JP2003508072A - ピーナッツバター安定剤 - Google Patents

ピーナッツバター安定剤

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JP2003508072A JP2001521178A JP2001521178A JP2003508072A JP 2003508072 A JP2003508072 A JP 2003508072A JP 2001521178 A JP2001521178 A JP 2001521178A JP 2001521178 A JP2001521178 A JP 2001521178A JP 2003508072 A JP2003508072 A JP 2003508072A
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oil
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ネイル ウィドラック,
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アーカー−ダニエルズ−ミッドランド カンパニー
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Abstract

(57)【要約】 貯蔵の間にピーナッツバターから油の分離を防止するために適切な、新規ピーナッツバター安定剤を開示する。このピーナッツバター安定剤は、以下:(a)10未満のヨウ素価を有する実質的に完全に水素添加された食用油画分、および(b)15〜70の間のヨウ素価を有する濃縮されたモノグリセリド画分を含み、該水素添加された食用油画分(a):該濃縮されたモノグリセリド画分(b)の重量比は、9:1〜1:9の間である。好ましい実施形態において、このピーナッツバター安定剤は、以下(a)8未満のヨウ素価を有する実質的に完全に水素添加された綿実油および(b)20〜60の間のヨウ素価を有する部分的に水素添加されたダイズ蒸留モノグリセリドを含み、ここで、該実質的に完全に水素添加された綿実油(a)と該部分的に水素添加されたダイズ蒸留モノグリセリド(b)との間の重量比は、約3:1である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 (発明の背景) (発明の分野) 本発明は、貯蔵の間のピーナッツバターからの油の分離を防止するために適切
な新規ピーナッツバター安定剤に関する。本発明はまた、新規ピーナッツバター
安定剤を含むピーナッツバター、このピーナッツバターの製造方法、およびこの
ピーナッツバターを含む食品に関する。
【0002】 (関連分野) 従来のピーナッツバターは、粉砕したローストピーナッツ、液体油、ならびに
通常1以上の甘味剤および塩の混合物からなる。消費の間にピーナッツバターが
口蓋に貼りつかないように、乳化剤もまた粘着性を減少させるために添加され得
る。ピーナツバターを製造するプロセスは、当該分野で周知である。例えば、W
eiss,T.J.,「Food Oils and Their Uses」
,The AVI Publishing Company,Westport
Connecticut,177−193頁(1970),Woodroof
,J.G.,「Peanuts:Production,Processing
,Products,Second Edition」,The AVI Pu
blishing Company,Westport,Connecticu
t,153−193頁(1973)ならびに米国特許第3,127,272号;
同第3,129,102号;同第3,265,507号;同第3,671,26
7号;同第3,882,254号;および同第5,230,919号を参照のこ
と。
【0003】 ピーナッツバターの貯蔵の間に、液体油の層が、製品の表面上に形成される傾
向がある。貯蔵の際に分離するピーナッツバターのこの傾向は、安定剤の添加に
よってある程度克服され得る。安定剤はまた、出荷および貯蔵の間(特に、温度
が有意に変化する場合)に、製品の物理学的完全性の維持を補助する。安定剤は
、一般に高融点の脂肪および油(例えば、部分的に水素添加された脂肪、完全に
水素添加された脂肪、飽和脂肪酸のモノグリセリドおよびジグリセリドエステル
、またはそれらの混合物)を含む。安定剤は、代表的には、ピーナッツバターの
0.5%と5.5%との間(最も代表的には、約2%)を構成する。
【0004】 安定剤は、粉砕する前に、他の乾燥成分と共にそのピーナッツに添加され得る
。粉砕するプロセスの間に、安定剤を融解しそしてピーナッツバターの油相へ分
散させるために十分な熱が発生される。あるいは、安定剤は、製品を容器中へ分
配する前に暖かいピーナッツバターに添加され得る。冷却の際に、安定剤は、遊
離油をトラップする結晶ネットワークを形成して、粉砕されたピーナッツ粒子か
ら油が分離すること防止する。
【0005】 安定剤のこの結晶化された脂肪は、多型であり、従って種々の程度の安定性を
有する異なる結晶形態で存在し得る。食品処理における目的の主要な結晶形態は
、α、β−プライム(β−prime)(β’)およびβである。微粒子状のβ
−プライム結晶状態で安定なままである安定剤が、一般に好ましい。これらの安
定剤は、滑らかな表面を有し、滑らかな生地を有し、かつ種々の貯蔵条件下で安
定である製品の形成を促進する。Weiss,T.J.,「Food Oils
and Their Uses」,The AVI Publishing
Company,Westport Connecticut,14−17頁,
179−180(1970)を参照のこと。
【0006】 輸送および貯蔵の間に時々遭遇する比較的高い温度において所望の安定性を得
るために、安定剤は、一般に高い融点(代表的には110〜150°F)を有す
る。これらの高融点を有する材料が油を安定化するに十分な多い量でピーナッツ
バターに添加される場合、このピーナッツバターは、通常の温度の使用において
過剰に固まるようになる。結果として、この製品は、薄く塗りにくくなり得;そ
して、ワックス様の味を有し、そして口内で溶けるのが遅くなる。安定剤が含ま
れるピーナッツバターの塗布能力(spreadability)または味に対
して所望でないように影響することなく油分離を効果的に防止するピーナッツバ
ター安定剤を開発するために、以前に多くの試みがなされてきた。
【0007】 米国特許第3,127,272号(Bakerら)は、ピーナッツスプレッド
を作製するための方法を開示し、ここで、このピーナッツスプレッドは、約0.
