JP2003348500A - 投射画像の調整方法、画像投射方法および投射装置 - Google Patents

投射画像の調整方法、画像投射方法および投射装置

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JP2003348500A
JP2003348500A JP2003039680A JP2003039680A JP2003348500A JP 2003348500 A JP2003348500 A JP 2003348500A JP 2003039680 A JP2003039680 A JP 2003039680A JP 2003039680 A JP2003039680 A JP 2003039680A JP 2003348500 A JP2003348500 A JP 2003348500A
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JP2003039680A
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English (en)
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Naoto Kaneshiro
金城  直人
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Fuji Photo Film Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】鑑賞位置から見て歪みのみならず、画像のぼけ
や画像濃度も適正化された投射画像を形成させるための
投射画像の調整方法、この調整方法を用いた画像投射方
法および投射装置を提供する提供する。 【解決手段】画像を所望の投射面に投射して形成された
投射画像を、所望の画像鑑賞位置から撮影し、この撮影
画像と投射に用いた画像とを比較し、この比較結果に基
づいて投射する画像の調整のための調整条件を設定し、
設定した調整条件を用いて所望の画像の調整を行った
後、投射面に投射する。また、投射画像が、画像を分割
した部分画像毎の投射で形成される部分投射画像によっ
て構成される場合、部分投射画像同士が整合するように
前記調整条件を設定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、所望の投射面に形
成された投射画像の調整を行うための投射画像の調整方
法、この投射画像の調整方法を用いて成される画像投射
方法およびこの画像投射方法を実施する投射装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】今日、投射型プロジェクタを用いて家庭
で映画等を手軽に鑑賞する個人ユーザが増えつつある。
一般に投射型プロジェクタは、スクリーンに対して画像
を投射する装置である。そのため、スクリーンに投射さ
れて形成される画像は、スクリーン面に対して投射角度
が垂直から外れる度合いに従って、投射される画像も歪
んだものとなることが知られている。
【0003】このような問題に対して、投射角度がスク
リーン面に対して垂直でなくてもスクリーンに歪みのな
い画像を形成させることのできる画像の投射方法が種々
提案されている。例えば、下記特許文献1〜3に開示さ
れる技術が挙げられる。特許文献1では、予め補正デー
タをメモリに記憶しておき、この補正データを用いて補
正を行って歪みのない映像を表示する液晶プロジェクタ
の歪み補正装置が提案されている。特許文献2では、画
像を投射する前に画像を予め略台形形状に補正すること
で、スクリーンに投射された際の形成画像が歪みのない
画像となるようにするプロジェクタおよび画像処理装置
が提案されている。一方、特許文献3では、予め台形歪
みの補正を行うとともに、この補正を施した画像を投射
する際ズームレンズで拡大することで、歪みがなく適切
なサイズの画像を投射する投射型プロジェクタおよび台
形歪み補正方法が提案されている。
【0004】
【特許文献1】特開2001−069434号公報
【特許文献2】特開2001−230991号公報
【特許文献3】特開2001−249401号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、これらの公報
で開示する装置や方法は、いずれもスクリーンに投射さ
れた画像が歪みのない画像となるように投射する画像に
予め補正を施すものである。従って、投射型プロジェク
タを用いて映画等を鑑賞する個人ユーザがスクリーンに
対して正面に位置して鑑賞する時は特に問題は生じない
が、スクリーンに対して斜め方向から見る場合は画像が
歪んだものとなってしまう。そのため、個人ユーザが空
間の限られた部屋の中でくつろいで映画等を鑑賞する場
合、スクリーンの前面に位置して見なければならないと
いった不都合が生じる。また、スクリーンの設置場所の
少ない空間の限られた家屋内で投射型プロジェクタを用
いる場合、家屋の壁面や天井の面、さらには壁面および
天井の面に跨がって投射しなければならない。この場
合、上記公報のように予め台形歪みの補正を行ったとし
ても投射された画像は歪んだものしか得られないといっ
た問題がある。このように、現在提案されている投射型
プロジェクタは、スクリーン面に対して歪みのない画像
を形成するように補正することしかできない。また、投
射面が白色でなく着色された投射面や模様が付された投
射面の場合、投射画像も投射面の影響を受けるといった
問題がある。また、投射面が傾斜していたり凹凸が大き
い場合、投射画像にぼけが生じ易い。
【0006】また、現在提案されている投射型プロジェ
クタは、必ずしも画像の解像度が高く高精細な投射画像
を得られるわけでなく、例えば画像中の主要被写体の像
を拡大するために、投射画像を大型化すると、画像の粗
さが目立つ場合も多い。
【0007】そこで、本発明は、上記従来技術の問題点
を解消するために、画像鑑賞位置から見て歪みのみなら
ず、画像のぼけや画像濃度も適正化された投射画像を形
成させるための投射画像の調整方法、さらには、投射画
像を大型化した場合でも高解像度で精細に投射するため
の投射画像の調整方法、これらの調整方法を用いた画像
投射方法および投射装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明は、画像
を所望の投射面に投射して形成される投射画像を、所望
の画像鑑賞位置に応じて調整する投射画像の調整方法で
あって、前記所望の投射面に投射して形成された投射画
像が、所望の画像鑑賞位置から撮影される撮影ステップ
と、この撮影ステップで得られた撮影画像と前記投射に
用いた画像とが比較され、比較結果に基づいて投射する
画像の調整のための調整条件が設定される条件設定ステ
ップとを有することを特徴とする投射画像の調整方法を
提供する。
【0009】ここで、前記条件設定ステップで設定され
た前記調整条件を用いて画像の調整が行われた後、前記
