JP2003505006A - ヒト間葉幹細胞の使用による造血幹細胞分化の調節 - Google Patents
ヒト間葉幹細胞の使用による造血幹細胞分化の調節Info
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Abstract
Description
胞形成誘導因子の不在下で拘束破骨細胞系統に分化するためのプロセスと組成物
に関する。この発明は更に、造血幹細胞が破骨細胞に分化する時に破骨細胞が形
質導入遺伝子の産物を発現できるように、ヒト間葉幹細胞の存在下での遺伝子修
飾された造血幹細胞に関する。
およびもしくは活性の機能不全は骨粗鬆症を含む色々なヒト代謝骨疾病の原因と
なる(検討のためタイテルバウム他、1995年を参照されたい)。骨粗鬆症、
すなわち進行性骨欠損は適切な骨格の完全性に責任のある破骨細胞と骨芽細胞の
重大なバランスの移動(ずれ)に起因する。骨を作り上げる骨芽細胞は間葉幹細
胞から子孫に伝わる末端分化された一つの系統である。
。間葉幹細胞(MSCs)から生じるストローマ細胞を含む異なった細胞型は骨
髄に存在する。ストローマ細胞は破骨生理機能を調節する因子を産生することが
示された(検討のためマンディ他,1995年を参照されたい)。骨の組織図は
骨髄ストローマ細胞と造血細胞の間の密接な近接性を示している。さらに、骨髄
ストローマに細胞の分化状態と近接破骨前駆細胞を調節するその潜在能力との間
の関係は殆ど実証されていない。ストローマ細胞と、破骨細胞形成のマウスモデ
ルに使用する破骨前駆細胞の間でカドへリン−6で媒介される異型細胞間相互作
用の重要性が報告された(ムバラビール他、1998年)。破骨細胞分化はスト
ローマ細胞/骨芽細胞の存在を必要としたことをいくつかの研究が論証した(高
橋他、1988年、ムバラビール他、1995年)。齧歯類動物骨髄から誘導さ
れる細胞を使用する最近の研究は、ストローマ細胞の膜に発現されるオステオプ
ロトゲリンリガンド(OPGL)が破骨細胞形成の主要因子であることを論証し
た(レイシー他、1998年)。しかしヒト破骨細胞がサイトカインのカクテル
(薬剤混合体)の存在下で前駆細胞から分化したこと、またストローマ細胞が必
ずしも必要でなかったことも報告された(又吉他、1996年)。骨吸収活性を
示すヒト破骨細胞(Ocl)の形成は報告された(高橋他、1995年;ジェー
ムズ他、1996年;サーマ他、1996年;クイン他,1997年)が、破骨
細胞形成時に起こる重大な事態は不明瞭である。
み、一方無機質成分はカルシウム塩を含む。破骨細胞骨吸収の間に、無機質相の
溶解が有機相の溶解に先行し、また高濃度(>40mM)のカルシウムが骨基質
から局所的に放出されることは公知である。交替で、カルシウム濃度の増加は、
過剰な骨吸収を予防する調節機構である破骨細胞の機能に負の供給材料を持つ。
カルシウムはいくつかの遺伝子の発現を調節することで知られている。最近角化
細胞(ケラチノサイト)の細胞外カルシウム(0.6mM)への露出後にヒトケ
ラチン1遺伝子の発現を高めるカルシウム応答要素が特性付けられている。
向があるため、容易に分離されない。かくして、例えば異常な骨溶解を予防する
目的で有効な治療の設計を促進するために多量の破骨細胞を効果的に産生する方
法が必要とされる。
の発明の目的である。
細胞の源を提供するのに十分な数の外因性成長因子の追加をすることなく、試験
管内で破骨細胞を産出し維持する方法を提供することがこの発明の目的である。
に向かう造血幹細胞分化を調節することがこの発明の目的である。
現するように遺伝子修飾造血細胞から破骨細胞を産生する方法を提供することが
この発明の目的である。
。
培養よりなる、造血前駆細胞の試験管内での破骨細胞への分化を誘導する方法が
提供される。
向かい分化したが、これは多核性、カルシニトン、ビトロネクチンなどの受容体
、またより重要には骨吸収活性を含む破骨細胞に特徴的なマーカーの発現により
確認された。
知られている外因性(付加)成長因子、サイトカインおよびホルモンの不在下で
生じたことが発見された。
ることよりなる試験管内で破骨細胞を産生する方法を提供する。望ましい実施例
において、細胞は、物理的細胞間相互作用が造血前駆細胞と間葉幹細胞の間で起
こるように、同一培養容器内で共存培養される。
胞と共存培養される時、形質導入造血幹細胞が破骨細胞に分化し、またその破骨
細胞も新しい遺伝物質を運んだことが発見された。形質導入されたこれらの破骨
細胞は外因性遺伝産物を発現することができる。形質導入破骨前駆細胞およびそ
れから分化した破骨細胞はそのような修飾破骨細胞を用いる処置が例えば骨粗鬆
症の作用の軽減に有益である特定用途に使用することとができる。
