JP2003348701A - 電動式動力車 - Google Patents

電動式動力車

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JP2003348701A
JP2003348701A JP2002154792A JP2002154792A JP2003348701A JP 2003348701 A JP2003348701 A JP 2003348701A JP 2002154792 A JP2002154792 A JP 2002154792A JP 2002154792 A JP2002154792 A JP 2002154792A JP 2003348701 A JP2003348701 A JP 2003348701A
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宏一 三谷
Shigeki Fujiwara
茂喜 藤原
Kenji Yoshida
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 多くのスイッチ類を設ける必要なく、ハンド
ルバーのどの部分を把持しても検知することができ、安
全に走行させることができる電動式動力車を提供する。 【解決手段】 動力車の駆動車輪を駆動させる電動駆動
部と、人が把持して動力車の操作を行なう操作部4を備
えた電動式動力車に関する。操作部4を、軸回りに回転
自在に支持された直線状のハンドルバー5と、ハンドル
バー5が所定角度以上回転されたことを検知すると共に
この回転の非検知状態では電動駆動部の作動をOFF制
御する検出スイッチ6と、回転されたハンドルバー5を
初期状態に復帰させるためにハンドルバー5を回転付勢
する戻しバネ7とを具備して形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、操作部を手などで
把持して操作しながら電動駆動力で走行させる電動式動
力車に関するものである。
【0002】
【従来の技術】動力付き車椅子、ゴルフカート等の乗車
して走行させる台車、電動配膳車、電動手術台、工事用
運搬台車など、動力車の一部にハンドルバーで形成され
る操作部を設け、この操作部を人の手などで把持して動
力車の走行を操作するようにした電動式動力車が実用化
されている。また、操作部のハンドルバーを握って、動
力車を前後方向や左右方向に動かす方向に操作力を加え
ると、その力を検出器で検出し、加えた力に応じた駆動
力を電動駆動源から駆動車輪に出力させ、操作部への操
作力に応じて動力車を走行させるようにした、パワーア
シスト方式の電動式動力車も実用化されている。
【0003】このような電動式動力車において、操作部
のハンドルバーを手で握って動力車を動かす操作をして
いないときに、操作部に何らかの外力が作用して、電動
駆動源から駆動力が駆動車輪に出力されると、動力車が
操作する人の意思に反して勝手に走行することになり、
乗車者を含めて非常に危険な状態になる。このために、
ハンドルバーに安全スイッチを設けて、動力車が操作す
る人の意思に反して勝手に走行することを防ぐことが要
望されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】そこで、特開2000
−211518号公報では、ハンドルバーに光学スイッ
チに設け、ハンドルバーが手で握られたことを光学的に
検知して、電動駆動源の出力をオン・オフ制御すること
が提案されている。このものでは、ハンドルバーが把持
されていないときには、そのことを光学スイッチで検知
し、電動駆動源からの出力がオフになるように制御し
て、動力車が勝手に走行することを防ぐことができるの
である。
【0005】しかしこのものにあって、ハンドルバーは
一般的に数十cm以上の長さの直線状に形成されてお
り、ハンドルバーのどの位置が把持されていても把持を
検知することができるようにするには、ハンドルバーに
沿って多数の光学スイッチを設ける必要があり、コスト
が高価になるという問題があった。
【0006】本発明は上記の点に鑑みてなされたもので
あり、多くのスイッチ類を設ける必要なく、ハンドルバ
ーのどの部分を把持しても検知することができ、安全に
走行させることができる電動式動力車を提供することを
目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に係る
電動式動力車は、動力車1の駆動車輪2を駆動させる電
動駆動部3と、人が把持して動力車1の操作を行なう操
作部4を備えた電動式動力車において、操作部4を、軸
回りに回転自在に支持された直線状のハンドルバー5
と、ハンドルバー5が所定角度以上回転されたことを検
知すると共にこの回転の非検知状態では電動駆動部の作
動をOFF制御する検出スイッチ6と、回転されたハン
ドルバー5を初期状態に復帰させるためにハンドルバー
5を回転付勢する戻しバネ7とを具備して形成して成る
ことを特徴とするものである。
【0008】また請求項2の発明は、請求項1におい
て、検出スイッチ6として、ハンドルバー5の軸回りで
の一方方向の回転を検知する検出スイッチ6と、逆方向
の回転を検知する検出スイッチ6を具備して成ることを
特徴とするものである。
【0009】また請求項3の発明は、請求項1又は2に
おいて、ハンドルバー5を軸方向で二つのハンドルバー
半体5a,5bに分割し、各ハンドルバー半体5a,5
bをそれぞれ独立して軸回りに回転自在に形成すると共
に、各ハンドルバー半体5a,5bの回転を独立して検
知する検出スイッチ6を具備して成ることを特徴とする
ものである。
【0010】本発明の請求項4に係る電動式動力車は、
動力車1の駆動車輪2を駆動させる電動駆動部3と、人
が把持して動力車1の操作を行なう操作部4を備えた電
動式動力車において、操作部4を、直線状のハンドルバ
ー5と、ハンドルバー5の下面に沿って平行に配置され
上下方向に移動自在な握りバー8と、握りバー8が所定
距離以上上昇されたことを検知すると共にこの上昇の非
検知状態では電動駆動部3の作動をOFF制御する検出
