JP2003505251A - 金属合金の半固体濃化加工 - Google Patents

金属合金の半固体濃化加工

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Abstract

(57)【要約】 金属合金を金属合金初期高温から合金の液相線温度より低くまた固相線温度より高い半固体温度へ冷却すること、および粒子状固体相が液相に分散した半固体構造を金属合金に生成させるのに十分な時間金属合金を半固体温度に維持することにより金属合金が加工される。冷却は、固相線温度より低いルツボ初期温度のルツボを準備し、金属合金をルツボに注ぎ、金属合金およびルツボが金属合金の液相線温度および固相線温度の間で熱平衡に達することを可能にすることにより実施することができる。この方法は、金属合金の固体濃化半固体構造を生成させるために金属合金の半固体構造中に存在する液相の全部ではないが少なくとも一部分を取り除くこと、および固体濃化半固体構造をもつ金属合金を成形することをさらに含むことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
(技術分野) 本発明は金属合金の固化加工に関し、より詳細には金属合金の半固体加工に関
する。
【0001】 (背景技術) 有用な形状への金属のキャスティングは、金属をその融点より高い温度に加熱
し、溶融金属を型(「モールド」と呼ばれる)に入れ、そして融点より低い温度
に金属を冷却することを含む。金属はモールドにより定められる形状へと固化し
、その後モールドから取り外される。これらの一般的なガイドラインの範囲内で
様々なキャスティング技術が知られている。 大抵の金属合金が溶融状態から冷却される場合、単一の温度ではなく、ある温
度範囲で固化する。金属が冷却されるとき、合金はまず合金が凝固し始める液相
線温度に達する。さらに温度が低下するに従って、金属のますます多くの部分が
固体となり、終には固相線温度より低い温度で金属はすべて固体となる。
【0002】 従来のキャスティングの慣行では、金属は液相線温度と固相線温度の間の温度
に保たれることなく、液相線温度より高い溶融状態から固相線温度より低い固体
状態へと冷却される。しかし、金属が半固体状態にあるように、金属を液相線温
度と固相線温度の間の半固体温度領域に冷却し、金属をその温度に保つことが知
られている。あるいは、金属を固相線温度より低い温度から液相線温度と固相線
温度の間の半固体温度領域に加熱することもできる。どのような経路で金属がこ
の半固体領域に達するとしても、次に半固体材料はしばしば液体マトリックス中
に固体粒子構造を生成するように加工される。この処理は激しい攪拌を含むこと
もあるが、適切な条件が得られ多くの結晶核ができると(例えば、急速な冷却ま
たは適切な微粒化技術を用いることにより)この処理はエージングのステップの
みを含む。次にこの半固体混合物は通常ダイ・キャスティングにより半固体状態
にある間にモールドに押込まれる。
【0003】 従来の半固体キャスティング技術において、加熱および冷却パラメータ、特に
加工装置を維持する保持温度の注意深い制御が要求される。本発明者は、工業的
な目的では、従来の手法は半個体加工温度で温度を下げた場合に、固体分率の増
加率が低い合金に使用が限定されることに気付いた。結果として、高度の温度制
御(高価な設備を必要とする)が達成されなければ多くの合金が実際の工業的半
固体加工から除外される。この高度な制御は、多くの工業的半固体キャスティン
グ作業では可能でないかまたは実際的でない。 したがって、加工パラメータがより限定的でなくまたより優れた品質の最終製
品ができる金属合金の半固体キャスティングの改善された手法が求められている
。本発明はこの要求に答え、またさらに関連する利点をもたらす。
【0004】 (発明の開示) 本発明は半固体温度領域内での温度変化による固体含量の変化が大きくても小
さくても、様々な金属で実施可能である金属合金の半固体加工法を提供する。本
発明の手法では半固体領域において激しい攪拌および/または混合は必要でなく
、半固体材料へのまたそのためにキャスト成形体への欠陥の組込みが減る結果と
して最終キャスト成形体の品質が改善されている。またこの手法は、温度を変え
ることなく半固体構造体の固体と液体の相対的分率を制御して変えることができ
るので、鋳放し(as−cast)成形体の構造は同様に変化しうる。キャステ
ィング・プラントでの材料の再利用もまた容易となる。好ましい実施形態におい
て、金属合金の温度制御は有意に単純化され、その結果半固体状態で実施可能温
度領域が非常に狭い材料を加工できる。
【0005】 本発明により、液相線温度および固相線温度をもつ金属合金が加工される。こ
の方法は、金属合金の液相線温度および固相線温度の間に半固体領域をもつ金属
合金を準備するステップ、合金を完全に溶融するために液相線温度より高い合金
