JP2003348053A - ユニット間信号伝送方式 - Google Patents

ユニット間信号伝送方式

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JP2003348053A
JP2003348053A JP2002152481A JP2002152481A JP2003348053A JP 2003348053 A JP2003348053 A JP 2003348053A JP 2002152481 A JP2002152481 A JP 2002152481A JP 2002152481 A JP2002152481 A JP 2002152481A JP 2003348053 A JP2003348053 A JP 2003348053A
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Michinori Naito
通範 内藤
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Taiko Denki Co Ltd
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Taiko Denki Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ユニット間の配線を簡略化することができる
と共に、回路の小規模化と同期回路の省略化とを図るこ
とができるユニット間伝送方式をを提供する。 【解決手段】 電源部3のオンにより、電源信号Sとリ
セット信号Rとがユニット1−1,1−2,1−3に供
給され、電源信号Sが、各分離部8によって、電源電圧
Pとクロック信号CLKとに分離される。そして、クロ
ック信号CLKとリセット信号Rとが拡散符号発生部7
に入力され、ユニット1−1,1−2,1−3の全ての
拡散符号発生部7が、電源部3のオンと同時に同期して
作動する。以後、ユニット1−1,〜,1−3がCDM
A方式による信号の送受信を一の共通ライン2を介して
行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、CDMA(符号
分割多重接続)方式で複数のユニット間の信号送受信を
行うユニット間伝送方式に関するものである。
【0002】
【従来の技術】基板に各種回路を組み込んだユニット同
士で信号の送受信を行う方式として、例えば次の2方式
がある。
【0003】第1の方式は、送受信を行うユニット同士
を物理的に接続する方式である。すなわち、図7に示す
ように、信号D1,D2をユニット101からユニット
102に送信し、且つユニット101が信号D3,4を
ユニット102から受信する構成にするには、配線20
1〜204をユニット101とユニット102との間に
設ける。そして、信号D1をユニット101からユニッ
ト103に送信すると共に、信号D5をユニット103
からユニット102に送信する構成にするには、配線2
05,206をユニット101,102,103間に設
ける。
【0004】第2の方式は、ユニット間に共通バスを設
け、TDMA(時分割多重接続)方式により、ユニット
間で信号の送受信を行う方式である。すなわち、図8に
示すように、ユニット101からは、信号D1,D2を
時分割多重したパケットを、ユニット102からは、信
号D3,D4を時分割多重したパケットを、そして、ユ
ニット103からは信号D5のパケットをそれぞれ共通
バス300に送り出す。そして、ユニット101,10
2,103では、自己宛のパケットを受信し、時分割に
より分離して復調する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記した従来
のユニット間伝送方式では、次のような問題がある。第
1の方式では、ユニット101〜103間に多数の配線
201〜206を必要とするので、配線設計の煩雑さが
生じる。一方、第2の方式では、共通バス300を用い
ているため、配線設計上の煩雑さは生じないが、時分割
多重/分離を行うための大規模な回路が必要となる。特
に、ユニット101〜103間において、時分割多重/
分離を行うための高精度な同期回路が必要になる。さら
に、共通バス300の高速化を図らなければならないた
め、共通バス300から強い電磁放射が生じ、これがノ
イズの原因となるおそれがある。
【0006】この発明は上述した課題を解決するために
なされたもので、ユニット間の配線を簡略化することが
できると共に、回路の小規模かと同期回路の省略化とを
図ることができるユニット間伝送方式を提供することを
目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1の発明は、基本回路部からのN数の信号を
