JP2003348759A - 電力供給装置及び電力供給方法 - Google Patents

電力供給装置及び電力供給方法

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JP2003348759A JP2002151296A JP2002151296A JP2003348759A JP 2003348759 A JP2003348759 A JP 2003348759A JP 2002151296 A JP2002151296 A JP 2002151296A JP 2002151296 A JP2002151296 A JP 2002151296A JP 2003348759 A JP2003348759 A JP 2003348759A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】電気装置に電力を供給しない時に供給端子を外
部から保護することができる電力供給装置及び電力供給
方法を提供することを目的とする。 【解決手段】筐体26との間に設けられる弾性部材27
の行う動作の方向と略同一の方向に摺動する摺動部材2
5と、摺動部材25に一端が接触して摺動部材25によ
り可動に保持されるとともに、他の一端が筐体16に固
定部分を軸として回動可能に固定され、充電装置端子2
2を囲んで保護する端子保護部材23とを備え、携帯電
話11を筐体26に装着したり筐体26から離脱させた
りする際、摺動部材25を摺動させて端子保護部材23
が摺動部材25に接触した状態で摺動部材25上を摺動
して固定部分を軸として回動し、充電装置端子22を端
子保護部材23に露出させたり端子保護部材23に埋入
させたりする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電力供給装置及び
電力供給方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、携帯電話は携帯電話用の電池パッ
クから電力を供給されて駆動するが、携帯電話用の電池
パックは、例えば卓上ホルダのような携帯電話用の卓上
充電装置により充電されて電力を蓄積し、携帯電話本体
に電力を供給する。携帯電話用の卓上充電装置は、携帯
電話側の電池端子部と卓上充電装置側の卓上ホルダ端子
部が接触することで通電し、電池パックに電力を供給し
て充電する。
【0003】携帯電話に装着する電池パックの卓上ホル
ダとして、例えば特開2001−045132号公報に
記載される携帯電話機用卓上ホルダなどが知られてい
る。特開2001−045132号公報における卓上ホ
ルダでは、携帯電話の充電端子の表面と卓上ホルダの充
電端子の表面に導電性物質を持たせ、携帯電話の充電端
子と卓上ホルダの充電端子とを電気的導通させて充電さ
せる。しかし、特開2001−045132号公報にお
ける卓上ホルダの充電端子は外部に露出した状態である
ため、卓上ホルダの充電端子に金属などが接触した際に
発熱や充電端子のショートが引き起こす危険性がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来の電
気装置に電力を供給する電力供給装置では、電気装置に
電力を供給しない時に電気装置に電力を供給する供給端
子が露出するために、供給端子が外部から保護されてい
ないという問題点があった。
【0005】本発明は、このような問題点を解決するた
めになされたもので、電気装置に電力を供給しない時に
供給端子を外部から保護することができる電力供給装置
及び電力供給方法を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明にかかる電力供給
装置は、電気装置に電力を供給する供給端子を有し、該
供給端子を前記電気装置に圧接して電力を供給する電力
供給装置であって、筐体と、該筐体との間に弾性部材が
設けられ、該弾性部材の行う動作の方向と略同一の方向
に摺動する摺動部材と、該摺動部材に一端が接触して前
記摺動部材により可動に保持されるとともに、他の一端
が前記筐体に固定部分を軸として回動可能に固定され、
前記供給端子を囲んで保護する保護部材とを備え、前記
電気装置を前記筐体に装着した場合には、前記摺動部材
が前記電気装置の前記筐体への装着により押されて摺動
し、該摺動により前記保護部材が前記摺動部材に接触し
た状態で前記固定部分を軸として回動し、該回動により
前記供給端子が前記保護部材から露出し、前記電気装置
を前記筐体から離脱させた場合には、前記摺動部材が前
記電気装置の前記筐体への装着により生じた前記弾性部
材の復元力により押されて摺動し、該摺動により前記保
護部材が前記摺動部材に接触した状態で前記固定部分を
軸として回動し、該回動により前記供給端子が前記保護
部材に埋入するものである。このような構成により、電
気装置に電力を供給しない時に供給端子を保護手段によ
り外部から保護することができる。
【0007】さらに、本発明にかかる電力供給装置は、
前記摺動部材は、前記保護部材から離れた位置で突出す
る第一突出部と、前記保護部材に近い位置で突出する第
二突出部とを備え、前記摺動部材は、前記電気装置の前
記筐体への装着により前記第一突出部を押されて摺動
し、該摺動により前記保護部材は、前記第二突出部の表
面に沿って摺動するものである。これにより、保護部材
を摺動部材上で摺動させることができる。
【0008】さらにまた、本発明にかかる電力供給装置
は、前記電気装置の底部に凹部が形成され、該凹部に嵌
合する嵌合部材が前記筐体に形成され、前記嵌合部材
は、前記第一突出部上に前記第一突出部よりも突出して
配設され、前記電気装置を前記筐体に装着した場合に
は、前記電気装置は、前記嵌合部に前記凹部を嵌合させ
て前記摺動部材を押すとともに、前記摺動部材を押した
状態を維持するものである。これにより、電気装置を当
該電力供給装置に安定した状態で装着させることができ
る。
【0009】本発明にかかる電力供給方法は、電気装置
に電力を供給する供給端子を前記電気装置に圧接させて
