JP2003503444A - ラテックス被膜を有する徐放性剤形単位及びその製造方法 - Google Patents

ラテックス被膜を有する徐放性剤形単位及びその製造方法

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Abstract

(57)【要約】 1つ以上の有効物質を流体(例えば、液体経腸栄養製品)に送達するための剤形単位を提供する。前記剤形単位は流体中に分散し得る少なくとも1つの有効物質(好ましくは、マーカー染料)を含有するコアを含む。前記コアは前記有効物質を結合するための相容性結合剤をも含有する。コアの別の成分には、可塑剤、一般流動剤、滑沢剤、追加の錠剤化助剤及び少なくとも1つの親水性物質も含まれ得る。ラテックス被膜がコアを包囲している。前記ラテックス被膜はマトリックス型膜を規定し得る実質的に疎水性の基材及び少なくとも1つの流体中に分散可能な親水性成分を含有する混合物を含み、前記疎水性基材は好ましくは酢酸セルロース微小球のエマルションから形成される。分散可能な有効物質が、そこから有効物質を直ちに放出し得るようにラテックス被膜の親水性成分の1つとして好ましい。前記剤形単位の製造方法も提供する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 (発明の分野) 本発明は有効物質を剤形から徐放するための被膜系に関し、具体的には有効物
質(例えば、マーカー染料)を液体経腸栄養製品に徐放するためにラテックス被
膜を有する剤形単位に関する。本発明は更に、前記徐放性剤形単位を形成、使用
する方法に関する。
【0002】 (発明の背景) 有効物質、例えば栄養素、薬、プロバイオティック、診断薬及びマーカー染料
を患者に経腸、非経口または経口送達するための各種デバイス及び方法が公知で
ある。例えば、胃造瘻術または空腸造瘻術により患者に挿入した経鼻胃管または
栄養補給管につながる可撓性チューブまたは管腔に連結されている滴注チャンバ
に接続している出口を有する吊下げ式ビンまたはバッグから流体(例えば、液体
経腸栄養製品)を重力流または順流(positive flow)により供給することは公知
である。液体経腸栄養製品は無菌的に処理されたり最終的にレトルト殺菌され得
、予備充填された直ぐに吊り下げられる容器に供給されたり、介護者により前記
容器に配置され得る。しかしながら、現在市販されているかなり多数の液体経腸
栄養製品の中から食物、特に治療食を選択することはかなり制限される。
【0003】 更に、各種有効物質、例えば栄養素、薬、プロバイオティック、診断薬及びマ
ーカー染料を同時に投与することがしばしば望ましい。しかしながら、前記した
各種成分はしばしば熱殺菌中安定でなく、使用するまでの長い時間、例えば数日
または数ヶ月にわたり他の望ましい成分と相互に相容性でないことがあり得る。
よって、有効物質の組合せを大規模製造及び製品を取引のために移動させるよう
にその後の貯蔵に適合させることは容易でない。
【0004】 例えば診断目的で送達後患者において液体経腸栄養製品を検出可能とすること
及び経腸栄養製品が胃または腸の外部に不適切に流れたときを同定することも有
利である。液体経腸栄養製品をより検出可能性とするための1つの方法は、適当
な生理学的に許容され得るマーカー染料を液体製品に溶解させることである。前
記マーカー染料と他の有効物質の相容性を考慮しなければならないので、熱殺菌
または長期間貯蔵する前にマーカー染料を導入しないことが推奨される。
【0005】 上記した理由で、患者の胃腸管に経腸栄養補給中に栄養製品を変化、修飾また
はマークすることが望ましいとされてきた。前記要求に向けてある新規な装置及
び方法が開発されており、米国特許第5,531,681号明細書、同第5,5
31,682号明細書、同第5,531,734号明細書、同第5,533,9
73号明細書、同第5,549,550号明細書、同第5,738,651号明
細書、同第5,741,243号明細書、同第5,746,715号明細書、同
第5,755,688号明細書及び同第5,755,689号明細書を含めた幾
つかの最近の特許の主題である。概して、上記特許は、供給デバイスと流体連通
している調剤チャンバ及び該調剤チャンバ内に配置される剤形単位を使用する各
種装置及び方法に関する。前記剤形単位は液体経腸栄養製品に添加すべき所望の
有効物質を含有する。上記特許に記載されているように、各種剤形単位は、有効
物質の徐放送達のための慣用されている浸透作動送達デバイスを含めた装置及び
方法と一緒に使用される。
【0006】 1つの浸透性送達デバイスは米国特許第5,318,558号明細書に記載さ
れており、この特許はポンプ型徐放性剤形単位または送達デバイスに関する。通
常、前記デバイスは一端に有効物質、他端に浸透エンジンにより駆動するピスト
ンを有する円筒形閉鎖容器を含む。前記容器には、浸透エンジンの対向端部に好
ましくはレーザービームドリルにより小さなオリフィスが形成されている。この
ようにして、有効物質は浸透ピストンが作動したときにオリフィスを介して容器
から放出される。
【0007】 徐放性剤形を有する別の浸透性投与システムは米国特許第5,324,280
号明細書に記載されており、ここでは外壁内に完全に閉じこめられているハイド
ロ活性物質の層により包囲されている内壁内に有効物質は収容されている。ハイ
ドロ活性物質が膨張すると生ずる浸透圧により、レーザードリル等により外壁に
形成された流路を介して有効物質は放出される。
【0008】 上記したように、慣用の浸透性薬物送達デバイスはいずれもオリフィスまたは
類似の流路をドリルによりまたは他の方法で外膜に予備形成しなければならない
。しかしながら、精密機械加工方法は実施するのが困難であり、費用もかかる。
また、前記した従来の浸透性薬物送達デバイスは、特にマーカー染料等を送達す
るために使用するときに特に有効でないことが判明した。
【0009】 更に、液体経腸栄養製品と最初に接触したときに有効物質を迅速に放出させる
ことがしばしば望ましい。この迅速放出のために、従来の浸透性送達システムで
は通常所望の有効物質の外層またはフィルムを設けなければならない。このよう
にすると、初期量の有効物質が液体栄養製品内に分散したときに迅速に放出され
、その後有効物質は剤形単位から持続的に放出され得る。しかしながら、有効物
質の外フィルムを更に設けることは薬物送達システムの製造及び材料コストを上
昇させる。
【0010】 よって、中に含有されている有効物質を持続的に送達し得る改良された剤形単
位が依然として必要とされている。
【0011】 (発明の要旨) 本発明の目的及び作用効果は以下に記載されており、以下の記載から明らかで
あり、また発明の実施から分かるであろう。本発明の別の作用効果は詳細説明及
び請求の範囲に特に指摘されている方法及びシステムにより発揮され、達成され
る。
【0012】 上記及び他の作用効果並びに本発明の目的を達成するために、本明細書に包括
的及び具体的に記載されているように、本発明は有効物質を流体に送達するため
の剤形単位を包含する。特に、本明細書に具体的に記載されているように、剤形
