JP2003508199A - ゴム糊塗付デバイス - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 物品（４）に対してゴム糊（２）を塗付するゴム糊塗付デバイス（１）により、物品（４）は、当該ゴム糊塗付ディスク（１３）の当該側面（２２）にて終端する所定個数の径方向供給チャネル（１７）と連通する内側チャンバ（１６）を有するゴム糊塗付ディスク（１３）の側面（２２）の接線方向の経路に沿って搬送され、ゴム糊（２）は圧力下で内側チャンバ（１６）に対して供給されることで供給チャネル（１７）を介してゴム糊塗付ディスク（１３）の側面（２２）の一部を濡らす。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】 本発明はゴム糊塗付デバイス（ｇｕｍｍｉｎｇ ｄｅｖｉｃｅ）に関する。 本発明は、以下において例示的にのみ記述されるタバコ包装機上の厚紙ブラン
ク材（ｃａｒｄｂｏａｒｄ ｂｌａｎｋ）へのゴム糊塗付（ｇｕｍｍｉｎｇ）を
促進すべく使用され得る。

【０００２】 背景技術 米国特許第４，７３６，７０３号（ＵＳＰ４，７３６，７０３）はタバコ包装
機を記述しており、該タバコ包装機上にてブランク材（ｂｌａｎｋ）は、一定速
度で回転するゴム糊塗付ローラであってゴム糊浴に浸潰された底部を有するゴム
糊塗付ローラの側部表面の接線方向の直線経路に沿って送給される。上記ゴム糊
浴と、上記ブランク材に対し上記ゴム糊が塗付される箇所との間においては、所
定量のゴム糊を受容するための各キャビティを有し得る上記ゴム糊塗付ローラの
側部表面上のゴム糊層の厚みはキサゲ機構（ｓｃｒａｐｉｎｇ ｄｅｖｉｃｅ）
により均一化されている。もしそうであれば上記キサゲ機構は、ブランク材の所
定部分にのみ塗付されるべき上記キャビティの内側のゴム糊以外は、上記ゴム糊
塗付ローラの上記側部表面から実質的に全て除去すべく配置される。

【０００３】 上記のゴム糊塗付デバイスは幾つかの欠点を有する。特に、上記形式のゴム糊
塗付ローラは非常に“汚れて”いるので上記ゴム糊浴の内側で回転する上記ロー
ラを考慮して頻繁に清浄化する必要があり；上記ゴム糊浴内のゴム糊は上記機械
が停止されたときに、攪拌設備が無いので空気と接触したままとなり乾燥する傾
向があり；且つ、ブランク材のゴム糊非塗付部分に対応する上記ローラの側部表
面部分を上記キサゲ機構が完全に清浄化できないので、上記形式のローラ式ゴム
糊塗付デバイスは所望のゴム糊塗付パターンを正確に再現できない。

【０００４】 上記の欠点を排除すべく、欧州特許公報第６０１４１１号（ＥＰ−Ｂ１−６０
１４１１）に記述された如く噴射式ゴム糊塗付デバイスが提案されている。しか
し、斯かるデバイスは比較的に高価であると共に、噴射ノズルの頻繁な詰まりを
考慮すると、信頼性は低い。

【０００５】 更に、上記欠点を排除すべく、国際公開公報第０００３８１４号（ＷＯ−Ａ１
−０００３８１４）（これは先行特許出願であるが、本特許出願の後に公開され
た）および国際公開公報第８８０３８４４号（ＷＯ−Ａ１−８８０３８４４）に
おいてはゴム糊塗付デバイスが提案されている。上記国際公開公報第０００３８
１４号および国際公開公報第８８０３８４４号は、物品にゴム糊を塗付するゴム
糊塗付デバイスであって、ゴム糊塗付されるべき物品は、当該ゴム糊塗付ディス
クの側部表面にて終端する所定個数の径方向供給チャネルと連通する内側チャン
バを有するゴム糊塗付ディスクの側部表面の接線方向の経路に沿って送給される
と共に；ゴム糊は圧力下にて上記内側チャンバに供給され、上記供給チャネルを
介して上記ゴム糊塗付ディスクの上記側部表面の一部を濡らしている。

