅流孔を有しており、前記チューブの外表面には
、チューブの外径を実質的に拡張する複数の突出部が配備され、前記突出部は、
先端部と間隔を有しており、突出部間に形成された複数の潅流孔の近傍にて、該
潅流孔と共に作用する関係にあり、チューブが血管の中にあるとき、流体は、血
管壁によって妨げられることなく複数の潅流孔から流出することができるように
した潅流カニューレと、 カニューレに連結され、流体をカニューレに供給するためのポンプ機構と、を
具えているシステム。 - 【請求項15】 患者を処置する方法であって、 チューブを、患者の皮膚を通じて患者の大腿動脈の中へ挿入する工程であって
、チューブの外側に形成された突出部が大腿動脈の内壁に接触することにより、
チューブの外面、突出部及び大腿動脈の内面との間に溝を形成し、大腿動脈の内
面とチューブの外面を、チューブの先端部とチューブの突出部との間で接触させ
る、チューブの大腿動脈への挿入工程と、 血液をチューブを通じてポンプ作用によって供給する工程であって、血液は、
チューブの先端部近傍のチューブの主孔を出て大腿動脈の第1の方向へ流れ、血
液は、チューブの壁の潅流孔を出て、突出部と突出部の間の溝の中へ流れ、血液
は、溝に沿って、大腿動脈の内面がチューブの外面と接触する位置まで流れ、次
に、動脈の中の第1方向とは反対側の第2の方向に向けて、溝に沿って戻される
、血液の供給工程と、を含んでいる方法。 - 【請求項16】 患者を処置する方法であって、 患者の大腿動脈の中へチューブを挿入する工程と、 チューブの外面を、動脈の内面と所定の位置で接触させる工程と、 流体をチューブの中へ強制的に送り込む工程であって、流体は動脈の中を第1
の方向に流れ、チューブの端部の主孔から出て、次に、チューブの潅流孔から出
て、チューブの外面、チューブの外面に形成された突出部及び動脈の内面とで形
成された溝の中へ入るように、流体をチューブの中へ送り込む工程と、 溝に沿って流体を前記位置まで送り込む工程と、 流体を、前記位置から、動脈の中の第1の方向とは反対側の第2の方向に方向
転換させる工程と、を含んでいる方法。
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
US09/400,800 US6676650B1 (en) | 1999-09-22 | 1999-09-22 | Perfusion cannula, method and system |
US09/400,800 | 1999-09-22 | ||
PCT/US2000/025246 WO2001021249A1 (en) | 1999-09-22 | 2000-09-14 | Perfusion cannula, method and system |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003509176A true JP2003509176A (ja) | 2003-03-11 |
Family
ID=23585073
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001524671A Withdrawn JP2003509176A (ja) | 1999-09-22 | 2000-09-14 | 潅流カニューレ、方法及びシステム |
Country Status (6)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US6676650B1 (ja) |
EP (1) | EP1231977A1 (ja) |
JP (1) | JP2003509176A (ja) |
AU (1) | AU780758B2 (ja) |
CA (1) | CA2385117A1 (ja) |
WO (1) | WO2001021249A1 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014517721A (ja) * | 2011-04-05 | 2014-07-24 | ソリン・グループ・イタリア・ソシエタ・ア・レスポンサビリタ・リミタータ | 二方向灌流用カニューレ |
JP2017532104A (ja) * | 2014-09-15 | 2017-11-02 | オーバスネイチ メディカル、インコーポレイテッド | 脈管再入カテーテル |
JP2021104389A (ja) * | 2015-04-21 | 2021-07-26 | ゼニオス アーゲー | カニューレ |
Families Citing this family (22)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6808508B1 (en) | 2000-09-13 | 2004-10-26 | Cardiacassist, Inc. | Method and system for closed chest blood flow support |
US8684967B2 (en) | 2003-07-15 | 2014-04-01 | Medtronic, Inc. | Kink resistant cannula having buckle resistant apertures |
US7322953B2 (en) * | 2003-08-04 | 2008-01-29 | Covidien Ag | Catheter device |
US7678081B2 (en) * | 2004-07-12 | 2010-03-16 | Pacesetter, Inc. | Methods and devices for transseptal access |
US20060079787A1 (en) * | 2004-09-30 | 2006-04-13 | Whiting James S | Transmembrane access systems and methods |
