JP4152171B2 - ホルダ及び接触端子保護構造 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、電子機器が装着されるホルダ及び電子機器を装着するためにホルダが備える接触端子を保護する接触端子保護構造に関し、特に、電子機器が装着されていない状態では、接触端子が露出しないホルダ及び接触端子保護構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、蓄電池を内蔵し、これに充電された電力を動力源として駆動する電子機器が増加している。このような電子機器では、充電用のホルダに装置本体を装着することで蓄電池の充電を行う方法が一般的である。さらに、これらの電子機器は、蓄電池に十分な電力が蓄えられている状態であっても、ホルダに装着した状態で使用することによって電子機器に安定した電力を供給し動作させることができる。
【0003】
また、ドッキングステーションやクレードルのように、電子機器への電力供給以外を目的としたホルダも広く用いられている。
【0004】
このようなホルダは、装着された電子機器と電気的に接続されることで、電子機器に電力を供給したり、電気信号を送受信したりすることが可能となる。よって、電子機器がホルダに装着された際には、ホルダ側の端子と電子機器側の端子とを接触させる必要がある。
【0005】
従来のホルダについて図面を用いて説明する。
図17に、従来の携帯通信機1及びこれを充電する為のホルダ2を示す。また、図18は、従来のホルダ2の6面図(正面、後面、左面、右面、上面、下面)である。図18に示すように、ホルダ2は、ネジ23によって連結されたカバー21とベース22とを筐体としている。
【0006】
図19に、ホルダ2に携帯通信機1を搭載した状態でのA−A断面を示す。携帯通信機1は、上部中央付近に凹部A11が設けられており、ホルダ2の凹部A11と対向する箇所にはフック25が配置されている。なお、フック25の上面及び下面はテーパ状となっている。
フック25の後側には、スプリング26が配置されており、フック25を凹部A11側に付勢して、これを凹部A11に対して垂直に圧接させる。
【0007】
また、携帯通信機1の下部には、凹部B12が2箇所に設けられており、ホルダ2の凹部B12と対向する箇所には、引っ掛け部24が形成されている。
【0008】
図20は、ホルダ2のカバー21を取り除いた状態での正面図である。ベース22の幅方向の中央付近には、基板27が配置されている。基板27の上部には、電力供給を受けるためのコネクタ271が形成されている。また、基板27の両脇にはターミナル272が配置されており、これは基板27を介してコネクタ271と電気的に接続されている。
ターミナル272は、線状の部材であるが、中央部に巻線部が形成されることでバネ性が付与されている。また、ターミナル272の先端部は「く」の字状に折り曲げられており、カバー21の切り欠き穴211から突出するように配置されている。
【0009】
図21に、携帯通信機1が搭載されていない状態でのホルダ2のB−B断面を示す。ターミナル272の外側には、スプリング30が配置されており、この上にボタン28が挿入されている。カバー21には、ボタン28と対応する位置に穴が形成されており、この穴を介してボタン28がカバー21から突出している。
【0010】
図22に、携帯通信機1が搭載されていない状態でのホルダ2のC−C断面を示す。ターミナル272は、カバー21に形成された切り欠き穴211から突出している。
【0011】
携帯通信機1をホルダ2に装着する際の手順について説明する。携帯通信機1をホルダ2に装着する場合には、引っ掛け部24を携帯通信機1の凹部12に嵌合させつつ支点として回転させる。携帯通信機1の底面がフック25に突き当たると、フック25の上面に形成されたテーパの作用により、フック25はスプリング26を圧縮する方向に摺動する。携帯通信機1の凹部A11にフック25が差し掛かると、スプリング26の弾性力によってフック25と凹部A11とが係合し、携帯通信機1がホルダ2に固定される。
携帯通信機1とホルダ2とを接続すると、携帯通信機1の底面がボタン28を押下する。
【0012】
図23に、ホルダ2に携帯通信機1を搭載した状態でのホルダ2のC−C断面を示す。携帯通信機1の底面がボタン28を押下したことによって撓んだターミナル272は、携帯通信機1の給電端子13と接触する。これにより、携帯通信機1には、コネクタ271、基板27及びターミナル272を介して電力が供給される。
【0013】
上記構成においては、ホルダ2に携帯通信機1が接続されていない状態であっても、ターミナル272がカバー21から突出した状態となる。換言すると、上記構成においては、携帯通信機1が装着されているか否かに関わらず、ターミナル272はホルダ2の外部に常時露出する。
【0014】
このため、ホルダ2に携帯通信機1が装着されていない時にターミナル272に異物が付着してしまい、携帯通信機1を装着した際に接触不良を起こしてしまうことがあり得る。
また、ターミナル272が常時露出しているため、ターミナル272に機械的な力が作用して変形してしまったり、電導性のある物体がターミナル272に接触して、基板27に形成された回路をショートさせてしまう可能性があった。
【0015】
電子機器とが装着されていない状態ではホルダの接触端子が露出しないようにした従来技術として、特許文献1に開示される「携帯電話機用卓上チャージャーの防塵構造」がある。
特許文献1に記載された発明の卓上チャージャーは、凹部の挿入された携帯電話機の蓄電池を充電するものであり、携帯電話機が接続されていない時に凹部の開口部を塞ぐ防塵弁を設けることにより接触端子が露出しないようにしている。
【0016】
【特許文献1】
特開平9−219220号公報
【0017】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記特許文献1に記載された発明は、端部に配置された回転軸を枢軸として回動した防塵弁が凹部内に収納されるため、凹部に一定の深さが必要となる。換言すると、チャージャーに一定の厚さがないと、防塵弁を収納するだけの深さを備えた凹部を形成することができない。これは、防塵弁を折り畳んで収納するとしても当てはまることである。よって、凹部の開口面積が大きいチャージャー、例えば、携帯電話機を寝かせた状態で装着するチャージャーにこの構造を適用することは難しい。
【0018】
本発明はかかる問題に鑑みてなされたものであり、電子機器が装着されていない状態では接触端子が露出しないホルダ及び接触端子保護構造を、電子機器を装着するための凹部の開口面積に関わらず適用可能な構成で提供することを目的とする。