【０００６】 上記国際公開公報第０００３８１４号および国際公開公報第８８０３８４４号
に開示されたゴム糊塗付デバイスは幾つかの欠点を有するが、これらの欠点は、
適切なゴム糊塗付ディスクの内側チャンバに対してゴム糊を圧力下で供給すべく
上記公知のゴム糊塗付デバイスで使用される供給デバイスでは、適切なゴム糊塗
付ディスクの上記側部表面にて終端する径方向供給チャネルに対するゴム糊の供
給を十分に正確な様式では制御し得ない、という事実に依るものである。

【０００７】 発明の開示 本発明の目的は、上記の各欠点を排除すべく設計されると共に、製造が容易か
つ安価であるゴム糊塗付デバイスを提供するに在る。

【０００８】 本発明に依れば、請求項１に記述された如き、物品にゴム糊を塗付するゴム糊
塗付デバイスが提供される。

【０００９】 本発明は、添付図面を参照して例示的に記述される。

【００１０】 発明の最良実施形態 図１において参照番号１は全体として、ゴム糊塗付ステーションＳ１に配置さ
れると共に、公知の吸引コンベヤ５によりゴム糊塗付ステーションＳ１を通して
送給される厚紙ブランク材４の表面３に液体ゴム糊２（図２）を塗付するゴム糊
塗付デバイスを表す。

【００１１】 ゴム糊塗付デバイス１は円筒対称的な塗付器本体６を備えるが、該塗付器本体
６は中央軸心７を有すると共にシャフト８に嵌装されており、このシャフト８は
、軸心７と同軸的であり、２個の輔受１０を介して固定フレーム９に嵌装され、
且つ、公知のモータ１１により軸心７の回りで一定速度で回転される。塗付器本
体６はドラム１２およびディスク１３により夫々形成された同軸的で分離可能な
２個の要素から成るが、ディスク１３は、軸心７と同軸的な中央孔１４であって
、ドラム１２から軸心方向に延在する円筒状ピン１５が係合された中央孔１４を
有している。ディスク１３およびドラム１２は通常は（不図示の）公知手法によ
り相互に接続されることにより、ドラム１２およびディスク１３間の一切の相対
移動が防止されると共に、特にドラム１２およびディスク１３は回転角度的に相
互に一体的とされる。

【００１２】 図１および図２に示された如く、ディスク１３の内側には軸心７に接近して且
つ軸心７の回りに等間隔に離間された３個の分配チャンバ１６が画成される（図
１では２個のみが示される）。ディスク１３の内側にはまた、夫々の分配チャン
バ１６から実質的に外径方向に延在する３列のチャネル１７も形成される（各列
においては一個のチャネル１７のみが示される）。

【００１３】 図２に示された如く各チャネル１７は、夫々のチャンバ１６と外径孔１９との
間に延在する内側部分１８と、環状断面を有する外側部分２０とを備えるが、こ
の外側部分２０は、外方に拡開する端部であってディスク１３の円筒状外側面２
２における環状開口２１を介して外側と連通する端部を備えると共に、夫々の孔
１９と同軸的な円筒状プラグ２３であって孔１９の内径よりも僅かに小さな直径
の円筒状プラグ２３により夫々の孔１９の内側に画成される。

【００１４】 ゴム糊塗付デバイス１は圧力下でゴム糊２をチャンバ１６に対して、故に各チ
ャネル１７に対して供給する供給デバイス２４を備えることから、表面３を表面
２２に接触させ乍らブランク材４がコンベヤ５により前方に送給されるとき、ゴ
ム糊２は各開口２１から制御様式にて吐出されてブランク材４の表面３上に載置
される。各開口２１の環状形状が与えられれば、各チャネル１７はブランク材４
の表面３上にゴム糊２のリングを供給し得る（図４）。

【００１５】 各チャネル１７の内側部分１８の断面積は比較的に大きく、且つ、必須では無
いが好適には毛管現象により実質的にゴム糊２が供給される毛管チャネルを画成
する夫々の外側部分２０の断面積よりも大きい。

【００１６】 各外側部分２０に沿って毛管現象により上記ゴム糊を供給すると、毛管外側部
分２０の上流の各チャネル１７の各部分に沿って供給されるゴム糊２の負荷損（
ｌｏａｄ ｌｏｓｓ）における一切の変動に関わらずに、各チャネル１７に沿っ
て実質的に一定量のゴム糊２が供給されるという利点が得られる。

【００１７】 図１に示された如く供給デバイス２４は、圧力下でゴム糊２を各チャンバ１６
に供給すると共に、シャフト８の内側に軸心７と同軸的に形成された主要管路２
５を備えるが、該主要管路２５は、環状チャンバ２７により固定供給器２６に接
続された取入口端部と、ドラム１２の内側に配置されると共に３本の補助管路２
８へと分岐する吐出口端部とを有する。各補助管路２８は、夫々のチャンバ１６
に接続されると共に、該補助管路２８を遮断すべく制御される夫々のバルブ２９
により制御される。

