JP2003234677A - 同期検出回路 - Google Patents

同期検出回路

Info

Publication number
JP2003234677A
JP2003234677A JP2002032877A JP2002032877A JP2003234677A JP 2003234677 A JP2003234677 A JP 2003234677A JP 2002032877 A JP2002032877 A JP 2002032877A JP 2002032877 A JP2002032877 A JP 2002032877A JP 2003234677 A JP2003234677 A JP 2003234677A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
phase
correlation value
matched filter
detection circuit
synchronization
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2002032877A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4034571B2 (ja
Inventor
Toshiaki Matsumoto
敏昭 松本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP2002032877A priority Critical patent/JP4034571B2/ja
Priority to CNB031001610A priority patent/CN1248424C/zh
Priority to US10/335,938 priority patent/US7342953B2/en
Publication of JP2003234677A publication Critical patent/JP2003234677A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4034571B2 publication Critical patent/JP4034571B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04BTRANSMISSION
    • H04B1/00Details of transmission systems, not covered by a single one of groups H04B3/00 - H04B13/00; Details of transmission systems not characterised by the medium used for transmission
    • H04B1/69Spread spectrum techniques
    • H04B1/707Spread spectrum techniques using direct sequence modulation
    • H04B1/7073Synchronisation aspects
    • H04B1/7075Synchronisation aspects with code phase acquisition
    • H04B1/70757Synchronisation aspects with code phase acquisition with increased resolution, i.e. higher than half a chip
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04BTRANSMISSION
    • H04B1/00Details of transmission systems, not covered by a single one of groups H04B3/00 - H04B13/00; Details of transmission systems not characterised by the medium used for transmission
    • H04B1/69Spread spectrum techniques
    • H04B1/707Spread spectrum techniques using direct sequence modulation
    • H04B1/709Correlator structure
    • H04B1/7093Matched filter type