所望の投射面に画像が投射される投射ステップをさらに
有し、前記条件設定ステップにおける比較結果が所定の
条件を満たすまで、前記撮影ステップ、前記条件設定ス
テップおよび前記投射ステップが繰り返し行われるのが
好ましい。前記調整条件の設定は、例えば、予め基準点
の位置が定められた基準画像を用いて行われ、この場
合、前記条件設定ステップにおいて、基準画像の撮影画
像上における基準点の位置情報と前記基準画像上におけ
る基準点の位置情報とが比較され、比較結果に応じて、
投射する際の画像に施す歪みの調整条件が設定される。
また、前記調整条件の設定は、例えば、予め基準濃度を
有する基準画像を用いて行われ、この場合、前記条件設
定ステップにおいて、基準画像の撮影画像における濃度
情報と前記基準画像の基準濃度の濃度情報とが比較さ
れ、比較結果に応じて、投射する際の画像に施す画像濃
度の調整条件が設定される。あるいは、前記調整条件の
設定は、例えば、予めエッジ成分を有する領域が定めら
れた基準画像を用いて行われ、この場合、前記条件設定
ステップにおいて、基準画像の撮影画像上における前記
領域のエッジ成分の画像情報と、前記基準画像上におけ
る前記領域のエッジ成分の画像情報とが比較され、比較
結果に応じて、投射する際の画像に施す鮮鋭度の調整条
件が設定される。あるいは、前記調整条件の設定は、所
望の画像を用いて行われ、この場合、前記条件設定ステ
ップにおいて、前記所望の画像内のエッジ成分を求める
とともに、前記所望の画像の撮影画像上のエッジ成分を
求め、対応するエッジ成分同士の画像情報又は位置情報
の比較結果に応じて、投射する際の画像に施す歪みの調
整条件、画像濃度の調整条件および鮮鋭度の調整条件の
少なくともいずれか1つが設定される。
【0010】また、前記投射画像の調整方法において、
例えば、画像の投射は、投射光学系を有する投射装置に
よって行われるとともに、前記調整条件の調整は、エッ
ジ成分を有する所望の画像を基準画像として用いて行わ
れ、この場合、前記条件設定ステップにおいて、基準画
像の撮影画像上におけるエッジ成分の画像情報と前記基
準画像上の対応するエッジ成分の画像情報とが比較さ
れ、比較結果に応じて、前記投射光学系の調整が行われ
て、投射する画像のピント調整が行われる。
【0011】また、前記投射画像は、画像を分割した部
分画像毎の投射により形成し、前記条件設定ステップに
おいて、前記部分画像毎の投射により形成された部分投
射画像同士が整合するように前記調整条件が設定される
ものであってもよい。
【0012】さらに、本発明は、画像を分割した部分画
像毎の投射により所望の投射面に形成される投射画像を
調整する投射画像の調整方法であって、前記部分画像毎
の投射により前記所望の投射面に投射して形成された投
射画像が撮影される撮影ステップと、この撮影ステップ
で得られた撮影画像と前記投射に用いた画像とが比較さ
れ、比較結果に基づいて前記部分画像毎の投射により形
成される部分投射画像同士の整合のための調整条件が設
定される条件設定ステップとを有することを特徴とする
投射画像の調整方法を提供する。
【0013】ここで、前記調整条件は、少なくとも前記
部分投射画像の配置を調整するための配置調整条件を含
むのが好ましく、また、前記調整条件は、画像歪み、画
像濃度および鮮鋭度の少なくとも1つの調整をするため
の調整条件を含むのが好ましい。
【0014】また、本発明は前記投射画像の調整方法で
設定された調整条件を用いて画像の調整を行った後、調
整された画像が前記所望の投射面に投射されることを特
徴とする画像投射方法を提供する。
【0015】また、本発明は、画像の投射装置であっ
て、画像を投射する画像投射部と、前記画像投射部から
所望の投射面に投射して得られる投射画像を、所望の画
像鑑賞位置から撮影した撮影画像の供給を受ける画像供
給部と、この画像供給部で供給された撮影画像と投射に
用いられた画像とを比較し、比較結果に応じて投射する
画像の調整条件を設定するモードと、この設定条件を用
いて投射する画像の調整を行うモードとを備える調整部
とを有することを特徴とする投射装置を提供する。
【0016】さらに、本発明は、画像の投射装置であっ
て、画像を分割した部分画像を、部分画像毎に投射する
複数の画像投射部と、前記画像投射部によって投射面に
形成された投射画像を撮影した撮影画像の供給を受ける
画像供給部と、この画像供給部で供給された撮影画像と
投射に用いられた画像とを比較し、比較結果に応じて、
前記部分画像毎の投射により形成される部分投射画像同
士の整合のための調整条件が設定されることを特徴とす
る投射装置を提供する。
【0017】
【発明の実施の形態】本発明の投射画像の調整方法を実
施する投射画像の調整システムを添付の図面に示す好適
実施形態に基づいて、以下に詳細に説明する。図1は、
投射画像の調整システム10の概略の構成を説明する構
成図である。投射画像の調整システム(以降、調整シス
テムという)10は、投射型プロジェクタ(以降、プロ
ジェクタという)12によって所望の投射面に投射され
て形成された投射画像が画像鑑賞位置(画像鑑賞者が投
射画像を見る位置)からみて歪みのない画像が形成さ
れるように投射する画像の調整条件を設定するシステム
であって、このシステムで設定された調整条件を用いて
プロジェクタ12は所望の画像の投射を行う。
【0018】調整システム10は、プロジェクタ12
と、カメラ14とを有して構成される。プロジェクタ1
2は、投射部16と、調整部18と、画像供給部20と
を有する。
【0019】投射部16は、調整部18から供給された
画像データを用いて画像を担持するビームを射出して所
望の投射面に投射する部位であり、図示されない光源、
図示されない液晶パネルおよび光学系16aを有する。
液晶パネルの替わりに、DMD(Digital Micromirror
Device、米国TI社登録商標)等のマイクロミラーアレ
イを用いた方式のプロジェクタであってもよい。
【0020】調整部18は、調整条件設定モードと投射
モードとを備え、この2つのモードが自在に切り替えら
れて各モードが作動する部位である。調整条件設定モー
ドは、基準画像の画像データを記憶し、この基準画像デ
ータを投射部16に供給し、さらに、画像供給部20か
ら供給された画像データを用いて投射する画像の調整条
件を設定するモードである。投射モードは、画像供給部
20から供給された画像データに調整条件設定モードで
設定された調整条件を用いて調整を施して投射部16に
供給するモードである。
【0021】投射モードにおける画像データの調整は、
画像の歪みの調整の他、画像濃度の調整、鮮鋭度(シャ
ープネス)の調整が成される。なお、画像濃度の調整
は、R(赤)、G(緑)およびB(青)の各画像の画素
毎に、あるいは、特定の領域毎に、あるいは、全領域に
施される。これらの調整方法や調整条件の設定について
は後述する。
【0022】調整条件設定モードにて用いられる基準画
像とは、例えば、図2に示すように、互いに直交する2