US8029470B2 (en) * | 2004-09-30 | 2011-10-04 | Pacesetter, Inc. | Transmembrane access systems and methods |
US20070083168A1 (en) * | 2004-09-30 | 2007-04-12 | Whiting James S | Transmembrane access systems and methods |
US20080262467A1 (en) * | 2005-02-16 | 2008-10-23 | Humphrey Joseph A C | Blood Flow Bypass Catheters and Methods for the Delivery of Medium to the Vasculature and Body Ducts |
US8257323B2 (en) | 2005-08-03 | 2012-09-04 | Medtronic, Inc. | Cannula system and method |
US8550973B2 (en) * | 2006-01-09 | 2013-10-08 | Cardiacassist, Inc. | Percutaneous right ventricular assist apparatus and method |
US9028392B2 (en) | 2006-12-01 | 2015-05-12 | NuCardia, Inc. | Medical device |
US7828710B2 (en) | 2007-06-05 | 2010-11-09 | Medical Value Partners, Llc | Apparatus comprising a drive cable for a medical device |
US8079948B2 (en) | 2007-08-29 | 2011-12-20 | NuCardia, Inc. | Article comprising an impeller |
US20110152915A1 (en) * | 2009-12-21 | 2011-06-23 | Tamer Ibrahim | Hemostatic stabilization system |
US9339599B2 (en) * | 2009-12-21 | 2016-05-17 | Sorin Group Usa, Inc. | Self-dilating cannula |
US8562519B2 (en) * | 2009-12-31 | 2013-10-22 | Cardiacassist, Inc. | Pumping system and method for assisting a patient's heart |
US10456518B2 (en) | 2012-08-03 | 2019-10-29 | National University Of Singapore | Arterial cannula which allows perfusion along opposing directions within a cannulated vessel |
US9332999B2 (en) | 2012-08-13 | 2016-05-10 | Covidien Lp | Apparatus and methods for clot disruption and evacuation |
US9332998B2 (en) | 2012-08-13 | 2016-05-10 | Covidien Lp | Apparatus and methods for clot disruption and evacuation |
US9981119B2 (en) * | 2014-10-29 | 2018-05-29 | Edwards Lifesciences Corporation | Bi-directional cannula |
WO2018018093A1 (en) | 2016-07-29 | 2018-02-01 | Shelverton Holdings Pty Ltd | Improved catheter |
USD975844S1 (en) | 2019-11-06 | 2023-01-17 | Free Life Medical Gmbh | Cannula |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5171218A (en) * | 1992-01-02 | 1992-12-15 | Trustees Of Boston University | Bidirectional femoral arterial cannula |
US5599306A (en) * | 1994-04-01 | 1997-02-04 | Localmed, Inc. | Method and apparatus for providing external perfusion lumens on balloon catheters |
US5928181A (en) * | 1997-11-21 | 1999-07-27 | Advanced International Technologies, Inc. | Cardiac bypass catheter system and method of use |
-
1999
- 1999-09-22 US US09/400,800 patent/US6676650B1/en not_active Expired - Lifetime
-
2000
- 2000-09-14 EP EP00963468A patent/EP1231977A1/en not_active Withdrawn
- 2000-09-14 CA CA002385117A patent/CA2385117A1/en not_active Abandoned
