JP2003506148A - 痛みの治療用具および治療方法 - Google Patents

痛みの治療用具および治療方法

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JP2003506148A JP2001514893A JP2001514893A JP2003506148A JP 2003506148 A JP2003506148 A JP 2003506148A JP 2001514893 A JP2001514893 A JP 2001514893A JP 2001514893 A JP2001514893 A JP 2001514893A JP 2003506148 A JP2003506148 A JP 2003506148A
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Abstract

(57)【要約】 本発明は、筋肉および/または関節および/または骨格系の傷害および/または炎症に苦しむ患者の痛みを治療すると共に組織の修復およびリハビリテーションを促進する用具および方法に関する。用具は、局所熱源と、その熱源と組み合わされた1セットの説明書とを含む。説明書のセットは、傷害および/または炎症に苦しむ人または動物の身体または身体部分の強度、持久力および/または機能を発達または回復させるように設計された特殊な治療体操を実行するための説明を行う。方法は、傷害および/または炎症に苦しむ人または動物の身体または身体部分の強度、持久力および/または機能を発達または回復させるように設計された特殊な治療体操と組み合わせて、傷害および/または炎症に苦しむ人または動物の身体または身体部分に局所熱を加えるステップを含む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 [背景] 傷害および/または炎症のある部位の痛みは、末梢感覚求心神経単位末端の痛
み受容体の刺激から生じる。これらの求心神経単位の活動が増進することによっ
て、脊髄の背突起(dorsal horn)のニューロン間のギャップ結合で化学的(chemi cal)神経伝達物質が放出されるようになる。化学的神経伝達物質は、脊髄のニュ
ーロンを活性化し、それによって局部的に脊髄反射活動が増進し、脳で痛みが知
覚されるようになる。
【0002】 局部的に脊髄反射活動が増進することによって、運動および痛み刺激を最小限
に抑えようとして激しい骨格筋の収縮が発生する。筋肉の収縮が継続的であると
、筋肉の痙攣が発生し、それが痛み受容体を物理的に刺激すると共に組織の血液
灌流(perfusion)を低下させ、そのために酸素の使用可能量が減少し、ブラジキ
ニン、プロスタグランジン、乳酸およびカリウムなどの化学的媒介物質(chemica l mediators)が放出されることで組織がさらに損傷を受けることによって、さら
なる痛みが発生するであろう。化学的媒介物質は、血管を傷つけることによって
血液浸透性を増加させ、これによって組織内に流体または血液が過剰に蓄積され
(浮腫および腫れ)、痛み受容体がさらに物理的に刺激される。化学的媒介物質
は、直接的に痛み受容体の刺激も行う。
【0003】 痛み刺激に反応した脳での痛みの知覚は、痛み信号の感覚処理を増加させる脊
髄での反応変化によって高まり、その結果、痛み反応が誇張されて、痛み刺激が
停止した後に何時間も継続するであろう。脳での痛みの知覚は一般的に、特徴的
な行動パターンおよび苦痛として現れる心理効果を生じる。
【0004】 痛みを軽減し、身体的不快からの回復を促進するために、局所熱を局部的に加
えることが何世紀にもわたって利用されてきた。局所熱は、皮下組織内の熱受容
体を刺激し、それによって求心神経単位から脊髄の背突起へ送られる痛み信号が
抑制されて、ニューロン間のギャップ結合での化学的神経伝達物質の放出が減少
する、すなわち、痛み抑制の「ゲートコントロール」理論である。この抑制によ
って、脳での痛みの知覚が減少し、骨格筋に対する遠心性神経脊髄反射活動が減
少し、筋肉の緊張が軽減されて筋肉の弛緩が生じる。
【0005】 局所熱を加えることによって、皮膚の血管拡張が増進し、これによって炎症部
位での血流が増加し、痛みを生じる炎症性媒介物質の濃度が低下し、組織の修復
および治療のための栄養素が提供される。
【0006】 しかし、局所熱だけを使用した場合、身体の痛みの治療/軽減が完全には満足
のいくものではなかった。現在の局所熱源は身体の動きを制限する。温熱エネル
ギを痛みのある身体部位に適当に位置決めして効果的に伝達することを使用中に
維持することができず、したがってユーザの動きおよび通常の活動への参加能力
を制限する。さらに、蒸しタオル、温水ボトル、ホットパック、ハンドウォーマ
、加熱パッド、ヒートラップなどの熱源の多くは、水および/または電子レンジ
にかけることができるゲルなどを含む再使用可能な熱パックか、電流を使用し、
規則的かつ延長して使用するのに不都合である。さらに、これらの熱源からの温
熱エネルギは、長時間にわたって適当に得ることができず、たとえば、必要時に
すぐに使用できず、一定した制御状態に放出できず、かつ/または皮膚に火傷を
生じる可能性がある。
【0007】 あるいは、身体的痛みの治療や身体的損傷のリハビリテーションに治療体操が
使用されてきた。体操は、炎症部位の血流を増加させ、炎症性媒介物質の濃度を
低下させ、組織の修復および治療のための栄養素を提供し、柔軟性および可動性
を高める。しかし、この治療方法では、身体的痛みの治療/軽減が完全には満足
のいくものではなかった。すなわち、それに伴う痛みのため、患者が推薦された
治療体操を開始して実行することが困難であり、そのため、患者が治療体操プロ
グラムに従う割合が比較的低い。
【0008】 以上に基づいて、筋肉および/または関節および/または骨格系の傷害および
/または炎症に苦しむ患者の痛みを治療すると共に組織の修復を促進する局所構
成物、すなわち用具および/または満足できる方法が長らく必要とされてきた。
歴史的に見ても、長時間にわたって治療体操を行いながら、同時に使用できる局
所熱治療を行う利用可能な技術がなかった。したがって、本発明は、筋肉および
/または関節および/または骨格系の傷害および/または炎症に苦しむ患者に対
して、そのような傷害および/または炎症に苦しむ身体または身体部分に携帯式
の局所熱を加えることと、傷害および/または炎症に苦しむ身体または身体部分
を体操させるように設計された特定の治療体操または体操セットとを組み合わせ
ることによって、痛みを治療すると共に組織の修復を促進する用具および/また
は方法を提供する。
【0009】 [発明の概要] 本発明は、筋肉および/または関節および/または骨格系の傷害および/また
は炎症に苦しむ患者の痛みを治療すると共に組織の修復およびリハビリテーショ
ンを促進する用具および方法に関する。用具は、局所熱源と、その熱源と組み合
わされた1セットの説明書とを含む。本発明の好適な実施形態では、用具は、局
所熱源の保持、収容または保管を行う容器と、容器と組み合わされた1セットの
説明書とを含む。説明書のセットは、傷害および/または炎症に苦しむ人または
動物の身体または身体部分の強度、持久力および/または機能を発達または回復
させるように設計された特殊な治療体操を実行するための説明を行う。方法は、
傷害および/または炎症に苦しむ人または動物の身体または身体部分の強度、持
久力および/または機能を発達または回復させるように設計された特殊な治療体
操と組み合わせて、傷害および/または炎症に苦しむ人または動物の身体または
身体部分に局所熱を加えるステップを含む。
【0010】 本明細書を読めば、本発明の上記および他の特徴、態様および利点が当該技術
分野の専門家には明らかになるであろう。
【0011】 本明細書は、本発明を具体的に指摘して明確に請求する請求項に結論が示され
ているが、添付の図面と組み合わせて好適な実施形態の以下の説明を読めば、本
発明をさらに十分に理解できると思われ、図面では、同一の参照番号が同一部材
を表す。
【0012】 [発明の詳細な説明] 本発明は、携帯式局所熱治療を特殊な治療体操または体操セットと組み合わせ
た新しい物理療法プログラムに関する。この組み合わせは、局所熱治療または治
療体操のいずれか一方だけの場合と比較した時、累積的な治療効果を与える。局
所熱治療によって与えられる神経の痛みの軽減、骨格筋の弛緩および柔軟性の向
上によって、特殊な治療体操または体操セットを実行するための関節の動きおよ
び可動性が高まる結果、組織の血流がさらに増加し、治癒が向上する。この組み