方向に複数の基準直線が一定間隔で配列された格子状の
画像であって、これらの基準直線同士の交差する交差
点、画像端部の直線同士が接続される点、および画像端
部の直線と基準直線とが接続される点が基準点P1 〜P
n とされる。また、基準直線や画像端部で囲まれるそれ
ぞれの領域は、白色の領域、あるいは、既知の基準濃度
を有する領域となっている。
【0023】画像供給部20は、調整条件設定モードに
おいて、カメラ14で撮影された撮影画像の送信を受
け、調整部18に適合する画像データに変換して調整部
18に供給する他、投射モードにおいて、投射するため
の画像の供給を受け、調整部18に適合する画像データ
に変換する部位である。
【0024】カメラ14は、所望の面に投影されて形成
された投射画像を撮影する撮像デバイスを備え、撮影画
像を無線で画像供給部20に送信する送受信部22が設
けられたカメラ付き携帯機器である。あるいは、送受信
部を備えたデジタルスチルカメラであってもよい。カメ
ラ14は、例えばCCD撮像デバイスまたはMOS型撮
像デバイスを用いたカメラが例示される。撮影画像の送
信は、無線によって行われ、例えば、Bluetooth の規格
に従った送信が行われる。また、無線で送信される替わ
りに、有線で転送されてもよい。少なくとも画像供給部
20に撮影画像を供給することができればよい。以上が
調整システム10の構成の説明である。
【0025】図3は、このような調整システム10で行
われる投射画像の調整方法の流れを示すフローチャート
である。調整システム10では、プロジェクタ12にお
いて調整条件設定モードが選択されると、調整部18に
記憶されている基準画像の画像データが呼び出され、こ
の画像データが原画像データとして投射部16に供給さ
れ、投射部16から所望の面に向けて基準画像が投射さ
れる(ステップ100)。ここで画像を投射する投射面
は、スクリーン等のような平らなスクリーン面に垂直方
向に投射する必要はなく、スクリーン面に対して所望の
角度に傾斜させて画像を投射させてもよいし、家屋の壁
や天井の面、さらには、壁や天井の面に跨がった複数の
面に投射させてもよい。また、投射する面は白い面のみ
ならず着色された面であってもよく、模様の付された面
であってもよい。プロジェクタ12は基準画像を投射し
た後、カメラ14に対して、画像鑑賞位置から基準画像
の投射画像を撮影するように要求し、画像供給部20が
画像の供給を受けるまで待機状態となる。
【0026】このようにして所望の面に投射されて形成
された投射画像は画像鑑賞位置からカメラ14で撮影さ
れる(ステップ102)。撮影画像は送受信部22を介
して、プロジェクタ12の画像供給部20に送信される
(ステップ104)。
【0027】画像供給部20に供給された撮影画像は、
調整部18に適合した画像データに変換されて調整部1
8に供給される。調整部18では、供給された撮影画像
の画像データが、投射に用いた基準画像の原画像データ
と比較される(ステップ106)。
【0028】例えば、原画像となる基準画像の基準点P
1 〜Pn の位置情報と撮影画像の対応する基準点P1 '
〜Pn ' の位置情報(図4参照)とが比較される。図4
に示す基準画像の撮影画像は、歪んでいる状態にある。
例えば、基準点P1 と基準点P1 ’の位置を一致させ
て、基準点P2'〜Pn 'の位置情報(X方向とY方向の
座標値)と基準点P2 〜Pn の位置情報(X方向とY方
向の座標値)との比較が行われる。この比較は、位置情
報の変化分(X方向の座標値の変化分とY方向の座標値
の変化分)を求めて行われる。基準画像の基準点P1
n の位置情報は予め既知の情報であるので、調整部1
8にこの情報が基準情報として設定されて記憶され、随
時呼び出されて比較に用いられてもよい。
【0029】また、基準画像における複数の基準直線の
線領域をエッジ成分の領域とし、撮影画像において、こ
の基準直線に対応する線が自動抽出によって求められ
る。そして、この線を中心として撮影画像の画像データ
の微分処理が行われ、微分処理の行われた微分画像の画
像データのピーク値やピーク幅が求められる。一方、原
画像である基準画像の基準直線を中心として微分処理の
行われた微分画像の画像データの対応するピーク値やピ
ーク幅が求められ、撮影画像におけるピーク値やピーク
幅との比較が行われる。この比較は、ピーク値やピーク
幅の変化分を求めて行われる。基準画像の基準直線を中
心として微分処理の行われた微分画像の画像データのピ
ーク値やピーク幅は予め既知の情報であるので、調整部
18にこの情報が基準情報として設定されて記憶され、
随時呼び出されて比較に用いられてもよい。
【0030】上記基準画像が予め既知の基準濃度を有す
る画像の場合、プロジェクタ12から基準画像がR画
像、G画像、B画像の別に投射されて3回撮影される。
調整部18では、撮影画像における画像の濃度情報がR
画像、G画像およびB画像の別に取得され、この濃度情
報と基準画像のR画像、G画像およびB画像の基準濃度
の濃度情報との比較が行われる。この比較は、濃度情報
の変化分を求めて行われる。基準画像の濃度情報は予め
既知の情報であるので、調整部18にこの情報が基準情
報として設定されて記憶され、随時呼び出されて比較に
用いられてもよい。
【0031】このようにして行われる比較では、位置情
報の変化分、画像情報の変化分、あるいは、濃度情報の
変化分が求められるので、この変化分を用いた比較結果
が予め定められた許容範囲内にあるか否かが、各々につ
いて、判別される(ステップ108)。歪みの調整の要
否に用いる位置情報の変化分は、全画素の平均値や全画
素中の最大値等によって判別され、画像に歪みの調整を
施すか否かが判別される。一方、鮮鋭度の調整の要否に
用いる微分画像に基づく画像情報の変化分や、画像濃度
の調整の要否に用いるR画像、G画像およびB画像の濃
度情報の変化分は、画素毎に許容範囲内であるか否かが
判別される。なお、歪みの調整の要否のための位置情報
の変化分の判別は、指示に応じて特定の指定領域別に判
別されてもよい。画像を投射する投射面の一部が傾斜角
度が異なっていたり、壁や天井に跨がった場合のように
傾斜角度が異なる場合もあるからである。従って、この
ような指定領域は、指定領域毎に歪みの調整が行われ
る。また、画像濃度の調整の要否のための濃度情報の変
化分の判別は、指示に応じて特定の指定領域の濃度情報
の変化分や画像全体の平均濃度情報の変化分について判
別されてもよい。後述するように、投射面の一定の着色
や模様に対処するためである。判別は、上記基準点の位
置情報の変化分、エッジ成分のピーク値やピーク幅等の
画像情報の変化分、あるいは、画像濃度の変化分を用い
て行われ、許容範囲内にあると判別された場合、投射画
像は画像鑑賞位置から見て、歪みがない、鮮鋭度が高
い、画像濃度が適切であるものとされ、投射画像の調整
のための調整条件は設定されない。一方、許容範囲内に
ないと判別された場合、歪みの調整条件や画像濃度の調
整条件や鮮鋭度の調整条件が設定される(ステップ11
0)。
