JPH05277947A - ノズル - Google Patents

ノズル

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JPH05277947A
JPH05277947A JP10543392A JP10543392A JPH05277947A JP H05277947 A JPH05277947 A JP H05277947A JP 10543392 A JP10543392 A JP 10543392A JP 10543392 A JP10543392 A JP 10543392A JP H05277947 A JPH05277947 A JP H05277947A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
nozzle
layer
synthetic resin
ceramics
inlet side
Prior art date
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Pending
Application number
JP10543392A
Other languages
English (en)
Inventor
Yukihito Ichikawa
結輝人 市川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NGK Insulators Ltd
Original Assignee
NGK Insulators Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by NGK Insulators Ltd filed Critical NGK Insulators Ltd
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Publication of JPH05277947A publication Critical patent/JPH05277947A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ブラスト装置等に装備されるセラミックス製
のノズルにおいて、入口側の偏摩耗を防止してノズルの
寿命を改善する。 【構成】 ノズル1をセラミックス層2と合成樹脂層3
とから内外2層に構成する。セラミックス層2の内周に
入口側が大径で出口側が小径の流体通路4を設ける。セ
ラミックス層2を流体通路4の全長にわたり均一な肉厚
で筒状に成形する。合成樹脂層3をセラミックス層2に
外嵌可能な筒形に成形し、接着剤でセラミックス層2の
外周面に固着する。合成樹脂層3の外周に円錐テーパ面
5を設け、これによってノズル1をブラストガン等に取
付ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、ブラスト装置等に装
備されるノズル、特に、流体通路をセラミックス材料で
形成してなるノズルに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のブラスト装置用ノズルとして、例
えば、図2に示すように、ノズル11の全体をアルミナ
(Al23 )またはジルコニア(ZrO2 )等のセラ
ミックス材料で一層の筒状に成形したものが知られてい
る。ノズル11の内周には入口側が大径で出口側が小径
の流体通路12が形成されるとともに、外周にはブラス
トガンに取付けるための円錐テーパ面13が設けられて
いる。そして、ノズル11の肉厚は入口側が厚く、出口
側が薄くなっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来のブラ
スト装置用ノズルによると、ノズル11の入口側が厚肉
に形成されているので、この部分に成形時の圧力が伝わ
りにくく、圧縮率の相違によって成形密度が不均一にな
り、その結果、ノズル11の入口側に粗大欠陥が内在し
やすかった。このため、ノズル11が入口側において異
常摩耗し、流体通路12の入口孔12aが、例えば図3
に示すように、不規則な形状で偏摩耗し、流体通路12
内の流体の流れに乱れが生じ、ブラスト材が出口孔12
bから広い角度で噴射されて加工物の対象部位に一様に
当てることが困難となり、ノズル11を早期に交換しな
ければならなくなるという問題点があった。
【0004】そこで、この発明の課題は、入口側の偏摩
耗を防止して、寿命を改善できるノズルを提供すること
にある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、この発明のノズルは、入口側が大径で出口側が小
径の流体通路の全長にわたり均一な肉厚で成形されたセ
ラミックス層と、このセラミックス層の外側に設けられ
た合成樹脂層とから内外2層に構成される。
【0006】
【作用】上記構成によれば、セラミックス層が各部均一
な肉厚で成形されるので、成形時にセラミックス層の入
口側に粗大欠陥が発生するおそれがなく均質なセラミッ
クス体が得られ、これにより、異常磨耗の原因が除去さ