合わせ式物理療法プログラムは、独特の方法で局所熱および治療体操の治療効果
を累積的に実現して、リハビリテーションを促進することができる。
【0013】 本発明の実施形態は、ユーザの身体または身体部分の特定部位に温熱エネルギ
を加えるための1つまたは複数の温熱素子を有する携帯式身体または身体部分ラ
ップまたはパッチを含む局所熱源と、熱源と組み合わされて、同所痛、異所痛、
筋肉痛および/または骨格痛を含む急性、再発性および/または慢性痛を治療す
る必要がある人が、その局所熱源を装着しながら筋肉強度、持久力および柔軟性
を高めるように設計された特殊な体操または体操セットを実行できるようにする
説明書のセットとを有する用具を含む。本発明の好適な実施形態では、用具は、
局所熱源および説明書のセットを収容する容器と、局所熱源と、容器と組み合わ
された1セットの説明書とを含む。本発明の実施形態はさらに、同所痛、異所痛
、筋肉痛および/または骨格痛を含む急性、再発性および/または慢性の痛みに
苦しむ人または動物のそのような痛みを治療する方法であって、筋肉強度、持久
力および柔軟性を高めるように設計された特殊な体操または体操セットと組み合
わせて、そのような痛みに苦しむ人または動物の身体の特定部位に温熱エネルギ
および物理的支持を局所的に加えるステップを含む方法を含む。
【0014】 本明細書で、「含む」とは、最終結果に影響を与えない他のステップおよび/
または要素を追加できることを意味する。この表現は、「で構成された」および
「で実質的に構成された」の表現を包含する。
【0015】 本明細書で、「組み合わせて」とは、用具の消費者に説明書のセットを伝える
ために、説明が直接的に局所熱源および/または容器に印刷されているか、限定
的ではないがパンフレット、印刷広告、電子広告および/または音声伝達を含む
別の方法で与えられるかのいずれかであることを意味する。発明の詳細な説明に
より詳細な記載が含まれている。
【0016】 本明細書で、「身体」とは、人または動物の頭、首、胴部(胸および腹を含む
)および四肢(腕、手、臀部、脚、足を含む)を意味する。
【0017】 本明細書で、「痛み」とは、一般的に、病気および/または傷害などの、実際
的または潜在的組織破壊に伴った有害な刺激によって誘発される、刺すような痛
み、ずきずきした痛みおよび/または鈍痛などの局部的な身体的不快感によって
特徴付けられた身体または身体部分の不快な感覚を意味する。
【0018】 本明細書で、「急性の痛み」とは、一般的に短期間で激しい経過の痛みを意味
する。
【0019】 本明細書で、「慢性の痛み」とは、一般的に長期的な、すなわち、ゆっくり進
行して長く続く病気を示す痛みを意味する。
【0020】 本明細書で、「再発性の痛み」とは、一般的に急性であるが、慢性も含むこと
があり、中断または緩和した後に再発する痛みを意味する。
【0021】 本明細書で、「筋肉痛」とは、一般的に人または動物の身体または身体部分の
骨格筋および/または平滑筋に伴った急性、慢性または再発性痛みを意味する。
【0022】 本明細書で、「骨格痛」とは、一般的に人または動物の身体または身体部分の
、骨、靱帯および軟骨を含む骨格に伴った急性、慢性または再発性痛みを意味す
る。
【0023】 本明細書で、「同所痛」とは、一般的に病気または傷害のある身体または身体
部分の位置で感じられる急性、慢性または再発性痛みを意味する。
【0024】 本明細書で、「異所痛」とは、一般的に実際の原因から離れた身体または身体
部分の部位に生じるように感じられ、生理痛などの、身体または身体部分の内臓
に伴った痛みを含むような急性、慢性または再発性痛みを意味する。「関連痛」
としても知られる。
【0025】 本明細書で、「容器」とは、本発明の実施形態の部材の保持、収容および/ま
たは保管を行うための手段を意味する。使用できる容器のタイプに特別な制限は
ないが、適当な容器として、限定的ではないが、箱、バッグ、エンベロープ、パ
ウチ、ボトル、ジャー、カートン、パケット、収縮ラップなどがある。
【0026】 本明細書で、「局所熱源」とは、限定的ではないが、蒸しタオル、温水ボトル
、ホットパック、ハンドウォーマ、加熱パッド、加熱パッチ、ヒートラップなど
を含む局所熱源を意味する。局所熱源によって温熱エネルギを発生する手段に特
別な制限はないが、熱源は携帯式で、長時間にわたって一定した制御温熱エネル
ギを与え、最も治療効果がある場所へ温熱エネルギを向かわせ、動きをほとんど
妨害することなくユーザの身体および/または身体部分にうまく適合することに
よって効果的で効率的な加熱範囲を与えなければならない。
【0027】 本明細書で、「局所的に加えられた熱」とは、人または動物の身体または身体
部分の表面または皮膚に加えられた熱または暖かさを意味する。
【0028】 本明細書で、「温熱」とは、熱に関連するか、熱によって生じるものを意味し
、「熱」と交換可能に使用することができる。
【0029】 本明細書で、「皮膚温度を維持する」は、約32℃〜約50℃の持続的皮膚温
度を約15分〜約8時間にわたって維持することを意味する。皮膚温度が上記温
度範囲内にある限り、短時間に、たとえば約1分〜約1時間で実際の皮膚温度の
変動が発生してもよい。
【0030】 本明細書で、「体操」とは、人または動物の身体または身体部分の強度、持久
力および/または機能を発達または回復させるための、人または動物の身体また
は身体部分の制御運動を意味する。
【0031】 本明細書で、「治療体操」とは、人または動物の身体機能の改善、症状の軽減
、あるいは良好な健康状態の維持を行うための体操を意味する。
【0032】 引用した参考はすべて、特記しない限り、全体的に参照として本明細書に援用
される。参考の引用は、請求する発明の従来技術としての利用可能性に関する決
定に関する承認ではない。
【0033】 すべてのパーセントは、特記しない限り、構造全体の重量に対するものである
【0034】 すべての比は、特記しない限り、重量比である。
【0035】 用具 本発明の用具は、同所痛、異所痛、筋肉痛および/または骨格痛を含む急性、
再発性および/または慢性痛を軽減するための治療を行い、1)ユーザの身体ま
たは身体部分の特定部位に温熱エネルギおよび物理的支持を加えるための、1つ
または複数の温熱素子を有する携帯式身体または身体部分ラップまたはパッチを
含む局所熱源と、2)傷害および/または炎症に苦しむ人または動物の身体また
は身体部分の強度、持久力および/または機能を発達または回復させるように設
計された特殊な治療体操を、人がその局所熱源を装着しながら実行できるように
する、局所熱源と組み合わされた1セットの説明書とを含む。本発明の好適な実
施形態では、用具は、1)本発明の実施形態の部材の保持、収容および/または
保管を行う容器と、2)ユーザの身体または身体部分の特定部位に熱エネルギお
よび物理的支持を加えるための、1つまたは複数の温熱素子を有する携帯式身体
または身体部分ラップまたはパッチを含む局所熱源と、3)傷害および/または
炎症に苦しむ人または動物の身体または身体部分の強度、持久力および/または
機能を発達または回復させるように設計された特殊な治療体操を、人がその局所
熱源を装着しながら実行できるようにする、容器と組み合わされた1セットの説
明書とを含む。
【0036】 I.容器 本発明の用具は、容器を含む。本用具に適した容器として、限定的ではないが
、箱、バッグ、エンベロープ、パウチ、ボトル、ジャー、カートン、パケット、
収縮ラップなどがある。
【0037】 II.局所熱源 本発明の用具はさらに局所熱源を含む。これらの局所熱源の幾つかの例には、
限定的ではないが、米国特許第1,491,539号、第2,002,673号
、第2,547,886号、第2,562,121号、第2,602,302号
、第3,463,161号、第3,900,035号、第3,976,049号
、第3,980,070号、第4,095,583号、第4,114,591号
、第4,205,685号、第4,282,005号、第4,331,731号
、第4,366,804号、第4,462,224号、第4,522,190号
、第4,516,564号、第4,573,447号、第4,575,097号
、第4,586,506号、第4,671,267号、第4,688,572号
、第4,742,827号、第4,753,241号、第4,756,299号
、第4,805,620号、第4,860,748号、第4,886,063号
、第4,891,501号、第4,981,135号、第5,000,176号
、第5,025,777号、第5,046,479号、第5,072,598号
、第5、148,804号、第5,179,944号、第5,190,033号
