JPH10137650A - 接着剤のロール転写塗布方法及び装置 - Google Patents

接着剤のロール転写塗布方法及び装置

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JPH10137650A
JPH10137650A JP31420796A JP31420796A JPH10137650A JP H10137650 A JPH10137650 A JP H10137650A JP 31420796 A JP31420796 A JP 31420796A JP 31420796 A JP31420796 A JP 31420796A JP H10137650 A JPH10137650 A JP H10137650A
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JP
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adhesive
roll
rotating roll
transfer coating
rotary
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JP31420796A
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Ikuo Yamagata
育夫 山縣
Yukio Nakamura
幸夫 中村
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Nordson KK
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Nordson KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、従来の吐出ガンによる接着剤の吐
出塗布方式に代えて、垂直面に接着剤を塗布するに当
り、高速運転にも追従でき、しかも摩耗などによる短寿
命部分のない接着剤の塗布を実現する方法として、ロー
ル転写塗布方式を用いた接着剤のロール転写塗布方法及
び装置を提供することを目的とする。 【解決手段】 回転の軸芯を垂直方向に位置した回転ロ
ール(4)の表面に所望のパターンのくぼみ部(4a)
を設け、該くぼみ部(4a)に接着剤を充填し、接着剤
が充填された回転ロール(4)の表面に被塗物(2)を
接触させて回転ロール(4)表面のくぼみ部(4a)に
充填された接着剤を被塗物(2)へ転写塗布するように
した、接着剤のロール転写塗布方法及び装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、一例を上げると、
ダンボール箱の封かん作業等で、被塗布物の垂直塗布面
に水平方向から点状あるいはビード状などの必要とする
所望のパターンで接着剤を塗布する際の、接着剤のロー
ル転写塗布方法及び装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、包装容器例えばダンボール箱に内
容物を収容した後に封かんする場合、垂直面をした封か
ん部(一般にフラップと呼ばれる)に接着剤を水平方向
から点状あるいはビード状などの必要とする所望のパタ
ーンで塗布した後、フラップ部を折り畳んで接着して封
かんする作業が行われている。このような封かん作業
は、小さいものでは医薬品などの包装箱から大きなもの
では大型のダンボール箱まで、形状や大きさは種々のも
ので行われれている。その事例を図5を用いて説明す
る。
【0003】すなわち、図5は従来の包装容器の封かん
作業における接着剤の塗布方法の説明図である。図にお
いて符号51はコンベアベルトの一部を示したもので、
該コンベアベルト51は図外の駆動装置により矢印方向
に移動する。52は被塗物の包装容器であり、該包装容
器52はコンベアヘルト51に設けた位置決め用の突起
53によって位置決め保持され、コンベアベルト51と
共に移動する。ここでは便宜上包装容器52は1個しか