スイッチ9と、上昇された握りバー8を初期状態に復帰
させるために握りバー8を付勢する戻しバネ10とを具
備して形成して成ることを特徴とするものである。
【0011】また請求項5の発明は、請求項4におい
て、握りバー8をハンドルバー5に沿って二つの握りバ
ー半体8a,8bに分割し、各握りバー半体8a,8b
をそれぞれ独立して上下方向に移動自在に形成すると共
に、各握りバー半体8a,8bの上昇を独立して検知す
る検出スイッチ9を具備して成ることを特徴とするもの
である。
【0012】本発明の請求項6に係る発明は、動力車1
の駆動車輪2を駆動させる電動駆動部3と、人が把持し
て動力車1の操作を行なう操作部4を備えた電動式動力
車において、操作部4を、上下起倒方向に回動自在に支
持されたハンドルバー5と、ハンドルバー5が所定角度
以上回動されたことを検知すると共にこの回動の非検知
状態では電動駆動部3の作動をOFF制御する検出スイ
ッチ11と、回動されたハンドルバー5を初期状態に復
帰させるためにハンドルバー5を回動付勢する戻しバネ
12とを具備して形成して成ることを特徴とするもので
ある。
【0013】本発明の請求項7に係る発明は、動力車1
の駆動車輪2を駆動させる電動駆動部3と、人が把持し
て動力車1の操作を行なう操作部4を備えた電動式動力
車において、操作部4を、導電材料の内側パイプ13と
外側パイプ14の間に誘電材料の弾性体15を充填して
形成される直線状のハンドルバー5と、外側パイプ14
に外力が作用して弾性体15が変形することによって静
電容量が初期状態から変化することを検知すると共に所
定以上の変化を検知しない状態では電動駆動部3の作動
をOFF制御する静電容量検出部16とを具備して形成
して成ることを特徴とするものである。
【0014】本発明の請求項8に係る発明は、動力車1
の駆動車輪2を駆動させる電動駆動部3と、人が把持し
て動力車1の操作を行なう操作部4を備えた電動式動力
車において、操作部4を、直線状のハンドルバー5と、
ハンドルバー5に設けられ赤外線を検知すると共に赤外
線の非検知状態では電動駆動部3の作動をOFF制御す
る赤外線検知センサ17とを具備して形成して成ること
を特徴とするものである。
【0015】また請求項9の発明は、請求項1乃至8の
いずれかにおいて、操作部4に加えられる外力を検知す
る外力検出器18と、外力検出器18で検出された外力
に応じて電動駆動部3の出力を制御するパワーアシスト
制御器19とを具備して成ることを特徴とするものであ
る。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を説明
する。
【0017】図3は本発明の電動式動力車を電動車椅子
に適用した実施の形態を示すものであり、車椅子本体2
5の両側に駆動車輪2を設けて動力車1が形成してあ
る。また車椅子本体25の背部には操作部4が設けてあ
る。
【0018】操作部4は、直線状のハンドルバー5と、
ハンドルバー5の両端を支持する支持部26,26とで
平面形状が略コ字型に形成される操作ハンドル27を具
備して形成されるものであり、支持部26,26の基部
は外力検出器18に取付けてある。この外力検出器18
には固定バー28が取着してあり、この固定バー28を
動力車1の車体に取付けることによって、ハンドルバー
5を水平に配置した状態で操作部4を動力車1の車体の
背部に固定することができるものである。
【0019】また動力車1にはモーター29及びその電
源であるバッテリー30からなる電動駆動部3が設けて
あり、モーター29を作動させることによって駆動車輪
2を回転駆動させて動力車1を電動で走行させることが
できるようにしてある。このモーター29とバッテリー
30の間にCPU等を搭載して形成されるパワーアシス
ト制御器19が設けてあり、モーター29の出力をパワ
ーアシスト制御器19で制御して電動駆動部3の作動を
制御することができるようにしてある。このパワーアシ
スト制御器19は外力検出器18に電気的に接続してあ
る。
【0020】上記のように電動車椅子として形成される
電動式動力車において、操作部4のハンドルバー5を手
で握って、動力車1を走行させたい方向である前後方向
や左右方向に操作力を加えて操作部4を操作すると、こ
の前後方向や左右方向の操作力は外力検出器18で検出
される。そして外力検出器18で検出された力検出値が
パワーアシスト制御器19に入力されると、入力された
力検出値に応じて電動駆動部3を作動させ、駆動車輪2
を回転駆動させるようになっている。従って、操作部4
のハンドルバー5を操作して動力車1を走行させようと
する人力に、電動駆動部3からの出力がアシストパワー
として加わり、小さな人力で動力車1を走行させること
ができるのである。
【0021】図1は請求項1に係る発明において、上記
の電動式動力車に設けられる操作部4の実施の形態の一
例を示すものである。このものでは、直線状のハンドル
バー5はハンドル軸32の外周に円筒状のハンドル筒3
3を固定して設けることによって形成してあり、ハンド
ル軸32の両端はハンドル筒33から突出させてある。
また支持部26は円筒状の支持筒34の一端部にL字型
の連結筒35を取着して形成してあり、ハンドルバー5
の両端のハンドル軸32を連結筒35内に回転自在に挿
着することによって、平面形状が略コ字型の操作ハンド
ル27が形成されるようにしてある。各支持筒34の他
端は接続金具36に固定してあり、接続金具36は外力
検出器18に取着してある。
【0022】ハンドルバー5はこのようにハンドル軸3
2によって支持部26に軸回りに回転自在に支持されて
いるものであり、またハンドルバー5が軸方向に移動し
ないように支持部26によって規制されている。そして
ハンドルバー5と支持部26との間につる巻きバネなど
で形成される戻しバネ7が設けてあり、ハンドルバー5
を軸回りに回すと、回転に伴なって戻しバネ7が圧縮さ
れ、ハンドルバー5に回転された方向と逆方向に回転付
勢力が作用するようにしてある。従って、ハンドルバー
5を回す力が解除されると、ハンドルバー5は回転され