初期高温に合金を加熱するステップ、金属合金の温度を金属合金初期高温から液
相線温度より低くまた固相線温度より高い半固体温度に下げるステップ、および
液相中に粒子状の固相が分散した半固体構造を合金中に生成するのに十分な時間
−これは通常1秒と5分の間である−半固体温度に金属合金を維持するステップ
を含む。この方法は任意選択で、金属合金の半固体構造に存在する液相の全部で
はないが少なくとも一部を取り除いて金属合金の固体濃化半固体構造を生成させ
ることをさらに含む。次に好ましくは半固体構造または固体濃化半固体構造をも
つ金属合金が成形される。
【0006】 本発明の特に好ましい実施形態において、固相線温度より低いルツボ初期温度
のルツボを準備し、ルツボに金属合金を注ぎ、そして金属合金およびルツボの温
度を半固体温度で平衡に達せしめることにより、金属合金は液相線温度を超える
温度から半固体温度へと冷却される。金属合金およびルツボの相対的な量および
性質ならびにそれらの初期温度は、好ましくはその2つの間で熱平衡に達した場
合に金属合金およびルツボが望ましい半固体温度にあるように選択される。この
ようにして、温度制御は単純化され、また温度を下げるときの固体形成の重量分
率の率が大きい金属合金を加工することができる。
【0007】 特に好ましい実施形態が用いられる場合、半固体混合物を固化することなく直
接それをダイ・カスト機に移し、得られた半固体粒子化混合物をダイ・カストす
ることができる。しかし、キャスティングの前に少なくとも一部の液相を取り除
くステップを含めることが好ましい。理由は、かなりの液相が存在し結果として
より効率的な熱および質量移動が起こる条件のもとで粒子化ステップが起ること
をこれが可能にするからである。 液相の除去は、用いられる場合、好ましくは液体が半固体材料からフィルタま
たは他の多孔性構造体を通して流出できるようにすることにより実施され、そう
することにより半固体材料中の固体材料の相対量が増加する。通常の場合、半固
体構造の固相は初期には約50重量パーセントより小さく、好ましくは約20か
ら約35重量パーセントであり、そして以下で記載される手順で測定される場合
固体濃化半固体構造の存在する固相が約35から約55重量パーセント、好まし
くは約45重量パーセントとなるまで液相が取り除かれる。
【0008】 液相の除去によって固体重量分率の濃化が実施された後、金属合金はチキソト
ロピックになる。すなわち、それを1つの固体のように扱うことができるが、さ
らに加圧ダイ・カストなどのどのような実施可能な液体加工技術によっても最終
形状に成形することができる。 本発明は半固体領域をもつどのような材料にでも用いることができるが、好ま
しくはアルミニウム合金で実施される。それは加工を通して固体のままである相
で強化された合金で実施され、最終キャストで強化された複合材料を製造するこ
ともできる。
【0009】 本発明はまた前記の加工で使用するのに適する改変合金組成物を提供する。改
変合金組成物は、一部の液相が取り除かれる手順により加工される場合、望まし
い最終組成の固体成形体の製造を可能にする。本発明のこの態様によれば、改変
合金組成物は、改変合金組成物の液相線温度と固相線温度の間の半固体温度で液
相として基本合金の一部が取り除かれることを見込んでその溶質元素が調節され
た基本合金を含み、こうすることで液相の除去の後に残る材料は基本合金組成を
もつ。別の言い方をすれば、本発明は、基本合金組成の基本合金を準備するステ
ップ、および出発材料としての基本合金に分離手順を実施するステップによりそ
の組成が決められる改変合金を提供する。分離手順は、出発材料をその液相線温
度を超えて加熱するステップ、液相線温度および固相線温度の間の半固体温度に
出発材料を冷却するステップを含み、その半固体温度では出発材料は液体部分お
よび液体部分とは組成の異なる固体部分からなり、さらに少なくとも液相部分の
一部を除去して出発材料の組成と異なる残留組成をもつ残留部分を残すステップ
を含む。改変合金組成は、出発材料として改変合金を用いる分離手順により改変
合金組成物が処理される場合その残留組成が実質的に基本合金組成であるように
決められる。
【0010】 本発明の着想において、本発明者は実際問題として半固体加工の従来の手法は
、工業的な場合には保持温度でのパーセント固体の温度変化率の絶対値が1℃当
たり約1重量パーセント固体以下である合金に限定されることに気付いた。本方
法は、保持温度でのパーセント固体の温度変化率の絶対値が1℃当たり約1重量
パーセント固体より大きく、さらに1℃当たり約2重量パーセント固体より大き
い合金の半固体加工さえ可能にする。したがってこの手法は、従来工業的に加工
することが極端に困難であるかまたは不可能であった多くの合金の半固体加工へ
の道を開く。
【0011】 本発明の他の特徴および利点は、例として本発明の原理を示す添付図との関連