図示していないが、複数個の包装容器がコンベアベルト
51上に間隔を置いて設けられた突起53によって位置
決め保持されて、連続的に矢印方向へ運ばれる。
【0004】54は接着剤を吐出する吐出ガンで、該吐
出ガン54はガンボデイ55に固定され、更にガンボデ
イ55は取付用のポール56に固定される。ここでは吐
出ガン54が4個設けられたものが例示されている。ま
た吐出ガン54としては、特公昭48−20213号、
あるいは特公昭59−15035号等で公知のものが用
いられている。そして吐出ガン54には図外の接着剤供
給装置から圧送される接着剤が供給され、これも図外の
制御装置からの制御信号により開閉制御される。
【0005】このように構成された接着剤塗布装置にお
いて、包装容器52がコンベアベルト51によって接着
剤の塗布域すなわち吐出ガン54の前まで進むと、図外
の制御装置からの制御信号により吐出ガン54が開閉制
御され、接着剤は吐出ガン54のノズル54aから被塗
部すなわち包装容器52の上下に垂直平面に開いたフラ
ップ部52aに点状、ビード状あるいは断続ビード状等
の必要とする所望のパターンに塗布される。塗布パーン
の選択は制御装置への吐出ガンの開閉時間のプログラム
設定により行われる。
【0006】そして接着剤が塗布された包装容器52
は、コンベアベルト51の移動により更に進行し、図外
の封かん域に至ると、上下のフラップ部52aが折り畳
まれて接着され、封かん作業が完了する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】前記した従来技術には
次のような問題があった。すなわち、先ず第1に、最近
の生産設備は高速化が求められており、ハイスピードの
運転に吐出ガン54の開閉動作が対応しきれなくなって
きたことである。すなわち被塗物である包装容器が接着
剤塗布域を通過するのに合わせて、制御装置から吐出ガ
ン54の開閉用制御信号が出るが、吐出ガン54の開閉
動作が制御信号に追従できず遅れを生じるため、所定の
位置に正しく接着剤を塗布することが出来ず、包装容器
の封かんに品質上重大な欠陥を生じさせることがあっ
た。
【0008】第2に、吐出ガン54を高速で作動させる
と、吐出ガン54の内部に組み込まれたニードル弁がハ
イサイクルで開閉動作することになり、ニードルとバル
ブシートが激しくたたかれて、摩耗したり破壊されて、
吐出ガン54の寿命を著しく短くしていた。更に第3
に、吐出ガン54のニードルの往復動作などの作動部に
設けたシール部材の摩耗が激しく、吐出ガンの寿命を短
くしていた。
【0009】本発明は、上記した問題点に鑑みてなされ
たものであり、吐出ガンによる接着剤の吐出塗布方式に
代えて、垂直面に接着剤を塗布するに当り、高速運転に
も追従でき、しかも摩耗などによる短寿命部分のない接
着剤の塗布を実現する方法として、ロール転写塗布方式
を用いた接着剤のロール転写塗布方法及び装置を提供す
ることを目的とするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】前記した課題を解決する
ために、本発明では次のような接着剤のロール転写塗布
方法及び装置とした。すなわち、回転の軸芯を垂直方向
に位置した回転ロール(4)の表面に所望のパターンの
くぼみ部(4a)を設け、該くぼみ部(4a)に接着剤
を充填し、接着剤が充填された回転ロール(4)の表面
に被塗物(2)を接触させて回転ロール(4)表面のく
ぼみ部(4a)に充填された接着剤を被塗物(2)へ転
写塗布するようにしたことを特徴とする、接着剤のロー
ル転写塗布方法とした。
【0011】また、a.回転の軸芯を垂直方向に位置し
た回転ロール(4)の上端部(7)と下端部(8)に軸
支持部(9,10)を突設すると共に、回転ロール
(4)の表面に所望のパターンのくぼみ部(4a)を設
けた回転ロールと、 b.前記回転ロール(4)の表面の円周の一部分を円弧
状に露出し、他の部分をC字形状に包囲し、回転ロール
(4)の上端部(7)と下端部(8)に突設した軸支持