された造血細胞を外因性遺伝物質を含む破骨細胞に分化するのに適した条件下に
委ねることよりなる遺伝子修飾破骨細胞を獲得する方法を提供する。
化の後、破骨細胞も外因性遺伝物質を含むように形質導入造血幹細胞を間葉幹細
胞と共存培養することよりなる。
る産物をコード化するポリヌクレオチドで形質導入される造血幹細胞に関する。
しくは活性を下方調節する。造血幹細胞はカルシウム応答要素、酒石酸耐性酸性
ホスファターゼ(TRAP)プロモーター(破骨細胞内で特異的に発現されたも
の)および抗破骨細胞活性因子をコード化する核酸配列(例えばM−CSF,I
L1もしくはIL−6に対するアンチセンス配列;IL6,M−CSF,GM−
CSF,IL−1あるいは白血病阻害因子に対する細胞内抗体などの阻害物質;
もしくはアポートシス因子)の一組を含むレトロウイルスベクターで形質導入さ
れる。この配列の発明は破骨細胞骨吸収の故で局所的なカルシウム濃度の増加に
より誘導される。
芽細胞内に分化を開始したMSCsがこのプロセスを阻害したことも発見された
。骨形成間葉幹細胞の存在下で、OPGL発現水準は低下しオステオプロトゲリ
ン(OPG)の発現は増加したことがわかった。かくして、分化した間葉幹細胞
の存在下での造血幹細胞の培養が破骨細胞分化およびもしくは活性を下方調節す
るのに役立つことも考慮される。従って、この発明の共存培養細胞集団は骨粗鬆
症を軽減する処置の一部として使用される。
ト間葉幹細胞の使用に関し、またヒトCD34+細胞とヒト間葉幹細胞よりなる
組成物に関する。より詳細には、CD34+細胞と共同して培養されたヒト間葉
幹細胞がCD34+細胞の破骨細胞への分化を誘導するのに有用であることを発
明者は発見した。かくしてCD34+細胞は破骨細胞の源として維持し利用する
ことができる。
骨髄あるいは他の間葉幹細胞源から回収される。骨髄細胞は腸骨稜、大腿骨、脛
骨、脊髄、肋骨あるいは他の骨髄腔から得ることができる。ヒト間葉幹細胞の他
の源は、胚卵黄包、胎盤、臍帯、胎仔および青年期の皮膚および血液を含む。培
養コロニーでの間葉幹細胞の存在はユニークなモノクロ−ナル抗体で同定される
特異的細胞表面マーカーにより立証される。合衆国特許番号第4,586,35
9号を参照されたい。これらの分離間葉細胞集団は間葉幹細胞とのみ関連するエ
ピトープ特性を示し、分化することなく培養で再生する能力を持ち、また損傷組
織の部位で試験管内あるいは生体内のいずれかに導入された時に特異的な間葉系
統に分化する能力を持つ。ヒト間葉幹細胞は適切な条件下で骨芽細胞、脂肪細胞
、軟骨細胞を含む多くの細胞系統に分化することで公知である(キャプラン他、
1997年を参照されたい)。
化された間葉幹細胞よりなる細胞の集団を得るように利用される。一つの見地に
おいて、ヒト間葉幹細胞を分離する方法は、間葉幹細胞、望ましくは骨髄を含む
組織標本を提供し、例えば密度勾配遠心法により標本から間葉幹細胞を分離し、
分化なしで間葉幹細胞成長を刺激する因子を含み、また、培養基質表面に間葉幹
細胞のみの選択的付着を許す培地に分離細胞を加え、標本培地混合物を培養し、
かつ基質表面から非付着性物質を除去して間葉幹細胞の分離集団を生む、これら
の段階を含む。
あるいずれのプロセスも大抵の造血細胞よりなる細胞の集団を生むのに利用され
る。幹細胞は各種の組織、例えば骨髄および末梢血を含む血液から回収すること
ができる。ヒト造血幹細胞は骨髄吸引液あるいは末梢血から回収することができ
、例えば合衆国特許番号第4,714,680号参照し当業者に公知の方法を用
いて例えばCD34などの造血幹細胞表面抗原と結合する商業的に利用可能な抗
体を使用して分離することができる。選択肢として、造血幹細胞は枯渇により、
すなわち他の細胞で見出されるマーカーを発現する細胞を選び出すことにより回
収することができる。これらの手順に使用される抗体は磁気ビードに接合され、
また免疫を生じる手順は望ましい細胞型を回収するために利用されるであろう。
に適切な培養条件下で共存培養される。間葉幹細胞はcm2当り約3×103乃至
5×103細胞の範囲での密度で平板培養される。CD34+細胞は望ましくは
cm2当り約5×104細胞の細胞密度にある。
D34+細胞はそれぞれ適切な培地で培養拡張され、すなわち当業者にとっては
明らかであり細胞成長と物質細胞集団の産生に有利な条件を使用する方法で培養
される。
に悪影響を与えない培地で共存培養された。この培地はまたCD34+細胞集団
を支持しCD34+細胞の破骨細胞への分化の誘導を指示することは間違いない
。適切な培地は例えば合衆国特許番号5,486,359号に記載されている。
培地−低グルコース(DMEM−LG,#11885,メリーランド,ゲイザー
ズバーグ,ライフ・テクノロジーズ)で共存培養される。培地は望ましくは10