、第5,211,949号、第5,247,928号、第5,275,156号
、第5,342,412号、第5,534,021号、第5,366,491号
、第5,366,492号、第5,378,225号、第5,395,399号
、第5,398,667号、第5,415,222号、第5,496,357号
、第5,496,358号、第5,507,793号、第5,605,144号
、第5,649,914号、第5,697,962号、および再発行特許第32
,026号に記載されているものがある。本発明の実施形態には、米国特許第5
,674,270号、第5,728,057号、第5,728,058号、第5
,728,146号、第5,735,889号、第5,741,318号、第5
,837,005号、第5,860,945号、第5,904,710号、第5
,906,637号、第5,925,072号、米国意匠登録第403,779
号、第403,778号、第407,824号、第408,923号、第407
,822号、第380,051号、第407,823号と共に、係属中の米国特
許出願第08/777,642号、第08/777,856号、第08/984
,366号、第08/984,367号、第09/082,347号および第0
9/082,348号に記載されている携帯式の使い捨てヒートラップおよび/
またはパッチを使用することが好ましい。本発明の好適な実施例に関連した上記
特許および/または出願は、オハイオ州、シンシナチのザ・プロクター・アンド
・ギャンブル社(The Procter & Gamble Co.)に譲渡されている。
【0038】 好適な携帯式の使い捨て温熱ラップは、オハイオ州、シンシナチのザ・プロク
ター・アンド・ギャンブル社がサーマケア(登録商標)ヒートラップ(ThermaCar e HeatWraps)のブランド名で現在販売している膝ラップ、関節ラップ、首ラップ
、背中ラップ、身体ラップ、身体パッチおよび多目的ラップを含む。
【0039】 簡単に言うと、サーマケア(登録商標)温熱膝および関節ラップは一般的に使
い捨てであり、外表面、身体側表面、第1端部、第2端部、長手方向軸線に沿っ
て伸長可能な弾性部分、閉じ直し可能な固定システム、および複数のヒートセル
を含む1つまたは複数の温熱パックを含み、第1および第2端部が重なるように
してユーザの膝または肘に巻くことができる十分な長さを有する少なくとも1つ
の可撓性材料片を備えている。可撓性材料片はさらに、上側ストラップ部分およ
び下側ストラップ部分を含み、その各々が、外表面および身体側表面上のループ
部材に独立的に固定されることができる少なくとも1つのフック部材を有する。
好ましくは、上側および下側ストラップ部分は、少なくとも1つの弾性部分を含
む。すなわち、上側および下側ストラップ部分は好ましくは、可撓性材料片の長
手方向軸線に平行な方向に引き延ばされた時、弾性挙動を示す。ラップを取り付
ける時、上側ストラップ部分の第1端部がユーザの膝または肘の上方で脚または
腕の後側を包囲し、下側ストラップ部分の第1端部がユーザの膝または肘の下方
で脚または腕の後側を包囲する。上側および下側ストラップ部分は、ラップを取
り付けやすくすると共に、使用中に異なった張力を加えることができるようにす
る。可撓性材料片はまた、ユーザの膝または肘の周囲に膝または関節ラップを巻
き付けるのに便利な位置決め点を定めるためにユーザの膝頭または肘頭と整合す
るようにした開口と、ユーザの膝または肘の曲げに適合するために可撓性材料片
が開口の長手方向軸線に直交する方向に伸長できるように、開口からほぼ長手方
向軸線に沿って延びた少なくとも1つのスリットとを有する本体部分を含む。
【0040】 サーマケア(登録商標)温熱背中ラップおよび胴部ラップは一般的に使い捨て
であり、外表面、身体側表面、第1端部、第2端部、長手方向軸線に沿って伸長
可能な弾性部分、閉じ直し可能な固定システム、および複数のヒートセルを含む
1つまたは複数の温熱パックを含み、第1および第2端部が重なるようにしてユ
ーザの胴部または身体部分に巻くことができる十分な長さを有する少なくとも1
つのほぼ矩形の可撓性材料片を備えている。
【0041】 サーマケア(登録商標)温熱首ラップは一般的に使い捨てであり、第1アーム
部分、第2アーム部分、その間の中央本体部分、複数のヒートセルを含む1つま
たは複数の温熱パック、身体側表面、および反対の外表面を有する少なくとも1
つのほぼU形の可撓性材料片を含み、首ラップをユーザに装着した時、中央本体
部分の中心がユーザの背中上部および首下部に位置するようになっている。第1
および第2アーム部分は、ユーザの肩に載ってユーザの胸に向かう。
【0042】 サーマケア(登録商標)温熱身体パッチおよび多目的ラップは一般的に使い捨
てであり、第1側部、第2側部、および複数のヒートセルを含む1つまたは複数
の温熱パックを有するほぼ平面的なユニファイ(unified)積層構造体を含む。積
層構造体はさらに、複数のヒートセルに酸素を供給する手段と、温熱身体パッド
をユーザの衣服の内部または皮膚に着脱可能に取り付ける手段とを含む。
【0043】 上記サーマケア(登録商標)ヒートラップはさらに、1つまたは複数の個別ヒ
ートセルまたは温熱パックを含む。個別のヒートセルであるサーマセル(登録商
標)は、特殊な物理的寸法および充填特性を有し、好ましくは、鉄粉、粉末炭素
、水および塩の混合物を含み、これが酸素に暴露した時、制御された持続的温度
を与え、急速にそれの作動温度範囲に達する。ヒートセルは、米国特許第5,9
18,590号および係属中の米国特許出願第08/623,752号に記載さ
れており、これらは共に、オハイオ州、シンシナチのザ・プロクター・アンド・
ギャンブル社に譲渡されている。温熱パックは、少なくとも1つの連続材料層と
、互いに間隔を置いた複数のヒートセルとを有するユニファイ構造を含み、ヒー
トセルは温熱パックのユニファイ構造に、またはその内部に固定されている。温
熱パックは、係属中の米国特許出願第08/777,853号および第08/9
84,009号に記載されており、これらは共に、オハイオ州、シンシナチのザ
・プロクター・アンド・ギャンブル社に譲渡されている。
【0044】 サーマケア(登録商標)ヒートラップは、最も治療効果がある場所へ温熱エネ
ルギを向かわせ、ユーザの首、背中、身体、膝、肘、腕および/または脚にうま
く適合することによって効果的で効率的な加熱範囲を与え、上着の下側に装着し
てほとんど見えないようにすることができる温熱素子、すなわち、ヒートセルの
パターンおよび配列および位置維持機構を有する。
【0045】 III.説明書のセット 本発明の用具はさらに、熱源および/または容器と組み合わされた1セットの
説明書を含み、これは、同所痛、異所痛、筋肉痛および/または骨格痛を含む急
性、再発性および/または慢性痛の軽減を必要とする人が、上記局所熱源の少な
くとも1つ、好ましくはサーマケア(登録商標)ヒートラップを装着しながら、
筋肉の強度、持久力、柔軟性を向上させると共に、組織の修復およびリハビリテ
ーションを促進するように設計された治療体操または体操セットを実行できるよ
うにするための説明を含む。
【0046】 本用具の説明書のセットは、局所熱源および/または容器に同封されたパンフ
レットまたは印刷広告にすることができ、その場合、パンフレットまたは印刷広
告は、本明細書に記載されている特定の痛みのある身体部分に適した治療体操ま
たは体操セットを実行するための説明、および/または特定の電話番号に電話し
て、本明細書に記載されている特定の痛みのある身体部分に適した治療体操また
は体操セットを実行するための説明を音声で受けるように消費者に指示する説明
、および/または本明細書に記載されている特定の痛みのある身体部分に適した
治療体操または体操セットを実行するための説明が電子広告として表示される特
定のコンピュータインターネットウェブサイトを消費者に教える説明を含む。あ
るいは、本明細書に記載されている特定の痛みのある身体部分に適した治療体操
または体操セットを実行するための説明書のセットを直接的に局所熱源および/
または容器に印刷してもよく、かつ/または、特定の電話番号に電話して、本明
細書に記載されている特定の痛みのある身体部分に適した治療体操または体操セ
ットを実行するための説明書のセットを音声で受けるように消費者に指示する説
明を直接的に局所熱源および/または容器に印刷してもよく、かつ/または、本
明細書に記載されている特定の痛みのある身体部分に適した治療体操または体操
セットを実行するための説明書のセットが電子広告として表示される特定のコン
