JP2003501535A - 電離放射線滅菌時の黄変および物性低下に対し安定化されたカーボネート重合体組成物 - Google Patents

電離放射線滅菌時の黄変および物性低下に対し安定化されたカーボネート重合体組成物

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Abstract

(57)【要約】 【課題】滅菌のために照射される電離放射線による黄変や物性低下が少なく安定性に優れたカーボネート重合体組成物を提供する。 【解決手段】(a)カーボネート重合体、(b)ポリ(オキシアルキレン)誘導体(c)下記一般式(1)で示される遊離のジ−スルホンイミド 【化1】 (式中、RおよびRはそれぞれ任意に置換されていてもよいアルキル、アリール、アリールアルキルまたはアルキルアリール基である)および(d)遊離のジ−スルホンイミドを含有するカーボネート重合体組成物に緩衝特性を与える事ができるような任意の塩からなるカーボネート重合体組成物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、滅菌の為に電離放射線を照射する際に、良好な色安定性と物性保持性
能を有するカーボネート重合体組成物に関する。より詳しくは、ポリ(オキシア
ルキレン)誘導体、下記一般式(1)
【0002】
【化7】 で表される遊離のジスルフォンイミドおよび必要に応じ塩を含有させることによ
り安定化されたカーボネート重合体組成物ならびに該組成物の製造方法に関する
【0003】
【従来の技術】
カーボネート重合体の成形体には、電離放射線に耐性があり光沢や物性の実質的
な低下なしで滅菌できることが求められている。 滅菌する為の電離放射線に対して、ポリカーボネート樹脂にポリ(オキシアルキ
レン)誘導体を添加して安定化することは公知である。
【0004】 例えば、米国特許4,904,710号、欧州特許296473号、欧州特許
338319号、米国特許4,874,802号、欧州特許359366号、米
国特許4,804,692号、米国特許4,873,271号、欧州特許439
763号等がある。しかしながら、これらのカーボネート重合体は黄変、特に酸
素の非存在下で照射される際に充分に安定化されているとは言えない。
【0005】 或る特定の硫黄含有化合物を混合することによって、滅菌の為の電離放射線に
対し、カーボネート重合体を安定化させることは公知である。 例えば、二硫化物を混合する事は米国特許4,939,185号に開示されてお
り、スルフォキシドを混合する事は特開平8−311322に、スルフォンを混
合する事は米国特許4,880,855号、特開平9−124918号および特
開平8−311323号に、 スルフォネートを混合する事は特開平8−311
324号、特開平9−031315号、特開平9−310010号、特開平9−
003314号に、そしてチアジアゾールおよびチアゾールを混合する事は米国
特許4,880,856号に開示されている。
【0006】 更に、ポリ(オキシアルキレン)誘導体と硫黄含有化合物を混合する事によっ
て、滅菌の為の電離放射線に対し、カーボネート重合体組成物を安定化させるこ
とは公知である。例えば、ポリ(オキシアルキレン)誘導体と二硫化物を混合す
る事は欧州特許572889号、欧州特許732365号、欧州特許61179
7号に、ポリ(オキシアルキレン)誘導体とスルフォキサイドまたはスルフォン
を混合する事は特開平9−176479号と欧州特許794218号に、ポリ(
オキシアルキレン)誘導体とスルフォネートを混合する事は欧州特許53546
4号に、ポリ(オキシアルキレン)誘導体とスルファミドを混合する事は欧州特
許664321号、欧州特許742260号に開示されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、これらの方法を用いて得られるカーボネート重合体組成物はいず
れもいくつかの欠点を有する。これらのカーボネート重合体組成物は黄変に対し
て十分に安定化されていない。更に、これらの硫黄含有化合物を含む組成物は、
例えばカーボネート重合体の強度のような物性に悪影響を与える望ましくない分
子量低下を示す。従って、本発明の目的は、これらの問題を解決し、電離放射線
による滅菌時においても、良好な色安定性と物性保持性能を示す安定化されたカ
ーボネート重合体組成物を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】 本発明の態様は、(a)カーボネート重合体(b)ポリ(オキシアルキレン)誘
導体、(c)下記一般式(1)で示される遊離のジ−スルホンイミド
【0009】
【化8】 (式中、RおよびRはそれぞれ任意に置換されていてもよいアルキル、アリ
ール、アリールアルキルまたはアルキルアリール基である)および(d)遊離の
ジ−スルホンイミドを含有するカーボネート重合体組成物に緩衝特性を与える事
ができるような任意の塩からなるカーボネート重合体組成物にある。
【0010】 更に本発明の他の態様としては、(a)カーボネート重合体、(b)ポリ(オ
キシアルキレン)誘導体、(c)上記で示された遊離のジ−スルホンイミドおよ