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Synchronisation In Digital Transmission Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】CDMA方式のスペクトラム拡散通信における
同期検出回路で、オーバーサンプリング方式のマッチド
フィルタと同等の相関精度を得ながら、マッチドフィル
タの回路規模を削減する。 【解決手段】符号拡散された信号101を1チップ周期
のサンプリングクロックでサンプリングしたデータと拡
散符号との相関値を出力するマッチドフィルタ105
と、1チップ周期の基本クロックから符号拡散された信
号の周期ごとに1チップ周期の整数分の1位相だけ順次
位相遅れが増加するように前記サンプリングクロックを
生成するサンプリングクロック生成部102と、前記相
関値が最大になるタイミングを判定して同期検出を行う
同期判定部107と、を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、符号分割多元接続
(CDMA)方式を用いたスペクトラム拡散通信に係
り、特に、受信信号の同期捕捉を行うための同期検出回
路に関する。
【0002】
【従来の技術】無線通信において、送信情報を変調し搬
送波に重畳したときに、その占有帯域幅が元の送信情報
の帯域幅に対して数十倍以上になる広帯域変調を総称し
てスペクトラム拡散通信と呼ぶ。スペクトラム拡散通信
では周波数を広帯域に拡散する拡散変調を行うために拡
散符号系列を用いる。送信側が拡散変調に使用したもの
と同一の拡散符号を用いて受信側で逆拡散を行うことに
より、受信側が元の送信情報を取り出すことができる。
【0003】拡散変調により送信データは周波数帯域が
広がった電力密度の低い信号になる。これを逆拡散する
ことにより元の送信データは密度の高い信号として復元
されるが、通信路で重畳した狭帯域の干渉波は逆拡散に
より広帯域の電力密度の低い信号になる。このように、
スペクトラム拡散通信の利点として、干渉が小さい、マ
ルチパスに強い、秘話性が高いなどが挙げられる。
【0004】スペクトラム拡散通信における直接拡散方
式では、送信側で送信データに対してそれより高い周波
数の拡散コードを乗算して拡散変調を施し、受信側で受
信信号に対して同じ拡散コードを乗算して逆拡散を行い
元の送信データを取り出す。送信側と受信側の拡散コー
ドが異なると逆拡散結果は電力密度の低い雑音信号とな
るため、送信側がそれぞれ異なる拡散コードを使用する
ことにより、多数のチャネルの信号を同じ周波数を使っ
て同時に送ることができる。このような接続方式を符号
分割多元接続(CDMA)という。
【0005】図4はスペクトラム拡散通信における直接
拡散方式の概念を示す図である。送信側では、デジタル
データ401に対して乗算器403において拡散コード
402を乗算することで拡散変調が行われる。受信側で
は、受信信号に対して402と同じ拡散コード412を
乗算器413において乗算することにより逆拡散が行わ
れ、元のデジタルデータ401がデジタルデータ411
に復元される。
【0006】図5は図4における拡散変調と逆拡散の原
理を概念的に説明する図である。拡散符号系列は1と0
がランダムに出現する符号であり、これに対応して拡散
コード波形は±1がランダムに出現する波形502を用
いる。例えば、図5に示したように、2ビットの送信デ
ータ501に対して、それよりも高い周波数の拡散コー
ド502で拡散変調を行うと、拡散コード502と同じ
周波数の送信信号503が得られる。これを受信信号5
13として受信し、送信時と同じ拡散コード波形512
を乗算することで、もとのデータと同じ受信データ51
1が得られる。
【0007】このように、送信側で、ある拡散コードを
ある時間タイミングで送信データに掛け合わせて拡散信
号を生成したときに、その拡散信号に対して受信側で、
送信時と同じ拡散コードを同じタイミングで掛け合わせ
ると元の送信データを取り出すことができる。それに
は、送信側で使用している拡散コードとそのタイミング
を受信側が知る必要がある。そのために、送信側は同期
用に特定のチャネルで拡散コードを繰り返し送信してい
る。この拡散コードとそのタイミングを見つけ出すため
に用いられる回路がマッチドフィルタである。
【0008】図6はマッチドフィルタの構成を説明する
図である。図6(a)は受信信号をサンプリングクロッ
クでサンプリングして受信データ(サンプリング値)を
得る様子を示し、図6(b)はマッチドフィルタの構成
を示すブロック図である。マッチドフィルタは複数のタ
ップ(フリップフロップ)611〜614が直列に接続
されてシフトレジスタを構成するタップ部と、乗算部6
21〜624と、加算部631〜633からなる。ここ