【００１８】 各バルブ２９は常閉のバルブであり且つバルブ本体３０を備えるが、該バルブ
本体３０は、夫々の補助管路２８の内側に収容されると共に、ドラム１２に関し
て夫々のバルブ・シート３２に接触する閉成位置から軸心７に交差する方向３１
において起動デバイス３３により移動される。より詳細にはバルブ本体３０は、
該バルブ本体３０が閉成位置に在るときに夫々のバルブ・シート３２に対して液
密に係合する球状シール部材３４から成る。

【００１９】 各バルブ本体３０は夫々の関節式平行四辺形リンク（ａｒｔｉｃｕｌａｔｅｄ
ｐａｒａｌｌｅｌｏｇｒａｍ）３５によりドラム１２に接続されるが、該関節
式平行四辺形リンク３５は、一端にてドラム１２に対し且つ他端にてバルブ本体
３０に対し固定された２枚の金属板バネ３６から成る。関節式平行四辺形リンク
３５は、休止時には弾性的に変形されると共に起動デバイス３３により開成推力
が生成されていないときには夫々のバルブ本体３０を上記閉成位置に維持すべく
所定力を及ぼす如く配置される。

【００２０】 故にバルブ本体３０は、協働して関節式平行四辺形リンク３５を形成する各板
バネ３６により支持され且つ中心合せされる。この解決策は、バルブ本体３０を
角柱状案内部材（ｐｒｉｓｍａｔｉｃ ｇｕｉｄｅ）上に取付けるのに比べ、バ
ルブ本体３０の移動により生成される摩擦が相当に減少されるので特に好適であ
る。

【００２１】 起動デバイス３３はドラム１２の外側の固定位置に配置されると共に、該起動
デバイス３３は、強磁性体で作成された外側部分３８を各々が備える各バルブ本
体３０にてドラム１２に作用する磁界を生成する（概略的に示された）公知の電
磁石３７を備える。実際に使用される場合には制御ユニットＣが電磁石３７を起
動して磁界を生成するが、この磁界はドラム１２に作用すると共に、起動デバイ
ス３３に接近して配置されたバルブ本体３０を、ドラム１２の外方へと制御方向
３１に且つ夫々の関節式平行四辺形リンク３５に抗する方向へと吸引する。

【００２２】 添付図面に示された好適実施例において電磁石３７は、ドラム１２の周縁部に
対して比較的に小寸の間隙にて接近配置された２個の弧状界磁極３９を備えると
共に、各バルブ・シート３２はドラム１２の周縁部に近接して配置されることか
ら、夫々のバルブ本体３０の強磁性部分３８はドラム１２の周縁部から比較的に
小さな距離である。上記の配置構成によれば各バルブ２９は、比較的に低出力の
電磁石３７により起動され得る。

【００２３】 供給器２６は固定フレーム９の内側に収容されると共に、水のタンク４２およ
びゴム糊２のタンク４３に夫々接続された２台のポンプ４０および４１を備える
。ポンプ４０および４１は、加圧ゴム糊２もしくは加圧水を管路２５に供給する
公知の三方向バルブ４４によりチャンバ２７に接続される。

【００２４】 実際に使用される場合に塗付器本体６はモータ１１により軸心７の回りで回転
され、且つ、ポンプ４１は圧力下でゴム糊２をタンク４３から主要管路２５に供
給すべく起動され、ゴム糊２は主要管路２５から圧力下で各補助管路２８へと供
給される。次に電磁石３７は、上記磁界を生成すべく、且つ、該電磁石３７の下
方を進行するバルブ２９を開成すべく起動される。バルブ２９が開成されたとき
、加圧ゴム糊２は夫々のチャンバ１６へと供給され、該チャンバ１６から、夫々
のチャネル１７、および、ディスク１３の側面２２における夫々の開口２１へと
供給される。ブランク材４の表面３がコンベヤ５により側面２２と接触されたと
き、各開口２１の内側のゴム糊２は表面３上に載置されてブランク材４にゴム糊
塗付を行う。