び(d)必要に応じ塩を組み合わせる事からなるカーボネート重合体組成物の製
造方法にある。 更に本発明の他の態様としては、少なくとも(b)ポリ(オキシアルキレン)
誘導体、(c)上記で示された遊離のジ−スルホンイミドおよび(d)必要に応
じ塩をあらかじめ混合された(a)カーボネート重合体からなるカーボネート重
合体組成物の射出または押出成形体の製造方法にある。
【0011】 更に本発明の他の態様としては、(a)カーボネート重合体、(b)ポリ(オ
キシアルキレン)誘導体、(c)上記で示された遊離のジ−スルホンイミドおよ
び(d)必要に応じ塩からなるカーボネート重合体組成物の射出または押出成形
体にある。
【0012】 更に本発明の他の態様としては、少なくとも(b)ポリ(オキシアルキレン)
誘導体、(c)上記で示された遊離のジ−スルホンイミドおよび(d)必要に応
じ塩をあらかじめ混合された(a)カーボネート重合体からなるカーボネート重
合体組成物の射出または押出成形体を電離放射線で滅菌する方法にある。
【0013】 更に本発明の他の態様としては、少なくとも(b)ポリ(オキシアルキレン)
誘導体、(c)上記で示された遊離のジ−スルホンイミドおよび(d)必要に応
じ塩をあらかじめ混合された(a)カーボネート重合体からなる射出または押出
成形体であり、滅菌のために電離放射線で照射されたカーボネート重合体組成物
の射出または押出成形体にある。
【0014】
【発明の実施の形態】
本発明の成分(a)として用いられる好ましいカーボネート重合体は、文献公
知で、公知の技術で製造することができ、例えば、いくつかの好ましい方法とし
ては米国特許3,028,365号、米国特許4,529,791号、米国特許
4,677,162号等に開示されている。一般に、カーボネート重合体は、ひ
とつまたは多くの多水素化化合物と多水素化化合物、好ましくはジフェノールの
ような芳香族ジヒドロキシ化合物とフォスゲンのようなカーボネート前駆体、ハ
ロフォーメートまたはジフェニルまたはヂメチルカーボネートのようなカーボネ
ートエステルを反応させて得られる。好ましいジフェノールは2,2−ビス(4
−ヒドロキシフェニル)−プロパン、1,1−ビス(4−ヒドロキシフェニル)
−1−フェニルエタン、3,3−ビス(パラ−ヒドロキシフェニル)フタリドお
よびビスヒドロキシフェニルフルオレンである。カーボネート重合体はこれらの
原料を公知の界面、溶液または溶融プロセスのような公知のプロセスのいずれか
によって製造する事が出来る。良く知られているように、好ましい連鎖停止剤及
び/又は分岐促進剤を所望の分子量及び分岐度を得るために用いることができる
【0015】 もちろん、ホモポリマーよりもカーボネートコポリマーやヘテロポリマーが望
ましい場合には、カーボネート重合体は(1)二つまたはそれ以上の異なるジハ
イドリックフェノールまたは(2)ジハイドリックフェノールおよびグリコール
または水酸基や酸で停止したポリエステルまたは二塩基酸から得てもよいことは
当然である。このように、“カーボネート重合体”の用語には、米国特許3,1
69,121号、米国特許4,156,069号、米国特許4,260,731
号に開示されているようなポリ(エステル−カーボネート)も含まれる。また、
本発明の好ましい実施態様は、上記カーボネート重合体の二つまたはそれ以上の
ブレンドである。これまで述べたカーボネート重合体のうちではビスフェノール
−Aのポリカーボネートが特に好適に用いられる。
【0016】 本発明の成分(b)として用いられるアルキレンオキサイドの重合誘導体はポ
リ(オキシアルキレン)誘導体であり、時にはポリエーテルまたはポリオールお
よびそのモノアルキルまたはジアルキルエーテルとして参照されるものである。
本発明で使用されるポリ(オキシアルキレン)誘導体は米国特許3,370,0
56号から公知のものである。
【0017】 好ましくは、ポリ(オキシアルキレン)誘導体は一個または数個のエチレンオ
キサイド、プロピレンオキサイド、またはブチレンオキサイドをアルコール、ア
ミン、アミド、または酸のような少なくとも一個の反応性水素を有する一個また
は数個の開始剤と反応させて製造される。好ましい開始剤はメタノール、エタノ
ール、脂肪アルコール、グリコール、または不飽和炭素−炭素結合を有するアル
コール、好ましくはアリルアルコールなどのアルコールである。付加するポリマ
ーはランダムまたはブロックコポリマーまたはホモポリマーの形で利用できる。
これらのランダムまたはブロックコポリマーの製造方法は文献で公知である。
【0018】 ポリ(オキシアルキレン)ジオールは一個または数個のアルキレンオキサイド
との反応が塩基またはジオール、好ましくはグリコールで開始される場合に得ら
れる。分岐ポリ(オキシアルキレン)ポリオールは、トリオール、テトロール、
ペントロール、砂糖および砂糖アルコールのような多官能アルコールを開始剤と
して用いれば得ることができる。
【0019】 モノアルキルポリ(オキシアルキレン)アルコールは単官能アルキルアルコー
ルをアルキレンオキサイドのための開始剤として用いれば得ることができる。 好ましい開始剤はメタノール、エタノール、脂肪アルコール、または不飽和炭素