【0019】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明は、第1の態様として、装着された電子機器に電力を供給するホルダであって、電子機器が装着される際に該電子機器によって押下されるボタンと、電源に接続された電源端子と、筐体に形成された開口部と、ボタンが押下されていない状態では開口部を塞ぐ保護部材と、ボタンが押下された場合には、ボタンが押下された際にトーションバネが圧縮され、保護部材を移動させて開口部を開き、押下された力がトーションバネに弾性力として蓄えられ、ボタンの押下状態が解除された際には、弾性力により、保護部材を移動させて開口部を塞ぐ開閉手段と、開口部が開いた際に、電源端子を開口部から筐体の外へ突出させ、開口部が塞がれる際に、電源端子を筐体内に収納する出没手段とを有し、開閉手段は、トーションバネの一端が筐体に固定され、他の一端に保護部材が設置され、出没手段は、鋼線で形成された電源端子に巻線部が設けられ、電源端子の略先端に形成された屈曲部の頂点が、巻線部の弾性力によって保護部材側に弾発付勢され、電源端子が、筐体から突出する際には屈曲部のみが開口部を介して筐体の外へ突出し、先端は筐体内に留まって該筐体との間に保護部材を介在するように配置されて構成され、保護部材には、電源端子の屈曲部の頂点と相対する位置に、電源端子に付着した異物を除去する部材が配置され、電子機器が装着された際には、電源からの電力を電源端子を介して電子機器に供給することを特徴とするホルダを提供するものである。
【0021】
上記本発明の第1の態様において、保護部材は、渦巻き状に成型されたトーションバネの端部であることがより好ましい。
【0023】
また、上記目的を達成するため、本発明は、第2の態様として、装着された電子機器に電力を供給するホルダであって、電子機器が装着される際に該電子機器によって押下される少なくとも一つのボタンと、電源に接続された少なくとも一つの電源端子と、それぞれの電源端子に対応して筐体に形成された開口部を備え、ボタンがいずれも押下されていない状態では全ての開口部を塞ぐ保護部材と、ボタンのいずれかが押下された場合には、ボタンが押下された際にトーションバネが圧縮され、保護部材を移動させて全ての開口部を開き、押下された力がトーションバネに弾性力として蓄えられ、全てのボタンの押下状態が解除された際には、弾性力により、保護部材を移動させて全ての開口部を塞ぐ開閉手段と、開口部が開いた際に、電源端子のそれぞれを、対応する開口部から筐体の外へ突出させ、開口部が塞がれる際に、電源端子のそれぞれを筐体内に収納する出没手段とを有し、開閉手段は、少なくとも一つのトーションバネの一端が筐体にそれぞれ固定され、他の一端に保護部材が設置され、出没手段は、鋼線で形成されたそれぞれの電源端子に巻線部が設けられ、電源端子の略先端に形成された屈曲部の頂点が、巻線部の弾性力によって保護部材側に弾発付勢され、電源端子が、筐体から突出する際には屈曲部のみが開口部を介して筐体の外へ突出し、先端は筐体内に留まって該筐体との間に保護部材を介在するように配置され、保護部材には、それぞれの電源端子の屈曲部の頂点と相対する位置に、電源端子に付着した異物を除去する部材が配置され、電子機器が装着された際には、電源からの電力を電源端子を介して電子機器に供給することを特徴とするホルダを提供するものである。
【0027】
また、上記目的を達成するため、本発明は、第3の態様として、電子機器が装着されるホルダであって、電子機器が装着される際に、該電子機器によって押下されるボタンと、筐体に形成された開口部と、ボタンが押下されていない状態では開口部を塞ぐ保護部材と、ボタンが押下された場合には、ボタンが押下された際にトーションバネが圧縮され、保護部材を移動させて開口部を開き、押下された力がトーションバネに弾性力として蓄えられ、ボタンの押下状態が解除された際には、弾性力により、保護部材を移動させて開口部を塞ぐ開閉手段と、開口部が開いた際に、接触端子を開口部から筐体の外へ突出させ、開口部が塞がれる際に接触端子を筐体内に収納する出没手段とを有し、開閉手段は、トーションバネの一端が筐体に固定され、他の一端に保護部材が設置され、出没手段は、鋼線で形成された接触端子に巻線部が設けられ、接触端子の略先端に形成された屈曲部の頂点が、巻線部の弾性力によって保護部材側に弾発付勢され、接触端子が、筐体から突出する際には屈曲部のみが開口部を介して筐体の外へ突出し、先端は筐体内に留まって該筐体との間に保護部材を介在するように配置され、保護部材には、接触端子の屈曲部の頂点と相対する位置に、接触端子に付着した異物を除去する部材が配置され、装着された電子機器との間で、接触端子を介して電気信号を送受信することを特徴とするホルダを提供するものである。
【0028】
上記本発明の第3の態様において、保護部材は、渦巻き状に成型されたトーションバネの端部であることがより好ましい。
【0030】
また、上記目的を達成するため、本発明は、第4の態様として、電子機器が装着されるホルダであって、電子機器が装着される際に該電子機器によって押下される少なくとも一つのボタンと、少なくとも一つの接触端子と、それぞれの接触端子に対応して筐体に形成された開口部を備え、ボタンがいずれも押下されていない状態では全ての開口部を塞ぐ保護部材と、ボタンのいずれかが押下された場合には、ボタンが押下された際にトーションバネが圧縮され、保護部材を移動させて全ての開口部を開き、押下された力がトーションバネに弾性力として蓄えられ、全てのボタンの押下状態が解除された際には、弾性力により、保護部材を移動させて全ての開口部を塞ぐ開閉手段と、開口部が開いた際に、接触端子のそれぞれを開口部から筐体の外へ突出させ、開口部が塞がれる際に、接触端子のそれぞれを筐体内に収納する出没手段とを有し、開閉手段は、少なくとも一つのトーションバネの一端が筐体にそれぞれ固定され、他の一端に保護部材が設置され、出没手段は、鋼線で形成されたそれぞれの接触端子に巻線部が設けられ、それぞれの接触端子の略先端に形成された屈曲部の頂点が、巻線部の弾性力によって保護部材側に弾発付勢され、接触端子が、筐体から突出する際には屈曲部のみが開口部を介して筐体の外へ突出し、先端は筐体内に留まって該筐体との間に保護部材が介在するように配置され、保護部材には、それぞれの接触端子の屈曲部の頂点と相対する位置に、接触端子に付着した異物を除去する部材が配置され、装着された電子機器との間で、接触端子を介して電気信号を送受信することを特徴とするホルダを提供するものである。
【0033】
また、上記目的を達成するため、本発明は、第の態様として、電子機器が装着されるホルダにおいて、電子機器を電気的に接続するための接触端子を保護する接触端子保護構造であって、電子機器が装着される際に、該電子機器によって押下されるボタンを有し、ボタンが押下された状態の時のみ、接触端子を筐体から突出させることを特徴とする接触端子保護構造を提供するものである。
【0034】
