JP2003507619A - 流動性媒体、特に液体を送出およびまたは噴射する装置 - Google Patents

流動性媒体、特に液体を送出およびまたは噴射する装置

Info

Publication number
JP2003507619A
JP2003507619A JP2001517043A JP2001517043A JP2003507619A JP 2003507619 A JP2003507619 A JP 2003507619A JP 2001517043 A JP2001517043 A JP 2001517043A JP 2001517043 A JP2001517043 A JP 2001517043A JP 2003507619 A JP2003507619 A JP 2003507619A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
armature
hole
chamber
cylinder
pressure chamber
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2001517043A
Other languages
English (en)
Inventor
ヘルミヒ・ヴォルフラム
ペーター・クラウス−ユルゲン
コッター・ローベルト
ジャン・リアン
Original Assignee
ボンバーディアー・モーター・コーポレーション・オブ・アメリカ
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by ボンバーディアー・モーター・コーポレーション・オブ・アメリカ filed Critical ボンバーディアー・モーター・コーポレーション・オブ・アメリカ
Publication of JP2003507619A publication Critical patent/JP2003507619A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B05SPRAYING OR ATOMISING IN GENERAL; APPLYING FLUENT MATERIALS TO SURFACES, IN GENERAL
    • B05BSPRAYING APPARATUS; ATOMISING APPARATUS; NOZZLES
    • B05B9/00Spraying apparatus for discharge of liquids or other fluent material, without essentially mixing with gas or vapour
    • B05B9/03Spraying apparatus for discharge of liquids or other fluent material, without essentially mixing with gas or vapour characterised by means for supplying liquid or other fluent material
    • B05B9/04Spraying apparatus for discharge of liquids or other fluent material, without essentially mixing with gas or vapour characterised by means for supplying liquid or other fluent material with pressurised or compressible container; with pump
    • B05B9/0403Spraying apparatus for discharge of liquids or other fluent material, without essentially mixing with gas or vapour characterised by means for supplying liquid or other fluent material with pressurised or compressible container; with pump with pumps for liquids or other fluent material
    • B05B9/0413Spraying apparatus for discharge of liquids or other fluent material, without essentially mixing with gas or vapour characterised by means for supplying liquid or other fluent material with pressurised or compressible container; with pump with pumps for liquids or other fluent material with reciprocating pumps, e.g. membrane pump, piston pump, bellow pump
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02MSUPPLYING COMBUSTION ENGINES IN GENERAL WITH COMBUSTIBLE MIXTURES OR CONSTITUENTS THEREOF
    • F02M51/00Fuel-injection apparatus characterised by being operated electrically
    • F02M51/04Pumps peculiar thereto
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02MSUPPLYING COMBUSTION ENGINES IN GENERAL WITH COMBUSTIBLE MIXTURES OR CONSTITUENTS THEREOF
    • F02M57/00Fuel-injectors combined or associated with other devices
    • F02M57/02Injectors structurally combined with fuel-injection pumps
    • F02M57/022Injectors structurally combined with fuel-injection pumps characterised by the pump drive
    • F02M57/027Injectors structurally combined with fuel-injection pumps characterised by the pump drive electric
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02MSUPPLYING COMBUSTION ENGINES IN GENERAL WITH COMBUSTIBLE MIXTURES OR CONSTITUENTS THEREOF
    • F02M61/00Fuel-injectors not provided for in groups F02M39/00 - F02M57/00 or F02M67/00
    • F02M61/04Fuel-injectors not provided for in groups F02M39/00 - F02M57/00 or F02M67/00 having valves, e.g. having a plurality of valves in series
    • F02M61/08Fuel-injectors not provided for in groups F02M39/00 - F02M57/00 or F02M67/00 having valves, e.g. having a plurality of valves in series the valves opening in direction of fuel flow
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F04POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
    • F04BPOSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS
    • F04B17/00Pumps characterised by combination with, or adaptation to, specific driving engines or motors
    • F04B17/03Pumps characterised by combination with, or adaptation to, specific driving engines or motors driven by electric motors
    • F04B17/04Pumps characterised by combination with, or adaptation to, specific driving engines or motors driven by electric motors using solenoids
    • F04B17/046Pumps characterised by combination with, or adaptation to, specific driving engines or motors driven by electric motors using solenoids the fluid flowing through the moving part of the motor
    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02KDYNAMO-ELECTRIC MACHINES
    • H02K33/00Motors with reciprocating, oscillating or vibrating magnet, armature or coil system
    • H02K33/02Motors with reciprocating, oscillating or vibrating magnet, armature or coil system with armatures moved one way by energisation of a single coil system and returned by mechanical force, e.g. by springs