た方向と逆方向に回わって、元の初期状態に復帰するよ
うになっている。またハンドル軸32の端部の外周には
図2のようにリング体38が取着してあり、リング体3
8の外周にカム状の作動突起39及びストッパー40が
突設してある。また連結筒35内にはリミットスイッチ
によって形成される検出スイッチ6が取付けてあり、検
出スイッチ6のスイッチレバー41が作動突起39の回
転軌道上に配置されるようにしてある。この検出スイッ
チ6は図4に示すようにパワーアシスト制御器19に電
気的に接続してあり、パワーアシスト制御器19を介し
て電動駆動部3をON・OFFできるようにしてある。
【0023】そして上記のものにおいて、動力車1を走
行させていないときには、操作部4のハンドルバー5は
手で握られていないので、戻しバネ7による回転付勢力
でハンドルバー5は初期の状態にあって、回転角度は0
°のままである。このときにはハンドルバー5の作動突
起39は検出スイッチ6のスイッチレバー41から離れ
ており、検出スイッチ6はOFFになっている。従って
電動駆動部3はパワーアシスト制御器19を介して作動
をOFF状態に制御されており、例えば操作部4に外力
が作用して外力検出器18からパワーアシスト制御器1
9に力検出値が入力されても電動駆動部3は作動せず、
動力車1が操作する人の意に反して走行するような危険
を防ぐことができるものである。
【0024】次に、動力車1を走行させる際には、操作
部4のハンドルバー5を手で握り、ハンドルバー5を図
2の矢印のように軸回りに回すと、ハンドルバー5が所
定の角度以上に回転したときに検出スイッチ6のスイッ
チレバー41が作動突起39で押圧され、ハンドルバー
5の回転が検知されて検出スイッチ6はONになる。検
出スイッチ6がONになると、電動駆動部3はパワーア
シスト制御器19を介してON状態に制御される。従っ
て、この状態でハンドルバー5を手で握ったまま動力車
1を走行させたい方向に操作力を加えると、この力が外
力検出器18で検出され、検出された力検出値に基づい
てパワーアシスト制御器19で制御して電動駆動部3を
作動させ、駆動車輪2を回転駆動して動力車1を走行さ
せることができるものである。ハンドルバー5の軸回り
の回転角度は、ストッパー40が連結筒35の内面など
に当ることによって規制されており、ハンドルバー5を
回し過ぎることによる破損などのおそれはない。
【0025】上記のように、操作部4のハンドルバー5
を把持して軸回りに回さないと、検出スイッチ6はOF
Fになっており、動力車1は走行しない。従って、例え
ばハンドルバー5に傘や荷物を引っ掛けたり、ハンドル
バー5にもたれたりしても、ハンドルバー5は軸回りに
回ることはないので、検出スイッチ6をOFFのままに
保持することができるものであり、このときにも動力車
1が操作する人の意に反して走行するような危険を防ぐ
ことができるものである。そして、ハンドルバー5の長
手方向のどの部分を把持しても、ハンドルバー5を軸回
りに回すことによって検出スイッチ6をONさせること
ができるので、ハンドルバー5を把持していることが検
出スイッチ6で検知されるものであり、従って多くのス
イッチ類を用いる必要なく、ハンドルバー5が把持され
ていることを検知することができるものである。尚、ハ
ンドルバー5は単純な円筒形状に形成することができる
ものであり、ハンドルバー5が安全スイッチを兼ねてい
るとは第三者には分からないので、第三者がいたずらし
て動力車1を走行させるようなことを未然に防ぐことが
できるものである。
【0026】ここで、ハンドルバー5を握った状態で、
押して動力車1を走行させる場合と引いて動力車1を走
行させる場合とでは、ハンドルバー5を軸回りに回し易
い方向が異なる。そこで請求項2の発明に係る図5の実
施の形態では、検出スイッチ6として一対の検出スイッ
チ6a,6bを用い、ハンドルバー5のハンドル軸32
の両端部の位置に各検出スイッチ6a,6bを配置して
設けるようにしてある。またハンドル軸32の両端部に
はそれぞれ上記のような作動突起39やストッパー40
が設けてある(図示は省略)。戻しバネ7もハンドル軸
32の両端部にそれぞれ設けてあり、一対の戻しバネ7
の回転付勢力が釣り合った位置がハンドルバー5の初期
状態になるようにしてある。
【0027】そして一方の検出スイッチ6aは、ハンド
ルバー5が一方向に所定の角度以上で回転したときにそ
のスイッチレバー41が作動突起39で押圧され、ハン
ドルバー5が軸回りに回されたことを検知するようにな
っており、他方の検出スイッチ6bは、ハンドルバー5
が逆方向に所定の角度以上で回転したときにそのスイッ
チレバー41が作動突起39で押圧され、ハンドルバー
5が軸回りに回されたことを検知するようになってい
る。このように、ハンドルバー5の回転の向きに関係な
く、ハンドルバー5が軸回りに回されたことを検知する
ことができるものであり、ハンドルバー5を手で握って
軸回りに回した後に動力車1を走行させる操作を操作性
良く行なうことができるものである。
【0028】図6は請求項3の発明に係る実施の形態の
一例を示すものであり、図6(a)のようにハンドルバ
ー5を軸方向で二つのハンドルバー半体5a,5bに分
割して形成してある。このものでは、図6(b)に示す
ように、操作ハンドル27の両端の各支持部26に固定
軸52の両端部が固定してあり、固定軸52の長手方向
の中央部の外周に中央支持部53が固定ネジ54で固定
してある。そして中央支持部53と一方の端部の支持部
26との間において固定軸52の外周に円筒状のハンド
ルバー半体5aがブッシュ55を介して回転自在に取付
けてあり、中央支持部53と他方の端部の支持部26と
の間において固定軸52の外周に円筒状のハンドルバー
半体5bがブッシュ55を介して回転自在に取付けてあ
る。各ハンドルバー半体5a,5bと固定軸52との間
には戻しバネ7が設けてあり、各ハンドルバー半体5
a,5bは回動付勢されて初期状態に戻るようにしてあ
る。
【0029】また、各支持部26,26内にはそれぞれ
検出スイッチ6a,6bが設けてあり、各ハンドルバー