また、上記目的を達成するため、本発明は、第6の態様として、電子機器が装着されるホルダにおいて、電子機器を電気的に接続するため接触端子を保護する接触端子保護構造であって、電子機器が装着される際に、該電子機器によって押下された作用力を蓄えるトーションバネに挿入されるボタンと、筐体に形成された開口部と、ボタンが押下されていない状態では開口部を塞ぐ保護部材とを有し、ボタンが押下された場合には、ボタンが押下された際にトーションバネが圧縮され、保護部材を移動させて開口部を開くとともに、押下された力がトーションバネに弾性力として蓄えられ、接触端子を開口部から筐体の外へ突出させ、ボタンの押下状態が解除された際には、弾性力により、接触端子を筐体内に収納するとともに、保護部材を移動させて開口部を塞ぎ、トーションバネの一端が筐体にそれぞれ固定され、他の一端に保護部材が設置され、鋼線で形成された接触端子の略先端に形成された屈曲部の頂点が、該接触端子に形成された巻線部の弾性力によって保護部材側に弾発付勢され、接触端子が、筐体から突出する際には屈曲部のみが開口部を介して筐体から突出し、先端は筐体内に留まって該筐体との間に保護部材を介在するように配置されることにより、開口部の開閉に応じて接触端子を開口部を介して筐体から出没させ、保護部材には、電源端子の屈曲部の頂点と相対する位置に、電源端子に付着した異物を除去する部材が配置されたことを特徴とする接触端子保護構造を提供するものである。
【0035】
上記本発明の第6の態様において、保護部材は、渦巻き状に成型されたトーションバネの端部であることがより好ましい。
【0037】
また、上記目的を達成するため、本発明は、第7の態様として、電子機器が装着されるホルダにおいて、電子機器を電気的に接続するための接触端子を保護する接触端子保護構造であって、電子機器が装着される際に該電子機器によって押下される少なくとも一つのボタンと、少なくとも一つの接触端子と、それぞれの接触端子に対応して筐体に形成された開口部を備え、ボタンがいずれも押下されていない状態では全ての開口部を塞ぐ保護部材とを有し、ボタンのいずれかが押下された場合には、ボタンが押下された際にトーションバネが圧縮され、保護部材を移動させて全ての開口部を開くとともに、接触端子のそれぞれを対応する開口部から筐体の外へ突出させ、押下された力がトーションバネに弾性力として蓄えられ、全てのボタンの押下状態が解除された際には、弾性力により、接触端子のそれぞれを筐体内に収納するとともに、保護部材を移動させて全ての開口部を塞ぎ、トーションバネの一端が筐体にそれぞれ固定され、他の一端に保護部材が設置され、鋼線で形成されたそれぞれの接触端子の略先端に形成された屈曲部の頂点が、該接触端子に形成された巻線部の弾性力によって保護部材側に弾発付勢され、接触端子が、筐体から突出する際には屈曲部のみが開口部を介して筐体から突出し、先端は筐体内に留まって該筐体との間に保護部材を介在するように配置されることにより、開口部の開閉に応じてそれぞれの接触端子を対応する開口部を介して筐体から出没させ、保護部材には、それぞれの接触端子の屈曲部の頂点と相対する位置に、接触端子に付着した異物を除去する部材が配置されたことを特徴とする接触端子保護構造を提供するものである。
【0039】
上記本発明の第9の態様のいずれの構成においても、鋼線で形成されたそれぞれの接触端子の略先端に形成された屈曲部の頂点が、該接触端子に形成された巻線部の弾性力によって保護部材側に弾発付勢され、接触端子が、筐体から突出する際には前記屈曲部のみが前記開口部を介して前記筐体から突出し、先端は筐体内に留まって該筐体との間に保護部材を介在するように配置されることにより、開口部の開閉に応じてそれぞれの接触端子を対応する開口部を介して筐体から出没させることが好ましく、これに加えて、保護部材には、それぞれの接触端子の屈曲部の頂点と相対する位置に、接触端子に付着した異物を除去する部材が配置されることがより好ましい。
【0040】
【発明の実施の形態】
〔第1の実施形態〕
本発明を好適に実施した第1の実施形態について説明する。図1に、本実施形態にかかるホルダに携帯通信機を装着した状態を示す。図に示すように、ホルダ2には携帯通信機1が背面側から装着される。
図2は、ホルダ2の6面図(正面、背面、左面、右面、上面、下面の6面)である。ここでは、携帯通信機1と当接する側を正面、後述のコネクタ271が配置された面を上面とし、正面から見て左側を左面とし、これらの反対側をそれぞれ背面、下面、右面と定義する。ホルダ2は、ネジ23によって連結されたカバー21とベース22とを筐体としている。
【0041】
図3に、携帯通信機1を装着していない状態での、ホルダ2のA−A断面を示す。携帯通信機1の上部中央付近には凹部A11が形成されており、ホルダ2の凹部A11と対向する箇所にはフック25が配置されている。なお、フック25の正面側及び背面側はテーパ状となっている。
フック25の後側にはスプリング26が配置されており、フック25を凹部A11側に付勢して、これを凹部A11に対して垂直に圧接させる。
【0042】
また、携帯通信機1の下部には、凹部B12が2箇所に設けられており、ホルダ2の凹部B12と対向する箇所には、引っ掛け部24が形成されている。
【0043】
図4は、カバー21を取り除いた状態でのホルダ2の正面図である。また、図5に、携帯通信機1が搭載されていない状態でのホルダ2のB−B断面を示す。さらに、図6に、携帯通信機1を装着していない状態でのホルダ2のC−C断面を示す。
ベース22の左右方向の中央付近には、基板27が配置されている。基板27は、不図示の外部電源から供給された電力を携帯通信機1を作動させるのに適した電圧・電流に変換するための回路が形成されている。基板27の上部には、外部から電力供給を受けるためのコネクタ271が配置されている。また、基板27の両脇にはターミナル272(272a、272b)が配置されており、これは基板27を介してコネクタ271と電気的に接続されている。
なお、以下の説明においては、ホルダ2内に二つ存在する部材(ターミナル272a及び272bなど)については、これらを区別する必要がある場合のみ符号にa又はbの添え字を付すものとし、添え字を付していない場合には、両方の部材を指し示すものとする。これは、他の符号(トーションバネ29、保護プレート291など)についても同様である。
【0044】
ターミナル272は、線状の部材であるが、中央部に巻線部(ループ)が形成されることでバネ性が付与されている。また、ターミナル272の先端部付近には「く」の字状に折り曲げられた部分が形成されており、折り曲げられた部分の頂点がカバー21の切り欠き穴211から突出できるように配置されている。
【0045】
ターミナル272の外側には、圧縮力や延伸力が作用すると、鋼線が巻かれた方向に伸び縮みするトーションバネ29(29a、29b)が配置されており、この上にボタン28(28a、28b)が挿入されている。
【0046】
トーションバネ29のバネ部の一方の端は、ベース22に形成された回転防止リブ221に固定されている。トーションバネ29のもう一方の端には、保護プレート291(291a、291b)が取り付けられている。このため、トーションバネ29が伸縮する際には、回転防止リブ221によって固定された側の端は移動せず、保護プレート291が取り付けられた側の端のみが移動する。
【0047】
保護プレート291は、トーションバネ29に力が作用していない状態ではターミナル272の「く」の字部分の上に位置するように配置される。なお、トーションバネ29aに圧縮力が作用すると保護プレート291aは、コイルの部分を軸として正面から見て時計回りに移動する。また、トーションバネ29bに圧縮力が作用すると保護プレート291bは、コイルの部分を軸として正面からみて反時計回りに移動する。