−炭素結合を有するアルコール、好ましくはアリルアルコールである。
【0020】 ジアルキルエーテルは前述のモノアルキルポリ(オキシアルキレン)アルコー
ルを重合反応を停止させる為に適切なアルキルハロゲン化物を使用して、アルキ
ル基をキャッピングすることによって得られる。
【0021】 本発明のポリ(オキシアルキレン)誘導体の例は、下記一般式(2)から(4
)に示される化合物である。一個または数個の化合物が使用できる。そのような
化合物のうち、下記一般式(2)および(3)で示される化合物が好ましく、ポ
リプロピレングリコールおよびポリエチレングリコールモノアリルエーテルが特
に好ましい。
【0022】
【化9】
【0023】 一般式(2)から(4)において、R、R、およびRはそれぞれ独立に
水素原子、ハロゲン原子、炭素数1から10の置換されていても良いアルキル基
、一個または数個の炭素−炭素不飽和二重結合で置換されていても良い炭素数1
から10のアルキル基、炭素数6から10の置換されていても良いアリール基、
炭素数6から18の置換されていても良いアルキルアリール基、炭素数6から1
8の置換されていても良いアリールアルキル基、炭素数1から10の置換されて
いても良いシクロアルキル基、nは少なくとも1、好ましくは1から1,000
の整数、kは少なくとも1、好ましくは1から1,000の整数、mは少なくと
も1、好ましくは1から1,000の整数、そしてRおよびRはそれぞれ独
立に水素原子、炭素数1から10の置換されていても良いアルキル基、一個また
は数個の炭素−炭素不飽和二重結合で置換されていても良い炭素数1から10の
アルキル基、炭素数6から10の置換されていても良いアリール基、炭素数6か
ら18の置換されていても良いアルキルアリール基、炭素数6から18の置換さ
れていても良いアリールアルキル基、炭素数1から10の置換されていても良い
シクロアルキル基またはR−CO−(Rは炭素数1から20の置換されてい
ても良いアルキル基、炭素数6から10の置換されていても良いアリール基、炭
素数6から18の置換されていても良いアルキルアリール基、炭素数6から18
の置換されていても良いアリールアルキル基、炭素数1から10の置換されてい
ても良いシクロアルキル基である)。
【0024】 ポリ(オキシアルキレン)誘導体は、本発明のカーボネート重合体組成物にお
いて、カーボネート重合体組成物に所望の色安定性を与えるに十分な量が使用さ
れる。一般に、ポリ(オキシアルキレン)誘導体は、色安定性を得るのに十分な
量、具体的には少なくともカーボネート重合体に対する重量基準で50ppm、
好ましくは少なくとも100ppm、より好ましくは少なくとも500ppm、
更に好ましくは少なくとも1,000ppm、更により好ましくは少なくとも3
,000ppm、そして最も好ましくは少なくとも5,000ppmである。一
般に、カーボネート重合体が本来有する良好な物性に悪影響を及ぼすことを避け
るためには、ポリ(オキシアルキレン)誘導体の量は、カーボネート重合体に対
する重量基準で50,000ppm以下、好ましくは40,000ppm以下、
より好ましくは30,000ppm以下、更に好ましくは20.000ppm以
下、更により好ましくは15,000ppm以下、そして最も好ましくは10,
000ppm以下である。
【0025】 本発明のカーボネート重合体組成物は、(c)下記一般式(5)で示される遊
離のジ−スルホンイミド
【0026】
【化10】
【0027】 式中、RおよびRはそれぞれ任意に置換されていてもよいアルキル、アリー
ル、アリールアルキルまたはアルキルアリール基である。好ましくは、炭素数1
から10のアルキル基、炭素数6から12のアリール基、炭素数6から18のア
リールアルキルまたはアルキルアリール基である。そのような化合物の典型例は
、N−(メチルスルフォニル)−メタンスルフォンイミドであり、必要に応じ芳
香族置換されたフェニル、ベンジル、トリル基であり、ここで置換基はアルキル
、アリール、ハロ、アミノ(N−アルキルアミノおよびN−Nジアルキルアミノ
を含む)、アルキルカルボニル、アルキルアリール、またはアリールアルキルで
ある。好ましくは、N−(フェニルスルフォニル)ベンゼンスルフォンイミドお
よびN−(ベンジルスルフォニル)フェニルメタンスルフォンイミドであり、最
も好ましくは、N−(p−トリルスルフォニル)−p−トルエンスルフォンイミ
ド(CAS No.3695−00−9)である。
【0028】 一個または数個の上記遊離ジスルフォンイミドはカーボネート重合体組成物が
酸素の存在および/または非存在下で電離放射線で照射される際にカーボネート
重合体に所望の色安定性を与えるのに十分な量が必要である。一般に、遊離ジス
ルフォンイミドは、少なくともカーボネート重合体に対する重量基準で20pp
m、好ましくは少なくとも100ppm、より好ましくは少なくとも500pp
m、更に好ましくは少なくとも750ppm、そして最も好ましくは少なくとも
1,000ppmの量で用いられる。一般的に、遊離ジスルフォンイミド(S)
は、カーボネート重合体に対する重量基準で5,000ppm以下、好ましくは