電力を供給させる電力供給方法であって、前記電気装置
を筐体に装着させる装着ステップと、前記筐体に固定さ
れる固定部分を軸として回動自在に固定され、前記供給
端子を囲んで保護する保護部材から前記供給端子を露出
させる露出ステップと、前記電気装置を前記筐体から離
脱させる離脱ステップと、前記保護部材に前記供給端子
を埋入させる埋入ステップとを備え、前記装着ステップ
では、前記電気装置の前記筐体への装着により、前記筐
体との間に設けられる弾性部材の行う動作の方向と略同
一の方向に摺動する摺動部材が押されて摺動し、前記露
出ステップでは、前記摺動部材の摺動により前記保護部
材が、前記摺動部材に接触した状態で前記摺動部材上を
摺動して前記固定部分を軸として回動し、該回動により
前記供給端子が前記保護部材から露出し、前記離脱ステ
ップでは、前記摺動部材が、前記電気装置の前記筐体へ
の装着により押されて前記弾性部材の復元力により押さ
れて摺動し、前記埋入ステップでは、前記摺動部材の摺
動により前記保護部材が、前記摺動部材に接触した状態
で前記摺動部材上を摺動して前記固定部分を軸として回
動し、該回動により前記供給端子が前記保護部材に埋入
するものである。このような方法により、電気装置に電
力を供給しない時に供給端子を保護手段により外部から
保護することができる。
【0010】さらに、本発明にかかる電力供給方法は、
前記装着ステップでは、前記摺動部材が前記電気装置の
前記筐体への装着により前記保護部材から離れた位置で
突出する第一突出部を押されて摺動し、該摺動により前
記保護部材が前記保護部材に近い位置で突出する第二突
出部の表面に沿って摺動するものである。これにより、
保護部材を摺動部材上で摺動させることができる。
【0011】さらにまた、本発明にかかる電力供給方法
は、前記装着ステップでは、前記電気装置は、前記電気
装置の底部に形成される凹部と前記筐体に設けられると
ともに前記凹部に嵌合する嵌合部とが前記第一突出部よ
りも突出した状態で嵌合して前記摺動部材を押し、前記
摺動部材を押した状態を維持するものである。これによ
り、電気装置を当該電力供給装置に安定した状態で装着
させることができる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図を参照しながら説明する。
【0013】なお、本発明の実施の形態においては、電
気装置を携帯用装置である携帯電話とし、携帯電話の蓄
電池を充電する充電装置を用いて電力供給装置について
説明するが、例えば、携帯用のドライヤーや携帯用の髭
剃りなどの電気装置を充電する充電装置をはじめとし
て、携帯用端末のような情報端末を充電する充電装置に
も適用することができる。
【0014】まず、本実施形態における電力供給装置で
ある充電装置の一構成例について説明する。図1は携帯
電話の一形態例を示す概略正面図であり、図2は充電装
置の一形態例を示す概略斜視図である。図2(a)は、
携帯電話と充電装置とが離脱した状態を示す概略斜視図
であり、図2(b)は携帯電話が充電装置に装着された
状態を示す概略斜視図である。携帯電話11は、図1及
び図2においては折り畳むことができて携帯電話11を
開いて通話を行う折り畳み式携帯電話である。携帯電話
11は、一般的な携帯用電話であれば良く、折り畳むこ
とができず折り畳むことなく通話を行う略直線上のスト
レート式携帯電話であっても良い。図1に示すように、
携帯電話11は、充電装置21から電力を供給されて電
力を蓄積する充電電池12を有する。充電電池12は、
電力を蓄積することができる充電電池であれば良く、例
えば、ニッケル水素電池、ニカド電池、リチウムイオン
充電池のような一般的な充電電池である。図2に示すよ
うに、携帯電話11には、充電電池12に電力を供給す
る充電装置21の充電装置端子22と接触して電力を供
給される携帯電話端子13が形成される。携帯電話端子
13は、アルミニウムや銅などの導電性材料から構成さ
れる。携帯電話端子13は充電電池12の裏面側に設け
られ、図1(b)に示すように携帯電話11が充電装置
21に装着されたときに充電装置21の充電装置端子2
2に圧接されて充電装置端子22から電力を供給され
る。また、充電装置21から充電電池12に対して電力
を供給して充電する際、携帯電話端子13と充電装置端
子22とが接触すると充電装置端子22からは自動で電
力が供給されようにしても良いし、携帯電話端子13に
充電装置端子22を接触させた後に手動で電力が供給さ
れるようにしても良い。携帯電話11は、充電電池12
の充電が完了すると例えば発光部の色が変化して充電の
完了を伝達するようにしても良い。図1に示すように、
充電電池12の裏面側には、後述するように充電装置2
1に携帯電話11を固定するための嵌合部材24が嵌合
する凹部14が形成されており、携帯電話11を充電装
置21に装着した際には凹部14に嵌合部材24がはま
り、携帯電話11は充電装置21に固定されるとともに
電力を供給される状態を維持する。なお、図2(b)に
示すように、充電装置21に携帯電話11を装着する際
には携帯電話11を開いた状態で装着させても良いし、
後述の図3(b)に示すように折り畳んだ状態で充電装
置21に装着させても良い。また、携帯電話11の充電
電池12を充電する際の携帯電話11の充電装置21に
対する状態によって、充電電池12に裏面側に形成され
る充電装置端子22の設置箇所や凹部14の形成箇所を
決められる。
【0015】図2(a)に示すように、充電装置21
は、充電電池12の携帯電話端子13と接触して充電電
池12を充電する充電装置端子22と、充電装置端子2
2を覆って端子を保護する端子保護部材23とを有す
る。さらに、充電装置21は、後述するように端子保護
部材23を動作させ、充電電池12の裏面に形成される
凹部14に嵌合する嵌合部材24と、携帯電話11の装
着により筐体26の内部へと押し込まれたり筐体26と
の間に設けられる弾性部材27によって筐体26の表面
に押し出されたりして摺動する摺動部材25とを有す
る。充電装置端子22は、携帯電話端子13と同様に、
アルミニウムや銅などの導電性材料から構成される。充
