JP2003505725A - オフセットマスク付き単眼筒鏡あるいは内視鏡 - Google Patents
オフセットマスク付き単眼筒鏡あるいは内視鏡Info
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- G02B23/00—Telescopes, e.g. binoculars; Periscopes; Instruments for viewing the inside of hollow bodies; Viewfinders; Optical aiming or sighting devices
- G02B23/24—Instruments or systems for viewing the inside of hollow bodies, e.g. fibrescopes
- G02B23/2407—Optical details
- G02B23/2446—Optical details of the image relay
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Abstract
Description
れている装置である硬質単眼筒鏡および内視鏡に関する。本発明は、特に、この
ような硬質単眼鏡および内視鏡で正確な観察方向を提供する手段に関する。
的に示す基本的配置構造で構成される。対象物Oが鏡の視野(f.o.v.)に
入ると、対象物Oの像Iが、対物レンズアセンブリ14によって筒鏡10の挿入
管12内に形成される。この中間像Iが、次に一連のリレーレンズ16によって
筒鏡10の近位端に伝達または中継されて、観察マスク18に重ねる最終の中間
像を形成する。観察マスク18の目的は、指定された視野に鮮明で輪郭のはっき
りした縁を提供することである。最後に、接眼レンズシステム20がこの最終像
を投影して、目Eに快適な視野を提供するよう、多少離れた距離、例えば1mに
虚像を形成する(通常の肉眼は、概して約25cmから無限大の距離にある対象
物に快適に焦点を合わせることができる)。また、アダプタレンズアタッチメン
ト(図示せず)を装備して、この像をカメラまたはCCDチップに再び焦点を合
わせ、カメラにとって適切なサイズの像を提供してもよい。
o.v.)を確立する。ただし、0°で前方を見る場合にはプリズムは必要ない
。観察方向は、筒鏡10の縦軸Lと観察軸Vとの間の角度であり、観察軸とは、可
視視野の両縁を区切る両極端方向の二等分線と定義される。使用時に達成される
実際の観察方向は、幾つかの理由で、設計仕様によって異なる。 ・プリズム22が正確に適切な角度に設定できないことがある。 ・対象および中継システムを構成する個々のレンズ14、16が、光学的中心と
機械的中心とを精密に一致できないよう製造されることがある。 ・対象および中継システムを構成する個々のレンズ14、16が、レンズ管12
内で精密に心合わせまたは整列しないことがある。
な心合わせの誤差が重なると、d.o.v.測定値が許容限界外になりやすい。
これを制御する従来の方法は、結果として生じるd.o.v.が確実に仕様限界
(通常は±5°)以内になるため、上記で列挙したコンポーネントを非常に厳密
な公差で仕上ることである。d.o.v.の仕様公差が特に厳密な範囲(例えば
≦3°)では、これらの個々の公差を必要な精度レベルまで制御することが可能
でないことがある(あるいは法外に費用がかかる)。したがって、個々の心合わ
せ公差を特に厳密にすることなく、高い公差のd.o.v.を達成する必要があ
る。
、遠位端に隣接し、使用時に対象物を観察することができる観察口、対象物の像
をハウジングに設けた観察手段に中継するよう動作可能な像中継手段とを備え、
観察手段が接眼レンズ、および接眼レンズの遠位側に配置されて像を見ることが
できる口を有するマスクを含み、像中継手段が縦軸を画定し、マスクの口が中心
軸を画定し、中心軸が縦軸と平行で、それからオフセットする単眼筒鏡または単
眼内視鏡として使用する装置を提供する。
画定する。
よう装着することができる。あるいは、マスクを移動し、適正なオフセットを有
する第2マスクと置換することができる。しかし、現在好ましいのは、マスクを
、それぞれが像中継手段の縦軸とマスクの中心軸との間に異なるオフセットを提
供する様々な回転方位に装着できることである。接眼レンズは、マスクとともに
調節可能であることが好ましい。これによって、マスクに様々なオフセットを設
けることができるが、この目的を達成するため、様々なマスクを選択する必要が
ない。
し、筒鏡または内視鏡は、遠位端およびハウジングに接続された近位端を有する
管、遠位端に隣接し、使用時に対象物を観察することができる観察口、対象物の
像をハウジングに設けた観察手段に中継するよう動作可能な像中継手段とを備え
、さらに像中継手段が接眼レンズを有し、方法は、接眼レンズの遠位側にマスク
を設けるステップを含み、マスクは画像を観察することができる口を有し、口は
中心軸を有して、さらに実際の観察方向と所望の観察方向との角度差を決定する
ステップと、所望の観察方向を達成するのに必要な、縦軸に対するマスク口の中
