JP2003500225A - 超硬質材料製造物 - Google Patents

超硬質材料製造物

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JP2003500225A JP2000619589A JP2000619589A JP2003500225A JP 2003500225 A JP2003500225 A JP 2003500225A JP 2000619589 A JP2000619589 A JP 2000619589A JP 2000619589 A JP2000619589 A JP 2000619589A JP 2003500225 A JP2003500225 A JP 2003500225A
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ジョン、 ジェイ. プリッツィ、
ディヴィッド、 アール. シドル、
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ケンナメタル インコ−ポレイテツド
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Abstract

(57)【要約】 本発明は、超硬質材料(44、50、60、92、94、96、97、208〜224、230)でライニングされた縦穴(36、238、254)を有する研摩材噴射水混合管(30、90、166、200)を有する研摩材噴射水システムに関し、研摩材として立方晶炭化ホウ素(CBN)、ダイヤモンド、又はアルミナの硬さよりも高い硬さを有する他の材料を用いるシステムを含む。本発明は、超硬質材料でライニングされた縦穴を有する混合管を有するAWJシステムを用いる方法も含む。幾つかの実施形態は、複数の接続された構成要素で構成されるAWJ混合管を含む。この接続は着脱可能であってもよい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 発明の属する技術分野 本発明は、多くの用途で用いられ、好ましくは高圧研摩材噴射水システムで用
いる混合管として用いるための、超硬質製造物及びその製造方法に関する。詳細
には、本発明は、高圧研摩材噴射水システムにおいて超硬質材料(即ち、PCD
(多結晶ダイヤモンド)や導電性PCBN(多結晶立方晶窒化ホウ素))を用い
る混合管、及びその製造方法に関する。本発明は、超硬質材料でライニングされ
た縦穴を有する研摩材噴射水混合管を有する研摩材噴射水システムにも関する。
【0002】 発明の背景 高圧研摩材噴射水(AWJ)加工は、研摩材粒子を含む高圧水の非常に細い流
れを用いて、被加工物を侵食により切断する。AWJ加工は、自動車産業、航空
宇宙産業、コンピュータ産業、及びガラス産業を含む多くの産業で、他の方法で
は加工が困難な材料を含む、プラスチック、金属、ガラス、複合物、及びセラミ
ック等の広範な種々の材料から精密部品を作るために用いられている。AWJ工
程は、非常に小さな切り目で高精度の加工を行い、きれいで滑らかなエッジを作
り出すことにより、コストがかかる切削後のエッジ処理作業の必要性を低減又は
解消する。AWJ加工は低温作業なので、加工部分に熱による変質部を生じず、
熱処理された部分を、熱処理によって生じた材料特性を阻害することなく加工す
るために用いることができる。AWJ加工ヘッドは、手、機械、又はコンピュー
タによって誘導することができ、AWJ加工ヘッドの動きをコンピュータ制御す
ることにより、最も精密な加工が行える。
【0003】 一般的なAWJシステムでは、濾過水を、増圧ポンプを用いて約2,000〜
100,000psi(14〜690MPa)の範囲に与圧する。この高圧水を
AWJ加工ヘッドに送り、そこで高圧水を1000分の数インチ(100分の数
ミリメートル)ほどの小径のノズルのオリフィスを通して押出し、高速噴射水を
生じる。市販のアプリケーションでは、高速噴射水がAWJ加工ヘッド内の混合
チャンバを通る際に、高速噴射水にガーネットやかんらん石等の研摩材粒子を導
入する。研摩材粒子と高速噴射水は、共にAWJ加工ヘッドの混合管の小径の縦
穴を通る際に混ざり、混合管から出る際に、ほぼあらゆる種類の材料を精密に切
削可能な細い研摩材高速噴射水を形成する。
【0004】 AWJ混合管の縦穴は、高速噴射水及びそれが運ぶ研摩材粒子の噴射による強
い侵食を受ける。しかしながら、AWJ加工の精度及び効率は、混合管の縦穴の
摩耗に大きく影響される。縦穴の径は一般的に0.010〜0.060インチ(
0.25〜1.5mm)台であり、AWJ混合管の全長は通常2〜4インチ(5
〜10cm)台であるが、縦穴の径が1000分の数インチ(100分の数ミリ
メートル)侵食されただけで、特に縦穴の侵食が混合管の出口に近い場合には、
加工効率及び加工精度が大きく低下することがある。AWJ混合管の縦穴の摩耗
は、加工時間を長くし、加工精度を低下させ、摩耗した混合管の交換のための休
止時間を生じ、混合管の交換コストを生じる。この問題を最小とするために、A
WJ混合管は、炭化タングステン等の非常に硬い材料で作られているのが一般的
である。
【0005】 これまで、縦穴のライニング材料として化学蒸着(CVD)されたダイヤモン
ドを用いることにより、AWJ混合管の耐摩耗性を向上させる努力がなされてき
た。ダイヤモンドは、1.545Δ(0.1545nm)の均一な原子間距離で
四面体に配列された、共有結合の脂肪族型のsp3混成軌道の炭素原子から成る
結晶網目構造を示す、モース硬さ10を有する非常に硬い、炭素の1つの同素体
である。例えば、バンホルツァー等(Banholzer et al)の米国特
許第5,363,556号では、ダイヤモンドを用いると、AWJ混合管の使用
寿命が、従来の炭化タングステンの混合管で得られる約2〜4時間から、約20
〜100時間に延長され得ると見積もっている。
【0006】 上記のバンホルツァー等は、漏斗状の支持部材上にCVDによりダイヤモンド
層を蒸着してダイヤモンドの内部材を形成し、支持部材からこの内部材を分離し
、内部材の外側にダイヤモンドよりも高い熱膨張係数を有する外部材の材料を付
着させて混合管の外部材を形成し、混合管を冷却して外部材を収縮させることで
、内部材のひび割れの形成を実質的に防止するのに十分な強さの圧縮応力を内部
材に生じさせることによって、AWJ混合管を作る方法を記載している。アンソ
ニー等(Anthony et al)の米国特許第5,439,492号は、心棒
上にCVDでダイヤモンド層を蒸着し、次に機械的に又はケミカルエッチングで
この心棒を除去して混合管の縦穴を形成し、次に、必要により、ダイヤモンド膜
を支持する鋼鉄管を設けることによって、AWJ混合管を作る方法を記載してい
る。ステファニック等(Stefanick et al.)の米国特許第5,7
85,582号は、縦に分割した硬質セラミック材料でできたAWJ混合管の縦
穴の両側にCVDでダイヤモンド層を蒸着し、次に、それぞれ混合管の半分であ
る2つの部材を、それらの周囲に金属の鞘を焼嵌めすることによって接合するこ
とを記載している。
【0007】 他の形態のダイヤモンド及びダイヤモンドに近い硬さを有する材料を用いる努
力もなされている。日本国実用新案登録出願公開63−50700号は、スリー
ブ本体に組み込まれた複数のダイから成るAWJ混合管を記載している。各ダイ
は、ダイヤモンドの多結晶焼結体や立方晶窒化ホウ素等のノブで構成されており
、それが超硬合金や高速度鋼等の丈夫な材料でできた環状の支持台金属の内周に
固定される。各ノブは貫通孔を有する。しかし、上記のAWJ混合管は、ダイ間
の接合領域が特に摩耗するという短所を有する(日本国実用新案公告平6−34
936号を参照)。
【0008】 発明の要約 本発明の発明者は、CVDで蒸着されるダイヤモンドの使用を必要としない、
超硬質材料でライニングされた縦穴を有するAWJ混合管の製造方法を開発した
。本発明は、1つ以上の超硬質材料部品を用いるAWJ混合管の製造方法を含む
。本明細書で用いる“超硬質材料”という用語は、多結晶ダイヤモンド(PCD
)又は多結晶立方晶窒化ホウ素(PCBN)を指し、これらは放電加工(EDM
)によって加工できる。PCDは合成ダイヤモンドの一種である。PCDは、多
くの個々のダイヤモンド結晶を、触媒の存在下で、高温高圧下で一緒に焼結し、
圧縮して相互に結合したダイヤモンド結晶の干渉性塊にすることによって生成さ
れる。触媒は、ダイヤモンド結晶と混合された粉末の形態で供給されてもよく、
又は、隣接する要素に含ませて、焼結処理中に、そこからダイヤモンド結晶間の
空間に浸透させるようにしてもよい。例えば、触媒を供給できる1つの方法は、
ダイヤモンドの粒子を、5〜20重量%のバインダー(コバルト又はコバルト−
ニッケル)を有する浸炭炭化タングステン(cemented tungsten carbide)から成
る基体上に置き、次に、これらの成分を高温高圧で処理することで浸炭炭化タン
グステンのバインダー部分をダイヤモンドの粒子に浸透させ、ダイヤモンドに触
媒作用を及ぼしてダイヤモンド結合させることである。PCD中には幾分のバイ
ンダー(コバルト又はコバルト−ニッケル)が残る。
【0009】 EDM加工されるのに十分な導電性を有するPCBNを、AWJ混合管の縦穴
内のライニング用の超硬質材料として、本発明で用いてもよい。PCBNは、P
CDの製造に用いられるのと類似の方法で製造できる。
【0010】 他のタイプのダイヤモンドよりもPCDが特に好ましいのは、PCDは導電性
の金属を含有するので、EDM加工が可能な点である。本発明は、この特徴を利
用し、超硬質材料でライニングされた縦穴を有するAWJ混合管の製造方法を含
む。この方法は、少なくとも1つの超硬質材料体を用意する工程と、次に、該少
なくとも1つの超硬質材料体をEDM加工してAWJ混合管の縦穴を形成する工
程とを含む。好ましくは、本発明は、AWJ混合管の縦穴に高速噴射水及び研摩
材の粒子が入るのを容易にするために、EDM加工によって先細の導入路を有す
る縦穴を設けることを含む。また、本発明によると、例えば、混合管がAWJ加
工ヘッドに嵌まるようにするためや、出口端部のテーパ等の所望の外側形体を設
けるため等の、超硬質材料をコアとするAWJ混合管の外形寸法の任意の必要な
加工が、混合管の縦穴の加工の前に、同時に又は後で行われる。
【0011】 本明細書で用いるAWJ混合管の“流路”とは、混合管の一端から他端へと延
びる導管のことであり、高速噴射水及び研摩材粒子がその中に入り、そこを通っ
て混合管から出る。流路は縦穴を含むとともに、先細の導入路を含んでもよい。
しかし、AWJ混合管の単一構成要素の説明で“流路”という用語を用いる場合
には、この用語は、その構成要素の一端から他端へと延びる導管を指し、高速噴
射水及び研摩材粒子がその中に入り、そこを通って構成要素から出る。本明細書
で用いる“構成要素”とは、AWJ混合管の全長の一部を構成する個別の中空の
部分を指し、複数の構成要素が一体に接続されて、複数構成要素のAWJ混合管
を形成する。
【0012】 本明細書で用いる“流れ方向”という用語は、高速噴射水及び研摩材粒子がA
WJ混合管を通り抜ける方向である。
【0013】 本発明は、AWJ混合管の流路の少なくとも一部に超硬質材料のライニングを
有するAWJ混合管を含む。このようなAWJ混合管は、AWJ混合管の先細の
導入路と縦穴の少なくとも一方の少なくとも一部に超硬質材料のライニングを有
する。幾つかの実施形態では、超硬質材料が縦穴の全長及び/又は先細の導入路
をライニングする。別の実施形態では、超硬質材料が縦穴の長さ及び/又は先細
の導入路の一部のみをライニングし、縦穴の長さ及び/又は先細の導入路の残り
の部分は、別のタイプの耐摩耗性材料でライニングされる。別のタイプの耐摩耗
性材料ではなく超硬質材料でライニングされるAWJ混合管の流路の一部又は複
数の部分は、AWJ混合管のユーザが使用中の侵食からの保護を最も望む一部又
は複数の部分である。
【0014】 本発明は、超硬質材料のみから成るAWJ混合管の製造方法を含むが、超硬質
材料がAWJ混合管の長さに略沿って耐久性材料で囲まれている、AWJ混合管
の製造方法も含む。この耐久性材料は、混合管の外力による損傷の受け易さを低
減する、又は超硬質材料をAWJ加工ヘッド内に合わせるのを容易にすることが
できる。耐久性材料には、AWJ混合管が動作中につまった場合に、AWJ混合
管が噴射水の背圧によって損傷を受けるのを防ぐために、超硬質材料を補強する
機能もあってもよい。本発明は、混合管の衝撃による損傷の受け易さを低減する
、又はAWJ混合管をAWJ加工ヘッド内に合わせるのを容易にする働きをする
少なくとも1つのジャケットを有するAWJ混合管の製造方法も含む。
【0015】 従って、本発明は、少なくとも一つの超硬質材料体をAWJ混合管の長さに略
沿って耐久性材料で囲む工程も有する。1つの実施形態では、完成したAWJ混
合管において、混合管の入口端部で耐久性材料が超硬質材料を越えて延び、耐久
性材料の少なくとも一部に混合管の先細の導入路部分が形成される。この本発明
の方法は、この様に混合管を形成することを含む。耐久性材料は鋼鉄であるのが
好ましく、あるいは、浸炭炭化タングステンであるのが更に好ましい。耐久性材
料の少なくとも一部に先細の導入路部分が形成され、耐久性材料が鋼鉄である場
合には、鋼鉄は耐侵食性の合金鋼又は工具鋼であるのが望ましい。
【0016】 耐久性材料として浸炭炭化タングステンを用いる場合には、上述した本発明の
一実施形態は、(1)浸炭炭化タングステン基体と結合した超硬質材料層から成
る少なくとも1つの複合体を用意する工程と、(2)少なくとも1つの耐久性材
料体を用意する工程と、(3)前記少なくとも1つの複合体を前記少なくとも1