3重量%〜3.5重量%の安定剤を含み;そしてこの安定剤は、50°Fでの約
17〜28の固体含有量指標(SCI)値および92°Fでの約6以下のSCI
値を有する、0〜20%の部分的に水素添加された脂肪グリセリドを含む。
【0008】 米国特許第3,129,102号(Sanders)は、約0.5重量%〜5
重量%の、約10以下のヨウ素価を有する水素添加されたナタネ油、および必要
に応じて1.0重量%までの、約10以下のヨウ素価を有する水素添加された綿
実油を含む、安定化ピーナッツバターを開示する。
【0009】 米国特許第3,265,507号(Japikse)は、約1重量%〜約5重
量%の12を超えないヨウ素価を有する実質的に完全に水素添加されたハードス
トック(hardstock)を含む、安定化ピーナッツバターを開示し、ここ
で、この実質的に完全に水素添加されたハードストックは、本質的には、約3:
7〜約7:3の重量比で、約20〜24個の炭素原子を有する脂肪酸基の実質的
部分を有する(a)β−相傾向(beta−phase−tending)ハー
ドストックおよび(b)非β−相傾向ハードストックのブレンドからなる。好ま
しくは、β−相傾向ハードストックは、実質的に完全に水素添加されたダイズ油
であり;そして非β−相傾向ハードストックは、実質的に完全に水素添加された
ナタネ油である。
【0010】 米国特許第3,671,267号および同第3,766,267号(Good
ingら)は、約0.5%〜約2.3%の対称性モノ不飽和−ジ飽和グリセリド
、約0.35%〜約1.3%のトリ飽和グリセリド、ならびに総量で約2%以下
のジ不飽和−モノ飽和グリセリドおよび/または非対称性モノ不飽和−ジ不飽和
グリセリドを含む、安定化ピーナッツバターを開示する(百分率の数字は、ピー
ナッツバター重量%である)。
【0011】 米国特許第3,671,267号および同第3,766,267号はまた、対
称性モノ不飽和ージ飽和グリセリド、トリ飽和グリセリド、ならびに以下:ジ不
飽和−モノ飽和グリセリド、非対称性モノ飽和ジ飽和グリセリド、およびそれら
の混合物からなる群より選択されるグリセリド、を含むブレンドであるピーナッ
ツバター安定剤を開示する(0.5〜7部の対称性モノ不飽和−ジ飽和グリセリ
ド:1部のトリ飽和グリセリド:最大6部の非対称性モノ不飽和−ジ飽和グリセ
リドおよび/またはジ不飽和−モノ飽和グリセリドの部合(この部数は、重量で
の部数である))。
【0012】 米国特許第4,260,643号(Cochran)は、40〜50重量%の
飽和脂肪酸、5〜20重量%のトリ飽和グリセリド、30〜40重量%のトラン
ス酸、14〜20重量%のシス酸を含む、非分画(non−Fractiona
ted)トリグリセリド組成物を開示し、そしてこれは、114°〜127°F
のWiley融点、43〜52のヨウ素価、および以下のような固体脂肪指標を
示す:65.2〜76.2(50°F)、57.2〜76.8(79°F)、5
3.0〜76.9(80°F)、43.9〜72.0(92°F)および27.
3〜54.0(104°F)。1つの実施形態では、この非分画トリグリセリド
組成物は、77.33%の部分的に水素添加された綿実油(IV 47.6)、
16.67%のパーム油フレークおよび6.00%の綿実油フレークを含む、ピ
ーナッツバター安定剤である。
【0013】 米国特許第4,260,643号はまた、その全組成物の1〜6重量%の上記
の非分画トリグリセリド組成物、および必要に応じて少量の完全飽和トリグリセ
リドの存在により安定化された、ピーナッツバター組成物を開示する。1つの実
施形態では、この安定化ピーナッツバター組成物は、2重量%の上述のピーナッ
ツバター安定剤を含む、ホイップされたピーナッツバター製品である。
【0014】 米国特許第4,288,378号(Japikseら)は、以下の工程を包含
する、ピーナッツバター安定剤を調製する方法を開示する:(a)0%〜70%
の水素添加されたピーナッツ油および30%〜100%の水素添加されていない
ピーナッツ油の第1の混合物(好ましい第1の混合物は、30%〜70%の水素
添加されたピーナッツ油および30%〜100%の水素添加されていないピーナ
ッツ油を含む)をランダムに内部エステル化(interesterifyin
g)する工程、(b)第1の混合物から、20〜24個の炭素原子の少なくとも
10%の脂肪酸を有するトリグリセリドの第2の混合物を、分別的(fract
ionally)に結晶化する工程;および(c)この第2の混合物を実質的に
完全に水素添加してピーナッツバター安定剤を形成する工程。
【0015】 米国特許第4,341,814号(McCoy)は、以下を含むピーナッツバ
ター安定剤を開示する:(a)25〜45のヨウ素価を有する中間体の融解脂肪
画分、および(b)高い割合のC20〜C22脂肪酸を有するトリグリセリド、およ
び必要に応じて第2の水素添加した油を含む、水素添加した油成分(ここで、こ
の水素添加した油成分は、8未満のヨウ素価を有する)。
【0016】 米国特許第4,996,074号(Seidenら)は、以下を含む調節した
β−プライム安定ハードストックを開示する:(a)約40%〜約98%の2−
ステアロイルジパルミチン(PSP)トリグリセリド;(b)約2%〜約55%
の1−パルミトイルジステアリン(PSS)トリグリセリド;(c)約7%未満
のトリパルミチン(PPP)トリグリセリド;(d)約25%未満のトリステア
リン(SSS)トリグリセリド;(e)約30%未満のPPP+SSSトリグリ
セリド;ならびに(g)約10%未満の不飽和トリグリセリドおよびジグリセリ
ドの脂肪酸。このハードストックは、還元脂肪ナッツバターの製造における安定
剤として使用され得る(例えば、米国特許第5,230,919号(Walli
ngら)を参照のこと)。
【0017】 D.D.Duxbury,「Peanut butter stabiliz
er prevents oil separation」,Food Pro
cessing,47:120(1986)は、水素添加したパーム油および水
素添加したパーム油の蒸留モノグリセリドのブレンドであるピーナッツバター安
定剤を開示する。
【0018】 D.D.Duxbury,「Peanut butter stabiliz
er multi−functional」,Food Processing
,51:100(1990)は、完全に水素添加された植物油(ナタネ油および
綿実油の混合物)および植物油由来の蒸留モノグリセリドであるピーナッツバタ
ー安定剤のブレンドを開示する。
【0019】 M.J.Hindsら,「Unhydrogenated Palm Oil
as a Stabilizer for Peanut Butter」,
Journal of Food Science,59:816−832(1
994)は、ピーナッツバターのための安定剤としての水素添加されていないパ
ーム油の使用を開示する。これはまた、33〜37%のベヘン酸(C22:0)を含