でなされる以下の好ましい実施形態のより詳細な説明から明らかになるであろう
。しかし、本発明の範囲はこの好ましい実施形態には限定されない。 (本発明を実施するための最良の形態) 図1は本発明の方法を実施するための好ましい手法をブロック図の形で示す。
この手法では、数字20で示されるように、固体金属合金が準備される。金属合
金は液相線温度および固相線温度の間で固化中に半固体領域を示すものである。
図2および3は、このタイプの金属合金の2つの典型的なタイプを例示するアル
ミニウム−シリコン2成分系の部分温度−組成相図であり、ここで液相線温度は
溶質シリコン含量の増加と共に低下し(図2)また液相線温度は溶質濃度の増加
と共に高くなる(Al−Si2成分系の異なる部分、図3)。両図において、組
成Aの金属合金の液相線温度はTLでありまた固相線温度はTSである。TLを超
える温度ではこの金属合金は完全に液相であり、またTSより低い温度では金属
合金は完全に固相である。TLおよびTSの間の温度領域ΔTSSでは、合金は液相
および固相の半固体混合物であり、てこの法則で決まる液相および固相の相対比
率をもつ。
【0012】 多くの金属合金は図2および3に関連して記載されるもののような相図により
特徴付けられる。本発明者はアルミニウム合金の使用が特に関心があるが、他の
タイプの合金も同様に実施可能である。(本明細書で用いられる場合、合金は最
大の割合で存在する元素により特徴付けられる−したがって、「アルミニウム」
合金は他の元素よりより多くのアルミニウムを含む。)実施可能なアルミニウム
合金の例は、アルミニウム、7.0パーセントのシリコン、および0.3パーセ
ントのマグネシウムの名目重量パーセント組成をもつ合金A356;ならびにア
ルミニウム、1.0パーセントのマグネシウム、0.6パーセントのシリコン、
0.3パーセントの銅および0.2パーセントのクロムの名目重量パーセント組
成をもつ合金AA6061である。好ましくはこの手法の合金には微粒化剤が添
加される。微細粒剤は、例えば合金中に約0.03重量パーセントまでのチタン
をもたらすチタン−ホウ素組成物でありうる。
【0013】 金属合金は本明細書に記載されるすべての手順を通して固体のままの他の相と
混合することができる。このような他の相は酸化物挿入およびストリンガなどの
ように意図せずに存在しうる。このような他の相はまた酸化アルミニウムまたは
炭化ケイ素強化相などのように意図的にも存在しうる。液相の除去の前の混合物
中の全固体が約50重量パーセントより小さくまた好ましくは約20から35重
量パーセントであれば、このような相の存在は本発明の実施可能性を阻害しない
。 図1に戻ると、数字22で示されるように、金属合金は合金を完全に溶融する
ために液相線温度TLより高い合金初期高温TIに加熱される。
【0014】 次いで金属合金の温度は、数字24で示されるように、その後金属合金初期高
温TIから、液相線温度TLより低く固相線温度TSより高くまた領域ΔTSS内に
ある半固体温度TAに下げられる。 加熱ステップ22および温度低下ステップ24はいかなる実施可能な方法およ
びいかなる実施可能な装置によって実施されてもよい。図4は好ましい装置40
を例示する。この場合、加熱ステップ22は溶融合金に耐えられる材料でできた
加熱容器42で実施される。加熱容器42はオーブン中で、抵抗式、誘導式、ま
たはいかなる他の実施可能な加熱源または手段によって加熱してもよい。温度低
下ステップ24は好ましくは加熱容器42からルツボ46へ溶融金属44を注ぐ
ことにより実施される。
【0015】 好ましい方法において、ルツボ46の構築材および構造パラメータは、溶融金
属合金を正確に選択された値TAに冷却することを容易にするために、溶融金属
合金のタイプと量に関連させて注意深く選択される。設計原理は、ルツボがルツ
ボ初期温度からTCに加熱されたときのルツボ46のエンタルピー変化ΔHCが溶
融金属合金がTIからTAに冷却されたときのエンタルピー変化ΔHMに等しいこ
とである。ΔHCの値は積分∫MCP,CdT(ここでMCはルツボの質量、CP,C
はルツボの熱容量でそれは通常それ自体温度の関数であり、またdTは微分温度
である)として計算され、ルツボに溶融合金が注がれる時からFSの値が決まる
までにルツボ表面から放射および対流により失われる熱量により補正される。放
射および対流熱の損失はルツボの寸法およびその表面放射率、ならびに既知の対
流熱伝達係数から求められる。積分の範囲は、通常は室温であるルツボの初期温
度から所望の温度TAまでである。ΔHMの値は(∫MMP,MdT+FSMF
として計算され、ここでMMは溶融金属の質量、またCP,Mは溶融金属の熱容量で
これは通常それ自体温度の関数である。積分の範囲はTIからTAまでである。第
2項において、FSはてこの法則から求められるTAで固化した金属合金の割合で
あり、またHFは液体から固体に転移する金属合金の融解熱である。これらのす