ピュータインターネットウェブサイトを消費者に教える説明を直接的に局所熱源
および/または容器に印刷してもよい。
【0047】 治療体操 次に、図1〜34を参照すると、以下の体操は、限定的ではないがユーザの首
、背中、身体、膝、肘、腕および/または脚の傷害および/または炎症による同
所痛、異所痛、筋肉痛および/または骨格痛を含む急性、再発性および/または
慢性痛を軽減する必要がある人の筋肉強度、持久力および柔軟性を高めると共に
組織修復およびリハビリテーションを促進する。苦痛がある身体部分に局部熱を
加えながら、治療体操または体操セットを実行することが、本発明の好適な実施
形態である。ユーザが、苦痛がある特定の身体部分用に適当に選択された1つま
たは複数の上記サーマケア(登録商標)ヒートラップを装着しながら、体操を実
行することは、本発明のさらに好適な実施形態である。
【0048】 I.首の痛み用の体操 図1〜図10に示す以下の体操は、限定的ではないがユーザの首および/また
は背中上部の傷害および/または炎症による同所痛、異所痛、筋肉痛および/ま
たは骨格痛を含む急性、再発性および/または慢性痛を軽減する必要がある人の
筋肉強度、持久力および柔軟性を高めると共に組織修復およびリハビリテーショ
ンを促進する。以下の体操はすべて、以下の痛み治療方法に従って実行されるも
のとする。すなわち、ユーザは、治療体操または体操セットを開始する約30分
〜約6時間前から治療体操または体操セットが完了してから約6時間が経過する
まで、身体の痛みがある部位に局部熱を、すなわち約32℃〜約50℃を加える
ように指示される。好ましくは、ユーザは、温熱首ラップ10を、好ましくは首
用のサーマケア(登録商標)ヒートラップを装着しながら、以下の体操を実行す
る。
【0049】 A.姿勢(Postural)体操 1.顎の押し込み(tuck)(図1) 開始位置:背を伸ばして座り、肩を下げて、胸をはり、足を肩幅に開く。 a.顎を突き出し、口を閉じる(図1A)。 b.2本の指を顎に当てて、顎を軽く喉の方へ後退させる。目はまっすぐ前方
を見つめたままにする。頭が前傾しないようにする(図1B)。 c.顎を押し込んだ状態に20秒間保持した後、力を抜く。 d.3回の繰り返しを1セットとして、2セット繰り返す。
【0050】 B.首の柔軟性の体操 1.頭の回転(図2) 開始位置:背を伸ばして座り、肩を下げて、胸をはり、足を肩幅に開く。 a.顎を引いたまま、頭をゆっくり右に気持ちのよい位置まで回す(図2A)
。 b.20秒間保持する。 c.頭を中央位置に戻す。 d.次に、顎を引いたまま、頭を左に気持ちのよい位置まで回す(図2B)。 e.20秒間保持する。 f.頭を中央位置に戻して力を抜く。 g.3回の繰り返しを1セットとして、2セット繰り返す。
【0051】 2.首の屈伸(図3) 開始位置:背を伸ばして座り、肩を下げて、胸をはり、足を肩幅に開く。 a.頭の後で手を組み合わせる。 b.顎を引く。 c.顎を胸の方へ気持ちのよい位置まで移動させる。頭を手で進めない(図3
A)。 d.20秒間保持する。 e.開始位置に戻り、手はステップaのように頭の後で組み合わせたままにす
る。 f.頭を後ろに気持ちのよい位置まで押して、胸を天井に向けてはり、肘を軽
く外側に押し出す(図3B)。 g.20秒間保持した後、力を抜いて開始位置に戻る。 h.3回の繰り返しを1セットとして、2セット繰り返す。
【0052】 3.側方曲げストレッチ(図4) 開始位置:椅子に背を伸ばして座り、肩を下げて、胸をはり、足を肩幅に開く
。 a.椅子の座部を左手で掴む。 b.右手を頭の頂部越しに左耳の上方に置く。 c.頭を右にゆっくり傾けて、右耳を右肩に近づける。顎は引いたままにする
(図4)。 d.5秒間保持した後、頭をさらに右に傾けて、右耳を右肩にさらに接近させ
る。 e.5秒間保持した後、力を抜いて開始位置に戻る。 f.ステップa〜eを3回繰り返し、毎回、気持ちのよい範囲で最大限に行う
。 g.手の位置を逆に(左手を頭の頂部越しに右耳の上方に)して、左側でステ
ップa〜eを繰り返す。 h.3回の繰り返しを1セットとして、2セット繰り返す。
【0053】 4.胸/肩のストレッチ(図5) 開始位置:戸口に立って、前腕を戸口の側部に沿って置き、肘は肩の高さにす
る(図5A)。 a.顎を引いて、前方を見つめる。 b.腕はその位置のままにして、戸口をゆっくり通り抜け、肩甲骨をともに下
向きに引き寄せる。 c.20秒間保持した後、力を抜いて開始位置に戻る。 d.3回の繰り返しを1セットとして、2セット繰り返す。 変更形では、この体操は、肘を肩の高さより下げる(図5B)か、肘を肩の高
さより上げて(図5C)行ってもよい。
【0054】 5.肩の引き絞り(図6) 開始位置:立つか、背を伸ばして座り、肩を下げて、胸をはり、足を肩幅に開
く。 a.顎を引く。 b.肩を後方へ移動させて肩甲骨をともに下向きに引き寄せて絞る。座ってい
る場合、引き絞る間は椅子の背を掴む(図6A)。 c.20秒間保持した後、力を抜いて開始位置に戻る。 d.3回の繰り返しを1セットとして、2セット繰り返す。 変更例として、この体操は、腹這いになって腕を「ゴールポスト」位置に置き
(図6B)、次に腕を前方へ移動させて「Y」位置に置き、手を水平面から約1
インチ離しておく(図6C)。額を水平面上のタオルの上に載せる。
【0055】 C.首の強化体操 1.抵抗を加えた側方曲げ(図7) 開始位置:立つか、背を伸ばして座り、肩を下げて、胸をはり、足を肩幅に開
く。 a.顎を引く。 b.右手を頭の右側に当てる。 c.頭を手に押し当てる(図7A)。 d.10秒間保持した後、力を抜いて開始位置に戻る。 e.3回の繰り返しを1セットとして、2セット繰り返してから、手の位置を
逆に(左手を頭の左側に)して、左側でステップa〜dを繰り返す(図7B)。
【0056】 2.変更形の抵抗を加えた側方曲げ(図8) 開始位置:背を伸ばして立ち、身体の右側を垂直面に向けて、頭と垂直面との
間にエクササイズボールを挟み込む。 a.顎を引く。 b.頭をエクササイズボールに当てて右側へ押しつける。 c.10秒間保持した後、力を抜いて開始位置に戻る。 d.3回の繰り返しを1セットとして、2セット繰り返してから、位置を逆に
(身体の左側を垂直面側に)して、左側でステップa〜cを繰り返す。
【0057】 3.抵抗を加えた屈曲(図9) 開始位置:立つか、背を伸ばして座り、肩を下げて、胸をはり、足を肩幅に開
く。 a.顎を引く。 b.片手を使って指先で額を押す。 c.頭を指に当てて前方に押しつける(図9A) d.10秒間保持した後、力を抜いて開始位置に戻る。 e.3回の繰り返しを1セットとして、2セット繰り返す。
【0058】 4.変更形の抵抗を加えた屈曲(図9) 開始位置:垂直面に向かって立ち、額と垂直面との間にエクササイズボールを
挟み込み、足を肩幅に開く。 a.顎を引く。 b.額をボールに押し当てる(図9B)。 c.10秒間保持した後、力を抜いて開始位置に戻る。 d.3回の繰り返しを1セットとして、2セット繰り返す。
【0059】 5.抵抗を加えた伸ばし(図10) 開始位置:立つか、背を伸ばして座り、肩を下げて、胸をはり、足を肩幅に開
く。 a.手を頭の後に置き、指を組む。 b.顎を引く。 c.頭を手に当てて後方に押しつける(図10A) d.10秒間保持した後、力を抜いて開始位置に戻る。 e.3回の繰り返しを1セットとして、2セット繰り返す。
【0060】 6.変更形の抵抗を加えた伸ばし(図10) 開始位置:背中を垂直面に向けて立ち、頭の後と垂直面との間にエクササイズ
ボールを挟み込み、足を肩幅に開く。 a.顎を引く。 b.額をボールに押し当てる(図10B)。 c.10秒間保持した後、力を抜いて開始位置に戻る。 d.3回の繰り返しを1セットとして、2セット繰り返す。
【0061】 II.背中下部の痛み用の体操 図11〜図20に示す以下の体操は、限定的ではないがユーザの背中下部の傷
害および/または炎症による同所痛、異所痛、筋肉痛および/または骨格痛を含
む急性、再発性および/または慢性痛を軽減する必要がある人の筋肉強度、持久
力および柔軟性を高めると共に組織修復およびリハビリテーションを促進する。
以下の体操はすべて、以下の痛み治療方法に従って実行されるものとする。すな
わち、ユーザは、治療体操または体操セットを開始する約30分〜約6時間前か
ら治療体操または体操セットが完了してから約6時間が経過するまで、身体の痛
みがある部位に局部熱を、すなわち約32℃〜約50℃を加えるように指示され
る。好ましくは、ユーザは、温熱背中ラップ20を、好ましくは背中用のサーマ
ケア(登録商標)ヒートラップを装着しながら、以下の体操を実行する。