つの耐久性材料体と結合させて、超硬質材料コアを有するAWJ混合管ブランク
を形成する工程と、(4)AWJ混合管ブランクの一端部内に先細の導入路をE
DM形成する工程と、(5)AWJ混合管ブランクの超硬質材料コアを貫通する
縦穴をEDM加工する工程とを含む。この方法は、AWJ混合管ブランクがAW
J噴射水加工ヘッドに嵌合するよう構成するために、あるいはAWJ混合管の最
終的な寸法を得るために、1つ以上の作業でAWJ混合管ブランクの外部形状を
加工する工程を更に有してもよい。なお、本明細書で用いる“AWJ混合管ブラ
ンク”という用語は、それから1つ以上の作業でAWJ混合管が形成され得る、
一体構造又は複合構造のいずれでもよい単一体を指し、部分的に形成されたAW
J混合管から最終形成作業が完了したものまでを含む。
【0017】 この実施形態では、耐久性材料体は、少なくとも1つの複合材料ストリップを
受容するよう構成されたU字形のチャネルを有する単一の丸いロッドとして提供
される。しかし、本発明は、他の形状の耐久性材料を提供することも含む。本発
明は、1つ以上の超硬質材料体を囲んでそれに結合されることが可能な複数の耐
久性材料体を提供することも含む。重要なのは、得られるAJW混合管ブランク
が超硬質材料コアを有し、その中に縦穴が、混合管の全長に沿って縦穴が超硬質
材料でライニングされるように形成され得ることであるが、最終的なAWJ混合
管において、幾つかの実施形態では、導入路の長さの最も端の部分は超硬質材料
でライニングされなくてもよいという例外があり得る。導入路の長さの最も端の
部分が超硬質材料でライニングされないというこれらの実施形態のうちの幾つか
では、本発明は、導入路の最も端の部分の露出した耐久性材料を、硬質コーティ
ングを蒸着(即ち、物理蒸着(PVD)及び/又は化学蒸着(CVD))するこ
とによりコーティングすることも含む。このような硬質コーティングの例として
は、ダイヤモンド、窒化チタン、炭化チタン、炭窒化チタン(titanium carbonit
ride)、窒化チタンアルミニウム、酸化アルミニウム、及びこれらの組み合わせ
が挙げられるが、これらに制限されない。
【0018】 本発明は、超硬質材料が混合管の長さに略沿って耐久性材料で囲まれたAWJ
混合管を含む、超硬質材料からなるAWJ混合管も含む。この耐久性材料は、混
合管の外力による損傷の受け易さを低減する、超硬質材料をAWJ加工ヘッド内
に合わせるのを容易にする、又は、混合管が動作中につまった場合に、AWJ混
合管が噴射水の背圧によって損傷を受けるのを防ぐために、超硬質材料を補強す
る働きをすることができる。本発明は、超硬質材料でライニングされた縦穴を有
するAWJ混合管本体部品に結合される、先細の導入路上に形成された超硬質材
料を含む導入路部品を有するAWJ混合管と、そのようなAWJ混合管の製造方
法も含む。
【0019】 本発明は、EDMによって少なくとも1つの耐摩耗性材料部品に形成され且つ
少なくとも一部に超硬質材料から成るライニングを有する流路を有するAWJ混
合管と、その製造方法を含む。これらのAWJ混合管には、単一構成要素のAW
J混合管と、複数構成要素のAWJ混合管とが含まれる。複数構成要素のAWJ
混合管は、複数の構成要素と、1つの構成要素を別の構成要素に接続する少なく
とも1つの接続部(着脱可能な接続部であってもよい)とから成り、複数の構成
要素は、個々の各構成要素の流路が相互に連通してAWJ混合管の流路を形成す
るように接続され、複数の構成要素のうち少なくとも1つの構成要素の流路は、
超硬質材料から成るライニングを有する。上述したように、本明細書で用いる“
構成要素”とは、AWJ混合管の長さの一部を構成する個別の中空の部分を指す
。各構成要素は、AWJ混合管の流路の一部である流路を有する。これらの構成
要素は互いの端と端とを合わせて接続され、AWJ混合管を形成する。例えば、
本発明による、2つの構成要素から成るAWJ混合管は、AWJ混合管本体部品
に接続された導入路部品を有していてもよく、導入路部品及びAWJ混合管本体
部品はそれぞれ、1つ以上の耐摩耗部品に形成された流路を有し、導入路部品及
びAWJ混合管本体部品の少なくとも一方は、その流路の一部が超硬質材料から
成る。本明細書では、AWJ混合管が少なくとも1つの接続部を有する複数の接
続された構成要素を有すると見なされるのは、これらの構成要素と1つ又は複数
の接続部とを有するAWJ混合管が、個材として扱われ且つAWJ切削ヘッドに
取り付けることができる一体のユニットである場合、その場合のみ、であること
を理解されたい。
【0020】 本発明の実施形態は、超硬質材料を含む混合管を有するAWJシステムも含む
。このようなAWJシステムは、EDMによって少なくとも1つの耐摩耗性材料
に形成され且つ少なくとも一部に超硬質材料から成るライニングを有する流路を
含むAWJ混合管を有するAWJシステムを含む。これらのAWJシステムは、
複数の構成要素と、1つの構成要素を別の構成要素に接続する少なくとも1つの
接続部(着脱可能な接続部であってもよい)とを有するAWJ混合管を有するA
WJシステムを含み、複数の構成要素は、個別の各構成要素の流路が相互に連通
してAWJ混合管の流路を形成するように接続され、複数の構成要素のうち少な
くとも1つの構成要素の流路は、超硬質材料から成るライニングを有する。この
ようなAWJシステムは、ガーネット、かんらん石、アルミナ、立方晶窒化ホウ
素、ジルコニア、炭化シリコン、炭化ホウ素、ダイヤモンド、他の鉱物及びセラ
ミック、並びにそれらの混合物や組み合わせを含むがこれらに限定されない任意
のタイプの研摩材粒子を用いる。
【0021】 本発明は、AWJシステムを用いる方法を含み、この方法は、EDMによって
少なくとも1つの耐摩耗性材料に形成され且つ少なくとも一部に超硬質材料から
成るライニングを有する流路を有するAWJ混合管を用意する工程と、研摩材粒
子を用意する工程と、前記AWJ混合管から前記研摩材粒子を放出させる工程と
、放出された前記研摩材粒子で被加工物を加工する工程とを有する。このように
して提供されたAWJ混合管は、複数の構成要素と、1つの構成要素を別の構成
要素に接続する少なくとも1つの接続部(着脱可能な接続部であってもよい)と
を有するものであってもよく、複数の構成要素は、個別の各構成要素の流路が相
互に連通してAWJ混合管の流路を形成するように接続され、複数の構成要素の
うち少なくとも1つの構成要素の流路は、超硬質材料から成るライニングを有す
る。本発明は、例えば、超硬質材料でライニングされた縦穴を有する研摩材噴射
水混合管を用意する工程と、研摩材粒子を用意する工程と、前記研摩材噴射水混
合管から前記研摩材粒子を放出させる工程と、放出された前記研摩材粒子で被加
工物を加工する工程と、を有するAWJシステムを用いる方法も含むが、これに
限定されない。
【0022】 AWJシステムはキャリヤ流体として水を用いるものが一般的であるが、本発
明は、この方法を、被加工物の切削又は加工のために流体で運ばれる研摩材粒子
を用いるシステムにおいて流体キャリヤとして作用可能な任意の流体(気体又は
液体)を用いるAWJ混合管及びAWJシステムに適用することも意図する。こ
のような流体は、AWJシステムにおけるキャリヤ流体として全体的に又は部分
的に水と置き換え可能な流体を含む。従って、本明細書で用いる“研摩材噴射水
”は、キャリヤ流体として水を用いる研摩材噴射に限定されず、流体のキャリヤ
を有する任意の研摩材噴射を指す。
【0023】 本発明は、管状の細長い超硬質材料体、及びその製造方法も含み、この管状の
細長い超硬質材料体は、EDMによって形成された、管状の細長い超硬質材料体
の長軸に略平行な少なくとも1つの穴を有する。
【0024】 本発明は、約0.2インチ(5mm)の長さと約0.2インチ(5mm)の直
径とを有し、縦の中心線に沿って、EDM加工によって形成された直線状流路、
円錐状流路、又は直線状と円錐状を組み合わた流路のいずれかの流路を有する、
超硬質材料シリンダも含む。このような超硬質材料シリンダは、超硬質材料、又
は、超硬質材料と別の耐摩耗性材料とを結合した複合体で構成される。超硬質材
料シリンダが直線状流路を単独で又は円錐状流路と組み合わせて含む場合には、
シリンダの長さの流路の径に対するアスペクト比は少なくとも4:1であるのが
好ましく、少なくとも6:1であるのが更に好ましく、少なくとも10:1であ
るのが最も好ましい。
【0025】 特許請求の範囲及び開示された主題に固有の、上記及び他の特徴及び長所は、
以下の、現時点での好ましい実施形態の詳細な説明、及び添付の図面により、当
業者に明らかとなろう。
【0026】 図面は、本発明の作用を理解する上での補助としてのみ与えられるものである
。従って、図面は説明のみを目的として与えられるものであり、本発明の範囲を
定めるものではないことを理解されたい。
【0027】 詳細な説明 本発明の理解を助けるために、本発明の実施形態を説明する前に、まず、水が
キャリヤ流体である一般的なAWJシステム及びAWJ加工ヘッドについて説明
する。
【0028】 図1及び図2は、一般的なコンピュータ誘導式AWJシステムの略図、及び一
般的なAWJ加工ヘッドの断面図をそれぞれ示す。図1及び図2を参照すると、
コンピュータ誘導式AWJシステム1では、水2が、ブースターポンプ4によっ
て約65〜85psi(450〜590kPa)の力をかけられてフィルタ6を
通り、次に増圧ポンプ8に入って2,000〜100,000psi(14〜6
90MPa)の範囲に加圧される。高圧水2は、スイベル高圧配管10を通って
AWJ加工ヘッド12に送られる。AWJ加工ヘッド12は、コンピュータ13
及びAWJヘッド移動機構17によって、互いに垂直な3つの軸X、Y及びZに
沿ってインデックスされるよう制御される。高圧水2は、AWJ加工ヘッド12
の高圧水リザーバ11に入り、ノズル16を通して押し出され、高速噴射24を
形成する。高速噴射24は外部の供給源14から研摩材粒子15が供給される混
合チャンバ領域18を通る。高速噴射24及び研摩材粒子15は、共にAWJ混
合管22の縦穴20を通って流れ、研摩材噴射水25として出る。研摩材噴射水
25は被加工物26に向けられ、被加工物26を加工し、それから散らばって収
集タンク27に収集される。AWJ混合管22は全長28を有する。
【0029】 次に、本発明の実施形態を述べる。幾つかのケースでは、本実施形態は水をキ
ャリヤ流体として用いるAWJシステムに関して述べられる。しかし、水に関し
て述べるのは便宜のためであり、水をキャリヤ流体として用いるAWJシステム
での使用に本発明を限定する意図はないことを理解されたい。図3は、本発明に
従って作られた第1のAWJ混合管の縦断面図であり、この混合管は超硬質材料
のみで構成される。図3を参照すると、第1のAWJ混合管30は、入口端部3
1と、入口端面32と、先細の導入路34と、縦穴36と、出口端部38と、出
口端面39とを有する。動作においては、高速噴射水及び研摩材粒子の流れが導
入路34を通ってAWJ混合管30に入り、縦穴36を通ってから、研摩材噴射
水としてAWJ混合管30の出口端部38から出る。AWJ混合管30は、出口
端面38と当接する外部テーパ部40も有する。外部テーパ部40により、AW
J混合管30を幾つかの被加工物に接近させるのが容易になる。
【0030】 図4は、本発明に従って作られた第2のAWJ混合管の縦断面図であり、第2
のAWJ混合管42は、AWJ混合管の縦穴36をライニングする超硬質材料コ
ア44と、AWJ混合管42の全長46に略沿って超硬質材料コア44を囲む耐
久性材料45とを有する。超硬質材料コア44の一部は、先細の導入路34を形
成する際に切削により除去されているので、入口端部31では耐久性材料45が
超硬質材料コア44を越えて延びている。
【0031】 現在及び将来のAWJ加工ヘッドの設計において用いられる、あらゆるタイプ
のAWJ混合管の製造に、本発明の方法を用いることができる。従って、これら
の設計は、本発明に従って製造されるAWJ混合管の寸法を決定する。一般的に
、水がキャリヤ流体であるAWJシステムでは、現在のAWJ混合管は、全長が
2〜4インチ(5〜10cm)台、外径が0.2〜0.4インチ(5〜10mm
)台、縦穴の径が0.010〜約0.060インチ(0.25〜1.5mm)台
の円筒形である。AWJ混合管の縦穴は、通常、円形の断面を有するが、断面が
円形でなく、縦穴の壁がまっすぐではないものも当該技術分野では知られており
、それらも本発明の範囲内に含まれる。断面が円形ではない縦穴を有するAWJ
混合管の例は、本明細書に参照として援用するランキン等(Rankin et
al.)の米国特許第5,626,508号に記載されている。
【0032】 PCD及びEDMで加工可能なPCBNの形成にEDMを用いることは当該技
術分野でよく知られている。従って、当業者は、過大な実験を行わずに、本発明
の実施に用いられる各EDM工程に必要な条件を容易に確認できる。具体的なE
DMパラメータは、加工される特定の被加工物及び用いられる特定のEDM工程
によって様々であることが、当業者にはわかるであろう。
【0033】 超硬質材料のみで構成されるAWJ混合管は、本発明の第1の実施形態に従っ
て、次の方法で作ることができる。図5を参照すると、まず、長さ52、幅54
及び厚さ56(それぞれが最終的なAWJ混合管の寸法を得るのに十分である)
を有する一体構造の超硬質材料体50が用意される。長さ約1インチ(2.5c
m)のAWJ混合管を作るために、長さ52は少なくとも約1インチ(2.5c
m)である。長さ52は、約1〜約4インチ(2.5〜10cm)の範囲にある
のが好ましく、約1.5〜約3インチ(3.8〜7.6cm)の範囲にあるのが
更に好ましい。超硬質材料体50の外形寸法は、この時又は後で、EDM又は当