べての値は、熱力学データ集および温度−組成相図の関連部分などの入手可能な
技術情報から容易に求められる。
【0016】 ステップ24で金属合金が冷却される温度TAをこのようにして定めることに
は実際的な重要な利点がある。金属合金の大きな塊体を正確にある高温に冷却す
ることは通常困難である。金属合金の大きな塊体を温度制御された環境、例えば
炉に置いた場合、平衡に達するのに何時間も必要である。以下で記載されるよう
に、TAでは金属合金で観察される固体粒子の粗大化が起りうるので、これは本
応用にとって非常に望ましくない。この手法を用いれば、ルツボ46とルツボ4
6中の溶融金属とのTAでの温度平衡は数秒以内で達成される。さらに、TAの値
は数度内に非常に正確に定めることができる。固体の重量分率の温度による変化
率が大きい合金もあるので、これは重要である。すなわち、温度TAの小さな変
化が結果として半固体混合物の固体含量の大きな変化となりうる。本方法は金属
合金の温度が非常に正確に定められ維持されることを可能にする。従来の技術が
用いられる場合、TAで加工しうる合金の固体重量分率の温度変化率は1℃当た
り約1パーセント以下でなければならないが、この手法では、重量分率の温度変
化率がTAで1℃当たり約1パーセントを超え、また1℃当たり約2パーセント
を超える合金さえ半固体形態で実用的に調製できまたキャストできる。
【0017】 ルツボ46は金属合金に耐える材料で製造される。好ましくは、それはTI
り融点の高い金属側壁およびその構造が以下に記載される複数部品の耐火性底面
からなる。ルツボの外側表面は、任意選択で加工中の熱損失を少なくするために
全体的または部分的に断熱されていてもよい。金属ルツボの使用は温度平衡のた
めの急速な熱流を実現する助けとなり、また高価ではない。マイカ・ウォッシュ
を被覆したスチールのルツボ46はアルミニウム金属合金に用いることができる
。 ルツボ46は、好ましくは円筒軸48をもち横断面が円筒形である。ルツボ4
6はその円筒軸48の周りにルツボ46を回転させる支えに据えられる。溶融金
属合金が加熱容器42からルツボ46に注がれる場合、ルツボ46は図4に例示
されるように傾いた角度に配向されてもよい。溶融金属合金およびルツボ壁面の
間の温度平衡をできるだけ早く達成するように注意が払われる。急速な温度平衡
は、好ましくはルツボ壁面に隣接する溶融金属内に定常温度境界層ができないよ
うにルツボ壁面に対して溶融金属塊を移動させることにより達成される。新鮮な
高温の溶融金属を溶融金属内に高温個所および低温個所ができないように一定の
割合でルツボ壁面と接触させ、その結果溶融金属およびルツボの間に温度平衡が
早く達成される。溶融金属は、それらのすべてが早い温度平衡を促進するいくつ
かの方式あるいはそれらの組合わせのどれによりルツボの壁面に対して移動させ
てもよい。1つの運動の方式では、傾けるかまたは直立させてルツボを円筒軸の
周りに回転させる。固化金属が壁面に付着しないように何らかの渦巻きまたは類
似の運動を液体金属に行わせることもまた有利である。このような渦巻き運動は
、傾いた円筒軸をすりこぎ運動させることにより、円筒軸を円筒軸から横に外れ
た中心の周りに回転させることにより、円筒軸を円筒軸と直角をなす1つの平面
にあるパターンに沿って移動させることにより、周期的に傾いたルツボの傾き角
を変えることにより、または他の実施可能ないかなる運動により達成してもよい
。別の手法においては、スクレーパをルツボ46の壁面内側に接触させてもよい
。通常これらの技法の1つが用いられる場合、溶融金属合金およびルツボの両方
の平衡温度TAに、注入が完了した後数秒以内で到達する。
【0018】 ルツボ46に溶融金属合金を注入し温度TAでの平衡が達成された後、数字2
6で示されるように、溶融合金は、粒子固体相が液相中に分散した半固体構造を
金属合金中に生成させるのに十分な時間温度TAに維持される。この時間は、主
に金属合金中の反応速度に応じて通常約1秒から約5分(好ましくは約2分以下
)である。本発明者は、典型的なアルミニウム合金では必要とされる時間はたっ
た数秒であるため、次の加工ステップが実施されるまでに半固体構造になること
を観察した。結果として、加工において必要とされるいかなる顕著な遅延も存在
しない。
【0019】 任意選択で、数字28で示されるように、半固体構造から全部ではないが一部
の液体が取り除かれる。除去は好ましくは図5〜6に示されるようにして実施さ
れる。ルツボ46は堅牢な底面50をもつように形作られており、そこに開口部
52をもつ。アルミニウム合金を加工するために本発明者が製作した装置では、
開口部52の直径は約10ミリメートルである。多孔性プラグ54の形の多孔性
材料が開口部52に置かれる。取外し可能な仕切り56が多孔性プラグ54の下
にある。取り外し可能な仕切りはスチール板58に支えられたガスケット57を
