JP2003501771A - 短絡スイッチを有するｉｅｅｅ１３９４ケーブル・コネクタ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 電源ロスの場合、一装置の２つのＩＥＥＥ１３９４コネクタ（３，４）の対応するピン間に短絡（１，２）が確立される。これは、リレー制御スイッチ（２）によって実現されることが好ましい。電力が有効の場合、このリレーには電力が供給され、上記スイッチは開かれる。この装置は、次いで、この拡張無しで同様に動作する。電源が失われると、このリレー１には電力がもはや供給されず、上記スイッチ（２）は閉じる。このようにして、該装置は、クラスタから単純に消え、次いで、ＩＥＥＥ１３９４規格に準拠して再構築される。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】 本発明は、ＩＥＥＥ１３９４ケーブル・コネクタに関する。

【０００２】 （背景） ＩＥＥＥ１３９４規格は、高速で低コストな、バックプレーン・バスと並行す
る周辺バス若しくはバックアップとして用いるのに適したシリアル・バスを説明
する。このシリアル・バスのハイライトは、 ａ） ノード・アドレスの自動割当 − アドレス・スイッチが不要 ｂ） ＩＳＤＮ互換ビットレートに基づいた、ＴＴＬバックプレーン用２４．５
７６Ｍビット／秒から、ＢＴＬバックプレーン用４９．１５２Ｍビット／秒、ケ
ーブル・モデム用９８．３０４、１９６．６０８、及び、３９３．２１６Ｍビッ
ト／秒までの様々な速度のデータ転送 ｃ） 該ケーブル・モデムは、それぞれが最大４．５メートルの物理的接続（ケ
ーブル・ホップ）を最大１６個まで許容し、任意の２つの装置間に総ケーブル距
離７２メートルを与える。バス管理は、より小さい構成は性能を最適化すること
を認識する。 ｄ） バス・トランザクションは、低オーバーヘッド保証帯域サービスを提供す
る「アイソクロナス」モードと同様に、ブロック及び単一クワドレット読み出し
及び書き込みを含む。 ｅ） ケーブル媒体及びバックプレーン・バスの両者をサポートする物理層（Ｐ
ＨＹ） ｆ） すべてのノードに等しいアクセスを保証するフェア・バス・アクセス・メ
カニズム。このバックプレーン環境は、優先メカニズムを加えるが、このフェア
・プロトコルを用いるノードには依然として少なくとも部分的なアクセスが保証
されるものである。

【０００３】 ＩＥＥＥ１３９４の４ピン・ケーブルは、一組の装置を接続する。この２つの
装置のうちの１つなどに別の装置が他のケーブルによって加えられ得る。こよう
にして、装置のクラスタ若しくはチェーンを構築する。このチェーンは、接続さ
れた２つの隣接装置を有する装置と、隣接装置を１つだけ有する該チェーン端に
位置する装置と、を有する。各装置は主接続を有する。該装置の電源が切られ、
スタンバイ・モードに入るとき、そのＩＥＥＥ１３９４物理層実施には、依然と
して電力が供給され、特定の機能を提供する。例えば、家庭のユーザがチェーン
の一装置（例えばテレビ）の電源プラグを外した場合、このスタンバイ機能は失
われる。結果として、該ＰＨＹ層機能は失われ、該チェーンは、２つの別々のよ
り小さい装置クラスタを残して、崩壊する。

【０００４】 内部電源故障の場合に該チェーンの破壊を回避するために、ＩＥＥＥ１３９４
規格における解決策が説明される。この解決策は、内部電源故障後に、これら装
置を正常にシャットダウンさせつつ、これら装置に電力を供給する電力貯蔵装置
を用いる。平時、この内部電源は、ＰＨＹと電力貯蔵装置とに電力を供給する。
この内部電源が故障すると、電力故障感知ラインが、故障が発生し、ロードが電
力貯蔵装置へ切り替わるというロジックを発する。

【０００５】 （発明） 本発明の目的は、一装置の電力故障の場合にも、すべての使用可能な装置を接
続するバス接続を提供するＩＥＥＥ１３９４ケーブル・コネクタを開示すること
である。

【０００６】 本発明によれば、この目的は、メインクレームに指定された特徴によって実現
される。有益的な設計及び開発は、サブクレームに指定される。

【０００７】 電源ロスの場合、一装置の２つのＩＥＥＥ１３９４コネクタの対応するピン間
に短絡が確立される。これは、リレー制御スイッチによって実現されることが好
ましい。電力が有効の場合、このリレーには電力が供給され、上記スイッチは開
かれる。この装置は、次いで、この拡張無しで同様に動作する。電源が失われる
と、このリレーには電力がもはや供給されず、上記スイッチは閉じる。このよう
にして、該装置は、クラスタから単純に消え、次いで、ＩＥＥＥ１３９４規格に
準拠して再構築される。

【０００８】 （実施形態） 本発明の実施形態を添付図面を参照して説明する。

【０００９】 本発明の例示的実施形態を以下に詳述する。

【００１０】 図１ａは、電力が有効な場合のバス接続実施の一例を示す。接点ａ、ｂ、ｃ、
ｄを有する４つのスイッチ２を制御するリレー１は、レジスタＲ_Ｖを経由して個
々の装置で既に使用可能な定電源と接続されている。すべてのスイッチ２は、図
１ａに示すように、該装置で使用可能な２つのＩＥＥＥ１３９４コネクタ３、４
の４つの個別のピンと接続されている。図１ａは、該装置に対して電力が有効な
場合のリレー１のスイッチ位置を示す。この場合、２つのＩＥＥＥ１３９４コネ
クタの対応するピン間に短絡は確立されていない。