【0032】歪みの調整は、基準画像における基準点の
位置情報と投射画像の撮影画像における基準点の位置情
報とから決定された補正式を用いて行う。この場合、補
正式は、例えば、ヘルマート変換、アフィン変換、2次
等角変換、2次元射影変換、高次多項式に基づく変換等
による変換式である。従ってこれらの変換式中の係数が
複数の基準点の位置情報を用いて求められ調整条件とし
て設定される。このような歪みの調整については、「画
像解析ハンドブック」(高木幹雄、下田陽久監修、東京
大学出版会)第423〜445頁に詳述されている。
【0033】鮮鋭度の調整は、アンシャープマスク(Uns
harp masking) に基づいて好適に行われる。この場合、
調整は以下のように行われる。アンシャープマスクに基
づく方法は、下記式のように撮影画像の画像データをI
0(x,y)(注目する画素位置を、x およびy とする) とす
ると、この画像データI0(x,y)から、I0(x,y)を平均化
あるいはぼかした画像<I0(x,y)>を引いて求めたエッ
ジ強調成分I0(x,y)−<I0(x,y)>に係数aを掛けて原
画像データI0(x,y) に加算することによって、シャー
プネス強調画像IS (x,y) を求める方法である。 IS (x,y) =I0(x,y)+a〔I0(x,y)−<I0(x,y)>〕 ここで、aはシャープネス強調の程度を調節する定数で
ある。この定数aが、鮮鋭度の強度を定める調整条件と
される。この場合、微分画像の画像データを用いて画素
毎に鮮鋭度が劣化しているか否かが判別されるので、鮮
鋭度の強度を定める調整条件である定数aの設定は、画
素毎に設定される。このようにして、鮮鋭度の調整を行
う画素の画素位置情報と定数aからなる鮮鋭度の調整条
件が設定される。この他、鮮鋭度の調整は、アンシャー
プマスクを用いて行う他に、ラプラシアンによる調整で
あってもよく、この場合、ラプラシアンによるマトリク
ス係数の値を変えることで調整強度を変えることができ
るので、マトリクス係数の値と画素の画素位置情報が鮮
鋭度の調整条件として設定される。一方、画像濃度の調
整は、R画像、G画像およびB画像の各画素毎の画像デ
ータに調整値を加算または減算して行うので、この画素
毎の調整値が調整条件として設定される。これによって
画素毎の画像濃度の調整が行われ、例えば、ムラ調整を
行うことができる。
【0034】次に、設定された調整条件を用いて、歪み
の調整および鮮鋭度の調整、あるいは、さらに、画像濃
度の調整が基準画像に対して行われる(ステップ11
2)。歪みの調整は、基準画像から撮影画像への変換の
逆変換Gを求め、この逆変換Gを基準画像に施すこと
で、予め幾何学的に歪んだ基準画像を求め、この歪んだ
基準画像を投射に用いる。その際、逆変換Gを基準画像
に施すと、基準画像の逆変換G後の各画素は、必ずしも
画素位置上に変換されないので、逆変換G後の画素毎の
画像情報を求めるために、内挿補間を行って画素毎の画
像情報を作成する。このようにして調整された基準画像
が作成される。また、鮮鋭度の調整は、アンシャープマ
スクを用いて行い、調整された基準画像が作成される。
画像濃度の調整は、R画像、G画像およびB画像の各画
素毎の画像データに調整値を加算または減算して行い、
調整された基準画像が作成される。
【0035】調整された基準画像は投射部16に供給さ
れて、先に投射された面に向けて再度投射される(ステ
ップ114)。このようにして投影されて形成された投
射画像は、再度、ステップ102に戻り、投射画像の撮
影が行われる。こうしてステップ108で比較結果が許
容範囲内に入るまで、ステップ102〜106およびス
テップ110〜ステップ114が繰り返し行われ最終的
に、調整条件が決定される。このようにステップ102
〜106およびステップ110〜ステップ114が繰り
返し行われるのは、基準画像に1回の調整を行うことで
投射画像が所望の画像に収束するとは限らないからであ
る。
【0036】こうして最終的に決定された調整条件は、
調整部18に登録される。なお、調整部18には、こう
して登録された調整条件が複数記憶保持される。調整部
18は、この登録された複数の調整条件から、画像鑑賞
者の選択によって1つが呼び出され、投射する画像に施
す調整の際の調整条件として用いられてもよい。
【0037】このようにして調整された調整条件の決定
によって、調整条件設定モードは終了する。この後、投
射モードに切り替えらる。投射モードでは、画像供給部
20から所望の画像データが供給されて、調整部18に
適合した画像データに変換され調整部18に供給され
る。調整部18では、調整条件設定モードで決定された
調整条件によって画像データが、各画素毎に、特定の指
定領域に対して、または、画像全体に対して調整された
後、投射部16に供給される。投射部16では、供給さ
れた画像データに基づいて画像が投射され所望の投射面
に投射画像が形成される。
【0038】この場合、画像鑑賞位置から見て画像が歪
むことのないように投射面に応じて投射画像の歪みが調
整され、鮮鋭度が調整されているので、画像鑑賞者にと
って、スクリーンに投射した時と同様に歪みのないしか
も鮮鋭度の高い状態で画像を鑑賞することができる。ま
た、画像濃度の調整が局部的に行われるので、投射面の
色にかかわらず、スクリーンに投影された画像と同様の
画質で画像を鑑賞することができる。投射面に模様があ
る場合でも、さらに、しみや汚れがある場合でも、スク
リーンに投影された画像と同様の画質で画像を鑑賞する
ことができる。例えば、カーテンに向けて投射する場合
や、部屋の壁面と天井の面に跨がるように投射する場合
でも、画像鑑賞位置から見て歪みのない、また、投射面
の色や模様の有無によらない高画質な投射画像を形成さ
せることができる。
【0039】また、上記例の画像の調整条件は、画像デ
ータを調整するための条件であったが、画像を投射する
プロジェクタ12の光学系16aにおけるピント調整に
用いてもよい。この場合、光学系16aによって基準画
像が投射されて形成された投射画像を撮影し、この撮影
画像上におけるエッジ成分の画像情報(微分画像の画像
データのピーク値やピーク幅等の画像情報)と原画像で
ある基準画像上の対応するエッジ成分の画像情報(微分
画像の画像データのピーク値やピーク幅等の画像情報)
とが比較され、比較結果に応じて、光学系16aのピン
ト調整が行われて、投射画像が鮮鋭化される。すなわ
ち、画像の調整のための調整条件は、投射画像のピント
の調整条件である。
【0040】さらに、上記例では、調整条件の設定のた
めに用いる画像として、例えば、図2に示すような基準
画像を用いたが、本発明においては、これに限定される
わけではなく、エッジ成分の多い画像を用いてもよい。
例えば図5(a)に示すようにビルが並ぶ画像を用い
て、ビルの輪郭をエッジ成分として検出し、例えば、図
5(a)に示すようにエッジ成分が角を成す点Qを基準
点の1つとする。点Oを原点とするX−Y座標系におけ
る位置座標(X1 ,Y1 )に位置する点Qは、図5
