JP2003501219A - 改良型ディスペンサヘッド、及び、このようなヘッドを有する流体ディスペンサ装置 - Google Patents
改良型ディスペンサヘッド、及び、このようなヘッドを有する流体ディスペンサ装置Info
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Abstract
Description
ディスペンサ装置に関する。
蔵器と、前記貯蔵器に取り付けられたポンプ又は弁などのディスペンサ部材と、
そして、ポンプを駆動し、それによって貯蔵器内に格納された流体を投与するこ
とを可能とするディスペンサ装置とを有する。ヘッドは一般的に、ポンプを駆動
するための移動式駆動ロッドに取り付けられている。そして、それは、投与開口
部に通じる放出チャネルを形成して、流体の投与を可能にしている。
ず、プッシャーがポンプ上の取り付け位置から、偶然に、又は不適当な形で取り
除かれたり、もぎ取られたりした場合、ポンプ内又は貯蔵器内にある流体が汚染
されるおそれがある。さらに、プッシャーは流体ディスペンサ装置において最後
に組み立てが行われる部分であり、組立の最終段階はできるだけ単純にすること
が望ましい。普通、投与対象の流体を製造する業者とディスペンサ装置を製造す
る業者とは別々である。そのため、貯蔵器を充填して後、先ず貯蔵器上にポンプ
を取り付け、その後ポンプ上にディスペンサヘッドを取り付ける、という作業が
必要となる。したがって、ポンプ及びディスペンサヘッドは別途届けられ、流体
製造業者の作業場で組み立てられる。そうした場合、ヘッドをポンプ上へ取り付
ける作業をしている時間帯は、汚染の危険を完全に回避することは難しいかもし
れない。また、取付けには複雑なツールが必要となる。
生する可能性のあるもう一つの問題は、ディスペンサヘッド自体の製造及び組立
に関わるものである。具体的に言えば、スプレーに使用する場合、通常、投与開
口部の所にスプレープロフィールを形成する必要がある、ということである。し
かし残念なことに、特に鼻用塗布器の型の装置においては、投与開口部が設けら
れるヘッド端部は、成形時の注入点から比較的遠い。そのため、スプレープロフ
ィールを形成する際、高い精度で形成するのが難しい。
、ユーザが様々な望ましくない操作(例えば、貯蔵器の再補充)を試みるのを防
止できるようにしておくことが望ましい。
ディスペンサヘッドを清掃可能にすることが重要である。ただし、ポンプの動作
部分、そして、特にポンプ内の流体について、汚染の危険性を排除しておかなけ
ればならない。
1 10 304には、2以上の部分から作り上げられたディスペンサヘッド又は
プッシャーが開示されている。しかし、それらはいずれも、投与開口部が設けら
れた方の部分がもぎ取られるのを防止できないので、プッシャーをもぎ取ろうと
する何らかの試みが行われれば、流体は汚染されてしまう。
、及び、こうしたディスペンサヘッドが組み込まれた流体ディスペンサ装置を提
供することを目的とする。
提供することを目的とする。
ディスペンサヘッドを提供することを目的とする。
るようなディスペンサヘッドをを提供することを目的とする。この目的は、特に
、投与対象の流体を製造する業者が、ディスペンサ装置を製造する業者と異なる
場合のものである。
置からもぎ取られたり取り外されたりすることを防止できるようなディスペンサ
ヘッドを提供することを目的とする。
ことなく清掃することが容易であるようなディスペンサヘッドを提供することを
目的とする。
するための流体ディスペンサ装置に使われるディスペンサヘッドであって、前記
ディスペンサヘッドは、その特徴として、流体用の投与チャネルが形成された内
部本体であって、前記チャネルの終端が投与開口部となっているような前記内部
本体と、ユーザーがディスペンサ装置の駆動のために押下する駆動面が形成され
た別個の外部本体と、を有し、前記外部本体は前記内部本体の上にかぶせられ、
そのかぶせ方は、前記ディスペンサをもぎ取ろうとしたり取り外そうとしたりし
た場合、前記外部本体だけが外れて、前記内部本体は前記ディスペンサ装置に固
定されたまま残る、という形になっている。
する形で有する放射状の肩と協動して、ヘッドの組立て位置を規定する、という
点が効果的である。
が効果的である。
をしており、当該プッシャーが、部分的に鼻孔内に入れられるように設計された
円錐台形細長い部分と、駆動面を形成するより広い部分とを有する、としてもよ
い。
分が設けられている、とする。
により広い部分が設けられている、とする。
円錐台形部分を形成する円錐台形スカートとを有し、前記スカートの自由端部に
は、外部本体と協動する放射状の肩が設けられている、とするのが好ましい。
を備えている。