半体5a,5bの端部から突出させた作動突起39,3
9を検出スイッチ6a,6bのスイッチレバー41,4
1に対向させてある。ハンドルバー半体5a,5bが固
定軸52の回りに回されると、作動突起39がスイッチ
レバー41を押圧作動させて検出スイッチ6a,6bが
ONするようになっている。さらに各支持部26,26
には案内溝56が凹設してあり、各ハンドルバー半体5
a,5bの端部から突出させたストッパー46が案内溝
56に差し込んである。従ってハンドルバー半体5a,
5bはストッパー46が案内溝56内を移動する範囲の
角度に規制されて軸回りに回転されるものである。上記
の各検出スイッチ6a,6bはパワーアシスト制御器1
9に電気的に接続してあり、パワーアシスト制御器19
を介して電動駆動部3をON・OFFできるようにして
ある。また検出スイッチ6a,6bの両方がハンドルバ
ー半体5a,5bの回転を検知してONにならないと、
電動駆動部3は作動をOFF状態に制御されるようにし
てある。
【0030】そしてこのものにあって、二つのハンドル
バー半体5a,5bのうち一方のハンドルバー半体5a
を左手で、他方のハンドルバー半体5bを右手でそれぞ
れ把持し、二つのハンドルバー半体5a,5bを同時に
回すと、検出スイッチ6a,6bの両方がハンドルバー
半体5a,5bの回転を検知してONになり、電動駆動
部3をパワーアシスト制御器19を介してON状態に制
御することができる。従って、ハンドルバー5を両手で
握らないと電動駆動部3をON状態にすることができな
いので、動力車1を走行させる操作を両手で行なうこと
が必要になり、動力車1の操作が確実になって安全性が
向上するものである。
【0031】図7は請求項4の発明に係る実施の形態の
一例を示すものであり、図7(a)に示すようにコ字状
の操作ハンドル27の直線部分をハンドルバー5として
形成してある。この直線状のハンドルバー5の下面の全
長に沿って平行に握りバー8が配置してあり、握りバー
8の上面の複数箇所にガイド軸44が突設してある。ハ
ンドルバー5は円筒状に形成されるものであり、その下
面の複数箇所に孔を設けて上下に開口する筒状のガイド
ブッシュ45が固定してある。この各ガイドブッシュ4
5にガイド軸44を図7(c)のようにスライド自在に
挿着することによって、握りバー8は上下方向に移動自
在になっている。ガイド軸44の上端に設けたストッパ
ー46がガイドブッシュ45の上端に当接することによ
って、ガイド軸44がガイドブッシュ45から抜けない
ようにしてある。
【0032】また握りバー8とハンドルバー5の間に戻
しバネ10が設けてあり、戻しバネ10で握りバー8を
下方へ付勢することによって、握りバー8を最も下がっ
た状態に保持するようにしてあり、この最も下がった状
態が握りバー8の初期状態になっている。この初期状態
での握りバー8とハンドルバー5との間の隙間は、指を
挟んで怪我をしないように、人の指の厚みより小さく形
成するのが好ましい。さらに、ハンドルバー5の下面に
は図7(b)のようにリミットスイッチなどで形成され
る検出スイッチ9が取付けてあり、検出スイッチ9の下
面にスイッチレバー41が設けてある。この検出スイッ
チ9はパワーアシスト制御器19に電気的に接続してあ
り、パワーアシスト制御器19を介して電動駆動部3を
ON・OFFできるようにしてある。
【0033】そして上記のものにおいて、動力車1を走
行させていないときには、操作部4のハンドルバー5は
手で握られていないので、戻しバネ10による付勢力で
握りバー8は下方へ押し下げられた初期状態にある。こ
のときには握りバー8は検出スイッチ9のスイッチレバ
ー41から離れており、検出スイッチ9はOFFになっ
ている。従って電動駆動部3はパワーアシスト制御器1
9を介して作動をOFF状態に制御されており、例えば
操作部4に外力が作用して外力検出器18からパワーア
シスト制御器19に力検出値が入力されても電動駆動部
3は作動せず、動力車1が操作する人の意に反して走行
するような危険を防ぐことができるものである。
【0034】次に、動力車1を走行させる際に、操作部
4のハンドルバー5を握りバー8とともに手で握ると、
握りバー8は戻しバネ10に抗して上昇し、握りバー8
が所定距離以上上昇すると検出スイッチ9のスイッチレ
バー41が握りバー8の上面で押圧され、握りバー8の
上昇が検知されて検出スイッチ9はONになる。検出ス
イッチ9がONになると、電動駆動部3はパワーアシス
ト制御器19を介してON状態に制御される。従って、
この状態でハンドルバー5を手で握ったまま動力車1を
走行させたい方向に操作力を加えると、この力が外力検
出器18で検出され、検出された力検出値に基づいてパ
ワーアシスト制御器19で制御して電動駆動部3を作動
させ、駆動車輪2を回転駆動して動力車1を走行させる
ことができるものである。
【0035】上記のように、操作部4のハンドルバー5
を把持せず握りバー8を握っていないときには、検出ス
イッチ9はOFFになっており、動力車1は走行しな
い。また、例えばハンドルバー5に傘や荷物を引っ掛け
たり、ハンドルバー5にもたれたりしても、握りバー8
は上昇することはないので、検出スイッチ9はOFFの
ままに保持することができるものであり、このときにも
動力車1が操作する人の意に反して走行するような危険
を防ぐことができるものである。そして、ハンドルバー
5の長手方向のどの部分を把持しても、握りバー8が握
られることになるので、ハンドルバー5を把持している
ことが検出スイッチ9で検知されるものであり、従って
多くのスイッチ類を用いる必要なく、ハンドルバー5が
把持されていることを検知することができるものであ
る。
【0036】図8は請求項5の発明の実施の形態の一例
を示すものであり、握りバー8をハンドルバー5に沿っ
て二つの握りバー半体8a,8bに分割してある。各握
りバー半体8a,8bは図7(c)と同様にしてハンド
ルバー5に取付けてあり、各握りバー半体8a,8bは
それぞれ独立して上下方向に移動自在になっている。ま
た検出スイッチ9として一対の検出スイッチ9a,9b