【0062】 A.背中下部の可動性の体操 1.猫のポーズのストレッチ(図11) 開始位置:手と膝を水平面に着いて、手を肩の下方に、膝をヒップの下方に置
き、足の力を抜き、目は水平面を見つめる。枕を膝の下側か、膝の後に置けば、
楽であろう。 a.背中をそらし、腹を押し下げる。顎を引いて、水平面を見つめる(図11
A)。 b.10秒間保持した後、力を抜いて開始位置に戻る。 c.背中を丸め、背中を押し上げ、頭を水平面の方へ下げる(図11B)。 d.10秒間保持する。 e.背中を丸めたまま、身体を後方へ移動して臀部を踵の上に載せ、腕を身体
の前方へ伸ばす(図11C)。 f.20秒間保持した後、力を抜いて開始位置に戻る。 g.3回の繰り返しを1セットとして、2セット繰り返す。
【0063】 2.全押し上げ(full press)伸ばし(図12A、B) 開始位置:水平面上に腹這いになり、腕を脇に置き、頭を横向きにする。 a.手のひらを肩の隣に下ろす(図12A)。 b.腕をまっすぐに伸ばしながら、上半身を水平面から押し上げる。ヒップは
水平面上に置いたままにし、目は前方を見つめる(図12B)。 c.10秒間保持した後、力を抜いて開始位置に戻る。 g.3回の繰り返しを1セットとして、2セット繰り返す。
【0064】 3.部分押し上げ伸ばし(図12C、D) 開始位置:水平面上に腹這いになり、腕を脇に置き、頭を横向きにする。 a.手のひらを肩の隣に下ろす。 b.上半身を水平面から押し上げて、前腕で支える。ヒップは水平面上に置い
たままにし、目は前方を見つめる(図12C)。 c.20秒間保持した後、力を抜いて開始位置に戻る。 d.3回の繰り返しを1セットとして、2セット繰り返す。 変更形では、上半身を支えるために、前腕の間にエクササイズボールを保持す
る(図12D)。
【0065】 4.立った姿勢での伸ばし(図13) 開始位置:背を伸ばして立ち、足を肩幅に開き、顎を引く。 a.手のひらを腰のくびれた部分に置き、指を下に向ける。 b.頭を上げたまま、ゆっくりとできる限り後傾する。 c.20秒間保持した後、力を抜いて開始位置に戻る。 d.3回の繰り返しを1セットとして、2セット繰り返す。
【0066】 5.脇腹のストレッチ(図14) 開始位置:背を伸ばして立ち、足を肩幅に開き、手を脇に置き、顎を引く。 a.左手を左ヒップに置く。右に曲げて、右手が右膝の外側近くに達するよう
に下げる。上半身を前傾させない。 b.10秒間保持した後、力を抜いて開始位置に戻る。 c.3回の繰り返しを1セットとして、2セット繰り返す。 d.右手を右ヒップに置いて、ステップa〜bを繰り返して左に曲げる。 e.3回の繰り返しを1セットとして、2セット繰り返す。
【0067】 6.ヒップのストレッチ(図15) 開始位置:仰向けになり、膝を曲げ、足を水平面上に置き、腕を脇に置く。 a.両手で右膝を胸に引き寄せる。左膝は曲げたままにし、左足を水平面上に
着けておく(図15A)。 b.20秒間保持した後、力を抜いて開始位置に戻る。 c.3回の繰り返しを1セットとして、2セット繰り返す。 d.左膝を胸に引き寄せて、ステップa〜bを繰り返す。 e.3回の繰り返しを1セットとして、2セット繰り返す。 f.両手で両膝を胸に引き寄せる。 g.20秒間保持した後、力を抜いて開始位置に戻る。 h.3回の繰り返しを1セットとして、2セット繰り返す。 変更形では、水平面上の脚の膝をまっすぐに伸ばして、ストレッチを強くする
(図15B)。
【0068】 7.膝腱のストレッチ(図16) 開始位置:仰向けになり、膝を曲げ、足を水平面上に置き、腕を脇に置く。 a.両手で右膝を胸に引き寄せる。左膝は曲げたままにし、左足を水平面上に
着けておく。 b.右脚を伸ばして右膝をまっすぐにする。右大腿部の後ろを両手で掴んで、
足首を屈曲させてつま先を身体側に向ける(図16A)。 c.20秒間保持した後、力を抜いて開始位置に戻る。 d.左脚についてステップa〜cを繰り返す。 e.3回の繰り返しを1セットとして、2セット繰り返す。 変更形では、ストレッチの間、足が水平面上に着いている脚の膝をまっすぐに
するか、上げた足にタオルを掛けて軽く引き下ろす(図16B)。
【0069】 8.下胴部の回転(図17) 開始位置:仰向けになり、膝を曲げ、足を水平面上に置き、腕を脇に置く。 a.膝を右側へ、できる限り水平面に近づくようにゆっくり回転させる。肩は
水平面に着けたままにする(図17A)。 b.20秒間保持する。 c.膝を左側へ、できる限り水平面に近づくようにゆっくり回転させる。肩は
水平面に着けたままにする(図17B) c.20秒間保持した後、力を抜いて開始位置に戻る。 d.3回の繰り返しを1セットとして、2セット繰り返す。 変更形では、両膝を胸に引き寄せ、足を水平面から持ち上げる。両膝を右側へ
、次に左側へゆっくり回転させる。必ず、背中が平坦な状態にあり、肩が水平面
に着いているようにする(図17C)。
【0070】 9.骨盤の傾斜(図18) 開始位置:水平面上に仰向けになり、膝を曲げ、足を水平面上に置く。 a.背中下部をアーチ状にして、腹を上方に突き出す(図18A)。 b.腹部および臀部の筋肉を緊張させることによって、背中下部を水平面にぴ
ったりつける(図18B)。 c.20秒間保持した後、力を抜いて開始位置に戻る。 c.3回の繰り返しを1セットとして、2セット繰り返す。 変更形では、両手を頭の後に置き、ステップbの間に上半身を膝の方に向けて
部分的に丸める(図18C)。
【0071】 10.下腹の強化(図19) 開始位置:仰向けになり、膝を曲げる。 a.エクササイズボールを踵と臀部との間に挟む(図19A)。 b.腹部および臀部の筋肉を緊張させることによって、背中下部を水平面にぴ
ったりつける。両膝をゆっくり胸に引き寄せ、次に下ろして水平面へ戻す。背中
を丸めない(図19B)。 c.3回の繰り返しを1セットとして、2セット繰り返す。
【0072】 11.下腹の強化−「ブリッジ」姿勢(図20) 開始位置:水平面上に仰向けになり、膝を曲げ、足および肘を水平面上に置く
。 a.腹部および臀部の筋肉を緊張させることによって、背中下部を水平面にぴ
ったりつける。 b.ヒップおよび背中下部を持ち上げて、膝から胸までが一直線になるように
する。 c.20秒間保持した後、力を抜いて開始位置に戻る。 c.3回の繰り返しを1セットとして、2セット繰り返す。
【0073】 III.膝の痛み用の体操 図21〜図28に示す以下の体操は、限定的ではないがユーザの膝の傷害およ
び/または炎症による同所痛、異所痛、筋肉痛および/または骨格痛を含む急性
、再発性および/または慢性痛を軽減する必要がある人の筋肉強度、持久力およ
び柔軟性を高めると共に組織修復およびリハビリテーションを促進する。以下の
体操はすべて、以下の痛み治療方法に従って実行されるものとする。すなわち、
ユーザは、治療体操または体操セットを開始する約30分〜約6時間前から治療
体操または体操セットが完了してから約6時間が経過するまで、身体の痛みがあ
る部位に局部熱を、すなわち約32℃〜約50℃を加えるように指示される。好
ましくは、ユーザは、温熱膝ラップ30を、好ましくは膝用のサーマケア(登録
商標)ヒートラップを装着しながら、以下の体操を実行する。
【0074】 A.膝/脚の柔軟性の体操 1.立った姿勢での大腿四頭筋のストレッチ(図21) 開始位置:支えになる垂直面または椅子に向かって楽にして立つ。 a.垂直面または椅子を支えにして、右膝を曲げて左脚で立つ。左膝を軽く曲
げる。 b.身体の後側で右足首を右手で掴む。 c.膝をそろえ、腹を引いた状態で、踵をゆっくり臀部に引き寄せる。ストレ
ッチの間に背中を丸めない(図21A)。 d.20秒間保持した後、力を抜いて開始位置に戻る。 e.右脚で立ち、左足首を掴んでステップa〜dを繰り返す。 f.3回の繰り返しを1セットとして、ステップa〜eを2セット繰り返す。 変更形では、体操中の脚の足を支持するために、椅子および枕を使用してもよ
い(図21B)。
【0075】 2.横になった姿勢での大腿四頭筋のストレッチ(図22) 開始位置:水平面上に右下にして横たわり、膝を曲げる。 a.身体の後側で左足首を左手で掴む。 b.踵をゆっくり臀部に引き寄せる。腹を引っ込めたままとし、背中を丸めな
い。 c.20秒間保持した後、力を抜いて開始位置に戻る。 d.左下に横たわり、右足首を掴んでステップa〜cを繰り返す。 e.3回の繰り返しを1セットとして、ステップa〜dを2セット繰り返す。
【0076】 3.ふくらはぎの筋肉のストレッチ(図23) 開始位置:垂直面に向かって水平面上に立ち、両手を垂直面に当てて、足は垂
直面に直角にして肩幅に開く。 a.右足を後に引き、右踵を水平面上に平らに、右足および膝をまっすぐに保