含み、それはヒンジ59によりルツボ46から離れて支えられている。ガスケッ
ト57は、例えばKaowool(登録商標)、またはグラファイトフェルトな
どの耐火性フェルトでできている。
【0020】 多孔性プラグ54の多孔性材料は、温度TAの液相金属合金がそこを通してゆ
っくり流れるが、温度TAで金属合金内に存在する固相はそこを通して通過しな
いように選択される。好ましいアルミニウム合金に対して、多孔性材料は好まし
くはインチ当たり10から30個の孔をもつセラミック発泡体フィルタ、または
約1ミリメートルの開口サイズをもつワイヤ・メッシュ・フィルタである。 金属が加熱容器42からルツボ46に注がれる場合、取外し可能な仕切り56
は多孔性プラグ54を閉じる定位置にある。次にルツボ46は、図5に示される
ように取外し可能な仕切り56が定位置にあり円筒軸48が鉛直であるように傾
きを戻される。図6に示されるように、取外し可能な仕切り56はその後で取り
外され、その結果液体金属は多孔プラグ54を通して流れ、そしてその金属静力
学的圧力のもとで流出する。このステップでの液体除去の前の混合物の固体含量
重量分率によらず、ルツボがそれ自体の金属静力学的圧力のもとで流出すること
を許す場合、達成される最終固体含有量はほぼ約45重量パーセント固体で同じ
であり、その混合物が自立する塊体を形作るようなものである。
【0021】 図7は、合金から液相の一部を除去する前の、ステップ26の最後の金属合金
の半固体構造を示し、また図8は液相の一部が取り除かれた後の、ステップ28
の最後の金属合金の固体濃化半固体構造を示す。各々の場合において、液相62
に分散した固相60の非樹枝状、粒子状固体塊がある。その違いは、固相60の
重量分率が初期には小さい(図7)が液相62の除去で次に増大する(図8)こ
とである。このことにより一定温度TAに保たれた金属合金は、金属合金の温度
を変えることなく、ステップ26で存在する固相の量に対して濃化される。 ステップ26の最後の半固体構造の固相60は、好ましくは約50重量パーセ
ントより小さく、最も好ましくは約20から約35重量パーセントである。この
比較的小さい固相60の重量分率は、固相60が豊富な量の液相62囲まれてお
り、その結果固相60が望ましい微粒化小球構造へと成長し熟成することを確実
にする。固体濃化半固体構造の固相60の重量分率は、ステップ28により約3
5から約55パーセント、最も好ましくは約45重量パーセントに増加する。
【0022】 前節に記載した固体の重量分率の測定において特定の手順が用いられる。TI
の値が最初に選択され、TI−TLの値が計算される。相当する出発温度TI Model が660℃+(TI−TL)として計算される。重さが加工されるアルミニウム合
金の全量の重さに等しいある量の純アルミニウムの、TI Modelから660℃への
冷却における過剰熱量が計算される。出発温度TC(通常は室温)から660℃
へ加熱する際のルツボのエンタルピー変化が計算され、溶融合金がルツボ内にあ
る時間にルツボの表面から失われる熱量が補正される。純アルミニウムの融解潜
熱を用いエンタルピー収支を利用してその時間の最後に生成する固体純アルミニ
ウムの量を計算する。当面の目的のために、この量を最初の冷却により合金中に
生成する固体の量に等しいと考える。液体を流出させた後の半固体塊体中の固体
の重量分率は、除去された液体合金の量から元々存在する材料の全量に比較して
求められる。体積分率は、固体および液体の密度を用いて重量分率から求めるこ
とができる。固体の密度は立法センチメートル当たり約2.65グラムであり、
また液体の密度は立法センチメートル当たり約2.3グラムである。
【0023】 液相は溶質元素が不足しているか(液相線温度の正の勾配の場合、図3)また
は濃化されているので(液相線温度の負の勾配の場合、図2)、この液体除去ス
テップ28は合金の元素組成を変化させる。最初の全体の組成を、望ましい場合
、この変化を補償するように調節することができる。例えば、30重量パーセン
トの固体が生成しそして45重量パーセントの固体となるように液体が除去され
るという条件のもとで、アルミニウム−8重量パーセント・シリコン合金が、ア
ルミニウム−7重量パーセント・シリコンの組成をもつ最終成形体を製造するの
に用いられることが見出された。
【0024】 固相のこの重量分率で、図9に示されるように金属合金は自立塊体64となる
。すなわち、塊体64の挙動は十分に固体に似ているので、崩壊させることなく
それをルツボ46から取出し取扱うことができる。次に塊体64を直ちにさらな
る加工に用いることができる。替わりに、次の加工の前に塊体64をさらに冷却
し存在する固体の体積分率を増やし、そうすることで取扱いのために塊体64の
剛性を増大させることもできる。別の代替は、残りの液体が固化するように塊体
64がさらに冷却するにまかせ、そして後でさらなる加工のために半固体領域に