【００１１】 図１ｂは、該装置の主接続が失われ、電力が有効でない場合を示す。リレー１
は、４つのスイッチ２の接点ａ、ｂ、ｃ、ｄを閉じるその静止位置へ切り替わる
。この位置において、２つのＩＥＥＥコネクタ３、４の４つの個別のピンは接続
される。このようにして、これらコネクタ３、４において該装置に取り付けられ
たこの２つのＩＥＥＥ１３９４ケーブルは、新しく、より長いケーブルへと転換
される。この電力無し装置は、前にその一部を構成していたクラスタから消える
。このクラスタは、ここで、一装置少ない状態で再構築され、操作可能な状態が
維持される。

【００１２】 本発明が備えられた装置が、例えばテレビなどのメインから外されると、その
一部を構成していたクラスタは、依然として操作可能な状態である。

【００１３】 該装置に取り付けられた２つのケーブルが、ここで１つの新しい、より長いケ
ーブルを構成するため、この「新しい」ケーブルは、所定の状況でＩＥＥＥ１３
９４動作を依然として許容する最長ケーブル長を超えるべきでない。本発明は、
この長さが超えないすべての場合において、役立つ。本発明無しでは、クラスタ
は外された装置の点で崩壊する。

【００１４】 スイッチを有するリレーの代わりに、電子スイッチも用いられ得る。

【図面の簡単な説明】

【図１ａ】 電力が有効な場合のバス接続実施例

【図１ｂ】 電力ロスの場合のバス接続実施例

【手続補正書】特許協力条約第３４条補正の翻訳文提出書

【提出日】平成１３年６月２２日（２００１．６．２２）

【手続補正１】

【補正対象書類名】明細書

【補正対象項目名】特許請求の範囲

【補正方法】変更

【補正の内容】

【特許請求の範囲】

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 ＥＰ(ＡＴ，ＢＥ，ＣＨ，ＣＹ， ＤＥ，ＤＫ，ＥＳ，ＦＩ，ＦＲ，ＧＢ，ＧＲ，ＩＥ，Ｉ Ｔ，ＬＵ，ＭＣ，ＮＬ，ＰＴ，ＳＥ)，ＯＡ(ＢＦ，ＢＪ ，ＣＦ，ＣＧ，ＣＩ，ＣＭ，ＧＡ，ＧＮ，ＧＷ，ＭＬ， ＭＲ，ＮＥ，ＳＮ，ＴＤ，ＴＧ)，ＡＰ(ＧＨ，ＧＭ，Ｋ Ｅ，ＬＳ，ＭＷ，ＭＺ，ＳＤ，ＳＬ，ＳＺ，ＴＺ，ＵＧ ，ＺＷ)，ＥＡ(ＡＭ，ＡＺ，ＢＹ，ＫＧ，ＫＺ，ＭＤ， ＲＵ，ＴＪ，ＴＭ)，ＡＥ，ＡＬ，ＡＵ，ＢＡ，ＢＢ， ＢＧ，ＢＲ，ＣＡ，ＣＮ，ＣＲ，ＣＵ，ＣＺ，ＤＭ，Ｅ Ｅ，ＧＤ，ＧＥ，ＨＲ，ＨＵ，ＩＤ，ＩＬ，ＩＮ，ＩＳ ，ＪＰ，ＫＰ，ＫＲ，ＬＣ，ＬＫ，ＬＲ，ＬＴ，ＬＵ， ＬＶ，ＭＡ，ＭＧ，ＭＫ，ＭＮ，ＭＸ，ＮＯ，ＮＺ，Ｐ Ｌ，ＲＯ，ＳＧ，ＳＩ，ＳＫ，ＴＲ，ＴＴ，ＵＡ，ＵＳ ，ＵＺ，ＶＮ，ＹＵ，ＺＡ (72)発明者 リーマン，ウヴェ ドイツ連邦共和国，38124 ブラウンシュ ヴァイク，ホーヘス・フェルト ２アー (72)発明者 ハオプト，ディーター ドイツ連邦共和国，31832 シュプリンゲ， シュタインクーラー・ガルテン ２ (72)発明者 カーンブレイ，イェンス アメリカ合衆国，ニュージャージー州 08550，プリンストン・ジャンクション， サウス・レーン 239

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 電源と、データ・ライン若しくは追加的電源ラインを有する
   データ・ラインを有する少なくとも２つのＩＥＥＥ１３９４ケーブル・コネクタ
   と、を有する装置であって、 前記コネクタ（３，４）のピンは、対応する短絡スイッチ（２）へ接続され、 該短絡スイッチ（２）は、前記電源の電力使用可能性によって制御される、こ
   とを特徴とする装置。
2. 【請求項２】 請求項１記載の装置であって、 前記短絡スイッチ（２）は、リレー（１）の一部であることを特徴とする装置
   。
3. 【請求項３】 請求項１記載の装置であって、 前記短絡スイッチ（２）は、電子スイッチとして設計されることを特徴とする
   装置。