また、ターミナル272の先端は、トーションバネの伸縮に伴う保護プレートの回転軌跡をたどるように、折り曲げられている。
【0048】
カバー21には、ボタン28と対応する位置に穴が形成されており、この穴を介してボタン28がカバー21から突出している。
【0049】
トーションバネ29の一端に取り付けられた保護プレート291は、カバー21に形成された切り欠き穴211よりも大きい。このため、ターミナル272のバネ力によって保護プレート291はカバー21に圧接している。
なお、ターミナル272が回転しても当たらないように、基板27には切り欠き穴273が形成されている。
【0050】
図7に、携帯通信機1及びホルダ2の電気的な構成を示す。ホルダ2には、コネクタ271を介して外部電源から電力が供給される。ホルダ2には、コネクタ271に入力された電力を、所定の電圧・電流に変換し基板27を介してターミナル272a、272bまで送る送電経路が形成されている。一方、携帯通信機1は、給電端子13a、13bを備えている。
上記の電気的構成においては、ターミナル272aと給電端子13aとが当接し、ターミナル272bと給電端子13bとが当接すると、外部電源から回路基板19に至る送電経路が形成され、回路基板19に電力が供給される。回路基板19に電力が供給された状態であり、かつ蓄電池18に十分な電力が蓄積されていない場合は、蓄電池18が充電される。
【0051】
次に、携帯通信機1をホルダ2へ装着する際の動作について説明する。
図8に、携帯通信機1が装着された状態におけるホルダ2を、カバー21を取り除いた状態で示す。また、図9に、携帯通信機1を装着した状態でのホルダ2のB−B断面を示す。さらに、図10に、携帯通信機1を装着した状態でのホルダ2のC−C断面を示す。
携帯通信機1をホルダ2に装着する際には、引っ掛け部24と携帯通信機1の凹部B12とを嵌合させつつ、凹部B12を枢軸として携帯通信機1を回転させる。
携帯通信機1の底面がフック25に突き当たると、フック25の上面に形成されたテーパの作用により、フック25はスプリング26を圧縮する方向に摺動する。携帯通信機1の凹部A11にフック25が差し掛かると、スプリング26の弾性力によってフック25と凹部A11とが係合し、携帯通信機1がホルダ2に固定される。
【0052】
携帯通信機1は、ホルダ2に装着される際に底面でボタン28を押下する。ボタン28はトーションバネ29に挿入されているため、これに作用した押下力はトーションバネ29に弾性力として蓄えられる。よって、携帯通信機1をホルダ2に装着する際に、携帯通信機1とホルダ2とが衝突してしまうことがないため、携帯通信機1に傷が付くことはない。
【0053】
また、トーションバネ29が撓むと一端に取り付けられた保護プレート291は切り欠き穴211が形成された箇所とは別の位置に移動する。保護プレート291が切り欠き穴211が形成された箇所から移動すると、ターミナル272自身の弾性力によって、その「く」の字の部分がカバー21側に移動して切り欠き穴211から突出する。なお、この際ターミナル272の「く」の字の頂点の部分はカバー21の外側に突出するが、先端はカバー21の内側に留まり、カバー21とターミナル272の先端との間に保護プレート291が介在する状態となる。
【0054】
切り欠き穴211から突出したターミナル272が携帯通信機1の背面に配置された給電端子13と接触することにより、コネクタ271から携帯通信機1に至る送電経路が形成される。これにより、コネクタ271、基板27、ターミナル272を介して外部電源から携帯通信機1に電力が供給される。
【0055】
次に、ホルダ2に装着した携帯通信機1を取り外す際の動作について説明する。ホルダ2に取り付けられている携帯通信機1を取り外す際には、ホルダ2を押さえつけながら携帯通信機1とホルダ2とを引き離す。フック25の下面はテーパ状となっているため、携帯通信機1をホルダ2から引き離そうとするとフック25はスプリング26を圧縮する方向に摺動し、フック25と凹部A11との係合が解除される。
【0056】
携帯通信機1がホルダ2から離れると、トーションバネ29の弾性力によってボタン28がカバー21から突出する。これに伴って、トーションバネ29のねじれも無くなるため、保護プレート291は切り欠き穴211が形成されている箇所に復帰する。
【0057】
この際、ターミナル272の先端とカバー21との間に保護プレート291が介在しているため、保護プレート291は、ターミナル272を押し下げながら切り欠き穴211が形成されている位置に復帰する。これにより、保護プレート291は切り欠き穴211を塞ぐとともに、ターミナル272をホルダ2内に収納する。
【0058】
このように、本実施形態において、ホルダ2は、携帯通信機1を取り付けるだけで、内部に収納されていたターミナル272が外部に露出し、装着された携帯通信機1を取り外すだけで、ターミナル272がホルダ2の内部に収納される構成である。
このため、携帯通信機1が装着されていない状態、換言するとターミナル272を使用する必要がない状態で、ターミナル272に異物が付着したり、外力が加わったりすることがない。よって、ターミナル272に異物が付着することによる接触不良や、外力によるターミナル272の変形を防止できる。
【0059】
また、携帯通信機1を装着する際に、ターミナル272のみがホルダ2から突出する。よって、装着される電子機器がどのような向きで取り付けられるかに関わらず適用可能な構造である。換言すると、携帯通信機1を装着するための開口部の大きさに関わらず適用可能な構造である。
【0060】
このように本実施形態によれば、電子機器が装着されていない状態では接触端子が露出せず、電子機器を装着するための凹部の開口面積に関わらず適用可能な構造のホルダ及び接触端子保護構造を提供できる。
【0061】
〔第2の実施形態〕
本発明を好適に実施した第2の実施形態について説明する。図1に示した第1の実施形態と同様に、本実施形態にかかるホルダ2の正面には、携帯通信機1が背面側から搭載される。
図11に、本実施形態にかかるホルダ2を、カバー21を取り除いた状態で示す。ホルダ2は、第1の実施形態のものとほぼ同様の構成である。ただし、本実施形態においては、トーションバネ29の一端に保護プレート291が取り付けられておらず、その代わりにトーションバネ29の先端部を渦巻き状に巻いた保護回転部292(292a、292b)が形成されている。このため、トーションバネ29が伸縮する際には、回転防止リブ221によって固定された側の端は移動せず、回転保護部29が形成された側の端のみが移動する。
【0062】
回転保護部292は、トーションバネ29に力が作用していない状態ではターミナル272の「く」の字部分の上に位置するように配置される。なお、トーションバネ29aに圧縮力が作用すると回転保護部292aは、正面から見て時計回りに移動する。また、トーションバネ29bに圧縮力が作用すると、回転保護部292bは正面からみて反時計回りに移動する。