を用い、各握りバー半体8a,8bに対応してハンドル
バー5の下面にそれぞれ検出スイッチ9a,9bが取付
けてあり、各検出スイッチ9a,9bで各握りバー半体
8a,8bの上昇を独立して検知するようにしてある。
各検出スイッチ9a,9bはパワーアシスト制御器19
に電気的に接続してあり、パワーアシスト制御器19を
介して電動駆動部3をON・OFFできるようにしてあ
る。また検出スイッチ9a,9bの両方が握りバー半体
8a,8bの上昇を検知してONにならないと、電動駆
動部3は作動をOFF状態に制御されるようにしてあ
る。その他の構成は図7のものと同じである。
【0037】そしてこのものにあって、二つの握りバー
半体8a,8bのうち一方の握りバー半体8aを設けた
箇所のハンドルバー5を左手で、他方の握りバー半体8
bを設けた箇所のハンドルバー5を右手でそれぞれ把持
し、二つの握りバー半体8a,8bを同時に上昇させる
と、検出スイッチ9a,9bの両方が握りバー半体8
a,8bの上昇を検知してONになり、電動駆動部3を
パワーアシスト制御器19を介してON状態に制御する
ことができる。従って、ハンドルバー5を両手で握らな
いと電動駆動部3をON状態にすることができないの
で、動力車1を走行させる操作を両手で行なうことが必
要になり、動力車1の操作が確実になって安全性が向上
するものである。
【0038】図9は請求項6の発明の実施の形態の一例
を示すものであり、コ字状の操作ハンドル27の直線部
分をハンドルバー5として形成してある。操作ハンドル
27の両端は動力車1に設けられるハンドルベース58
に突設した回転軸59に枢支してあり、回転軸59を中
心にしてハンドルバー5は上下起倒方向に回動自在にし
てある。この上下方向の回動角度は、ハンドルベース5
8に凹設した案内溝56に操作ハンドル27の端部から
突設したストッパー46が差し込まれていることによっ
て規制してあり、上方に起き上がる状態と、水平に倒れ
る状態との間で回動させることができるようにしてあ
る。またハンドルバー5を起き上がる方向に付勢する戻
しバネ12が操作ハンドル27の端部内と回転軸59の
間に設けてあり、戻しバネ12の付勢力によってハンド
ルバー5が起き上がった状態に保持されるようにしてあ
る。この起き上がった状態がハンドルバー5の初期状態
である。さらに、リミットスイッチなどで形成される検
出スイッチ11がハンドルベース58に設けてあり、ハ
ンドルバー5が下方へ回動されると操作ハンドル27の
端部に設けた作動突起39によってスイッチレバー41
が押圧され、ハンドルバー5の下方への回動が検知され
るようにしてある。この検出スイッチ11はパワーアシ
スト制御器19に電気的に接続してあり、パワーアシス
ト制御器19を介して電動駆動部3をON・OFFでき
るようにしてある。
【0039】そして上記のものにおいて、動力車1を走
行させていないときには、操作部4のハンドルバー5は
手で握られていないので、戻しバネ12による付勢力で
ハンドルバー5は上方へ起き上がった初期状態にある。
このときには検出スイッチ11はOFFになっている。
従って電動駆動部3はパワーアシスト制御器19を介し
て作動をOFF状態に制御されており、例えば操作部4
に外力が作用して外力検出器18からパワーアシスト制
御器19に力検出値が入力されても電動駆動部3は作動
せず、動力車1が操作する人の意に反して走行するよう
な危険を防ぐことができるものである。
【0040】次に、動力車1を走行させる際に、操作部
4のハンドルバー5を把持して戻しバネ12に抗してハ
ンドルバー5を引き下げるように回動させると、検出ス
イッチ11のスイッチレバー41が押圧され、ハンドル
バー5の回動が検知されて検出スイッチ11はONにな
る。検出スイッチ11がONになると、電動駆動部3は
パワーアシスト制御器19を介してON状態に制御され
る。従って、この状態でハンドルバー5を手で握ったま
ま動力車1を走行させたい方向に操作力を加えると、こ
の力が外力検出器18で検出され、検出された力検出値
に基づいてパワーアシスト制御器19で制御して電動駆
動部3を作動させ、駆動車輪2を回転駆動して動力車1
を走行させることができるものである。
【0041】上記のように、操作部4のハンドルバー5
を把持して下方へ回動させないと、検出スイッチ11は
OFFになっており、動力車1は走行しない。従って、
例えば階段や段差を乗り越えるために動力車1を引き上
げるべく、ハンドルバー5を持ち上げても、検出スイッ
チ11はONにならないので、ハンドルバー5を持ち上
げて誤ってON状態にするようなことはなくなるもので
ある。またハンドルバー5を把持する際の手の重みだけ
でハンドルバー5は下方へ回動し、検出スイッチ11を
オンにすることができるものであり、操作者はスイッチ
を意識せずに操作を行なうことができるものである。そ
して、ハンドルバー5の長手方向のどの部分を把持して
も、ハンドルバー5を回動させることによって検出スイ
ッチ11をONさせることができるので、ハンドルバー
5を把持していることが検出スイッチ9で検知されるも
のであり、従って多くのスイッチ類を用いる必要なく、
ハンドルバー5が把持されていることを確実に検知する
ことができるものである。
【0042】図10は請求項7の発明の実施の形態の一
例を示すものであり、コ字状の操作ハンドル27の直線
部分をハンドルバー5として形成してある。このハンド
ルバー5は内側パイプ13と外側パイプ14の間に弾性
体15を充填して形成されるものであり、内側パイプ1
3と外側パイプ14はそれぞれ金属など導電性材料で、
弾性体15はゴムなど誘電材料で形成してある。内側パ
イプ13と外側パイプ14はそれぞれ円筒形に形成して
あり、図10(b)のように内側パイプ13の外周に外
側パイプ14を同心状に配置し、内側パイプ13と外側
パイプ14の間に弾性体15を均一な厚みで密に充填し
てある。このように誘電体である弾性体15を導電体で
ある内側パイプ13と外側パイプ14で挟むことによっ
てコンデンサが形成される。
【0043】そしてハンドルバー5を握ると、弾性体1
5の弾性変形によって内側パイプ13に対して外側パイ