%のFBSを含む。とりわけ望ましい実施例において、ヒト間葉幹細胞と造血幹
細胞はダルベッコイーグル中間−高グルコース(DMEM−HG,#11995
,メリーランド,ゲイザーズバーグ,ライフ・テクノロジーズ)で共存培養され
る。
き定常源を提供するのに使用することができる。これらの破骨細胞は骨粗鬆症の
成長と処置に対する骨栄養因子の作用を決定するために使用することができた。
破骨細胞の即座の供給は例えば破骨細胞によるインテグリンαvβ3細胞表面受
容体の発現に基づく小分子量薬剤開発のスクリーニング検定にとっては有用とな
るであろうということが考慮される。試験管内で成長因子で処置されなかったこ
れらの細胞はこれまでに獲得されたもの以上に生体内で発見された破骨細胞状の
特徴を持つであろう。
細胞、間葉幹細胞の混合物は主として破骨細胞よりなる細胞の集団を得るために
分離される。これは造血細胞表面マーカーあるいは他の細胞型マーカーを識別す
る抗体を使用して造血細胞の正およびもしくは員の選択により達成することがで
きる。
ように外部遺伝子の造血幹細胞への導入に関する。
ることができる。修飾されたCD34+細胞は次いで間葉幹細胞で試験管内で共
存培養され破骨細胞に分化するよう誘導することができる。破骨細胞は遺伝子発
現の産物を発現し、あるいは発現産物を分泌することができる。これらの修飾細
胞は次いで発現産物が有益な作用を与える標的組織、例えば骨髄に対し投与でき
る。
れる破骨細胞に分化するため生体内で誘導することができる。例えば間葉幹細胞
と組合わせた形質導入前駆細胞は、形質導入遺伝子を持つ破骨細胞の産生を誘導
するために投与される。細胞はお互いに混合されあるいは別個に投与され、また
標的領域に送達される。選択肢として、造血前駆細胞は単独で使用され、生体内
に存在する間葉幹細胞により生体内での分化を引き起こす。
同種異系受容体に戻されそこで遺伝子の発現が治療作用を持つことになる。例え
ば造血幹細胞は生体内で変化した活性を持つように遺伝子操作される。適切な遺
伝子は例えば血清カルシウム応答性、エストロゲン分泌および骨吸収などの領域
で骨粗鬆症の調節で役割を果たすものを含むであろう。
換もしくは形質移入)される。ここで間葉幹細胞は造血幹細胞の遺伝子形質導入
の効率を高める。選択肢として、造血幹細胞はヒト間葉幹細胞の不在下で形質導
入される。
むことにより遺伝子修飾される。
発現に調節役割を持つ遺伝因子、例えばプロモーターあるいはエンハンサー、(
2)mRNAに転写されタンパク質に翻訳される構造配列あるいはコード配列お
よび、(3)適切な転写開始配列と終結配列、のアセンブリーよりなる転写ユニ
ットを引用する。真核発現システムでの使用を意図した構造ユニットは宿主細胞
により翻訳タンパク質の細胞外分泌を可能にするリーダー配列を含む。選択肢と
して、組換えタンパク質がリーダー配列あるいは輸送配列なしで発現される場合
には、それはN末端メチオニン残基を含む。この残基は最終産物を提供するため
に続いて切断されたり切断されなかったりする。
み、あるいはレジデントプラスミドの成分として組換え転写ユニットを運ぶ。細
胞は例えば生体外でポリペプチドをコード化するポリヌクレオチド(DNAある
いはRNA)で操作される。細胞はポリペプチドをコード化するRNAを含むレ
トロウイルス粒子の使用により従来の技術で公知の手順で操作することかできる
。
しもそれに限定されないが、モロニーマウス白血病ウイルス、脾臓壊死ウイルス
、レトロウイルス、例えばラウス肉腫ウイルス、ハーベイ肉腫ウイルス、鳥類白
血症ウイルス、テナガザル白血病ウイルス、ヒト免疫不全ウイルス、アデノウイ
ルス、骨髄増殖性肉腫ウイルス、乳腺癌ウイルス、などを含む。一つの実施例で
は、レトロウイルスプラスミドベクターはマウス胚性幹細胞から誘導されるMG
INである。一般にレトロウイルス媒介遺伝子導入に関してはマクラッハリン他
、1990年を参照のこと。
採用される適切なプロモーターは必ずしもそれに限定されないが、TRAPプロ
モーター、アデノウイルスプロモーター、例えばアデノウイルス主要後期プロモ
ーター;サイトメガロウイルス(CMV)プロモーター;呼吸合胞体細胞ウイル
ス(RSV)プロモーター;誘導性プロモーター、例えばMMTプロモーター、
メタロチオネインプロモーターなど;熱ショックプロモーター;アルブミンプロ
モーター;ApoAIプロモーター;ヒトグロビンプロモーター;ウイルスチミ
ジンキナーゼプロモーター、例えば単純性ヘルペスチミジンキナーゼプロモータ
ー;レトロウイルスLTRs;ITRs;βアクチンプロモーター;およびヒト
成長ホルモンプロモーターを含む。プロモーターは更にポリペプチドをコード化