れて、セラミックス層の入口側が一様に摩耗するように
なり、ノズルの寿命を大幅に改善することができる。ま
た、セラミックス層の外側に合成樹脂層が設けられるの
で、セラミックス層が各部均一な肉厚で成形されている
にも係わらず、合成樹脂層によりセラミックス層の強度
を補完でき、しかも、合成樹脂層の外周を利用してノズ
ルをブラストガン等に支障なく取付けることができる。
さらにセラミックスの肉厚を均一化することで従来より
も重量が軽くなり、セラミックス原料コストの面からも
低コストが可能となった。
【0007】
【実施例】以下、この発明を具体化した一実施例を図面
に基づいて説明する。図1に示すように、この実施例の
ノズル1はセラミックス層2と合成樹脂層3とから内外
2層に構成されている。セラミックス層2はアルミナま
たはジルコニア等のセラミックス材料で筒状に成形さ
れ、その内周には入口側が大径で出口側が小径の流体通
路4が設けられている。そして、セラミックス層2は流
体通路4の全長にわたり均一な肉厚(例えば、4mm)
を備えている。なお、セラミックス層2の成形法として
ドライバックによる乾式粉末成形法を採用すれば、金型
で賦形するので後加工が不要になる。
【0008】合成樹脂層3はポリウレタンまたは塩化ビ
ニル等でセラミックス層2に外嵌可能な筒形に成形さ
れ、エポキシ系接着剤等(図示略)を使用してセラミッ
クス層2の外周面に固着されている。合成樹脂層3の外
周には円錐テーパ面5が設けられ、これによってノズル
1をブラストガン等に取付け得るようになっている。
【0009】上記のように構成したノズル1によれば、
セラミックス層2が各部均一な肉厚で成形されているの
で、従来とは異なり、成形時の圧力がセラミックス層2
の各部に均一に伝わり、その入口側に粗大欠陥が発生す
るおそれがなくなる。これにより、異常磨耗の原因が除
去されて、セラミックス層2の入口側がほぼ円形形状で
一様に摩耗するようになり、ノズル1の寿命を大幅に改
善することができる。また、セラミックス層2の外側に
合成樹脂層3が設けられるので、セラミックス層2が各
部均一な肉厚で成形されているにも係わらず、合成樹脂
層3によりセラミックス層2の強度を補完でき、しか
も、合成樹脂層3の外周を利用してノズル1をブラスト
ガン等に支障なく取付けることができる。
【0010】ここで、上記作用効果を試験結果に基づい
て確認する。乾式吸引式ブラスト装置に従来品及び本発
明品のノズルを取付け、各ノズルから6kg/cm2のエア圧
のもとで#180のアルミナブラスト材を5時間噴射し
て、ノズルの耐摩耗試験を3回行った。アルミナ材料で
一層に成形された従来ノズルの場合、ノズル入口側内径
の摩耗量(図3のRmax −Rmin )は1.5〜2.5mm
であった。アルミナ・ジルコニア材料で一層に成形され
た従来ノズルの場合は、入口側内径の摩耗量が1.0〜
1.5mmであった。これに対し、アルミナ・ジルコニア
材料製セラミックス層及び合成樹脂層の2層構造からな
る本発明ノズルの場合は、入口側内径の摩耗量が0.5
mm以下であった。
【0011】なお、この発明は上記実施例に限定される
ものではなく、例えば、セラミックス層及び合成樹脂層
の形状を適宜に変更したり、ブラスト装置用以外の各種
の流体ノズルに適用したりするなど、本発明の趣旨を逸
脱しない範囲で各部の形状並びに構成を任意に変更して
具体化することも可能である。
【0012】
【発明の効果】以上に詳述したように、この発明によれ
ば、ノズルを各部均一な肉厚のセラミックス層と合成樹
脂層とから内外2層に構成したので、入口側の偏摩耗を
防止して、ノズルの寿命を改善できるという優れた効果
を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すノズルの断面図であ
る。
【図2】従来のノズルの断面図である。
【図3】従来のノズルの問題点を指摘する説明図であ
る。
【符号の説明】
1・・ノズル、2・・セラミックス層、3・・合成樹脂
層、4・・流体通路、5・・円錐テーパ面。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入口側が大径で出口側が小径の流体通路
    の全長にわたり均一な肉厚で成形されたセラミックス層
    と、前記セラミックス層の外側に設けられた合成樹脂層
    とから内外2層に構成したことを特徴とするノズル。
JP10543392A 1992-03-30 1992-03-30 ノズル Pending JPH05277947A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6425805B1 (en) 1999-05-21 2002-07-30 Kennametal Pc Inc. Superhard material article of manufacture
JP2009101425A (ja) * 2007-10-19 2009-05-14 Kamei Tekkosho:Kk 砥粒噴射研磨装置のノズル

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