【００２５】 添付図面に示された上記好適実施例においてゴム糊塗付デバイス１は、ディス
ク１３がゴム糊塗付ステーションＳ１に配置され且つブランク材４に対してゴム
糊を塗付すべくコンベヤ５と協働するという（図１にて連続線により示された）
作動位置と、ディスク１３が清浄化ステーションＳ２に配置されるという（図１
中で点線により示された）清浄化位置との間で、軸心７に沿って塗付器本体６を
移動する公知の起動デバイス４５を備える。

【００２６】 ゴム糊塗付デバイス１はまた、ゴム糊塗付ステーションＳ１に配置され且つ上
記作動位置においてディスク１３の表面２２を清浄化する清浄化デバイス４６も
備える。より詳細には清浄化デバイス４６は、タンク４９に接続されたポンプ４
８により水が供給されるノズル４７であって表面２２に関して接線方向に加圧水
の噴流５０を噴射するノズル４７を備える。

【００２７】 清浄化ステーションＳ２は、ディスク１３を収容するケーシング５１であって
ディスク１３を挿入しかつ引き出すための開口５２を有するケーシング５１を有
する。ケーシング５１の底部には、ディスク１３を清浄化すべく使用された水を
収集して処理するために捕捉タンク５３が配備される。

【００２８】 ケーシング５１はまた、上記清浄化位置においてディスク１３の表面２２を清
浄化するための清浄化デバイス５４も収容する。より詳細には清浄化デバイス５
４は、（不図示の）水のタンクに接続されたポンプ５６により供給されるノズル
５５であって表面２２に対して直交する加圧水の（不図示の）噴流を噴射するノ
ズル５５を備える。

【００２９】 ケーシング５１はまた、起動デバイス３３と同一の（概略的に示された）起動
デバイス５７であってディスク１３が該ケーシング５１の内側の上記清浄化位置
に在るときに各バルブ２９を周期的に開成する起動デバイス５７も収容する。起
動デバイス５７は好適には、該起動デバイス５７がドラム１２に近接して配置さ
れることで各バルブ２９を起動するという（図１において連続線で示された）作
動位置と、該起動デバイス５７が各開口５２から離間して配置されることにより
ケーシング５１に対するディスク１３の挿入および引き出しを許容する（図１に
おいて点線で示された）休止位置との間で移動可能である。

【００３０】 不図示の代替実施例において起動デバイス５７は、電磁石では無く永久磁石を
特徴とする。

【００３１】 実際の使用において表面２２を迅速に清浄化すべく清浄化デバイス４６が使用
されるが、該清浄化デバイス４６は比較的に高圧（略々２００気圧）の噴流５０
により作動することから、清浄化表面２２に対して供給される水は少量である。

【００３２】 ゴム糊塗付デバイス１の全体を余すところ無く清浄化するためにディスク１３
は起動デバイス４５により上記清浄化位置へと移動され、この位置にて供給器２
６は管路２５に対して（故に各補助管路２８、各バルブ・シート３２、各チャン
バ１６および各チャネル１７に対して）加圧水を供給し、これと同時に、表面２
２は清浄化デバイス５４により放出される（不図示の）噴流により清浄化される
。より詳細には、起動デバイス５７と、軸心７の回りにおける塗付器本体６の回
転とに依り、各バルブ２９は清浄化ステーションＳ２にて周期的に開成されるこ
とで、加圧水が各バルブ・シート３２および夫々のチャンバ１６に流入するのを
可能とする。

【００３３】 代替実施例において、更に徹底した清浄化のためには、水に対して清浄化剤（
ｃｌｅａｎｉｎｇ ｓｕｂｓｔａｎｃｅ）が添加され、または、水の代わりに種
々の清浄化流体が使用される。また、ブランク材４の表面３に塗付されるゴム糊
２のリングの形状を変更すべく、添付図面に示されたディスク１３の代わりに、
ディスク１３と類似し乍らも異なる形状の各開口２１を備えた（不図示の）異な
るディスクが使用され得る。