4,000ppm以下、より好ましくは3,000ppm以下、更に好ましくは
2,000ppm以下、そして最も好ましくは1,500ppm以下の量で用い
られる。
【0029】 本発明の成分(d)として用いられる塩は、有機または無機酸の塩が好適であ
り、好ましくは有機または無機酸のアルカリ金属塩である。望ましくは、そのよ
うな化合物は、遊離のジ−スルホンイミドを前述の量で含有するカーボネート重
合体組成物に緩衝特性を与える事ができるような化合物である。塩に対応する酸
のpKa値は、水溶液中の測定で2以上14以下である。好ましくは、塩が下記
一般式(6)で示される芳香族スルフォンアミドまたはスルフォンイミドである
【0030】
【化11】
【0031】 ここで、Arはフェニル、芳香族置換フェニル、フェニレン、または芳香族置換
フェニレンであり、置換基はハロ、アルキル、アリール、アミノ(N−アルキル
アミノおよびN−Nジアルキルアミノを含む)、アルキルカルボニル、アルキル
アリール、またはアリールアルキルであり、Rはカルボニル、アリールカルボニ
ル(例えばベンゾイル)、アリールアミノカルボニル、アリールアルキルアミノ
カルボニル(例えばベンジルアミノカルボニル)、アリールスルフォニル(例え
ばトリルスルフォニル)、アルキルチアゾリル、ピリミジニル、キノリニルおよ
びピロリジニルを含むチアゾリル、またはアルキルチアゾリル等を含むチアジア
ゾリルであり、Mはアルカリ金属カチオンであり、nはMの原子価に対応した数
値である。そのような芳香族スルフォンアミドまたはスルフォンイミド塩の典型
例はサッカリンのアルカリ金属塩であり、N−(N‘−ベンジルカルボニル)−
スルファニルアミド、N−(フェニルカルボキシル)−スルファニルアミド、N
−(2−ピリミジニル)−スルファニルアミド、N−(2−チアゾリル)−スル
ファニルアミド、および米国特許4,254,015号に開示されているその他
の塩類である。
【0032】 より好ましくは、カーボネート重合体組成物に用いられる塩は、下記一般式(
7)で示される(c)遊離のジスルフォンイミドのアルカリ金属塩である。
【0033】
【化12】
【0034】 ここで、RおよびRはそれぞれ任意に置換されていてもよいアルキル、アリ
ール、アルキルアリールまたはアリールアルキル基であり、Mはアルカリ金属カ
チオンであり、好ましくはナトリウムまたはカリウムである。 そのような芳香
族ジスルフォンイミド塩の典型例は、N−(メチルスルフォニル)−メタンスル
フォンイミド、N−(フェニルスルフォニル)−ベンゼンスルフォンイミド、N
−(ベンジルスルフォニル)−フェニルメタンスルフォンイミド、最も好ましく
はN−(p−トリスルフォニル)−p−トルエンスルフォンイミドのナトリウム
又はカリウム塩である。これらの塩類の組み合わせもまた採用することができる
【0035】 上述の好ましい塩はイン−シツ法で生成することもできる。それゆえに、前記
の遊離のジスルフォンイミド(1)には、塩基性の成分を加える。この塩基は遊
離のジスルフォンイミドから酸性水素を引き抜き、遊離のジスルフォンイミドを
部分的にまたは完全に一般式(7)に示されるような塩に変換させるのに十分な
強さが必要である。この塩基は、対応する酸(この特定の塩基から引き出される
)のpKaが水溶液中で2以上14以下の場合に十分強いといえる。
【0036】 もし用いるのであれば、上述の塩は、本発明のカーボネート重合体組成物が例
えば押出および/または射出成形プロセスで熱にさらされる際の緩衝特性に帰属
する望ましい分子量安定性をもたらすのに十分な量とする。もし存在させるとす
れば、塩は、カーボネート重合体に対する重量基準で、少なくとも2ppm、好
ましくは少なくとも20ppm、より好ましくは少なくとも100ppm、更に
好ましくは少なくとも500ppm、より更に好ましくは少なくとも750pp
m、そして最も好ましくは少なくとも1,000ppmの量で用いられる。 もし存在させるとしても、塩の量は、カーボネート重合体に対する重量基準で5
,000ppm以下、好ましくは4,000ppm以下、より好ましくは3,0
00ppm以下、更に好ましくは2,000ppm以下、そして最も好ましくは
1,500ppm以下の量で用いられる。
【0037】 本発明のカーボネート重合体組成物には、本発明の効果が損なわれない範囲で
他の樹脂を加えても良い。例えば、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレン
テレフタレート、ポリエステルポリカーボネート、またはこれと同様なものを加
えることができる。もし加えるとすれば、他の樹脂は、カーボネート重合体組成
物に対する重量基準で少なくとも1重量%、好ましくは少なくとも3重量%、 より好ましくは少なくとも5重量%、更に好ましくは少なくとも7重量%、そし
て最も好ましくは少なくとも10重量%の量で用いられる。 もし用いるとしても、一般的には、他の樹脂は、カーボネート重合体組成物に対
する重量基準で50重量%以下、好ましくは40重量%以下、より好ましくは3
0重量%以下、更に好ましくは20重量%以下、そして最も好ましくは15重量
%以下の量で用いられる。