むナタネ油および綿実油の完全に水素添加されたブレンドである、ピーナッツバ
ター安定剤を開示する。
【0020】 これらの固有の結晶特性に起因して、完全に水素添加された綿実油とナタネ油
との組み合わせ(例えば、米国特許第3,265,507号)が、ピーナッツバ
ター安定剤として通常使用される。上記のように、種々の代替的なピーナッツバ
ター安定剤もまた提案されてきた。しかし、先行技術の安定剤は、以下の目的を
完全には達成していない:(a)貯蔵寿命間での表面上における遊離油の発生を
防止すること、(b)塗布能力を保持しながら、適切な固さの生地を室温にてピ
ーナッツバターに付与すること、および(c)この安定剤が含まれるピーナッツ
バターについて好ましいワックス様でない味を維持すること。
【0021】 (発明の要旨) 従って、ピーナッツバターに含まれた場合に、改善された貯蔵安定性および油
分離の減少を示しながら、塗布能力および好ましい味を維持するピーナッツバタ
ーを生じる、改良されたピーナッツバター安定剤を提供することが、本発明の目
的である。
【0022】 優れた貯蔵安定性および油分離の減少を示しながら、塗布能力および好ましい
味を維持する、改良されたピーナッツバターを提供することが、本発明の別の目
的である。
【0023】 この改良されたピーナッツバターの製造方法を提供することが、本発明の別の
目的である。
【0024】 この改良されたピーナッツバターを含む食品を提供することが、本発明のさら
なる目的である。
【0025】 本発明のこれらおよび他の目的は、本明細書中の開示により明確にされる。
【0026】 10未満のヨウ素価(IV)を有する完全に水素添加された食用油と、15と
17との間のIVを有する濃縮モノグリセリドとのブレンドが、完全に水素添加
された植物安定剤、完全に水素添加された蒸留モノグリセリド、または完全に水
素添加された植物油と完全に水素添加されたモノグリセリドとの組み合わせより
も、ピーナッツバターにおいて低濃度で、等価な生地特性を与え得ることが予想
外に発見された。予想外なことに、22と55との間のIVを有する部分的に水
素添加された蒸留モノグリセリドと完全に水素添加された綿実油とのブレンドを
含む安定剤が、完全に水素添加された蒸留モノグリセリドと完全に水素添加され
た綿実油とのブレンドよりも安定な生地を与える。
【0027】 本発明は、ピーナッツバターに含まれた場合に、優れた生地、安定性および油
保持を生じる独自の安定剤組成物からなる。この独自の安定剤組成物は、9:1
と1:9との間の重量比の、実質的に水素添加された食用油および濃縮モノグリ
セリドを含む。
【0028】 本発明は、以下: (a)10未満のIVを有する実質的に完全に水素添加された食用油画分、お
よび (b)15と70との間のIVを有する濃縮モノグリセリド画分、 を含む、改良されたピーナッツバター安定剤組成物を提供し、ここで、上記水素
添加された食用油画分(a):上記濃縮モノグリセリド画分(b)の重量比は、
9:1と1:9との間である。好ましくは、このピーナッツバター安定剤は、完
全に水素添加された綿実油および部分的に水素添加されたダイズ蒸留モノグリセ
リドを、好ましくは、5:1と1:1との間;より好ましくは、4:1と1:1
との間;より好ましくは、3:1と1:1との間;最も好ましくは、約3:1の
重量比で含む。
【0029】 本発明はまた、この改良されたピーナッツバター安定剤を含むピーナッツバタ
ー、このピーナッツバターを製造するための方法、およびこのピーナッツバター
を含む食品に関する。
【0030】 (好ましい実施形態の詳細な説明) 1つの実施形態では、本発明は、以下: (a)10未満のIVを有する実質的に完全に水素添加された食用油画分、お
よび (b)15と70との間のIVを有する濃縮モノグリセリド画分、 を含むピーナッツバター安定剤組成物に関し、 ここで、上記水素添加された食用油画分(a):上記濃縮モノグリセリド画分
(b)の重量比は、9:1と1:9との間である。
【0031】 好ましい実施形態では、上記ピーナッツバター安定剤は、実質的に完全に水素
添加された植物油である、実質的に完全に水素添加された食用油(a)および部
分的に水素添加された蒸留モノグリセリドである、濃縮モノグリセリド(b)を
含み;(a):(b)の比は、好ましくは、5:1と1:1との間;より好まし
くは、4:1と1:1との間;より好ましくは、3:1と1:1との間;最も好
ましくは、約3:1である。最も好ましくは、ピーナッツバター安定剤は、実質
的に完全に水素添加された綿実油(a)および部分的に水素添加されたダイズ蒸
留モノグリセリド(b)を含む。
【0032】 他に示さない限り、本明細書中の全ての割合は、重量パーセントとして示され
る。
【0033】 本明細書を通して使用される場合、濃縮モノグリセリドは、1以上のモノグリ
セリドを含む混合物をいい、ここで、総モノグリセリド含有量は、少なくとも混
合物の80重量%である。濃縮モノグリセリドは、任意の適切なプロセスにより
調製され得、これらとしては、分子蒸留が挙げられるが、これらに限定されない
【0034】 本明細書を通して使用される場合、蒸留モノグリセリドは、食品加工産業にと
っては慣用的な意味を有するが、蒸留モノグリセリドのモノグリセリド含有量は
、少なくとも80重量%である。蒸留モノグリセリドは、本出願における意味内
の濃縮モノグリセリドである。
【0035】 本明細書を通して使用される場合、IVは、ヨウ素価をいい、これは、油また
は脂肪の100グラムのサンプルにより吸収されるハロゲンと等価なヨウ素のグ
ラム数を示す。このヨウ素価は、Wijs法(例えば、the America
n Oil Chemists’Society(A.O.C.S.),Off
icial Method Tg 1−64(93)を参照のこと)により決定
され得る。水素添加の間に、脂肪または油の粘稠度は、不飽和トリグリセリド分
子が水素の付加によってより飽和になるにつれて、より固体状になる。従って、
一般に、所定のサンプルのヨウ素価が低くなるにつれて、所定の温度での固体の
その含有量は大きくなる。
【0036】 本明細書を通して使用される場合、SFIは、固体脂肪指標(Solid F
at Index)(以前に、SCIまたは固体含有量指標として公知である)
をいう。これは、所定の温度での比容積から計算した場合の、トリグリセリド系
の固体脂肪含有量の経験的尺度をいう。Fulton,N.D.ら,「A qu
ick dilatometric method for control
and study of plastic fat」,J.Am. Oil
Chemists’Soc.31:98−103(1954)およびthe A
merican Oil Chemists’Society(A.O.C.S
.)Official Method Cd 10−57(93)を参照のこと
【0037】 本明細書を通して使用される場合、Wiley融点は、固体脂肪のサンプルデ
ィスクが球状形態を取る、その試験条件下での温度をいう。Wiling融点は