Abstract

(57)【要約】 本発明は、エネルギー貯蔵原理に従って作動し、駆動要素として少なくとも1個のアーマチュア装置(100)を備えた電磁的に駆動される往復ピストンポンプとして形成されている、流動性媒体、特に液体を送出およびまたは噴射するための装置に関する。この場合、アーマチュア装置(100)は少なくとも2個のアーマチュア要素(102,103)を備え、このアーマチュア要素(102,103)に、磁気的に対応するヨーク要素(26,32)が付設されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 本発明は、エネルギー貯蔵原理に従って作動し、電磁駆動の往復ピストンポン
プとして形成されている、流動性媒体を送出およびまたは噴射するための装置に
関する。
【0002】 このような装置は例えばWO96/34196によって知られている。この噴
射装置は固体−エネルギー貯蔵原理に従って作動し、アーマチュアシリンダによ
って取り囲まれたアーマチュア室を備えている。このアーマチュア室内には、駆
動装置としてアーマチュア装置が軸方向に摺動可能に支承されている。アーマチ
ュアシリンダは磁気コイルによって取り囲まれている。この磁気コイルは電気的
に駆動されて、アーマチュア装置を駆動するために必要な磁界を発生する。アー
マチュアシリンダは軸方向に並べて配置された2個のアーマチュアシリンダスリ
ーブを備えている。このアーマチュアシリンダスリーブの間には、磁気非伝導体
からなるリング要素が装着されている。アーマチュア装置は軸方向に摺動可能な
送出ピストン管と、それに固定されたアーマチュア要素を備えている。このアー
マチュア要素は半径方向の遊びをもってアーマチュアシリンダ内に装着されてい
る。この遊び隙間は磁束を弱める磁気抵抗であり、いわゆる寄生的な隙間と呼ば
れる。
【0003】 アーマチュア装置は運転中ほとんど抵抗のない加速相の間、運動エネルギーを
吸収する。この場合、抵抗のない加速相は圧力室を閉鎖する弁によって行われる
。それによって、圧力室内に閉じ込められた噴射すべき液体はアーマチュア装置
によって圧力衝撃を受ける。この圧力衝撃は圧力波の形で圧力室内に伝播する。
圧力波は圧力室の端を閉鎖するばね付勢された噴射ノズル要素を開放するので、
圧力室内にある液体が噴射される。
【0004】 噴射ノズル要素が開放され、圧力衝撃に基づいて液体が噴射された後で、アー
マチュア装置、特にその送出ピストン管が圧力室内を更に移動する。それによっ
て、噴射過程の持続が押しのけ噴射の形で行われる。アーマチュア装置の戻りス
トローク運動は圧縮ばねによって行われる。
【0005】 このような液体噴射装置は例えば内燃機関、特に二サイクル内燃機関のための
燃料噴射装置として真価を発揮することが実証された。
【0006】 例えば個人用船舶またはスノーモービルのようなレジャースポーツ機器のため
の最新の内燃機関、特に最新の二サイクル内燃機関の範囲における開発傾向では
、コストおよび重量上の理由から、シリンダ行程容積が益々大きくなると共に、
公称回転数が変わらぬかまたは上昇し、同時に内燃機関のシリンダ数が低減され
る。
【0007】 その結果、この内燃機関の噴射系にとって、燃焼サイクルあたりの送出能力と
流量(=単位時間あたりの液体送出量)に関する要求が高まることになる。
【0008】 燃焼サイクルあたりのこの上昇した送出出力と増大した流量は例えば電磁石を
大型化することによって達成可能である。しかし、この電磁石は電気的なエネル
ギーの多量に必要とする。これは大きな要素のための付加的なコストを招くだけ
でなく、特に出力の大きなジェネレータや電磁石の駆動回路のための付加的なコ
ストを招く。
【0009】 本発明の課題は、所定のまたは予め定められた電気エネルギー供給でおよび特
に所定の構造容積で、噴射または送出される液体の作動行程あたりの高い送出能
力と多量の流量が保証され、それによって効率が改善される、流動性媒体、特に
液体を送出およびまたは噴射するための装置を提供することである。
【0010】 この課題は請求項1記載の特徴を有する装置によって解決される。実施形は従
属請求項に記載した特徴を有する。
【0011】 相対的に移動し、間で磁力が作用する2つの要素の用語を定義するために、以
下において、用語“アーマチュア”と“ヨーク”が使用される。この場合、“ヨ
ーク”は相対的に動く両要素の固定された要素を意味し、“アーマチュア”は磁
力に基づいて“ヨーク”と相対的に動く要素を意味する。
【0012】 作動隙間面積は、“アーマチュア”と対応する“ヨーク”との間の軸方向隙間
を、予め定めた直径に半径方向に投影することによって生じる仮想面積である。
【0013】 “案内要素”は以下において、磁束を適切に案内する役目を果たす要素を意味
する。
【0014】 エネルギー貯蔵原理に従って作動し、駆動要素として少なくとも1個のアーマ
チュア装置を備えた電磁的に駆動される往復ピストンポンプとして形成され、ア
ーマチュア装置が少なくとも2個のアーマチュア要素を備え、アーマチュア要素
に磁気的に対応するヨーク要素が付設されている、流動性媒体、特に液体を送出
およびまたは噴射するための装置が本発明に従って設けられる。
【0015】 本発明の範囲内において、アーマチュアと磁気的に対応するヨークとの間に作
動隙間面積を増大することによって、コイルによって供される磁界の多量のエネ
ルギー量がアーマチュア装置に伝達可能であるという効果が利用される。
【0016】 本発明では、作動隙間面積の増大がきわめて簡単に達成される。この場合、そ
れぞれ対応するヨーク要素と共に、少なくとも2個のアーマチュア要素の磁気的
な直列回路が設けられている。これにより、例えば多数、すなわち少なくとも2
個の、軸方向に互いに離隔配置されたアーマチュア要素を、アーマチュア支持体
、例えば送出ピストン管に支持するアーマチュア装置が設けられている。
【0017】 アーマチュア装置のアーマチュア要素に磁気的に対応して、それぞれ固定され
たヨーク要素が設けられている。このヨーク要素はアーマチュア要素のための磁
気的な反対極を形成する。例えばアーマチュア装置を取り囲むアーマチュアシリ
ンダは、ヨーク要素として対応するアーマチュアシリンダスリーブを備えている
。このアーマチュアシリンダスリーブは磁気を案内しないリング要素によって互
いに分離されている。
【0018】 好ましい実施形では、アーマチュア装置は二アーマチュア要素装置として形成
され、2個の対応するヨーク要素、例えばアーマチュアシリンダスリーブを備え
たアーマチュアシリンダによって取り囲まれている。
【0019】 好ましい実施形では、本発明による装置は固体−エネルギー貯蔵原理に従って
作動する。
【0020】 流動性媒体、特に液体を送出およびまたは噴射するための本発明による装置の
場合には、所定の電気エネルギー供給で、アーマチュア装置の静的な磁力が技術
水準と比べてきわめて大きくなり、それによってアーマチュア装置によってその
ストロークに沿って達成される作業が非常に大きくなる。従って、アーマチュア
装置によって送出または噴射すべき媒体に伝達されるエネルギー、ひいては本発
明による装置の効率が大幅に上昇する。磁気的な直列回路でアーマチュア要素を
軸方向に並べて配置することにより、本発明による装置は構造容積が小さくて済
む。
【0021】 送出または噴射すべき媒体への増大したエネルギー入力は、ポンプ装置の幾何
学的な形成に応じて、燃焼サイクル当たりの高い送出出力の形でまたは送出また
は噴射すべき媒体の多量の流量およびまたは高い圧力の形で利用可能である。こ
れは例えばポンプの媒体を吐出する装置、例えば送出ピストン管の所定の直径の
選択によって予め定めることができる。
【0022】 次に、図に基づいて本発明を例示的に詳しく説明する。
【0023】 本発明による装置1の図示した好ましい実施の形態は、固体−エネルギー貯蔵
原理で動作し、鉢状の駆動装置ケーシング2と、この鉢状の駆動ケーシング2の
開放端部を閉鎖するポンプケーシング3を備えている。駆動装置ケーシング2と
ポンプケーシング3はほぼ回転対称体であり、共通の中心縦軸線4を有する。ポ
ンプケーシング3は、送出または噴射すべき媒体の送出方向5において駆動装置
ケーシング2の前方に配置されている。
【0024】 駆動装置ケーシング2は円筒状の薄壁の外壁6と、駆動装置ケーシング2の一
端を閉鎖する薄壁の底壁7を備えている。それによって、駆動装置ケーシング内
室8が画成されている。底壁7は半径方向において中心縦軸線4に向かって二段
状に形成されている。底壁7は半径方向外側から内側に向けて第1の環状端壁部
9と、外壁6に対して同軸に延びる第1の環状段壁部10と、送出方向5と反対
方向に第1の環状端壁部9に対して軸方向に後退してずれている第2の環状端壁
部11と、第2の環状段壁部12と、送出方向5において軸方向で最も後側の閉
鎖壁部13を備えている。第1の環状端壁部9の近くにおいて、外壁6は切欠き
14を備えている。この切欠き内には、装置1を電源に接続するための接触要素
16を備えた接続装置15が装着されている。送出方向5において前側の開放し
た駆動装置ケーシング2の端部において、外壁はその内面にねじ17を備えてい
る。
【0025】 第2の環状端壁部11の内面の半径方向内側の部分領域には、ほぼ円筒ディス
ク状の案内部材18が載っている。それによって、この案内部材18と第2の環
状段壁部12と閉鎖壁部13によって底中空室19が囲まれている。案内部材1
8は穴軸線としての中心縦軸線4を有する中央の支承穴20を備えている。半径
方向において支承穴20の周りに、支承穴20に対して平行に延びる複数の貫通
穴21が配置されている。この貫通穴は底側が底中空室19に開口している。