部(9,10)を回転自在に軸支持する軸受け部(1
5,16)を有し、回転ロール表面と向き合うC字形状
包囲内面(17)に、接着剤供給口(19)と通孔(2
0)で結ばれた軸方向に延在する少なくとも1条の接着
剤供給スリット(18)が設けられ、更に前記回転ロー
ル(4)表面に過供給された接着剤を回収するための接
着剤排出口(27)と結ばれている接着剤回収路(2
5)及び液溜り(26)が設けられているボデイ(1
4)と、 c.前記ボデイ(14)に取り付けられ、前記回転ロー
ル(4)表面に摺接してロール表面に過供給さりた接着
剤をかき落とすためのスクレパー(34,35)と、か
らなることを特徴とする、接着剤のロール転写塗布装置
とした。
【0012】更に、前記接着剤排出口(27)に、接着
剤排出のための歯車ポンプ(46)が設けられているこ
とを特徴とする、接着剤のロール転写塗布装置とした。
【0013】
【発明の実施の形態】次に本発明の実施の形態を説明す
る。本発明では、前記したような手段の接着剤のロール
転写塗布方法及び装置としたので、垂直面に接着剤を塗
布するに当り、高速運転にも回転ロールの回転速度を上
げることにより十分に追従でき、しかも従来の吐出ガン
による塗布方法に比べて、摩耗などによる短寿命部分の
ない接着剤の塗布を実現できる接着剤のロール転写塗布
方法及び装置を提供することができる。
【0014】すなわち、接着剤のロール転写塗布方法に
おいては、回転の軸芯を垂直方向に位置した回転ロール
の表面に所望のパターンのくぼみ部を設け、該くぼみ部
に接着剤を充填し、接着剤が充填された回転ロールの表
面に被塗物を接触させて回転ロール表面のくぼみ部に充
填された接着剤を被塗物へ転写塗布するように構成する
ことにより、被塗物の垂直塗布面に接着剤を塗布するこ
とができ、また回転ロールの表面に設けるくぼみ部の形
状を所望のパターンに形成することにより、点状、ビー
ド状あるいは断続ビード状などの任意の形状の塗布を行
うことができる。
【0015】また、接着剤のロール転写塗布装置におい
ては、回転ロールによるロール転写装置とすることによ
り、高速性には従来の吐出ガンによる塗布装置に比べ、
回転速度を上げるだけですむので、高速追従性がはるか
に優れており、更に吐出ガンのニードル弁のようにハイ
サイクルで開閉動作をする構造もないので、摩耗や破壊
を起こすこともなく、長時間安定した接着剤の塗布作業
ができる。
【0016】また、接着剤排出口に接着剤排出のための
歯車ポンプを設けることにより、回転ロールの表面に過
供給され、スクレパーによってかき落とされた接着剤が
強制的に排出回収されるので、接着剤のロール転写塗布
装置の接着剤回収路は常にハングリー状態に維持され、
接着剤がロール転写塗布装置から漏れて被塗物を汚すこ
ともない。また、接着剤を接着剤供給スリットから回転
ロールの表面に設けたくぼみ部に供給するように構成し
たので、接着剤は圧力状態を維持したまま回転ロール表
面のくぼみ部に供給されるので、くぼみ部に確実に充填
される。
【0017】
【実施例】以下本発明の接着剤のロール転写塗布方法及
び装置を、その実施例を示す図と共に具体的に説明す
る。図1は本発明の接着剤のロール転写塗布方法の概念
を示す図、図2は本発明の接着剤のロール転写塗布装置
の縦断面図、図3は図2におけるA−A断面図、図4は
図3の接着剤供給スリット部分の拡大図である。
【0018】先ず図1において、符号1はコンベアベル
トの一部を示したもので、該コンベアベルト1は図外の
駆動装置により矢印方向に移動する。2は被塗物の包装
容器であり、該包装容器2はコンベアベルト1の表面に
設けた位置決め用の突起3によって位置決め保持され、
コンベアベルト1と共に移動する。ここでは便宜上包装
容器2は1個しか図示していないが、複数個の包装容器
2がコンベアベルト1上に間隔を置いて設けられた突起
3によって位置決め保持されて、連続的に矢印方向へと
運ばれる。
【0019】4は回転ロールであり、該回転ロール4は
回転の軸芯を垂直方向に位置して設けられ、ロールの円
周表面にはくぼみ部4aが設けられている。くぼみ部4