また、ターミナル272の先端は、トーションバネ29の伸縮に伴う回転保護部29の回転軌跡をたどるように、外側に曲げられている。
【0063】
なお、ホルダ2の電気的構成は、図7に示した第1の実施形態と同様である。
【0064】
次に、携帯通信機1とホルダ2とを接続する際の動作について説明する。なお、ホルダ2に携帯通信機1を装着した時の状態は、図8〜図10において保護プレート291を回転保護部292に置き換えたものと同様である。
携帯通信機1をホルダ2に装着する際には、引っ掛け部24と携帯通信機1の凹部B12とを嵌合させつつ、凹部B12を枢軸として携帯通信機1を回転させる。
携帯通信機1の底面がフック25に突き当たると、フック25の上面に形成されたテーパの作用により、フック25はスプリング26を圧縮する方向に摺動する。携帯通信機1の凹部A11にフック25が差し掛かると、スプリング26の弾性力によってフック25と凹部A11とが係合し、携帯通信機1がホルダ2に固定される。
【0065】
携帯通信機1は、ホルダ2に装着される際に底面でボタン28を押下する。ボタン28はトーションバネ29に挿入されているため、これに作用した押下力はトーションバネ29に弾性力として蓄えられる。よって、携帯通信機1をホルダ2に装着する際に、携帯通信機1とホルダ2とが衝突してしまうことがないため、携帯通信機1に傷が付くことはない。
【0066】
また、トーションバネ29が撓むと一端に形成された回転保護部292は切り欠き穴211が形成された箇所とは別の位置に移動する。回転保護部292が切り欠き穴211が形成された箇所から移動すると、ターミナル272自身の弾性力によって、その「く」の字の部分がカバー21側に移動して切り欠き穴211から突出する。なお、この際ターミナル272の「く」の字の頂点の部分はカバー21の外側に突出するが、先端はカバー21の内側に留まり、カバー21とターミナル272の先端との間に回転保護部292が介在する状態となる。
【0067】
切り欠き穴211から突出したターミナル272が携帯通信機1の背面に配置された給電端子13と接触することにより、コネクタ271から携帯通信機1に至る送電経路が形成される。これにより、コネクタ271、基板27、ターミナル272を介して外部電源から携帯通信機1に電力が供給される。
【0068】
次に、ホルダ2に装着した携帯通信機1を取り外す際の動作について説明する。ホルダ2に取り付けられている携帯通信機1を取り外す際には、ホルダ2を押さえつけながら携帯通信機1とホルダ2とを引き離す。フック25の下面はテーパ状となっているため、携帯通信機1をホルダ2から引き離そうとするとフック25はスプリング26を圧縮する方向に摺動し、フック25と凹部A11との係合が解除される。
【0069】
携帯通信機1がホルダ2から離れると、トーションバネ29の弾性力によってボタン28がカバー21から突出する。これに伴って、トーションバネ29のねじれも無くなるため、回転保護部292は切り欠き穴211が形成されている箇所に復帰する。
【0070】
この際、ターミナル272の先端とカバー21との間に回転保護部292が介在しているため、回転保護部292は、ターミナル272を押し下げながら切り欠き穴211が形成されている位置に復帰する。これにより、回転保護部292は切り欠き穴211を塞ぐとともに、ターミナル272をホルダ2内に収納する。
【0071】
このように、本実施形態において、ホルダ2は、携帯通信機1を取り付けるだけで、内部に収納されていたターミナル272が外部に露出し、装着された携帯通信機1を取り外すだけで、ターミナル272がホルダ2の内部に収納される構成である。
このため、携帯通信機1が装着されていない状態、換言するとターミナル272を使用する必要がない状態ではターミナル272に異物が付着したり、外力が加わったりすることがない。よって、ターミナル272に異物が付着することによる接触不良や、外力によるターミナル272の変形を防止できる。
【0072】
なお、ターミナル272に異物が付着することを防止するためには、ターミナル272の先端を隙間無く巻いて回転保護部292を形成する必要があるが、ターミナル272を外力から保護するだけで良いならば、巻いた鋼線の間に隙間があってもよい。
【0073】
また、携帯通信機1を装着する際に、ターミナル272のみがホルダ2から突出する。よって、装着対象の電子機器がどのような向きで取り付けられるかに関わらず適用可能な構造である。換言すると、携帯通信機1を装着するための凹部の開口面積に関わらず適用可能な構成である。
【0074】
このように本実施形態によれば、電子機器が装着されていない状態では接触端子が露出せず、電子機器を装着するための凹部の開口面積に関わらず適用可能な構造のホルダ及び接触端子保護構造を提供できる。
【0075】
〔第3の実施形態〕
本発明を好適に実施した第3の実施形態について説明する。図1に示した第1の実施形態と同様に、本実施形態にかかるホルダ2の正面には、携帯通信機1が背面側から装着される。ホルダ2の外観は、図2に示した第1の実施形態のものと同様である。
【0076】
ただし、図12に示す携帯通信機1を装着していない状態でのホルダ2のB−B断面に表されるように、本実施形態においては保護プレート291の裏面(ターミナル272と接触する面)には、端子ふき293が設けられている。端子ふき293は、ターミナル272を形成する鋼線よりも十分に柔らかいシート状の部材である。
【0077】
なお、ホルダ2の電気的構成は、図7に示した第1の実施形態と同様である。
【0078】
ホルダ2に携帯通信機1を装着する際の動作及びホルダ2から携帯通信機1を取り外す際の動作は、第1の実施形態と同様となる。ただし、本実施形態においては、トーションバネ29の作用によって保護プレート291が移動する際に、端子ふき293とターミナル272とが接触した状態で摺動する。このため、ターミナル272に付着していた異物は、端子ふき293によって除去され、給電端子13との接触箇所は清浄な状態に保たれる。よって、仮にターミナル272に異物が付着したとしても、携帯通信機1をホルダ2に装着した際にターミナル272に付着した異物は除去されるため、給電端子13との接触は不良とならない。
なお、端子ふき293は、保護プレート291が移動する際にターミナル272との摩擦抵抗が大きくならない材質であることが好ましい。
【0079】
このように、本実施形態にかかるホルダ2は、第1の実施形態と同様の効果に加え、ターミナル272に付着した異物を携帯通信機1を着脱するだけで自動的に除去できるという効果を奏する。
【0080】
〔第4の実施形態〕
本発明を好適に実施した第4の実施形態について説明する。図1に示した第1の実施形態と同様に、本実施形態にかかるホルダ2は、その正面に携帯通信機1が背面側から装着される。ホルダ2の外観は、図2に示した第1の実施形態のものと同様である。
【0081】