プ14が変位し、内側パイプ13と外側パイプ14の間
の距離が変化するが、内側パイプ13と外側パイプ14
の間の静電容量は、内側パイプ13と外側パイプ14の
間の距離が変化すると変化するので、内側パイプ13と
外側パイプ14の間の静電容量の変化を検知することに
よって、ハンドルバー5が把持されたことを検出するこ
とができる。静電容量の変化の検知は、例えば図10
(b)に示すように、内側パイプ13と外側パイプ14
の間に高周波電源50を接続して高周波を印加し、静電
容量検出部16によって静電容量の変化を測定すること
によって行なうことができる。この静電容量検出部16
は図4に示すようにパワーアシスト制御器19に電気的
に接続してあり、パワーアシスト制御器19を介して電
動駆動部3をON・OFFできるようにしてある。
【0044】そして上記のものにおいて、動力車1を走
行させていないときには、操作部4のハンドルバー5は
手で握られていないので、内側パイプ13に対して外側
パイプ14は変位しない初期状態にあり、静電容量の変
化は静電容量検出部16で検出されない。このときには
電動駆動部3はパワーアシスト制御器19を介して作動
をOFF状態に制御されており、例えば操作部4に外力
が作用して外力検出器18からパワーアシスト制御器1
9に力検出値が入力されても電動駆動部3は作動せず、
動力車1が操作する人の意に反して走行するような危険
を防ぐことができるものである。
【0045】次に、動力車1を走行させる際に、操作部
4のハンドルバー5を把持すると、内側パイプ13に対
して外側パイプ14が変位して静電容量が変化し、静電
容量検出部16で検出される静電容量の変化が所定以上
になると、電動駆動部3はパワーアシスト制御器19を
介してON状態に制御される。従って、この状態でハン
ドルバー5を手で握ったまま動力車1を走行させたい方
向に操作力を加えると、この力が外力検出器18で検出
され、検出された力検出値に基づいてパワーアシスト制
御器19で制御して電動駆動部3を作動させ、駆動車輪
2を回転駆動して動力車1を走行させることができるも
のである。ここで、ハンドルバー5の長手方向のどの部
分を把持しても、内側パイプ13に対して外側パイプ1
4が変位して静電容量が変化するので、ハンドルバー5
を把持していることが静電容量検出部16で検知される
ものであり、従って多くのスイッチ類を用いる必要な
く、ハンドルバー5が把持されていることを確実に検知
することができるものである。
【0046】図11は請求項8の発明の実施の形態の一
例を示すものであり、コ字状の操作ハンドル27の直線
部分をハンドルバー5として形成してある。このハンド
ルバー5に赤外線検知センサ17が設けてある。図11
の実施の形態では、赤外線検知センサ17はハンドルバ
ー5の内側、すなわち動力車1に面する側において、ハ
ンドルバー5の長手方向の中央部に設けてある。ここ
で、ハンドルバー5が人の手で握られると、人体からの
赤外線が赤外線検知センサ17で検知されるので、ハン
ドルバー5が人によって把持されたことを検知すること
ができるものである。この赤外線検知センサ17は図4
に示すようにパワーアシスト制御器19に電気的に接続
してあり、パワーアシスト制御器19を介して電動駆動
部3をON・OFFできるようにしてある。
【0047】そして上記のものにおいて、動力車1を走
行させていないときには、操作部4のハンドルバー5は
手で握られていないので、赤外線検知センサ17は赤外
線を検出していない。このときには電動駆動部3はパワ
ーアシスト制御器19を介して作動をOFF状態に制御
されており、例えば操作部4に外力が作用して外力検出
器18からパワーアシスト制御器19に力検出値が入力
されても電動駆動部3は作動せず、動力車1が操作する
人の意に反して走行するような危険を防ぐことができる
ものである。
【0048】次に、動力車1を走行させる際に、操作部
4のハンドルバー5を把持すると、人体からの赤外線が
赤外線検知センサ17で検知され、電動駆動部3はパワ
ーアシスト制御器19を介してON状態に制御される。
従って、この状態でハンドルバー5を手で握ったまま動
力車1を走行させたい方向に操作力を加えると、この力
が外力検出器18で検出され、検出された力検出値に基
づいてパワーアシスト制御器19で制御して電動駆動部
3を作動させ、駆動車輪2を回転駆動して動力車1を走
行させることができるものである。ここで、ハンドルバ
ー5に傘や荷物を掛けたりしても、これらからは赤外線
が発せられないので、赤外線検知センサ17はON状態
にならない。従って、ハンドルバー5に人が接触してい
るか物が接触しているのかを判別することができるもの
であり、誤動作を防止することができるものである。ま
た上記のように赤外線検知センサ17をハンドルバー5
の内側に設けることによって、ハンドルバー5に人が近
寄っただけで赤外線検知センサ17が反応してしまうこ
とを防ぐことができるものである。
【0049】
【発明の効果】上記のように本発明の請求項1に係る電
動式動力車は、動力車の駆動車輪を駆動させる電動駆動
部と、人が把持して動力車の操作を行なう操作部を備え
た電動式動力車において、操作部を、軸回りに回転自在
に支持された直線状のハンドルバーと、ハンドルバーが
所定角度以上回転されたことを検知すると共にこの回転
の非検知状態では電動駆動部の作動をOFF制御する検
出スイッチと、回転されたハンドルバーを初期状態に復
帰させるためにハンドルバーを回転付勢する戻しバネと
を具備て形成するようにしたので、ハンドルバーの長手
方向のどの部分を把持しても、ハンドルバーを軸回りに
回すことによって、ハンドルバーを把持していることが
検出スイッチで検知されるものであり、多くのスイッチ
類を用いる必要なく、ハンドルバーが把持されているこ
とを検知することができるものである。しかもハンドル
バーに傘や荷物を引っ掛けたり、ハンドルバーに人がも
たれたりしても、ハンドルバーは軸回りに回ることはな
く、検出スイッチをOFFのままに保持することができ
るものであり、動力車が誤動作する危険を防いで安全に
走行させることができるものである。
【0050】また請求項2の発明は、請求項1におい
て、検出スイッチとして、ハンドルバーの軸回りでの一
方方向の回転を検知する検出スイッチと、逆方向の回転
を検知する検出スイッチを具備するので、ハンドルバー
の回転の向きに関係なく、ハンドルバーが軸回りに回さ
れたことを検知することができ、ハンドルバーを手で握
って軸回りに回した後に動力車を走行させる操作を操作
性良く行なうことができるものである。
【0051】また請求項3の発明は、請求項1又は2に
おいて、ハンドルバーを軸方向で二つのハンドルバー半
体に分割し、各ハンドルバー半体をそれぞれ独立して軸
回りに回転自在に形成すると共に、各ハンドルバー半体
の回転を独立して検知する検出スイッチを具備するの
で、各ハンドルバー半体をそれぞれ片手で把持して同時
に回さないと電動駆動部をON状態にすることができな
いようにすることができるものであり、動力車を走行さ
せる操作を両手で行なうことを必要にして、動力車の操
作の安全性を向上することができるものである。
【0052】また本発明の請求項4に係る電動式動力車
は、動力車の駆動車輪を駆動させる電動駆動部と、人が
把持して動力車の操作を行なう操作部を備えた電動式動
力車において、操作部を、直線状のハンドルバーと、ハ
ンドルバーの下面に沿って平行に配置され上下方向に移
動自在な握りバーと、握りバーが所定距離以上上昇され
たことを検知すると共にこの上昇の非検知状態では電動
駆動部の作動をOFF制御する検出スイッチと、上昇さ
れた握りバーを初期状態に復帰させるために握りバーを
付勢する戻しバネとを具備して形成したので、ハンドル
バーの長手方向のどの部分を把持しても握りバーが握ら
れることになり、ハンドルバーを把持していることが検
出スイッチで検知されるものであり、従って多くのスイ
ッチ類を用いる必要なく、ハンドルバーが把持されてい
ることを検知することができるものである。しかもハン
ドルバーに傘や荷物を引っ掛けたり、ハンドルバーに人
がもたれたりしても、握りバーは上昇されることはな
く、検出スイッチをOFFのままに保持することができ
るものであり、動力車が誤動作する危険を防いで安全に
走行させることができるものである。
【0053】また請求項5の発明は、請求項4におい
て、握りバーをハンドルバーに沿って二つの握りバー半
体に分割し、各握りバー半体をそれぞれ独立して上下方
向に移動自在に形成すると共に、各握りバー半体の上昇
を独立して検知する検出スイッチを具備するので、各握
りバー半体を設けた部分をそれぞれ片手で同時に把持し
ないと電動駆動部をON状態にすることができないよう
にすることができるものであり、動力車を走行させる操
作を両手で行なうことを必要にして、動力車の操作の安
全性を向上することができるものである。
【0054】本発明の請求項6に係る電動式動力車は、
動力車の駆動車輪を駆動させる電動駆動部と、人が把持
して動力車の操作を行なう操作部を備えた電動式動力車
において、操作部を、上下起倒方向に回動自在に支持さ
れたハンドルバーと、ハンドルバーが所定角度以上回動
されたことを検知すると共にこの回動の非検知状態では
電動駆動部の作動をOFF制御する検出スイッチと、回
動されたハンドルバーを初期状態に復帰させるためにハ
ンドルバーを回動付勢する戻しバネとを具備して形成し
たので、ハンドルバーの長手方向のどの部分を把持して
も、ハンドルバーを上下方向に回動させることによっ
て、ハンドルバーを把持していることが検出スイッチで
検知されるものであり、多くのスイッチ類を用いる必要
なく、ハンドルバーが把持されていることを検知するこ
とができ、動力車が誤動作する危険を防いで安全に走行
させることができるものである。
【0055】本発明の請求項7に係る電動式動力車は、
動力車の駆動車輪を駆動させる電動駆動部と、人が把持
して動力車の操作を行なう操作部を備えた電動式動力車
において、操作部を、導電材料の内側パイプと外側パイ
プの間に誘電材料の弾性体を充填して形成される直線状
のハンドルバーと、外側パイプに外力が作用して弾性体
が変形することによって静電容量が初期状態から変化す
ることを検知すると共に所定以上の変化を検知しない状
態では電動駆動部の作動をOFF制御する静電容量検出
部とを具備して形成したので、ハンドルバーの長手方向
のどの部分を把持しても、内側パイプに対して外側パイ
プが変位して静電容量が変化し、ハンドルバーを把持し
ていることが静電容量検出部で検知されるものであり、
多くのスイッチ類を用いる必要なく、ハンドルバーが把
持されていることを確実に検知することができ、動力車
が誤動作する危険を防いで安全に走行させることができ
るものである。
【0056】本発明の請求項8に係る電動式動力車は、
動力車の駆動車輪を駆動させる電動駆動部と、人が把持
して動力車の操作を行なう操作部を備えた電動式動力車
において、操作部を、直線状のハンドルバーと、ハンド
ルバーに設けられ赤外線を検知すると共に赤外線の非検
知状態では電動駆動部の作動をOFF制御する赤外線検
知センサとを具備して形成したので、ハンドルバーに傘
や荷物を掛けたりしても、赤外線検知センサは赤外線を
検知せず、ハンドルバーに人が接触しているか物が接触
しているのかを判別することができるものであり、誤動
作を防止することができるものである。
【0057】また請求項9の発明は、請求項1乃至9の
いずれかにおいて、操作部に加えられる外力を検知する
外力検出器と、外力検出器で検出された外力に応じて電
動駆動部の出力を制御するパワーアシスト制御器とを具
備するので、操作部を操作して動力車を走行させようと
する人力に、電動駆動部からの出力をアシストパワーと
して加えることができ、小さな人力で動力車を走行させ
ることができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の一例の操作部を示す断面
図である。
【図2】同上の操作部の内部構造を示す断面図である。
【図3】同上の動力車の一例を示す斜視図である。
【図4】同上の制御系のブロック図である。
【図5】本発明の実施の形態の他の一例の操作部を示す
断面図である。
【図6】本発明の実施の形態の他の一例の操作部を示す
ものであり、(a)は斜視図、(b)は拡大した断面図
である。
【図7】本発明の実施の形態の他の一例の操作部を示す
ものであり、(a)は斜視図、(b)は一部の正面図、
(c)は一部の拡大した断面図である。
【図8】本発明の実施の形態の他の一例の操作部を一部
の正面図である。
【図9】本発明の実施の形態の他の一例の操作部を示す
ものであり、(a)は斜視図、(b)は一部の拡大した
断面図である。
【図10】本発明の実施の形態の他の一例の操作部を示
すものであり、(a)は斜視図、(b)は一部の拡大し
た断面図である。
【図11】本発明の実施の形態の他の一例の操作部を示
す斜視図である。
【符号の説明】
1 動力車 2 駆動車輪 3 電動駆動部 4 操作部 5 ハンドルバー 6 検出スイッチ 7 戻しバネ 8 握りバー 9 検出スイッチ 10 戻しバネ 11 検出スイッチ 12 戻しバネ 13 内側パイプ 14 外側パイプ 15 弾性体 16 静電容量検出部 17 赤外線検知センサ 18 外力検出器 19 パワーアシスト制御器
フロントページの続き (72)発明者 吉田 謙治 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内 Fターム(参考) 5H115 PA08 PC06 PG04 PI13 PI29 PU01 QE12 SE03 SJ11 TO30 TW10 TZ02 TZ11 UI04 UI32 UI35 UI36 UI40

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 動力車の駆動車輪を駆動させる電動駆動
    部と、人が把持して動力車の操作を行なう操作部を備え
    た電動式動力車において、操作部を、軸回りに回転自在
    に支持された直線状のハンドルバーと、ハンドルバーが
    所定角度以上回転されたことを検知すると共にこの回転
    の非検知状態では電動駆動部の作動をOFF制御する検
    出スイッチと、回転されたハンドルバーを初期状態に復
    帰させるためにハンドルバーを回転付勢する戻しバネと
    を具備して形成して成ることを特徴とする電動式動力
    車。
  2. 【請求項2】 検出スイッチとして、ハンドルバーの軸
    回りでの一方方向の回転を検知する検出スイッチと、逆
    方向の回転を検知する検出スイッチを具備して成ること
    を特徴とする請求項1に記載の電動式動力車。
  3. 【請求項3】 ハンドルバーを軸方向で二つのハンドル
    バー半体に分割し、各ハンドルバー半体をそれぞれ独立
    して軸回りに回転自在に形成すると共に、各ハンドルバ
    ー半体の回転を独立して検知する検出スイッチを具備し
    て成ることを特徴とする請求項1又は2に記載の電動式
    動力車。
  4. 【請求項4】 動力車の駆動車輪を駆動させる電動駆動
    部と、人が把持して動力車の操作を行なう操作部を備え
    た電動式動力車において、操作部を、直線状のハンドル
    バーと、ハンドルバーの下面に沿って平行に配置され上
    下方向に移動自在な握りバーと、握りバーが所定距離以
    上上昇されたことを検知すると共にこの上昇の非検知状
    態では電動駆動部の作動をOFF制御する検出スイッチ
    と、上昇された握りバーを初期状態に復帰させるために
    握りバーを付勢する戻しバネとを具備して形成して成る
    ことを特徴とする電動式動力車。
  5. 【請求項5】 握りバーをハンドルバーに沿って二つの
    握りバー半体に分割し、各握りバー半体をそれぞれ独立
    して上下方向に移動自在に形成すると共に、各握りバー
    半体の上昇を独立して検知する検出スイッチを具備して
    成ることを特徴とする請求項4に記載の電動式動力車。
  6. 【請求項6】 動力車の駆動車輪を駆動させる電動駆動
    部と、人が把持して動力車の操作を行なう操作部を備え
    た電動式動力車において、操作部を、上下起倒方向に回
    動自在に支持されたハンドルバーと、ハンドルバーが所
    定角度以上回動されたことを検知すると共にこの回動の
    非検知状態では電動駆動部の作動をOFF制御する検出
    スイッチと、回動されたハンドルバーを初期状態に復帰
    させるためにハンドルバーを回動付勢する戻しバネとを
    具備して形成して成ることを特徴とする電動式動力車。
  7. 【請求項7】 動力車の駆動車輪を駆動させる電動駆動
    部と、人が把持して動力車の操作を行なう操作部を備え
    た電動式動力車において、操作部を、導電材料の内側パ
    イプと外側パイプの間に誘電材料の弾性体を充填して形
    成される直線状のハンドルバーと、外側パイプに外力が
    作用して弾性体が変形することによって静電容量が初期
    状態から変化することを検知すると共に所定以上の変化
    を検知しない状態では電動駆動部の作動をOFF制御す
    る静電容量検出部とを具備して形成して成ることを特徴
    とする電動式動力車。
  8. 【請求項8】 動力車の駆動車輪を駆動させる電動駆動
    部と、人が把持して動力車の操作を行なう操作部を備え
    た電動式動力車において、操作部を、直線状のハンドル
    バーと、ハンドルバーに設けられ赤外線を検知すると共
    に赤外線の非検知状態では電動駆動部の作動をOFF制
    御する赤外線検知センサとを具備して形成して成ること
    を特徴とする電動式動力車。
  9. 【請求項9】 操作部に加えられる外力を検知する外力
    検出器と、外力検出器で検出された外力に応じて電動駆
    動部の出力を制御するパワーアシスト制御器とを具備し
    て成ることを特徴とする請求項1乃至8のいずれかに記
    載の電動式動力車。
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