【0026】 案内要素としての第1の円筒管状のアーマチュアシリンダスリーブ22が、半
径方向において案内部材18と第1の環状段壁部10の間にかつ軸方向において
案内部材18に形状補完的に装着されている。このアーマチュアシリンダスリー
ブは中心軸線としての中心縦軸線4方向において底壁7から離れて一部が駆動装
置ケーシング内室8内に達している。第1のアーマチュアシリンダスリーブ22
は磁気伝導性の良好な材料からなり、内室側に端面23を備えている。この端面
から小さな環状ウェブ24が送出方向5に向かって軸方向に突出している。
【0027】 軸方向において第1のアーマチュアシリンダスリーブ22に続いて、第1の円
環状のリング要素25が装着されている。このリング要素はスペーサ要素として
あるいは環状ウェブ24によって半径方向に形状補完的に保持されたアーマチュ
アシリンダスリーブの端面23への磁束を遮断するための手段としての働きをす
る。リング要素25は磁気を伝導しない材料、例えば特殊鋼からなっている。軸
方向において第1のリング要素25に続いて、第1のヨーク要素として円環状の
第2のアーマチュアシリンダスリーブ26が設けられている。この第2のアーマ
チュアシリンダスリーブはその底側の端面27とポンプケーシング側の端面28
にそれぞれ、軸方向に突出する環状ウェブ29または30を半径方向内側に備え
ている。
【0028】 第1のリング要素25と同様に、第2のスペーサ要素としてあるいは磁束を遮
断するための手段としての第2のリング要素31が第2のアーマチュアシリンダ
スリーブ26の端面28に載っている。この第2のリング要素は第1のリング要
素25と同じ形状を有し、同様に磁気を伝導せず磁化不能な材料、例えば特殊鋼
からなっている。
【0029】 軸方向において第2のリング要素31に続いて、第2のヨーク要素としての第
3のアーマチュアシリンダスリーブ32が設けられている。この第3のアーマチ
ュアシリンダスリーブはその底側の端部に、端面33を有し、かつ第2のアーマ
チュアシリンダスリーブ26と同様に環状ウェブ34を備えている。第3のアー
マチュアシリンダスリーブは一端が軸方向において第2のリング要素31に載り
、他端が環状ウェブの形をして一体的にポンプケーシング3の底側の端面40に
載っている。
【0030】 第3のアーマチュアシリンダスリーブ32はポンプケーシング3の底側の端面
40の半径方向内側環状領域40aを取り囲んでいる。
【0031】 アーマチュアシリンダスリーブ22,26,32とリング要素25,31は、
中心軸線としての中心縦軸線4を有するアーマチュアシリンダ35を形成してい
る。このアーマチュアシリンダはアーマチュア室41を囲んでいる。アーマチュ
ア室41は底壁側が案内部材18によって、そしてポンプケーシング側がポンプ
ケーシング3の端面40の内側環状領域40aによって画成されている。
【0032】 アーマチュアシリンダスリーブ22,26,32とリング要素25,31の半
径方向外面は軸方向において互いに面一になっているので、円筒状のアーマチュ
アシリンダ外面が形成されている。
【0033】 リング要素25,31はアーマチュアシリンダスリーブ22,26,32より
も幾分薄い壁厚を有する。従って、リング要素の内面は中心縦軸線4に対して、
軸方向において互いに面一であるアーマチュアシリンダスリーブ22,26,3
2の内面よりも大きな間隔を有する。
【0034】 アーマチュアシリンダ35の外面と、駆動装置ケーシング2の外壁6は、円環
状のコイル室42を画成している。ケーブルドラム状のコイル支持体43がアー
マチュアシリンダ35の外側を取り囲んでコイル室42内に装着されている。こ
のコイル支持体は円環状の支持体基礎管壁部44と、端側でこの支持体基礎管壁
部から半径方向に突出する底側の画成環状ウェブ45と、ポンプケーシング側の
画成環状ウェブ46を備えている。画成環状ウェブ45,46は駆動装置ケーシ
ング2の外壁の直前まで半径方向に延びている。
【0035】 コイル支持体43はポンプケーシング3の底側の端面40から、駆動装置ケー
シング2の第1の環状端壁部9の直前まで延びている。
【0036】 壁部44,45,46によって画成された空間内には磁気コイル47が設けら
れている。この磁気コイルは接続装置15の接触要素16に接続されている。
【0037】 ポンプケーシング3はほぼ中心縦軸線4を中心とした回転対称体である。この
回転対称体は基礎部分50と、ノズル収容シリンダ51を備えている。このノズ
ル収容シリンダは基礎部分50に一体成形され、この基礎部分から送出方向5に
向かって軸方向に延びている。
【0038】 基礎部分50は円筒ディスク状であり、底側が端面40と端面40の内面40
aによって画成され、反対側が端面55によって画成されている。基礎部分50
は外周面53を備えている。この外周面の外側の端範囲は駆動装置ケーシング2
のめねじ17に対応するおねじ54を備えている。基礎部分50は、アーマチュ
アシリンダスリーブ22,26,32とリング要素25,31が軸方向において
互いに押圧され、かつ案内部材18を介して第2の環状端壁11に支持されるよ
うに、駆動装置ケーシング2にねじ込まれている。底中空室19とアーマチュア
室41をコイル室42に対してシールするために、シールリング55、例えばO
リングが設けられている。このシールリングは第1のアーマチュアシリンダスリ
ーブ22の底側の端面と、第1の環状段壁部10と、第2の環状端壁部11と、
案内部材18内のL字状凹部とによって形成されたシール通路56内に装着され
ている。
【0039】 基礎部分50は中心軸線としての中心縦軸線4を有する1段の段付き貫通穴5
7を備えている。この貫通穴は底側が拡張されて収容穴57aとして形成され、
アーマチュア室41に開口し、他端はノズル収容シリンダ51によって取り囲ま
れた、段付き貫通穴57よりも拡張された止り穴58に開口している。
【0040】 段付き貫通穴57のアーマチュア室側の拡張部には、案内シリンダ59が形状
補完的におよび摩擦連結的に装着されている。この案内シリンダは内側範囲40
aの高さ位置で2段状に縮小して一部がアーマチュア室41内に達している。従
って、環状端面60と環状突出部61が形成されている。
【0041】 案内シリンダ59は支承穴20に対応して、段付きの貫通穴62を備えている
。この貫通穴は中心軸線として中心縦軸線4を有する。すなわち、軸方向におい
て案内部材18の支承穴20と一直線上に並んで延びている。貫通穴62はその
アーマチュア室41と反対側の端部が貫通穴57の直径まで拡張されて形成され
ている。貫通穴62の拡張された範囲内にはその内周にわたって、弁体64用の
複数の当接リブ63が形成されている。この当接リブは半径方向内側に向いてい
て互いに離隔されて配置されている。弁体64は遊びをもって貫通穴57内に装
着されているので、弁体の前後の範囲は液圧的に連通するように接続されている
【0042】 ポンプケーシング3の外面53から半径方向に、送出または噴射すべき媒体の
ための、複数個所で先細になった供給穴65が案内されている。この供給穴は貫
通穴57に開口している。供給穴65には供給装置66が装着されている。この
供給装置は中空穴を有する供給ニップル67と、供給方向68においてこの供給
ニップルの半径方向内側に配置された逆止弁要素69とからなっている。この逆
止弁要素は供給方向68と反対向きの媒体流れを阻止する。
【0043】 逆止弁要素69の半径方向外側において、供給穴65から斜めに第1の溢流孔
70が分岐している。この溢流孔はアーマチュア室41に開口し、横穴71を介
して供給ニップル67の中央穴に接続している。供給穴65に対向して、ポンプ
ケーシング3内に半径方向に向いた止り穴状の排出穴72が形成されている。こ
の排出穴内には排出装置としての排出ニップル73が装着されている。排出穴7
2の底から斜めに第2の溢流孔74が分岐している。この溢流孔は同様にアーマ
チュア室41に開口している。
【0044】 ノズル収容シリンダ51の止り穴58内には、圧力室閉鎖部材80と、静圧弁
82と、ばねで付勢されたノズルニードル84を備えた噴射ノズル要素83が軸
方向において送出方向5に連続して装着されている。
【0045】 圧力室閉鎖弁80は半径方向において止り穴58内に形状補完的に装着され、
軸方向において底側の穴底部58aに装着され、貫通穴57と同軸の圧力室穴8
5を備えている。この圧力室穴は送出方向5において一段状に縮小して溢流穴8
6を形成している。従って、環状端面87が形成されている。
【0046】 圧力室穴85と貫通穴87は圧力室88を取り囲んでいる。この圧力室88は
駆動装置側で球状の弁体64によって閉鎖され、ノズル側で溢流穴86に開口し
ている。
【0047】 弁体64は排出位置において圧縮ばね89によってばね付勢されてリブ63の
半径方向内側エッジに載っている。この場合、圧縮ばね89は一端が弁体64に
、他端が案内シリンダ59の環状端面87に支持されている。
【0048】 軸方向において圧力室閉鎖部材80に支持部材81が装着され、この支持部材
は同様に複数段状の貫通穴90を備えている。この貫通穴は送出方向5において
先ず最初に縮小し、続いて拡がっている。従って、圧力保持室91が形成されて
いる。この圧力保持室内の圧力室側に静圧弁82が配置されている。この静圧弁
は圧力保持室内で媒体の所定の最低圧力を保証し、静圧よりも高い圧力が圧力室
88内に発生するや否や、送出方向5に開放する。
【0049】 軸方向において支持部材81に噴射ノズル要素83が装着され、この噴射ノズ
ル要素は送出方向5において支持部材の前方に配置されている。噴射ノズル要素
83は軸方向の貫通穴92を備えている。この貫通穴内にはノズルニードル84