塊体を再加熱することである。
【0025】 数字30で示されるように、金属合金はその後成形される。好ましい成形手法
は図10の装置のようなものを用いる高圧ダイ・カストである。自立塊体64は
、一方の側にプランジャ72およびモールド76に至る他の側にチャネル74を
もつダイスリーブ70に置かれる。モールド76の内部表面78は成形される形
状にダイキャビティ80を定める。プランジャ72は移動して(図10で右に)
自立塊体64の材料をダイキャビティ80に押しやる。高圧ダイ・カストはTS
より高くTLより低い温度、通常TAで実施される。ダイキャビティ内の成形体は
Sより低く、また通常室温へと冷却され製造を完了する。他の実施可能な成形
技法、例えばスクイズ・キャスティングを用いることもできる。
【0026】 以下の実施例は本発明の態様を例示する。しかし、それらはいかなる点におい
ても本発明を限定するものと解釈すべきではない。 (実施例1) 前記の装置および手順を用いて、A356合金の半固体変態を製造した。66
0℃の約2.8kgのA356合金を25℃の室温のルツボに移した。(約0.
01パーセントのチタン微粒化剤を、チタン:ホウ素が5:1の微粒化剤の棒と
してA356合金に添加した。)ルツボは内径が9cm(3.5インチ)で長さ
が25cm(10インチ)であった。ルツボは16ゲージのスチール管でできて
おり重さ956グラムであった。金属にルツボ内で60秒間渦を巻かせ、次に取
外し可能な仕切りを取り液体を45秒間流出させた。その後自立する固体生成物
をルツボから取出し測定した。この試験を3つの新しいA356合金ロットで3
回行った。質量収支の試験結果は以下の通りである。
【0027】
【表1】 出発材料、生成物、および濾過物の化学組成を発光分光法を用いて測定した。
分析に適する試料を得るために生成物および濾過物を各々再溶融し試料をディス
クとしてキャストした。結果は以下の通り。
【0028】
【表2】 (実施例2) AA6061合金(実施例1に記載したのと同じ微粒化剤を添加して)を用い
また注ぐ前に合金の全量を700℃に加熱したこと以外は実施例1を繰返した。
質量収支の試験結果は以下の通りである。
【0029】
【表3】
【0030】
【表4】 表2および4の結果は、本明細書に記載されまた実施例で用いられた方法によ
り加工される場合に得られる生成物が望ましい基本合金組成をもつように、改変
合金組成物の組成が決められる一般的な手法を例示する。表2、試験1において
、出発材料のシリコン含量は約7.26パーセントであり、また生成物のシリコ
ン含量は約6.36パーセントである。すなわち、このシリコン含量は出発組成
物および生成物の間で約0.9パーセント減少する。シリコンが7.26重量パ
ーセントの生成物を作り上げるには、シリコンが約7.26+0.9パーセント
、または約8.16重量パーセントの改変合金組成物でスタートする必要がある
であろう。
【0031】 同様の計算を他の元素に対しても用いることができる。ある元素のパーセンテ
ージは出発組成物から最終生成物へと減少し、一方その他は(例えば、今の場合
チタン)増加する。この簡単な計算例は合金組成の線形変化を仮定した。より正
確であるために、実施例の方法を改変合金組成物を出発材料として繰返し、そし
て最終生成物を分析し線形の計算が正しかったかどうか決めることができるであ
ろう。すなわち、この手順を再帰的に実施することができよう。しかし、多くの
場合において、例の手順のような単一の手順は十分な正確さで改変合金に必要と
される組成を与える。
【0032】 本発明の特定の実施形態を例示のために詳細に説明したが、特許請求の範囲か
ら逸脱することなく様々な改変および拡張を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明を実施するための好ましい手法の流れブロック図である。
【図2】 実施可能な金属合金の相図の第1の形態を示す図である。
【図3】 実施可能な金属合金の相図の第2の形態を示す図である。
【図4】 傾いた注ぎの位置にあるルツボの例の概略横断面図である。
【図5】 直立した濃化の位置にあるが、液相を除去する前の図4のルツボの概略横断面
図である。
【図6】 直立した濃化の位置にあり、液相を除去中の図4のルツボの概略横断面図であ
る。
【図7】 液体を除去する前の本発明の好ましい加工における金属合金の理想的な顕微鏡
写真である。
【図8】 液体を除去した後の図7の金属合金の理想的な顕微鏡写真である。
【図9】 本発明の好ましい形態により製造された半個体材料の自立するビレットの立面
図である。
【図10】 図9の半固体材料を成形するのに適する成形装置の概略断面図である。
【手続補正書】特許協力条約第34条補正の翻訳文提出書