する遺伝子を制御する天然プロモーターであることもある。これらのベクターは
更に遺伝子操作前駆細胞によりポリペプチドの産生を調節することも可能である
。例えばこの発明の目的のために、ベクターはカルシウム応答要素を含むことが
できる。適切なプロモーターの選択は当業者には明らかなものである。
ーを使用することも可能である。対象の遺伝情報はそのような細胞内で新しい遺
伝物質を発現できるいずれかのウイルスにより導入することができる。例えばS
V40,ヘルペスウイルス、アデノウイルス、ヒト乳頭種ウイルスはこの目的に
使用することができる。クローン真核DNAを培養哺乳類細胞に導入するために
他の方法も使用できる。例えば幹細胞に移入された遺伝物質はウイルス核酸の形
態にある。
などの形質転換細胞選択のための表現型形質を提供するために1個もしくはそれ
以上の選択マーカー遺伝子を含む。
な手段は必ずしもそれに限定されないが、リン酸カルシウムあるいはDEAEデ
キストランを媒介する形質移入;ポリカチオンポリブレンを媒介する形質移入;
プロトプラスト融合法;電気窄孔;リポソーム内でDNAあるいはRNAの被包
を通じ、次いでリポソームを細胞膜と融合させるか、もしくは合成カチオン脂質
で被覆したDNAが融合により細胞内に導入できるようにしたリポソーム、など
である。
常に産生するかあるいは僅かな量で産生されるのではなくて、調節発現が治療利
益に導くような状況でポリペプチド、ホルモンおよびタンパク質を試験管内ある
いは生体内で産生する破骨細胞を産生するやり方でヒト造血幹細胞を遺伝子操作
することを可能にする。例えば造血幹細胞は骨吸収を特異的に阻害する分子を発
現する遺伝子で操作することができるが、破骨細胞の骨との結合は妨げない。選
択肢として、細胞は正常に発現されたタンパク質が可成り低い水準で発現される
ように修飾することができる。これらの産物は次いで取りかこむ培地に分泌され
るかあるいは細胞から精製される。このようなやり方で形成されたヒト破骨細胞
は発現物質の連続した短期あるいは長期の産生システムとして役立つことができ
る。
伝子の追加のコピーを産生するのに使用される。これらの遺伝子は例えばホルモ
ン、成長因子、基質タンパク質、細胞膜タンパク質、サイトカイン、付着分子、
組織修飾に重要な「再建」タンパク質などを発現することができる。外因性生体
内遺伝物質の発現はしばしば「遺伝子治療」として引用される。そのような処置
が適用される疾病状態と手順は骨および免疫系の遺伝疾患と疾病を含む。形質転
換細胞の細胞送達は各種の方法で実行される。それは骨膜、骨髄および皮下の各
部位への注入と直接蓄積注射を含む。
生に使用することができる。形質導入細胞は更に薬剤発見のためのスクリーニン
グ検定にも使用される。
ホスファターゼ(TRAP)プロモーターおよび抗破骨細胞因子をコード化する
cDNAを含むレトロウイルスベクターで形質導入される。
細胞、破骨細胞、間葉幹細胞の混合物は殆どが形質導入破骨細胞よりなる細胞の
集団を得るために分離される。これは造血細胞表面マーカーを識別する抗体を使
用する形質導入造血細胞の正およびもしくは負の選択により達成することができ
る。
変形と実例は以下の図面と組合せた前記の説明の見地から当業者により容易に予
見されるであろう。従って、このような変形と変更はこの発明の範囲内にある。
均値+SD(標準偏差)であった。
下でジョンズ・ホプキンズ大学で健康なヒト供与体から集められた。間葉幹細胞
(MSCs)は分離され公知の方法(マジャンダー他1998年)に従って培養
された。培養が90%密集に達した時、付着細胞は0.25%トリプシン−ED
TA(ライフテクノロジーズ)を含む溶液の追加で回収され、継代1細胞として
185cm2フラスコ当り1×106細胞密度で再平板培養された。健全な患者の
骨髄から分離されたCD34+細胞(メリーランド,ゲイザーズバーグ,ポイエ
テック・テクノロジーズ,インコーポレイテッド)が獲得された。この細胞は磁
気ビードに接合されたCD34に対する抗体(CD34+細胞分離カラム:カリ
フォルニア,オーバーン,ミルテニィ・バイオテック,Ab:QBEND.10
)を利用して95%まで免疫精製され冷凍保存された。
れ、DMEM−LGプラス10%FBSで亜密集になるまで培養された。CD3
4+細胞は次いでcm2当り5×104でMSC培養に加えられた。培養は3週間
37℃で空気95%炭酸ガス5%で維持され、3日毎にhMSC培地を供給され
た。大抵のCD34+細胞が最初の2週間非付着のままであったので、培養培地
の半分は非付着細胞を攪拌することなくゆっくり吸引され、新鮮培地で置換され
た。
され、蒸留水で2回洗浄され、空気乾燥され、商業利用てきるキット(ミズーリ
,セントルイス,シグマ)を使いマウス破骨細胞の広く使用される細胞化学マー