図13に、ホルダ2をカバー21を取り除いた状態で示す。第1の実施形態においては、トーションバネ29a、29bの一端には、保護プレート291a、291bがそれぞれ取り付けられていたが、本実施形態においては、トーションバネ29a及び29bには、スライドプレート294が取り付けられる。スライドプレート294には、切り欠き穴2941(2941a、2941b)が形成されており、トーション部29a、29bの先端部が曲げ起こされてここに挿入されることで、スライドプレート294はトーションバネ29に固定されている。
【0082】
スライドプレート294は、トーションバネ29に力が作用していない状態ではターミナル272の「く」の字部分の上に位置するように配置される。なお、トーションバネ29aに圧縮力が作用するとスライドプレート294は上方向(コネクタ271が配置された側)に移動する。
【0083】
なお、ホルダ2の電気的構成は、図7に示した第1の実施形態と同様である。
【0084】
次に、ホルダ2に携帯通信機1を装着する際の動作について説明する。図14に、携帯通信機1が装着されていない状態でのホルダ2のC−C断面を示す。また、図15に、携帯通信機1が装着された状態でのホルダ2を、カバー21を取り除いた状態で示す。さらに、図16に、携帯通信機1が装着された状態におけるホルダ2のC−C断面を示す。
【0085】
携帯通信機1をホルダ2に装着する際には、引っ掛け部24と携帯通信機1の凹部B12とを嵌合させつつ、凹部B12を枢軸として携帯通信機1を回転させる。
携帯通信機1の底面がフック25に突き当たると、フック25の上面に形成されたテーパの作用により、フック25はスプリング26を圧縮する方向に摺動する。携帯通信機1の凹部A11にフック25が差し掛かると、スプリング26の弾性力によってフック25と凹部A11とが係合し、携帯通信機1がホルダ2に固定される。
【0086】
携帯通信機1は、ホルダ2に装着される際に底面でボタン28を押下する。ボタン28はトーションバネ29に挿入されているため、これに作用した押下力はトーションバネ29に弾性力として蓄えられる。よって、携帯通信機1をホルダ2に装着する際に、携帯通信機1とホルダ2とが衝突してしまうことがないため、携帯通信機1に傷が付くことはない。
【0087】
また、トーションバネ29が撓むと一端に取り付けられたスライドプレート294は切り欠き穴211が形成された箇所とは別の位置に移動する。スライドプレート294が切り欠き穴211が形成された箇所から移動すると、ターミナル272は自身の弾性力によって、その「く」の字の部分がカバー21側に移動して切り欠き穴211から突出する。なお、この際ターミナル272の「く」の字の頂点の部分はカバー21の外側に突出するが、先端はカバー21の内側に留まり、カバー21とターミナル272の先端との間にスライドプレート294が介在する状態となる。
【0088】
切り欠き穴211から突出したターミナル272が携帯通信機1の背面に配置された給電端子13と接触することにより、コネクタ271から携帯通信機1に至る送電経路が形成される。これにより、コネクタ271、基板27、ターミナル272を介して外部電源から携帯通信機1に電力が供給される。
【0089】
次に、ホルダ2に装着した携帯通信機1を取り外す際の動作について説明する。ホルダ2に取り付けられている携帯通信機1を取り外す際には、ホルダ2を押さえつけながら携帯通信機1とホルダ2とを引き離す。フック25の下面はテーパ状となっているため、携帯通信機1をホルダ2から引き離そうとするとフック25はスプリング26を圧縮する方向に摺動し、フック25と凹部A11との係合が解除される。
【0090】
携帯通信機1がホルダ2から離れると、トーションバネ29の弾性力によってボタン28がカバー21から突出する。これに伴って、トーションバネ29のねじれも無くなるため、スライドプレート294は切り欠き穴211が形成されている箇所に復帰する。
【0091】
この際、ターミナル272の先端とカバー21との間にスライドプレート294が介在しているため、スライドプレート294は、ターミナル272を押し下げながら切り欠き穴211が形成されている位置に復帰する。これにより、スライドプレート294は切り欠き穴211を塞ぐとともに、ターミナル272をホルダ2内に収納する。
【0092】
本実施形態においては、基板27の両脇に配置したトーションバネ29a及び29bの先端をいずれもスライドプレート294に固定している。このため、トーションバネ29a、29bの弾性力にばらつきがあったとしても、それを吸収することが可能となる。換言すると、携帯通信機1をホルダ2に装着した際に、ターミナル272a、272bのいずれか一方のみがホルダ2から突出して、ターミナル272と給電端子13との接触が不完全となることを防止できる。
なお、ここではボタン28を二つ(28a、28b)設けているが、ホルダ2の左右方向の中央部にボタンを一つだけ配置し、これが押下された際にトーションバネ29a及び29bの両方が圧縮されるような構成とすることも可能である。
【0093】
このように、本実施形態において、ホルダ2は、携帯通信機1を取り付けるだけで、内部に収納されていたターミナル272が外部に露出し、装着された携帯通信機1を取り外すだけで、ターミナル272がホルダ2の内部に収納される構成である。
このため、携帯通信機1が装着されていない状態、換言するとターミナル272を使用する必要がない状態で、ターミナル272に異物が付着したり、外力が加わったりすることがない。よって、ターミナル272に異物が付着することによる接触不良や、外力によるターミナル272の変形を防止できる。
【0094】
また、携帯通信機1を装着する際に、ターミナル272のみがホルダ2から突出する。よって、ホルダ2は装着対象の電子機器がどのような向きで取り付けられるかに関わらず適用可能な構造である。換言すると、電子機器を装着するための凹部の開口面積に関わらず適用可能な構造である。
【0095】
このように本実施形態によれば、電子機器が装着されていない状態では接触端子が露出せず、電子機器を装着するための凹部の開口面積に関わらず適用可能な構造のホルダを提供できる。
【0096】
なお、上記各実施形態は、本発明の好適な実施の一例であり、本発明はこれに限定されるものではない。
【0097】
例えば、上記各実施形態においては、装着された携帯通信機に電力を供給するためのホルダを例に説明を行ったが、本発明は、電子機器が装着されるあらゆるホルダに適用することが可能である。すなわち、電子機器はどのような種類のものであっても良いし、ホルダは電子機器に電力を供給するものに限定されることはない。
【0098】
また、上記各実施形態では、ターミナルに「く」の字状に折り曲げた部分を形成しているが、これは半円状や放物線状などに折り曲げられていても良い。
【0099】
また、ボタンを筐体から突出させない構造とし、電子機器をホルダに装着した際に、電子機器の所定の位置に形成された凸部がボタンを押下するようにしてもよい。このようにすれば、電子機器を装着していない状態でターミナルを露出させることができなくなるため、ターミナルに異物が付着したり、外力が作用して変形することをより確実に防止できる。
【0100】