が軸方向に摺動可能に支承されている。貫通穴92はノズル端側に、円錐状に拡
がったノズルシート93を備えている。このノズルシートはノズルニードル84
のシャフトに一体的に連結されたノズル端側の弁頭94によって密封閉鎖されて
いる。ノズルニードル84は公知のごとく、圧縮ばね95とニードルディスク9
6を介して送出方向5と反対向きに付勢されて貫通穴92内に装着されている。
この場合、ノズル要素83の圧力室側の先細端部と、圧縮ばね95と、ノズルニ
ードルシャフトの一部は、支持部材81の貫通穴90のノズル側の拡張部に挿入
されている。貫通穴90のノズル側の拡張部は溢流穴97を介して貫通穴92に
接続されている。
【0050】 装置1は駆動要素としてユニット的なアーマチュア装置100を備え、このア
ーマチュア装置は、アーマチュア支持要素101、例えば送出ピストン管と、底
側の第1のアーマチュア要素102と、同じような圧力室側の第2のアーマチュ
ア要素103とからなっている。この第2のアーマチュア要素は第1のアーマチ
ュア要素102に対して間隔D(図2参照)をおいて配置されている。
【0051】 第2のアーマチュア要素103と圧力シリンダ59の環状端面60との間には
、圧縮ばね120が配置されている。この圧縮ばねは、第1のアーマチュア要素
102が案内部材18に接触するように、出発位置でアーマチュア装置100を
送出方向5と反対方向に軸方向に押圧している。
【0052】 アーマチュア支持要素101は例えば送出ピストン管として形成されている。
この送出ピストン管は細長い中空円筒体である。この中空円筒体は底側の端部1
04が案内部材18の支承穴20に軸方向に摺動可能にかつ半径方向において形
状補完的に装着され、アーマチュア室41を通過し、圧力室側の端部105が案
内シリンダ59の支承穴62に軸方向に摺動可能にかつ半径方向において形状補
完的に装着されている。出発位置において、端部104は少しだけ底中空室19
内に達している。この場合、端部105は案内シリンダ59の支承穴62の圧力
室側の端部とほぼ面一であり、リブ63に載っている弁体64から少しだけ離隔
配置されている。アーマチュア支持要素101は軸方向の貫通穴106を備えて
いる。この貫通穴は両端が面取り部のように円錐状に拡がっている。アーマチュ
ア支持要素101の圧力室側の面取り部は弁体64のための弁座を形成している
。それによって、アーマチュア支持要素101と弁体64は、アーマチュア室4
1を圧力室88から液圧的に分離可能である弁を形成している。
【0053】 アーマチュア要素102,103はアーマチュア室内にあり、それぞれほぼ円
環ディスク状であり、そして各々一つの中央穴107または108を備えている
。この中央穴は中心軸線としての中心縦軸線4を有する。アーマチュア要素10
2,103は穴107,108によってアーマチュア支持要素101に固定装着
され、そしてアーマチュアシリンダスリーブ22,26,32の内径よりも幾分
小さな外径を有する。それによって、幅Tの半径方向の遊び隙間109が形成さ
れている。従って、アーマチュア要素102,103はアーマチュアシリンダ3
5に対して半径方向の遊びをもって軸方向に移動可能にアーマチュア室41内に
装着されている。アーマチュア要素102,103は容易に磁化可能な材料で作
られ、それぞれ少なくとも一つの溢流穴110を備えている。この溢流穴は中央
穴107,108に対して平行に延びている。
【0054】 アーマチュア要素102は底側の端面110aと圧力室側の端面111と外周
面112を有する。端面111と外周面112は外周エッジ113を形成してい
る(図2参照)。アーマチュア要素103は底側の端面114と圧力室側の端面
115と外周面116を有する。端面115と外周面116は外周エッジ117
を形成している。
【0055】 上述のように、第1のアーマチュア要素102は出発状態でその端面110が
アーマチュア室側で案内部材18に接触している。アーマチュア要素102の軸
方向に長さは、アーマチュア室41を囲む第1のアーマチュアシリンダスリーブ
22の部分が軸方向においてオーバーラップし、外周エッジ113と第2のアー
マチュアシリンダスリーブ26の環状ウェブ29との間に、隙間幅S1 の第1の
軸方向の隙間121が存在するように定められている。
【0056】 第2のアーマチュア要素103は間隔Dに対応して第1のアーマチュア要素1
02から離隔され、送出方向5において第1のアーマチュア要素の前方に配置さ
れている。この場合、第2のアーマチュア要素は第1のアーマチュア要素102
と同様に、同じ軸方向長さにわたって第2のアーマチュアシリンダスリーブ26
の内面とオーバーラップしている。アーマチュア要素103の軸方向長さはアー
マチュア要素102と同様に、その外周エッジ117と第3のアーマチュアシリ
ンダスリーブ32の環状ウェブ34との間に、隙間幅S2 の第2の軸方向の隙間
122が存在するように定められている。
【0057】 アーマチュア要素102,103と、出発状態でその都度隣接するアーマチュ
アシリンダスリーブ22または26と、出発状態でその都度隣接する環状要素2
5または31との軸方向のオーバーラップは、磁束が最適化されるように選定さ
れている。
【0058】 そのために、隙間幅S1 ,S2 が環状要素25,31の長さよりも短く、特に
半分の長さよりも短く選定されていると有利である。
【0059】 アーマチュアシリンダスリーブ26,32は軸方向に移動可能なアーマチュア
要素102,103に対してそれぞれ、固定されたヨーク要素、すなわちアーマ
チュア要素102,103に対する固定された相手方部材を形成する。アーマチ
ュアシリンダスリーブ22または26は出発位置で隣接配置されたアーマチュア
要素102または103のためにそれぞれ磁束用案内要素を形成している。
【0060】 図2の出発位置でコイル47に通電すると、コイル体を円環面状に取り囲む磁
力線130が形成される(図3参照)。この磁力線は極性に応じて例えば底側で
第1のアーマチュアシリンダスリーブ22に入り、半径方向遊び隙間18(アー
マチュアシリンダスリーブ22と第1のアーマチュア要素102の間の寄生的な
隙間)を架橋してアーマチュア要素102に入り、大部分がアーマチュア要素1
02と第2のアーマチュアシリンダスリーブ26(ヨーク要素)の間の最も狭い
個所の範囲のところでアーマチュア要素102から出て、第2のアーマチュア要
素103と第2のアーマチュアシリンダスリーブ26との交叉範囲までほぼ軸方
向に第2のアーマチュアシリンダスリーブ26内を通過し、そこからアーマチュ
アシリンダスリーブ26と第2のアーマチュア要素103の間の遊び隙間108
(寄生的な隙間)を架橋して第2のアーマチュア要素103に入り、第1のアー
マチュア要素102と同様に、大部分が第2のアーマチュア要素103と第3の
アーマチュアシリンダスリーブ32の間の最も狭い個所のところで第2のアーマ
チュア要素103を出て、第3のアーマチュアシリンダスリーブ32内に入る(
図3参照)。
【0061】 これによって、上記の狭い個所で向き合うアーマチュア要素102または10
3の範囲(端面111または115)とアーマチュアシリンダスリーブ26また
は32(環状ウェブ29または34)の範囲が、磁気的に反対極状に磁化される
ので、静的な磁力FM1,FM2がアーマチュア要素102またはアーマチュア要素
103に作用する。それによって、アーマチュア要素102,103は上記の定
義のようなアーマチュアとなり、アーマチュアシリンダスリーブ26,32は上
記の定義のようなヨーク要素となる。
【0062】 アーマチュア装置に作用する静的な磁力全体FM =FM1+FM2は、電気的なエ
ネルギーの使用が同じである場合、アーマチュア要素102,103とそれに対
応するヨーク要素26,32の上記の磁気的な直列接続によって、単数のアーマ
チュア要素を備えたアーマチュア装置の場合の静的な磁力よりも非常に大きい。
従って、往復運動方向123に沿った所定の距離にわたってアーマチュア装置1
00によって行われる作業は相応して大きい。そのため、使用される所定のエネ
ルギーによってコイル47で発生した磁気エネルギーの一層良好な利用が達成さ
れる。それによって、アーマチュア要素102,103とこのアーマチュア要素
102,103に対応するヨーク要素を有するマルチアーマチュア型アーマチュ
ア装置100を備えたこのような駆動装置の効率と、ひいては本発明による装置
1の全体効率が大幅に改善される。
【0063】 2個のアーマチュア要素とヨーク要素を備えた代表的な構造の装置によって、
このような装置1において、最も不利な場合でも、電気エネルギーを付加的に供
給する必要なしに、技術水準に対して少なくとも60%の静的磁力FM の増大が
達成可能であることが判った。
【0064】 隙間121,122はアーマチュア装置100の作業方向(往復運動方向12
3)に延びている。この隙間の幅S1 ,S2 はアーマチュア要素102,103
とヨーク要素(アーマチュアシリンダスリーブ26,32)の間で瞬時に発生す
る静的磁力の大きさを決定する。この磁力はアーマチュア装置100の変位Hに
沿って作業を行う。従って、この隙間の幅は作動隙間である。作動隙間121,
122を一定の半径、例えばアーマチュアシリンダスリーブ26,22,32の
内面の半径に半径方向に投影すると、作動隙間面積が生じる。この作動隙間面積
の大きさはこの半径と対応する隙間幅S1 ,S2 に依存する。アーマチュア装置
100の所定の運動または或る運動の際の瞬時の作動隙間の隙間幅S1 ,S2
、ヨーク要素とアーマチュア要素の間で作用する磁力を左右する作動隙間面積の
大きさである。隙間109はアーマチュア装置100の作業方向(往復運動方向