- 2000-09-14 WO PCT/US2000/025246 patent/WO2001021249A1/en not_active Application Discontinuation
- 2000-09-14 JP JP2001524671A patent/JP2003509176A/ja not_active Withdrawn
- 2000-09-14 AU AU74880/00A patent/AU780758B2/en not_active Ceased
Cited By (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014517721A (ja) * | 2011-04-05 | 2014-07-24 | ソリン・グループ・イタリア・ソシエタ・ア・レスポンサビリタ・リミタータ | 二方向灌流用カニューレ |
US10183148B2 (en) | 2011-04-05 | 2019-01-22 | Sorin Group Italia S.R.L. | Bi-directional perfusion cannula |
US11464942B2 (en) | 2011-04-05 | 2022-10-11 | Sorin Group Italia S.R.L. | Bi-directional perfusion cannula |
JP2017532104A (ja) * | 2014-09-15 | 2017-11-02 | オーバスネイチ メディカル、インコーポレイテッド | 脈管再入カテーテル |
JP2020049264A (ja) * | 2014-09-15 | 2020-04-02 | オーバスネイチ・メディカル・プライベート・リミテッド | 脈管再入カテーテル |
JP7018423B2 (ja) | 2014-09-15 | 2022-02-10 | オーバスネイチ・メディカル・プライベート・リミテッド | 脈管再入カテーテル |
JP2022050718A (ja) * | 2014-09-15 | 2022-03-30 | オーバスネイチ・メディカル・プライベート・リミテッド | 脈管再入カテーテル |
US11338111B2 (en) | 2014-09-15 | 2022-05-24 | Orbusneich Medical Pte. Ltd. | Vascular re-entry catheter |
JP2021104389A (ja) * | 2015-04-21 | 2021-07-26 | ゼニオス アーゲー | カニューレ |
JP7346486B2 (ja) | 2015-04-21 | 2023-09-19 | ゼニオス アーゲー | カニューレ |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
WO2001021249A1 (en) | 2001-03-29 |
AU7488000A (en) | 2001-04-24 |
AU780758B2 (en) | 2005-04-14 |
EP1231977A1 (en) | 2002-08-21 |
US6676650B1 (en) | 2004-01-13 |
CA2385117A1 (en) | 2001-03-29 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2003509176A (ja) | 潅流カニューレ、方法及びシステム | |
JP6833734B2 (ja) | 血液ポンプ | |
CA2045938C (en) | Perfusion dilatation catheter | |
US5681281A (en) | Catheter with fluid medication injectors | |
US6951555B1 (en) | Catheter having integral expandable/collapsible lumen | |
EP0620016B1 (en) | Hydrodynamic suction catheter | |
KR900017623A (ko) | 맥관내 약품 공급 확장 카테테르 | |
US20040102734A1 (en) | Occlusion catheter for the ascending aorta | |
JPH05245210A (ja) | カテーテルと導入部材との組立体 | |
JP2000511461A (ja) | 患者の上行大動脈を閉塞する方法および装置 | |
JPH08502679A (ja) | 注入アレイを有する脈管内カテーテル | |
JPH09117510A (ja) | インフュージョンカテーテル | |
JPH0313907B2 (ja) | ||
JPH11507862A (ja) | デュアルルーメン型カテーテル及びその使用方法 | |
JPH06503253A (ja) | 二方向弁付きカテーテル | |
KR101481887B1 (ko) | 삽입 가이드를 이용하는 카테터 및 카테터 삽입 방법 | |
AU723489B2 (en) | Catheter with fluid medication injectors | |
JPH11342208A (ja) | バルーンカテーテル | |
KR100622017B1 (ko) | 혈액역류방지장치 | |
CN115243739A (zh) | 用于供血和排血的系统及组装方法 | |
JPH10179749A (ja) | インフュージョンカテーテル | |
CN108738314B (zh) | 倾斜膨胀式球囊导管和球囊用基座 | |
JP2016174878A (ja) | カテーテル | |
CA2178234C (en) | Catheter with fluid medication injectors | |
CN114144221A (zh) | 导管 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20071204 |