、脂肪が融解する温度の指標である。例えば、A.O.C.S.Officia
l Method Cc 2−38(91)を参照のこと。
【0038】 別の実施形態では、本発明は、以下: (a)8未満のIVを有する実質的に完全に水素添加された食用油画分、およ
び (b)20と60との間のIVを有する濃縮モノグリセリド画分、 を含む、ピーナッツバター安定剤組成物に関し、ここで、上記水素添加された食
用油画分(a):上記濃縮モノグリセリド画分(b)の重量比は、5:1と1:
1との間である。
【0039】 好ましい実施形態では、上記ピーナッツバター安定剤は、実質的に完全に水素
添加された植物油である、実質的に完全に水素添加された食用油(a)および部
分的に水素添加された蒸留モノグリセリドである、濃縮モノグリセリド(b)を
含み;(a):(b)の比は、好ましくは、4:1と1:1との間;より好まし
くは、3:1と1:1との間;最も好ましくは、約3:1である。最も好ましく
は、ピーナッツバター安定剤は、実質的に完全に水素添加された綿実油(a)お
よび部分的に水素添加されたダイズ蒸留モノグリセリド(b)を含む。
【0040】 別の実施形態では、本発明は、以下: (a)ピーナッツ、ピーナッツ油およびそれらの組み合わせからなる群より選
択される、約70重量%〜約99.5重量%;好ましくは、約80重量%〜約9
9.5重量%;より好ましくは、約90重量%〜約99.5重量%の材料;およ
び (b)約0.5重量%〜約6重量%;好ましくは、約1重量%〜約4重量%;
より好ましくは、約2重量%の上記のピーナッツバター安定剤、 を含む、安定化されたピーナッツバターに関する。
【0041】 好ましい実施形態では、上記の安定化されたピーナッツバターは、0〜約10
重量%の塩および0重量%〜約30重量%の甘味料をさらに含む。さらに好まし
くは、このピーナッツバター安定剤は、約0.5重量%〜約4重量%の塩および
約1重量%〜約10重量%の甘味料を含む。
【0042】 別の実施形態では、本発明は、以下: (a)ピーナッツ、ピーナッツ油およびそれらの組み合わせからなる群より選
択される、約70重量%〜約99.5重量%;好ましくは、約80重量%〜約9
9.5重量%;より好ましくは、約90重量%〜約99.5重量%の材料;およ
び (b)合わせた重量で約0.5重量%〜約6重量%の、(i)10未満のIV
を有する実質的に完全に水素添加された食用油および(ii)15と70との間
ののIVを有する濃縮グリセリドを含む安定化されたピーナッツバターに関し、
ここで、実質的に完全に水素添加された食用油(i):濃縮モノグリセリド(i
i)の比は、9:1と1:9との間である。
【0043】 好ましい実施形態においては、上記の安定化されたピーナッツバターは、実質
的に完全に水素添加された植物油である、実質的に完全に水素添加された食用油
(i)、および部分的に水素添加された蒸留モノグリセリドである、濃縮された
モノグリセリド(ii)を含み;好ましくは、(i):(ii)の比は、5:1
と1:1との間;より好ましくは、4:1と1:1との間;より好ましくは、3
:1と1:1との間;最も好ましくは、約3:1である。最も好ましくは、この
ピーナッツバターは、実質的に完全に水素添加された綿実油(i)、および部分
的に水素添加されたダイズ蒸留モノグリセリド(ii)を含む。
【0044】 別の好ましい実施形態においては、上記の安定化されたピーナッツバターは、
0重量%〜約10重量%の塩、および0重量%〜約30重量%の甘味料をさらに
含む。より好ましくは、このピーナッツバター安定剤は、約0.5重量%〜約5
重量%の塩、および約1重量%〜約10重量%の甘味料を含む。
【0045】 別の実施形態においては、本発明は、安定化されたピーナッツバターに関し、
このピーナッツバターは、以下を含む: (a)ピーナッツ、ピーナッツ油およびそれらの組み合わせからなる群から選
択される、約90重量%〜約99.5重量%の材料;ならびに (b)合わせた重量で約1重量%〜約4%の、(i)8未満のIVを有する実
質的に完全に水素添加された食用油、および(ii)20と60との間のIVを
有する濃縮されたモノグリセリド(ここで、実質的に完全に水素添加された食用
油(i):濃縮されたモノグリセリド(ii)の比は、9:1と1:9との間で
ある)。
【0046】 好ましい実施形態においては、上記の安定化されたピーナッツバターは、実質
的に完全に水素添加された植物油である、実質的に完全に水素添加された食用油
(i)、および部分的に水素添加された蒸留モノグリセリドである濃縮されたモ
ノグリセリド(ii)を含み;好ましくは、(i):(ii)の比は、5:1と
1:1との間;より好ましくは、4:1と1:1との間;より好ましくは、3:
1と1:1との間;最も好ましくは、約3:1である。最も好ましくは、このピ
ーナッツバターは、実質的に完全に水素添加された綿実油(i)、および部分的
に水素添加されたダイズ蒸留モノグリセリド(ii)を含む。
【0047】 別の好ましい実施形態においては、上記の安定化されたピーナッツバターは、
0重量%〜約10重量%の塩、および0%〜約30%甘味料をさらに含む。より
好ましくは、このピーナッツバター安定剤は、約0.5重量%〜約5重量%の塩
、および約1重量%〜約10重量%の甘味料を含む。
【0048】 別の実施形態においては、本発明は、安定化されたピーナッツバターを製造す
るための方法に関し、この方法は以下の工程を包含する: (a)以下: (i)ピーナッツ、ピーナッツ油およびそれらの組み合わせからなる群より
選択される、約70%〜約99.5%;好ましくは、約80%〜約99.5%;
より好ましくは、約90%〜約99.5%の材料;ならびに (ii)合わせた重量で約0.5重量%〜約6重量%の、(A)10未満の
IVを有する実質的に完全に水素添加された食用油、および(B)15と70と
の間のIVを有する濃縮されたモノグリセリド(ここで(A):(B)の比は、
重量で9:1と1:9との間である)、 を含む成分を共に混合して、実質的に完全に水素添加された食用油および濃縮さ
れたモノグリセリドを実質的に溶融させるに十分高い温度(好ましくは、140
°Fを超える温度)を有する加熱された混合物を生成する工程;ならびに (b)工程(a)において生成した加熱された混合物を、分配可能な混合物を
生成するに十分低い温度(好ましくは、130°F未満の温度)まで冷却する工
程。
【0049】 好ましい実施形態においては、上記の方法はさらに、(c)工程(b)の生成
物を食品貯蔵容器に分配する工程、を包含する。上記の方法の別の好ましい実施
形態においては、工程(a)における混合するための方法は、グラインディング
(grinding)(粉砕)工程を含む。
【0050】 上記の方法のさらに好ましい実施形態においては、工程(a)における実質的
に完全に水素添加された食用油は、実質的に完全に水素添加された植物油(A)
であり、そして濃縮されたモノグリセリドは、部分的に水素添加された蒸留モノ
グリセリド(B)である。好ましくは、(A):(B)の比は、5:1と1:1