心軸のオフセットの量および方向を計算するステップと、マスクを外し、必要な
オフセットがある中心軸を画定する口を有するマスクを装着するステップとを含
む。
オフセットを有する異なる回転方位へと回転するステップ、およびマスクを所定
の位置に装着するステップを含むことが好ましい。接眼レンズは、マスクととも
に必要なオフセットまで回転することが好ましい。
る第2レンズと交換するステップを含むことができる。
とができる。 δ=(α・η)/φ ここでδは必要なオフセットの量、αは実際の観察方向と所望の観察方向との角
度差、ηはマスクの位置における像のサイズ、φは鏡の視野である。
する。
す。
る板であり、口はその中心を通る中心軸Cを有する。先行技術では、中心軸Cは
縦軸Lと一致する。軌道走査鏡は、通常は縦軸Lと一致する回転軸Rも有する。
に図示されている。
示)と比較すると横方向にシフトし、したがって中心軸Cは鏡全体の縦軸Lとの
平行を維持するが、もはや一致しない。したがって、接眼レンズによって形成さ
れる視野マスク18’の虚像30’、したがって目Eの網膜(またはカメラ)上
の像は、それぞれ対象物の虚像32’および網膜上の対応する像32から横方向
にオフセットする。次に、これによって筒鏡の測定される観察方向が少量シフト
する。
近位端でハウジング(図示せず)内に配置され、したがって口の中心軸Cは筒鏡
10の縦軸Lからオフセットする。この実施形態は、軌道走査機能がない筒鏡、
つまり挿入管が縦軸を中心に回転しない筒鏡の観察方向を修正するのに完全に適
している。
取り付けたカメラに対して回転する場合は適さない。というのは、視野マスク1
8’を鏡の縦軸Lからオフセットする際、この軸Lに対する、および網膜上の対
象物の像32に対する、目E(またはカメラなど)の網膜に形成される視野マス
ク18’の像30の位置にもオフセットが導入されるからである。光学システム
がその縦軸Lを中心に回転すると、視野マスクの中心に関連する光束の方向が縦
軸Lの周囲で歳差運動をし、このため目の網膜上またはビデオカメラのCCDチ
ップ上に形成される視野マスクの像の位置も、縦軸Lを中心とする回転運動で動
く。この効果は、肉眼で観察した場合に気づかれるが、取り付けたビデオカメラ
によって観察する場合に特に明瞭であり、筒鏡が回転するにつれ、視野マスクの
像がCCDチップの作用区域から外れることさえある。
の両方が、鏡10の縦軸Lから同じ量だけ同じ方向にオフセットする。(比較の
ため、従来の視野マスク18および接眼レンズ20も図示されている。)その結
果、筒鏡10の測定観察方向がシフトする。しかし、管12が縦軸Lを中心に回
転するにつれ、視野マスクの中心に関連する光束は縦軸Lを中心に横方向に位置
がシフトするが、その方向は変化せず、光束がほぼ平行である、つまり目または
カメラのレンズが基本的に無限大の焦点距離を有するので、筒鏡が回転しても目
の網膜またはCCDカメラチップ上の視野マスク像30の位置が一切シフトしな
い。したがって、この実施形態は軌道走査鏡に適し、視野マスクの像が移動しな
い。
とができる。
クのシフトの量および方向を決定するよう、標準的な視野マスクと、中心軸Cが
鏡の縦軸Lと一致する接眼レンズ・アセンブリとを使用して測定する。
’の位置の増大する異なるオフセット量を提供するよう構築されたある範囲のア
センブリから、適切な接眼レンズアセンブリを選択することによって提供するこ
とができる。あるいは、所望の視野方向を達成するよう計算された量だけ、内径
部が精密にオフセットするよう、特定の各鏡の接眼レンズアセンブリを機械加工
してもよい。
は限界がある。視野マスク位置のシフトが大きすぎると、視野マスク内に見られ
る像が、レンズ管、プリズム、中継または対物レンズなどの物理的限界によって
欠け始める。したがって、本発明は、筒鏡アセンブリの心合わせ公差を、完全に
は除去しないまでも、実際的な限界まで緩和する。
筒鏡の特定の設計に依存する。概して、必要なd.o.v.シフトαと視界φと
(視野マスク位置における)中間像サイズηと必要なオフセットの量δとの間に
、以下の関係があると言うことができる。 δ=(α・η)/φ
パラメータと照らし合わせて選択される設計パラメータである。しかし、概して
鏡の直径Dの分数εになる。したがって、上式は以下のようになる。 δ=(α・ε・D)/φ
的関係を示す働きをする。d.o.v.の任意のシフトを達成するには、必要な
接眼レンズのオフセットがかがみの直径とともに、そして視野に反比例して増加
することが分かる。通常、d.o.v.で1°のシフトを達成するためには、6
0°の視野をカバーする直径6mmの筒鏡の場合、0.05mmのオフセットが
必要となる。35°の視野をカバーする直径10mmの筒鏡では、接眼レンズに
0.19mmのオフセットが必要となる。
ットを提供することができる、第2の実施形態による筒鏡を示す。
にとどめる。
リーブ52がハウジングから延在し、筒鏡の遠位端へと延在するレンズシステム
52’を支持する。観察手段は、窓54を有するハウジングアイピース53と、