カーである酒石酸耐性酸性ホスファターゼ(TRAP)(ベインゲルトとバーガ
ー,1986年)で染色された。染色された培養は200倍の倍率の顕微鏡の下
で検査された。各ウエルのTRAP正(赤色染色)多核(3個もしくはそれ以上
)破骨細胞が体系的な仕方で全ウエルの端から端まで手動スキャニングにより計
数された(ムバラビール他,1998年)。
胞は酒石酸耐性酸性ホスファターゼを発現する多核細胞(TRAP+MNCs)
を形成することができなかった(図1A)。MSCsは共存培養CD34+細胞
の破骨細胞への分化を支持した(図1B)。これとは逆に、ヒト皮膚線維芽細胞
(SK1087細胞)あるいはヒト腎臓細胞(293T)はTRAP+MNCs
の形成を支持することができなかった(それぞれ図1Cと図1D)。MSCsの
不在下でCD34+細胞をIL−1,IL−3,GM−CSFで処置すると破骨
細胞の形成を産出したが、これらの細胞はCD34+/MSCs共存培養で存在
したものと比較すると少なかった(データはしめされていない)。
/容積)のホルムアルデヒド新鮮溶液で固定され、ウマ血清1.5%で阻止され
、0.15%のウマ血清を含むPBS内で1:50の希釈でヒトインテグリンα
vβ3に対するモノクローナル抗体(英国、ザ・レイン・インスティチュート、
ホートン博士)と共に保温された。細胞は次いでベクタスティンABC−GOキ
ット(カリフォルニア、バーリンゲーム、ベクター・ラボラトリーズ,インコー
ポレイテッド)を用いてグルコースオキシダーゼ複合ヤギ第二抗体で保温された
。すべての保温は室温で30分、次いで3回PBSで洗浄されて行われた。結果
は図2で示される。破骨細胞(黒矢印)とその前駆細胞(矢じり)は対照抗体で
なくビトロネクチン受容体抗体で染色された。MSCsは受容体抗体では何らの
染色も示さなかった。低水準のビトロネクチン受容体を発現する多核細胞が共存
培養で見られた(図2B,白矢印)。
から購入した高純度RNA分離キットを用いてMSCからあるいはCD34+と
MSCsの共存培養から抽出された。PCRが供給業者により記載された条件下
でジーンアンプRT−PCR法(カリフォルニア,フォスターシティ,パーキン
・エルマー)を用いて全RNA調合物(1μg)から逆転写一体鎖cDNAのい
ずれかで30サイクルで行われた。但し以下の修飾が行われた。変性は95℃、
20秒、アニーリングは55℃、20秒、重合72℃、30秒、伸長72℃、1
0分。上流および下流プライマーはそれぞれ以下のように設計された: TRAP:5′-CGATCACAATCTGCAGTACC-3′(配列識別番号1)および 5′-ACCCAGTGAGTCTTCAGTCC-3′(配列識別番号2), PCR産物サイズ=150塩基対;カルシトニン受容体(CTR): 5′-TTTCCAGGGCTTCTTTGTT-3′(配列識別番号3) および 5′-CTTGGTTCTTGGCTGGTTC-3′(配列識別番号4),PCR産物サイズ=
205塩基対。PCR産物は1%のアガロースゲル電気泳動でサイズ分留された
。
3)から誘導された細胞によりTRAPとカルシトニン受容体の発現を示した。
これらのタンパク質はMSCsでは、発現されなかった。
の共存培養で産生された細胞のピットを形成する能力、破骨細胞吸収の指示が試
験された。ゾウの平滑化牙切片が200プルーフエタノールで無菌化され、空気
乾燥され、PBSで数回洗浄された。MSCsが96ウエル平板で牙切片(4×
4×0.1mm)上でcm2当り3×103細胞で平板培養され、hMSCs培地
、pH7.4で1週間培養された。CD34+細胞は次いでcm2当り5×104 細胞で加えられた。人造骨類似体である骨格円板(カナダ、オンタリオ、ミレニ
アム・バイオロジクス・インコーポレイテッド)がこの検定の最適条件を確立す
るために使用された。3週培養期の終りに、切片上の細胞がTRAPを染色され
、計数され、次いで水の中で0.1MのNaOHで除去され、次いで2分超音波
処置された。骨切片は1%のホウ酸ナトリウムを含む蒸留水に調合された1%ト
ルイジンブルーで5分染色された。ピット数は前に記載(プラレット他、199
2年)のとおり顕微鏡下で計数された。真正吸収ピットはCD34+細胞がMS
Csと共存培養された時に骨類似体にもゾウ牙切片にも同様に発見された(図4
)。
培養される(接触共存培養)かあるいは0.45μmの多孔膜(マサチューセッ
ツ,ベッドフォード,ベクトン・ディキソン)を持つ培養不透性挿入片で隔離さ
れた異なった2区画で培養される(非接触共存培養)かのいずれかであった。図
5Aで示された結果は、破骨細胞が接触培養で形成され、どちらの区画(上部あ
るいは底部)でMSCsあるいはCD34+細胞が播種されたかに関係なく、非