(b)に示すように、撮影画像では点Q’のように点
O’を原点とするX’−Y’座標系における位置位置座
標(X1 ’,Y1 ’)に変化するので、この変化分を用
いて、位置座標(X1 ,Y1 )における歪みの調整量を
設定するとよい。このような点Q’やビルの輪郭は、図
5(a)に示すビルの輪郭との局所的2次元パターンマ
ッチングにより抽出し、点Q' を取り出す。なお、画像
の調整条件の設定に用いる画像は、1画像に限らず、複
数の画像を用いてもよい。このように、基準画像を用い
ないので、映画等を鑑賞中に、画像鑑賞者が画像鑑賞位
置を変えた場合やプロジェクタ12の位置を変えて投射
方向を変えた場合、鑑賞中の映画等の画像を用いて調整
条件を設定することができるので、画像の鑑賞を中断す
ることなく投射画像を調整することができる。
【0041】なお、上記例におけるプロジェクタ12は
調整部18を有するが、プロジェクタは、調整部18の
機能を実行するコンピュータに接続され、コンピュータ
から供給された画像データを投射するものであってもよ
い。すなわち、所望の投射面に投射して形成された投射
画像が、画像鑑賞位置からカメラによって撮影され、こ
の撮影で得られた撮影画像がコンピュータに供給され、
この供給された撮影画像と投射に用いた画像とが比較さ
れ、比較結果に基づいて投射する画像の調整のための調
整条件が設定されてもよい。この調整条件は投射する画
像の調整に用いられ、調整された画像がコンピュータか
らプロジェクタに供給される。
【0042】さらに、上記例のカメラ14は、プロジェ
クタ12と別体であり、カメラ14で撮影した撮影画像
を転送するが、本発明においては、プロジェクタ12に
固定されたカメラであってもよい。画像鑑賞者の手元に
プロジェクタを設置して壁や天井の面、また、カーテン
等に投射する場合等、従来の台形歪み補正では対応でき
ない投射画像の歪みについても調整することができる。
勿論、鮮鋭度や画像濃度のの調整等も行うことができ
る。
【0043】以上が、調整システム10に適用した本発
明の説明であるが、本発明は、下記に示す調整システム
に適用することもできる。図6は、調整システム10と
異なる投射画像の調整を行う投射画像の調整システム4
0の概略の構成を説明する構成図である。
【0044】図6に示す調整システム40は、画像を分
割した部分画像毎の投射により投射面に形成される複数
の部分投射画像からなる投射画像の調整を行う調整シス
テムである。調整システム40は、投射ユニット42と
制御部44とを有する投射装置46と、カメラ48とを
有して構成される。投射ユニット42は、3つの投射部
42a,42b,42cを有し、制御部44は、調整部
50と画像供給部52と有する。
【0045】投射部42a,42b,42cは、上述し
たプロジェクタ12の投射部16に対応するもので、1
つの画像が制御部44において所定の分割パターンで分
割された分割画像の画像データが供給されることで、こ
の分割画像を担持するビームを出射して所望の面に分割
画像の投射画像、すなわち分割投射画像を投射する装置
である。なお、投射部42a,42b,42cは自在に
設置可能である。
【0046】調整部50は、調整条件設定モードと投射
モードとを備え、この2つのモードが自在に切り替えら
れて各モードが作動する部位である。また、調整部50
は、投射部42a,42b,42cの接続台数を認識、
確認して、画像を分割する複数の分割パターンの中から
選択された分割パターンに従って1つの画像を分割し、
分割画像の画像データを対応する投射装置42a,42
b,42cに割り当てて供給する。
【0047】調整条件設定モードでは、調整部50に記
憶されている基準画像の画像データを呼び出して、この
基準画像を上記分割パターンに従って分割した分割画像
の画像データを作成して、投射装置42a,42b,4
2cに供給し、さらに、画像供給部52から供給された
カメラ48で撮影された画像データを用いて投射する画
像の調整条件を設定するモードである。投射モードで
は、画像供給部52から供給された画像データを上記分
割パターンに従って分割し、調整条件設定モードで決定
された調整条件を用いて画像データの調整を施し、調整
の施された画像データを投射装置42a,42b,42
cに供給するモードである。調整条件設定モードおよび
投射モードでは、設定された分割パターンによって画像
が分割されて投射され、分割投射画像が投射面に形成さ
れる。例えば、図6に示すように、分割投射画像の縦方
向の長さが横方向に比べて長くなるように、投射部42
aの設置位置が定められるとともに投射部42aに供給
する画像データが作成されて投射画像の左側部分を分担
し、投射部42aと同様に、分割投射画像の縦方向の長
さが横方向に比べて長くなるように、投射部42cの設
置位置が定められるとともに投射部42cに供給する画
像データが作成されて、投射画像の右側部分を分担し、
さらに、分割投射画像の横方向の長さが縦方向に比べて
長くなるように投射部42bの設置位置が定められると
ともに投射部42bに供給する画像データが作成され
て、投射画像の中央部分を分担する。この場合、投射部
42bを用いて形成される分割投射画像は高解像度とな
っており、画像中の主要被写体等の像を高精細に投射す
ることができる。これに対して、投射部42a,42c
で投射される分割投射画像は中程度の解像度となってい
る。なお、投射装置46では、投射する分割投射画像が
投射する面上で互いに重ならないように、また、互いに
離間することのないように投射に用いる分割画像の画像
データが後述するように調整される。
【0048】このような画像データの調整は、図1に示
す調整部18と同様に、分割パターンの分割領域毎に、
さらには、分割領域間で、画像の歪みの調整の他、画像
濃度の調整、鮮鋭度(シャープネス)の調整が成される
他、さらに、分割投射画像の投射位置が適切な位置とな
るように画像データの配置が調整され、すなわち、図6
に示すように、分割投射画像が投射面で互いに重なら
ず、また、互いに離間することなく、投射画像の接続部
分で滑らかに接続されるように分割投射画像の投射位置
が調整される。図7は、分割投射画像が滑らかに接続さ
れておらず不整合の状態となっている一例を示してい
る。なお、画像の歪み、画像濃度、画像の鮮鋭度等につ
いても、分割投射画像間で変わることがないように調整
される。すなわち、分割投射画像が整合するように調整
される。なお、調整条件設定モードにおいて用いられる
基準画像とは、例えば、上述した図2に示すような画像
である。
【0049】画像供給部52は、調整条件設定モードに
おいて、カメラ48で撮影された撮影画像の送信を受
け、調整部50に適合する画像データに変換して調整部
50に供給する他、投射モードにおいて、投射するため
の画像の供給を受け、調整部50に適合する画像データ
に変換して調整部50に供給する部位である。カメラ4
8は、カメラ14と同様の構成を有し、投射した投射画
像を撮影し、撮影画像を画像供給部52に供給する。
【0050】この調整システム40では、図3に示す基