123)に対して垂直な幅Tを有する。作業を行う磁力は発生しない。それによ
って、この隙間108は不所望な“磁気抵抗”であり、いわゆる“寄生的な隙間
”と呼ばれる。この寄生的な隙間109の幅Tを最小限に抑えることが望ましい
が、製作技術的に不可避な誤差には限界がある。
【0065】 作動隙間の所定の隙間幅S1 ,S2 の場合に作動隙間面積が大きければ大きい
ほど、所定の磁界の強さの場合、アーマチュア要素102,103に作用する磁
力FM1,FM2は大きくなる。
【0066】 本発明の範囲内において、作動隙間面積の増大は少なくとも2個のアーマチュ
ア−ヨーク構造体の磁気的な直列回路によって達成されるので、少なくとも2つ
の作動隙間121,122が形成される。
【0067】 更に、アーマチュア−ヨーク装置(102,26;103,34)のアーマチ
ュア要素102,103に作用する瞬時の磁力が瞬時の作動隙間121,122
の幅Sに依存するので、アーマチュア要素102,103に作用する静的な磁力
はストロークHにわたって変化する。
【0068】 或る作動隙間S1 ,S2 の場合、磁力は上記のように所定の値をとる。この値
は隙間幅Sが小さくなるにつれて増大し、S=0のときに最大値をとる。この最
大値は、アーマチュア要素と対応するヨーク要素が軸方向において交叉するS<
0のときに再び低下する。
【0069】 従って、出発隙間幅S1 ,S2 を選択することにより、アーマチュア装置10
0のストロークHにわたって全体の力FM に影響を与えることができ、よって後
述するように例えば装置1の噴射特性、圧力変化、最大噴射流量または類似の特
性に対して簡単に影響を及ぼすことができる。この場合勿論、出発隙間幅S1
2 を同じ大きさまたは異なる大きさに選定することは、本発明の範囲内に含ま
れる。更に、アーマチュア要素102,103は軸方向に調節可能に定めること
ができるようにアーマチュア支持要素101に配置可能である。
【0070】 従って、本発明による装置1により、簡単な手段で、使用される電気エネルギ
ーのきわめて高度なエネルギー有効利用のほかに、上記装置のいろいろな特性値
に関する装置1の高められた可変性が達成される。
【0071】 次に、流動性媒体、特に液体を送出およびまたは噴射するための本発明による
装置の作用について詳しく説明する。
【0072】 出発状態において、コイル47は通電されておらず、アーマチュア装置100
はその底側の出発位置にあり、弁体64はリブ57aに載っている。アーマチュ
ア支持要素101と弁体64は離れている。供給装置66によって、送出または
噴射すべき媒体が、特に予圧を加えられて供給され、横穴71と溢流孔70と穴
110または21を経てアーマチュア室41、底中空室19および貫通穴106
に達する。余剰の媒体は溢流孔74と流出装置73を経て流出するので、アーマ
チュア室41は新鮮媒体で充分に洗浄される。同時に、逆止弁69と供給穴を経
て新鮮媒体が圧力室88内で静圧弁82の手前まで達する。圧力室88内の余剰
の媒体は弁体64のそばを通過して貫通穴106を経て底中空室19内に達し、
そして穴21を経てアーマチュア室41に達する。従って、弁体64と送出ピス
トン管101からなる弁が開放しているときに、圧力室88も媒体で充分に洗浄
可能である。静圧弁82とノズル出口の間において媒体は静圧下にある。
【0073】 コイル47に通電すると、アーマチュア装置100に力FM が作用する。この
力はアーマチュア装置100をほとんど抵抗なく送出方向5に加速する。この場
合、アーマチュア装置は運動エネルギーを蓄える。或る程度の距離を進んだ後で
、アーマチュア装置100の圧力室側の端部105は弁体64に急激に当接する
。アーマチュア装置100が弁体64に当たるときに、圧力室88はアーマチュ
ア室41から液圧的に分離され、アーマチュア装置100の蓄えられた運動エネ
ルギーがアーマチュア支持要素101の前方の圧力室88内にある媒体に圧力衝
撃の形で伝達される。
【0074】 圧力衝撃は媒体を通って伝達され、静圧弁82に打ち勝ってノズル出口まで達
する。
【0075】 逆止弁69は供給装置66内への圧力衝撃の逃げを防止する。所定の噴射圧力
を上回ると、噴射ノズル要素83のノズルニードル84が開放する。
【0076】 アーマチュア装置100、特にアーマチュア支持要素101が圧力室88内で
送出方向5に更に移動するときに、コイル電流の通電時間に応じて、媒体の圧力
衝撃送出または圧力衝撃噴射に続いて、媒体の押しのけ送出または押しのけ噴射
が行われる。
【0077】 コイル電流が遮断されると、アーマチュア装置100と弁体64は圧縮ばね1
20または89によってその出発位置に達する。噴射された媒体量は供給装置6
6を介して予圧下で圧力室88に供給される。
【0078】 他の実施の形態では、送出または噴射すべき媒体のための流路と弁装置が、流
動性媒体、例えば塵埃状、粒状、顆粒状または粉末状の媒体あるいは固体を混ぜ
た液体、例えばスラッジを送出または噴射するために適合されている。
【0079】 本発明による装置1によって、間欠的にのみ送出されると、噴射ノズル装置8
3は勿論省略可能であるかまたは必要に応じて、例えば静圧弁82に似た逆止弁
によって置き換え可能である。
【0080】 他の実施の形態では、各々のアーマチュア−ヨーク構造体に別個の駆動装置磁
気コイルが付設されている。この駆動装置磁気コイルは場合によっては分離して
電気的に制御可能に形成可能である。コイルが互いに軸方向間隔を有すると合目
的である。この軸方向間隔はアーマチュアシリンダスリーブの間隔に一致してい
る。
【0081】 磁気損失を低減して効率を更に最適化するために、アーマチュア支持要素10
1は、磁気非伝導体、例えば特殊鋼からなるアーマチュア要素102,103の
範囲と、耐衝撃性材料からなる圧力室側の端範囲内に形成可能である。これによ
って、アーマチュア支持要素101を介しての磁力線130の不所望な延長が防
止される。
【0082】 エネルギー貯蔵原理に従って例えば抵抗なく加速され急激に制動される媒体で
作動し、マルチ−アーマチュア−ヨーク−装置を有する駆動装置を備えた、流動
性媒体を送出およびまたは噴射するための装置も勿論、本発明の範囲に含まれる
【0083】 他の実施の形態では、本発明による装置1がWO96/34195に従って流
動性媒体、特に液体を送出およびまたは噴射するための複動作用する装置として
形成されている。
【0084】 磁気を伝導しない材料からなるリング要素25は勿論、空隙として形成可能で
ある。同様に、例えばコイル支持体の支持基礎管壁44を、磁気を伝導するスリ
ーブ要素またはリング要素と磁気を伝導しないスリーブ要素またはリング要素か
らなるアーマチュアシリンダとして形成することは本発明の範囲に含まれる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 流動性媒体、特に液体を送出およびまたは噴射するための本発明による装置の
縦断面図である。
【図2】 図1の装置の縦断面の詳細図である。
【図3】 図1の本発明による装置の磁力線の延長状態を概略的に示す図である。
【手続補正書】特許協力条約第34条補正の翻訳文提出書
【提出日】平成13年10月12日(2001.10.12)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0082
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0082】 エネルギー貯蔵原理に従って抵抗なく加速され急激に制動される媒体で作動し
、マルチ−アーマチュア−ヨーク−装置を有する駆動装置を備えた、流動性媒体
を送出およびまたは噴射するための装置も勿論、本発明の範囲に含まれる。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項1
【補正方法】変更
【補正の内容】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) F02M 51/06 F02M 51/06 U 51/08 51/08 M F16K 31/06 305 F16K 31/06 305D 305J H01F 7/16 H01F 7/16 R (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,MZ,SD,SL,SZ,TZ,UG ,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD, RU,TJ,TM),AE,AL,AM,AT,AU, AZ,BA,BB,BG,BR,BY,CA,CH,C N,CR,CU,CZ,DE,DK,DM,EE,ES ,FI,GB,GD,GE,GH,GM,HR,HU, ID,IL,IN,IS,JP,KE,KG,KP,K R,KZ,LC,LK,LR,LS,LT,LU,LV ,MA,MD,MG,MK,MN,MW,MX,NO, NZ,PL,PT,RO,RU,SD,SE,SG,S I,SK,SL,TJ,TM,TR,TT,TZ,UA ,UG,US,UZ,VN,YU,ZA,ZW (72)発明者 コッター・ローベルト ドイツ連邦共和国、ブルック、バウホー フ、11 (72)発明者 ジャン・リアン ドイツ連邦共和国、ハール、ヤークトフェ ルトリング、83 Fターム(参考) 3G066 AD07 BA16 BA58 CC06U CC40 CE22 CE31 CE33 DA01 3H106 DA07 DA23 DB02 DB12 DB24 DC02 DC17 EE01 EE34 GA03 GA17 KK18 5E048 AB01 AC06 AD02