業者に公知の例えばレーザ切断、ダイヤモンドソー、ワイヤ切断、研削等の他の
技術によって必要に応じて変更され、最終的なAWJ混合管の寸法が得られる。
第1端面58及び及び第2端面59は、互いに平行であると共に超硬質材料体5
0の長軸に垂直に作られるのが好ましい。図5に示されている第1端面58及び
及び第2端面59は、図3に示されているAWJ混合管の入口端面31及び出口
端面39にそれぞれ対応する。次に、EDMプランジ形成を用いて、第1端面5
8に、図3に示されている先細の導入路34のような先細の導入路を形成する。
次に、EDM穿孔を用いて、超硬質材料体50の長軸に沿って、図3に示されて
いる縦穴36のような、先細の導入路の頂点から第2端面59を貫通する縦穴を
形成する。
【0034】 次に、本発明の第2の実施形態による、超硬質材料でライニングされると共に
耐久性材料で囲まれた縦穴を有するAWJ混合管の製造方法を説明する。図6を
参照すると、一体構造の超硬質材料体60が用意されている。超硬質材料体60
は、得られるAWJ混合管においてAWJ混合管の縦穴を囲む超硬質材料の少な
くとも0.005インチ(0.13mm)、更に好ましくは少なくとも0.01
0インチ(0.25mm)の厚さを与えるのに十分な、幅62及び厚さ64を有
する。超硬質材料体60は、最終的なAWJ混合管の長さを得るのに十分な長さ
66も有する。最終的なAWJ混合管の長さを得るのに十分な長さ72及び74
をそれぞれ有する、第1耐久性材料体68及び第2耐久性材料体70も用意され
る。第1耐久性材料体68は、得られるAWJ混合管の外形寸法を得るのに十分
な直径76を有する。第1耐久性材料体68は、超硬質材料体60及び第2耐久
性材料体70並びに結合材料80を同一空間内に受容するように構成された空洞
78を有する。超硬質材料体60がアセンブリ82の縦方向の中心線に沿ったコ
ア部を形成し、第2耐久性材料体70及び結合材料80が空洞78の残りの部分
を実質的に埋めるように、第1耐久性材料体68、超硬質材料体60及び結合材
料80を組み立ててアセンブリ82とする。超硬質材料体60及び第2耐久性材
料体70は、結合材料80を収容するのに丁度十分な間隙を有して空洞78に嵌
合するのが好ましい。十分な量の結合材料80を用いて、後の製造工程及び得ら
れるAWJ混合管の使用時に必要な十分な強度及び均一性をもってアセンブリ8
2を一体に結合する。アセンブリ82は、AWJ混合管ブランク84を形成する
ために、状況に応じて固定に適したものを用いて結合される。結合材料80がろ
う付け材料である場合には、アセンブリ82の温度を適切なろう付け温度に上げ
て、次にアセンブリ82を、AWJ混合管ブランク84の物理的完全性を保つ冷
却速度で冷却することにより、結合工程が達成される。結合材料80が接着剤で
ある場合には、接着剤を硬化させるのに必要な工程が行われる。結合が完了した
ら、この時点又は後で、当業者に周知の耐久性材料に適した加工技術により、A
WJミリング管ブランク84の外形寸法を必要に応じて変更し、最終的なAWJ
混合管の寸法を得る。AWJミリング管ブランク84の第1端面86及び第2端
面88は、互いに平行であると共にAWJ混合管ブランク84の長軸に垂直に作
られるのが好ましい。次に、第1端面86に、図4に示されている先細の導入路
34のような先細の導入路を、好ましくはEDMプランジ形成により形成する。
次に、EDM穿孔を用いて、AWJミリング管ブランク84の長軸に沿って、図
4に示されている縦穴36のような、先細の導入路の頂点から第2端面88を貫
通するAWJ混合管の縦穴を形成する。次に、AWJ混合管の最終的な外形寸法
を得るために、必要に応じて、AWJミリング管ブランク84の最終的な加工を
行ってもよい。
【0035】 本発明の第3の実施形態では、上記の方法で、単一の超硬質材料体の代わりに
、複数の個別の超硬質材料体が設けられる。この実施形態では、個別の超硬質材
料体はそれぞれ第1端面及び第2端面を有し、第1端面と第2端面との間の距離
は、個々の超硬質材料体の長さを有する。この実施形態は、複数の個別の超硬質
材料体が共にAWJ混合管ブランクの超硬質材料コアを形成するように、個別の
各超硬質材料体の第1端面及び第2端面の少なくとも一方を、別の個別の超硬質
材料体の第1端面及び第2端面の一方に当接させることを含む。換言すれば、個
別の超硬質材料体の端と端とを合わせて配置することで、AWJ混合管の超硬質
材料コアの全長を得る。
【0036】 図7は、この本発明の第3の実施形態に従って作られたAWJ混合管90の断
面図である。AWJ混合管90は、複数の個別の超硬質材料体である、第1、第
2及び第3の超硬質材料体92、94及び96を含み、これらは共に、区分され
た超硬質材料コア97を構成する。組み立て前の、個別の超硬質材料体が設けら
れた状態では、個別の超硬質材料体92、94及び96はそれぞれ、第1端面と
第2端面との間の距離が個別の超硬質材料体の長さを有する、第1端面及び第2
端面を有していた。例えば、第2超硬質材料体94は、当初端面98と100と
を有していたが、依然として端面98と100とを有しており、それらの間の距
離は、第2超硬質材料体94の長さ102を有する。しかし、先細の導入路34
を形成する際、第1超硬質材料体92の、用意された当初の状態では第1端面を
含んでいた部分が切削される。第1超硬質材料体92の端面104は、第1界面
106に沿って第2超硬質材料体94の端面98に当接し、第2超硬質材料体9
4の端面100は、第2界面110に沿って第3超硬質材料体96の端面108
に当接する。得られるAWJ混合管の動作中の、当接界面における過度の侵食摩
耗を回避するために、隣接する超硬質材料体の端面どうしが十分な精度で当接す
ることが重要である。例えば、隣接する超硬質材料体94及び96の端面100
及び108は、第3のAWJ混合管90の当接界面110における過度の侵食摩
耗を回避するのに、十分な精度で互いに当接する。過度の侵食とは、AWJ混合
管の縦穴に概ね沿って生じる侵食よりも実質的に大きい局所的な侵食である。従
って、個別の超硬質材料体の各端面が、反対側の面と平行であると共に超硬質材
料体の長軸に垂直になるよう、平坦に切削及び/又は研磨されるのが好ましい。
【0037】 図8を参照すると、耐久性材料として超硬合金(cemented carbide)が用いられ
る本発明の第4の実施形態では、超硬質材料は複合体112の一部として設けら
れる。複合体112は、浸炭炭化タングステン(cemented tungsten carbide)基
体116に結合された超硬質材料層114を有する。超硬質材料層114は、超
硬質材料合成プロセスで浸炭炭化タングステン基体116上に形成され、複合体
112は、超硬質材料合成プロセスで得られる超硬質材料−浸炭炭化タングステ
ン複合体ディスクからEDM加工されたストリップであるのが好ましい。超硬質
材料層114がアセンブリ124の長さ方向の中心線に沿ってコア部を形成し、
複合体112の超硬合金基体116が、結合材料122を収容するのに丁度十分
な間隙を残して、空洞118の残りの部分を少なくとも部分的に、好ましくは全
て埋めるように、耐久性材料体120の空洞118内の同一空間内に、複合体1
12が結合材料122と共に受容される。結合材料と一緒に複合体が、それらを
受け容れる空洞を完全に埋めない場合には、1つ以上の追加の耐久性材料体が用
意され、空洞内の残りの空間を実質的に埋めるように用いられる。次に、アセン
ブリ124が結合されてAWJ混合管ブランク126が形成され、AWJ混合管
ブランク126は、本発明の他の実施形態について上述した工程を用いて処理さ
れる。
【0038】 以上述べた、耐久性材料を用いる本発明の実施形態では、耐久性材料を用いて
超硬質材料体の縦方向の囲いを完成するために、耐久性材料は、超硬質材料体及
び追加の耐久性材料を受容するための空洞を有する円筒体の形態で供給されるよ
うに記載している。しかし、本発明は、AWJ混合管ブランクの長さに略沿って
耐久性材料により囲まれた超硬質材料のコアを有するAWJ混合管ブランクを形
成するために結合可能な、任意の構成の耐久性材料及び超硬質材料体を組み立て
る方法も含む。そのような方法について本発明によって考えられる制約は、(1
)AWJの縦穴が少なくとも0.005インチ(0.13mm)、好ましくは少
なくとも0.010インチ(0.25mm)の厚さの超硬質材料によって囲まれ
ること、及び(2)超硬質材料コアを形成するのに複数の超硬質材料体を用いる
場合には、隣接する超硬質材料の面が、得られるAWJ混合管の動作中の、当接
界面における過度の侵食摩耗を回避するのに十分な精度で当接するように作られ
ることだけである。
【0039】 例えば、本発明の第5の実施形態では、耐久性材料の主要部は、超硬質材料体
を受容するための空洞を有する円筒体の形態で用意されるのではなく、耐久性材
料と超硬質材料との複合体の一部として設けられている。図9Aを参照すると、
超硬質材料体128は、複合体ディスク134の浸炭タングステン基体132の
溝130内に形成され且つ結合されている。複合体ディスク134は、好ましく
はEDM加工によって、複合体ストリップ136のような複数のストリップに区
分されており、各ストリップは、耐久性材料138としての浸炭炭化タングステ
ンで三つの面を囲まれた超硬質材料体128を有する。複合体ストリップ136
の面142上に、浸炭炭化タングステンの耐久性材料閉包体140が結合材料1
44と共に配設され、アセンブリ146を形成する。次に、耐久性材料閉包体1
40が複合体ストリップ136と結合されて、AWJ混合管ブランク148が形
成され、AWJ混合管ブランク148が本発明の他の実施形態について上述した
工程を用いて処理されて、AWJ混合管となる。
【0040】 本発明に従って用いることができる耐久性材料及び超硬質材料体の可能な構成
の更なる例として、図10を参照すると、第6の実施形態では、空洞152を有
するU字形の耐久性材料体150が提供される。超硬質材料体154は、複合体
156の一部として提供される。複合体156は、浸炭炭化タングステン基体1
58上に形成及び結合された超硬質材料体154を有する。超硬質材料体154
がアセンブリ162の長手方向の中心線に沿ったコア部を形成し、複合体140
の浸炭炭化タングステン基体158が、結合材料160を収容するのに丁度十分
な間隙を残して、空洞152の残りの部分を少なくとも部分的に、好ましくは全
て埋めるように、複合体156が結合材料160と共に、U字形の耐久性材料体
150の空洞152内の同一空間内に受容される。次に、アセンブリ162が結
合されてAWJ混合管ブランク164が形成され、AWJ混合管ブランク164
は、本発明の他の実施形態について上述した工程を用いて処理される。
【0041】 本発明の、耐久性材料の一部が導入路内で露出されるようにする方法でAWJ
混合管に先細の導入路が形成される幾つかの実施形態では、本発明は任意に、露
出された耐久性材料上に硬質のコーティングを蒸着(即ち、物理蒸着(PVD)
及び/又は化学蒸着(CVD))する工程を含む。そのような硬質コーティング
の例として、ダイヤモンド、窒化チタン、炭化チタン、炭窒化チタン、窒化チタ
ンアルミニウム、酸化アルミニウム、及びこれらの組み合わせが挙げられるが、
これらに限定されない。この硬質コーティングは、このコーティングがなければ
、AWJ混合管の導入路に入る高速噴射水及び研摩材粒子による侵食に晒される
、下層の耐久性材料に保護を与える。この硬質コーティングは1つ以上の層で構
成されてもよく、露出された耐久性材料に直接塗布されても、又は硬質コーティ
ングの接着力又は耐久性を高めるために付着された他の材料の1つ以上の中間層
の上に塗布されてもよい。硬質コーティングの厚さは1〜50マイクロメートル
の範囲にあるのが好ましい。
【0042】 例えば、図11A及び11Bは、本発明の第7の実施形態に従った方法で作ら
れたAWJ混合管の入口部分の、導入路で露出された耐久性材料にCVDによる
ダイヤモンドコーティングが直接蒸着される前と後の状態をそれぞれ示している
。図11Aを参照すると、この実施形態では、導入路が形成される本発明の他の
実施形態について上述した工程を用いて、AWJ混合管166が作られる。この
事例では、導入路34の形成により、AWJ混合管166の入口端部31に最も
近い超硬質材料コア44の部分が除去されており、それにより、耐久性材料45
が、超硬質材料コア面170に接する導入路34内で露出面168を生ずる。図
11Bを参照すると、導入路34の形成後、導入路34内の耐久性材料の露出面
168上に、CVDによって、1つ以上の層のダイヤモンドコーティング172
が塗布される。好ましくは、耐久性材料の露出面168と超硬質材料コア面17
0との間の接合部174がCVDによるダイヤモンドコーティング172によっ
て覆われるように、ダイヤモンドコーティング172は超硬質材料コア面170
の少なくとも一部の上にも延びる。CVDによって硬質コーティングを蒸着する
技術は当該技術分野でよく知られており、当業者は、過大な実験を行わずに、こ
の工程でCVDによる硬質コーティングを蒸着するのに必要な条件を容易に確認
できる。
【0043】 本発明の実施形態は、EDMによって少なくとも1つの耐摩耗性材料部品に形
成され且つ少なくとも一部に超硬質材料から成るライニングを有する流路を有す
るAWJ混合管と、その製造方法とを含む。超硬質材料ライニングの厚さは、少
なくとも約0.005インチ(0.13mm)であるのが好ましく、約0.01
0インチ(0.25mm)であるのが更に好ましい。これらの実施形態は、単一
構成要素のAWJ混合管と、複数構成要素のAWJ混合管とを含む。複数構成要
素のAWJ混合管は、個別の各構成要素の流路が相互に連通してAWJ混合管の
流路を形成するように接続される複数の構成要素と、1つの構成要素を別の構成