aは、さまざまな被塗物の種類によって機能上要求され
る接着剤塗布パターンに従って、点状、ビード状、断続
したビード状あるいはそれらの組合せなどの形状で設け
られる。
【0020】また本実施例では被塗物である包装容器2
の上下垂直に開かれたフラップ部2aに接着剤を塗布す
るため、回転ロール4の中間部の接着剤塗布に関与しな
い部分は小径部4bとして被塗物に接触しないように構
成したもので、小径部2bはすべてにおいて必ず設けな
ければならないものではない。すなわち回転ロール4の
全幅にわたって同径寸法で構成する場合もある。
【0021】このような構成において、回転ロール4の
表面のくぼみ部4aに接着剤を充填しておき、包装容器
2がコンベアベルト1によって接着剤の塗布域に進行す
ると、包装容器2の上下垂直に開かれたフラップ部2a
は回転ロール4の表面と接触し、くぼみ部4aに充填さ
れた接着剤がフラップ部2aの表面に塗布パターン6と
なって転写塗布される。なおガイド板5は、転写の際に
フラップ部2aが逃げなどにより回転ロール表面から離
れることが無いように設けられる。そして接着剤が塗布
された包装容器2は、コンベアベルト1によって更に進
行し、図外の封かん域に至ると、上下のフラップ部2a
が折りたたまれて接着され、封かん作業が完了する。
【0022】次に接着剤のロール転写塗布装置を実施例
を示す図2から図4に基づいて、詳細に説明する。図に
おいて符号4は回転の軸芯を垂直方向に位置した回転ロ
ールで、該回転ロールは前記したように本実施例では接
着剤の塗布に直接関与しない中間部を被塗物に接触しな
いよう、小径部4bとしている。そして回転ロール4の
上端部7と下端部8には軸支持部9及び10が突設さ
れ、また回転ロール4の表面には所望のパターンのくぼ
み部4aが設けられている。
【0023】11はアツパープレート、12はロアープ
レート、13は中間体であり、該アッパープレート1
1、ロアープレート12及び中間体13によってボデイ
14が構成される。そして、アッパープレート11には
ボール軸受15が装填された軸受け部11aで前記回転
ロール4の上部軸支持部9を回転自在に軸支持し、また
ロアープレート12も同様にボール軸受16が装填され
た軸受け部12aで回転ロール4の下部軸支持部10を
回転自在に軸支持する。また下部軸支持部10は軸受け
押え30を貫通して延在しており、図示していない可変
速モータと接続して回転ロール4を回転する。
【0024】28はアッパープレート11及びロアープ
レート12に装填された接着剤の漏れ防止のためのシー
ル部材であり、該シール部材28にはシールリング29
が装填され接着剤がボール軸受け15,16へ進入する
のを防止する。30はボール軸受け15,16を固定す
るための軸受け押えで、該軸受け押え30にもシールリ
ング31が装填される。
【0025】中間体13は回転ロール4の円周表面の一
部を円弧状に露出させると共に、回転ロール4の他の部
分をC字形状に包囲した形状をしており、回転ロール4
の表面に向き合うC字形状の包囲内面17には軸方向に
延在する接着剤供給スリット18が設けられている。本
実施例では接着剤供給スリット18は回転ロール4の小
径部4bを除いた上下の大径部に対応した部分に二分し
て設けられている。
【0026】そして接着剤供給スリット18は、中間体
13に設けた接着剤供給口19と通孔20で結ばれ、更
に接着剤供給口19はバルブ21を介して接着剤供給装
置22と管路23で接続されている。
【0027】また、中間体13には接着剤供給スリット
18から供給される接着剤が回転ロール4の表面と中間
体13のC字形状の包囲内面17とのすき間からバック
フローする圧力を開放すると共に接着剤供給装置22の
タンクへ回収するためのやや大きめの接着剤リターン溝
24が設けられ、該接着剤リターン溝24は後述する液
溜り26に連通する。
【0028】またロアープレート12は回転ロール4の
下端部8と対面する部分に溝状の接着剤回収路25が設
けられ、該接着剤回収路25は同じくロアープレート1