では、マッチドフィルタの4タップの構成を示している
が、例えば、拡散コードが256チップであれば、マッ
チドフィルタの構成は256タップとなる。ここで、チ
ップとは拡散コードの1単位情報を指し、送受信データ
のビットと区別するためにチップと呼ばれる。
【0009】このように構成されたマッチドフィルタに
おいて、受信データ601を1サンプルずつシフトさせ
ながらタップ部に入力する。乗算部621〜624で各
タップの出力とコード発生器で生成した拡散コードとの
乗算を行い、その乗算結果を加算部631〜633で加
算して相関値出力602を得る。この相関値出力602
が最大になったときが受信データと拡散コードのタイミ
ングが最も合ったときで、同期が捕捉できた状態とな
る。
【0010】図7はこの同期獲得の原理を説明する図で
ある。図7(a)は受信データに対して拡散コードとタ
イミングがともに一致した場合で、相関値が最大にな
る。図7(b)は受信データに対して拡散コードが異な
る場合で、相関値が低くなる。図7(c)は受信データ
に対して拡散コードが一致していてもタイミングが一致
していない場合で、やはり相関値が低くなる。図7
(d)は受信データに対して拡散コードとタイミングが
ともに一致した場合であるが、受信データにノイズが重
畳した場合で、相関値は(a)の場合に比べて低くな
る。
【0011】通信路においては何等かのノイズの影響は
避けられないため、一般には相関値は(d)のようにな
る。そのため、図6に示したような構成のマッチドフィ
ルタでは大きな相関結果が得られない可能性がある。そ
の対策として平均化処理がある。これは、拡散変調では
送信データに対して一定のサイクルで同じ拡散コードを
掛け合わせていることから、数サイクル分の相関値を算
出し、それらを加算する(平均化する)ことで、より信
頼性の高い相関結果を得るものである。
【0012】実際の受信信号のデジタル処理において、
タイミングが不明なまま拡散コードのチップレートでサ
ンプリングしたのでは、十分な処理精度が期待できな
い。その対策として、通常はチップレートの数倍高速な
サンプリングレートで受信信号をサンプリングし、1チ
ップ区間について複数のサンプリング結果を得て相関値
を算出するオーバーサンプリングという手法が用いられ
る。
【0013】図8は受信信号のオーバーサンプリングを
説明する図である。図8(a)に示すサンプリングレー
トが拡散コードのチップレートに等しい場合に対して、
図8(b)ではサンプリングレートが拡散コードのチッ
プレートの2倍である2倍オーバーサンプリングを行っ
て、受信データとして拡散コードのチップ数の2倍のサ
ンプリング値を得る様子を示している。
【0014】図9は2倍オーバーサンプリング時のマッ
チドフィルタの構成を説明する図である。マッチドフィ
ルタは複数のタップ911〜918が直列に接続されて
シフトレジスタを構成するタップ部と、乗算部921〜
928と、加算部931〜937からなる。ここでは、
マッチドフィルタの8タップの構成を示しているが、例
えば、2倍オーバーサンプリングにおいて拡散コードが
256チップであれば、マッチドフィルタの構成は51
2タップとなる。
【0015】このように構成されたマッチドフィルタに
おいて、オーバーサンプリングした受信データ901を
1サンプルずつシフトさせながらタップ部に入力する。
タップ911と912の出力は最後に入力した1チップ
区間の2つのサンプリング値であり、タップ913と9
14の出力はその前に入力した1チップ区間の2つのサ
ンプリング値である。このようにして、タップ部には1
チップ区間ごとに2箇所でサンプリングされた2つのサ
ンプリング値が並んでいることになる。
【0016】乗算部921〜928では、この2位相の
サンプリング値とコード発生器で作成した拡散コードと
のチップごとの乗算を行う。その乗算結果を加算部93
1〜937で加算することにより、2倍オーバーサンプ
リングされた受信データが平均化された相関値出力90
2が得られる。この相関値出力902が最大になったと
きが受信データと拡散コードのタイミングが最も合った
ときで、同期が捕捉できた状態となる。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】以上説明したように、
オーバーサンプリング方式のマッチドフィルタにより、
チップレートでサンプリングする場合に比べて相関精度
が向上する効果が得られるが、2倍のオーバーサンプリ
ングにすることでマッチドフィルタを構成するタップお
よび乗算器の数が2倍に、加算器の数が2倍程度に増え
ていることがわかる。
【0018】k倍のオーバーサンプリング方式のマッチ
ドフィルタでは、拡散コードのチップ数をmとすると
(積記号を省略し)、タップ数はmk個、乗算器数はm
k個、加算器数はmk−1個とになるため、非オーバー