【0038】 更に、このタイプのカーボネート重合体組成物に通常使われる公知の添加剤を
加えても良い。このタイプの好ましい添加剤は、フィラー、補強剤、安定剤、着
色剤、抗酸化剤、静電気防止剤、滑剤、離型剤、核剤等々である。加える場合、
添加剤は、カーボネート重合体に対する重量基準で、少なくとも20ppm、好
ましくは少なくとも100ppm、より好ましくは少なくとも500ppm、更
に好ましくは少なくとも1,000ppm、そして最も好ましくは少なくとも1
0,000ppmの量で使用される。 もし使用するとしても、一般的には、添加剤の量は、カーボネート重合体に対す
る重量基準で25重量%以下、好ましくは15重量%以下、より好ましくは10
重量%以下、更に好ましくは5重量%以下、そして最も好ましくは1重量%以下
の量で使用される。
【0039】 カーボネート重合体にポリ(オキシアルキレン)誘導体、遊離ジスルフォンイ
ミド、任意の塩、そしてその他の添加剤を混合する方法としては、最終成形体を
得るための成形を行う直前までの工程であれば、当業者に公知のいかなる方法を
採用しても良い。例えば、ポリ(オキシアルキレン)誘導体、遊離ジスルフォネ
ート、任意の塩、そしてその他の添加剤は、カーボネート重合体の重合の過程ま
たはその後、あるいは重合によって得られたカーボネート重合体がポリ(オキシ
アルキレン)誘導体、任意の塩、そしてその他の添加剤とタンブルミキサー、リ
ボンブレンダーおよび高速ミキサーで混合されるに先立って樹脂の形に複合化し
ても良い。得られた混合物は、バンバリーミキサー、一軸またはニ軸の押出機で
メルトブレンドされる。上述の複合体(ポリ(オキシアルキレン)誘導体、遊離
ジスルフォネート、任意の塩、そしてその他の添加剤)をカーボネート重合体に
複合化する順序には特に限定はない。これらの複合体はカーボネート重合体に同
時に複合化しても良いし、それらを任意の順序で混ぜ合わせても良い。
【0040】 本発明の耐電離放射線カーボネート重合体組成物は、当業者に公知の方法によ
って医療用部品を提供するために加工される。医療用部品の例は、注射器、外科
用具、静脈注射器または手術用器具を収容または包装するための容器形状を有す
る包装用部品、あるいは人工肺、人工腎臓、麻酔用吸入装置、静脈用コネクター
、人工血液透析器、血液フィルター、安全シリンジおよびそれらのアクセサリー
のような医療用装置・器具の部品、そして血液遠心分離装置、外科用具、手術用
器具または静脈注射器の部品等である。これらを加工する方法には特に限定はな
い。例えば、射出成形、押出成形、ブロー成形、プレス成形のような公知の成形
法が適用でき、カーボネート重合体組成物は公知のカーボネート重合体を成形す
るための条件と同様の条件で成形すればよい。
【0041】 熱にさらされる場合、例えば、カーボネート重合体成分を溶融ブレンドする条
件下で、またはカーボネート重合体組成物を成形体に加工する場合、遊離のジス
ルフォンイミドのような酸を含むカーボネート重合体組成物は加水分解に対し不
安定となり、カーボネート重合体は分子量低下を受けることがある。分子量低下
は典型的には、低平均分子量のカーボネート重合体をもたらすことになる。機械
特性、特に強度は、カーボネート重合体の平均分子量の低下がある場合に不利と
なる。
【0042】 カーボネート重合体の分子量はそのメルトフローレート(MFR)に反比例す
る。MFRは、ASTMのD1238−89、条件O、300℃/1.2kil
ograms(kg)で測定される。公知のように、メルトフローレートは、特
定の条件下で10分間に装置を流れるポリマーの量(g/10min)で表し、
低溶融粘度の低分子量重合体は高いメルトフローレートを与える。
【0043】 カーボネート重合体の分子量の熱不安定性は、同一の温度,圧力条件下でMF
R装置のポリマーの処理時間を変えて、即ちカーボネート重合体を長い滞留時間
または熱履歴に晒すことによって得られるMFR値を比較することによって決定
される。例えば、複数のMFR間の差(△MFR)は、300℃/1.2kgに
おいて耐放射線性カーボネート重合体組成物のMFR装置中の処理時間(例えば
、480および960秒)の関数として、短い処理時間に対する増加(+)また
は減少(−)の百分率として表される。
【0044】
【化13】 ここで、±25%以下、好ましくは±22%以下、より好ましくは±18%以
下、更に好ましくは±17%以下、より更に好ましくは±15%以下、そして最
も好ましくは±13%以下の差が望ましい分子量安定性を示す。
【0045】 電離放射線の例は、アルファー線、重電子ビーム、プロトンビーム、ベータ線
、中性子ビーム、ガンマー線、X線である。とりわけ、ガンマー線が好ましい。
照射される電離放射線の量に特に限定はないが、通常20から50キログレイ(
kGy)で照射される。
【0046】 ある場合には、照射過程で酸素は取り除かなければならない。電離放射線照射
を条件として、特に酸素が存在しない場合、ポリ(オキシアルキレン)誘導体の
みを含むカーボネート重合体組成物は色不安定性を示し、本来光学的に透明なカ
ーボネート重合体組成物は黄色に着色する。黄色度指数(YI)はカーボネート
重合体組成物の定量的な尺度である。照射された試料と照射前の試料とのYIの