2に設けた液溜り26へつながり、更に液溜り26は接
着剤排出口27へと連通される。
【0029】32は中間体13の接着剤供給スリット1
8の下流の包囲内面17に止めねじ33で取り付けられ
たインナスクレパーで、該インナスクレパー32は回転
ロール4のくぼみ部4aの中に巻き込まれたエアを追い
出し、スリット18から供給される接着剤をくぼみ部4
aに確実に充填させる目的のために設けられる。
【0030】34は大径部スクレパー、35は小径部ス
クレパーで、該大径部スクレパー34は先端を回転ロー
ル4の表面に接触させる状態(接触圧力)を、位置調整
出来るように長孔が設けられ、該長孔を通したボルト3
6で中間体13へ取り付けられている。また小径部スク
レパー35は先端を回転ロール4の小径部4aの表面に
接触させる状態を位置調整出来るように長孔が設けら
れ、該長孔を通したボルト37で大径部スクレパー34
へ取り付けられている。なお当然のことながら、回転ロ
ール4を全幅にわたって同径寸法にした場合は、スクレ
パーは大径部スクレパーに相当する1個のスクレパーを
設けるだけでよい。
【0031】また大径部スクレパー34は中間体13に
ボルト38で固定された板材39のねじ孔に螺合された
位置決めボルト40によって、回転ロール4の表面への
接触状態を調整し位置決めされる。41は巻き込み防止
板で、該巻き込み防止板41は被塗物が回転ロール4表
面に付着したまま巻き込まれるのを防止する。特に被塗
物が薄手の板状や紙などの場合に巻き込み防止板41は
有効である。
【0032】42はヒートパイプであり、該ヒートパイ
プ42は、接着剤としてホットメルト型の接着剤などが
用いられる場合、回転ロール4の表面温度にばらつきが
あると塗布品質に欠陥を生ずるので、回転ロール4の表
面温度を一様に維持する目的で回転ロール4内に埋め込
まれるもので、ヒートパイプ42の中には、熱伝導の良
い液体が封入されている。
【0033】43は取付ブラケットであり、該取付ブラ
ケット43はサポートバー44によって中間体13に堅
固に取り付けられる。そして、本塗布装置全体は、ブラ
ケット43を取付ボルト45によって架台などにしっか
りと取り付け固定して、使用される。
【0034】46はボデイ4の接着剤排出口27に取り
付けられた歯車ポンプで、該歯車ポンプ46の吐出口側
は管路47によって接着剤供給装置22のタンクと結ば
れている。この歯車ポンプ47は回転ロール4の表面に
過供給された接着剤、回転ロール4の表面と中間体13
のC字形状の包囲内面17とのすき間からバックフロー
した接着剤、大径部スクレパー34及び小径部スクレパ
ー35で掻き落とされた接着剤等を、液溜り26から強
制的に排出回収し、接着剤回収路25や液溜り26を常
にハングリー状態に維持し、接着剤が本ロール転写塗布
装置から漏れて被塗物を汚すことを防止する役割を担
う。
【0035】次にこのように構成された接着剤のロール
転写塗布装置の作用を説明する。まず被塗物である包装
容器2の送り速度に同期して、図外の可変速モーターに
より回転ロール4を回転させる。そして接着剤供給装置
22から管路23、バルブ21を介して接着剤をボデイ
14の接着剤供給口19へ供給する。接着剤は更に、ボ
デイ4の通孔20を通り接着剤供給スリット18から回
転ロール4の表面へと供給され、インナスクレパー32
によって回転ロール4のくぼみ部4aに充填される。
【0036】そして回転ロール4の表面に過供給された
接着剤は、大径部スクレパー34及び小径部スクレパー
35によって完全に掻き落とされる。そしてコンベアベ
ルト等によって運ばれてくる被塗物の包装容器2が、回
転ロール4の表面が露出されている部で回転ロール4の
表面に接触されて、くぼみ部4aに充填された接着剤が
包装容器2のフラップ部2aへ転写される。
【0037】そして回転ロール4の表面に過供給され、
接着剤や大径部スクレパー34及び小径部スクレパー3
5で掻き落とされた接着剤等は、接着剤回収路25など
を通って液溜り26へ流入し、接着剤排出口27から歯
車ポンプ46によって管路47を介して接着剤供給装置
22のタンクに強制的に回収される。
【0038】そして、接着剤を接着剤供給スリット18
から回転ロール4の表面に設けたくぼみ部4aに供給す
るように構成したので、接着剤は圧力状態を維持したま
ま回転ロール表面のくぼみ部に供給されるので、くぼみ
部に確実に充填される。
【0039】なお本実施例の説明では、被塗物として包
装容器の封かん作業の際の接着剤塗布を事例に取り上げ
て説明したが、被塗物は単に包装容器だけにとどまら
ず、塗布面が垂直面をしたものであれば、どのような物
にも適用できる。
【0040】
【発明の効果】以上説明したように本発明では、従来の
吐出ガンによる接着剤の吐出塗布方式に代えて、垂直面
に接着剤を塗布するに当り、高速運転にも追従でき、し
かも摩耗などによる短寿命部分のない、接着剤の塗布を
実現する方法として、ロール転写塗布方式を用いた、接
着剤のロール転写塗布方法及び装置を提供することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の接着剤のロール転写塗布方法の概念を
示す図。
【図2】本発明の接着剤のロール転写塗布装置の縦断面
図。
【図3】図2におけるA−A断面図。
【図4】図3の接着剤供給スリット部分の拡大図。
【図5】従来の包装容器の封かん作業における接着剤の
塗布方法の説明図である。
【符号の説明】
1…コンベアベルト、 2…包装容器、 4…回転ロー
ル、 4a…くぼみ部、 11…アツパープレート、
12…ロアープレート、 13…中間体、 14…ボデ
イ、 17…包囲内面、 18…接着剤供給スリット、
19…接着剤供給口、 22…接着剤供給装置、 2
5…接着剤回収路、 26…液溜り、27…接着剤排出
口、 32…インナスクレパー、 34…大径部スクレ
パー、35…小径部スクレパー、 46…歯車ポンプ、

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転の軸芯を垂直方向に位置した回転ロ
    ール(4)の表面に所望のパターンのくぼみ部(4a)
    を設け、該くぼみ部(4a)に接着剤を充填し、接着剤
    が充填された回転ロール(4)の表面に被塗物(2)を
    接触させて回転ロール(4)表面のくぼみ部(4a)に
    充填された接着剤を被塗物(2)へ転写塗布するように
    したことを特徴とする、接着剤のロール転写塗布方法。
  2. 【請求項2】 a.回転の軸芯を垂直方向に位置した回
    転ロール(4)の上端部(7)と下端部(8)に軸支持
    部(9,10)を突設すると共に、回転ロール(4)の
    表面に所望のパターンのくぼみ部(4a)を設けた回転
    ロールと、 b.前記回転ロール(4)の表面の円周の一部分を円弧
    状に露出し、他の部分をC字形状に包囲し、回転ロール
    (4)の上端部(7)と下端部(8)に突設した軸支持
    部(9,10)を回転自在に軸支持する軸受け部(1
    5,16)を有し、回転ロール表面と向き合うC字形状
    包囲内面(17)に、接着剤供給口(19)と通孔(2
    0)で結ばれた軸方向に延在する少なくとも1条の接着
    剤供給スリット(18)が設けられ、更に前記回転ロー
    ル表面に過供給された接着剤を回収するための接着剤排
    出口(27)と結ばれている接着剤回収路(25)及び
    液溜り(26)が設けられているボデイ(14)と、 c.前記ボデイ(14)に取り付けられ、前記回転ロー
    ル(4)表面に摺接してロール表面に過供給さりた接着
    剤をかき落とすためのスクレパー(34,35)と、か
    らなることを特徴とする、接着剤のロール転写塗布装
    置。
  3. 【請求項3】 前記接着剤排出口(27)に、接着剤排
    出のための歯車ポンプ(46)が設けられていることを
    特徴とする、請求項2に記載された接着剤のロール転写
    塗布装置。
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