要素に接続する少なくとも1つの接続部(着脱可能な接続部であってもよい)と
から成り、複数の構成要素のうち少なくとも1つの構成要素の流路は、超硬質材
料から成るライニングを有する。例えば、本発明は、AWJ混合管本体部品に接
続された導入路部品を有するAWJ混合管を含む。本発明は、接続された出口部
を有するAWJ混合管も含む。本明細書では、AWJ混合管が少なくとも1つの
接続部を有する複数の接続された構成要素を有すると見なされるのは、これらの
構成要素と1つ又は複数の接続部とを有するAWJ混合管が、個材として扱われ
且つAWJ切削ヘッドに取り付けることができる一体のユニットである場合、そ
の場合のみ、であることを理解されたい。
【0044】 着脱可能な接続部を含む実施形態では、着脱可能な接続によって接続されたA
WJ混合管の構成部品の少なくとも1つに、再使用の可能性があることが好まし
い。本発明では、接続される手順と逆の手順で、再使用可能な構成要素を更なる
使用に不適切な程度にまで損傷することなく構成要素を外すことができる限り、
接続部は着脱可能であることを意図している。着脱可能な接続は、例えば、ねじ
山、圧入、ろう付け、又は隣接する構成要素の合わさる端部を接着して結合する
ことであってもよいが、これらに限定されない。
【0045】 AWJ混合管の構成部品間に1つ以上の接続部を有する本発明の実施形態では
、各接続部は、AWJ混合管の流路が遮られずに連続すると共に、AWJ混合管
の動作中の構成要素間の界面における過度の侵食摩耗を回避するために、隣接す
る構成要素が十分な精度で互いに当接するように、形成される。
【0046】 本発明は、超硬質材料でライニングされた縦穴を有するAWJ混合管が、導入
路部品に結合されたAWJ混合管本体部を含む、実施形態も含む。これらの実施
形態における導入路部品は、耐久性材料基体に形成された先細の導入路と、耐久
性材料基体の先細の導入路上に形成された超硬質材料とを有する。導入路部品は
、その先細の導入路の頂点から延びる穴部も有し、超硬質材料がこの穴部上にも
形成されるのが好ましいが、必ずしもそうでなくてもよい。先細の導入路の上及
び必要により導入路部品の穴部の上の超硬質材料の厚さは、少なくとも約0.0
05インチ(0.13mm)であるのが好ましく、少なくとも約0.010イン
チ(0.25mm)であるのが更に好ましい。導入路部品の超硬質材料の厚さは
、AWJ混合管本体部の超硬質材料の厚さと同じでもよく又は異なっていてもよ
い。AWJ混合管本体部は、本発明の他の実施形態について上述した、超硬質材
料でライニングされた縦穴を有するAWJ混合管を作る工程を用いて作られるが
、但し、導入路部の形成については異なる。導入路部品及び本体部は、導入路部
品の先細の導入路の中心線と、AWJ混合管本体部の穴の中心線とが、実質的に
同一線上となるように互いに結合される。結合は、ろう付けや接着剤等の結合材
料を用いて行われてもよい。
【0047】 図12は、本発明の第8の実施形態によるAWJ混合管の導入路端部を示して
おり、AWJ混合管は、導入路部品とAWJ混合管本体部とを有する。図12を
参照すると、AWJ混合管176は、一体に結合された導入路部品178とAW
J混合管本体部180とを含む。導入路部品178は、先細の導入路184及び
穴延長部186を有する耐久性材料基体182で構成され、穴延長部186の上
には超硬質材料188が形成される。AWJ混合管本体部180は、耐久性材料
45と、超硬質材料コア44と、縦穴36とを含む。導入路部品178の超硬質
材料端面190と、AWJ混合管本体部180のコア端面192とは、界面19
4に沿って互いに当接する。得られるAWJ混合管の動作中の、界面194にお
ける過度の侵食摩耗を回避するために、端面190と端面192とが十分な精度
で当接することが重要である。
【0048】 図13は、本発明の第9の実施形態によるAWJ混合管を示す。この実施形態
は、本発明によるAWJ混合管の構成要素を着脱可能に接続するための、ねじ切
りされた接合部の使用を示している。この実施形態は、本発明によるAWJ混合
管を構成するために用いることができる付加的な構造の構成も示している。
【0049】 この実施形態では、AWJ混合管200は、ねじ切りされた接合部206で底
部204に着脱可能に接続された上部202を有する。上部202は、円筒形の
複合体ディスク208と、1つ以上の超硬質材料ディスク(例えば、円筒形の超
硬質材料ディスク210〜224)とで構成される。これらのディスクは上部ジ
ャケット226で包まれている。複合体ディスク208及び超硬質材料ディスク
210は、上部ジャケット部226まで半径方向に延びている。超硬質材料ディ
スク210〜224は、そこまで半径方向に延びている必要はなく、それらの外
周部と上部ジャケット部226との間に挿入される何か他の耐摩耗性材料を有し
ていてもよい。
【0050】 超硬質材料ディスク210〜224のそれぞれは、EDMや当業者に公知の他
の手段により超硬質材料のもっと大きな断片から切り出されてもよく、又は、そ
れらの最終的な寸法、又はそれに近い寸法に合わせて合成されてもよい。全ての
超硬質材料ディスク210〜224の縦方向の厚さが同じである必要はなく、任
意の値を有していてよいが、超硬質材料ディスク210〜224のそれぞれが、
約0.06〜約0.2インチ(1.5〜5mm)の範囲の厚さを有しているのが
好ましい。
【0051】 複合体ディスク208は、互いに結合された炭化タングステン層228及び超
硬質材料層230(超硬質材料層230の形成工程中に結合が生じるのが好まし
い)を有する。炭化タングステン層228は、AWJ混合管200の入口端部2
36にリム231を形成する。超硬質材料ディスクを複合体ディスク208の代
わりに用いることもできるが、AWJ混合管200の入口端部236のディスク
は、超硬質材料及び超硬質材料ほど硬くない耐摩耗性材料から成る複合材料で作
られる方が好ましい。この理由は、上部ジャケットショルダー234をリム23
1内に受容するための凹部232のような凹部を、そのような耐摩耗性材料に形
成する方が、超硬質材料に形成するよりも容易だからである。耐摩耗性材料の厚
さは、凹部の形成が可能な範囲で可能な限り薄くするべきである。
【0052】 先細の導入路と穴部との間の移行部は、複合体ディスクと超硬質材料ディスク
との界面又は2つの超硬質材料ディスクの界面から離れて配置されるのが好まし
い。図13は、この好ましい態様を示しており、先細の導入路237と上部縦穴
238との間の移行部235は、超硬質材料ディスクである超硬質材料ディスク
210内に位置し、そのような界面からは離れている。
【0053】 上部202は、複合体ディスク208と超硬質材料ディスク210〜224と
を上部ジャケット部226の中に組み立てることによって構成されてもよく、そ
れから先細の導入路237及び上部縦穴238のEDM加工を行ってもよい。デ
ィスク208〜224を組み立ててから、AWJ混合管200の流路240のこ
れらの部分をEDM加工することにより、流路240に沿って隣接するディスク
どうしの接合部におけるずれを回避でき、それにより、AWJ混合管200の動
作中のこれらの位置における侵食を最小化できる。隣接するディスクの隣接する
面は、互いのはめ合いを高めるように作られるのが好ましい。これは、例えば、
隣接する面が互いの形状に合うようにEDM平削り及び/又は機械的研削又は研
磨することによって行われてもよいが、これに限定されない。得られるAWJ混
合管の動作中の、当接界面における過度の侵食摩耗を回避するために、隣接する
超硬質材料ディスクの端面どうしが十分な精度で当接することが重要である。
【0054】 超硬質材料ディスクを組み立てる工程は、様々な方法で実施できる。例えば、
図13の例のように、ディスク208〜224を、上部本体ジャケット226内
へと単に挿入、又は互いに押圧して圧入してもよい。或いは、ジャケットに挿入
する前又は後に、隣接するディスクどうしを、接着剤又はろう付けによって結合
してもよい。相互のはめ合いを高めるために、又は超硬質材料ディスクを挿入又
は圧入作業中の損傷から保護するために、隣接する超硬質材料ディスクの面の間
に、少量のガスケット材料又は非常に薄いシムを用いてもよい。組み立てられた
超硬質材料ディスクとジャケットとの間のいかなる空間も埋め、ジャケットに対
する超硬質材料ディスクの位置を固定するために、間隔保持材料を用いるのが好
ましい。
【0055】 続けて図13を参照すると、底部204は、耐摩耗性材料コア242と、第1
及び第2センタリング結合部244及び246と、間隔保持材料248と、底部
ジャケット250とを有する。耐摩耗性材料コア242を構成する耐摩耗性材料
は、超硬質材料であるのが最も好ましい。本明細書で用いる“センタリング結合
部”とは、1つ又は複数の耐摩耗性材料部品がAWJ混合管の穴を適切に位置合
わせして配置されるように、AWJ混合管ジャケット内の耐摩耗性材料の1つ以
上の部品をセンタリングする働きをする装置である。センタリング結合部は、耐
摩耗性材料とジャケットとの間に間隔保持材料が挿入される間、適切な位置にセ
ンタリングされた耐摩耗性材料を保持する働きもする。センタリング結合部を用
いる実施形態では、1つ以上のセンタリング結合部を用いてもよい。センタリン
グ結合部は管状であるとともに、それが挿入されるジャケットの内径と密着して
すべり嵌めがなされる外径と、それが収容する1つ又は複数の耐摩耗性材料と密
着してすべり嵌めがなされる内径とを有するのが好ましい。2つの耐摩耗性材料
部品と共に単一のセンタリング結合部が用いられ、耐摩耗性材料部品の一方の断
面のサイズ及び/又は形状が他方と異なる場合には、センタリング結合部の内部
を、耐摩耗性材料部品のそれぞれを密着して受容するよう構成すべきである。セ
ンタリング結合部の内部と1つ又は複数の耐摩耗性材料部品との間に存在するあ
らゆる空隙を、間隔保持材料で埋めてもよい。
【0056】 底部204は、次のように構成されてもよい。まず、第1及び第2センタリン
グ結合部244及び246を、耐摩耗性材料コア242の両端部上に滑らせる。
このアセンブリを底部ジャケット250内に挿入する。次に、注入口252を通
して液状の空間充填材料248を注入することにより、空間充填材料248を底
部ジャケット250と耐摩耗性材料コア242との間に挿入する。空間保持材料
248は、耐摩耗性材料コア242と第1及び第2センタリング結合部244及
び246との間に存在し得るあらゆる空隙にも流れ込む。この時、EDM加工に
より、耐摩耗性材料コア242に底部縦穴254を形成してもよい。
【0057】 上部202及び底部204は、耐摩耗性材料コア242の上端面256が最下
部の超硬質材料ディスク224の下端面258と係合接触するまで、これら2つ
の構成要素を接合部206でねじ込み接続することによって、互いに接続される
。好ましくは、端面256及び258は、AWJ混合管200の動作中の、それ
らの界面における過度の侵食摩耗を回避するために、十分な精度で互いに当接す
るように条件が決められる。耐摩耗性コア242又は最下部の超硬質材料ディス
ク244の損傷を防ぐため、これらの2つの構成要素の締め過ぎを回避するのを
助けるために、上部202と下部204との接合部に必要によりガスケット26
0が用いられる。
【0058】 説明したように、それぞれ上部202及び下部204内に配置された流路24
0の分かれた部分は、AWJ混合管200のこれらの構成要素の接合前に加工さ
れてもよい。別の選択肢は、上部及び下部の接合後まで、流路240のEDM加
工の一部又は全ての実行を待つことである。前者の手法は、AWJ混合管の使用
中に摩耗した構成要素の交換を容易にするという長所を有し、後者の手法は、最
下部の超硬質材料ディスク224と耐摩耗性材料コア242との接合部でずれが
生じる機会を減らし、それらの界面における侵食を最小にするという長所を有す
る。
【0059】 AWJ混合管200の上部202及び下部204の構成要素は、異なる構成を
有するように示されているが、これらの要素は同様の構成を有していてもよいこ
とを理解されたい。更に、いずれの要素の構成も、本発明のいずれかの実施形態
に関して説明された任意の方法又は複数の方法の組み合わせに従って作られてよ
い。着脱可能に接続される構成要素を有する本発明の実施形態は、任意の数の構
成要素を含んでよく、構成要素の相対的な長さは任意の値をとってよいことも理
解されたい。
【0060】 図14は、本発明によるAWJ混合管の第10の実施形態を示す。この実施形
態は、AWJ混合管の流路の中間領域の穴をライニングする、超硬質材料以外の
耐摩耗性材料の使用を示している。図14を参照すると、AWJ混合管300は
、ねじ切りされた接合部306で底部304に着脱可能に接続された上部302
を有する。図13と図14とを比較すると、AWJ混合管300はAWJ混合管
200と同じであるが、但し、AWJ混合管200の超硬質材料ディスク216
〜224が、超硬質材料ではない耐摩耗性材料のシリンダ308と置き換えられ
ていることがわかる。本発明は、ユーザにとって特に気がかりな流路の少なくと
も一部が超硬質材料でライニングされる限り、AWJ混合管の流路の任意の部分
を、超硬質材料ではない耐摩耗性材料でライニングできることを意図しているが
、AWJ混合管の寿命を最大化する点においては、超硬質材料ではない耐摩耗性
材料の使用は、研摩材粒子が柱状に流れる流路領域に限られることが好ましい。
その理由は、そのような領域は、粒子の流れが柱状ではない領域よりも、AWJ
混合管の動作中の研摩材による摩耗を受けにくいからである。
【0061】 本発明の実施形態は、AWJ混合管の縦穴をライニングする超硬質材料を含む
全てのAWJ混合管も含む。これらの実施形態では、好ましくは少なくとも0.