【図面の簡単な説明】

【図１】 図１は、本発明に係るゴム糊塗付デバイスの好適実施例の概略的な部分的破断
側面図である。

【図２】 図２は、図１の詳細拡大図である。

【図３】 図３は、図１のＩＩＩ−ＩＩＩ線に沿った断面図である。

【図４】 図４は、図１の更に詳細な概略的拡大平面図である。

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 ＥＰ(ＡＴ，ＢＥ，ＣＨ，ＣＹ， ＤＥ，ＤＫ，ＥＳ，ＦＩ，ＦＲ，ＧＢ，ＧＲ，ＩＥ，Ｉ Ｔ，ＬＵ，ＭＣ，ＮＬ，ＰＴ，ＳＥ)，ＯＡ(ＢＦ，ＢＪ ，ＣＦ，ＣＧ，ＣＩ，ＣＭ，ＧＡ，ＧＮ，ＧＷ，ＭＬ， ＭＲ，ＮＥ，ＳＮ，ＴＤ，ＴＧ)，ＡＰ(ＧＨ，ＧＭ，Ｋ Ｅ，ＬＳ，ＭＷ，ＭＺ，ＳＤ，ＳＬ，ＳＺ，ＴＺ，ＵＧ ，ＺＷ)，ＥＡ(ＡＭ，ＡＺ，ＢＹ，ＫＧ，ＫＺ，ＭＤ， ＲＵ，ＴＪ，ＴＭ)，ＡＥ，ＡＬ，ＡＭ，ＡＴ，ＡＵ， ＡＺ，ＢＡ，ＢＢ，ＢＧ，ＢＲ，ＢＹ，ＣＡ，ＣＨ，Ｃ Ｎ，ＣＲ，ＣＵ，ＣＺ，ＤＥ，ＤＫ，ＤＭ，ＥＥ，ＥＳ ，ＦＩ，ＧＢ，ＧＤ，ＧＥ，ＧＨ，ＧＭ，ＨＲ，ＨＵ， ＩＤ，ＩＬ，ＩＮ，ＩＳ，ＪＰ，ＫＥ，ＫＧ，ＫＰ，Ｋ Ｒ，ＫＺ，ＬＣ，ＬＫ，ＬＲ，ＬＳ，ＬＴ，ＬＵ，ＬＶ ，ＭＡ，ＭＤ，ＭＧ，ＭＫ，ＭＮ，ＭＷ，ＭＸ，ＮＯ， ＮＺ，ＰＬ，ＰＴ，ＲＯ，ＲＵ，ＳＤ，ＳＥ，ＳＧ，Ｓ Ｉ，ＳＫ，ＳＬ，ＴＪ，ＴＭ，ＴＲ，ＴＴ，ＴＺ，ＵＡ ，ＵＧ，ＵＳ，ＵＺ，ＶＮ，ＹＵ，ＺＡ，ＺＷ