単位の所期の使用は1つ以上の有効物質を患者の胃腸管に供給すべき液体経腸栄
養製品に送達するためである。
【0013】 本発明の剤形単位は、流体(例えば、液体経腸栄養製品)中に分散可能である
有効物質を少なくとも1つ含有するコアを含む。本明細書に具体的に記載されて
いるように、有効物質は栄養素、薬、プロバイオティック、診断薬、及び好まし
くはマーカー染料からなる群から選択される。特に、食用青色1号及びメチルア
ントラニレートが2つの好ましいマーカーである。
【0014】 前記コアは有効物質を結合するための相容性結合剤をも含有する。各種結合剤
が使用され得るが、酢酸セルロースが好ましい。好ましい実施態様では、トリア
セチンのような可塑剤または冷溶媒を酢酸セルロースを軟化させ、よって結合性
を高めてより強いコアを構築するために使用する。所望乃至所要により、コアを
構築するために慣用の滑沢剤及び一般流動剤をも配合することができる。コアの
構造を高めるために他の公知の錠剤化助剤(例えば、リン酸ジカルシウム)を使
用してもよい。本明細書に具体的に記載されているコアは所望により少なくとも
1つの親水性物質(例えば、ヒドロキシプロピルメチルセルロース)を含み、有
効物質を送達するための浸透系を形成するために1つ以上の浸透的に有効な化合
物をも含む。
【0015】 更に、本発明によれば、剤形単位はコアを包囲するラテックス被膜をも含む。
前記ラテックス被膜は、半多孔性マトリックス型膜を規定し得る実質的に疎水性
の基材及び少なくとも1つの流体中に分散可能な親水性成分を含有する混合物を
含む。好ましくは、ラテックス被膜の基材は酢酸セルロース微小球のエマルショ
ンから形成される。
【0016】 種々の親水性成分を、ラテックス被膜の基材により規定されたマトリックス型
膜中に流路を形成または開放するよう、この成分が当該流体中に分散可能である
ならば、ラテックス被膜のために使用することができる。好ましい親水性成分は
、流路の形成を容易にするだけでなく、ラテックス被膜により形成される壁の可
撓性を高め、そこを介する流体フラックスを増加させるポリエチレングリコール
である。剤形を流体と接触させたときに有効物質が直ぐに放出されることを所望
するならば、有効物質をラテックス被膜の成分として配合することが更に好まし
い。このラテックス被膜の有効物質は栄養素、薬、プロバイオティック、診断薬
及びマーカー染料からなる群から選択される。
【0017】 剤形単位は経腸栄養補給システムの調剤チャンバ内に配置されるように構成さ
れ得る。好ましくは、剤形単位は、正方形錠剤の形のような経腸栄養補給システ
ムの封鎖を防止するように形成される。
【0018】 本発明はまた、流体(例えば、液体経腸栄養製品)に有効物質を送達するため
の剤形単位の形成方法に関する。前記方法は、少なくとも1つの流体中に分散可
能な有効物質及び該有効物質を結合するための相容性結合剤を含有するコアを形
成するステップを含む。上記したように、有効物質は栄養素、薬、プロバイオテ
ィック、診断薬、及び好ましくはマーカー染料からなる群から選択され、結合剤
はトリアセチンで軟化される酢酸セルロースである。また、形成ステップはコア
に一般流動剤、滑沢剤または他の錠剤化助剤を添加することを含む。好ましい実
施態様では、前記方法は所望により更にコアに対して少なくとも1つの親水性物
質(例えば、ヒドロキシプロピルメチルセルロース)及び1つ以上の浸透的に有
効な化合物を添加することを含む。
【0019】 更に、本発明によれば、前記方法はマトリックス型膜を規定し得る実質的に疎
水性の基材のエマルション及び少なくとも1つの流体中に分散可能な親水性成分
を含有する混合物を含むラテックス組成物を調製するステップをも含む。このス
テップが基材としての酢酸セルロースのエマルションと親水性成分を混合するこ
とを含むことが好ましい。他の親水性成分を配合することもできるが、本発明の
別の態様は、剤形単位を流体と接触させたときの有効物質の迅速放出を促進する
ようにラテックス組成物の成分として流体中に分散可能な有効物質を配合するこ
とを含む。このラテックス組成物用有効物質を栄養素、薬、プロバイオティック
、診断薬及びマーカー染料からなる群から選択することが好ましい。
【0020】 最後に、本発明の方法はコア上にラテックス被膜を形成するためにコア上にラ
テックス組成物を適用することを含む。好ましくは、このステップは当業界で公
知のように従来のパンコーターまたはバッチ流動床コーター中のWurster
カラムを用いてコア上にラテックス組成物を噴霧した後塗布した被膜を乾燥して
外壁を規定することにより実施される。
【0021】 本発明の他の特徴及び作用効果は以下の詳細説明、添付図面及び請求の範囲か
ら容易に明らかとなるであろう。
【0022】 本明細書に含まれ、本明細書の一部をなす添付図面は本発明の方法及びシステ
ムを示し、更に理解するために含まれている。本明細書中の説明と一緒に、図面
は本発明の原理を説明するのに役立つ。
【0023】 (図面の説明) 本発明は添付図面を参照して十分に理解されるであろう。
【0024】 図1は、患者に対して経鼻胃栄養補給するための液体経腸栄養製品を修飾また
はマークするための装置の概略図である。
【0025】 図2は、患者に対して胃造ろう栄養補給するための液体経腸栄養製品を修飾ま
たはマークするための装置の概略図である。
【0026】 図3は、患者に対して空腸造ろう栄養補給するための液体経腸栄養製品を修飾
またはマークするための直列に設置した2つの調剤チャンバを有する装置の概略
図である。
【0027】 図4は、液体経腸栄養製品を修飾またはマークするための並列に接続した2つ
の調剤チャンバを有する装置の部分概略図である。
【0028】 図5は、本発明の剤形単位が調剤チャンバ中に配置されている患者に対して液
体経腸栄養製品を供給するための調剤チャンバの拡大部分図である。
【0029】 図6は、図5に示した本発明の剤形単位の代表的具体例の拡大断面図である。
【0030】 定義 本明細書及び請求の範囲に関して、以下の語句は次のように定義される。
【0031】 「液体経腸栄養製品」は患者の胃腸管に供給され、そこで利用されると一般的
に理解されている液体組成物を指す。前記経腸栄養製品は1〜約300cps、
より好ましくは少なくとも約3cpsの粘度を有するが、最も多くは約5〜約1
50cpsの粘度を有する。
【0032】 「経腸栄養製品媒体」は液体経腸栄養製品の液体部分、主に水を指すが、しば
しば少量乃至微量の非水性液体物質、例えば植物油や海洋油のような脂質を含む
【0033】 本明細書中、用語「胃腸管」は胃及び小腸を指す。胃腸管への栄養補給は、鼻
道及び食道を介し、そこから胃まで延びている経鼻胃管を使用して、または腹壁
を介して胃または小腸に延びている栄養補給管を使用して実施される。
【0034】 「生理学的有用物質」または「有効物質」は、栄養素及び薬のような患者にと
って栄養学的または医薬的に重要であるかまたは重要であると考えられている物
質または成分、またはプロバイオティックまたは診断薬の場合のようにマーカー
染料のような医学的に重要である物質または成分である。
【0035】 「プロバイオティック」は胃腸管中の各微生物バランスを改善することにより