Claims (41)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エネルギー貯蔵原理、特に固体−エネルギー貯蔵原理に従っ
    て作動する、流動性媒体、特に液体を送出およびまたは噴射するための装置であ
    って、装置が駆動装置ケーシング(2)を備えた電磁的に駆動される往復ピスト
    ンポンプとして形成され、アーマチュアシリンダ(35)内で軸方向に移動可能
    でありかつ駆動要素としてのアーマチュア要素(102)を備えたアーマチュア
    装置(100)が前記駆動装置ケーシング内に支承され、アーマチュア装置(1
    00)を駆動するために必要な磁界を発生するために、磁気コイル(47)がア
    ーマチュアシリンダ(35)を取り囲むように配置され、アーマチュアシリンダ
    (35)が磁束を遮断するための手段(25)を備えているので、磁気コイル(
    47)からアーマチュアシリンダ(35)、アーマチュア要素(102)および
    駆動装置ケーシング(2)を経て磁束を発生することができ、出発状態において
    、アーマチュア要素(102)と磁束を遮断するための手段(25)の端部との
    間に、幅(S1 )の軸方向間隔が作動隙間(121)として存在する、装置にお
    いて、 アーマチュア装置(100)が送出方向(5)においてアーマチュア要素(1
    02)の前方に間隔(D)をおいて配置された少なくとも1個の他のアーマチュ
    ア要素(103)を備え、アーマチュアシリンダ(35)が磁束を遮断するため
    の他の手段(31)を備え、アーマチュア要素(103)と手段(31)の端部
    との間に、磁束を遮断する作動隙間(122)として幅(S2 )の軸方向間隔が
    存在することを特徴とする装置。
  2. 【請求項2】 アーマチュアシリンダ(35)が軸方向において互いに離隔
    されて並んでいるアーマチュアシリンダスリーブ(22,26,32)からなり
    、磁束を遮断するための手段(25,31)が、それぞれ2個のアーマチュアシ
    リンダスリーブ(22,26,32)の間に配置された環状隙間またはリング要
    素(25,31)であることを特徴とする請求項1記載の装置。
  3. 【請求項3】 作動隙間(121,122)の幅(S1 ,S2 )が同じ大き
    さであることを特徴とする請求項1およびまたは2記載の装置。
  4. 【請求項4】 作動隙間(121,122)の幅(S1 ,S2 )が異なる大
    きさであることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一つまたは複数に記載の装
    置。
  5. 【請求項5】 作動隙間(121,122)の幅(S1 ,S2 )の少なくと
    も一方が出発状態で零であることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一つまた
    は複数に記載の装置。
  6. 【請求項6】 アーマチュア要素(102,103)が互いに固定された間
    隔(D)、特に変更不可能な間隔をおいて、アーマチュア支持要素(101)、
    例えば送出ピストン管に配置されていることを特徴とする請求項1〜5のいずれ
    か一つまたは複数に記載の装置。
  7. 【請求項7】 アーマチュア要素(102,103)が互いに調節可能に固
    定可能な間隔(D)をおいてアーマチュア支持要素(101)に配置されている
    ことを特徴とする請求項1〜5のいずれか一つまたは複数に記載の装置。
  8. 【請求項8】 アーマチュア要素(102,103)が1つずつの中央穴(
    107,108)を有する円筒ディスク状の空間形状をしており、アーマチュア
    要素がこの中央穴によってアーマチュア支持要素(101)に支承され、アーマ
    チュア要素(102,103)が出発状態でそれぞれ隣接するアーマチュアシリ
    ンダスリーブ(22または26)の部分範囲と、送出方向においてこのアーマチ
    ュアシリンダスリーブの前方に配置された磁束を遮断するための手段(25また
    は31)の部分範囲とオーバーラップするような軸方向長さを有し、それによっ
    てアーマチュアシリンダスリーブ(22または26)がそれぞれアーマチュア要
    素(102または103)に対応する磁束用案内要素を形成し、磁束が最適化さ
    れていることを特徴とする請求項1〜7のいずれか一つまたは複数に記載の装置
  9. 【請求項9】 作動隙間(121,122)の幅(S1 ,S2 )が手段(2
    5,31)の長さよりも短く、特にこの手段の長さの半分よりも短いことを特徴
    とする請求項8記載の装置。
  10. 【請求項10】 アーマチュア要素(102,103)がアーマチュアシリ
    ンダスリーブ(22,26,32)の内径よりも幾分小さな外径を有し、それに
    よって幅(T)の半径方向の遊び隙間(109)が形成されていることを特徴と
    する請求項8およびまたは9記載の装置。
  11. 【請求項11】 アーマチュア要素(102,103)とアーマチュアシリ
    ンダスリーブ(22,26,32)が容易に磁化可能な材料から作られているこ
    とを特徴とする請求項1〜10のいずれか一つまたは複数に記載の装置。
  12. 【請求項12】 アーマチュア要素(102,103)がそれぞれ中央穴(
    107,108)に対して平行に延びる少なくとも一つの溢流穴(110)を備
    えていることを特徴とする請求項8〜11のいずれか一つまたは複数に記載の装
    置。
  13. 【請求項13】 リング要素(25または31)が磁気非伝導体または磁気
    を伝導しにくい材料によって形成されていることを特徴とする請求項1〜12の
    いずれか一つまたは複数に記載の装置。
  14. 【請求項14】 装置(1)が、アーマチュア装置(100)を駆動するた
    めに必要な磁界を発生するために、軸方向に並べて配置された複数の磁気コイル
    (47)、特にアーマチュア−ヨーク−構造体の数に一致する数の磁気コイルを
    備えていることを特徴とする請求項1〜13のいずれか一つまたは複数に記載の
    装置。
  15. 【請求項15】 コイル(47)が別々に駆動可能であることを特徴とする
    請求項14記載の装置。
  16. 【請求項16】 磁気コイル(47)が軸方向に間隔を有し、この間隔がア
    ーマチュア要素(102,103)の間隔(D)またはアーマチュアシリンダス
    リーブ(26,32)の間隔に一致していることを特徴とする請求項14および
    または15記載の装置。
  17. 【請求項17】 アーマチュア装置(100)が2個のアーマチュア要素(
    102,103)を備え、それに対応してアーマチュアシリンダがヨーク要素と
    して2個のアーマチュアシリンダスリーブ(26,32)と、案内要素としてア
    ーマチュアシリンダスリーブ(22)を備えていることを特徴とする請求項1〜
    16のいずれか一つまたは複数に記載の装置。
  18. 【請求項18】 駆動装置ケーシング(2)、アーマチュアシリンダ、アー
    マチュア装置(100)およびコイル(47)が回転対称体であり、この回転対
    称体が中心軸線として共通の中心縦軸線(4)を有することを特徴とする請求項
    1〜17のいずれか一つまたは複数に記載の装置。
  19. 【請求項19】 アーマチュアシリンダの一端が支承穴(20)を有する案
    内部材(18)によって閉鎖され、他端が中央の段付き穴(57)を有するディ
    スク状の基礎部材によって閉鎖され、それによってアーマチュア室(41)が形
    成され、段付き穴(57)のアーマチュア室側の拡張部内に、中央貫通穴(62
    )を有する案内シリンダ(59)が装着され、この中央貫通穴が支承穴(20)
    と一直線上に並んでいることを特徴とする請求項1〜18のいずれか一つまたは
    複数に記載の装置。
  20. 【請求項20】 アーマチュア支持要素(101)の端側がアーマチュア要
    素(102,103)から突出し、第1の端部(104)が支承穴(20)に、
    第2の端部(105)が貫通穴(62)に軸方向に摺動可能に支承され、圧縮ば
    ね(120)が基礎部分(50)とアーマチュア要素(103)の間に配置され
    、この圧縮ばねがアーマチュア装置(100)を出発状態まで案内部材(18)
    の方に押圧することを特徴とする請求項19記載の装置。
  21. 【請求項21】 アーマチュア支持要素(101)が送出ピストン管として
    形成され、この送出ピストン管が軸方向の貫通穴(106)を有するほぼ中空円
    筒状の細長い物体であり、少なくとも送出方向(5)前方の端部(105)が、
    送出方向(5)においてこの端部(105)の前方に離隔して配置された弁体(
    64)のための弁座を形成していることを特徴とする請求項8〜20のいずれか
    一つまたは複数に記載の装置。
  22. 【請求項22】 磁気コイル(47)がケーブルドラム状のコイル支持体(
    43)内に装着され、このコイル支持体が円筒管状の支持基礎管壁(44)と、
    それぞれ端側でこの支持基礎管壁から半径方向に突出する画成リングウェブ(4