差は△YIと呼ばれる。好ましくは、カーボネート重合体組成物で測定された△
YIで酸素存在下の(△YI+0.2 )と酸素非存在下での(△YI-0.2 )の差
から次式で定義される(DYI)は±45%以下、好ましくは±35%以下、よ
り好ましくは±25%以下、更に好ましくは±20%以下、最も好ましくは±1
5%以下である。
【0047】
【化14】 本発明の実施態様を説明するために、以下に実施例を示す。しかしながら、こ
れらの実施例はいかなる態様においても本発明の範囲を限定するものではない。
【0048】
【実施例】
乾燥した複数の成分をタンブルミキサー中で20分間混合し、スクリュウ径2
5mmのWemer and Pfleider二軸押出機にドライブレンド方
式で供給して、3種類の試料を調製した。以下はWemer and Pfle
ider二軸押出機の混練条件である。バレルの温度勾配:240、250、2
60、270、280、290、300℃;回転数:250RPM;トルク:6
0%。押出し物は糸状で冷却され、ペレット化される。ペレットは熱風乾燥機で
少なくとも2時間、120℃で乾燥し、90Tアーブルグ射出成形機で50mm
m×75mm×3mm厚の試験片を得た。成形条件は以下のとおりである。 バレル温度:260、270、280、290、300℃; 成形温度:80℃
保持圧力:700bar; 射出速度:50cm/s; サイクル時間:40秒
【0049】 実施例1、2および比較例AからDの調合割合と物性は表1に示す。 表1において、ポリカーボネートはビスフェノール−Aポリカーボネートで市販
のダウケミカル社製CALIBRETM で、MFRはASTM D 1238
、300℃/1.2kgの条件で13g/10minのものを用いた。 ポリプロピレングリコールは市販のダウケミカル社製ポリグリコールP2000
で比重が1.002のものを用いた。ポリオキシエチレンモノアリルエーテル(
A200R)は比重1.06、粘度10cpの日本油脂社製のものを用いた。 サッカリンは2,3−ジヒドロ−3−オキソベンジソスルフォナゾールで市販の
アルドリッチ社製(カタログ番号24,093−1)を用いた。 ナトリウムサッカライドはサッカリンのナトリウム塩で市販のアルドリッチ社製
(カタログ番号24,431−7)を用いた。 HPTSMは、N−(p−トリルスルフォニル)−p−トルエンスルフォンイミ
ドで市販のアクロスオーガニック社製(カタログ番号40921−0250)を
用いた。 KPTSMは、N−(p−トリルスルフォニル)−p−トルエンスルフォンイミ
ドのカリウム塩で、市販のアクロスオーガニック社製(カタログ番号40920
−0010)を用いた。
【0050】 以下の試験は各試料について実施され、その試験結果は表1に示す。
【0051】 YIは酸素の存在下で(Y+0.2)、酸素の非存在下で(Y−0.2
のように、成形後照射していない試験片とガンマ線照射した試験片で決定される
。 YIはハンターラブ色差計を用い、透過モードで角度10°、光源D65で決
定した。色はYI単位で表される。YI指標は10個の試験片の平均値である。
照射された試験片は、Co60線源のガンマー線照射にさらされたものである。
【0052】 ガンマー線への暴露時間は時間単位で記録され、24から26kGyの間の暴
露レベルになるように調節された。照射に先立ち、10点の試験片はバリヤーバ
ッグに入れシールされた。酸素が不十分の条件下で照射された試験片については
、シールの前にバッグに酸素吸着剤を入れた。酸素に暴露した試験片については
シールする前に空気を入れ且つ酸素吸着剤は加えなかった。試験片は照射の前に
少なくとも4日間シールしておかれた。照射後、試験片はシ−ルしたまま14日
から22日間暗所に保管され色測定の直前に開封された。表1にはYI(日)が
示されている。この値は括弧で示した日数、暗所に保持した後に測定したYI値
を表している。
【0053】 MFRは、カーボネート重合体組成物を二軸押出機で混錬しペレット化した後
、放射線照射していないペレットで測定された。MFRは、ASTM D123
8に従い、ツウィックメルトフローレート測定器で300℃、1.2kg荷重の
条件で決定した。 ペレットは測定に先立ち120℃で少なくとも4時間乾燥し
た。 ペレットは測定に先立ち装置のバレルに挿入され480秒(MFR480 )または960秒(MFR960)の条件に保持された。
【0054】
【表1】
【0055】
【発明の効果】
本発明のカーボネート重合体組成物は、滅菌のために照射される電離放射線によ
る黄変や物性低下が少ない。従って、電離放射線滅菌が行われる医療用製品、医
