JP2003506215A5

JP2003506215A5 -

Info

Publication number: JP2003506215A5
Application number: JP2001515770A
Authority: JP
Filing date: 2000-08-03
Publication date: 2007-08-02
Anticipated expiration: 2020-08-03

Description

【特許請求の範囲】
【請求項１】あらゆるタイプの廃棄物を処理及び利用する方法であって、固体及び／又は液体形状の分別されない、未処理の産業、家庭、及び／又は特殊な廃棄物ならびに廃棄物になった工業製品は段階的な温度増加に曝され、熱分離され、又は物質変換され、そして生じた固体残留物は高温融解炉に移送され、その結果、処理される廃棄物はバッチ操作で押圧されて圧縮された塊に形成され、そして低温段階から高温段階に向かって上昇する温度処理段階を通過し、ここで前記廃棄物が反応管（６）の壁と十分に接触することを確実にし、そして前記廃棄物がガス透過性凝集体（２０）に形成される少なくとも1つの高温帯と十分に接触することを確実にするために圧力が維持され、そして生じた生合成ガスが前記高温帯から排出され、そして冷却水の噴霧により急冷され、この冷却水が沈澱槽（１０３）中に流入する、前記方法において、
前記沈澱槽の冷却水から放出されたガスは吸引により抜き出され、圧縮され、そして前記生合成ガスの急冷の前又は後に前記生合成ガス流中に戻され、又は燃焼室（１０，１３１）中で熱変換されることを特徴とする、前記方法。
【請求項２】前記沈澱槽（１０３）の冷却水から放出されて、抜き出されたガスはこれに加えられた燃料ガスの混合物を有することを特徴とする、請求項１記載の方法。
【請求項３】前記燃料ガスの混合物は酸素を除外して添加されることを特徴とする、請求項２記載の方法。
【請求項４】前記沈澱槽（１０３）の冷却水から放出されたガスは燃焼室（１０）の高温帯に送られ、ここでエネルギーと物質に変換されることを特徴とする、請求項１〜３いずれかに記載の方法。
【請求項５】前記沈澱槽（１０３）の冷却水から放出されたガスの抜き出し及び圧縮は防爆的に実施されることを特徴とする、請求項１〜４いずれかに記載の方法。
【請求項６】少なくとも前記低温段階の通過は加圧及び酸素の排除を維持しながら反応管（６）の壁との十分な接触を維持することにより実施されることを特徴とする、請求項１〜５いずれかに記載の方法。
【請求項７】前記低温段階の通過は１００℃〜６００℃の温度範囲内で実施されることを特徴とする、請求項１〜６いずれかに記載の方法。
【請求項８】前記高温段階の通過は酸素の添加を含むことを特徴とする、請求項１〜７いずれかに記載の方法。
【請求項９】前記凝集体床（２０）中の炭素成分は計量された酸素を添加されて、二酸化炭素と一酸化炭素を生成し、この二酸化炭素は前記炭素含有凝集体床（２０）を貫通する間に一酸化炭素に還元され、そして水素及び一酸化炭素が前記炭素成分及び過熱水蒸気からそれぞれ生じることを特徴とする、請求項８記載の方法。
【請求項１０】前記高温段階の通過は１０００℃を越える温度で実施されることを特徴とする、請求項１〜９いずれかに記載の方法。
【請求項１１】前記排出された合成ガスは、前記高温反応器（１０）を出ると直ちに、１００℃より低い温度に冷却されるまで水を急激に付与され、そしてこの段階において塵が除去されることを特徴とする、請求項１〜１０いずれかに記載の方法。
【請求項１２】前記水素の含量及び／又は前記排出された合成ガスの体積流量は急激な冷却の後に測定され、これに応じて前記水素の含量及び／又は前記排出された合成ガスの体積流量は制御されることを特徴とする、請求項１〜１１いずれかに記載の方法。
【請求項１３】あらゆるタイプの廃棄物をいくつかの熱処理段階で加工し、変換し、そして後処理する装置であって、この装置は酸素が排除される少なくとも１つの低温段階（６）と、酸素が供給される１０００℃を越える温度の少なくとも１つの高温段階（１０）と、前記高温段階で生じる合成ガス混合物の出口とを含み、そして前記熱処理段階の全ての反応室は移送ステーションを用いることなく互いに常時連結され、また前記高温段階（１０）において酸素を供給する装置及び燃料を供給する装置が設けられ、また前記合成ガス混合物を冷水で急冷することにより急冷する部屋（１４）と、前記冷水の沈澱槽（１０３）とを含む、前記装置において、
前記沈澱槽（１０３）は前記冷却水からガスを放出させるための吸引装置（１１１，１２１）に接続し、そして前記冷却水から放出されたガスを圧縮する装置（１１１，１２１）に接続することを特徴とし、また前記吸引装置（１１１，１２１）は冷却水から放出されたガスの出口を備え、この出口は高温段階（１０）、急冷室（１４）の前の生合成ガス路（１００）及び／又は急冷室（１４）の後の生合成ガス路（１０１）及び／又は燃焼室（１３１）に接続することを特徴とする、前記装置。
【請求項１４】冷却水から放出されたガスに燃料ガスを混合する装置を備えることを特徴とする、請求項１３記載の装置。
【請求項１５】前記急冷室（１４）は前記合成ガス混合物の熱流中に冷水を噴霧する水噴射装置を備えることを特徴とする、請求項１３又は１４記載の装置。
【請求項１６】前記合成ガス混合物の出口はスロットル装置を備えることを特徴とする、請求項１３〜１５いずれかに記載の装置。
【請求項１７】ガススクラビング装置が前記合成ガス混合物の出口の前又は後に配置されることを特徴とする、請求項１３〜１６いずれかに記載の装置。

この目的は請求項１に従う方法及び請求項１３に従う装置により達成される。本発明の方法及び装置の好ましい態様はそれぞれの従属請求項により与えられる。