ヒト宿主に好ましい影響を与える生きた微生物フードサプリメント、例えばLa cobacillus reuteriであると理解されたい。
【0036】 「流体または液体経腸栄養製品中に分散可能な有効物質または成分」は、流体
または液体栄養製品中に分散し得るように経腸栄養補給中該製品に添加するのが
生理学的に有効であるかまたは診断薬やマーカー染料のように通常有効である物
質または成分である。有効物質または成分は、液体経腸栄養製品と一緒に患者の
胃腸管に運ばれるように栄養補給中修飾される前記栄養製品中に分散可能である
【0037】 液体経腸栄養製品の媒体中に分散可能である有効物質の「有用量」は、患者に
とって「生理学的に有効なまたは診断上検出可能な」量、すなわち液体経腸栄養
製品の一部として供給したときに短期間または長期間で患者に対して検出可能な
効果を生ずるかまたは生ずると合理的に予測されるかまたは症状または病気の診
断の際に検出可能である量である。通常、約5g以下の有効物質が1つの徐放性
剤形単位またはデバイス中に含有され、所与の有効物質を含有する単位を複数使
用すると供給する栄養製品中の有効物質レベルは所望レベルになる。
【0038】 「液体経腸栄養製品の媒体中に分散可能な、少なくとも1つの有効物質」は、
その内容から判断されるように単一または複数の有効物質を指し、成分、物質ま
たは因子の組合せも含まれる。
【0039】 有効物質または成分に関して本明細書中に使用するとき、用語「分散可能な」
は流体、例えば1つ以上の徐放性剤形単位を収容している調剤チャンバを介して
流れる液体経腸栄養製品により容易に吸収され、運ばれるように可溶性である物
質及び十分に懸濁性である物質に適用すると理解されたい。
【0040】 用語「栄養補給セット」は1つ以上の調剤チャンバ(例えば、滴注チャンバ)
及び経腸栄養補給のために栄養補給管につながる流体連通手段の組合せを指す。
各調剤チャンバには少なくとも1つの有効物質(例えば、マーカー染料)の有用
量を含有している剤形単位が少なくとも1つ充填され得るかまたは前記剤形単位
と一緒に充填され得る。
【0041】 「注入」のプロセスは、経腸−可溶性有効成分を患者の胃腸管に少なくとも1
分間〜約30時間、より一般的には少なくとも2〜約24時間にわたり供給する
過程を指す。
【0042】 用語「送達システム」または「送達デバイス」は、有効成分、物質またはその
混合物を保存し、その後それを流体、例えば調剤チャンバを介して流れる液体経
腸栄養製品に送達または放出するための手段またはシステムを包括的に指す。
【0043】 本発明に関して本明細書中で使用する場合、用語「徐放性剤形」は、有用量の
有効物質を保存し、その後それを室温で流体(例えば、液体経腸栄養製品)の媒
体に、同じ媒体及び同じ温度で非被覆または未処理粒状形態中において有効物質
の溶解性特性により通常示される速度よりもゆっくりと放出または分散する形態
のデバイスを指す。通常、徐放性剤形は流れている流体または液体経腸栄養製品
と接触している少なくとも30分間、好ましくは少なくとも2時間の間に溶解ま
たは分散する。本質的に液体経腸栄養製品の媒体に直ぐに溶解しない有効物質に
関して、徐放性剤形単位は有効物質の送達を液体経腸栄養製品の媒体への可溶化
または分散のための通常時間の少なくとも20%遅らす。好ましくは、徐放性剤
形単位はその内容物の放出を供給する栄養素、薬または他の有効物質に適当な時
間延長させる。
【0044】 「徐放性剤形単位」は上記した有効物質(例えば、マーカー染料)を持続的に
送達することができる個別に被覆された錠剤またはデバイスを指す。
【0045】 「液体経腸栄養製品が装置中を流れる」は容器からの重力流の使用、及び栄養
補給管を介する液体経腸栄養製品の流れを促進するために任意に重力流下でポン
プを使用することを包含する。
【0046】 (発明の詳細説明) 本発明の剤形単位を使用し得る方法をより深く理解するために、米国特許第5
,531,681号明細書、同第5,531,682号明細書、同第5,531
,734号明細書、同第5,533,973号明細書、同第5,549,550
号明細書、同第5,738,651号明細書、同第5,741,243号明細書
、同第5,746,715号明細書、同第5,755,688号明細書及び同第
5,755,689号明細書に記載されているような液体経腸栄養製品等を修飾
し、マークする装置及び方法を説明する。上記した各特許の明細書及び図面は援
用により本明細書に含まれるとする。上記した各特許の装置及び方法はマーカー
染料を含めた有効物質を徐放性または非徐放性の各種剤形から送達し得ると理解
すべきである。しかしながら、本発明のために徐放性剤形を特に参照する。本明
細書に記載されている装置及び方法の各種具体例を非限定的例示の目的で以下に
要約する。
【0047】 図1は、包括的に図番20で図示する栄養補給セットを示す。このセットは吊
下げ式供給容器22の出口21は、患者の鼻道24を通って食道25を下がり、
胃26まで延びている経鼻胃栄養補給管23に連結されている。この栄養補給セ
ットは滴注チャンバの形態の調剤チャンバ27及び包括的に図番28で図示され
ている流体連通手段から構成されている。「流体連通手段(fluid communication
means)」は、滴注チャンバの出口29から栄養補給管(例えば、経鼻胃栄養補
給管23)へのコネクション30まで連続して利用される流体連通構成成分すべ
てを含むと理解される。前記構成成分は、可撓性チューブ54の一部の他に、図
3に示すように直列に、図4に示すように並列に連結した別の滴注チャンバまた
は他の調剤チャンバをも含む。前記構成成分はまた、ポンプを利用するために必
要な特別のチューブ部分及びそれぞれ他のすべての構成成分の間にあるコネクタ
素子(例えば、コネクタ素子31またはアダプタ30)をも含み得る。
【0048】 図1を参照すると、調剤チャンバ27には本発明の徐放性剤形単位100が配
置されている。剤形単位100は流体(例えば、供給容器22から調剤チャンバ
27に流れる液体経腸栄養製品33)中に分散可能な少なくとも1つの有効物質
を生理学的に有効な量または診断上検出可能な量含有している。本明細書に具体
的に記載されているように、液体経腸栄養製品は通常水性ベースであり、徐放性
剤形単位100と接している。流体または液体経腸栄養製品に接触すると、有効
物質は流体に放出または送達される。液体経腸栄養製品の流れは通常慣用の調節
可能な圧縮クランプ34を用いて調節し得る。
【0049】 図2は液体経腸栄養製品33を調剤チャンバ27に、更に胃造瘻栄養補給管デ
バイス23aにつながる栄養補給セット20aの可撓性チューブ54に供給する
吊下げ式供給容器22を示している。図2に示す胃造瘻栄養補給管は市販されて
おり、本発明で使用するのに適した多くのデバイスの1例にすぎない。
【0050】 図3は、栄養補給セット20bが患者の小腸26aにつながる栄養補給管23
bへの順流のためのポンプ35と併用するように改造されている点を除いて図1
の装置とほぼ同一の空腸造瘻術用栄養補給装置に関する。適当なポンプの例は米
国特許第4,927,411号明細書に記載されている。図示するように、第2