接触培養物では破骨細胞が約2/3少なかったことを示した。
は存在下で培養されたMSCsから2日後に馴化培地が採取された。造血幹細胞
と間葉幹細胞共存培養に分泌されたサイトカインIL−1α,IL−6,IL−
11,顆粒球マイクロファージコロニー刺激因子(GM−CSF)および白血病
阻害因子(LIF)のタンパク質水準がクアンティカインキット(ミネソタ、ミ
ネアポリス、アールアンドディー・システムズ)を用いて測定された。
準を示す。IL−1αとGM−CSFの水準は検知できなかった。IL−6とL
IFの水準はCD34+細胞なしでMSCs培養物と比較するとMSCsとCD
34+細胞の共存培養で約10倍も大きかった。IL−1αとGM−CSFの水
準は検知できなかった。
、β−グリセロールリン酸と50μM,L−アスコビン酸−2リン酸を含む骨形
成補充剤(OS)で2,3,4,5,10あるいは13日処置されることで誘導
された。CD34+細胞との共存培養の時点で、OS含有培地はOS無し培地で
置換された。図6Aと6Bは骨成形MSCsがMSCsのものと比べてTRAP
とMNCの形成を阻害したことを示す。図6Cは共同培養でのIL−6,IL−
11あるいはLIFの水準を示す。IL−6,IL−11,LIFの水準は骨形
成MSCsとCD34+細胞の共存培養と比べてMSCsとCD34+細胞の共
存培養でより高かった。
上流と下流プライマーはそれぞれOPGに対しては5′-ACCACTACTACACAGACAGC-3
′(配列識別番号5)と5′-AGGAGACCAAAGACACTGCA-3′であり、またOPGLに
対しては、5′-TTCTATTTCAGAGCGCAGAT-3′(配列識別番号7)と5′-AGTCATGTTG
GAGATCTTGG-3′(配列識別番号8)であった。図6DはMSCsのOSでの4,
8,あるいは15日の処置がOPGL mRNA発現を減少させたことを示す。
これとは逆に、MSCsのOSでの4,8,あるいは15日の処置はOPG m
RNAの発現を増加させた。
ルスベクターMGINの構築とレトロウイルス上澄みの産生はこれまでに報告さ
れている(チェン他、1997年)。要約すると、MGINはEGPF遺伝子と
内部リボソームエントリー部位(IRES)を含むマウス胚性幹細胞ウイルスベ
ースベクターである。PA317パッケージング細胞により産生された両栄養性
上澄みはBOSC23エコトロピックウイルス株による感染後に選択された製造
業者から作られた。形質導入のために、前もって凍結されたベクター上澄みが、
CD34+細胞を含む培地と1:1の比率で、8μg/mlのポリブレン(ミズ
ーリ、セントルイス、シグマ)、インターロイキン−3(IL−3)とIL−6
(それぞれ10ng/ml)、幹細胞因子(SCF)とF1K2(FL)(それ
ぞれ100ng/ml)の存在下で混合された。対照細胞は非EGFP発現ベク
ターで形質導入された。形質導入混合物は次いで1800g,32−35℃で遠
心分離された。4時間の「スピンオキュレーション」(遠心分離中の細胞のベク
ターでの形質導入)の後、細胞は1回洗浄され、24時間前記成長因子を含む培
地で培養された。形質導入が再び1回繰返された後、細胞分画が形質導入効率を
試験するためフローサイトメトリーで分析され、一方残存細胞は破骨細胞形成検
定のために使用された。形質導入CD34+細胞は追加因子なしで3週間共存培
養された。共存培培養物は実施例1に記載の通りTRAPを染色された。細胞は
EGFPを検出するために蛍光顕微鏡で、あるいはTRAPを検出するために顕
微鏡下で視覚化された。
ベクターで形質導入されたCD34+細胞の30%が形質導入遺伝子を発現した
ことを示した(図7B)。形質導入CD34+細胞とMSCsの共存培養物はE
GFP(図7C)とTRAP(図7D)の両方を発現する破骨細胞を産出した。
Cs培地で培養された。CD34+細胞は次いでcm2当り2.5×104細胞で
MSC培養に加えられた。培養は1,2あるいは3週維持された。細胞は3.6
%のホルムアルデヒドで固定され、10%ヤギ血清で30分阻止され、次いでビ
トロネクチン受容体(αvβ3)に対する抗体で保温された。追加の間に広範な
洗浄を行い、ビオチン標識第二抗体が加えられ(ヤギ抗マウスIgG;イリノイ
、ロックフォード、ピアス)、続いてストレプトアビジン複合β−ガラクトシダ
ーゼ(ジブコBRL)で1時間置かれた。可溶性基質であるクロロフェノールレ
ッド−β−D−ガラクトピラノシド(CPRG;インディアナ、インディアナポ
リス、ベーリンガー・マンハイム)が次いで加えられ、570nmで30分後顕
色が読み取られた。対照一次抗体もまたそれぞれの処置で作動され、このバック
グラウンド測定は各ウエルに対する読み取りから抜き取られた。ELISAの結