    5,46)とを備え、コイル支持体(43)の支持基礎管壁(44)がアーマチ
    ュアシリンダを接触して取り囲んでいることを特徴とする請求項1〜21のいず
    れか一つまたは複数に記載の装置。
  23. 【請求項23】 磁気コイル(47)がケーブルドラム状のコイル支持体(
    43)内に装着され、このコイル支持体が円筒管状の支持基礎管壁(44)と、
    それぞれ端側でこの支持基礎管壁から半径方向に突出する画成リングウェブ(4
    5,46)とを備え、支持基礎管壁(44)がアーマチュアシリンダとして形成
    されていることを特徴とする請求項1〜21記載の装置。
  24. 【請求項24】 駆動装置ケーシングが鉢状に形成され、薄壁の円筒壁状の
    外壁部(6)と、送出方向(5)と反対側の駆動装置ケーシング(2)の端部を
    閉鎖する薄壁の底壁部(7)を備え、底壁部(7)が中心縦軸線(4)に向けて
    半径方向に複数の段部を有するように形成され、それによって案内部材(18)
    と底壁部(7)の間に底中空室(19)が画成されていることを特徴とする請求
    項1〜23のいずれか一つまたは複数に記載の装置。
  25. 【請求項25】 基礎部分(50)が、送出方向前方の鉢状駆動装置ケーシ
    ング(2)の開放端部を閉鎖するポンプケーシング(3)の一部であることを特
    徴とする請求項19〜22のいずれか一つまたは複数に記載の装置。
  26. 【請求項26】 基礎部分(50)またはポンプケーシング(3)がノズル
    収容シリンダ(51)を備え、このノズル収容シリンダが基礎部分に一体形成さ
    れ、この基礎部分から軸方向において送出方向(5)に突出していることを特徴
    とする請求項25記載の装置。
  27. 【請求項27】 貫通穴(57)がアーマチュア室側で案内シリンダ(59
    )の収容穴(57a)としての働きをし、他端側でノズル収容シリンダ(51)
    によって取り囲まれ貫通穴(57)に対して拡張された止り穴(58)に開口し
    ていることを特徴とする請求項19〜26のいずれか一つまたは複数に記載の装
    置。
  28. 【請求項28】 ノズル収容シリンダ(51)の止り穴(58)内に、圧力
    室閉鎖部材(80)と、静圧弁(82)用の支持部材(81)と、ばねで付勢さ
    れたノズルニードル(84)を備えた噴射ノズル要素(83)とが軸方向におい
    て送出方向(5)に並べて装着されていることを特徴とする請求項27記載の装
    置。
  29. 【請求項29】 圧力室閉鎖部材(80)が貫通穴(57)と同軸の圧力室
    穴(85)を備え、この圧力室穴が送出方向(5)に1段状に縮小されて溢流穴
    (86)を形成し、それによって環状端面(87)が形成されていることを特徴
    とする請求項28記載の装置。
  30. 【請求項30】 圧力室穴(85)と貫通穴(57)が圧力室(88)を取
    り囲み、送出方向(5)前方側のこの圧力室の端部が溢流穴(86)に開口し、
    アーマチュア室側の圧力室の端部が周囲に分配配置された半径方向のリブ(57
    a)を備え、このリブが圧力室(88)内に少しだけ突出し、弁体(64)の載
    置部材としての役目を果たすことを特徴とする請求項29記載の装置。
  31. 【請求項31】 圧力室(88)内に圧縮ばね(89)が設けられ、圧縮ば
    ねの一端が端面(87)に支持され、他端が弁体(64)に支持され、それによ
    って弁体(64)が出発状態でアーマチュア室側のリブ(63)に押しつけられ
    ていることを特徴とする請求項29およびまたは30記載の装置。
  32. 【請求項32】 支持部材(81)が圧力室閉鎖部材(80)に対して軸方
    向に装着され、複数の段部を有し、送出方向(5)において先ず最初に縮小し続
    いて拡がっている貫通穴を備え、それによって圧力保持室(91)が形成され、
    この圧力保持室の圧力室側に静圧弁が配置されていることを特徴とする請求項2
    7〜31のいずれか一つまたは複数に記載の装置。
  33. 【請求項33】 静圧弁(82)が圧力保持室(91)内で、圧力保持室(
    91)内にある媒体の所定の最低圧力を保持し、圧力室(88)に最低圧力より
    も高い圧力が生じるや否や送出方向(5)に開放することを特徴とする請求項3
    2記載の装置。
  34. 【請求項34】 基礎部分(50)またはポンプケーシング(3)が、半径
    方向外側から内側に延び、複数回縮小された供給穴(65)を備え、この供給穴
    が圧力室(88)内に開口し、中空に穿孔された供給ニップル(67)と、供給
    方向(68)においてこの供給ニップルの半径方向内側に配置された逆止弁要素
    (69)とからなる供給装置(66)が供給穴(65)に装着され、逆止弁要素
    が供給方向(68)と反対向きの媒体流れを阻止することを特徴とする請求項1
    9〜33のいずれか一つまたは複数に記載の装置。
  35. 【請求項35】 逆止弁要素(69)の半径方向外側において供給穴(65
    )から斜めに第1の溢流孔(70)が分岐し、この溢流孔の一端がアーマチュア
    室(41)に開口し、他端が横穴(71)を介して供給ニップル(67)の中央
    穴に接続していることを特徴とする請求項34記載の装置。
  36. 【請求項36】 基礎部分(50)またはポンプケーシング(3)が半径方
    向外側から半径方向内側に止り穴状の排出穴(72)を備え、この排出穴が供給
    穴(65)に特に向き合わせて穿設され、排出穴(72)に排出装置としての排
    出ニップル(73)が装着され、アーマチュア室(41)に開口する第2の溢流
    孔(74)が排出穴(72)の底から斜めに分岐していることを特徴とする請求
    項34およびまたは35記載の装置。
  37. 【請求項37】 新鮮媒体がアーマチュア室(41)を連続的に流通し得る
    ように、供給ニップル(67)と、横穴(71)と、第1の溢流孔(70)と、
    アーマチュア室(41)と、第2の溢流孔(74)と、排出穴(72)と、排出
    ニップル(73)が流路を形成していることを特徴とする請求項36記載の装置
  38. 【請求項38】 弁座を形成するアーマチュア支持要素(101)の端部(
    105)が弁体(64)に対して間隔を有し、それによって不連続的に流通可能
    である間、圧力室(88)が新鮮媒体によって充分に洗浄可能であるように、供
    給ニップル(67)と、逆止弁要素(69)と、先細の供給穴(65)と、圧力
    室(88)と、リブ(63)の間の中間室と、貫通穴(106)と、底中空室(
    19)と、案内部材(20)の貫通穴(21)と、アーマチュア要素(102,
    103)の溢流穴(110)と、アーマチュア室(41)と、第2の溢流孔(7
    4)と、排出ニップル(43)が、流路を形成していることを特徴とする請求項
    34〜37のいずれか一つまたは複数に記載の装置。
  39. 【請求項39】 アーマチュア支持要素(101)が送出方向(5)に移動
    するように弁体(64)に接触するや否や、圧力室(88)がアーマチュア室(
    41)から液圧的に分離され、それによってアーマチュア要素(100)に蓄え
    られた運動エネルギーが圧力室(88)内に閉じ込められた媒体に対して圧力衝
    撃の形で急激に伝達可能であることを特徴とする請求項30〜38のいずれか一
    つまたは複数に記載の装置。
  40. 【請求項40】 送出または噴射すべき媒体のための流路と弁装置とが、流
    動性媒体、例えば塵埃状、粒状、顆粒状または粉末状の媒体あるいは固体を混ぜ
    た液体、例えばスラッジを送出または噴射するために適合していることを特徴と
    する請求項1〜39のいずれか一つまたは複数に記載の装置。
  41. 【請求項41】 アーマチュア支持要素(101)がアーマチュア要素(1
    02,103)の範囲において磁気非伝導体、例えば特殊鋼によって形成され、
    圧力室側の端範囲において耐衝撃性の材料によって形成されていることを特徴と
    する請求項6〜40のいずれか一つまたは複数に記載の装置。
JP2001517043A 1999-08-11 2000-07-26 流動性媒体、特に液体を送出およびまたは噴射する装置 Withdrawn JP2003507619A (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
DE19937988.2 1999-08-11
DE19937988A DE19937988A1 (de) 1999-08-11 1999-08-11 Vorrichtung zum Fördern und/oder Abspritzen von fliessfähigen Medien, insbesondere von Fluiden
PCT/EP2000/007210 WO2001012976A1 (de) 1999-08-11 2000-07-26 Vorrichtung zum fördern und/oder abspritzen von fliessfähigen medien, insbesondere von fluiden