の調剤チャンバ27aも、供給容器22から調剤チャンバ27に流れ、更に連通
手段28bの残部及び栄養補給セット20bの調剤チャンバ27aを通って空腸
造瘻栄養補給管23bに流れる液体経腸栄養製品33のような流体中にいずれも
分散可能な追加のまたは別の有効物質を添加するために栄養補給セット20bの
一部として使用し得る。追加の有効物質は徐放性または非徐放性剤形のいずれで
あってもよい。
【0051】 添付図面に例示されている本発明の現在好ましい実施態様について詳細に検討
する。本発明の方法及び対応するステップは剤形単位の詳細説明と共に記載され
ている。
【0052】 本発明には各種形態の実施態様が包含されるが、現在好ましい実施態様が図示
されており、以下に説明する。なお、本明細書の開示内容は本発明の例として見
做されるにすぎず、本発明をここに記載されている特定具体例に限定するもので
はない。
【0053】 図5の拡大部分図では、本発明の徐放性剤形単位100が調剤チャンバ27内
の液体経腸栄養組成物33中に配置されている。図示するように、徐放性剤形単
位は調剤チャンバを介する液体経腸栄養製品33の流れが阻止されるのを防止す
るのに適当な幾何学的形状(例えば、長方形)を有する。通常正方形錠剤が示さ
れているが、各種の代替形状も使用し得る。更に、調剤チャンバに、前記阻止を
更に防止するためにメッシュスリーブまたは類似のデバイスを設けてもよい。
【0054】 非限定的例示の目的で、図6は本発明の剤形単位の代表的具体例の断面図を示
す。本発明によれば、図6に示すように、剤形単位100は少なくとも1つの流
体中に分散可能な有効物質及び前記有効物質を結合するための相容性結合剤を含
有するコア110を含む。前記剤形単位100は更にコア110を包囲するラテ
ックス被膜をも有し、このラテックス被膜はマトリックス型膜を規定し得る実質
的に疎水性の基材及び少なくとも1つの流体中に分散可能な親水性成分を含有す
る混合物を含む。本明細書に具体的に記載されている本発明の徐放性剤形単位の
構造を以下に詳記する。
【0055】 コアの構造 本発明によれば、徐放性剤形単位は通常少なくとも1つの有効物質を含有する
コアを含む。わかりやすくするために、用語「有効物質」は特記しない限り単一
または複数の有効物質を指すと理解されたい。各有効物質は該有効物質が接触す
べき流体(例えば、液体経腸栄養製品)中で分散性、好ましくは親水性または可
溶性であるならば、各種有効物質を本発明の範囲で使用することができる。
【0056】 例えば、一般的な経腸栄養組成物に添加されそうな有効物質には、栄養素(例
えば、グルタミン、アルギニン)、発酵性食物繊維、非発酵性食物繊維、酵素(
例えば、リパーゼ)、アミノ酸の組合せ、オリゴサッカライド(例えば、フラク
ト−オリゴサッカライド)、ビタミン、短鎖(C3−4)脂肪酸、ピルバミドま
たはピルビル−アミノ酸(例えば、ピルビル−グリシン、ピルビル−アラニン、
ピルビル−ロイシン、ピロビル−バリン、ピルビル−サルコサミン)、及びその
アミド、エステル及び塩の形態のピルベート前駆体、構造化脂質、d−シロイノ
シトール、ラクトフェリン、海洋油並びに酸味剤(例えば、アスコルビン酸)が
含まれる。優れた栄養サポートを与える構造化脂質の例は、少なくとも1つのγ
−リノレン酸またはジホモγ−リノレン酸残基と、α−リノレン酸、ステアロド
ン酸及びエイコサペンタエン酸及びドコサヘキサエン酸から選択される中鎖(C 5−22 )脂肪酸残基とC8−22n−3脂肪酸残基を有するグリセロール骨格
である。
【0057】 十分に分散性であるならば通常本発明に従って投与され得る薬には、抗ヒスタ
ミン剤、抗感染薬(例えば、抗生物質、抗ウィルス薬及び抗尿路感染薬)、抗新
生物薬、自律神経薬(例えば、アドレナリン作動薬及び骨格筋弛緩薬)、血液形
成及び凝固薬、心血管作用薬、中枢神経系作用薬、診断薬、電解質、カロリー・
水バランス薬、酵素、鎮咳薬、去痰・ムコ多糖類加水分解薬、胃腸薬(例えば、
制酸剤)、金化合物、ホルモン及び合成代替ホルモン、平滑筋弛緩薬並びに非分
類治療薬が含まれる。他の例はHブロッカー(例えば、Tagamet(登録
商標))、プロカイネティック剤、生物活性ペプチド、糖尿病薬、化学療法剤、
または胃腸管に供給する栄養組成物と好ましくない反応を起こさない経口投与用
医薬である。
【0058】 十分に分散性であるならば通常本発明に従って投与され得るプロバイオティッ
クには、例えば米国特許第4,839,281号明細書に記載されている好酸性
乳酸桿菌GG、Lactobacillus reuteriLactoba cillus animalis、及び国際特許出願公開第93/02558号
パンフレットに記載されているLactobacillus salivari us が含まれる。プロバイオティックは食物の消化を助ける生微生物または腸内
中の有害微生物の数を制御するのを助ける生微生物である。
【0059】 本発明の好ましい実施態様において、コア内に含有される有効物質は生理学的
に許容され得るマーカー染料または染料混合物である。例えば、本発明で有用な
マーカー染料または染料混合物は患者に対して生理学的に許容され得且つ一緒に
供給される他の有効物質と相容性である着色染料、蛍光染料またはその混合物で
ある。好ましくは、前記染料または染料混合物は液体経腸栄養製品が調剤チャン
バーを介して流れている間前記製品に検出可能な濃度でコアから送達され得る。
染料が調剤チャンバーにおいて検出可能であるとき、染料は患者の口腔に何とか
達するならば検出可能であると予測され得る。
【0060】 使用されるマーカー染料は、白色光、例えば通常の昼光または病院や医院で出
会う人工室内光の下で目に見える色を与える着色染料;紫外光の下で目に見える
蛍光を発する蛍光染料;または着色染料と蛍光染料の混合物であり得る。着色染
料と蛍光染料の混合物は、調剤チャンバーを介する流れは存在する着色染料によ
り通常の光条件下で容易に感知されるが、適所(例えば口腔または鼻道)を外れ
た栄養製品はたとえ少量でも蛍光染料を含有しているならば紫外光でより容易に
検出され得る点で特に有利であるようである。これは、たとえ非常に低濃度で存
在しているときでも紫外光の下で特に目に見える蛍光染料の性質による。
【0061】 使用する染料または染料混合物は生理学的に許容され得なければならない。通
常、米国食品医薬品化粧品局(FD&C)が認可している食用着色剤が適当であ
る。下記する食用青色1号及び食用青色2号が好ましい。また、染料または染料
混合物は供給する液体経腸栄養製品中に分散可能でなければならず、場合により
栄養補給中に添加される他の有効物質と相容性でなければならない。液体経腸栄
養製品に対して容易に目に見える色を与えるためには、通常前記製品1mlあた
り約0.06mgの染料が望ましい。
【0062】 誤った方向に流れる液体経腸栄養製品を検出できることが重要な場合には、紫
外光の下で非常に低濃度でも十分に目に見え、白色光条件下で液体栄養製品に目
に見える色を与える蛍光染料、例えば食用赤色3号を使用し得る。他の好適な蛍
光染料はキニン、食用赤色22号、食用赤色8号、フルオレセイン、及びオハイ
オ州シンシナティに所在のDaGloから入手可能であり、ケミカルアブストラ