準画像の投射(ステップ100)〜調整された基準画像
の投射(ステップ114)までのフローと同様に、基準
画像の投射、投射画像の撮影、投射画像の送信、撮影画
像と基準画像の比較、比較結果が許容範囲内か否かの判
別、調整条件の設定、基準画像の調整および調整された
基準画像の調整が行われ、上記比較結果が許容範囲内か
否かの判別で肯定されるまで繰り返される。
【0051】まず、調整部50において調整条件設定モ
ードが選択されると、調整部50に記憶されている基準
画像の画像データが呼び出され、設定されている分割パ
ターンに従って呼び出された画像データが分割され、分
割画像の各画像データが原画像データとして投射部42
a,42b,42cに供給され、所望の面に向けて基準
画像の分割画像が別々に投射されて基準画像の投射画像
が形成される。ここで画像を投射する投射面は、スクリ
ーン等のような平らなスクリーン面に垂直方向に投射す
る必要はなく、スクリーン面に対して所望の角度に傾斜
させて画像を投射させてもよいし、家屋の壁や天井の
面、さらには、壁や天井の面に跨がった複数の面に投射
させてもよい。また、投射する面は白い面のみならず着
色された面であってもよく、模様の付された面であって
もよい。投射部42a,42b,42cは基準画像を分
割した分割画像をそれぞれ投射して基準画像の投射画像
を形成した後、カメラ48に対して、所望の位置、例え
ば、投射ユニット42の設置位置、投射面に対して正対
する位置、また、画像鑑賞位置等から基準画像の投射画
像を撮影するように要求し、画像供給部52が画像の供
給を受けるまで待機状態となる。次に、所望の位置から
カメラ48で投射画像が撮影される。撮影画像はカメラ
48の送受信部49を介して、制御部44の画像供給部
52に送信される。
【0052】画像供給部52に供給された撮影画像は、
調整部50に適合した画像データに変換されて調整部5
0に供給される。調整部50では、供給された撮影画像
の画像データが、投射に用いた基準画像の原画像データ
と比較される。
【0053】例えば、投射部42a,42b,42cの
それぞれで投射された分割投射画像において図7に示す
ように接続部分が互いに重なったり、互いに離間したり
せず、接続部分がぴったりと一致して、分割投射画像の
配置に整合がとれるているか否か、分割投射画像間の位
置ずれによって調べられる。また、撮影画像の歪みにつ
いては、調整システム10において上述したように、原
画像となる図2に示すような基準画像の基準点P1 〜P
n の位置情報と撮影画像の対応する基準点P1 ' 〜
n ' の位置情報(図4参照)とが比較されることで、
調べられる。
【0054】さらに、撮影画像の鮮鋭度については、調
整システム10において上述したように、図2に示すよ
うな複数の基準直線の基準直線の線領域をエッジ成分の
領域とし、撮影画像において、この基準直線に対応する
線が自動抽出によって求められ、さらに、画像データの
微分処理が行われ、微分画像の画像データのエッジ成分
におけるピーク値またはピーク幅が求められて、原画像
である基準画像の対応するピーク値またはピーク幅と比
較されることで、調べられる。
【0055】また、撮影画像の画像濃度については、調
整システム10において上述したように、予め既知の基
準濃度を有する基準画像を用い、投射部42a,42
b,42cから基準画像の分割画像がR画像、G画像、
B画像の別に投射されて3回撮影された撮影画像におけ
る画像の濃度情報がR画像、G画像およびB画像の別に
取得され、この濃度情報と基準画像のR画像、G画像お
よびB画像の既知の基準濃度の濃度情報との比較が行わ
れることで、調べられる。
【0056】このようにして行われる比較では、分割投
射画像間の位置ずれ量、画像の歪みによる基準点の位置
情報の変化分、エッジ成分のピーク値またはピーク情報
の変化分、あるいは、濃度情報の変化分が求められるの
で、これらのずれ量や変化分を用いた比較結果が予め定
められた許容範囲内にあるか否かが、判別される。歪み
の調整の要否に用いる位置情報の変化分は、全画素の平
均値や全画素中の最大値等によって判別され、画像に歪
みの調整を施すか否かが判別される。一方、鮮鋭度の調
整の要否に用いる微分画像に基づく画像情報の変化分
や、画像濃度の調整の要否に用いるR画像、G画像およ
びB画像の濃度情報の変化分は、画素毎に許容範囲内で
あるか否かが判別される。なお、撮影画像の歪み、撮影
画像の鮮鋭度および撮影画像の画像濃度については、設
定されている画像の分割パターンに応じた領域毎に判別
されてもよいし、画像全体で判別されてもよい。
【0057】判別は、分割投射画像間の位置ずれ量、上
記基準点の位置情報の変化分、エッジ成分のピーク値や
ピーク幅等の画像情報の変化分、あるいは、画像濃度の
変化分を用いて行われ、許容範囲内にあると判別された
場合、投射画像の調整のための調整条件は設定されな
い。一方、許容範囲内にないと判別された場合、分割投
射画像の投射位置、画像歪み、画像濃度あるいは鮮鋭度
を調整するための調整条件が設定される。
【0058】分割投射画像の投射位置の調整は、投射装
置42,44,46に供給する分割画像の画像データの
再配置処理によって行われるので、この調整のための調
整条件(配置調整条件)の設定は、画像データの再配置
のために移動すべき上下方向、前後方向の移動量を算出
することによって行う。画像歪みの調整は、上述したよ
うに、基準画像における基準点の位置情報と投射画像の
撮影画像における基準点の位置情報とから、上述した各
補正式を用いて行うので、この調整のための調整条件の
設定は上記補正式を算出することによって、行う。
【0059】鮮鋭度の調整は、上述したアンシャープマ
スクあるいはラプラシアンによる調整を行うので、この
調整のための調整条件の設定は、アンシャープネスマス
クに用いる定数aやラプラシンに用いる係数の値を変え
ることによって行う。一方、画像濃度の調整は、上述し
たように、R画像、G画像およびB画像の各画素毎の画
像データに調整値を加算または減算して行うので、この
調整のための調整条件の設定は、画素毎の調整値の算出
によって行う。また、上記調整条件は、分割画像の画像
データを調整するための条件であったが、プロジェクタ
12のように、画像を投射する投射部42a,42b,
42cの図示されない光学系におけるピント調整の調整
条件であってもよい。
【0060】さらに、調整条件の設定のために用いる画
像として、例えば、図2に示すような基準画像を用いた
が、本発明においては、これに限定されるわけではな
く、上述したように、図5(a)に示すエッジ成分の多
い画像を用いてもよい。
【0061】次に、設定された分割パターンに従って、
基準画像を分割し、各分割画像の画像データに設定され
た調整条件を用いて、分割投射画像の投射位置の調整、
画像の歪みの調整および鮮鋭度の調整、あるいは、さら
に、画像濃度の調整が行われる。分割投射画像の投射位
置の調整は、分割投射画像の投射位置のずれ量を考慮し