さらに、ホルダを構成する各部材は、図面において示した形状に限定されることはなく、その数量や形状は適宜変更してもよい。
このように、本発明は様々な変形が可能である。
【0101】
【発明の効果】
以上の説明によって明らかなように、本発明によれば、電子機器が装着されていない状態では接触端子が露出しないホルダを、電子機器を装着するための凹部の開口面積に関わらず適用可能な構成で提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を好適に実施した第1の実施形態にかかるホルダに携帯通信機を装着した状態を示す図である。
【図2】第1の実施形態にかかるホルダの外観を示す図である。
【図3】第1の実施形態にかかるホルダの断面(携帯通信機非装着時)を示す図である。
【図4】第1の実施形態にかかるホルダ(携帯通信機非装着時)をカバーを取り除いた状態で示す図である。
【図5】第1の実施形態にかかるホルダの断面(携帯通信機非装着時)を示す図である。
【図6】第1の実施形態にかかるホルダの断面(携帯通信機非装着時)を示す図である。
【図7】第1の実施形態にかかるホルダの電気的構成を示す図である。
【図8】第1の実施形態にかかるホルダ(携帯通信機装着時)を示す図である。
【図9】第1の実施形態にかかるホルダの断面(携帯通信機装着時)を示す図である。
【図10】第1の実施形態にかかるホルダの断面(携帯通信機装着時)を示す図である。
【図11】本発明を好適に実施した第2の実施形態にかかるホルダ(携帯通信機非装着時)を、カバーを取り除いた状態で示す図である。
【図12】本発明を好適に実施した第3の実施形態にかかるホルダ(携帯通信機非装着時)の断面を示す図である。
【図13】本発明を好適に実施した第4の実施形態にかかるホルダ(携帯通信機非装着時)を示す図である。
【図14】第4の実施形態にかかるホルダの断面(携帯通信機非装着時)を示す図である。
【図15】第4の実施形態にかかるホルダ(携帯通信機装着時)を示す図である。
【図16】第4の実施形態にかかるホルダの断面(携帯通信機装着時)を示す図である。
【図17】従来のホルダに携帯通信機を装着した状態を示す図である。
【図18】従来のホルダの外観を示す図である。
【図19】従来のホルダの断面(携帯通信機装着時)を示す図である。
【図20】従来のホルダ(携帯通信機非装着時)を示す図である。
【図21】従来のホルダの断面(携帯通信機非装着時)を示す図である。
【図22】従来のホルダの断面(携帯通信機装着時)を示す図である。
【図23】従来のホルダの断面(携帯通信機装着時)を示す図である。
【符号の説明】
1 携帯通信機
2 ホルダ
18 蓄電池
19 回路基板
21 カバー
22 ベース
23 ネジ
24 引っ掛け部
25 フック
26、30 スプリング
27 基板
28 ボタン
29 トーションバネ
211、273、2941 切り欠き穴
271 コネクタ
272 ターミナル
291 保護プレート
292 回転保護部
293 端子ふき
294 スライドプレート

Claims (9)

  1. 装着された電子機器に電力を供給するホルダであって、前記電子機器が装着される際に該電子機器によって押下されるボタンと、
    電源に接続された電源端子と、
    筐体に形成された開口部と、
    前記ボタンが押下されていない状態では前記開口部を塞ぐ保護部材と、
    前記ボタンが押下された場合には、前記ボタンが押下された際にトーションバネが圧縮され、前記保護部材を移動させて前記開口部を開き、押下された力が前記トーションバネに弾性力として蓄えられ、前記ボタンの押下状態が解除された際には、前記弾性力により、前記保護部材を移動させて前記開口部を塞ぐ開閉手段と、
    前記開口部が開いた際に、前記電源端子を前記開口部から前記筐体の外へ突出させ、前記開口部が塞がれる際に、前記電源端子を前記筐体内に収納する出没手段とを有し、
    前記開閉手段は、
    前記トーションバネの一端が前記筐体に固定され、他の一端に前記保護部材が設置され、
    前記出没手段は、
    鋼線で形成された前記電源端子に巻線部が設けられ、
    前記電源端子の略先端に形成された屈曲部の頂点が、前記巻線部の弾性力によって前記保護部材側に弾発付勢され、
    前記電源端子が、前記筐体から突出する際には前記屈曲部のみが前記開口部を介して前記筐体の外へ突出し、先端は前記筐体内に留まって該筐体との間に前記保護部材を介在するように配置されて構成され、
    前記保護部材には、前記電源端子の前記屈曲部の頂点と相対する位置に、前記電源端子に付着した異物を除去する部材が配置され、
    前記電子機器が装着された際には、前記電源からの電力を前記電源端子を介して前記電子機器に供給することを特徴とするホルダ。
  2. 前記保護部材は、渦巻き状に成型された前記トーションバネの端部であることを特徴とする請求項1記載のホルダ。
  3. 装着された電子機器に電力を供給するホルダであって、
    前記電子機器が装着される際に該電子機器によって押下される少なくとも一つのボタンと、
    電源に接続された少なくとも一つの電源端子と、
    それぞれの前記電源端子に対応して筐体に形成された開口部を備え、
    前記ボタンがいずれも押下されていない状態では全ての前記開口部を塞ぐ保護部材と、
    前記ボタンのいずれかが押下された場合には、前記ボタンが押下された際にトーションバネが圧縮され、前記保護部材を移動させて全ての前記開口部を開き、押下された力が前記トーションバネに弾性力として蓄えられ、全ての前記ボタンの押下状態が解除された際には、前記弾性力により、前記保護部材を移動させて全ての前記開口部を塞ぐ開閉手段と、
    前記開口部が開いた際に、前記電源端子のそれぞれを、対応する前記開口部から前記筐体の外へ突出させ、前記開口部が塞がれる際に、前記電源端子のそれぞれを前記筐体内に収納する出没手段とを有し、
    前記開閉手段は、
    少なくとも一つの前記トーションバネの一端が前記筐体にそれぞれ固定され、他の一端に前記保護部材が設置され、
    前記出没手段は、
    鋼線で形成されたそれぞれの前記電源端子に巻線部が設けられ、
    前記電源端子の略先端に形成された屈曲部の頂点が、前記巻線部の弾性力によって前記保護部材側に弾発付勢され、
    前記電源端子が、前記筐体から突出する際には前記屈曲部のみが前記開口部を介して前記筐体の外へ突出し、先端は前記筐体内に留まって該筐体との間に前記保護部材を介在するように配置され、
    前記保護部材には、それぞれの前記電源端子の前記屈曲部の頂点と相対する位置に、前記電源端子に付着した異物を除去する部材が配置され、
    前記電子機器が装着された際には、前記電源からの電力を前記電源端子を介して前記電子機器に供給することを特徴とするホルダ。
  4. 電子機器が装着されるホルダであって、
    前記電子機器が装着される際に、該電子機器によって押下されるボタンと、
    前記筐体に形成された開口部と、
    前記ボタンが押下されていない状態では前記開口部を塞ぐ保護部材と、