クツシステムに蛍光増白剤として色度指数220を有する16470−24−9
としても同定されているD 282 UV Blueである。上記したように、
所望により着色染料と蛍光染料の混合物を使用し得る。通常液体栄養製品に約0
.01〜0.05mg/mlの蛍光染料を添加するのに十分な量が紫外光の下で
検出し得るのに十分である。
【0063】 本発明の別の態様によれば、好ましい有効物質はフレーバー化合物から作られ
る蛍光染料、すなわち蛍光性フレーバ化合物である。イソブチルアントラニレー
ト、n−ブチルアントラニレート、アリルアントラニレート、イソブチルn−メ
チルアントラニレート、アリルアントラニレート、ブチルアントラニレート、イ
ソブチルアントラニレート、シンナミルアントラニレート、シクロヘキシルアン
トラニレート、エチルアントラニレート、リナリルアントラニレート、メチルア
ントラニレート、メチルn−メチルアントラニレート、β−ナフチルアントラニ
レート、フェネチルアントラニレート、テルピニルアントラニレートを含めた各
種化合物を使用することができる。しかしながら、FEMA No.2682と
して入手可能なメチルアントラニレートが好ましい化合物である。
【0064】 有効物質そのものが十分な結合性を有していない場合には、コアは結合物質ま
たは類似の賦形剤をも含有する。各種の好適であり且つ生理学的に相容性の結合
剤が公知であり、入手可能であるが、好ましい結合剤はコアに含有される有効物
質に依存する。結合剤または賦形剤の例には、セルロースアシレート、セルロー
スジアシレート、セルローストリアシレート、セルロースアセテート、セルロー
スジアセテート、セルローストリアセテート、モノ−,ジ−及びトリセルロース
を含めたセルロースポリマー、アルカニレート、アルケニレート、モノ−,ジ−
及びトリセルロースアロイレート、セルロースプロピオネート、セルロースアセ
テートブチレート、セルローストリアシレート(例えば、セルローストリバレー
ト、セルローストリランレート、セルローストリパルミテート、セルローストリ
スクシネート及びセルローストリオクタノエート)、セルロースジエステル(例
えば、セルロースジスクシネート、セルロースジパルミテー、セルロースジオク
タノエートト及びセルロースジペンタノエート)、セルロースのコエステル(例
えば、セルロースアセテートブチレート、セルロースアセテートプロピオネート
、セルロースイソプロビルアセテート及びセルロースアセテートペンタノエート
)、並びに或るポリプロピレンが含まれるが、これらに限定されない。食用青色
1号の使用について本明細書に具体的に記載したように、Eastman Ch
emical ProductsからCA−398−10NFの呼称で販売され
ているセルロースアセテートが可溶性の不足のために高い耐久性及び耐崩壊性を
有するコアを形成するために好ましい。
【0065】 選択される結合剤または賦形剤に応じて、結合剤を加工可能形態に軟化させる
ために通常可塑剤成分が必要である。公知の適当な可塑剤成分の例には、クエン
酸トリエチル、クエン酸アセチルトリエチル、クエン酸トリ−n−ブチル、クエ
ン酸アセチルトリ−n−ブチル、フタル酸ジブチル、フタル酸ジエチル、セバシ
ン酸ジブチル、Eastman Chemical ProductsからEa
stman Triacetinの商標で入手可能なトリ酢酸グリセリル及びE
astman Chemical ProductsからMyvacet(登録
商標)9−45で製造されているアセチル化モノグリセリドが含まれる。選択し
た酢酸セルロースと併用するには、トリアセチンがコアに対して好ましい。
【0066】 コアの製造及び構造を高めるために追加の錠剤化助剤をも使用し得る。例えば
、本明細書に具体的に記載されているように、一般流動剤、例えばタルク、コロ
イドシリカまたはカオリンが粘着を防止するために配合される。通常Cabot CorporationからCAB−O−SILの商標で入手可能なヒューム
ドシリカが好ましい。滑沢剤、例えばステアリン酸カルシウム、ステアリン酸、
または好ましくはステアリン酸マグネシウムもコアの性能及び構造を高めるため
に配合される。更に、安定剤または類似の実質的に疎水性の錠剤化助剤、例えば
リン酸ジカルシウムまたはラクトースも配合され得る。
【0067】 本明細書に具体的に記載されているコアは、選択した有効物質の送達を助け得
る許容し得る担体として作用するように親水性物質をも含む。各種親水性物質の
例には、親水性ポリマーまたは浸透性ポリマー、ヒドロキシメチルセルロース、
ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロキシプロ
ピルメチルセルロース、ヒドロキシアルキルセルロース及びヒドロキシプロピル
エチルセルロースが含まれる。好ましい実施態様では、以下に詳記するように、
膨潤性を有し、その結果曝される流体または溶媒を膨潤して有効物質の浸透性送
達を促進するためにヒドロキシプロピルメチルセルロース(HPMC)を使用し
ている。
【0068】 更に、本発明のコアは、浸透系の性能を高めるために或る浸透的に有効な化合
物、例えば浸透的に有効な溶質またはオスマゲント(osmagent)を含み得る。考え
られる浸透的に有効な化合物の例には、塩化ナトリウム、塩化カリウム、塩化マ
グネシウム、硫酸カリウム、硫酸ナトリウム、硫酸リチアム、酸性リン酸カリウ
ム、マンニトール、尿素、イノシトール、酒石酸、ラフィノース、スクロース、
グルコース、ソルビトール及びフルクトースが含まれる。
【0069】 コアは上記成分を用いて一般的方法により製造され得る。例えば、複数の成分
を通常の方法(例えば、混合、ブレンド、ボールミリング、カレンダリング、撹
拌またはロールミリング)により混合して固体または半固体とし、次いで所定の
コア形状にプレスする。本発明の剤形単位、よってコアを製造するための好まし
い方法を以下に詳記する。
【0070】 ラテックス被膜の構造 上述したように、本発明に従うと、徐放性剤形単位はコアを包囲または封入す
るためのラテックス被膜をも含む。公知のように、ラテックスは天然に存在する
炭化水素ポリマーの水性懸濁液としてまたは重合により得られる合成ゴムまたは
プラスチックのエマルションとして通常認識されている。ラテックス被膜を乾燥
すると、半連続構造体、すなわち同一ポリマーまたは材料を溶媒系を介して適用
して形成したものに比して連続性が実質的に劣る構造体が形成される。これによ
り、被膜は、以下に詳記するように有効物質をコアから送達するための浸透系の
外壁を規定する。
【0071】 本明細書に具体的に記載したラテックス被膜は、実質的に疎水性の基材及び少
なくとも1つの流体(例えば、液体経腸栄養製品)中に分散可能な親水性成分の
混合物を含む。このようにして、親水性成分は、本発明の剤形単位を液体栄養製
品に接触させて配置したときにラテックス被膜から浸出されるかまたは別の方法
で放出される。ラテックスの基材は半多孔性マトリックス型膜のままであり、コ
アの結合剤を含有しながら有効物質は該膜を介して送達され得る。
【0072】 本発明のラテックス被膜のために各種の実質的に疎水性の基材を使用すること