螺旋溝57’内でボール57を前進させ、接眼レンズ本体アセンブリ58の軸方
向の位置を変化させる従来の焦点制御装置56とを備える。
パッキング/スペーサシムによって適正な軸方向の位置へと調節され、任意選択
でその遠位端にドーブプリズム59を設けてもよい。接眼レンズ本体アセンブリ
58は4本の軸方向に延在する溝60を有し、これら溝60は周縁に等間隔で隔
置される。軌道走査リンクピン61がレンズ管スリーブ52から延在して溝60
の1本に入り、レンズ管52が接眼レンズ本体アセンブリ58とともに回転する
ことを保証する。
接眼レンズ本体アセンブリの中に配置される。マスクには4本の溝63(図5に
は2本のみ図示)を設け、そのいずれか1本が位置合わせピン62と係合するこ
とができる。視野マスク観察方向インジケータ64が、接眼レンズ本体アセンブ
リ58内の視野マスク18’の方位を指示する。視野マスク18’は、視野マス
ク18’の外周区域と係合するロッキングリング(図示せず)によって、接眼レ
ンズ本体アセンブリ58で保持される。
従って決定する。次に、レンズ管スリーブ52を接眼レンズ本体アセンブリに装
着して、許容限度に従って観察方向を与える。したがって、オフセットが許容限
度外と決定された場合は、接眼レンズ本体アセンブリを、観察方向にプラスまた
はマイナスのシフトを与える方位へと回転する。オフセットが許容限度内にある
場合は、接眼レンズ本体アセンブリを、縦方向の傾斜軸および名目観察軸を含む
面に垂直の方向に観察方向をシフトするだけの名目位置に装着する。
て、観察方向インジケータ63が適正な方向を指すよう、視野マスク18’の方
位を変更する必要があることもある。視野マスクは、接眼レンズ20’と同心に
なるよう装着するので、このように視野マスク18’を回転しても、像に追加の
オフセットがなく、観察方向インジケータ64の位置が変化するだけである。
Claims (11)
- 【請求項1】 単眼筒鏡または単眼内視鏡として使用し、遠位端およびハウ
ジングに接続された近位端を有する管、遠位端に隣接し、使用時に対象物を観察
する観察口、対象物の像をハウジング内に設けた観察手段へと中継するよう動作
可能な像中継手段とを備え、観察手段が接眼レンズと、接眼レンズの遠位側に配
置されて像を観察する口を有するマスクとを含み、像中継手段が縦軸を画定して
、マスクの口が中心軸を画定し、中心軸が縦軸と平行で、それからオフセットす
る装置。 - 【請求項2】 接眼レンズが、マスクの口の中心軸と一致する中心軸を画定
する、請求項1に記載の装置。 - 【請求項3】 接眼レンズが、縦軸と一致する中心軸を画定する、請求項1
に記載の装置。 - 【請求項4】 マスクを、それぞれ像中継手段の縦軸とマスクの中心軸との
間に異なるオフセットを提供する異なる回転方位で装着することができる。請求
項1から請求項3いずれか1項に記載の装置。 - 【請求項5】 接眼レンズがマスクとともに異なる回転方位間で回転可能で
ある、請求項4に記載の装置。 - 【請求項6】 単眼筒鏡または単眼内視鏡に所望の観察方向を提供する方法
であって、筒鏡または内視鏡は、遠位端およびハウジングに接続された近位端を
有する管、遠位端に隣接し、使用時に対象物を観察する観察口、対象物の像をハ
ウジング内に設けた観察手段へと中継するよう動作可能な像中継手段とを備え、
観察手段が接眼レンズを備え、接眼レンズの遠位側にマスクを設けるステップを
含み、マスクは像を観察する口を有して、口は中心軸を有し、さらに、実際の観
察方向と所望の観察方向との間の角度差を決定するステップと、所望の観察方向
を達成するのに必要な、縦軸に対するマスク口の中心軸のオフセットの量および
方向を計算するステップと、マスクを外して、必要なオフセットの中心軸を画定
する口を有するマスクを装着するステップとを含む方法。 - 【請求項7】 マスクを外して装着するステップが、マスクを外し、マスク
を必要なオフセットで異なる回転方位へと回転し、マスクを所定の位置に装着す
ることを含む、請求項6に記載の方法。 - 【請求項8】 接眼レンズとマスクが同軸であり、方法が、さらに、接眼レ
ンズをマスクとともに必要なオフセットへと回転させることを含む、請求項7に
記載の方法。 - 【請求項9】 さらに、接眼レンズを、第2マスクの中心軸と一致する中心
軸を有する第2レンズと交換するステップを含む、請求項6から請求項8いずれ
か1項に記載の方法。 - 【請求項10】 マスクが、その方位を可視的に示す突起を有し、方法が、
さらに、マスクがその軸を中心に自転して突起の位置を変更するステップを含む
、請求項6から請求項9いずれか1項に記載の方法。 - 【請求項11】 さらに、関係式 δ=(α・η)/φ に従って必要なオフセットの量を計算するステップを含み、 ここでδは必要なオフセットの量、αは実際の観察方向と所望の観察方向との角
度差、ηはマスクの位置における像のサイズ、φは鏡の視野であり、さらにマス
クを計算したオフセットで配置するステップを含み、請求項6から請求項10い
ずれか1項に記載の方法。
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