【提出日】平成13年10月17日(2001.10.17)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,MZ,SD,SL,SZ,TZ,UG ,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD, RU,TJ,TM),AE,AG,AL,AM,AT, AU,AZ,BA,BB,BG,BR,BY,BZ,C A,CH,CN,CR,CU,CZ,DE,DK,DM ,DZ,EE,ES,FI,GB,GD,GE,GH, GM,HR,HU,ID,IL,IN,IS,JP,K E,KG,KP,KR,KZ,LC,LK,LR,LS ,LT,LU,LV,MA,MD,MG,MK,MN, MW,MX,MZ,NO,NZ,PL,PT,RO,R U,SD,SE,SG,SI,SK,SL,TJ,TM ,TR,TT,TZ,UA,UG,US,UZ,VN, YU,ZA,ZW (72)発明者 ヘイ,ゲリー カナダ国、オンタリオ ケイ0エッチ 2 エル0、パース ロード ヴィレッジ、ア ール.アール.シャープ2 (72)発明者 ウェールズ,ピーター カナダ国、オンタリオ ケイ7エル 4ア ール4、キングストン、アルウィントン アヴェニュー 35

Claims (27)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 液相線温度および固相線温度を有する金属合金を加工する方
    法であって、 金属合金の液相線温度および固相線温度の間に半固体領域を有する金属合金を
    準備するステップと、 合金を完全に溶融させるために金属合金を液相線温度より高い金属合金初期高
    温に加熱するステップと、 金属合金の温度を金属合金初期高温から液相線温度より低くまた固相線温度よ
    り高い半固体温度に下げるステップと、 粒子状の固相が液相に分散する半固体構造を金属合金中に生成させる時間半固
    体温度に金属合金を維持するステップと、 金属合金の固体濃化半固体構造を生成させるように金属合金の半固体構造に存
    在する液相の全部ではないが少なくとも一部分を取り除くステップと、 固体濃化半固体構造を有する金属合金を成形するステップとを含む方法。
  2. 【請求項2】 合金の重量分率の温度変化率が半固体温度で1℃当たり約2
    重量パーセントを超える請求項1に記載の方法。
  3. 【請求項3】 金属合金がアルミニウム合金である請求項1または2に記載
    の方法。
  4. 【請求項4】 金属合金が固体強化相と混合される請求項1、2または3に
    記載の方法。
  5. 【請求項5】 温度を下げるステップが、 固相線温度より低いルツボ初期温度のルツボを準備するステップと、 ルツボに金属合金を注ぐステップと、 金属合金とルツボを金属合金の液相線温度と固相線温度の間の温度で熱平衡に
    至らしめるステップとを含む前記請求項のいずれか一項に記載の方法。
  6. 【請求項6】 温度を下げるステップが、 金属合金をルツボに注ぐステップを含み、注ぐステップ中にルツボ内の金属合
    金が渦を巻く、請求項1から4のいずれか一項に記載の方法。
  7. 【請求項7】 金属合金を半固体温度に維持するステップが、 金属合金を約1秒より長くまた約5分より短い時間半固体温度に維持するステ
    ップを含む前記請求項のいずれか一項に記載の方法。
  8. 【請求項8】 液相の全部ではないが一部を取り除くステップが、 半固体構造を有する金属合金を、その液相は通過できるが固相は通過できない
    フィルタに接触させるステップを含む前記請求項のいずれか一項に記載の方法。
  9. 【請求項9】 液相の全部ではないが一部を取り除く前の半固体構造の固相
    が約50重量パーセントより少なく、また液相の全部ではないが一部を取り除く
    ステップが、 固体濃化半固体構造の固相が約35から約55重量パーセントとなるまで液相
    を取り除くステップを含む請求項1に記載の方法。
  10. 【請求項10】 固体濃化半固体構造体が自立塊体である請求項9に記載の
    方法。
  11. 【請求項11】 液相の全部ではないが一部を取り除く前の半固体構造の固
    相が約20から約35重量パーセントであり、また液相の全部ではないが一部を
    取り除くステップが、 固体濃化半固体構造の固相が約45重量パーセントとなるまで液相を取り除く
    ステップを含む前記請求項のいずれか一項に記載の方法。
  12. 【請求項12】 成形するステップが、 固体濃化半固体構造を有する金属合金をダイ・カスト機に入れ、また 固体濃化半固体構造を有する金属合金をダイ・カストするステップを含む前記
    請求項のいずれか一項に記載の方法。
  13. 【請求項13】 液相の全部ではないが一部を取り除くステップの後で、ま
    た成形するステップの前に、 存在する固体の体積分率を増加させるために固体濃化半固体構造体の温度を下
    げるさらなるステップを含む前記請求項のいずれか一項に記載の方法。