療用装置の部品や医療用製品の包装材料等の用途に有用である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C08L 71/02 C08L 71/02 // B29K 69:00 B29K 69:00 B29L 31:00 B29L 31:00 (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,SD,SL,SZ,TZ,UG,ZW ),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD,RU, TJ,TM),AE,AL,AM,AT,AU,AZ, BA,BB,BG,BR,BY,CA,CH,CN,C R,CZ,DE,DK,DM,EE,ES,FI,GB ,GD,GE,GH,GM,HR,HU,ID,IL, IN,IS,JP,KE,KG,KR,KZ,LC,L K,LR,LS,LT,LU,LV,MA,MD,MG ,MK,MN,MW,MX,NO,NZ,PL,PT, RO,RU,SD,SE,SG,SI,SK,SL,T J,TM,TR,TT,TZ,UA,UG,UZ,YU ,ZA,ZW Fターム(参考) 4F073 AA09 BA26 BA27 BA43 CA41 CA42 4F206 AA28 AA32 AH63 JA07 JF01 JF21 JW34 4J002 CG001 CG011 CH022 EV266 EV267 FD036 GB01

Claims (24)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (a)カーボネート重合体 (b)ポリ(オキシアルキレン)誘導体 (c)下記一般式(1)で示される遊離のジ−スルホンイミド 【化1】 (式中、RおよびRはそれぞれ任意に置換されていてもよいアルキル、アリ
    ール、アリールアルキルまたはアルキルアリール基である) および (d)必要に応じ遊離のジ−スルホンイミドを含有するカーボネート重合体組成
    物に緩衝特性を与える事ができる任意の塩からなるカーボネート重合体組成物。
  2. 【請求項2】 ポリ(オキシアルキレン)誘導体の量がカーボネート重合体
    に対し重量基準で50から50,000ppmの範囲である請求項1記載のカー
    ボネート重合体組成物。
  3. 【請求項3】 ポリ(オキシアルキレン)誘導体がポリプロピレングリコー
    ルまたはポリエチレングリコールモノアリルエーテルである請求項1記載のカー
    ボネート重合体組成物。
  4. 【請求項4】 ポリ(オキシアルキレン)誘導体がポリプロピレングリコー
    ルである請求項1記載のカーボネート重合体組成物。
  5. 【請求項5】 遊離のジ−スルホンイミドの量がカーボネート重合体に対し
    重量基準で20から5,000ppmの範囲である請求項1記載のカーボネート
    重合体組成物。
  6. 【請求項6】 遊離のジ−スルホンイミドがN-(p-トリスルフォニル)−
    p−トルエンスルフォンイミドである請求項1記載のカーボネート重合体組成物
  7. 【請求項7】 塩の量がカーボネート重合体に対し重量基準で0から5,0
    00ppmの範囲である請求項1記載のカーボネート重合体組成物。
  8. 【請求項8】 塩が下記一般式(6) 【化2】 (式中、Arはフェニル、芳香族置換フェニル、フェニレン、または芳香族置換
    フェニレンであり、ここで置換基はハロ、アルキル、アリール、アミノ、アルキ
    ルカルボニル、アルキルアリール、またはアリールアルキルであり、Rはカルボ
    ニル、アリールカルボニル、アリールアミノカルボニル、アリールアルキルアミ
    ノカルボニル、アリールスルフォニル、チアゾリル、またはチアジアゾリルであ
    り、Mはアルカリ金属カチオンであり、nはMの原子価に対応した数値である)
    で示される芳香族スルフォンアミドまたはスルフォンイミドである請求項1記載
    のカーボネート重合体組成物。
  9. 【請求項9】 塩が下記一般式(7) 【化3】 (式中、RおよびRはそれぞれ任意に置換されていてもよいアルキル、アリ
    ール、アルキルアリールまたはアリールアルキル基であり、Mはアルカリ金属カ
    チオンである) で示される請求項1記載のカーボネート重合体組成物。
  10. 【請求項10】 塩がN−(p−トリルスルフォニル)−p−トルエンスル
    フォンイミドのナトリウムまたはカリウム塩である請求項1記載のカーボネート
    重合体組成物。
  11. 【請求項11】 (a)カーボネート重合体 (b)50から50,000ppmのポリプロピレングリコールまたはポリエチ
    レングリコールモノアリルエーテル (c)20から5,000ppmのN−(p−トリルスルフォニル)−p−トル
    エンスルフォンイミド および (d)0から5,000ppmのN−(p−トリルスルフォニル)−p−トルエ
    ンスルフォンイミドのナトリウムまたはカリウム塩 (ここで、ppmはカーボネート重合体に対する重量基準である) からなるカーボネート重合体組成物。
  12. 【請求項12】(a)カーボネート重合体 (b)5,000から15,000ppmのポリプロピレングリコール (c)1,000から2,000ppmのN−(p−トリルスルフォニル)−p
    −トルエンスルフォンイミド および (d)0から2,000ppmのN−(p−トリルスルフォニル)−p−トルエ
    ンスルフォンイミドのナトリウムまたはカリウム塩 (ここで、ppmはカーボネート重合体に対する重量基準である) からなるカーボネート重合体組成物。