て、基準画像を分割パターンに従って分割した分割画像
の画像データの再配置処理によって行われる。画像の歪
みの調整は、上述したように、算出した補正式による変
換の逆変換を求め、この逆変換を分割画像に施すこと
で、予め幾何学的に歪んだ基準画像の分割画像を求め、
この歪んだ分割画像の画像データを投射に用いる。ま
た、鮮鋭度の調整は、アンシャープマスクを用いて行
い、調整された分割画像の画像データが作成される。画
像濃度の調整は、R画像、G画像およびB画像の各画素
毎の画像データに調整値を加算または減算して行い、調
整された分割画像の画像データが作成される。
【0062】調整された基準画像の分割画像は各分割画
像に設定された投射部42a,42b,42cに供給さ
れて、先に投射された面に向けて再度投射される。この
ようにして投射されて形成された投射画像は、再度、投
射画像の撮影が行われる。こうして撮影画像と基準画像
の比較結果が許容範囲内に入るまで、撮影と投射が繰り
返し行われ最終的に、調整条件が決定される。
【0063】こうして最終的に決定された調整条件は、
調整部50に登録される。なお、調整部50には、こう
して登録された調整条件が複数記憶保持される。調整部
50は、この登録された複数の調整条件から、画像鑑賞
者の選択によって1つが呼び出され、投射する画像に施
す調整の際の調整条件として用いられてもよい。
【0064】このようにして調整された調整条件の決定
によって、調整条件設定モードは終了する。この後、投
射モードに切り替えらる。投射モードでは、画像供給部
52から所望の画像データが供給されて、調整部50に
適合した画像データに変換され調整部50に供給され
る。調整部50では、供給された画像データが設定され
た分割パターンに従って分割され、調整条件設定モード
で決定された調整条件によって調整された後、分割され
た画像データは対応する投射装置42a,42b,42
cに供給される。投射装置42a,42b,42cで
は、供給された分割画像の画像データに基づいて分割画
像が投射され所望の投射面に分割投射画像が形成され
る。
【0065】この場合、分割画像毎に異なる投射装置4
2a,42b,42cを用いて投射するが、分割投射画
像の投射位置が適切に調整され、さらに、分割投射画像
の歪み、鮮明度または画像濃度も適切に調整されている
ので、分割投射画像間でが滑らかに接続され、1つの投
射画像が形成される。また、3つの投射部を用いるの
で、投射画像の解像度を犠牲にすることなく投射画像を
大画面化することができる。
【0066】本発明においては、調整システム40のよ
うに、3つの投射部により投射画像を形成する場合に限
定されず、複数の投射部により投射画像を形成すればよ
い。また、画像を分割して分割画像毎に投射する時の分
割パターンは、図6に示すパターンに限られず、例え
ば、図8(a)〜(c)のような分割パターンであって
もよい。図8(a)に示すように、2つの投射部を用
い、投射画像の中央部分の投射を一方の投射装置に分担
させ、この中央部分を取り巻く周辺部分の投射を他方の
投射装置に分担させてもよい。この場合、中央部分を高
解像度で投射させるとよい。また、図8(b)に示すよ
うに、3つの投射部を用い、上下両端部分の投射を1つ
の投射装置に分担させ、左側部分および右側部分の投射
のそれぞれを別々の投射装置で分担させてもよい。この
場合、左側部分および右側部分を高解像度で投射させる
とよい。さらに、4つの投射部を用い、右上部分、右下
部分、左上部分および左下部分の投射のそれぞれを1つ
の投射装置に分担させ、同一の解像度で投射させるとよ
い。
【0067】また、投射する画像によっては、画像中の
主要被写体の領域が予めわかっている場合、この領域の
画像が常に高解像度となるように、調整部50は、分割
パターンにおける領域が自在に移動するように分割パタ
ーンを制御する構成としてもよい。すなわち、図6に示
す高解像度で画像を投射する投射部42bを用いて投射
する分割投射画像の領域が主要被写体の移動に応じて変
化し、これに伴って、投射装置42a,42cを用いて
投射する分割投射画像の領域も変化する構成としてもよ
い。また、投射する画像に、字幕のように所定の位置に
文字を表示する領域がある場合、この領域に対して常に
鮮鋭度の高い文字が表示できるように分割パターンを調
整してもよい。
【0068】また、上記投射部42a,42b,42c
のいずれか一つは、制御部44の制御に応じて、投射面
に対する投射部の相対位置を自在に変える移動自在な投
射部、あるいは、投射画像の縦方向および横方向が入れ
替わって投射画像のアスペクト比が変化する変換可能な
装置であってもよい。移動自在な投射装置は、例えば、
移動型ロボットの上端部に画像を投射する投射装置を搭
載したものであってもよい。移動自在な投射装置は、画
像のズームアップ、ズームダウンに対応させて投射面に
対して遠近方向に移動させるとよい。
【0069】なお、制御部44は、調整部50および画
像供給部52の機能を実行するコンピュータによって構
成されてもよい。さらに、カメラ48は、投射部42
a,42b,42cと別体であり、カメラ48で撮影し
た撮影画像を転送するが、本発明においては、投射装置
42a,42b,42cあるいは制御部44に固定され
たカメラであってもよい。
【0070】以上、本発明の投射画像の調整方法、画像
投射方法および投射装置について説明したが、本発明の
投射画像の調整方法、画像投射方法および投射装置は、
上記実施例に限定されるものでなく、本発明の要旨を逸
脱しない範囲において、各種の改良および変更を行って
もよいのはもちろんである。
【0071】
【発明の効果】以上、詳細に説明したように、本発明に
よれば、所望の投射面に投射して形成された投射画像
が、画像鑑賞位置から撮影され、この撮影画像と投射に
用いた画像とが比較され、比較結果に基づいて投射する
画像の調整のための調整条件が設定され、この調整条件
を用いて投射する画像の調整が行われるので、鑑賞位置
から見て歪みのみならず、画像のぼけや画像濃度も適正
化された投射画像を形成させることができる。さらに、
画像を複数に分割して分割画像毎の投射により投射画像
を大きくする場合、投射画像を構成する部分投射画像間
の接続部分における不整合をなくすことができ、また、
少なくとも1つの投射において高解像度の投射を行うこ
とで、例えば、主要被写体を大画面に鮮明に投射させる
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の投射画像の調整方法を実施する投射
画像の調整システムの概略の構成を説明する構成図であ
る。
【図2】 本発明の投射画像の調整方法に用いられる基
準画像の一例を示す図である。
【図3】 本発明の投射画像の調整方法のフローの一例
を示すフローチャートである。
【図4】 本発明の投射画像の調整方法で得られる撮影
画像の一例を示す図である。
【図5】 (a),(b)は、本発明の投射画像の調整
方法の別の一例を説明する図である。
【図6】 本発明の投射画像の調整方法を実施する他の
投射画像の調整システムの概略の構成を説明する構成図
である。
【図7】 複数の分割投射画像からなる投射画像におけ
る、分割投射画像間の不整合を説明する図である。
【図8】 (a)〜(c)は、投射画像の種々の分割パ
ターンの例を示す図である。
【符号の説明】
10,40 投射画像の調整システム 12 プロジェクタ 14,48 カメラ 16,42a,42b,42c 投射部 16a 光学系 18,50 調整部 20,52 画像供給部 22,49 送受信部

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】画像を所望の投射面に投射して形成される
    投射画像を、所望の画像鑑賞位置に応じて調整する投射
    画像の調整方法であって、 前記所望の投射面に投射して形成された投射画像が、所
    望の画像鑑賞位置から撮影される撮影ステップと、 この撮影ステップで得られた撮影画像と前記投射に用い
    た画像とが比較され、比較結果に基づいて投射する画像
    の調整のための調整条件が設定される条件設定ステップ
    とを有することを特徴とする投射画像の調整方法。
  2. 【請求項2】前記条件設定ステップで設定された前記調
    整条件を用いて画像の調整が行われた後、前記所望の投
    射面に画像が投射される投射ステップをさらに有し、 前記条件設定ステップにおける比較結果が所定の条件を
    満たすまで、前記撮影ステップ、前記条件設定ステップ
    および前記投射ステップが繰り返し行われる請求項1に
    記載の投射画像の調整方法。
  3. 【請求項3】前記調整条件の設定は、予め基準点の位置
    が定められた基準画像を用いて行われ、 前記条件設定ステップにおいて、基準画像の撮影画像上
    における基準点の位置情報と前記基準画像上における基
    準点の位置情報とが比較され、比較結果に応じて、投射
    する際の画像に施す歪みの調整条件が設定される請求項
    1または2に記載の投射画像の調整方法。
  4. 【請求項4】前記調整条件の設定は、予め基準濃度を有
    する基準画像を用いて行われ、 前記条件設定ステップにおいて、基準画像の撮影画像に
    おける濃度情報と前記基準画像の基準濃度の濃度情報と
    が比較され、比較結果に応じて、投射する際の画像に施
    す画像濃度の調整条件が設定される請求項1または2に
    記載の投射画像の調整方法。
  5. 【請求項5】前記調整条件の設定は、予めエッジ成分を
    有する領域が定められた基準画像を用いて行われ、 前記条件設定ステップにおいて、基準画像の撮影画像上
    における前記領域のエッジ成分の画像情報と、前記基準
    画像上における前記領域のエッジ成分の画像情報とが比
    較され、比較結果に応じて、投射する際の画像に施す鮮
    鋭度の調整条件が設定される請求項1または2に記載の
    投射画像の調整方法。
  6. 【請求項6】前記調整条件の設定は、所望の画像を用い
    て行われ、 前記条件設定ステップにおいて、前記所望の画像内のエ
    ッジ成分を求めるとともに、前記所望の画像の撮影画像
    上のエッジ成分を求め、対応するエッジ成分同士の画像
    情報又は位置情報の比較結果に応じて、投射する際の画
    像に施す歪みの調整条件、画像濃度の調整条件および鮮
    鋭度の調整条件の少なくともいずれか1つが設定される
    請求項1または2に記載の投射画像の調整方法。
  7. 【請求項7】前記画像の投射は、投射光学系を有する投
    射装置によって行われるとともに、前記調整条件の調整
    は、エッジ成分を有する所望の画像を基準画像として用
    いて行われ、前記条件設定ステップにおいて、基準画像
    の撮影画像上におけるエッジ成分の画像情報と前記基準
    画像上の対応するエッジ成分の画像情報とが比較され、
    比較結果に応じて、前記投射光学系の調整が行われて、
    投射する画像のピント調整が行われる請求項1または2
    に記載の投射画像の調整方法。
  8. 【請求項8】前記投射画像は、画像を分割した部分画像
    毎の投射により形成し、 前記条件設定ステップにおいて、前記部分画像毎の投射
    により形成された部分投射画像同士が整合するように前
    記調整条件が設定される請求項1または2に記載の投射
    画像の調整方法。
  9. 【請求項9】画像を分割した部分画像毎の投射により所
    望の投射面に形成される投射画像を調整する投射画像の
    調整方法であって、 前記部分画像毎の投射により前記所望の投射面に投射し
    て形成された投射画像が撮影される撮影ステップと、 この撮影ステップで得られた撮影画像と前記投射に用い
    た画像とが比較され、比較結果に基づいて前記部分画像
    毎の投射により形成される部分投射画像同士が整合する
    ように、投射する画像の調整のための調整条件が設定さ
    れる条件設定ステップとを有することを特徴とする投射
    画像の調整方法。
  10. 【請求項10】前記調整条件は、少なくとも前記部分投
    射画像の配置を調整するための配置調整条件を含む請求
    項8または9に記載の投射画像の調整方法。
  11. 【請求項11】前記調整条件は、画像歪み、画像濃度お
    よび鮮鋭度の少なくとも1つの調整をするための調整条
    件を含む請求項8〜10のいずれか1項に記載の投射画
    像の調整方法。
  12. 【請求項12】請求項1〜11のいずれか1項に記載の
    投射画像の調整方法で設定された調整条件を用いて画像
    の調整を行った後、調整された画像が前記所望の投射面
    に投射されることを特徴とする画像投射方法。
  13. 【請求項13】画像の投射装置であって、 画像を投射する画像投射部と、 前記画像投射部から所望の投射面に投射して形成される
    投射画像を、所望の画像鑑賞位置から撮影した撮影画像
    の供給を受ける画像供給部と、 この画像供給部で供給された撮影画像と投射に用いられ
    た画像とを比較し、比較結果に応じて投射する画像の調
    整条件を設定するモードと、この設定条件を用いて投射
    する画像の調整を行うモードとを備える調整部と、を有
    することを特徴とする投射装置。
  14. 【請求項14】画像の投射装置であって、 画像を分割した部分画像を、部分画像毎に投射する複数
    の画像投射部と、 前記画像投射部によって投射面に形成された投射画像を
    撮影した撮影画像の供給を受ける画像供給部と、 この画像供給部で供給された撮影画像と投射に用いられ
    た画像とを比較し、比較結果に応じて、前記部分画像毎
    の投射により形成される部分投射画像同士の整合のため
    の調整条件が設定されることを特徴とする投射装置。
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