サンプリング方式のマッチドフィルタに比べて約k倍の
回路規模が必要になる。
【0019】このようなオーバーサンプリング方式のマ
ッチドフィルタについて、第1の問題点として、サンプ
リングクロックの周波数が高くなり、単位時間当たりに
タップ間をシフトするデータ量が増えるため、消費電力
が増加すること、第2の問題点として、タップ、乗算
器、加算器の数がオーバーサンプリングの倍数に比例し
て増えるため、LSIの面積が顕著に増大することが挙
げられる。
【0020】第1の問題点を解決する技術として、特開
2000−269855公報に開示されているマッチド
フィルタの技術がある。これは、k倍のオーバーサンプ
リングがされた受信データに対して、図6(b)に示し
たような非オーバーサンプリング方式のマッチドフィル
タをk個並列に設け、オーバーサンプリングを行う代わ
りに、n番目のマッチドフィルタに与える動作クロック
は、基準のクロックに対して位相をクロック周期のn/
kだけ遅延させたクロックとするものである。
【0021】この技術によれば、マッチドフィルタの動
作クロックを高速にする必要がないので、それによる消
費電力の低減が期待できるが、k倍のオーバーサンプリ
ング方式のマッチドフィルタに比べて回路規模が減少す
る訳ではないので、非オーバーサンプリング方式のマッ
チドフィルタに比べると消費電力はk倍となる。
【0022】また、この技術では第2の問題点は解決さ
れていない。CDMA方式の携帯電話に搭載されるLS
Iチップにおいて、マッチドフィルタはチップ面積の極
めて大きな部分を占めるため、大きなコスト要因となっ
ている。LSIチップ面積を縮小することができれば、
それによる消費電力の低減も期待できるため、顕著にコ
スト低減に寄与することができる。
【0023】本発明は上記従来の問題点を解決するもの
で、拡散データが周期的に同じコードを繰り返している
ことに着目し、拡散コードのチップレートと同じサンプ
リングレートでサンプリングされた受信データに対し
て、オーバーサンプリング方式のマッチドフィルタと同
等の相関精度を得ながら、マッチドフィルタの回路規模
を大幅に削減することが可能な同期検出回路を提供する
ことを目的とする。
【0024】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
に、本発明の請求項1に係る同期検出回路は、符号拡散
された信号を1チップ周期のサンプリングクロックでサ
ンプリングしたデータと拡散符号との相関値を出力する
マッチドフィルタ(マッチドフィルタ105)と、1チ
ップ周期の基本クロックから所定の位相周期ごとに順次
位相を変えて前記サンプリングクロックを生成するサン
プリングクロック生成部(サンプリングクロック生成部
102)と、前記相関値が最大になるタイミングを判定
して同期検出を行う同期判定部(同期判定部107)と
を具備する。
【0025】請求項1記載の同期検出回路によれば、所
定の位相周期ごとに順次位相が変化するサンプリングク
ロックで拡散データをサンプリングすることにより、非
オーバーサンプリング方式のマッチドフィルタを使用す
るだけで各位相ごとの相関値が得られるため、回路規模
は非オーバーサンプリング方式の同期検出回路と同程度
に抑えながら、位相数倍のオーバーサンプリング方式に
よる相関値と同等の相関精度を得ることができる。
【0026】本発明の請求項2に係る同期検出回路は、
請求項1記載の同期検出回路において、前記サンプリン
グクロックは、前記所定の位相周期ごとに1チップ周期
の整数分の1位相だけ順次位相遅れが増加するものであ
る。
【0027】請求項2記載の同期検出回路によれば、位
相周期ごとに基本クロックから1チップ周期の整数分の
1位相だけ順次位相遅れが増加するサンプリングクロッ
クが得られるので、位相周期ごとにサンプリングされた
データは、オーバーサンプリング方式において各位相位
置でサンプリングされたデータと等しくなるため、各位
相周期の相関値を積算することによりオーバーサンプリ
ング方式の相関値と等しい値が得られる。
【0028】本発明の請求項3に係る同期検出回路は、
請求項1または2記載の同期検出回路において、前記位
相周期は、符号拡散された信号の周期に等しくなるよう
に設定されるものである。
【0029】請求項3記載の同期検出回路によれば、位
相周期を符号拡散された信号の周期に等しくすることに
より、繰り返し送信される拡散符号の周期ごとにサンプ
リングクロックの位相を変えた相関値を得ることができ
る。
【0030】本発明の請求項4に係る同期検出回路は、
請求項1から3のうちいずれか1項記載の同期検出回路
において、前記同期判定部は、前記位相周期ごとの相関
値を用いて相関値が最大になるタイミングを判定するも
のである。
【0031】請求項4記載の同期検出回路によれば、位