Claims (15)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 物品（４）に対しゴム糊（２）を塗付するゴム糊塗付デバイ
   ス（１）であって、 該ゴム糊塗付デバイス（１）は、 中央軸心（７）を有し、該中央軸心（７）に関して円筒対称的であり、且つ、
   上記物品（４）と接触して上記ゴム糊（２）を上記物品（４）に塗付する塗付用
   表面（２２）を備えた側部表面を有する、塗付器本体（６）と、 上記中央軸心（７）の回りで上記塗付器本体（６）を回転する駆動手段（１１
   ）と、 上記塗付器本体（６）の内側に延在すると共に上記塗付用表面（２２）にて端
   部開口（２１）を有する少なくとも一本のチャネル（１７）と、 上記ゴム糊（２）を圧力下で上記チャネル（１７）に供給する供給手段（２４
   ）とを備え、 上記供給手段（２４）は、上記ゴム糊（２）に対するポンプ（４１）と、該ポ
   ンプの出力を上記チャネル（１７）に接続する少なくとも一本の供給管路（２５
   、２８）と、該供給管路（２５、２８）を閉成するバルブ（２９）とを備える、 ゴム糊塗付デバイス（１）において、 上記バルブ（２９）は、上記供給管路（２５、２８）に沿って配置されると共
   に上記塗付器本体（６）により担持されることを特徴とする、ゴム糊塗付デバイ
   ス（１）。
2. 【請求項２】 前記供給手段（２４）は、前記供給管路（２５、２８）を閉
   成するための閉成位置へと且つ該閉成位置から前記バルブ（２９）を起動する起
   動デバイス（３３）であって前記塗付器本体（６）の外側の固定位置に配置され
   た起動デバイス（３３）を備える、請求項１記載のゴム糊塗付デバイス。
3. 【請求項３】 前記バルブ（２９）は、 前記ゴム糊（２）の通路に対するバルブ・シート（３２）と、 移動可能なバルブ本体（３０）と、 上記バルブ・シート（３２）を閉成する閉成位置へと且つ該閉成位置から、前
   記中央軸心（７）に交差する制御方向（３１）において、上記移動可能なバルブ
   本体（３０）を移動する起動デバイス（３３）と、 を備える、請求項１または２に記載のゴム糊塗付デバイス。
4. 【請求項４】 前記起動デバイス（３３）は前記塗付器本体（６）の外側の
   固定位置に配置され、 前記バルブ本体（３０）は強磁性体から成る少なくとも一個の部分（３８）を
   備え、且つ、 上記起動デバイス（３３）は磁界を生成する生成手段（３７）を備える、請求
   項３記載のゴム糊塗付デバイス。
5. 【請求項５】 前記バルブ（２９）は、前記バルブ本体（３０）を前記塗付
   器本体（６）に接続する関節式平行四辺形リンク（３５）を備え、 上記関節式平行四辺形リンク（３５）は、前記起動デバイス（３３）により生
   成される開成推力が無い場合には上記バルブ本体（３０）を前記閉成位置に維持
   する、請求項３または４に記載のゴム糊塗付デバイス。
6. 【請求項６】 前記チャネル（１７）は少なくとも一個の毛管部分（２０）
   を備える、請求項１乃至５のいずれかに記載のゴム糊塗付デバイス。
7. 【請求項７】 前記毛管部分（２０）は前記チャネル（１７）の吐出口端部
   である、請求項６記載のゴム糊塗付デバイス。
8. 【請求項８】 前記塗付器本体（６）は、 前記中央軸心（７）と同軸的な円筒状ドラム（１２）と、 上記中央軸心（７）と同軸的なゴム糊塗付ディスク（１３）であって、上記円
   筒状ドラム（１２）に着脱自在に接続されて上記中央軸心（７）の回りにて該円
   筒状ドラム（１２）と共に回転し、且つ、上記中央軸心（７）と同軸的であると
   共に前記塗付用表面（２２）を画成する円筒状側部表面（２２）を有するゴム糊
   塗付ディスク（１３）と、 を備える、請求項１乃至７のいずれかに記載のゴム糊塗付デバイス。
9. 【請求項９】 各々が前記塗付器本体（６）の内側に画成されると共に夫々
   の前記開口（２１）にて終端する前記チャネル（１７）を所定数備える、請求項
   １乃至８のいずれかに記載のゴム糊塗付デバイス。
10. 【請求項１０】 前記供給手段（２４）は、 前記ゴム糊（２）に対するポンプ（４１）と、 上記ポンプ（４１）の出力を夫々の本数の前記チャネル（１７）に各々接続す
    る所定数の供給管路（２５、２８）と、 を備える、請求項９記載のゴム糊塗付デバイス。
11. 【請求項１１】 前記供給手段（２４）は、前記供給管路（２５、２８）の
    各々に対し、夫々の供給管路（２５、２８）に沿って配置されたバルブ（２９）
    であって該供給管路（２５、２８）を遮断すべく制御可能なバルブ（２９）を備
    える、請求項１０記載のゴム糊塗付デバイス。
12. 【請求項１２】 前記塗付用表面（２２）に作用する清浄化デバイス（４６
    ）であって、上記塗付用表面（２２）に関して接線方向に加圧清浄化流体の噴流
    （５０）を噴射する少なくとも一個のノズル（４７）を備えた清浄化デバイス（
    ４６）を備える、請求項１乃至１１のいずれかに記載のゴム糊塗付デバイス。
13. 【請求項１３】 前記供給手段（２４）は、 前記ゴム糊（２）に対する第１タンク（４３）と、 清浄化流体に対する第２タンク（４２）と、 上記２個のタンク（４２、４３）を前記チャネル（１７）に選択的に接続する
    バルブ手段（４４）と、 を備える、請求項１乃至１２のいずれかに記載のゴム糊塗付デバイス。
14. 【請求項１４】 前記ゴム糊（２）を前記物品（４）に塗付するゴム糊塗付
    ステーション（Ｓ１）と、清浄化ステーション（Ｓ２）と、の間で前記塗付器本
    体（６）を移動する起動手段（４５）を備える、請求項１乃至１３のいずれかに
    記載のゴム糊塗付デバイス。
15. 【請求項１５】 前記清浄化ステーション（Ｓ２）は前記塗付用表面（２２
    ）に作用する更なる清浄化デバイス（５４）を備え、 上記更なる清浄化デバイス（５４）は、上記塗付用表面（２２）に関して径方
    向に加圧清浄化流体の噴流を噴射する少なくとも一個のノズル（５５）を備える
    、 請求項１４記載のゴム糊塗付デバイス。