  14. 【請求項14】 液相線温度および固相線温度を有する金属合金を加工する
    方法であって、 金属合金の液相線温度および固相線温度の間に半固体領域を有する金属合金を
    準備するステップと、 金属合金を液相線温度より高い金属合金初期高温に加熱するステップと、 金属合金の温度を金属合金初期高温から液相線温度より低くまた固相線温度よ
    り高い半固体温度に下げるステップと を含み、この温度を下げるステップは、 固相線温度より低いルツボ初期温度のルツボを準備するステップ、 ルツボに金属合金を注ぐステップ、および 金属合金とルツボを金属合金の液相線温度と固相線温度の間の温度で熱平衡
    に至らしめるステップを含み、 さらに、粒子状の固相が液相に分散する半固体構造を金属合金中に生成させる
    時間半固体温度に金属合金を維持するステップを含む方法。
  15. 【請求項15】 合金の重量分率の温度変化率が半固体温度で1℃当たり約
    2重量パーセントの範囲内にある請求項14に記載の方法。
  16. 【請求項16】 金属合金がアルミニウム合金である請求項14または15
    に記載の方法。
  17. 【請求項17】 金属合金が固体強化相と混合される請求項14、15また
    は16に記載の方法。
  18. 【請求項18】 温度を下げるステップが、 金属合金をルツボに注ぐステップを含み、注ぐステップ中にルツボ内の金属合
    金が渦巻く、請求項14から17のいずれか一項に記載の方法。
  19. 【請求項19】 金属合金を半固体温度に維持するステップが、 金属合金を約1秒より長くまた約5分より短い時間半固体温度に維持するステ
    ップを含む前記請求項14から18のいずれか一項に記載の方法。
  20. 【請求項20】 半固体温度に金属合金を維持するステップの後で、 固体濃化半固体構造を有する金属合金を成形するさらなるステップを含む請求
    項14から19のいずれか一項に記載の方法。
  21. 【請求項21】 半固体温度に金属合金を維持するステップの後で、 固体濃化半固体構造を有する金属合金をダイ・カスト機に入れ、 固体濃化半固体構造を有する金属合金をダイ・カストする追加のステップを含
    む前記請求項14から19のいずれか一項に記載の方法。
  22. 【請求項22】 半固体温度に金属合金を維持するステップの後で、 金属合金の固体濃化半固体構造を生成させるために、半固体構造を有する金属
    合金をその液相は通過できるが固相は通過できないフィルタに接触させることを
    含む手順により金属合金の半固体構造に存在する液相の全部ではないが少なくと
    も一部を取り除くさらなるステップを含む前記請求項14から21のいずれか一
    項に記載の方法。
  23. 【請求項23】 液相の全部ではないが一部を取り除く前の半固体構造の固
    相が約50重量パーセントより少なく、また液相の全部ではないが一部を取り除
    くステップが、 固体濃化半固体構造の固相が約35から約55重量パーセントとなるまで液相
    を取り除くステップを含む請求項22に記載の方法。
  24. 【請求項24】 固体濃化半固体構造体が自立塊体である請求項22または
    23に記載の方法。
  25. 【請求項25】 固体濃化半固体構造の固相が約20から35重量パーセン
    トであり、また液相の全部ではないが一部を取り除くステップが、 固体濃化半固体構造の固相が約45重量パーセントとなるまで液相を取り除く
    ステップを含む前記請求項22または23に記載の方法。
  26. 【請求項26】 改変合金組成物であって、その改変合金組成物の液相線温
    度および固相線温度の間の半固体温度で液相として基本合金の一部分が取り除か
    れることを見込んでその溶質元素が調節された基本合金を含み、液相が取り除か
    れた後の残留材料が基本合金組成を有する改変合金組成物。
  27. 【請求項27】 基本合金組成を有する基本合金を準備するステップと、 出発材料としての基本合金を分離する手順を実施するステップと、 によってその組成が決定される改変合金であって、分離手順が、 液相線温度より高い温度に出発材料を加熱し、液体をその液相線温度および
    その固相線温度の間の半固体温度に冷却するステップであって、その半固体温度
    で出発材料が液体部分と液体部分とは異なる組成の固体部分とを有するステップ
    と、 液相の少なくとも一部分を取り除いて出発材料の組成とは異なる残留組成を
    有する残留部分を残すステップと、 改変合金組成物が改変合金を出発材料として用いる分離手順により加工され
    る場合、その残留組成が実質的に基本合金組成であるように改変合金組成を決め
    るステップとを含む改変合金。
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