  13. 【請求項13】 ( a)カーボネート重合体 (b)3,000から10,000ppmのポリエチレングリコールモノアリル
    エーテル (c)100から500ppmのN−(p−トリルスルフォニル)−p−トルエ
    ンスルフォンイミド および (d)0から500ppmのN−(p−トリルスルフォニル)−p−トルエンス
    ルフォンイミドのナトリウムまたはカリウム塩 (ここで、ppmはカーボネート重合体に対する重量基準である) からなるカーボネート重合体組成物。
  14. 【請求項14】 ( a)カーボネート重合体 (b)ポリ(オキシアルキレン)誘導体 (c)下記一般式(1)で示される遊離のジ−スルホンイミド 【化4】 (式中、RおよびRはそれぞれ任意に置換されていてもよいアルキル、アリ
    ール、アリールアルキルまたはアルキルアリール基である) および (d)必要に応じ遊離のジ−スルホンイミドを含有するカーボネート重合体組成
    物に緩衝特性を与える事ができる塩 を結合させる工程からなるカーボネート重合体組成物の製造方法。
  15. 【請求項15】 ポリ(オキシアルキレン)誘導体がポリプロピレングリコ
    ールまたはポリエチレングリコールモノアリルエーテルであり、遊離のジ−スル
    ホンイミドがN−(p−トリスルフォニル)−p−トルエンスルフォンイミドで
    あり、もし存在するならば塩がN−(p−トリルスルフォニル)−p−トルエン
    スルフォンイミドのナトリウムまたはカリウム塩である請求項14記載のカーボ
    ネート重合体組成物の製造方法。
  16. 【請求項16】 (a) (i)カーボネート重合体 (ii)ポリ(オキシアルキレン)誘導体 (iii)下記一般式(1)で示される遊離のジ−スルホンイミド 【化5】 (式中、RおよびRはそれぞれ任意に置換されていてもよいアルキル、アリ
    ール、アリールアルキルまたはアルキルアリール基である) および (iv)必要に応じ遊離のジ−スルホンイミドを含有するカーボネート重合体組成
    物に緩衝特性を与える事ができる任意の塩からなるカーボネート重合体組成物を
    製造し、次いで (b)このカーボネート重合体組成物を射出または押出成形する工程からなるカ
    ーボネート重合体組成物の射出または押出成形体の製造方法。
  17. 【請求項17】 射出または押出成形体が、注射器、外科用具、静脈注射器
    または手術用器具を収容または包装するための容器形状を有する包装用部品、あ
    るいは人工肺、人工腎臓、麻酔用吸入装置、静脈用コネクター、人工血液透析器
    、血液フィルター、安全シリンジ、血液遠心分離装置、外科用具、手術用器具ま
    たは静脈注射器の部品からなるグループから選ばれる請求項16記載の製造方法
  18. 【請求項18】 (a) (i)カーボネート重合体 (ii)ポリ(オキシアルキレン)誘導体 (iii)下記一般式(1)で示される遊離のジ−スルホンイミド 【化6】 (式中、RおよびRはそれぞれ任意に置換されていてもよいアルキル、アリ
    ール、アリールアルキルまたはアルキルアリール基である) および (iv)遊離のジ−スルホンイミドを含有するカーボネート重合体組成物に緩衝特
    性を与える事ができる塩からなるカーボネート重合体組成物を製造し、次いで (b)このカーボネート重合体組成物を射出または押出成形し、さらに (c)この射出または押出成形体を、アルファー線、重電子ビーム、プロトンビ
    ーム、ベータ線、中性子ビーム、X線、ガンマー線からなるグループから選ばれ
    る20から50kGyの電離放射線で照射する工程からなるカーボネート重合体
    組成物の射出または押出成形体の滅菌方法。
  19. 【請求項19】 射出または押出成形体が、注射器、外科用具、静脈注射器
    または手術用器具を収容または包装するための容器形状を有する包装用部品、あ
    るいは人工肺、人工腎臓、麻酔用吸入装置、静脈用コネクター、人工血液透析器
    、血液フィルター、安全シリンジ、血液遠心分離装置、外科用具、手術用器具ま
    たは静脈注射器の部品からなるグループから選ばれたものである請求項18記載
    の滅菌方法。
  20. 【請求項20】 電離放射線がガンマー線である請求項18記載の滅菌方法
  21. 【請求項21】 請求項18記載の方法で滅菌された射出または押出成形体
  22. 【請求項22】 請求項19記載の方法で滅菌された射出または押出成形体
  23. 【請求項23】 射出または押出成形体の形態である請求項1記載の組成物
  24. 【請求項24】 注射器、外科用具、静脈注射器または手術用器具を収容ま
    たは包装するための容器形状を有する包装用部品、あるいは人工肺、人工腎臓、
    麻酔用吸入装置、静脈用コネクター、人工血液透析器、血液フィルター、安全シ
    リンジ、血液遠心分離装置、外科用具、手術用器具または静脈注射器の部品から
    なるグループから選ばれる射出または押出成形体の形態である請求項1記載の組
    成物。
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