005インチ(0.13mm)、更に好ましくは少なくとも0.010インチ(
0.25mm)の厚さの超硬質材料のライニングが、AWJ混合管の縦穴を囲む
【0062】 本発明の実施形態は、超硬質材料を含む混合管を有するAWJシステムも含む
。このような実施形態は、EDMによって少なくとも1つの耐摩耗性材料に形成
され且つ少なくとも一部に超硬質材料から成るライニングを有する流路を含むA
WJ混合管を有するAWJシステムを含む。これらのAWJシステムは、複数の
構成要素と、1つの構成要素を別の構成要素に接続する少なくとも1つの接続部
(着脱可能な接続部であってもよい)とを有するAWJ混合管を有するAWJシ
ステムを含み、複数の構成要素は、個別の各構成要素の流路が相互に連通してA
WJ混合管の流路を形成するように接続され、複数の構成要素のうち少なくとも
1つの構成要素の流路は、超硬質材料から成るライニングを有する。このような
AWJシステムは、図1の従来技術のシステムに示されるような、ブースターポ
ンプ、フィルタ、増圧ポンプ、高圧ポンピング、AWJ加工ヘッド、AWJ加工
ヘッド移動機構、及び収集タンクを含んでもよい。
【0063】 本発明の、超硬質材料を含む混合管を有するAWJシステムは、ガーネット、
かんらん石、アルミナ、立方晶窒化ホウ素、ジルコニア、炭化ケイ素、炭化ホウ
素、ダイヤモンド、他の鉱物及びセラミック、並びにそれらの混合物や組み合わ
せを含むがこれらに限定されない、任意のタイプの研摩材粒子を用いる。このよ
うなAWJシステムは、ガーネットよりも高い硬さを有する研摩材粒子を用いる
のが好ましく、例えば、アルミナ、立方晶窒化ホウ素、ダイヤモンド、又はこれ
らの組み合わせや他の材料との組み合わせ、及びそれらの混合物や組み合わせが
挙げられる。ダイヤモンド等の研摩材粒子を用いる場合には、収集タンクからダ
イヤモンド粒子を回収し、きれいにして再使用してもよく、そうすればコスト効
果がある。
【0064】 本発明は、AWJシステムを用いる方法を含み、この方法は、(1)EDMに
よって少なくとも1つの耐摩耗性材料に形成され且つ少なくとも一部に超硬質材
料から成るライニングを有する流路を有するAWJ混合管を用意する工程と、(
2)研摩材粒子を用意する工程と、(3)前記AWJ混合管から前記研摩材粒子
を放出させる工程と、(3)放出された前記研摩材粒子で被加工物を加工する工
程とを有する。このように用意されたAWJ混合管は、個別の各構成要素の流路
が相互に連通してAWJ混合管の流路を形成するように接続される複数の構成要
素と、1つの構成要素を別の構成要素に接続する少なくとも1つの接続部(着脱
可能な接続部であってもよい)とを有してもよく、複数の構成要素のうち少なく
とも1つの構成要素の流路は、超硬質材料から成るライニングを有する。本発明
の実施形態は、例えば、超硬質材料でライニングされた縦穴を有する研摩材噴射
水混合管を用意する工程と、研摩材粒子を用意する工程と、前記研摩材噴射水混
合管から前記研摩材粒子を放出させる工程と、放出された前記研摩材粒子で被加
工物を加工する工程と、を有するAWJシステムを用いる方法も含むが、これに
限定されない。このような方法は、立方晶窒化ホウ素、ダイヤモンド、これらの
組み合わせ、及びこれらと他の材料との組み合わせからなる群から研摩材粒子を
選択する工程を含んでもよい。研摩材粒子が上記の群から選択される場合には、
本発明の方法は、モーススケールで約9以上の硬さを有する材料で全体又は一部
が構成される被加工物を含む任意のタイプの被加工物の加工を含む。なお、本明
細書のモーススケールに対する言及の全ては、ダイヤモンドがモース硬さ10を
有する元のモース硬さスケールに対するものである。約9以上の硬さを有する材
料の例としてダイヤモンド及び立方晶窒化ホウ素が挙げられるが、これらに限定
されない。
【0065】 本発明では、耐久性材料は、超硬質材料に結合され得る、又はAWL混合管の
外力からの損傷の受けやすさを低減するよう作用し得る、又は超硬質材料コアの
ライニングをAWJ加工ヘッド内に合わせるのを容易にする任意の材料であるこ
とを意図している。AWJ混合管が動作中につまった場合に、AWJ混合管が噴
射水の背圧によって損傷を受けるのを防止するために、耐久性材料は、超硬質材
料の補強もできるものであることが好ましい。このような材料の例としては、鋼
鉄、浸炭炭化タングステン、セラミック及びサーメットが挙げられるが、これら
に限定されない。しかし、AWJ混合管の先細の導入路の部分として耐久性材料
の一部が露出される設計等の、AWJの動作中に耐久性材料が高速噴射水及び研
摩材粒子による侵食摩耗に晒されるAWJ混合管の設計においては、耐久性材料
は、鋼鉄又は浸炭炭化タングステンであるのが好ましい。好ましい鋼鉄としては
、耐摩耗性合金や、鋼鉄の等級が4140、4340、H13及びA8等の工具
鋼が挙げられる。好ましい浸炭炭化タングステンの等級は、バインダー(例えば
コバルトやコバルト−ニッケル合金)を約0〜20重量%、更に好ましくは約6
〜16重量%含有する等級を含む。
【0066】 本発明では、結合材料が、超硬質材料を本発明を実施する際に用いられる特定
のタイプの耐久性材料に結合できる任意の結合材料であることを意図している。
添付の図面では、簡便にするために、結合材料は薄片の形態で表されているが、
本発明は、超硬質材料体と耐久性材料体との結合を容易にする任意の形態の結合
材料を用いることも意図している。更に、本明細書で説明した方法では、結合材
料が耐久性材料体及び超硬質材料体と共にアセンブリとして組み立てられると説
明したが、本発明は、耐久性材料体と超硬質材料体とがAWJ混合管ブランクと
して結合される結果を生じる任意の手段によって結合材料を加えることも意図し
ている。例えば、本発明は、耐久性材料体と超硬質材料体とをアセンブリとして
組み立て、次に、アセンブリに液状の結合材料を浸透させることを含む。適切な
結合材料の例としては、ろう付け及び接着剤が挙げられる。耐久性材料として浸
炭炭化タングステンが用いられる場合には、結合材料はろう付け合金であるのが
好ましい。適切なろう付け合金の一例は、606Cの液相線を有すると共に、1
5%の銅、16%の亜鉛、45%の銀、及び24%のカドミウムを含有するろう
付け合金であり、ハンディ・アンド・ハーマン・オブ・カナダ社(カナダ国M9
W5G1、オンタリオ州、レックスデール、カーリングビュー・ドライブ290
)から入手可能なEasy−Flo45等がある。耐久性材料として鋼鉄が用い
られる場合には、結合材料は接着剤であるのが好ましい。適切な接着剤の一例は
、2液形の室温で硬化する有機接着剤であり、アレムコ・プロダクツ社(105
62、ニューヨーク州、オシニング、私書箱429)から入手可能なAremc
o−Bond(商標)631等がある。
【0067】 市販されているPCDは本発明に用いるのに適している。PCDは、厚さが約
0.2インチ(5mm)までのシート状及びディスク状の形態で市販されている
。PCDのディスクは、直径が約3インチ(78mm)までのものが市販されて
いる。PCDは様々な粒子サイズで金属含有量が約4〜8体積%のものが市販さ
れている。この含有金属には、例えばコバルトやコバルト−ニッケル合金が含ま
れ得るが、これらに限定されない。PCDの平均粒径は0.1〜100マイクロ
メートル台であり得る。現在市販されているPCDの等級の例としては、約2、
10、25及び75マイクロメートルの公称平均粒径を有するものがある。本発
明に適したPCDは、ダイヤモンド・アブレ−ジブ・コーポレーション(100
36、ニューヨーク州、ニューヨーク、45丁目、西35)及びジェネラル・エ
レクトリック社(43085、マサチューセッツ州、ワーシングトン、ボックス
番号568、ハントリー・ロード6325)から入手できる。
【0068】 本発明では、耐摩耗性材料が、本明細書で定義する超硬質材料と共に、AWJ
混合管と共に用いられる研摩材粒子による摩耗に実質的に耐性がある、当業者に
公知のもっとコストが低い材料を含むことを意図している。そのような低コスト
の耐摩耗性材料は、例えば、浸炭炭化タングステン及び工具鋼を含むが、これら
に限定されない。好ましい浸炭炭化タングステンの等級は、バインダー(例えば
コバルトやコバルト−ニッケル合金)を約0〜10重量%、更に好ましくは約0
〜3重量%含有する等級を含む。例えば、ケンナメタル社(15650、ペンシ
ルバニア州、ラトローブ)よりROTEC100及びROTEC500を入手で
きる。好ましい鋼鉄としては、耐摩耗性合金や、鋼鉄の等級が4140、434
0、H13及びA8等の工具鋼が挙げられる。
【0069】 本発明では、ジャケットに適した材料が、鋼鉄、アルミニウム、プラスチック
、及びそのような使用に適応させることが可能な当業者に公知の他の材料を含む
ことを意図している。ジャケットの材料には、強度と弾性がある材料が好ましい
【0070】 本発明では、センタリング結合部に適した材料が、金属及びプラスチック又は
そのような使用に適応させることが可能な当業者に公知の他の任意の適切な材料
を含むことを意図している。この材料は、弾性材料であるのが好ましく、最も好
ましいのは低炭素鋼である。
【0071】 本発明では、間隔保持材料が、金属、プラスチック、又は埋込用樹脂、又はA
WJ混合管の導入路及びコアを有する超硬質材料部品や他の耐摩耗性部品をジャ
ケットに対して適切な位置に固定できる当業者に公知の他の任意の材料であって
もよいことを意図している。間隔保持材料は、ディスクとジャケットとの間を流
れることができ、低い収縮で硬化可能な材料であるのが好ましい。このような間
隔保持材料の例としては、マスターボンド社(07601、アメリカ合衆国、ニ
ュージャージー州、ハッケンサック、ホバート・ストリート154)より入手可
能なEP30エポキシが挙げられるが、これに限定されない。
【0072】 本発明では、相互のはめ合いを高めるために、又は超硬質材料部品及び耐摩耗
性材料部品を圧入作業中の損傷から保護するために、隣接する超硬質材料ディス
クの面の間に、当業者に公知の任意のタイプのガスケット材料又はシムを用いて
もよいことも意図している。そのようなガスケット材料及びシムは、単独で用い
られてもよく、又は、他のガスケット材料又はシムと組み合わせて用いられても
よい。このようなガスケット材料の例としては、金属ガスケットが挙げられるが
、これに限定されない。このようなシムに適した材料の例としては、軟質銅が挙
げられるが、これに限定されない。ガスケット材料及びシムの厚さは、約0.0
05インチ(0.13mm)以下であるのが好ましい。
【0073】 本発明は、管状の細長い超硬質材料体、及びその製造方法も含み、この管状の
細長い超硬質材料体は、EDMによって形成された、管状の細長い超硬質材料体
の長軸に略平行な少なくとも1つの穴を有する。このような管状の細長い超硬質
材料体の穴径に対する穴の長さの比率は、約20〜約400である。このような
管状の細長い超硬質材料体の長さは、少なくとも約0.24インチ(6mm)で
あり、約1インチ(25mm)であるのが好ましい。同様に、このような管状の
細長い超硬質材料体の穴の長さは、少なくとも約0.24インチ(6mm)であ
り、約1インチ(25mm)であるのが好ましい。このような管状の細長い超硬
質材料体の穴径は、約0.005〜約0.19インチ(0.13〜4.8mm)
の範囲にあるのが好ましく、約0.01〜約0.065インチ(0.25〜1.
7mm)の範囲にあるのが更に好ましい。例えば、図15を参照すると、管状の
細長い超硬質材料体400は、穴の長さ402及び穴径404を有する。管状の
細長い超硬質材料体400は、EDMによって形成された穴406も有する。穴
406は、管状の細長い超硬質材料体400の長軸408と略平行である。
【0074】 このような管状の細長い超硬質材料は、まず、細長い超硬質材料体を形成し、
次に、その中にEDM加工によって少なくとも1つの穴を形成することによって
作られてもよい。細長い超硬質材料体は、PCDのむくのシート又はディスクか
らEDMによって切り出されるのが好ましい。このような管状の細長い超硬質材
料体は、本明細書で説明したように研摩材噴射水混合管で、又は、高い耐摩耗性
を有する通路や導管が好ましい他の任意の用途(例えば、サンドブラスト、粒子
ブラスト、又はウォーターブラスト用のノズル、塗料のノズル、及び粉末スプレ
ー乾燥機ノズル等の粉末スプレーノズル)で用いることができる。
【0075】 本発明は、約0.2インチ(5mm)の長さと約0.2インチ(5mm)の直
径とを有し、縦の中心線に沿って、EDM加工によって形成された直線状流路、
円錐状流路、又は直線状と円錐状を組み合わた流路のいずれかの流路を有する、
超硬質材料シリンダも含む。このような超硬質材料シリンダは、超硬質材料、又
は、超硬質材料と別の耐摩耗性材料とを結合した複合体で構成される。超硬質材
料シリンダが複合体で構成される場合は、超硬質材料ではない耐摩耗性材料は、
炭化タングステンで構成されるのが好ましい。
【0076】 超硬質材料シリンダの一実施形態として、直線状の流路である第1の直線状流
路502を有する第1の超硬質シリンダ500が、図16Aに示されている。超
硬質材料シリンダの一実施形態として、円錐状の部分である第1の円錐状部分5
06を有する第2の超硬質材料シリンダ504が、図16Bに示されている。超
硬質材料シリンダの一実施形態として、円錐状の部分である第2の円錐状部分5
10と直線状の部分である第2の直線状部分512の組み合わせを有する第3の
超硬質材料シリンダ508が、図16Cに示されている。超硬質材料シリンダの
一実施形態として、超硬質材料516と別の耐摩耗性材料518との複合体から
成り、円錐状の部分である第3の円錐状部分520を有する複合体シリンダ51
4が、図16Dに示されている。複合体シリンダ514は、図13に最もよく示
されている上部ジャケットショルダ234等のジャケットのショルダを受容する
ための凹部522を含むのが好ましい。
【0077】 このような超硬質材料シリンダが直線状流路を単独で又は円錐状流路と組み合
わせて含む場合には、シリンダの長さの流路の径に対するアスペクト比は少なく
とも3:1であるのが好ましく、少なくとも6:1であるのが更に好ましく、少
なくとも10:1であるのが最も好ましい。これらのアスペクト比を有する超硬
質材料シリンダは、限定するものではないが例えばAWJ混合管の一部として、
研摩材流体を運ぶ用途において、特に有用である。
【0078】 このような超硬質材料シリンダは、まず円筒体を形成し、次にその中に所望の
流路(1つの流路又は複数の流路の組み合わせ)をEDM加工することにより作
られてもよい。円筒体は、PCDのむくのシート又はディスクからEDMによっ
て切り出されるのが好ましい。このような超硬質材料シリンダは、本明細書で説
明したように研摩材噴射水混合管で用いてもよく、又は、高い耐摩耗性を有する
通路や導管が好ましい他の任意の用途(例えば、サンドブラスト、粒子ブラスト
、又はウォーターブラスト用のノズル、塗料のノズル、及び粉末スプレー乾燥機
ノズル等の粉末スプレーノズル)で用いてもよい。
【0079】 本明細書で参照した特許及び文献を、本明細書に参照として援用する。
【0080】 ここに本発明の好ましい実施形態を説明したが、本発明は、添付の特許請求の
範囲内で別様にも実施され得ることを理解されたい。従って、本発明の僅かな実
施形態を示して説明したが、当業者には、添付の特許請求の範囲で説明される本
発明の精神及び範囲を逸脱することなく、多くの変更及び変形がなされ得ること
が明らかである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 従来技術のコンピュータ制御のAWJシステムの略図である。
【図2】 従来技術のAWJ加工ヘッドの縦断面図である。