との間;より好ましくは、4:1と1:1との間;より好ましくは、3:1と1
:1との間;最も好ましくは、約3:1である。
【0051】 別の実施形態においては、本発明は、安定化されたピーナッツバターを製造す
る方法に関し、この方法は、以下の工程を包含する: (a)以下: (i)ピーナッツ、ピーナッツ油およびそれらの組み合わせからなる群より
選択される、約90%〜約99.5%の材料;ならびに (ii)合わせた重量で約1重量%〜約4重量%の、(A)8未満のIVを
有する実質的に完全に水素添加された食用油、および(B)20と60との間の
IVを有する濃縮されたモノグリセリド(ここで(A):(B)の比は、重量で
9:1と1:9との間である)、 を含む成分を共に混合して、実質的に完全に水素添加された食用油および濃縮さ
れたモノグリセリドを実質的に溶融させるに十分高い温度(好ましくは、140
°Fを超える温度)を有する加熱された混合物を生成する工程;ならびに (b)工程(a)において生成した加熱された混合物を、分配可能な混合物を
生成するに十分低い温度(好ましくは、130°F未満の温度)まで冷却する工
程。
【0052】 好ましい実施形態においては、上記の方法はさらに、(c)工程(b)の生成
物を食品貯蔵容器に分配する工程、を包含する。上記の方法の別の好ましい実施
形態においては、工程(a)における混合するための方法は、グラインディング
工程を含む。
【0053】 上記の方法のさらに好ましい実施形態においては、工程(a)における実質的
に完全に水素添加された食用油は、実質的に完全に水素添加された植物油(A)
であり、そして濃縮されたモノグリセリドは、部分的に水素添加された蒸留モノ
グリセリド(B)である。好ましくは、(A):(B)の比は、5:1と1:1
との間;より好ましくは、4:1と1:1との間;より好ましくは、3:1と1
:1との間;最も好ましくは、約3:1である。
【0054】 安定剤の実質的に完全に水素添加された脂肪または油(ハードストック(ha
rdstock))は、約10未満、好ましくは、約8未満、そして最も好まし
くは、約3未満のヨウ素価を有する。実質的に完全に水素添加された脂肪または
油は、好ましくは、C17〜C26脂肪酸に富む。適切なβ相傾向の(tendin
g)油および脂肪としては、例えば、カノーラ油、ナタネ油、ピーナッツ油、ダ
イズ油、コーン油、ヒマワリ種子油、ベニバナ種子油、亜麻仁油、ゴマ油、オリ
ーブ油およびラードが挙げられる。適切な非β相傾向の油および脂肪としては、
例えば、綿実油、パーム油、カラシ油、メンハーデン油、イワシ油、およびニシ
ン油が挙げられる。好ましくは、実質的に完全に水素添加された脂肪または油は
、実質的に完全に飽和した綿実油であり、これは代表的に、約3未満のヨウ素価
および綿実油フレークの形態を有する。
【0055】 本発明の濃縮されたモノグリセリドは、約15と約70との間、好ましくは、
20と60との間のヨウ素価を有する。濃縮されたモノグリセリドは、例えば、
綿実油、パーム油、ピーナッツ油、ダイズ油、ナタネ油、およびココナッツ油を
含む種々の供給源由来であり得る。好ましくは、濃縮されたモノグリセリドは、
部分的に水素添加された蒸留モノグリセリドであり;最も好ましくは、濃縮され
たモノグリセリドは、部分的に水素添加されたダイズ蒸留モノグリセリドである
【0056】 実質的に水素添加された脂肪または油および濃縮されたモノグリセリドは、ピ
ーナッツバターの調製の間に、別々の成分または組み合わせとして加えられ得る
【0057】 本発明のピーナッツバターは、0重量%〜約10重量%;好ましくは、約0.
5%〜約5%;最も好ましくは、約1%〜約3%の塩、塩の代用物、またはそれ
らの混合物を含む。代用塩としては、例えば、塩化カリウムが挙げられる。
【0058】 このピーナッツバターは、0重量%〜約30重量%;好ましくは、約1%〜約
10%のさらなる甘味料を含む。適切な甘味料としては、例えば、スクロース、
デキストロース、フルクトース、蜂蜜、糖蜜、高フルクトースコーンシロップ、
ラクトース、マルトースおよびマルトースシロップが挙げられる。
【0059】 適切な甘味料はまた、人工甘味料(例えば、アスパルターム、サッカリンおよ
びシクラメート)を含む。
【0060】 このピーナッツバターはまた、必要に応じて、約0.5重量%〜約2重量%の
乳化剤を含み得る。適切な乳化剤としては、例えば、モノグリセリドおよびジグ
リセリド、C14〜C22脂肪酸のスクロースモノエステルおよびジエステルならび
にレシチンが挙げられる。
【0061】 このピーナッツバターはまた、必要に応じて、風味相乗剤(例えば、天然また
は人工のピーナッツ矯味剤およびカラメル矯味剤)を含み得る。加えられる風味
相乗剤の量は、風味の問題であるが、通常、約0.1重量%〜約2重量%である
【0062】 このピーナッツバターは、21C.F.R.第164.150条または引き続
く規則に記載されるようなピーナッツバターの種類の基準に限定されない。この
ピーナッツバターは、関連製品を包含し、その関連製品としては、人工香味料、
人工甘味料、化学防腐剤、または着色添加剤を含有するピーナッツスプレッドが
挙げられるが、これに限定されない。
【0063】 本発明のピーナッツバターは、種々の食用品(例えば、ピーナッツバタークラ
ッカーサンドイッチ、キャンディーおよび焼製品(baked goods)を
含む)に含まれ得る。例えば、Woodroof,J.G.、「Peanuts
:Production,Processing,Products、第2版」
、The AVI Publishing Company,Westport
,Connecticut、190,226〜246頁(1973)を参照のこ
と。
【0064】 本発明は、以下の非限定的な実施例において、さらに詳細に記載される。
【0065】 (実施例) (実施例1) (50%蒸留モノグリセリド(22IV):50%綿実油(<3IV)を用い
て調製したピーナッツバター) 焼いて、湯通しし、きれいにした1.8kgのピーナッツを、50%の部分的
に水素添加された蒸留モノグリセリド(22のIVを有する)(DMG−40)
および50%の綿実油フレークの形態の実質的に完全に水素添加された綿実油(
3未満のIVを有する)からなる、2重量%のピーナッツバター安定剤を含む、
表1に列挙されたさらなる成分とともにグラインディングした。グラインディン
グプロセスの間、この混合物の温度は150°Fを超えた。この温度は、安定剤
を溶融し、そして安定剤を他の成分と共に完全に混合して、ピーナッツバターを
生成するに十分である。このピーナッツバターを、1ガロンのアイスクリームメ
ーカー中、115°Fの温度まで冷却し、そして8オンスの瓶に分配した。安定
化したピーナッツバターの瓶を、45°Fに24時間維持してテンパー(tem
per)し、次いで室温(70〜75°F)で30日間貯蔵した。
【0066】
【表1】 30日後、貯蔵したピーナッツバターを、ピーナッツバターの表面上の遊離油
の発生について目視で検査した。さらに、ピーナッツバターのテクスチャー(t