相周期ごとの個々の相関値を用いて相関値が最大になる
タイミングを判定することにより、適切な判定方法を用
いれば、より短時間に同期検出を判定することが可能に
なる。
【0032】本発明の請求項5に係る同期検出回路は、
請求項1から3のうちいずれか1項記載の同期検出回路
において、前記同期判定部は、前記位相周期ごとの相関
値の積算値を用いて相関値が最大になるタイミングを判
定するものである。
【0033】請求項5記載の同期検出回路によれば、位
相周期ごとの相関値の積算値を用いて相関値が最大にな
るタイミングを判定することにより、オーバーサンプリ
ング方式と同等の同期検出の判定を行うことができる。
【0034】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。図1は本発明の一実施の形
態に係る同期検出回路の構成を示すブロック図である。
図1において、101は受信信号、102はサンプリン
グクロック生成部、103は受信信号をサンプリングす
るサンプリング部、105はマッチドフィルタ、106
は相関値出力、107は相関値が最大になるタイミング
を判定する同期判定部である。
【0035】マッチドフィルタ105は、図6(b)に
示したような非オーバーサンプリング方式のマッチドフ
ィルタであり、複数のタップ111〜113が直列に接
続されてシフトレジスタを構成するタップ部と、タップ
部の出力と拡散コードとをチップごとに乗算する乗算部
121〜124と、乗算部の出力を積算する加算部13
1〜133からなる。
【0036】サンプリングクロック生成部102は、基
本クロック141と、基本クロックを分配するスイッチ
部142と、1/k位相遅延器143から(k−1)/
k位相遅延器144までのk−1個の位相遅延器と、O
R回路145からなる。k−1個の位相遅延器は、分配
された基本クロックを各位相遅延器で順に1/k位相ず
つ遅延時間を増加させて遅延させることにより、1/k
位相から(k−1)/k位相までの位相差を持ったクロ
ック、サンプリングクロック2(152)からサンプリ
ングクロックk(153)までを生成し、サンプリング
クロック1(151)と併せてサンプリング部103に
供給する。ここで、スイッチ部142は拡散データの繰
り返し周期で分配先を切り換えるようにする。
【0037】受信信号101はサンプリング部103で
サンプリングされて、受信データとしてマッチドフィル
タ105のタップ部に供給される。マッチドフィルタ1
05では、乗算部121〜124で各タップの出力とコ
ード発生器で生成した拡散コードとの乗算を行い、その
乗算結果を加算部131〜133で加算して相関値出力
106を得る。得られた相関値は同期判定部107でメ
モリ等に記憶され、あるいは積算され、相関値が最大に
なるタイミングが所定の判定方法に従って判定される。
【0038】図2は、本実施の形態のマッチドフィルタ
において、オーバーサンプリングを行わないにも拘ら
ず、k倍のオーバーサンプリング方式の各位相のサンプ
リング値が得られる様子を説明する図である。従来のオ
ーバーサンプリングなしの場合は、各周期で同じ位相の
サンプリング値201〜209が得られる。これに対し
て、本実施の形態のマッチドフィルタでは、受信信号の
1周期目、2周期目、k周期目において、それぞれの周
期のサンプリングクロックであるサンプリングクロック
1、サンプリングクロック2、サンプリングクロックk
によりサンプリング値211〜219が得られる。
【0039】図3は、従来のオーバーサンプリングな
し、k倍のオーバーサンプリング方式、本発明によるサ
ンプリング方式を対比させて、サンプリング値を得るタ
イミングを詳しく示した図である。このように、オーバ
ーサンプリングを実施しないにもかかわらず、拡散デー
タの繰り返し周期ごとに、クロック周期の1/kずつ位
相を遅延させた各位相のサンプリング値が基本クロック
レートで得られる。
【0040】このようにして、拡散データの繰り返し周
期ごとにサンプリング値と拡散コードとの相関値出力が
得られる。この各位相における相関値出力を全位相にわ
たって積算した値はオーバーサンプリング方式のマッチ
ドフィルタの相関値出力に等しい。本実施の形態では、
各位相ごとの相関値出力が個々に得られる点で、オーバ
ーサンプリング方式のマッチドフィルタよりも有利であ
ることが分かる。
【0041】また、この各位相ごとの相関値出力は、特
開2000−269855公報によるマッチドフィルタ
において、k個並列に設けた各マッチドフィルタの相関
値出力と一致する。このように、本実施の形態よれば、
オーバーサンプリング方式のマッチドフィルタと同等以
上の相関精度を得ながら、マッチドフィルタの回路規模
を大幅に削減することができる。
【0042】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