段などの固定手段を備えている、とするのが効果的である。
体ディスペンサ装置であって、前記流体ディスペンサ装置の特徴となるのは、こ
れまでに述べたようなディスペンサヘッドを更に有すること、であるようなディ
スペンサ装置を提供する。
ており、そのため、ヘッドをもぎ取ろうとしたり取り外そうとしたりした場合、
内部本体は密封手段と共に、前記ポンプに固定されたままで残り、それによって
、貯蔵器に入っている流体については、いかなる汚染も防止される、とするのが
好ましい。
とするのが効果的である。
を参照しながら示される、本発明の実施の形態についての以下の詳細な説明を読
めば、より明らかとなるであろう。
るタイプのディスペンサヘッドに関する。ただし、言うまでもないが、本発明は
、この特定のタイプのディスペンサヘッドに限定されるものではない。
前の状態、組み立て後の状態で示している。本ディスペンサヘッドは、貯蔵器1
に取り付けられて流体ディスペンサ装置を形成するポンプ2と協動する。貯蔵器
及びポンプは、どんなタイプのものでもよく、ポンプの代わりに、計量弁などの
弁を使用することも可能である。したがって、ディスペンサヘッドの具体的な構
成要素については、これ以降、詳しい説明はしない。
ャネル11が形成されている。図1に示す実施例で、前記内部本体10は、ポン
プの駆動ロッドに接続されている(漏れの生じない形での接続が好ましい)。放
出チャネル11の終端には投与開口部12があり、これは、図に示すように内部
本体10の一部となっている。図1に示すように、内部本体10はポンプ2に予
め取り付けられていることとしてもよく、この取付けは、具体的には前記ポンプ
の製造業者の作業場で行われる。ヘッドは更に、駆動面21が形成された外部本
体20を有する。図面に示す実施例で、駆動面21は指受け押圧域(finger-rec
eiving press zone)であり、ユーザがここに圧力を加えることでディスペンサ
装置が駆動される。図2に示すように、外部本体20は内部本体にかぶせられる
形となる(押しかぶせ(push fit)の形とするのが好ましい)。こうすれば、前
記ディスペンサヘッドをもぎ取ろうとしても、前記外部本体20が外れるだけで
あり、内部本体10は前記ディスペンサ装置(この例ではポンプ2)にそのまま
固定されている。
てもよいし、図4に示すように、スナップ留めシステム18によって、内部本体
10の下側端部をポンプ2の駆動ロッド3にスナップ留めする形としてもよい。
図2、3に示すように、この外側肩19は、外部本体20の側でこれに対応する
放射状の内側肩29と協動して、ヘッドに対する組立て位置を規定する。
、本プッシャーは、一部が鼻孔内に入るように設計された円錐台形細長部分と、
駆動面を形成するより広い部分とを有する、という典型的な構成となっている。
図1、2に示された第1の実施の形態において、外部本体20には円錐台形部分
25とより広い部分21とが設けられている。この場合、内部本体10は、中空
の管状要素13によって構成されるが、この要素13内には、図4に示すように
、スプレー挿入物14を配置することも可能である(任意であり、必須ではない
)。プッシャーを取り除こうとしたり、分解しようとしても、外せるのは外部本
体20だけであり、内部本体10はポンプに固定されたままで残る。そのため、
貯蔵器内又はポンプ内に入っている流体については、いかなる汚染も防止できる
と共に、プッシャーの清掃も容易となる。
けられている一方、外部本体20には、より広い部分21が設けられて駆動域を
形成している。また、本例の内部本体10は、中空の管状部材13に加え、円錐
台形スカート15を有する。スカート15は、前記管状部材13を囲む形で広が
り、前記円錐台形部分を形成する。そして、効果的な形として、前記スカート1
5の自由端部(すなわち、図面における下側端部)は、先ず、外部本体20と協
動する放射状の肩19を備えており、さらには、軸方向の端部表面に尖ったエッ
ジ17を備えて、針のような「もぎ取り防止域(anti-tear-off zone)」を形成
している。
0がポンプ2のロッド3にスナップ留めされている。そして、前記内部本体10
には、投与開口部12から見て上流側に位置する密封手段40が設けられており
、それによって、貯蔵器1から投与開口部までの流体放出パス全体にわたって、
優秀な耐漏えい性が保証される。
開口部が設けられた内側の部品はポンプ上に保持される、ということを可能とす
る。それによって、汚染又は再充填などのあらゆる危険を排除する一方、前記デ
ィスペンサヘッドの徹底的な清掃が容易となる。
造業者の作業現場で予めポンプに取り付けておくことができる。よって、投与対
象の流体を製造する業者の作業場で行われる組立作業は、非常に容易になる。こ