つ。左膝を曲げて、垂直面に寄りかかる(図23A)。 b.20秒間保持する。 c.右踵を水平面上に平らに保持したまま、右膝を曲げて、スクワット位置ま
で下ろしながら、体重を右足に移動する。(図23B)。 d.20秒間保持した後、力を抜いて開始位置に戻る。 d.左足を後ろにして、ステップa〜dを繰り返す。 e.3回の繰り返しを1セットとして、ステップa〜eを2セット繰り返す。
【0077】 4.横になった姿勢での膝腱のストレッチ(図24) 開始位置:支え用の垂直面の近くで水平面上に仰向けになる。 a.両膝を曲げ、右脚を伸ばして、右足の踵を垂直面に当てる。 b.右膝を伸ばして垂直面に当てる。左膝は曲げ、左足を水平面上に着けたま
まにする(図24A)。 c.20秒間保持した後、力を抜いて開始位置に戻る。 d.3回の繰り返しを1セットとして、ステップa〜cを2セット繰り返す。 e.左足を垂直面に当てて、ステップa〜dを繰り返す。 変更形では、水平面上の足の膝をまっすぐにする、かつ/または上げた足にタ
オルを掛けて軽く引き下ろす(図24B)。
【0078】 5.座った姿勢での膝腱のストレッチ(図25) 開始位置:高い水平面の縁部に背を伸ばして座り、膝を曲げ、手を大腿部に載
せる。 a.右膝をまっすぐにする。右踵は高くない水平面上に着けておき、足首を屈
曲する(つま先を向こうずねに向ける)。 b.背中をまっすぐに保ちながら、ウェストから前傾する(図25)。 c.20秒間保持した後、力を抜いて開始位置に戻る。 d.左膝についてステップa〜cを繰り返す。 e.3回の繰り返しを1セットとして、ステップa〜dを2セット繰り返す。
【0079】 B.膝/脚の強化体操 1.垂直スクワット(図26) 開始位置:背中を平滑な垂直面に当てて寄りかかり、足をまっすぐにして、垂
直面から約1.5フィート(30.5cm)離れた位置で肩幅に開く。 a.頭、肩、腕、背中、ヒップおよび手のひらがすべて垂直面を押しつけるよ
うにして、着座位置まで垂直面をゆっくり滑り降りる(図26A)。 b.20秒間保持した後、力を抜いて開始位置に戻る。 c.3回の繰り返しを1セットとして、ステップa〜bを2セット繰り返す。 変更形では、エクササイズボールを背中と垂直面との間(図26B)または膝
の間(図26C)に挟んでもよいし、あるいは、ウェイトを持って垂直面に寄り
かからないで体操を行ってもよい(図26D)。
【0080】 2.立った姿勢でのスクワット(図27) 開始位置:支えになる椅子の背に横向きに立ち、足をまっすぐにして肩幅に開
く。 a.椅子の背を手で持つ。 b.身体をゆっくりスクワット位置まで下ろす。 c.20秒間保持した後、力を抜いて開始位置に戻る。 d.3回の繰り返しを1セットとして、ステップa〜cを2セット繰り返す。
【0081】 3.脚のリフト(図28) 開始位置:水平面上に仰向けになり、腕を脇に置き、足をまっすぐにする。 a.左足を水平面上に着けた状態で、左膝を曲げる。 b.右膝をまっすぐにし、背中を平らに保持しながら、足首を屈曲し(つま先
を向こうずねに向ける)、右脚をゆっくり左膝の高さまで持ち上げ、大腿部およ
び膝がそろうようにする。 c.右脚をゆっくり下ろすが、力を抜かない。 d.右脚をまっすぐにしたまま、15回の繰り返しを1セットとして、停止し
ないでステップbを14セット繰り返す。 e.力を抜いて開始位置に戻る。 f.右足を水平面上に着けた状態で、右膝を曲げる。 g.左膝をまっすぐにし、背中を平らに保持しながら、足首を屈曲し(つま先
を向こうずねに向ける)、左脚をゆっくり右膝の高さまで持ち上げ、大腿部およ
び膝がそろうようにする。 h.左脚をまっすぐにしたまま、15回の繰り返しを1セットとして、停止し
ないでステップgを14セット繰り返す。 変更形では、体操中の脚の足首にウェイトを巻き付ける。
【0082】 IV.腹部の痛み用の体操 図29〜図34に示す以下の体操は、限定的ではないが、生理痛などのユーザ
の腹部の傷害および/または炎症による同所痛、異所痛、筋肉痛および/または
骨格痛を含む急性、再発性および/または慢性痛を軽減する必要がある人の筋肉
強度、持久力および柔軟性を高めると共に組織修復およびリハビリテーションを
促進する。以下の体操はすべて、以下の痛み治療方法に従って実行されるものと
する。すなわち、ユーザは、治療体操または体操セットを開始する約30分〜約
6時間前から治療体操または体操セットが完了してから約6時間が経過するまで
、身体の痛みがある部位に局部熱を、すなわち約32℃〜約50℃を加えるよう
に指示される。好ましくは、ユーザは、身体/腹部用の温熱ラップ/パッチ40
を、好ましくは生理痛用のサーマケア(登録商標)ヒートラップを装着しながら
、以下の体操を実行する。
【0083】 A.腹部のストレッチ体操 1.猫のポーズのストレッチ(図29) 開始位置:手と膝を水平面に着いて、手を肩の下方に、膝をヒップの下方に置き
、足の力を抜き、まっすぐ前方を見つめる。 a.背中をそらし、腹を水平面の方へ押す。顎を引いて、前方を見つめる(図
29A)。 b.10秒間保持した後、力を抜く。 c.背中を丸め、背中を押し上げ、頭を下げる(図29B)。 d.10秒間保持する。ステップeを実行する間、背中を丸めている。 e.正座して、腕を前方に伸ばし、額を水平面に着ける(図29C)。 f.20秒間保持した後、力を抜いて開始位置に戻る。 g.3回の繰り返しを1セットとして、ステップa〜fを2セット繰り返す。
【0084】 2.下胴部の回転(図30) 開始位置:仰向けになり、膝を曲げ、足を水平面上に置き、腕を脇に置く。 a.膝を右側へ水平面に近づくようにゆっくり回転させる。肩は水平面に着け
たままにする(図30A)。 b.20秒間保持した後、左側へゆっくり回転させる(図30B)。 c.20秒間保持した後、力を抜いて開始位置に戻る。 d.3回の繰り返しを1セットとして、ステップa〜cを2セット繰り返す。 変更形では、両膝を胸に引き寄せ、足を水平面から持ち上げる(図30C)。
3回の繰り返しを1セットとしてステップa〜dを繰り返す。
【0085】 3.臀部/ヒップのストレッチ(図31) 開始位置:水平面上に仰向けになり、膝を曲げる。 a.右足首の外側を膝のすぐ上側で左大腿部に押しつける。 b.膝のすぐ下側で左脚を掴んで、胸に引き寄せる。 c.20秒間保持した後、力を抜いて開始位置に戻る。 d.左足首の外側を膝のすぐ上側の右大腿部に押しつける。 e.膝のすぐ下側で右脚を掴んで、胸に引き寄せる。 f.20秒間保持した後、力を抜いて開始位置に戻る。 g.3回の繰り返しを1セットとして、ステップa〜fを2セット繰り返す。
【0086】 4.骨盤の傾斜(図32) 開始位置:水平面上に仰向けになり、膝を曲げ、足を水平面上に置く。 a.腰のくびれた部分をアーチ状にして水平面から持ち上げて、腹を上方に突
き出す(図32A)。20秒間保持する。 b.腹部および臀部の筋肉を緊張させることによって、背中下部を水平面にぴ
ったりつける(図32B)。20秒間保持する。 c.3回の繰り返しを1セットとして、ステップa〜bを2セット繰り返す。 変更形では、両手を頭の後に置き、ステップbの間に上半身を膝の方に向けて
部分的に丸める(図32C)。
【0087】 5.下腹の強化(図33) 開始位置:水平面上で仰向けになり、膝を曲げる。 a.エクササイズボールを踵と臀部との間に挟む(図33A)。 b.腹部および臀部の筋肉を緊張させることによって、背中下部を水平面にぴ
ったりつける。両膝をゆっくり胸に引き寄せ、次に下ろして水平面へ戻す(図3
3B)。背中を丸めない。 c.15回の繰り返しを1セットとして、ステップa〜bを14セット繰り返
す。
【0088】 6.下腹の強化−「ブリッジ」姿勢(図34) 開始位置:水平面上に仰向けになり、膝を曲げ、足および肘を水平面上に置く
。 a.腹部および臀部の筋肉を緊張させることによって、背中下部を水平面にぴ
ったりつける。 b.ヒップおよび背中下部を持ち上げて、膝から胸までが一直線になるように
する。 c.20秒間保持した後、ゆっくり力を抜いて開始位置に戻る。 d.3回の繰り返しを1セットとして、ステップa〜cを2セット繰り返す。
【0089】 痛みの治療方法 本発明はさらに、急性、再発性および/または慢性痛に苦しむ人または動物の
身体の特定部位において、そのような痛みに苦しむ人または動物の痛みがある身
体部分に局部熱を、上記治療体操を実行する間に約15分〜約3時間、好ましく
は約30分〜約4時間、さらに好ましくは約45分〜約6時間、最も好ましくは
約1時間〜約8時間にわたって加えることによって、約32℃〜約50℃、好ま
しくは約32℃〜約45℃、さらに好ましくは約32℃〜約42℃、最も好まし
くは約32℃〜約40℃の持続皮膚温度を維持するステップを含む痛み治療方法
を含む。好ましくは本発明の方法は、そのような痛みに苦しむ人の痛みがある身
体部分に上記局部熱を、上記治療体操セットを開始する約30分〜約6時間前か
ら、さらに好ましくは上記治療体操セットを開始する約45分〜約4時間前から
、最も好ましくは上記治療体操セットを開始する約1時間〜約3時間前から体操
の完了まで加えるステップを含む。さらに好ましくは本発明の方法は、そのよう
な痛みに苦しむ人または動物の痛みがある身体部分に上記局部熱を、上記治療体
操セットを開始する約30分〜約6時間前から、さらに好ましくは上記治療体操
セットを開始する約45分〜約4時間前から、最も好ましくは上記治療体操セッ
トを開始する約1時間〜約3時間前から、上記治療体操の完了から約1時間〜約
6時間後まで加えるステップを含む。
【0090】 好ましくは、本方法は、急性、再発性および/または慢性痛がある人または動
物の身体に約32℃〜約40℃の持続皮膚温度を、上記治療体操を開始する約2
時間前から、痛みのある特定の身体部分用の適当な上記治療体操を実行する間を
通して、上記治療体操の完了から約1時間〜約3時間後までの時間にわたって維
持することによって、そのような痛みのある人の骨格痛、筋肉痛および/または
身体の関連痛を含む急性、再発性および/または慢性痛を大幅に軽減できるよう
にするステップを含む。
【0091】 さらに好ましくは、本方法は、急性、再発性および/または慢性痛がある人ま
たは動物の身体において、痛みのある特定の身体部分用に適当に選択された携帯
式温熱ラップ、たとえばサーマケア(登録商標)ヒートラップを、上記治療体操
を開始する約2時間前から、痛みのある特定の身体部分用の適当な上記治療体操
を実行する間を通して、上記治療体操の完了から約1時間〜約3時間後までの時
間にわたって装着することによって、約32℃〜約40℃の持続皮膚温度を維持
することによって、そのような痛みのある人の骨格痛、筋肉痛および/または身
体の関連痛を含む急性、再発性および/または慢性痛を大幅に軽減できるように
するステップを含む。
【0092】 一般的に、そのような痛みのある人に、上記治療体操が完了し、熱源をユーザ
の痛みのある身体部分から取り除いた後でも、相当に長時間にわたって、少なく
とも約2時間は急性、再発性および/または慢性痛の軽減を達成できるであろう
【0093】 実施例 以下の実施例は、本発明の範囲に入る好適な実施形態をさらに記載して実証す
るものである。これらの例は、説明のためだけのものであって、本発明の精神お
よび範囲から逸脱することなく様々な変更を加えることができるので、本発明を
制限するものと解釈すべきではない。
【0094】 実施例1 急性の首および/または背中上部の痛みに苦しむ女性の首に、首の痛み用の体
操を開始する約2時間前から携帯式温熱首ラップ(首用のサーマケア(登録商標
)ヒートラップ)を巻いて所定位置にしっかり固定する。約2時間後、女性は、
温熱首ラップと共に容器に入っている、パンフレットに印刷された説明セットに
記載されているようにして、姿勢体操、首の柔軟性体操および首の強化体操を行
う。体操の完了後、女性は体操の完了から約1時間後まで温熱首ラップを首の周
りの所定位置に装着している。
【0095】 実施例2 慢性的な背中下部の痛みに苦しむ男性が、背中下部の痛み用の体操を開始する
約2時間前から携帯式温熱背中ラップ(背中用のサーマケア(登録商標)ヒート
ラップ)を胴部に巻いて所定位置にしっかり固定する。約2時間後、男性は、温
熱背中ラップを収容している容器に印刷されている説明書のセットに記載されて
いるようにして、背中下部可動性体操を行う。体操の完了後、男性は体操の完了
から約4時間後まで温熱背中ラップを胴部の周りの所定位置に装着している。
【0096】 実施例3 左膝の急性痛に苦しむ男性が、膝痛用の体操を開始する約2時間前から携帯式
温熱膝ラップ(膝用のサーマケア(登録商標)ヒートラップ)を左膝に巻いて所
定位置にしっかり固定する。約2時間後、男性は、温熱膝ラップと共に容器に入
っている、パンフレットに印刷された説明書のセットに記載されているようにし
て、膝/脚柔軟性体操および膝/脚強化体操を行う。体操の完了後、男性は体操
の完了から約5時間後まで温熱膝ラップを左膝の周りの所定位置に装着している
【0097】 実施例4 急性の腹部の痛み(生理痛)に苦しむ女性が、腹部の痛み用の体操を開始する
約4時間前から携帯式温熱身体パッチ(サーマケア(登録商標)ヒートラップパ
ッチ)を腹部に当てて所定位置にしっかり固定する。約4時間後、女性は、温熱
身体パッチに印刷された説明セットに記載されているようにして、腹部ストレッ
チ体操を行う。体操の完了後、女性は体操の完了から約3時間後まで温熱身体パ
ッチを腹部の所定位置に装着している。
【図面の簡単な説明】
【図1A】 顎の押し込み体操を行うための好適な手順を示す。
【図1B】 顎の押し込み体操を行うための好適な手順を示す。
【図2A】 頭の回転体操を行うための好適な手順を示す。
【図2B】 頭の回転体操を行うための好適な手順を示す。
【図3A】 首の屈伸体操を行うための好適な手順を示す。
【図3B】 首の屈伸体操を行うための好適な手順を示す。
【図4】 側方曲げストレッチ体操を行うための好適な手順を示す。
【図5A】 胸/肩ストレッチ体操を行うための好適な手順を示す。
【図5B】 胸/肩ストレッチ体操を行うための好適な手順を示す。
【図5C】 胸/肩ストレッチ体操を行うための好適な手順を示す。
【図6A】 肩の引き絞り体操を行うための好適な手順を示す。
【図6B】 肩の引き絞り体操を行うための好適な手順を実行するための2
つの変更位置を示す。
【図6C】 肩の引き絞り体操を行うための好適な手順を実行するための2
つの変更位置を示す。
【図7A】 抵抗を加えた側方曲げ(手を使用した)体操を行うための好適
な手順を示す。
【図7B】 抵抗を加えた側方曲げ(手を使用した)体操を行うための好適
な手順を示す。
【図8】 抵抗を加えた側方曲げ(エクササイズボールを使用した)体操を
行うための好適な手順を実行するための変更位置を示す。
【図9A】 抵抗を加えた屈曲体操を行うための好適な手順を示す。
【図9B】 抵抗を加えた屈曲(エクササイズボールを使用した)体操を行
うための好適な手順を実行するための変更位置を示す。
【図10A】 抵抗を加えた伸ばし体操を行うための好適な手順を示す。
【図10B】 抵抗を加えた伸ばし(エクササイズボールを使用した)体操
を行うための好適な手順を実行するための変更位置を示す。
【図11A】 猫のポーズのストレッチ体操を行うための好適な手順を示す
【図11B】 猫のポーズのストレッチ体操を行うための好適な手順を示す
【図11C】 猫のポーズのストレッチ体操を行うための好適な手順を示す
【図12A】 伸ばし(全押し上げ)体操を行うための好適な手順を示す。
【図12B】 伸ばし(全押し上げ)体操を行うための好適な手順を示す。
【図12C】 伸ばし(部分押し上げ)体操を行うための好適な手順を実行
するための2つの変更位置を示す。
【図12D】 伸ばし(部分押し上げ)体操を行うための好適な手順を実行
するための2つの変更位置を示す。
【図13】 変更形伸ばし(立った姿勢)体操を行うための好適な手順を示
す。
【図14】 脇腹のストレッチ体操を行うための好適な手順を示す。
【図15A】 ヒップのストレッチ体操を行うための好適な手順を示す。
【図15B】 ヒップのストレッチ体操を行うための好適な手順を実行する
ための変更位置を示す。
【図16A】 膝腱のストレッチ体操を行うための好適な手順を示す。
【図16B】 膝腱のストレッチ体操を行うための好適な手順を実行するた
めの変更位置を示す。
【図17A】 下胴部の回転体操をを行うための好適な手順を示す。
【図17B】 下胴部の回転体操をを行うための好適な手順を示す。
【図17C】 下胴部の回転体操を行うための好適な手順を実行するための
変更位置を示す。
【図18A】 骨盤傾斜体操を行うための好適な手順を示す。
【図18B】 骨盤傾斜体操を行うための好適な手順を示す。
【図18C】 骨盤傾斜体操を行うための好適な手順を実行するための変更
位置を示す。
【図19A】 下腹強化体操を行うための好適な手順を示す。
【図19B】 下腹強化体操を行うための好適な手順を示す。
【図20】 下腹強化体操−「ブリッジ姿勢」を行うための好適な手順を示
す。
【図21A】 大腿四頭筋のストレッチ体操を行うための好適な手順を示す
【図21B】 大腿四頭筋のストレッチ体操を行うための好適な手順を示す
【図22】 変更形大腿四頭筋のストレッチ体操を行うための好適な手順を
示す。
【図23A】 ふくらはぎの筋肉ストレッチ体操を行うための好適な手順を
示す。
【図23B】 ふくらはぎの筋肉ストレッチ体操を行うための好適な手順を
示す。
【図24A】 膝腱ストレッチ体操を行うための好適な手順を示す。
【図24B】 膝腱ストレッチ体操を行うための好適な手順を示す。
【図25】 変更形膝腱ストレッチ体操を行うための好適な手順を示す。
【図26A】 垂直スクワット体操を行うための好適な手順を示す。
【図26B】 垂直スクワット体操を行うための好適な手順を示す。
【図26C】 垂直スクワット体操を行うための好適な手順を実行するため
の2つの変更位置を示す。
【図26D】 垂直スクワット体操を行うための好適な手順を実行するため
の2つの変更位置を示す。
【図27】 変更形の立った姿勢でのスクワット体操を行うための好適な手
順を示す。
【図28】 脚リフト体操を行うための好適な手順を示す。
【図29A】 猫のポーズのストレッチ体操を行うための好適な手順を示す
【図29B】 猫のポーズのストレッチ体操を行うための好適な手順を示す
【図29C】 猫のポーズのストレッチ体操を行うための好適な手順を示す
【図30A】 下胴部の回転体操を行うための好適な手順を示す。
【図30B】 下胴部の回転体操を行うための好適な手順を示す。
【図30C】 下胴部の回転体操を行うための好適な手順を実行するための
変更位置を示す。
【図31】 臀部/ヒップストレッチ体操を行うための好適な手順を示す。
【図32A】 骨盤傾斜体操を行うための好適な手順を示す。
【図32B】 骨盤傾斜体操を行うための好適な手順を示す。
【図32C】 骨盤傾斜体操を行うための好適な手順を実行するための変更
位置を示す。
【図33A】 下腹強化体操を行うための好適な手順を示す。
【図33B】 下腹強化体操を行うための好適な手順を示す。
【図34】 下腹強化体操−「ブリッジ姿勢」を行うための好適な手順を示
す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,MZ,SD,SL,SZ,TZ,UG ,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD, RU,TJ,TM),AE,AG,AL,AM,AT, AU,AZ,BA,BB,BG,BR,BY,BZ,C A,CH,CN,CR,CU,CZ,DE,DK,DM ,DZ,EE,ES,FI,GB,GD,GE,GH, GM,HR,HU,ID,IL,IN,IS,JP,K E,KG,KP,KR,KZ,LC,LK,LR,LS ,LT,LU,LV,MA,MD,MG,MK,MN, MW,MX,MZ,NO,NZ,PL,PT,RO,R U,SD,SE,SG,SI,SK,SL,TJ,TM ,TR,TT,TZ,UA,UG,UZ,VN,YU, ZA,ZW (72)発明者 ウイーンガンド,カート ウィリアム アメリカ合衆国オハイオ州、フェアフィー ルド、キャラセル、サークル 18 Fターム(参考) 4C099 AA01 CA07 CA09 CA11 EA08 GA02 GA25 JA01 JA03

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 筋肉および/または関節および/または骨格系の傷害および
    /または炎症に苦しむ人または動物の痛みを治療すると共に組織の修復およびリ
    ハビリテーションを促進する治療用具であって、 a)局所熱源と、 b)該熱源と組み合わされた1セットの説明書とを含み、該説明書は、前記傷
    害および/または炎症に苦しむ前記人または動物の身体または身体部分の強度、
    持久力および/または機能を発達または回復させるように設計された治療体操ま
    たは治療体操セットを実行するための説明を含む治療用具。
  2. 【請求項2】 前記局所熱源は、蒸しタオル、温水ボトル、ホットパック、
    ハンドウォーマ、加熱パッド、加熱パッチおよびヒートラップからなるグループ
    から選択される請求項1に記載の用具。
  3. 【請求項3】 前記局所熱源は、加熱パッチ、ヒートラップ、ホットパック
    およびハンドウォーマからなるグループから選択される請求項2に記載の用具。
  4. 【請求項4】 前記局所熱源は、加熱パッチおよびヒートラップからなるグ
    ループから選択される請求項3に記載の用具。
  5. 【請求項5】 前記説明書のセットは、パンフレット、印刷広告、前記局所
    熱源上への直接印刷、またはその混合からなるグループから選択され、前記パン
    フレット、印刷広告または直接印刷は、特定の痛みのある身体部分に適した前記
    治療体操または体操セットを実行するための説明か、特定の電話番号に電話して
    、特定の痛みのある身体部分に適した前記治療体操または体操セットを実行する
    ための説明を音声で受けるように消費者に指示する説明か、特定の痛みのある身
    体部分に適した前記治療体操または体操セットを実行するための説明が電子広告
    として表示される特定のコンピュータインターネットウェブサイトを消費者に教
    える説明を含む請求項2に記載の用具。
  6. 【請求項6】 筋肉および/または関節および/または骨格系の傷害および
    /または炎症に苦しむ人または動物の痛みを治療すると共に組織の修復およびリ
    ハビリテーションを促進する治療用具であって、 a)容器と、 b)局所熱源と、 c)前記容器と組み合わされた1セットの説明書とを含み、該説明書は、前記
    傷害および/または炎症に苦しむ前記人または動物の身体または身体部分の強度
    、持久力および/または機能を発達または回復させるように設計された治療体操
    または治療体操セットを実行するための説明を含む治療用具。
  7. 【請求項7】 前記容器は、箱、バッグ、エンベロープ、パウチ、ボトル、
    ジャー、カートン、パケットおよびその混合物からなるグループから選択される
    請求項6に記載の用具。
  8. 【請求項8】 前記容器は、箱、バッグ、パウチ、パケットおよびその混合
    物からなるグループから選択される請求項7に記載の用具。
  9. 【請求項9】 前記容器は、箱、バッグおよびその混合物からなるグループ
    から選択される請求項8に記載の用具。
  10. 【請求項10】 前記局所熱源は、蒸しタオル、温水ボトル、ホットパック
    、ハンドウォーマ、加熱パッド、加熱パッチおよびヒートラップからなるグルー
    プから選択される請求項6に記載の用具。
  11. 【請求項11】 前記局所熱源は、加熱パッチ、ヒートラップ、ホットパッ
    クおよびハンドウォーマからなるグループから選択される請求項10に記載の用
    具。
  12. 【請求項12】 前記局所熱源は、加熱パッチおよびヒートラップからなる
    グループから選択される請求項11に記載の用具。
  13. 【請求項13】 前記説明書のセットは、パンフレット、印刷広告、前記局
    所熱源上への直接印刷、またはその混合からなるグループから選択され、前記パ
    ンフレット、印刷広告または直接印刷は、特定の痛みのある身体部分に適した前
    記治療体操または体操セットを実行するための説明か、特定の電話番号に電話し
    て、特定の痛みのある身体部分に適した前記治療体操または体操セットを実行す
    るための説明を音声で受けるように消費者に指示する説明か、特定の痛みのある
    身体部分に適した前記治療体操または体操セットを実行するための説明が電子広
    告として表示される特定のコンピュータインターネットウェブサイトを消費者に
    教える説明を含む請求項10に記載の用具。
  14. 【請求項14】 筋肉および/または関節および/または骨格系の傷害およ
    び/または炎症に苦しむ人または動物の痛みを治療すると共に組織の修復および
    リハビリテーションを促進する治療方法であって、 a)前記傷害および/または炎症に苦しむ前記人または動物の身体または身体
    部分の強度、持久力および/または機能を発達または回復させるように設計され
    た治療体操または治療体操セットを実行する前に、前記人または動物の痛みのあ
    る身体または身体部分に約32℃〜約50℃の皮膚温度を約30分〜約6時間に
    わたって持続できるように局所熱を加えるステップと、 b)前記治療体操または治療体操セットを実行する一方、前記治療体操または
    治療体操セットを完了する間、前記皮膚温度を維持するステップと を含む治療方法。
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