ができる。前記材料は例えば水中に懸濁または乳化し得なければならず、乾燥し
たときに親水性成分が膜から浸出する前にもその後にも一体性を維持し得るマト
リックス型膜を規定し得なければならない。可能な材料の例には、セルロースア
シレート、セルロースジアシレート、セルローストリアシレート、セルロースア
セテート、セルロースジアセテート、セルローストリアセテート、モノ,ジ及び
トリセルロースを含めたセルロースポリマー、アルカニレート、アルケニレート
、モノ,ジ及びトリセルロースアロイレート、セルロースプロピオネート、セル
ロースアセテートブチレート、セルローストリアシレート(例えば、セルロース
トリバレレート、セルローストリランレート、セルローストリパルミテート、セ
ルローストリスクシネート及びセルローストリオクタノエート)、セルロースジ
エステル(例えば、セルロースジスクシネート、セルロースジパルミテート、セ
ルロースジオクタノエート、セルロースジペンタノエート)、セルロースのコエ
ステル(例えば、セルロースアセテートブチレート、セルロースアセテートプロ
ピオネート、セルロースイソプロピルアセテート、セルロースアセテートペンタ
ノエート)及び或るポリプロピレンが含まれる。本明細書に具体的に記載されて
いるように、Eastman Chemical ProductsからCA−
398−10NF及びCA−398−30NFのような酢酸セルロースが好まし
い。特に、剤形単位の好ましい実施態様はFMC Corporationから
入手可能な酢酸セルロースエマルションを含有する混合物で被覆されている。こ
のエマルションには、約0.2〜0.6ミクロン(典型的には、約0.3ミクロ
ン)のサイズを有する酢酸セルロース微小球を約22〜28重量%、好ましくは
約24〜26重量%含む水性懸濁液が含まれる。微小球を、ラウレル硫酸ナトリ
ウム(2重量%)等のような湿潤剤を含有する水中に懸濁させる。
【0073】 上記したように、少なくとも部分的に、有効物質をコアから送達し得る流路を
形成するためにラテックス被膜の親水性成分を配合する。好適な親水性成分は、
流体(好ましい実施態様では、液体経腸栄養製品)に接触または前記流体内に配
置したときに溶解し得るかまたは基材のマトリックス型膜から浸出し得る。好適
な親水性成分の例には、炭酸リチウム、塩化ナトリウム、臭化ナトリウム、炭酸
ナトリウム、塩化カリウム、硫酸カリウム、リン酸カリウム、安息香酸ナトリウ
ム、酢酸ナトリウム、クエン酸ナトリウム、硝酸カリウム、アルカリ土類金属塩
(例えば、リン酸カルシウム、硝酸カルシウム、塩化カルシウム)、遷移金属塩
(例えば、塩化第二鉄、硫酸第一鉄、硫酸亜鉛、塩化第二銅、フッ化マグネシウ
ム、フルオロケイ酸マグネシウム等)、有機化合物(例えば、スクロース、グル
コース、フルクトース、マンニトール、マンノース、ガラクトース、アルドヘキ
ソース、アルトロース、タロース、ソルビトール等を含めた多糖;ジオール及び
ポリオールを含めた有機脂肪族油;ジオール及びポリオールを含めた芳香族油;
多価アルコール、ポリアルキレングリコール、ポリグリコール、ポリ(α,ω)
−アルキレンジオール等を含めた他のポリオール)が含まれる。好ましい実施態
様は親水性成分としてMALTRIN 100として入手可能なマルトデキスト
リンを含む。
【0074】 本明細書に具体的に記載されているラテックス被膜のための追加の親水性成分
はポリエチレングリコール(PEG)3350であるが、異なる分子量を有する
他の好適なPEG材料、例えばPEG 400を使用することもできる。非毒性
親水性材料としてPEG材料を使用すると、有効物質の送達用流路の形成が容易
になる他、ラテックス被膜により形成される壁の可撓性が高まり、流路を介する
水性流体−フラックスが増加すると考えられる。すなわち、PEGはラテックス
被膜により規定される外壁を介する流体透過性または液体フラックスを調節する
のを助けるためのフラックス調節剤として作用する。
【0075】 コアと同様に、本発明のラテックス被膜のために可塑剤または類似の軟化成分
を配合することも有利である。公知の適当な可塑剤成分の例には、クエン酸トリ
エチル、クエン酸アセチルトリエチル、クエン酸トリ−n−ブチル、クエン酸ア
セチルトリ−n−ブチル、フタル酸ジブチル、フタル酸ジエチル、セバシン酸ジ
ブチル、Eastman Chemical ProductsからEastm
an Triacetinの商標で入手可能なトリ酢酸グリセリル、及びEas
tman Chemical ProductsからMyvacet(登録商標
)9−45で入手可能なアセチル化モノグリセリドが含まれるが、本明細書に具
体的に記載されているラテックス被膜の酢酸セルロースに対してはクエン酸トリ
エチルが好ましい。
【0076】 ラテックス被膜を使用すると、従来の浸透性ドラッグ送達システムでは得られ
なかった幾つかの利点が得られる。例えば、ラテックス材料を使用すると、コア
を被覆する前に親水性成分は水性エマルション中に迅速に溶解するかまたは別の
方法で水性エマルションと混合され得る。よって、親水性成分により、従来の浸
透性デバイスに対して通常実施されていたような固体外壁に孔またはオリフィス
を精密機械加工またはレーザーで形成する必要がなくなる。更に、ラテックス被
膜中の親水性成分及び量を変更することにより壁を介する有効物質のコアからの
放出速度をより容易にコントロールすることができる。すなわち、親水性成分の
分子の大きさ及び/または量を増加させることにより流路の大きさ及び数をそれ
ぞれ増加させることができる。
【0077】 従来技術では認められない本発明の別の利点は、所望により有効物質が直ぐに
放出されることである。迅速放出を調節するために有効物質の外層またはフィル
ムを必要とする従来の浸透性デバイスとは異なり、適当量の有効物質を本発明の
ラテックス被膜に混合し得る。よって、ラテックス被膜内の有効物質は複数の機
能を発揮する。すなわち、流体(例えば、液体経腸栄養製品)と接触すると初期
用量の有効物質がラテックス被膜から放出される。また、有効物質は分散可能で
あればよく、必ずしも親水性である必要はないが、有効物質は親水性成分として
作用して、更なる有効物質をコアから持続的に送達するためにマトリックス型膜
中に流路を形成または開放する。親水性成分として有効物質を使用すると、有効
物質の送達のために十分な大きさの流路を確実に形成するのが助けられる。
【0078】 (実施例) 実施及び例示の目的で、非限定的に、代表的な剤形単位の組成を示す。特に、
代表的な剤形単位のコアの構造を表1に示し、被膜の構造を表2に示す。代表的
な剤形単位の製造に使用される成分はすべて当業界で公知の業者、例えばサンス
ターから入手可能である。
【0079】
【表1】
【0080】 通常、表1及び2の代表的な剤形単位は青色マーカー染料を液体医用栄養補給
処方物に送達するためのものである。よって、この代表的な実施態様の有効物質
は食用青色1号であり、コアのみは有効物質約120mgの目標含量を有し、全
体として、すなわちラテックス被膜を含めると約127mgの目標含量を有する
。表1及び2の代表的な剤形単位は、厚さ約6.5〜7.0mm、1辺約10.