のことは、特に、流体を製造する業者がディスペンサ装置を製造する業者と異な
っている場合に当てはまる。
ロフィールを形成する作業が非常に容易になる。内部本体は管状の形に作ること
ができ、その中にこうしたプロフィールを設けること非常に簡単である。この点
で、1つの部分で作られる現在の技術の鼻用塗布器ヘッドとは異なる。後者の場
合、プッシャーの端部に湾曲を設ける必要があるため、壁の厚みに関する問題が
引き起こされ、この問題が前記スプレープロフィールの成形作業を困難にする。
本発明の場合、そのような問題が引き起こされることはない。外部本体のヘッド
の端部を丸い形に作っておいて、それを内部本体の上に取り付ければよいからで
ある。
に、内部本体及び外部本体を成形する場合)。
単に非制限な例として示したものであり、添付の請求の範囲によって規定される
本発明の範囲を限定するものではない。
面図であり、分解された状態を示す図である。
Claims (12)
- 【請求項1】 流体を投与するための流体ディスペンサ装置に使われるディ
スペンサヘッドであって、 前記ディスペンサヘッドは、その特徴として、 流体用の投与チャネル(11)が形成された内部本体(10)であって、前記
チャネル(11)の終端が投与開口部(12)となっているような前記内部本体
(10)と、ユーザーがディスペンサ装置の駆動のために押下する駆動面(21
)が形成された別個の外部本体(20)と、を有し、 前記外部本体(20)は前記内部本体(10)の上にかぶせられ、そのかぶせ
方は、前記ディスペンサをもぎ取ろうとしたり取り外そうとしたりした場合、前
記外部本体(20)だけが外れて、前記内部本体(20)は前記ディスペンサ装
置に固定されたまま残る、という形になっている、 というディスペンサヘッド。 - 【請求項2】 内部本体(10)が外側に放射状の肩(19)を有し、当該
肩(19)は、外部本体(20)が内側に対応する形で有する放射状の肩(29
)と協動して、ヘッドの組立て位置を規定すること、 を特徴とする請求項1に記載のヘッド。 - 【請求項3】 外部本体(20)が、内部本体(10)に押しかぶせ(push
fit)られていること、 を特徴とする請求項1又は2に記載のヘッド。 - 【請求項4】 鼻用塗布器に使われるプッシャーの形をしており、 当該プッシャーが、部分的に鼻孔内に入れられるように設計された円錐台形細
長い部分(15,25)と、駆動面を形成するより広い部分(21)とを有する
こと、 請求項1乃至3のいずれかに記載のヘッド。 - 【請求項5】 外部本体(20)に、円錐台形部分(25)、及び、より広
い部分(21)が設けられていること、 を特徴とする請求項4に記載のヘッド。 - 【請求項6】 内部本体(10)に円錐台形部分(15)が設けられ、外部
本体(20)により広い部分(21)が設けられていること、 を特徴とする請求項4に記載のヘッド。 - 【請求項7】 内部本体(10)は、中空の管状部材(13)と、前記管状
部材(13)を囲んで広がる形で前記円錐台形部分を形成する円錐台形スカート
(15)とを有し、 前記スカート(15)の自由端部には、外部本体(20)と協動する放射状の
肩(19)が設けられていること、 を特徴とする請求項6に記載のヘッド。 - 【請求項8】 前記円錐台形スカート(15)の自由端部が、軸方向の端部
表面に尖ったエッジ(17)を備えていること、 を特徴とする請求項7に記載のヘッド。 - 【請求項9】 内部本体(10)が、前記ディスペンサ装置への固定のため
に、スナップ留め手段などの固定手段(18)を備えていること、 を特徴とする請求項1乃至8のいずれかに記載のヘッド。 - 【請求項10】 流体貯蔵器(1)とポンプなどのディスペンサ部材(2)
とを有する流体ディスペンサ装置であって、 前記流体ディスペンサ装置の特徴となるのは、請求項1乃至9のいずれかに記
載のディスペンサヘッドを更に有すること、 であるような流体ディスペンサ装置。 - 【請求項11】 ヘッドの前記内部本体(10)が、ポンプ(2)の駆動ロ
ッド(3)にスナップ留めされており、そのため、ヘッドをもぎ取ろうとしたり
取り外そうとしたりした場合、内部本体(10)は密封手段(40)と共に、前
記ポンプ(2)に固定されたままで残り、それによって、貯蔵器(1)に入って
いる流体については、いかなる汚染も防止されること、 を特徴とする請求項10に記載の流体ディスペンサ装置。 - 【請求項12】 ヘッドの前記内部本体(10)が、投与開口部(12)の
所に密封手段(40)を備えていること、 を特徴とする請求項10又は11に記載の流体ディスペンサ装置。
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