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003507619A true JP2003507619A (ja) 2003-02-25

Family

ID=7918013

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001517043A Withdrawn JP2003507619A (ja) 1999-08-11 2000-07-26 流動性媒体、特に液体を送出およびまたは噴射する装置

Country Status (6)

Country Link
US (1) US7093778B1 (ja)
EP (1) EP1203152A1 (ja)
JP (1) JP2003507619A (ja)
AU (1) AU6829700A (ja)
DE (1) DE19937988A1 (ja)
WO (1) WO2001012976A1 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013168425A (ja) * 2012-02-14 2013-08-29 Denso Corp リニアソレノイド
JP2013168423A (ja) * 2012-02-14 2013-08-29 Denso Corp リニアソレノイド
JP2021027143A (ja) * 2019-08-05 2021-02-22 Kyb株式会社 ソレノイド、電磁弁、及び緩衝器

Families Citing this family (17)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7537437B2 (en) * 2004-11-30 2009-05-26 Nidec Sankyo Corporation Linear actuator, and valve device and pump device using the same
US8327827B2 (en) * 2007-10-31 2012-12-11 Brp Us Inc. Fuel-injected engine and method of assembly thereof
DE102007055183A1 (de) * 2007-11-19 2009-05-20 Robert Bosch Gmbh Kompakte Einspritzvorrichtung mit zwei Ankern
DE102007058955A1 (de) * 2007-12-07 2009-06-10 Robert Bosch Gmbh Kompakte Einspritzvorrichtung mit zwei Ankern
DE102008010073B4 (de) * 2008-02-19 2010-10-21 Thomas Magnete Gmbh System und Verfahren zum Dosieren eines Fluids
JP5658968B2 (ja) 2010-10-15 2015-01-28 日立オートモティブシステムズ株式会社 電磁駆動型の吸入弁を備えた高圧燃料供給ポンプ
CN102095013B (zh) * 2011-03-01 2012-11-14 西安陕鼓动力股份有限公司 一种耐高污染电液伺服阀的驱动装置
CN102221108B (zh) * 2011-05-11 2013-02-27 陈国顺 自保式电动电磁动双用电磁头
DE102011111926A1 (de) * 2011-08-31 2013-02-28 Thomas Magnete Gmbh Elektromegnetische Pumpe
DE102013112306A1 (de) * 2013-11-08 2015-05-13 Pierburg Gmbh Magnetpumpe für ein Hilfsaggregat eines Fahrzeugs sowie Verfahren zur Steuerung einer Magnetpumpe für ein Hilfsaggregat
CN110307376A (zh) * 2018-03-27 2019-10-08 浙江盾安机械有限公司 一种电磁阀及空调系统
CN110307375A (zh) * 2018-03-27 2019-10-08 浙江盾安机械有限公司 一种电磁阀及空调系统
KR20200059343A (ko) * 2018-11-20 2020-05-29 현대자동차주식회사 엔진의 연료 인젝터
CN109718955B (zh) * 2019-03-08 2024-02-27 九牧厨卫股份有限公司 一种超薄自动除垢花洒
EP3758028B1 (en) * 2019-06-24 2023-02-15 Otis Elevator Company Actuator
CN114109806B (zh) * 2021-11-26 2022-12-13 深圳华星恒泰泵阀有限公司 流量可调的电磁泵
CN114526342B (zh) * 2022-01-13 2023-09-08 中科首望无水染色智能装备(苏州)有限公司 一种长程电磁密封闪爆装置及工作方法

Family Cites Families (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3791770A (en) * 1973-05-24 1974-02-12 R Farkos Electromagnetic pump or motor device with axially spaced piston members
DE2720144A1 (de) * 1977-05-05 1978-11-16 Volkswagenwerk Ag Einspritzvorrichtung, insbesondere fuer eine brennkraftmaschine
US4245789A (en) * 1979-05-03 1981-01-20 General Motors Corporation Electromagnetic fuel injector
JPH01224454A (ja) * 1988-03-04 1989-09-07 Yamaha Motor Co Ltd エンジンの高圧燃料噴射装置
DE4126124C2 (de) 1991-08-07 2002-11-21 Gerhard Lutz Magnettauchpumpe für solarbetriebene Pumpanlagen zur Förderung von Wasser aus Brunnen
JP3017850B2 (ja) * 1991-08-23 2000-03-13 愛知時計電機株式会社 双方向アクチュエータ
US5351893A (en) * 1993-05-26 1994-10-04 Young Niels O Electromagnetic fuel injector linear motor and pump
DE19515782A1 (de) 1995-04-28 1996-10-31 Ficht Gmbh Kraftstoff-Einspritzvorrichtung für Brennkraftmaschinen
DE29712502U1 (de) * 1997-07-15 1997-09-18 Fev Motorentech Gmbh & Co Kg Elektromagnetischer Aktuator mit Gehäuse
US5890662A (en) * 1997-11-10 1999-04-06 Outboard Marine Corporation Solenoid with variable magnetic path
GB9820237D0 (en) * 1998-09-18 1998-11-11 Lucas Ind Plc Fuel injector
US6422836B1 (en) * 2000-03-31 2002-07-23 Bombardier Motor Corporation Of America Bi-directionally driven reciprocating fluid pump

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013168425A (ja) * 2012-02-14 2013-08-29 Denso Corp リニアソレノイド
JP2013168423A (ja) * 2012-02-14 2013-08-29 Denso Corp リニアソレノイド
JP2021027143A (ja) * 2019-08-05 2021-02-22 Kyb株式会社 ソレノイド、電磁弁、及び緩衝器
JP7381243B2 (ja) 2019-08-05 2023-11-15 カヤバ株式会社 ソレノイド、電磁弁、及び緩衝器

Also Published As

Publication number Publication date
EP1203152A1 (de) 2002-05-08
AU6829700A (en) 2001-03-13
WO2001012976A1 (de) 2001-02-22
DE19937988A1 (de) 2001-02-15
US7093778B1 (en) 2006-08-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2003507619A (ja) 流動性媒体、特に液体を送出およびまたは噴射する装置
JP2645264B2 (ja) 内燃機関用燃料噴射装置
US5992016A (en) Method of controlling the magnetic gap length and the initial stroke length of a pressure surge fuel pump
DE60131446T2 (de) Ultraschallbrennstoffeinspritzventil mit einem körper aus keramik
EP1602821A1 (en) Fuel injection valve
JPH03505769A (ja) 電磁式の高圧噴射弁
US5351893A (en) Electromagnetic fuel injector linear motor and pump
KR20010040523A (ko) 전자기 작동식 밸브
EP0725215A2 (de) Kraftstoff-Einspritzvorrichtung nach dem Festkörper-Energiespeicher-Prinzip für Brennkraftmaschinen
JP2003511602A (ja) 燃料噴射弁
US5190223A (en) Electromagnetic fuel injector with cartridge embodiment
US7055766B2 (en) Internal combustion engine fuel injector
US5036821A (en) Fuel injection system for an internal combustion engine
EP0756292A2 (en) Magnetic gap construction
JP2001082283A (ja) 電磁式燃料噴射弁
EP0845791B1 (en) Electromagnetic actuator
EP0438479A1 (en) ELECTROMAGNETIC FUEL INJECTOR IN THE FORM OF A CARTRIDGE.
CN100467854C (zh) 燃油喷射阀
US6758419B2 (en) Fuel injector
EP0756080A2 (en) Combined pressure surge fuel pump and nozzle assembly
JP3633885B2 (ja) 電磁弁装置およびそれを用いた燃料噴射装置
JP2004504531A (ja) 燃料噴射弁
JP2003328891A (ja) 燃料噴射装置
KR100584993B1 (ko) 연료 분사 밸브
JP6530978B2 (ja) 電磁弁及び高圧燃料供給ポンプ

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20071002