それぞれスペクトラム拡散した後多重化して送信する送
信部と、受信した多重信号をスペクトラム逆拡散してM
数の信号に分離し、各信号を基本回路部に入力する受信
部と、少なくともN+M数のタップを有し、それぞれ異
なる拡散符号をN数のタップから送信部に入力してN数
の信号のスペクトラム拡散を可能にすると共にそれぞれ
異なる拡散符号をM数のタップから受信部に入力してM
数の信号のスペクトラム逆拡散を可能にする一の拡散符
号発生部とを具備する複数のユニットの間で一の共通ラ
インを介して信号伝送を行うユニット間信号伝送方式で
あって、クロック信号が一定の電源電圧に重畳された同
一の電源信号を複数のユニットに供給し、同一のリセッ
ト信号を作動開始時に複数のユニットの拡散符号発生部
にそれぞれ供給する電源部と、各ユニットに設けられ、
電源部からの電源信号を入力して電源電圧とクロック信
号とに分離し、当該電源電圧を少なくとも基本回路部と
拡散符号発生部とに供給すると共に当該クロック信号を
拡散符号発生部に入力する分離部とを具備する構成とし
た。かかる構成により、電源部を作動させると、同一の
電源信号が複数のユニットに供給されると共に、同一の
リセット信号が各拡散符号発生部に供給される。する
と、各ユニットの分離部において、電源信号が電源電圧
とクロック信号とに分離され、クロック信号が拡散符号
発生部に入力される。これと並行して、同一のリセット
信号が各ユニットの拡散符号発生部に供給されるので、
すべてのユニットの拡散符号発生部が同時に作動し、同
一の拡散符号を発生して、すべての拡散符号発生部が同
期して作動する。この結果、各ユニットの送信部におい
て、N数の信号が、一の拡散符号発生部からの拡散符号
によりスペクトラム拡散され多重化されて、一の共通ラ
インに送り出される。そして、一の共通ラインで伝送さ
れてきた多重信号が、ユニットの受信部で受信され、上
記一の拡散符号発生部からの拡散符号によりスペクトラ
ム逆拡散されて、M数の信号に分離される。
【0008】また、上記送信部と受信部の具体例とし
て、請求項2の発明は、請求項1に記載のユニット間信
号伝送方式において、送信部は、送信すべきN数の信号
と拡散符号発生部のN数のタップからの拡散符号とを各
々乗算してスペクトラム拡散を行う乗算器と、乗算器か
らのN数の拡散信号を和算して多重化する和算器とを有
してなり、受信部は、受信した多重信号をそれぞれ入力
し、当該多重信号と拡散符号発生部のM数のタップから
の拡散符号とをそれぞれ乗算してスペクトラム逆拡散を
行うM数の乗算器を有してなる構成とした。また、上記
分離部の具体例として、請求項3の発明は、請求項1ま
たは請求項2に記載のユニット間信号伝送方式におい
て、分離部は、電源信号からクロック信号を除去するロ
ーパスフィルタと、電源信号から電源電圧を除去するコ
ンデンサと、コンデンサからのクロック信号を逓倍又は
分周するためのPLL回路とを有してなる構成とした。
特に、請求項4の発明は、請求項1ないし請求項3のい
ずれかに記載のユニット間信号伝送方式において、拡散
符号発生部は、帰還入力側にインバータを有するPN系
列発生器であり、電源部は、拡散符号発生部をオールゼ
ロにするリセット信号を拡散符号発生部に入力するもの
である構成とした。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態につ
いて図面を参照して説明する。図1は、この発明の一実
施形態に係るユニット間伝送方式の構成を示すブロック
図である。図1に示すように、この実施形態のユニット
間伝送方式は、3つのユニット1(1−1,〜,1−
3)を一の共通ライン2で接続し、同一の電源信号Sと
同一のリセット信号Rとを電源部3からこれらのユニッ
ト1に接続する構成になっている。
【0010】各ユニット1(1−1,〜,1−3)は、
基本回路部4の前段に送受信部5と受信部6と拡散符号
発生部7と分離部8とを有している。図2は、ユニット
1−1の詳細ブロック図である。このユニット1−1に
おける送受信部5は、基本回路部4からの2つの信号d
1,d2をそれぞれスペクトラム拡散した後、これらの
信号d1,d2を多重化して、その多重信号D1を共通
ライン2に送信する部分である。具体的には、信号d
1,d2をそれぞれ入力する2つの乗算器51,52を
有し、これら乗算器51,52の出力側が和算器53に
接続され、この和算器53の出力側がドライバ54及び
抵抗55を介して共通ライン2に接続されている。ま
た、乗算器51,52には、拡散符号発生部7のタップ
T1,T2がそれぞれ接続され、拡散符号C1,C2が
タップT1,T2から乗算器51,52に入力されるよ
うになっている。これにより、乗算器51,52が2つ
の信号d1,d2と拡散符号発生部7の2つのタップT
1,T2からの拡散符号C1,C2とをそれぞれ乗算し
てスペクトラム拡散する。そして、和算器53がこれら
の信号を和算して多重信号D1を生成する。
【0011】また、受信部6は、受信した多重信号Dを
スペクトラム逆拡散して2つの信号d3,d4に分離
し、これら信号d3,d4を基本回路部4に入力する部
分である。具体的には、ドライバ60の入力側が共通ラ
イン2に接続され、出力側が2つに分岐されている。こ
れらの分岐経路に2つの乗算器61,62がそれぞれ接
続されている。また、これら乗算器61,62には、拡
散符号発生部7のタップT3,T4がそれぞれ接続さ
れ、拡散符号C3,C4がタップT3,T4から乗算器
61,62に入力されるようになっている。これによ
り、乗算器61,62が、共通ライン2からドライバ6
0を介して受信した多重信号Dと2つのタップT3,T
4からの拡散符号C3,C4とをそれぞれ乗算してスペ
クトラム逆拡散し、信号d3,d4を多重信号Dから分
離する。
【0012】拡散符号発生部7は、上記したように、5
つの出力用タップT1,T2,T3,T4,T5を有
し、異なる2つの拡散符号C1,C2をタップT1,T
2から送受信部5に入力してスペクトラム拡散を可能に
する部分である。また、上記したように、この拡散符号
発生部7は、異なる2つの拡散符号C3,C4をタップ
T3,T4から受信部6に入力して、スペクトラム逆拡
散を可能にする部分でもある。すなわち、1つの拡散符
号発生部7を送受信部5と6とが共用する構成になって
いる。
【0013】図3は、この拡散符号発生部7の回路図で
ある。図3に示すように、この拡散符号発生部7は、公
知のPN系列発生器の帰還入力側にインバータ70を設
けた回路構成になっている。すなわち、5つのD−フリ
ップ・フロップ回路71,〜,75を直列に接続して、
シフトレシフタを構成し、排他的OR回路76の入力側
を第3段と第5段のD−フリップ・フロップ回路73,
75の出力側に接続すると共に、排他的OR回路76の
出力側を第1段のD−フリップ・フロップ回路71の入
力側に接続するようにして、帰還入力部分を構成してい
る。インバータ70は、この帰還入力部分に介設されて
いる。そして、5つのタップT1,〜,T5が各段のD
−フリップ・フロップ回路の出力側に設定され、タップ
T1,T2が送受信部5の乗算器51,52に、タップ
T3,T4が受信部6の乗算器61,62にそれぞれ接
続されている。また、この拡散符号発生部7の各D−フ
リップ・フロップ回路71,〜,75には後述する電源
部3からのリセット信号Rとクロック信号CLKが入力
されるようになっている。
【0014】図1及び図2において、分離部8は、電源
部3から電源信号Sを入力して電源電圧Pとクロック信
号CLKとに分離し、電源電圧Pを基本回路部4と拡散
符号発生部7とに供給すると共に、クロック信号CLK
を拡散符号発生部7に入力する部分である。図4は、分
離部8の詳細ブロック図である。図4に示すように、分
離部8は、電源入力端8aに接続されたローパスフィル
タ80と、ローパスフィルタ80と並列に接続されたコ
ンデンサ81及びPLL(Phase-Locked Loop)回路8
2とを有している。そして、ローパスフィルタ80の出
力側は三分岐されており、それぞれの分岐路がPLL回
路82及び出力端8b,8cに接続されている。さら
に、出力端8b,8cは、図2に示すように、基本回路
部4と拡散符号発生部7とに接続されている。一方、図
4において、コンデンサ81に直列接続されているPL
L回路82の出力側は、出力端8dに接続され、この出
力端8dが、図2及び図3に示すように、拡散符号発生
部7に接続されている。これにより、ローパスフィルタ
80が電源入力端8aからの電源信号Sに重畳されてい
るクロック信号CLKを除去して、電源電圧PのみをP
LL回路82と基本回路部4と拡散符号発生部7とに供
給する。また、コンデンサ81は、入力した電源信号S
から電源電圧Pを除去して、クロック信号CLKをPL
L回路82に出力し、PLL回路82は、入力したクロ
ック信号CLKの位相を補償すると共に、内蔵した逓倍
回路により高周波のクロック信号に変換して、拡散符号
発生部7に供給する。
【0015】上記の如き拡散符号発生部7に電源信号S
を供給する電源部3は、図1に示すように、当該ユニッ
ト1−1だけでなく、他のユニット1−2,1−3にも
同一の電源信号Sを供給するものである。この電源部3
は、上記したように、電源電圧Pにクロック信号CLK
を重畳させた電源信号Sを電源オン時に供給するが、こ
れと同時にリセット信号Rもユニット1−1,〜,1−
3に供給する。リセット信号Rは、電源部3のオン時に
一時的に拡散符号発生部7に供給される信号である。具
体的には、このリセット信号Rは、拡散符号発生部7の
D−フリップ・フロップ回路71,〜,75の値を全て
ゼロにして拡散符号発生部7をリセットする。
【0016】ユニット1−2,1−3に付いても、ユニ
ット1−1と略同様の構成であるが、送信信号及び受信
信号の違いから、ユニット1−1とは次の点で異なるの
である。
【0017】図5は、ユニット1−2の詳細ブロック図
である。このユニット1−2は、送受信部5の乗算器5
1,52において、信号d3,d4をスペクトラム拡散
し、これらの多重信号D2を共通ライン2に出力する構
成になっている。このため拡散符号発生部7のタップT
3,T4が乗算器51,52にそれぞれ接続され、これ
ら乗算器51,52に拡散符号C3,C4が入力される
ようになっている。また、受信部6においては、乗算器
61,62の他にさらに乗算器63が追加され、共通ラ
イン2からの多重信号Dをスペクトラム逆拡散して、信
号d1,d2,d5に分離し、これらの信号を基本回路
部4に出力するような構成になっている。このため、拡
散符号発生部7のタップT1,T2,T5が乗算器6
1,62,63にそれぞれ接続され、これら乗算器6
1,62,63に拡散符号C1,C2,C5が入力され
るようになっている。
【0018】また、図6は、ユニット1−3の詳細ブロ
ック図である。このユニット1−3は、送受信部5の乗
算器51において信号d5をスペクトラム拡散し、一の
信号d5のみの多重信号D3を共通ライン2に出力する
構成である。このため、拡散符号発生部7のタップT5
が乗算器51に接続され、拡散符号C5が乗算器51に
入力されるようになっている。また、受信部6において
は、共通ライン2からの多重信号Dを乗算器61でスペ
クトラム逆拡散して、信号d1を分離し、信号d1を基
本回路部4に出力する構成になっている。このため、拡
散符号発生部7のタップT1が乗算器61に接続され、
拡散符号C1が乗算器61に入力されるようになってい
る。
【0019】次に、この実施形態のユニット間信号伝送
方式が示す動作について説明する。まず、図1におい
て、電源部3をオンにすると、電源信号Sとリセット信
号Rとがユニット1−1,〜,1−3に供給される。電
源信号Sは、各ユニット1−1(1−2,1−3)の分
離部8において、電源電圧Pとクロック信号CLKとに
分離され、クロック信号CLKが拡散符号発生部7に供
給される。これにより、拡散符号発生部7がクロック信
号CLKのタイミングで拡散符号C1,〜,C5を生成
する。一方、リセット信号Rは、直接拡散符号発生部7
に直接入力され、拡散符号発生部7のD−フリップ・フ
ロップ回路71,〜,75(図3参照)の値を全てゼロ
にする。通常の拡散符号発生部において、オールゼロの
入力は、拡散符号発生部7がオールゼロを維持して乱数
を発生させない。このため、オールゼロの入力は回避さ
れている。しかし、この実施形態の拡散符号発生部7に
おいては、図3に示すように、排他的OR回路76の出
力側にインバータ70を設けているため、「1」を含む
乱数が必ず発生し、拡散符号発生部7のタップT1,
〜,T5からは異なる拡散符号C1,〜,C5が生成さ
れる。したがって、この実施形態のユニット間信号伝送
方式では、電源部3をオンにすると同時に、クロック信
号CLKとリセット信号Rとが、ユニット1−1,〜,
1−3の各拡散符号発生部7に入力され、全ての拡散符
号発生部7が同時に立ち上がるので、全ての拡散符号発
生部7において同一の拡散符号C1,〜,C5が生成さ
れる。すなわち、ユニット1−1,〜,1−3の全ての
拡散符号発生部7が同期して作動する。
【0020】また、電源部3からの電源電圧Pによっ
て、ユニット1−1,〜,1−3の基本回路部4が作動
し、ユニット1−1,〜,1−3において信号の送信が
行われる。すなわち、ユニット1−1の基本回路部4か
ら送受信部5に出力された信号d1,d2は、図2に示
すように、送受信部5の乗算器51,52において、拡
散符号発生部7からの拡散符号C1,C2と乗算されて
スペクトラム拡散された後、多重信号D1として和算器
53から共通ライン2に出力される。この多重信号D1
は、ユニット1−2,1−3の各受信部6で受信され
る。図5に示すように、ユニット1−2の受信部6で受
信された多重信号D1は、乗算器61,62において、
拡散符号発生部7からの拡散符号C1,C2と乗算され
る。この結果、信号d1,d2が分離されて基本回路部
4に出力される。また、乗算器63に入力された多重信
号D1には、上記拡散符号C1,C2と異なる拡散符号
C5と乗算されるので、分離信号が乗算器63から出力
されることはない。一方、図6に示すように、ユニット
1−3の受信部6で受信された多重信号D1は、乗算器
61において、拡散符号発生部7からの拡散符号C1と
乗算される。この結果、信号d1が分離されて基本回路
部4に出力される。
【0021】図5に示すように、ユニット1−2の基本
回路部4から送受信部5に出力された信号d3,d4
は、乗算器51,52において、拡散符号発生部7から
の拡散符号C3,C4と乗算された後、多重信号D2と
して和算器53から共通ライン2に出力される。この多
重信号D2は、ユニット1−1,1−3の各受信部6で
受信される。図2に示すように、 ユニット1−1の受
信部6で受信された多重信号D2は、乗算器61,62
において、拡散符号発生部7からの拡散符号C3,C4
と乗算される。この結果、信号d3,d4が分離されて
基本回路部4に出力される。また、図6に示すように、
ユニット1−3の受信部6で受信された多重信号D2
は、乗算器61に入力されるものの、上記拡散符号C
3,C4とは異なる拡散符号C1が乗算されるので、分
離信号が乗算器61から出力されることはない。
【0022】さらに、ユニット1−3の基本回路部4か
ら送受信部5に出力された信号d5は、乗算器51にお
いて拡散符号発生部7からの拡散符号C5と乗算されて
スペクトラム拡散された後、一の拡散信号のみの多重信
号D3として共通ライン2に出力される。この多重信号
D3もユニット1−1,1−2の各受信部6で受信され
る。図2に示すように、ユニット1−1の受信部6で受
信された多重信号D3は、乗算器61,62において、
拡散符号C5と異なる拡散符号C3,C4と乗算される
ので、分離信号が乗算器61,62から出力されること
はない。一方、図5に示すように、ユニット1−2の受
信部6で受信された多重信号D3は、乗算器61,6
2,63に入力されるが、上記拡散符号C5と異なる拡
散符号C1,C2が乗算される乗算器61,62からは
分離信号が出力されることはない。しかし、乗算器63
においては、多重信号D3に拡散符号C5が乗算される
ので、信号d5が分離されて基本回路部4に出力され
る。
【0023】以上のように、ユニット1−1からの信号
d1,d2が一の共通ライン2によって伝送され、これ
らの信号がユニット1−2,1−3において確実に受信
される。ユニット1−2からの信号d3,d4も同様に
ユニット1−1において受信され、ユニット1−3から
の信号d5もユニット1−2において確実に受信され
る。
【0024】このように、この実施形態のユニット間信
号伝送方式によれば、CDMA方式によって一の共通ラ
イン2を介して信号の伝送を行うことができるので、配
線の簡略化と回路規模の縮小化とを図ることができる。
また、上記したように、同期回路を特設することなく、
ユニット1−1〜,1−3の全ての拡散符号発生部7が
同期して作動するので、更なる回路規模の縮小化を図る
ことができる。
【0025】なお、この発明は、上記実施形態に限定さ
れるものではなく、発明の要旨の範囲内において種々の
変形や変更が可能である。例えば、上記実施形態では、
3数のユニットで信号伝送する例を示したがユニット数
は、これに限るものでなく、任意である。また、上記実
施形態では、拡散符号発生部7としてPN系列発生器を
適用したが、このPN系列発生器に限定する意図でない
ことは勿論である。そして、この拡散符号発生部7のタ
ップ数は、ユニット間で送受信される信号の数によって
決定することができる。また、上記実施形態に適用した
PLL回路82では、内蔵した逓倍回路により高周波の
クロック信号に変換する構成としたが、分周回路を内蔵
したPLL回路を用いて、低周波のクロック信号を生成
する構成とすることもできる。また、上記実施形態にお
ける一の共通ライン2としては、銅線ケーブルだけでな
く、光ファイバケーブルも用いることができる。さら
に、共通ライン2には、有線によるものだけではなく、
電波や赤外線等の光波による無線伝送ラインも含む。
【0026】
【発明の効果】以上詳しく説明したように、この発明の
ユニット間信号伝送方式によれば、複数ユニット間の信
号伝送を一の共通ラインで行うことができるので、ユニ
ット間の配線を簡略化することができるという優れた効
果がある。また、各ユニットの送信部と受信部とが一の
拡散符号発生部を共用する構成であるので、各ユニット
の回路規模を小さくすることができる効果もある。さら
に、電源作動時に、同一リセット信号と同一クロック信
号がすべてのユニットの拡散符号発生部に供給されるの
で、各ユニットの拡散符号発生部が互いに同期して作動
する。この結果、送信側のユニットの拡散符号発生部と
受信側のユニットの拡散符号発生部とを同期させるため
の同期回路が不要となり、各ユニットの回路規模をさら
に縮小することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施形態に係るユニット間伝送方
式の構成を示すブロック図である。
【図2】第1のユニットの詳細ブロック図である。
【図3】拡散符号発生部の回路図である。
【図4】分離部の詳細ブロック図である。
【図5】第2のユニットの詳細ブロック図である。
【図6】第3のユニットの詳細ブロック図である。
【図7】従来技術に係る第1の方式を示すブロック図で
ある。
【図8】従来技術に係る第2の方式を示すブロック図で
ある。
【符号の説明】
1,1−1,〜,1−3…ユニット、 2…共通ライ
ン、 3…電源部3、 4…基本回路部、 5…送受信
部、 6…受信部、 7…拡散符号発生部、 8…分離
部、 51,52,61,62…乗算器、 53…和算
器、 70…インバータ、 71,〜,75…D−フリ
ップ フロップ回路、 76…排他的OR回路、 80
…ローパスフィルタ、 81…コンデンサ、 82…P
LL回路、C1,C2,C3,C4,C5…拡散符号、
CLK…クロック信号、 d1,d2,d3,d4,
d5…信号、 D,D1,D2,D3…多重信号、 R
…リセット信号、 P…電源電圧、 S…電源信号、
T1,T2…タップ。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基本回路部からのN数の信号をそれぞれ
    スペクトラム拡散した後多重化して送信する送信部と、
    受信した多重信号をスペクトラム逆拡散してM数の信号
    に分離し、各信号を上記基本回路部に入力する受信部
    と、少なくともN+M数のタップを有し、それぞれ異な
    る拡散符号をN数のタップから上記送信部に入力して上
    記N数の信号のスペクトラム拡散を可能にすると共にそ
    れぞれ異なる拡散符号をM数のタップから上記受信部に
    入力して上記M数の信号のスペクトラム逆拡散を可能に
    する一の拡散符号発生部とを具備する複数のユニットの
    間で一の共通ラインを介して信号伝送を行うユニット間
    信号伝送方式であって、 クロック信号が一定の電源電圧に重畳された同一の電源
    信号を上記複数のユニットに供給し、同一のリセット信
    号を作動開始時に上記複数のユニットの拡散符号発生部
    にそれぞれ供給する電源部と、 上記各ユニットに設けられ、上記電源部からの電源信号
    を入力して上記電源電圧とクロック信号とに分離し、当
    該電源電圧を少なくとも上記基本回路部と拡散符号発生
    部とに供給すると共に当該クロック信号を上記拡散符号
    発生部に入力する分離部とを具備することを特徴とする
    ユニット間信号伝送方式。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のユニット間信号伝送方
    式において、 上記送信部は、 送信すべきN数の信号と上記拡散符号発生部のN数のタ
    ップからの拡散符号とを各々乗算してスペクトラム拡散
    を行う乗算器と、 上記乗算器からのN数の拡散信号を和算して多重化する
    和算器とを有してなり、 上記受信部は、 受信した上記多重信号をそれぞれ入力し、当該多重信号
    と上記拡散符号発生部のM数のタップからの拡散符号と
    をそれぞれ乗算してスペクトラム逆拡散を行うM数の乗
    算器を有してなる、 ことを特徴とするユニット間信号伝送方式。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2に記載のユニッ
    ト間信号伝送方式において、 上記分離部は、 上記電源信号から上記クロック信号を除去するローパス
    フィルタと、 上記電源信号から上記電源電圧を除去するコンデンサ
    と、 上記コンデンサからのクロック信号を逓倍又は分周する
    ためのPLL回路とを有してなる、 ことを特徴とするユニット間信号伝送方式。
  4. 【請求項4】 請求項1ないし請求項3のいずれかに記
    載のユニット間信号伝送方式において、 上記拡散符号発生部は、帰還入力側にインバータを有す
    るPN系列発生器であり、 上記電源部は、拡散符号発生部をオールゼロにする上記
    リセット信号を拡散符号発生部に入力するものである、 ことを特徴とするユニット間信号伝送方式。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005210611A (ja) * 2004-01-26 2005-08-04 Seiko Epson Corp 情報伝送方式および電子機器

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