電装置端子22は、筐体26に形成され、前述のように
充電電池12の携帯電話端子13に接触するように筐体
26の表面に突設されている。充電装置端子22の一端
が筐体26から突設するのに対して、他の一端は、電源
から電力を供給される電気プラグが形成される電気線に
接続され、電気プラグを電源に接続することにより、電
気線を通して充電装置端子22から充電電池12に電力
が供給される。図2(a)に示すように、端子保護部材
23は、充電装置端子22を覆って設けられるが、後述
するように端子保護部材23の回動により充電装置端子
22が露出したり埋入したりするような構造を有する。
端子保護部材23の構造は、例えば、図2(a)におい
ては充電装置端子22を露出・埋入させる開口部を端子
保護部材23に形成した構造である。また例えば、端子
保護部材23の構造は、充電装置端子22を埋入した状
態の時には閉じており、端子保護部材23を露出すると
きには開く開閉窓を端子保護部材23に形成した構造で
も良い。端子保護部材23は、一端を筐体26に固定さ
れており、筐体26に固定される部分を軸として回転動
作を行うことができるように固定されている。このよう
な端子保護部材23の回転動作により、端子保護部材2
3は充電装置端子22を露出・埋入させる。端子保護部
材23の他の一端は、後述するように摺動部材25の係
合部28の突出する部分に可動な状態で保持されてい
る。
【0016】図3は携帯電話の充電装置への装着を示す
AA′面における概略断面図である。図3(a)は携帯
電話を充電装置に装着していない状態を示す概略断面図
であり、図3(b)は携帯電話を充電装置に装着した状
態を示す概略断面図である。図2(a)及び図3に示す
ように、筐体26には嵌合部材24が形成されている。
嵌合部材24は、携帯電話11を充電装置21に装着し
たとき、充電電池12の裏面に形成される凹部14に嵌
合して携帯電話11を充電装置21に固定させる。携帯
電話11を充電装置21に装着すると、携帯電話11の
裏面側に形成される凹部14は嵌合部材24にはまる。
そして、それと同時に、携帯電話11の凹部14の下側
側面が摺動部材25と接し、摺動部材25を図3中の右
方向へ押し込む。図3においては、嵌合部材24は、携
帯電話11を充電装置21に装着したときに嵌合部材2
4と凹部14とがはまった状態を維持し、摺動部材25
により携帯電話11が押し出されるのを回避するため、
摺動部材25に比べて突出して設けられている。摺動部
材25は、図3中の左右方向に摺動することができるよ
うに筐体26に形成され、携帯電話11を充電装置21
に装着した際に、携帯電話11の側面が接するように、
その上端部が筐体26から突出している。そして、摺動
部材25の下方部は筐体26から突出する突出部が設け
られている。このため、摺動部材25の中央部には凹み
が形成される。この凹みは端子保護部材23と係合する
係合部28を構成する。図3(a)に示されるように、
携帯電話11を装着する前の段階では、端子保護部材2
3の一端は係合部28の下側に位置する突出部の上面に
接触している。このとき、端子保護部材23の一端は、
係合部28の下側の突出部によって上方向に保護され
る。図3(b)に示されるように、携帯電話11を装着
すると、上述のように摺動部材25は、図3において右
方向に移動する。このとき、端子保護部材23の一端
は、係合部28の下側に位置する突出部の上面で摺動す
る。図3に示すように、摺動部材25が形成される筐体
26の中空部には、摺動部材25に弾性力を伝達する弾
性部材27が設けられている。弾性部材27は、摺動部
材25と筐体26とに狭持され、両端を摺動部材25と
筐体26とに固定されている。また、弾性部材27は、
図3においては筐体26の底部に略平行となるように設
けられている。そのため、摺動部材25は、弾性部材2
7により筐体26から押し出される際に、筐体26の底
部に略平行に移動する。携帯電話11により摺動部材2
5が押下されると、摺動部材25は筐体26を摺動して
弾性部材27を押し込め、弾性部材27は弾性力を発生
させる。このとき、図3に示すように、摺動部材25を
嵌合部材24に比べて突出させて設けることにより、弾
性部材27により摺動部材25が押し返されて摺動部材
25が携帯電話11を押し返して携帯電話11が充電装
置21から離脱することを防ぎ、携帯電話の凹部14と
嵌合部材24とを安定して嵌合させて携帯電話11を充
電装置21に確実に装着させることができる。
【0017】次に、充電装置に携帯電話を装着した際の
充電装置の動作について説明する。図3(a)に示すよ
うに、携帯電話11が充電装置21に装着されていない
とき、端子保護部材23は充電装置端子22の周辺を囲
み、充電装置端子22を覆うようにして保護している。
このとき、端子保護部材23の一端は、摺動部材25の
係合部28上に静止している。端子保護部材23の他端
は、充電装置21において携帯電話11を装着する底部
に回動自在に設けられている。摺動部材25に連結する
弾性部材27は、摺動部材25に対して、摺動部材25
が筐体26から突出する方向(図3中左方向)に付勢さ
れている。筐体26には、摺動部材25が必要以上に筐
体26から突出することがないように位置を規制するガ
イド(図示せず)が設けられている。
【0018】図3(b)に示すように、携帯電話11に
充電装置21を装着すると、嵌合部材24は携帯電話1
1の裏面側に形成される凹部14にはまって、携帯電話
11を充電装置21に固定する。このとき、携帯電話1
1は嵌合部材24と凹部14とによって固定されるとと
もに、摺動部材25を図3中右方向に押し込む。摺動部
材25は、図3中上側に突出する突出部を携帯電話11
により押し込まれ、この突出部に比べて突出する嵌合部
材24が凹部14にはまる。携帯電話11により筐体2
6の内部側に押し込まれた摺動部材25は、連結する弾
性部材27を押し込み、弾性部材27は例えばばねのご
とき弾性部材の場合にはばねが縮められ、弾性エネルギ
ーを持つこととなる。摺動部材25が筐体26の内部側