非オーバーサンプリング方式のマッチドフィルタを用い
ても、順次位相が変化するサンプリングクロックでサン
プリングしたデータと拡散コードとの相関値を位相周期
ごとに得ることにより、回路規模は非オーバーサンプリ
ング方式の同期検出回路と同程度に抑えながら、位相数
倍のオーバーサンプリング方式による相関値と同等の相
関精度を得ることができる。
【0043】その結果、オーバーサンプリング方式の問
題点であった、サンプリングクロックの周波数が高くな
るために消費電力が増加すること、および、回路規模が
オーバーサンプリングの倍数に比例して増えるためにL
SIの面積が顕著に増大することが解決され、これを処
理するLSIチップのコストを大幅に低減することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係る同期検出回路の構
成を示すブロック図である。
【図2】本発明の一実施の形態に係る同期検出回路にお
いて、オーバーサンプリング方式と同等のサンプリング
値が得られる様子を説明する図である。
【図3】各方式を対比させてサンプリング値を得るタイ
ミングを説明する図である。
【図4】スペクトラム拡散通信における直接拡散方式の
概念を示す図である。
【図5】拡散変調と逆拡散の原理を概念的に説明する図
である。
【図6】マッチドフィルタの構成を説明する図である。
【図7】同期獲得の原理を説明する図である。
【図8】受信信号のオーバーサンプリングを説明する図
である。
【図9】オーバーサンプリング方式のマッチドフィルタ
の構成を説明する図である。
【符号の説明】
101 受信信号 102 サンプリングクロック生成部 103 サンプリング部 105 マッチドフィルタ 106 相関値出力 107 同期判定部 111〜113 タップ 121〜124 乗算部 131〜133 加算部 141 基本クロック 142 スイッチ部 143 1/k位相遅延器 144 (k−1)/k位相遅延器 145 OR回路 151〜153 サンプリングクロック 201〜209 オーバーサンプリングなしのサンプリ
ング値 211〜219 本発明の一実施の形態によるサンプリ
ング値 401、411 デジタルデータ 403、413 乗算器 402、412 拡散コード 501 送信データ 502、512 拡散コード波形 503 送信信号 513 受信信号 511、601、901 受信データ 602、902 相関値出力 611〜614、911〜918 タップ 621〜624、921〜928 乗算部 631〜633、931〜937 加算部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 符号拡散された信号を1チップ周期のサ
    ンプリングクロックでサンプリングしたデータと拡散符
    号との相関値を出力するマッチドフィルタと、 1チップ周期の基本クロックから所定の位相周期ごとに
    順次位相を変えて前記サンプリングクロックを生成する
    サンプリングクロック生成部と、 前記相関値が最大になるタイミングを判定して同期検出
    を行う同期判定部と、を具備することを特徴とする同期
    検出回路。
  2. 【請求項2】 前記サンプリングクロックは、前記所定
    の位相周期ごとに1チップ周期の整数分の1位相だけ順
    次位相遅れが増加することを特徴とする請求項1記載の
    同期検出回路。
  3. 【請求項3】 前記位相周期は、符号拡散された信号の
    周期に等しくなるように設定されることを特徴とする請
    求項1または2記載の同期検出回路。
  4. 【請求項4】 前記同期判定部は、前記位相周期ごとの
    相関値を用いて相関値が最大になるタイミングを判定す
    ることを特徴とする請求項1から3のうちいずれか1項
    記載の同期検出回路。
  5. 【請求項5】 前記同期判定部は、前記位相周期ごとの
    相関値の積算値を用いて相関値が最大になるタイミング
    を判定することを特徴とする請求項1から3のうちいず
    れか1項記載の同期検出回路。
JP2002032877A 2002-02-08 2002-02-08 同期検出回路 Expired - Fee Related JP4034571B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002032877A JP4034571B2 (ja) 2002-02-08 2002-02-08 同期検出回路
CNB031001610A CN1248424C (zh) 2002-02-08 2003-01-03 同步检测电路
US10/335,938 US7342953B2 (en) 2002-02-08 2003-01-03 Synchronization detection circuit