    前記ボタンが押下された場合には、前記ボタンが押下された際にトーションバネが圧縮され、前記保護部材を移動させて前記開口部を開き、押下された力が前記トーションバネに弾性力として蓄えられ、前記ボタンの押下状態が解除された際には、前記弾性力により、前記保護部材を移動させて前記開口部を塞ぐ開閉手段と、
    前記開口部が開いた際に、接触端子を前記開口部から前記筐体の外へ突出させ、前記開口部が塞がれる際に前記接触端子を前記筐体内に収納する出没手段とを有し、
    前記開閉手段は、
    前記トーションバネの一端が前記筐体に固定され、他の一端に前記保護部材が設置され、
    前記出没手段は、
    鋼線で形成された前記接触端子に巻線部が設けられ、
    前記接触端子の略先端に形成された屈曲部の頂点が、前記巻線部の弾性力によって前記保護部材側に弾発付勢され、
    前記接触端子が、前記筐体から突出する際には前記屈曲部のみが前記開口部を介して前記筐体の外へ突出し、先端は前記筐体内に留まって該筐体との間に前記保護部材を介在するように配置され、
    前記保護部材には、前記接触端子の前記屈曲部の頂点と相対する位置に、前記接触端子に付着した異物を除去する部材が配置され、
    装着された電子機器との間で、前記接触端子を介して電気信号を送受信することを特徴とするホルダ。
  5. 前記保護部材は、渦巻き状に成型された前記トーションバネの端部であることを特徴とする請求項4記載のホルダ。
  6. 電子機器が装着されるホルダであって、
    前記電子機器が装着される際に該電子機器によって押下される少なくとも一つのボタンと、
    少なくとも一つの接触端子と、
    それぞれの前記接触端子に対応して筐体に形成された開口部を備え、
    前記ボタンがいずれも押下されていない状態では全ての前記開口部を塞ぐ保護部材と、
    前記ボタンのいずれかが押下された場合には、前記ボタンが押下された際にトーションバネが圧縮され、前記保護部材を移動させて全ての前記開口部を開き、押下された力が前記トーションバネに弾性力として蓄えられ、全ての前記ボタンの押下状態が解除された際には、前記弾性力により、前記保護部材を移動させて全ての前記開口部を塞ぐ開閉手段と、
    前記開口部が開いた際に、前記接触端子のそれぞれを前記開口部から前記筐体の外へ突出させ、前記開口部が塞がれる際に、前記接触端子のそれぞれを前記筐体内に収納する出没手段とを有し、
    前記開閉手段は、
    少なくとも一つの前記トーションバネの一端が前記筐体にそれぞれ固定され、他の一端に前記保護部材が設置され、
    前記出没手段は、
    鋼線で形成されたそれぞれの前記接触端子に巻線部が設けられ、
    前記それぞれの接触端子の略先端に形成された屈曲部の頂点が、前記巻線部の弾性力によって前記保護部材側に弾発付勢され、
    前記接触端子が、前記筐体から突出する際には前記屈曲部のみが前記開口部を介して前記筐体の外へ突出し、先端は前記筐体内に留まって該筐体との間に前記保護部材が介在するように配置され、
    前記保護部材には、それぞれの前記接触端子の前記屈曲部の頂点と相対する位置に、前記接触端子に付着した異物を除去する部材が配置され、
    装着された電子機器との間で、前記接触端子を介して電気信号を送受信することを特徴とするホルダ。
  7. 電子機器が装着されるホルダにおいて、前記電子機器を電気的に接続するため接触端子を保護する接触端子保護構造であって、
    前記電子機器が装着される際に、該電子機器によって押下された作用力を蓄えるトーションバネに挿入されるボタンと、
    前記筐体に形成された開口部と、
    前記ボタンが押下されていない状態では前記開口部を塞ぐ保護部材とを有し、
    前記ボタンが押下された場合には、前記ボタンが押下された際にトーションバネが圧縮され、前記保護部材を移動させて前記開口部を開くとともに、押下された力が前記トーションバネに弾性力として蓄えられ、前記接触端子を前記開口部から筐体の外へ突出させ、前記ボタンの押下状態が解除された際には、前記弾性力により、前記接触端子を前記筐体内に収納するとともに、前記保護部材を移動させて前記開口部を塞ぎ、
    前記トーションバネの一端が前記筐体にそれぞれ固定され、他の一端に前記保護部材が設置され、
    鋼線で形成された前記接触端子の略先端に形成された屈曲部の頂点が、該接触端子に形成された巻線部の弾性力によって前記保護部材側に弾発付勢され、
    前記接触端子が、前記筐体から突出する際には前記屈曲部のみが前記開口部を介して前記筐体から突出し、先端は前記筐体内に留まって該筐体との間に前記保護部材を介在するように配置されることにより、前記開口部の開閉に応じて前記接触端子を前記開口部を介して前記筐体から出没させ、
    前記保護部材には、前記電源端子の前記屈曲部の頂点と相対する位置に、前記電源端子に付着した異物を除去する部材が配置されたことを特徴とする接触端子保護構造。
  8. 前記保護部材は、渦巻き状に成型された前記トーションバネの端部
    であることを特徴とする請求項7記載の接触端子保護構造。
  9. 電子機器が装着されるホルダにおいて、前記電子機器を電気的に接続するための接触端子を保護する接触端子保護構造であって、
    前記電子機器が装着される際に該電子機器によって押下される少なくとも一つのボタンと、
    少なくとも一つの接触端子と、
    それぞれの前記接触端子に対応して筐体に形成された開口部を備え、
    前記ボタンがいずれも押下されていない状態では全ての前記開口部を塞ぐ保護部材とを有し、
    前記ボタンのいずれかが押下された場合には、前記ボタンが押下された際にトーションバネが圧縮され、前記保護部材を移動させて全ての前記開口部を開くとともに、前記接触端子のそれぞれを対応する開口部から前記筐体の外へ突出させ、押下された力が前記トーションバネに弾性力として蓄えられ、
    全ての前記ボタンの押下状態が解除された際には、前記弾性力により、前記接触端子のそれぞれを前記筐体内に収納するとともに、前記保護部材を移動させて全ての前記開口部を塞ぎ、
    前記トーションバネの一端が前記筐体にそれぞれ固定され、他の一端に前記保護部材が設置され、
    鋼線で形成されたそれぞれの前記接触端子の略先端に形成された屈曲部の頂点が、該接触端子に形成された巻線部の弾性力によって前記保護部材側に弾発付勢され、
    前記接触端子が、前記筐体から突出する際には前記屈曲部のみが前記開口部を介して前記筐体から突出し、先端は前記筐体内に留まって該筐体との間に前記保護部材を介在するように配置されることにより、前記開口部の開閉に応じてそれぞれの前記接触端子を対応する前記開口部を介して前記筐体から出没させ、
    前記保護部材には、それぞれの前記接触端子の前記屈曲部の頂点と相対する位置に、前記接触端子に付着した異物を除去する部材が配置されたことを特徴とする接触端子保護構造。
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