exture)を、TA TX2テクスチャー分析器を用いて、ピーナッツバタ
ーの表面に45°の円錐プローブが15mm貫入するために必要な重量グラムと
して測定した。重量グラム値が大きくなるにつれて、テクスチャーはより大きく
、すなわちより固くなる。遊離油の分離およびテクスチャー(貫入によって測定
した場合)についての結果を、表2に示す。
【0067】 比較の目的で、ピーナッツバターのさらなるバッチを、以下の代替の安定化組
成物を用いて、同じプロセスによって調製した: 綿実油(<3IV); 50%綿実油(<3IV):50%ナタネ油(3IV); 蒸留モノグリセリド(3IV); 蒸留モノグリセリド(22IV);および 50%蒸留モノグリセリド(3IV):50%綿実油(<3IV)。 これらのピーナッツバターを、上記のように加工し、貯蔵し、そして試験した。
遊離油の分離およびテクスチャー(貫入によって測定した場合)についての結果
を、表2に示す。
【0068】 (実施例2) (50%蒸留モノグリセリド(55IV):50%綿実油(<3IV)を用い
て調製したピーナッツバター) 焼いて、湯通しし、きれいにした1.8kgのピーナッツを、50%の部分的
に水素添加された蒸留モノグリセリド(55のIVを有する)(DMG−70)
および50%の綿実油フレークの形態の実質的に完全に水素添加された綿実油(
3未満のIVを有する)からなる、2重量%のピーナッツバター安定剤を含む、
表1に列挙されたさらなる成分とともにグラインディングして、ピーナッツバタ
ーを製造した。このピーナッツバターを、実施例1におけるように加工し、貯蔵
し、そして試験した。遊離油の分離およびテクスチャー(貫入によって測定した
場合)についての結果を、表2に示す。
【0069】 (実施例3) (25%蒸留モノグリセリド(22IV):75%綿実油(<3IV)を用い
て調製したピーナッツバター) 焼いて、湯通しし、きれいにした1.8kgのピーナッツを、25%の部分的
に水素添加された蒸留モノグリセリド(22のIVを有する)(DMG−40)
および75%の綿実油フレークの形態の実質的に完全に水素添加された綿実油(
3未満のIVを有する)からなる、2重量%のピーナッツバター安定剤を含む、
表1に列挙されたさらなる成分とともにグラインディングして、ピーナッツバタ
ーを製造した。このピーナッツバターを、実施例1におけるように加工し、貯蔵
し、そして試験した。遊離油の分離およびテクスチャー(貫入によって測定した
場合)についての結果を、表2に示す。
【0070】 (実施例4) (25%蒸留モノグリセリド(55IV):75%綿実油(<3IV)を用い
て調製したピーナッツバター) 焼いて、湯通しし、きれいにした1.8kgのピーナッツを、25%の部分的
に水素添加された蒸留モノグリセリド(55のIVを有する)(DMG−70)
および75%の綿実油フレークの形態の実質的に完全に水素添加された綿実油(
3未満のIVを有する)からなる、2重量%のピーナッツバター安定剤を含む、
表1に列挙されたさらなる成分とともにグラインディングして、ピーナッツバタ
ーを製造した。このピーナッツバターを、実施例1におけるように加工し、貯蔵
し、そして試験した。遊離油の分離およびテクスチャー(貫入によって測定した
場合)についての結果を、表2に示す。
【0071】
【表2】 表2のデータは、実施例1〜4に記載されるような本発明のピーナッツバター
が、1ヶ月の貯蔵の後でも遊離油の分離を示さなかったことを示す。
【0072】 表1のデータはまた、完全に水素添加された綿実油(3未満のヨウ素価を有す
る)、および部分的に水素添加されたダイズ蒸留モノグリセリド(22および5
5のヨウ素価を有する)のブレンドが、完全に水素添加された植物油安定剤、完
全に水素添加された蒸留モノグリセリド、または完全に水素添加された植物油と
完全に水素添加されたモノグリセリドとの組み合わせよりも、ピーナッツバター
中の同じ濃度(2%)において、より強いテクスチャーを付与し得ることを示す
。予想外なことに、完全に水素添加された綿実油および部分的に水素添加された
ダイズ蒸留モノグリセリド(22および55のヨウ素価を有する)を含む安定剤
は、完全に水素添加された綿実油(3未満のヨウ素価を有する)および完全に飽
和したダイズ蒸留モノグリセリド(3のヨウ素価を有する)を含む安定剤が付与
するよりも、より固いテクスチャーをピーナッツバターに付与する。従って、本
発明の安定剤(完全に水素添加された綿実油および部分的に水素添加されたダイ
ズ蒸留モノグリセリドの混合物を含む)をピーナッツバターにおいて低濃度で使
用して、完全に水素添加された綿実油、完全に水素添加された蒸留モノグリセリ
ド、または完全に水素添加された綿実油と完全に水素添加されたナタネ油との1
:1混合物からなる安定剤と同等の安定性を達成し得る。
【0073】 本明細書中で言及したすべての刊行物は、本明細書中にその全体が参考として
援用される。
【0074】 実施例(および添付の図面)とともに上記の説明を考慮すると、当業者は、添
付の特許請求の範囲において定義されるような本発明の趣旨および範囲から逸脱
することなく、種々の実施形態において本発明を実施し得る。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,MZ,SD,SL,SZ,TZ,UG ,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD, RU,TJ,TM),AE,AG,AL,AM,AT, AU,AZ,BA,BB,BG,BR,BY,BZ,C A,CH,CN,CR,CU,CZ,DE,DK,DM ,DZ,EE,ES,FI,GB,GD,GE,GH, GM,HR,HU,ID,IL,IN,IS,JP,K E,KG,KP,KR,KZ,LC,LK,LR,LS ,LT,LU,LV,MA,MD,MG,MK,MN, MW,MX,MZ,NO,NZ,PL,PT,RO,R U,SD,SE,SG,SI,SK,SL,TJ,TM ,TR,TT,TZ,UA,UG,UZ,VN,YU, ZA,ZW

Claims (52)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ピーナッツバター安定剤組成物であって、以下: (a)10未満のIVを有する実質的に完全に水素添加された食用油画分、お
    よび (b)15〜70の間のIVを有する濃縮されたモノグリセリド画分 を含み、該水素添加された食用油画分(a):該モノグリセリド画分(b)の重
    量比は、9:1〜1:9の間である、組成物。
  2. 【請求項2】 前記実質的に完全に水素添加された食用油が、実質的に完全
    に水素添加された植物油である、請求項1に記載の組成物。
  3. 【請求項3】 前記実質的に完全に水素添加された植物油が、実質的に完全
    に水素添加された綿実油である、請求項2に記載の組成物。
  4. 【請求項4】 前記濃縮されたモノグリセリドが、部分的に水素添加された