果は抜き取られたバックグラウンドと共に吸光度の単位として図8に提示される
。ビトロネクチン受容体(αvβ3)は対照抗体によるのではなく特異的抗体に
より検出された(図8A)。破骨細胞系統によるαvβ3発現は1週あとに共存
培養で誘導され、MSCsでの発現はより少なかった(図8)。
ァターゼ(TRAP)プロモーターと抗破骨細胞因子(アンチセンス、阻害剤、
アポトーシス因子)をコード化するcDNAを含むベクターで形質導入される(
図8参照)。TRAPプロモーターは破骨細胞系列を特異的に標的にするために
使用されてきた。形質導入HSCsは骨粗鬆症の患者に注入される。それは骨髄
に誘導され、破骨細胞に委嘱し分化する。破骨細胞は過剰な骨吸収で生成された
局所の高カルシウム濃度に反応し(ステップ1とスイップ2)、抗破骨細胞因子
を発現する(ステップ3)ことにより破骨細胞活性を停止させる(ステップ4)
ように反応する。このような因子の一つはオステオプロテグリン(OPG)であ
り、これが分泌されると骨吸収(オステオペトローシス)(大理石骨病(原文通
り))を減少させることが実証され、一般に破骨細胞を阻止するように見える(
シモネット(1997年))。形質導入造血細胞は更に生体外で破骨細胞に分化
するように誘導することができる。
含むpGL3ベクター(ウイスコンシン、マディソン、プロメガ)内でCMVプ
ロモーターの制御の下でクローンされ、pGL3−CaREを産出した。pGL
3あるいはpGL3−CaREはリン酸カルシウム共同沈降法を用いてヒト腎臓
細胞系293Tに形質移入された。細胞は次いで増加するカルシウム濃度の存在
下で培養された。ルシフェラーゼ活性はデュワル−ルシフェラーゼ(商標)レポ
ータ検定システム(プロメガ)を使用して評価された。データは、0.1mM程
度の低い量のカルシウムがルシフェラーゼ活性をpGL3−CaREに誘導した
がpGL3に導入しなかったことを示している(図9B)。
決定するために研究された。CD34+細胞とMSCsの共存培養物が前に記載
の条件の通りに培養されたが、試験された培地は10%FBS入りのDMEM−
低グルコースのものと血清なしのDMEM−高グルコースのものであった。ヒト
腎臓細胞系293細胞を含む対照培養は血清ありもしくは無しでのDMEM−高
グルコース内でCD34+細胞と共存培養された。培養は前記実施例での実験で
みられるように21日よりも12日で終結した。
とCD34+細胞の共存培養が、10%のFBS入りの標準DMEM−低グルコ
ースでの共存培養よりもずっと大きな数の破骨細胞を産出したことを実証する。
細胞のTRAP染色を示す図、1Bは、MSCs存在下で培養されたCD34+
細胞のTRAP染色を示す図、多くの多核TRAP+細胞(TRAP+MNCs
)(矢印)同じく単核TRAP+細胞は紡鐘形細胞(矢じり)の密集層として出
現したMSCsの存在下で形成された。小さい矢印と星印は核のクラスターを示
す。1Cは、ヒト皮膚線維芽細胞(SK1087細胞:矢じり)の存在下で培養
されたCD34+細胞の染色を示す図。TRAP+MNCsは形成されなかった
。1Dは、ヒト腎臓細胞(293T;矢じり)の存在下で培養されたCD34+
細胞の染色体を示す図。TRAP+MNCsは形成されなかった。
の免疫細胞化学染色を示す図、2Bは、CD34+とMSCsをビトロネクチン
受容体を認識する抗体と共存培養した時の免疫細胞化学染色を示す図
CD34+細胞なしでのMSCs培養(レーン4−5)から精製されたRNAの
RT−PCRを示す図、カルシトニン受容体(レーン2と4)およびTRAP(
レーン3と5)はMSCsとCD34+細胞の共存培養からの標本でのみ検出さ
れた。カルシトニン受容体ファミリーの保存非スプライシング領域が設計プライ
マーとして選ばれた。レーン1,1キロベースDNAラダー;底部,β2−ミク
ログロブリン
ト形成を示す図、4Bは、MSCs無しでのCD34+細胞培養でのピット形成
を示す図、スライスはトルイジンブルーで染色され顕微鏡で視覚化された。倍率
×200。4Cは、CD34+細胞とMSCsの共存培養(閉じた縦棒)でのピ
ットの計量とMSCs無しでのCD34+細胞の培養(開放縦棒)でのピットの
計量を示す図。*p<0.01対MSCs無しでのCD34+細胞の培養。
34+細胞とMSCsは同一区画(接触共存培養、閉じた縦棒)で共存培養され
るか、あるいは0.45μmフィルターで隔離された(非接触共存培養)で共存
された:MSCsが上部、CD34+細胞が底部のものは開放縦棒;MSCs底
部でCD34+細胞が上部のものは斜線入り縦棒。*p<0.01対MSCs無
しでのCD34+細胞の培養。5Bは、CD34+細胞とMSCsの共存培養で
の分泌因子(IL−6,IL−11,LIF)の計量を示す図。IL−11はそ