【図3】 本発明の第1の実施形態に従って作られた、全体が超硬質材料で構成されたA
WJ混合管の縦断面図である。
【図4】 本発明の第2の実施形態に従って作られた、耐久性材料及び超硬質材料コアで
構成されたAWJ混合管の縦断面図である。
【図5】 部分的に想像線で示された、一体構造の超硬質材料体の等角図である。
【図6】 本発明の第2の実施形態の処理工程の一部を示す略図である。
【図7】 本発明の第3の実施形態に従って作られたAWJ混合管の縦断面図である。
【図8】 本発明の第4の実施形態の処理工程の一部を示す略図である。
【図9A】 超硬炭化タングステン基体の溝内に形成及び結合された超硬質材料から成る複
合体ディスクの等角図である。
【図9B】 本発明の第5の実施形態の処理工程の一部を示す略図である。
【図10】 本発明の第6の実施形態の処理工程の一部を示す略図である。
【図11A】 本発明の第7の実施形態に従って作られたAWJ混合管の一部の、CVDによ
るダイヤモンドコーティングの蒸着工程の前の状態を示す縦断面図である。
【図11B】 本発明の第7の実施形態に従って作られたAWJ混合管の一部の、CVDによ
るダイヤモンドコーティングの蒸着工程の後の状態を示す縦断面図である。
【図12】 本発明の第8の実施形態に従って作られた、導入路部品に結合されたAWJ混
合管本体部を有するAWJ混合管の導入路端部の縦断面図である。
【図13】 本発明の第9の実施形態に従って作られたAWJ混合管の縦断面図である。
【図14】 本発明の第10の実施形態に従って作られたAWJ混合管の縦断面図である。
【図15】 本発明の一実施形態による、管状の細長い超硬質材料体の等角図である。
【図16A】 本発明による超硬質材料シリンダの第1の実施形態の中央部の断面を示す等角
縦断面図である。
【図16B】 本発明による超硬質材料シリンダの第2の実施形態の中央部の断面を示す等角
縦断面図である。
【図16C】 本発明による超硬質材料シリンダの第3の実施形態の中央部の断面を示す等角
縦断面図である。
【図16D】 本発明による超硬質材料シリンダの第4の実施形態の中央部の断面を示す等角
縦断面図である。
【手続補正書】特許協力条約第34条補正の翻訳文提出書
【提出日】平成13年3月7日(2001.3.7)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0080
【補正方法】削除
【手続補正書】特許協力条約第34条補正の翻訳文提出書
【提出日】平成13年8月21日(2001.8.21)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0064
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0064】 本発明は、AWJシステムを用いる方法を含み、この方法は、(1)EDMに
よって少なくとも1つの耐摩耗性材料に形成され且つ少なくとも一部に超硬質材
料から成るライニングを有する流路を有するAWJ混合管を用意する工程と、(
2)研摩材粒子を用意する工程と、(3)前記AWJ混合管から前記研摩材粒子
を放出させる工程と、(4)放出された前記研摩材粒子で被加工物を加工する工
程とを有する。このように用意されたAWJ混合管は、個別の各構成要素の流路
が相互に連通してAWJ混合管の流路を形成するように接続される複数の構成要
素と、1つの構成要素を別の構成要素に接続する少なくとも1つの接続部(着脱
可能な接続部であってもよい)とを有してもよく、複数の構成要素のうち少なく
とも1つの構成要素の流路は、超硬質材料から成るライニングを有する。本発明
の実施形態は、例えば、超硬質材料でライニングされた縦穴を有する研摩材噴射
水混合管を用意する工程と、研摩材粒子を用意する工程と、前記研摩材噴射水混
合管から前記研摩材粒子を放出させる工程と、放出された前記研摩材粒子で被加
工物を加工する工程と、を有するAWJシステムを用いる方法も含むが、これに
限定されない。このような方法は、立方晶窒化ホウ素、ダイヤモンド、これらの
組み合わせ、及びこれらと他の材料との組み合わせからなる群から研摩材粒子を
選択する工程を含んでもよい。研摩材粒子が上記の群から選択される場合には、
本発明の方法は、モーススケールで約9以上の硬さを有する材料で全体又は一部
が構成される被加工物を含む任意のタイプの被加工物の加工を含む。なお、本明
細書のモーススケールに対する言及の全ては、ダイヤモンドがモース硬さ10を
有する元のモース硬さスケールに対するものである。約9以上の硬さを有する材
料の例としてダイヤモンド及び立方晶窒化ホウ素が挙げられるが、これらに限定
されない。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0067
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0067】 市販されているPCDは本発明に用いるのに適している。PCDは、厚さが約
0.2インチ(5mm)までのシート状及びディスク状の形態で市販されている
。PCDのディスクは、直径が約3インチ(78mm)までのものが市販されて
いる。PCDは様々な粒子サイズで金属含有量が約4〜8体積%のものが市販さ
れている。この含有金属には、例えばコバルトやコバルト−ニッケル合金が含ま
れ得るが、これらに限定されない。PCDの平均粒径は0.1〜100マイクロ
メートル台であり得る。現在市販されているPCDの等級の例としては、約2、
10、25及び75マイクロメートルの公称平均粒径を有するものがある。本発
明で用いるのに適したPCDは、ダイヤモンド・アブレ−ジブ・コーポレーショ
ン(10036、ニューヨーク州、ニューヨーク、45丁目、西35)及びジェ
ネラル・エレクトリック社(43085、マサチューセッツ州、ワーシングトン
、ボックス番号568、ハントリー・ロード6325)から入手できる。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0075
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0075】 本発明は、約0.2インチ(5mm)以上の長さと約0.2インチ(5mm)
以下の直径とを有し、縦の中心線に沿って、EDM加工によって形成された直線
状流路、円錐状流路、又は直線状と円錐状を組み合わた流路のいずれかの流路を
有する、超硬質材料シリンダも含む。このような超硬質材料シリンダは、超硬質
材料、又は、超硬質材料と別の耐摩耗性材料とを結合した複合体で構成される。
超硬質材料シリンダが複合体で構成される場合は、超硬質材料ではない耐摩耗性
材料は、炭化タングステンで構成されるのが好ましい。
【手続補正書】
【提出日】平成14年2月7日(2002.2.7)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0029
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0029】 次に、本発明の実施形態を述べる。幾つかのケースでは、本実施形態は水をキ
ャリヤ流体として用いるAWJシステムに関して述べられる。しかし、水に関し
て述べるのは便宜のためであり、水をキャリヤ流体として用いるAWJシステム
での使用に本発明を限定する意図はないことを理解されたい。図3は、本発明に
従って作られた第1のAWJ混合管の縦断面図であり、この混合管は超硬質材料
のみで構成される。図3を参照すると、第1のAWJ混合管30は、入口端部3
1と、入口端面32と、先細の導入路34と、縦穴36と、出口端部38と、出
口端面39とを有する。動作においては、高速噴射水及び研摩材粒子の流れが導
入路34を通ってAWJ混合管30に入り、縦穴36を通ってから、研摩材噴射
水としてAWJ混合管30の出口端部38から出る。AWJ混合管30は、出口
端面39と当接する外部テーパ部40も有する。外部テーパ部40により、AW
J混合管30を幾つかの被加工物に接近させるのが容易になる。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0034
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0034】 次に、本発明の第2の実施形態による、超硬質材料でライニングされると共に
耐久性材料で囲まれた縦穴を有するAWJ混合管の製造方法を説明する。図6を
参照すると、一体構造の超硬質材料体60が用意されている。超硬質材料体60
は、得られるAWJ混合管においてAWJ混合管の縦穴を囲む超硬質材料の少な
くとも0.005インチ(0.13mm)、更に好ましくは少なくとも0.01
0インチ(0.25mm)の厚さを与えるのに十分な、幅62及び厚さ64を有
する。超硬質材料体60は、最終的なAWJ混合管の長さを得るのに十分な長さ
66も有する。最終的なAWJ混合管の長さを得るのに十分な長さ72及び74
をそれぞれ有する、第1耐久性材料体68及び第2耐久性材料体70も用意され
る。第1耐久性材料体68は、得られるAWJ混合管の外形寸法を得るのに十分
な直径76を有する。第1耐久性材料体68は、超硬質材料体60及び第2耐久
性材料体70並びに結合材料80を同一空間内に受容するように構成された空洞
78を有する。超硬質材料体60がアセンブリ82の縦方向の中心線に沿ったコ
ア部を形成し、第2耐久性材料体70及び結合材料80が空洞78の残りの部分
を実質的に埋めるように、第1耐久性材料体68、超硬質材料体60及び結合材
料80を組み立ててアセンブリ82とする。超硬質材料体60及び第2耐久性材
料体70は、結合材料80を収容するのに丁度十分な間隙を有して空洞78に嵌
合するのが好ましい。十分な量の結合材料80を用いて、後の製造工程及び得ら
れるAWJ混合管の使用時に必要な十分な強度及び均一性をもってアセンブリ8
2を一体に結合する。アセンブリ82は、AWJ混合管ブランク84を形成する
ために、状況に応じて固定に適したものを用いて結合される。結合材料80がろ
う付け材料である場合には、アセンブリ82の温度を適切なろう付け温度に上げ
て、次にアセンブリ82を、AWJ混合管ブランク84の物理的完全性を保つ冷
却速度で冷却することにより、結合工程が達成される。結合材料80が接着剤で
ある場合には、接着剤を硬化させるのに必要な工程が行われる。結合が完了した
ら、この時点又は後で、当業者に周知の耐久性材料に適した加工技術により、A
WJ混合管ブランク84の外形寸法を必要に応じて変更し、最終的なAWJ混合
管の寸法を得る。AWJ混合管ブランク84の第1端面86及び第2端面88は
、互いに平行であると共にAWJ混合管ブランク84の長軸に垂直に作られるの
が好ましい。次に、第1端面86に、図4に示されている先細の導入路34のよ
うな先細の導入路を、好ましくはEDMプランジ形成により形成する。次に、E
DM穿孔を用いて、AWJ混合管ブランク84の長軸に沿って、図4に示されて
いる縦穴36のような、先細の導入路の頂点から第2端面88を貫通するAWJ
混合管の縦穴を形成する。次に、AWJ混合管の最終的な外形寸法を得るために
、必要に応じて、AWJ混合管ブランク84の最終的な加工を行ってもよい。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0040
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0040】 本発明に従って用いることができる耐久性材料及び超硬質材料体の可能な構成
の更なる例として、図10を参照すると、第6の実施形態では、空洞152を有
するU字形の耐久性材料体150が提供される。超硬質材料体154は、複合体
156の一部として提供される。複合体156は、浸炭炭化タングステン基体1
58上に形成及び結合された超硬質材料体154を有する。超硬質材料体154
がアセンブリ162の長手方向の中心線に沿ったコア部を形成し、複合体156 の浸炭炭化タングステン基体158が、結合材料160を収容するのに丁度十分
な間隙を残して、空洞152の残りの部分を少なくとも部分的に、好ましくは全
て埋めるように、複合体156が結合材料160と共に、U字形の耐久性材料体
150の空洞152内の同一空間内に受容される。次に、アセンブリ162が結
合されてAWJ混合管ブランク164が形成され、AWJ混合管ブランク164
は、本発明の他の実施形態について上述した工程を用いて処理される。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0062
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0062】 本発明の実施形態は、超硬質材料を含む混合管を有するAWJシステムも含む
。このような実施形態は、EDMによって少なくとも1つの耐摩耗性材料に形成
され且つ少なくとも一部に超硬質材料から成るライニングを有する流路を含むA
WJ混合管を有するAWJシステムを含む。これらのAWJシステムは、複数の
構成要素と、1つの構成要素を別の構成要素に接続する少なくとも1つの接続部
(着脱可能な接続部であってもよい)とを有するAWJ混合管を有するAWJシ
ステムを含み、複数の構成要素は、個別の各構成要素の流路が相互に連通してA
WJ混合管の流路を形成するように接続され、複数の構成要素のうち少なくとも
1つの構成要素の流路は、超硬質材料から成るライニングを有する。このような
AWJシステムは、図1の従来技術のシステムに示されるような、ブースターポ
ンプ、フィルタ、増圧ポンプ、高圧配管、AWJ加工ヘッド、AWJ加工ヘッド
移動機構、及び収集タンクを含んでもよい。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,SD,SL,SZ,TZ,UG,ZW ),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD,RU, TJ,TM),AE,AG,AL,AM,AT,AU, AZ,BA,BB,BG,BR,BY,CA,CH,C N,CR,CU,CZ,DE,DK,DM,DZ,EE ,ES,FI,GB,GD,GE,GH,GM,HR, HU,ID,IL,IN,IS,JP,KE,KG,K P,KR,KZ,LC,LK,LR,LS,LT,LU ,LV,MA,MD,MG,MK,MN,MW,MX, NO,NZ,PL,PT,RO,RU,SD,SE,S G,SI,SK,SL,TJ,TM,TR,TT,TZ ,UA,UG,US,UZ,VN,YU,ZA,ZW (72)発明者 シドル、 ディヴィッド、 アール. アメリカ合衆国 15601 ペンシルヴァニ ア州 グリーンズバーグ ダニードン ド ライブ 1002 Fターム(参考) 4K029 AA04 AA27 BA34 BA44 BA54 BA55 BA58 BA60 BC02 4K030 BA02 BA18 BA28 BA36 BA38 BA41 BA43 CA05 CA14

Claims (142)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一体構造の超硬質材料でライニングされた縦穴を有する、研
    摩材噴射水混合管。
  2. 【請求項2】 前記研摩材噴射水混合管の長さに略沿って前記超硬質材料を
    囲む耐久性材料を更に有する、請求項1に記載の研摩材噴射水混合管。
  3. 【請求項3】 前記耐久性材料が鋼鉄から成る、請求項2に記載の研摩材噴
    射水混合管。
  4. 【請求項4】 前記耐久性材料が浸炭炭化タングステンから成る、請求項2
    に記載の研摩材噴射水混合管。
  5. 【請求項5】 前記超硬質材料が少なくとも約0.005インチ(0.13