0mmの正方形の錠剤として製造される。
【0081】 非限定的例示として、下表3及び4は本発明の典型的剤形単位についての許容
基準を示す。所要または所望により組成及び製造方法を修正することにより別の
基準を達成し得ると理解されたい。
【0082】
【表2】
【0083】
【表3】
【0084】 製造方法 本発明は更に、本発明の剤形単位の製造方法に関する。例示及び実施の目的で
、非限定的に、表1〜4に示した代表的な剤形単位の製造方法を説明する。別の
所望の結果または基準を達成するために、所要乃至所望により材料、量及び方法
を本発明の範囲内で修正し得ると理解されたい。更に、下記する本発明の方法に
ついての規格はガイドラインとして提示しているにすぎず、必ずしも必須な要件
でないことも理解されたい。
【0085】 本発明の剤形単位のコアの製造に関し、表5は代表的バッチの錠剤処方を示す
【0086】
【表4】
【0087】 コアを製造するために、有効物質を結合剤と混合する。例えば、本明細書に記
載の実施態様に関して、慣用されているシグマミキサーを使用してCA−398
−10NF及び食用青色1号を適当な時間(例えば、10分間)混合する。所要
により、初期混合ステップ中に可塑剤(例えば、トリアセチン)を混合物中に例
えば本明細書に記載の実施態様では専用2流体アトマイザーを用いて添加する。
次いで、この混合物を適当な時間(例えば、1時間)放置した後、例えば#10
9スクリーンを備えたFitzmillデバイスを用いて粉砕することが好まし
い。次いで、本発明の実施態様のように、粉砕した混合物を慣用のリボンブレン
ダーに添加して、該ブレンダー中で親水性物質及び錠剤化助剤(例えば、それぞ
れHPMC及びリン酸二カルシウム)を混合する。この実施態様の混合のために
は約10分が適当な時間である。混合物に混合する前に、一般流動剤(例えば、
CAB−O−SIL)を適当な時間(例えば、5分間)予備混合し、例えば#1
20スクリーンを用いて篩い分けする。同様に、滑沢剤(例えば、ステアリン酸
マグネシウム)を適当な時間(例えば、5分間)混合物中に予備混合し、混合す
る。次いで、この混合物を所定のコア形状、例えば本明細書に記載されている実
質的な正方形の錠剤にプレスする。
【0088】 本発明の剤形単位の被膜の製造に関し、表6は本明細書に具体的に記載されて
いる錠剤に対する被膜組成物の典型的なバッチを示す。この代表的実施態様の各
錠剤についての乾燥被膜の追加重量は錠剤重量の約10.0%に等しいことが好
ましい。しかしながら、方法ロスを説明するために、被膜組成物の量は錠剤重量
の約12.5%と同等増量する。この代表的実施態様の被膜を作成するために使
用される1つの処理溶媒は飲料水である。
【0089】
【表5】
【0090】 被膜組成物は、まずほぼ半量(1/2)の溶媒水を疎水性基材及び所要により
可塑剤と混合して調製する。このために、本発明の代表的実施態様では、可塑剤
(例えば、TEC)を水に適当な時間(例えば、約2分間)混合した後、基材(
例えば、FMC CAエマルション)をTEC/水混合物に迅速に添加する。こ
の混合物を中程度に適当な時間(例えば、約30分間)撹拌し、コンシステンシ
ーのためにスクリーン(例えば、50/009スクリーン)にかけて処理する。
【0091】 また、水の残り半量(1/2)を被膜組成物の親水性成分と混合する。例えば
、本明細書に具体的に記載されているように、まずPEG 3350を水に中程
度に適当な時間(例えば、約5分間)撹拌する。次いで、MALTRIN 10
0を添加し、中程度に更に5分間撹拌する。この混合物を代表的な実施態様では
適当なスクリーン(例えば、50/009スクリーン)を介して濾過する。被膜
に含有させる有効物質をこの時点で添加する。例えば、食用青色1号を添加し、
中程度に10分間もしくは適当な時間撹拌する。
【0092】 本明細書に記載の代表的実施態様の最終ステップとして、2つの別々の混合物
を中程度に適当な時間(例えば、約5分間)撹拌して組み合わせる。次いで、被
膜組成物を錠剤コア上に適用するための条件に置く。好ましくは、組み合わせた
混合物を被膜の適用が終了するまで撹拌する。
【0093】 本発明に従って被膜を適用するためには各種の公知方法を使用し得る。本明細
書に具体的に記載されているように、例えば被覆を公知の噴霧方法を用いて適用
することが好ましい。特に、好ましい実施態様では、回転可能なパン内に収容さ
れているコア上に被膜組成物を噴霧するためのアトマイザーを含むAccela
cota製被膜パンとして公知の被覆装置を使用する。Accelacota装
置は、約55〜65℃の入口温度及び約43〜44℃の出口温度を有し、約70
〜90psigの噴霧圧力で作動する。回転可能なパンは最初(例えば、約15
分間)約3rpmで回転し、次いで被覆が完了するまで約5〜7rpmに回転速
度を速める。被覆が完了したら、回転可能なパンを停止し、回転可能なパンを定
期的に(例えば、5分毎に)軽く揺り動かしながら、入口温度を適当な乾燥温度
(例えば、約65℃)で約30分間維持する。次いで、錠剤を適当な乾燥ラック
に移して、適当な条件(例えば、55〜57℃で48時間またはそれ以上)で完
全に乾燥させる。
【0094】 上記した詳細説明は、本発明の新規な剤形単位の構造及び製造方法に向けられ
る。特に、詳細説明は、経腸栄養補給アセンブリ及び方法と組み合わせて使用す
るための剤形単位を説明している。更に、本発明の別の態様によれば、上に詳記
した構造及び方法は適当に修正して、非経口ドラッグ送達システム用剤形単位及
び経口送達用剤形単位に適用可能である。しかしながら、本発明の趣旨または範
囲を逸脱することなく本発明の方法及びシステムに対して各種改変及び変更をな
し得ることは当業者に自明である。従って、本発明は添付の請求の範囲及びその
均等の範囲内の改変及び変更も含むと意図される。
【図面の簡単な説明】
【図1】 患者に対して経鼻胃栄養補給するための液体経腸栄養製品を修飾またはマーク
するための装置の概略図である。
【0095】
【図2】 患者に対して胃造ろう栄養補給するための液体経腸栄養製品を修飾またはマー
クするための装置の概略図である。
【0096】
【図3】 患者に対して空腸造ろう栄養補給するための液体経腸栄養製品を修飾またはマ
ークするための直列に設置した2つの調剤チャンバを有する装置の概略図である
【0097】
【図4】 液体経腸栄養製品を修飾またはマークするための並列に接続した2つの調剤チ
ャンバを有する装置の部分概略図である。
【0098】
【図5】 本発明の剤形単位が調剤チャンバ中に配置されている患者に対して液体経腸栄