うではないがIL−6とLIFの水準はCD34+細胞なしでのMSC培養に比
べてMSCsとCD34+細胞の共存培養では約10倍であった。
を示す図、MSCsの骨成分かはCD34+細胞を加える前に骨形成補充剤(O
S)で2,3,4,5,10あるいは13日処置することで誘導された。*p<
0.01対MSCs無しでのCD34+細胞の培養。6Cは、MSCsとCD3
4+細胞の共存培養が骨形成MSCsとCD34+細胞の共存培養よりも高水準
のIL−6,IL−11,LIFを産生したことを示す図、6DはMSCsの骨
形成分化がOPGL mRNA発現の減少(左側パネル)とOPG mRNA発
現の増加(右側パネル)と関連することを示す図
サイトメトリー分析を示す図、7Bは、EGFP発現ベクターで形質導入された
CD34+細胞のフローサイトメトリー分析を示す図、約30%のCD34+細
胞がEGFPを発現した。7Cは、EGFP発現ベクターで形質導入されたMS
CsとCD34+細胞の共存培養を示す図、EGFPは破骨細胞と同じく単核細
胞で発現された。7Dは、TRAPで染色したEGFP発現ベクターで形質導入
されたMSCsとCD34+細胞の共存培養を示す図。7Dは7Cを明るくした
図である。
3)の発現を示す図。αvβ3抗体,左側ウエルと閉じた棒;対照IgG,右側
ウエルと開放棒、8Bは、αvβ3の時間経過での発現を示す図。CD23+細
胞とMSCsの共存培養(閉じた棒)あるいはCD34+細胞無しでのMSC(
開放棒)
ウム誘導性発現システムで形質導入された培養細胞へのカルシウム追加でレポー
ター遺伝子の発現を誘導したことを示す図
細胞への効果を示す図。10Aは、FBS10%のDMEM−低グルコース(開
放棒)と血清無しでのDMEM−高グルコース(閉じた棒)でのCD34+細胞
とMSCsの共存培養での破骨細胞数を示す図、10Bは、FBS10%のDM
EM−高グルコース(閉じた棒)と血清なしでのDMEM−高グルコース(斜線
棒)での293細胞とCD34+細胞の共存培養を示す図
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Claims (15)
- 【請求項1】 造血幹細胞が破骨細胞を産生するように間葉幹細胞を造血幹
細胞と共存培養することよりなることを特徴とする試験管内で破骨細胞を産生す
る一つの方法。 - 【請求項2】 請求項1記載の方法であって、ここで共存培養が外因性サイ
トカインの不在下で行なわれることを特徴とする方法。 - 【請求項3】 請求項1記載の方法であって、ここで造血幹細胞がCD34
+細胞であることを特徴とする方法。 - 【請求項4】 請求項1記載の方法であって、ここで造血幹細胞と間葉幹細
胞が接触していることを特徴とする方法。 - 【請求項5】 造血前駆細胞を外因性遺伝物質で形質導入し、形質導入造血
細胞の外因性遺伝物質を含む破骨細胞への分化を誘導するために間葉幹細胞の存
在下で形質導入造血細胞を培養することよりなることを特徴とする遺伝子修飾破
骨細胞を産生する一つの方法。 - 【請求項6】 請求項5記載の方法であって、ここで形質導入造血幹細胞が
試験管内で分化するように誘導されることを特徴とする方法。 - 【請求項7】 請求項5記載の方法であって、ここで形質導入造血幹細胞が
生体内で分化するように誘導されることを特徴とする方法。 - 【請求項8】 造血前駆細胞を外因性遺伝物質で形質導入し、造血幹細胞の
外因性遺伝物質を含む破骨細胞への分化に適した条件下に形質導入造血幹細胞ほ
委ねることよりなることを特徴とする遺伝子修飾破骨細胞を獲得する一つの方法
。 - 【請求項9】 請求項8に記載の方法であって、ここで造血細胞が生体内で
分化されることを特徴とする方法。 - 【請求項10】 請求項8記載の方法であって、ここで造血細胞がヒト間葉
幹細胞と共に生体内で投与されることを特徴とする方法。 - 【請求項11】 遺伝子修飾破骨細胞よりなることを特徴とする一つの組成
物。 - 【請求項12】 請求項11記載の組成物であって、ここで遺伝子修飾破骨
細胞が非形質転換細胞系からのものであることを特徴とする組成物。 - 【請求項13】 遺伝子修飾破骨前駆細胞よりなることを特徴とする一つの
組成物。 - 【請求項14】 請求項13記載の組成物であって、ここで遺伝子修飾破骨
前駆細胞が非形質転換細胞系からのものであることを特徴とする組成物。 - 【請求項15】 破骨細胞形成を減少するように分化間葉幹細胞を造血幹細
胞と共存培養することよりなることを特徴とする造血幹細胞の破骨細胞への分化
を減少するための一つの方法。
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