    mm)の厚さを有する、請求項1に記載の研摩材噴射水混合管。
  6. 【請求項6】 前記縦穴に接続する先細の導入路を更に有する、請求項1に
    記載の研摩材噴射水混合管。
  7. 【請求項7】 前記先細の導入路の表面に蒸着された硬質コーティングを更
    に有する、請求項6に記載の研摩材噴射水混合管。
  8. 【請求項8】 前記硬質コーティングが、ダイヤモンド、窒化チタン、炭化
    チタン、炭窒化チタン、窒化チタンアルミニウム、酸化アルミニウム、及びこれ
    らの組み合わせからなる群から選択される、請求項7に記載の研摩材噴射水混合
    管。
  9. 【請求項9】 研摩材噴射水本体部品に結合された導入路部品を更に有し、
    前記導入路部品は先細の導入路上に形成された超硬質材料を含み、前記研摩材噴
    射水本体部品は超硬質材料でライニングされた縦コアを有する、請求項1に記載
    の研摩材噴射水混合管。
  10. 【請求項10】 前記先細の導入路上に形成された前記超硬質材料が少なく
    とも約0.005インチ(0.13mm)の厚さを有する、請求項9に記載の研
    摩材噴射水混合管。
  11. 【請求項11】 前記超硬質材料が多結晶ダイヤモンドを含む、請求項1に
    記載の研摩材噴射水混合管。
  12. 【請求項12】 超硬質材料でライニングされた縦穴と、超硬質材料でライ
    ニングされた先細の導入路と、を有する研摩材噴射水本体を有する、研摩材噴射
    水混合管。
  13. 【請求項13】 前記先細の導入路をライニングする前記超硬質材料が少な
    くとも約0.005インチ(0.13mm)の厚さを有する、請求項12に記載
    の研摩材噴射水混合管。
  14. 【請求項14】 前記穴及び前記先細の導入路がEDM加工によって形成さ
    れる、請求項12に記載の研摩材噴射水混合管。
  15. 【請求項15】 EDM加工によって少なくとも1つの耐摩耗性材料部品に
    形成された流路を有し、前記流路の少なくとも一部が超硬質材料から成るライニ
    ングを有する、研摩材噴射水混合管。
  16. 【請求項16】 前記超硬質材料が多結晶ダイヤモンドを含む、請求項15
    に記載の研摩材噴射水混合管。
  17. 【請求項17】 前記ライニングを構成する前記超硬質材料が少なくとも約
    0.005インチ(0.13mm)の厚さを有する、請求項15に記載の研摩材
    噴射水混合管。
  18. 【請求項18】 ジャケットと間隔保持材料とを更に有し、該間隔保持材料
    が前記ジャケットと少なくとも1つの前記耐摩耗性材料部品との間に挿入される
    、請求項15に記載の研摩材噴射水混合管。
  19. 【請求項19】 前記ジャケットがプラスチック及び金属からなる群から選
    択される材料を有する、請求項18に記載の研摩材噴射水混合管。
  20. 【請求項20】 センタリング結合部を更に有し、前記センタリング結合部
    が少なくとも1つの前記耐摩耗性材料部品を前記ジャケット内で縦にセンタリン
    グする、請求項18に記載の研摩材噴射水混合管。
  21. 【請求項21】 前記流路の少なくとも一部が超硬質材料以外の耐摩耗性材
    料でライニングされる、請求項15に記載の研摩材噴射水混合管。
  22. 【請求項22】 少なくとも1つの前記耐摩耗性材料部品の側方を囲む耐久
    性材料を更に有する、請求項15に記載の研摩材噴射水混合管。
  23. 【請求項23】 前記耐久性材料が浸炭炭化タングステンから成る、請求項
    22に記載の研摩材噴射水混合管。
  24. 【請求項24】 先細の導入路を更に有する、請求項15に記載の研摩材噴
    射水混合管。
  25. 【請求項25】 前記先細の導入路がリムを含み、前記リムが浸炭炭化タン
    グステンから成る、請求項24に記載の研摩材噴射水混合管。
  26. 【請求項26】 前記先細の導入路が複数の超硬質材料部品内に形成される
    、請求項24に記載の研摩材噴射水混合管。
  27. 【請求項27】 a)複数の構成要素と、 b)前記構成要素を接続する少なくとも1つの接続部と、 を有する、研摩材噴射水混合管において、 前記構成要素のそれぞれがEDM加工によって少なくとも1つの耐摩耗性材料
    部品に形成された流路を有し、前記構成要素のうち少なくとも1つの構成要素の
    一部の前記流路が超硬質材料から成るライニングを有し、前記構成要素のそれぞ
    れの前記流路が前記構成要素の他のそれぞれの流路と流体連通する、研摩材噴射
    水混合管。
  28. 【請求項28】 前記少なくとも1つの接続部が着脱可能な接続部を含む、
    請求項27に記載の研摩材噴射水混合管。
  29. 【請求項29】 前記着脱可能な接続部がねじ切りされた接続部である、請
    求項28に記載の研摩材噴射水混合管。
  30. 【請求項30】 前記構成要素のうち少なくとも1つが先細の導入路を有す
    る、請求項27に記載の研摩材噴射水混合管。
  31. 【請求項31】 前記構成要素の1つが前記研摩材噴射水の出口端部を有し
    、該出口端部を有する前記構成要素の前記流路の少なくとも一部が超硬質材料で
    ライニングされる、請求項27に記載の研摩材噴射水混合管。
  32. 【請求項32】 前記超硬質材料が多結晶ダイヤモンドを含む、請求項27
    に記載の研摩材噴射水混合管。
  33. 【請求項33】 前記ライニングを構成する前記超硬質材料が少なくとも約
    0.005インチ(0.13mm)の厚さを有する、請求項27に記載の研摩材
    噴射水混合管。
  34. 【請求項34】 前記構成要素の少なくとも1つがジャケットと間隔保持材
    料とを更に有し、前記ジャケット内に耐摩耗性材料部品が配置され、前記間隔保
    持材料が前記ジャケットと前記耐摩耗性材料部品との間に挿入される、請求項2
    7に記載の研摩材噴射水混合管。
  35. 【請求項35】 前記ジャケットがプラスチック及び金属からなる群から選
    択される材料を含む、請求項34に記載の研摩材噴射水混合管。
  36. 【請求項36】 前記耐摩耗性材料部品を前記ジャケット内で縦にセンタリ
    ングするセンタリング結合部を更に有する、請求項34に記載の研摩材噴射水混
    合管。
  37. 【請求項37】 前記構成要素のうち少なくとも1つの構成要素の前記流路
    の少なくとも一部が超硬質材料以外の耐摩耗性材料のライニングを有する、請求
    項27に記載の研摩材噴射水混合管。
  38. 【請求項38】 前記構成要素のうち少なくとも1つが先細の導入路を有す
    る、請求項27に記載の研摩材噴射水混合管。
  39. 【請求項39】 前記先細の導入路がリムを有し、前記リムが超硬炭化タン
    グステンを含む、請求項38に記載の研摩材噴射水混合管。
  40. 【請求項40】 前記先細の導入路が複数の超硬質材料部品内に形成される
    、請求項38に記載の研摩材噴射水混合管。
  41. 【請求項41】 EDM加工によって形成された穴を有する管状の細長い超
    硬質材料体において、前記穴が前記管状の細長い超硬質材料体の長軸と略平行で
    あり、前記穴の径に対する前記穴の長さの比が約20〜約400の範囲内にある
    、管状の細長い超硬質材料体。
  42. 【請求項42】 前記穴の径が約0.005〜約0.190インチ(0.1
    3〜4.8mm)の範囲内にある、請求項41に記載の管状の細長い超硬質材料
    体。
  43. 【請求項43】 前記穴の長さが少なくとも約0.15インチ(4mm)で
    ある、請求項41に記載の管状の細長い超硬質材料体。
  44. 【請求項44】 約0.2インチ(5mm)以下の直径と、約0.2インチ
    (5mm)以上の長さと、EDM加工によって形成された直線状流路とを有する
    超硬質材料シリンダにおいて、前記超硬質材料シリンダの長さの前記直線状流路
    の径に対する比が少なくとも3対1である、超硬質材料シリンダ。
  45. 【請求項45】 前記超硬質材料シリンダの長さの前記直線状流路の径に対
    する比が少なくとも6対1である、請求項44に記載の超硬質材料シリンダ。
  46. 【請求項46】 前記超硬質材料シリンダの長さの前記直線状流路の径に対
    する比が少なくとも10対1である、請求項44に記載の超硬質材料シリンダ。
  47. 【請求項47】 超硬質材料及び炭化タングステンから成る複合体を更に有
    する、請求項44に記載の超硬質材料シリンダ。
  48. 【請求項48】 約0.2インチ(5mm)以下の直径と、約0.2インチ
    (5mm)以上の長さと、EDM加工によって形成された円錐状流路とを有する
    、超硬質材料シリンダ。
  49. 【請求項49】 超硬質材料及び炭化タングステンから成る複合体を更に有
    する、請求項48に記載の超硬質材料シリンダ。
  50. 【請求項50】 EDM加工によって超硬質材料内に形成され且つ該超硬質
    材料でライニングされた縦穴を有する研摩材噴射水混合管を有する、研摩材噴射
    水システム。
  51. 【請求項51】 立方晶窒化ホウ素、ダイヤモンド、及びこれらの組み合わ
    せからなる群から選択される研摩材粒子の使用を更に含む、請求項50に記載の
    研摩材噴射水システム。
  52. 【請求項52】 ガーネットの硬さよりも高い硬さを有する研摩材粒子の使
    用を更に含む、請求項50に記載の研摩材噴射水システム。
  53. 【請求項53】 ブースターポンプを更に含む、請求項50に記載の研摩材
    噴射水システム。
  54. 【請求項54】 フィルタを更に含む、請求項50に記載の研摩材噴射水シ
    ステム。
  55. 【請求項55】 増圧ポンプを更に含む、請求項50に記載の研摩材噴射水
    システム。
  56. 【請求項56】 高圧配管を更に含む、請求項50に記載の研摩材噴射水シ
    ステム。
  57. 【請求項57】 AWJ加工ヘッドを更に含む、請求項50に記載の研摩材
    噴射水システム。
  58. 【請求項58】 コンピュータを更に含む、請求項50に記載の研摩材噴射
    水システム。
  59. 【請求項59】 AWJ加工ヘッド移動機構を更に含む、請求項50に記載
    の研摩材噴射水システム。
  60. 【請求項60】 収集タンクを更に含む、請求項50に記載の研摩材噴射水
    システム。
  61. 【請求項61】 前記超硬質材料が多結晶ダイヤモンドを含む、請求項50
    に記載の研摩材噴射水システム。
  62. 【請求項62】 EDM加工によって少なくとも1つの耐摩耗性材料部品に
    形成された流路を含む研摩材噴射水混合管を有し、前記流路が超硬質材料から成
    るライニングを有する、研摩材噴射水システム。
  63. 【請求項63】 研摩材噴射水混合管を有する研摩材噴射水システムにおい
    て、前記研摩材噴射水混合管が、 a)複数の構成要素と、 b)前記構成要素を接続する少なくとも1つの接続部と、 を有し、 前記構成要素のそれぞれがEDM加工によって少なくとも1つの耐摩耗性材料
    部品に形成された流路を有し、前記構成要素のうち少なくとも1つの構成要素の
    前記流路が超硬質材料から成るライニングを有し、前記構成要素のそれぞれの前
    記流路が前記構成要素の他のそれぞれの流路と流体連通する、 研摩材噴射水システム。
  64. 【請求項64】 a)少なくとも1つの超硬質材料体を用意する工程と、 b)前記少なくとも1つの超硬質材料体を貫通する縦穴をEDM加工する工程
    と、 を有する、研摩材噴射水混合管の製造方法。
  65. 【請求項65】 前記少なくとも1つの超硬質材料体が第1の端部を有し、
    前記少なくとも1つの超硬質材料体の前記第1の端部に先細の導入路をEDM加
    工する工程を更に有する、請求項64に記載の方法。
  66. 【請求項66】 前記先細の導入路の表面に硬質コーティングを蒸着する工
    程を更に有する、請求項65に記載の方法。
  67. 【請求項67】 前記硬質コーティングを、ダイヤモンド、窒化チタン、炭
    化チタン、炭窒化チタン、窒化チタンアルミニウム、酸化アルミニウム、及びこ
    れらの組み合わせからなる群から選択する工程を更に有する、請求項66に記載
    の方法。
  68. 【請求項68】 前記少なくとも1つの超硬質材料体が研摩材噴射水加工ヘ
    ッドに嵌合するよう構成するために、前記少なくとも1つの超硬質材料体を加工
    する工程を更に有する、請求項64に記載の方法。
  69. 【請求項69】 前記超硬質材料が多結晶ダイヤモンドを含む、請求項64
    に記載の方法。
  70. 【請求項70】 a)少なくとも1つの超硬質材料体を用意する工程と、 b)前記少なくとも1つの超硬質材料体を耐久性材料で囲み、超硬質材料コア
    を有する研摩材噴射水混合管ブランクを形成する工程と、 c)前記研摩材噴射水混合管ブランクの前記超硬質材料コアを貫通する縦穴を
    EDM加工する工程と、 を有する、研摩材噴射水混合管の製造方法。
  71. 【請求項71】 前記研摩材噴射水混合管ブランクが第1の端部を有し、前
    記研摩材噴射水混合管ブランクの前記第1の端部に先細の導入路をEDM加工す
    る工程を更に有する、請求項70に記載の方法。
  72. 【請求項72】 前記先細の導入路の表面に硬質コーティングを蒸着する工
    程を更に有する、請求項71に記載の方法。
  73. 【請求項73】 前記硬質コーティングを、ダイヤモンド、窒化チタン、炭
    化チタン、炭窒化チタン、窒化チタンアルミニウム、酸化アルミニウム、及びこ
    れらの組み合わせからなる群から選択する工程を更に有する、請求項72に記載
    の方法。
  74. 【請求項74】 前記研摩材噴射水混合管ブランクが研摩材噴射水加工ヘッ
    ドに嵌合するよう構成するために、前記研摩材噴射水混合管ブランクを加工する
    工程を更に有する、請求項70に記載の方法。
  75. 【請求項75】 前記少なくとも1つの超硬質材料体が複数の個別の超硬質
    材料体からなり、該個別の超硬質材料体のそれぞれが、第1及び第2端面間の距
    離が前記個別の超硬質材料体の長さを有する第1及び第2端面を有し、前記複数
    の個別の超硬質材料体が共に前記研摩材噴射水混合管ブランクの超硬質材料コア
    を形成するように、前記個別の超硬質材料体の前記第1及び第2端面の少なくと
    も一方を別の前記個別の超硬質材料体の前記第1及び第2端面の一方と当接させ
    る工程を更に有する、請求項70に記載の方法。
  76. 【請求項76】 前記少なくとも1つの超硬質材料体を耐久性材料で囲み、
    超硬質材料コアを有する研摩材噴射水混合管ブランクを形成する工程が、前記少
    なくとも1つの超硬質材料体を前記耐久性材料に結合する工程を含む、請求項7
    0に記載の方法。
  77. 【請求項77】 前記少なくとも1つの超硬質材料体を前記耐久性材料に結
    合する工程が、ろう付け合金及び接着剤からなる群のうち少なくとも1つを用い
    て前記少なくとも1つの超硬質材料体を前記耐久性材料に結合することを含む、
    請求項70に記載の方法。
  78. 【請求項78】 前記耐久性材料が鋼鉄から成る、請求項70に記載の方法
  79. 【請求項79】 前記耐久性材料が浸炭炭化タングステンから成る、請求項
    70に記載の方法。
  80. 【請求項80】 前記少なくとも1つの超硬質材料体を耐久性材料で囲み、
    超硬質材料コアを有する研摩材噴射水混合管ブランクを形成する工程が、少なく
    とも1つの耐久性材料体を設ける工程を含む、請求項70に記載の方法。
  81. 【請求項81】 前記少なくとも1つの耐久性材料体を設ける工程が、前記
    少なくとも1つの超硬質材料体を受容するための空洞を有する少なくとも1つの
    耐久性材料体を設けることを含む、請求項80に記載の方法。
  82. 【請求項82】 前記縦穴が少なくとも約0.005インチ(0.13mm
    )の厚さの超硬質材料のライニングを有する、請求項70に記載の方法。
  83. 【請求項83】 前記超硬質材料が多結晶ダイヤモンドを含む、請求項70
    に記載の方法。
  84. 【請求項84】 a)浸炭炭化タングステン基体に結合された超硬質材料層
    を有する少なくとも1つの複合体を用意する工程と、 b)少なくとも1つの耐久性材料体を用意する工程と、 c)前記少なくとも1つの複合体を前記少なくとも1つの耐久性材料体に結合
    して超硬質材料コアを有する研摩材噴射水混合管ブランクを形成する工程と、 d)前記研摩材噴射水混合管ブランクの前記超硬質材料コアを貫通する縦穴を
    EDM加工する工程と、 を有する、研摩材噴射水混合管の製造方法。
  85. 【請求項85】 前記研摩材噴射水混合管ブランクが第1の端部を有し、前
    記研摩材噴射水混合管ブランクの前記第1の端部に先細の導入路をEDM加工す
    る工程を更に有する、請求項84に記載の方法。
  86. 【請求項86】 前記先細の導入路の表面に硬質コーティングを蒸着する工
    程を更に有する、請求項85に記載の方法。
  87. 【請求項87】 前記硬質コーティングを、ダイヤモンド、窒化チタン、炭
    化チタン、炭窒化チタン、窒化チタンアルミニウム、酸化アルミニウム、及びこ
    れらの組み合わせからなる群から選択する工程を更に有する、請求項86に記載
    の方法。
  88. 【請求項88】 前記研摩材噴射水混合管ブランクが研摩材噴射水加工ヘッ
    ドに嵌合するよう構成するために、前記研摩材噴射水混合管ブランクを加工する
    工程を更に有する、請求項84に記載の方法。
  89. 【請求項89】 前記少なくとも1つの超硬質材料体が複数の個別の超硬質
    材料体からなり、該個別の超硬質材料体のそれぞれが、第1及び第2端面間の距
    離が前記個別の超硬質材料体の長さを有する第1及び第2端面を有し、前記複数
    の個別の超硬質材料体が共に前記研摩材噴射水混合管ブランクの超硬質材料コア
    を形成するように、前記個別の超硬質材料体の前記第1及び第2端面の少なくと
    も一方を別の前記個別の超硬質材料体の前記第1及び第2端面の一方と当接させ
    る工程を更に有する、請求項84に記載の方法。
  90. 【請求項90】 前記少なくとも1つの耐久性材料が鋼鉄から成る、請求項
    84に記載の方法。
  91. 【請求項91】 前記少なくとも1つの耐久性材料が浸炭炭化タングステン
    から成る、請求項84に記載の方法。
  92. 【請求項92】 前記縦穴が少なくとも約0.005インチ(0.13mm
    )の厚さの超硬質材料のライニングを有する、請求項84に記載の方法。
  93. 【請求項93】 前記少なくとも1つの複合体を前記少なくとも1つの耐久
    性材料体に結合して超硬質材料コアを有する研摩材噴射水混合管ブランクを形成
    する工程が、ろう付け合金及び接着剤からなる群のうち少なくとも1つを用いて
    前記少なくとも1つの超硬質材料体を前記耐久性材料に結合させることを含む、
    請求項84に記載の方法。
  94. 【請求項94】 前記少なくとも1つの耐久性材料体を用意する工程が、前
    記少なくとも1つの超硬質材料体を受容するための空洞を有する少なくとも1つ
    の耐久性材料体を用意することを含む、請求項84に記載の方法。
  95. 【請求項95】 前記少なくとも1つの複合体を用意する工程が、浸炭炭化
    タングステン基体の溝内に形成された超硬質材料を含む複合体を設けることを含
    む、請求項84に記載の方法。
  96. 【請求項96】 前記超硬質材料が多結晶ダイヤモンドを含む、請求項84
    に記載の方法。
  97. 【請求項97】 a)超硬質材料層でライニングされた縦穴を有する研摩材
    噴射水本体部品を用意する工程と、 b)先細の導入路上に形成された超硬質材料を含む導入路部品を前記研摩材噴
    射水本体部品に結合する工程と、 を有する、研摩材噴射水混合管の製造方法。
  98. 【請求項98】 前記導入路部品が前記先細の導入路の頂点から延びる穴部
    を含む、請求項97に記載の方法。
  99. 【請求項99】 前記先細の導入路上に形成された前記超硬質材料が少なく
    とも約0.005インチ(0.13mm)の厚さを有する、請求項97に記載の
    方法。
  100. 【請求項100】 前記研摩材噴射水本体部品の縦穴をライニングする前記
    超硬質材料が少なくとも0.005インチ(0.13mm)の厚さを有する、請
    求項97に記載の方法。
  101. 【請求項101】 前記導入路部品を前記研摩材噴射水本体部品に結合する
    工程が、ろう付け合金及び接着剤からなる群のうち少なくとも1つを用いて前記
    導入路部品を前記研摩材噴射水本体部品に結合することを含む、請求項97に記
    載の方法。
  102. 【請求項102】 前記超硬質材料が多結晶ダイヤモンドを含む、請求項9
    7に記載の方法。
  103. 【請求項103】 a)超硬質材料を含む耐摩耗性材料部品を用意する工程
    と、 b)流路の少なくとも一部が超硬質材料から成るライニングを有するように、
    前記耐摩耗性材料部品に流路をEDM加工する工程と、 を有する、研摩材噴射水混合管の製造方法。
  104. 【請求項104】 前記耐摩耗性材料部品を用意する工程が複数の耐摩耗性
    材料部品を用意することを含み、前記流路をEDM加工する工程を行う前に、前
    記複数の耐摩耗性材料部品を組み立ててアセンブリとする工程を更に含み、前記
    流路をEDM加工する工程が前記アセンブリを貫通する前記流路をEDM加工す
    る、請求項103に記載の方法。
  105. 【請求項105】 前記流路をEDM加工する工程が先細の導入路を形成す
    ることを含む、請求項103に記載の方法。
  106. 【請求項106】 前記先細の通路が複数の超硬質材料部品内に形成される
    、請求項105に記載の方法。
  107. 【請求項107】 前記耐摩耗性材料部品を用意する工程が浸炭炭化タング
    ステンに結合された超硬質材料からなる複合体を用意することを含み、前記先細
    の導入路が外部リムを有し、前記炭化タングステンに先細の導入路のリムを形成
    する工程を更に有する請求項103に記載の方法。
  108. 【請求項108】 a)超硬質材料を含む耐摩耗性材料部品を用意する工程
    と、 b)前記耐摩耗性材料部品をジャケットに挿入する工程と、 c)流路の少なくとも一部が超硬質材料から成るライニングを有するように、
    前記耐摩耗性材料部品に流路をEDM加工する工程と、 を有する、研摩材噴射水混合管の製造方法。
  109. 【請求項109】 前記耐摩耗性材料部品を用意する工程が複数の耐摩耗性
    材料部品を用意することを含み、前記流路をEDM加工する工程を行う前に、前
    記複数の耐摩耗性材料部品を組み立ててアセンブリとする工程を更に含み、前記
    流路をEDM加工する工程が前記アセンブリを貫通する前記流路をEDM加工す
    る、請求項108に記載の方法。
  110. 【請求項110】 前記耐摩耗性材料部品と前記ジャケットとの間に間隔保
    持材料を挿入する工程を更に含む、請求項108に記載の方法。
  111. 【請求項111】 センタリング結合部を用いて前記耐摩耗性材料部品を前
    記ジャケット内で横方向にセンタリングする工程を更に含む、請求項108に記
    載の方法。
  112. 【請求項112】 前記流路をEDM加工する工程が先細の導入路を形成す
    ることを含む、請求項108に記載の方法。
  113. 【請求項113】 前記先細の流路が複数の超硬質材料部品内に形成される
    、請求項108に記載の方法。
  114. 【請求項114】 前記耐摩耗性材料部品を用意する工程が浸炭炭化タング
    ステンに結合された超硬質材料からなる複合体を用意することを含み、前記先細
    の導入路が外部リムを有し、前記炭化タングステンに先細の導入路のリムを形成
    する工程を更に有する請求項108に記載の方法。
  115. 【請求項115】 a)それぞれがEDM加工によって形成された流路を有
    する複数の構成要素であって、前記構成要素のうち少なくとも1つの構成要素の
    前記流路が超硬質材料から成るライニングを有する、前記複数の構成要素を用意
    する工程と、 b)前記構成要素のそれぞれの前記流路が前記構成要素の他のそれぞれの流路
    と連通するように前記構成要素を一体に接続する工程と、 を有する、研摩材噴射水混合管の製造方法。
  116. 【請求項116】 前記接続する工程が前記構成要素のうち少なくとも1つ
    を前記構成要素のうち他の少なくとも1つに着脱可能に接続することを含む、請
    求項115に記載の方法。
  117. 【請求項117】 前記着脱可能に接続する工程が、前記構成要素のうち少
    なくとも1つを前記構成要素のうち他の少なくとも1つにねじ込み式に接続する
    ことを含む、請求項116に記載の方法。
  118. 【請求項118】 前記構成要素の1つが前記研摩材噴射水混合管の出口端
    部を有し、該出口端部を有する前記構成要素の流路が超硬質材料から成るライニ
    ングを有する、請求項115に記載の方法。
  119. 【請求項119】 前記複数の構成要素を用意する工程が、 a)耐摩耗性材料部品を用意するサブ工程と、 b)前記耐摩耗性材料部品をジャケットに挿入するサブ工程と、 c)前記耐摩耗性材料部品に流路をEDM加工するサブ工程と、 によって作られるジャケットを有する1つの構成要素を用意する工程を含む、請
    求項115に記載の方法。
  120. 【請求項120】 前記ジャケットを有する構成要素を用意する工程が、前
    記耐摩耗性材料部品と前記ジャケットとの間に間隔保持材料を挿入するサブ工程
    を更に含む、請求項119に記載の方法。
  121. 【請求項121】 前記複数の構成要素を用意する工程が、先細の導入路を
    有する1つの構成要素を用意する工程を含む、請求項115に記載の方法。
  122. 【請求項122】 前記先細の導入路が複数の超硬質材料部品内に形成され
    る、請求項121に記載の方法。
  123. 【請求項123】 前記先細の導入路が外部リムを有し、前記先細の導入路
    を有する1つの構成要素を用意する工程が、 a)浸炭炭化タングステンに結合された超硬質材料からなる複合体を用意する
    サブ工程と、 b)前記炭化タングステンに先細の導入路のリムを形成するサブ工程と、 を有する、請求項121に記載の方法。
  124. 【請求項124】 a)細長い超硬質材料体を用意する工程と、 b)前記細長い超硬質材料体に該超硬質材料体の長軸と略平行な少なくとも1
    つの穴をEDM加工する工程と、 を有する、管状の細長い超硬質材料体の製造方法。
  125. 【請求項125】 前記穴の長さが少なくとも約0.24インチ(6mm)
    である、請求項124に記載の方法。
  126. 【請求項126】 前記穴の径に対する前記穴の長さの比が約20〜約40
    0の範囲内にある、請求項124に記載の方法。
  127. 【請求項127】 前記穴の径が約0.005〜約0.190インチ(0.
    13〜4.8mm)の範囲内にある、請求項124に記載の方法。
  128. 【請求項128】 前記穴の径が約0.1〜約0.65インチ(2.5〜1
    7mm)の範囲内にある、請求項127に記載の方法。
  129. 【請求項129】 a)EDM加工によって超硬質材料内に形成され且つ該
    超硬質材料でライニングされた縦穴を有する研摩材噴射水混合管を用意する工程
    と、 b)研摩材粒子を用意する工程と、 c)前記研摩材噴射水混合管から前記研摩材粒子を放出させる工程と、 d)放出された前記研摩材粒子で被加工物を加工する工程と、 を有する、研摩材噴射水システムを用いる方法。
  130. 【請求項130】 立方晶窒化ホウ素、ダイヤモンド、及びこれらの組み合
    わせからなる群から前記研摩材粒子を選択する工程を更に有する、請求項129
    に記載の方法。
  131. 【請求項131】 前記被加工物がモーススケールで約9以上の硬さを有す
    る材料で構成される、請求項129に記載の方法。
  132. 【請求項132】 前記被加工物がダイヤモンド及び立方晶窒化ホウ素から
    なる群から選択される材料で構成される、請求項129に記載の方法。
  133. 【請求項133】 前記超硬質材料が多結晶ダイヤモンドを含む、請求項1
    29に記載の方法。
  134. 【請求項134】 a)EDM加工によって少なくとも1つの耐摩耗性材料
    部品に形成され且つ少なくとも一部に超硬質材料から成るライニングを有する流
    路を含む研摩材噴射水混合管を用意する工程と、 b)研摩材粒子を用意する工程と、 c)前記研摩材噴射水混合管から前記研摩材粒子を放出させる工程と、 d)放出された前記研摩材粒子で被加工物を加工する工程と、 を有する、研摩材噴射水システムを用いる方法。
  135. 【請求項135】 前記被加工物がモーススケールで約9以上の硬さを有す
    る材料で構成される、請求項134に記載の方法。
  136. 【請求項136】 前記被加工物がダイヤモンド及び立方晶窒化ホウ素から
    なる群から選択される材料で構成される、請求項134に記載の方法。
  137. 【請求項137】 前記超硬質材料が多結晶ダイヤモンドを含む、請求項1
    34に記載の方法。
  138. 【請求項138】 a)研摩材噴射水混合管を用意する工程と、 b)研摩材粒子を用意する工程と、 c)前記研摩材噴射水混合管から前記研摩材粒子を放出させる工程と、 d)放出された前記研摩材粒子で被加工物を加工する工程と、 を有する、研摩材噴射水システムを用いる方法において、 前記研摩材噴射水混合管が複数の構成要素と前記構成要素を一体に接続する少
    なくとも1つの接続部とから成り、前記構成要素のそれぞれがEDM加工によっ
    て少なくとも1つの耐摩耗性材料部品に形成された流路を有し、前記構成要素の
    うち少なくとも1つの構成要素の前記流路が超硬質材料から成るライニングを有
    し、前記構成要素のそれぞれの前記流路が前記構成要素の他のそれぞれの流路と
    流体連通する、研摩材噴射水システムを用いる方法。
  139. 【請求項139】 前記被加工物がモーススケールで約9以上の硬さを有す
    る材料で構成される、請求項138に記載の方法。
  140. 【請求項140】 前記被加工物がダイヤモンド及び立方晶窒化ホウ素から
    なる群から選択される材料で構成される、請求項138に記載の方法。
  141. 【請求項141】 前記超硬質材料が多結晶ダイヤモンドを含む、請求項1
    38に記載の方法。
  142. 【請求項142】 前記少なくとも1つの接続部が着脱可能な接続部を含む
    、請求項138に記載の方法。
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