養製品を供給するための調剤チャンバの拡大部分図である。
【0099】
【図6】 図5に示した本発明の剤形単位の代表的具体例の拡大断面図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ウオールトン,ジヨージフ・イー アメリカ合衆国、オハイオ・43081、ウエ スタービル、エグゼクテイブ・コート・86 (72)発明者 アーンホルト,バーバラ・エス アメリカ合衆国、オハイオ・43085、ワー シントン、ウエスト・ニュー・イングラン ド・218 (72)発明者 エバンズ,モンテイ・エル アメリカ合衆国、オハイオ・43041、ジヨ ンストン、アツプルトン・ロード・11017 (72)発明者 ゲークル,ロニータ・ケー アメリカ合衆国、オハイオ・43221、コロ ンバス、シユルーズベリ・2443 (72)発明者 ハミルトン,ダニエル アメリカ合衆国、オハイオ・43064、プレ イン・シテイ、コルビン・ドライブ・8701 (72)発明者 クロプチンスキー,ジヨン・ジエイ,ジユ ニア アメリカ合衆国、オハイオ・43016、ダブ リン・ウエリントン・コート・7148 (72)発明者 ムラウスキー,フランカ・エイ アメリカ合衆国、オハイオ・43081、ウエ スタービル、オールド・ミル・ドライブ・ 501 (72)発明者 タツカー,ラリー・ジー アメリカ合衆国、オハイオ・43065、パウ エル、ポープウエル・ドライブ・397 (72)発明者 ウオーカー,シエリー・エイ アメリカ合衆国、オハイオ・43074、サン バリー、サウス・ステイト・ルート・ 605・333 (72)発明者 ウオルシユ,マイケル・ブイ アメリカ合衆国、オハイオ・43081,ウエ スタービル、リバテイー・レイン・508 (72)発明者 ウオルシユ,ロンダ・イー アメリカ合衆国、オハイオ・43081,ウエ スタービル、リバテイー・レイン・508 Fターム(参考) 4C076 AA38 AA42 AA94 BB05 CC21 EE31

Claims (22)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 流体中に分散可能な少なくとも一つの有効物質および前記有
    効物質を結合するための相容性結合材を含有するコア、ならびに マトリックス型膜を規定し得る実質的に疎水性の基材および前記流体中に分散可
    能な少なくとも一つの親水性成分を含有する混合物を含む、前記コアを包囲する
    ラテックス被膜 を含む、有効物質を液体中にに送達するための剤形単位。
  2. 【請求項2】 有効物質が患者の胃腸管に供給する経腸栄養製品中に分散可
    能である請求の範囲第1項に記載の剤形単位。
  3. 【請求項3】 有効物質が栄養素、薬、プロバイオティック、診断薬及びマ
    ーカー染料からなる群から選択される請求の範囲第1項に記載の剤形単位。
  4. 【請求項4】 有効物質がマーカー染料である請求の範囲第3項に記載の剤
    形単位。
  5. 【請求項5】 有効物質が蛍光性フレーバー成分である請求の範囲第3項に
    記載の剤形単位。
  6. 【請求項6】 蛍光性フレーバー成分がメチルアントラニレートである請求
    の範囲第5項に記載の剤形単位。
  7. 【請求項7】 コアが更に少なくとも1つの親水性物質を含有する請求の範
    囲第1項に記載の剤形単位。
  8. 【請求項8】 コアの結合剤が酢酸セルロースであり、前記コアは更に可塑
    剤成分を含有する請求の範囲第1項に記載の剤形単位。
  9. 【請求項9】 ラテックス被膜の基材が酢酸セルロースのエマルションから
    形成される請求の範囲第1項に記載の剤形単位。
  10. 【請求項10】 ラテックス被膜が親水性成分を作用させるために流体中に
    分散可能な有効物質を含有する請求の範囲第1項に記載の剤形単位。
  11. 【請求項11】 剤形単位が経腸栄養補給システムの調剤チャンバー内に配
    置されるように構成されている請求の範囲第1項に記載の剤形単位。
  12. 【請求項12】 流体中に分散可能な少なくとも一つの有効物質および前記
    有効物質を結合するための相容性結合材を含有するコアを形成するステップ、 マトリックス型膜を規定し得る実質的に疎水性のエマルションおよび前記流体中
    に分散可能な少なくとも一つの親水性成分を含有する混合物を含むラテックス組
    成物を調製するステップ、ならびに 前記ラテックス組成物をコアに適用してコア上にラテックス被膜を形成するステ
    ップ を含む、有効物質を液体中に送達するための剤形単位の形成方法。
  13. 【請求項13】 有効物質が患者の胃腸管に供給する経腸栄養製品中に分散
    可能である請求の範囲第12項に記載の方法。
  14. 【請求項14】 形成ステップが、栄養素、薬、プロバイオティック、診断
    薬及びマーカー染料からなる群から選択される有効物質を選択することを含む請
    求の範囲第12項に記載の方法。
  15. 【請求項15】 有効物質がマーカー染料である請求の範囲第14項に記載
    の方法。
  16. 【請求項16】 形成ステップが更にコア中に少なくとも1つの親水性物質
    を配合することを含む請求の範囲第12項に記載の方法。
  17. 【請求項17】 形成ステップがコアの結合剤として酢酸セルロースを配合
    することを含み、前記形成ステップは更にコアの構造を高めるために酢酸セルロ
    ースを可塑剤で軟化させることを含む請求の範囲第12項に記載の方法。
  18. 【請求項18】 軟化ステップの可塑剤がトリアセチンである請求の範囲第
    17項に記載の方法。
  19. 【請求項19】 調製ステップが基材としての酢酸セルロースのエマルショ
    ンと少なくとも1つの親水性成分を混合することを含む請求の範囲第12項に記
    載の方法。
  20. 【請求項20】 調製ステップがラテックス組成物の親水性成分として作用
    するように流体中に分散可能な有効物質を配合することを含む請求の範囲第12
    項に記載の方法。
  21. 【請求項21】 調製ステップが更にラテックス組成物の有効物質を栄養素
    、薬、プロバイオティック、診断薬及びマーカー染料からなる群から選択するこ
    とを含む請求の範囲第20項に記載の方法。
  22. 【請求項22】 適用ステップがラテックス組成物をコアに噴霧することを
    含む請求の範囲第12項に記載の方法。
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