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002032877A JP4034571B2 (ja) 2002-02-08 2002-02-08 同期検出回路

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2003234677A true JP2003234677A (ja) 2003-08-22
JP4034571B2 JP4034571B2 (ja) 2008-01-16

Family

ID=27654837

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002032877A Expired - Fee Related JP4034571B2 (ja) 2002-02-08 2002-02-08 同期検出回路

Country Status (3)

Country Link
US (1) US7342953B2 (ja)
JP (1) JP4034571B2 (ja)
CN (1) CN1248424C (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN100401660C (zh) * 2005-11-29 2008-07-09 中兴通讯股份有限公司 一种用户终端随机接入的检测方法
JP2010040092A (ja) * 2008-08-04 2010-02-18 Nec Electronics Corp 半導体集積回路
US20130028296A1 (en) * 2011-07-27 2013-01-31 Khandekar Aamod D Chip x2 correlation hypotheses using chip x1 samples
KR101620293B1 (ko) * 2015-01-09 2016-05-23 주식회사 이노와이어리스 대역확산 시스템에서 타이밍옵셋 보상 장치 및 방법

Family Cites Families (17)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01319341A (ja) 1988-06-21 1989-12-25 Mitsubishi Electric Corp Pn符号捕捉回路
JPH05175938A (ja) 1991-12-20 1993-07-13 Clarion Co Ltd スペクトラム拡散受信装置
EP0668663B1 (en) 1993-09-06 2000-02-16 Ntt Mobile Communications Network Inc. Sliding correlation detector
US5508708A (en) * 1995-05-08 1996-04-16 Motorola, Inc. Method and apparatus for location finding in a CDMA system
JP2926651B2 (ja) * 1995-11-02 1999-07-28 株式会社鷹山 マッチドフィルタ回路
JP2800796B2 (ja) * 1996-08-12 1998-09-21 日本電気株式会社 Cdma同期捕捉回路
JP3884115B2 (ja) 1996-12-10 2007-02-21 三菱電機株式会社 デジタルマッチドフィルタ
JPH10257018A (ja) 1997-03-07 1998-09-25 Sharp Corp 同期回路
JP3072833B2 (ja) * 1997-05-23 2000-08-07 日本電気株式会社 ディジタルpll回路
JPH11191746A (ja) 1997-12-25 1999-07-13 Sharp Corp スペクトル拡散通信装置の同期回路
JPH11196431A (ja) * 1997-12-26 1999-07-21 Fujitsu General Ltd 2重ループpll回路及びこのpll回路を用いた色復調回路
JPH11261442A (ja) 1998-03-06 1999-09-24 Casio Comput Co Ltd マッチトフィルタ回路
JP2000174661A (ja) 1998-12-04 2000-06-23 Kokusai Electric Co Ltd 相関方法及びマッチドフィルタ及び携帯端末
JP2000252870A (ja) 1999-03-01 2000-09-14 Toshiba Corp スペクトル拡散信号の符号同期捕捉回路
JP2000269855A (ja) 1999-03-15 2000-09-29 Kokusai Electric Co Ltd マッチドフィルタ
JP2000307479A (ja) 1999-04-21 2000-11-02 Kokusai Electric Co Ltd マッチドフィルタ及びcdma受信機
US7209848B2 (en) * 2004-10-25 2007-04-24 Broadcom Corporation Pulse stretching architecture for phase alignment for high speed data acquisition

Also Published As

Publication number Publication date
US7342953B2 (en) 2008-03-11
CN1437323A (zh) 2003-08-20
JP4034571B2 (ja) 2008-01-16
CN1248424C (zh) 2006-03-29
US20030152138A1 (en) 2003-08-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CA2263676C (en) Symbol-matched filter having a low silicon and power requirement
KR100315197B1 (ko) 확산스펙트럼수신기
EP1082819B1 (en) Combining sub-chip resolution samples in fingers of a spread-spectrum rake receiver
US5974038A (en) Receiver for code division multiple access communication system
US7505511B2 (en) Matched filter and spread spectrum receiver
KR20010102972A (ko) 순차적-포착, 다-대역, 다-채널, 정합 필터
US6882682B1 (en) Fixed pattern detection apparatus
JPH08191260A (ja) 高速周波数ホッピングスペクトル拡散受信機と相関器
JPH0799487A (ja) スペクトラム拡散通信装置および無線通信装置
KR100361408B1 (ko) Cdma 통신을 위한 동기포착회로
US6487193B1 (en) Path searched device and CDMA receiver with the same
US20080288570A1 (en) Correlation device
KR100822590B1 (ko) 수신 장치, 수신 방법 및 반도체 장치
JP4034571B2 (ja) 同期検出回路
JPH07107007A (ja) 拡散符号生成方式
JP2914312B2 (ja) 同期捕捉回路
US20020061057A1 (en) Digital filter
JP2000209124A (ja) スペクトラム拡散通信用相関回路
JP2000091950A (ja) 移動通信装置及び移動通信方法
JP2802058B2 (ja) Cdma移動体通信システムおよび送受信装置
US6400757B1 (en) Symbol-matched filter having a low silicon and power management
JPH1117651A (ja) 相関器
USRE40716E1 (en) CDMA receiver with parallel interference suppression and optimized synchronization
KR101214990B1 (ko) 코드 분할 다중 시스템에서의 레이크 수신기 및 그에 따른수신 방법
JP2002141830A (ja) マッチトフィルタ

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050207

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20060324

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20070219

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070418

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070601

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20070926

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20071025

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101102

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20071114

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20071121

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20071128

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20071205

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20071212

A072 Dismissal of procedure [no reply to invitation to correct request for examination]

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A072

Effective date: 20080227

A072 Dismissal of procedure [no reply to invitation to correct request for examination]

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A072

Effective date: 20080319

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111102

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121102

Year of fee payment: 5

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees