JP2003506065A - 置換された3−フェニル−プロパン酸エステル及び置換された3−フェニル−プロパン酸の調製の方法 - Google Patents

置換された3−フェニル−プロパン酸エステル及び置換された3−フェニル−プロパン酸の調製の方法

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JP2003506065A JP2001515321A JP2001515321A JP2003506065A JP 2003506065 A JP2003506065 A JP 2003506065A JP 2001515321 A JP2001515321 A JP 2001515321A JP 2001515321 A JP2001515321 A JP 2001515321A JP 2003506065 A JP2003506065 A JP 2003506065A
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Abstract

(57)【要約】 本発明は、高められた鏡像異性体純度を有する、エステル(II)及び酸(III)、又は2種の異なったエステル(V)及び(VI)を得るために、他よりも高い割合で、式(I)又は(II)のラセミ体又は鏡像異性体的に富化されたエステルの2種の鏡像異性体形の1つの酵素による加水分解又はエステル交換、及び高められた鏡像異性体純度を有する、エステル(IX)及び酸(VIII)を得るために、ラセミ体又は鏡像異性体的に富化された酸(VII)の酵素によるエステル化工程を含んで成る方法に関する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 発明の分野: 本発明は、3−フェニル−プロパン酸及び置換された3−フェニル−プロパン
酸の光学的に富化された置換エステルの調製のための新規方法に関する。
【0002】 発明の背景: Yasuo Katoなどは、細菌コリネバクテリウム・エクイ(Corynebucterium equi
)の増殖細胞と共にα−ベンジルオキシカルボン酸エステルのインキュベーショ
ンが、不斉加水分解を通してキラルエステルを付与することを示している(Tetr
ahedron Letters, Vol. 28, No. 12, 1303-1306, 1987)。
【0003】 日本特許出願第61−208680号は、コリネバクテリウム属に属する細胞の使用に
よる光学的活性のα−ヒドロキシカルボン酸誘導体の生成方法を記載する。この
特許出願においては、24〜65時間の振盪培養の間、培養溶液(微生物が増殖でき
る)においてラセミエステル(2g/l)を転換する方法が記載されている。 しかしながら、K. Faber, “Biotransformations in Organic Chemistry”, 4 th ED., Springer Veriag 1999, p. 10 によれば、増殖細胞培養物の用法は、多
くの欠点−対−単離された酵素、例えばより困難な工程制御、化学プラントにお
ける多量のバイオマスの取り扱い、及び副生成物形成を伴なう。
【0004】 日本特許出願第63−107536号は、光学的活性の2−ヒドロキシカルボン酸及び
エステルの生成のためへの少数のリパーゼの使用を記載する。 Jean−Marc Riccaなどは、有機溶媒に懸濁されたα−キモトリプシンがL−ア
ミノ酸誘導体の加水分解に関して立体選択的であるが、しかし立体選択性は、α
−ヒドロキシエステルが基質として使用される場合、観察されなかった(J. Che
m. Soc. Perkin Trans., Vol. 1, 1225-1233, 1993)。
【0005】 David Haigh などは、メチル3−[4−[2−[N−(ベンズオキサゾリル)
−N−メチルアミノ]エトキシ]−フェニル]−2−メトキシプロパノエートの
リゾパス・デレマル リパーゼ触媒された加水分解が(R)−(+)及び(S)−
(−)異性体を、84%以上の立体異性体で付与することを示している(Bioorgan
ic and Medical Chemistry Vol. 7, 821-830, 1999)。 しかしながら、(S)−酸についての光学的純度を達成するためには、二重酵
素分解が必要であった。(S)−酸は、初期酵素加水分解から単離され、再エス
テル化され、そして酵素的に再加水分解された。
【0006】 Collins Sheldrake Crosby (Chirality in Industry, 1992 Section 1.3.1)
により記載されるように、最少の材料を処理することは、大規模生成のために大
きな利点を有する。これを行うためには、キラル精製が合成路においてできるだ
け早く行われる必要がある。これは、Haightの文献にみられることとは反対であ
るが、しかし本出願に記載される方法と調和している。例えば、環境原価(廃棄
物がほとんど生成されない)、操作原価及び材料原価のような全体の処理原価は
、キラル分解が本発明に関して見られるような合成において早く行われる工程に
おいて一般的に低い。
【0007】 β−アリール−α−オキシ置換されたアルキルカルボン酸が低脂血症及び抗高
血糖症に使用されることが最近示されている(WO99/19313号)。それらの化合物
の合成は、薬理学的活性を示す化合物の純粋な鏡像異性体形を達成するために、
いくつかの段階を包含する。WO00/26200号は、光学的に富化されたβ−アリール
−α−オキシ置換されたアルキルカルボン酸、及びWO99/19313号に言及される化
合物に関連するエステルの合成を開示する。
【0008】 従って、本発明の目的は、大規模製造に適合でき、良好な収率及び高い純度を
提供し、そして例えば環境原価(廃棄物がほとんど生成されない)としての製造
の原価を低める、3−フェニルプロパン酸及び置換された3−フェニル−プロパ
ン酸の光学的に富化された置換エステルの調製のための酵素分解段階を包含する
新規方法を提供する。
【0009】 発明の記載: 本発明は、高められた鏡像異性体純度を有する、エステル(II)及び酸(III
)、又は2種の異なった、異なったR基を有するエステル(V)及び(VI)を得る
ために、他よりも高い割合で、式I又はIVのラセミ体又は鏡像異性体的に富化さ
れたエステルの2種の鏡像異性体形の1つの酵素による加水分解又はエステル交
換、及び高められた鏡像異性体純度を有する、エステル(IX)及び酸(VIII)を
得るために、ラセミ体又は鏡像異性体的に富化された酸(VII)の酵素によるエ
ステル化工程を含んで成る方法に関する。
【0010】 前記方法は、WO99/19313号及びHaighなど. (Bioorganic and Medicinal Chemi
stry Vol. 7, 821-830, 1999) に記載されている化合物のように、Peroxisome P
roliferator-Activated Receptors (PPAR) で活性的な化合物の調製のための重
要な構築ブロックを合成するために使用され得る。 本発明の方法は、次の3種のタイプの反応スキームに分けられ得る: 工程1:
【0011】
【化4】
【0012】 2種のラセミ体又は鏡像異性体的に富化された(I)の1つが、高められた鏡
像異性体純度を有する、酸(III)及びエステル(II)の生成物混合物を得るた
めに、酵素により、溶媒中において他よりも高い割合で加水分解され、ここでR1 はそれぞれ直鎖又は枝分かれ鎖のC1-30−アルキル、C2-30−アルケニル、C2-30
−アルキニル、C4-30−アルケニニルとして定義され、それらの個々はハロゲン
、-CF3, -CN, -OH, -SH, -COOH, C1-6−アルコキシ、C1-6−アルキルチオ、-SCF 3 , -OCF3, -CONH2, -CSNH2, Z, -NRXRY (ここで、X及びYは独立して、水素又はC 1-6 −アルキルとして定義される) から選択された1又は複数の置換基により任
意に置換され、又はR1は任意には、フェニル又はフェノキシにより置換され、こ
こでフェニル又はフェノキシはハロゲン、-OH, -SH, -COOH, -NRXRY -CF3, -CN,
C1-4−アルキル、C1-4−アルコキシ、C1-4−アルキルチオ、-SCF3、-OCF3, -CO
NH2又は-CSNH2から選択された1又は複数の置換基により任意に置換され;そし
【0013】 R4はそれぞれ直鎖又は枝分かれ鎖のC1-10アルキル、C2-10−アルケルニ、C2-1 0 −アルキニル、C4-10−アルケニニルであり、それらの個々はハロゲン、-CF3,
-CN, -OH, -SH, -COOH, C1-6−アルコキシ、C1-6−アルキルチオ、-SCF3, -OCF3 , -CONH2, -CSNH2, Z, -NRXRY (ここで、X及びYは独立して、水素又はC1-6−ア
ルキルとして定義される) から選択された1又は複数の置換基により任意に置換
され、又はR1は任意には、フェニル又はフェノキシにより置換され、ここでフェ
ニル又はフェノキシはハロゲン、-OH, -SH, -COOH, -NRXRY -CF3, -CN, C1-4
アルキル、C1-4−アルコキシ、C1-4−アルキルチオ、-SCF3、-OCF3, -CONH2又は
-CSNH2から選択された1又は複数の置換基により任意に置換され;そして
【0014】 Zは5又は6員の複素環式基であり、前記複素環式基は、ハロゲン、-OH, -SH,
-COOH, -NRXRY ,-CF3, -CN, C1-4−アルキル、C1-4−アルコキシ、C1-4−アル
キルチオ、-SCF3、-OCF3, -CONH2又は-CSNH2、フェニル、ベンジル又はチエニル
から選択された1又は複数の置換基により、炭素又は窒素原子で任意に置換され
、又は酸素原子と共に前記複素環式基における炭素原子はカルボニル基を形成し
、又は前記複素環式基はフェニル基により任意に融合される。 適用される酵素に依存して、次の生成物混合物が形成される:光学的に富化さ
れたR(II)及びS(III)、又は光学的に富化されたS(II)及びR(III)。
【0015】 下記工程2:
【化5】
【0016】 2種のラセミ体又は鏡像異性体的に富化された(IV)の1つが、高められた鏡
像異性体純度を有する、2種の異なったエステル(V)及び(VI)の生成物混合
物を得るために、酵素により、適切なアルコールを含む溶媒中において他よりも
高い割合でエステル交換され、ここでR1はそれぞれ直鎖又は枝分かれ鎖のC1-30
−アルキル、C2-30−アルケニル、C2-30−アルキニル、C4-30−アルケニニルと
して定義され、それらの個々はハロゲン、-CF3, -CN, -OH, -SH, -COOH, C1-6
アルコキシ、C1-6−アルキルチオ、-SCF3, -OCF3, -CONH2, -CSNH2, Z, -NRXRY
(ここで、X及びYは独立して、水素又はC1-6−アルキルとして定義される) から
選択された1又は複数の置換基により任意に置換され、又はR1は任意には、フェ
ニル又はフェノキシにより置換され、ここでフェニル又はフェノキシはハロゲン
、-OH, -SH, -COOH, -NRXRY -CF3, -CN, C1-4−アルキル、C1-4−アルコキシ、C 1-4 −アルキルチオ、-SCF3、-OCF3, -CONH2又は-CSNH2から選択された1又は複
数の置換基により任意に置換され、そして
【0017】 R2は、R1として定義され、但し、R2は出発材料において実際のR1とは異なり;
そして R4はそれぞれ直鎖又は枝分かれ鎖のC1-10アルキル、C2-10−アルケルニ、C2-1 0 −アルキニル、C4-10−アルケニニルであり、それらの個々はハロゲン、-CF3,
-CN, -OH, -SH, -COOH, C1-6−アルコキシ、C1-6−アルキルチオ、-SCF3, -OCF3 , -CONH2, -CSNH2, Z, -NRXRY (ここで、X及びYは独立して、水素又はC1-6−ア
ルキルとして定義される) から選択された1又は複数の置換基により任意に置換
され、又はR1は任意には、フェニル又はフェノキシにより置換され、ここでフェ
ニル又はフェノキシはハロゲン、-OH, -SH, -COOH, -NRXRY ,-CF3, -CN, C1-4
−アルキル、C1-4−アルコキシ、C1-4−アルキルチオ、-SCF3、-OCF3, -CONH2
は-CSNH2から選択された1又は複数の置換基により任意に置換され;そして
【0018】 Zは5又は6員の複素環式基であり、前記複素環式基は、ハロゲン、-OH, -SH,
-COOH, -NRXRY -CF3, -CN, C1-4−アルキル、C1-4−アルコキシ、C1-4−アルキ
ルチオ、-SCF3、-OCF3, -CONH2又は-CSNH2、フェニル、ベンジル又はチエニルか
ら選択された1又は複数の置換基により、炭素又は窒素原子で任意に置換され、
又は酸素原子と共に前記複素環式基における炭素原子はカルボニル基を形成し、
又は前記複素環式基はフェニル基により任意に融合される。
【0019】 適用される酵素に依存して、次の生成物混合物が形成される:富化されたR(V)
及びS(VI)、又は富化されたS(V)及びR(VI)。好ましくは、前記2種のエステルは
、出発材料(IV)を水において可溶性にするR1及び生成物(VI)を水混和性でな
い有機溶媒において可溶性にするR2において異なり、その結果、それらのエステ
ルは抽出により容易に分離され得る。
【0020】 下記工程3:
【化6】
【0021】 2種のラセミ体又は鏡像異性体的に富化された(VII)の1つが、高められた
鏡像異性体純度を有する、酸(VIII)及びエステル(IX)の生成物混合物を得る
ために、酵素により、適切なアルコールを含む溶媒中において他よりも高い割合
でエステル化され、ここでR3はそれぞれ直鎖又は枝分かれ鎖のC1-30−アルキル
、C2-30−アルケニル、C2-30−アルキニル、C4-30−アルケニニルとして定義さ
れ、それらの個々はハロゲン、-CF3, -CN, -OH, -SH, -COOH, C1-6−アルコキシ
、C1-6−アルキルチオ、-SCF3, -OCF3, -CONH2, -CSNH2, Z, -NRXRY (ここで、X
及びYは独立して、水素又はC1-6−アルキルとして定義される) から選択された
1又は複数の置換基により任意に置換され、又はR3は任意には、フェニル又はフ
ェノキシにより置換され、ここでフェニル又はフェノキシはハロゲン、-OH, -SH
, -COOH, -NRXRY -CF3, -CN, C1-4−アルキル、C1-4−アルコキシ、C1-4−アル
キルチオ、-SCF3、-OCF3, -CONH2又は-CSNH2から選択された1又は複数の置換基
により任意に置換され;
【0022】 そしてR4はそれぞれ直鎖又は枝分かれ鎖のC1-10アルキル、C2-10−アルケルニ
、C2-10−アルキニル、C4-10−アルケニニルであり、それらの個々はハロゲン、
-CF3, -CN, -OH, -SH, -COOH, C1-6−アルコキシ、C1-6−アルキルチオ、-SCF3,
-OCF3, -CONH2, -CSNH2, Z, -NRXRY (ここで、X及びYは独立して、水素又はC1- 6 −アルキルとして定義される) から選択された1又は複数の置換基により任意
に置換され、又はR1は任意には、フェニル又はフェノキシにより置換され、ここ
でフェニル又はフェノキシはハロゲン、-OH, -SH, -COOH, -NRXRY -CF3, -CN, C 1-4 −アルキル、C1-4−アルコキシ、C1-4−アルキルチオ、-SCF3、-OCF3, -CONH 2 又は-CSNH2から選択された1又は複数の置換基により任意に置換され;そして
【0023】 Zは5又は6員の複素環式基であり、前記複素環式基は、ハロゲン、-OH, -SH,
-COOH, -NRXRY ,-CF3, -CN, C1-4−アルキル、C1-4−アルコキシ、C1-4−アル
キルチオ、-SCF3、-OCF3, -CONH2又は-CSNH2、フェニル、ベンジル又はチエニル
から選択された1又は複数の置換基により、炭素又は窒素原子で任意に置換され
、又は酸素原子と共に前記複素環式基における炭素原子はカルボニル基を形成し
、又は前記複素環式基はフェニル基により任意に融合される。
【0024】 適用される酵素に依存して、次の生成物混合物が形成される:富化されたR(VI
II)及びS(IX)、又は富化されたS(VIII)及びR(IX)。好ましくは、前記2種のエス
テルは、抽出により容易に分離され得る。 工程1、2及び3は、鏡像異性体純度を増強するために組み合わされ得る。鏡
像異性体的に富化されたIIIは、工程3において出発材料VIIとして使用され得;
鏡像異性体的に富化されたII又はIXは工程2において出発材料IVとして使用され
得;鏡像異性体的に富化されたV、VI及びIXは工程1において出発材料Iとして使
用され得る。
【0025】 用語“C1-n’−アルキル”(ここで、n’は2〜30である)とは、本明細書に
おいて使用される場合、単独で又は組合して、線状又は枝分かれ又は環状形状の
いずれかで、企画された長さのそれらのアルキル基を包含することを意味し、例
えばシクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル、シクロ
ヘプチル、シクロオクチル及び同様のものを表す。典型的なC1-30−アルキル基
は、メチル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、ブチル、イソブチル、sec-
ブチル、tert−ブチル、ペンチル、イソペンチル、ヘキシル、イソヘキシル、シ
クロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル、シクロヘプチ
ル、シクロオクチル及び同様のモノを包含するが、但しそれらだけには限定され
ない。
【0026】 用語“C2-n’−アルケニル”(ここで、n’は3〜30である)とは、本明細書
において使用され得る場合、2〜特定数の炭素原子及び少なくとも1つの二重結
合を有するオレフィン性不飽和の枝分かれ鎖又は直鎖の基を表す。そのような基
の例は、ビニル、1−プロペニル、2−プロペニル、アリル、イソプロペニル、
1,3−ブタジェニル、1−ブテニル、ヘキセニル、ペンテニル及び同様のもの
を包含するが、但し、それらだけには限定されない。
【0027】 用語“C2-n’−アルキニル”(n’は3〜30である)とは、本明細書において
使用される場合、2〜得定数の炭素原子及び少なくとも1つの三重結合を有する
不飽和の枝分かれ鎖又は直鎖の基を表す。そのような基の例は、1−プロピニル
、2−プロピニル、1−ブチニル、2−ブチニル、1−ペンチニル、2−ペンチ
ニル及び同様のものを表す。 用語“C4-n’−アルケニニル”(n’は5−30である)とは、本明細書におい
て使用される場合、4〜特定数の炭素原子及び少なくとも1つのニ重結合及び少
なくとも1つの三重結合の両者を有する不飽和の枝分かれ鎖又は直鎖の基を表す
。そのような基の例は、1−ペンテン−4−イン、3−ペンテン−1−イン、1
,3−ヘキサジエン−5−イン及び同様のものを包含するが、但しそれらだけに
は限定されない。
【0028】 用語“C1-8−アルコキシ”とは、本明細書において使用される場合、単独で又
は組合して、エーテル酸素からのその遊離原子価結合を有するエーテル酸素を通
して結合される線状又は枝分かれ又は環状形状のいずれかでの企画された長さの
C1-6−アルキル基を包含することを意味する。線状アルコキシ基の例は、メトキ
シ、エトキシ、プロポキシ、ブトキシ、ペントキシ、ヘキソキシ及び同様のもの
を包含する。枝分かれアルコキシの例は、イソプロポキシ、sec−ブトキシ、ter
t−ブトキシ、イソペントキシ、イソヘキソキシ及び同様のものを包含する。環
状アルコキシの例は、シクロプロピルオキシ、シクロブチルオキシ、シクロペン
チルオキシ、シクロヘキシルオキシ及び同様のものである。
【0029】 用語“C1-6−アルキルチオ”とは、本明細書において使用される場合、単独で
又は組合して、硫黄原子からのその遊離原子価結合を有する二価の硫黄原子を通
して結合され、そして1〜6個の炭素原子を有する直鎖又は枝分かれ鎖又は環状
の一価の置換基を言及し、そしてメチルチオ、エチルチオ、プロピルチオ、ブチ
ルチオ、ペンチルチオ及び同様のものを表す。環状アルキルチオの例は、シクロ
プロピルチオ、シクロブチルチオ、シクロペンチルチオ、シクロヘキシルチオ及
び同様のものである。
【0030】 本明細書において使用される場合、用語“5又は6員の複素環式基”とは、1
〜4個のN, O又はS原子又はその組み合わせを含む基を意味し、この複素環式基
は、炭素原子又は窒素原子で、ハロゲン、-OH, -CF3, -CN, C1-4−アルキル、C1 -4 −アルコキシ、C1-4−アルキルチオ、-SCF3, -OCF3, -CONH2, -CSNH2, フェニ
ル、ベンジル又はチエニルにより任意に置換され、又は酸素原子と共に複素環式
基における炭素原子はカルボニル基を形成し、又は複素環式基は任意には、フェ
ニル基により融合される。
【0031】 用語“5又は6員の複素環式基”とは、1つのヘテロ原子を有する5員の複素
環式化合物(例えば、チオフェン、ピロール、フラン);1,2又は1,3位置
に2個のヘテロ原子を有する5員の複素環式化合物(例えば、オキサゾール、ピ
ラゾール、イミダゾール、チアゾール、プリン);3個のヘテロ原子を有する5
員の複素環式化合物(例えば、トリアゾール、チアジアゾール);4個のヘテロ
原子を有する5員の複素環式化合物;1つのヘテロ原子を有する6員の複素環式
化合物(例えば、ピリジン、キノリン、イソキノリン、フェナンチリジン、シク
ロペプタ[b]ピリジン);2個のヘテロ原子を有する6員の複素環式化合物(
例えば、ピリダジン、シンノリン、ブタラジン、ピラジン、ピリジン、キナゾリ
ン);3個のヘテロ原子を有する6員の複素環式化合物(例えば、1,3,5−
トリアジン);及び4個のヘテロ原子を有する6員の複素環式化合物を言及する
が、但しそれらだけには限定されない。
【0032】 本発明においては、用語“プロテアーゼ”とは、ヒドロラーゼ、ペプチダーゼ
、プロテイナーゼ、又はEC3.4−3.11に包含されるようなタンパク質分解活性及
びそのいずれかの変性(その変性は、酵素の活性を保持している)を有する酵素
を意味する。プロテアーゼ活性を有する酵素は、微生物の使用を包含する手段に
より又は組換え手段により誘導され得る。
【0033】 本発明の適切なプロテアーゼは、動物、植物又は微生物起源のそれらのプロテ
アーゼを包含する。化学的に修飾された又はタンパク質構築された変異体が包含
される。プロテアーゼは、セリンプロテアーゼ又はメタロプロテアーゼ、例えば
アルカリ微生物プロテアーゼ、又はトリプシン−様プロテアーゼであり得る。ア
ルカリプロテアーゼの例は、スブチリシン、特にバチルスに由来するそれらのも
の、例えばスブチリシン Novo, スブチリシン Carlsberg, スブチリシン309、
スブチリシン147及びスブチリシン168である(WO89/06279号に記載される)。ト
リプシン−様プロテアーゼの例は、トリプシン(例えば、ブタ又はウシ起源の)
及びWO89/06270号及びWO94/25583号に記載されるフサリウム プロテアーゼであ
る。
【0034】 有用なプロテアーゼの他の例は、WO92/19729号、WO98/20115号、WO98/20116号
及びWO98/34946号に記載される変異体、特に次の位置の1又は複数の位置で置換
を有する変異体である:27, 36, 57, 76, 87, 97, 101, 104, 120, 123, 167, 1
70, 194, 206, 218, 222, 224, 235及び274。 特定の市販の及び有用なプロテアーゼ酵素は、Alcalase(商標), Savinase(
商標), Primase(商標), Duralase(商標), Esperase(商標), Kannase (No
vo Nordisk A/S), Maxatase(商標), Maxacal(商標), Maxapem(商標), Pro
perase(商標), Purafect(商標), Purafect Oxp(商標), FN2TM 及び FN3TM を包含する(Genencor International Inc.)。
【0035】 本明細書においては、用語“リパーゼ”とは、いずれかのヒドロラーゼ、又は
EC3,1,1-3.1.7に包含されるような脂肪分解活性及びいずれかのその変性(その
変性は酵素の活性を保持している)を有する酵素を意味する。リパーゼ活性を有
する酵素は、微生物の使用を包含する手段により又は組換えにより誘導され得る
。本発明の親脂肪分解酵素は、原核生物、特に細菌酵素、例えばシュードモナス
からの酵素であり得る。
【0036】 例えばシュードモナス リパーゼ、例えばP. セパシア(アメリカ特許第5,290
,694号、pdb file 10IL)、P. グルマエ(N. Frenken など.,(1992)、Appl. E
nvir. Microbiol. 58: 3787-3791, pdb file 1TAH and 1QGE)、P.シュードアル
カリゲネス(ヨーロッパ特許第334462号)及びシュードモナスsp. 株SD705(RER
M BP-4772)(WO95/06720号、ヨーロッパ特許第721981号、WO96/27002号、ヨーロ
ッパ特許第812910号)からの酵素であり得る。P.グルマエ リパーゼ配列は、クロ
モバクテリウム・ビスコサムのアミノ酸と同一である(デンマーク特許第390812
1A1号)。他の例は、例えばシュードモナス、例えばP.メンドシナ(アメリカ特
許第5,389,536号)又はP.プチダ(WO88/09367号)からの細菌クリナーゼである
【0037】 他方では、親脂肪分解酵素は、真核生物、例えば菌類脂肪分解酵素、例えばヒ
ューミコラ科及びヅイゴミセテス科の脂肪分解酵素、及び菌類クチナーゼであり
得る。 脂肪分解酵素のヒューミコラ科は、H.ラヌギノサ株DSM4109からのリパーゼ及
び前記リパーゼと50%以上の相同性を有するリパーゼから成る。H.ラヌギノサ(
サーモミセス・ラヌギノサス)からのリパーゼは、ヨーロッパ特許第258068号及
び第305216号に記載されており、そしてアメリカ特許第5,869,438号の配列番号
2の位置1−269に示されるアミノ酸配列を有する。
【0038】 ヒューミコラ科はまた、次の脂肪分解酵素も包含する:ペニシリウム・カメン
ベルチ(Penicillium camembertii)からのリパーゼ(P25234)、フサリウム・
オキシスポラムからのリパーゼ/ホスホリパーゼ(ヨーロッパ特許第130064号、W
O98/26057号)、F.ヘテロスポラムからのリパーゼ(R87979)、アスペルギラス
・フォエチダス(Aspergillus foefidus)からのリゾホスホリパーゼ(W33009)
、A.オリザエからのホスホリパーゼA1(JP−A 10−155483)、A. オリザエから
のリパーゼ(D85895)、A.ニガーからのリパーゼ/フェルラ酸エステラーゼ、A
.チュビンゲネシスからのリパーゼ/フェルラ酸エステラーゼ(YO9331)、A.ツ
ビンゲンシスからのリパーゼ(WO98/45453号)、A.ニガーからのリゾホスホリ
パーゼ(WO98/31790号)、6.9の等電点及び30kDaの見掛け分子量を有するF.ソラ
ニからのリパーゼ(WO96/18729号)。
【0039】 ズイゴミセス科は、リゾムコリ・ミエヘイのリパーゼと少なくとも50%の相同
性を有するリパーゼを含んで成る(P19515)。この科はまた、アブシジア・レフ
レキサ、A.スポフォラ、A.コリムビフェラ、A.ブラケスレアナ、A.グリセオ
ラ(すべて、WO96/13578号及びWO97/27276号に記載される)及びリゾパス・オリ
ザエからのリパーゼを包含する(P21811)。括弧内の数次は、EMBL、GenGank、G
eneSeqp又はSwiss−Protデータベースへの公表又は受託番号を示す。 本発明において、用語“エステラーゼ”とは、加水分解でき、そしてエステル
結合を形成することができるいずれかの酵素を意味する。 本発明において、用語“クチナーゼ”とは、基質クチンを加水分解できるいず
れかの酵素を意味する。
【0040】 本発明の菌類クチナーゼの例は、フサリウム・ソラニ ピシ(S.Longhiなど.
, Journal of Molecular Biology, 268 (4), 779-799 (1997))及びヒューミコ
ラ・インソレンス(アメリカ特許第5,627,719号)のクチナーゼである。 用語“溶媒”とは、本明細書において使用される場合、記載される反応が生じ
る溶媒を言及する。 好ましい態様においては、前記用語“溶媒”とは、本明細書において使用され
る場合、有機溶媒、有機溶媒の混合物、有機溶媒又は有機溶媒及び塩を含むか、
又は塩緩衝されているか又は塩緩衝されていない水の混合物、塩緩衝されている
か又は塩緩衝されていない水、有機及び水性相を含んで成る2相システム、エマ
ルジョン及び懸濁液を言及する。
【0041】 もう1つの好ましい態様においては、前記用語“溶媒”とは、本明細書におい
て使用される場合、有機溶媒、有機溶媒の混合物、有機溶媒又は有機溶媒及び塩
を含むか、又は塩緩衝されているか又は塩緩衝されていない水の混合物、塩緩衝
されているか又は塩緩衝されていない水、有機及び水性相を含んで成る2相シス
テム、エマルジョン及び懸濁液を含んで成り、ここで“有機溶媒”とは、例えば
炭化水素、例えばヘキサン、シクロへキサン、ヘプタン、トルエン、キシレン、
ケトン、例えばtert−ブチル−メチルケトン、メチルイソプロピルケトン、2−
ブタノン、アセトン、2−メチル−2−ペンタノン、エーテル、例えばジエチル
エーテル、tert−ブチルメチルエーテル、イソプロピル−メチルエーテル、ジオ
キサン、ジブチルエーテル、ジオキソラン、アニソール、及びテトラヒドロフラ
ン、ニトリル、
【0042】 例えばアセトニトリル及び3−ヒドロキシプロピオニトリル、極性溶媒、例え
ばジメチルスルオキシド、N, N−ジメチルホルムアミド、N−メチルピロリドン
、スルホラン、ジメチルプロピルウレア(DMPU)、グリオキサール、酸、例えば
酢酸及び蟻酸、アルデヒド、例えばアセトアルデヒド、ハロゲン化炭化水素、例
えばジクロロメタン、トリクロロエタン、クロロホルム、クロロベンゼン、ジク
ロロベンゼン及びジクロロエタン、エステル、例えばエチルアセテート、イソプ
ロピルアセテート又はtert−ブチルアセテート、直鎖又は枝分かれ鎖のアルコー
ル、例えば2−メチル−2−ブタノール、tert−ブタノール、メタノール、エタ
ノール、n−プロパノール、n−ブタノール及びイソプロパノールを言及する。
【0043】 もう1つの好ましい態様においては、前記用語“溶媒”とは、本明細書におい
て使用される場合、緩衝された(例えば、ホスフェート、アセテート)、緩衝さ
れていない水、又は水混和性有機溶媒、例えばアセトン、テトラヒドロフラン、
2−プロパノール、エタノール、t−ブタノール、ジメチルホルムアミド、ジメ
チルスルホキシド又は2−メチル−2−ペンタノン、又はエーテル、例えばtert
−ブチルメチルエーテル(水により飽和されているか又は飽和されていない)を
含む、緩衝されているか又は緩衝されていない水を言及する。
【0044】 本発明のもう1つの好ましい態様においては、前記用語“溶媒”とは、本明細
書において使用される場合、有機溶媒、有機溶媒の混合物、有機溶媒又は有機溶
媒及び塩を含むか、又は塩緩衝されているか又は塩緩衝されていない水の混合物
、塩緩衝されているか又は塩緩衝されていない水、有機及び水性相を含んで成る
2相システム、エマルジョン及び懸濁液を含んで成り、ここで“有機溶媒”とは
、例えば炭化水素、例えばヘキサン及びヘプタン、ケトン、例えばtert−ブチル
−メチルケトン、2−ブタノン、及びアセトン、2−メチル−2−ペンタノン、
エーテル、例えばジエチルエーテル、
【0045】 tert−ブチルメチルエーテル、イソプロピル−メチルエーテル、及びテトラヒ
ドロフラン、ニトリル、例えばアセトニトリル及び3−ヒドロキシプロピオニト
リル、ジメチルスルオキシド、N, N−ジメチルホルムアミド、N−メチルピロリ
ドン、スルホラン、ジメチルプロピルウレア(DMPU)、グリオキサール、酸、例
えば酢酸及び蟻酸、アルデヒド、例えばアセトアルデヒド、ハロゲン化炭化水素
、例えばジクロロメタン、及びジクロロエタン、エステル、例えばエチルアセテ
ート、直鎖又は枝分かれ鎖のアルコール、例えば2−メチル−2−ブタノール、
tert−ブタノール、メタノール、エタノール、プロパノール、及びイソプロパノ
ールを言及する。
【0046】 本発明のもう1つの好ましい態様においては、前記用語“溶媒”とは、本明細
書において使用される場合、緩衝された(例えば、ホスフェート、アセテート)
、緩衝されていない水、又は有機溶媒、例えばアセトニトリル、又は2−メチル
−2−ペンタノンを含む、緩衝されているか又は緩衝されていない水を言及する
。 本発明の好ましい態様においては、前記工程1の酵素加水分解は、任意には水
混和性有機補助溶媒を添加されている緩衝水又は非緩衝水において5〜80℃でpH
3〜9で生じる。
【0047】 本発明の好ましい態様においては、前記工程1の酵素加水分解は、任意には水
混和性有機補助溶媒を添加されている緩衝水又は非緩衝水において10〜50℃でpH
3〜9で生じる。 本発明の好ましい態様においては、前記工程1の酵素加水分解は、任意には水
混和性有機補助溶媒、例えばアセトン、テトラヒドロフラン、2−プロパノール
、エタノール、t−ブタノール、ジメチルホルムアミドを添加されている緩衝水
又は非緩衝水において10〜50℃でpH3〜9で生じる。
【0048】 本発明の好ましい態様においては、前記工程1の酵素加水分解は、アセトン、
テトラヒドロフラン、2−プロパノール、エタノール、t−ブタノール、ジメチ
ルホルムアミドから選択された水混和性有機補助溶媒を添加されている緩衝水又
は非緩衝水において10〜50℃でpH3〜9で生じる。 本発明のもう1つの好ましい態様においては、前記工程1の酵素加水分解は、
任意には水混和性有機補助溶媒を添加されている緩衝水又は非緩衝水において10
〜50℃でpH3〜8で生じる。
【0049】 本発明のもう1つの好ましい態様においては、前記工程1の酵素加水分解は
、任意には水混和性有機補助溶媒、例えばアセトン、テトラヒドロフラン、2−
プロパノール、エタノール、t−ブタノール、ジメチルホルムアミド、又はジメ
チルスルホキシドを添加されている緩衝水又は非緩衝水において10〜50℃でpH3
〜8で生じる。 本発明のもう1つの好ましい態様においては、前記工程1の酵素加水分解は、
アセトン、テトラヒドロフラン、2−プロパノール、エタノール、t−ブタノー
ル、ジメチルホルムアミド、又はジメチルスルホキシドから選択された水混和性
有機補助溶媒を添加されている緩衝水又は非緩衝水において10〜50℃でpH3〜8
で生じる。
【0050】 本発明のもう1つの好ましい態様においては、前記工程1の酵素加水分解は、
任意には水混和性有機補助溶媒を添加されている緩衝水又は非緩衝水において20
〜40℃でpH5〜8で生じる。 本発明のもう1つの好ましい態様においては、前記工程1の酵素加水分解は、
任意には水混和性有機補助溶媒、例えばアセトン、テトラヒドロフラン、2−プ
ロパノール、エタノール、t−ブタノール、ジメチルホルムアミド、又はジメチ
ルスルホキシドを添加されている緩衝水又は非緩衝水において20〜40℃でpH5〜
8で生じる。
【0051】 本発明のもう1つの好ましい態様においては、前記工程1の酵素加水分解は、
アセトン、テトラヒドロフラン、2−プロパノール、エタノール、t−ブタノー
ル、ジメチルホルムアミド、又はジメチルスルホキシドから選択された水混和性
有機補助溶媒を添加されている緩衝水又は非緩衝水において20〜40℃でpH5〜8
で生じる。 本発明のもう1つの好ましい態様においては、前記工程1の酵素加水分解は、
任意には水混和性有機補助溶媒を添加されている緩衝水又は非緩衝水において20
〜30℃でpH5〜8で生じる。
【0052】 本発明のもう1つの好ましい態様においては、前記工程1の酵素加水分解は、
任意には水混和性有機補助溶媒、例えばアセトン、テトラヒドロフラン、2−プ
ロパノール、エタノール、t−ブタノール、ジメチルホルムアミド、又はジメチ
ルスルホキシドを添加されている緩衝水又は非緩衝水において20〜30℃でpH5〜
8で生じる。 本発明のもう1つの好ましい態様においては、前記工程1の酵素加水分解は、
アセトン、テトラヒドロフラン、2−プロパノール、エタノール、t−ブタノー
ル、ジメチルホルムアミド、又はジメチルスルホキシドから選択された水混和性
有機補助溶媒を添加されている緩衝水又は非緩衝水において20〜30℃でpH5〜8
で生じる。
【0053】 本発明のもう1つの好ましい態様においては、前記工程1の酵素加水分解は、
任意には水混和性有機補助溶媒を添加されている緩衝水又は非緩衝水において20
〜30℃でpH5〜7で生じる。 本発明のもう1つの好ましい態様においては、前記工程1の酵素加水分解は、
任意には水混和性有機補助溶媒、例えばアセトン、テトラヒドロフラン、2−プ
ロパノール、エタノール、t−ブタノール、ジメチルホルムアミド、又はジメチ
ルスルホキシドを添加されている緩衝水又は非緩衝水において20〜30℃でpH5〜
7で生じる。
【0054】 本発明のもう1つの好ましい態様においては、前記工程1の酵素加水分解は、
アセトン、テトラヒドロフラン、2−プロパノール、エタノール、t−ブタノー
ル、ジメチルホルムアミド、又はジメチルスルホキシドから選択された水混和性
有機補助溶媒を添加されている緩衝水又は非緩衝水において20〜30℃でpH5〜7
で生じる。 本発明のもう1つの好ましい態様においては、前記工程3の酵素エステル化は
、エーテルもしくは炭化水素、又はケトンもしくは水素化された炭化水素におい
て15〜90℃で生じる。
【0055】 本発明のもう1つの好ましい態様においては、前記工程3の酵素エステル化は
、エーテル又は炭化水素において15〜90℃で生じる。 本発明のもう1つの好ましい態様においては、前記工程3の酵素エステル化は
、アルコールにおいて15〜90℃で生じる。 本発明のもう1つの好ましい態様においては、前記工程3の酵素エステル化は
、エステル化反応において求核試薬として使用されるアルコールにおいて15〜90
℃で生じる。 本発明のもう1つの好ましい態様においては、前記工程3の酵素エステル化は
、メタノール、又は2−プロパノール、又はエタノール、又は1−プロパノール
において15〜90℃で生じる。
【0056】 本発明のもう1つの好ましい態様においては、前記工程3の酵素エステル化は
、エーテル又は炭化水素において30〜85℃で生じる。 本発明のもう1つの好ましい態様においては、前記工程3の酵素エステル化は
、tert−ブチルメチルエーテルとしてのエーテルにおいて30〜85℃で生じる。 本発明のもう1つの好ましい態様においては、前記工程3の酵素エステル化は
、tert−ブチルメチルエーテルにおいて50〜60℃で生じる。
【0057】 もう1つの好ましい態様においては、R1はそれぞれ直鎖又は枝分かれ鎖のC1-3 0 −アルキル、C2-30−アルケニル、C2-30−アルキニル、C4-30−アルケニニルで
あり、それらの個々はハロゲン、-CF3, -OH, -SH, -COOH, C1-6−アルコキシ、C 1-6 −アルキルチオ、-CONH2, Z, -NRXRY (ここで、X及びYは独立して、水素又は
C1-6−アルキルとして定義される) から選択された1又は複数の置換基により任
意に置換され、又はR1は任意には、フェニル又はフェノキシにより置換され、こ
こでフェニル又はフェノキシはハロゲン、-OH, -SH, -COOH, -NRXRY -CF3, C1-4 −アルキル、C1-4−アルコキシ、C1-4−アルキルチオ、-CONH2から選択された1
又は複数の置換基により任意に置換され;そして
【0058】 R4はそれぞれ直鎖又は枝分かれ鎖のC1-12アルキル、C2-10−アルケルニ、C2-1 0 −アルキニル、C4-10−アルケニニルであり、又はR4は-CF3, -OH, -SH, -COOH,
C1-6−アルコキシ、C1-6−アルキルチオ、Z、フェニル又はフェノキシにより任
意に置換され、ここでフェニル又はフェノキシはハロゲン、-OH, -SH, -COOH, -
NRXRY -CF3, C1-4−アルキル、C1-4−アルコキシ、C1-4−アルキルチオ、-CONH2 から選択された1又は複数の置換基により任意に置換され;そして
【0059】 Zは5又は6員の複素環式基であり、前記複素環式基は、ハロゲン、-OH, -SH,
-COOH, -NRXRY ,-CF3, C1-4−アルキル、C1-4−アルコキシ、C1-4−アルキル
チオ、-CONH2、フェニル、ベンジル又はチエニルから選択された1又は複数の置
換基により、炭素又は窒素原子で任意に置換され、又は酸素原子と共に前記複素
環式基における炭素原子はカルボニル基を形成し、又は前記複素環式基はフェニ
ル基により任意に融合される。
【0060】 もう1つの好ましい態様においては、R2はそれぞれ直鎖又は枝分かれ鎖のC1-3 0 −アルキル、C2-30−アルケニル、C2-30−アルキニル、C4-30−アルケニニルで
あり、それらの個々はハロゲン、-CF3, -OH, -SH, -COOH, C1-6−アルコキシ、C 1-6 −アルキルチオ、-CONH2, Z, -NRXRY (ここで、X及びYは独立して、水素又は
C1-6−アルキルとして定義される) から選択された1又は複数の置換基により任
意に置換され、又はR2は任意には、フェニル又はフェノキシにより置換され、こ
こでフェニル又はフェノキシはハロゲン、-OH, -SH, -COOH, -NRXRY -CF3, C1-4 −アルキル、C1-4−アルコキシ、C1-4−アルキルチオ、-CONH2から選択された1
又は複数の置換基により任意に置換され;そして
【0061】 R4はそれぞれ直鎖又は枝分かれ鎖のC1-12アルキル、C2-10−アルケルニ、C2-1 0 −アルキニル、C4-10−アルケニニルであり、又はR4は-CF3, -OH, -SH, -COOH,
C1-6−アルコキシ、C1-6−アルキルチオ、Z、フェニル又はフェノキシにより任
意に置換され、ここでフェニル又はフェノキシはハロゲン、-OH, -SH, -COOH, -
NRXRY ,-CF3, C1-4−アルキル、C1-4−アルコキシ、C1-4−アルキルチオ、-CON
H2から選択された1又は複数の置換基により任意に置換され;そして
【0062】 Zは5又は6員の複素環式基であり、前記複素環式基は、ハロゲン、-OH, -SH,
-COOH, -NRXRY ,-CF3, C1-4−アルキル、C1-4−アルコキシ、C1-4−アルキル
チオ、-CONH2、フェニル、ベンジル又はチエニルから選択された1又は複数の置
換基により、炭素又は窒素原子で任意に置換され、又は酸素原子と共に前記複素
環式基における炭素原子はカルボニル基を形成し、又は前記複素環式基はフェニ
ル基により任意に融合される。
【0063】 もう1つの好ましい態様においては、R3はそれぞれ直鎖又は枝分かれ鎖のC1-3 0 −アルキル、C2-30−アルケニル、C2-30−アルキニル、C4-30−アルケニニルで
あり、それらの個々はハロゲン、-CF3, -OH, -SH, -COOH, C1-6−アルコキシ、C 1-6 −アルキルチオ、-CONH2, Z, -NRXRY (ここで、X及びYは独立して、水素又は
C1-6−アルキルとして定義される) から選択された1又は複数の置換基により任
意に置換され、又はR3は任意には、フェニル又はフェノキシにより置換され、こ
こでフェニル又はフェノキシはハロゲン、-OH, -SH, -COOH, -NRXRY -CF3, C1-4 −アルキル、C1-4−アルコキシ、C1-4−アルキルチオ、-CONH2から選択された1
又は複数の置換基により任意に置換され;そして
【0064】 R4はそれぞれ直鎖又は枝分かれ鎖のC1-12アルキル、C2-10−アルケルニ、C2-1 0 −アルキニル、C4-10−アルケニニルであり、又はR4は-CF3, -OH, -SH, -COOH,
C1-6−アルコキシ、C1-6−アルキルチオ、Z、フェニル又はフェノキシにより任
意に置換され、ここでフェニル又はフェノキシはハロゲン、-OH, -SH, -COOH, -
NRXRY ,-CF3, C1-4−アルキル、C1-4−アルコキシ、C1-4−アルキルチオ、-CON
H2から選択された1又は複数の置換基により任意に置換され;そして
【0065】 Zは5又は6員の複素環式基であり、前記複素環式基は、ハロゲン、-OH, -SH,
-COOH, -NRXRY ,-CF3, C1-4−アルキル、C1-4−アルコキシ、C1-4−アルキル
チオ、-CONH2、フェニル、ベンジル又はチエニルから選択された1又は複数の置
換基により、炭素又は窒素原子で任意に置換され、又は酸素原子と共に前記複素
環式基における炭素原子はカルボニル基を形成し、又は前記複素環式基はフェニ
ル基により任意に融合される。
【0066】 もう1つの好ましい態様においては、R1はそれぞれ直鎖又は枝分かれ鎖のC1-3 0 −アルキル、C2-30−アルケニル、C2-30−アルキニル、C4-30−アルケニニルと
して定義され、それらの個々はハロゲン、-OH, Z, -SH, C1-6−アルコキシ、C1- 6 −アルキルチオから選択された1又は複数の置換基により任意に置換され、又
はR1はフェニル又はフェノキシにより任意に置換され;そしてR4はそれぞれ直鎖
又は枝分かれ鎖のC1-12アルキル、C2-10−アルケルニ、C2-10−アルキニル、C4- 10 −アルケニニルであり、又はR4は任意には、-CF3, -OH, -SH, C1-6−アルコキ
シ、C1-6−アルキルチオ、Z、フェニル又はフェノキシにより任意に置換され;
そしてZは5又は6員の複素環式基であり、前記複素環式基は、フェニル基によ
り任意に融合される。
【0067】 もう1つの好ましい態様においては、R2はそれぞれ直鎖又は枝分かれ鎖のC1-3 0 −アルキル、C2-30−アルケニル、C2-30−アルキニル、C4-30−アルケニニルと
して定義され、それらの個々はハロゲン、-OH, Z, -SH, C1-6−アルコキシ、C1- 6 −アルキルチオから選択された1又は複数の置換基により任意に置換され、又
はR2はフェニル又はフェノキシにより任意に置換され;そしてR4はそれぞれ直鎖
又は枝分かれ鎖のC1-12アルキル、C2-10−アルケルニ、C2-10−アルキニル、C4- 10 −アルケニニルであり、又はR4は任意には、-CF3, -OH, -SH, C1-6−アルコキ
シ、C1-6−アルキルチオ、Z、フェニル又はフェノキシにより任意に置換され;
そしてZは5又は6員の複素環式基であり、前記複素環式基は、フェニル基によ
り任意に融合される。
【0068】 もう1つの好ましい態様においては、R3はそれぞれ直鎖又は枝分かれ鎖のC1-3 0 −アルキル、C2-30−アルケニル、C2-30−アルキニル、C4-30−アルケニニルと
して定義され、それらの個々はハロゲン、-OH, Z, -SH, C1-6−アルコキシ、C1- 6 −アルキルチオから選択された1又は複数の置換基により任意に置換され、又
はR3はフェニル又はフェノキシにより任意に置換され;そしてR4はそれぞれ直鎖
又は枝分かれ鎖のC1-12アルキル、C2-10−アルケルニ、C2-10−アルキニル、C4- 10 −アルケニニルであり、又はR4は任意には、-CF3, -OH, -SH, C1-6−アルコキ
シ、C1-6−アルキルチオ、Z、フェニル又はフェノキシにより任意に置換され;
そしてZは5又は6員の複素環式基であり、前記複素環式基は、フェニル基によ
り任意に融合される。
【0069】 もう1つの好ましい態様においては、R1はそれぞれ直鎖又は枝分かれ鎖のC1-3 0 −アルキル、C2-30−アルケニル、C2-30−アルキニル、C4-30−アルケニニルで
あり、それらの個々は-OH, -SH, Z, C1-6−アルコキシ、C1-6−アルキルチオか
ら選択された1又は複数の置換基により任意に置換され;そしてR4は任意には、
直鎖又は枝分かれ鎖のC1-12−アルキル、直鎖又は枝分かれ鎖のC2-10−アルケニ
ル、直鎖又は枝分かれ鎖のC2-10−アルキニルであり、又はR4は-CF3, -OH, -SH,
C1-6−アルコキシ、C1-6−アルキルチオ、Z、フェニル又はフェノキシにより任
意に置換され;そしてZは5又は6員の複素環式基である。
【0070】 もう1つの好ましい態様においては、R1はそれぞれ直鎖又は枝分かれ鎖のC1-3 0 −アルキル、C2-30−アルケニル、C2-30−アルキニル、C4-30−アルケニニルで
あり、それらの個々は-OH, -SH, Z, C1-6−アルコキシ、C1-6−アルキルチオか
ら選択された1又は複数の置換基により任意に置換され;そしてR4は任意には、
直鎖又は枝分かれ鎖のC1-12−アルキル、直鎖又は枝分かれ鎖のC2-10−アルケニ
ル、直鎖又は枝分かれ鎖のC2-10−アルキニルであり、又はR4は-CF3, -OH, -SH,
C1-6−アルコキシ、C1-6−アルキルチオ、Z、フェニル又はフェノキシにより任
意に置換され;そしてZは5又は6員の複素環式基である。
【0071】 もう1つの好ましい態様においては、R3はそれぞれ直鎖又は枝分かれ鎖のC1-3 0 −アルキル、C2-30−アルケニル、C2-30−アルキニル、C4-30−アルケニニルで
あり、それらの個々は-OH, -SH, Z, C1-6−アルコキシ、C1-6−アルキルチオか
ら選択された1又は複数の置換基により任意に置換され;そしてR4は任意には、
直鎖又は枝分かれ鎖のC1-12−アルキル、直鎖又は枝分かれ鎖のC2-10−アルケニ
ル、直鎖又は枝分かれ鎖のC2-10−アルキニルであり、又はR4は-CF3, -OH, -SH,
C1-6−アルコキシ、C1-6−アルキルチオ、Z、フェニル又はフェノキシにより任
意に置換され;そしてZは5又は6員の複素環式基である。
【0072】 もう1つの好ましい態様においては、R1はそれぞれ直鎖又は枝分かれ鎖のC1-3 0 −アルキル、C2-30−アルケニル、C2-30−アルキニル、C4-30−アルケニニルで
あり、それらの個々は-OH, -SH, Z, C1-6−アルコキシ、C1-6−アルキルチオか
ら選択された1又は複数の置換基により任意に置換され;そしてR4は任意には、
直鎖又は枝分かれ鎖のC1-12−アルキル、直鎖又は枝分かれ鎖のC2-10−アルケニ
ル、直鎖又は枝分かれ鎖のC2-10−アルキニルであり、又はR4は-CF3, -OH, -SH,
C1-6−アルコキシ、C1-6−アルキルチオ、Z、フェニル又はフェノキシにより任
意に置換され;そしてZはチオフェン、ピロール、フラン、オキサゾール、ピラ
ゾール、イミダゾール、チアゾール、プリン、トリアゾール、チアジアゾール、
ピリジン、キノリン、イソキノリン、フェナントリジン、シクロヘプタ[b]ピ
リジン、ピリダジン、シンノリン、フタラジン、ピラジン、ピリミジン、キナゾ
リン又は1、3,5−トリアジンである。
【0073】 もう1つの好ましい態様においては、R2はそれぞれ直鎖又は枝分かれ鎖のC1-3 0 −アルキル、C2-30−アルケニル、C2-30−アルキニル、C4-30−アルケニニルで
あり、それらの個々は-OH, -SH, Z, C1-6−アルコキシ、C1-6−アルキルチオか
ら選択された1又は複数の置換基により任意に置換され;そしてR4は任意には、
直鎖又は枝分かれ鎖のC1-12−アルキル、直鎖又は枝分かれ鎖のC2-10−アルケニ
ル、直鎖又は枝分かれ鎖のC2-10−アルキニルであり、又はR4は-CF3, -OH, -SH,
C1-6−アルコキシ、C1-6−アルキルチオ、Z、フェニル又はフェノキシにより任
意に置換され;そしてZはチオフェン、ピロール、フラン、オキサゾール、ピラ
ゾール、イミダゾール、チアゾール、プリン、トリアゾール、チアジアゾール、
ピリジン、キノリン、イソキノリン、フェナントリジン、シクロヘプタ[b]ピ
リジン、ピリダジン、シンノリン、フタラジン、ピラジン、ピリミジン、キナゾ
リン又は1、3,5−トリアジン である。 もう1つの好ましい態様においては、R3はそれぞれ直鎖又は枝分かれ鎖のC1-3 0 −アルキル、C2-30−アルケニル、C2-30−アルキニル、C4-30−アルケニニルで
あり、それらの個々は-OH, -SH, Z, C1-6−アルコキシ、C1-6−アルキルチオか
ら選択された1又は複数の置換基により任意に置換され;そしてR4は任意には、
直鎖又は枝分かれ鎖のC1-12−アルキル、直鎖又は枝分かれ鎖のC2-10−アルケニ
ル、直鎖又は枝分かれ鎖のC2-10−アルキニルであり、又はR4は-CF3, -OH, -SH,
C1-6−アルコキシ、C1-6−アルキルチオ、Z、フェニル又はフェノキシにより任
意に置換され;そしてZはチオフェン、ピロール、フラン、オキサゾール、ピラ
ゾール、イミダゾール、チアゾール、プリン、トリアゾール、チアジアゾール、
ピリジン、キノリン、イソキノリン、フェナントリジン、シクロヘプタ[b]ピ
リジン、ピリダジン、シンノリン、フタラジン、ピラジン、ピリミジン、キナゾ
リン又は1、3,5−トリアジンである。
【0074】 もう1つの好ましい態様においては、R1はそれぞれ直鎖又は枝分かれ鎖のC1-3 0 −アルキル、C2-30−アルケニル、C2-30−アルキニル、C4-30−アルケニニルで
あり、それらの個々は-OH, -SH, Z, C1-6−アルコキシ、C1-6−アルキルチオか
ら選択された1又は複数の置換基により任意に置換され;そしてR4は任意には、
直鎖又は枝分かれ鎖のC1-12−アルキル、直鎖又は枝分かれ鎖のC2-10−アルケニ
ル、直鎖又は枝分かれ鎖のC2-10−アルキニルであり、又はR4は-CF3, -OH, -SH,
C1-6−アルコキシ、C1-6−アルキルチオ、Z、フェニル又はフェノキシにより任
意に置換され;そしてZはチオフェン、ピロール、フラン、イミダゾール、トリ
アゾール、チアジアゾール、ピリジン、キノリン又はイソキノリンである。
【0075】 もう1つの好ましい態様においては、R2はそれぞれ直鎖又は枝分かれ鎖のC1-3 0 −アルキル、C2-30−アルケニル、C2-30−アルキニル、C4-30−アルケニニルで
あり、それらの個々は-OH, -SH, Z, C1-6−アルコキシ、C1-6−アルキルチオか
ら選択された1又は複数の置換基により任意に置換され;そしてR4は任意には、
直鎖又は枝分かれ鎖のC1-12−アルキル、直鎖又は枝分かれ鎖のC2-10−アルケニ
ル、直鎖又は枝分かれ鎖のC2-10−アルキニルであり、又はR4は-CF3, -OH, -SH,
C1-6−アルコキシ、C1-6−アルキルチオ、Z、フェニル又はフェノキシにより任
意に置換され;そしてZはチオフェン、ピロール、フラン、イミダゾール、トリ
アゾール、チアジアゾール、ピリジン、キノリン又はイソキノリンである。
【0076】 もう1つの好ましい態様においては、R3はそれぞれ直鎖又は枝分かれ鎖のC1-3 0 −アルキル、C2-30−アルケニル、C2-30−アルキニル、C4-30−アルケニニルで
あり、それらの個々は-OH, -SH, Z, C1-6−アルコキシ、C1-6−アルキルチオか
ら選択された1又は複数の置換基により任意に置換され;そしてR4は任意には、
直鎖又は枝分かれ鎖のC1-12−アルキル、直鎖又は枝分かれ鎖のC2-10−アルケニ
ル、直鎖又は枝分かれ鎖のC2-10−アルキニルであり、又はR4は-CF3, -OH, -SH,
C1-6−アルコキシ、C1-6−アルキルチオ、Z、フェニル又はフェノキシにより任
意に置換され;そしてZはチオフェン、ピロール、フラン、イミダゾール、トリ
アゾール、チアジアゾール、ピリジン、キノリン又はイソキノリンである。
【0077】 もう1つの好ましい態様においては、R1はそれぞれ直鎖又は枝分かれ鎖のC1-1 2 −アルキル、C2-12−アルケニル、C2-12−アルキニル、C4-10−アルケニニルで
あり、それらの個々は-CF3, -OH-, -SH, C1-6−アルコキシ、C1-6−アルキルチ
オから選択された1又は複数の置換基により任意に置換され;そしてR4は任意に
は、直鎖又は枝分かれ鎖のC1-12−アルキル、直鎖又は枝分かれ鎖のC2-10−アル
ケニル、直鎖又は枝分かれ鎖のC2-10−アルキニルであり、又はR4は-CF3, C1-6
−アルコキシ、C1-6−アルキルチオ、又はフェニルにより任意に置換される。
【0078】 もう1つの好ましい態様においては、R2はそれぞれ直鎖又は枝分かれ鎖のC4-2 0 −アルキル、C6-30−アルケニル、C6-30−アルキニル、C4-10−アルケニニルで
あり、それらの個々は-CF3, -OH-, -SH, C1-6−アルコキシ、C8-30−アルキルチ
オから選択された1又は複数の置換基により任意に置換され;そしてR4は任意に
は、直鎖又は枝分かれ鎖のC1-12−アルキル、直鎖又は枝分かれ鎖のC2-10−アル
ケニル、直鎖又は枝分かれ鎖のC2-10−アルキニルであり、又はR4は-CF3, C1-6
−アルコキシ、C1-6−アルキルチオ、又はフェニルにより任意に置換される。
【0079】 もう1つの好ましい態様においては、R3はそれぞれ直鎖又は枝分かれ鎖のC1-1 2 −アルキル、C2-12−アルケニル、C2-12−アルキニル、C4-10−アルケニニルで
あり、それらの個々は-CF3, -OH-, -SH, C1-6−アルコキシ、C1-6−アルキルチ
オから選択された1又は複数の置換基により任意に置換され;そしてR4は任意に
は、直鎖又は枝分かれ鎖のC1-12−アルキル、直鎖又は枝分かれ鎖のC2-10−アル
ケニル、直鎖又は枝分かれ鎖のC2-10−アルキニルであり、又はR4は-CF3, C1-6
−アルコキシ、C1-6−アルキルチオ、又はフェニルにより任意に置換される。
【0080】 もう1つの好ましい態様においては、R1はそれぞれ直鎖又は枝分かれ鎖のC1-1 2 −アルキル、C2-12−アルケニル、C2-12−アルキニル、C4-10−アルケニニルで
あり;そしてR4は任意には、直鎖又は枝分かれ鎖のC1-12−アルキルであり、又
はR4は-CF3, C1-6−アルコキシ、C1-6−アルキルチオ、又はフェニルにより任意
に置換される。 もう1つの好ましい態様においては、R2はそれぞれ直鎖又は枝分かれ鎖のC4-2 0 −アルキル、C6-30−アルケニル、C6-30−アルキニル、C4-10−アルケニニルで
あり;そしてR4は直鎖又は枝分かれ鎖のC1-12−アルキルであり、又はR4は-CF3,
C1-6−アルコキシ、C1-6−アルキルチオ、又はフェニルにより任意に置換され
る。
【0081】 もう1つの好ましい態様においては、R3はそれぞれ直鎖又は枝分かれ鎖のC1-1 2 −アルキル、C2-12−アルケニル、C2-12−アルキニル、C4-10−アルケニニルで
あり;そしてR4は直鎖又は枝分かれ鎖のC1-12−アルキルであり、又はR4は-CF3,
C1-6−アルコキシ、C1-6−アルキルチオ、又はフェニルにより任意に置換され
る。 もう1つの好ましい態様においては、R1は、C1-6−アルコキシ、C1-6−アルキ
ルチオから選択された1又は複数の置換基により任意に置換された直鎖又は枝分
かれ鎖のC1-12−アルキルであり;そしてR4は直鎖又は枝分かれ鎖のC1-10−アル
キルであり、又はR4はC1-6−アルコキシ、又はフェニルにより任意に置換される
【0082】 もう1つの好ましい態様においては、R2は、C1-6−アルコキシ、C1-6−アルキ
ルチオから選択された1又は複数の置換基により任意に置換された直鎖又は枝分
かれ鎖のC4-20−アルキルであり;そしてR4は直鎖又は枝分かれ鎖のC1-10−アル
キルであり、又はR4はC1-6−アルコキシ、又はフェニルにより任意に置換される
。 もう1つの好ましい態様においては、R3は、C1-6−アルコキシ、C1-6−アルキ
ルチオから選択された1又は複数の置換基により任意に置換された直鎖又は枝分
かれ鎖のC1-12−アルキルであり;そしてR4は直鎖又は枝分かれ鎖のC1-10−アル
キルであり、又はR4はC1-6−アルコキシ、又はフェニルにより任意に置換される
【0083】 もう1つの好ましい態様においては、R1は、C1-6−アルコキシから選択された
1又は複数の置換基により任意に置換された直鎖又は枝分かれ鎖のC1-12−アル
キルであり;そしてR4は直鎖又は枝分かれ鎖のC1-8−アルキルであり、又はR4
フェニルにより任意に置換される。 もう1つの好ましい態様においては、R2は、C1-6−アルコキシから選択された
1又は複数の置換基により任意に置換された直鎖又は枝分かれ鎖のC4-20−アル
キルであり;そしてR4は直鎖又は枝分かれ鎖のC1-8−アルキルであり、又はR4
フェニルにより任意に置換される。
【0084】 もう1つの好ましい態様においては、R3は、C1-6−アルコキシから選択された
1又は複数の置換基により任意に置換された直鎖又は枝分かれ鎖のC1-12−アル
キルであり;そしてR4は直鎖又は枝分かれ鎖のC1-8−アルキルであり、又はR4
フェニルにより任意に置換される。 もう1つの好ましい態様においては、R1は、C1-6−アルコキシから選択された
1又は複数の置換基により任意に置換された直鎖又は枝分かれ鎖のC1-10−アル
キルであり;そしてR4は直鎖又は枝分かれ鎖のC1-8−アルキルであり、又はR4
フェニルにより任意に置換される。
【0085】 もう1つの好ましい態様においては、R2は、C1-6−アルコキシから選択された
1又は複数の置換基により任意に置換された直鎖又は枝分かれ鎖のC6-20−アル
キルであり;そしてR4は直鎖又は枝分かれ鎖のC1-8−アルキルであり、又はR4
フェニルにより任意に置換される。 もう1つの好ましい態様においては、R3は、C1-6−アルコキシから選択された
1又は複数の置換基により任意に置換された直鎖又は枝分かれ鎖のC1-10−アル
キルであり;そしてR4は直鎖又は枝分かれ鎖のC1-8−アルキルであり、又はR4
フェニルにより任意に置換される。
【0086】 もう1つの好ましい態様においては、R1は、メチル、エチル、1−プロピル、
2−プロピル、1−ヘキシル又はエトキシエチルであり;そしてR4がエチル、2
−プロピル、1−ブチル、1−ヘキシル又は4−フェニル−1−ブチルである。 もう1つの好ましい態様においては、R2は、n−ブチル、n−ヘキシル、n−デ
シル又は3−メチル−1−ブチルであり;そしてR4がエチル、2−プロピル、1
−ブチル、1−ヘキシル又は4−フェニル−1−ブチルである。 もう1つの好ましい態様においては、R3は直鎖又は枝分かれ鎖のC1-12−アル
キル、直鎖又は枝分かれ鎖のC2-12−アルキニルであり、それらの個々は、ハロ
ゲン、−CN、C1-6−アルコキシ、C1-8−アルキルチオから選択された1又は複数
の置換基により任意に置換され;そしてR4がエチル、2−プロピル、1−ブチル
、1−ヘキシル、4−フェニル−1−ブチルである。
【0087】 もう1つの好ましい態様においては、R3はメチル、エチル、1−プロピル、2
−プロピル、1−ブチル、1−ペンチル、1−ヘキシル、1−ヘプチル、1−オ
クチル、1−デカニル、1−ドデシル、3−メチル−1−ブチル、4−メチル−
1−ペンチル、エトキシエチル、4,4,4−トリフルオロブチル、2−(メチ
ルメルカプト)エチル、5−ヘキセン−1−イル、3−シアノプロピル、3,3
−ジメチル−1−ブチル、3−クロロ−1−プロピル、シトロネルチル、3−シ
クロヘキシル−1−プロピル、3−フェニルプロピル、3−(4−ヒドロキシフ
ェニル)プロピルであり;そしてR4がエチル、2−プロピル、1−ブチル、1−
ヘキシル、4−フェニル−1−ブチルである。
【0088】 もう1つの好ましい態様においては、R3はメチル、エチル、1−プロピル、2
−プロピル、1−ブチル、1−ペンチル、1−ヘキシル、1−ヘプチル、1−オ
クチル、1−デカニル、1−ドデシル、3−メチル−1−ブチル、4−メチル−
1−ペンチル、エトキシエチル、3,3−ジメチル−1−ブチル、3−シクロヘ
キシル−1−プロピル、3−フェニルプロピルであり;そしてR4がエチル、2−
プロピル、1−ブチル、1−ヘキシル、4−フェニル−1−ブチルである。 もう1つの好ましい態様においては、R2はメチル、エチル、1−プロピル、2
−プロピル、1−ブチル又はエトキシエチルであり、そしてR1及びR3が独立して
、直鎖又は枝分かれ鎖のC6-30−アルキルであり;そしてR4がエチル、イソプロ
ピル、n−ブチル、n−ヘキシル又は4−フェニル−1−ブチルである。
【0089】 もう1つの好ましい態様においては、R1及びR3は独立して、メチル、エチル、
n−プロピル、2−プロピル、ブチル、又はエトキシエチルであり、そしてR2
直鎖又は枝分かれ鎖のC6-30−アルキルであり;そしてR4がエチル、イソプロピ
ル、n−ブチル、n−ヘキシル又は4−フェニル−1−ブチルである。 もう1つの好ましい態様においては、R1はメチル、エチル、1−プロピル、2
−プロピル、1−ヘキシル又はエトキシエチルであり、そしてR2がn−ブチル、
n−ヘキシル、n−デシル又は3−メチル−1−ブチルであり;そしてR4がエチ
ル、イソプロピル、n−ブチル、n−ヘキシル又は4−フェニル−1−ブチルで
ある。
【0090】 もう1つの好ましい態様においては、R2はメチル、エチル、1−プロピル、2
−プロピル、1−ヘキシル又はエトキシエチルであり、そしてR1がn−ブチル、
n−ヘキシル、n−デシル又は3−メチル−1−ブチルであり;そしてR4がエチ
ル、イソプロピル、n−ブチル、n−ヘキシル又は4−フェニル−1−ブチルで
ある。
【0091】 もう1つの好ましい態様においては、R1はそれぞれ直鎖又は枝分かれ鎖のC1-3 0 −アルキル、C2-30−アルケニル、C2-30−アルキニル、C4-30−アルケニニルで
あり、それらの個々はハロゲン、-CF3, -OH, -SH, -COOH, C1-6−アルコキシ、C 1-6 −アルキルチオ、-CONH2, Z, -NRXRY (ここで、X及びYは独立して、水素又は
C1-6−アルキルとして定義される) から選択された1又は複数の置換基により任
意に置換され、又はR1は任意には、フェニル又はフェノキシにより置換され、こ
こでフェニル又はフェノキシはハロゲン、-OH, -SH, -COOH, -NRXRY -CF3, C1-4 −アルキル、C1-4−アルコキシ、C1-4−アルキルチオ、-CONH2から選択された1
又は複数の置換基により任意に置換され;そして
【0092】 Zは5又は6員の複素環式基であり、前記複素環式基は、ハロゲン、-OH, -SH,
-COOH, -NRXRY ,-CF3, C1-4−アルキル、C1-4−アルコキシ、C1-4−アルキル
チオ、-CONH2、フェニル、ベンジル又はチエニルから選択された1又は複数の置
換基により、炭素又は窒素原子で任意に置換され、又は酸素原子と共に前記複素
環式基における炭素原子はカルボニル基を形成し、又は前記複素環式基はフェニ
ル基により任意に融合される。
【0093】 もう1つの好ましい態様においては、R2はそれぞれ直鎖又は枝分かれ鎖のC1-3 0 −アルキル、C2-30−アルケニル、C2-30−アルキニル、C4-30−アルケニニルで
あり、それらの個々はハロゲン、-CF3, -OH, -SH, -COOH, C1-6−アルコキシ、C 1-6 −アルキルチオ、-CONH2, Z, -NRXRY (ここで、X及びYは独立して、水素又は
C1-6−アルキルとして定義される) から選択された1又は複数の置換基により任
意に置換され、又はR2は任意には、フェニル又はフェノキシにより置換され、こ
こでフェニル又はフェノキシはハロゲン、-OH, -SH, -COOH, -NRXRY -CF3, C1-4 −アルキル、C1-4−アルコキシ、C1-4−アルキルチオ、-CONH2から選択された1
又は複数の置換基により任意に置換され;そして
【0094】 Zは5又は6員の複素環式基であり、前記複素環式基は、ハロゲン、-OH, -SH,
-COOH, -NRXRY ,-CF3, C1-4−アルキル、C1-4−アルコキシ、C1-4−アルキル
チオ、-CONH2、フェニル、ベンジル又はチエニルから選択された1又は複数の置
換基により、炭素又は窒素原子で任意に置換され、又は酸素原子と共に前記複素
環式基における炭素原子はカルボニル基を形成し、又は前記複素環式基はフェニ
ル基により任意に融合される。
【0095】 もう1つの好ましい態様においては、R3はそれぞれ直鎖又は枝分かれ鎖のC1-3 0 −アルキル、C2-30−アルケニル、C2-30−アルキニル、C4-30−アルケニニルで
あり、それらの個々はハロゲン、-CF3, -OH, -SH, -COOH, C1-6−アルコキシ、C 1-6 −アルキルチオ、-CONH2, Z, -NRXRY (ここで、X及びYは独立して、水素又は
C1-6−アルキルとして定義される) から選択された1又は複数の置換基により任
意に置換され、又はR3は任意には、フェニル又はフェノキシにより置換され、こ
こでフェニル又はフェノキシはハロゲン、-OH, -SH, -COOH, -NRXRY -CF3, C1-4 −アルキル、C1-4−アルコキシ、C1-4−アルキルチオ、-CONH2から選択された1
又は複数の置換基により任意に置換され;そして
【0096】 Zは5又は6員の複素環式基であり、前記複素環式基は、ハロゲン、-OH, -SH,
-COOH, -NRXRY ,-CF3, C1-4−アルキル、C1-4−アルコキシ、C1-4−アルキル
チオ、-CONH2、フェニル、ベンジル又はチエニルから選択された1又は複数の置
換基により、炭素又は窒素原子で任意に置換され、又は酸素原子と共に前記複素
環式基における炭素原子はカルボニル基を形成し、又は前記複素環式基はフェニ
ル基により任意に融合される。
【0097】 もう1つの好ましい態様においては、R4はそれぞれ直鎖又は枝分かれ鎖のC1-1 2 アルキル、C2-10−アルケルニ、C2-10−アルキニル、C4-10−アルケニニルであ
り、又はR4は-CF3, -OH, -SH, -COOH, C1-6−アルコキシ、C1-6−アルキルチオ
、Z、フェニル又はフェノキシにより任意に置換され、ここでフェニル又はフェ
ノキシはハロゲン、-OH, -SH, -COOH, -NRXRY -CF3, C1-4−アルキル、C1-4−ア
ルコキシ、C1-4−アルキルチオ、-CONH2から選択された1又は複数の置換基によ
り任意に置換され;そして
【0098】 Zは5又は6員の複素環式基であり、前記複素環式基は、ハロゲン、-OH, -SH,
-COOH, -NRXRY ,-CF3, C1-4−アルキル、C1-4−アルコキシ、C1-4−アルキル
チオ、-CONH2、フェニル、ベンジル又はチエニルから選択された1又は複数の置
換基により、炭素又は窒素原子で任意に置換され、又は酸素原子と共に前記複素
環式基における炭素原子はカルボニル基を形成し、又は前記複素環式基はフェニ
ル基により任意に融合される。
【0099】 もう1つの好ましい態様においては、R1はそれぞれ直鎖又は枝分かれ鎖のC1-3 0 −アルキル、C2-30−アルケニル、C2-30−アルキニル、C4-30−アルケニニルで
あり、それらの個々はハロゲン、-OH, Z, -SH, C1-6−アルコキシ、C1-6−アル
キルチオから選択された1又は複数の置換基により任意に置換され、又はR1は任
意には、フェニル又はフェノキシにより置換され;そしてZは5又は6員の複素
環式基であり、前記複素環式基はフェニル基により任意に融合される。
【0100】 もう1つの好ましい態様においては、R2はそれぞれ直鎖又は枝分かれ鎖のC1-3 0 −アルキル、C2-30−アルケニル、C2-30−アルキニル、C4-30−アルケニニルで
あり、それらの個々はハロゲン、-OH, Z, -SH, C1-6−アルコキシ、C1-6−アル
キルチオから選択された1又は複数の置換基により任意に置換され、又はR2は任
意には、フェニル又はフェノキシにより置換され;そしてZは5又は6員の複素
環式基であり、前記複素環式基はフェニル基により任意に融合される。
【0101】 もう1つの好ましい態様においては、R3はそれぞれ直鎖又は枝分かれ鎖のC1-3 0 −アルキル、C2-30−アルケニル、C2-30−アルキニル、C4-30−アルケニニルで
あり、それらの個々はハロゲン、-OH, Z, -SH, C1-6−アルコキシ、C1-6−アル
キルチオから選択された1又は複数の置換基により任意に置換され、又はR3は任
意には、フェニル又はフェノキシにより置換され;そしてZは5又は6員の複素
環式基であり、前記複素環式基はフェニル基により任意に融合される。
【0102】 もう1つの好ましい態様においては、R4はそれぞれ直鎖又は枝分かれ鎖のC1-1 2 アルキル、C2-10−アルケルニ、C2-10−アルキニル、C4-10−アルケニニルであ
り、又はR4は-CF3, -OH, -SH, C1-6−アルコキシ、C1-6−アルキルチオ、Z、フ
ェニル又はフェノキシにより任意に置換され;そしてZは5又は6員の複素環式
基であり、前記複素環式基はフェニル基により任意に融合される。 もう1つの好ましい態様においては、R1はそれぞれ直鎖又は枝分かれ鎖のC1-3 0 −アルキル、C2-30−アルケニル、C2-30−アルキニル、C4-30−アルケニニルで
あり、それらの個々は-OH, -SH, Z, C1-6−アルコキシ、C1-6−アルキルチオか
ら選択された1又は複数の置換基により任意に置換され;そしてZは5又は6員
の複素環式基である。
【0103】 もう1つの好ましい態様においては、R2はそれぞれ直鎖又は枝分かれ鎖のC1-3 0 −アルキル、C2-30−アルケニル、C2-30−アルキニル、C4-30−アルケニニルで
あり、それらの個々は-OH, -SH, Z, C1-6−アルコキシ、C1-6−アルキルチオか
ら選択された1又は複数の置換基により任意に置換され;そしてZは5又は6員
の複素環式基である。 もう1つの好ましい態様においては、R3はそれぞれ直鎖又は枝分かれ鎖のC1-3 0 −アルキル、C2-30−アルケニル、C2-30−アルキニル、C4-30−アルケニニルで
あり、それらの個々は-OH, -SH, Z, C1-6−アルコキシ、C1-6−アルキルチオか
ら選択された1又は複数の置換基により任意に置換され;そしてZは5又は6員
の複素環式基である。
【0104】 もう1つの好ましい態様においては、R4はそれぞれ直鎖又は枝分かれ鎖のC1-1 2 アルキル、C2-10−アルケルニ、C2-10−アルキニルであり、又はR4は-CF3, -OH
, -SH, C1-6−アルコキシ、C1-6−アルキルチオ、Z、フェニル又はフェノキシに
より任意に置換され;そしてZは5又は6員の複素環式基である。 もう1つの好ましい態様においては、R1はそれぞれ直鎖又は枝分かれ鎖のC1-3 0 −アルキル、C2-30−アルケニル、C2-30−アルキニル、C4-30−アルケニニルで
あり、それらの個々は-OH, -SH, Z, C1-6−アルコキシ、C1-6−アルキルチオか
ら選択された1又は複数の置換基により任意に置換され;そしてZはチオフェン
、ピロール、フラン、オキサゾール、ピラゾール、イミダゾール、チアゾール、
プリン、トリアゾール、チアジアゾール、ピリジン、キノリン、イソキノリン、
フェナントリジン、シクロヘプタ[b]ピリジン、ピリダジン、シンノリン、フ
タラジン、ピラジン、ピリミジン、キナゾリン又は1、3,5−トリアジンであ
る。
【0105】 もう1つの好ましい態様においては、R2はそれぞれ直鎖又は枝分かれ鎖のC1-3 0 −アルキル、C2-30−アルケニル、C2-30−アルキニル、C4-30−アルケニニルで
あり、それらの個々は-OH, -SH, Z, C1-6−アルコキシ、C1-6−アルキルチオか
ら選択された1又は複数の置換基により任意に置換され;そしてZはチオフェン
、ピロール、フラン、オキサゾール、ピラゾール、イミダゾール、チアゾール、
プリン、トリアゾール、チアジアゾール、ピリジン、キノリン、イソキノリン、
フェナントリジン、シクロヘプタ[b]ピリジン、ピリダジン、シンノリン、フ
タラジン、ピラジン、ピリミジン、キナゾリン又は1、3,5−トリアジンであ
る。
【0106】 もう1つの好ましい態様においては、R3はそれぞれ直鎖又は枝分かれ鎖のC1-3 0 −アルキル、C2-30−アルケニル、C2-30−アルキニル、C4-30−アルケニニルで
あり、それらの個々は-OH, -SH, Z, C1-6−アルコキシ、C1-6−アルキルチオか
ら選択された1又は複数の置換基により任意に置換され;そしてZはチオフェン
、ピロール、フラン、オキサゾール、ピラゾール、イミダゾール、チアゾール、
プリン、トリアゾール、チアジアゾール、ピリジン、キノリン、イソキノリン、
フェナントリジン、シクロヘプタ[b]ピリジン、ピリダジン、シンノリン、フ
タラジン、ピラジン、ピリミジン、キナゾリン又は1、3,5−トリアジンであ
る。
【0107】 もう1つの好ましい態様においては、R4はそれぞれ直鎖又は枝分かれ鎖のC1-1 2 −アルキル、C2-10−アルケニル、C2-10−アルキニルであり、又はR4は-CF3, -
OH, -SH, C1-6−アルコキシ、C1-6−アルキルチオ、Z、フェニル又はフェノキシ
により任意に置換され;そしてZはチオフェン、ピロール、フラン、オキサゾー
ル、ピラゾール、イミダゾール、チアゾール、プリン、トリアゾール、チアジア
ゾール、ピリジン、キノリン、イソキノリン、フェナントリジン、シクロヘプタ
[b]ピリジン、ピリダジン、シンノリン、フタラジン、ピラジン、ピリミジン
、キナゾリン又は1、3,5−トリアジンである。
【0108】 もう1つの好ましい態様においては、R1はそれぞれ直鎖又は枝分かれ鎖のC1-3 0 −アルキル、C2-30−アルケニル、C2-30−アルキニル、C4-30−アルケニニルで
あり、それらの個々は-OH, -SH, Z, C1-6−アルコキシ、C1-6−アルキルチオか
ら選択された1又は複数の置換基により任意に置換され;そしてZはチオフェン
、ピロール、フラン、イミダゾール、トリアゾール、ピリジン、キノリン、又は
イソキノリンである。
【0109】 もう1つの好ましい態様においては、R2はそれぞれ直鎖又は枝分かれ鎖のC1-3 0 −アルキル、C2-30−アルケニル、C2-30−アルキニル、C4-30−アルケニニルで
あり、それらの個々は-OH, -SH, Z, C1-6−アルコキシ、C1-6−アルキルチオか
ら選択された1又は複数の置換基により任意に置換され;そしてZはチオフェン
、ピロール、フラン、イミダゾール、トリアゾール、ピリジン、キノリン、又は
イソキノリンである。
【0110】 もう1つの好ましい態様においては、R3はそれぞれ直鎖又は枝分かれ鎖のC1-3 0 −アルキル、C2-30−アルケニル、C2-30−アルキニル、C4-30−アルケニニルで
あり、それらの個々は-OH, -SH, Z, C1-6−アルコキシ、C1-6−アルキルチオか
ら選択された1又は複数の置換基により任意に置換され;そしてZはチオフェン
、ピロール、フラン、イミダゾール、トリアゾール、ピリジン、キノリン、又は
イソキノリンである。
【0111】 もう1つの好ましい態様においては、R4はそれぞれ直鎖又は枝分かれ鎖のC1-1 2 −アルキル、C2-10−アルケニル、C2-10−アルキニルであり、又はR4は-CF3, -
OH, -SH, C1-6−アルコキシ、C1-6−アルキルチオ、Z、フェニル又はフェノキシ
により任意に置換され;そしてZはチオフェン、ピロール、フラン、イミダゾー
ル、トリアゾール、ピリジン、キノリン、又はイソキノリンである。 もう1つの好ましい態様においては、R1はそれぞれ直鎖又は枝分かれ鎖のC1-6 −アルキル、C2-6−アルケニル、C2-6−アルキニル、C4-10−アルケニニルであ
り、それらの個々は-CF3, -OH, -SH, C1-6−アルコキシ、C1-6−アルキルチオか
ら選択された1又は複数の置換基により任意に置換される。
【0112】 もう1つの好ましい態様においては、R2はそれぞれ直鎖又は枝分かれ鎖のC4-2 0 −アルキル、C6-30−アルケニル、C6-30−アルキニル、C6-30−アルケニニルで
あり、それらの個々は-CF3, -OH, -SH, C1-6−アルコキシ、C1-6−アルキルチオ
から選択された1又は複数の置換基により任意に置換される。 もう1つの好ましい態様においては、R3はそれぞれ直鎖又は枝分かれ鎖のC1-6 −アルキル、C2-6−アルケニル、C2-6−アルキニル、C4-10−アルケニニルであ
り、それらの個々は-CF3, -OH, -SH, C1-6−アルコキシ、C1-6−アルキルチオか
ら選択された1又は複数の置換基により任意に置換される。
【0113】 もう1つの好ましい態様においては、R4はそれぞれ直鎖又は枝分かれ鎖のC1-1 2 −アルキル、C2-10−アルケニル、C2-10−アルキニルであり、又はR4は-CF3, C 1-6 −アルコキシ、C1-6−アルキルチオ又はフェニルにより任意に置換される。 もう1つの好ましい態様においては、R1はそれぞれ直鎖又は枝分かれ鎖のC1-6 −アルキル、C2-6−アルケニル、C2-6−アルキニル、C4-10−アルケニニルであ
る。 もう1つの好ましい態様においては、R2はそれぞれ直鎖又は枝分かれ鎖のC4-2 0 −アルキル、C6-30−アルケニル、C6-30−アルキニル、C6-30−アルケニニルで
ある。 もう1つの好ましい態様においては、R1はそれぞれ直鎖又は枝分かれ鎖のC1-6 −アルキル、C2-8−アルケニル、C2-8−アルキニル、C4-10−アルケニニルであ
る。
【0114】 もう1つの好ましい態様においては、R4は直鎖又は枝分かれ鎖のC1-12−アル
キルであり、又はR4は-CF3, C1-6−アルコキシ、C1-6−アルキルチオ又はフェニ
ルにより任意に置換され。 もう1つの好ましい態様においては、R1は、C1-6−アルコキシ、C1-6−アルキ
ルチオから選択された1又は複数の置換基により任意に置換された直鎖又は枝分
かれ鎖のC1-10−アルキルである。 もう1つの好ましい態様においては、R2は、C1-6−アルコキシ、C1-6−アルキ
ルチオから選択された1又は複数の置換基により任意に置換された直鎖又は枝分
かれ鎖のC4-20−アルキルである。
【0115】 もう1つの好ましい態様においては、R3は、C1-6−アルコキシ、C1-6−アルキ
ルチオから選択された1又は複数の置換基により任意に置換された直鎖又は枝分
かれ鎖のC1-6−アルキルである。 もう1つの好ましい態様においては、R4は直鎖又は枝分かれ鎖のC1-10−アル
キルであり、又はR4はC1-6−アルコキシ、C1-6−アルキルチオ又はフェニルによ
り任意に置換される。 もう1つの好ましい態様においては、R1は、C1-6−アルコキシから選択された
1又は複数の置換基により任意に置換された直鎖又は枝分かれ鎖のC1-12−アル
キルである。
【0116】 もう1つの好ましい態様においては、R2は、C1-6−アルコキシから選択された
1又は複数の置換基により任意に置換された直鎖又は枝分かれ鎖の4-20−アルキ
ルである。 もう1つの好ましい態様においては、R3は、C1-6−アルコキシから選択された
1又は複数の置換基により任意に置換された直鎖又は枝分かれ鎖のC1-12−アル
キルである。 もう1つの好ましい態様においては、R4は直鎖又は枝分かれ鎖のC1-10−アル
キルであり、又はR4はC1-6−アルコキシ、又はフェニルにより任意に置換される
。 もう1つの好ましい態様においては、R4は直鎖又は枝分かれ鎖のC1-6−アルキ
ルであり、又はR4はC1-6−アルコキシ、又はフェニルにより任意に置換される。
【0117】 もう1つの好ましい態様においては、R4は直鎖又は枝分かれ鎖のC1-6−アルキ
ルであり、又はR4はフェニルにより任意に置換される。 もう1つの好ましい態様においては、R1はメチル、エチル、1−プロピル、2
−プロピル、1−ヘキシル、又はエトキシエチルである。 もう1つの好ましい態様においては、R2はn−ブチル、n−ヘキシル、n−デシ
ル又は3−メチル−1−ブチルである。 もう1つの好ましい態様においては、R3は直鎖又は枝分かれ鎖のC1-12−アル
キル、直鎖又は枝分かれ鎖のC2-12−アルキニルであり、それらの個々は、ハロ
ゲン、−CN、C1-6−アルコキシ、C1-8−アルキルチオから選択された1又は複数
の置換基により任意に置換される。
【0118】 もう1つの好ましい態様においては、R3はメチル、エチル、1−プロピル、2
−プロピル、1−ブチル、1−ペンチル、1−ヘキシル、1−ヘプチル、1−オ
クチル、1−デカニル、1−ドデシル、3−メチル−1−ブチル、4−メチル−
1−ペンチル、エトキシエチル、4,4,4−トリフルオロブチル、2−(メチ
ルメルカプト)エチル、5−ヘキセン−1−イル、3−シアノプロピル、3,3
−ジメチル−1−ブチル、3−クロロ−1−プロピル、シトロネルチル、3−シ
クロヘキシル−1−プロピル、3−フェニルプロピル、3−(4−ヒドロキシフ
ェニル)プロピルである。
【0119】 もう1つの好ましい態様においては、R3はメチル、エチル、1−プロピル、2
−プロピル、1−ブチル、1−ペンチル、1−ヘキシル、1−ヘプチル、1−オ
クチル、1−デカニル、1−ドデシル、3−メチル−1−ブチル、4−メチル−
1−ペンチル、エトキシエチル、3,3−ジメチル−1−ブチル、3−シクロヘ
キシル−1−プロピル、又は3−フェニルプロピルである。 もう1つの好ましい態様においては、R3はメチル、エチル、1−プロピル、2
−プロピル、1−ブチル、1−ペンチル、1−ヘキシル、1−ヘプチル、1−オ
クチル、1−デカニル、又は1−ドデシルである。
【0120】 もう1つの好ましい態様においては、R2は、エチル、1−プロピル、2−プロ
ピル、1−ブチル又はエトキシエチルであり、そしてR1及びR3が独立して、直鎖
又は枝分かれ鎖のC6-30−アルキルである。 もう1つの好ましい態様においては、R1及びR3は独立して、メチル、エチル、
n−プロピル、2−プロピル、ブチル、又はエトキシエチルであり、そしてR2
直鎖又は枝分かれ鎖のC6-30−アルキルである。 もう1つの好ましい態様においては、R1はメチル、エチル、1−プロピル、2
−プロピル、1−ヘキシル又はエトキシエチルであり、そしてR2がn−ブチル、
n−ヘキシル、n−デシル又は3−メチル−1−ブチルである。
【0121】 もう1つの好ましい態様においては、R2はメチル、エチル、1−プロピル、2
−プロピル、1−ヘキシル又はエトキシエチルであり、そしてR1がn−ブチル、
n−ヘキシル、n−デシル又は3−メチル−1−ブチルである。 もう1つの好ましい態様においては、R2はメチル、エチル、n−プロピル、2
−プロピル、ブチル又はエトキシエチルであり、そしてR1及びR3が独立して、直
鎖又は枝分かれ鎖のC6-30−アルキルである。 もう1つの好ましい態様においては、R4はエチル、2−プロピル、1−ブチル
、1−ヘキシル又は4−フェニル−1−ブチルである。 本発明のもう1つの好ましい態様においては、前記酵素はプロテアーゼである
【0122】 本発明のもう1つの好ましい態様においては、プロテアーゼは、市販のプロテ
アーゼ、例えばAlcalase(商標)(バチルス・リケニホルミスの株の含浸発酵に
より生成される)、Esperase(商標)(バチルスの好アルカリ性種の含浸発酵によ
り生成される)、Rennilase(商標)(ムコル・ミエヘイの非病原性株の含浸発酵
により生成される)、Savinase(商標)(バチルスの遺伝的おいて修飾された株の
含浸発酵により生成される)、例えばWO92/19729号として公開された国際特許出
願に開示される変異体、及びDurazym(商標)(Savinase(商標)のタンパク質構
築された変異体)である。また、Everlase(商標)及びKannase(商標)も有用で
ある。すべての言及される市販のプロテアーゼは、生成され、そしてNovo Nordi
sk A/S, DK-2880 Bagsvaerd, Denmarkにより市販されている。
【0123】 さらに有用な市販のプロテアーゼは、International Bio−Synthetics, Inc.
(The Netherlands) からのMAXATASE(商標)、及び1又は複数の特許に従って、
Genencor International, Inc. により製造されたプロテアーゼ(Caldwellなど.
, アメリカ特許第5,185,258号、第5,204,015号及び第、5,244,791号)、例えばP
roperase(商標)である。上記に開示される特許文献は、引用により本明細書に
組み込まれる。
【0124】 他の好ましいセリン−プロテアーゼは、ノカルジオプシス、アスペルギラス、
リゾパス、バチルス・アルカロフィラス、B.セレウス、N.ナット、B.バルガタス
、B.ミコイドからのプロテアーゼ、及びバチルスからのスブチリシン、特に種ノ
カルジオプシスsp.及びノカルジオプシス・ダソンビレイからのプロテアーゼ、
例えばWO88/03947号として公開される国際特許出願に開示されるそれら、特に種
ノカルジオプシスsp. NRRL 18262及びノカルジオプシス・ダソンビレイ、NRRL 1
8133からのプロテアーゼである。さらに他の好ましいプロテアーゼは、国際特許
出願PCT/DK89/00002及び国際特許出願WO91/00345号に開示されるバチルス・スブ
チリシンの変異体からのセリンプロテアーゼ、及びヨーロッパ特許第415296号に
開示されるプロテアーゼである。
【0125】 もう1つの好ましい種類のプロテアーゼは、微生物起源のメタロプロテアーゼ
である。便利には、従来の発酵された市販のプロテアーゼが有用である。そのよ
うな市販のプロテアーゼの例は、Novo Nordisk A/S, DK-2880, Bagsvaerd Denma
rkにより生成され、そして市販されているNeutrase(商標)(Zn)(バチルス・ス
ブチリスの株の含浸発酵により生成される)である。上記に開示される特許文献
は、引用により本明細書に組み込まれる。
【0126】 他の好ましい市販のプロテアーゼ酵素調製物は、Sandoz AG, Basic, Switzerl
and から入手できるBactosol(商標)WO及びBactosel(商標)SI; Toyo Boseki
Co. Ltd., Japan から入手できるToyozyme(商標);及びKao Corporation Ltd.
, Japan から入手できるProteinase K(商標)(バチルスsp.KSM−K16の株の含
浸発酵により生成される)である。
【0127】 さらに他の好ましいプロテアーゼは、プロテアーゼA(1985年1月9日に公開
されたヨーロッパ特許出願第87303761.8号を参照のこと);プロテアーゼB(198
7年4月28日に出願されたヨーロッパ特許出願第87303761.8号、及び1985年1月
9日に公開される、Bottなどによるヨーロッパ特許出願第130,756号を参照のこ
と)を包含する。上記に開示される特許文献は、引用により本明細書に組み込ま
れる。
【0128】 本発明のもう1つの好ましい態様においては、プロテアーゼは次のものを選択
される:プロテアーゼA又はB;アスペルギラス・アキュレアタスからのプロテア
ーゼ2(又はアスペルギロペプシンI);バチルス・クラウジからのサビナーゼの
変異体、カンナーゼ;フサリウム・オキシスポラムからのトリプシン様プロテア
ーゼ;アスペルギラス・オリザエからのAlpプロテアーゼ(又はオリジン);ア
スペルギラス・オリザエからのプロテアーゼ2A;バチルス・リケニホルミスから
のC-成分;アスペルギラス・アキュレンタスからのプロテアーゼ1(又はアスペ
ルギロペプシンII);
【0129】 アスペルギラス・オリザエからのNpIプロテアーゼ(又は中性プロテアーゼI又
はFungalysin);アスペルギラス・オリザエからのNpIIプロテアーゼ;アスペル
ギラス・オリザエからのペプシンAプロテアーゼ;バチルスsp. からのPD498プロ
テアーゼ;パパイヤからのグリシン特異的プロテアーゼ;ウシ膵臓からのII型α
−キモトリプシン;ウシ膵臓からのVII型α−キモトリプシン;アスペルギラス
・オリザエからのプロテイナーゼ2A;シュードモナス・プチダからのプロテア
ーゼ、例えばNovozym180;アスペルギラス・オリザエからのプロテイナーゼ6;
アスペルギラス・オリザエからのFlavourzyme(商標)。
【0130】 本発明のもう1つの好ましい態様においては、前記プロテアーゼは、アスペル
ギラス、バチルス、フサリウム、パパイヤ、ウシ膵臓により生成されるか又はそ
れらから単離される。 本発明のもう1つの好ましい態様においては、前記プロテアーゼは、アスペル
ギラス・アキュレアタス、バチルス・クラウジ、フサリウム・オキシスポラム、
アスペルギラス・ニガー、アスペルギラス・オリザエ、バチルス・リケニホルミ
ス、バチルスsp., パパイヤ、ウシ膵臓により生成されるか又はそれらから単離
される。 本発明のもう1つの好ましい態様においては、前記酵素はリパーゼである。
【0131】 本発明のもう1つの好ましい態様においては、前記酵素は、酵母、例えばカン
ジダ リパーゼ、細菌、例えばシュードモナス又はバチルス リパーゼ、又は菌
類、例えばヒューミコラ又はリゾパス リパーゼから選択されたリパーゼである
。より特定には、適切なリパーゼは、リゾムコム・ミエヘイ リパーゼ(例えば
、ヨーロッパ特許第238023号に記載のようにして調製された;商標LipozymeTM
してNovo Nordiskから市販されている)、ヨーロッパ特許第305216号に記載の
ようにして調製されたサーモミセス・ラヌギノサ リパーゼ(商標LipolaseTM
してNovo Nordiskから市販されている)、ヒューミコラ・インソレンス リパ
ーゼ、ヒューミコラ・ラヌギノサ リパーゼ、シュードモナス・スツゼリ(例え
ば、ATCC19.154)リパーゼ、
【0132】 シュードモナス・セパシア リパーゼ、カンジダ アンタルクチカ リパーゼ
A又はB、又はrGPL、アブシジア・ブラケスリーナ、アブシジア・コリムビフェラ
、フサリウム・ソラニ、フサリウム・オキシスポラム、ペニシリウム・シクロピ
ウム、ペニシリウム・クルストサム、ペニシリウム・エクスパンサン、ロドトル
ラ・グルチニス、チアロスポレラ・ファセオリナ、リゾパス・ミクロスポラス、
スポロボロミセス・シバタヌス、アウレオバジジウム・プルランス、ハンセヌラ
・アノマラ、ゲオトリカム・ペニシラタム、ラクトバチルス・クルバタス、ブロ
コトリクス・サーモソハタ、コプリヌス・シネリウス、トリコダーマ・ハルザニ
ウム、トリコダーマ・リセイ、リゾパス・ジャポリカス又はシュードモナス・プ
ランタリからのリパーゼである。
【0133】 適切なリパーゼの他の例は、WO92/05249号又はWO93/11254号に記載されるよう
な上記リパーゼのいずれか1つの変異体であり得る。本明細書において使用する
ための適切なリパーゼ酵素は、1978年2月24日に公開されている日本特許出願第
54,20487号に記載されるそれらのものを包含する。このリパーゼは、“Amano−P
”としてこの後に言及される、商標Lipase P “Amano”としてAmano Pharmaceut
ical CO. Ltd., Nagoya, Japan から入手できる。
【0134】 他の市販のリパーゼは、Amano−CES、クロモバクター・ビスコサムからのリパ
ーゼ、例えばToyo Jozo Co., Tagata, Japan から市販されているクロモバクタ
ー・ビスコサム var. リポリチカムNRRLB3673; 及びU.S. Biochemical Corp., U
.S.A. and Bisoymth Co., The Netherlands からの追加のクロモバクター・ビス
コサム リパーゼ、及びシュードモナス・グラジオリからのリパーゼを包含する
。上記に開示される特許文献は、引用により本明細書に組み込まれる。
【0135】 本発明のもう1つの好ましい態様においては、前記酵素はクチナーゼである。 本発明のもう1つの好ましい態様においては、前記クチナーゼは、生物フサリ
ウム・ソラニ ピシ(S. Longhiなど., Journal of Molecular Biology, 268(4)
, 779-799 (1997))又はヒューミコラ・インソレンス(アメリカ特許第5,827,71
9号)からである。 本発明のもう1つの好ましい態様においては、前記酵素はホスホリパーゼであ
る。 本発明のもう1つの好ましい態様においては、前記酵素はエステラーゼである
【0136】 本発明のもう1つの好ましい態様においては、前記エステラーゼは、ウサギ肝
臓からのエステラーゼ(Sigma E-9636)、ブタ肝臓からのエステラーゼ(Sigma
E-7259)、雄ブタ膵臓からのエステラーゼ、雄ブタ肝臓からのエステラーゼ、電
気ウサギからのタイプV−Sエステラーゼ、又はシュードモナス・プチダからのエ
ステラーゼである。 本発明のもう1つの好ましい態様においては、前記プロテアーゼは、アスペル
ギラス・オリザエからのフェルラ酸エステラーゼ、又はアスペルギラス・オリザ
エにおいて発現されるアスペルギラス・アキュレアタスからのアセチルキシラン
エステラーゼである。
【0137】 本発明のもう1つの好ましい態様においては、前記エステラーゼは、アスペル
ギラスにより生成される。 本発明のもう1つの好ましい態様においては、前記エステラーゼは、アスペル
ギラス・アキュレアタスにより生成される。 本発明のもう1つの好ましい態様においては、前記エステラーゼは、アスペル
ギラス・オリザエにより生成される。 本発明のもう1つの好ましい態様においては、前記エステラーゼは、アスペル
ギラス・ニガーにより生成される。 本発明のもう1つの好ましい態様においては、前記エステラーゼは、シュード
モナスにより生成される。
【0138】 本発明のもう1つの好ましい態様においては、前記エステラーゼは、アスペル
ギラス・アキュレアタス、アスペルギラス・オリザエ又はアスペルギラス・ニガ
ーにおいて発現される市販の酵素調製物、例えばPectinexTM Ultra SP-L, Pecti
nexTM BE, FlavourzymeTM, KojizymeTM 500MG, ShearzymeTM 500L, PectinexTM
AFP L-2, PectinexTM SMASH, Novozyme188又はRheozyme(商標)(すべてはNovo
Nordisk A/Sから入手できる)からである。 本発明のもう1つの好ましい態様においては、前記エステラーゼは、アスペル
ギラス・オリザエの発酵(IFO4177 Institute For Fermentation, Osaka, Japa
n)から得られる。
【0139】 本発明のもう1つの好ましい態様においては、前記エステラーゼは、アスペル
ギラス・アキュレアタスの発酵(CBS データベースNo. CBS590.94)から得られる
。 本発明のもう1つの好ましい態様においては、前記酵素は、複数の加水分解酵
素、例えばプロテアーゼ、リパーゼ、エステラーゼ、クチナーゼ又はホスホリパ
ーゼ、又は3種又はそれ以上のプロテアーゼ、リパーゼ、エステラーゼ、クチナ
ーゼ又はホスホリパーゼを含む加水分解酵素混合物である。 本発明のもう1つの好ましい態様においては、工程1に関して、前記酵素は、
リゾパス、ヒューミコラ、バチルス、ウシ膵臓、シュードモナス、アスペルギラ
ス、トリプシン又はフサリウムにより生成されるか又はそれらから単離され得る
【0140】 本発明のもう1つの好ましい態様においては、工程1に関して、前記酵素はエ
ステラーゼである。 本発明のもう1つの好ましい態様においては、工程1に関して、前記エステラ
ーゼは、アスペルギラスにより生成される。 本発明のもう1つの好ましい態様においては、工程1に関して、前記エステラ
ーゼは、アスペルギラス・アキュレアタスにより生成される。 本発明のもう1つの好ましい態様においては、工程1に関して、前記エステラ
ーゼは、アスペルギラス・オリザエにより生成される。 本発明のもう1つの好ましい態様においては、工程1に関して、前記エステラ
ーゼは、アスペルギラス・ニガーにより生成される。
【0141】 本発明のもう1つの好ましい態様においては、工程1に関して、前記エステラ
ーゼは、アスペルギラス・アキュレアタス、アスペルギラス・オリザエ又はアス
ペルギラス・ニガーにおいて発現される市販の酵素調製物、例えばPectinexTM U
ltra SP-L, PectinexTM BE, FlavourzymeTM, KojizymeTM 500MG, ShearzymeTM 5
00L, PectinexTM AFP L-2, PectinexTM SMASH, Novozyme188又はRheozyme(商標
)(すべてはNovo Nordisk A/Sから入手できる)からである。 本発明のもう1つの好ましい態様においては、工程1に関して、前記エステラ
ーゼは、アスペルギラス・オリザエの発酵(IFO4177 Institute For Fermentat
ion, Osaka, Japan)から得られる。 本発明のもう1つの好ましい態様においては、前記エステラーゼは、アスペル
ギラス・アキュレアタスの発酵(CBS データベースNo. CBS590.94)から得られる
【0142】 もう1つの好ましい態様においては、工程1に関して、前記酵素は、リゾムコ
ル・ミエヘイ リパーゼ;ヒューミコラ・ラヌギノサ リパーゼ;Esperase(バ
チルス・リケニホルミス プロテアーゼ);Savinase(バチルス・クラウジ プ
ロテアーゼ);ウシ膵臓からのα―キモトリプシン;プソイドモナス・プチダか
らのプロテアーゼ、例えばNovozyme180;アスペルギラスsp. からのプロテイナ
ーゼ6;アスペルギラス・オリザエからのFlavourzyme; アスペルギラス・オリ
ザエからの分泌された酵素を含む、アスペルギラス・オリザエにおいて発現され
るアスペルギラス・アキュレアタスからのプロテアーゼ1(又はアスペルギロペ
プシンII);
【0143】 アスペルギラス・オリザエからの分泌された酵素を含む、アスペルギラス・オ
リザエにおいて発現されるアスペルギラス・アキュレアタスからのプロテアーゼ
2(又はアスペルギロペプシンI);アスペルギラス・オリザエからの分泌され
た酵素を含む、アスペルギラス・オリザエにおいて発現されるアスペルギラス・
オリザエからのNpIプロテアーゼ(又は中性プロテアーゼI又はFungalysin);ア
スペルギラス・オリザエからの分泌された酵素を含む、アスペルギラス・オリザ
エにおいて発現されるフサリウム・オキシスポラムからのトリプシン様プロテア
ーゼ;Rheozyme, すなわちアスペルギラス・アキュレアタスからのペクチンメチ
ルエステラーゼ;
【0144】 アスペルギラス・オリザエからの分泌された酵素を含む、アスペルギラス・オ
リザエにおいて発現されるアスペルギラス・オリザエからのAlp.プロテアーゼ(
又はオリジン);アスペルギラス・オリザエからのプロテアーゼ2A;アスペル
ギラス・アキュレアタスからのPectinex Ultra SP-L; アスペルギラス・ニガー
からのPectinex BE 3L;アスペルギラス・オリザエからのKojizyme 500MG; アス
ペルギラス・オリザエからのフェルラ酸エステラーゼ;アスペルギラス・アキュ
レアタスからのアセチルキシランエステラーゼ;アスペルギラス・アキュレアタ
スからのShearzyme 500L; Pectinex AFP L-2; Pectinex SMASH; アスペルギラス
・ニガーからのNovozym188;Kannase, すなわちバチルス・クラウジからのSavin
aseの変異体;ヒューミコラ、インソレンスからのクチナーゼ;アスペルギラス
・オリザエの発酵から得られた加水分解酵素混合物から選択される。
【0145】 さらにより好ましい態様においては、工程1に関して、前記酵素は、アスペル
ギラス・オリザエからの分泌された酵素を含む、アスペルギラス・オリザエにお
いて発現されるアスペルギラス・アキュレアタスからのプロテアーゼ1(又はア
スペルギロペプシンII);アスペルギラス・オリザエからの分泌された酵素を含
む、アスペルギラス・オリザエにおいて発現されるアスペルギラス・アキュレア
タスからのプロテアーゼ2(又はアスペルギロペプシンI);アスペルギラス・
アキュレアタスからのプロテアーゼNp1;アスペルギラス・オリザエからの分泌
された酵素を含む、アスペルギラス・オリザエにおいて発現されるアスペルギラ
ス・オリザエからのNpIプロテアーゼ(又は中性プロテアーゼI又はFungalysin)
;
【0146】 アスペルギラス・オリザエからの分泌された酵素を含む、アスペルギラス・オ
リザエにおいて発現されるフサリウム・オキシスポラムからのトリプシン様プロ
テアーゼ;Rheozyme, すなわちアスペルギラス・アキュレアタスからのペクチン
メチルエステラーゼ;アスペルギラス・オリザエからの分泌された酵素を含む、
アスペルギラス・オリザエにおいて発現されるアスペルギラス・オリザエからの
Alp.プロテアーゼ(又はオリジン);アスペルギラス・オリザエからのプロテア
ーゼ2A;アスペルギラス・アキュレアタスからのPectinex Ultra SP-L; アスペ
ルギラス・ニガーからのPectinex BE 3L;アスペルギラス・オリザエからのKoji
zyme 500MG; アスペルギラス・オリザエからのフェルラ酸エステラーゼ;
【0147】 アスペルギラス・アキュレアタスからのアセチルキシランエステラーゼ;アス
ペルギラス・アキュレアタスからのShearzyme 500L; Pectinex AFP L-2; Pectin
ex SMASH; アスペルギラス・ニガーからのNovozym188;Kannase, すなわちバチ
ルス・クラウジからのSavinaseの変異体;ヒューミコラ、インソレンスからのク
チナーゼ;アスペルギラス・オリザエの発酵から得られた加水分解酵素混合物か
ら選択される。
【0148】 最も好ましい態様においては、工程1に関して、前記酵素は、アスペルギラス
・オリザエからの分泌された酵素を含む、アスペルギラス・オリザエにおいて発
現されるアスペルギラス・アキュレアタスからのプロテアーゼ1(又はアスペル
ギロペプシンII);アスペルギラス・オリザエからの分泌された酵素を含む、ア
スペルギラス・オリザエにおいて発現されるアスペルギラス・アキュレアタスか
らのプロテアーゼ2(又はアスペルギロペプシンI);アスペルギラス・アキュ
レアタスからのプロテアーゼNp1;アスペルギラス・オリザエからの分泌された
酵素を含む、アスペルギラス・オリザエにおいて発現されるアスペルギラス・オ
リザエからのNpIプロテアーゼ(又は中性プロテアーゼI又はFungalysin);
【0149】 アスペルギラス・オリザエからの分泌された酵素を含む、アスペルギラス・オ
リザエにおいて発現されるフサリウム・オキシスポラムからのトリプシン様プロ
テアーゼ;Rheozyme, すなわちアスペルギラス・アキュレアタスからのペクチン
メチルエステラーゼ;アスペルギラス・オリザエからの分泌された酵素を含む、
アスペルギラス・オリザエにおいて発現されるアスペルギラス・オリザエからの
Alp.プロテアーゼ(又はオリジン);アスペルギラス・オリザエからのプロテア
ーゼ2A;
【0150】 アスペルギラス・アキュレアタスからのPectinex Ultra SP-L; アスペルギラ
ス・ニガーからのPectinex BE 3L;アスペルギラス・オリザエからのKojizyme 5
00MG; アスペルギラス・オリザエからのフェルラ酸エステラーゼ;アスペルギラ
ス・アキュレアタスからのアセチルキシランエステラーゼ;アスペルギラス・ア
キュレアタスからのShearzyme 500L; Pectinex AFP L-2; Pectinex SMASH; アス
ペルギラス・ニガーからのNovozym188;アスペルギラス・オリザエの発酵から得
られた加水分解酵素混合物から選択される。
【0151】 もう1つの好ましい態様においては、工程2に関して、前記酵素はリゾパス科
からである。 もう1つの好ましい態様においては、工程3に関して、前記酵素はリゾパス科
からである。 もう1つの好ましい態様においては、工程2に関して、前記酵素はリゾムコル
・ミエヘイ リパーゼである。 もう1つの好ましい態様においては、工程3に関して、前記酵素はリゾムコル
・ミエヘイ リパーゼである。
【0152】 もう1つの好ましい態様においては、工程1に関して、R1は直鎖又は枝分かれ
鎖のC1-6−アルキル又はエトキシエチルであり、前記酵素がアスペルギラス・ア
キュレアタス又はアスペルギラス・オリザエからのヒドロラーゼ又はエステラー
ゼであり、前記反応混合物のpHが4〜8であり、前記反応混合物が水及び0〜15
%の有機溶媒を含み、そして温度が15〜40℃である。
【0153】 もう1つの好ましい態様においては、工程1に関して、R1は直鎖又は枝分かれ
鎖のC1-3−アルキル又はエトキシエチルであり、前記酵素がアスペルギラス・ア
キュレアタス又はアスペルギラス・オリザエからのヒドロラーゼ又はエステラー
ゼであり、前記反応混合物のpHが5〜7であり、前記反応混合物が水及び0〜5
%の有機溶媒を含み、そして温度が20〜30℃である。
【0154】 実施例 R4=エチルである出発化合物を、Geoffrey G. Coxなど., Tetrahedron Letter
s, 35, 3139, 1994のような既知の文献方法に従って調製する。一般的な記載が
下記に与えられる。
【0155】2−エトキシエチル(2RS)3−[4−(ベンジルオキシ)フェニル]−2−エ
トキシプロパノエート : エステルを、2−エトキシエタノールによる3−[4−(ベンジルオキシ)フ
ェニル]−2−エトキシプロパン酸のエステル化を酸触媒することにより調製す
ることができる。イソクラティクHPLC方法2(4.34分):97.6%。2−プロピル(2RS)3−[4−(ベンジルオキシ)フェニル]−2−エトキシ
プロパノエート : エステルを、2−プロパノールによる3−[4−(ベンジルオキシ)フェニル
]−2−エトキシプロパン酸のエステル化を酸触媒することにより調製すること
ができる。イソクラティクHPLC方法2(4.96分):98.4%。
【0156】ヘキシル(2RS)3−[4−(ベンジルオキシ)フェニル]−2−エトキシプロ
パノエート : エステルを、1−ヘキサノールによる3−[4−(ベンジルオキシ)フェニル
]−2−エトキシプロパン酸のエステル化を酸触媒することにより調製すること
ができる。イソクラティクHPLC方法2(8.57分):92.2%。エチル(2RS)2−エトキシ−3−(4−ヒドロキシフェニル)プロパノエート : 標記化合物を、メチルエステルについて、Geoffrey G. Gox などにより記載さ
れるようにして調製することができる。イソクラティクHPLC方法2(2.88分):
95.6%;1H-NMR (CDCl3) δ:1.18 (dt, 6H), 2.93 (d, 2H), 3.38 (m, 1H), 3
.60 (m, 1H), 4.01 (t, 1H), 4.15 (q, 2H), 6.01 (bs, 1H), 6.72 (d, 2H), 7.
06 (d, 2H)。
【0157】2−エトキシエチル(2RS)2−エトキシ−3−(4−ヒドロキシフェニル)プ ロパノエート : 脱ベンジル化されたエステルを、2−エトキシエチル(2RS)3−[4−(ベ
ンジルオキシ)フェニル]−2−エトキシプロパノエートのエタノールにおける
標準の木炭上パラジウム触媒上での低圧水素化により調製した。イソクラティク
HPLC方法2(2.85分):99.6%;1H-NMR (CDCl3) δ:1.17 (dt, 6H), 2.95 (dd
, 2H), 3.32 (m, 1H), 3.51 (q, 2H), 3.55-3.68 (m, 3H), 4.01 (t, 1H), 4.25
(t, 2H), 5.92 (s, 1H), 6.72 (d, 2H), 7.08 (d, 2H)。
【0158】2−プロピル(2RS)2−エトキシ−3−(4−ヒドロキシフェニル)プロパノ
エート : 脱ベンジル化されたエステルを、2−プロピル(2RS)3−[4−(ベンジル
オキシ)フェニル]−2−エトキシプロパノエートのエタノールにおける標準の
木炭上パラジウム触媒上での低圧水素化により調製した。イソクラティクHPLC方
法2(3.0分):98.0%;1H-NMR (CDCl3) δ:1.19 (dt, 6H), 2.93 (d, 2H), 3
.38 (m, 1H), 3.59 (m, 1H), 3.96 (t, 1H), 5.03 (m, 1H), 5.63 (bs, 1H), 6.
72 (d, 2H), 7.10 (d, 2H)。
【0159】ヘキシル(2RS)2−エトキシ−3−(4−ヒドロキシフェニル)プロパノエー
: 脱ベンジル化されたエステルを、ヘキシル(2RS)3−[4−(ベンジルオキ
シ)フェニル]−2−エトキシプロパノエートのエタノールにおける標準の木炭
上パラジウム触媒上での低圧水素化により調製した。イソクラティクHPLC方法2
(3.9分):98.0%;1H-NMR (CDCl3) δ:0.89 (t, 3H), 1.19 (t, 3H), 1.28 (
m, 6H), 1.59 (m, 2H), 2.93 (d, 2H), 3.38 (m, 1H), 3.59 (m, 1H), 3.98 (t,
1H), 4.07 (t, 2H), 5.65 (bs, 1H), 6.73 (d, 2H), 7.09 (d, 2H)。
【0160】ブチル(2RS)2−ブトキシ−3−(4−ヒドロキシフェニル)プロパノエート
: 標記化合物を、4−(ベンジルオキシ)ベンズアルデヒドとブチル2−ブトキ
シ−2−(ジエトキシホスホリル)アセテート(Grellなど., Liebigs Ann. Che
m. Vol. 699, 53-67, 1966に従ってMichaells−Arbuzov反応においてブトキシ−
クロロ−酢酸ブチルエステル及びトリエチルホスフィットから調製された)との
Witting−Homer−Emmons反応により調製し、続いて、木炭上パラジウムにより触
媒された標準の水素化を行い、二重結合を減じ、そしてベンジル保護基を除去し
た。1H-NMR (CDCl3) δ:0.85 (t, 3H), 0.91 (t, 3H), 1.34 (m, 4H), 1.56 (m
, 4H), 2.94 (d, 2H), 3.28 (m, 1H), 3.54 (m, 1H), 3.97 (t, 1H), 4.11 (t,
2H), 5.5 (bs, 1H), 6.73 (d, 2H), 7.08 (d, 2H), MS (ES) 295 (MH+)。
【0161】エチル(2RS)3−(4−ヒドロキシフェニル)−2−イソプロポキシプロパノ
エート : 標記化合物を、4−(ベンジルオキシ)ベンズアルデヒドとエチル2−イソプ
ロポキシ−2−(ジエトキシホスホリル)アセテート(Moodyなど., Tetrahedro
n, Vol. 48, 3991-4004, 1992により記載される一般方法に従って調製された)
とのWitting−Homer−Emmons反応により調製し、続いて、木炭上パラジウムによ
り触媒された標準の水素化を行い、二重結合を減じ、そしてベンジル保護基を除
去した。1H-NMR (CDCl3) δ:0.98 (d, 3H), 1.15 (d, 3H), 1.24 (t, 3H), 2.9
1 (m, 2H), 3.51 (m, 1H), 4.01 (m, 1H), 4.17 (m, 2H), 5.5 (bs, 1H), 6.74
(d, 2H), 7.09 (d, 2H), MS (ES) 253 (MH+)。
【0162】エチル(2RS)2−(ヘキシルオキシ)−3−(4−ヒドロキシフェニル)プロ
パノエート : 標記化合物を、4−(ベンジルオキシ)ベンズアルデヒドとエチル2−(ジエ
トキシホスホリル)−2―(ヘキシルオキシ)アセテート(Moodyなど., Tetrah
edron, Vol. 48, 3991-4004, 1992により記載される一般方法に従って調製され
た)とのWitting−Homer−Emmons反応により調製し、続いて、木炭上パラジウム
により触媒された標準の水素化を行い、二重結合を減じ、そしてベンジル保護基
を除去した。1H-NMR (CDCl3) δ:0.85 (t, 3H), 1.23 (t, 3H), 1.2 (m, 6H),
1.53 (m, 2H), 2.94 (d, 2H), 3.29 (m, 1H), 3.53 (m, 1H), 3.97 (t, 1H), 4.
17 (m, 2H), 6.0 (bs, 1H), 6.73 (d, 2H), 7.08 (d, 2H)。
【0163】エチル(2RS)3−(4−ヒドロキシフェニル)−2−(4−フェニルブトキシ
)プロパノエート : 標記化合物を、4−(ベンジルオキシ)ベンズアルデヒドとエチル2−(ジエ
トキシホスホリル)−2−(4−フェニルブトキシ)アセテート(Moodyなど.,
Tetrahedron, Vol. 48, 3991-4004, 1992により記載される一般方法に従って調
製された)とのWitting−Homer−Emmons反応により調製し、続いて、木炭上パラ
ジウムにより触媒された標準の水素化を行い、二重結合を減じ、そしてベンジル
保護基を除去した。1H-NMR (CDCl3) δ:1.22 (t, 3H), 1.5 (m, 4H), 2.56 (m,
2H), 2.93 (m, 2H), 3.27 (m, 1H), 3.57 (m, 1H), 3.94 (6, 1H), 4.16 (m, 2
H), 6.72 (d, 2H), 7.08 (d, 2H), 7.13 (m, 2H), 7.28 (m, 3H)。(2RS)3−(4−ヒドロキシフェニル)−2−置換されたプロパン酸 : 標記化合物を、標準方法を用いて塩基性加水分解によりその対応するエステル
から調製した。
【0164】クロマトグラフィー方法イソクラティックHPLC方法1 : 条件: ・カラム: 250×4.0mm, 5mm C-18 YMC-Silica 120Å ・流速: 0.9ml/分 ・検出器波長: 220nm ・試験時間: 30分 HPLC溶離剤: ・pH3での50%アセトニトリル
【0165】 イソクラティックHPLC方法2: 条件: ・カラム: 250×4.0mm, 5mm C-18 YMC-Silica 120Å ・流速: 0.9ml/分 ・検出器波長: 220nm ・試験時間: 30分 HPLC溶離剤: ・pH7での90%メタノール(トリエチルアミン及びリン酸により調節pH)
【0166】グラジエントHPLC方法1(エチル、2−プロピル、エトキシエチルエステル及び その対応する酸) : 条件: ・カラム: Nucleosil C18 604 ・検出器波長: 225nm/275nm HPLC 溶離剤: A: 水及びトリフルオロ酢酸0.01% B: アセトニトリル及びトリフルオロ酢酸0.01%
【0167】 予定表: 時間(分) B% 流速(ml/分) 0 0 1.8 0.01 0 2.7 6 100 2.7 6.2 100 2.7 6.3 0 2.7 6.9 0 2.7 7 0 1.8
【0168】グラジエントHPLC方法2(エチル及びデシルエステル) : 条件: ・カラム: Nucleosil C18 604 ・検出器波長: 225nm/275nm ・試験時間: 55分 HPLC溶離剤: A: 水及びトリフルオロ酢酸0.01% B: アセトニトリル及びトリフルオロ酢酸0.01%
【0169】 予定表: 時間(分) B% 流速(ml/分) 0 0 1.8 0.01 0 2.7 2.7 45 2.7 4 100 2.7 5.4 100 2.7 55 0 1.8
【0170】グラジエントHPLC方法3(エチルエステル及びその対応する酸): 条件 : ・カラム: 250×4.0mm, 5mm C-18 YMC-Silica 120Å ・検出器波長: 250nm ・試験時間: 40分 HPLC溶離剤: A: 80%及びリン酸0.1%/20%アセトニトリル B: アセトニトリル及びリン酸0.1%
【0171】 予定表: 時間(分) B% 流速(ml/分) 0 0 1.0 25 75 1.0 30 75 1.0 31 0 1.0 40 0 1.0キラルHPLC方法のためのサンプル調製 : 反応混合物のサンプル(200μl)を、酢酸エチル(200μl)により抽出した。
有機相を蒸発し、そしてn−ヘプタン及び2−プロパノールの混合物(85/15)
(200μl)に溶解した。
【0172】キラルHPLC方法1(エチルエステル) : 条件: ・カラム: Chiracel OD 2504.6 ・流速: 1ml/分 ・検出器波長: 225nm/275nm ・試験時間: 35分 HPLC溶離剤:n−ヘプタン/2−プロパノール/酢酸(95:5:0.1)
【0173】キラルHPLC方法2(エトキシエチルエステル) : 条件: ・カラム: Chiracel OD 2504.6 ・流速: 1ml/分 ・検出器波長: 225nm/275nm ・試験時間: 45分 HPLC溶離剤: A: n−ヘプタン/2−プロパノール/酢酸(90:10:0.1) B: n−ヘプタン/酢酸0.1% A:B(60:40):
【0174】キラルHPLC方法3(2−プロピルエステル) : 条件: ・カラム: Chiracel OD 2504.6 ・流速: 1ml/分 ・検出器波長: 225nm/275nm ・試験時間: 40分 HPLC溶離剤:n−ヘプタン/2−プロパノール/酢酸(98:2:0.1)
【0175】キラルHPLC方法4(デシルエステル) : 条件: ・カラム: Chiracel OD 2504.6 ・流速: 0.9ml/分 ・検出器波長: 225nm/275nm ・試験時間: 20分 HPLC溶離剤:n−ヘプタン/2−プロパノール/酢酸(97:3:0.1)
【0176】キラルHPLC方法5 : 条件: ・カラム: Chiracel OD 2504.6 ・流速: 1ml/分 ・検出器波長: 225nm/275nm ・試験時間: 40分 HPLC溶離剤:n−ヘプタン/2−プロパノール/トリフルオロ酢酸(96:4:0.1)
【0177】キラル細管電気泳動(CCE)方法1 : 条件: ・HP 3D細管電気泳動 ・80.5/72.0cm, 50μmのHPバブル細管 ・電解質は、10/90のCAN/10mMのSB−β−CD(Advasep)、50mMのリン酸緩衝液
pH2.5(HP)であった。 方法: 約0.04mg/mlに希釈された反応混合物を注入した(3.0秒で20mバール)。Rsは1
.7であり、そしてカルボン酸生成物のための移動時間は、19.1及び19.4分であっ
た。
【0178】キラル細管電気泳動(CCE)方法2 : 条件: ・HP 30細管電気泳動 ・80.5/72.0cm, 50μmのHPバブル細管 ・電解質は,25mMの硼酸緩衝液(pH9.3)(HP)中、HS-β−CD(Regis)(2
%w/v)及びTM−β−CD(Sigma)(2%W/v)であった。 方法: 硼酸緩衝液(5mM, pH9.3)(又は最終濃度約0.025mg/ml〜0.1mg/ml)中において
約25倍に希釈された反応混合物を、注入した(4.0秒で50mバール)。適用された
電圧は30kVであった。
【0179】
【表1】 図:エチル(2RS)―2−エトキシ−3−(4−ヒドロキシフェニル)プロパノ
エート及び(2RS)―2−エトキシ−3−(4−ヒドロキシフェニル)プロパン
酸の混合物の電気泳動図(CCE方法2)
【0180】キラル細管電気泳動(CCE)方法3 : 条件: ・HP 3D細管電気泳動 ・80.5/72.0cm, 50μmのHPバブル細管 ・電解質:25mMの硼酸緩衝液(pH9.3)(HP)中、HS-β−CD(Regis)(2%w
/v) ・電圧: 30kV ・注入: 5秒間30mバール 方法: 反応混合物を酸性化し、そして酢酸エチルにより抽出した。抽出された酢酸エ
チルを蒸発し、そしてアセトニトリルに再溶解した:5mMの硼酸緩衝液pH9.3(4
:6)。
【0181】アスペルギラス・オリザエからの加水分解酵素混合物の調製 : アスペルギラス・オリザエIFO4177を、主要炭素源としてマルトース/マルトデ
キストリン又はグルコースにより、供給−バッチ工程を用いて発酵した。バッチ
培地は、次のものを含んだ:マルトース/マルトデキストリン、硫酸アンモニウ
ム、リン酸二水素カリウム、酵母抽出物、ブナキシラン、MgSO4・7H2O、クエン
酸、硫酸カリウム、微量金属溶液及び消泡剤。すべてのそれらの成分は、すべて
1〜18g/lの最終培地の範囲内にある濃度で使用された。培地のpHは、決定的な
工程のパラメーターとして考慮され、そして発酵を通して4.5で維持された。供
給物は、280g/lの範囲でのマルトース/マルトデキストリン又はグルコースから
構成された。
【0182】 6.5kgのバッチ培地を、種子培養物500mlにより接種した。バッチ発酵の15−25
時間後、供給物の添加を、15―25gの供給物/時の供給添加速度を用いて開始した
。この供給−バッチ状態を、100〜160時間の発酵の間、続けた。50%以上の溶解
された酵素飽和率を、撹拌速度の密閉ループ調節により維持した。通気は、1体
積の空気/バッチ培地体積/時で維持された。0.5バールの過剰圧力のヘッドスペ
ースが、全発酵を通して維持された。ブイヨンの収穫の後、バイオマス及び溶解
されなかった物質の両者を、濾過段階で除去した。上清液を、限外濾過、蒸発又
は凍結乾燥を用いての除去により濃縮した。
【0183】例1(2S)−2−エトキシ−3−(4−ヒドロキシフェニル)プロパン酸/エチル(2 R)−2−エトキシ−3−(4−ヒドロキシフェニル)プロパノエート : エチル(2RS)(+/−)2−エトキシ−3−(4−ヒドロキシフェニル)プロ
パノエート(100mg)を、水飽和された4−メチル−2−ペンタノン(18ml)に
室温で溶解した。固定されたムコル・ミエヘイ リパーゼを、Accurel EP100ロ
ード上に固定した:187klu/g(1mg) を添加し、そしてその反応混合物を振盪した
。エステルのラセミ性又は鏡像性体的に富化された混合物の転換に続いて、記載
されるイソクラティックHPLC工程1及び2を進めた。撹拌を異なった時間で停止
し、そして酵素を有さない反応混合物の半分を除去した。撹拌を4時間後に停止
し、そして反応混合物を3℃で18時間、貯蔵した。この期間の後、反応混合物の
撹拌を室温で続けた。 出発材料の転換率(イソクラティックHPLC方法1):
【表2】 4及び9時間のサンプルを含むバイアルを、CCE方法1により分析した: サンプル(4時):転換率51%;ee (エステル):69% サンプル(9時):転換率79%;ee (エステル):81%。
【0184】例2(2S)−2−エトキシ−3−(4−ヒドロキシフェニル)プロパン酸/エチル(2 R)−2−エトキシ−3−(4−ヒドロキシフェニル)プロパノエート : エチル(2RS)(+/−)2−エトキシ−3−(4−ヒドロキシフェニル)プロ
パノエート(100mg)を、水飽和された4−メチル−2−ペンタノン(18ml)に
室温で溶解した。固定されたヒューミコラ・ラヌギノサ リパーゼを、Accurel
EP100ロード上に固定した:712klu/g(0.5mg) を添加し、そしてその反応混合物
を振盪した。エステルのラセミ性又は鏡像性体的に富化された混合物の転換に続
いて、記載されるイソクラティックHPLC工程1及び2を進めた。撹拌を異なった
時間で停止し、そして酵素を有さない反応混合物の半分を除去した。撹拌を4時
間後に停止し、そして反応混合物を3℃で18時間、貯蔵した。この期間の後、反
応混合物の撹拌を室温で続けた。 出発材料の転換率(イソクラティックHPLC方法1):
【0185】
【表3】 9時間のサンプルを含むバイアルを、CCE方法1により分析した: サンプル(9時):転換率57%;ee(エステル):29%。
【0186】例3(2S)−2−エトキシ−3−(4−ヒドロキシフェニル)プロパン酸/2−エト
キシエチル(2R)−2−エトキシ−3−(4−ヒドロキシフェニル)プロパノエ ート : エトキシエチル(2RS)(+/−)2−エトキシ−3−(4−ヒドロキシフェニ
ル)プロパノエート(リン酸緩衝液(pH7)又は酢酸緩衝液(pH5)1ml当たり2m
gを含む溶液(0.1M)0.5ml)を、反応容器に添加し、続いて酵素(酸素溶液0.5m
l)を添加した。その反応混合物を、室温で振盪し、そして異なった時間で分析
した(最大36時間)。反応混合物を、グラジエントHPLC方法1により、キラルHP
LC方法2及び5により、及びCCE方法1により処理しないで分析した。 出発材料の転換率:
【0187】
【表4】
【0188】 a:エスペラーゼ: b:アスペルギラス・オリザエからの分泌された酵素をまた含むアスペルギラ
ス・オリザエにおいて発現されたアスペルギラス・アキュレアタスからのプロテ
アーゼ1(又はAspergillopepsin II)(WO95/02044号;Handbook of Proteolyti
c Enzymes, Barrett, Rawlings, and Woessner Eds., 1998, Academic Press re
f. 1 chap. 327);
【0189】 c:アスペルギラス・オリザエからの分泌された酵素をまた含むアスペルギラ
ス・オリザエにおいて発現されたアスペルギラス・アキュレアタスからのプロテ
アーゼ2(又はAspergillopepsin I)(WO95/02044号;Handbook of Proteolytic
Enzymes, Barrett, Rawlings, and Woessner Eds., 1998, Academic Press ref
. 1 chap. 294); d:アスペルギラス・オリザエからの分泌された酵素もまた含むアスペルギラ
ス・オリザエにおいて発現されるアスペルギラス・オリザエからのNpIプロテア
ーゼ(又は中性プロテアーゼI又はFungalysin)(EMBL ID=AC=AF099904; Handbo
ok of Proteolytic Enzymes, Barrett, Rawlings, and Woessner Eds., 1998, A
cademic Press ref. 1 chap. 514)。
【0190】例4(2S)−2−エトキシ−3−(4−ヒドロキシフェニル)プロパン酸/エチル(2 R)−2−エトキシ−3−(4−ヒドロキシフェニル)プロパノエート : エチル(2RS)(+/−)2−エトキシ−3−(4−ヒドロキシフェニル)プロ
パノエート(リン酸緩衝液(pH7)又は酢酸緩衝液(pH5)1ml当たり2mgを含む
溶液(0.1M)0.5ml)を、反応容器に添加し、続いて酵素(酸素溶液0.5ml)を添
加した。その反応混合物を、室温で振盪し、そして異なった時間で分析した(最
大36時間)。反応混合物を、グラジエントHPLC方法1により、及びキラルHPLC方
法2及び5により処理しないで分析した。 出発材料の転換率:
【0191】
【表5】
【0192】 a:バチルス・クラウジからのSavinase; b:バチルス・クラウジからのSavinasseの変異体であるKannase; c:アスペルギラス・オリザエからの分泌された酵素を又含むアスペルギラス
・オリザエにおいて発現されるフサリウム・オキシスプラムからのトリプシン様
プロテアーゼ(Swissprot AC=P35049 and/or EMBL ID=AC=S63827, Handbook of P
roteolytic Enzymes, Barrett, Rawlings, and Woessner Eds., 1988, Academic
Press ref. Chao. 3);
【0193】 d:アスペルギラス・オリザエからの分泌された酵素をまた含むアスペルギラ
ス・オリザエにおいて発現されたアスペルギラス・アキュレアタスからのプロテ
アーゼ1(又はAspergillopepsin II)(WO95/02044号;Handbook of Proteolyti
c Enzymes, Barrett, Rawlings, and Woessner Eds., 1998, Academic Press re
f. 1 chap. 327); e:アスペルギラス・オリザエからの分泌された酵素をまた含むアスペルギラ
ス・オリザエにおいて発現されたアスペルギラス・アキュレアタスからのプロテ
アーゼ2(又はAspergillopepsin I)(WO95/02044号;Handbook of Proteolytic
Enzymes, Barrett, Rawlings, and Woessner Eds., 1998, Academic Press ref
. 1 chap. 294);
【0194】 f:ウシ膵臓からのII型α−キモトリプシン(SIGMA); g:ウシ膵臓からのVIII型α−キモトリプシン(SIGMA); h:アスペルギラス・オリザエからの分泌された酵素をまた含むアスペルギラ
ス・オリザエにおいて発現されたアスペルギラス・オリザエからのAlpプロテア
ーゼ(又はオリジン)(Seissprot AC=P12547; Handbook od Proteolytic Enzym
es, Barrett, Rawlings, and Woessner Eds., 1998, Academic Press ref. 1 ch
ap. 105);i:酢酸緩衝液、0.1M;j;Rheozyme、すなわちアスペルギラス・
アウレアタスからのペクチンメチルエステラーゼ。
【0195】例5(2S)−2−エトキシ−3−(4−ヒドロキシフェニル)プロパン酸/イソプロ
ピル(2R)−2−エトキシ−3−(4−ヒドロキシフェニル)プロパノエート : イソプロピル(2RS)(+/−)2−エトキシ−3−(4−ヒドロキシフェニル
)プロパノエート(リン酸緩衝液(pH7)又は酢酸緩衝液(pH5)1ml当たり2mg
を含む溶液(0.1M)0.5ml)を、反応容器に添加し、続いて酵素(酸素溶液0.5ml
)を添加した。その反応混合物を、室温で振盪し、そして異なった時間で分析し
た(最大28時間)。反応混合物を、グラジエントHPLC方法1により、キラルHPLC
方法2及び5により、及びCCE方法1により処理しないで分析した。 出発材料の転換率:
【0196】
【表6】
【0197】 a:アスペルギラス・オリザエからの分泌された酵素を又含むアスペルギラス
・オリザエにおいて発現されるフサリウム・オキシスプラムからのトリプシン様
プロテアーゼ(Swissprot AC=P35049 and/or EMBL ID=AC=S63827, Handbook of P
roteolytic Enzymes, Barrett, Rawlings, and Woessner Eds., 1988, Academic
Press ref. Chao. 3); b:アスペルギラス・オリザエからの分泌された酵素をまた含むアスペルギラ
ス・オリザエにおいて発現されたアスペルギラス・アキュレアタスからのプロテ
アーゼ2(又はAspergillopepsin I)(WO95/02044号;Handbook of Proteolytic
Enzymes, Barrett, Rawlings, and Woessner Eds., 1998, Academic Press ref
. 1 chap. 294);
【0198】 d:アスペルギラス・オリザエからの分泌された酵素をまた含むアスペルギラ
ス・オリザエにおいて発現されたアスペルギラス・オリザエからのAlpプロテア
ーゼ(又はオリジン)(Seissprot AC=P12547; Handbook od Proteolytic Enzym
es, Barrett, Rawlings, and Woessner Eds., 1998, Academic Press ref. 1 ch
ap. 105); e:H.インソレンスからのクチナーゼ;f:酢酸緩衝液、0.1M;g:時間間
隔19,26,48時間。
【0199】例6(2S)−2−エトキシ−3−(4−ヒドロキシフェニル)プロパン酸 : エチル(2R/S)(+/−)2−エトキシ−3−(4−ヒドロキシフェニル)プ
ロパノエート(13g)を、0.1Mの水性リン酸緩衝液(pH7)(2.6L)に添加した
。アスペルギラス・オリザエ(Fluka No. 82463; 0.51単位/mg)(7.9g)を添加
し、そしてその混合物を室温で14時間、撹拌した。酸へのエステルの転換に続い
て、記載されるイソクラティックHPLC方法1にゆだねた。6時間の撹拌の後、反
応混合物を、エステルが水性相に検出されなくなるまで(水生相のpH6.8)、酢
酸エチルにより5度、抽出した。
【0200】 4Mの塩化水素水溶液(200ml)を添加し(水生相のpH1)、続いて、tert−ブ
チル−メチル−エーテル(500ml)を添加した。エマルジョンをhybloを通して濾
過し、そして2相を分離した。水性相を、tert−ブチルーメチルエーテル(500m
l×3)により抽出した。プールされた有機相を、硫酸ナトリウム上で乾燥し、
そして蒸発し、標記生物4.9gを得た(CCE方法1:ee=97%)。δ(400MHz; [2H6 ] DMSO) 1.04 (3H, t), 2.78 (2H, ddd), 3.38 (1H, dq), 3.49 (1H, dq), 3.90
(1H, m), 6.62 (2H, d), 7.0 (2H, d), 9.1 (1H, bs), 12.53 (1H, bs)。 出発材料の転換(イソクラティックHPLC方法1):
【0201】
【表7】
【0202】例7(2R)−2−エトキシ−3−(4−ヒドロキシフェニル)プロパン酸/2−エト
キシエチル(2S)−2−エトキシ−3−(4−ヒドロキシフェニル)プロパノエ ート : エトキシエチル(2RS)2−エトキシ−3−(4−ヒドロキシフェニル)プロ
パノエート(リン酸緩衝液(pH7.0, 0.1M)1ml当たり2mgを含む溶液0.5mlを、添
加し、続いてシュードモナス・プチダからの固定されたプロテアーゼ(Novo Nor
diskからNovozym 180又はSP180として入手できるL−アミノペプチダーゼ)(5mg
)及びリン酸緩衝液(0.1M、pH7、0.5ml)を添加した。その反応混合物を室温で
振盪し、そして異なった時間(最大36時間)で分析した。その反応混合物を、グ
ラジエントHPLC方法1及びキラルHPLC方法により分析した。 出発材料の転換:
【0203】
【表8】
【0204】例8(2R)−2−エトキシ−3−(4−ヒドロキシフェニル)プロパン酸/イソプロ
ピル(2S)−2−エトキシ−3−(4−ヒドロキシフェニル)プロパノエート : イソプロピル(2RS)2−エトキシ−3−(4−ヒドロキシフェニル)プロパ
ノエート(リン酸緩衝液(pH7.0, 0.1M)1ml当たり2mgを含む溶液0.5mlを、添加
し、続いてウシ膵臓からのα-キモトリプシンII型(SIGMA)(リン酸緩衝液(pH
7.0, 0.1M, 0.5ml)において2.5ml)を添加した。その反応混合物を室温で振盪
し、そして異なった時間(最大28時間)で分析した。その反応混合物を、グラジ
エントHPLC方法1及びキラルHPLC方法により分析した。 出発材料の転換率:
【0205】
【表9】
【0206】例9(2S)−2−エトキシ−3−(4−ヒドロキシフェニル)プロパン酸/エチル(2 R)−2−エトキシ−3−(4−ヒドロキシフェニル)プロパノエート : 酢酸緩衝液(0.1m、pH5;アセトニトリル12.5体積%が緩衝液に添加される)1
ml当たりエチル(2RS)(+/−)2−エトキシ−3−(4−ヒドロキシフェニル
)プロパノエート6.25mgを含む溶液(0.4ml)を、添加し、続いて、酢酸緩衝液
(0.1M;pH=5)中、アスペルギラス・オリザエからの分泌された酵素をまた含
むアスペルギラス・オリザエにおいて発現されるアスペルギラス・アキュレアタ
スからのプロテアーゼ2(又はAspergillopepsin I)(WO95/02044;Handbook o
f Proteolytic Enzymes, Barrett, Rawlings, and Woessner Eds., 1998, Acade
mic Press ref. 1 chap. 294)のサンプル(1ml当たり5mgを含む溶液0.1ml)を
添加した。その反応混合物を室温で振盪し、そして異なった時間(最大24時間)
で分析した。その反応混合物を、グラジエントHPLC方法1及びキラルHPLC方法1
により分析した。 出発材料の転換率:
【0207】
【表10】
【0208】例10n−デシル(2S)−2−エトキシ−3−(4−ヒドロキシフェニル)プロパノエ ート/エチル(2R)−2−エトキシ−3−(4−ヒドロキシフェニル)プロパノ
エート : エチル(2RS)(+/−)2−エトキシ−3−(4−ヒドロキシフェニル)プロ
パノエート(9mg)を、次の成分を含む溶液に添加した:Accurel EP 100ロード
上に固定された、固定されたムコル・ミエヘイ リパーゼ:187klu/g (18mg)、n
−デカノール14μl、ヘプタン0.9ml及び4Åの分子篩。その反応混合物を室温で
振盪し、そして異なった時間(最大7時間)で分析した。その混合物を、グラジ
エントHPLC方法2及びキラルHPLC方法4により分析した。 出発材料の転換率:
【0209】
【表11】
【0210】例11n−アルキルアルコールによる(2RS)−2−エトキシ−3−(4−ヒドロキシ
フェニル)プロパン酸のエステル化 : (2RS)(+/−)2−エトキシ−3−(4−ヒドロキシフェニル)プロパン酸
(100mg)及びtert−ブチルメチルエーテル(TMBE)1mlに溶解された、それぞれ
n−アルキルアルコール(1.2当量)を、1Mのリポザイム10mg(Novo Nordis
kから市販されている固定されたムコル・ミエヘイ リパーゼ)と共に、25℃(M
eOHに関しては40℃)で振盪した。その反応混合物を、キラルCCE方法2により異
なった時間で分析した。 48及び144時間後のそれぞれのエステルの収率及びee:
【0211】
【表12】
【0212】例12(2RS)−2−エトキシ−3−(4−ヒドロキシフェニル)プロパン酸/エチル( 2R)−2−エトキシ−3−(4−ヒドロキシフェニル)プロパノエート : エチル(2RS)(+/−)2−エトキシ−3−(4−ヒドロキシフェニル)プロ
パノエート(0.5g)を、有機補助溶媒(下記表に従って)及び1Mのリン酸緩衝
液(pH=7)1mlにおいて、アスペルギラス・オリザエからの凍結乾燥された加
水分解酵素混合物60mlと共に27℃で振盪した。その反応混合物を、4時間後、20
mlのMeOH中に注ぎ、酵素反応を停止し、続いてキラルCCE方法2により分析した
【0213】
【表13】
【0214】例13鏡像異性体的に富化された(2S)−2−エトキシ−3−(4−ヒドロキシフェニ ル)プロパン酸のエタノールによるエステル化 : tert−ブチルメチルエーテル(4〜10mg/酸1g)に溶解された、鏡像異性体的
に富化された(2S)(+/−)2−エトキシ−3−(4−ヒドロキシフェニル)
プロパン酸及びエタノール(1.5−2当量)を、10−30重量%のリポザイム1M(
Novo Nordiskから市販されている固定されたムコル・ミエヘイリパーゼ)と共に
、周囲温度又は還流下で撹拌した。その反応混合物を、下記表に報告される転換
率(グラジエントHPLC方法3により決定される)が達成される場合、キラルCCE
方法2により分析した。 出発酸及び最終エチルエステルの収率及びee:
【0215】
【表14】
【0216】例14エチル(2R)−2−エトキシ−3−(4−ヒドロキシフェニル)プロパノエート : 鏡像異性体的に富化された(ee Renantiomer=60%)エチル2−エトキシ−3
−(4−ヒドロキシフェニル)プロパノエート(5.2g)を、アセトン30mlに溶解
し、そして0.1Mの水性リン酸緩衝液pH7(1.0L)に添加した。アスペルギラス・
オリザエからのプロテアーゼ2A(Fluka No. 82463; 0.51単位/mg)(13g)を添
加し、そしてその混合物を室温で3日間、撹拌した。その反応混合物を、200ml
のTBMEにより4度抽出した。組合された有機相の硫酸ナトリウム上での乾燥及び
TBMEの蒸発の後、4.3gのエチル(2R)−2−エトキシ−3−(4−ヒドロキシフ
ェニル)プロパノエートを油状物として得た(CCE方法2:ee=100%)。 出発材料の転換率(イソクラティックHPLC方法1):
【0217】
【表15】
【0218】例15(2S)−2−エトキシ−3−(4−ヒドロキシフェニル)プロパン酸/エチル(2 R)−2−エトキシ−3−(4−ヒドロキシフェニル)プロパノエート : エチル(2R/S)(+/−)2−エトキシ−3−(4−ヒドロキシフェニル)プ
ロパノエート(5g)を、0.1Mの水性リン酸緩衝液(pH7)10mlに添加した。Pect
inex Ultra SP-1 (Novo Nordisk) 15mlを添加し、そしてその混合物を室温で44
時間、撹拌した。この間、反応混合物のpHを、NaOHの添加によりpH=7で一定し
て維持した。
【0219】 ほとんどの水を真空下で蒸発した。加水分解を停止するために、メタノールを
残るスラリーに添加した。形成された沈殿物を濾過し、そしてメタノールを真空
下で蒸発した。残る油状物を水に溶解し、続いて、未反応のエステルをTMBEによ
り抽出した(CCE方法2:eeester=100%)。水性相をpH=3に酸性化し、そし
てその酸をTMBEにより抽出した。硫酸ナトリウム上で乾燥し、そしてTMBEを蒸発
した後、1.7gの(2S)−2−エトキシ−3−(4−ヒドロキシフェニル)プロパ
ン酸を、油状物として得、これを静置し、結晶化した(CCE方法2:eeecid=98
%)。
【0220】例16(2S)−2−エトキシ−3−(4−ヒドロキシフェニル)プロパン酸/エチル(2 R)−2−エトキシ−3−(4−ヒドロキシフェニル)プロパノエート : エチル(2R/S)(+/−)2−エトキシ−3−(4−ヒドロキシフェニル)プ
ロパノエート(5g)を、0.1Mの水性リン酸緩衝液(pH7)10mlに添加した。アス
ペルギラス・オリザエからの凍結乾燥された加水分解性酵素混合物100mlを添加
し、そしてその混合物を室温で44時間、撹拌した。この間、反応混合物のpHを、
NaOHの添加によりpH=6−8で一定して維持した。ほとんどの水を真空下で蒸発
した。加水分解を停止するために、メタノールを残るスラリーに添加した。
【0221】 形成された沈殿物を濾過し、そしてメタノールを真空下で蒸発した。残る油状
物を水に溶解し、続いて、未反応のエステルをTMBEにより抽出した(CCE方法2
:eeester=87%)。水性相をpH=3に酸性化し、そしてその酸をTMBEにより抽
出した。硫酸ナトリウム上で乾燥し、そしてTMBEを蒸発した後、1.8gの(2S)−
2−エトキシ−3−(4−ヒドロキシフェニル)プロパン酸を、油状物として得
、これを静置し、結晶化した(m.p.=105 ℃、CCE方法2:eeecid=>99%)。
【0222】例17n−デシル(2S)−2−エトキシ−3−(4−ヒドロキシフェニル)プロパノエ ート/エチル(2R)−2−エトキシ−3−(4−ヒドロキシフェニル)プロパノ
エート : ヘプタン(4Åの分子節上で乾燥された)(1ml)、トリエチルアミン(0.4μ
l)及びn−デカノール(8μl)中、エチル(2RS)(+/−)2−エトキシ−3
−(4−ヒドロキシフェニル)プロパノエート(5mg)の溶液に、4Åの分子篩
及びリゾパス・アリザス(Rhizopus arrhizus)リパーゼ(Flulca 62305; 2.2U/
g)(20mg) を添加した。その反応混合物を室温で振盪し、そして異なった時間で
分析した。その反応混合物を、グラジエントHPLC方法2及びキラルHPLC方法4に
より分析した。 出発材料の転換率:
【0223】
【表16】
【0224】例18n−デシル(2S)−2−エトキシ−3−(4−ヒドロキシフェニル)プロパン酸 /エチル(2R)−2−エトキシ−3−(4−ヒドロキシフェニル)プロパノエー
: ヘプタン(4Åの分子節上で乾燥された)(0.5ml)、トリエチルアミン(0.4
μl)及びn−デカノール(8μl)中、エチル(2RS)(+/−)2−エトキシ−
3−(4−ヒドロキシフェニル)プロパノエート(5mg)の溶液に、4Åの分子
篩及びアスペルギラス・ニガーリパーゼ(Flulca 62394; 1U/g)(40mg) を添加
した。その反応混合物を室温で振盪し、そして異なった時間で分析した。その反
応混合物を、グラジエントHPLC方法2及びキラルHPLC方法4により分析した。 出発材料の転換率:
【0225】
【表17】
【0226】例19(2S)−2−エトキシ−3−(4−ヒドロキシフェニル)プロパン酸/エチル(2 R)−2−エトキシ−3−(4−ヒドロキシフェニル)プロパノエート : エチル(2RS)(+/−)2−エトキシ−3−(4−ヒドロキシフェニル)プロ
パノエート(リン酸又はクエン酸―リン酸緩衝液(0.1M)1ml当たり1mgを含む溶
液0.5mlに、酵素(下記に示される量)を添加した。その反応混合物を室温で振
盪し、そして異なった時間で分析した。反応混合物を、グラジエントHPLC方法1
及びキラルHPLCにより分析した。 出発材料の転換率:
【0227】
【表18】
【0228】 a:アスペルギラスsp.からのプロテイナーゼ6(Fluka82539); b:A. オリザエからのFluvourzyme(Novo Nordisk); c:アスペルギラス・ニガーからのPectunex BE3L (Novo Nordisk); d:アスペルギラス・オリザエからのKojizyme 500MG (Novo Nordisk); e:アスペルギラス・オリザエからのフェルラ酸(0.5mg/ml); f;アスペルギラス・アキュレアタスからのアセチルキシランエステラーゼ(
2mg/ml); g:アスペルギラス・アキュレアタスからのPectinex Ultra SP-L (Novo Nord
isk); h: リン酸緩衝液、0.1M;i:リン酸−クエン酸緩衝液、0.1M。
【0229】例20(2S)−2−エトキシ−3−(4−ヒドロキシフェニル)プロパン酸/ヘキシル
(2R)−2−エトキシ−3−(4−ヒドロキシフェニル)プロパノエート : ヘキシル(2RS)(+/−)2−エトキシ−3−(4−ヒドロキシフェニル)プ
ロパノエート(リン酸緩衝液(pH7)又は酢酸緩衝液(pH5)1ml当たり2mgを含
む溶液(0.1M)0.5ml)に、酵素(酵素溶液0.5ml)を添加した。その反応混合物
を室温で振盪し、そして異なった時間(最大30時間)で分析した。反応混合物を
、グラジエントHPLC方法1及びキラルCE方法1により分析した。 出発材料の転換率:
【0230】
【表19】
【0231】 a:カンナーゼ、すなわちバチルス・クラウジからのサビナーゼの変異体; b:B. リケニホルミスからのエスペラーゼ; c:アスペルギラス・オリザエからの分泌された酵素をまた含むアスペルギラ
ス・オリザエにおいて発現されたアスペルギラス・アキュレアタスからのプロテ
アーゼ2(又はAspergillopepsin I)(WO95/02044号;Handbook of Proteolytic
Enzymes, Barrett, Rawlings, and Woessner Eds., 1998, Academic Press ref
. 1 chap. 294);
【0232】 d:アスペルギラス・オリザエからの分泌された酵素もまた含むアスペルギラ
ス・オリザエにおいて発現されるアスペルギラス・オリザエからのNpIプロテア
ーゼ(又は中性プロテアーゼI又はFungalysin)(EMBL ID=AC=AF099904; Handbo
ok of Proteolytic Enzymes, Barrett, Rawlings, and Woessner Eds., 1998, A
cademic Press ref. 1 chap. 514);e:リン酸緩衝液、0.1M;f:酢酸緩衝液
、0.1M。
【0233】例21(2S)−2−エトキシ−3−(4−ヒドロキシフェニル)プロパン酸/エチル(2 R)−2−エトキシ−3−(4−ヒドロキシフェニル)プロパノエート : 酵素 (100μl)aを、エチル(2RS)(+/−)2−エトキシ−3−(4−ヒドロ
キシフェニル)プロパノエート(酢酸緩衝液(pH5)(350μl)及び下記表に従
っての有機補助溶媒(50μl)の0.1M溶液2.5ml)に添加した。その反応混合物を
、室温で振盪し、そして異なった時間で分析した。その反応混合物を、グラジエ
ントHPLC方法1及びキラルCE方法1により分析した。
【0234】 a:アスペルギラス・オリザエからの分泌された酵素をまた含むアスペルギラ
ス・オリザエにおいて発現されたアスペルギラス・アキュレアタスからのプロテ
アーゼ2(又はAspergillopepsin I)(WO95/02044号;Handbook of Proteolytic
Enzymes, Barrett, Rawlings, and Woessner Eds., 1998, Academic Press ref
. 1 chap. 294)(1mg/ml)。 出発材料の転換率:
【0235】
【表20】
【0236】例22(2S)−2−エトキシ−3−(4−ヒドロキシフェニル)−プロパン酸/エチル
(2R)−2−エトキシ−3−(4−ヒドロキシフェニル)−プロパノエート : エチル(2RS)(+/−)2−エトキシ−3−(4−ヒドロキシフェニル)−プ
ロパノエート(リン酸緩衝液(pH7)1ml当たり2mgを含む0.1Mの溶液0.25ml)に
、リン酸緩衝液(0.1M, pH7)に希釈された酵素(下記に示される量)を添加し
た(緩衝液体積、例えば合計反応混合物体積は0.5mlであった)。その反応混合
物を室温で振盪し、そして異なった時間で分析した。その反応混合物を、グラジ
エントHPLC方法1及びキラルCE方法2により分析した。 出発材料の転換率:
【0237】
【表21】
【0238】 a:Pectinex Smash (Novo Nordisk); b:アスペルギラス・ニガー及びアスペルギラス・アキュレアタスからのPect
inex AFP L-2 (Novo Nordisk); c:アスペルギラス・ニガーからのNovozyme 188 (Novo Nordisk); d:アスペルギラス・オリザエからのShearzyme500L(Novo Noedisk)。
【0239】例23(2S)−2−エトキシ−3−(4−ヒドロキシフェニル)−プロパン酸/イソプ
ロピル(2R)−2−エトキシ−3−(4−ヒドロキシフェニル)−プロパノエー : イソプロピル(2RS)(+/−)2−エトキシ−3−(4−ヒドロキシフェニル
)−プロパノエート(リン酸緩衝液(pH7)及びアセトニトリル10%(v/v)1ml当
たり2mgを含む0.1Mの溶液0.25ml)に、リン酸緩衝液(0.1M, pH7)に希釈された
酵素(下記に示される量)を添加した(緩衝液体積、例えば合計反応混合物体積
は0.5mlであった)。その反応混合物を室温で振盪し、そして異なった時間で分
析した。その反応混合物を、グラジエントHPLC方法1及びキラルCE方法2により
分析した。 出発材料の転換率:
【0240】
【表22】
【0241】 a:Pectinex Smash (Novo Nordisk); b:アスペルギラス・ニガー及びアスペルギラス・アキュレアタスからのPect
inex AFP L-2 (Novo Nordisk); c:アスペルギラス・ニガーからのNovozyme 188 (Novo Nordisk); d:アスペルギラス・オリザエからのShearzyme500L(Novo Noedisk)。
【0242】例24(2S)−2−エトキシ−3−(4−ヒドロキシフェニル)−プロパン酸/エトキ
シエチル(2R)−2−エトキシ−3−(4−ヒドロキシフェニル)−プロパノエ ート : エトキシエチル(2RS)(+/−)2−エトキシ−3−(4−ヒドロキシフェニ
ル)−プロパノエート(リン酸緩衝液(pH7)1ml当たり2mgを含む0.1Mの溶液0.
25ml)に、リン酸緩衝液(0.1M, pH7)に希釈された酵素(下記に示される量)
を添加した(緩衝液体積、例えば合計反応混合物体積は0.5mlであった)。その
反応混合物を室温で振盪し、そして異なった時間で分析した。その反応混合物を
、グラジエントHPLC方法1及びキラルCE方法2により分析した。 出発材料の転換率:
【0243】
【表23】
【0244】 a:Pectinex Smash (Novo Nordisk); b:アスペルギラス・ニガー及びアスペルギラス・アキュレアタスからのPect
inex AFP L-2 (Novo Nordisk); c:アスペルギラス・ニガーからのNovozyme 188 (Novo Nordisk); d:アスペルギラス・オリザエからのShearzyme500L(Novo Noedisk)。
【0245】例25(2S)−2−エトキシ−3−(4−ヒドロキシフェニル)−プロパン酸/ヘキシ
ル(2R)−2−エトキシ−3−(4−ヒドロキシフェニル)−プロパノエート : ヘキシル(2RS)(+/−)2−エトキシ−3−(4−ヒドロキシフェニル)−
プロパノエート(リン酸緩衝液(pH7)及びアセトニトリル1ml当たり2mgを含む
0.1Mの溶液0.25ml)に、リン酸緩衝液(0.1M, pH7)に希釈された酵素(下記に
示される量)を添加した(緩衝液体積、例えば合計反応混合物体積は0.5mlであ
った)。その反応混合物を室温で振盪し、そして異なった時間で分析した。その
反応混合物を、グラジエントHPLC方法1及びキラルCE方法2により分析した。 出発材料の転換率:
【0246】
【表24】
【0247】 a:Pectinex Smash (Novo Nordisk); b:アスペルギラス・ニガー及びアスペルギラス・アキュレアタスからのPect
inex AFP L-2 (Novo Nordisk); c:アスペルギラス・ニガーからのNovozyme 188 (Novo Nordisk); d:アスペルギラス・オリザエからのShearzyme500L(Novo Noedisk); e:反応混合物体積の%(v/v)。
【0248】例26n−ヘキシル(2R)−2−エトキシ−3−(4−ヒドロキシフェニル)プロパノ エート/エチル(2S)−2−エトキシ−3−(4−ヒドロキシフェニル)プロパ
ノエート : t−ブチルエチルエーテル(3Å分子篩上で乾燥された)(10mg/ml)中、(2
RS)(+/−)2−エトキシ−3−(4−ヒドロキシフェニル)プロパノエート
の溶液に、n−ヘキサノール(2当量)、トリエチルアミン(3Å分子篩上で乾
燥された)(14モル%)、4Å分子篩、及びムコル・ミエヘイ リパーゼLipozy
me IM (Novo Nordiskからの)(20mg)を添加した。その反応混合物を室温で振盪
し、そして異なった時間で分析した。その反応混合物を、グラジエントHPLC方法
1及びキラルCE方法2により分析した。 出発材料の転換率:
【0249】
【表25】
【0250】例27アルキル(2R)−2−エトキシ−3−(4−ヒドロキシフェニル)プロパノエー ト/エチル(2S)−2−エトキシ−3−(4−ヒドロキシフェニル)プロパノエ
ート : t−ブチルエチルエーテル(3Å分子篩上で乾燥された)(10mg/ml)中、(2
RS)(+/−)2−エトキシ−3−(4−ヒドロキシフェニル)プロパノエート
の溶液に、アルカノール(2当量)、トリエチルアミン(3Å分子篩上で乾燥さ
れた)(14モル%)、4Å分子篩、及びムコル・ミエヘイ リパーゼLipozyme I
M (Novo Nordiskからの)(20mg)を添加した。その反応混合物を室温で振盪し、
そして異なった時間で分析した。その反応混合物を、グラジエントHPLC方法1及
びキラルCE方法2により分析した。 出発材料の転換率:
【0251】
【表26】
【0252】例28n−デシル(2S)−2−エトキシ−3−(4−ヒドロキシフェニル)プロパノエ ート/エチル(2R)−2−エトキシ−3−(4−ヒドロキシフェニル)プロパノ
エート : エチル(2RS)(+/−)2−エトキシ−3−(4−ヒドロキシフェニル)プロ
パノエート(5mg)を、ムコル・ミエヘイリパーゼLipozyme IM (Novo Nordiskか
ら市販されている固定されたムコル・ミエヘイリパーゼ(10mg)、n−デカノー
ル8μl、ヘプタン0.5ml及び4Åの分子篩を含む溶液に添加した。その反応混合
物を室温で振盪し、そして異なった時間で分析した。その反応混合物を、グラジ
エントHPLC方法2及びキラルHPLC方法により分析した。 出発材料の転換率:
【0253】
【表27】
【0254】例29(2R, S)−2−エトキシ−3−(4−ヒドロキシフェニル)プロパン酸のアル
コールによるエステル化 : ラセミ(2R, S)(+/−)2−エトキシ−3−(4−ヒドロキシフェニル)プロ
パン酸(200mg)及びtert−ブチルメチルエーテル(2ml)に溶解された種々のア
ルコール(1.2当量)を、20mgのLipozyme IM (Novo Nordisk から市販されてい
る固定されたムコル・ミエヘイ リパーゼ) と共に25℃で振盪した。その反応混
合物を、243時間後、キラルCCE方法2及びグラジエントHPLC方法3により分析し
た。 出発材料の転換率及びee:
【0255】
【表28】
【0256】例30(2S)−2−エトキシ−3−(4−ヒドロキシフェニル)プロパン酸/エチル(2 R)−2−エトキシ−3−(4−ヒドロキシフェニル)プロパノエート : クエン酸−リン酸緩衝液0.1M(400μl)(下記に示されるようなpH)中、エチ
ル(2RS)(+/−)2−エトキシ−3−(4−ヒドロキシフェニル)プロパノエ
ート(2.5mg)に、プロテアーゼ2(アスペルギラス・オリザエからの分泌され
た酵素をまた含むアスペルギラス・オリザエにおいて発現されたアスペルギラス
・アキュレアタスからのプロテアーゼ2(又はAspergillopepsin I)(WO95/0204
4号;Handbook of Proteolytic Enzymes, Barrett, Rawlings, and Woessner Ed
s., 1998, Academic Press ref. 1 chap. 294)(100μl、1mg/mlのタンパク質
の最終濃度)を添加した。その反応混合物を室温で振盪し、そして異なった時間
で分析した。その反応混合物を、グラジエントHPLC方法1及びキラルHPLC方法5
により分析した。
【0257】
【表29】
【0258】例31(2S)−2−エトキシ−3−(4−ヒドロキシフェニル)プロパン酸/エチル(2 R)−2−エトキシ−3−(4−ヒドロキシフェニル)プロパノエート : クエン酸−リン酸緩衝液0.1M(400μl)中、エチル(2RS)(+/−)2−エト
キシ−3−(4−ヒドロキシフェニル)プロパノエート(2.5mg)に、プロテア
ーゼ2(アスペルギラス・オリザエからの分泌された酵素をまた含むアスペルギ
ラス・オリザエにおいて発現されたアスペルギラス・アキュレアタスからのプロ
テアーゼ2(又はAspergillopepsin I)(WO95/02044号;Handbook of Proteolyt
ic Enzymes, Barrett, Rawlings, and Woessner Eds., 1998, Academic Press r
ef. 1 chap. 294)(100μl、1mg/mlのタンパク質の最終濃度)を添加した。そ
の反応混合物を室温で振盪し、そして異なった時間で分析した。その反応混合物
を、グラジエントHPLC方法1及びキラルHPLC方法5により分析した。
【0259】
【表30】
【0260】例32n−デシル(2S)−2−エトキシ−3−(4−ヒドロキシフェニル)プロパノエ ート/エチル(2R)−2−エトキシ−3−(4−ヒドロキシフェニル)プロパノ
エート : エチル(2RS)(+/−)2−エトキシ−3−(4−ヒドロキシフェニル)プロ
パノエート(5mg)を、ムコル・ミエヘイリパーゼLipozyme IM (Novo Nordiskか
ら市販されている固定されたムコル・ミエヘイリパーゼ(10mg)、n−デカノー
ル8μl、ヘプタン0.5ml及び4Åの分子篩を含む溶液に添加した。その反応混合
物を室温で振盪し、そして異なった時間で分析した。その反応混合物を、グラジ
エントHPLC方法2及びキラルHPLC方法4により分析した。 出発材料の転換率:
【0261】
【表31】
【0262】例33(2S)3−(4−ヒドロキシフェニル)−2−イソプロポキシプロパン酸/エチ
ル(2R)−3−(4−ヒドロキシフェニル)−2−イソプロポキシプロパノエー : エチル(+/−)(2RS)−3−(4−ヒドロキシフェニル)−2−イソプロポ
キシプロパノエート(50mMのリン酸緩衝液(pH7)及びアセトニトリル(9:1
)1ml当たり2mgを含む溶液0.25ml)に、リン酸緩衝液(50mM, pH7)(緩衝液体
積、例えば合計の反応混合物体積は0.5mlであった)に希釈された酵素(量は下
記に示される)を添加した。反応混合物を室温で振盪し、そして異なった時間で
分析した。その反応混合物を、グラジエントHPLC方法1及びキラルCE方法2によ
り分析した。 出発材料の転換率:
【0263】
【表32】
【0264】 a:アスペルギラス・オリザエからのプロテイナーゼ2; b:アスペルギラス・オリザエからの分泌された酵素をまた含むアスペルギラ
ス・オリザエにおいて発現されたアスペルギラス・アキュレアタスからのプロテ
アーゼ2(又はAspergillopepsin I)(WO95/02044号;Handbook of Proteolytic
Enzymes, Barrett, Rawlings, and Woessner Eds., 1998, Academic Press ref
. 1 chap. 294);
【0265】 c:アスペルギラス・オリザエからの分泌された酵素もまた含むアスペルギラ
ス・オリザエにおいて発現されるアスペルギラス・オリザエからのNpIプロテア
ーゼ(又は中性プロテアーゼI又はFungalysin)(EMBL ID=AC=AF099904; Handbo
ok of Proteolytic Enzymes, Barrett, Rawlings, and Woessner Eds., 1998, A
cademic Press ref. 1 chap. 514); d:Rheozymeすなわちアスペルギラス・アキュレアタスからのペクチンメチル
エステラーゼ; e:アスペルギラス・ニガーからのNovozyme 188 (Novo Nordisk);
【0266】 f:アスペルギラス・アキュレアタスからのPectinex Ultra SP-L (Novo Nord
isk); g:アスペルギラス・オリザエからの分泌された酵素をまた含むアスペルギラ
ス・オリザエにおいて発現されたアスペルギラス・オリザエからのAlpプロテア
ーゼ(又はオリジン)(Seissprot AC=P12547; Handbook od Proteolytic Enzym
es, Barrett, Rawlings, and Woessner Eds., 1998, Academic Press ref. 1 ch
ap. 105); h:アスペルギラス・オリザエからのKojizyme SOOMG;
【0267】 i:アスペルギラス・オリザエからの分泌された酵素をまた含むアスペルギラ
ス・オリザエにおいて発現されたアスペルギラス・アキュレアタスからのプロテ
アーゼ1(又はAspergillopepsin II)(WO95/02044号;Handbook of Proteolyti
c Enzymes, Barrett, Rawlings, and Woessner Eds., 1998, Academic Press re
f. 1 chap. 327); j:アスペルギラス・ニガー及びアスペルギラス・アキュレアタスからのPect
inex AFP L-2 (Novo Nordisk)。
【0268】例34(2S)2−ブトキシ−3−(4−ヒドロキシフェニル)プロパン酸/ブチル(2R
)2−ブトキシ−3−(4−ヒドロキシフェニル)プロパノエート : ブチル(2RS)(+/−)2−ブトキシ−3−(4−ヒドロキシフェニル)プロ
パノエート(50mMのリン酸緩衝液(pH7)及びアセトニトリル(7:3)1ml当
たり2mgを含む溶液0.25ml)に、リン酸緩衝液(50mM, pH7)(緩衝液体積、例え
ば合計の反応混合物体積は0.5mlであった)に希釈された酵素(量は下記に示さ
れる)を添加した。反応混合物を室温で振盪し、そして異なった時間で分析した
。その反応混合物を、グラジエントHPLC方法1及びキラルCE方法2により分析し
た。 出発材料の転換率:
【0269】
【表33】
【0270】 a:アスペルギラス・オリザエからの分泌された酵素をまた含むアスペルギラ
ス・オリザエにおいて発現されたアスペルギラス・アキュレアタスからのプロテ
アーゼ2(又はAspergillopepsin I)(WO95/02044号;Handbook of Proteolytic
Enzymes, Barrett, Rawlings, and Woessner Eds., 1998, Academic Press ref
. 1 chap. 294); b:アスペルギラス・オリザエからの分泌された酵素を又含むアスペルギラス
・オリザエにおいて発現されるフサリウム・オキシスプラムからのトリプシン様
プロテアーゼ(Swissprot AC=P35049 and/or EMBL ID=AC=S63827);
【0271】 c:Rheozymeすなわちアスペルギラス・アキュレアタスからのペクチンメチル
エステラーゼ; d:アスペルギラス・ニガーからのNovozyme 188 (Novo Nordisk); e:アスペルギラス・アキュレアタスからのPectinex Ultra SP-L (Novo Nord
isk); f:アスペルギラス・オリザエからの分泌された酵素をまた含むアスペルギラ
ス・オリザエにおいて発現されたアスペルギラス・オリザエからのAlpプロテア
ーゼ(又はオリジン)(Seissprot AC=P12547; Handbook od Proteolytic Enzym
es, Barrett, Rawlings, and Woessner Eds., 1998, Academic Press ref. 1 ch
ap. 105)。
【0272】例35(2RS)−2−ブトキシ−3−(4−ヒドロキシフェニル)プロパン酸のアルコ
ールによるエステル化 : (2RS)(+/−)2−ブトキシ−3−(4−ヒドロキシフェニル)プロパン酸
(10mg)及びtert−ブチルメチルエーテル(TMBE)3mlに溶解された、それぞれ
アルキルアルコール(12当量)を、10mgのリポザイムIMの(Novo Nordiskから
市販されている固定されたムコル・ミエヘイ リパーゼ)と共に、30℃で振盪し
た。その反応混合物を、キラルCCE方法2により異なった時間で分析した。 21及び43時間後のそれぞれのエステルの収率及びee:
【0273】
【表34】
【0274】例36(2RS)3−(4−ヒドロキシフェニル)−2−イソプロポキシプロパン酸のア
ルコールによるエステル化 : (2RS)(+/−)3−(4−ヒドロキシフェニル)−2−イソプロポキシプロ
パン酸(10mg)及びtert−ブチルメチルエーテル(TMBE)3mlに溶解された、そ
れぞれアルキルアルコール(12当量)を、10mgのリポザイムIMの(Novo Nordi
skから市販されている固定されたムコル・ミエヘイ リパーゼ)と共に、30℃で
振盪した。その反応混合物を、キラルCCE方法2により異なった時間で分析した
。 21及び43時間後のそれぞれのエステルの収率及びee:
【0275】
【表35】
【0276】例37(2S)2−(ヘキシルオキシ)−3−(4−ヒドロキシフェニル)プロパン酸/ エチル(2R)2−(ヘキシルオキシ)−3−(4−ヒドロキシフェニル)プロパ ノエート : エチル(2RS)(+/−)2−ヘキシルオキシ−3−(4−ヒドロキシフェニル
)プロパノエート(50mMのリン酸緩衝液(pH7)及びアセトニトリル(8:2)
1ml当たり2mgを含む溶液0.25ml)に、リン酸緩衝液(50mM, pH7)(緩衝液体積
、例えば合計の反応混合物体積は0.5mlであった)に希釈された酵素(量は下記
に示される)を添加した。反応混合物を室温で振盪し、そして異なった時間で分
析した。その反応混合物を、グラジエントHPLC方法1及びキラルCE方法3により
分析した。 出発材料の転換率:
【0277】
【表36】
【0278】 a:アスペルギラス・オリザエからの分泌された酵素をまた含むアスペルギラ
ス・オリザエにおいて発現されたアスペルギラス・アキュレアタスからのプロテ
アーゼ2(又はAspergillopepsin I)(WO95/02044号;Handbook of Proteolytic
Enzymes, Barrett, Rawlings, and Woessner Eds., 1998, Academic Press ref
. 1 chap. 294); b:アスペルギラス・ニガーからのNovozyme 188 (Novo Nordisk); c:アスペルギラス・アキュレアタスからのPectinex Ultra SP-L (Novo Nord
isk)。
【0279】例38(2RS)2−(ヘキシルオキシ)−3−(4−ヒドロキシフェニル)プロパン酸
のアルコールによるエステル化 : (2RS)(+/−)2−(ヘキシルオキシ)−3−(4−ヒドロキシフェニル)
プロパン酸(15mg)及びtert−ブチルメチルエーテル(TMBE)3mlに溶解された
、それぞれアルコール(12当量)を、10mgのリポザイムIMの(Novo Nordiskか
ら市販されている固定されたムコル・ミエヘイ リパーゼ)と共に、40℃で振盪
した。その反応混合物を、キラルCCE方法3により異なった時間で分析した。 19時間後の残る酸の転換率及びee:
【0280】
【表37】
【0281】例39(2S)3−(4−ヒドロキシフェニル)−2−(4−フェニルブトキシ)プロパ ン酸/エチル(2R)3−(4−ヒドロキシフェニル)−2−(4−フェニルブトキ シ)プロパノエート : エチル(2RS)(+/−)3−(4−ヒドロキシフェニル)−2−(4−フェニ
ルブトキシ)プロパノエート(50mMのリン酸緩衝液(pH7)及びアセトニトリル
(7:3)1ml当たり2mgを含む溶液0.25ml)に、リン酸緩衝液(50mM, pH7)(
緩衝液体積、例えば合計の反応混合物体積は0.5mlであった)に希釈された酵素
(量は下記に示される)を添加した。反応混合物を室温で振盪し、そして異なっ
た時間で分析した。その反応混合物を、グラジエントHPLC方法1及びキラルCE方
法3により分析した。 出発材料の転換率:
【0282】
【表38】
【0283】 a:アスペルギラス・オリザエからの分泌された酵素をまた含むアスペルギラ
ス・オリザエにおいて発現されたアスペルギラス・アキュレアタスからのプロテ
アーゼ2(又はAspergillopepsin I)(WO95/02044号;Handbook of Proteolytic
Enzymes, Barrett, Rawlings, and Woessner Eds., 1998, Academic Press ref
. 1 chap. 294); b:アスペルギラス・ニガーからのNovozyme 188 (Novo Nordisk); c:アスペルギラス・アキュレアタスからのPectinex Ultra SP-L (Novo Nord
isk)。
【0284】例40(2RS)3−(4−ヒドロキシフェニル)−2−(4−フェニルブトキシ)プロ
パン酸のアルコールによるエステル化 : (2RS)(+/−)3−(4−ヒドロキシフェニル)−2−(4−フェニルブト
キシ)プロパン酸(15mg)及びtert−ブチルメチルエーテル(TMBE)3mlに溶解
された、それぞれアルコール(12当量)を、10mgのリポザイムIMの(Novo Nor
diskから市販されている固定されたムコル・ミエヘイ リパーゼ)と共に、40℃
で振盪した。その反応混合物を、キラルCCE方法3により異なった時間で分析し
た。 19時間後の残る酸の転換率及びee:
【0285】
【表39】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,MZ,SD,SL,SZ,TZ,UG ,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD, RU,TJ,TM),AE,AG,AL,AM,AT, AU,AZ,BA,BB,BG,BR,BY,BZ,C A,CH,CN,CR,CU,CZ,DE,DK,DM ,DZ,EE,ES,FI,GB,GD,GE,GH, GM,HR,HU,ID,IL,IN,IS,JP,K E,KG,KP,KR,KZ,LC,LK,LR,LS ,LT,LU,LV,MA,MD,MG,MK,MN, MW,MX,MZ,NO,NZ,PL,PT,RO,R U,SD,SE,SG,SI,SK,SL,TJ,TM ,TR,TT,TZ,UA,UG,UZ,VN,YU, ZA,ZW (72)発明者 デウセン,ハインス−ヨセフ ドベルドベ ー. デンマーク国,デーコー−2860 セボル ウ,モセバンエン 16 (72)発明者 ズンデル,マガリ デンマーク国,デーコー−2860 セボル ウ,3 テー.ホー.,プランテバイ 27 (72)発明者 ブリー,ポール スタンレイ デンマーク国,デーコー−2400 ケベンハ ウン エンベー,ヨートホルムス アレ 48 Fターム(参考) 4B064 AD66 CA02 CA05 CA21 CB03 DA01 DA16 4H006 AA01 AB84

Claims (167)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 高められた鏡像異性体純度を有する、エステル(II)及び酸
    (III)、又は2種の異なったエステル(V)及び(VI)を得るために、他よりも
    高い割合で、式(I)のラセミ体又は鏡像異性体的に富化されたエステルの2種
    の鏡像異性体形の1つの酵素による加水分解又はエステル交換、及び高められた
    鏡像異性体純度を有する、エステル(IX)及び酸(VIII)を得るために、ラセミ
    体又は鏡像異性体的に富化された酸(VII)の酵素によるエステル化工程を含ん
    で成る、(I)、(IV)及び(VII)としてのラセミ体又は鏡像異性体的に富化さ
    れた基質の2種の鏡像異性体の1つが、他の鏡像異性体よりも高い割合で(III
    )、(VI)又は(IX)に転換され、これからの生物混合物(II)及び(III)、
    (V)及び(VI)、及び(VIII)及び(IX)が分離され得る方法であって、 下記工程1: 【化1】 ここで、2種のラセミ体又は鏡像異性体的に富化された(I)の1つが、高め
    られた鏡像異性体純度を有する、酸(III)及びエステル(II)の生成物混合物
    を得るために、酵素により、溶媒中において他よりも高い割合で加水分解され、
    ここでR1はそれぞれ直鎖又は枝分かれ鎖のC1-30−アルキル、C2-30−アルケニル
    、C2-30−アルキニル、C4-30−アルケニニルとして定義され、それらの個々はハ
    ロゲン、-CF3, -CN, -OH, -SH, -COOH, C1-6−アルコキシ、C1-6−アルキルチオ
    、-SCF3, -OCF3, -CONH2, -CSNH2, Z, -NRXRY (ここで、X及びYは独立して、水
    素又はC1-6−アルキルとして定義される) から選択された1又は複数の置換基に
    より任意に置換され、あるいはR1は任意には、フェニル又はフェノキシにより置
    換され、ここでフェニル又はフェノキシはハロゲン、-OH, -SH, -COOH, -NRXRY
    -CF3, -CN, C1-4−アルキル、C1-4−アルコキシ、C1-4−アルキルチオ、-SCF3
    -OCF3, -CONH2又は-CSNH2から選択された1又は複数の置換基により任意に置換
    され;そしてR4はそれぞれ直鎖又は枝分かれ鎖のC1-10アルキル、C2-10−アルケ
    ルニ、C2-10−アルキニル、C4-10−アルケニニルであり、それらの個々はハロゲ
    ン、-CF3, -CN, -OH, -SH, -COOH, C1-6−アルコキシ、C1-6−アルキルチオ、-S
    CF3, -OCF3, -CONH2, -CSNH2, Z, -NRXRY (ここで、X及びYは独立して、水素又
    はC1-6−アルキルとして定義される) から選択された1又は複数の置換基により
    任意に置換され、又はR1は任意には、フェニル又はフェノキシにより置換され、
    ここでフェニル又はフェノキシはハロゲン、-OH, -SH, -COOH, -NRXRY -CF3, -C
    N, C1-4−アルキル、C1-4−アルコキシ、C1-4−アルキルチオ、-SCF3、-OCF3, -
    CONH2又は-CSNH2から選択された1又は複数の置換基により任意に置換され;そ
    してZは5又は6員の複素環式基であり、前記複素環式基は、ハロゲン、-OH, -S
    H, -COOH, -NRXRY ,-CF3, -CN, C1-4−アルキル、C1-4−アルコキシ、C1-4−ア
    ルキルチオ、-SCF3、-OCF3, -CONH2又は-CSNH2、フェニル、ベンジル又はチエニ
    ルから選択された1又は複数の置換基により、炭素又は窒素原子で任意に置換さ
    れ、又は酸素原子と共に前記複素環式基における炭素原子はカルボニル基を形成
    し、又は前記複素環式基はフェニル基により任意に融合され;あるいは、 下記工程2: 【化2】 ここで、2種のラセミ体又は鏡像異性体的に富化された(IV)の1つが、高め
    られた鏡像異性体純度を有する、2種の異なったエステル(V)及び(VI)の生
    成物混合物を得るために、酵素により、適切なアルコールを含む溶媒中において
    他よりも高い割合でエステル交換され、ここでR1はそれぞれ直鎖又は枝分かれ鎖
    のC1-30−アルキル、C2-30−アルケニル、C2-30−アルキニル、C4-30−アルケニ
    ニルとして定義され、それらの個々はハロゲン、-CF3, -CN, -OH, -SH, -COOH,
    C1-6−アルコキシ、C1-6−アルキルチオ、-SCF3, -OCF3, -CONH2, -CSNH2, Z, -
    NRXRY (ここで、X及びYは独立して、水素又はC1-6−アルキルとして定義される)
    から選択された1又は複数の置換基により任意に置換され、又はR1は任意には
    、フェニル又はフェノキシにより置換され、ここでフェニル又はフェノキシはハ
    ロゲン、-OH, -SH, -COOH, -NRXRY -CF3, -CN, C1-4−アルキル、C1-4−アルコ
    キシ、C1-4−アルキルチオ、-SCF3、-OCF3, -CONH2又は-CSNH2から選択された1
    又は複数の置換基により任意に置換され、そしてR2は、R1として定義され、但し
    、R2は出発材料において実際のR1とは異なり;そしてR4はそれぞれ直鎖又は枝分
    かれ鎖のC1-10アルキル、C2-10−アルケルニ、C2-10−アルキニル、C4-10−アル
    ケニニルであり、それらの個々はハロゲン、-CF3, -CN, -OH, -SH, -COOH, C1-6 −アルコキシ、C1-6−アルキルチオ、-SCF3, -OCF3, -CONH2, -CSNH2, Z, -NRXR Y (ここで、X及びYは独立して、水素又はC1-6−アルキルとして定義される) か
    ら選択された1又は複数の置換基により任意に置換され、又はR1は任意には、フ
    ェニル又はフェノキシにより置換され、ここでフェニル又はフェノキシはハロゲ
    ン、-OH, -SH, -COOH, -NRXRY ,-CF3, -CN, C1-4−アルキル、C1-4−アルコキ
    シ、C1-4−アルキルチオ、-SCF3、-OCF3, -CONH2又は-CSNH2から選択された1又
    は複数の置換基により任意に置換され;そしてZは5又は6員の複素環式基であ
    り、前記複素環式基は、ハロゲン、-OH, -SH, -COOH, -NRXRY -CF3, -CN, C1-4
    −アルキル、C1-4−アルコキシ、C1-4−アルキルチオ、-SCF3、-OCF3, -CONH2
    は-CSNH2、フェニル、ベンジル又はチエニルから選択された1又は複数の置換基
    により、炭素又は窒素原子で任意に置換され、又は酸素原子と共に前記複素環式
    基における炭素原子はカルボニル基を形成し、又は前記複素環式基はフェニル基
    により任意に融合され;あるいは、 下記工程3: 【化3】 ここで、2種のラセミ体又は鏡像異性体的に富化された(VII)の1つが、高
    められた鏡像異性体純度を有する、酸(VIII)及びエステル(IX)の生成物混合
    物を得るために、酵素により、適切なアルコールを含む溶媒中において他よりも
    高い割合でエステル化され、ここでR3はそれぞれ直鎖又は枝分かれ鎖のC1-30
    アルキル、C2-30−アルケニル、C2-30−アルキニル、C4-30−アルケニニルとし
    て定義され、それらの個々はハロゲン、-CF3, -CN, -OH, -SH, -COOH, C1-6−ア
    ルコキシ、C1-6−アルキルチオ、-SCF3, -OCF3, -CONH2, -CSNH2, Z, -NRXRY (
    ここで、X及びYは独立して、水素又はC1-6−アルキルとして定義される) から選
    択された1又は複数の置換基により任意に置換され、又はR3は任意には、フェニ
    ル又はフェノキシにより置換され、ここでフェニル又はフェノキシはハロゲン、
    -OH, -SH, -COOH, -NRXRY -CF3, -CN, C1-4−アルキル、C1-4−アルコキシ、C1- 4 −アルキルチオ、-SCF3、-OCF3, -CONH2又は-CSNH2から選択された1又は複数
    の置換基により任意に置換され、;そしてR4はそれぞれ直鎖又は枝分かれ鎖のC1 -10 アルキル、C2-10−アルケルニ、C2-10−アルキニル、C4-10−アルケニニルで
    あり、それらの個々はハロゲン、-CF3, -CN, -OH, -SH, -COOH, C1-6−アルコキ
    シ、C1-6−アルキルチオ、-SCF3, -OCF3, -CONH2, -CSNH2, Z, -NRXRY (ここで
    、X及びYは独立して、水素又はC1-6−アルキルとして定義される) から選択され
    た1又は複数の置換基により任意に置換され、又はR1は任意には、フェニル又は
    フェノキシにより置換され、ここでフェニル又はフェノキシはハロゲン、-OH, -
    SH, -COOH, -NRXRY -CF3, -CN, C1-4−アルキル、C1-4−アルコキシ、C1-4−ア
    ルキルチオ、-SCF3、-OCF3, -CONH2又は-CSNH2から選択された1又は複数の置換
    基により任意に置換され;そしてZは5又は6員の複素環式基であり、前記複素
    環式基は、ハロゲン、-OH, -SH, -COOH, -NRXRY ,-CF3, -CN, C1-4−アルキル
    、C1-4−アルコキシ、C1-4−アルキルチオ、-SCF3、-OCF3, -CONH2又は-CSNH2
    フェニル、ベンジル又はチエニルから選択された1又は複数の置換基により、炭
    素又は窒素原子で任意に置換され、又は酸素原子と共に前記複素環式基における
    炭素原子はカルボニル基を形成し、又は前記複素環式基はフェニル基により任意
    に融合される;により特徴づけられる方法。
  2. 【請求項2】 R1がそれぞれ直鎖又は枝分かれ鎖のC1-30−アルキル、C2-30 −アルケニル、C2-30−アルキニル、C4-30−アルケニニルであり、それらの個々
    はハロゲン、-CF3, -OH, -SH, -COOH, C1-6−アルコキシ、C1-6−アルキルチオ
    、-CONH2, Z, -NRXRY (ここで、X及びYは独立して、水素又はC1-6−アルキルと
    して定義される) から選択された1又は複数の置換基により任意に置換され、又
    はR1は任意には、フェニル又はフェノキシにより置換され、ここでフェニル又は
    フェノキシはハロゲン、-OH, -SH, -COOH, -NRXRY -CF3, C1-4−アルキル、C1-4 −アルコキシ、C1-4−アルキルチオ、-CONH2から選択された1又は複数の置換基
    により任意に置換され;そしてR4はそれぞれ直鎖又は枝分かれ鎖のC1-12アルキ
    ル、C2-10−アルケルニ、C2-10−アルキニル、C4-10−アルケニニルであり、又
    はR4は-CF3, -OH, -SH, -COOH, C1-6−アルコキシ、C1-6−アルキルチオ、Z、フ
    ェニル又はフェノキシにより任意に置換され、ここでフェニル又はフェノキシは
    ハロゲン、-OH, -SH, -COOH, -NRXRY -CF3, C1-4−アルキル、C1-4−アルコキシ
    、C1-4−アルキルチオ、-CONH2から選択された1又は複数の置換基により任意に
    置換され;そしてZは5又は6員の複素環式基であり、前記複素環式基は、ハロ
    ゲン、-OH, -SH, -COOH, -NRXRY ,-CF3, C1-4−アルキル、C1-4−アルコキシ、
    C1-4−アルキルチオ、-CONH2、フェニル、ベンジル又はチエニルから選択された
    1又は複数の置換基により、炭素又は窒素原子で任意に置換され、又は酸素原子
    と共に前記複素環式基における炭素原子はカルボニル基を形成し、又は前記複素
    環式基はフェニル基により任意に融合される請求項1記載の方法。
  3. 【請求項3】 R2がそれぞれ直鎖又は枝分かれ鎖のC1-30−アルキル、C2-30 −アルケニル、C2-30−アルキニル、C4-30−アルケニニルであり、それらの個々
    はハロゲン、-CF3, -OH, -SH, -COOH, C1-6−アルコキシ、C1-6−アルキルチオ
    、-CONH2, Z, -NRXRY (ここで、X及びYは独立して、水素又はC1-6−アルキルと
    して定義される) から選択された1又は複数の置換基により任意に置換され、又
    はR2は任意には、フェニル又はフェノキシにより置換され、ここでフェニル又は
    フェノキシはハロゲン、-OH, -SH, -COOH, -NRXRY -CF3, C1-4−アルキル、C1-4 −アルコキシ、C1-4−アルキルチオ、-CONH2から選択された1又は複数の置換基
    により任意に置換され;そしてR4はそれぞれ直鎖又は枝分かれ鎖のC1-12アルキ
    ル、C2-10−アルケルニ、C2-10−アルキニル、C4-10−アルケニニルであり、又
    はR4は-CF3, -OH, -SH, -COOH, C1-6−アルコキシ、C1-6−アルキルチオ、Z、フ
    ェニル又はフェノキシにより任意に置換され、ここでフェニル又はフェノキシは
    ハロゲン、-OH, -SH, -COOH, -NRXRY ,-CF3, C1-4−アルキル、C1-4−アルコキ
    シ、C1-4−アルキルチオ、-CONH2から選択された1又は複数の置換基により任意
    に置換され;そしてZは5又は6員の複素環式基であり、前記複素環式基は、ハ
    ロゲン、-OH, -SH, -COOH, -NRXRY ,-CF3, C1-4−アルキル、C1-4−アルコキシ
    、C1-4−アルキルチオ、-CONH2、フェニル、ベンジル又はチエニルから選択され
    た1又は複数の置換基により、炭素又は窒素原子で任意に置換され、又は酸素原
    子と共に前記複素環式基における炭素原子はカルボニル基を形成し、又は前記複
    素環式基はフェニル基により任意に融合される請求項1〜2のいずれか1記載の
    方法。
  4. 【請求項4】 R3がそれぞれ直鎖又は枝分かれ鎖のC1-30−アルキル、C2-30 −アルケニル、C2-30−アルキニル、C4-30−アルケニニルであり、それらの個々
    はハロゲン、-CF3, -OH, -SH, -COOH, C1-6−アルコキシ、C1-6−アルキルチオ
    、-CONH2, Z, -NRXRY (ここで、X及びYは独立して、水素又はC1-6−アルキルと
    して定義される) から選択された1又は複数の置換基により任意に置換され、又
    はR3は任意には、フェニル又はフェノキシにより置換され、ここでフェニル又は
    フェノキシはハロゲン、-OH, -SH, -COOH, -NRXRY -CF3, C1-4−アルキル、C1-4 −アルコキシ、C1-4−アルキルチオ、-CONH2から選択された1又は複数の置換基
    により任意に置換され;そしてR4はそれぞれ直鎖又は枝分かれ鎖のC1-12アルキ
    ル、C2-10−アルケルニ、C2-10−アルキニル、C4-10−アルケニニルであり、又
    はR4は-CF3, -OH, -SH, -COOH, C1-6−アルコキシ、C1-6−アルキルチオ、Z、フ
    ェニル又はフェノキシにより任意に置換され、ここでフェニル又はフェノキシは
    ハロゲン、-OH, -SH, -COOH, -NRXRY ,-CF3, C1-4−アルキル、C1-4−アルコキ
    シ、C1-4−アルキルチオ、-CONH2から選択された1又は複数の置換基により任意
    に置換され;そしてZは5又は6員の複素環式基であり、前記複素環式基は、ハ
    ロゲン、-OH, -SH, -COOH, -NRXRY ,-CF3, C1-4−アルキル、C1-4−アルコキシ
    、C1-4−アルキルチオ、-CONH2、フェニル、ベンジル又はチエニルから選択され
    た1又は複数の置換基により、炭素又は窒素原子で任意に置換され、又は酸素原
    子と共に前記複素環式基における炭素原子はカルボニル基を形成し、又は前記複
    素環式基はフェニル基により任意に融合される請求項1〜3のいずれか1記載の
    方法。
  5. 【請求項5】 R1がそれぞれ直鎖又は枝分かれ鎖のC1-30−アルキル、C2-30 −アルケニル、C2-30−アルキニル、C4-30−アルケニニルとして定義され、それ
    らの個々はハロゲン、-OH, Z, -SH, C1-6−アルコキシ、C1-6−アルキルチオか
    ら選択された1又は複数の置換基により任意に置換され、又はR1はフェニル又は
    フェノキシにより任意に置換され;そしてR4はそれぞれ直鎖又は枝分かれ鎖のC1 -12 アルキル、C2-10−アルケルニ、C2-10−アルキニル、C4-10−アルケニニルで
    あり、又はR4は任意には、-CF3, -OH, -SH, C1-6−アルコキシ、C1-6−アルキル
    チオ、Z、フェニル又はフェノキシにより任意に置換され;そしてZは5又は6員
    の複素環式基であり、前記複素環式基は、フェニル基により任意に融合される請
    求項1〜4のいずれか1記載の方法。
  6. 【請求項6】 R2がそれぞれ直鎖又は枝分かれ鎖のC1-30−アルキル、C2-30 −アルケニル、C2-30−アルキニル、C4-30−アルケニニルとして定義され、それ
    らの個々はハロゲン、-OH, Z, -SH, C1-6−アルコキシ、C1-6−アルキルチオか
    ら選択された1又は複数の置換基により任意に置換され、又はR2はフェニル又は
    フェノキシにより任意に置換され;そしてR4はそれぞれ直鎖又は枝分かれ鎖のC1 -12 アルキル、C2-10−アルケルニ、C2-10−アルキニル、C4-10−アルケニニルで
    あり、又はR4は任意には、-CF3, -OH, -SH, C1-6−アルコキシ、C1-6−アルキル
    チオ、Z、フェニル又はフェノキシにより任意に置換され;そしてZは5又は6員
    の複素環式基であり、前記複素環式基は、フェニル基により任意に融合される請
    求項1〜5のいずれか1記載の方法。
  7. 【請求項7】 R3がそれぞれ直鎖又は枝分かれ鎖のC1-30−アルキル、C2-30 −アルケニル、C2-30−アルキニル、C4-30−アルケニニルとして定義され、それ
    らの個々はハロゲン、-OH, Z, -SH, C1-6−アルコキシ、C1-6−アルキルチオか
    ら選択された1又は複数の置換基により任意に置換され、又はR3はフェニル又は
    フェノキシにより任意に置換され;そしてR4はそれぞれ直鎖又は枝分かれ鎖のC1 -12 アルキル、C2-10−アルケルニ、C2-10−アルキニル、C4-10−アルケニニルで
    あり、又はR4は任意には、-CF3, -OH, -SH, C1-6−アルコキシ、C1-6−アルキル
    チオ、Z、フェニル又はフェノキシにより任意に置換され;そしてZは5又は6員
    の複素環式基であり、前記複素環式基は、フェニル基により任意に融合される請
    求項1〜6のいずれか1記載の方法。
  8. 【請求項8】 R1がそれぞれ直鎖又は枝分かれ鎖のC1-30−アルキル、C2-30 −アルケニル、C2-30−アルキニル、C4-30−アルケニニルであり、それらの個々
    は-OH, -SH, Z, C1-6−アルコキシ、C1-6−アルキルチオから選択された1又は
    複数の置換基により任意に置換され;そしてR4は任意には、直鎖又は枝分かれ鎖
    のC1-12−アルキル、直鎖又は枝分かれ鎖のC2-10−アルケニル、直鎖又は枝分か
    れ鎖のC2-10−アルキニルであり、又はR4は-CF3, -OH, -SH, C1-6−アルコキシ
    、C1-6−アルキルチオ、Z、フェニル又はフェノキシにより任意に置換され;そ
    してZは5又は6員の複素環式基である請求項1〜7のいずれか1記載の方法。
  9. 【請求項9】 R1がそれぞれ直鎖又は枝分かれ鎖のC1-30−アルキル、C2-30 −アルケニル、C2-30−アルキニル、C4-30−アルケニニルであり、それらの個々
    は-OH, -SH, Z, C1-6−アルコキシ、C1-6−アルキルチオから選択された1又は
    複数の置換基により任意に置換され;そしてR4は任意には、直鎖又は枝分かれ鎖
    のC1-12−アルキル、直鎖又は枝分かれ鎖のC2-10−アルケニル、直鎖又は枝分か
    れ鎖のC2-10−アルキニルであり、又はR4は-CF3, -OH, -SH, C1-6−アルコキシ
    、C1-6−アルキルチオ、Z、フェニル又はフェノキシにより任意に置換され;そ
    してZは5又は6員の複素環式基である請求項1〜8のいずれか1記載の方法。
  10. 【請求項10】 R3がそれぞれ直鎖又は枝分かれ鎖のC1-30−アルキル、C2- 30 −アルケニル、C2-30−アルキニル、C4-30−アルケニニルであり、それらの個
    々は-OH, -SH, Z, C1-6−アルコキシ、C1-6−アルキルチオから選択された1又
    は複数の置換基により任意に置換され;そしてR4は任意には、直鎖又は枝分かれ
    鎖のC1-12−アルキル、直鎖又は枝分かれ鎖のC2-10−アルケニル、直鎖又は枝分
    かれ鎖のC2-10−アルキニルであり、又はR4は-CF3, -OH, -SH, C1-6−アルコキ
    シ、C1-6−アルキルチオ、Z、フェニル又はフェノキシにより任意に置換され;
    そしてZは5又は6員の複素環式基である請求項1〜9のいずれか1記載の方法
  11. 【請求項11】 R1がそれぞれ直鎖又は枝分かれ鎖のC1-30−アルキル、C2- 30 −アルケニル、C2-30−アルキニル、C4-30−アルケニニルであり、それらの個
    々は-OH, -SH, Z, C1-6−アルコキシ、C1-6−アルキルチオから選択された1又
    は複数の置換基により任意に置換され;そしてR4は任意には、直鎖又は枝分かれ
    鎖のC1-12−アルキル、直鎖又は枝分かれ鎖のC2-10−アルケニル、直鎖又は枝分
    かれ鎖のC2-10−アルキニルであり、又はR4は-CF3, -OH, -SH, C1-6−アルコキ
    シ、C1-6−アルキルチオ、Z、フェニル又はフェノキシにより任意に置換され;
    そしてZはチオフェン、ピロール、フラン、オキサゾール、ピラゾール、イミダ
    ゾール、チアゾール、プリン、トリアゾール、チアジアゾール、ピリジン、キノ
    リン、イソキノリン、フェナントリジン、シクロヘプタ[b]ピリジン、ピリダ
    ジン、シンノリン、フタラジン、ピラジン、ピリミジン、キナゾリン又は1、3
    ,5−トリアジン である請求項1〜10のいずれか1記載の方法。
  12. 【請求項12】 R2がそれぞれ直鎖又は枝分かれ鎖のC1-30−アルキル、C2- 30 −アルケニル、C2-30−アルキニル、C4-30−アルケニニルであり、それらの個
    々は-OH, -SH, Z, C1-6−アルコキシ、C1-6−アルキルチオから選択された1又
    は複数の置換基により任意に置換され;そしてR4は任意には、直鎖又は枝分かれ
    鎖のC1-12−アルキル、直鎖又は枝分かれ鎖のC2-10−アルケニル、直鎖又は枝分
    かれ鎖のC2-10−アルキニルであり、又はR4は-CF3, -OH, -SH, C1-6−アルコキ
    シ、C1-6−アルキルチオ、Z、フェニル又はフェノキシにより任意に置換され;
    そしてZはチオフェン、ピロール、フラン、オキサゾール、ピラゾール、イミダ
    ゾール、チアゾール、プリン、トリアゾール、チアジアゾール、ピリジン、キノ
    リン、イソキノリン、フェナントリジン、シクロヘプタ[b]ピリジン、ピリダ
    ジン、シンノリン、フタラジン、ピラジン、ピリミジン、キナゾリン又は1、3
    ,5−トリアジン である請求項1〜11のいずれか1記載の方法。
  13. 【請求項13】 R3がそれぞれ直鎖又は枝分かれ鎖のC1-30−アルキル、C2- 30 −アルケニル、C2-30−アルキニル、C4-30−アルケニニルであり、それらの個
    々は-OH, -SH, Z, C1-6−アルコキシ、C1-6−アルキルチオから選択された1又
    は複数の置換基により任意に置換され;そしてR4は任意には、直鎖又は枝分かれ
    鎖のC1-12−アルキル、直鎖又は枝分かれ鎖のC2-10−アルケニル、直鎖又は枝分
    かれ鎖のC2-10−アルキニルであり、又はR4は-CF3, -OH, -SH, C1-6−アルコキ
    シ、C1-6−アルキルチオ、Z、フェニル又はフェノキシにより任意に置換され;
    そしてZはチオフェン、ピロール、フラン、オキサゾール、ピラゾール、イミダ
    ゾール、チアゾール、プリン、トリアゾール、チアジアゾール、ピリジン、キノ
    リン、イソキノリン、フェナントリジン、シクロヘプタ[b]ピリジン、ピリダ
    ジン、シンノリン、フタラジン、ピラジン、ピリミジン、キナゾリン又は1、3
    ,5−トリアジン である請求項1〜12のいずれか1記載の方法。
  14. 【請求項14】 R1がそれぞれ直鎖又は枝分かれ鎖のC1-30−アルキル、C2- 30 −アルケニル、C2-30−アルキニル、C4-30−アルケニニルであり、それらの個
    々は-OH, -SH, Z, C1-6−アルコキシ、C1-6−アルキルチオから選択された1又
    は複数の置換基により任意に置換され;そしてR4は任意には、直鎖又は枝分かれ
    鎖のC1-12−アルキル、直鎖又は枝分かれ鎖のC2-10−アルケニル、直鎖又は枝分
    かれ鎖のC2-10−アルキニルであり、又はR4は-CF3, -OH, -SH, C1-6−アルコキ
    シ、C1-6−アルキルチオ、Z、フェニル又はフェノキシにより任意に置換され;
    そしてZはチオフェン、ピロール、フラン、イミダゾール、トリアゾール、チア
    ジアゾール、ピリジン、キノリン又はイソキノリンである請求項1〜13のいずれ
    か1記載の方法。
  15. 【請求項15】 R2がそれぞれ直鎖又は枝分かれ鎖のC1-30−アルキル、C2- 30 −アルケニル、C2-30−アルキニル、C4-30−アルケニニルであり、それらの個
    々は-OH, -SH, Z, C1-6−アルコキシ、C1-6−アルキルチオから選択された1又
    は複数の置換基により任意に置換され;そしてR4は任意には、直鎖又は枝分かれ
    鎖のC1-12−アルキル、直鎖又は枝分かれ鎖のC2-10−アルケニル、直鎖又は枝分
    かれ鎖のC2-10−アルキニルであり、又はR4は-CF3, -OH, -SH, C1-6−アルコキ
    シ、C1-6−アルキルチオ、Z、フェニル又はフェノキシにより任意に置換され;
    そしてZはチオフェン、ピロール、フラン、イミダゾール、トリアゾール、チア
    ジアゾール、ピリジン、キノリン又はイソキノリンである請求項1〜14のいずれ
    か1記載の方法。
  16. 【請求項16】 R3がそれぞれ直鎖又は枝分かれ鎖のC1-30−アルキル、C2- 30 −アルケニル、C2-30−アルキニル、C4-30−アルケニニルであり、それらの個
    々は-OH, -SH, Z, C1-6−アルコキシ、C1-6−アルキルチオから選択された1又
    は複数の置換基により任意に置換され;そしてR4は任意には、直鎖又は枝分かれ
    鎖のC1-12−アルキル、直鎖又は枝分かれ鎖のC2-10−アルケニル、直鎖又は枝分
    かれ鎖のC2-10−アルキニルであり、又はR4は-CF3, -OH, -SH, C1-6−アルコキ
    シ、C1-6−アルキルチオ、Z、フェニル又はフェノキシにより任意に置換され;
    そしてZはチオフェン、ピロール、フラン、イミダゾール、トリアゾール、チア
    ジアゾール、ピリジン、キノリン又はイソキノリンである請求項1〜15のいずれ
    か1記載の方法。
  17. 【請求項17】 R1がそれぞれ直鎖又は枝分かれ鎖のC1-12−アルキル、C2- 12 −アルケニル、C2-12−アルキニル、C4-10−アルケニニルであり、それらの個
    々は-CF3, -OH-, -SH, C1-6−アルコキシ、C1-6−アルキルチオから選択された
    1又は複数の置換基により任意に置換され;そしてR4は任意には、直鎖又は枝分
    かれ鎖のC1-12−アルキル、直鎖又は枝分かれ鎖のC2-10−アルケニル、直鎖又は
    枝分かれ鎖のC2-10−アルキニルであり、又はR4は-CF3, C1-6−アルコキシ、C1- 6 −アルキルチオ、又はフェニルにより任意に置換される請求項1〜16のいずれ
    か1記載の方法。
  18. 【請求項18】 R2がそれぞれ直鎖又は枝分かれ鎖のC4-20−アルキル、C6- 30 −アルケニル、C6-30−アルキニル、C4-10−アルケニニルであり、それらの個
    々は-CF3, -OH-, -SH, C1-6−アルコキシ、C8-30−アルキルチオから選択された
    1又は複数の置換基により任意に置換され;そしてR4は任意には、直鎖又は枝分
    かれ鎖のC1-12−アルキル、直鎖又は枝分かれ鎖のC2-10−アルケニル、直鎖又は
    枝分かれ鎖のC2-10−アルキニルであり、又はR4は-CF3, C1-6−アルコキシ、C1- 6 −アルキルチオ、又はフェニルにより任意に置換される請求項1〜17のいずれ
    か1記載の方法。
  19. 【請求項19】 R3がそれぞれ直鎖又は枝分かれ鎖のC1-12−アルキル、C2- 12 −アルケニル、C2-12−アルキニル、C4-10−アルケニニルであり、それらの個
    々は-CF3, -OH-, -SH, C1-6−アルコキシ、C1-6−アルキルチオから選択された
    1又は複数の置換基により任意に置換され;そしてR4は任意には、直鎖又は枝分
    かれ鎖のC1-12−アルキル、直鎖又は枝分かれ鎖のC2-10−アルケニル、直鎖又は
    枝分かれ鎖のC2-10−アルキニルであり、又はR4は-CF3, C1-6−アルコキシ、C1- 6 −アルキルチオ、又はフェニルにより任意に置換される請求項1〜18のいずれ
    か1記載の方法。
  20. 【請求項20】 R1がそれぞれ直鎖又は枝分かれ鎖のC1-12−アルキル、C2- 12 −アルケニル、C2-12−アルキニル、C4-10−アルケニニルであり;そしてR4
    任意には、直鎖又は枝分かれ鎖のC1-12−アルキルであり、又はR4は-CF3, C1-6
    −アルコキシ、C1-6−アルキルチオ、又はフェニルにより任意に置換される請求
    項1〜19のいずれか1記載の方法。
  21. 【請求項21】 R2がそれぞれ直鎖又は枝分かれ鎖のC4-20−アルキル、C6- 30 −アルケニル、C6-30−アルキニル、C4-10−アルケニニルであり;そしてR4
    直鎖又は枝分かれ鎖のC1-12−アルキルであり、又はR4は-CF3, C1-6−アルコキ
    シ、C1-6−アルキルチオ、又はフェニルにより任意に置換される請求項1〜20の
    いずれか1記載の方法。
  22. 【請求項22】 R3がそれぞれ直鎖又は枝分かれ鎖のC1-12−アルキル、C2- 12 −アルケニル、C2-12−アルキニル、C4-10−アルケニニルであり;そしてR4
    直鎖又は枝分かれ鎖のC1-12−アルキルであり、又はR4は-CF3, C1-6−アルコキ
    シ、C1-6−アルキルチオ、又はフェニルにより任意に置換される請求項1〜21の
    いずれか1記載の方法。
  23. 【請求項23】 R1が、C1-6−アルコキシ、C1-6−アルキルチオから選択さ
    れた1又は複数の置換基により任意に置換された直鎖又は枝分かれ鎖のC1-12
    アルキルであり;そしてR4は直鎖又は枝分かれ鎖のC1-10−アルキルであり、又
    はR4はC1-6−アルコキシ、又はフェニルにより任意に置換される請求項1〜22の
    いずれか1記載の方法。
  24. 【請求項24】 R2が、C1-6−アルコキシ、C1-6−アルキルチオから選択さ
    れた1又は複数の置換基により任意に置換された直鎖又は枝分かれ鎖のC4-20
    アルキルであり;そしてR4は直鎖又は枝分かれ鎖のC1-10−アルキルであり、又
    はR4はC1-6−アルコキシ、又はフェニルにより任意に置換される請求項1〜23の
    いずれか1記載の方法。
  25. 【請求項25】 R3が、C1-6−アルコキシ、C1-6−アルキルチオから選択さ
    れた1又は複数の置換基により任意に置換された直鎖又は枝分かれ鎖のC1-12
    アルキルであり;そしてR4は直鎖又は枝分かれ鎖のC1-10−アルキルであり、又
    はR4はC1-6−アルコキシ、又はフェニルにより任意に置換される請求項1〜24の
    いずれか1記載の方法。
  26. 【請求項26】 R1が、C1-6−アルコキシから選択された1又は複数の置換
    基により任意に置換された直鎖又は枝分かれ鎖のC1-12−アルキルであり;そし
    てR4は直鎖又は枝分かれ鎖のC1-8−アルキルであり、又はR4はフェニルにより任
    意に置換される請求項1〜25のいずれか1記載の方法。
  27. 【請求項27】 R2が、C1-6−アルコキシから選択された1又は複数の置換
    基により任意に置換された直鎖又は枝分かれ鎖のC4-20−アルキルであり;そし
    てR4は直鎖又は枝分かれ鎖のC1-8−アルキルであり、又はR4はフェニルにより任
    意に置換される請求項1〜26のいずれか1記載の方法。
  28. 【請求項28】 R3が、C1-6−アルコキシから選択された1又は複数の置換
    基により任意に置換された直鎖又は枝分かれ鎖のC1-12−アルキルであり;そし
    てR4は直鎖又は枝分かれ鎖のC1-8−アルキルであり、又はR4はフェニルにより任
    意に置換される請求項1〜27のいずれか1記載の方法。
  29. 【請求項29】 R1が、C1-6−アルコキシから選択された1又は複数の置換
    基により任意に置換された直鎖又は枝分かれ鎖のC1-10−アルキルであり;そし
    てR4は直鎖又は枝分かれ鎖のC1-8−アルキルであり、又はR4はフェニルにより任
    意に置換される請求項1〜28のいずれか1記載の方法。
  30. 【請求項30】 R2が、C1-6−アルコキシから選択された1又は複数の置換
    基により任意に置換された直鎖又は枝分かれ鎖のC6-20−アルキルであり;そし
    てR4は直鎖又は枝分かれ鎖のC1-8−アルキルであり、又はR4はフェニルにより任
    意に置換される請求項1〜29のいずれか1記載の方法。
  31. 【請求項31】 R3が、C1-6−アルコキシから選択された1又は複数の置換
    基により任意に置換された直鎖又は枝分かれ鎖のC1-10−アルキルであり;そし
    てR4は直鎖又は枝分かれ鎖のC1-8−アルキルであり、又はR4はフェニルにより任
    意に置換される請求項1〜30のいずれか1記載の方法。
  32. 【請求項32】 R1が、メチル、エチル、1−プロピル、2−プロピル、1
    −ヘキシル又はエトキシエチルであり;そしてR4がエチル、2−プロピル、1−
    ブチル、1−ヘキシル又は4−フェニル−1−ブチルである請求項1〜31のいず
    れか1記載の方法。
  33. 【請求項33】 R2が、n−ブチル、n−ヘキシル、n−デシル又は3−メチ
    ル−1−ブチルであり;そしてR4がエチル、2−プロピル、1−ブチル、1−ヘ
    キシル又は4−フェニル−1−ブチルである請求項1〜32のいずれか1記載の方
    法。
  34. 【請求項34】 R3が直鎖又は枝分かれ鎖のC1-12−アルキル、直鎖又は枝
    分かれ鎖のC2-12−アルキニルであり、それらの個々は、ハロゲン、−CN、C1-6
    −アルコキシ、C1-8−アルキルチオから選択された1又は複数の置換基により任
    意に置換され;そしてR4がエチル、2−プロピル、1−ブチル、1−ヘキシル、
    4−フェニル−1−ブチルである請求項1〜33のいずれか1項記載の方法。
  35. 【請求項35】 R3がメチル、エチル、1−プロピル、2−プロピル、1−
    ブチル、1−ペンチル、1−ヘキシル、1−ヘプチル、1−オクチル、1−デカ
    ニル、1−ドデシル、3−メチル−1−ブチル、4−メチル−1−ペンチル、エ
    トキシエチル、4,4,4−トリフルオロブチル、2−(メチルメルカプト)エ
    チル、5−ヘキセン−1−イル、3−シアノプロピル、3,3−ジメチル−1−
    ブチル、3−クロロ−1−プロピル、シトロネルチル、3−シクロヘキシル−1
    −プロピル、3−フェニルプロピル、3−(4−ヒドロキシフェニル)プロピル
    であり;そしてR4がエチル、2−プロピル、1−ブチル、1−ヘキシル、4−フ
    ェニル−1−ブチルである請求項1〜34のいずれか1項記載の方法。
  36. 【請求項36】 R3がメチル、エチル、1−プロピル、2−プロピル、1−
    ブチル、1−ペンチル、1−ヘキシル、1−ヘプチル、1−オクチル、1−デカ
    ニル、1−ドデシル、3−メチル−1−ブチル、4−メチル−1−ペンチル、エ
    トキシエチル、3,3−ジメチル−1−ブチル、3−シクロヘキシル−1−プロ
    ピル、3−フェニルプロピルであり;そしてR4がエチル、2−プロピル、1−ブ
    チル、1−ヘキシル、4−フェニル−1−ブチルである請求項1〜35のいずれか
    1項記載の方法。
  37. 【請求項37】 R2がメチル、エチル、1−プロピル、2−プロピル、1−
    ブチル又はエトキシエチルであり、そしてR1及びR3が独立して、直鎖又は枝分か
    れ鎖のC6-30−アルキルであり;そしてR4がエチル、イソプロピル、n−ブチル
    、n−ヘキシル又は4−フェニル−1−ブチルである請求項1〜36のいずれか1
    項記載の方法。
  38. 【請求項38】 R1及びR3が独立して、メチル、エチル、n−プロピル、2
    −プロピル、ブチル、又はエトキシエチルであり、そしてR2が直鎖又は枝分かれ
    鎖のC6-30−アルキルであり;そしてR4がエチル、イソプロピル、n−ブチル、
    n−ヘキシル又は4−フェニル−1−ブチルである請求項1〜37のいずれかの1
    項記載の方法。
  39. 【請求項39】 R1がメチル、エチル、1−プロピル、2−プロピル、1−
    ヘキシル又はエトキシエチルであり、そしてR2がn−ブチル、n−ヘキシル、n
    −デシル又は3−メチル−1−ブチルであり;そしてR4がエチル、イソプロピル
    、n−ブチル、n−ヘキシル又は4−フェニル−1−ブチルである請求項1〜38
    のいずれか1項記載の方法。
  40. 【請求項40】 R2がメチル、エチル、1−プロピル、2−プロピル、1−
    ヘキシル又はエトキシエチルであり、そしてR1がn−ブチル、n−ヘキシル、n
    −デシル又は3−メチル−1−ブチルであり;そしてR4がエチル、イソプロピル
    、n−ブチル、n−ヘキシル又は4−フェニル−1−ブチルである請求項1〜39
    のいずれか1項記載の方法。
  41. 【請求項41】 R1がそれぞれ直鎖又は枝分かれ鎖のC1-30−アルキル、C2- 30 −アルケニル、C2-30−アルキニル、C4-30−アルケニニルであり、それらの個
    々はハロゲン、-CF3, -OH, -SH, -COOH, C1-6−アルコキシ、C1-6−アルキルチ
    オ、-CONH2, Z, -NRXRY (ここで、X及びYは独立して、水素又はC1-6−アルキル
    として定義される) から選択された1又は複数の置換基により任意に置換され、
    又はR1は任意には、フェニル又はフェノキシにより置換され、ここでフェニル又
    はフェノキシはハロゲン、-OH, -SH, -COOH, -NRXRY -CF3, C1-4−アルキル、C1 -4 −アルコキシ、C1-4−アルキルチオ、-CONH2から選択された1又は複数の置換
    基により任意に置換され;そしてZは5又は6員の複素環式基であり、前記複素
    環式基は、ハロゲン、-OH, -SH, -COOH, -NRXRY ,-CF3, C1-4−アルキル、C1-4 −アルコキシ、C1-4−アルキルチオ、-CONH2、フェニル、ベンジル又はチエニル
    から選択された1又は複数の置換基により、炭素又は窒素原子で任意に置換され
    、又は酸素原子と共に前記複素環式基における炭素原子はカルボニル基を形成し
    、又は前記複素環式基はフェニル基により任意に融合される請求項1〜40のいず
    れか1記載の方法。
  42. 【請求項42】 R2がそれぞれ直鎖又は枝分かれ鎖のC1-30−アルキル、C2- 30 −アルケニル、C2-30−アルキニル、C4-30−アルケニニルであり、それらの個
    々はハロゲン、-CF3, -OH, -SH, -COOH, C1-6−アルコキシ、C1-6−アルキルチ
    オ、-CONH2, Z, -NRXRY (ここで、X及びYは独立して、水素又はC1-6−アルキル
    として定義される) から選択された1又は複数の置換基により任意に置換され、
    又はR2は任意には、フェニル又はフェノキシにより置換され、ここでフェニル又
    はフェノキシはハロゲン、-OH, -SH, -COOH, -NRXRY -CF3, C1-4−アルキル、C1 -4 −アルコキシ、C1-4−アルキルチオ、-CONH2から選択された1又は複数の置換
    基により任意に置換され;そしてZは5又は6員の複素環式基であり、前記複素
    環式基は、ハロゲン、-OH, -SH, -COOH, -NRXRY ,-CF3, C1-4−アルキル、C1-4 −アルコキシ、C1-4−アルキルチオ、-CONH2、フェニル、ベンジル又はチエニル
    から選択された1又は複数の置換基により、炭素又は窒素原子で任意に置換され
    、又は酸素原子と共に前記複素環式基における炭素原子はカルボニル基を形成し
    、又は前記複素環式基はフェニル基により任意に融合される請求項1〜41のいず
    れか1記載の方法。
  43. 【請求項43】 R3がそれぞれ直鎖又は枝分かれ鎖のC1-30−アルキル、C2- 30 −アルケニル、C2-30−アルキニル、C4-30−アルケニニルであり、それらの個
    々はハロゲン、-CF3, -OH, -SH, -COOH, C1-6−アルコキシ、C1-6−アルキルチ
    オ、-CONH2, Z, -NRXRY (ここで、X及びYは独立して、水素又はC1-6−アルキル
    として定義される) から選択された1又は複数の置換基により任意に置換され、
    又はR3は任意には、フェニル又はフェノキシにより置換され、ここでフェニル又
    はフェノキシはハロゲン、-OH, -SH, -COOH, -NRXRY -CF3, C1-4−アルキル、C1 -4 −アルコキシ、C1-4−アルキルチオ、-CONH2から選択された1又は複数の置換
    基により任意に置換され;そしてZは5又は6員の複素環式基であり、前記複素
    環式基は、ハロゲン、-OH, -SH, -COOH, -NRXRY ,-CF3, C1-4−アルキル、C1-4 −アルコキシ、C1-4−アルキルチオ、-CONH2、フェニル、ベンジル又はチエニル
    から選択された1又は複数の置換基により、炭素又は窒素原子で任意に置換され
    、又は酸素原子と共に前記複素環式基における炭素原子はカルボニル基を形成し
    、又は前記複素環式基はフェニル基により任意に融合される請求項1〜42のいず
    れか1記載の方法。
  44. 【請求項44】 R4がそれぞれ直鎖又は枝分かれ鎖のC1-12アルキル、C2-10 −アルケルニ、C2-10−アルキニル、C4-10−アルケニニルであり、又はR4は-CF3 , -OH, -SH, -COOH, C1-6−アルコキシ、C1-6−アルキルチオ、Z、フェニル又は
    フェノキシにより任意に置換され、ここでフェニル又はフェノキシはハロゲン、
    -OH, -SH, -COOH, -NRXRY -CF3, C1-4−アルキル、C1-4−アルコキシ、C1-4−ア
    ルキルチオ、-CONH2から選択された1又は複数の置換基により任意に置換され;
    そしてZは5又は6員の複素環式基であり、前記複素環式基は、ハロゲン、-OH,
    -SH, -COOH, -NRXRY ,-CF3, C1-4−アルキル、C1-4−アルコキシ、C1-4−アル
    キルチオ、-CONH2、フェニル、ベンジル又はチエニルから選択された1又は複数
    の置換基により、炭素又は窒素原子で任意に置換され、又は酸素原子と共に前記
    複素環式基における炭素原子はカルボニル基を形成し、又は前記複素環式基はフ
    ェニル基により任意に融合される請求項1〜43のいずれか1記載の方法。
  45. 【請求項45】 R1がそれぞれ直鎖又は枝分かれ鎖のC1-30−アルキル、C2- 30 −アルケニル、C2-30−アルキニル、C4-30−アルケニニルであり、それらの個
    々はハロゲン、-OH, Z, -SH, C1-6−アルコキシ、C1-6−アルキルチオから選択
    された1又は複数の置換基により任意に置換され、又はR1は任意には、フェニル
    又はフェノキシにより置換され;そしてZは5又は6員の複素環式基であり、前
    記複素環式基はフェニル基により任意に融合される請求項1〜44のいずれか1記
    載の方法。
  46. 【請求項46】 R2がそれぞれ直鎖又は枝分かれ鎖のC1-30−アルキル、C2- 30 −アルケニル、C2-30−アルキニル、C4-30−アルケニニルであり、それらの個
    々はハロゲン、-OH, Z, -SH, C1-6−アルコキシ、C1-6−アルキルチオから選択
    された1又は複数の置換基により任意に置換され、又はR2は任意には、フェニル
    又はフェノキシにより置換され;そしてZは5又は6員の複素環式基であり、前
    記複素環式基はフェニル基により任意に融合される請求項1〜45のいずれか1記
    載の方法。
  47. 【請求項47】 R3がそれぞれ直鎖又は枝分かれ鎖のC1-30−アルキル、C2- 30 −アルケニル、C2-30−アルキニル、C4-30−アルケニニルであり、それらの個
    々はハロゲン、-OH, Z, -SH, C1-6−アルコキシ、C1-6−アルキルチオから選択
    された1又は複数の置換基により任意に置換され、又はR3は任意には、フェニル
    又はフェノキシにより置換され;そしてZは5又は6員の複素環式基であり、前
    記複素環式基はフェニル基により任意に融合される請求項1〜46のいずれか1記
    載の方法。
  48. 【請求項48】 R4がそれぞれ直鎖又は枝分かれ鎖のC1-12アルキル、C2-10 −アルケルニ、C2-10−アルキニル、C4-10−アルケニニルであり、又はR4は-CF3 , -OH, -SH, C1-6−アルコキシ、C1-6−アルキルチオ、Z、フェニル又はフェノ
    キシにより任意に置換され;そしてZは5又は6員の複素環式基であり、前記複
    素環式基はフェニル基により任意に融合される請求項1〜47のいずれか1記載の
    方法。
  49. 【請求項49】 R1がそれぞれ直鎖又は枝分かれ鎖のC1-30−アルキル、C2- 30 −アルケニル、C2-30−アルキニル、C4-30−アルケニニルであり、それらの個
    々は-OH, -SH, Z, C1-6−アルコキシ、C1-6−アルキルチオから選択された1又
    は複数の置換基により任意に置換され;そしてZは5又は6員の複素環式基であ
    る請求項1〜48のいずれか1記載の方法。
  50. 【請求項50】 R2がそれぞれ直鎖又は枝分かれ鎖のC1-30−アルキル、C2- 30 −アルケニル、C2-30−アルキニル、C4-30−アルケニニルであり、それらの個
    々は-OH, -SH, Z, C1-6−アルコキシ、C1-6−アルキルチオから選択された1又
    は複数の置換基により任意に置換され;そしてZは5又は6員の複素環式基であ
    る請求項1〜49のいずれか1記載の方法。
  51. 【請求項51】 R3がそれぞれ直鎖又は枝分かれ鎖のC1-30−アルキル、C2- 30 −アルケニル、C2-30−アルキニル、C4-30−アルケニニルであり、それらの個
    々は-OH, -SH, Z, C1-6−アルコキシ、C1-6−アルキルチオから選択された1又
    は複数の置換基により任意に置換され;そしてZは5又は6員の複素環式基であ
    る請求項1〜50のいずれか1記載の方法。
  52. 【請求項52】 R4がそれぞれ直鎖又は枝分かれ鎖のC1-12アルキル、C2-10 −アルケルニ、C2-10−アルキニルであり、又はR4は-CF3, -OH, -SH, C1-6−ア
    ルコキシ、C1-6−アルキルチオ、Z、フェニル又はフェノキシにより任意に置換
    され;そしてZは5又は6員の複素環式基である請求項1〜51のいずれか1記載
    の方法。
  53. 【請求項53】 R1がそれぞれ直鎖又は枝分かれ鎖のC1-30−アルキル、C2- 30 −アルケニル、C2-30−アルキニル、C4-30−アルケニニルであり、それらの個
    々は-OH, -SH, Z, C1-6−アルコキシ、C1-6−アルキルチオから選択された1又
    は複数の置換基により任意に置換され;そしてZはチオフェン、ピロール、フラ
    ン、オキサゾール、ピラゾール、イミダゾール、チアゾール、プリン、トリアゾ
    ール、チアジアゾール、ピリジン、キノリン、イソキノリン、フェナントリジン
    、シクロヘプタ[b]ピリジン、ピリダジン、シンノリン、フタラジン、ピラジ
    ン、ピリミジン、キナゾリン又は1、3,5−トリアジン である請求項1〜52
    のいずれか1記載の方法。
  54. 【請求項54】 R2がそれぞれ直鎖又は枝分かれ鎖のC1-30−アルキル、C2- 30 −アルケニル、C2-30−アルキニル、C4-30−アルケニニルであり、それらの個
    々は-OH, -SH, Z, C1-6−アルコキシ、C1-6−アルキルチオから選択された1又
    は複数の置換基により任意に置換され;そしてZはチオフェン、ピロール、フラ
    ン、オキサゾール、ピラゾール、イミダゾール、チアゾール、プリン、トリアゾ
    ール、チアジアゾール、ピリジン、キノリン、イソキノリン、フェナントリジン
    、シクロヘプタ[b]ピリジン、ピリダジン、シンノリン、フタラジン、ピラジ
    ン、ピリミジン、キナゾリン又は1、3,5−トリアジン である請求項1〜53
    のいずれか1記載の方法。
  55. 【請求項55】 R3がそれぞれ直鎖又は枝分かれ鎖のC1-30−アルキル、C2- 30 −アルケニル、C2-30−アルキニル、C4-30−アルケニニルであり、それらの個
    々は-OH, -SH, Z, C1-6−アルコキシ、C1-6−アルキルチオから選択された1又
    は複数の置換基により任意に置換され;そしてZはチオフェン、ピロール、フラ
    ン、オキサゾール、ピラゾール、イミダゾール、チアゾール、プリン、トリアゾ
    ール、チアジアゾール、ピリジン、キノリン、イソキノリン、フェナントリジン
    、シクロヘプタ[b]ピリジン、ピリダジン、シンノリン、フタラジン、ピラジ
    ン、ピリミジン、キナゾリン又は1、3,5−トリアジン である請求項1〜54
    のいずれか1記載の方法。
  56. 【請求項56】 R4がそれぞれ直鎖又は枝分かれ鎖のC1-12−アルキル、C2- 10 −アルケニル、C2-10−アルキニルであり、又はR4は-CF3, -OH, -SH, C1-6
    アルコキシ、C1-6−アルキルチオ、Z、フェニル又はフェノキシにより任意に置
    換され;そしてZはチオフェン、ピロール、フラン、オキサゾール、ピラゾール
    、イミダゾール、チアゾール、プリン、トリアゾール、チアジアゾール、ピリジ
    ン、キノリン、イソキノリン、フェナントリジン、シクロヘプタ[b]ピリジン
    、ピリダジン、シンノリン、フタラジン、ピラジン、ピリミジン、キナゾリン又
    は1、3,5−トリアジン である請求項1〜55のいずれか1記載の方法。
  57. 【請求項57】 R1がそれぞれ直鎖又は枝分かれ鎖のC1-30−アルキル、C2- 30 −アルケニル、C2-30−アルキニル、C4-30−アルケニニルであり、それらの個
    々は-OH, -SH, Z, C1-6−アルコキシ、C1-6−アルキルチオから選択された1又
    は複数の置換基により任意に置換され;そしてZはチオフェン、ピロール、フラ
    ン、イミダゾール、トリアゾール、ピリジン、キノリン、又はイソキノリンであ
    る請求項1〜56のいずれか1記載の方法。
  58. 【請求項58】 R2がそれぞれ直鎖又は枝分かれ鎖のC1-30−アルキル、C2- 30 −アルケニル、C2-30−アルキニル、C4-30−アルケニニルであり、それらの個
    々は-OH, -SH, Z, C1-6−アルコキシ、C1-6−アルキルチオから選択された1又
    は複数の置換基により任意に置換され;そしてZはチオフェン、ピロール、フラ
    ン、イミダゾール、トリアゾール、ピリジン、キノリン、又はイソキノリンであ
    る請求項1〜57のいずれか1記載の方法。
  59. 【請求項59】 R3がそれぞれ直鎖又は枝分かれ鎖のC1-30−アルキル、C2- 30 −アルケニル、C2-30−アルキニル、C4-30−アルケニニルであり、それらの個
    々は-OH, -SH, Z, C1-6−アルコキシ、C1-6−アルキルチオから選択された1又
    は複数の置換基により任意に置換され;そしてZはチオフェン、ピロール、フラ
    ン、イミダゾール、トリアゾール、ピリジン、キノリン、又はイソキノリンであ
    る請求項1〜58のいずれか1記載の方法。
  60. 【請求項60】 R4がそれぞれ直鎖又は枝分かれ鎖のC1-12−アルキル、C2- 10 −アルケニル、C2-10−アルキニルであり、又はR4は-CF3, -OH, -SH, C1-6
    アルコキシ、C1-6−アルキルチオ、Z、フェニル又はフェノキシにより任意に置
    換され;そしてZはチオフェン、ピロール、フラン、イミダゾール、トリアゾー
    ル、ピリジン、キノリン、又はイソキノリンである請求項1〜59のいずれか1記
    載の方法。
  61. 【請求項61】 R1がそれぞれ直鎖又は枝分かれ鎖のC1-6−アルキル、C2-6 −アルケニル、C2-6−アルキニル、C4-10−アルケニニルであり、それらの個々
    は-CF3, -OH, -SH, C1-6−アルコキシ、C1-6−アルキルチオから選択された1又
    は複数の置換基により任意に置換される請求項1〜60のいずれか1記載の方法。
  62. 【請求項62】 R2がそれぞれ直鎖又は枝分かれ鎖のC4-20−アルキル、C6- 30 −アルケニル、C6-30−アルキニル、C6-30−アルケニニルであり、それらの個
    々は-CF3, -OH, -SH, C1-6−アルコキシ、C1-6−アルキルチオから選択された1
    又は複数の置換基により任意に置換される請求項1〜61のいずれか1記載の方法
  63. 【請求項63】 R3がそれぞれ直鎖又は枝分かれ鎖のC1-6−アルキル、C2-6 −アルケニル、C2-6−アルキニル、C4-10−アルケニニルであり、それらの個々
    は-CF3, -OH, -SH, C1-6−アルコキシ、C1-6−アルキルチオから選択された1又
    は複数の置換基により任意に置換される請求項1〜62のいずれか1記載の方法。
  64. 【請求項64】 R4がそれぞれ直鎖又は枝分かれ鎖のC1-12−アルキル、C2- 10 −アルケニル、C2-10−アルキニルであり、又はR4は-CF3, C1-6−アルコキシ
    、C1-6−アルキルチオ又はフェニルにより任意に置換される請求項1〜63のいず
    れか1記載の方法。
  65. 【請求項65】 R1がそれぞれ直鎖又は枝分かれ鎖のC1-6−アルキル、C2-6 −アルケニル、C2-6−アルキニル、C4-10−アルケニニルである請求項1〜64の
    いずれか1記載の方法。
  66. 【請求項66】 R2がそれぞれ直鎖又は枝分かれ鎖のC4-20−アルキル、C6- 30 −アルケニル、C6-30−アルキニル、C6-30−アルケニニルである請求項1〜65
    のいずれか1記載の方法。
  67. 【請求項67】 R1がそれぞれ直鎖又は枝分かれ鎖のC1-6−アルキル、C2-8 −アルケニル、C2-8−アルキニル、C4-10−アルケニニルである請求項1〜66の
    いずれか1記載の方法。
  68. 【請求項68】 R4が直鎖又は枝分かれ鎖のC1-12−アルキルであり、又はR 4 は-CF3, C1-6−アルコキシ、C1-6−アルキルチオ又はフェニルにより任意に置
    換され請求項1〜67のいずれか1記載の方法。
  69. 【請求項69】 R1が、C1-6−アルコキシ、C1-6−アルキルチオから選択さ
    れた1又は複数の置換基により任意に置換された直鎖又は枝分かれ鎖のC1-10
    アルキルである請求項1〜68のいずれか1記載の方法。
  70. 【請求項70】 R2が、C1-6−アルコキシ、C1-6−アルキルチオから選択さ
    れた1又は複数の置換基により任意に置換された直鎖又は枝分かれ鎖のC4-20
    アルキルである請求項1〜69のいずれか1記載の方法。
  71. 【請求項71】 R3が、C1-6−アルコキシ、C1-6−アルキルチオから選択さ
    れた1又は複数の置換基により任意に置換された直鎖又は枝分かれ鎖のC1-6−ア
    ルキルである請求項1〜70のいずれか1記載の方法。
  72. 【請求項72】 R4が直鎖又は枝分かれ鎖のC1-10−アルキルであり、又はR 4 はC1-6−アルコキシ、C1-6−アルキルチオ又はフェニルにより任意に置換され
    る請求項1〜71のいずれか1記載の方法。
  73. 【請求項73】 R1が、C1-6−アルコキシから選択された1又は複数の置換
    基により任意に置換された直鎖又は枝分かれ鎖のC1-12−アルキルである請求項
    1〜72のいずれか1記載の方法。
  74. 【請求項74】 R2が、C1-6−アルコキシから選択された1又は複数の置換
    基により任意に置換された直鎖又は枝分かれ鎖の4-20−アルキルである請求項1
    〜73のいずれか1記載の方法。
  75. 【請求項75】 R3が、C1-6−アルコキシから選択された1又は複数の置換
    基により任意に置換された直鎖又は枝分かれ鎖のC1-12−アルキルである請求項
    1〜74のいずれか1記載の方法。
  76. 【請求項76】 R4が直鎖又は枝分かれ鎖のC1-10−アルキルであり、又はR 4 はC1-6−アルコキシ、又はフェニルにより任意に置換される請求項1〜75のい
    ずれか1記載の方法。
  77. 【請求項77】 R4が直鎖又は枝分かれ鎖のC1-6−アルキルであり、又はR4 はC1-6−アルコキシ、又はフェニルにより任意に置換される請求項1〜76のいず
    れか1記載の方法。
  78. 【請求項78】 R4が直鎖又は枝分かれ鎖のC1-6−アルキルであり、又はR4 はフェニルにより任意に置換される請求項1〜77のいずれか1記載の方法。
  79. 【請求項79】 R1がメチル、エチル、1−プロピル、2−プロピル、1−
    ヘキシル、又はエトキシエチルである請求項1〜78のいずれか1項記載の方法。
  80. 【請求項80】 R2がn−ブチル、n−ヘキシル、n−デシル又は3−メチル