    蒸留モノグリセリドである、請求項1に記載の組成物。
  5. 【請求項5】 前記部分的に水素添加された蒸留モノグリセリドが、部分的
    に水素添加されたダイズ蒸留モノグリセリドである、請求項4に記載の組成物。
  6. 【請求項6】 前記水素添加された食用油画分:前記濃縮されたモノグリセ
    リド画分の重量比が、5:1〜1:1の間である、請求項1に記載の組成物。
  7. 【請求項7】 前記濃縮されたモノグリセリド画分が、20〜60の間のI
    Vを有する、請求項1に記載の組成物。
  8. 【請求項8】 請求項1に記載の組成物であって、ここで: (a)前記実質的に完全に水素添加された食用油が、実質的に完全に水素添加
    された綿実油であり;そして (b)前記濃縮されたモノグリセリドが、部分的に水素添加されたダイズ蒸留
    モノグリセリドである、 組成物。
  9. 【請求項9】 請求項8に記載の組成物であって、ここで: (a)前記実質的に完全に水素添加された綿実油が、8未満のIVを有し; (b)前記部分的に水素添加されたダイズ蒸留モノグリセリドが、20〜60
    の間のIVを有し;そして (c)該実質的に完全に水素添加された綿実油(a)と該部分的に水素添加さ
    れたダイズ蒸留モノグリセリド(b)との間の重量比が、5:1〜1:1の間で
    ある、 組成物。
  10. 【請求項10】 安定化されたピーナッツバターであって、以下: (a)約90重量%〜約99.5重量%の、ピーナッツ、ピーナッツオイルお
    よびその組み合わせからなる群より選択される材料;および (b)約1重量%〜約4重量%の請求項1に記載のピーナッツバター安定剤 を含む、安定化されたピーナッツバター。
  11. 【請求項11】 請求項10に記載のピーナッツバターであって、以下: (c)約0.5重量%〜約5重量%の、塩、代用塩およびそれらの混合物から
    なる群より選択される成分;および (d)約1重量%〜約10重量%の甘味料 をさらに含む、ピーナッツバター。
  12. 【請求項12】 安定化されたピーナッツバターであって、以下: (a)約90重量%〜約99.5重量%の、ピーナッツ、ピーナッツオイルお
    よびその組み合わせからなる群より選択される材料;ならびに (b)合わせて約1重量%〜約4重量%の、(i)10未満のIVを有する実
    質的に完全に水素添加された食用油および(ii)15〜70の間のIVを有す
    る濃縮されたモノグリセリド を含み、 ここで、実質的に完全に水素添加された食用油(i):濃縮されたモノグリセ
    リド(ii)の比が、9:1〜1:9の間である、 ピーナッツバター。
  13. 【請求項13】 前記実質的に完全に水素添加された食用油が、実質的に完
    全に水素添加された植物油である、請求項12に記載のピーナッツバター。
  14. 【請求項14】 前記実質的に完全に水素添加された植物油が、実質的に完
    全に水素添加された綿実油である、請求項13に記載のピーナッツバター。
  15. 【請求項15】 前記濃縮されたモノグリセリドが、部分的に水素添加され
    た蒸留モノグリセリドである、請求項12に記載のピーナッツバター。
  16. 【請求項16】 前記部分的に水素添加された蒸留モノグリセリドが、部分
    的に水素添加されたダイズ蒸留モノグリセリドである、請求項15に記載のピー
    ナッツバター。
  17. 【請求項17】 請求項12に記載のピーナッツバターであって、以下: (c)約0.5重量%〜約5重量%の、塩、代用塩およびそれらの混合物から
    なる群より選択される成分;および (d)約1重量%〜約10重量%の甘味料 をさらに含む、ピーナッツバター。
  18. 【請求項18】 請求項12に記載のピーナッツバターであって、ここで前
    記実質的に完全に水素添加された食用油が、実質的に完全に水素添加された綿実
    油であり、そして前記濃縮されたモノグリセリドが、部分的に水素添加されたダ
    イズ蒸留モノグリセリドである、ピーナッツバター。
  19. 【請求項19】 請求項18に記載のピーナッツバターであって、以下: (c)約0.5重量%〜約5重量%の、塩、代用塩およびそれらの混合物から
    なる群より選択される成分;および (d)約1重量%〜約10重量%の甘味料 をさらに含む、ピーナッツバター。
  20. 【請求項20】 安定化されたピーナッツバターであって、以下: (a)約90重量%〜約99.5重量%の、ピーナッツ、ピーナッツオイルお
    よびその組み合わせからなる群より選択される材料;ならびに (b)合わせて約1重量%〜約4重量%の、(i)8未満のIVを有する実質
    的に完全に水素添加された食用油および(ii)20〜60の間のIVを有する
    濃縮されたモノグリセリド を含み、 ここで、実質的に完全に水素添加された食用油(i):濃縮されたモノグリセ
    リド(ii)の比が、5:1〜1:1の間である、 ピーナッツバター。
  21. 【請求項21】 前記実質的に完全に水素添加された食用油が、実質的に完
    全に水素添加された植物油である、請求項20に記載のピーナッツバター。
  22. 【請求項22】 前記実質的に完全に水素添加された植物油が、実質的に完
    全に水素添加された綿実油である、請求項21に記載のピーナッツバター。
  23. 【請求項23】 前記濃縮されたモノグリセリドが、部分的に水素添加され
    た蒸留モノグリセリドである、請求項20に記載のピーナッツバター。
  24. 【請求項24】 前記濃縮された蒸留モノグリセリドが、部分的に水素添加
    されたダイズ蒸留モノグリセリドである、請求項23に記載のピーナッツバター
  25. 【請求項25】 請求項20に記載のピーナッツバターであって、以下: (c)約0.5重量%〜約5重量%の、塩、代用塩およびそれらの混合物から
    なる群より選択される成分;および (d)約1重量%〜約10重量%の甘味料 をさらに含む、ピーナッツバター。
  26. 【請求項26】 請求項20に記載のピーナッツバターであって、ここで前
    記実質的に完全に水素添加された植物油が、実質的に完全に水素添加された綿実
    油であり、そして前記濃縮されたモノグリセリドが、部分的に水素添加されたダ
    イズ蒸留モノグリセリドである、ピーナッツバター。
  27. 【請求項27】 請求項26に記載のピーナッツバターであって、以下: (c)約0.5重量%〜約5重量%の、塩、代用塩およびそれらの混合物から
    なる群より選択される成分;および (d)約1重量%〜約10重量%の甘味料 をさらに含む、ピーナッツバター。
  28. 【請求項28】 安定化されたピーナッツバターを製造するための方法であ
    って、以下の工程: (a)以下: (i)約90重量%〜約99.5重量%の、ピーナッツ、ピーナッツオイル
    およびその組み合わせからなる群より選択される材料;ならびに (ii)合わせて約1重量%〜約4重量%の、(A)10未満のIVを有す
    る実質的に完全に水素添加された食用油および(B)15〜70の間のIVを有
    する濃縮されたモノグリセリドであって、ここで、実質的に完全に水素添加され
    た食用油(A):濃縮されたモノグリセリド(B)の重量比が、9:1〜1:9
    の間である、実質的に完全に水素添加された食用油(A)および濃縮されたモノ
    グリセリド(B) を含む成分を一緒に混合し、該実質的に完全に水素添加された食用油および該濃
    縮されたモノグリセリドを実質的に融解するのに十分高い温度を有する、加熱さ
    れた混合物を生成する工程;および (b)工程(a)において生成された該加熱された混合物を、分配可能な混合
    物を生成するのに十分に低い温度まで冷却する工程 を包含する、方法。
  29. 【請求項29】 前記実質的に完全に水素添加された食用油が、実質的に完
    全に水素添加された植物油である、請求項28に記載の方法。
  30. 【請求項30】 前記実質的に完全に水素添加された植物油が、実質的に完
    全に水素添加された綿実油である、請求項29に記載の方法。
  31. 【請求項31】 前記濃縮されたモノグリセリドが、部分的に水素添加され
    た蒸留モノグリセリドである、請求項28に記載の方法。
  32. 【請求項32】 前記部分的に水素添加された蒸留モノグリセリドが、部分
    的に水素添加されたダイズ蒸留モノグリセリドである、請求項31に記載の方法
  33. 【請求項33】 工程(a)において前記加熱された混合物の温度が、14
    0°Fを超える、請求項28に記載の方法。
  34. 【請求項34】 工程(b)において前記分配可能な混合物の温度が、13
    0°F未満である、請求項28に記載の方法。
  35. 【請求項35】 請求項28に記載の方法であって、工程(a)において前
    記成分が、以下: (iii)約0.5重量%〜約5重量%の、塩、代用塩およびそれらの混合物
    からなる群より選択される物質;および (iv)約1重量%〜約10重量%の甘味料 をさらに含む、方法。
  36. 【請求項36】 請求項28に記載の方法であって、ここで前記実質的に完
    全に水素添加された食用油が、実質的に完全に水素添加された綿実油であり、そ
    して前記濃縮されたモノグリセリドが、部分的に水素添加されたダイズ蒸留モノ
    グリセリドである、方法。
  37. 【請求項37】 請求項36に記載の方法であって、工程(a)において前
    記成分が、以下: (iii)約0.5重量%〜約5重量%の、塩、代用塩およびそれらの混合物
    からなる群より選択される物質;および (iv)約1重量%〜約10重量%の甘味料 をさらに含む、方法。
  38. 【請求項38】 工程(a)において前記混合する方法が、グラインディン
    グ工程を包含する、請求項28に記載の方法。
  39. 【請求項39】 食品貯蔵容器に工程(b)の生成物を分配する工程(c)
    をさらに包含する、請求項28に記載の方法。
  40. 【請求項40】 安定化されたピーナッツバターであって、以下の工程: (a)以下: (i)約90重量%〜約99.5重量%の、ピーナッツ、ピーナッツオイル
    およびその組み合わせからなる群より選択される材料;ならびに (ii)合わせて約1重量%〜約4重量%の、(A)10未満のIVを有す
    る実質的に完全に水素添加された食用油および(B)15〜70の間のIVを有
    する濃縮されたモノグリセリドであって、ここで、実質的に完全に水素添加され
    た食用油(A):濃縮されたモノグリセリド(B)の重量比が、9:1〜1:9
    の間である、実質的に完全に水素添加された食用油(A)および濃縮されたモノ
    グリセリド(B) を含む成分を一緒に混合し、該実質的に完全に水素添加された食用油および該濃
    縮されたモノグリセリドを実質的に融解するのに十分高い温度を有する、加熱さ
    れた混合物を生成する工程;および (b)工程(a)において生成された該加熱された混合物を、分配可能な混合
    物を生成するのに十分に低い温度まで冷却する工程 を包含するプロセスによって製造された、ピーナッツバター。
  41. 【請求項41】 前記実質的に完全に水素添加された食用油が、実質的に完
    全に水素添加された植物油である、請求項40に記載のピーナッツバター。
  42. 【請求項42】 前記実質的に完全に水素添加された植物油が、実質的に完
    全に水素添加された綿実油である、請求項41に記載のピーナッツバター。
  43. 【請求項43】 前記濃縮されたモノグリセリドが、部分的に水素添加され
    た蒸留モノグリセリドである、請求項40に記載のピーナッツバター。
  44. 【請求項44】 前記部分的に水素添加された蒸留モノグリセリドが、部分
    的に水素添加されたダイズ蒸留モノグリセリドである、請求項43に記載のピー
    ナッツバター。
  45. 【請求項45】 工程(a)において前記加熱された混合物の温度が、14
    0°Fを超える、請求項40に記載のピーナッツバター。
  46. 【請求項46】 工程(b)において前記分配可能な混合物の温度が、13
    0°F未満である、請求項40に記載のピーナッツバター。
  47. 【請求項47】 請求項40に記載のピーナッツバターであって、工程(a
    )において前記成分が、以下: (iii)約0.5重量%〜約5重量%の、塩、代用塩およびそれらの混合物
    からなる群より選択される物質;および (iv)約1重量%〜約10重量%の甘味料 をさらに含む、ピーナッツバター。
  48. 【請求項48】 請求項40に記載のピーナッツバターであって、ここで前
    記実質的に完全に水素添加された食用油が、実質的に完全に水素添加された綿実
    油であり、そして前記濃縮されたモノグリセリドが、部分的に水素添加されたダ
    イズ蒸留モノグリセリドである、ピーナッツバター。
  49. 【請求項49】 請求項48に記載のピーナッツバターであって、工程(a
    )において前記成分が、以下: (iii)約0.5重量%〜約5重量%の、塩、代用塩およびそれらの混合物
    からなる群より選択される物質;および (iv)約1重量%〜約10重量%の甘味料 をさらに含む、ピーナッツバター。
  50. 【請求項50】 工程(a)において前記混合する方法が、グラインディン
    グ工程を包含する、請求項40に記載のピーナッツバター。
  51. 【請求項51】 前記プロセスが食品貯蔵容器に工程(b)の生成物を分配
    する工程(c)をさらに包含する、請求項40に記載のピーナッツバター。
  52. 【請求項52】 請求項10、12、20および40のいずれか1項に記載
    のピーナッツバターを含む、食品。
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