に押し込められると、摺動部材25に形成される係合部
28の図3中下側に突出する突出部の上面に接触してい
る端子保護部材23は、係合部28の表面に沿って摺動
する。例えば図3においては、係合部28の形状を携帯
電話11が充電装置21に装着されていないときに係合
部28の表面に端子保護部材23に沿うような形状とす
ることができ、端子保護部材23は係合部28の表面に
沿って端子保護部材23と摺動部材25の突出部とが接
触した状態で摺動する。この場合、摺動部材25が筐体
26の内部側に摺動すると、係合部28の表面を図3中
で左下方向にずれる。このとき、端子保護部材23は、
筐体26に略直線状に固定されているため、固定される
固定部分を軸として回転するようにずれ、図3(b)中
の矢印方向(時計回りの方向)へと回動する。このよう
に端子保護部材23が摺動部材25の係合部28表面を
摺動するとともに筐体26の固定部分を軸として回動す
ると、端子保護部材23に覆われて保護される充電装置
端子22は端子保護部材23から露出する。端子保護部
材23から露出した充電装置端子22は、携帯電話11
の充電電池12の裏面に形成される携帯電話端子13に
接触し、充電電池12に対して電力を供給する。
【0019】図4を用いて携帯電話の装着時における充
電装置端子の露出状態について説明する。図4は携帯電
話の充電装置への装着を示すAA′面における概略断面
図である。図4(a)は携帯電話を充電装置に装着して
いない状態を示す概略断面図であり、図4(b)は携帯
電話を充電装置に装着した状態を示す概略断面図であ
る。図4(a)に示すような携帯電話11を充電装置2
1に装着する前の状態から、携帯電話11を充電装置2
1に装着して図4(a)に示すような矢印方向(時計回
りの方向)に端子保護部材23が回動する。そして、図
4(b)に示すように、端子保護部材23は係合部28
の表面を摺動し、ばねのような弾性部材27は図4中右
方向に押し込まれる。このとき、携帯電話11を装着す
る前(図4(a))と携帯電話11を装着した時(図4
(b))では、端子保護部材23の一端は移動量Lだけ
図4中下方向に移動している。移動量Lだけ端子保護部
材23が移動することにより、充電装置端子22が露出
し、携帯電話11の携帯電話端子13と接触することが
できるようになる。端子保護部材23の一端が移動する
移動量Lは、端子保護部材23が係合部28上を摺動す
るため、係合部28上を摺動する摺動量に依存する。そ
して、係合部28上を端子保護部材23が摺動する摺動
量は、係合部28と端子保護部材23とが接触する係合
部28の摺動方向に対する幅に依存し、さらに端子保護
部材23が摺動する方向に対する摺動量は、摺動部材2
5に形成される係合部28の形状に依存する。また端子
保護部材23の一端は筐体26に略直線状に固定される
ため、係合部28の形状を変化させることにより移動量
Lを変更させることができる。例えば、係合部28の形
状を変化させて係合部28の弾性部材27の方向に対す
る深さを大きくした場合、端子保護部材23をより深く
係合部28に係合させることができ、摺動部材25をよ
り大きく図4中右方向に移動させることにより、移動量
Lを大きくして充電装置端子22の露出する部分を増加
させることができる。また例えば、係合部28の形状を
変化させて係合部28の弾性部材27の方向に対する深
さを小さくした場合、端子保護部材23をより浅く係合
部28に係合させることができ、摺動部材25をより小
さく図4中右方向に移動させることにより、移動量Lを
小さく充電装置端子22の露出する部分を減少させるこ
とができる。
【0020】このように、携帯電話11を充電装置21
に装着させることにより、装着時に携帯電話11の凹部
14に嵌合部材24を嵌合させるとともに、摺動部材2
5を自動で摺動させ、摺動部材25の係合部28に引っ
掛かるように係合する端子保護部材23を筐体26に固
定される固定部分を軸として回動させることができ、端
子保護部材23の回動によって充電装置端子22を端子
保護部材23から自動で露出させることができる。その
ため、携帯電話11を充電装置21に装着しないときは
端子保護部材23により充電装置端子22を保護し、携
帯電話11を充電装置21に装着した時には端子保護部
材23から充電装置端子22を自動で露出し、充電電池
12の裏面側に形成される携帯電話端子13に充電装置
端子22を接続させることができる。
【0021】図3(b)及び図4(b)に示すように、
携帯電話11が充電装置21に装着されて充電電池12
の充電が完了すると、携帯電話11を充電装置21から
離脱させる。前述のように、携帯電話11が充電装置2
1に装着された状態においては、摺動部材25が嵌合部
材24により図3中右方向に押し込まれるため、摺動部
材25に連結された弾性部材27は押し込まれる。例え
ば、弾性部材27は、ばねのごとき弾性部材27の場合
にはばねが縮められ、弾性エネルギーを持つこととな
る。そのため、携帯電話11を充電装置21から離脱さ
せると、携帯電話11の裏面側に形成される凹部14か
ら嵌合部材24が離脱するとともに、携帯電話11が摺
動部材25から離脱して弾性部材27の弾性エネルギー
により摺動部材25は図3中左方向に摺動する。このと
き、筐体26には、摺動部材25が必要以上に筐体26
から突出することがないように位置を規制するガイド
(図示せず)が設けられているため、ガイドにより弾性
部材27に連結する摺動部材25は停止する。摺動部材
25が図3中左方向に摺動して筐体26の外部へと押し
出されると、摺動部材25に形成される係合部28の図
3中下側に突出する突出部の上面に接触している端子保
護部材23は、係合部28の表面に沿って摺動する。例
えば図3においては、係合部28の形状を携帯電話11
が充電装置21に装着されていないときに係合部28の
表面に端子保護部材23に沿うような形状とすることが
でき、端子保護部材23は係合部28の表面に沿って端
子保護部材23と摺動部材25の突出部とが接触した状
態で摺動する。携帯電話11を充電装置21から離脱さ
せる場合、摺動部材25が筐体26の外部へと摺動する
と、係合部28の表面を図3中で右上方向にずれて摺動
する。このとき、端子保護部材23は、筐体26に略直
線状に固定されているため、固定される固定部分を軸と
して回転するようにずれ、図4(a)中の矢印方向と反
対方向(反時計回りの方向)へと回動する。端子保護部
材23が摺動部材25の係合部28表面を摺動するとと
もに筐体26の固定部分を軸として回動すると、端子保
護部材23から露出して携帯電話端子13に接続する充
電装置端子22は端子保護部材23に埋入する。端子保
護部材23に埋入した充電装置端子22は、端子保護部
材23により覆われて保護される。
【0022】このように、携帯電話11を充電装置21
から離脱させる際、装着時に筐体26と摺動部材25と
の間に設けられる弾性部材27が発生させる復元力によ
り摺動部材25を摺動させることができる。さらに、摺
動部材25の係合部28には端子保護部材23が引っ掛
かるように係合しており、摺動部材25の摺動により、
端子保護部材23を筐体26に固定される固定部分を軸
として自動で回動させることができ、端子保護部材23
の回動によって充電装置端子22を端子保護部材23に
埋入させることができる。そのため、携帯電話11を充
電装置21に装着して充電している間は充電装置端子2
2を露出して充電電池12を充電し、充電後には携帯電
話11を充電装置21から離脱して端子保護部材23に
充電装置端子22を自動で埋入させ、端子保護部材23
により充電装置端子22を覆って保護することができ
る。
【0023】図5は、携帯電話の他の一形態例を用いて
場合を示す概略断面図である。ここで、図5に示すよう
に、携帯電話31は、図1乃至図4における折り畳み式
携帯電話と異なり、折り畳むことができず折り畳むこと
なく通話を行う略直線上のストレート式携帯電話であ
る。携帯電話31は、充電装置41から電力を供給され
て電力を蓄積する充電電池32を有する。充電電池32
は、電力を蓄積することができる充電電池であれば良
く、例えば、ニッケル水素電池、ニカド電池、リチウム
イオン充電池のような一般的な充電電池である。図5に
示すように、携帯電話31には、充電電池32に電力を
供給する充電装置41の充電装置端子42と接触して電
力を供給される携帯電話端子33が形成される。携帯電
話端子33は、アルミニウムや銅などの導電性材料から
構成される。携帯電話端子33は充電電池32の裏面側
に設けられ、図5に示すように携帯電話31が充電装置
41に装着されたときに充電装置41の充電装置端子4
2に圧接されて充電装置端子42から電力を供給され
る。また、充電装置41から充電電池32に対して電力
を供給して充電する際、携帯電話端子33と充電装置端
子42とが接触すると充電装置端子42からは自動で電
力が供給されようにしても良いし、携帯電話端子33に
充電装置端子42を接触させた後に手動で電力が供給さ
れるようにしても良い。携帯電話31は、充電電池32
の充電が完了すると例えば発光部の色が変化して充電の
完了を伝達するようにしても良い。図1に示すように、
充電電池32の裏面側には、後述するように充電装置4
1に携帯電話31を固定するための嵌合部材44が嵌合
する凹部34が形成されており、携帯電話31を充電装
置41に装着した際には凹部34に嵌合部材44がはま
り、携帯電話31は充電装置41に固定されるとともに
電力を供給される状態を維持する。なお、図1乃至図4
に示す携帯電話31においては携帯電話31を開いた状
態や折り畳んだ状態で充電装置21に装着させるが、図
5に示す携帯電話においては、携帯電話31が略直線上
のストレート式携帯電話であるため、携帯電話31の底
部を筐体26に嵌め込んだ状態で充電する。またなお、
携帯電話31がストレート式携帯電話であり、携帯電話
31の底部を筐体46に嵌め込んだ状態で充電するだけ
でなく、前述の折り畳み式携帯電話である携帯電話11
と同様に充電装置41に寝かせた状態で充電しても良
い。携帯電話31の充電電池32を充電する際の携帯電
話31の充電装置41に対する状態によって、充電電池
32に裏面側に形成される充電装置端子42の設置箇所
や凹部34の形成箇所を決められる。
【0024】図5に示すように、充電装置41は、充電
電池32の携帯電話端子33と接触して充電電池32を
充電する充電装置端子42と、充電装置端子42を覆っ
て端子を保護する端子保護部材43とを有する。さら
に、充電装置41は、後述するように端子保護部材43
を動作させ、充電電池32の裏面に形成される凹部34
に嵌合する嵌合部材44と、携帯電話31の装着により
筐体46の内部へと押し込まれたり筐体46との間に設
けられる弾性部材47によって筐体46の表面に押し出
されたりして摺動する摺動部材45とを有する。充電装
置端子42は、携帯電話端子33と同様に、アルミニウ
ムや銅などの導電性材料から構成される。充電装置端子
42は、筐体46に形成され、前述のように充電電池3
2の携帯電話端子33に接触するように筐体46の表面
に突設されている。充電装置端子42の一端が筐体46
から突設するのに対して、他の一端は、電源から電力を
供給される電気プラグが形成される電気線に接続され、
電気プラグを電源に接続することにより、電気線を通し
て充電装置端子42から充電電池32に電力が供給され
る。図2(a)に示す端子保護部材23と同様に、端子
保護部材43は、充電装置端子42を覆って設けられる
が、後述するように端子保護部材43の回動により充電
装置端子42が露出したり埋入したりするような構造を
有する。端子保護部材43の構造は、例えば、充電装置
端子42を露出・埋入させる開口部を端子保護部材43
に形成した構造である。また例えば、端子保護部材43
の構造は、充電装置端子42を埋入した状態の時には閉
じており、端子保護部材43を露出するときには開く開
閉窓を端子保護部材43に形成した構造でも良い。端子
保護部材43は、一端を筐体46に固定されており、筐
体46に固定される部分を軸として回転動作を行うこと
ができるように固定されている。このような端子保護部
材43の回転動作により、端子保護部材43は充電装置
端子42を露出・埋入させる。端子保護部材43の他の
一端は、後述するように摺動部材45の係合部48の突
出する部分に可動な状態で保持されている。
【0025】図5に示すように、筐体46には嵌合部材
44が形成されている。嵌合部材44は、携帯電話31
を充電装置41に装着したとき、充電電池32の裏面に
形成される凹部34に嵌合して携帯電話31を充電装置
41に固定させる。携帯電話31を充電装置41に装着
すると、携帯電話31の裏面側に形成される凹部34は
嵌合部材44にはまる。そして、それと同時に、携帯電
話31の凹部44の下側側面が摺動部材45と接し、摺
動部材45を図5中の右方向へ押し込む。図5において
は、嵌合部材44は、携帯電話31を充電装置41に装
着したときに嵌合部材44と凹部34とがはまった状態
を維持し、摺動部材45により携帯電話31が押し出さ
れるのを回避するため、摺動部材45に比べて突出して
設けられている。摺動部材45は、図5中の左右方向に
摺動することができるように筐体46に形成され、携帯
電話31を充電装置41に装着した際に、携帯電話31
の側面が接するように、その上端部が筐体46から突出
している。そして、摺動部材45の下方部は筐体46か
ら突出する突出部が設けられている。このため、摺動部
材45の中央部には凹みが形成される。この凹みは端子
保護部材43と係合する係合部48を構成する。携帯電
話31を装着する前の段階では、端子保護部材43の一
端は係合部48の下側に位置する突出部の上面に接触し
ている。このとき、端子保護部材43の一端は、係合部
48の下側の突出部によって上方向に保護される。携帯
電話31を装着すると、上述のように摺動部材45は、
図5において右方向に移動する。このとき、端子保護部
材43の一端は、係合部28の下側に位置する突出部の
上面で摺動する。図5に示すように、摺動部材45が形
成される筐体46の中空部には、摺動部材45に弾性力
を伝達する弾性部材47が設けられている。弾性部材4
7は、摺動部材45と筐体46とに狭持され、両端を摺
動部材45と筐体46とに固定されている。また、弾性
部材47は、図5においては筐体46の底部に略平行と
なるように設けられている。そのため、摺動部材45
は、弾性部材47により筐体46から押し出される際
に、筐体46の底部に略平行に移動する。携帯電話31
により摺動部材45が押下されると、摺動部材45は筐
体46を摺動して弾性部材47を押し込め、弾性部材4
7は弾性力を発生させる。このとき、摺動部材45を嵌
合部材44に比べて突出させて設けることにより、弾性
部材47により摺動部材45が押し返されて摺動部材4
5が携帯電話31を押し返して携帯電話31が充電装置
41から離脱することを防ぎ、携帯電話の凹部44と嵌
合部材44とを安定して嵌合させて携帯電話31を充電
装置41に確実に装着させることができる。
【0026】図5に示すように、携帯電話31に充電装
置41を装着すると、嵌合部材44は携帯電話31の裏
面側に形成される凹部34にはまって、携帯電話31を
充電装置41に固定する。このとき、携帯電話31は嵌
合部材44と凹部34とによって固定されるとともに、
摺動部材45を図5中右方向に押し込む。摺動部材45
は、図5中上側に突出する突出部を携帯電話31により
押し込まれ、この突出部に比べて突出する嵌合部材44
が凹部34にはまる。携帯電話31により筐体46の内
部側に押し込まれた摺動部材45は、連結する弾性部材
27を押し込み、弾性部材47は例えばばねのごとき弾
性部材の場合にはばねが縮められ、弾性エネルギーを持
つこととなる。摺動部材45が筐体46の内部側に押し
込められると、摺動部材45に形成される係合部48の
図5中下側に突出する突出部の上面に接触している端子
保護部材43は、係合部48の表面に沿って摺動する。
例えば図5においては、係合部48の形状を携帯電話3
1が充電装置41に装着されていないときに係合部48
の表面に端子保護部材43に沿うような形状とすること
ができ、端子保護部材43は係合部48の表面に沿って
端子保護部材43と摺動部材45の突出部とが接触した
状態で摺動する。この場合、摺動部材45が筐体46の
内部側に摺動すると、係合部48の表面を図5中で左下
方向にずれる。このとき、端子保護部材43は、筐体4
6に略直線状に固定されているため、固定される固定部
分を軸として回転するようにずれて図5中で時計回りの
方向へと回動する。このように端子保護部材43が摺動
部材45の係合部48表面を摺動するとともに筐体46
の固定部分を軸として回動すると、端子保護部材43に
覆われて保護される充電装置端子42は端子保護部材4
3から露出する。端子保護部材43から露出した充電装
置端子42は、携帯電話31の充電電池32の裏面に形
成される携帯電話端子33に接触し、充電電池32に対
して電力を供給する。
【0027】このように、携帯電話31を充電装置41
に装着させることにより、装着時に携帯電話31の凹部
34に嵌合部材44を嵌合させるとともに、摺動部材4
5を自動で摺動させ、摺動部材45の係合部48に引っ
掛かるように係合する端子保護部材43を筐体46に固
定される固定部分を軸として回動させることができ、端
子保護部材43の回動によって充電装置端子22を端子
保護部材43から自動で露出させることができる。その
ため、携帯電話31を充電装置41に装着しないときは
端子保護部材43により充電装置端子42を保護し、携
帯電話31を充電装置41に装着した時には端子保護部
材43から充電装置端子42を自動で露出し、充電電池
32の裏面側に形成される携帯電話端子33に充電装置
端子42を接続させることができる。
【0028】携帯電話31が充電装置41に装着されて
充電電池32の充電が完了すると、携帯電話31を充電
装置41から離脱させる。前述のように、携帯電話31
が充電装置41に装着された状態においては、摺動部材
45が嵌合部材44により図5中右方向に押し込まれる
ため、摺動部材45に連結された弾性部材47は押し込
まれ、弾性部材47は例えばばねのごとき弾性部材47
の場合にはばねが縮められ、弾性エネルギーを持つこと
となる。そのため、携帯電話31を充電装置41から離
脱させると、携帯電話31の裏面側に形成される凹部3
4から嵌合部材44が離脱するとともに、携帯電話31
が摺動部材45から離脱して弾性部材47の弾性エネル
ギーにより摺動部材45は図5中左方向に摺動する。こ
のとき、筐体46には、摺動部材45が必要以上に筐体
46から突出することがないように位置を規制するガイ
ド(図示せず)が設けられているため、ガイドにより弾
性部材47に連結する摺動部材45は停止する。摺動部
材45が図5中左方向に摺動して筐体46の外部へと押
し出されると、摺動部材45に形成される係合部48の
図5中下側に突出する突出部の上面に接触している端子
保護部材43は、係合部48の表面に沿って摺動する。
例えば図5においては、係合部48の形状を携帯電話3
1が充電装置41に装着されていないときに係合部48
の表面に端子保護部材43に沿うような形状とすること
ができ、端子保護部材43は係合部48の表面に沿って
端子保護部材43と摺動部材45の突出部とが接触した
状態で摺動する。携帯電話31を充電装置41から離脱
させる場合、摺動部材45が筐体46の外部へと摺動す
ると、係合部48の表面を図5中で右上方向にずれて摺
動する。このとき、端子保護部材43は、筐体46に略
直線状に固定されているため、固定される固定部分を軸
として回転するようにずれて図4(a)中で反時計回り
の方向へと回動する。端子保護部材43が摺動部材45
の係合部48表面を摺動するとともに筐体46の固定部
分を軸として回動すると、端子保護部材43から露出し
て携帯電話端子33に接続する充電装置端子42は端子
保護部材43に埋入する。端子保護部材43に埋入した
充電装置端子42は、端子保護部材43により覆われて
保護される。
【0029】このように、携帯電話31を充電装置41
から離脱させる際、装着時に筐体46と摺動部材45と
の間に設けられる弾性部材47が発生させる復元力によ
り摺動部材45を摺動させることができる。さらに、摺
動部材45の係合部48には端子保護部材43が引っ掛
かるように係合しており、摺動部材45の摺動により、
端子保護部材43を筐体46に固定される固定部分を軸
として自動で回動させることができ、端子保護部材43
の回動によって充電装置端子42を端子保護部材43に
埋入させることができる。そのため、携帯電話31を充
電装置41に装着して充電している間は充電装置端子4
2を露出して充電電池32を充電し、充電後には携帯電
話31を充電装置41から離脱して端子保護部材43に
充電装置端子42を自動で埋入させ、端子保護部材43
により充電装置端子42を覆って保護することができ
る。
【0030】以上のように、携帯電話を充電装置に装着
させる場合には、装着時に携帯電話の凹部に嵌合部材を
嵌合させて携帯電話を充電装置に固定するとともに、携
帯電話により摺動部材を筐体内部に押し込んで自動で摺
動させ、摺動部材の摺動により端子保護部材を筐体に固
定される固定部分を軸として回動させることができる。
そのため、端子保護部材の回動によって充電装置端子を
端子保護部材から露出させることができ、携帯電話の充
電装置への装着前には端子保護部材により充電装置端子
を保護するとともに、携帯電話の充電装置への装着時に
は端子保護部材から充電装置端子を自動で露出して充電
電池の裏面側に形成される携帯電話端子に充電装置端子
を接続させることができる。また、摺動部材を嵌合部材
に比べて突出させて設けることにより、弾性部材により
摺動部材が押し返されて摺動部材が携帯電話を押し返し
て携帯電話が充電装置から離脱することを防ぎ、携帯電
話の凹部と嵌合部材とを安定して嵌合させて携帯電話を
充電装置に確実に装着させることができる。
【0031】さらに、携帯電話を充電装置から離脱させ
る場合には、装着時に筐体と摺動部材との間に設けられ
る弾性部材が発生させる復元力により摺動部材を筐体外
部に押し出して自動で摺動させることができ、摺動部材
の摺動により端子保護部材を筐体に固定される固定部分
を軸として回動させることができる。そのため、端子保
護部材の回動によって充電装置端子を端子保護部材に埋
入させることができ、携帯電話を充電装置に装着時には
充電装置端子を露出して充電電池を充電し、充電後には
携帯電話を充電装置から離脱して端子保護部材に充電装
置端子を自動で埋入させて充電装置端子を端子保護部材
により覆って保護することができる。
【0032】このように、携帯電話を充電しない時、つ
まり充電装置に携帯電話を装着しない時には、充電装置
端子が端子保護部材により覆われて保護されるため、外
部から導電性を有する部材が充電装置端子に電気的に接
触してショートする危険性を低減させることができる。
そのため、充電装置の誤動作を防止することができ、充
電装置端子の老朽化を防ぐことができ、充電電池に形成
される携帯電話端子との良好な接触を維持することがで
きる。そして、充電装置が卓上充電装置である場合に
は、充電装置端子を端子保護部材により覆って充電装置
の筐体表面に充電装置端子が露出しないため、充電装置
のデザイン性を損なうことなく、充電装置と外部との概
観の調和を保つことができる。
【0033】なお、本発明においては、電力を供給する
充電装置などの電力供給装置について説明したが、例え
ば、メタノールなどを燃料とした燃料電池により駆動す
る携帯電話のような装置のように、電力以外の燃料を燃
料電池に供給する燃料供給装置にも適用することができ
る。この場合、燃料供給装置の燃料供給口を自動で供給
口保護部材から露出させて燃料を供給し、供給口保護部
材に埋入させて燃料供給口を保護することができる。
【0034】
【発明の効果】本発明によれば、電気装置に電力を供給
しない時に供給端子を外部から保護することができる電
力供給装置及び電力供給方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態における携帯電話の一例を
示す概略正面図である。
【図2】本発明の実施の形態における携帯電話及び充電
装置の一例を示す概略斜視図であり、(a)は携帯電話
と充電装置との離脱時の図であり、(b)は携帯電話の
充電装置への装着時の図である。
【図3】本発明の実施の形態における充電装置の概略断
面図であり、(a)は携帯電話と充電装置との離脱時の
図であり、(b)は携帯電話の充電装置への装着時の図
である。
【図4】本発明の実施の形態における充電装置の概略断
面図であり、(a)は携帯電話と充電装置との離脱時の
図であり、(b)は携帯電話の充電装置への装着時の図
である。
【図5】本発明の実施形態のける携帯電話及び充電装置
の他の一例を示す概略断面図である。
【符号の説明】
11,31 携帯電話、 12,32 充電電池、 1
3,33 携帯電話端子、 14,34 凹部、 2
1,41 充電装置、 22,42 充電装置端子、
23,43 端子保護部材、 24,44 嵌合部材、
25,45 摺動部材、 26,46 筐体、 2
7,47 弾性部材、 28,48 係合部

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】電気装置に電力を供給する供給端子を有
    し、該供給端子を前記電気装置に圧接して電力を供給す
    る電力供給装置であって、 筐体と、 該筐体との間に弾性部材が設けられ、該弾性部材の行う
    動作の方向と略同一の方向に摺動する摺動部材と、 該摺動部材に一端が接触して前記摺動部材により可動に
    保持されるとともに、他の一端が前記筐体に固定部分を
    軸として回動可能に固定され、前記供給端子を囲んで保
    護する保護部材とを備え、 前記電気装置を前記筐体に装着した場合には、前記摺動
    部材が前記電気装置の前記筐体への装着により押されて
    摺動し、該摺動により前記保護部材が前記摺動部材に接
    触した状態で前記固定部分を軸として回動し、該回動に
    より前記供給端子が前記保護部材から露出し、 前記電気装置を前記筐体から離脱させた場合には、前記
    摺動部材が前記電気装置の前記筐体への装着により生じ
    た前記弾性部材の復元力により押されて摺動し、該摺動
    により前記保護部材が前記摺動部材に接触した状態で前
    記固定部分を軸として回動し、該回動により前記供給端
    子が前記保護部材に埋入する電力供給装置。
  2. 【請求項2】前記摺動部材は、前記保護部材から離れた
    位置で突出する第一突出部と、前記保護部材に近い位置
    で突出する第二突出部とを備え、 前記摺動部材は、前記電気装置の前記筐体への装着によ
    り前記第一突出部を押されて摺動し、該摺動により前記
    保護部材は、前記第二突出部の表面に沿って摺動するこ
    とを特徴とする請求項1記載の電力供給装置。
  3. 【請求項3】前記電気装置の底部に凹部が形成され、該
    凹部に嵌合する嵌合部材が前記筐体に形成され、 前記嵌合部材は、前記第一突出部上に前記第一突出部よ
    りも突出して配設され、 前記電気装置を前記筐体に装着した場合には、前記電気
    装置は、前記嵌合部に前記凹部を嵌合させて前記摺動部
    材を押すとともに、前記摺動部材を押した状態を維持す
    ることを特徴とする請求項2記載の電力供給装置。
  4. 【請求項4】電気装置に電力を供給する供給端子を前記
    電気装置に圧接させて電力を供給させる電力供給方法で
    あって、 前記電気装置を筐体に装着させる装着ステップと、 前記筐体に固定される固定部分を軸として回動自在に固
    定され、前記供給端子を囲んで保護する保護部材から前
    記供給端子を露出させる露出ステップと、 前記電気装置を前記筐体から離脱させる離脱ステップ
    と、 前記保護部材に前記供給端子を埋入させる埋入ステップ
    とを備え、 前記装着ステップでは、前記電気装置の前記筐体への装
    着により、前記筐体との間に設けられる弾性部材の行う
    動作の方向と略同一の方向に摺動する摺動部材が押され
    て摺動し、 前記露出ステップでは、前記摺動部材の摺動により前記
    保護部材が、前記摺動部材に接触した状態で前記摺動部
    材上を摺動して前記固定部分を軸として回動し、該回動
    により前記供給端子が前記保護部材から露出し、 前記離脱ステップでは、前記摺動部材が、前記電気装置
    の前記筐体への装着により押されて前記弾性部材の復元
    力により押されて摺動し、 前記埋入ステップでは、前記摺動部材の摺動により前記
    保護部材が、前記摺動部材に接触した状態で前記摺動部
    材上を摺動して前記固定部分を軸として回動し、該回動
    により前記供給端子が前記保護部材に埋入する電力供給
    方法。
  5. 【請求項5】前記装着ステップでは、前記摺動部材が前
    記電気装置の前記筐体への装着により前記保護部材から
    離れた位置で突出する第一突出部を押されて摺動し、該
    摺動により前記保護部材が前記保護部材に近い位置で突
    出する第二突出部の表面に沿って摺動することを特徴と
    する請求項4記載の電力供給方法。
  6. 【請求項6】前記装着ステップでは、前記電気装置は、
    前記電気装置の底部に形成される凹部と前記筐体に設け
    られるとともに前記凹部に嵌合する嵌合部とが前記第一
    突出部よりも突出した状態で嵌合して前記摺動部材を押
    し、前記摺動部材を押した状態を維持することを特徴と
    する請求項5記載の電力供給方法。
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JP2011019340A (ja) * 2009-07-09 2011-01-27 Nec Casio Mobile Communications Ltd 電力供給装置
CN102290611A (zh) * 2010-06-16 2011-12-21 三星Sdi株式会社 用于二次电池充放电的单体电池固定设备和其夹具

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