    −1−ブチルである請求項1〜79のいずれか1項記載の方法。
  81. 【請求項81】 R3が直鎖又は枝分かれ鎖のC1-12−アルキル、直鎖又は枝
    分かれ鎖のC2-12−アルキニルであり、それらの個々は、ハロゲン、−CN、C1-6
    −アルコキシ、C1-8−アルキルチオから選択された1又は複数の置換基により任
    意に置換される請求項1〜80のいずれか1項記載の方法。
  82. 【請求項82】 R3がメチル、エチル、1−プロピル、2−プロピル、1−
    ブチル、1−ペンチル、1−ヘキシル、1−ヘプチル、1−オクチル、1−デカ
    ニル、1−ドデシル、3−メチル−1−ブチル、4−メチル−1−ペンチル、エ
    トキシエチル、4,4,4−トリフルオロブチル、2−(メチルメルカプト)エ
    チル、5−ヘキセン−1−イル、3−シアノプロピル、3,3−ジメチル−1−
    ブチル、3−クロロ−1−プロピル、シトロネルチル、3−シクロヘキシル−1
    −プロピル、3−フェニルプロピル、3−(4−ヒドロキシフェニル)プロピル
    である請求項1〜81のいずれか1項記載の方法。
  83. 【請求項83】 R3がメチル、エチル、1−プロピル、2−プロピル、1−
    ブチル、1−ペンチル、1−ヘキシル、1−ヘプチル、1−オクチル、1−デカ
    ニル、1−ドデシル、3−メチル−1−ブチル、4−メチル−1−ペンチル、エ
    トキシエチル、3,3−ジメチル−1−ブチル、3−シクロヘキシル−1−プロ
    ピル、又は3−フェニルプロピルである請求項1〜82のいずれか1項記載の方法
  84. 【請求項84】 R3がメチル、エチル、1−プロピル、2−プロピル、1−
    ブチル、1−ペンチル、1−ヘキシル、1−ヘプチル、1−オクチル、1−デカ
    ニル、又は1−ドデシルである請求項1〜83のいずれか1項記載の方法。
  85. 【請求項85】 R2がメチル、エチル、1−プロピル、2−プロピル、1−
    ブチル又はエトキシエチルであり、そしてR1及びR3が独立して、直鎖又は枝分か
    れ鎖のC6-30−アルキルである請求項1〜84のいずれか1項記載の方法。
  86. 【請求項86】 R1及びR3が独立して、メチル、エチル、n−プロピル、2
    −プロピル、ブチル、又はエトキシエチルであり、そしてR2が直鎖又は枝分かれ
    鎖のC6-30−アルキルである請求項1〜85のいずれかの1項記載の方法。
  87. 【請求項87】 R1がメチル、エチル、1−プロピル、2−プロピル、1−
    ヘキシル又はエトキシエチルであり、そしてR2がn−ブチル、n−ヘキシル、n
    −デシル又は3−メチル−1−ブチルである請求項1〜86のいずれか1項記載の
    方法。
  88. 【請求項88】 R2がメチル、エチル、1−プロピル、2−プロピル、1−
    ヘキシル又はエトキシエチルであり、そしてR1がn−ブチル、n−ヘキシル、n
    −デシル又は3−メチル−1−ブチルである請求項1〜87のいずれか1項記載の
    方法。
  89. 【請求項89】 R2がメチル、エチル、n−プロピル、2−プロピル、ブチ
    ル又はエトキシエチルであり、そしてR1及びR3が独立して、直鎖又は枝分かれ鎖
    のC6-30−アルキルである請求項1〜88 のいずれか1項記載の方法。
  90. 【請求項90】 R4がエチル、2−プロピル、1−ブチル、1−ヘキシル又
    は4−フェニル−1−ブチルである請求項1〜89のいずれか1項記載の方法。
  91. 【請求項91】 前記工程1の酵素加水分解が、任意には水混和性有機補助
    溶媒を添加されている緩衝水又は非緩衝水において5〜80℃でpH3〜9で生じる
    請求項1〜90 のいずれか1項記載の方法。
  92. 【請求項92】 前記工程1の酵素加水分解が、任意には水混和性有機補助
    溶媒を添加されている緩衝水又は非緩衝水において10〜50℃でpH3〜9で生じる
    請求項1〜91 のいずれか1項記載の方法。
  93. 【請求項93】 前記工程1の酵素加水分解が、任意には水混和性有機補助
    溶媒、例えばアセトン、テトラヒドロフラン、2−プロパノール、エタノール、
    t−ブタノール、ジメチルホルムアミド、又はジメチルスルホキシドを添加され
    ている緩衝水又は非緩衝水において10〜50℃でpH3〜9で生じる請求項1〜92
    のいずれか1項記載の方法。
  94. 【請求項94】 前記工程1の酵素加水分解が、アセトン、テトラヒドロフ
    ラン、2−プロパノール、エタノール、t−ブタノール、ジメチルホルムアミド
    、又はジメチルスルホキシドから選択された水混和性有機補助溶媒を添加されて
    いる緩衝水又は非緩衝水において10〜50℃でpH3〜9で生じる請求項1〜93 の
    いずれか1項記載の方法。
  95. 【請求項95】 前記工程1の酵素加水分解が、任意には水混和性有機補助
    溶媒を添加されている緩衝水又は非緩衝水において10〜50℃でpH3〜8で生じる
    請求項1〜94 のいずれか1項記載の方法。
  96. 【請求項96】 前記工程1の酵素加水分解が、任意には水混和性有機補助
    溶媒、例えばアセトン、テトラヒドロフラン、2−プロパノール、エタノール、
    t−ブタノール、ジメチルホルムアミド、又はジメチルスルホキシドを添加され
    ている緩衝水又は非緩衝水において10〜50℃でpH3〜8で生じる請求項1〜95
    のいずれか1項記載の方法。
  97. 【請求項97】 前記工程1の酵素加水分解が、アセトン、テトラヒドロフ
    ラン、2−プロパノール、エタノール、t−ブタノール、ジメチルホルムアミド
    、又はジメチルスルホキシドから選択された水混和性有機補助溶媒を添加されて
    いる緩衝水又は非緩衝水において10〜50℃でpH3〜8で生じる請求項1〜96 の
    いずれか1項記載の方法。
  98. 【請求項98】 前記工程1の酵素加水分解が、任意には水混和性有機補助
    溶媒を添加されている緩衝水又は非緩衝水において20〜40℃でpH5〜8で生じる
    請求項1〜97 のいずれか1項記載の方法。
  99. 【請求項99】 前記工程1の酵素加水分解が、任意には水混和性有機補助
    溶媒、例えばアセトン、テトラヒドロフラン、2−プロパノール、エタノール、
    t−ブタノール、ジメチルホルムアミド、又はジメチルスルホキシドを添加され
    ている緩衝水又は非緩衝水において20〜40℃でpH5〜8で生じる請求項1〜98
    のいずれか1項記載の方法。
  100. 【請求項100】 前記工程1の酵素加水分解が、アセトン、テトラヒドロ
    フラン、2−プロパノール、エタノール、t−ブタノール、ジメチルホルムアミ
    ド、又はジメチルスルホキシドから選択された水混和性有機補助溶媒を添加され
    ている緩衝水又は非緩衝水において20〜40℃でpH5〜8で生じる請求項1〜99
    のいずれか1項記載の方法。
  101. 【請求項101】 前記工程1の酵素加水分解が、任意には水混和性有機補
    助溶媒を添加されている緩衝水又は非緩衝水において20〜30℃でpH5〜8で生じ
    る請求項1〜100のいずれか1項記載の方法。
  102. 【請求項102】 前記工程1の酵素加水分解が、任意には水混和性有機補
    助溶媒、例えばアセトン、テトラヒドロフラン、2−プロパノール、エタノール
    、t−ブタノール、ジメチルホルムアミド、又はジメチルスルホキシドを添加さ
    れている緩衝水又は非緩衝水において20〜30℃でpH5〜8で生じる請求項1〜10
    1 のいずれか1項記載の方法。
  103. 【請求項103】 前記工程1の酵素加水分解が、アセトン、テトラヒドロ
    フラン、2−プロパノール、エタノール、t−ブタノール、ジメチルホルムアミ
    ド、又はジメチルスルホキシドから選択された水混和性有機補助溶媒を添加され
    ている緩衝水又は非緩衝水において20〜30℃でpH5〜8で生じる請求項1〜102
    のいずれか1項記載の方法。
  104. 【請求項104】 前記工程1の酵素加水分解が、任意には水混和性有機補
    助溶媒を添加されている緩衝水又は非緩衝水において20〜30℃でpH5〜7で生じ
    る請求項1〜103のいずれか1項記載の方法。
  105. 【請求項105】 前記工程1の酵素加水分解が、任意には水混和性有機補
    助溶媒、例えばアセトン、テトラヒドロフラン、2−プロパノール、エタノール
    、t−ブタノール、ジメチルホルムアミド、又はジメチルスルホキシドを添加さ
    れている緩衝水又は非緩衝水において20〜30℃でpH5〜7で生じる請求項1〜10
    4 のいずれか1項記載の方法。
  106. 【請求項106】 前記工程1の酵素加水分解が、アセトン、テトラヒドロ
    フラン、2−プロパノール、エタノール、t−ブタノール、ジメチルホルムアミ
    ド、又はジメチルスルホキシドから選択された水混和性有機補助溶媒を添加され
    ている緩衝水又は非緩衝水において20〜30℃でpH5〜7で生じる請求項1〜105
    のいずれか1項記載の方法。
  107. 【請求項107】 前記工程3の酵素エステル化が、エーテルもしくは炭化
    水素、又はケトンもしくは水素化された炭化水素において15〜90℃で生じる請求
    項1〜106 のいずれか1項記載の方法。
  108. 【請求項108】 前記工程3の酵素エステル化が、エーテル又は炭化水素
    において15〜90℃で生じる請求項1〜107 のいずれか1項記載の方法。
  109. 【請求項109】 前記工程3の酵素エステル化が、アルコールにおいて15
    〜90℃で生じる請求項1〜108 のいずれか1項記載の方法。
  110. 【請求項110】 前記工程3の酵素エステル化が、エステル化反応におい
    て求核試薬として使用されるアルコールにおいて15〜90℃で生じる請求項1〜10
    9のいずれか1項記載の方法。
  111. 【請求項111】 前記工程3の酵素エステル化が、メタノール、又は2−
    プロパノール、又はエタノール、又は1−プロパノールにおいて15〜90℃で生じ
    る請求項1〜110 のいずれか1項記載の方法。
  112. 【請求項112】 前記工程3の酵素エステル化が、エーテル又は炭化水素
    において30〜85℃で生じる請求項1〜111 のいずれか1項記載の方法。
  113. 【請求項113】 前記工程3の酵素エステル化が、tert−ブチルメチルエ
    ーテルとしてのエーテルにおいて30〜85℃で生じる請求項1〜112 のいずれか1
    項記載の方法。
  114. 【請求項114】 前記工程3の酵素エステル化が、tert−ブチルメチルエ
    ーテルにおいて50〜60℃で生じる請求項1〜113 のいずれか1項記載の方法。
  115. 【請求項115】 前記用語“溶媒”とは、本明細書において使用される場
    合、有機溶媒、有機溶媒の混合物、有機溶媒又は有機溶媒及び塩を含むか、又は
    塩緩衝されているか又は塩緩衝されていない水の混合物、塩緩衝されているか又
    は塩緩衝されていない水、有機及び水性相を含んで成る2相システム、エマルジ
    ョン及び懸濁液を含んで成る1〜114のいずれか1項記載の方法。
  116. 【請求項116】 前記用語“溶媒”とは、本明細書において使用される場
    合、有機溶媒、有機溶媒の混合物、有機溶媒又は有機溶媒及び塩を含むか、又は
    塩緩衝されているか又は塩緩衝されていない水の混合物、塩緩衝されているか又
    は塩緩衝されていない水、有機及び水性相を含んで成る2相システム、エマルジ
    ョン及び懸濁液を含んで成り、ここで“有機溶媒”とは、例えば炭化水素、例え
    ばヘキサン、シクロへキサン、ヘプタン、トルエン、キシレン、ケトン、例えば
    tert−ブチル−メチルケトン、メチルイソプロピルケトン、2−ブタノン、アセ
    トン、2−メチル−2−ペンタノン、エーテル、例えばジエチルエーテル、tert
    −ブチルメチルエーテル、イソプロピル−メチルエーテル、ジオキサン、ジブチ
    ルエーテル、ジオキソラン、アニソール、及びテトラヒドロフラン、ニトリル、
    例えばアセトニトリル及び3−ヒドロキシプロピオニトリル、極性溶媒、例えば
    ジメチルスルオキシド、N, N−ジメチルホルムアミド、N−メチルピロリドン、
    スルホラン、ジメチルプロピルウレア(DMPU)、グリオキサール、酸、例えば酢
    酸及び蟻酸、アルデヒド、例えばアセトアルデヒド、ハロゲン化炭化水素、例え
    ばジクロロメタン、トリクロロエタン、クロロホルム、クロロベンゼン、ジクロ
    ロベンゼン及びジクロロエタン、エステル、例えばエチルアセテート、イソプロ
    ピルアセテート又はtert−ブチルアセテート、直鎖又は枝分かれ鎖のアルコール
    、例えば2−メチル−2−ブタノール、tert−ブタノール、メタノール、エタノ
    ール、n−プロパノール、n−ブタノール及びイソプロパノールを言及する請求
    項1〜115のいずれか1項記載の方法。
  117. 【請求項117】 前記用語“溶媒”とは、本明細書において使用される場
    合、緩衝された(例えば、ホスフェート、アセテート)、緩衝されていない水、
    又は水混和性有機溶媒、例えばアセトン、テトラヒドロフラン、2−プロパノー
    ル、エタノール、t−ブタノール、ジメチルホルムアミド、ジメチルスルホキシ
    ド又は2−メチル−2−ペンタノン、又はエーテル、例えばtert−ブチルメチル
    エーテル(水により飽和されているか又は飽和されていない)を含む、緩衝され
    ているか又は緩衝されていない水を包含する請求項1〜116のいずれか1項記載
    の方法。
  118. 【請求項118】 前記用語“溶媒”とは、本明細書において使用される場
    合、有機溶媒、有機溶媒の混合物、有機溶媒又は有機溶媒及び塩を含むか、又は
    塩緩衝されているか又は塩緩衝されていない水の混合物、塩緩衝されているか又
    は塩緩衝されていない水、有機及び水性相を含んで成る2相システム、エマルジ
    ョン及び懸濁液を含んで成り、ここで“有機溶媒”とは、例えば炭化水素、例え
    ばヘキサン及びヘプタン、ケトン、例えばtert−ブチル−メチルケトン、2−ブ
    タノン、及びアセトン、2−メチル−2−ペンタノン、エーテル、例えばジエチ
    ルエーテル、tert−ブチルメチルエーテル、イソプロピル−メチルエーテル、及
    びテトラヒドロフラン、ニトリル、例えばアセトニトリル及び3−ヒドロキシプ
    ロピオニトリル、ジメチルスルオキシド、N, N−ジメチルホルムアミド、N−メ
    チルピロリドン、スルホラン、ジメチルプロピルウレア(DMPU)、グリオキサー
    ル、酸、例えば酢酸及び蟻酸、アルデヒド、例えばアセトアルデヒド、ハロゲン
    化炭化水素、例えばジクロロメタン、及びジクロロエタン、エステル、例えばエ
    チルアセテート、直鎖又は枝分かれ鎖のアルコール、例えば2−メチル−2−ブ
    タノール、tert−ブタノール、メタノール、エタノール、プロパノール、及びイ
    ソプロパノールを言及する請求項1〜117のいずれか1項記載の方法。
  119. 【請求項119】 前記用語“溶媒”とは、本明細書において使用される場
    合、緩衝された(例えば、ホスフェート、アセテート)、緩衝されていない水、
    又は有機溶媒、例えばアセトニトリル、又は2−メチル−2−ペンタノンを含む
    、緩衝されているか又は緩衝されていない水を包含する請求項1〜118のいずれ
    か1項記載の方法。
  120. 【請求項120】 前記酵素がプロテアーゼである請求項1〜119のいずれ
    か1項記載の方法。
  121. 【請求項121】 前記プロテアーゼが、市販のプロテアーゼ、例えばAlca
    lase(商標), Esperase(商標), Rannilase(商標), Durazym(商標), ever
    lase(商標), Kannase(商標), MAXATASE(商標)又はProperase(商標)であ
    る請求項1〜120のいずれか1項記載の方法。
  122. 【請求項122】 前記プロテアーゼが、ノカルジオプシス(Nocardiopsis
    ), アスペルギラス(Aspergillus)、リゾパス(Rhizopus),バチルス・アル
    カロフィラス(Bacillus alcalophilus)、B.セレウス(B.cereus)、N.ナッ
    ト(N.natto)、B.バルガタス(B. vulgatus)、B.ミコイデ(B. micoide)、
    ノカルジオプシスsp. (Nocardiopsis sp.) 又はノカルジオプシス・ダソンビレ
    イ(Nocardiopsis dassonvillei)からである請求項1〜121のいずれか1項記載
    の方法。
  123. 【請求項123】 前記セリンプロテアーゼが、バチルス・スブチリシン(
    Bacillus subtilisins)の変異体からである請求項1〜122のいずれか1項記載
    の方法。
  124. 【請求項124】 前記プロテアーゼがNeutrase(商標)(Zn)である請求項
    1〜123のいずれか1項記載の方法。
  125. 【請求項125】 前記プロテアーゼ酵素調製物が、Bactasal(商標)WO又
    はBactosol(商標)SI, Toyozyme(商標)、又はProteinase K(商標)である請
    求項1〜124のいずれか1項記載の方法。
  126. 【請求項126】 前記プロテアーゼが、プロテアーゼA又はB;アスペルギ
    ラス・アキュレアタスからのプロテアーゼ2(又はアスペルギロペプシンI);バ
    チルス・クラウジからのサビナーゼの変異体、カンナーゼ;フサリウム・オキシ
    スポラムからのトリプシン様プロテアーゼ;アスペルギラス・オリザエからのAl
    pプロテアーゼ(又はオリジン);アスペルギラス・オリザエからのプロテアー
    ゼ2A;バチルス・リケニホルミスからのC-成分;アスペルギラス・アキュレンタ
    スからのプロテアーゼ1(又はアスペルギロペプシンII);アスペルギラス・オ
    リザエからのNpIプロテアーゼ(又は中性プロテアーゼI又はFungalysin);アス
    ペルギラス・オリザエからのNpIIプロテアーゼ;アスペルギラス・オリザエから
    のペプシンAプロテアーゼ;バチルスsp. からのPD498プロテアーゼ;パパイヤか
    らのグリシン特異的プロテアーゼ;ウシ膵臓からのII型α−キモトリプシン;ウ
    シ膵臓からのVII型α−キモトリプシン;アスペルギラス・オリザエからのプロ
    テイナーゼ2A;シュードモナス・プチダからのプロテアーゼ、例えばNovozym18
    0;アスペルギラス・オリザエからのプロテイナーゼ6;アスペルギラス・オリ
    ザエからのFlavourzyme(商標)である請求項1〜125のいずれか1項記載の方法
  127. 【請求項127】 前記プロテアーゼが、アスペルギラス、バチルス、フサ
    リウム、パパイヤ、ウシ膵臓により生成されるか又はそれらから単離される請求
    項1〜126のいずれか1項記載の方法。
  128. 【請求項128】 前記プロテアーゼが、アスペルギラス・アキュレアタス
    、バチルス・クラウジ、フサリウム・オキシスポラム、アスペルギラス・ニガー
    、アスペルギラス・オリザエ、バチルス・リケニホルミス、バチルスsp., パパ
    イヤ、ウシ膵臓により生成されるか又はそれらから単離される請求項1〜127の
    いずれか1項記載の方法。
  129. 【請求項129】 前記酵素がリパーゼである請求項1〜128のいずれか1
    項記載の方法。
  130. 【請求項130】 前記酵素が、酵母、例えばカンジダ リパーゼ、細菌、
    例えばシュードモナス又はバチルス リパーゼ、又は菌類、例えばヒューミコラ
    又はリゾパス リパーゼから選択されたリパーゼである請求項1〜129のいずれ
    か1項記載の方法。
  131. 【請求項131】 前記リパーゼが、リゾムコム・ミエヘイ リパーゼ(Li
    pozymeTM)、サーモミセス・ラヌギノサ リパーゼ(LipolaseTM)、ヒューミコ
    ラ・インソレンス リパーゼ、ヒューミコラ・ラヌギノサ リパーゼ、シュード
    モナス・スツゼリ(例えば、ATCC19.154)リパーゼ、シュードモナス・セパシア
    リパーゼ、カンジダ アンタルクチカ リパーゼA又はB、又はrGPL、アブシジ
    ア・ブラケスリーナ、アブシジア・コリムビフェラ、フサリウム・ソラニ、フサ
    リウム・オキシスポラム、ペニシリウム・シクロピウム、ペニシリウム・クルス
    トサム、ペニシリウム・エクスパンサン、ロドトルラ・グルチニス、チアロスポ
    レラ・ファセオリナ、リゾパス・ミクロスポラス、スポロボロミセス・シバタヌ
    ス、アウレオバジジウム・プルランス、ハンセヌラ・アノマラ、ゲオトリカム・
    ペニシラタム、ラクトバチルス・クルバタス、ブロコトリクス・サーモソハタ、
    コプリヌス・シネリウス、トリコダーマ・ハルザニウム、トリコダーマ・リセイ
    、リゾパス・ジャポリカス又はシュードモナス・プランタリからのリパーゼであ
    る請求項1〜130のいずれか1項記載の方法。
  132. 【請求項132】 前記リパーゼが、Lipase P Amano, Amano-CES又はNRRLB
    3673である請求項1〜131のいずれか1項記載の方法。
  133. 【請求項133】 前記酵素がクチナーゼである請求項1〜132のいずれか
    1項記載の方法。
  134. 【請求項134】 前記クチナーゼが、生物フサリウム・ソラニ ピシ又は
    ヒューミコラ・インソレンスからである請求項1〜133のいずれか1項記載の方
    法。
  135. 【請求項135】 前記酵素がホスホリパーゼである請求項1〜134のいず
    れか1項記載の方法。
  136. 【請求項136】 前記酵素がエステラーゼである請求項1〜135のいずれ
    か1項記載の方法。
  137. 【請求項137】 前記エステラーゼが、ウサギ肝臓からのエステラーゼ(
    Sigma E-9636)、ブタ肝臓からのエステラーゼ(Sigma E-7259)、雄ブタ膵臓か
    らのエステラーゼ、雄ブタ肝臓からのエステラーゼ、電気ウサギからのタイプV
    −Sエステラーゼ、又はシュードモナス・プチダからのエステラーゼである請求
    項1〜136のいずれか1項記載の方法。
  138. 【請求項138】 前記プロテアーゼが、アスペルギラス・オリザエからの
    フェルラ酸エステラーゼ、又はアスペルギラス・オリザエにおいて発現されるア
    スペルギラス・アキュレアタスからのアセチルキシラン エステラーゼである請
    求項1〜137のいずれか1項記載の方法。
  139. 【請求項139】 前記エステラーゼが、アスペルギラスにより生成される
    請求項1〜138のいずれか1項記載の方法。
  140. 【請求項140】 前記エステラーゼが、アスペルギラス・アキュレアタス
    により生成される請求項1〜139のいずれか1項記載の方法。
  141. 【請求項141】 前記エステラーゼが、アスペルギラス・オリザエにより
    生成される請求項1〜140のいずれか1項記載の方法。
  142. 【請求項142】 前記エステラーゼが、アスペルギラス・ニガーにより生
    成される請求項1〜141のいずれか1項記載の方法。
  143. 【請求項143】 前記エステラーゼが、シュードモナスにより生成される
    請求項1〜142のいずれか1項記載の方法。
  144. 【請求項144】 前記エステラーゼが、アスペルギラス・アキュレアタス
    、アスペルギラス・オリザエ又はアスペルギラス・ニガーにおいて発現される市
    販の酵素調製物からである請求項1〜143のいずれか1項記載の方法。
  145. 【請求項145】 前記エステラーゼが、PectinexTM Ultra SP-L, Pectine
    xTM BE, FlavourzymeTM, KojizymeTM 500MG, ShearzymeTM 500L, PectinexTM AF
    P L-2, PectinexTM SMASH, Novozyme188又はRheozyme(商標)である請求項1〜
    144のいずれか1項記載の方法。
  146. 【請求項146】 前記エステラーゼが、アスペルギラス・オリザエの発酵
    から得られる請求項1〜145のいずれか1項記載の方法。
  147. 【請求項147】 前記エステラーゼが、アスペルギラス・アキュレアタス
    の発酵から得られる請求項1〜146のいずれか1項記載の方法。
  148. 【請求項148】 前記酵素が、複数の加水分解酵素、例えばプロテアーゼ
    、リパーゼ、エステラーゼ、クチナーゼ又はホスホリパーゼ、又は3種又はそれ
    以上のプロテアーゼ、リパーゼ、エステラーゼ、クチナーゼ又はホスホリパーゼ
    を含む加水分解酵素混合物である請求項1〜147のいずれか1項記載の方法。
  149. 【請求項149】 工程1に関して、前記酵素が、リゾパス、ヒューミコラ
    、バチルス、ウシ膵臓、シュードモナス、アスペルギラス、トリプシン又はフサ
    リウムにより生成されるか又はそれらから単離され得る請求項1〜148のいずれ
    か1項記載の方法。
  150. 【請求項150】 工程1に関して、前記酵素がエステラーゼである請求項
    1〜149のいずれか1項記載の方法。
  151. 【請求項151】 工程1に関して、前記エステラーゼが、アスペルギラス
    により生成される請求項1〜150のいずれか1項記載の方法。
  152. 【請求項152】 工程1に関して、前記エステラーゼが、アスペルギラス
    ・アキュレアタスにより生成される請求項1〜151のいずれか1項記載の方法。
  153. 【請求項153】 工程1に関して、前記エステラーゼが、アスペルギラス
    ・オリザエにより生成される請求項1〜152のいずれか1項記載の方法。
  154. 【請求項154】 工程1に関して、前記エステラーゼが、アスペルギラス
    ・ニガーにより生成される請求項1〜153のいずれか1項記載の方法。
  155. 【請求項155】 工程1に関して、前記エステラーゼが、アスペルギラス
    ・アキュレアタス、アスペルギラス・オリザエ又はアスペルギラス・ニガーにお
    いて発現される市販の酵素調製物からである請求項1〜154のいずれか1項記載
    の方法。
  156. 【請求項156】 工程1に関して、前記エステラーゼが、PectinexTM Ult
    ra SP-L, PectinexTM BE, FlavourzymeTM, KojizymeTM 500MG, ShearzymeTM 500
    L, PectinexTM AFP L-2, PectinexTM SMASH, Novozyme188又はRheozyme(商標)
    である請求項1〜155のいずれか1項記載の方法。
  157. 【請求項157】 工程1に関して、前記エステラーゼが、アスペルギラス
    ・オリザエの発酵から得られる請求項1〜156のいずれか1項記載の方法。
  158. 【請求項158】 工程1に関して、 前記エステラーゼが、アスペルギラ
    ス・アキュレアタスの発酵から得られる請求項1〜157のいずれか1項記載の方
    法。
  159. 【請求項159】 工程1に関して、前記酵素が、リゾムコル・ミエヘイ
    リパーゼ;ヒューミコラ・ラヌギノサ リパーゼ;Esperase(バチルス・リケニ
    ホルミス プロテアーゼ);Savinase(バチルス・クラウジ プロテアーゼ);
    ウシ膵臓からのα―キモトリプシン;プソイドモナス・プチダからのプロテアー
    ゼ、例えばNovozyme180;アスペルギラスsp. からのプロテイナーゼ6;アスペ
    ルギラス・オリザエからのFlavourzyme; アスペルギラス・オリザエからの分泌
    された酵素を含む、アスペルギラス・オリザエにおいて発現されるアスペルギラ
    ス・アキュレアタスからのプロテアーゼ1(又はアスペルギロペプシンII);ア
    スペルギラス・オリザエからの分泌された酵素を含む、アスペルギラス・オリザ
    エにおいて発現されるアスペルギラス・アキュレアタスからのプロテアーゼ2(
    又はアスペルギロペプシンI);アスペルギラス・オリザエからの分泌された酵
    素を含む、アスペルギラス・オリザエにおいて発現されるアスペルギラス・オリ
    ザエからのNpIプロテアーゼ(又は中性プロテアーゼI又はFungalysin);アスペ
    ルギラス・オリザエからの分泌された酵素を含む、アスペルギラス・オリザエに
    おいて発現されるフサリウム・オキシスポラムからのトリプシン様プロテアーゼ
    ;Rheozyme, すなわちアスペルギラス・アキュレアタスからのペクチンメチルエ
    ステラーゼ;アスペルギラス・オリザエからの分泌された酵素を含む、アスペル
    ギラス・オリザエにおいて発現されるアスペルギラス・オリザエからのAlp.プロ
    テアーゼ(又はオリジン);アスペルギラス・オリザエからのプロテアーゼ2A
    ;アスペルギラス・アキュレアタスからのPectinex Ultra SP-L; アスペルギラ
    ス・ニガーからのPectinex BE 3L;アスペルギラス・オリザエからのKojizyme 5
    00MG; アスペルギラス・オリザエからのフェルラ酸エステラーゼ;アスペルギラ
    ス・アキュレアタスからのアセチルキシランエステラーゼ;アスペルギラス・ア
    キュレアタスからのShearzyme 500L; Pectinex AFP L-2; Pectinex SMASH; アス
    ペルギラス・ニガーからのNovozym188;Kannase, すなわちバチルス・クラウジ
    からのSavinaseの変異体;ヒューミコラ、インソレンスからのクチナーゼ;アス
    ペルギラス・オリザエの発酵から得られた加水分解酵素混合物から選択される請
    求項1〜158のいずれか1項記載の方法。
  160. 【請求項160】 工程1に関して、前記酵素が、アスペルギラス・オリザ
    エからの分泌された酵素を含む、アスペルギラス・オリザエにおいて発現される
    アスペルギラス・アキュレアタスからのプロテアーゼ1(又はアスペルギロペプ
    シンII);アスペルギラス・オリザエからの分泌された酵素を含む、アスペルギ
    ラス・オリザエにおいて発現されるアスペルギラス・アキュレアタスからのプロ
    テアーゼ2(又はアスペルギロペプシンI);アスペルギラス・アキュレアタス
    からのプロテアーゼNp1;アスペルギラス・オリザエからの分泌された酵素を含
    む、アスペルギラス・オリザエにおいて発現されるアスペルギラス・オリザエか
    らのNpIプロテアーゼ(又は中性プロテアーゼI又はFungalysin);アスペルギラ
    ス・オリザエからの分泌された酵素を含む、アスペルギラス・オリザエにおいて
    発現されるフサリウム・オキシスポラムからのトリプシン様プロテアーゼ;Rheo
    zyme, すなわちアスペルギラス・アキュレアタスからのペクチンメチルエステラ
    ーゼ;アスペルギラス・オリザエからの分泌された酵素を含む、アスペルギラス
    ・オリザエにおいて発現されるアスペルギラス・オリザエからのAlp.プロテアー
    ゼ(又はオリジン);アスペルギラス・オリザエからのプロテアーゼ2A;アス
    ペルギラス・アキュレアタスからのPectinex Ultra SP-L; アスペルギラス・ニ
    ガーからのPectinex BE 3L;アスペルギラス・オリザエからのKojizyme 500MG;
    アスペルギラス・オリザエからのフェルラ酸エステラーゼ;アスペルギラス・ア
    キュレアタスからのアセチルキシランエステラーゼ;アスペルギラス・アキュレ
    アタスからのShearzyme 500L; Pectinex AFP L-2; Pectinex SMASH; アスペルギ
    ラス・ニガーからのNovozym188;Kannase, すなわちバチルス・クラウジからのS
    avinaseの変異体;ヒューミコラ、インソレンスからのクチナーゼ;アスペルギ
    ラス・オリザエの発酵から得られた加水分解酵素混合物から選択される請求項1
    〜159のいずれか1項記載の方法。
  161. 【請求項161】 工程1に関して、前記酵素が、アスペルギラス・オリザ
    エからの分泌された酵素を含む、アスペルギラス・オリザエにおいて発現される
    アスペルギラス・アキュレアタスからのプロテアーゼ1(又はアスペルギロペプ
    シンII);アスペルギラス・オリザエからの分泌された酵素を含む、アスペルギ
    ラス・オリザエにおいて発現されるアスペルギラス・アキュレアタスからのプロ
    テアーゼ2(又はアスペルギロペプシンI);アスペルギラス・アキュレアタス
    からのプロテアーゼNp1;アスペルギラス・オリザエからの分泌された酵素を含
    む、アスペルギラス・オリザエにおいて発現されるアスペルギラス・オリザエか
    らのNpIプロテアーゼ(又は中性プロテアーゼI又はFungalysin);アスペルギラ
    ス・オリザエからの分泌された酵素を含む、アスペルギラス・オリザエにおいて
    発現されるフサリウム・オキシスポラムからのトリプシン様プロテアーゼ;Rheo
    zyme, すなわちアスペルギラス・アキュレアタスからのペクチンメチルエステラ
    ーゼ;アスペルギラス・オリザエからの分泌された酵素を含む、アスペルギラス
    ・オリザエにおいて発現されるアスペルギラス・オリザエからのAlp.プロテアー
    ゼ(又はオリジン);アスペルギラス・オリザエからのプロテアーゼ2A;アス
    ペルギラス・アキュレアタスからのPectinex Ultra SP-L; アスペルギラス・ニ
    ガーからのPectinex BE 3L;アスペルギラス・オリザエからのKojizyme 500MG;
    アスペルギラス・オリザエからのフェルラ酸エステラーゼ;アスペルギラス・ア
    キュレアタスからのアセチルキシランエステラーゼ;アスペルギラス・アキュレ
    アタスからのShearzyme 500L; Pectinex AFP L-2; Pectinex SMASH; アスペルギ
    ラス・ニガーからのNovozym188;アスペルギラス・オリザエの発酵から得られた
    加水分解酵素混合物から選択される請求項1〜160のいずれか1項記載の方法。
  162. 【請求項162】 工程2に関して、前記酵素がリゾパス科からである請求
    項1〜161のいずれか1項記載の方法。
  163. 【請求項163】 工程3に関して、前記酵素がリゾパス科からである請求
    項1〜162のいずれか1項記載の方法。
  164. 【請求項164】 工程2に関して、前記酵素がリゾムコル・ミエヘイ リ
    パーゼである請求項1〜163のいずれか1項記載の方法。
  165. 【請求項165】 工程3に関して、前記酵素がリゾムコル・ミエヘイ リ
    パーゼである請求項1〜164のいずれか1項記載の方法。
  166. 【請求項166】 工程1に関して、R1が直鎖又は枝分かれ鎖のC1-6−アル
    キル又はエトキシエチルであり、前記酵素がアスペルギラス・アキュレアタス又
    はアスペルギラス・オリザエからのヒドロラーゼ又はエステラーゼであり、前記
    反応混合物のpHが4〜8であり、前記反応混合物が水及び0〜15%の有機溶媒を
    含み、そして温度が15〜40℃である請求項1〜165のいずれか1項記載の方法。
  167. 【請求項167】 工程1に関して、R1が直鎖又は枝分かれ鎖のC1-3−アル
    キル又はエトキシエチルであり、前記酵素がアスペルギラス・アキュレアタス又
    はアスペルギラス・オリザエからのヒドロラーゼ又はエステラーゼであり、前記
    反応混合物のpHが5〜7であり、前記反応混合物が水及び0〜5%の有機溶媒を
    含み、そして温度が20〜30℃である請求項1〜166のいずれか1項記載の方法。
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